JP2001186797A - スイッチドリラクタンスモータの駆動回路及び圧縮機 - Google Patents

スイッチドリラクタンスモータの駆動回路及び圧縮機

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JP2001186797A
JP2001186797A JP36895099A JP36895099A JP2001186797A JP 2001186797 A JP2001186797 A JP 2001186797A JP 36895099 A JP36895099 A JP 36895099A JP 36895099 A JP36895099 A JP 36895099A JP 2001186797 A JP2001186797 A JP 2001186797A
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rotor
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stator
circuit
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Hitoshi Kawaguchi
仁 川口
Yoshio Takita
芳雄 滝田
Isato Yoshino
勇人 吉野
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SRモータの位置検出回路において、より低
コストに信頼性の高いセンサレス運転を行うことができ
るSRモータの駆動回路を得ること。 【解決手段】 ステップ関数信号発生回路と、電源に接
続された固定子巻線と、電源から印加された電圧を固定
子巻線及び抵抗に印加するスイッチと、固定子巻線に生
じるインダクタンス変化を検出するインダクタンス検出
回路と、このインダクタンス検出回路により検出された
検出信号に基づいて、回転子突極の位置を検出し回転子
突極位置信号を出力する回転位置検出回路と、固定子巻
線のインダクタンスの変化からSRモータの速度や同期
状態を推定してモータを安定駆動する制御回路と、を備
えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転位置センサ
なしでスイッチドリラクタンスモータ(以下SRモータ
と称す)の回転子の位置を検出する装置及び方法に関す
るものであり、特に回転子と固定子の位置関係によって
変化する固定子巻線のインダクタンスの変化から回転子
の位置を検出し、モータ駆動用の信号を生成、安定駆動
するSRモータの駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、圧縮機用モータには誘導電動機が
用いられていたが、地球温暖化問題など地球環境保全の
立場から省エネルギー化の為、モータ効率の向上や、資
源のリサイクル化が要求されている。圧縮機用モータに
SRモータを採用する事で誘導電動機で発生する2次銅
損がない分誘導電動機を搭載した圧縮機より高効率化が
図れ、また、誘導電動機の回転子は一般に電磁鋼鈑にア
ルミダイキャストにて成形した二次巻線をもちモータを
分解リサイクルする場合に誘導電動機の回転子は分解が
しにくい構造となっていたが、SRモータの回転子は電
磁鋼鈑を積層するだけの構造でありモータの分解リサイ
クルに有効である為、地球環境保全に役立つ。しかしな
がらSRモータを圧縮機に搭載するには後述する課題が
ある。
【0003】図12は従来の一般的なSRモータとその
駆動回路を示すものである。図において、1は固定子、
3は固定子突極2に施された巻線、5は回転軸4を中心
として回転する回転子である。固定子1は、6個の固定
子突極2と3組の巻線3(簡単のために一対のU相U
1、U2だけを図示している)で構成されている。回転
子5は積層鋼鈑で構成され、回転子5の回転軸4から外
方向へ放射状に延び、回転子5の周辺部を中心にして円
周方向に一様な間隔で4個の回転子突極6を構成してい
る。
【0004】直径方向に相対する固定子突極2における
巻線3は、同一方向に磁界を発生するように直列接続さ
れて相巻線を構成しており、巻線数は3個(U,V,
W)である。簡単のためにコイル組のV,Wは図示して
ないが、それらの相巻線に組み合わされる固定子突極に
「V」、「W」の符号が付けられている。
【0005】7はSRモータを駆動する駆動回路であ
り、SRモータのU相巻線U1とU2を励磁するために
用いられる基本的な電気回路だけ図示している。8a、
8bはU相巻線3に流れる電流をON、OFFする一対
のトランジスタで構成される半導体スイッチ、9a、9
bはトランジスタ8a、8bがOFFしたときに発生す
る逆起電力を回生する方向に流すためのダイオード、1
0はSRモータを駆動するための電流を供給する電源で
ある母線電圧、11は回転子5の回転位置を検出する位
置検出センサ、12はトランジスタ対8a、8bのON
−OFFを制御する制御回路である。
【0006】次に動作について、図12、図13により
説明する。SRモータの場合、固定子突極2が励磁され
ることにより回転子突極6が磁気抵抗が最小となる向き
に回転子5が磁気吸引され回転するため、励磁された固
定子突極2の磁極による回転方向の依存はない。従っ
て、駆動回路7から供給される電流は一方向の電流だけ
でよいことになる。そして、相巻線U、V、Wを順次励
磁し、回転子突極6を固定子の励磁されている固定子突
極2に同期して向き合わせることにより回転子5を回転
させる。
【0007】まず、U相の巻線3に対しては、トランジ
スタ対8a、8bがONすると、電源10→トランジス
タ8a→巻線U1とU2→トランジスタ8bの順に電流
が流れる。トランジスタ8a、8bがOFFすると、巻
線U1とU2に逆起電力が発生する。この逆起電力のエ
ネルギーは、ダイオード9a→巻線U1とU2→ダイオ
ード9bを通って電源10へ回生される。この励磁動作
は各相U、V、Wの巻線に対して順次行われ、モータと
しての回転動作を行う。トランジスタ対8a、8bのO
N−OFFの切り替えるタイミングは、回転子5の回転
位置を検出する位置検出センサ11からの情報をもとに
制御回路12によって行われる。
【0008】図13(a)〜(d)は、固定子突極2と
回転子突極6の位置関係を表したものである。U相を基
準に説明すると、図13(a)のように固定子突極2と
回転子突極6が離れているときにU相に電圧を印加する
と、固定子突極2が励磁され磁気吸引力により固定子突
極2に最も近い回転子突極6が吸引される。磁気吸引力
