JP2979905B2 - ディジタル移動体通信方式 - Google Patents

ディジタル移動体通信方式

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基地局を介して移動局
と制御局との間で通信を行うディジタル移動体通信方
式、さらに詳しくは移動局と無線基地局間あるいは移動
基地局と制御局間等のように距離が一定でない局間にお
ける通信の同期方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のディジタル移動体通信シス
テムの構成を示すブロック図である。図において、1は
制御局、2は基地局、3は移動局、4は制御局1と基地
局2とを結ぶ通信回線である。また、21は基準クロッ
クから基地局内部の同期クロックを作り出すクロック同
期回路、22は送信用変調モデム、23は受信用復調モ
デム、24,25は各モデムへ入力される変復調用クロ
ック、26は復調用モデム23へ入力するクロック25
の位相を調整する位相調整器、41は基準クロック、4
2は制御局1から基地局2への送信データ線、43は基
地局2から制御局1への受信データ線を示す。
【0003】TDMA(Time Division Multiple Acces
s) 方式を採用するディジタル移動体通信システムで
は、各移動局3から基地局2に向けて送信するバースト
信号が基地局2で衝突しないようにするため各移動局3
の送信時刻同期をとる必要がある。また、基地局2から
の信号も移動局3からの信号と衝突しないように送信時
刻を制御する必要がある。このため、システム全体で共
通の時刻基準を持ち、送受信時刻を制御する。この時刻
基準は、基地局2からの同期基準バースト信号の伝送に
より設定されるが、移動体通信においては基地局2と移
動局3との間の距離(伝播路長)が刻々と変化すること
と、ゾーン中心とゾーン周辺とで基地局2と移動局3の
間の平均距離が変わること等により、同期制御が難しく
なる。TDMA方式を採用しないディジタル移動体通信
システムでもビット同期制御については同じ難しさが伴
う。
【0004】図2は、本願発明を説明するためのタイム
チャート図であるが、図2を用いて従来の方式を説明す
る。従来の基地局2における入力信号の待受位相は、以
下の3つの場合が考えられる。 (ィ).待受位相が固定位置にある場合。すなわち、基
地局2のサービス範囲から割り出した中心位置に待受位
相を固定する待受位相固定方式により待受位相が固定位
置にある場合(図2の(3) に示す場合で、例えば距離1
0kmを想定して固定される)。この待受位相の固定
は、図7に示す基地局2において、クロック同期回路2
1で基準クロック41に同期した周波数のクロックを発
生させ、送信用基準クロック24として送信用変調モデ
ム22に供給すると共に位相調整器26へ送り、位相調
整器26で所定位相だけ遅らせて受信用基準クロック2
5として受信用復調モデム23に供給することにより行
われる。 (ロ).待受位相が制御されない場合。すなわち、図2
の(4) に示すように1つ前の着信時の位相が待受位相と
なるもので、いわゆる浮動式と呼ばれるものであり、こ
の場合、図7に示す基地局2において、位相調整器26
を省略した構成となる。 (ハ).上記(イ)または(ロ)の場合において妨害波
(ノイズ)に対するガードがない場合。この場合、図2
の(5) に示すように、入力したノイズに同期しようとす
るため、モデム23内のPLLの周波数が変動し、その
ため待受位相はランダムに変動する。ひどい場合には、
モデム23内のPLLの周波数がVCOの上限または下
限まで引っ張られ、そこが待受位相になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のディジタル移動
体通信方式は以上のようにして移動局に対する基地局の
待受位相が決定されるため、移動局と基地局との間の距
離の相違により引き込みに時間がかかるという問題があ
る。
【0006】すなわち、待受位相を固定する方式でノイ
ズがない場合でも、移動局が基地局の至近距離に位置す
る場合や遠端に位置する場合などでは、ビット同期を取
るための待受位相と入力位相との差が大きく異なり(最
