JP2011109870A - 同期電動機の磁極位置推定装置 - Google Patents

同期電動機の磁極位置推定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回転子の初期磁極位置を精度良く推定することができる同期電動機の磁極位置推定装置を提供する。
【解決手段】推定手段による磁極位置の推定後に回転子が回転したときに、同期電動機に設けられたエンコーダのパルスカウントから得られた回転子の回転量を磁極位置の推定値に加算して制御位相を演算する位相演算手段と、エンコーダの基準信号の入力直前及び直後に位相演算手段に演算された制御位相の差分が予め設定された許容誤差内になるように、パルス電圧のオン時間を変更するパルス電圧印加条件変更手段と、を備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は、同期電動機の磁極位置推定装置に関するものである。
同期電動機において、パルス電圧を印加した時の磁気飽和に伴う電流ピーク値の大小関係によって、電気角60度の幅で回転子の初期磁極位置を推定するものが提案されている。これにより、同期電動機は、脱調なく始動し、速度上昇後に誘起電圧による磁極補正を行うことで、安定した運転が可能となっている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3663937号公報
しかし、特許文献1記載のものにおいては、回転子の初期磁極位置が、電気角60度の幅でしか推定されない。このため、エレベータ等、同期電動機の始動時から微妙なトルク制御や十分な加速トルクが要求される用途では、回転子の初期磁極位置の推定精度が悪いという問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、回転子の初期磁極位置を精度良く推定することができる同期電動機の磁極位置推定装置を提供することである。
この発明に係る同期電動機の磁極位置推定装置は、同期電動機の各相に電圧を印加する電圧印加手段と、前記電圧に応答して前記各相に流れる電流値を検出する電流検出手段と、360度を均等分割した位相差を有した同振幅の複数の電圧指令ベクトルを記憶した記憶手段と、前記電圧印加手段に、前記電圧指令ベクトルを変換した電圧指令に基づいて、前記各相に複数の磁極位置推定用のパルス電圧を順次切り換えて印加させる電圧制御手段と、前記複数の磁極位置推定用のパルス電圧に同期して前記各相に流れる電流の振幅に基づいて複数の電流ベクトルを演算し、前記複数の電圧指令ベクトルにそれぞれ応答した前記複数の電流ベクトルの平均ベクトルの位相に基づいて、前記回転子の磁極位置を推定する推定手段と、前記推定手段による前記磁極位置の推定後に前記回転子が回転したときに、前記同期電動機に設けられたエンコーダのパルスカウントから得られた前記回転子の回転量を前記磁極位置の推定値に加算して制御位相を演算する位相演算手段と、前記エンコーダの基準信号の入力直前及び直後に前記位相演算手段に演算された制御位相の差分が予め設定された許容誤差内になるように、前記パルス電圧のオン時間を変更するパルス電圧印加条件変更手段と、を備えたものである。
この発明によれば、回転子の初期磁極位置を精度良く推定することができる。
この発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置の磁極位置推定に関する部分の基本構成図である。 この発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置の磁極位置推定方法を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置の磁極位置推定結果を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置が印加するパルス電圧を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置の電流検出手段が検出した相電流応答波形を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置のα相電流応答波形を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置のβ相電流応答波形を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置によって検出された電流ベクトルの軌跡を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置による磁極推定値の収束演算を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置の磁極位置推定手順を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置の全体構成図である。 