JPH02164150A - スペクトラム拡散通信装置 - Google Patents

スペクトラム拡散通信装置

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JPH02164150A
JPH02164150A JP63319896A JP31989688A JPH02164150A JP H02164150 A JPH02164150 A JP H02164150A JP 63319896 A JP63319896 A JP 63319896A JP 31989688 A JP31989688 A JP 31989688A JP H02164150 A JPH02164150 A JP H02164150A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、通信が一時的に中断しまたはフェージング等
により一時的に電界強度が低下して、同期検出手段で同
期はずれを検出したときに、拡散復調用擬似雑音符号を
直前の位相で所定の時間だけ保持し、または通信装置を
送信モードから受信モードに切り換えたときに、送信モ
ードのときの擬似雑音符号の位相で新たな受信モードの
拡散復調用擬似雑音符号を所定の時間だけ保持し、さら
に通信装置を受信モードから送信モードに切り換えたと
きに、受信モードのときの拡散復調用擬似雑音符号の位
相で新たな送信モードの擬似雑音符号を発生させるよう
にしたスペクトラム拡散通信装置に関するものである。
(従来の技術) 従来のスペクトラム拡散通信システムの一例の概要を、
第7図ないし第9図を参照して簡単に説明する。第7図
は、従来のスペクトラム拡散通信システムの一例の概要
を示すブロック回路図であり、第8図は、第7図に示す
送信機の各部の波形を示す図であり、第9図は、第7図
に示す受信機の各部の波形を示す図である。
第7図において、送信機1は送信ライン2が送信スイッ
チ3 (PTT)の閉成操作により接地されることで、
動作状態となるように構成されている。そして、マイク
ロフォン4から出力される音声信号がFM変調回路5に
与えられ、音声信号により搬送波がFM変調されたFM
信信号灯第8図(a)はFM変調されていない搬送波の
波形を示す。)が出力されて拡散変調器6に与えられる
また、送信クロック発生器7から出力されるクロックを
基準として擬似雑音符号発生器8で、+1と−1が予め
定められた順序とタイミングで組み合された擬似雑音符
号b(第8図(b)に波形を示す。)が作成出力される
。さらに、この擬似雑音符号すが拡散変調器6に与えら
れ、FM信信号灯搬送波の位相が第8図(C)のごとく
、擬似雑音符号すが+1であればそのまま、−1であれ
ば180°位相が反転されてスペクトラム拡散信号Cと
してアンテナ9から放射される。
また、受信機lOは、アンテナ11で受信されたスペク
トラム拡散信号d(第9図(d)に波形を示す)が拡散
復調器12に与えられる。この拡散復調器12には、拡
散復調用擬似雑音符号発生器13から出力される拡散復
調用擬似雑音符号e(第9図(e)に波形を示す)が与
えられる。そして、拡散復調により、スペクトラム拡散
信号の搬送波の位相が拡散復調用擬似雑音符号が+1で
あればそのまま、−1であれば180°位相が反転され
、第9図(f)のごとく、搬送波が復調されてFM信信
号炉復調出力さe、FM復調回路14に与えられる。さ
らに、このFM信信号炉らFM復調回路14で復調され
た音声信号がスピーカ15から拡声される。
ところで、拡散復調用擬似雑音符号発生器13から出力
される拡散復調用擬似雑音符号eは、受信クロック発生
器16から出力されるクロックを基準として、+1と−
Iが送信機工の擬似雑音符号すと同じ順序とタイミング
で組み合されて出力される。そこで、受信機lOの拡散
復調用擬似雑音符号eと、送信機1の擬似雑音符号すと
が、同期していれば、上述のごとく拡散復調器12から
第9図(f)のごときFM信信号炉出力される。しかし
、同期がずれていれば、拡散復調器12から出力される
FM信信号炉、送信機1のFM変調回路5の出力のFM
信信号上異なるものとなり、FM復調回路+4で満足に
音声信号が復調できない。
このために、受信機lOには、拡散復調用擬似雑音符号
eを、擬似雑音符号すに同期させるための同期回路17
と同期しているか否かを検出するための同期検出回路1
8が設けられる。そして、拡散復調器12から出力され
るFM信信号炉同期検出回路18に与えられ、同期信号
が同期回路!7に与えられる。そこで、同期がはずれて
いて同期信号が与えられないと、同期回路17で、まず
初期同期動作としての同期捕捉動作がなされる。そして
、初期同期にいったん成功して同期信号が検出されると
、次にクロックの周期を僅かづつ調整して同期追跡動作
を行なって、拡散復調用擬似雑音符号eの同期を擬似雑
音符号すにより一層一致させるとともに、一致した同期
を保持するよう動作がなされる。
ここで、拡散復調用擬似雑音符号eの位相を一致させる
方法として、従来よりスライディング相関器やマツチド
フィルタまたはSAWコンボルバ−を用いた方法等が知
られている。また、同期追跡の方法として、従来よりタ