大で180度)、引き込みに時間がかかる。また、ノイ
ズにより待受位相が上限または下限まで引っ張られてい
ると、一般的に固定値の場合以上に引き込みに時間がか
かることになる。従って従来の方式では同期引込用ビッ
トストリームを長く取る必要があり、通信効率が悪く、
且つエラーレートが高くなり、誤受信による再送の機会
が増加したり、通信不可能領域が拡大したりする等の問
題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、移動局と基地局との間の距離の
相違やノイズが原因による待受位相と入力位相との差異
を小さくして有意信号のない同期引込用ビットストリー
ムを短くし、通信効率を向上させ、エラーレートを低減
できるディジタル移動体通信方式を提供することを目的
としている。
【0008】なお、ディジタル通信において同期を取る
先行技術としては、制御局と各基地局間の同期を取るた
めに、制御局から送出される同期パルスを遅延する特開
平3−224325号公報「TDMAディジタル移動通
信システム」、交換機と基地局間の回線遅延量を、各基
地局で調整する特開平2−238732号公報「ディジ
タル移動通信方式」、衛星からのディジタル信号を基準
にして、中央局とか基地局から送出する送信信号データ
の位相を補正する特開昭59−6642号公報「移動体
通信衛星同期方式」がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるディジ
タル移動体通信方式は、基地局において移動局からの受
信入力レベルロスから、基地局と移動局との距離を近似
し、伝搬遅延時間すなわち位相遅れ分を計算し、待受ク
ロックの位相を整合させる。
【0010】また、移動局が基地局からの信号の入力レ
ベルにより出力パワーが制御されるシステムの場合に
は、移動局の出力レベルが位相差2πの整数倍分ごとに
変化するように制御する。
【0011】また、移動局において基地局からの受信入
力レベルロスから、基地局と移動局との距離を近似し、
伝搬遅延時間すなわち位相遅れ分を計算し、この遅延分
だけ移動局で出力する出力変調信号の位相を制御する。
この場合、移動局の出力パワーを変化させる場合には、
この出力パワーの変化による出力位相の変化が補正され
るように制御する。
【0012】また、移動局が基地局からの信号の入力レ
ベルにより出力パワーが制御されるシステムで、移動局
が出力パワーの制御を行うときは、この出力パワーの変
化による出力位相の変化の補正も含め、移動局で位相を
制御することとし、移動局が出力パワーの制御を行わな
いときは、基地局で位相を制御する。
【0013】また、基地局あるいは移動局で位相制御を
行う場合、基地局において入力信号の位相と待受クロッ
クの位相との位相差がπの整数倍近くにある場合にのみ
位相差有りと判断し、どちらかの位相をπ分シフトさせ
て行う。
【0014】さらに、基地局待受周波数、位相が妨害波
により変動しないように受信有効レベルを決定し、それ
以下では待受位相を変えないよう制御することとした。
【0015】
【作用】この発明のディジタル移動体通信方式は上述の
ような構成とすることにより、移動局からの発呼信号な
どバースト的に基地局に入力する信号(バースト信号)
に対し、待受位相と受信信号の位相差をなくし、ビット
同期が早く、かつ確実にでき、エラーレートを低減させ
ると共に、有意信号の前につける同期引込用ビットスト
リームの送出時間を短くできる。
【0016】
【実施例】
実施例1.以下この発明の実施例を図面について説明す
る。図1はこの発明の一実施例を示すブロック図であ
り、図において、図7と同一符号は同一又は相当部分を
示す。基地局2において、27は入力レベル検出器、2
8は入力信号/クロック制御部、29は復調用基準クロ
ックである。また、移動局3において、31は入力信号
からクロック信号を再生するクロック再生回路、32は
受信用復調モデム、33は送信用変調モデム、34は制
御部、35はパワーアンプ、36は入力レベル検出器で
あり、パワーアンプ35からの出力は入力レベル検出器
36の検出出力により、出力位相がちょうど2π分ごと
に変化するように出力レベルが制御される。
