JP6135217B2 - 信号補正装置、送信装置、信号補正方法、及び伝送システム - Google Patents

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Description

本件は、信号補正装置、送信装置、信号補正方法、及び伝送システムに関する。
データを送受信する装置間において、データ信号に加えクロックを一方から他方に伝送する通信方式が知られている。
例えば、PCI Express(登録商標)では、サーバ、PCの内部や、装置間でバス信号を伝送する際に、サイドバンドでクロックを伝送する(下記非特許文献1参照)。
PCI Expressは、レーンと呼ばれるシリアル伝送の送受信ペアを介して通信を行なう通信規格である。
1つのレーンは、最大8GB/sの速度で、最大32本のレーンを束ねることができる。レーンを束ねた伝送路全体は、リンクと呼ばれる。
PCI Expressのシステムを構成する要素として、ルートコンプレックス、エンドポイント、スイッチ、ブリッジがある。
ルートコンプレックスは、階層のルートをなすデバイスであり、ホストブリッジを内蔵し、CPUやメモリにも接続される。
PCI Expressにおいては、Input/Output(I/O)デバイスをエンドポイントと呼ぶ。
一方で、近年のデータ通信速度の高速化に伴い、電磁放射(Electro Magnetic Interference;EMI)によるノイズの影響が顕在化してきている。
EMIノイズに対処するために、スペクトラム拡散クロック(Spread Spectrum Clock;SSC)等の、周波数が周期的に変化するクロックを標準のクロックとして採用するシステム及びアーキテクチャが増えている。SSCは、クロック周波数を掃引して帯域をスプレッドしているクロックである。
SSCは、クロックに対して意図的に周波数の揺らぎを加え、EMIの原因となる特定周波数へのエネルギー集中を緩和し、ノイズを軽減する。
図8は、伝送システムで使用されるSSCの波形を例示するグラフである。このSSCは、例えば、PCI Expressにおいて規定される変調周波数30kHzの三角波を、100MHzの周波数、変調指数0.5%で低周波側のみに変調させるダウンスプレッドを示す。
図8に示すように、SSCは周波数を時間的に変動させるため、周波数ごとの信号強度が低減され、EMIの影響が抑制される。
一方、近年、長距離のデータ転送の要求が増加している。例えば、Internet Data Center(iDC)などのサーバラック間のインターコネクト、機器の集中管理のために、周辺機器とCPUやメモリブレードとを別個の筐体に分離する構成の筐体間の接続が長くなっている。或いは、商用のPersonal Computer(PC)において、モニタに高速大容量のデータを送信したい場合などもある。
伝送距離の大幅な増加に伴い、変化するSSCにおける周波数と受信データとの間の周波数のずれが問題となっている。
これに対処すべく、SSCの拡散率を必要最低限まで抑える技術が存在する。例えば、接続されている機器の状態をチェックすることで、拡散率を最低限に低減する技術が登場している。
特開2006−155581号公報
PCI express OCuLink Specification Rev 0.5
しかし、拡散率と伝送遅延時間とは、トレードオフの関係にある。このため、SSCに十分な拡散率が必要とされるシステムでは、SSCを長距離にわたって伝送することができない。
図9(a),(b)は、従来の伝送システム1を示す図であり、(a)は当該伝送システム1の構成を示す模式図、(b)はこの伝送システム1で使用されるSSCの波形を示すグラフである。
データ伝送システム1は、周期的に周波数が変化する信号(SSC等)をクロックとして用いる。
例えば、データ伝送システム1は、PCI Express等の通信規格に準拠したデータ通信を行なうシステムである。図9(a)に示すように、データ伝送システム1は、上りポート11、下りポート21、及び光ファイバ30をそなえる。
上りポート11は、例えば、PCI Expressのルートコンプレックスであり、サーバのマザーボード等にそなえられる。上りポート11は、基準発振器12をそなえる。
光ファイバ30は、光ファイバケーブルであり、クロック伝送路、下りデータ伝送路、及び上りデータ伝送路が束ねられている。
下りポート21は、例えば、PCI Expressのエンドポイントであり、例えば、ハードディスクなどの周辺機器にそなえられる。下りポート21は、Phase Locked Loop(PLL)22をそなえる。
ここで、クロックを、図9(b)のF(x)で表す。上りポート11がデータを生成する際に用いる、時間tにおけるクロックの周波数はF(t)で表され、図9(a)に二点鎖線の矢印で示される。
上りポート11から下りポート21への信号の伝達に要する時間をτとすれば、上りポート11でデータを受信する際の基準は、下りポート21での当該データ生成時のクロックとなり、そのクロックは、上りポート11から伝達されている。つまり、2τ前のクロックであり、その周波数はF(t−2τ)で表され、図9(a)に一点鎖線の矢印で示される。
このため、上りポート11では、2τ前の周波数F(t−2τ)のクロックを用いて生成されたデータを、現在のクロックF(t)を用いてストローブすることになる。
このように、周波数が時間と共に変動するSSCを伝送する場合には、伝送中に伝送遅延が発生すると、クロックの周波数が変化してしまい、クロックとデータ信号とに周波数の差(ずれ)が生じてしまう。この周波数の差は、遅延が大きくなるほど大きくなり、長距離伝送で問題となることがある。
詳細には、データの基準クロックと、ストローブするクロックとに差がある場合、データのストローブポイントが徐々にずれていき、データを正常に受信できないことがある。