ウデイザ−クロツタ追跡法や遅延ロックループを用いた
方法等が知られている。
なお、上記従来例の説明では、送信機1と受信機IOが
別々に設けられているが、送信機1と受信機IOを1つ
の通信装置に組み込んで、トランシーバ−として双互に
送信および受信するスペクトラム拡散通信システムがあ
る。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記したスペクトラム拡散通信システムにお
いて、通信に先だって送信機1から受信機IOに何らか
の同期設定信号が送信されるものを除いて、受信機lO
の拡散復調用擬似雑音符号eを、送信機1の擬似雑音符
号すに同期させることは極めて困難であり、同期するま
でに長い時間を必要とする。そして、同期回路17は同
期検出回路18で同期はずれが検出されると、同期捕捉
動作を直ちに開始する。また、通信に先だって同期設定
信号が送信されるものにあっては、同期設定信号によっ
て初期同期は迅速であるが、−度同期がずれると同期設
定信号がないために再度の初期同期ができないか、また
は初期同期に極めて長い時間を必要とする。
そこで、フェージングや障害物等により受信機IOが充
分な電界強度でスペクトラム拡散信号dを受信できない
と、同期検出回路18は同期はずれと判断し同期回路1
7は直ちに同期捕捉動作を開始する。このため、フェー
ジング等が解消されて、スペクトラム拡散信号dの充分
な電界強度による受信が回復しても、上記同期捕捉動作
により受信機10の拡散復調用擬似雑音符号eは送信機
1の擬似雑音符号すとすでに位相がずれており、再度同
期がとれるまで受信が不可能となる。そして、この受信
機lOが受信できない状態にあることを送信機1は認知
できず、また同期設定信号も送信できないので、その間
に伝送された情報を受信機IOが受信できないという運
用上で重大な不具合がある。
また、トランシーバ−として通信装置を送信モードから
受信モードに切り換えたときに、新たな受信機10の同
期回路17は最初の同期捕捉動作から行なわなければな
らず、受信ができるようになるまでに長い時間を必要と
し、運用上極めて煩わしいという不具合がある。
さらに、トランシーバ−として通信装置を受信モードか
ら送信モードに切り換えたときに、送信開始時に受信時
と異なる新規な位相の擬似雑音符号すでスペクトラム拡
散がなされる。そこで、新たな受信機10の同期回路1
7は最初の同期捕捉動作から行なわれなければならず、
やはり受信できるまでに長い時間を必要とする。
なお、上記の従来例は直接拡散変調方式によるスペクト
ラム拡散通信システムについての説明であるが、周波数
ポツピング変調方式またはパルス化周波数変調方式によ
るものであっても同様の不具合がある。
本発明は、上記した従来のスペクトラム拡散通信システ
ムの不具合を解消すべくなされたもので、所定の時間内
の通信の中断、若しくは通信装置を送信モードから受信
モードまたは受信モードから送信モードへ切り換えたと
きに、受信側の拡散復調用擬似雑音符号の同期が迅速に
とれるようにしたスペクトラム拡散通信装置を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) かかる目的を達成するために、本発明のスペクトラム拡
散通信装置は、以下のごとく構成される。
まず、スペクトラム拡散通信装置は、スペクトラム拡散
信号を受信し、このスペクトラム拡散信号の擬似雑音符
号に対して拡散復調用擬似雑音符号を同期手段によって
同期させ、前記スペクトラム拡散信号を前記拡散復調用
擬似雑音符号で拡散復調するスペクトラム拡散通信装置
において、同期検出手段による同期はずれの検出に応じ
て所定の時間幅を有する同期停止信号を出力する同期動
作一時停止手段を設け、前記同期停止信号により前記同
期手段の同期捕捉および同期追跡動作を停止させて前記
拡散復調用擬似雑音符号の直前の位相を前記所定の時間
だけ保持するように構成されている。そして、前記同期
手段は、クロック発生手段から拡散復調用擬似雑音符号
発生手段に与えるクロックの分周比を所定分周比に対し
て一時的に可変調整して前記拡散復調用擬似雑音符号を
同期させ、さらに前記同期停止信号に応じて前記所定分
周比を前記所定の時間だけ保持するように構成しても良
い。
また、スペクトラム拡散通信装置は、スペクトラム拡散
信号を受信し、このスペクトラム拡散信号の擬似雑音符
号に対して拡散復調用擬似雑音符号を同期手段によって
同期させ、前記スペクトラム拡散信号を前記拡散復調用
擬似雑音符号で拡散復調する受信モードと、スペクトラ
ム拡散信号を送信する送信モードとに切り換えられるス
ペクトラム拡散通信装置において、1前記送信モードか
ら受信モードへ切り換える信号に応じて所定の時間幅を
有する同期停止信号を出力する同期動作一時停止手段を
設け、前記同期停止信号により@記同期手段の同期捕捉
および同期追跡動作を停止させて、切り換え直前の前記
送信モードの擬似雑音符号の位相を、新たな受信モード
の拡散復調用擬似雑音符号の位相として前記所定の時間
だけ保持するように構成しても良い。そして、受信モー
ドでは拡散復調用擬似雑音符号を発生させるとともに送
