JP2016034215A - スイッチトリラクタンスモータの制御装置 - Google Patents

スイッチトリラクタンスモータの制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016034215A
JP2016034215A JP2014156814A JP2014156814A JP2016034215A JP 2016034215 A JP2016034215 A JP 2016034215A JP 2014156814 A JP2014156814 A JP 2014156814A JP 2014156814 A JP2014156814 A JP 2014156814A JP 2016034215 A JP2016034215 A JP 2016034215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
inductance
energization
rotor
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014156814A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6292071B2 (ja
Inventor
勇人 角谷
Yuto Kadoya
勇人 角谷
石川 智一
Tomokazu Ishikawa
智一 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2014156814A priority Critical patent/JP6292071B2/ja
Publication of JP2016034215A publication Critical patent/JP2016034215A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6292071B2 publication Critical patent/JP6292071B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

【課題】SRモータのロータの位相を検出する位相検出手段の誤差を算出する。【解決手段】ステータ24と、ステータ24の突極25と対向する突極27を有するロータ26と、ステータ24に巻かれた巻線22u,22v,22wと、を備えるスイッチトリラクタンスモータ20を、位相検出手段50により検出位相θsensとして検出されたロータ26の位相を用いて、巻線22u,22v,22wへの通電を行うことにより制御する制御装置30であって、巻線22u,22v,22wに流れる電流を検出する電流検出手段32と、電流から巻線22u,22v,22wのインダクタンスを算出するインダクタンス算出手段37と、インダクタンスからロータ26の位相を推定位相θestとして推定する位相推定手段38と、検出位相θsensと推定位相θestとにより位相検出手段50の誤差θerrを算出する誤差算出手段39と、を備えることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、スイッチトリラクタンスモータのロータ位相を検出する位相検出手段の誤差を算出する、制御装置に関する。
スイッチトリラクタンスモータ(以下、「SRモータ」という。)の制御装置として、特許文献1に記載の制御装置がある。特許文献1に記載の制御装置では、ステータの各相の巻線のインダクタンスに対応した電圧を算出し、各相の電圧に基づいてロータの位相を求めている。
特開2000−245185号公報
特許文献1に記載の制御装置は、算出された電圧を用いてロータの位相を求めているため、ロータの位相の演算に時間を要する。そのため、回転数が急峻に増減した場合等では、ロータの位相の演算を回転数の変化に追従させることが困難となる。
一方、SRモータの制御装置において、回転角センサを備え、回転角センサが検出した位相を利用して、ステータの各コイルへの通電位相を決定することも行われている。しかしながら、回転角センサに誤差が生じた場合には、通電位相がずれるおそれが生ずる。すなわち、通電位相が進角側にずれた場合には、トルクの発生に寄与しない消費電流が増加する。一方、通電位相が遅角側にずれた場合には、通電が、ロータの突極とステータの突極との対向終了後まで継続するおそれもあり、それにより、負のトルクが発生する。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、SRモータのロータの位相を検出する位相検出手段の誤差を算出することにある。
本発明は、ステータと、ステータの突極と対向する突極を有するロータと、ステータに巻かれた巻線と、を備えるスイッチトリラクタンスモータを、位相検出手段により検出位相として検出されたロータの位相を用いて、巻線への通電を行うことにより制御する制御装置であって、巻線に流れる電流を検出する電流検出手段と、電流から巻線のインダクタンスを算出するインダクタンス算出手段と、インダクタンスからロータの位相を推定位相として推定する位相推定手段と、検出位相と推定位相とにより位相検出手段の誤差を算出する誤差算出手段と、を備えることを特徴とする。
スイッチトリラクタンスモータでは、ロータの突極とステータの突極との対向に伴い、ステータの突極に巻かれた巻線のインダクタンスが変化する。ゆえに、インダクタンスを算出することができれば、ロータの突極とステータの突極との位置関係(ロータの位相)を求めることができる。本発明は、電流検出手段により検出した巻線に流れる電流の値を用いてインダクタンスを算出しているため、ロータの位相を演算により求めることができる。そのため、演算により求めたロータの推定位相と、位相検出手段が検出したロータの検出位相とを用いることにより、位相検出手段に誤差が生じていた場合おいて、その誤差を精度よく検出することができる。
