JP2770966B2 - スペクトラム拡散通信用受信装置 - Google Patents

スペクトラム拡散通信用受信装置

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JP2770966B2 JP63287101A JP28710188A JP2770966B2 JP 2770966 B2 JP2770966 B2 JP 2770966B2 JP 63287101 A JP63287101 A JP 63287101A JP 28710188 A JP28710188 A JP 28710188A JP 2770966 B2 JP2770966 B2 JP 2770966B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスペクトラム拡散された信号を逆拡散符号に
より復調するスペクトラム拡散通通信用受信装置に関す
るものである。
〔従来技術〕
従来、スペクトラム拡散通信受信装置では、特開昭63
−98235号に記載されている様に、初期同期はコンボル
バを用いて、同期追跡はDLL(遅延ロックループ)を用
いて逆拡散用の符号を制御していた。
[発明が解決しようとしている問題点] しかしながら、上記従来例では、受信信号がデータ変
調されている場合、データが0と1で反転するところ
で、相関出力が小さくなってしまうという問題があっ
た。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、受信信号に含まれる拡散符号の時間反転に
対応する同期用符号を発生する発生手段と、受信信号と
前記同期用符号の相関を取るコンボルバ手段と、前記コ
ンボルバ手段の所定出力と前記同期用符号の符号スター
トの時間差に応じて、前記コンボルバ手段の所定出力が
前記同期用符号の符号スタートと一致する様に前記同期
用符号の発生を制御する制御手段とを設けることによ
り、相関出力が確実に得ることができる。
〔実施例〕
第1図に本発明の実施例の構成を表わすブロツク図を
しめす、1はタイミング抽出回路、2はクロツク再生回
路であり、フエイズ・コンパレータ、VCO(電圧制御発
振器)で構成されている。3は分周回路、4は同期検出
回路、5はピーク検出回路、6は包絡線検波器、7は参
照用の拡散符号を発生する符号発生器であり1周期が25
5の疑似雑音符号である参照用符号(逆拡散符号)7−
bを発生させる。8はローカル・オシレータ、9は相関
を取るための弾性表面波コンボルバデバイス(以下はSA
Wコンボルバと記す)、10は無線信号を受信するアンテ
ナからの受信スペクトラム拡散信号(以下、受信信号と
記す)である。
第2図は、タイミング抽出回路1の内部ブロツクダイ
アグラムで以下の構成となっている。1−1は参照用符
号の符号スタート7−aとピーク出力5−aの遅延量を
検出するための遅延検出回路、1−2は該遅延量を計る
ためのU/D(アツプ/ダウン)カウンターであり、1−
3コンパレータにより遅延量を検出し、1−4により同
期のタイミングを作っている。
第3図は、同期検出回路4の内部ブロツクダイアグラ
ムで、4−1はピーク出力5−aのタイミング検出用の
F/F(フリツプ・フロツプ)で、4−2は符号スタート
7−aのタイミング検出用のF/Fである。4−3は、エ
クスクルーシブOR(オア)ゲート、4−4は、ずれのチ
エツク用のF/F、4−5は、ずれの確認用のチエツク回
路である。第4図〜第6図は、各回路の動作を示すタイ
ムチヤートである。以下に第5図から第8図に示したタ
イムチヤートを用いて実際の動作について説明する。
初めにクロツク再生回路2は、VCOの自走周波数であ
る16.32MHzのクロツクを符号発生器7、タイミング抽出
回路1、同期検出回路4に供給している。この16.32MHz
のクロツクに同期して参照用符号発生器7は、復調の為
の参照用疑似雑音符号(以下逆拡散符号と記す)7−b
を発生させる。この発生された逆拡散符号7−bは、ミ
キサー11に供給される。ローカル・オシレータ8から出
力される200MHzのキヤリヤー信号は、この逆拡散符号7
−bにより変調されSAWコンボルバ9の逆拡散符号入力
に供給される。
また受信された受信信号10は、SAWコンボルバ9の受
信信号入力に供給される。初めに受信される受信信号10
は、初期同期をとるためのプリアンブル(前手順)とな
っている。この入力された2つの信号は、SAWコンボル
バ9より相関が取られコンボリユーシヨン出力9−aと
して出力される。ここで得られたコンボリユーシヨン出
力9−aは、包絡線検波回路6により全波整流されたの