この発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置の基準信号入力時ラッチ手段を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置によって行われる回転子の初期磁極位置の推定精度確認を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態2における同期電動機の磁極位置推定装置の推定誤差を説明するための図である。 この発明の実施の形態2における同期電動機の磁極位置推定装置の全体構成図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
まず、図1〜図10を用いて、本実施の形態における同期電動機の磁極位置推定装置による回転子の磁極位置推定方法について説明する。
図1はこの発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置の磁極位置推定に関する部分の基本構成図である。
図1において、1は同期電動機である。この同期電動機1の回転子(図示せず)は、永久磁石からなる。また、同期電動機1は、複数の相を有する。具体的には、同期電動機1は、U相、V相、W相を有する。これらの相は、回路手段2に接続される。この回路手段2はインバータからなる。この回路手段2は、演算手段3の電圧指令に基づいて、同期電動機1の各相に電圧を印加する電圧印加手段として機能する。このとき、当該印加電圧に応答した電流が、同期電動機1の各相に流れる。これらの電流は、電流検出手段4で検出され、演算手段3に入力される。演算手段3は、検出電流値に基づいて、磁極位置を演算する。
上記制御により、演算手段3の電圧指令に基づきパルス電圧が印加される同期電動機1においては、回転子の磁極の位相と印加電圧の位相が同じ向きの場合、印加電圧で生ずる電流による磁束と回転子の磁石磁束も同じ向きとなる。このため、その磁束合算値が大きくなり、電動機鉄心に磁気飽和が生じる。そして、磁気飽和時では、同期電動機1の相の巻線インダクタンスが小さくなる。このため、同期電動機1の相に流れる電流振幅が大きく現れる。
一方、回転子の磁極の位相と印加電圧の位相が逆向きの場合、印加電圧で生ずる電流による磁束と回転子の磁石磁束も違う向きとなる。このため、磁束合算値は小さくなり、電動機鉄心に磁気飽和が生じない。そして、非磁気飽和時では、同期電動機1の相の巻線インダクタンスが大きくなる。このため、同期電動機1の相に流れる電流振幅が小さく現れる。即ち、回転子の磁極の位相と電圧印加の位相との関係により、電動機鉄心の磁気飽和の度合いが異なり、同期電動機1の相に流れる電流振幅が異なる。
本実施の形態においては、上記現象が利用され、回転子の初期磁極位置が推定される。以下、本実施の形態特有の構成を説明する。図1に示すように、演算手段3は、記憶手段5、推定手段6を備える。記憶手段5は、360度を均等分割した位相差を有した同振幅の複数の電圧指令ベクトルを記憶する。
そして、演算手段3は、回転子の回転始動時、回路手段2に、電圧指令ベクトルを変換した電圧指令に基づいて、同期電動機1の各相に複数の磁極位置推定用のパルス電圧を順次切り換えて印加させる電圧制御手段として機能する。このとき、演算手段3は、電圧指令を回路手段2に出力するとともに、この電圧指令に同期したトリガ信号を電流検出手段4に出力する。これにより、電流検出手段4は、パルス電圧に同期して同期電動機1の各相に流れる電流パルスを検出する。
推定手段6は、電流パルスの振幅に基づいて電流ベクトルを演算する。その後、推定手段6は、複数の電圧指令ベクトルにそれぞれ応答した複数の電流ベクトルの平均ベクトルの位相に基づいて、回転子の初期磁極位置を推定する。