によって、図13(b)のように固定子突極2に回転子
突極6が近づいていく。
【0009】さらに固定子突極2に回転子突極6が近づ
き、図13(c)のように固定子突極2と回転子突極6
が向かい合う。このとき、回転子突極6に働く吸引力は
直径方向のみとなり回転子5を回転させるトルクは発生
しない。さらに、図13(d)のように回転子5が回転
すると、再び、回転子突極6に回転方向の力が働き、回
転子5に回転トルクが発生する。この時発生する回転ト
ルクは、図13(a)〜(c)と反対方向となる。回転
子5が時計方向に回転しているとすれば、その回転を停
止させる制動力となる。
【0010】回転子5を一方方向に回転させるには、常
に同じ方向のトルクが発生するようにしなければならな
い。そこで、図13(c)のように固定子突極2と回転
子突極6が向かい合う前に固定子突極2の励磁を停止し
なければならない。このように、SRモータを一方方向
に回転するためには、回転子突極6に対する固定子突極
2の位置に同期して、固定子突極2に通電するタイミン
グを切り換えなければならない。このため、従来は回転
子5の位置を検出するためえに、レゾルバ等位置検出セ
ンサ11によって回転子5の位置を検出し、その回転子
位置信号を制御回路12へ帰還することにより、固定子
突極2を回転子5の位置に同期して通電していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のSRモ
ータ駆動装置のように、位置検出センサ11を設けるこ
とより、SRモータから出てくる結線が増えるため、例
えば、圧縮機のような特殊な空間内で動かす場合は、そ
の内と外を結ぶための端子の数が増してしまい形状やコ
ストの面で制約を受けてしまう。また、冷媒中に入れる
事の可能な位置センサも現状では見当たらない。このた
め、その位置検出センサ11を不要とすることが望まし
い。
【0012】図14は回転子突極の回転角に対する固定
子突極巻線のインダクタンスの一般的な変化を示したも
のである。図14の回転角Θ1はインダクタンスが最小
で、固定子突極と回転子突極の位置関係は図13(a)
のようになっている。そこから図13(b)のように時
計方向に回転すると、図14のΘ2のように固定子突極
巻線のインダクタンスは増加していく。図13(c)の
位置では、図14のΘ3のように最大値となる。さらに
図13(d)のように回転させると、図14のΘ4のよ
うにインダクタンスは減少していく。このように、固定
子突極に対する回転子突極の位置によって固定子突極の
巻線インダクタンスの大きさは、図14のように周期的
に変化する。
【0013】従って、固定子巻線に励磁をするときの固
定子突極に対する回転子突極の位置をあらかじめ決めて
おき、その時の固定子巻線のインダクタンスを求め、そ
の値に達しときの固定子突極を励磁するタイミングを作
るようにすれば、図12の位置検出センサ11を設けな
くても回転子突極に同期して固定子突極を励磁すること
ができる。
【0014】このように、SRモータの特性を生かし、
固定子突極巻線のインダクタンスを検出することより回
転子突極の位置を検出したものとして、例えば、特開平
8−501920号公報に記載されたシャフト位置セン
サ無しでの切替式反作用モータの回転子位置感知装置で
は、SRモータの励磁していない固定子突極巻線に連続
的に変動する信号を印加し、その結果、出力される電流
の振幅や位相を検出して回転子の位置を検出している。
しかし、連続的に変動する信号やそれを増幅するための
回路が必要になり、また、それらの信号を励磁していな
い固定子突極巻線に接続するための切換回路などが必要
となり、回路が複雑になってしまうという問題があっ
た。
【0015】そこで前記のような問題点を解消するため
に、出願人は特願平10−74042号において、専用
の回転位置検出センサを用いることなしに、簡単な回路
によりSRモータの回転子突極に対する固定子突極の位
置を検出することができ、また、モータの回転速度、負
荷状況に応じてセンサレス運転時の相駆動電流タイミン
グを最適化することができるセンサレスSRモータの駆
動回路を提案したが、この発明は、該SRモータの位置
検出回路を用いてより低コストに信頼性の高いセンサレ
ス運転を行うことができるSRモータの駆動回路を得る
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係るSRモー
タの駆動回路は、複数の突極を有する回転子と集中巻さ
れた複数の突極を有する固定子との間で電源から供給さ
れた電流によって発生する電磁力(リラクタンストル
ク)を利用して回転子を回転駆動させるSRモータの固
定子突極に対する回転子突極の位置を検出しSRを駆動
するSRモータの駆動回路であって、ステップ関数信号
を発生するステップ関数信号発生回路と、過渡応答時の
時定数を定める抵抗を介して電源に接続された固定子巻
線と、電源から印加された電圧を前記ステップ関数信号
に基づいてステップ電圧として、固定子巻線及び抵抗に
印加するスイッチと、ステップ関数電圧により固定子巻
線および抵抗に生じた過渡応答時の電圧または電流の値
を、一定の遅延時間毎に生成されるホールド信号に基づ
いて保持して固定子巻線に生じるインダクタンス変化を
検出するインダクタンス検出回路と、このインダクタン
ス検出回路により検出された検出信号に基づいて、回転
子突極の位置を検出し回転子突極位置信号を出力する回
転位置検出回路と、固定子巻線のインダクタンスの変化
からSRモータの速度や同期状態を推定してモータを安
定駆動する制御回路と、を備えたものである。
【0017】また、インダクタンス検出回路において既
知ΔT時間離れた2地点の固定子の回転子に対する位置
情報からSRモータの回転速度を推定し、適切なSRモ
ータ駆動信号を生成するものである。
【0018】また、インダクタンス検出回路において複
数の閾値にて固定子の回転子に対する位置情報からSR
モータの回転速度を推定し、適切なSRモータ駆動信号
を生成するものである。
【0019】また、相数より少ないインダクタンス検出
回路にて適切なSRモータ駆動信号を生成するものであ
る。
【0020】また、インダクタンス検出回路において複
数回、固定子の回転子に対する位置情報を得て、回転方
向を検出して異常回転方向時には異常信号を生成する脱
調検出装置を有するものである。
【0021】また、インダクタンス検出回路において、
所定の時間にステップ電圧印加により検出された回転子
の固定子に対する位置情報から測定時の回転子の位置を
求め、モータが本来予測される回転をしていた場合のイ