ちに、ローパスフイルターによりその包絡線が取られ
る。この包絡線検波された信号6−aは、ピーク検出回
路5に入力されてそのピークが検出される。
このときのピーク出力5−aにおいて、その立ち上が
りエツジがピークの位置となることから、雑音等の影響
を最小限にするためにピーク出力5−aはHigh(高)の
区間が多く(デユーテイが大きく)取られたパルスとな
っている。パルス状になったピーク出力5−aは、タイ
ミング抽出回路1、クロツク再生回路2、同期検出回路
4に入力され、各々の回路はこのピーク出力5−aの立
ち上がりエツジにより動作する。以下にピーク出力5−
aを受けた、タイミング抽出回路1、クロツク再生回路
2、同期検出回路4の動作について説明する。
まず、第4図に示すように、クロツク再生回路2によ
り、DCO2−1より発信される16.32MHzのクロツク2−b
を分周回路3により1/255に分周した64KHzのクロツク
と、ピーク出力5−aをフエイズ・コンパレーター2−
2により位相比較しその誤差分を電圧に変換しVCO2−1
に供給し、受信信号に対して同期したクロツクの再生を
行う。該2つの信号の位相が一致すると、クロツク再生
回路2はタイミング抽出回路1に対しロツク信号2−a
を出力する。この信号により、タイミング抽出回路1は
イネーブル状態となり、逆拡散符号7−bと受信信号10
のずれ幅の測定に入る。
すなわち、クロツク再生回路2は受信PN符号とVCO2−
1の発生するクロツクの同期を取り、受信PN符号と同期
したクロツク2−bを出力する。
タイミング抽出回路1は、第2図の内部ブロツク・ダ
イヤグラムに示すようにクロツク再生回路2により再生
された16.32MHzのクロツク2−bに同期している。まず
ロツク信号2−aによりイネーブル状態となると、遅延
検出回路1−1に符号スタート信号7−aが入力するの
を待つ(この間にピーク出力5−aが入力されてもマス
クされている。)そして、符号スタート信号7−aが入
力されると(第5図,第7図,第8図の(a))、遅延
検出回路1−1は、U/Dカウンタ1−2のアツプカウン
トを選択し、U/Dカウンタ1−2をアツプカウントさせ
る。そして、次にピーク出力5−aが入力されるまでア
ツプカウントをつづけその遅延量を計る。次に、ピーク
出力5−aが入力されると(第5図,第7図,第8図の
(b))、U/Dカウンタ1−2をダウンカウントに切り
換え遅延の補正時間を計る。
このU/Dカウンタの出力は、次段のコンパレータ1−
3に入力されカウント時に出る遅延量が差し引かれた値
で一致すると(第5図,第7図,第8図の(c))、同
期タイミング発生回路1−4に対してタイミング出力信
号をだす(コンパレータ1−3は、U/Dカウンタ1−2
がアツプカウントのときは、デイセーブルされており、
この比較は、ダウンカウント時にのみ行われる)。こ
の、タイミング出力信号を受けた同期タイミング発生回
路1−4は、16.32MHzのクロツクに同期してタイミング
パルス1−aを拡散符号発生器7に出力すると共に、同
期検出回路4に同期検出信号1−bを出力し、タイミン
グ抽出回路1自体をデイセーブルする。タイミングパル
ス1−aを受けた拡散符号発生器7は、逆拡散符号7−
bの初めから出力する第5図(d)。
また、同期検出回路4は同期検出符号1−bを受ける
事によりイネーブルとなり、受信信号10と逆拡散符号7
−bの同期の検出、監視を行う。同期検出回路4では、
まず受信信号10のピーク出力5−aもしくは逆拡散符号
7−bの符号スタート7−aの何れかがF/F4−1もしく
は4−2に入力されると、F/Fの出力が変化する。する
と4−3のエクスクルーシブORの出力がLow(低)からH
igh(高)へ変化し、ずれチエツク用F/F4−4をイネー
ブルにする。この時にクロツク再生回路2より供給され
る16.32MHzのクロツク2−bの立ち上がりが入るとチエ
ツク回路4−5にHighが入力される。該信号を受けたチ
エツク回路4−5は、各F/F4−1・4−2に対してCLR
(クリア)信号を出力する。そして、前記同様に再び、
ずれチエツク用F/F4−4からHighが入力されるまでま
つ。
もしここで再びHighが入力されると、同期が外れたと
認知し、タイミング抽出回路1に対して同期外れ信号4
−aを出力、同期検出動作を終了する。また、タイミン
グ検出用F/F4−1もしくは4−2の何れかが入力され、
ずれチエツクF/F4−4がイネーブルになり、16.32MHZの
クロツクの立ち上がりエツジが入力する前に、もう片方
の信号が入力されると、チエツク用F/F4−4の出力は変
