JP2014131470A - Srm制御方法及びこのような方法を用いる装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】角度及び電流を同時に制御することで、低速でトルクリップルを低減し、高速でトルクを一定に制御し、指令速度に対して迅速に応答することができるとともに、SRMの速度及びトルクをより精密に制御することができるSRM制御方法及びこのような方法を用いる装置を提供する。
【解決手段】本発明のSRMの駆動制御装置は、SRMの負荷変動を検知する負荷検知部と、前記SRMの負荷変動に応じて前記SRMのドエル角(dwell angle)及びPWMデューティ比(pulse width modulation duty ratio)の両方を制御する制御部840と、を含むものである。
【選択図】図8
【解決手段】本発明のSRMの駆動制御装置は、SRMの負荷変動を検知する負荷検知部と、前記SRMの負荷変動に応じて前記SRMのドエル角(dwell angle)及びPWMデューティ比(pulse width modulation duty ratio)の両方を制御する制御部840と、を含むものである。
【選択図】図8
Description
本発明は、SRM制御方法及びこのような方法を用いる装置に関する。
スイッチドリラクタンスモータは、約150年を超える古いモータ設計形態の一つである。このような伝統的な形態のリラクタンスモータが電力用半導体の開発とともに可変ドライブの条件を満たすためにスイッチドリラクタンスモータとして知られるようになった。
「Switched Reluctance」という名称は、S.A.Nasarによって名づけられ、この名称は、SRMの二つの主な特徴を説明している。第一に「Switched」とは、モータが常に連続してスイッチングモードで動作しなければならないということを意味し、これは新しい形態の電力用半導体の開発及び発達に伴いこれを適用した以降に用いられた用語である。第二に「Reluctance」とは、回転子と固定子がリラクタンス磁気回路(magnetic circuits)を可変させることで動作する二重突極型構造を意味する。
Nasra、French、Koch、Lawrensonなどの学者らは、1960年代の構造的に類似したStepping Motorと異なり、電力用半導体を用いた連続モード制御を考案するようになった。その当時、唯一電力用サイリスタ半導体が相対的に高い電圧及び電流を制御する性能を有したため、これをスイッチドリラクタンスモータを制御するために適用した。現代には、電力用トランジスタ、GTO、IGBT及び電力用MOSFETなどが開発されてSRM制御のための定格電力の範囲内で多様に利用することができるようになった。
SRMは、構造面において非常に簡単である。SRMは、永久磁石やブラシ、そして整流子を含まない。このSRMにおいて、固定子は突極を含み、鋼鉄が積層された構造を有しており、直列に連結されたコイルが巻かれた巻線がそれぞれの相(phase)に独立して連結され、固定子極を包む。回転子は巻線を有せず、鋼鉄の積層構造となっており、固定子と同様に突極型構造となっている。従って、固定子と回転子の両方が突極型構造を有するため、二重突極型(double salient)構造と認められる。このようなシンプルな構造は、信頼性を向上し、生産コストを低減するため、可変速ドライブの代案としてその可能性が大きいと認められる。
特許文献1には、スイッチドリラクタンスモータの回転子の位置検出方法に関する。具体的には、SRMの回転子の位置をエンコーダのような付加の位置センサを付着することなく測定する方式について開示している。
本発明の一つの目的は、負荷変動に応じてSRMの駆動を制御する方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、負荷変動に応じてSRMの駆動を制御する駆動制御装置を提供することにある。
本発明の実施例によるSRM(switched reluctance motor)の駆動制御装置は、前記SRMの負荷変動を検知する負荷検知部と、前記SRMの負荷変動に応じて前記SRMのドエル角(dwell angle)及びPWMデューティ比(pulse width modulation duty ratio)の両方を制御する制御部と、を含むものである。