このため、例えば、PCI Expressでは、両者の差を数百ppm以内に収めることが必要となる。
ハードディスクなどがサーバに直接接続されている従来の構成では伝送距離が短く、τが無視できるほど短いため、周波数の差が問題となることはない。
しかし、前述のように、近年、SSCの長距離伝送の需要が高まっているが、伝送遅延によりSSCを長距離伝送することが阻害されている。
1つの側面では、本発明は、周波数が周期的に変化するタイミング信号を長距離にわたって伝送可能とすることを目的とする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置付けることができる。
このため、本開示の信号補正装置は、周波数が周期的に変化するタイミング信号であるスペクトラム拡散クロックが伝送される伝送路において生じた前記タイミング信号のジッターを算出するジッター算出部と、前記スペクトラム拡散クロックの周波数と前記周波数の変化の割合とを算出する位相算出部と、前記ジッターに基づいて前記伝送路の伝送距離を算出し、前記伝送距離に基づいて前記タイミング信号の伝送遅延時間を算出し、前記伝送遅延時間と前記スペクトラム拡散クロックの周波数と前記周波数の前記変化の割合とに基づいて、前記伝送遅延時間に生じる前記タイミング信号の周波数のずれを補正量として算出する補正量算出部と、前記タイミング信号の周波数を前記補正量だけ補正して送信データと同期させる補正部と、をそなえる。
又、本開示の送信装置は、周波数が周期的に変化するタイミング信号であるスペクトラム拡散クロックが伝送される伝送路において生じた前記タイミング信号のジッターを算出するジッター算出部と、前記スペクトラム拡散クロックの周波数と前記周波数の変化の割合とを算出する位相算出部と、前記ジッターに基づいて前記伝送路の伝送距離を算出し、前記伝送距離に基づいて前記タイミング信号の伝送遅延時間を算出し、前記伝送遅延時間と前記スペクトラム拡散クロックの周波数と前記周波数の前記変化の割合とに基づいて、前記伝送遅延時間に生じる前記タイミング信号の周波数のずれを補正量として算出する補正量算出部と、前記タイミング信号の周波数を前記補正量だけ補正して送信データと同期させる補正部と、前記補正量だけ補正した前記タイミング信号を用いて前記送信データを生成する生成部と、前記送信データを前記伝送路に送信する送信部と、をそなえる。
さらに、本開示の信号補正方法は、周波数が周期的に変化するタイミング信号であるスペクトラム拡散クロックが伝送される伝送路において生じた前記タイミング信号のジッターを算出し、前記ジッターに基づいて前記伝送路の伝送距離を算出し、前記スペクトラム拡散クロックの周波数と前記周波数の変化の割合とを算出し、前記伝送距離に基づいて前記タイミング信号の伝送遅延時間を算出し、前記伝送遅延時間と前記スペクトラム拡散クロックの周波数と前記周波数の前記変化の割合とに基づいて、前記伝送遅延時間に生じる前記タイミング信号の周波数のずれを補正量として算出し、前記タイミング信号の周波数を前記補正量だけ補正して送信データと同期させる。
又、本開示の伝送システムは、第1の装置と、第2の装置と、前記第1の装置と前記第2の装置とを接続する伝送路と、をそなえ、前記第1の装置は、周波数が周期的に変化するタイミング信号であるスペクトラム拡散クロックを生成するタイミング信号生成部と、前記タイミング信号を前記第2の装置に送信する送信部と、を備え、前記第2の装置は、前記伝送路において生じた前記タイミング信号のジッターを算出するジッター算出部と、前記スペクトラム拡散クロックの周波数と前記周波数の変化の割合とを算出する位相算出部と、前記ジッターに基づいて前記伝送路の伝送距離を算出し、前記伝送距離に基づいて前記タイミング信号の伝送遅延時間を算出し、前記伝送遅延時間と前記スペクトラム拡散クロックの周波数と前記周波数の前記変化の割合とに基づいて、前記伝送遅延時間に生じる前記タイミング信号の周波数のずれを補正量として算出する補正量算出部と、前記タイミング信号の周波数を前記補正量だけ補正して送信データと同期させる補正部と、前記補正量だけ補正した前記タイミング信号を用いて前記送信データを生成するデータ生成部と、前記送信データを前記伝送路を介して前記第1の装置に送信する第2の送信部と、をそなえる。
本発明によれば、周波数が周期的に変化するクロックを長距離にわたって伝送することができる。
実施形態の一例としてのデータ伝送システムの構成を示す模式図である。 実施形態の一例としてのクロック補正部における伝送距離変換テーブルを例示する図である。 本実施形態の一例としてのクロック補正部におけるクロックの処理フローを示す図である。 実施形態の一例としてのジッター計算部の構成を示す模式図である。 実施形態の一例としてのSSC位相計算部の構成を示す模式図である。 実施形態の一例としてのクロック補正部における処理を例示するフローチャートである。 本実施形態の一例としてのデータ伝送システムの効果を示す図である。 伝送システムで使用されるSSCの波形を例示するグラフである。 (a),(b)は、従来の伝送システムを示す図であり、(a)は当該伝送システムの構成を示す模式図、(b)はこの伝送システムで使用されるSSCの波形を示すグラフである。
(A)実施の形態
以下、図面を参照して本技術に係る実施の形態を説明する。
図1は、実施形態の一例としてのデータ伝送システム100の構成を示す模式図である。
本データ伝送システム100は、周期的に周波数が変化する信号(SSC等)をクロックとして用いる。データ伝送システム100は、伝送時に発生するクロック(SSC)のジッターに基づいて、当該クロックの遅延量を求め、この遅延に相当する周波数のずれにより、受信データとストローブするクロックを補正する。