イJモードでは擬似雑音符号を発生させる1つの擬似雑
音符号発生手段を設け、受信モードではクロック発生手
段から前記擬似雑音符号発生手段に与えるクロックの分
周比を所定分周比に対して一時的に可変調整して前記拡
散復調用擬似雑音符号を同期させ、送信モードでは前記
クロック発生手段から前記擬似雑音符号発生手段に与え
るクロックの分周比を前記所定分周比に保持して前記擬
似雑音符号を発生させ、前記送信モードから受信モード
へ切り換える信号に応じた前記同期停止信号により■i
1記所定分周比を前記所定の時間だけ保持するように構
成しても良い。
さらに、前記同期停止信号にかかわらず、同期がとれれ
ば、前記同期手段を同期追跡動作させるようにしても良
い。また、同期がとれると前記同期停止信号が所定の時
間幅内であっても消滅するようにしても良い。
そして、スペクトラム拡散通信装置は、スペクトラム拡
散信号を受信する受信モードと、スペクトラム拡散信号
を送信する送信モードとに切り換えらねるスペクトラム
拡散通信装置において、受信モードから送信モードに切
り換えた際に、切り換え直前の前記受信モードの拡散復
調用擬似雑音符号の位相を、新たな送信モードの擬似雑
音符号の位相として継続するように構成しても良い。
(作用) 電界強度が低下しまたは通信が中断して同期検出手段で
同期はずれが検出され、同期動作一時停止手段から同期
停止信号が出力されると、同期手段は拡散復調用擬似雑
音符号の直前の位相を所定の時間だけ保持する。そこで
、この所定の時間内に電界強度が回復しまたは通信が再
開されて、スペクトラム拡散信号が受信されると、同期
追跡により容易かつ短時間内に送信側の擬似雑音符号に
対して受信側の拡散復調用擬似雑音符号の同期を一致さ
せ得る。そして、拡散復調用擬似雑音符号発生手段に与
えるクロックの分周比を同期停止信号に応じて所定分周
比に所定の時間だけ保持すれば、容易に拡散復調用擬似
雑音符号の位相を所定の時間だけ保持し得る。
また、送信モードから受信モードへ切り換える信号によ
り、同期動作一時停止手段から同期停止信号が出力され
ると、同期手段は送信側であったときの擬似雑音符号と
同じ位相で、新たな受信側の拡散復調用擬似雑音符号を
所定の時間だけ保持する。そこで、相手局が受信側であ
ったときの拡散復調用擬似雑音符号と同じ位相で、新た
な送信側の擬似雑音符号を発生させるならば、新たな受
信側は同期追跡により容易かつ短時間内に送信側の擬似
雑音符号に対して受信側の拡散復調用擬似雑音符号の同
期を一致させ得る。そして、送信モードから受信モード
へ切り換える信号により、送信モードでの所定分周比を
受信モードで所定の時間だけ保持するならば、送信側で
あったときの擬似雑音符号と同じ位相で、容易に新たな
受信側の拡散復調用擬似雑音、符号の位相を所定の時間
だけ保持し得る。
さらに、同期停止信号にかかわらず、同期がとれれば同
期手段を同期動作させ、また同期がとれると同期停止信
号を消滅するようにすれば、同期が検出されると直ちに
同期追跡が開始され、より迅速に同期を精度良く一致さ
せ得る。
そして、受信モードから送信モードに切り換えた際に、
拡散復調用擬似雑音符号の切り換え直前の位相を新たな
送信モードの擬似雑音符号の位相とするならば、相手局
が送信側であったときの擬似雑音符号と同じ位相で、新
たな受信側の拡散復調用擬似雑音符号を発生させるなら
ば、相手局は同期追跡により容易かつ短時間内に拡散復
調用擬似雑音の同期を一致させ得る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第1図ないし第6図を参照して
説明する。第1図は、本発明のスペクトラム拡散通信装
置の一実施例を示すブロック回路図であり、第2図は、
第1図のクロック移相制御装置における動作を説明する
フローチャートであり、第3図は、同期捕捉における拡
散復調用擬似雑音符号の位相の調整を説明する図であり
、第4図ないし第6図は、本発明のスペクトラム拡散通
信装置をトランシーバ−として双互に送信および受信に
切り換えたときの動作をそれぞれ説明する図である。
まず、受信機としての構造を説明する。第1図において
、アンテナ20で受信されたスペクトラム拡散信号が、
拡散度・復調器21および第1と第2の拡散復調器22
.23に与えられる。そして、拡散度・復調器21の拡
散復調出力が、送信/受信切換回路60を介して第1の
バンドパスフィルタ24とFM復調回路25に与えられ
る。ここで、拡散度・復調321で適正な拡散復調がな
されれば、拡散復調出力は適正なFM信号であり、FM
復調回路25で音声信号が復調出力される。また、第1
のバンドパスフィルタ24の出力が第1の検波器26に
与えられ、拡散復調出力が例えば包絡線検波され、その
包絡線検波出力がローパスフィルタ27に与えられ、そ
の出力がシュミット回路30に与えられる。
ここで、第1のバンドパスフィルタ24と第1の検波器
26とローパスフィルタ27およびシュミット回路30
により、同期検出手段が構成されている。そして、スペ
クトラム拡散信号の送信側の擬似雑音符号に対して、拡
散変・復調器21に与えられる受信側の拡散復調用擬似
雑音符号が同期していると、シュミット回路30から同