【0017】次に動作について説明する。基地局2と移
動局3との一般的な送受信動作については従来の方式と
同様であり、ここではその説明は省略するが、本実施例
においては、基地局2において、移動局3との間の距離
の相違およびノイズが原因による入力位相と待受位相と
の差異を自動的に小さくするように動作させる。すなわ
ち基地局2では、受信した信号の入力レベルを入力レベ
ル検出器27で検出し、入力レベルが一定のしきい値を
越えている場合には入力信号、しきい値以下の場合には
ノイズと判断し、ノイズの場合には入力信号/クロック
制御部28でモデム23への入力信号を遮断する。この
動作によりモデム23内のPLLの周波数がノイズによ
り引っ張られて待受位相が入力位相と大きく相違してし
まう現象を防止できる。
【0018】また、入力信号/クロック制御部28では
入力信号レベルの強さにより、移動局3との間の距離を
近似し、この距離から入力信号の位相遅延量を計算し、
この遅延分だけ復調用基準クロック29を遅らせる。こ
の動作により、移動局2との距離に係わらずモデム23
へは入力信号とほぼ位相が一致する復調用基準クロック
29を復調用モデム23に供給でき、入力信号の位相と
待受位相とを整合させることができ、引き込み時間の短
縮が図れる。
【0019】以上の動作を図2を用いて説明する。図2
は4kHzの変調クロックの位相を示す図で、図2の
(1) は基地局出力位相、図2の(2) は基地局入力位相で
あり、この基地局入力位相は基地局と移動局との距離に
より位相遅れが生じ、図に示すように距離20kmの所
では180度の位相差が生じる。従って、図2の(3) に
示す待受位相を距離10kmに固定した場合、移動局と
の間の距離が10km以外では位相差が生じることにな
り、図2の(4) に示すいわゆる浮動式の場合でも、1つ
前の着信時から移動局2が移動してない場合か、偶然の
一致以外では位相差が生じる。さらに、図2の(5) に示
すようにノイズに追随して待受位相がランダムに変化す
る場合、入力信号位相と待受位相とが一致することは先
ずない。従って、図2の(3) 〜(5) に示すような場合、
何れも引き込みに不必要な時間がかかる。この発明では
上述のように、入力レベルが所定のしいき値以下であれ
ばノイズと断定して追随を防止し、図2の(5) 示す現象
を防止し、さらに入力レベルにより距離の相違による位
相遅れを計算し、図2の(2) に示すように待受位相を変
化させることにより、入力信号位相と待受位相とを整合
させることとしている。
【0020】実施例2.なお移動局3が、基地局2から
の入力レベルによって出力レベルを制御して通信品質を
向上させる方式の装置では、移動局3の出力レベルが勝
手に変化すると位相差が生じ、待受位相と一致しなくな
るので、入力レベル検出器36で入力レベルを検出し、
出力レベルを位相差2π(4kHzの変調クロックを用
いる場合には、37.5kmの伝搬時のロス分)の整数
倍分ごとに出力レベルが変化するようにパワーアンプ3
5を制御する。また、図3に示すように移動局3内に位
相調整器37を設け、出力レベルを変化させる場合、出
力レベルの変化分だけ出力位相を調整するように構成す
ることにより、基地局2では移動局3のパワーの切替と
無関係に待受位相の制御が行えるようになる。
【0021】実施例3.上記実施例2では移動局3で位
相調整器37により出力パワー分の位相制御を行うと共
に、基地局2でも入力信号/クロック制御部28により
受信信号の位相制御を行っているが、移動局3だけの制
御で同様の動作を行わせることもできる。すなわち、図
3のように移動局3の入力レベル検出回路36で基地局
2からの入力信号レベルを検出し、この入力信号レベル
の強さにより基地局2との間の距離を近似し、近似した
距離から基地局2−移動局3間の往復の位相遅延量を計
算し、この遅延分だけ位相調整器37で位相を進めたク
ロックを送信用モデム33へ供給する構成とすることに
より、基地局2では移動局3からいつも同じ位相の入力
信号を受信でき、これにより基地局2では出力パワーを
切替える場合を含み何も制御せずに待受位相と入力位相
を整合させることができる。
【0022】実施例4.上記実施例1〜実施例3では、