第1実施形態における制御装置の概略図である。 (a)はロータ位相とインダクタンスとの関係を示す図であり、(b)は対向開始前後のインダクタンスの変化を示す図である。 (a)はステータの突極の幅がロータの突極の幅よりも広い場合のインダクタンスの変化を示す図であり、(b)はステータの突極の幅とロータの突極の幅とが等しい場合のインダクタンスの変化を示す図であり、(c)はステータの突極の幅がロータの突極の幅よりも狭い場合のインダクタンスの変化を示す図である。 第1実施形態における、ロータの位相を推定する原理を示す図である。 第1実施形態における、インダクタンスの算出の原理を示す図である。 第1実施形態における、誤差を検出するタイミングを示す図である。 第1実施形態に係る処理のフローチャートである。 (a)は補正前のU相電流を示す図であり、(b)は補正後のU相電流を示す図である。 第1実施形態に係る処理を行う場合の効果を示す図である。 第2実施形態における、誤差を検出するタイミングを示す図である。 第3実施形態における、ロータの位相を推定する原理を示す図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明に係る制御装置を車載主機としてのSRモータに適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、SRモータ20の駆動を制御する制御装置30は、SRモータ20へ電力を供給するインバータ40へ制御信号を送信する。インバータ40には、図示しない直流電源(バッテリ)が接続されており、また、SRモータ20の相数に応じたスイッチング素子を含んでいる。インバータ40は、制御装置30から受信した制御信号に基づいて、スイッチング素子の制御を行うことにより、SRモータ20へ電力を供給する。
SRモータ20は、円筒形状のステータ24と、円柱形状のロータ26とを備えている。ステータ24の内面には、6つの突極25、すなわち、相数の2倍の突極25が、周方向に等間隔に設けられている。一方、ロータ26の外側には、4つの突極27が、周方向に等間隔に設けられている。U相巻線22u、V相巻線22v、W相巻線22wのそれぞれは、回転方向に機械角で180°対向する、ステータ24の一対の突極25に集中巻される。一方の突極25と他方の突極25とでは、巻線は通電方向が逆方向となるように巻かれている。また、互いに隣接する突極25の間において、通電方向が同一方向となるように巻かれている。なお、SRモータ20の駆動開始時に、最初に通電がなされる巻線を、U相巻線22uとしている。
SRモータ20には、ロータ26の位相θを検出位相θsensとして検出する回転角センサ50が取り付けられている。検出位相θsensは、0°以上360°未満の範囲で変化する値である。回転角センサ50としては、レゾルバやロータリエンコーダ等の公知のセンサが用いられ、回転角センサ50は、位相検出手段として機能する。
制御装置30は、図示しない中央演算装置(CPU)及びメモリを備え、メモリに記憶された各種プログラムを中央演算装置によって実行することで、SRモータ20の駆動状態を示す制御量である出力トルクを、その指令値(駆動要求)であるトルク指令値T*に制御する。トルク指令値T*は、例えば、制御装置30よりも上位の制御装置(例えば、車両の走行制御を統括する制御装置)から制御装置30に入力される。加えて、制御装置30には、回転角センサ50が検出する検出位相θsens、及び、SRモータ20のU相巻線22u、V相巻線22v、W相巻線22wに流れる電流を、それぞれ、U相電流Iu、V相電流Iv、W相電流Iwとして検出する電流センサ32の検出値が入力される。なお、電流センサ32は、電流検出手段として機能する。
制御装置30は、これら各種センサの検出値に基づき、SRモータ20の出力トルクをトルク指令値T*に制御すべく、インバータ40に含まれるスイッチング素子に対して、ON状態とOFF状態との切り替えを指示する操作信号を送信する。
詳しくは、制御装置30は、通電区間設定部33と、通電区間調整部34と、電圧設定部35とを備えている。
通電区間設定部33は、トルク指令値T*に基づき、各相の電流を指令する値である、電流指令値I*、U相における通電区間を示す位相である、通電開始位相θon、及び、通電終了位相θoffを決定する。電流指令値I*、通電開始位相θon及び通電終了位相θoffは、制御装置30のメモリに予め記憶されたマップを用いて決定される。このとき、V相における通電区間を示す位相は、U相に対して120°遅れるものとして求められ、W相における通電区間を示す位相は、V相に対して120°遅れるものとして求められる。通電区間設定部33により設定された通電開始位相θon及び通電終了位相θoffは、通電区間調整部34に入力され、それぞれの位相について補正がなされる。
続いて、検出位相θsens、電流指令値I*、通電開始位相θon、及び、通電終了位相θoffは、電圧設定部35に入力される。電圧設定部35は、例えば、ヒステリシスコンパレータである。また、電圧設定部35には、電流センサ32により検出された各相電流Iu,Iv,Iwも入力される。そして、電流指令値I*と各相電流Iu*,Iv*,Iw*との比較結果に基づいて、各相電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*をインバータ40へ送信する。このとき、検出位相θsensが各相のそれぞれの通電区間内において、各相電流Iu,Iv,Iwが電流指令値I*よりも小さい場合には、各相電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*は正の所定電圧とされる。一方、各相電流Iu,Iv,Iwが電流指令値I*よりも大きい場合には、各相の電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*は負の所定電圧とされる。そして、インバータ40では、各相電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*に基づいてスイッチング制御がなされ、各相の巻線22u,22v,22wに、各相電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*に基づく電圧が印加される。