前記SRMの負荷変動は、前記SRMのrpm(revolution per minute)変化であることができる。
前記制御部は、前記SRMのrpmを増加させる場合に前記SRMのドエル角及びPWMデューティ比を所定の割合で増加させるように具現されることができる。
前記制御部は、前記SRMのrpmを減少させる場合に前記SRMのドエル角及びPWMデューティ比を所定の割合で減少させるように具現されることができる。
前記負荷検知部は、前記SRMのrpm変動が特定の臨界値を超えるか否かを判断するように具現され、前記制御部は、前記rpm変動が前記特定の臨界値を超える場合に前記rpmの変動に応じて前記SRMのドエル角及びPWMデューティ比の両方を所定の割合で増加又は減少させるように具現されることができる。
また、本発明の実施例によるSRM(switched reluctance motor)の駆動制御方法は、前記SRMの負荷変動を検知する段階と、前記SRMの負荷変動に応じて前記SRMのドエル角(dwell angle)及びPWMデューティ比(pulse width modulation duty ratio)の両方を制御する段階と、を含むものである。
前記SRMの負荷変動を検知する段階は、前記SRMのrpm(revolution per minute)変化を検知する段階を含むことができる。
前記負荷変動に応じて前記SRMのドエル角及びPWMデューティ比の両方を制御する段階は、前記SRMのrpmを増加させる場合に前記SRMのドエル角及びPWMデューティ比を所定の割合で増加させる段階を含むことができる。
前記負荷変動に応じて前記SRMのドエル角及びPWMデューティ比の両方を制御する段階は、前記SRMのrpmを減少させる場合に前記SRMのドエル角及びPWMデューティ比を所定の割合で減少させる段階を含むことができる。
前記負荷変動に応じて前記SRMのドエル角(dwell angle)及びPWMデューティ比(pulse width modulation duty ratio)の両方を制御する段階は、前記SRMのrpm変動が特定の臨界値を超えるか否かを判断する段階と、前記rpm変動が前記特定の臨界値を超える場合に前記rpmの変動に応じて前記SRMのドエル角及びPWMデューティ比の両方を所定の割合で増加又は減少させる段階と、を含むことができる。
本発明の実施例によるSRM制御方法及びこのような方法を用いる装置によると、SRMの負荷変動を検知し、SRMの負荷変動に応じてSRMのドエル角(dwell angle)及びPWMデューティ比(pulse width modulation duty ratio)の両方を制御することができる。従って、角度及び電流を同時に制御することで、低速でトルクリップルを低減し、高速でトルクを一定に制御し、指令速度に対して迅速に応答することができる。また、SRMの速度及びトルクをより精密に制御することができる。
本発明の目的、特定の長所及び新規の特徴は、添付図面に係る以下の詳細な説明及び好ましい実施例によってさらに明らかになるであろう。本明細書において、各図面の構成要素に参照番号を付け加えるに際し、同一の構成要素に限っては、たとえ異なる図面に示されても、できるだけ同一の番号を付けるようにしていることに留意しなければならない。また、「一面」、「他面」、「第1」、「第2」などの用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別するために用いられるものであり、構成要素が前記用語によって限定されるものではない。以下、本発明を説明するにあたり、本発明の要旨を不明瞭にする可能性がある係る公知技術についての詳細な説明は省略する。
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例によるSRMの構造を示す概念図である。
図1では、固定子(stator)100と回転子(rotor)120の極数が8/6であり、二重突極構造を有するSRMを開示する。固定子100と回転子120の材料としては、透磁率の高い鉄を用いることができ、成層によって積層が可能な構造を有することができる。巻線は固定子に巻かれている。