データ伝送システム100は、例えば、PCI Express等の通信規格に準拠したデータ通信を行なうシステムである。データ伝送システム100は、上りポート(第1の装置)101、下りポート(第2の装置)201、及び光ファイバ(伝送路)300をそなえる。
上りポート101は、例えば、PCI Expressのルートコンプレックスであり、サーバのマザーボード等にそなえられる。上りポート101は、基準発振器(タイミング信号生成部)102、Electrical/Optical(E/O)変換部(送信部)103、逓倍部104、データ生成部105、E/O変換部106、データ受信部107、及びOptical/Electrical(O/E)変換部108をそなえる。
基準発振器102は、データ伝送システム100において使用されるクロックを供給する。基準発振器102は、例えば、100MHzのSSCを生成する。
E/O変換部103は、基準発振器102が生成したクロックを光信号に変換して、下りデータ信号伝送路302を介して後述する下りデータ伝送路302を介して下りポート201に光伝送する。
逓倍部104は、基準発振器102が生成したクロックを逓倍する。例えば、逓倍部104は、クロックを80倍に逓倍して8GHzのクロックとする。
データ生成部105は、逓倍部104が逓倍したクロックに同期させてデータ信号を出力する。例えば、データ生成部105は、クロックを80倍に逓倍したクロックに同期した8GHzのデータ信号を出力する。
E/O変換部106は、データ生成部105が生成したデータ信号を光信号に変換し、後述する下りデータ伝送路302を介して下りポート201に光伝送する。
O/E変換部108は、下りポート201から後述する上りデータ伝送路303を介して光伝送された光データ信号を受信し、電気信号に変換する。
データ受信部107は、O/E変換部108によって変換された電気信号を、基準発振器102のクロックに同期してストローブすることにより受信する。
光ファイバ300は、光ファイバケーブルであり、クロック伝送路301、下りデータ伝送路302、及び上りデータ伝送路303が束ねられている。
クロック伝送路301は、上りポート101と下りポート201とを接続する伝送路のうち、基準発振器102が生成したクロックを、上りポート101から下りポート201に光伝送するクロック伝送路である。
下りデータ伝送路302は、上りポート101から下りポート201に送信するデータ信号を光伝送するデータ伝送路である。
上りデータ伝送路303は、下りポート201から上りポート101に送信するデータ信号を光伝送する伝送路である。
なお、本例においては、データ伝送システム100が光ファイバ300を介して光伝送を行なっているが、データ伝送システム100において光伝送が行なわれても、電気伝送が行なわれてもよい。このため、以下の説明では、光ファイバ300を、単に伝送路300とも呼ぶことがある。
下りポート201は、例えば、PCI Expressのエンドポイントであり、例えば、ハードディスクなどの周辺機器にそなえられる。下りポート201は、逓倍部202、O/E変換部203、逓倍部204、データ生成部205、E/O変換部(送信部、第2の送信部)206、データ受信部207、O/E変換部208、及びクロック補正部(送信装置)209をそなえる。
O/E変換部203は、上りポート101からクロック伝送路301を介して光信号として伝送されたクロックを受信して、電気信号に変換する。
逓倍部202は、O/E変換器203が上りポート101から受信したクロックを逓倍する。つまり、逓倍部202が逓倍するクロックは、後述するクロック補正部209による周波数の補正が行なわれていない非補正クロックである。例えば、逓倍部202は、非補正クロックを80倍に逓倍して8GHzのクロックとする。
O/E変換部208は、上りポート101から下りデータ伝送路303を介して光伝送された光データ信号を受信し、電気信号に変換する。
データ受信部207は、O/E変換部208によって変換された電気信号を、逓倍部202が逓倍したクロックに同期してストローブすることにより受信する。
クロック補正部209は、クロック伝送路301で上りポート101から伝送されたクロックを補正して補正クロックを生成する。この補正クロックは、上りデータ伝送路303を介して上りポート101に送信するデータ信号の出力に使用される。
このため、クロック補正部209は、ジッター計算部(ジッター算出部)210、SSC位相計算部(位相算出部)211、格納部212、周波数補正量計算部(補正量算出部)213、及び位相調整部(補正部)214をそなえる。
ジッター計算部210は、上りポート101から伝送されたクロックをO/E変換部203から受け取り、当該クロックのジッターを測定し、測定したジッターを、後述する周波数補正量計算部213にアナログ信号として出力する。ジッター計算部210は、例えば、アナログ回路として実施される。ジッター計算部210の詳細な構成については、図4を参照して後述する。
SSC位相計算部211は、上りポート101から伝送されたクロックの周波数とクロックの変化率とから、変調周期の位相を検出し、補正周波数の情報を、後述する周波数補正量計算部213に通知する。つまり、SSC位相計算部211は、入力されたクロックがSSCの変動のどの位相にいるかを求める。SSC位相計算部211は、例えば、アナログ回路として実施される。SSC位相計算部211の詳細な構成については、図5を参照して後述する。
格納部212は、後述する周波数補正量計算部213における計算に使用されるSSCの基本情報であるSSC情報216(図3参照)を格納する格納部である。SSC情報216には、例えば、SSCの変調周波数、変調指数、変調波形などが含まれる。SSC情報216は、例えば、データ伝送システム100で使用される通信規格に依存し、データ伝送システム100で使用される通信規格毎に、SSC情報216が格納部212に予め記憶される。