次に、図2及び図3を用いて、回転子の初期磁極位置の推定方法の手順を説明する。
図2はこの発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置の磁極位置推定方法を説明するための図である。図3はこの発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置の磁極位置推定結果を説明するための図である。
図2(a)、(b)には、α−β座標系と、モータ座標系が示される。α−β座標系は、固定座標系である。具体的には、α−β座標系は、直交したα軸及びβ軸で表される。モータ座標系は、回転子に対応した回転座標系である。具体的には、モータ座標系は、直交したd軸、q軸で表される。以下では、このモータ座標系と固定座標系との位相差を推定対象とする。
まず、α−β座標系において、位相角0(deg)で、パルス状のパイロット電圧が印加される。図2(a)では、パイロット電圧は、Vα=V、Vβ=0である。このとき、モータ座標系上では、以下の(1)、(2)式の電圧が印加されることになる。
V’d1=V×cosθ (1)
V’q1=V×sinθ (2)
そして、図2(b)に示すように、パイロット電圧に対するモータ電流応答Iα1
β1は、以下の(3)、(4)式で表される。
Iα1=Iα11+Iα12=I’d1×cosθ+I’q1×sinθ (3)
Iβ1=Iβ11+Iβ12=I’d1×sinθ+I’q1×cosθ (4)
ただし、
I’d1={1/(R+pL)}V’d1
I’q1={1/(R+pL)}V’q1
である。なお、Rは電機子巻線抵抗、pは微分演算子、Lはd軸インダクタンス、Lはq軸インダクタンスである。
(3)、(4)式に示すように、モータ電流応答Iα1、Iβ1は、モータ座標系とα−β座標系の位相差θの情報を含んでいる。従って、例えば、モータ座標系のd軸とパイロット電圧のベクトルが近接する場合に、I’d1は大きくなる。
上記のような演算が、パイロット電圧の位相を0〜300(deg)として、60(deg)毎に、繰り返される。
このときのパイロット電圧は、以下の(5)、(6)式で表される。
V’α(n+1)=V×cos(0+60×n) (5)
V’β(n+1)=V×sin(0+60×n) (6)
ただし、n=0〜5である。
また、このときのモータ電流応答Iαn、Iβnは、以下の(7)、(8)式で表される。
Iα(n+1)=Iα(n+1)1+Iα(n+1)2
=I’d(n+1)×cosθ+I’q(n+1)×sinθ (7)
Iβ(n+1)=Iβ(n+1)1+Iβ(n+1)2
=I’d(n+1)×sinθ+I’q(n+1)×cosθ (8)
ただし、
I’d(n+1)={1/(R+pL)}V’d(n+1)
I’q(n+1)={1/(R+pL)}V’q(n+1)
n=0〜5である。
次に、6パルスのパイロット電圧に対する各電流応答Iα1〜Iα6、Iβ1〜Iβ6の積算値Iαsum、Iβsumが演算される。このIαsum、Iβsumは、以下の(9)、(10)式で表される。
Figure 2011109870
最後に、Iαsum、Iβsumの逆正接θ*を求める。この逆正接θ*は、以下の(11)式で表される。
θ*=tan−1(Iβsum/Iαsum) (11)
この逆正接θ*が、モータ座標系と固定座標系との位相差と推定される。この位相差に基づいて、回転子の初期磁極位置が推定される。ここで、図3には、逆正接θ*が7で示される。図3に示すように、逆正接θ*とモータ座標系と固定座標系との位相差は、略一致する。即ち、回転子の初期磁極位置も精度良く推定される。
次に、図4〜図9を用いて、回転子の初期磁極位置の推定方法をより詳細な具体例で説明する。
図4はこの発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置が印加するパルス電圧を説明するための図である。
図4には、電圧指令ベクトルV1〜V6が示される。これらの電圧指令ベクトルは、360度を均等に6分割した位相差を有するものである。具体的には、V1、V3、V5がそれぞれ、同期電動機1のU相、V相、W相の位相に合わせるように設定される。そして、V2、V4、V6は、これらの相のうちの隣接する相間の中間位相に合わせるように設定される。そして、これらの電圧指令ベクトルに対応したパルス電圧が、同期電動機1の各相に印加される。