ンダクタンス検出回路出力を比較し誤差を利用してモー
タを安定回転するようモータ印加電流もしくは印加電圧
を調整するものである。
【0022】また、インダクタンス検出回路において複
数の閾値にて固定子の回転子に対する位置情報からSR
モータの回転速度を推定し、モータが本来予測される回
転速度(複数の閾値を通過する時間)と比較しその誤差
を利用してモータを安定回転するようモータ印加電流も
しくは印加電圧を調整するものである。
【0023】この発明に係る圧縮機は、請求項1〜7の
いずれかに記載のSRモータの駆動回路にて駆動される
SRモータを駆動用モータとして搭載したものである。
【0024】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、実施の形態
1を図面を参照して説明する。図1〜5は実施の形態1
を示す図で、図1はセンサレスSRモータの駆動回路の
構成図、図2は図1のインダクタンス検出回路の構成
図、図3はSRモータの駆動タイミングを示す図、図4
はSRモータの駆動シーケンスのフローチャート、図5
はSRモータの駆動回路においてインダクタンス検出回
路において固定子巻線インダクタンス値の変化を検出す
る過程を示すタイミング図である。
【0025】図1は図12で示した従来のものと同様の
固定子突極が6つ、回転子突極が4つ、3相のスイッチ
ドリラクタンスモータを用いたものである。図におい
て、3u、3v、3wは図12に示したSRモータの固
定子巻線の各々u相、v相、w相を示す。なお、図にお
いて、10,18以外の符号はu相、v相、w相に各々
対応して各々示しているが、以下、u、v、wを省略し
た符号はu相、v相、w相に対応したものとして説明す
る。
【0026】8au、8buはu相固定子巻線3uに駆
動電流を通電、停止するための半導体スイッチである。
同様に8av、8bvはv相固定子巻線用、8aw、8
bwは固定子巻線用の半導体スイッチである。9au、
9buはu相固定子巻線の駆動電流を前記8au、8b
u半導体スイッチをoffした時に固定子巻線に蓄えら
れたエネルギーを電源10へ回生する為のダイオードで
ある。同様に、9av、9bvはv相用回生ダイオー
ド、9aw、9bwはw相用回生ダイオードである。
【0027】13、14、15、16、17は固定子巻
線3のインダクタンスを検出し固定子に対応する回転子
の位置を検出する回路を構成しており、各相に同じ回路
構成のものが接続されている。13は既知抵抗、14は
半導体スイッチで、ステップ関数信号発生回路17から
の駆動信号により電源10から抵抗13と固定子巻線3
の接合部の電圧変化を検出することによりインダクタン
スを検出するインダクタンス検出回路である。
【0028】15はインダクタンス検出回路からの出力
を得て、固定子に対する回転子の位置を検出する回転位
置検出回路である。18はステップ関数信号発生回路1
7を駆動する信号を出し、回転位置検出回路15からの
信号により、固定子の位置を得て半導体スイッチ8をo
n、offしてセンサレスSRモータを駆動制御する制
御回路である。
【0029】図2において、23はステップ関数信号発
生回路出力19をうけて既知時間遅延後にサンプルホー
ルド信号28を発生するサンプルホールド信号発生回
路、24はアナログスイッチ、25はコンデンサであり
26はサンプルホールド信号28を受けた時点で、イン
ダクタンス検出回路入力21の電圧を保持するサンプル
ホールド回路、27はA/D変換器で保持された電圧
(アナログ値)をデジタル値に変換する回路である。
【0030】次ぎに、動作を図3〜図5により説明す
る。図3(a)はu相固定子巻線3uのインダクタンス
の変化を示す図、図3(b)はv相固定子巻線のインダ
クタンスの変化を示す図、図3(c)はw相固定子巻線
のインダクタンスの変化を示す図、図3(d)は固定子
巻線3uのインダクタンス値の変化に対応して固定子巻
線3uの電流駆動用半導体スイッチ8au、8buのo
n、offタイミングを示す図、図3(e)は固定子巻
線3uのインダクタンス値の変化に対応して固定子巻線
3vの電流駆動用半導体スイッチ8av、8bvのo
n、offタイミングを示す図、図3(f)は固定子巻
線3wのインダクタンス値の変化に対応して固定子巻線
3wの電流駆動用半導体スイッチ8aw、8bwのo
n、offタイミングを示す図である。
【0031】図3に示すように、半導体スイッチ8a、
8bは対応する相の固定子巻線インダクタンスが直線状
に上昇する時期にonでありその他はoffとする。例
えば、u相で説明すると図3(a)の固定子巻線3uの
インダクタンスの変化に対しθ1からθ3の間、図3
(d)に示すように半導体スイッチ8au、8buがo
nとなりθ3からθ7はoffとなる。θ1とθ7は同
じタイミングでセンサレスSRモータが回転している間
θ1からθ7までが一周期として連続的に半導体スイッ
チ8au、8buのon、off動作が継続する。
【0032】v、wに対しても図3(b)、(c)、
(e)、(f)に各々示すようにu相固定子巻線3uの
駆動と同様のタイミングで固定子巻線3v、3wに駆動
電流が流されている。そして、半導体スイッチ8a、8
bの通電タイミングは通電を終了した相の固定子巻線の
インダクタンス値が直線的に下降する時に、インダクタ
ンス値を検出し、インダクタンス値の変化率を測定しイ
ンダクタンス値がLminになる位置を推定しモータ位
置がその時点に到達したと推定された時、現在通電して
いる相の通電を停止し次ぎの相への通電を開始する。
【0033】例えば、u相で説明するとu相の駆動電流
印加タイミングは、v相固定子巻線のインダクタンス変
化(下降部分)θ5からθ1の部分のインダクタンスの
変化を検出し、現在の回転子位置と回転子の速度からイ
ンダクタンス値がLminになるすなわち回転子がθ1
に到達する時間を推定し、その到達時点にてu相8a
u、8buの半導体スイッチをonしu相に駆動電流を
流す。(図3(d)参照)。また、同時にw相固定子の
通電を8aw、8bwをoffして停止する(図3
(f)参照)。
【0034】この駆動シーケンスを図4のフローチャー
トにより説明する。説明を簡単にする為、まず、u相固
定子巻線3uに通電し(ステップS1)、回転子位置を
θ3に固定したのち(図3の非通電の開始時点)u相固
定子巻線電流を停止し(ステップS2)、v相固定子巻
線3vを通電し(ステップS3)、センサレスSRモー
タを回転させ、u相固定子巻線の電流が回生用ダイオー
ド9au、9buにより電源に回生され電流が停止する
所定時間tdaを待って(ステップS4)、u相固定子