制御装置30は、加えて、電圧センサ36、インダクタンス算出部37、ロータ位相推定部38、位相誤差算出部39を備えている。電圧センサ36は、インバータ40を介してSRモータ20のU相巻線22uに印加される電圧である、U相電圧Vuを検出する。インダクタンス算出部37は、U相巻線22uのインダクタンスであるU相インダクタンスLuを算出する。ロータ位相推定部38は、ロータ26の位相θを演算により推定した値である、推定位相θestを推定する。位相誤差算出部39は、回転角センサ50が検出した検出位相θsensと、ロータ位相推定部38が推定した推定位相θestとを用いて、回転角センサ50の誤差を示す位相誤差θerrを算出する。位相誤差算出部39が算出した位相誤差θerrは、通電区間調整部34へ入力され、通電区間調整部34は、入力された位相誤差θerrに基づいて、通電開始位相θon及び通電終了位相θoffを補正する。
なお、本実施形態に係る制御装置30において、通電区間設定部33は通電区間設定手段として機能し、通電区間調整部34は、通電開始位相θon及び通電終了位相θoffに対する補正手段として機能し、インダクタンス算出部37はインダクタンス算出手段として機能し、ロータ位相推定部38は位相推定手段として機能し、位相誤差算出部39は、誤差算出手段として機能する。
ここで、インダクタンス算出部37が実行する処理、及び、ロータ位相推定部38が行う処理の原理となる、位相θとインダクタンスLとの関係について、図2(a)及び図2(b)を用いて説明する。
図2(a)の横軸は位相θを示し、縦軸はインダクタンスLを示している。また、それぞれのグラフは、電流値IがI1、I2、I3(ただし、I1>I2>I3である。)の場合を示している。インダクタンスLは、電流値Iにかかわらず、対向開始(θ=θ1)とともに急峻に増加し、完全対向時(θ=θ2)に極大値をとり、対向終了(θ=θ3)まで急峻に減少する。これは、鎖交磁束に比例してインダクタンスLが変化するためである。
図2(b)は、ステータ24の突極25とロータ26の突極27との対向開始前後の微小区間における、インダクタンスLの変化を示している。図2(b)において、それぞれのグラフは、θ1とθ2との間隔に比べて十分に小さい微小位相Δθだけ変化した状態を示している。
続いて、図3(a)〜(c)を用いて、ステータ24の突極25の幅と、ロータ26の突極27の幅と、インダクタンスLとの関係性について説明する。図3(a)がステータ24の突極25の幅がロータ26の突極27の幅よりも広い場合のインダクタンスLの変化を示しており、図3(b)がステータ24の突極25の幅とロータ26の突極27の幅とが等しい場合のインダクタンスLの変化を示しており、図3(c)がステータ24の突極25の幅がロータ26の突極27の幅よりも狭い場合のインダクタンスLの変化を示している。また、図3(a)〜(c)のそれぞれにおいて、図2(a)と同様に、電流値IがI1、I2、I3(ただし、I1>I2>I3である。)の場合のインダクタンスLを示している。図3(a)〜(c)により、ステータ24の突極25の幅とロータ26の突極27の幅との関係、及び、電流値Iにかかわらず、対向開始(θ=θ1)とともに急峻に増加し、完全対向時(θ=θ2)に極大値をとり、対向終了(θ=θ3)まで急峻に減少することがわかる。
図4に、電圧指令値V*、電流I、インダクタンスLの変化を示す。通電区間である通電開始位相θonと通電終了位相θoffとの間で、電流Iが電流指令値I*となるように、ヒステリシスコンパレータである電圧設定部35を用いて、電圧指令値V*を正の所定値と負の所定値とで変化させている。そのため、電流Iは、通電区間において、電流指令値I*近傍で増減を繰り返す波形となる。
一方、インダクタンスLは、ステータ24の突極25とロータ26の突極27との対向開始の位相であるθ1において、所定以上の変化量で増加するようになる。ここで、インダクタンスLは、電圧V、巻線抵抗R、電流I、インダクタンスLを用いると、下記数式1に示す電圧方程式で表されることが知られている。
Figure 2016034215
すなわち、電流センサ32を用いてU相電流Iuの計測し、図5に示す、時間tと時間(t+nT)との間のU相電流Iuの傾きを用いて、上記数式1に基づく演算を行うことにより、U相インダクタンスLuの値を算出することができる。なお、制御装置30の1制御周期をTとし、時間tからn制御周期後(ただし、nは自然数である。)の時間を(t+nT)としている。
ここで、時間tにおける電流値をI[t]とし、時間(t+nT)における電流値をI[t+nT]とすると、時間(t+nT)におけるインダクタンスL[t+nT]は、上記数式1を変形することにより、下記数式2により表すことができる。
Figure 2016034215
ところで、上述した通り、ステータ24の突極25とロータ26の突極27が対向を開始する際に、インダクタンスLは所定以上の変化量で増加している。そこで、本実施形態では、インダクタンスLの変化量ΔLuを、時間(t+nT)におけるインダクタンスL[t+nT]と、時間(t+(n+1)T)におけるインダクタンスL[t+(n+1)T]とを用いて、下記数式3により算出する。