図5はこの発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置の電流検出手段が検出した相電流応答波形を説明するための図である。
図5において、横軸は時間を表し、縦軸は電流値を表す。ここで、8はU相に流れる電流値である。9はV相に流れる電流値である。パルス電圧のオン時間は、磁気飽和可能な電流となるように電動機個々に設定される。図5では、当該時間は、400(μsec)に設定された場合である。
また、隣接するパルス電圧間のオフ電圧は、隣接パルス電圧間の電流波形が重複しないように任意に設定される。なお、パルス電圧の切り換え時のゼロ電圧は、同期電動機1の各相のスイッチング素子の全ゲートをオフにすることで発生させる。図5では、当該時間は、2.4(msec)に設定された場合である。
さらに、回転子の初期磁極位置の推定時間は、所定要件を満たすように設定される。例えば、エレベータに利用される場合は、回転子の初期磁極位置の推定がブレーキ開放前に終了するように設定される。具体的には、図5では、当該時間は、20(msec)に設定された場合である。ここで、V1に対応した電流は、約0.003(sec)時点で、所定の極性及びピーク値を持った波形として現れる。同様に、V2〜V6に対応した電流も所定時点で、所定の極性及びピーク値を持った波形として現れる。
図6はこの発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置のα相電流応答波形を説明するための図である。図7はこの発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置のβ相電流応答波形を説明するための図である。図6及び図7の横軸、縦軸は、図5と同様である。
ここで、10はIuとIvからα−β座標系に変換された電流値Iαである。また、11はIuとIvからα−β座標系に変換された電流値Iβである。
図6及び図7に示すように、Iα、Iβは、Iu、Ivと同時点に、ピーク値を持った値として表される。このピーク値が、パルス電圧印加時の電流の振幅として検出される。
図8はこの発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置によって検出された電流ベクトルの軌跡を説明するための図である。
図8において、横軸はIαの電流値10を示し、縦軸はIβの電流値11を示す。ここで、各パルス電圧に対応した電流ベクトル12の先端は、四角で示される。これらの電流ベクトル12の積算値、即ち、平均ベクトル13の先端は、三角で示される。図8では、d軸方向にある電流ベクトル12が伸長し、平均ベクトル13もd軸の方向を示す。
図9はこの発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置による磁極推定値の収束演算を説明するための図である。
図9において、横軸は時間を表し、縦軸はでU相の電流値及び初期磁極位置の推定値を表す。図9には、U相に流れる電流値8と平均ベクトル13の位相7の収束演算結果が示される。
図9に示すように、0.22(sec)以降、60度強の値で、平均ベクトル13の位相が収束していることが確認される。なお、収束演算時間は、収束の状態を確認した上で任意に設定される。
次に、図10を用いて、磁極位置推定装置の動作を説明する。
図10はこの発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置の磁極位置推定手順を説明するためのフローチャートである。図10には、図4〜図9の一連の動作が示される。
まず、ステップS1で磁極位置推定用のパルス電圧が同期電動機1の相に印加され、ステップS2に進む。ステップS2では、U相、V相に流れる電流値Iu、Ivが検出され、ステップS3に進む。ステップS3では、電流値Iu、Ivがα−β座標系の電流値Iα、Iβに変換され、ステップS4に進む。ステップS4では、電流値Iα、Iβの最大値INα、INβが検出され、ステップS5に進む。