期信号が出力される。なお、同期検出手段として3重積
分時定数同期検出器を用いても良い。
また、第1の拡散復調器22の拡散復調出力は、第2の
バンドパスフィルタ34を経て第2の検波器35に与え
られ、その包絡線検波出力が第1のA/D変換器36で
デジタル値に変換されて加算器37に与えられる。同様
に、第2の拡散復調器23の拡散復調出力は、第3のバ
ンドパスフィルタ38を経て第3の検波器39に与えら
れ、その包絡線検波出力が第2のA/D変換J340で
デジタル値に変換され、さらに符号が反転されて加算器
37に与えられる。そして、加算器37で第1と第2の
A/D変換器36.40の出力が加算され、例えば、双
方が等しければ信号が出力されず、第1のA/D変換器
36の出力が大きければ子信号が、第2のA/D変換器
40の出力が大きければ一信号が、それぞれクロック移
相制御装置41に与えられる。
ここで、擬似雑音符号発生器42から出力される拡散復
調用擬似雑音符号が、第2の拡散復調器23に与えられ
るとともに、第1の遅延器43により1チツプ(ビット
)だけ遅延されて拡散変・復調器21に与えられる。ま
た、第2の遅延器44によりlチップだけさらに遅延さ
れて第1の拡散復調器22に与えられる。したがフて、
拡散変・復調器21に与えられる拡散復調用擬似雑音符
号に対して、第1の拡散復調器22には1チツプ遅れて
、第2の拡散復調器23には1チップ進んだ拡散復調用
擬似雑音符号が与えられる。そこで、スペクトラム拡散
信号の擬似雑音符号に対して、拡散変・復調器21に与
えられる拡散復調用擬似雑音符号の同期捕捉はできてい
るが、位相が若干進んでいるならば、第2のA/D変換
器40の出力が第1のA/D変換器36の出力より大と
なり、加算337から一信号が出力される。また、逆に
拡散復調用擬似雑音符号の位相が若干遅れているならば
、加算器37から+信号が出力される。この加算器37
の信号に応じて、クロック移相ル制御装置41により拡
散復調用擬似雑音符号の位相が調整されて同期追跡動作
がなされる。かかる同期追跡動作は、遅延ロックループ
を用いたものとして知られている。
ところで、擬似雑音符号発生器42で出力される拡散復
調用擬似雑音符号の位相は、17M分周器45から出力
されるクロックに応じて調整される。
この1/M分周器45には、クロック発生手段であるク
ロック発生器46で出力されたクロックが分周比の固定
された17N分周器47で分周されて与えられる。また
、1/M分周器45は分周比Mが可変であり、クロック
移相制御装置4Iの指令によりM制御回路48により適
宜に変更される。さらに、1/M分周器45から出力さ
れたクロックが、同期移相サイクル検出器49と追跡移
相サイクル検出器50に与えられ、それぞれ所定の数の
クロックを計数する毎に1ケのパルスがクロック移相制
御装置41に与えられる。
そして、シュミット回路30から出力される同期信号は
、クロック移相制御装置41に与えられるとともにイン
バータ51に与えられる。このインバータ51の反転出
力が、アンド回路52の−・方の入力端に与えられると
ともに、オア回路53の一方の入力端に与えられる。こ
のオア回路53の他方の入力端には、通信装置を送信モ
ードから受信モードへ切り換えたときに出力される送信
/受信切換信号が与えられる。ざらに、オア回路53の
出力がワンショットマルチバイブレータ54に与えられ
、オア回路53の出力の立ち上がりでトリガされる。そ
して、ワンショットマルチバイブレータ54から所定の
時間幅を有する同期停止信号が出力され、アンド回路5
2の他方の入力端に与えられる。さらに、アンド回路5
2の出力がクロック移相制御装置41に与えられる。な
お、インバータ51とオア回路53およびワンショット
マルチバイブレータ54により同期動作一時停止手段と
しての同期動作一時停止回路55が構成される。このよ
うに、同期動作一時停止回路55は、同期はずれまたは
送信モードから受信モードへ切り換える信号によりワン
ショットマルチバイブレータ54がトリガされて同期停
止信号を出力する。しかし、この同期停止信号は同期が
検出されてシュミット回路30から同期信号が出力され
ると、アンド回路52を通過できず、同期停止信号はク
ロック移相制御装置41に与えられずに消滅される。
次に、送信機としての構造を説明すれば、FM変調回路
61からのFM信号が送信/受信切換回路60を経て拡
散度・復調回路21に与えられる。そして、擬似雑音符
号発生器42から出力される擬似雑音符号が、第1の遅
延器43を経て拡散度・復調器21に与えられる。そこ
で、拡散度・復調器21により、FM信号が擬似雑音符
号に応じて拡散変調され、スペクトラム拡散信号として
アンテナ20から放射される。ここで、送信/受信切換
回路60とクロック移相制御装置41に、図示しない送
信スイッチの操作に応じて送信/受信制御信号が与えら
れる。そして、クロック移相制御装置41は、受信モー
ドの送信/受信制御信号が与えられれば、分周比Mを適
宜に制御調整するが、送信モードの送信/受信制御信号
が与えられれば、分周比Mを所定分周比で一定とする。
また、送信/受信切換回路60は、受信モードで拡散度
・復調器21の拡散復調出力を第1のバンドパスフィル