Figure 2016034215
加えて、対向開始時近傍のインダクタンスLの変化量ΔLuを変化量閾値ΔLtsdとし、例えば、変化量閾値ΔLtsdと対向開始時のロータ位相θ1とを対応付けて、制御装置30のメモリに予め記憶しておく。すなわち、インダクタンスLの変化量ΔLuが変化量閾値ΔLtsdとなった場合に、推定位相θestを位相θ1として推定する。
なお、推定位相θestは、対向開始時のロータ位相θ1でなくてもよい。すなわち、インダクタンスLが増加する区間において、インダクタンスの変化量ΔLuと、そのときの推定位相θestとが対応付けられて入ればよい。
ここで、図6を用いて、本実施形態に係る制御装置30が、位相誤差θerrを算出するタイミングを説明する。図6は、U相巻線22uに印加されるU相電圧Vuと、U相巻線22uに流れるU相電流Iuと、V相巻線22vに流れるV相電流Ivと、W相巻線22wに流れるW相電流Iwとを示している。
本実施形態では、U相巻線22uへの最初の通電における、U相電流Iuの立ち上がり時の期間である時間t1〜t2を位相推定期間とする。この期間において、U相電流Iu、上記数式2、数式3、及び、変化量閾値ΔLtsdを用いて、推定位相θestを求める。そして、求められた推定位相θestと、回転角センサ50により検出された検出位相θsensを用いて算出された位相誤差θerrを算出する。そして、通電開始位相θon及び通電終了位相θoffを補正する。補正された通電終了位相θoffは、U相巻線22uへの最初の通電における通電終了位相θoffとして用いられ、補正された通電開始位相θonはV相巻線22vへの最初の通電における通電開始位相θonとして用いられる。
続いて、図7のフローチャートを用いて、制御装置30で行われる処理を説明する。
まず、U相電流Iu、U相電圧Vu、及び、検出位相θsensを取得する(S101)。この際に、取得されたU相電流Iuは、所定制御周期nTの間、メモリに記録される。次に、U相電流Iu、U相電圧Vu、及び上記数式2を用いることにより、U相インダクタンスLuを算出する。U相インダクタンスLuの算出においては、所定制御周期nT前のU相電流Iuをメモリから読み出して演算を行う。そして、算出されたU相インダクタンスLuは、所定期間、メモリに記録される。
続いて、S102で算出したU相インダクタンスLuを用いて、その変化量ΔLuが、変化量閾値ΔLtsdよりも大きいか否かを判断する(S103)。
U相インダクタンスLuの変化量ΔLuが、変化量閾値ΔLtsdよりも大きいと判断しなかった場合(S103:NO)、一旦処理を終了し、再度S101〜S103に係る処理を行う。
一方、U相インダクタンスLuの変化量ΔLuが、変化量閾値ΔLtsdよりも大きいと判断した場合(S103:YES)、変化量閾値ΔLtsdに対応する推定位相θestを決定する(S104)。そして、先に取得した検出位相θsensから推定位相θestを減算することにより、位相誤差θerrを算出する(S105)。
そして、位相誤差θerrが十分に小さいか否かを判断する(S106)。具体的には、位相誤差θerrの閾値として誤差閾値θtsdを用いて、位相誤差θerrの絶対値が誤差閾値θtsd以下であるか否かを判断する。位相誤差θerrの絶対値が誤差閾値θtsd以下であると判断した場合、すなわち、位相誤差θerrが十分に小さいと判断した場合には(S106:YES)、通電区間の補正を行うことなく、一連の通電区間補正処理を終了する。
一方、位相誤差θerrの絶対値が誤差閾値θtsd以下でないと判断した場合(S106:NO)、位相誤差θerrに基づいて、通電開始位相θon及び通電終了位相θoffを補正する(S107)。そして、一連の通電区間補正処理を終了する。
なお、S106に係る処理は必ずしも必要な処理ではない。すなわち、S106に係る処理を行わず、位相誤差θerrが十分に小さい値である場合においても、通電開始位相θon及び通電終了位相θoffを補正する処理(S107)を実行するものとしてもよい。
ここで、図8を用いて、回転角センサ50に位相誤差θerrがある場合のU相電流Iuと、回転角センサ50の位相誤差θerrを補正した場合のU相電流Iuとを説明する。
図8(a)では、回転角センサ50に位相が遅れる位相誤差θerrがある場合のU相電流Iu、すなわち、補正処理を行わない場合に実際に流れるU相電流Iuを実線で示しており、最適位相で制御される場合のU相電流Iuを破線で示している。また、回転角センサ50には、位相誤差θerrがあるものとする。このとき、ロータ26の角速度をωとすると、U相巻線22uへの通電開始位相θon及び通電終了位相θoffを時間に換算すると、それぞれθerr/ω遅れたものとなる。そのため、突極25,27どうしが対向を開始する際に、十分な電流が流れておらず、トルクが小さくなるおそれや、突極25,27が対向を終了した後にも電流が流れ、それにより、回転方向とは逆方向へのトルクが生ずるおそれがある。
図8(b)では、回転角センサ50に位相が遅れる位相誤差θerrがある場合のU相電流Iuを破線で示しており、通電開始位相θon及び通電終了位相θoffを補正したU相電流Iuを実線で示している。上述した通り、U相巻線22uへの1回目の通電におけるU相インダクタンスLuを算出し、それにより、U相巻線22uへの1回目の通電における通電終了位相θoff、そして、次回以降のU相電流Iuの通電開始位相θon及び通電終了位相θoffの補正を行う。ゆえに、U相巻線22uへの1回目の通電における通電終了位相θoff以降は、図8(a)で示した最適位相となる。
