JPH02164151A - スペクトラム拡散通信装置 - Google Patents
スペクトラム拡散通信装置Info
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- JPH02164151A JPH02164151A JP63319897A JP31989788A JPH02164151A JP H02164151 A JPH02164151 A JP H02164151A JP 63319897 A JP63319897 A JP 63319897A JP 31989788 A JP31989788 A JP 31989788A JP H02164151 A JPH02164151 A JP H02164151A
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
により一時的に電界強度が低下し、同期検出手段で同期
はずれが検出されたときに、同期検出手段から同期信号
が出力されていたときと同様に拡散復調用擬似雑音符号
を移相制御するようにしたスペクトラム拡散通信装置に
関するものである。
第4図ないし第6図を参照して簡単に説明する。第4図
は、従来のスペクトラム拡散通信システムの一例の概要
を示すブロック回路図であり、i5図は、第4図に示す
送信機の各部の波形を示す図であり、第6図は、第4図
に示す受信機の各部の波形を示す図である。
ッチ3 (PTT)の閉成操作により接地されることで
、動作状態となるように構成されている。そして、マイ
クロフォン4から出力される音声信号がFMM信回路5
に与えられ、音声信号により搬送波がFM変調されたF
M信号a(第5図(a)はFM変調されていない搬送波
の波形を示す。)が出力されて2次変調器6に与えられ
る。
基準として擬似雑音符号発生器8で、+1と−1が予め
定められた順序とタイミングで組み合された擬似雑音符
号b(第5図(b)に波形を示す。)が作成出力される
。さらに、この擬似雑音符号すが2次変調器6に与えら
れ、FM信号aの搬送波の位相が第5図(C)のごとく
、擬似雑音符号すが+1であればそのまま、−1であれ
ば180°位相が反転されてスペクトラム拡散信号Cと
してアンテナ9から放射される。
トラム拡散信号d(第6図(d)に波形を示す)が相関
器】2に与えられる。この相関器12には、拡散復調用
擬似雑音符号発生器13から出力される拡散復調用擬似
雑音符号e(第6図(e)に波形を示す)が与えられる
。そして、拡散復調により、スペクトラム拡散信号の搬
送波の位相は拡散復調用擬似雑音符号が+1であればそ
のまま、−1であれば180°位相が反転され、第6図
(f)のごとく、搬送波が復調されてFM信信号跡復調
出力され、FMM信回路14に与えられる。
れた音声信号がスピーカ15から拡声される。
される拡散復調用擬似雑音符号eは、受信クロック発生
器16から出力されるクロックを基準として、+1と−
1が送信機1の擬似雑音符号すと同じ順序とタイミング
で組み合されて出力される。そこで、受信機IOの拡散
復調用擬似雑音符号eと、送信機1の擬似雑音符号すと
が、同期していれば、上述のごとく相関器12から第6
図(f)のごときFM信信号跡出力される。しかし、同
期がずれていれば、相関器12から出力されるFM信信
号跡、送信機1のFMM信回路5の出力のFM信号aと
異なるものとなり、FMM信回路14で満足に音声信号
が復調できない。
eを、擬似雑音符号すに同期させるための同期回路17
と、同期しているか否かを検出するための同期検出回路
18が設けられる。そして、相関器I2から出力される
FM信信号炉同期検出回路18に与えられ、その同期信
号が同期回路17に与えられる。そこで、同期がはずれ