タ24とFM復調回路25に与え、送信モードでFM変
調回路61のFM信号を拡散度・復調器21に与えるよ
う切り換えられる。なお、擬似雑音符号発生器42は、
受信モードにあっては拡散復調用擬似雑音符号を発生さ
せる拡散復調用擬似雑音符号発生手段として機能し、送
信モードにあっては、擬似雑音符号を発生させる擬似雑
音符号発生手段として機能する。
そして、第2図によりクロック移相制御装置41の動作
を説明する。ここで、1/M分周器45の分周比Mを、
例えば100に設定することで、送信側の擬似雑音符号
を発生させるクロックと、受信側の拡散復調用擬似雑音
符号を発生させるクロックの周期とが設計上は一致する
ように設定されているものとする。
まず、受信モードで通信が開始される場合の動作を説明
する。クロック移相制御装置41は、M制御回路48を
制御してステップ■で1/M分周器45の分周比Mを1
00に設定する。すると、擬似雑音符号発生器42は、
送信側と同じクロックの周期で拡散復調用擬似雑音符号
を発生させる。そして、次のステップ■で送信モードか
受信モードがか判別される。ここでは受信モードであり
、さらにステップ■で同期検出を行なう。−数的には送
信側の擬似雑音符号に対して受信側の拡散復調用擬似雑
音符号は位相が一致しておらず、拡散度・復調器21に
より適正な拡散復調がなされず、シュミット回路30か
ら同期信号は出力されない。さらに、同期動作一時停旧
回路55から同期停止信号が出力されていないことが、
ステップ■で判別される。そこで、拡散復調用擬似雑音
符号の位相をスライディングさせて位相のほぼ一致を図
るために、ステップ■で分周比Mを例えば50に設定す
る。すると、擬似雑音符号発生器42に与えられるクロ
ックの周期が1/2に短くなり、拡散復調用擬似雑音符
号の位相が1/2チツプだけ進む。
ところで、分周比Mを50に設定して位相がほぼ一致し
ても、シュミット回路30から時間的に遅れて同期信号
が出力されるために、同期信号が出力される時点で分周
比Mを100に戻したのでは、拡散復調用擬似雑音符号
の位相が、送信側の擬似雑音符号の位相より進み過ぎて
しまう。そこで、同期移相サイクル検出器49で1/M
分周番45から出力されるクロックを計数し、例えば6
4クロツク計数する毎に1回だけ分周比Mを50に設定
し、直ちに分周比Mを100に戻しくステップ■)、ス
テップ■で同期検出されるまで繰り返す。
この拡散復調用擬似雑音符号の位相の調整を第3図によ
り説明する。第3図(a)は、1/M分周器45から出
力されるクロックである。そして、所定の数のクロック
が同期移相サイクル検出器49で計数されると、同期移
動サイクル検出器49から第3図(b)のパルスが出力
され、このパルスによりクロック移相制御装置41は、
分周比Mを50とする。このため、17M分周番45か
ら出力される次のクロックは、第3図(a)のごとく破
線の次の周期より1/2周期だけ早く出力される。この
ように17M分周番45から出力されるクロックの周期
が1/2だけ進むことにより、分周比Mを100とした
ままで発生される第3図(C)の拡散復調用擬似雑音符
号に対して、第3図(d)のごとく、同期移相サイクル
検出器49からパルスが出力される毎に、拡散復調用擬
似雑音符号は1/2チツプづつ位相が進まされる。
そして、ステップ■ないし■が繰り返されて同期捕捉が
なされると、同期がとれたことが検出されてシュミット
回路30から同期信号がクロック移相制御装置41に与
えられる。すると、クロック移相制御装置41は、加算
器37からの信号により同期追跡動作を開始する(ステ
ップ■)。この同期追跡動作において、加算器37から
の出力が無ければ、同期は完全に一致した状態であり分
周比Mを100の状態のままステップ■に戻る。また、
拡散復調用擬似雑音符号の位相が進んでおり、第2のA
/D変換器40の出力が大きく、加算器37から一信号
がクロック移相制御装置41に与えられると、クロック
移相制御装置41は、分周比Mを例えば101に一時的
に設定しくステップ■)、直ちにステップ■に戻って分
周比Mを100に戻す。
この分周比Mを101とすることで、1/M分周器45
から出力されるクロックの周期が1/100だけ遅れ、
拡散復調用擬似雑音符号の位相がl/100チツプだけ
遅らされる。また、逆に、拡散復調用擬似雑音符号の位
相が遅れており、第1のA/D変換器36の出力が大き
く、加算器37から+信号がクロック移相制御装置41
に与えられると、クロック移相制御装置41は、分周比
Mを例えば99に一時的に設定しくステップ■)、直ち
にステップ■に戻って分周比Mを100に戻す。この分
周比Mを99とすることで、1/M分周器45から出力
されるクロックの周期が1/100だけ進み、拡散復調
用擬似雑音符号の位相が17100チツプだけ進まされ
る。ここで、1/M分周器45の分周比Mが101また
は99に設定されるのは、追跡移相サイクル検出器50
で1/M分周器45から出力されるクロックを、例えば
32クロツク計数する毎に1回の割合である。そして、
クロック移相制御装置41は、受信モードで同期信号が
出力されている間は、同期追跡動作を繰り返す。