巻線3のインダクタンス値Lu1を測定する。インダク
タンス値がLu1となる回転子の位置θ(Lu1)が測
定される(ステップS5)。
【0035】次ぎに所定時間ΔT待機し(ステップS
6)、インダクタンス値Lu2を測定する。インダクタ
ンスLu2となる回転子の位置θ(Lu2)が測定され
る(ステップS7)。v相固定子巻線が通電されている
間にu相固定子巻線のインダクタンス値がΔT時間の間
にLu1からLu2へ変化した事から、回転子がθ(L
u1)からθ(Lu2)の位置に移動した事がわかるの
で、回転子はΔTの時間では等速度で回転していたと仮
定すると回転子がLmin(θ5)となる時間tdwは
(1)式で計算できる(ステップS8)。 tdw=(θ5−θ(Lu2))/(θ(Lu2)−θ(Lu1))×ΔT −(1)
【0036】ステップS8で計算された時間tdw待機
後(ステップS9)、回転子はθ5に到達しているもの
と推定されるのでv相固定子巻線への通電を停止し、w
相固定子巻線の通電を開始する(ステップS10)。S
4〜S10と同じ動作をS11からS17で行い、v相
固定子巻線のインダクタンス値の変化Lv1、Lv2を
測定し、回転子位置がθ7となる時間を推定し、回転子
がθ7(θ1)に達したと推定される時点でw相固定子
巻線の通電を停止し、u相固定子巻線通電を開始する。
また、S4〜S10と同じ動作をS18からS24で行
い、w相固定子巻線のインダクタンス値の変化Lw1、
Lw2を測定し、回転子位置がθ3となる時間を推定
し、回転子がθ3に達したと推定される時点でu相固定
子巻線の通電を停止し、v相固定子巻線通電を開始す
る。
【0037】このようにS4からS24のステップを連
続に実施することでセンサレスSRモータが固定子に対
する回転子位置と同期をとりながら回転駆動される。
【0038】次ぎにステップ関数信号発生回路17とイ
ンダクタンス検出回路16の動作について図5により詳
しく説明する。図5(b)はステップ関数信号発生回路
17の半導体スイッチ14をon、off制御する信号
で、Highはこの図ではon信号となっている。図5
(a)はインダクタンス検出回路16への入力信号を示
す図、図5(c)は既知時間後にインダクタンス検出回
路入力21の電圧をサンプルホールド信号によりインダ
クタンス検出回路入力21から保持された電圧を示す図
である。
【0039】ステップ関数信号発生回路出力19により
半導体スイッチ14がon状態となり電源10の電圧が
ステップ関数的に抵抗13と固定子巻線3に印加され
る。ステップ関数的に印加された電圧により抵抗13に
流れる電流は固定子巻線の抵抗値が抵抗13より非常に
小さい場合(既知抵抗13は通常そのように選ばれてい
る)、抵抗13によって決まり、駆動トルクに関与しな
い微少電流となるよう抵抗13が決められている。抵抗
13の抵抗値R、固定子巻線のインダクタンス値をL、
電源10の電圧をVbとするとインダクタンス検出回路
16への入力信号は以下の時間tの関数で示される。 V=Vb exp(−R/L*t) −(2)
【0040】図5(a)は(2)式で示される関数で変
化する電圧を示している。ステップ関数信号発生回路1
7と半導体スイッチ14が固定子巻線3と抵抗13にス
テップ電圧を印加し既知T時間後のインダクタンス検出
回路16への入力信号電圧Vsは Vs=Vb*exp(−R/L*T) −(3) となりこの時の固定子巻線インダクタンス値Lは L=RTIn(Vb/Vs) −(4) で求めることができる。
【0041】一方、図2に示すサンプルホールド信号発
生回路23はステップ関数信号発生回路出力19をうけ
て既知T時間遅延後に、図5(c)に示すサンプルホー
ルド信号28を発生する。そして、サンプルホールド回
路26はサンプルホールド信号28を受けた時点で、図
5(d)に示すようにインダクタンス検出回路入力21
の電圧値を保持し、A/D変換器27でデジタル値に変
換して出力する。このように、固定子巻線3のインダク
タンス変化はインダクタンス検出回路16によりインダ
クタンス値と相関のある電圧値へ変換される。
【0042】固定子巻線のインダクタンス値が分かれ
ば、回転子位置が分かる。固定子巻線のインダクタンス
値が最小である場合、最大である場合のインダクタンス
検出回路入力21の電圧値を夫々Vsmin、Vsma
xとすると、回転子の回転位置θとの間に図15に示す
ような関係が得られる。
【0043】以上のように固定子に対する回転子の位置
を測定回数を少なくしても同期回転させる為の固定子巻
線に電流を転流させるタイミングを得ることができるた
め、高性能なマイクロコンピュータでなくとも図1の制
御部18を実現することができ安価な駆動回路が実現す
ることが可能である。また、相切り替え直前の固定子巻
線のインダクタンス値の変化を測定しているので負荷変
動で回転子の速度が変化しても同期のずれにくい駆動電
流の切り替えが可能である。
【0044】実施の形態2.実施の形態1では、固定子
巻線のインダクタンス値の変化を既知時間ΔT間隔で少
なくとも2ポイント計測し、インダクタンス値に対応す
る固定子に対する回転子の位置を求めて、回転子のΔT
時間での位置の変化から次ぎの固定子巻線への通電タイ
ミングを決める為、図1の回転位置検出回路15の負荷
が比較的大きいものとなっている。本実施の形態は位置
検出回路の負荷をなくし、SRモータをセンサレス駆動
するものである。
【0045】図6〜8は実施の形態2を示す図で、図6
はSRモータの駆動シーケンスのフローチャートを示す
図、図7は固定子巻線のインダクタンス値を閾値により
検出するインダクタンス検出回路の構成図、図8はイン
ダクタンス検出回路において固定子巻線インダクタンス
値の変化を計測する過程を示す図である。
【0046】図6のフローチャートにおいて、実施の形
態1と同様に説明を簡単にする為に、まず、u相固定子
巻線3uに通電し(ステップS1)、回転子位置をθ3
に固定したのち(図3の非通電の開始時点)u相固定子
巻線電流を停止し(ステップS2)、v相固定子巻線3
vを通電し(ステップS3)、センサレスSRモータを
回転させ、パルス電圧印加によるインダクタンス測定を
開始する(ステップS4)、測定されたインダクタンス
値に対してLu1なる閾値からLu2なる閾値まで固定
子巻線3uのインダクタンス値が変化する時間を計測し
それを、ΔTとする(ステップS5)。
【0047】インダクタンスLu1となる回転子の位置
θ(Lu2)、インダクタンスLu2となる回転子の位
置θ(Lu2)は既値であり、回転子がθ(Lu1)か
らθ(Lu1)まで移動した時間ΔTが計測されている