ていて同期信号が与えられないと、同期回路17でまず
初期同期動作としての同期捕捉動作がなされる。そして
、初期同期にいったん成功して同期信号が検出されると
、次にクロックの周期を僅かづつ調整する同期追跡動作
を行なって、拡散復調用擬似雑音符号eの同期を擬似雑
音符号すにより一層一致させるとともに、一致した同期
を保持するように動作がなされる。ここで、拡散復調用
擬似雑音符号eの位相を一致させる方法として、従来よ
りスライディング相関器やマツチドフィルタまたはSA
Wコンボルバ−を用いた方法等が知られている。また、
同期追跡の方法として、従来よりタウデイザ−クロック
追跡法や遅延ロックループを用いた方法等が知られてい
る。
いて、通信に先だって送信機lから受信機IOに何らか
の同期設定信号が送信されるものを除いて、受信機lO
の拡散復調用擬似雑音符号eを、送信機1の擬似雑音符
号すに同期させることは極めて困難であり、同期するま
でに長い時間を必要とする。そして、同期回路17は同
期はずれが検出されると、同期捕捉動作を直ちに開始す
る。
にあっては、同期設定信号によりて初期同期は迅速であ
るが、−度同期がはずれると同期設定信号がないために
再度の初期同期ができないか、または初期同期に極めて
長い時間を必要とする。
分な電界強度でスペクトラム拡散信号dを受信できない
と、検出同期回路18は同期はずれと判断し同期回路1
7は直ちに同期捕捉動作を開始する。このため、フェー
ジング等が解消されて、スペクトラム拡散信号dの充分
な電界強度による受信が回復しても、上記同期捕捉動作
により受信機10の拡散復調用擬似雑音符号eは送信a
1の擬似雑音符号すとすでに位相が大きくずれており、
再度同期がとれるまで受信が不可能となる。そして、こ
の受信機10が受信できない状態にあることを送信機l
は認知できず、また同期設定信号も送信できないので、
その間に伝送された情報を受信機IOが受信できないと
いう運用上で重大な不具合がある。
でも、同期回路17はすでに同期捕捉動作を開始してお
り、同期を再度とるまで受信が不可能となる。
ラム拡散通信システムについての説明であるが、周波数
ポツピング変調方式またはパルス化周波数変調方式によ
るものであっても同様の不具合がある。
ムの不具合を解消すべくなされたもので、通信が一時的
に中断しまたは電界強度が低下しても、拡散復調用擬似
雑音符号を通信中と同様に移相制御して、送信側の擬似
雑音符号と同期させるようにしたスペクトラム拡散通信
装置を提供することを目的とする。
散通信装置は、以下のごとく構成されている。
ラム拡散信号を受信し、同期検出手段と同期追跡検出手
段およびクロック移相制御手段とにより、拡散復調用擬
似雑音符号発生手段から発生される拡散復調用擬似雑音
符号を同期捕捉動作ならびに同期追跡動作により移相制
御して前記スペクトラム拡散信号の擬似雑音符号に対し
て同期させ、前記スペクトラム拡散信号を前記拡散復調
用擬似雑音符号で拡散復調するスペクトラム拡散通信装
置において、同期追跡動作中に補記同期追跡検出手段か
ら出力される同期追跡移相信号の周期を基準クロック発
生手段から出力される基準クロックにより計測し、その
周期と移相方向に応じた同期追跡情報を記憶する同期追
跡情報計測手段を設け、同期追跡動作中に前記同期検出
手段で同期はずれを検出すると、前記クロック移相制御
手段が前記同期追跡情報計測手段に記憶された同期追跡
情報に応じて前記拡散復調用擬似雑音符号発生手段に与
えるクロックを制御して、前記拡散復調用擬似雑音符ぢ
−を前記同期追跡動作中と同様に移相制御するように構
成されている。
定時間の計時動作を開始するタイマ手段を設け、前記所
定時間内は前記クロック移相制御手段が前記同期追跡情