ところで、通信が中断し、またはフェージング等により
スペクトラム拡散信号を充分な電界強度で受信できなく
なると、シュミット回路30から出力されていた同期信
号が消滅する。すると、インバータ51の出力電圧は“
L”レベルから“H”レベルに反転され、その立ち上が
りでオア回路53を経てワンショットマルチバイブレー
タ54がトリガされる。そして、ワンショットマルチバ
イブレータ54から出力された所定の時間幅の同期停止
信号か、同期信号がないことによって開かれたアンド回
路52を経てクロック移相制御装置41に与えられる。
そして、同期信号が与えられずに同期停止信号が与えら
れたクロック移相制御装置41は、ステップ■と■を経
てステップ■に戻り、所定の時間が経過してステップ■
で同期停止信号の無いことが判別されるか、またはステ
ップ■で同期検出がなされるまで、分周比Mを100と
する。したがって、分周比Mが100に固定されている
間、拡散復調用擬似雑音符号は直前の位相が保持される
そして、同期停止信号の所定の時間内にフェージングが
解消しまたは通信が再開されて、ステップ■で同期検出
がなされれば、アンド回路52は閉成されて同期停止信
号が消滅し、ステップ■で同期追跡動作がなされる。こ
の同期信号が得られて同期停止Fが解除されるならば、
同期捕捉はすでになされており、同期追跡動作により直
ちに受信が可能である。また、同期停止信号の所定の時
間内にステップ■で同期検出がなされなければ、ステッ
プ■により同期停止信号が無くなったことが判別され、
ステップ■で同期捕捉動作が行なわれる。
同期停止信号の所定の時間幅は、拡散復調用擬似雑音符
号の位相ずれが、同期追跡動作で修正できる範囲内で適
宜に設定されれば良い。
次に、送信モードから受信モードに切り換えら九だ場合
の動作を説明する。送信モードにおいてクロック移相制
御装置41は、分周比Mを100に設定する。ここで、
送信モードから受信モードに切り換えられると、同期動
作一時停止回路53のオア回路53に送信/受信切換信
号が与えられる。すると、まずステップ■で分周比Mが
100に設定され、そして受信モードがステップ■で判
別され、さらにステップ■で同期検出がなされる。この
ステップ■において、新たな送信側から適正なスペクト
ラム拡散信号が送信されていなければ同期検出ができず
、ステップ■で同期停止信号が判別さね、分周比Mが1
00のままステップ■に戻る。このようにして、同期検
出ができなくとも分周比Mが100に固定されており、
送信側であったときの擬似雑音符号と同じ位相で新たな
受信側の拡散復調用擬似雑音符号が発生される。そこで
、同期停止信号が出力されている所定の時間内に、新た
な送信側が受信側であったときの拡散復調用擬似雑音符
号と同じ位相で新たな送信側の擬似雑音符号を発生させ
るならば、新たな受信側はステップ■で直ちに同期検出
がなされ、ステップ■の同期追跡動作により受信が可能
となる。また、同期停止信号の所定時間内に同期検出が
されなければ、ステップ■による同期捕捉動作がなされ
る。
さらに、受信モードから送信モードに切り換えられる場
合の動作を説明する。受信モードから送信モードに切り
換えられて、クロック移相制御装置4Iに送信モードの
送信/受信制御信号が与えられると、ステップ■で送信
モードが判別され分周比Mが100に設定される。そこ
で、受信側であったときの拡散復調用擬似雑音符号と同
じ位相で新たな送信側の擬似雑音符号が発生される。こ
こで、新たな受信側が、送信側であったときの擬似雑音
符号と同じ位相で新たな受信側の拡散復調用擬似雑音符
号を発生させるならば、新たな受信側で直ちに同期検出
がなされて受信が可能となる。
上記のごとき、本発明のスペクトラム拡散通信装置をト
ランシーバ−として、双互に送信および受信する動作を
第4図ないし第6図を参照して説明する。
第4図において、一方のトランシーバ−+00は、送信
スイッチ3が閉成状態で送信ライン2が接地されて送信
モードとされ、他方のトランシーバ−200は、送信ス
イッチ3が開成状態で受信モードとされているとする。
すると、一方のトランシーバ−100から送信されるス
ペクトラム拡散信号が、他方のトランシーバ−200で
受信され、他方のトランシーバ−200は同期追跡動作
がなされる。この状態で、フェージング等により他方の
トランシーバ−200か充分な電界強度でスペクトラム
拡散信号を受信できなければ、同期信号が消滅して同期
停止信号が出力され、分周比Mが1゜Oに所定の時間だ
け固定されて同期捕捉および同期追跡動作が一時停止さ
れる。
そして、第5図のごとく、一方のトランシーバ−1OO
の送信スイッチ3が開成されて受信モードとされ、一時
的な通信の中断または送信が終了すると、一方のトラン
シーバ−100は、送信モードから受信モードへの切換
信号によって同期停止信号が出力され、分周比Mが10
0に所定の時間だけ固定されて送信側であったときの擬
似雑音符号と同じ位相で拡散復調用擬似雑音符号が発生
される。また、他方のトランシーバ−200は、スペク
トラム拡散信号が受信されず、同期信号が消滅して同期
停止信号が出力され、分周比Mが100に所定の時間だ
け固定される。
さらに、第6図のごとく、他方のトランシーバ−200