ステップS5では、6パルスのパルス電圧全てが同期電動機1の相に印加されたか否かが判定される。6パルスのパルス電圧全てが印加されていないと、ステップS1に戻る。一方、6パルスのパルス電圧全てが印加されていると、ステップS6に進む。ステップS6では、電流値Iα、Iβの最大値INα、INβの電流積算値I0(I0α、I0β)が演算され、ステップS7に進む。ステップS7では、回転子の初期磁極位置の推定値が収束演算により求められる。
上記基本構成によれば、複数の電圧指令ベクトルにそれぞれ応答した複数の電流ベクトルの平均ベクトル13の位相に基づいて、回転子の初期磁極位置が推定される。このため、電気角60度毎の幅よりも高い精度で、回転子の初期磁極位置を推定することができる。
しかし、上記基本構成のみの場合、個々の同期電動機1について、磁気飽和可能な電流が流れるようにパルス電圧のオン時間を設定するために基礎試験を実施する必要がある。また、上記基本構成のみでは、回転子の初期磁極位置の推定精度確認を行うことができない。そこで、本実施の形態においては、パルス電圧のオン時間の自動調整及び回転子の初期磁極位置の推定精度確認を行うことができる構成とした。以下、本実施の形態における同期電動機1の磁極位置推定装置の全体構成を説明する。
図11はこの発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置の全体構成図である。
図11において、14はエンコーダである。このエンコーダ14は、同期電動機1に設けられる。このエンコーダ14は、A、B相信号を所定間隔で出力する機能を備える。また、エンコーダ14は、機械角360度で1パルスだけ基準信号を出力する機能を備える。15は位相演算手段である。この位相演算手段15は、推定手段6が推定した磁極位置とエンコーダ14が出力したA、B相信号のパルスカウントに基づく回転子の回転量とを加算して電流制御用位相を演算する機能を備える。
16は電流制御器である。この電流制御器16は、従来から備えられているものである。この電流制御器16は、電流検出手段4が検出した電流検出値と位相演算手段15が演算した電流制御用位相とが入力される機能を備える。そして、電流制御器16は、電流検出値と電流制御用位相とに基づいた電圧指令を回路手段2に出力する機能を備える。17は基準信号入力時ラッチ手段である。この基準信号入力時ラッチ手段17は、エンコーダ14の基準信号の入力直前の電流制御用位相θ1と入力直後の電流制御用位相θ2とをラッチする機能を備える。
一方、演算手段3は、記憶手段5、推定手段6の他に、誤差検出手段18、誤差記憶手段19、誤差平均演算手段20、誤差許容値記憶手段21、パルス幅判断手段22、パルス電圧印加条件変更手段23を備える。さらに、図11においては、演算手段3の一つの手段として、電圧制御手段24が明示される。
誤差検出手段18は、基準信号入力時ラッチ手段17でラッチされた電流制御用位相θ1、θ2の差分を演算する機能を備える。誤差記憶手段19は、回転子の磁極位置の推定が指定回数だけ複数回行われたときに、誤差検出手段18で演算された差分をその都度記憶する機能を備える。誤差平均演算手段20は、誤差記憶手段19に記憶された電流制御用位相θ1、θ2の差分の平均値を演算する機能を備える。誤差許容値記憶手段21は、予め設定された許容誤差の範囲を記憶する機能を備える。
パルス幅判断手段22は、誤差平均演算手段20が演算した電流制御用位相θ1、θ2の差分の平均値が誤差許容値記憶手段21に記憶された許容誤差の範囲内であるか否かを判定する機能を備える。また、パルス幅判断手段22は、電流制御用位相θ1、θ2の差分の平均値が許容誤差の範囲内の場合に、そのときのパルス電圧のオン時間設定値を記憶手段5の値として確定する機能を備える。パルス電圧印加条件変更手段23は、電流制御用位相θ1、θ2の差分の平均値が許容誤差の範囲外の場合に、記憶手段5に記憶されたパルス電圧のオン時間を変更する機能を備える。
次に、図12を用いて、回転子の初期磁極位置の推定誤差について説明する。
図12はこの発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置の基準信号入力時ラッチ手段によってラッチされた電流制御用位相を説明するための図である。
図12において、横軸は時間を表し、縦軸は電流制御用位相を表す。電流制御用位相は、同期電動機1の回転方向よりインクリメント又はデクリメントとなる。ここでは、インクリメントの場合を説明することにする。