報に応じて前記拡散復調用擬似雑音符号発生手段に与え
る前記クロックを制御し、前記所定時間の経過後は同期
捕捉動作を開始するように構成しても良い。
雑音符号の移相制御中に、前記同期検出手段で同期検出
がなされると、前記クロック移相制御手段は、前記同期
追跡検出手段から出力される前記同期追跡移相信号によ
る同期追跡動作に切り換えられるように構成しても良い
。
相信号が与えられる毎に、その周期を計測用のカウンタ
手段で補記基準クロックをカウントアツプして計測し、
そのカウント値と移相方向を前記同期追跡情報としてメ
モリ手段に記憶更新し、前記クロック移相制御手段は、
前記同期検出手段による同期はずれの検出により前記同
期追跡情報を読み込み、前記カウント値を移相用のカウ
ンタ手段にプリセットし、1■記基準クロツクのカウン
トダウンによるキャリアウト出力と前記移相方向とによ
り、前記拡散復調用擬似雑音符号発生手段に与える前記
クロックを制御するように構成しても良い。
調用擬似雑音符号を発生させる受信側のクロックとの周
期は厳密には一致していない。
信号によって拡散復調用擬似雑音符号を移相制御してク
ロックのずれに対して位相修正がなされる。この同期追
跡移相信号の周期と移相方向に応じた周期追跡情報を同
期追跡情報計測手段で記憶し、同期がはずれたときに同
期追跡情報に応じて拡散復調用擬似雑音符号の移相制御
を行なえば、クロックのずれに適した位相修正がなされ
、送信側の擬似雑音符号に対して同期が維持され得る。
移相制御を、タイマ手段の計時動作による所定時間内と
し、所定時間経過後に同期捕捉動作を開始させるならば
、同期追跡情報による移相制御で同期が得られないとき
に、従来のこの種の通信装置と同様に、同期捕捉動作を
行ない得る。
の移相制御中に、同期検出手段で同期検出がなされると
、同期追跡動作に切り換えるようにすれば、より迅速に
同期を精度良く一致させ得る。
期を計測し、このカウント値を移相用のカウンタ手段に
プリセットして基準クロックをカウントダウンさせるな
らば、キャリアウト出力は同期追跡移相信号と同じ周期
で出力される。そして、このキャリアウト出力と記憶さ
れた移相方向によって、容易に同期追跡動作中と同様に
拡散復調用擬似雑音符号の移相制御がなし得る。
説明する。第1図は、本発明のスペクトラム拡散通信装
置の一実施例を示す機能ブロック回路図であり、第2図
は、第1図のより具体的な一例を示すブロック回路図で
あり、第3図は、第1図の動作を説明するフローチャー
トである。
される基準クロック0が、同期追跡情報計測手段200
とクロック移相制御手段3ooに与えられる。また、同
期追跡検出手段400から出力される同期追跡移相信号
pが、同期追跡情報計測手段200とクロック移相制御
手段300に与えられる。
か、同期追跡情報計測手段200とクロック移相制御手
段300に与えられる。さらに、同期追跡情報計測手段
200から同期追跡情報rが、クロック移相制御手段3
00に読み込まれる。そしてざらに、クロック移相制御
手段300から移相制御されたクロックSが拡散復調用
擬似雑音符号発生手段600に与えられ、適宜に移相制
御されて送信側の擬似雑音符号に同期された拡散復調用
擬似雑音符号tが出力される。
た状態で送信側と受信側のクロックのずれによって生じ
る送信側の擬似雑音符号に対する受信側の拡散復調用擬
似雑音符号の位相ずれに応じて移相すべき方向を示す同
期追跡移相信号pをある周期で出力する。また、同期検
出手段500は、送信側の擬似雑音符号に対して受信側
の拡散復調用擬似雑音符号が同期し、適正な拡散復調が
なされているときに同期信号9を出力する。そして、同
期追跡情報計測手段200は、同期追跡移相信号Pが出
力される周期を基準クロックOにより計測用のカウンタ