図9に本実施形態に係る処理を実行した場合の効果を示す。図9では、図8(a)及び(b)で示した、最適位相でSRモータ20を駆動する場合と、回転角センサ50に誤差があり、且つ、通電区間の補正を行わない場合と、回転角センサ50に誤差があるものの、通電区間を行う処理を行った場合とにおける、SRモータ20が発生するトルク(Nm)を示している。上述したとおり、通電区間が最適位相となるように、通電開始位相θon及び通電終了位相θoffを補正しているため、トルクの減少を抑制することができる。
なお、検出された位相誤差θerrは、制御装置30内のメモリに記憶してもよい。こうすることで、回転角センサ50に取り付け誤差が生じていた場合、U相巻線22uへの1回目の通電開始位相θonの誤差をも補正した通電区間とすることができる。また、この場合においても、U相巻線22uの1回目の通電において、さらに誤差を検出する上記処理を行い、通電開始位相θon及び通電終了位相θoffの補正を行うものとすることができる。こうすることで、回転角センサ50の経年劣化等に起因する、検出誤差にも対応することができる。
上記構成により、本実施形態に係るSRモータ20の制御装置30は、以下の効果を奏する。
・回転角センサ50により検出された検出位相θsensを用いて、各巻線22u,22v,22wへの通電を制御しており、制御の際に位相の演算を必要としていない。ゆえに、ロータ26の回転数が急峻に変化した場合においても、ロータ26の回転に対して制御を追従させることができ、SRモータ20の駆動の精度を向上させることができる。
・回転角センサ50に誤差が生じている場合、各巻線22u,22v,22wへの通電開始位相θonが早まり、通電の最適位相よりも早く通電が開始されるおそれが生ずる。この通電により消費される電力は、SRモータ20の回転に寄与しないものとなり、消費電力に対する発生トルクが低下する。その点、本実施形態では、通電開始位相θonの補正により、ステータ24の突極25とロータ26の突極27との対向開始に合わせて、通電が行われるものとすることができる。したがって、通電開始位相θonが早まることによる、トルクの発生に寄与しない電力を抑制することができる。
・回転角センサ50に誤差が生じている場合、各巻線22u,22v,22wへの通電終了位相θoffが早まり、通電の最適位相よりも早く通電が終了するおそれが生ずる。この場合、ロータ26の回転に寄与する電流が減少し、それによりトルクが低下する。その点、本実施形態では、通電終了位相θoffの補正により、通電終了位相θoffを最適位相とすることができる。したがって、通電終了位相θoffが早まることによるトルクの低下を抑制することができる。
・回転角センサ50に誤差が生じている場合、巻線への通電タイミングの通電開始位相θonが遅延し、ステータ24の突極25とロータ26の突極27との対向開始時においても、巻線に流れる電流が十分な値とならないおそれが生ずる。そして、十分な電流が流れないことにより、トルクが低下する。その点、本実施形態では、通電開始位相θonの補正により、ステータ24の突極25とロータ26の突極27との対向開始時に、十分な電流が流れるようにすることができる。したがって、通電開始位相θonの遅延によるトルクの低下を抑制することができる。
・回転角センサ50に誤差が生じている場合、巻線への通電タイミングの通電終了位相θoffが遅延し、ステータ24の突極25とロータ26の突極27との対向終了時においても、巻線への通電が継続されるおそれが生ずる。そして、SRモータ20において、ステータ24の突極25とロータ26の突極27との対向終了時に、巻線に通電がなされていた場合、ロータ26の突極27に対して回転方向とは逆方向にトルクが発生する。その点、本実施形態では、通電終了位相θoffの補正により、ステータ24の突極25とロータ26の突極27との対向終了時には、通電を終了するように補正を行うものすることができる。したがって、通電終了位相θoffの遅延によるトルクの低下を抑制することができる。
・ステータ24の突極25とロータ26の突極27との対向開始時のインダクタンスLを用いて誤差を算出しているため、誤差の算出を行った通電区間における通電終了位相θoffを補正することができる。したがって、通電終了位相θoffの補正をより早く実行することができ、それにより、トルクの低下や、電流の浪費を抑制することができる。
・U相巻線22uへの最初の通電における、ステータ24の突極25とロータ26の突極27との対向開始時のインダクタンスLを用いて誤差を算出しているため、U相巻線22uへの通電に続くV相巻線22vへの通電において、通電区間の補正を行うことができる。したがって、通電終了位相θoffの補正をより早く実行することができ、それにより、トルクの低下や、電流の浪費を抑制することができる。
<第2実施形態>
本実施形態に係る制御装置30は、第1実施形態に係る制御装置30と全体構成は共通しており、位相誤差算出部39が実行する処理が一部異なっている。
図10に、本実施形態における位相誤差θerrの検出期間を示す。U相電流Iuの最初の通電開始時期t1から、第1実施形態における図7と同様の処理を行うことにより、第1誤差θerr1を算出する。続いて、U相における2回目の通電開始時期である、2π/ω+t1から、図7に示した処理を再度行い、第2誤差θerr2を算出する。同様に、U相におけるN回目(ただし、Nは2以上の整数である。)の通電開始時期である、2π(N−1)/ω+t1から、図7に示した処理を行い、第N誤差θerrNを算出する。
そして、予め定められた検出回数であるN回の誤差検出がなされれば、位相誤差θerrを、第1誤差θerr1〜第N誤差θerrNの平均値を用いて、下記数式4で求める。
Figure 2016034215