スイッチドリラクタンスモータの駆動特性について簡単に説明すると、SRMの固定子極が励磁された時にそれに対応する回転子120は、磁気回路のリラクタンスが最小になるように励磁された固定子100に誘導される。そのため、回転子120が対応する固定子100に近付いた時に連続して次の固定子100の巻線を励磁することで所定のトルクを得ることができる。
即ち、固定子100の相に電流が流れると、回転子120を最大のインダクタンス値を有する位置になるまで、インダクタンスが増加する方向に回転させようとするトルクが発生する。万が一、鉄心に磁化成分が残っていなかった場合には、電流の方向はトルクの極性と無関係になり、トルクは常に回転子が自分に最も近い整列位置に移動しようとする方向に発生する。
インダクタンスの一周期の間に電流が継続して流れる時に回転子の位置によって発生するトルクの極性については、図2に関する説明で詳述する。
本発明の実施例によると、SRMで負荷変動(例えば、RPMの変動)が検知される場合、ドエル角(Dwell angle)及びPWMデューティ比(pulse width modulation duty ratio)を所定の割合でともに制御してSRMの負荷変動に迅速に応答する方法について開示する。
(1)ドエル角とは、SRMで固定子電流がスイッチオン(on)となるところの回転子の位置をターンオン角(turn on angle)とし、固定子電流がスイッチオフ(off)となるところの回転子の位置をターンオフ角(turn off angle)とした時に、ターンオフ角とターンオン角との差を言う。即ち、ドエル角は、インバータのスイッチがターンオンしている区間になることができる。このようなドエル角を変化させることでSRMの負荷変動に応答することができる。
(2)PWMとは、パルスの幅を利用して全体の平均電圧を制御する方法である。パルスはハイ(High)信号とロー(Low)信号が所定のタイミングに交差する波形になることができ、このようなハイ信号とロー信号との長さの割合をデューティ比(duty ratio)と言う。デューティ比(duty ration)が高い場合には、ハイ信号が長くなるため平均電圧が上昇することができる。例えば、PWMデューティ比が5%であるということは、周期が100秒である場合にハイ信号の長さが5秒であり、ロー信号の長さが95秒であることを意味する。
以下、本発明の実施例では、このようなドエル角とPWMデューティ比に基づきSRMの負荷変動に応答する方式について開示する。
図2Aから図2Cは、本発明の実施例によるSRMにおいて回転子の位置によるインダクタンス及びトルクを示す概念図である。
図2Aは、SRMにおける回転子の位置を示すものである。
βsとβrは、固定子と回転子の極弧(pole−arc)である。一つの相のインダクタンス曲線の周期は、隣合う二つの回転子極の間の角度、回転子極のピッチ(τ)と同様であり、これがインダクタンスプロフィールの周期になる。
8/6モータの場合、各相のインダクタンス曲線は15度ずつ位相差を有して変化する。そのため、モータを継続して回転させるためには各相を順次にスイッチングして各相のインダクタンスが増加する区間にのみ電流を流して所定の方向にトルクが発生するようにする必要がある。
図2Cを参照すると、トルクが電流の二乗に比例することで相電流の方向と無関係にトルクを発生させることができ、トルクは、インダクタンスの変化率に応じて正トルク(positive torque)又は負トルク(negative torque)が発生することができる。
図2Bから分かるように、インダクタンスが増加又は減少するか所定の区間が存在する。万が一、相巻線に所定の励磁電流を流すと、インダクタンスが増加する区間では正トルクが発生し、インダクタンスが減少する区間ではそれと同一の大きさの負トルクが発生する。
従って、SRMに所定の励磁電流を加えると、正トルクと負トルクは互いに相殺してモータのトルクが0になるため、回転トルクを得ることができない。そのため、負トルクの発生を防止し、効果的な回転トルクを得るためには、必ず回転子の位置角を検出して位置角に応じたスイッチング励磁を行うことが必要である。即ち、SRMの各相にスイッチング励磁電流を流すことで理想的なトルクを発生させる必要がある。