一般に、回転子の極対数が多くなると、電気角あたりの機械角の数値は小さくなる。従って、回転子が電気角360度に相当する分回転している間に必ずエンコーダ14が基準信号を出力するとは限らない。即ち、基準信号の入力があるまでは、回転子の回転量しか分からず、基準信号の入力によって初めて回転子の絶対位置が確定することになる。そして、回転子の絶対位置の確定により、電流制御用位相を補正する必要がある。この補正値は、回転子の磁極位置の推定誤差を意味する。この補正値は、基準信号の入力直前の電流制御用位相θ1と入力直後の電流制御用位相θ2の差で求めることができる。
次に、図13を用いて、パルス幅判断手段22によって行われる回転子の初期磁極位置の推定精度確認について説明する。
図13はこの発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置によって行われる回転子の初期磁極位置の推定精度確認を説明するための図である。
図13の左側において、25は許容誤差の上限(γ)である。26は許容誤差の下限(−γ)である。27は電流制御用位相θ1、θ2の差分である。図13の右側において、28は電流制御用位相θ1、θ2の差分27の平均値である。
図13の左側に示すように、どの差分27も許容誤差±γ内に収まっている。従って、図13の右側に示すように、差分27の平均値28も許容誤差の範囲内に収まっている。この場合、回転子の初期磁極位置の推定精度が確保されており、十分な磁気飽和を発生させる電流量が得られていると判断される。なお、図示はしないが、差分27の平均値が許容誤差の範囲外のときは、回転子の初期磁極位置の推定精度が確保されておらず、十分な磁気飽和を発生させる電流量が得られていないと判断される。
次に、図14を用いて、本実施の形態の磁極位置推定装置の一連の動作を具体的に説明する。
図14はこの発明の実施の形態1における同期電動機の磁極位置推定装置の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、図10のステップS1〜ステップS7で説明した通り、回転子の初期磁極位置が推定され、ステップS8に進む。ステップS8では、同期電動機1が始動され、ステップS9に進む。ステップS9では、エンコーダ14の基準信号の入力を待って、ステップS10に進む。
ステップS10では、基準信号入力直前及び直後の電流制御用位相θ1、θ2がラッチ・取得され、ステップS11に進む。ステップS11では、今回の始動時における回転子の初期磁極位置の推定誤差として、電流制御用位相θ1、θ2の差分が演算され、ステップS12に進む。ステップS12では、回転子の初期磁極位置の推定誤差が記憶され、ステップS13に進む。ステップS13では、カウンタCNT(図示せず)がカウントアップされ、ステップS14に進む。ステップS14では、同期電動機1が停止され、ステップS15に進む。
ステップS15では、カウンタCNTが予め設定された指定回数N以上であるか否かが判定される。カウンタCNTが指定回数Nよりも小さい場合は、ステップS1に戻り、上記動作が繰り返される。一方、カウンタCNTが指定回数Nに達すると、ステップS16に進む。ステップS16では、推定誤差の平均値Enが演算され、ステップS17に進む。ステップS17では、推定誤差の平均値Enの絶対値が許容誤差γよりも小さいか否かが判定される。推定誤差の平均値Enの絶対値が許容誤差γよりも小さい場合は、ステップS18に進む。ステップS18では、その時点のオン時間が記憶手段5の値として確定され、動作が終了する。
これに対し、ステップS17で推定誤差の平均値Enの絶対値が許容誤差γの絶対値よりもよりも大きい場合は、ステップS19に進む。ステップS19では、パルス電圧のオン時間が予め設定された分だけ長くなるように設定される。例えば、パルス電圧のオン時間が演算周期の一周期分だけ長くなるように設定される。また、これと同時に、カウンタCNTがリセットされ、ステップS1からの動作が繰り返される。
以上で説明した実施の形態1によれば、複数の電圧指令ベクトルにそれぞれ応答した複数の電流ベクトルの平均ベクトル13の位相に基づいて、回転子の初期磁極位置が推定される。このため、電気角60毎の幅よりも高い精度で、回転子の初期磁極位置を推定することができる。