の送信スイッチ3が、同期信号の消滅から所定の時間内
に閉成操作されれば、他方のトランシーバ−200のク
ロック移相制御装置41には送信モードである送信/受
信制御信号が与えられ、ひきつづき分周比Mを100に
固定し、受信側であったときの拡散復調用擬似雑音符号
と同じ位相で、新たに送信側としての擬似雑音符号が発
生されて、スペクトラム拡散信号が送信される。そして
一方のトランシーバ−100は、他方のトランシーバ−
200からのスペクトラム拡散信号を受信し、直ちに同
期検出がなされ、同期追跡動作がなされて受信が可能と
なる。
したがって、本発明のスペクトラム拡散通信装置をトラ
ンシーバ−として双互に送信および受信をするものであ
っても、送信/受信の切り換えの際に迅速に同期検出が
なされ、通信が同期捕捉のために中断されることがない
なお、上記実施例では、17M分周器45の分周比Mを
通常100とするようにしたが、分周比Mを1000に
設定し同期追跡動作で分周比Mを1001と999とに
設定すれば、1/1000チツプの精度で拡散復調用擬
似雑音信号の位相を調整でき、分周比Mを必要な精度に
応じて適宜に設定すれば良い。また、直接拡散変調方式
によるスペクトラム拡散通信システムに限られず、周波
数ポツピング変調方式またはパルス化周波数変調方式に
よるものであっても良い。そして、クロック移相制御装
置41は、第2図のフローチャートに示す動作に限られ
るものでない。さらに、同期動作一時停止回路55は、
上記実施例に記載された構成に限られず、ソフトウェア
により実施されるものであっても良い。そしてさらに、
同期信号によって同期停止信号を消滅させることなく、
クロック移相制御装置41で同期停止信号より同期信号
を優先させて同期追跡動作させるようにしても良い。
(発明の効果) 本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載するような効果を奏する。
まず、同期はずれの検出により拡散復調用擬似雑音符号
の直航の位相が所定の時間だけ保持されるので、この所
定時間内に通信が再開されまたはフェージング等が解消
すれば、拡散復調用擬似雑音符号は送信側の擬似雑音符
号とほぼ同期がとわており、同期追跡動作によって短時
間内に受信が可能となる。したがって、従来のスペクト
ラム拡散通信装置のごとく、同期はずれにより直ちに同
期捕捉動作を行なって拡散復調用擬似雑音符号の位相を
犬きくずらしてしまい、通信が再開されまたはフェージ
ング等が解消された際に、最初の同期捕捉動作から行な
うものに比べて、本発明のスペクトラム拡散通信装置は
、同期をとるための時間が短くても良い確率が極めて高
い。そして、拡散復調用擬似雑音符号発生手段に与える
クロックの分周比を所定分周比に固定すれば、拡散復調
用擬似雑音符号の位相を容易に保持することができる。
また、通信装置の送信モードから受信モードへ切り換え
る信号により、送信側であったときの擬似雑音符号と同
じ位相で、新たな受信側の拡散復調用擬似雑音符号が所
定の時間だけ保持されるので、新たな送信側がそれまで
受信していたときの拡散復調用擬似雑音符号と同じ位相
で擬似雑音符号を発生させるならば、新たな受信側の同
期追跡動作によって容易に同期をとることができ、短時
間内に受信が可能となる。そして、送信モードから受信
モードへ切り換える信号により分周比を所定分周比に固
定すれば、送信側であったときの擬似雑音符号と同じ位
相で、新たな受信側の拡散用復調用擬似雑音符号を容易
に発生させることができる。
さらに、拡散復調用擬似雑音符号の同期がとれて同期信
号が出力されると、直ちに同期動作の停止を解除するな
らば、迅速に同期を精度良く一致させることができる。
そして、受信モードから送信モードへの切り換えによっ
て、受信側であったときの拡散用復調用擬似雑音符号と
同じ位相で、新たな送信側の擬似雑音符号を発生させれ
ば、新たな受信側で送信側であったときの擬似雑音符号
と同じ位相で拡散復調用擬似雑音符号を発生させるなら
ば、新たな受信側で同期追跡動作により容易かつ迅速に
同期を一致させて受信することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のスペクトラム拡散通信装置の一実施
例を示すブロック回路図であり、第2図は、第1図のク
ロック移相制御装置における動作を説明するフローチャ
ートであり、第3図は、同期捕捉動作における拡散復調
用擬似雑音符号の位相の調整を説明する図であり、第4
図ないし第6図は、本発明のスペクトラム拡散通信装置
をトランシーバ−として双互に送信および受信に切り換
えたときの動作をそれぞれ説明する図であり、第7図は
、従来のスペクトラム拡散通信システムの−・例の概要
を示すブロック回路図であり、第8図は、第7図に示す
送信機の各部の波形を示す図であり、第9図は、第7図
に示す受信機の各部の波形を示す図である。 21:拡散度・復調器、 22:第1の拡散復調器、 23:第2の拡散復調器、 24:第1のバンドパスフィルタ、 26:第1の検波器、 27:ローパスフィルタ、 30、シュミット回路。 34:第2のバンドパスフィルタ、 35:第2の検波器、36:第1のA/D変換器、37