図3は、本発明の実施例によるSRMにおいて負荷変動を制御する方法を示す概念図である。
図3では、回転子の位置角によるインダクタンスプロフィール及び固定子相のスイッチングによる励磁電流の波形が図示されている。
本発明の実施例によると、SRMで負荷変動を制御する方法として、ドエル角とPWMデューティ(pulse width modulation duty)をともに変更する方法を用いて励磁電流波形を変化させることができる。
例えば、ドエル角とPWMデューティ比は、所定の割合で変化することができる。
例えば、PWMデューティ比が10〜100%の間で変化し、ドエル角が60〜15度である場合を仮定すると、PWMデューティ比の変化幅は90%となり、ドエル角の変化幅は45度となることができる。このような場合、PWMデューティ比が1%変化する時にドエル角を0.5度変化させてSRMの負荷を制御することができる。
ドエル角とPWMデューティ比が変わる場合、SRMでは以下のような変化が生じえる。
(1)ドエル角
(θDW)は、固定子電流がスイッチオンとなるところの回転子の位置をターンオン角とし、回転子電流がスイッチオフとなるところの回転子の位置をターンオフ角としたときに、ターンオフ角とターンオン角との差を言うことができる。進み角(θAD)は、巻線に電源を印加して励磁(magnetizing)を行う区間である。進み角が変化する場合、ターンオン時点が繰り上げられて電流上昇時間が変わる。
(θDW)は、固定子電流がスイッチオンとなるところの回転子の位置をターンオン角とし、回転子電流がスイッチオフとなるところの回転子の位置をターンオフ角としたときに、ターンオフ角とターンオン角との差を言うことができる。進み角(θAD)は、巻線に電源を印加して励磁(magnetizing)を行う区間である。進み角が変化する場合、ターンオン時点が繰り上げられて電流上昇時間が変わる。
ドエル角と進み角を変化させてSRMのrpm(revolution per minute)を調節することができる。例えば、進み角を調節してターンオン時点を繰り上げて十分な電流上昇時間をはかり、ドエル角を調節してトルク発生領域を最大限に利用するが、負トルクが発生する区間に至る前に電流の大きさを最小化して負トルクの発生を抑制することができる。即ち、ドエル角が調節される場合、トルク発生領域を最大限に利用するが、負トルクが発生する区間に至る前に電流の大きさが最小化することができる。
また、SRMのトルク特性は電流の方向と無関係であり、インダクタンスの勾配の符号と同一の符号を有するため、電流のみを制御してSRMを逆方向に回転させることは不可能であり、正回転及び逆回転を行うためには角度制御により所望の回転方向のトルクを発生させる区間に電流を流すことが必要である。その他にも急制動をしようとする時にも角度制御を利用することができる。
即ち、ドエル角が変化する場合、SRMでトルクが発生する区間が変わり、SRMの負荷変動を制御することができる。
(2)PWMデューティ比を変化させる場合、SRMに流れる電流を制御してSRMの負荷変動を調節することができる。PWMデューティ比を変化させてSRMの負荷変動を制御する方法は、主に低速及び中速で駆動されるSRMを制御するために用いられることができる。
低速又は中速で駆動されるSRMは、逆起電力とモータのインダクタンスの増加速度が遅く、印加電圧による電流の上昇率が大きいため、高速で駆動されるSRMのピーク電流より大きくなり得る。この電流をスイッチング素子の電流より小さく制限するために、チョッピングによりスイッチング素子をターンオン、ターンオフさせてSRMを所望の速度に制御することができる。
即ち、上述した二つのSRM負荷制御要素であるドエル角とPWMデューティ比がともに変化する場合、SRMの負荷変動をより効果的に制御することができる。角度と電流を同時に制御することで低速でトルクリップルを低減し、高速でトルクを一定に制御し、指令速度に対して迅速に応答することができる。また、SRMの速度及びトルクをより精密に制御することができる。
また、本発明の実施例によると、二つの制御要素を全て制御して負荷変動を制御する方法は、一つの制御要素を用いてSRMの動作を制御する方法と組み合わせて用いられることができる。
以下、本発明の実施例では、このような方法について開示する。