ので、回転子はΔTの時間では等速度で回転していたと
仮定すると回転子がLmin(θ5)となる時間tdw
は(1)式で計算することになる(ステップS6)。 tdw=(θ5−θ(Lu2))/(θ(Lu2)−θ(Lu1))×ΔT −(1) これは実施の形態1と同じであるが、θ5、θ(Lu
2)、(θ(Lu2)、θ(Lu1)は全て既知である
為求めるtdwは tdw=K*ΔT となり、測定された時間に既知定数Kを掛けるだけの計
算でよいことになる。
【0048】次ぎに図7で固定子巻線のインダクタンス
値を閾値により検出する実施回路について説明する。図
7において、29、30は電源10の電圧Vbに対して
分圧して、インダクタンス値L1に相当する閾値電圧V
L1を作る既知抵抗、同様に、42、43は電源10の
電圧Vbに対して分圧して、インダクタンス値L2に相
当する閾値電圧VL2を作る既知抵抗、31、40は閾
値L1、L2でコンパレートするコンパレータ、23は
ステップ関数を発生するステップ関数信号発生回路出力
19をうけて既知T時間遅延後にサンプルホールド信号
28を発生するサンプルホールド信号発生回路、32,
41は各々のコンパレータ31,40でそれぞれ閾値V
L1、VL2でコンパレートされた出力をサンプルホー
ルド信号28でラッチするD型フリップフロップ回路で
ある。
【0049】図8により動作説明する。図8(a)はイ
ンダクタンス検出回路入力信号21を示す図、図8
(b)はステップ関数信号発生回路出力19を示す図、
図8(c)はサンプルホールド信号28を示す図、図8
(d)はコンパレータ31のコンパレータ出力を示す
図、図8(e)はコンパレータ40のコンパレータ出力
を示す図、図8(f)はインダクタンス検出回路出力3
7を示す図、図8(g)はインダクタンス検出回路出力
45を示す図である。
【0050】まず、電源10の電圧Vbに対して抵抗2
9、30で閾値電圧VL1 33を作る。VL1 33
は抵抗29,30の抵抗値がR29、R30の場合 VL1=Vb*R30/(R29+R30)=Vbex
p(−R/L1) となるR29、R30を選定する。閾値電圧VL2 4
4についても同様に抵抗42,43の抵抗値がR42、
R43の場合 VL2=Vb*R43/(R42+R43)=Vbex
p(−R/L2) となるR42、R43を選定する。
【0051】次に、実施の形態1の図1に示す回路構成
のように、ステップ関数信号発生回路出力19と半導体
スイッチ14により抵抗13、固定子巻線3にステップ
電圧が印加された時の固定子巻線3と抵抗13接合部の
電圧変化が、図8(a)に示すインダクタンス検出回路
入力信号21として、インダクタンス検出回路に入力さ
れる。そして、コンパレータ31は、インダクタンス検
出回路入力信号21を、閾値電圧VL1でコンパレータ
し、図8(d)に示すようにHigh、Lowの2値に
変換されたコンパレータ出力信号を出力する。同様にコ
ンパレータ40は、インダクタンス検出回路入力信号2
1を、閾値電圧VL2でコンパレートし、図8(e)に
示すようにHigh、Lowの2値に変換されたコンパ
レータ出力信号を出力する。
【0052】一方、サンプルホールド信号発生回路23
はステップ関数信号発生回路出力19をうけて既知T時
間遅延後に、図8(c)に示すようにサンプルホールド
信号28を発生する。次ぎに、D型フリップフロップ回
路32はコンパレートされた出力をサンプルホールド信
号28でラッチし、図8(f)に示すインダクタンス検
出回路出力37を出力する。同様にD型フリップフロッ
プ回路41はコンパレートされた出力をサンプルホール
ド信号28でラッチし、図8(g)に示すインダクタン
ス検出回路出力45を出力する。
【0053】このインダクタンス検出回路出力37のH
ighからLowへの変化信号は固定子巻線のインダク
タンス値がL1となる回転位置を示しており、またイン
ダクタンス検出回路出力45のHighからLowへの
変化信号は固定子巻線のインダクタンス値がL2となる
回転位置を示している。従って、インダクタンス検出回
路出力37と45のhighからLowへの変化の時間
差が計測したい時間差ΔTとなる。
【0054】なお、閾値の設定においては実際の固定子
巻線インダクタンスの回転子位置による変化がLmi
n、Lmax近傍で理想の直線変化をせず鈍った波形と
なるので出来るだけLminとLmaxの中間に設定す
る方がインダクタンスの変化のおおきな所で計測でき誤
差も少なくなる。
【0055】以上のように、インダクタンス検出回路に
複数の閾値を設け、閾値(L1)から閾値(L2)まで
のインダクタンス値の変化時間を計測し、回転子の現在
の回転速度から次ぎの相の固定子巻線の通電タイミング
を簡単に決定でき、回転位置検出回路を簡略化できるの
で、低コストなセンサレス駆動回路を得ることができ
る。
【0056】また、実施の形態1、2では3相SRモー
タの各相にインダクタンス検出回路がある、つまり駆動
相数と同一のインダクタンス検出回路にて、それぞれの
相で固定子巻線のインダクタンス値の変化を検出してい
たが、駆動相数より少ないインダクタンス検出回路でも
センサレス運転は可能である。つまり、インダクタンス
検出回路を持たない相はその前の相で測定したインダク
タンス値変化から推定した速度で回転子が駆動されてい
るとして、その相の固定子巻線の通電タイミングを固定
すればよい。負荷変動に対する安定性は各相にインダク
タンス検出回路をもつより劣るが、低コストな駆動回路
を提供できる。
【0057】実施の形態3.今まで、SRモータが通常
想定される負荷変動に対して、センサレスにて同期運転
を行う方法について述べてきたが、異常に大きな負荷に
よりモータが逆転してしまったり、何らかの理由で既に
モータの同期が外れてしまっている場合、安全にモータ
を停止させる必要がある。実施の形態3ではその異常運
転状態を検出する方法について説明する。
【0058】図9は実施の形態3を示す図で、SRモー
タの異常運転状態を検出するシーケンスのフローチャー
トを示す図である。実施の形態1のセンサレスSRモー
タの駆動シーケンスのフローチャートにシーケンスS1
01、S102、S103を組込んだものでV相のイン
ダクタンス値測定の所だけを抜き出して記述している
が、実際には各相の同等の箇所に同じシーケンスが組込
まれている。従来例で説明したように、SRモータはイ
ンダクタンス値を計測する期間では、回転子が回転方向
に正回転している場合、固定子のインダクタンス値はL
maxからLminへ減少していく(原理的には直線的
に)。
【0059】従って、実施の形態1のように固定子巻線