手段で計測し、そのカウント値と移相方向を同期追跡情
報rとしてメモリ手段に記憶更新する。さらに、クロッ
ク移相制御手段300は、同期信号qが与えられている
間は、同期追跡移相信号Pに応じて基準クロック0の分
周比を適宜に制御してクロックSとして拡散復調用擬似
雑音符号発生手段600に与え、同期信号qが与えられ
ない間は、同期追跡情報rを読み込み、この同期追跡情
報rに応じて基準クロック0の分周比を適宜に制御して
クロックSとして拡散復調用擬似雑音手段600に与え
る。そしてざらに、拡散復調用擬似雑音符号発生手段6
00は、与えられたクロックSによフて移相制御された
拡散復調用擬似雑音符号tを出力する。
装置の構造をより詳しく説明する。第2図において、受
信側のアンテナ20で受信されたスペクトラム拡散信号
が、第1ないし第3の相関器21.22.:Mlニ与、
t ラh7y。ソt、テ、第1の相[t21の拡散復調
出力が、第1のバンドパスフィルタ24を経てFM受信
回路25と第1の検波器26に与えられる。ここで、第
1の相関器21で適正な拡散復調がなされれば、拡散復
調出力は適正なFM信号であり、FM受信回路25で音
声信号が復調出力される。また、第1の検波器26は拡
散復調出力を例えば包路線検波し、その包路線検波出力
がローパスフィルタ27に与えられ、その出力がシュミ
ット回路30に与えられる。ここで、第1の検波器26
とローパスフィルタ27およびシュミット回路30によ
り、同期検出手段500が構成されている。そして、ス
ペクトラム拡散信号の送信側の擬似雑音符号に対して、
第1の相関器21に与えられる受信側の拡散復調用擬似
!I身符号が同期していると、シュミット回路30から
同期信号qが出力される。
出器を用いても良い。
ドパスフィルタ34を経て第2の検波器35に与えられ
、その包絡線検波出力が第1のA/D変換器36でデジ
タル値に変換されて加算器37に与えられる。同様に、
第3の相関器23の拡散復調出力は、第3のバンドパス
フィルタ38を経て第3の検波器39に与えられ、その
包絡線検波出力が第2のA/D変換器40でデジタル値
に変換され、さらに符号が反転されて加算器37に与え
られる。そして、加算器37で第1とm2のA/D変換
器36.40の出力が加算され、例えば、双方が等しけ
れば信号が出力されず、第1のA/D変換器36の出力
が大きければ子信号か出力され、第2のA/D変換器4
0の出力が大きければ一信号が出力され、同期追跡移相
信号pとしてクロック移相制御装置41と同期追跡情報
計測手段200としての同期追跡情報計測装置51とに
そわぞれ与えられる。
の拡散復調用擬似雑音符号発生・器42から出力される
拡散復調用擬似雑音符号tが、第3の相関器23に与え
られるとともに、第1の遅延器43により1チツプ(ビ
ット)だけ遅延されて第1の相量器21に与えられる。
されて第2の相関器22に与えられる。したがって、第
1の相関器21に与えられる拡散復調用擬似雑音符号に
対して、第2の相関器22には1チツプ遅れて、第3の
相関器23には1チップ進んだ拡散復調用擬似雑音符号
が与えられる。そこで、スペクトラム拡散信号の擬似雑
音符号に対して、第1の相関器21に与えられる拡散復
調用擬似雑音符号の同期捕捉はできているが、位相が若
干進んでいるならば、第2のA/D変換器40の出力が
第1のA/D変換器36の出力より大となり、加算器3
7から一信号が出力される。
いるならば、加算器37から子信号が出力される。この
加算器37から出力される同期追跡移相信号pに応じて
、クロック移相制御装置41により拡散復調用擬似雑音
符号の位相が調整されて同期追跡動作がなされる。そし
て、第2と第3の相関器22.23と第2と第3のバン
ドパスフィルタ34.38と第2と第3の検波器35.