又、格納部212は、ジッターと伝送距離Lとの相関を、テーブル又は関係式として格納している。
図2は、実施形態の一例としてのクロック補正部209における伝送距離変換テーブル215を例示する図である。
図2に示すように、伝送距離変換テーブル215は、所定の伝送距離Lにおける、光伝送時のジッター(psec)の値(光伝送ジッター)と、電気伝送時のジッター(psec)の値(電気伝送ジッター)とをそれぞれ格納している。
格納部212は、例えば不図示のメモリとして実施される。
図1の周波数補正量計算部213は、この伝送距離変換テーブル215を参照して、ジッター計算部210が測定したジッターから伝送距離L又は伝送時間を取得する。
周波数補正量計算部213は、伝送距離Lを求めたのち、後述するように、光ファイバ300の屈折率と光速とから伝送遅延時間を算出する。
又、周波数補正量計算部213は、SSCの位相と変調情報とに基づいて、上りポート101においてデータ信号を受信する時の基準発振器102のクロック周波数を推定し、それと同期する周波数に、クロックの周波数をシフトさせる信号を出力する。周波数補正量計算部213は、この信号を、例えば、アナログ信号として、後段の位相調整部214の入力に出力する。
ここで、周波数補正量計算部213は、クロックがクロック伝送路301を伝播する時間τを推定する。一般に、基準発振器102が生成したクロックがクロック伝送路301を伝搬して下りポート201に到達し、データ信号を生成し、上りデータ伝送路303を伝搬して上りポート101に再び戻るまでには2τの時間がかかる。
つまり、周波数補正量計算部213は、伝搬に伴う遅延2τを算出し、現在送られてきたクロック(SSC)が2τ後に、どのような周波数になるかを推定し、クロックの周波数と推定周波数との差分を、補正値(補正量)として出力する。
周波数補正量計算部213は、例えば不図示のMicro Processing Unit(MPU)として実施される。
位相調整部214は、クロック伝送路301を介して上りポート101から伝送されたクロックに対して、周波数の補正を行なう。位相調整部214は、周波数補正量計算部213が求めた補正量をクロックに適用し、上りポート101においてクロックとデータ信号とが同期するようにクロックを補正する。
本実施形態においては、位相調整部214は、逓倍部204が逓倍するクロックに対して補正を行なう。
位相調整部214は、例えば、公知のフェイズシフタを使用して実施することができる。
逓倍部204は、クロック補正部209が補正を行なったクロックを逓倍する。
データ生成部205は、逓倍部204が逓倍したクロックに同期させてデータ信号を出力する。例えば、データ生成部205は、クロックを80倍に逓倍したクロックに同期した8GHzのデータ信号を出力する。
E/O変換部206は、データ生成部205が生成したデータ信号を光信号に変換し、上りポート101に光伝送する。
ここで、信号が、クロック伝送路301と上りデータ伝送路303とを伝搬するのに時間がかかる。このため、クロック補正部209が存在しない場合には、下りポート102が上りポート101から受信したクロックをそのまま使用して生成されたデータ信号を、上りポート101においてストローブすると周波数の差が生じてしまう。
これに対し、クロック補正部209は、この周波数の差を算出し、クロック伝送路301上を伝送されたクロックに補正を行なうことにより、上りポート101においてデータ信号を受信する際に、データ信号とクロックとを同期させることができる。
なお、下りポート201の起動直後は、クロック補正部209の補正値の精度がまだ低いため、データ信号のエラーが発生することがある。しかし、起動後一定時間が経過し、クロック補正部209の各種計算値の精度が向上し、周波数の補正が正しく行なわれるようになると、このようなデータ信号エラーは発生しなくなる。
以下、PCI Expressに準拠した光伝送の例における周波数補正について説明する。
図1の上りポート101の基準発振器102が100MHzのクロックを出力する場合を考える。
このクロックが、E/O変換部103により光信号に変換される。この時の周波数を例えば99.5MHzとする。
一方、逓倍部104は、このクロックを80倍に逓倍し、E/O変換部106は、逓倍クロックに同期した8GHzのデータ信号を光信号に変換して、伝送路300を介して下りポート201に伝送される。下りポート201において、O/E変換部203により、光クロックが電気信号に変換される。
このとき、伝送距離Lによりジッターが変化する。例えば、50psecのオフセットと、10mにつき1psecのジッターとが加算されると仮定すると、伝送距離L=300mの伝送では、50+1×(300/10)=80psecのジッターが観測される。
この関係に基づいて、観測されたジッターから伝送距離Lを推定することができる。例えば、ジッターが80psecの場合、伝送距離Lが300mであると推定できる。
そして、伝送距離Lが300mの場合、以下の方法により伝送遅延時間を計算できる。
伝送路300が石英系の光ファイバの場合には、光ファイバ300の屈折率1.48と光速3×10m/sとから、伝送遅延時間は、
300/(1.48×3×10)=0.66μsec …(1)
となる。
また、SSC情報216として、変調周波数が30kHz、変調指数が3000ppm(振幅)で、変調波形を三角波とする。
式(1)により算出した0.66μsecの伝送遅延時間におけるクロック周波数のずれを、これらのSSC情報216から、以下の式(2)を用いて求めることができる。
3000×2×0.66×10−6×(30×1000)=120ppm …(2)