上記構成により、本実施形態に係る制御装置30は、第1実施形態に係る制御装置30に準ずる効果を奏する。
<第3実施形態>
本実施形態に係る制御装置30は、第1実施形態に係る制御装置30と全体構成は共通しており、ロータ位相推定部38が実行する処理が異なっている。
まず、図11を用いて、本実施形態に係る処理の原理を示す。SRモータ20では、インダクタンスLは、ステータ24の突極25とロータ26の突極27との対向開始よりも前に、所定の位相において、傾きがゼロとなる変曲点をとる。
そのため、本実施形態では、変曲点におけるインダクタンスLの値、及び、この変曲点とる位相θを、制御装置30のメモリに記憶してある。このとき、変曲点をとる位相θが推定位相θestである。そして、第1実施形態に係る制御装置30における図7に準ずる処理を行う。
すなわち、第1実施形態と同様に、インダクタンス算出部37が、U相電流Iu及びU相電圧Vuを用いてU相インダクタンスLuを算出する。続いて、ロータ位相推定部38が、インダクタンス算出部37が算出したU相インダクタンスLuと、メモリに記憶された、変曲点におけるインダクタンスLとを比較する。このとき、U相インダクタンスLuと変曲点におけるインダクタンスLとの差の絶対値が所定値よりも小さければ、その時点での検出位相θsensと推定位相θestの差分をとり、位相誤差θerrを求める。そして、算出された位相誤差θerrを用いて、通電開始位相θon及び通電終了位相θoffを補正する。
上記構成により、本実施形態に係る制御装置30は、第1実施形態に準ずる効果を奏する。
<第4実施形態>
本実施形態に係る制御装置30は、第1実施形態に係る制御装置30と全体構成は共通しており、インダクタンス算出部37が温度補償を行う点が異なっている。本実施形態に係る制御装置30は第1実施形態に係る制御装置30加えて、U相巻線22uの温度を計測する、図示しない温度センサをさらに備えている。
巻線抵抗Rは、巻線長l、巻線断面積S、温度係数k、巻線温度T、0℃抵抗率ρ0を用いて下記数式5により表される。
Figure 2016034215
そして、数式5により得られた巻線抵抗Rを数式2に代入し、インダクタンスLを算出する。
なお、インダクタンスLを算出する際には、制御装置30が備えるメモリに、巻線長lを巻線断面積Sで除算した定数と、0℃抵抗率ρ0と、温度係数kとをあらかじめ記憶させておき、数式5を用いて演算を行うものとすればよい。また、制御装置30が備えるメモリに、巻線抵抗Rと巻線温度Tとの関係を示すテーブルをあらかじめ記憶させておき、検出された巻線温度Tとテーブルとを用いて巻線抵抗Rを求めるものとしてもよい。
上記構成により、本実施形態に係る制御装置30は、第1実施形態に係る制御装置30が奏する効果に加えて、以下の効果を奏する。
・上記数式2には、巻線抵抗Rが含まれているため、巻線抵抗Rに定数を用いていた場合、温度により巻線抵抗Rが定数とは異なる値となった際に、インダクタンスLが実際の値と異なることとなる。そのため、インダクタンスLを用いて推定位相θestを求める際に、誤差が生じることとなる。本実施形態では、U相巻線22uについての温度補償を行っているため、より正確なインダクタンスLの値を求めることができ、それにより、推定位相θestの検出精度を向上させることができる。
<変形例>
・第1実施形態では、インダクタンスLの変化量ΔLuにより、推定位相θestを決定し、第2実施形態では、インダクタンスLの値により推定位相θestを決定した。しかしながら、インダクタンスLの変化量又は値に加えて、電流値Iをも判定に用いるものとしてもよい。すなわち、図2及び図3で示すように、対向開始時の電流値Iにより、インダクタンスLの変化量及び値は変化する。そのため、インダクタンスLの変化量又は値に加えて、電流値Iをも用いて、対向開始を判断するものとしてもよい。この場合には、電流値IにインダクタンスLの変化量又は値の閾値を対応付けて制御装置30のメモリに記憶しておき、電流センサ32が検出したU相電流Iuを用いてメモリから変化量又は値の閾値を読み出す。そして、その読みだされた閾値と、算出された値とを比較することにより推定位相θestを求めるものとしてもよい。
・上記実施形態では、電圧センサ36が検出したU相電圧Vuを用いてU相インダクタンスLuを算出するものとした。しかしながら、電圧センサ36が検出したU相電圧Vuの代わりに、U相電圧指令値Vu*を用いてU相インダクタンスLuを算出するものとしてもよい。
・上記実施形態では、U相電流Iuを用いて位相誤差θerrの演算を行うものとしたが、U相電流Iuに加えて、V相電流Iv及びW相電流Iwも用いて、誤差の演算を行うものとしてよい。すなわち、各相の電流Iu,Iv,Iwを用いて各相のインダクタンスLu,Lv,Lwを算出し、算出された各相のインダクタンスLu,Lv,Lwに基づいて、各相について、誤差を算出する。そして、算出された誤差の平均を用いて、通電開始位相θon及び通電終了位相θoffを補正するものとすることができる。
・上記実施形態では、ステータ24の突極25とロータ26の突極27との対向開始時のインダクタンスLの変化により、回転角センサ50の誤差を算出するものとしたが、ステータ24の突極25とロータ26の突極27との対向終了時のインダクタンスLの変化により、誤差を検出するものとしてもよい。また、ステータ24の突極25とロータ26の突極27との対向開始時の誤差と、ステータ24の突極25とロータ26の突極27との対向終了時の誤差とをそれぞれ検出し、その平均値を回転角センサ50の誤差としてもよい。