39と第1と第2のA/D変換器36.40と加算器3
7および第1と第2の遅延器43.44により同期追跡
検出手段500が構成される。かかる同期追跡は、遅延
ロックループを用いたものとして知られている。
れる拡散復調用擬似雑音符号tの位相は、17M分周器
45から出力されるクロックSに応じて調整される。こ
の17M分周器45には、基準クロック発生手段100
としての基準クロック発生器46で出力された基準クロ
ック0が分周比の固定された17N分周器47で分周さ
れて与えられる。また、1/M分周器45は分周比Mが
可変であり、クロック移相制御装置4Iの指令によりM
制御回路48により適宜に変更される。さらに、1/M
分周器45から出力されたクロックSが、同期移相サイ
クル検出器49と追跡移相サイクル検出器50に与えら
れ、それぞれ所定の数のクロックを計数する毎に1ケの
パルスがクロック移相制御装置41に与えられる。これ
らのクロック移相制御装置41と1/M分周器45と1
/N分周器47とM制御回路48と同期移相サイクル検
出349および追跡移相サイクル検出器50によりクロ
ック移相制御手段600が構成される。
ロック0は、クロック移相制御装置41と同期追跡情報
計測装置51に与えられる。この同期追跡情報計測装置
51は、計測用のカウンタ手段52とメモリ手段53を
備え、同期追跡移相信号pの周期を基準クロック0をカ
ウントアツプして計測し、そのカウント値と移相方向を
、同期追跡移相信号pが出力される毎に同期追跡情報r
としてメモリ手段53に記憶更新する。また、シュミッ
ト回路30から出力される同期信号qは、クロック移相
制御装置41に与えられるとともに、タイマ手段として
のタイマ54に与えられる。このタイマ54は、同期は
ずれによる同期信号qの立ち下がりによって所定時間の
計時動作を開始し、計時動作中は計時動作信号をクロッ
ク移相制御装置41に与える。また、同期追跡情報計測
装置51の同期追跡情報rが、同期信号qの立ち下がり
によフてメモリ手段53からクロック移相制御装置41
に読み込まれる。
の動作につき、第3図を参照して以下説明する。ここで
、17M分周器45の分周比Mを、例えば100に設定
することで、送信側の擬似雑音符号を発生させるクロッ
クに、受信側の拡散復調用擬似雑音符号を発生させるク
ロックSの周期が設計上は一致するように設定されてい
るものとする。まず、クロック移相制御装置41は、M
制御回路48を制御して1/M分周器45の分周比Mを
100に設定する。すると、拡散復調用擬似雑音符号発
生器42は、送信側と同じクロックの周期で拡散復調用
擬似雑音符号tを発生させる。そこで、ステップ■で同
期しているか否かの検出を行なう。−殻内には送信側の
擬似雑音符号に対して受信側の拡散復調用擬似雑音符号
は位相が−・致しておらず、第1の相関器21により適
正な拡散復調がなされず、シュミット回路30から同期
化−5+qが出力されない。そして、次のステップ■で
、同期がはずれてから一定時間以内か、そうでないかが
判別される。この判別は、同期信号qの立ち下がりの有
無と、立ち下がりからの時間を検出することで可能であ
る。ここで初期状態であり、−数的に、同期がはずれて
から一定時間以内の状態ではないので、拡散復調用擬似
雑音符号の移相をスライディングさせて位相のほぼ一致
を図る同期捕捉動作(ステップ■)が開始される。この
同期捕捉動作は、分周比Mを例えば50とすることで、
1/M分周器45から出力されるクロックSの周期を1
/2に短くして、拡散復調用擬似雑音符号tの位相を1
/2チツプだけ進ませる。
、シュミット回路30から時間的に遅れて同期信号qが
出力されるために、同期信号qが出力される時点で分周
比Mを100に戻したのでは、拡散復調用擬似雑音符号
tの位相が、送信側の擬似雑音符号の位相より進み過ぎ
てしまう。そこで、同期移相サイクル検出器49で1/
M分周器45から出力されるクロックSを計数し、例え
ば64クロツク計数する毎に1回だけ分周比Mを50に
設定し、直ちに分周比Mを100に戻して、再び同期検
出を縁り返す。
なされると、ステップので同期がとれたことが検出され
てシュミット回路30から同期13号qがクロック移相
制御装置41に与えられる。すると、クロック移相制御
装置41は、加算器37からの信号により同期追跡動作
を開始する(ステップ■)。この同期追跡動作において
、加算器37からの出力がなければ、同期は完全に一致
した状態であり分周比Mを100の状態のままとする。
2のA/D変換器40の出力が大きく、加算器37から
一信号がり゛ロック移相制御装置41に与えられると、
クロック移相制御装置41は、分周比Mを例えば101