さらに、パルス電圧印加条件変更手段23は、エンコーダ14の基準信号の入力直前及び直後に位相演算手段15に演算された電流制御用位相θ1、θ2の差分が予め設定された許容誤差内になるように、パルス電圧のオン時間を変更する。このため、回転子の初期磁極位置の推定精度を高めるために必要なパルス電圧のオン時間の設定を自動で行うことができる。即ち、設計者が同期電動機1毎にチューニングするする必要がなくなり、磁極位置推定装置の設計省略化を図ることができる。
また、極対数に対応した絶対位置検出機能付きエンコーダ14を要することなく、容易に回転子の初期磁極位置の推定精度確認を行うことができる。即ち、新しい設計の同期電動機1で極対数が異なる場合でも、絶対位置検出機能付きエンコーダ14を試作する必要がなくなり、コストと手間を省くことができる。
さらに、パルス電圧印加条件変更手段23は、磁極位置の推定を複数回行って得られた複数の電流制御用位相θ1、θ2の差分の平均値が許容誤差内になるように、パルス電圧のオン時間を変更する。このため、回転子の初期磁極位置を推定する際に生じる誤差のばらつきを許容することができる。
加えて、パルス電圧印加条件変更手段23は、電流制御用位相θ1、θ2の差分の平均値が許容誤差外のときに、パルス電圧のオン時間を予め設定された分だけ長くする。これにより、極力短いオン時間を有したパルス電圧で、回転子の初期磁極位置を推定することができる。
また、同期電動機1は、3相を有し、推定手段6は、磁極位置推定用のパルス電圧に同期して同期電動機1の3相に流れる電流の振幅のうちの2相に流れる電流の振幅に基づいて電流ベクトルを演算し、回転子の初期磁極位置を推定する。このため、通常の電動機制御で用いる演算手段3を流用して、簡便かつ精度の良い回転子の初期磁極位置の推定が可能となる。また、新たな装置を必要としないため、磁極位置推定装置の小型化が図られる。もちろん、3相に流れる電流を検出して電流ベクトルを演算することも可能である。
さらに、演算手段3は、電圧指令ベクトルの3つの位相を、同期電動機1の3相の位相に合わせ、電圧指令ベクトルの他の3つの位相を、同期電動機1の3相のうちの隣接する相間の中間位相に合わせる。このため、回路手段2への電圧指令を簡素化することができる。加えて、演算手段3は、初期磁極位置推定用のパルス電圧の切り換え時に、各相のスイッチング素子の全ゲートをオフしてゼロ電圧を発生させる。このため、回転子の初期磁極位置の推定時間を短縮することができる。
実施の形態2.
図15はこの発明の実施の形態2における同期電動機の磁極位置推定装置の推定誤差を説明するための図である。図16はこの発明の実施の形態2における同期電動機の磁極位置推定装置の全体構成図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
通常、同期電動機1の製造個体差により磁気飽和の容易性は異なる。この場合、図15に示すように、電流制御用位相θ1、θ2の差分27の平均値28が許容誤差の範囲外となっていても、電流制御用位相θ1、θ2の差分27の平均値28の振幅が許容誤差γの振幅の2倍以内であれば、推定のばらつきが安定していると考えることができる。そこで、実施の形態2においては、差分27の平均値28を磁極推定位置のオフセット値とすることで、回転子の磁極位置の推定精度をより高める構成とした。
具体的には、実施の形態2における磁極位置推定装置においては、図16に示すように、実施の形態1の磁極位置推定装置に誤差最大値最小値記憶手段29と補正値δ設定手段30とが付加される。誤差最大値最小値記憶手段29は、誤差記憶手段19に記憶された電流制御用位相θ1、θ2の差分27の最大値Emaxと最小値Eminとを抽出して記憶する機能を備える。補正値δ設定手段30は、初期状態において補正値δが0設定されている。
かかる構成の磁極位置推定装置においては、最大値Emaxと最小値Eminの差分が許容誤差γの振幅の2倍以内である場合、パルス幅判断手段22は、補正値δ設定手段30に補正値δとして電流制御用位相θ1、θ2の差分27の平均値28を再設定する。そして、位相演算装置15は、回転子の回転量とともに電流制御用位相θ1、θ2の差分27の平均値28を磁極位置の推定値に加算して制御位相を演算する。
以上で説明した実施の形態2によれば、電流制御用位相θ1、θ2の差分27の平均値28がオフセットしている場合でも、パルス電圧のオン時間を大きくすることなく、高い精度で回転子の初期磁極位置を推定することができる。