入力信号位相と待受位相とに位相差が生じると想定され
る場合、少しの差でも制御を行うこととしているが、位
相差が±π前後ある場合にのみ、待受位相(入力信号位
相でも良い)をπ分シフトする簡易な制御を行わせるこ
ととしても良い。すなわち、図4(A)に示すように、
制御を行う範囲(斜線で示す)を定め、入力信号位相が
この斜線の範囲にある場合に制御を行う。例えば、基地
局2の待受位相が図4(B)の(1) に示す位置にあった
場合に、入力信号の位相が図4(B)の(2) に示すよう
な場合、位相差がπ前後となる。従って、このような場
合にのみ図4(B)の(3) に示すように待受位相をπ分
シフトする制御を行い、ノイズがない場合に一番引き込
みに時間がかかる位相差±π前後を制御し、引き込み時
間を短縮する構成としている。
【0023】実施例5.また、上記実施例1では、ノイ
ズ(妨害波)の検出を入力レベル検出回路27により、
入力レベルが所定のしきい値を越えているか否かで判断
する構成としているが、このしきい値を越える妨害波の
場合には有効な処理ができなくなる。この実施例5で
は、図5に示すように、入力レベル以外の、例えばモデ
ム23出力後のユニークワードやフレームを検出し、妨
害波の検出を行う回路、あるいはモデム23におけるP
LLのロックはずれ時間により妨害波の検出を行う回路
等で構成された妨害波検出回路50を別に設け、しきい
値を越えるレベルの妨害波に対しても有効な処理が行え
るようにしている。
【0024】実施例6. なお、上記実施例は、固定基地局2と移動局3との間の
通信について説明しているが、この発明はこれに限定さ
れるものではなく、例えば移動基地局2aと移動局3と
の間(図6(A))、移動基地局2aと制御局1との間
(図6(B))、移動基地局2aと固定基地局2との間
(図6(C))、移動基地局2a間同士(図6
(D))、移動局3間同士(図6(E))であっても同
様に実施できることは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、入力レ
ベルにより待受位相を制御する構成としたので、以下に
記載されるような効果を奏する。
【0026】入力レベルにより移動局との距離を近似し
て入力信号位相と待受位相との位相差を計算し、待受位
相と入力信号位相とを整合させることにより、引き込み
時間の短縮が図れる。
【0027】また、入力レベルがしきい値以下の場合に
ノイズと判定して、ノイズによりPLLの周波数が上限
または下限に引っ張られることを防止でき、引き込み時
間の短縮が図れる。
【0028】さらに、引き込み時間の短縮が図れること
により、同期引込用ビットストリームを短くでき、通信
エラーを減少させ、誤受信による再送の機会を少なくす
ると共に通信不可能領域の拡大を防止でき、通信効率の
良いディジタル移動体通信方式が得られる等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1および実施例2を説明する
ためのブロック図である。
【図2】図1に示す実施例の動作と従来の方式における
動作の相違を説明するためのタイムチャート図である。
【図3】この発明の実施例2の別の構成例およびこの発
明の実施例3を説明するためのブロック図である。
【図4】この発明の実施例4を説明するための図であ
る。
【図5】この発明の実施例5を説明するためのブロック
図である。
【図6】この発明の実施例6を説明するための図であ
る。
【図7】従来の方式を説明するためのブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 制御局 2,2a 基地局 3 移動局 4 通信回線 21 クロック同期回路 22 送信用変調モデム 23 受信用復調モデム 24,25 変復調用クロック 26 位相調整器 27 入力レベル検出器 28 入力信号/クロック制御部 29 復調用基準クロック 31 クロック再生回路 32 受信用復調モデム 33 送信用変調モデム 34 制御部 35 パワーアンプ 36 入力レベル検出器 37 位相調整器 41 基準クロック 42 制御局1から基地局2への送信データ 43 基地局2から制御局1への受信データ 50 妨害波検出回路