に一時的に設定し、直ちに分周比Mを100に戻す。こ
の分周比Mを101とすることで、17M分周器45か
ら出力されるクロックSの周期がt / 100だけ遅
れ、拡散復調用擬似雑音符号tの位相が1/100チツ
プだけ遅らされる。また、逆に、拡散復調用擬似雑音符
号の位相が遅れており、第1のA/D変換器36の出力
が大きく、加算器37から子信号がクロック移相制御装
置41に与えられると、クロック移相制御装置41は、
分周比Mを例えば99に一時的に設定し、直ちに分周比
Mを100に戻す。この分周比Mを99とすることで、
17M分周器45から出力されるクロックSの周期が1
7100だけ進み、拡散復調用擬似雑音符号tの位相が
1/100チツプだけ進まされる。ここで、17M分周
器45の分周比Mが101または99に設定されるのは
、追跡移相サイクル検出器50で17M分周器45から
出力されるクロックSを、例えば32クロツク計数する
毎に1回の割合である。そして、この同期追跡動作中に
あフては、同期追跡移相信号pとしての加算器37から
の子信号または一信号の有無が判別され(ステップ■)
、同期追跡移相信号pが無い間は、同期追跡情報計測装
置51の計測用のカウンタ手段52が基準クロック0を
カウントアツプしくステップ■)、ステップ■に戻る。
ことが判別されると、計測用のカウンタ手段52のカウ
ント値をメモリ手段53に記憶更新するとともに(ステ
ップ■)、移相方向をメモ91段53に記憶更新しくス
テップ■)、さらに計測用のカウンタ手段52をクリア
して(ステップ■)、ステップのに戻る。したがって、
メモリ手段53に記憶されるカウント値は、最新の同期
追跡移相信号pが出力された周期に対応する。
期追跡動作がなされ、メモリ手段53には常に最新の同
期追跡移相信号pの周期と移相方向に応じた同期追跡情
報rが記憶される。
スペクトラム拡散信号を充分な電界強度で受信できなく
なると、シュミット回路30から出力されていた同期信
号9が立ち下がって消滅する。すると、かかる同期はず
れがステップ■と■で判別され、同期がはずれてから一
定時間以内であるので、次にステップ[相]で同期はず
れから一定時間経過したか否かが判別される。このステ
ップ[相]は、タイマ54の計時動作信号の有無によっ
て容易に判別が可能である。そして、一定時間が未だ経
過していなければ、ステップ■でメモリ手段53から同
期追跡情報rがクロック移相制御装置41に読み込まれ
る。さらに、クロック移相制御装置41は、プリセット
機能を有する移相用のカウンタ手段を備え、読み込まれ
たカウント値がプリセットされる(ステップ@)。そし
て、この移相用のカウンタ手段で基準クロック0がカウ
ントダウンされ(ステップ0)、移相用のカウンタ手段
のカウント値がゼロになったときにキャリアウト出力が
出力される。このキャリアウト出力は、同期追跡動作中
に出力された同期追跡移相信号pと同じ周期で出力され
る。さらに、メモリ手段53から読み出された移相方向
とキャリアウト出力の周期によって、クロックSを移相
しくステップ■)、ステップ■に戻る。すると、送信側
のクロックに対する受信側のクロックSのずれが修正さ
れ、同期追跡動作中と同様に、送信側の擬似雑音符号に
対して受信側の拡散復調用擬似雑音符号の位相のずれが
修正できる。
9が出力されれば、クロック移相制御装置41により直
ちに同期追跡動作に切り換えられる。
よりスペクトラム拡散信号が充分な電界強度で受信でき
ずに、同期信号9がなくなっても、受信側の拡散復調用
擬似雑音符号は同期追跡動作中のときに得られた同期追
跡端ff1rによってずれが適正に修正され、通信の再
開またはフェージング等の解消によって直ちに同期がと
れる確率が極めて高い。この結果、迅速に受信可能状態
となることができる。
用擬似雑音符号の同期追跡情報rに応じた修正誤差の和
が、同期追跡動作で修正できる範囲内で適宜に設定され
ている。そして、この所定時間内に同期信号qが得られ
なければ、ステップ■の同期捕捉動作が行なわれる。
を通常100とするようにしたが、分周比Mを1000
に設定し同期追跡動作で分周比Mを1001と999と
に設定すれば、1/1000チツプの精度で拡散復調用
擬似雑音信号の位相を調整でき、分周比Mを必要な精度
に応じて適宜に設定すれば良い。また、直接拡散変調方
式によるスペクトラム拡散通信システムに限られず、周
波数ポツピング変調方式またはパルス化周波数変調方式
によるものであっても良い。さらに、本発明のスペクト
ラム拡散通信装置の動作は、第3図のフローチャートに
示す動作に限られるものでない。特に、同期追跡情報計