化しない。このことは、ピーク出力5−aと符号スター
ト7−aのタイミングのすれが16.32MHzのクロツク2−
bの1クロツク以内に入っていることになる。
同期はずれ信号4−aを受けたタイミング抽出回路1
は、初めに一定時間おいた後に前述同様の動作をはじ
め、再度タイミングの抽出を行う。
第6図のタイムチヤートを用いて同期検出回路4の動
作を説明する。
第6図(a),(b)では、受信信号10と逆拡散符号
7−bは同期がとれている。すなわち、受信信号10のピ
ーク出力5−aと逆拡散符号7−bの符号スタート7−
aのずれは、クロツク2−bの1クロツクに収まってい
る。したがって、エクスクルーシブORゲート4−dがHi
ghになる期間は、クロツク2−bの1クロツクに収まっ
ているため、ずれチエツク用F/F4−4の出力であるずれ
信号4−eはLowのまま変化しない。
ところが、符号スタート7−a(第6図(c))とピ
ーク出力(第6図(d))の間にクロツク2−bが入る
とずれチエツク用F/F4−4は、ずれ信号4−eを出力す
る。すなわち、ずれチエツク用F/F4−4は、クロツク2
−bが入力した時に、エクスクルーシブORゲート4−d
がHighになっていると、ずれ信号4−eを出力する。チ
エツク回路4−5はずれ信号4−eがHighになると、CL
R信号を出力し、フリツプフロツプF/F4−1及び4−2
をクリアする(第6図(e)。
ここで続けて、ずれ信号4−eがHighになると、すな
わち、符号スタート7−aが入力されてから(第6図
(f))ピーク出力5−aが入力されるまでに、クロツ
ク2−bが入力されると(第6図(g))、チエツク回
路4−5は同期はずれ信号4−aを出力する。
タイミング抽出回路1は同期はずれ信号4−aを入力
すると、同期検出動作を再び行う。
次に第7図のタイムチヤートを用いて、第1図に構成
を示した本実施例回路の動作を説明する。
初期状態において、クロツク再生回路2はコンボリユ
ーシヨン出力のピーク出力信号にクロツク2−bを1/25
5に分周した信号を合わせる。クロツク2−bを1/255に
分周するのは、拡散符号の符号長が256ビツトなので、
コンボルバ9のコンボリユーシヨン出力9−aは256ビ
ツトごとにピークをもつからである。
そして、タイミング抽出回路1は参照用符号の符号発
生器7が発生する符号スタート信号が入力されてからコ
ンボリユーシヨン出力のピーク検出回路5のピーク出力
5−aが入力されるまでクロツク2−bをカウントす
る。そして、ピーク出力5−aが入力されてから、その
カウント値と同じだけクロツク2−bをカウントする
と、タイミング抽出回路1はタイミングパルス1−aを
参照用符号の符号発生器7に出力する。符号発生器7は
タイミングパルス1−aが入力されると、参照用符号を
最初から出力する(第7図(d))。
すなわち、符号発生器7は、参照用符号の出力をスタ
ートする時に(第8図(a))、符号スタート信号7−
aをタイミング抽出回路1に出力する。そして、ピーク
検出回路5がコンボリユーシヨン出力のピーク出力信号
5−aを発生するのは、第8図(b)に示すように、受
信信号と参照用信号が一致した時である。第8図から明
らかなように、符号スタート信号7−aの入力とピーク
出力信号5−aの入力の時間差と同じ時間が、ピーク出
力信号5−aの入力から経過した時に受信信号の拡散符
号がコンボルバ9の畳込み積分領域と一致する。したが
って、この時に符号発生器7が参照用符号7−bの発生
を開始するように、タイミング抽出回路1は符号スター
ト信号7−aを出力する(第4図(c))。
このようにして受信信号10と参照用符号7−bの同期
がとれた後は、同期検出回路4による同期はずれ検出が
行われる。なお、符号スタート信号7−aは受信信号か
ら情報信号を復調するための符号発生器12にも供給され
る。符号発生器12は、受信信号中の拡散符号と共通の逆
拡散符号を発生し、符号スタート信号7−aを入力する
と、逆拡散符号の出力を開始する。
同期検出回路4は、ピーク検出回路5が出力するコン
ボリユーシヨン出力のピーク出力信号5−aと符号発生
器7の符号スタート信号7−aの時間差をクロツク2−
bと比較して測定する。そして、同期検出回路4はピー
ク出力5−aと符号スタート信号7−aの間にずれが生
じたと判断すると、同期はずれ信号4−aをタイミング
抽出回路1に出力して、タイミング抽出回路1に受信信
号と同期が取れた逆拡散符号7−bを出力せしめるよう
にする。
ここで、同期検出回路4はピーク出力5−aと符号ス
タート信号7−aの間にずれが1度でも生じたら、同期
がはずれたと判断することができるが、2度続けてずれ