このように、SSCの周波数に、100MHz×120×10−6=12kHzのずれが生じる。
一方で、SSC位相計算部211は、下りポート201が現在受信しているSSCの周波数と、その変化の割合とを求める。周波数が99.5MHzであり、周波数が減少していると仮定すると、上りポート101にデータ信号が到達したときの基準発振器102の周波数は、
99.5MHz−12kHz=99.488MHz …(3)
となる。
したがって、位相調整部214は、99.5MHzのクロックの位相をシフトさせて、99.488MHzのクロックに補正する。逓倍部204は、この補正クロックを80倍に逓倍する。データ生成部205は、80倍に逓倍したクロックを用いて、データ信号を生成し、E/O変換部103がこれを光信号に変換して伝送する。
伝送された信号は、伝送路300を伝搬して、上りポート101のO/E変換部203が電気信号に変換する。このとき、同期したクロックでストローブすることにより、上りポート101の基準発振器102の周波数が99.488MHzで発信している。一方、下りポート201から送信されたデータ信号もこの周波数に同期しているため、データ信号を正しくストローブすることが可能となる。
図3は、本実施形態の一例としてのクロック補正部209におけるクロックの処理フローを示す図である。
上りポート101から送信された入力クロックは、位相調整部214とジッター計算部210とSSC位相計算部211とにそれぞれ入力される。
ジッター計算部210は、入力クロックのジッターを計算し、ジッターの値を出力する。次に、このジッター値に基づいて、周波数補正量計算部213が、伝送距離変換テーブル215を参照して遅延時間を求める。そして、周波数補正量計算部213は、計算した遅延時間に基づいて、補正値を求め、求めた値を位相調整部214に出力する。
ジッターの計算時に、ジッター計算部210は、例えば、クロックの自己相関関数を利用する。
ここで、ジッター計算部210の構成について、図4を参照して詳述する。
図4は、実施形態の一例としてのジッター計算部210の構成を示す模式図である。
ジッター計算部210は、自己相関関数測定部231と、信号規格化部234とをそなえる。
自己相関関数測定部231は、遅延部232と、積算加算部233とをそなえる。
遅延部232は、上りポート101から伝送されたクロックを所定の値だけ(例えば、1周期)遅延させ、クロックに所定の遅延を挿入する。
積算加算部233は、入力クロックと、遅延部232が遅延させたクロックとの乗算を積分して、ジッターの特定の成分を算出する。
信号規格化部234は、除算部235とピーク検出部236とをそなえる。ピーク検出部236は、信号の振幅を求める。除算部235は、算出したジッターの特定の成分を、ピーク検出部236が検出した振幅で除算することにより、振幅の影響を除去して、ジッターの特定の成分を信号強度で規格化し、規格化されたジッターを求める。この値は伝送距離Lに依存する。
図3において、周波数補正量計算部213は、前述のようにジッターと伝送距離Lとの相関関係を示す伝送距離変換テーブル215を使用して、ジッター計算部210が計算したジッターから、伝送距離Lを算出する。
SSC位相計算部211は、入力されたクロックがSSCの変動のどの位相にいるかを算出する。
ここで、SSC位相計算部211の構成について、図5を参照して詳述する。
図5は、実施形態の一例としてのSSC位相計算部211の構成を示す模式図である。
SSC位相計算部211は、周波数測定部221、微分周波数測定部225、及び位相計算部228をそなえる。
周波数測定部221は、基準周波数と、上りポート101から伝送されたクロックの周波数とを比較する。周波数測定部221は、基準信号元222と、位相比較部と223と、積分部224とをそなえる。
基準信号元222は、クロックと同じ周波数の基準周波数を生成する。
位相比較部223は、基準信号元222が生成した基準周波数と、上りポート101から伝送されたクロックの周波数との位相を比較して周波数信号を算出する。
積分部224は、位相比較部223の比較の結果の積分値fを算出する。
微分周波数測定部225は、上りポート101から伝送されたクロックの周波数の微分値f′を算出する。微分周波数測定部225は、遅延部226と、位相比較部227とを有する。
遅延部226は、上りポート101から伝送されたクロックを、所定の値だけ遅延させる。
位相比較部223は、上りポート101から伝送されたクロックの周波数と、遅延部226が遅延させた遅延信号との位相を比較して、クロック周波数が増加、減少しているかを判定する。
位相計算部228は、周波数測定部221が求めた周波数fと、微分周波数測定部225が求めた周波数の微分値f′とから、多価関数であるクロックの位相φを一意に決定する。周期関数の逆関数は一般関数では表せないため、図5に示す例では、位相計算部228は、位相計算部228に事前に記憶されている位相テーブル229などを参照して、クロックの位相φの近似値をピックアップする。
なお、本図の位相テーブル229は、三角関数の位相の例である。このほかに、位相計算部228には、のこぎり波などの他の位相テーブルも予め記憶されている。これら位相の形状は、データ伝送システム100で使用される通信規格に依存し、データ伝送システム100で使用される通信規格毎に位相テーブル229が位相計算部228に予め記憶されている。
又、位相計算部228は、この際にSSCがどのような変調を行っているかを考慮する必要があるため、SSC情報216を使用する。SSC情報216は、波形情報、SSC周波数、SSC変調指数など、SSCを特徴付けるパラメータを含む。前述のように、SSC情報216は、例えば、データ伝送システム100で使用される通信規格に依存する。