・上記各実施形態において、検出された位相誤差θerrを用いて、通電開始位相θon及び通電終了位相θoffを補正するものを示したが、位相誤差θerrは、通電開始位相θon及び通電終了位相θoffの補正以外を目的とした処理に用いてもよい。例えば、位相誤差θerrが所定値よりも大きい場合には、回転角センサ50の経年劣化が進行したと判断したり、回転角センサ50が故障したと判断したりするものとしてもよい。また、SRモータ20の製造工程において、位相誤差θerrを用いて回転角センサ50の取り付け誤差を判断するものとしてもよい。
・上記実施形態では、3相のSRモータを例示したが、3相以外の多相SRモータにおいても同様に実施可能である。また、巻線の巻き方も、ステータの各突極に集中巻されるもの限られず、公知の種々の巻き方を採用することができる。すなわち、ロータの回転に伴い、巻線のインダクタンスが変化するSRモータであれば、上記各実施形態と同様に実施することができる。
20…SRモータ、22u…U相巻線、22v…V相巻線、22w…W相巻線、24…ステータ、25…突極、26…ロータ、27…突極、30…制御装置、32…電流センサ、33…通電区間設定部、34…通電区間調整部、37…インダクタンス算出部、38…ロータ位相推定部、39…位相誤差算出部、50…回転角センサ。

Claims (7)

  1. ステータ(24)と、前記ステータの突極(25)と対向する突極(27)を有するロータ(26)と、前記ステータに巻かれた巻線(22u,22v,22w)と、を備えるスイッチトリラクタンスモータ(20)を、位相検出手段(50)により検出位相(θsens)として検出された前記ロータの位相を用いて、前記巻線への通電を行うことにより制御する制御装置(30)であって、
    前記巻線に流れる電流を検出する電流検出手段(32)と、
    前記電流から前記巻線のインダクタンスを算出するインダクタンス算出手段(37)と、
    前記インダクタンスから前記ロータの位相を推定位相(θest)として推定する位相推定手段(38)と、
    前記検出位相と前記推定位相とにより前記位相検出手段の誤差(θerr)を算出する誤差算出手段(39)と、を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 前記位相推定手段は、前記インダクタンスの変化量により前記推定位相を推定することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記位相推定手段は、前記インダクタンスの変曲点の値により前記推定位相を推定することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  4. 前記位相推定手段は、前記ロータの前記突極と前記ステータの前記突極との対向開始時の前記インダクタンスから、前記推定位相を推定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記位相推定手段は、前記ロータの前記突極と前記ステータの前記突極との対向終了時の前記インダクタンスから、前記推定位相を推定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 前記誤差を用いて、前記巻線に対する通電区間を補正する補正手段(34)をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 前記補正手段は、少なくとも、前記通電区間における前記通電を終了する位相(θoff)を補正することを特徴とする請求項6に記載の制御装置。
JP2014156814A 2014-07-31 2014-07-31 スイッチトリラクタンスモータの制御装置 Expired - Fee Related JP6292071B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014156814A JP6292071B2 (ja) 2014-07-31 2014-07-31 スイッチトリラクタンスモータの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014156814A JP6292071B2 (ja) 2014-07-31 2014-07-31 スイッチトリラクタンスモータの制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016034215A true JP2016034215A (ja) 2016-03-10
JP6292071B2 JP6292071B2 (ja) 2018-03-14

Family

ID=55452874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014156814A Expired - Fee Related JP6292071B2 (ja) 2014-07-31 2014-07-31 スイッチトリラクタンスモータの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6292071B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106772155A (zh) * 2016-12-20 2017-05-31 江苏大学 一种开关磁阻电机磁极极性的快速判定方法
JP2019075869A (ja) * 2017-10-13 2019-05-16 株式会社デンソー 三相インバータ装置
CN113676107A (zh) * 2021-08-24 2021-11-19 山东交通学院 一种开关磁阻电机转子位置检测装置原点校准方法及系统

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11289787A (ja) * 1998-04-02 1999-10-19 Nissan Motor Co Ltd リラクタンスモータの制御装置