図4Aから図4Bは、本発明の実施例によるSRM制御方法を示す概念図である。
図4Aから図4Bでは、SRMの負荷を制御するにあたり、ドエル角のみを増加させてSRMのrpmを高めてから特定のrpmを超えると、ドエル角とPWMデューティ比の両方を制御してSRMの動作を制御する方法について開示する。
図4Aを参照すると、SRMのrpmを500から1000に、1000から1500に増加させることができる。A区間はSRMのrpmが500である区間であり、B区間はSRMのrpmが1000である区間であり、C区間はSRMのrpmが1500である区間である。
例えば、1000未満のrpmでは、ドエル角のみをSRM制御変数として用いてrpmを制御し、1000以上のrpmがでは、ドエル角とPWMデューティ比の両方を用いてSRMのrpmを制御する。即ち、SRMの特定rpmに基づきSRMの動作を制御する相違した方法を選択することができる。
図4Bは、動作区間による電流波形を示す概念図である。
(1)A区間で相電流は電流波形aを有することができる。SRMのrpmが500から1000に増加する場合の電流波形bでは、SRMのrpmが500である場合の電流波形aに比べて、ドエル角が増加して、有効トルク発生区間が増加することで、SRMのrpmを増加させることができる。
(2)C区間で相電流は電流波形cを有することができる。SRMのrpmが1000から1500に増加する場合には、相電流(phase current)の値及びドエル角を調節して有効トルク発生区間を増加させることができる。即ち、SRMのセンシングされたrpmが特定の値を超える場合には二つの制御変数を全て用いてSRMの負荷変動を制御することができる。
図4Aから図4Bでは、特定のrpmを制御変数を変化させる条件で開示したが、特定のrpmではない他の条件でSRMの動作を制御するための制御変数が変わることもでき、このような実施例もまた本発明の権利範囲に含まれる。
また、図4Aから図4Bでは、SRMのrpmが増加する場合についてのみ例を挙げているが、SRMのrpmが減少する場合にも前記のような実施例が適用されることができる。即ち、rpmが減少する時に二つの制御変数(ドエル角及びPWMデューティ比)から一つの制御変数(ドエル角又はPWMデューティ比)にSRMの駆従を制御する制御変数の個数を減少させることができる。
前記のような実施例は一つの例示であり、PWMデューティ比によりSRMの動作を制御してから特定の条件を満す場合にドエル角とPWMデューティ比の両方を用いてSRMの動作を制御することも可能である。
図5Aから図5Bは、本発明の実施例によるSRM制御方法を示す概念図である。
図5Aから図5Bでは、SRMの動作を制御するにあたり、PWMデューティ比のみを増加させてSRMのrpmを高めてから特定のrpmを超えると、PWMデューティ比とドエル角の両方を制御してSRMの動作を制御する方法について開示する。SRMのrpmでなく他の制御変数を用いてSRMの動作を制御することも可能である。
図5Aを参照すると、SRMのrpmを500から1000に、1000から1500に増加させることができる。A区間はSRMのrpmが500である区間であり、B区間はSRMのrpmが1000である区間であり、C区間はSRMのrpmが1500である区間である。
例えば、1000未満のrpmでは、PWMデューティ比のみをSRMの制御変数として用いてSRMのrpmを制御し、1000以上のrpmでは、ドエル角とPWMデューティ比の両方を用いてSRMのrpmを制御する。即ち、SRMの特定rpmに基づきSRMの動作を制御する相違した方法を選択することができる。
図5Bは、動作区間による電流波形を示す概念図である。
(1)A区間で相電流は電流波形aを有することができる。SRMのrpmが500から1000に増加する場合の電流波形bでは、SRMのrpmが500である場合の電流波形aに比べて、相電流の値が増加して、有効トルク発生区間が増加することで、SRMのrpmを増加させることができる。
(2)C区間で相電流は電流波形cを有することができる。SRMのrpmが1000から1500に増加する場合、相電流の値及びドエル角を調節して有効トルク発生区間を増加させることができる。即ち、SRMのrpmをセンシングして特定のSRMのrpm値を超える場合には二つの制御変数を全て用いてSRMの負荷変動を制御することができる。