測装置51は、上記説明のごとく同期追跡移相信号pの
出力される周期と移相方向を計測するものに限られず、
拡散復調用擬似雑音符号が1度に移相される量と周期の
長さから単位時間あたりの移相割合を演算して記憶して
も良い。そして、クロック位相制御装置41は、上記説
明のごとく拡散復調用擬似雑音符号の1度の移相量を同
期追跡動作のときと同じとすれば、同じ周期で移相修正
すれば良いが、移相割合に応じて適宜に1度の移相量と
修正の周期を変更して移相制御するように構成しても良
い。
下に記載するような優れた効果を奏する。
はずれが生ずると、同期追跡動作中に得られた同期追跡
情報により拡散復調用擬似雑音符号を同期追跡動作中と
同様に移相制御するので、スペクトラム拡散信号が受信
できなくとも、受信側の拡散復調用擬似雑音符号を送信
側の擬似雑音符号に対して同期を維持することができる
。このために、通信が再開されまたはフェージング等が
解消すれば、同期追跡動作のみによって直ちに受信が可
能となる。したがって、従来のスペクトラム拡散通イ3
装置のごとく、同期はずれにより直ちに同期捕捉動作を
行なって拡故復調用擬似雑音符号の位相をずらしてしま
い、通信の再開または充分な電界強度の受信の際に、最
初の同期捕捉動作から行なうものに比べて、本発明のス
ペクトラム拡散通信装置は同期をとるための時間が短く
ても良い確率が極めて高い。
定時間経通後に同期捕捉動作を開始するならば、同期追
跡情報による移相制御では同期が維持できない場合に、
従来のこの種の通信装置と同様に、同期をとるための時
間を多く必要とするが、受信の再開が可能となる。
の移相制御中に同期検出がなされると、直ちに同1tl
′l追跡動作に切り換えられるならば、迅速に同期を精
度良く一致させることができる。
期をカウント値として計測し、移相用のカウンタ手段を
このカウント値でプリセットし、カウントダウンにより
キャリアウト出力を得るならば、容易にクロック位相制
御手段で同期追跡移相信号と同じ周期を得ることができ
、同期信号がないときに拡散復調用擬似雑音符号を移相
制御するための回路を簡単に構成できる。
例を示す機能ブロック回路図であり、第2図は、第1図
のより具体的な一例を示すブロック回路図であり、第3
図は、第1図の動作を説明するフローチャートであり、
第4図は、従来のスペクトラム拡散通信システムの一例
の概要を示すブロック回路図であり、第5図は、第4図
に示す送信機の各部の波形を示す図であり、第6図は、
第4図に示す受信機の各部の波形を示す図である。 100:基準クロック発生手段、 200:同期追跡情報計測手段、 300:クロック移相制御手段、 400:同期追跡検出手段、 500:同期検出手段、 600:拡散復調用擬似雑音発生手段、52二 54: ρ : r : t : 計測用のカウント手段、53:メモリ手段、タイマ、
0:基準クロック、同期追跡移相信号、q:
同期信号、 同期追跡情報、 S:クロック、 拡散復調用擬似雑音符号。 特 許 出 願 人 アイコム株式会社代理人 弁
理士 森 山 哲 夫
Claims (4)
- (1)スペクトラム拡散信号を受信し、同期検出手段と
同期追跡検出手段およびクロック移相制御手段とにより
、拡散復調用擬似雑音符号発生手段から発生される拡散
復調用擬似雑音符号を同期捕捉動作ならびに同期追跡動
作により移相制御して前記スペクトラム拡散信号の擬似
雑音符号に対して同期させ、前記スペクトラム拡散信号
を前記拡散復調用擬似雑音符号で拡散復調するスペクト
ラム拡散通信装置において、同期追跡動作中に前記同期
追跡検出手段から出力される同期追跡移相信号の周期を
基準クロック発生手段から出力される基準クロックによ
り計測し、その周期と移相方向に応じた同期追跡情報を
記憶する同期追跡情報計測手段を設け、同期追跡動作中
に前記同期検出手段で同期はずれを検出すると、前記ク
ロック移相制御手段が前記同期追跡情報計測手段に記憶
された同期追跡情報に応じて前記拡散復調用擬似雑音符
号発生手段に与えるクロックを制御して、前記拡散復調
用擬似雑音符号を前記同期追跡動作中と同様に移相制御
するように構成したことを特徴とするスペクトラム拡散
通信装置。 - (2)前記同期検出手段で同期はずれを検出すると、所
定時間の計時動作を開始するタイマ手段を設け、前記所
定時間内は前記クロック移相制御手段が前記同期追跡情
報に応じて前記拡散復調用擬似雑音符号発生手段に与え
る前記クロックを制御し、前記所定時間の経過後は同期
捕捉動作を開始するように構成したことを特徴とする請
求項1記載のスペクトラム拡散通信装置。 - (3)前記同期追跡情報に応じた前記拡散復調用擬似雑
音符号の移相制御中に、前記同期検出手段で同期検出が
なされると、前記クロック移相制御手段は、前記同期追
跡検出手段から出力される前記同期追跡移相信号による
同期追跡動作に切り換えられるように構成したことを特
徴とする請求項1または2記載のスペクトラム拡散通信
装置。 - (4)前記同期追跡情報計測手段は、前記同期追跡移相
信号が与えられる毎に、その周期を計測用のカウンタ手
段で前記基準クロックをカウントアップして計測し、そ
のカウント値と移相方向を前記同期追跡情報としてメモ
リ手段に記憶更新し、前記クロック移相制御手段は、前
記同期検出手段による同期はずれの検出により前記同期
追跡情報を読み込み、前記カウント値を移相用のカウン
タ手段にプリセットし、前記基準クロックのカウントダ
ウンによるキャリアウト出力と前記移相方向とにより、
前記拡散復調用擬似雑音符号発生手段に与えるクロック
を制御するように構成したことを特徴とする請求項1記
載のスペクトラム拡散通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63319897A JP2676241B2 (ja) | 1988-12-19 | 1988-12-19 | スペクトラム拡散通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63319897A JP2676241B2 (ja) | 1988-12-19 | 1988-12-19 | スペクトラム拡散通信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02164151A true JPH02164151A (ja) | 1990-06-25 |
JP2676241B2 JP2676241B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=18115454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63319897A Expired - Lifetime JP2676241B2 (ja) | 1988-12-19 | 1988-12-19 | スペクトラム拡散通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2676241B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06232841A (ja) * | 1993-01-29 | 1994-08-19 | Victor Co Of Japan Ltd | スペクトル拡散通信方式における同期保持装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57173242A (en) * | 1981-04-17 | 1982-10-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Synchronizing circuit |
JPS5910048A (ja) * | 1982-07-08 | 1984-01-19 | Omron Tateisi Electronics Co | スペクトラム拡散通信装置の同期方式 |
-
1988
- 1988-12-19 JP JP63319897A patent/JP2676241B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57173242A (en) * | 1981-04-17 | 1982-10-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Synchronizing circuit |
JPS5910048A (ja) * | 1982-07-08 | 1984-01-19 | Omron Tateisi Electronics Co | スペクトラム拡散通信装置の同期方式 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06232841A (ja) * | 1993-01-29 | 1994-08-19 | Victor Co Of Japan Ltd | スペクトル拡散通信方式における同期保持装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2676241B2 (ja) | 1997-11-12 |
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