JP2001186797A (ja) * 1999-12-27 2001-07-06 Mitsubishi Electric Corp スイッチドリラクタンスモータの駆動回路及び圧縮機
JP2005328635A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Toyo Electric Mfg Co Ltd スイッチトリラクタンスモータの制御装置
US20060009936A1 (en) * 2004-07-06 2006-01-12 Switched Reluctance Drives Limited Rotor position detection in an electrical machine

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11289787A (ja) * 1998-04-02 1999-10-19 Nissan Motor Co Ltd リラクタンスモータの制御装置
JP2001186797A (ja) * 1999-12-27 2001-07-06 Mitsubishi Electric Corp スイッチドリラクタンスモータの駆動回路及び圧縮機
JP2005328635A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Toyo Electric Mfg Co Ltd スイッチトリラクタンスモータの制御装置
US20060009936A1 (en) * 2004-07-06 2006-01-12 Switched Reluctance Drives Limited Rotor position detection in an electrical machine

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106772155A (zh) * 2016-12-20 2017-05-31 江苏大学 一种开关磁阻电机磁极极性的快速判定方法
CN106772155B (zh) * 2016-12-20 2019-11-05 江苏大学 一种开关磁阻电机磁极极性的快速判定方法
JP2019075869A (ja) * 2017-10-13 2019-05-16 株式会社デンソー 三相インバータ装置
CN113676107A (zh) * 2021-08-24 2021-11-19 山东交通学院 一种开关磁阻电机转子位置检测装置原点校准方法及系统
CN113676107B (zh) * 2021-08-24 2023-06-20 山东交通学院 一种开关磁阻电机转子位置检测装置原点校准方法及系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP6292071B2 (ja) 2018-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6978602B2 (ja) 永久磁石同期電動機の駆動装置、駆動システムおよび駆動方法
US10840834B2 (en) Method for driving sensorless motor
JP6026812B2 (ja) モータ部およびインバータ部を備えたモータ制御装置
JP2019103382A (ja) モーター制御方法
WO2018016448A1 (ja) モータモジュール、モータ制御装置、温度推定装置、および温度推定方法
JP6292071B2 (ja) スイッチトリラクタンスモータの制御装置
JP4110865B2 (ja) 永久磁石型電動機の制御システム
JP5665175B2 (ja) 電動車両駆動用モータの出力制御装置および出力制御方法
JP2011239563A (ja) 電動機制御装置及び制御方法
JP5392530B2 (ja) モータ制御装置
JP4735439B2 (ja) 永久磁石式同期電動機の初期磁極位置推定装置
JP5782769B2 (ja) 交流モータの制御方法および制御装置
JP4051833B2 (ja) 永久磁石式同期電動機のベクトル制御装置
JP2006017725A (ja) 電動機の回転数を測定する方法
JP6170715B2 (ja) モータ駆動装置
WO2018154736A1 (ja) 電気車の電力変換装置
JP7456834B2 (ja) モータ制御装置、モータシステム及びモータ制御方法
JP7058725B2 (ja) 電動機制御装置
JP6032047B2 (ja) モータ制御装置
JP5709464B2 (ja) モータ駆動制御装置
JP4687104B2 (ja) 永久磁石型回転電動機の制御装置およびその方法
JP2004112914A (ja) Srモータの制御装置
JP7321375B2 (ja) モータ制御装置
JP7382884B2 (ja) モータ制御装置、モータシステム及びモータ制御方法
JP7382885B2 (ja) モータ制御装置、モータシステム及びモータ制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170620

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170818

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180129

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6292071

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees