JP5782769B2 - 交流モータの制御方法および制御装置 - Google Patents
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Description
さらに、トルク指令値または電流指令値が変化している条件、および回転数が変化している条件、および電流外れ量が大きい条件、のうちの少なくとも1つの条件が成立したときに、動作状況が変化したと判定する。いずれかの条件が成立したときには交流モータの動作状況が過渡的に変化しているので、実際には電流がオフセット量を含まないときにも、オフセット検出値がゼロにならない場合が生じ得る。例えば、交流モータの回転数が増加する場合、サンプリング間隔が一定なので、正弦波状の電流の1周期の前半の正値のサンプリング数よりも、後半の負値のサンプリング数が減少する。これにより、本来ゼロになるべきオフセット検出値が正値になってしまう。したがって、少なくとも1つの条件が成立したときに、信頼性の低いオフセット検出値を廃棄することにより、誤ってオフセット量を更新するおそれを回避できる。
abs{Ireq(before)−Ireq(after)}≧Ij
となる(absは絶対値を求める演算記号を示す)。このとき、電流指令値Ireqの変化に追従して、交流モータ9の動作状況は当然変化する。第2の条件は、回転数Nが電気1周期の最初と最後で所定値Nj以上変化している条件であり、不等式で示せば
abs{N(before)−N(after)}≧Nj
となる。このとき、交流モータ9の回転数Nが変化し、動作状況が変化している。第3の条件は、三相の電流外れ量IUdef、IVdef、IWdefの少なくともひとつが所定値Idj以上である条件であり、不等式で示せば
IUdef≧Idj、またはIVdef≧Idj、またはIWdef≧Idj
となる。このとき、実際に流れる電流の電流指令値Ireqへの追従性が悪く、交流モータ9の動作状況が変化していると判断できる。
2:インバータ回路
22UU、22UL:U相正側、U相負側スイッチング素子
22VU、22VL:V相正側、V相負側スイッチング素子
22WU、22WL:W相正側、W相負側スイッチング素子
24U、24V、24W:U相、V相、W相出力端子
25U、25V、25W:電源ケーブル
3:直流電源 3U:正側端子 3l:負側端子
4:電子制御部 41:マイコン
5:ドライバ回路
9:交流モータ
91:ステータ 92〜94:電機子巻線 95:位置センサ
96:角度処理装置 97U、97V、97W:電流センサ
X1、X2:位置検出信号 iu、iv、iw:電流検出信号
Ireq:電流指令値(実効値)
CUU〜CWL:PWM制御信号 DUU〜DWL:通電制御信号
θ:電気角 N:回転数 IU、IV、IW:電流値(瞬時値)
IU0、IV0、IW0:オフセット量
IUoff、IVoff、IWoff:オフセット検出値
IUdef、IVdef、IWdef:電流外れ量
T1:サンプリング間隔 T2、T3:電気1周期
Claims (6)
- ステータの電機子巻線に通電される電流を検出する電流センサと、ロータの回転位置を検出する位置センサとを備える交流モータを制御対象とし、前記電流センサにより検出された電流のオフセット量を求め、外部からのトルク指令値または電流指令値に基づくとともに前記オフセット量を考慮して前記電流を制御する交流モータの制御方法であって、
前記位置センサが検出した前記ロータの回転位置から電気角の1周期を検出する周期検出ステップと、
前記1周期にわたり所定のサンプリング間隔で、前記電流センサにより前記電流の瞬時値を検出する電流検出ステップと、
前記1周期分の前記電流の瞬時値を加算してオフセット検出値とする電流加算ステップと、
前記1周期の間に前記交流モータの動作状況が変化したか否かを判定する判定ステップと、
前記交流モータの動作状況が安定しているときに、前記オフセット検出値に基づいて前記オフセット量を更新する更新ステップと、
前記交流モータの動作状況が変化したときに、前記オフセット検出値を廃棄する廃棄ステップと、を有し、
前記判定ステップで、前記トルク指令値または前記電流指令値が前記1周期の最初と最後で所定値以上変化している条件、および前記ロータの回転位置から求めた回転数が前記1周期の最初と最後で所定値以上変化している条件、および前記トルク指令値を換算した電流値または前記電流指令値に対する前記電流の瞬時値の外れ量を前記1周期にわたり加算した電流外れ量が所定値以上である条件、のうち少なくとも1つの条件が成立したときに、前記動作状況が変化したと判定することを特徴とする交流モータの制御方法。 - 請求項1において、前記更新ステップで、前記オフセット検出値を前記1周期中のサンプリング数で除算して前記オフセット量とすることを特徴とする交流モータの制御方法。
- 請求項1または2において、前記廃棄ステップで、前記オフセット量をゼロにリセットすることを特徴とする交流モータの制御方法。
- 請求項1または2において、前記廃棄ステップで、直前のオフセット量を保持することを特徴とする交流モータの制御方法。
- 請求項1〜4のいずれか1項において、前記電流は、パルス幅変調(PWM)方式により印加電圧の実効値を可変に制御するインバータ回路により通電されることを特徴とする交流モータの制御方法。
- ステータの電機子巻線に通電される電流を検出する電流センサと、ロータの回転位置を検出する位置センサとを備える交流モータを制御対象とし、前記電流センサにより検出された電流のオフセット量を求め、外部からのトルク指令値または電流指令値に基づくとともに前記オフセット量を考慮して前記電流を制御する交流モータの制御装置であって、
前記位置センサが検出した前記ロータの回転位置から電気角の1周期を検出する周期検出手段と、
前記1周期にわたり所定のサンプリング間隔で、前記電流センサにより前記電流の瞬時値を検出する電流検出手段と、
前記1周期分の前記電流の瞬時値を加算してオフセット検出値とする電流加算手段と、
前記1周期の間に前記交流モータの動作状況が変化したか否かを判定する判定手段と、
前記交流モータの動作状況が安定しているときに、前記オフセット検出値に基づいて前記オフセット量を更新する更新手段と、
前記交流モータの動作状況が変化したときに、前記オフセット検出値を廃棄する廃棄手段と、を有し、
前記判定手段で、前記トルク指令値または前記電流指令値が前記1周期の最初と最後で所定値以上変化している条件、および前記ロータの回転位置から求めた回転数が前記1周期の最初と最後で所定値以上変化している条件、および前記トルク指令値を換算した電流値または前記電流指令値に対する前記電流の瞬時値の外れ量を前記1周期にわたり加算した電流外れ量が所定値以上である条件、のうち少なくとも1つの条件が成立したときに、前記動作状況が変化したと判定することを特徴とする交流モータの制御装置。
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