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動局や移動基地局など移動する局(以
    下、これを総称して移動局という)と固定基地局や制御
    局あるいは上記移動局以外の移動局(以下、これを総称
    して基地局という)の間で同期制御を行うディジタル移
    動体通信方式において、 基地局において入力信号レベルを監視し、入力信号レベ
    ルの強さにより移動局との間の距離を近似し、近似した
    距離から入力信号の位相遅延量を計算し、この遅延分ビ
    ット同期用PLL回路の待受クロックの位相を制御し、
    入力信号の位相と待受クロックの位相を自動的に整合さ
    せる手段、 を備えたことを特徴とするディジタル移動体通信方式。
  2. 【請求項2】 移動局と基地局の間で同期制御を行うデ
    ィジタル移動体通信方式において、 移動局において入力信号レベルを監視し、入力信号レベ
    ルの強さにより基地局と移動局との間の距離を近似し、
    近似した距離から基地局へ入力される入力信号の位相遅
    延量を計算し、この遅延分移動局で出力する出力変調信
    号の位相を制御し、基地局におけるビット同期用PLL
    回路の待受クロックの位相と移動局からの入力信号の位
    相を自動的に整合させる手段、 を備えたことを特徴とするディジタル移動体通信方式。
  3. 【請求項3】 移動局で基地局からの入力レベルによっ
    て出力レベルを変化させる制御が行われるディジタル移
    動体通信システムが採用される場合、 移動局の出力レベルの変化が位相差2πの整数倍分ごと
    になるように移動局の出力制御を行う手段、 を備えたことを特徴とする請求項第1項または第2項記
    載のディジタル移動体通信方式。
  4. 【請求項4】 移動局と基地局の間で同期制御を行うデ
    ィジタル移動体通信方式において、 移動局で基地局からの入力レベルによって出力レベルを
    変化させる制御が行われるディジタル移動体通信システ
    ムが採用される場合、 移動局で出力レベルを変化させるときは、移動局におい
    て入力信号レベルを監視し、入力信号レベルの強さによ
    り基地局と移動局との間の距離を近似し、近似した距離
    から基地局へ入力される入力信号の位相遅延量を計算
    し、この遅延分および移動局の出力レベルの変化が位相
    差2πの整数倍分ごとになるように移動局で出力する出
    力変調信号の位相を制御して、基地局におけるビット同
    期用PLL回路の待受クロックの位相と移動局からの入
    力信号の位相を自動的に整合させることとし、 また、移動局で出力レベルを変化させないときは、基地
    局において入力信号レベルを監視し、入力信号レベルの
    強さにより移動局との間の距離を近似し、近似した距離
    から入力信号の位相遅延量を計算し、この遅延分ビット
    同期用PLL回路の待受クロックの位相を制御し、入力
    信号の位相と待受クロックの位相を自動的に整合させる
    手段、 を備えたことを特徴とするディジタル移動体通信方式。
  5. 【請求項5】 上記入力信号レベルの強さによりビット
    同期用PLL回路の待受クロックの位相と移動局からの
    入力信号の位相との位相差を計算して両位相を整合させ
    る手段は、 位相差がπの整数倍近くある場合にのみ位相差有りと判
    断し、どちらかの位相をπ分シフトさせて行うことを特
    徴とする請求項第1項,第2項または第4項記載のディ
    ジタル移動体通信方式。
  6. 【請求項6】 ノイズ(妨害波)を検出する妨害波検出
    手段を備え、 ノイズが入力された場合に復調モデムへの入力を遮断
    し、このモデム内のPLLの周波数がノイズにより引っ
    張られる現象を防止する構成としたことを特徴とする請
    求項第1項,第2項,第4項または第5項記載のディジ
    タル移動体通信方式。
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