:加算器、38:第3のバンドパスフィルタ、39:第
3の検波器、4吐第2のA/D変換器、41:クロック
移相i1d制御装置、 42:擬似雑音符号発生器、 43:第1の遅延器、44:第2の遅延器、45:1/
M分周器、52:アンド回路、55:同期動作一時停止
回路。 特 許 出 願 人  アイコム株式会社代理人  弁
理士  森 山 哲 夫 第3図 /[/

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)スペクトラム拡散信号を受信し、このスペクトラ
    ム拡散信号の擬似雑音符号に対して拡散復調用擬似雑音
    符号を同期手段によって同期させ、前記スペクトラム拡
    散信号を前記拡散復調用擬似雑音符号で拡散復調するス
    ペクトラム拡散通信装置において、同期検出手段による
    同期はずれの検出に応じて所定の時間幅を有する同期停
    止信号を出力する同期動作一時停止手段を設け、前記同
    期停止信号により前記同期手段の同期捕捉および同期追
    跡動作を停止させて前記拡散復調用擬似雑音符号の直前
    の位相を前記所定の時間だけ保持するように構成したこ
    とを特徴とするスペクトラム拡散通信装置。
  2. (2)請求項1記載のスペクトラム拡散通信装置におい
    て、前記同期手段は、クロック発生手段から拡散復調用
    擬似雑音符号発生手段に与えるクロックの分周比を所定
    分周比に対して一時的に可変調整して前記拡散復調用擬
    似雑音符号を同期させ、さらに前記同期停止信号に応じ
    て前記所定分周比を前記所定の時間だけ保持するように
    構成したことを特徴とするスペクトラム拡散通信装置。
  3. (3)スペクトラム拡散信号を受信し、このスペクトラ
    ム拡散信号の擬似雑音符号に対して拡散復調用擬似雑音
    符号を同期手段によって同期させ、前記スペクトラム拡
    散信号を前記拡散復調用擬似雑音符号で拡散復調する受
    信モードと、スペクトラム拡散信号を送信する送信モー
    ドとに切り換えられるスペクトラム拡散通信装置におい
    て、前記送信モードから受信モードへ切り換える信号に
    応じて所定の時間幅を有する同期停止信号を出力する同
    期動作一時停止手段を設け、前記同期停止信号により前
    記同期手段の同期捕捉および同期追跡動作を停止させて
    、切り換え直前の前記送信モードの擬似雑音符号の位相
    を、新たな受信モードの拡散復調用擬似雑音符号の位相
    として前記所定の時間だけ保持するように構成したこと
    を特徴とするスペクトラム拡散通信装置。
  4. (4)請求項3記載のスペクトラム拡散通信装置におい
    て、受信モードでは拡散復調用擬似雑音符号を発生させ
    るとともに送信モードでは擬似雑音符号を発生させる1
    つの擬似雑音符号発生手段を設け、受信モードではクロ
    ック発生手段から前記擬似雑音符号発生手段に与えるク
    ロックの分周比を所定分周比に対して一時的に可変調整
    して前記拡散復調用擬似雑音符号を同期させ、送信モー
    ドでは前記クロック発生手段から前記擬似雑音符号発生
    手段に与えるクロックの分周比を前記所定分周比に保持
    して前記擬似雑音符号を発生させ、前記送信モードから
    受信モードへ切り換える信号に応じた前記同期停止信号
    により前記所定分周比を前記所定の時間だけ保持するよ
    うに構成したことを特徴とするスペクトラム拡散通信装
    置。
  5. (5)請求項1ないし4記載のいずれかのスペクトラム
    拡散通信装置において、前記拡散復調用擬似雑音符号の
    同期がとれると、前記同期停止信号にかかわらず前記同
    期手段を同期追跡動作させるように構成したことを特徴
    とするスペクトラム拡散通信装置。
  6. (6)請求項1ないし4記載のいずれかのスペクトラム
    拡散通信装置において、前記拡散復調用擬似雑音符号の
    同期がとれると、所定の時間幅内であっても前記同期停
    止信号を消滅させる手段を設けたことを特徴とするスペ
    クトラム拡散通信装置。
  7. (7)スペクトラム拡散信号を受信する受信モードと、
    スペクトラム拡散信号を送信する送信モードとに切り換
    えられるスペクトラム拡散通信装置において、受信モー
    ドから送信モードに切り換えた際に、切り換え直前の前
    記受信モードの拡散復調用擬似雑音符号の位相を、新た
    な送信モードの擬似雑音符号の位相として継続するよう
    に構成したことを特徴とするスペクトラム拡散通信装置
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05219016A (ja) * 1991-12-09 1993-08-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送受信回路
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