のインダクタンス値測定をΔT間隔で測定した場合、正
回転方向に回転子が動いているなら最初の測定値、図9
におけるL1の測定値はΔT後に測定するL2より大き
い。そこで図9ではインダクタンス値の測定を2箇所実
施したステップS14の後に、θ(LV1)とθ(LV
2)を比較する(ステップS101)。してθ(LV
2)がθ(LV1)より回転角が大きくなければモータ
が逆回転か、何らかの理由で既にモータの同期が外れて
しまっている事を示すのでステップS102で回転異常
検知、ステップS103にて異常検知後の処理として、
例えばモータ駆動電流を停止する。
【0060】以上のように、インダクタンス検出回路に
おいて回転子の位置検出を2箇所で行うことにより回転
方向が判別でき逆回転している場合を異常判断し、モー
タの固定子巻線への通電を停止し、モータおよびそのシ
ステムの異常運転による損壊を防ぐ事ができる。実施例
のようにシーケンスの一部(プログラム)を追加するだ
けで良い為、コストアップなしに信頼性を向上できる。
【0061】また、実施の形態2に示す閾値を用いたセ
ンサレス運転においても、設定されたインダクタンス値
L1を正常に回転子がまわる場合、図8(f)に示すよ
うなHighからLowの信号が得られるが、逆回転で
あればLowからHighへ変化する信号が得られる
為、それを検出する事で異常回転と判断する事ができ
る。
【0062】実施の形態4.実施の形態1、2ではイン
ダクタンス検出回路により固定子巻線のインダクタンス
値の変化を計測しモータの回転子へ速度変化に対応して
各相の固定子巻線の駆動タイミングを変更して同期をと
ってモータを安定駆動する方法について述べたが、モー
タは定速度運転を要求されることが多い。本実施の形態
はモータを定速度で運転する事でセンサレス同期運転を
行う方法である。
【0063】まず、負荷変動に対してモータの速度を一
定に保つ為には、モータ固定子に流す電流は加減する必
要がある。図1において各相固定子巻線へ電流を流すに
はスイッチング素子8a、8bをonすればよいが、電
流量を可変するためには8a、8b片方の素子をonに
した状態でもう一方の素子をだけon、offを繰り返
し、PWM(Plus Width Modulation )制御をする事で
固定子巻線へ印加する電圧を等価的に可変することで流
す電流量を可変にできる。本実施の形態では8bをPW
M制御している事とする。
【0064】図3のセンサレスSRモータの駆動タイミ
ングを示す図と、図10のシーケンス図を用いて説明す
る。説明を簡単にするため、SRモータは既にほぼ所定
の速度ωで同期運転されている状態としU相の通電を停
止し、V相の通電を開始した所だとする(図10、シー
ケンスS1)。V相のスイッチング素子8bvはモータ
の速度がωとなるに必要な固定子電流を流すためにある
スイッチングdutyでPWM制御されている。
【0065】u相固定子巻線の電流が回生用ダイオード
9au、9buにより電源に回生され電流が停止する時
間以上の所定時間tdaを待って(ステップS2)、u
相固定子巻線3のインダクタンス値L1uを測定する。
インダクタンス値がL1uとなる回転子の位置θ(L1
u)が測定される(ステップS3)。モータが速度ωで
回転が継続されていれば所定の時間Tdaの間に回転す
る量も想定でき、インダクタンス値測定から想定される
固定子の位置はθ*(L1u)である。
【0066】θ*(L1u)と実際に測定されたθ(L
1u)との差Δθを計算する(ステップS4)。このΔ
θの大きさにより速度制御を行う(ステップS5)。Δ
θが正で大きければ回転速度がωより速いので減速する
ようスイッチング素子8bvのスイッチングdutyを
小さくして固定子巻線の通電電流を小さくする。また、
Δθが正で小さければ回転速度がωより少し速いので減
速するようスイッチング素子8bvのスイッチングdu
tyを少し小さくして固定子巻線の通電電流を小さくす
る。逆にΔθが負であれば前述とは逆に速度が遅いので
Δθの大きさによりスイッチング素子8bvのスイッチ
ングdutyを大きくする。
【0067】次ぎに所定の時間ΔT待機して(ステップ
S6)、u相固定子巻線3のインダクタンス値L2uを
測定し、インダクタンス値がL2uとなる回転子の位置
θ(L2u)が測定される(ステップS7)。モータが
速度ωで回転が継続されていれば所定の時間ΔTの間に
回転する量も想定でき、インダクタンス値測定から想定
される固定子の位置はθ*(L2u)である。θ*(L
2u)と実際に測定されたθ(L2u)との差Δθを計
算する(ステップS8)。このΔθにより速度制御を行
う内容は前述のステップS5と同じである(ステップS
9)。
【0068】モータの回転速度をωに保つ制御をしてい
るので所定の時間Tduを待て(ステップS10)、V
相通電を停止し、W相の通電を開始する。
【0069】U相のインダクタンス値測定による速度制
御の様子をステップS2からステップS11で説明した
が、通電相が変わってW相が通電されている時は同様の
シーケンスがS12からステップ21で行われ、また通
電相が変わってU相が通電されている時は同様のシーケ
ンスがステップS22からステップ31で行われる。
【0070】以上のように、所定の時間毎にインダクタ
ンス値を測定し回転子の位置を測定し、所定の速度ωで
あればインダクタンスの測定で得られるであろう回転位
置との差をもとに速度制御を行うので、センサレス運転
を行うと同時に負荷変動に対して速度を一定に制御する
ことが可能となる。
【0071】また、速度制御は1相あたり二度行う例を
示したが、一度でもよく当然2回以上行ってもよい。ま
た、所定時間のTda、ΔT、Tduは速度ωに対して
固定値であり、制御をより簡単にするためにTda+T
du=ΔTとすると速度制御間隔を一定にする事がで
き、設定固定値も少なくなるので記憶するメモリ量も少
なくできる。
【0072】実施の形態5.次ぎに実施の形態2の図7
で示したインダクタンスの検出に閾値を用いる方法で速
度制御によりセンサレス運転するシーケンスを図11を
用いて説明する。説明を簡単にするため、SRモータは
既にほぼ所定の速度ωで同期運転されている状態としU
相の通電を停止し、V相の通電を開始したところだとす
る(図11、シーケンスS1)。V相のスイッチング素
子8bvはモータの速度がωとなるに必要な固定子電流
を流すためにあるスイッチングdutyでPWM制御さ
れている。
【0073】次ぎにパルス電圧印加によるインダクタン
ス測定を開始する(ステップS2)、測定されたインダ
クタンス値に対してLu1なる閾値からLu2なる閾値
まで固定子巻線3uのインダクタンス値が変化する時間
を計測しそれを、ΔTとする(ステップS3)。モータ
が速度ωで回転している時の閾値L1から閾値L2を通
過する想定時間はΔT*である。想定されたΔT*と実際
に測定されたΔTとの差δTを計算する(ステップS
4)。このδTθの大きさにより速度制御を行う(ステ
ップS5)。δTが正で大きければ回転速度がωより遅
いので加速するようスイッチング素子8bvのスイッチ
ングdutyを大きくして固定子巻線の通電電流を大き
くする。また、δTが正で小さければ回転速度がωより
少し遅いので加速するようスイッチング素子8bvのス
イッチングdutyを少し大きくして固定子巻線の通電
電流を少し大きくする。逆にΔθが負であれば前述とは
逆に速度が早いのでδTの大きさによりスイッチング素
子8bvのスイッチングdutyを小さくする。
【0074】次ぎに所定の時間を待機後(ステップS
6)、V相通電を停止し、W相の通電を開始する(ステ
ップS7)。U相の閾値を用いたインダクタンス値測定
による速度制御の様子をステップS2からステップS7
で説明したが、通電相が変わってW相が通電されている
時は同様のシーケンスがステップS8からステップ13
で行われ、また通電相が変わってU相が通電されている
時は同様のシーケンスがステップS14からステップ1
9で行われる。
【0075】以上のように、インダクタンス検出回路に
複数の閾値を設け、閾値(L1)から閾値(L2)まで
のインダクタンス値の変化時間を計測し、回転子の現在
の回転速度を所定の速度になるようスイッチング素子8
bをPWM制御することで速度を維持しながらセンサレ
ス運転ができ、回転位置検出回路も簡略化できるので、
低コストなセンサレス駆動回路を得ることができる。
【0076】また、回転子の速度検出を1相あたり2つ
の閾値で行う例を示したが、隣りの相の閾値までの時間
を計測するなどで閾値が一つでも同様の速度を一定に保
ちセンサレス運転をする事ができる。
【0077】実施の形態6.また、本発明のSRモータ
を圧縮機の駆動用モータとして組込み、前述の方法にて
SRモータのセンサレス運転を行う事ができる。圧縮機
の駆動用モータにSRモータを採用する事で誘導電動機
で発生する2次銅損がない分誘導電動機を搭載した圧縮
機より高効率化が図れる。
【0078】また、誘導電動機の回転子は、一般に電磁
鋼鈑にアルミダイキャストにて成形した二次巻線を有し
モータを分解リサイクルする場合に誘導電動機の回転子
は分解がしにくい構造となっていたが、SRモータの回
転子は電磁鋼鈑を積層するだけの構造でありモータの分
解リサイクルに有効である為、地球環境保全に役立つ事
ができる。
【0079】
【発明の効果】この発明に係るSRモータの駆動回路
は、固定子巻線のインダクタンスの変化からSRモータ
の速度や同期状態を推定してモータを安定駆動すること
ができる。
【0080】また、インダクタンス検出回路において既
知ΔT時間離れた2地点の固定子の回転子に対する位置
情報からSRモータの回転速度を推定し、適切なSRモ
ータ駆動信号を生成するので、回転子が負荷変動で速度
が変化しても同期運転をすることができる。
【0081】また、インダクタンス検出回路において複
数の閾値にて固定子の回転子に対する位置情報からSR
モータの回転速度を推定し、適切なSRモータ駆動信号
を生成するので、モータ回転子が負荷変動で速度が変化
しても同期運転をすることができる。
【0082】また、相数より少ないインダクタンス検出
回路にて適切なSRモータ駆動信号を生成することによ
り、回転位置検出回路を簡略化できるので、低コストな
SRモータの駆動回路を得ることができる。
【0083】また、インダクタンス検出回路において複
数回、固定子の回転子に対する位置情報を得て、回転方
向を検出して異常回転方向時には異常信号を生成する脱
調検出装置を持つので異常に大きな負荷によりモータが
逆転してしまったり、何らかの理由で既にモータの同期
が外れてしまっている場合、安全にモータを停止させる
ことができ、モータやモータを組込んだ装置の破壊故障
を防止できる。
【0084】また、インダクタンス検出回路において所
定の時間にステップ電圧印加により検出された回転子の
固定子に対する位置情報から測定時の回転子の位置を求
め、モータが本来予測される回転をしていた場合のイン
ダクタンス検出回路出力を比較し誤差を利用してモータ
を安定回転するようモータ印加電流もしくは印加電圧を
調整するので、センサレス運転を行うと同時に負荷変動
に対して速度を一定に制御することが可能となる。
【0085】また、インダクタンス検出回路において複
数の閾値にて固定子の回転子に対する位置情報からSR
モータの回転速度を推定し、モータが本来予測される回
転速度(複数の閾値を通過する時間)と比較しその誤差
を利用してモータを安定回転するようモータ印加電流も
しくは印加電圧を調整するので、センサレス運転を行う
と同時に負荷変動に対して速度を一定に制御することが
可能で、回転位置検出回路も簡略化できるので、低コス
トなSRモータの駆動回路を得ることができる。
【0086】また、請求項1〜7のいずれかに記載のス
イッチドリラクタンスモータの駆動回路にて駆動される
スイッチドリラクタンスモータを駆動用モータとして搭
載したので、誘導電動機で発生する2次銅損がない分誘
導電動機を搭載した圧縮機より高効率化が図れ、また、
誘導電動機の回転子は一般に電磁鋼鈑にアルミダイキャ
ストにて成形した二次巻線をもちモータを分解リサイク
ルする場合に誘導電動機の回転子は分解がしにくい構造
となっていたが、SRモータの回転子は電磁鋼鈑を積層
するだけの構造でありモータの分解リサイクルに有効で
ある為、地球環境保全に役立つ事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1を示す図で、SRモータの駆動
回路の構成図である。
【図2】 実施の形態1を示す図で、図1のインダクタ
ンス検出回路の構成図である。
【図3】 実施の形態1を示す図で、SRモータの駆動
タイミングを示す図である。
【図4】 実施の形態1を示す図で、SRモータの駆動
シーケンスのフローチャートを示す図である。
【図5】 実施の形態1を示す図で、SRモータの駆動
回路の駆動回路においてインダクタンス検出回路におい
て固定子巻線インダクタンス値の変化を検出する過程を
示すタイミング図である。
【図6】 実施の形態2を示す図で、SRモータの駆動
シーケンスのフローチャートを示す図である。
【図7】 実施の形態2を示す図で、固定子巻線のイン
ダクタンス値を閾値により検出するインダクタンス検出
回路の構成図である。
【図8】 実施の形態2を示す図で、インダクタンス検
出回路において固定子巻線インダクタンス値の変化を計
測する過程を示したタイミング図である。
【図9】 実施の形態3を示す図で、SRモータの異常
運転状態を検出するシーケンスのフローチャートを示す
図である。
【図10】 実施の形態4を示す図で、SRモータのセ
ンサレス速度制御を行うシーケンスのフローチャートを
示す図である。
【図11】 実施の形態5を示す図で、SRモータの回
転子と固定子巻線のインダクタンスの関係を示す図であ
る。
【図12】 従来の一般的なSRモータとその駆動回路
の構成図を示す図である。
【図13】 一般的なSRモータの固定子と回転子の位
置関係を示す図である。
【図14】 一般的なSRモータの固定子巻線インダク
タンス値の変化を示す図である。
【図15】 実施の形態1を示す図で、SRモータ駆動
回路のインダクタンス検出回路入力電圧と回転位置θの
関係を示す図である。
【符号の説明】
3 固定子巻線、8a,8b,14 半導体スイッチ、
9a,9b ダイオード、10 電源、13,29,3
0,42,43 既知抵抗、15 回転位置検出回路、
16 インダクタンス検出回路、17 ステップ関数信
号発生回路、18 制御回路、23 サンプルホールド
信号発生回路、31,40 コンパレータ、32,41
D型フリップフロップ回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉野 勇人 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3H003 AC03 CF01 5H550 AA09 BB07 DD09 GG02 HB16 JJ04 JJ16 LL34

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の突極を有する回転子と集中巻され
    た複数の突極を有する固定子との間で電源から供給され
    た電流によって発生する電磁力(リラクタンストルク)
    を利用して回転子を回転駆動させるスイッチドリラクタ
    ンスモータの前記固定子突極に対する前記回転子突極の
    位置を検出しスイッチドリラクタンスモータを駆動する
    スイッチドリラクタンスモータの駆動回路であって、 ステップ関数信号を発生するステップ関数信号発生回路
    と、過渡応答時の時定数を定める抵抗を介して電源に接
    続された固定子巻線と、 電源から印加された電圧を前記ステップ関数信号に基づ
    いてステップ電圧として、前記固定子巻線及び前記抵抗
    に印加するスイッチと、 ステップ関数電圧により固定子巻線および抵抗に生じた
    過渡応答時の電圧または電流の値を、一定の遅延時間毎
    に生成されるホールド信号に基づいて保持して前記固定
    子巻線に生じるインダクタンス変化を検出するインダク
    タンス検出回路と、 このインダクタンス検出回路により検出された検出信号
    に基づいて、前記回転子突極の位置を検出し回転子突極
    位置信号を出力する回転位置検出回路と、 前記固定子巻線のインダクタンスの変化からスイッチド
    リラクタンスモータの速度や同期状態を推定してモータ
    を安定駆動する制御回路と、を備えたことを特徴とする
    スイッチドリラクタンスモータの駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記インダクタンス検出回路において既
    知ΔT時間離れた2地点の前記固定子の前記回転子に対
    する位置情報からスイッチドリラクタンスモータの回転
    速度を推定し、適切なスイッチドリラクタンスモータ駆
    動信号を生成することを特徴とする請求項1記載のスイ
    ッチドリラクタンスモータの駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記インダクタンス検出回路において複
    数の閾値にて前記固定子の前記回転子に対する位置情報
    からスイッチドリラクタンスモータの回転速度を推定
    し、適切なスイッチドリラクタンスモータ駆動信号を生
    成することを特徴とする請求項1記載のスイッチドリラ
    クタンスモータの駆動回路。
  4. 【請求項4】 相数より少ない前記インダクタンス検出
    回路にて適切なスイッチドリラクタンスモータ駆動信号
    を生成することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載のスイッチドリラクタンスモータの駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記インダクタンス検出回路において複
    数回、前記固定子の前記回転子に対する位置情報を得
    て、回転方向を検出して異常回転方向時には異常信号を
    生成する脱調検出装置を有することを特徴とする請求項
    1記載のスイッチドリラクタンスモータの駆動回路。
  6. 【請求項6】 前記インダクタンス検出回路において、
    所定の時間にステップ電圧印加により検出された前記回
    転子の前記固定子に対する位置情報から測定時の前記回
    転子の位置を求め、モータが本来予測される回転をして
    いた場合の前記インダクタンス検出回路出力を比較し誤
    差を利用してモータを安定回転するようモータ印加電流
    もしくは印加電圧を調整することを特徴とする請求項1
    記載のスイッチドリラクタンスモータの駆動回路。
  7. 【請求項7】 前記インダクタンス検出回路において複
    数の閾値にて前記固定子の前記回転子に対する位置情報
    からスイッチドリラクタンスモータの回転速度を推定
    し、モータが本来予測される回転速度(複数の閾値を通
    過する時間)と比較しその誤差を利用してモータを安定
    回転するようモータ印加電流もしくは印加電圧を調整す
    ることを特徴とする請求項1記載のスイッチドリラクタ
    ンスモータの駆動回路。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載のスイッ
    チドリラクタンスモータの駆動回路にて駆動されるスイ
    ッチドリラクタンスモータを駆動用モータとして搭載し
    たことを特徴とする圧縮機。
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