例えば、エレベータ用途では、据付段階の各階停止運転で数往復運転させることで、パルス電圧のオン時間の設定と補正値δによる推定磁極位置の補正とを行うことができる。このため、エレベータの据付作業の効率化を図ることができる。
1 同期電動機、 2 回路手段、 3 演算手段 4 電流検出手段、
5 記憶手段、 6 推定手段、 7 逆正接θ*、 8〜11 電流値、
12 電流ベクトル、 13 平均ベクトル、 14 エンコーダ、
15 位相演算手段、 16 電流制御器、 17 基準信号入力時ラッチ手段、
18 誤差検出手段、 19 誤差記憶手段、 20 誤差平均演算手段、
21 誤差許容値記憶手段、 22 パルス幅判断手段、
23 パルス電圧印加条件変更手段、 24 電圧制御手段、 25 許容誤差の上限、26 許容誤差の下限、 27 電流制御用位相θ1、θ2の差分、
28 差分の平均値、 29 誤差最大値最小値記憶手段、 30 補正値δ設定手段、

Claims (7)

  1. 同期電動機の各相に電圧を印加する電圧印加手段と、
    前記電圧に応答して前記各相に流れる電流値を検出する電流検出手段と、
    360度を均等分割した位相差を有した同振幅の複数の電圧指令ベクトルを記憶した記憶手段と、
    前記電圧印加手段に、前記電圧指令ベクトルを変換した電圧指令に基づいて、前記各相に複数の磁極位置推定用のパルス電圧を順次切り換えて印加させる電圧制御手段と、
    前記複数の磁極位置推定用のパルス電圧に同期して前記各相に流れる電流の振幅に基づいて複数の電流ベクトルを演算し、
    前記複数の電圧指令ベクトルにそれぞれ応答した前記複数の電流ベクトルの平均ベクトルの位相に基づいて、前記回転子の磁極位置を推定する推定手段と、
    前記推定手段による前記磁極位置の推定後に前記回転子が回転したときに、前記同期電動機に設けられたエンコーダのパルスカウントから得られた前記回転子の回転量を前記磁極位置の推定値に加算して制御位相を演算する位相演算手段と、
    前記エンコーダの基準信号の入力直前及び直後に前記位相演算手段に演算された制御位相の差分が予め設定された許容誤差内になるように、前記パルス電圧のオン時間を変更するパルス電圧印加条件変更手段と、
    を備えたことを特徴とする同期電動機の磁極位置推定装置。
  2. 前記パルス電圧印加条件変更手段は、前記磁極位置の推定を複数回行って得られた複数の前記差分の平均値が前記許容誤差内になるように、前記パルス電圧のオン時間を変更することを特徴とする請求項1記載の同期電動機の磁極位置推定装置。
  3. 前記パルス電圧印加条件変更手段は、前記差分の平均値が前記許容誤差外のときに、前記オン時間を予め設定された分だけ長くすることを特徴とする請求項2記載の同期電動機の磁極位置推定装置。
  4. 前記位相演算装置は、前記差分の最大値と最小値との差が前記許容誤差の振幅の2倍以内の場合は、前記回転子の回転量とともに前記差分の平均値を前記磁極位置の推定値に加算して前記制御位相を演算することを特徴とする請求項2又は請求項3のいずれかに記載の同期電動機の磁極位置推定装置。
  5. 前記同期電動機は、3相を有し、
    前記推定手段は、前記磁極位置推定用のパルス電圧に同期して前記3相に流れる電流の振幅のうちの2相に流れる電流の振幅に基づいて座標変換により前記電流ベクトルを演算することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の同期電動機の磁極推定装置。
  6. 前記記憶手段は、360度を均等に6分割した位相差を有した同振幅の複数の電圧指令ベクトルを記憶し、
    前記電圧制御手段は、前記電圧指令ベクトルの3つの位相を、前記3相の位相に合わせ、前記電圧指令ベクトルの他の3つの位相を、前記3相のうちの隣接する相間の中間位相に合わせることを特徴とする請求項5記載の同期電動機の磁極位置推定装置。
  7. 前記電圧制御手段は、前記磁極位置推定用のパルス電圧の切り換え時に、前記各相のスイッチング素子の全ゲートをオフしてゼロ電圧を発生させることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の同期電動機の磁極位置推定装置。
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