このSSC情報216は、例えば、位相計算部228が使用する位相テーブル229の切り替えに使用される。
次に、図6を参照して、クロック補正部209における処理フローを説明する。
図6は、実施形態の一例としてのクロック補正部209における処理を例示するフローチャートである。
ステップS1において、ジッター計算部210が、上りポート101から伝送されたクロックのジッターを計算する。
次に、ステップS2において、SSC位相計算部211が、上りポート101から伝送されたクロックのSSC位相φを計算する。
ステップS3において、格納部212からSSC情報216が取得される。
ステップS4において、周波数補正量計算部213が、周波数補正量を計算する。
最後に、ステップS5において、位相調整部214が、上りポート101から伝送されたクロックの周波数を補正する。
その後、処理はステップS1に戻る。
なお、現状の通信方式においては、伝送距離Lが動作時に変更されることはない。又、ジッターは一度計算すれば再計算する必要はないため、ステップS5の処理の後に、ステップS1のジッター計算をスキップして、ステップS2のSSC位相計算にフローが戻ってもよい。
ここで、図1を参照して、データ伝送システム100におけるデータ伝送を説明する。
上りポート101が、クロック伝送路301を介して下りポート201に、基準発振器102が生成したクロックを伝送する。
また、上りポート101は、基準発振器102が生成したクロックに基づいて、下りデータ伝送路303を介して下りポート201に、データ信号(例えばリクエスト)を伝送する。
下りポート201は、上りポート101からクロックを受信すると共に、上りポート101が送信したリクエストを受信する。
下りポート201は、クロック補正部209によって補正を行なったクロックに基づいて、上りポート101にデータ信号(例えばリクエストに対する応答)を出力する。
下りポート201から出力されたデータ信号は、上りポート101がこのデータ信号をストローブする際のクロックの周波数で生成されているため、上りポート101はこのデータ信号を正しくストローブすることができる。
なお、前述のように、下りポート201の不図示のMPUが、プログラムを実行することにより、周波数補正量計算部213として機能する。
なお、この周波数補正量計算部213の機能を実現するためのプログラム(プログラム)は、例えばフレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RW等),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD+R,DVD−RW,DVD+RW,HD DVD等),ブルーレイディスク,磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。そして、コンピュータはその不図示の記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置又は外部記憶装置に転送し格納して用いる。又、そのプログラムを、例えば磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の記憶装置に記録しておき、その記憶装置から通信経路を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
周波数補正量計算部213としての機能を実現する際には、内部記憶装置(本実施形態では下りポート201の不図示のメモリ)に格納されたプログラムがコンピュータのマイクロプロセッサ(本実施形態では下りポート201の不図示のMPU)によって実行される。このとき、不図示の記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータが読み取って実行するようにしてもよい。
なお、本実施形態において、コンピュータとは、ハードウェアとオペレーティングシステムとを含む概念であり、オペレーティングシステムの制御の下で動作するハードウェアを意味している。又、オペレーティングシステムが不要でアプリケーションプログラム単独でハードウェアを動作させるような場合には、そのハードウェア自体がコンピュータに相当する。ハードウェアは、少なくとも、CPU等のマイクロプロセッサと、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み取るための手段とをそなえており、本実施形態においては、下りポート201がコンピュータとしての機能を有しているのである。
(B)作用・効果
本開示の技術によれば、SSCのジッターを利用することにより、300m程度の長距離にわたってSSCを伝送することが可能となる。
図7に本実施形態の一例としてのデータ伝送システム100の効果を示す。
一般に、大規模データセンターなどのインターコネクトは300m程度の需要があるといわれている。
しかし、従来は、SSCの伝送には限界があり、例えばPCI Expressなどでは原理的に100m以上の伝送は不可能であり、規格も最大距離が7mと規定されている。
これに対し、本実施形態の一例としてのデータ伝送システム100においては、伝送による遅延を利用して周波数を補正しているため、上記限界を超えて伝送することができる。
本実施形態の一例としてのデータ伝送システム100の伝送の限界は、ジッターによるクロック波形の歪が信号再生の障害となる距離となる。例えば光を使用したPCI Expressの場合には伝送限界が400m程度となる。
このように、本実施形態の一例としてのデータ伝送システム100は、ジッターを利用して伝送遅延によるSSCの周波数のずれを補償するため、例えば、大規模データセンターにおけるラック間伝送距離の要求を満たすことができる。
(C)その他
なお、上述した実施形態に関わらず、本実施形態の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上記の実施形態の一例においては、周波数補正量計算部213はジッターから伝送距離Lを求めているが、周波数補正量計算部213がジッターから伝送時間を求めてもよい。
また、実施形態の一例においては、SSC情報216を格納部212などのメモリに記憶しているが、下りポート201のレジスタに格納してもよい。或いは、下りポート201の外部、例えば上りポート101から、Inter-Integrated Circuit(IC)などの通信手段を使用して受け取ってもよい。
又、上述した伝送システム100の各構成、各手段及び各機能は、必要に応じて取捨選択されてもよいし、適宜組み合わせられてもよい。即ち、上述した機能を発揮できるように、上記の各構成及び各機能は取捨選択されたり、適宜組み合わせて用いられたりしてもよい。
又、上記の実施形態の一例においては、処理フローのステップの実行順序を変更してもよい。
(D)付記
上記の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
周波数が周期的に変化するタイミング信号が伝送される伝送路の伝送距離を算出し、前記伝送距離から前記タイミング信号の周波数と、受信データの周波数とのずれを補正量として算出する補正量算出部と、
前記タイミング信号の周波数を前記補正量だけ補正して送信データと同期させる補正部と、
をそなえることを特徴とする信号補正装置。
(付記2)
前記伝送路において生じた前記タイミング信号のジッターを算出するジッター算出部をさらにそなえ、
前記補正量算出部は、前記ジッターに基づいて前記伝送距離を算出することを特徴とする付記1記載の信号補正装置。
(付記3)
前記タイミング信号はスペクトラム拡散クロックであり、
前記補正量算出部は、前記伝送距離から伝送遅延時間を求め、前記伝送遅延時間と前記スペクトラム拡散クロックの特性とにさらに基づいて前記補正量を算出することを特徴とする付記2記載の信号補正装置。
(付記4)
前記スペクトラム拡散クロックの周波数と前記周波数の変化の割合とを算出する位相算出部をさらにそなえ、
前記補正量算出部は、前記スペクトラム拡散クロックの周波数と前記周波数の前記変化の割合とにさらに基づいて前記補正量を算出することを特徴とする付記3記載の信号補正装置。
(付記5)
周波数が周期的に変化するタイミング信号が伝送される伝送路の伝送距離を算出し、前記伝送距離から前記タイミング信号の周波数と、受信データの周波数とのずれを補正量として算出する補正量算出部と、
前記タイミング信号の周波数を前記補正量だけ補正して送信データと同期させる補正部と、
前記補正量だけ補正した前記タイミング信号を用いて前記送信データを生成する生成部と、
前記送信データを前記伝送路に送信する送信部と、
をそなえることを特徴とする送信装置。
(付記6)
前記伝送路において生じた前記タイミング信号のジッターを算出するジッター算出部をさらにそなえ、
前記補正量算出部は、前記ジッターに基づいて前記伝送距離を算出することを特徴とする付記5記載の送信装置。
(付記7)
前記タイミング信号はスペクトラム拡散クロックであり、
前記補正量算出部は、前記伝送距離から伝送遅延時間を求め、前記伝送遅延時間と前記スペクトラム拡散クロックの特性とにさらに基づいて前記補正量を算出することを特徴とする付記6記載の送信装置。
(付記8)
前記スペクトラム拡散クロックの周波数と前記周波数の変化の割合とを算出する位相算出部をさらにそなえ、
前記補正量算出部は、前記スペクトラム拡散クロックの周波数と前記周波数の前記変化の割合とにさらに基づいて前記補正量を算出することを特徴とする付記7記載の送信装置。
(付記9)
周波数が周期的に変化するタイミング信号が伝送される伝送路の伝送距離を算出し、
前記伝送距離から前記タイミング信号の周波数と、受信データの周波数とのずれを補正量として算出し、
前記タイミング信号の周波数を前記補正量だけ補正して送信データと同期させる
ことを特徴とする信号補正方法。
(付記10)
前記伝送路において生じた前記タイミング信号のジッターを算出し、
前記補正量を算出において、前記ジッターに基づいて前記伝送距離を算出することを特徴とする付記9記載の信号補正方法。
(付記11)
前記タイミング信号はスペクトラム拡散クロックであり、
前記補正量の算出において、
前記伝送距離から伝送遅延時間を求め、
前記伝送遅延時間と前記スペクトラム拡散クロックの特性とにさらに基づいて前記補正量を算出することを特徴とする付記10記載の信号補正方法。
(付記12)
前記スペクトラム拡散クロックの周波数と前記周波数の変化の割合とを算出し、
前記補正量の算出において、前記スペクトラム拡散クロックの周波数と前記周波数の前記変化の割合とにさらに基づいて前記補正量を算出することを特徴とする付記11記載の信号補正方法。
(付記13)
第1の装置と、
第2の装置と、
前記第1の装置と前記第2の装置とを接続する伝送路と、をそなえ、
前記第1の装置は、
周波数が周期的に変化するタイミング信号を生成するタイミング信号生成部と、
前記タイミング信号を前記第2の装置に送信する送信部と、を備え、
前記第2の装置は、
前記伝送路の伝送距離を算出し、前記伝送距離から前記タイミング信号の周波数と、受信データの周波数とのずれを補正量として算出する補正量算出部と、
前記タイミング信号の周波数を前記補正量だけ補正して送信データと同期させる補正部と、
前記補正量だけ補正した前記タイミング信号を用いて前記送信データを生成するデータ生成部と、
前記送信データを前記伝送路を介して前記第1の装置に送信する第2の送信部と、
をそなえることを特徴とする伝送システム。
(付記14)
前記第2の装置は、前記伝送路において生じた前記タイミング信号のジッターを算出するジッター算出部をさらにそなえ、
前記補正量算出部は、前記ジッターに基づいて前記伝送距離を算出することを特徴とする付記13記載の伝送システム。
(付記15)
前記タイミング信号はスペクトラム拡散クロックであり、
前記補正量算出部は、前記伝送距離から伝送遅延時間を求め、前記伝送遅延時間と前記スペクトラム拡散クロックの特性とにさらに基づいて前記補正量を算出することを特徴とする付記14記載の伝送システム。
(付記16)
前記第2の装置は、前記スペクトラム拡散クロックの周波数と前記周波数の変化の割合とを算出する位相算出部をさらにそなえ、
前記補正量算出部は、前記スペクトラム拡散クロックの周波数と前記周波数の前記変化の割合とにさらに基づいて前記補正量を算出することを特徴とする付記15記載の伝送システム。
100 伝送システム
101 上りポート(第1の装置)
102 基準発振器(タイミング信号生成部)
103 E/O変換部(送信部)
104 逓倍部
105 データ生成部
106 E/O変換部
107 データ受信部
108 O/E変換部
201 下りポート(第2の装置)
202,204 逓倍部
203,208 O/E変換部
205 データ生成部
206 E/O変換部(送信部、第2の送信部)
207 データ受信部
209 クロック補正部(送信装置)
210 ジッター計算部(ジッター算出部)
211 SSC位相計算部(位相算出部)
212 格納部
213 周波数補正量計算部(補正量算出部)
214 位相調整部(補正部)
215 伝送距離変換テーブル
216 SSC情報
300 光ファイバ(伝送路)
301 クロック伝送路
302 下りデータ伝送路
303 上りデータ伝送路

Claims (4)

  1. 周波数が周期的に変化するタイミング信号であるスペクトラム拡散クロックが伝送される伝送路において生じた前記タイミング信号のジッターを算出するジッター算出部と、
    前記スペクトラム拡散クロックの周波数と前記周波数の変化の割合とを算出する位相算出部と、
    前記ジッターに基づいて前記伝送路の伝送距離を算出し、前記伝送距離に基づいて前記タイミング信号の伝送遅延時間を算出し、前記伝送遅延時間と前記スペクトラム拡散クロックの周波数と前記周波数の前記変化の割合とに基づいて、前記伝送遅延時間に生じる前記タイミング信号の周波数のずれを補正量として算出する補正量算出部と、
    前記タイミング信号の周波数を前記補正量だけ補正して送信データと同期させる補正部と、
    をそなえることを特徴とする信号補正装置。
  2. 周波数が周期的に変化するタイミング信号であるスペクトラム拡散クロックが伝送される伝送路において生じた前記タイミング信号のジッターを算出するジッター算出部と、
    前記スペクトラム拡散クロックの周波数と前記周波数の変化の割合とを算出する位相算出部と、
    前記ジッターに基づいて前記伝送路の伝送距離を算出し、前記伝送距離に基づいて前記タイミング信号の伝送遅延時間を算出し、前記伝送遅延時間と前記スペクトラム拡散クロックの周波数と前記周波数の前記変化の割合とに基づいて、前記伝送遅延時間に生じる前記タイミング信号の周波数のずれを補正量として算出する補正量算出部と、
    前記タイミング信号の周波数を前記補正量だけ補正して送信データと同期させる補正部と、
    前記補正量だけ補正した前記タイミング信号を用いて前記送信データを生成する生成部と、
    前記送信データを前記伝送路に送信する送信部と、
    をそなえることを特徴とする送信装置。
  3. 周波数が周期的に変化するタイミング信号であるスペクトラム拡散クロックが伝送される伝送路において生じた前記タイミング信号のジッターを算出し、
    前記ジッターに基づいて前記伝送路の伝送距離を算出し、
    前記スペクトラム拡散クロックの周波数と前記周波数の変化の割合とを算出し、
    前記伝送距離に基づいて前記タイミング信号の伝送遅延時間を算出し、
    前記伝送遅延時間と前記スペクトラム拡散クロックの周波数と前記周波数の前記変化の割合とに基づいて、前記伝送遅延時間に生じる前記タイミング信号の周波数のずれを補正量として算出し、
    前記タイミング信号の周波数を前記補正量だけ補正して送信データと同期させる
    ことを特徴とする信号補正方法。
  4. 第1の装置と、
    第2の装置と、
    前記第1の装置と前記第2の装置とを接続する伝送路と、をそなえ、
    前記第1の装置は、
    周波数が周期的に変化するタイミング信号であるスペクトラム拡散クロックを生成するタイミング信号生成部と、
    前記タイミング信号を前記第2の装置に送信する送信部と、を備え、
    前記第2の装置は、
    前記伝送路において生じた前記タイミング信号のジッターを算出するジッター算出部と、
    前記スペクトラム拡散クロックの周波数と前記周波数の変化の割合とを算出する位相算出部と、
    前記ジッターに基づいて前記伝送路の伝送距離を算出し、前記伝送距離に基づいて前記タイミング信号の伝送遅延時間を算出し、前記伝送遅延時間と前記スペクトラム拡散クロックの周波数と前記周波数の前記変化の割合とに基づいて、前記伝送遅延時間に生じる前記タイミング信号の周波数のずれを補正量として算出する補正量算出部と、
    前記タイミング信号の周波数を前記補正量だけ補正して送信データと同期させる補正部と、
    前記補正量だけ補正した前記タイミング信号を用いて前記送信データを生成するデータ生成部と、
    前記送信データを前記伝送路を介して前記第1の装置に送信する第2の送信部と、
    をそなえることを特徴とする伝送システム。
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