図5Aから図5BでもSRMのrpmでなく他の条件でSRMの動作を制御するための制御変数が変わることもでき、このような実施例もまた本発明の権利範囲に含まれる。
図6Aから図6Bは、本発明の実施例によるSRM制御方法を示す概念図である。
図6Aから図6Bでは、図5の実施例において、PWMデューティ比とドエル角が所定の割合で変化してSRMの動作を制御する方法を示す。
図6Aを参照すると、SRMのrpmが1500から1300に減少する場合(G区間)と、SRMのrpmが1500から1800に増加する区間(H区間)でPWMデューティ比とドエル角を所定の割合で変化させてSRMのrpmを制御することができる。
図6Bを参照すると、G区間の場合にPWMデューティ比とドエル角が所定の割合で減少させることができる。PWMデューティ比とドエル角が所定の割合で減少する場合、相電流は電流波形gを有することができ、これによりSRMのrpmを減少させることができる。
反対にH区間の場合にはPWMデューティ比とドエル角が所定の割合で増加させることができる。PWMデューティ比とドエル角が所定の割合で増加する場合、相電流は電流波形hを有することができ、これによりSRMのrpmを増加させることができる。
図7は、本発明の実施例によるSRM制御方法を示すフローチャートである。
図7では、SRMのrpmによってドエル角とPWMデューティ比を所定の割合で増加又は減少させてSRMのrpmを制御する方法について開示する。
図7を参照すると、SRMのrpmを変化させるか否かを判断する(段階S700)。
SRMのrpmの値は、rpmセンシング部によって測定されることができ、この値を増加させるか減少させるかを判断してドエル角とPWMデューティ比を所定の割合で増加又は減少させることができる。二つの制御要素であるドエル角とPWMデューティ比がともに変化する場合にはSRMの負荷変動をより効果的に制御することができる。角度と電流を同時に制御することで低速でトルクリップルを低減し、高速でトルクを一定に制御し、指令速度に対して迅速に応答することができる。また、SRMの速度及びトルクをより精密に制御することができる。
SRMのrpmを増加させる場合、ドエル角とPWMデューティ比を所定の割合で増加させる(段階S710)。
上述したように、例えば、PWMデューティ比が変化する変化幅(例えば、10〜100%)とドエル角の変化幅(例えば、60〜15度)を所定の割合で増加させることができる。
SRMのrpmを減少させる場合にドエル角とPWMデューティ比を所定の割合で減少させる(段階S720)。
SRMのrpmが特定の値以上であるときにのみドエル角とPWMデューティ比の両方を制御し、特定の値未満であるときにはドエル角とPWMデューティ比のうち一つの変数のみを制御する場合、SRM制御方法は、図7に開示した段階の前に制御しようとするSRMのrpmが特定の値以上であるか否かを判断して、SRMを制御するためにいかなる制御変数を用いるかを判断する段階をさらに含むことができる。
図8は、本発明の実施例によるSRM制御装置を示すフローチャートである。図8を参照すると、SRM制御装置は、負荷判断部800と、制御変数決定部820と、制御部840と、を含むことができる。
各構成部は、説明の便宜上、機能によって分離して表現する。各構成部は複数の構成部にまた分割するか、複数の構成部が一つの構成部に統一して具現されることができる。
負荷判断部800は、SRMの現在のrpmを判断するか、SRMのターゲットrpmを決定し、制御変数決定部820にターゲットrpmに対する情報を送信して制御変数決定部820がSRMを制御するための変数を決定するようにすることができる。
制御変数決定部820は、現在SRMの動作情報に基づき、いかなる制御変数に基づいて制御を行うかについて決定することができる。上述した例のように、制御変数決定部820は、rpmが特定の値以下である場合に一つの制御変数(ドエル角又はPWMデューティ比)のみを用いてSRMの動作を制御するように決定し、rpmが特定の値を超える場合に二つの制御変数(ドエル角とPWMデューティ比)を全て用いてSRMの動作を制御するように決定することができる。
制御部840は、SRMの動作を制御する部分であり、制御変数決定部820によって決定された制御変数を変化させてSRMの動作を制御することができる。本発明の実施例によるSRM駆動制御方法では、二つの制御変数(ドエル角とPWMデューティ比)を所定の割合で全て変化させてSRMの駆動を制御することができる。
ドエル角とPWMデューティ比の両方を変化させることでSRMの駆動を制御する場合、前記SRM制御装置は、制御変数決定部820なしに負荷判断部800と制御部840のみを含むこともでき、このような実施例もまた本発明の権利範囲に含まれる。
以上、本発明を具体的な実施例に基づいて詳細に説明したが、これは本発明を具体的に説明するためのものであり、本発明はこれに限定されず、該当分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想内にての変形や改良が可能であることは明白であろう。
本発明の単純な変形乃至変更はいずれも本発明の領域に属するものであり、本発明の具体的な保護範囲は添付の特許請求の範囲により明確になるであろう。
本発明は、SRM制御方法及びこのような方法を用いる装置に適用可能である。
100 固定子
120 回転子
800 負荷判断部
820 制御変数決定部
840 制御部
120 回転子
800 負荷判断部
820 制御変数決定部
840 制御部
Claims (10)
- SRMの負荷変動を検知する負荷検知部と、
前記SRMの負荷変動に応じて前記SRMのドエル角(dwell angle)及びPWMデューティ比(pulse width modulation duty ratio)の両方を制御する制御部と、を含む、SRMの駆動制御装置。 - 前記SRMの負荷変動は、前記SRMのrpm(revolution per minute)変化である、請求項1に記載のSRMの駆動制御装置。
- 前記制御部は、前記SRMのrpmを増加させる場合に前記SRMのドエル角及びPWMデューティ比を所定の割合で増加させるように具現される、請求項2に記載のSRMの駆動制御装置。
- 前記制御部は、前記SRMのrpmを減少させる場合に前記SRMのドエル角及びPWMデューティ比を所定の割合で減少させるように具現される、請求項2に記載のSRMの駆動制御装置。
- 前記負荷検知部は、前記SRMのrpm変動が特定の臨界値を超えるか否かを判断するように具現され、
前記制御部は、前記rpm変動が前記特定の臨界値を超える場合に前記rpmの変動に応じて前記SRMのドエル角及びPWMデューティ比の両方を所定の割合で増加又は減少させるように具現される、請求項2に記載のSRMの駆動制御装置。 - 前記SRMの負荷変動を検知する段階と、
前記SRMの負荷変動に応じて前記SRMのドエル角(dwell angle)及びPWMデューティ比(pulse width modulation duty ratio)の両方を制御する段階と、を含む、SRMの駆動制御方法。 - 前記SRMの負荷変動を検知する段階は、前記SRMのrpm変化を検知する段階を含む、請求項6に記載のSRMの駆動制御方法。
- 前記負荷変動に応じて前記SRMのドエル角及びPWMデューティ比の両方を制御する段階は、前記SRMのrpmを増加させる場合に前記SRMのドエル角及びPWMデューティ比を所定の割合で増加させる段階を含む、請求項6に記載のSRMの駆動制御方法。
- 前記負荷変動に応じて前記SRMのドエル角及びPWMデューティ比の両方を制御する段階は、前記SRMのrpmを減少させる場合に前記SRMのドエル角及びPWMデューティ比を所定の割合で減少させる段階を含む、請求項6に記載のSRMの駆動制御方法。
- 前記負荷変動に応じて前記SRMのドエル角(dwell angle)及びPWMデューティ比(pulse width modulation duty ratio)の両方を制御する段階は、
前記SRMのrpm変動が特定の臨界値を超えるか否かを判断する段階と、
前記rpm変動が前記特定の臨界値を超える場合に前記rpmの変動に応じて前記SRMのドエル角及びPWMデューティ比の両方を所定の割合で増加又は減少させる段階と、を含む、請求項6に記載のSRMの駆動制御方法。
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