が生じたら、同期がはずれたと判断することもできる。
このようにすれば、ノイズの影響を少なくすることがで
きる。
〔他の実施例〕
第9図〜第11図に本発明の他の実施例をしめす。ここ
では、前実施例とほぼ同様の構成と成っているために、
変更の無い部分は前実施例と同一の記号を付している。
13はタイミング抽出回路、11はクロック再生回路であり
フエイズ・コンパレータ、VCO(電圧制御発振器)で構
成されている。3は分周回路、4は同期検出回路、5は
ピーク検出回路、6は包絡線検波器、7は拡散符号発生
器であり1周期が255の参照PN符号を発生させる。8は
ローカル・オシレータ、9は相関を取るためのSAWコン
ボルバ、10は受信信号、12は32.64MHzのクロツクから、
拡散符号発生器7により、逆拡散符号7−bを発生させ
るための、基準クロツクを作る分周回路である。
第10図は、タイミング抽出回路13の内部ブロツクダイ
アグラムで以下の構成となっている。13−1は逆拡散符
号7−bとピーク出力5−aの遅延量を検出するための
遅延検出回路、13−2は該遅延量を計るためのU/D(ア
ツプ/ダウン)カウンターであり、13−3コンパレータ
により遅延量を検出し、13−4により同期のタイミング
を作っている。
第11図は、同期検出回路4の内部ブロツクダイアグラ
ムで、4−1は、ピーク出力5−aのタイミング検出用
のF/F(フリツプ・フロツプ)、4−2は、符号スター
ト7−aのタイミング検出用のF/Fである。4−3は、
エクスクルーシブORゲート、4−4は、ずれのチエツク
用のF/F、4−5は、ずれの確認用のチエツク回路であ
る。以下に実際の動作について説明する。
初めにクロツク再生回路11は、VCOの自走周波数であ
る32.64MHzのクロツクを分周回路12、タイミング抽出回
路13、同期検出回路4に供給している。分周回路12が出
力する32.64MHzのクロツクに同期して拡散符号発生器7
は、復調の為の参照PN符号(以下は逆拡散符号と記す)
7−bを発生させる。この発生された逆拡散符号7−b
は、ミキサー11に供給される。ローカル・オシレータ8
から出力される200MHzのキヤリヤー信号は、この逆拡散
符号7−bにより変調されSAWコンボルバ9の逆拡散符
号入力に供給される。
また受信された受信信号10は、SAWコンボルバ9の受
信信号入力に供給される。初めに受信された受信信号10
は、初期同期をとるためのプリアンブル(前手順)とな
っている。この入力された2つの信号は、SAWコンボル
バ9より相関が取られコンボリユーシヨン出力9−aと
して出力される。ここで得られたコンボリユーシヨン出
力9−aは、包絡線検波回路6により全波整流されたの
ちに、ローパスフイルターによりその包絡線が取られ
る。この包絡線検波された信号6−aはピーク検出回路
5に入力されてそのピークが検出される。
このときのピーク出力5−aにおいて、その立ち上が
りエツジがピークの位置となることから、雑音等の影響
を最小限にするためにピーク出力5−aはHigh(高)の
区間が多く(デユーテイが大きく)取られたパルスとな
っている。パルス状になったピーク出力5−aは、タイ
ミング抽出回路13、クロツク再生回路11、同期検出回路
4に入力され、各々の回路はこのピーク出力5−aの立
ち上がりエツジにより動作する。以下にピーク出力5−
aを受けた、タイミング抽出回路13、クロツク再生回路
11、同期検出回路4の動作について説明する。
まず、第12図に示すように、クロツク再生回路11によ
り、VCO11−1より発信される32.64MHzのクロツク11−
aを分周回路12により1/2分周されたクロツクを分周回
路3により1/255に分周した64KHzのクロツクと、ピーク
出力5−aをフエイズ・コンパレーターにより位相比較
しその誤差分を電圧に変換しVCO11−1に供給し、受信
信号に対して同期したクロツクの再生を行う。該2つの
信号の位相が一致すると、クロツク再生回路11はタイミ
ング抽出回路13に対しロツク信号11−aを出力する。こ
の信号により、タイミング抽出回路13は、イネーブル状
態となり、逆拡散符号7−bと受信信号10のずれ幅の測
定に入る。
タイミング抽出回路13は、第10図の内部ブロツク・ダ
イアグラムに示すようにクロツク再生回路11により再生
された32.64MHzのクロツクに同期している。まずイネー
ブル状態となると、遅延検出回路13−1に符号スタート
信号7−aが入力するのを待つ(この間にピーク出力5
−aが入力されてもマスクされている)。そして、符号
スタート信号7−aが入力なされると遅延検出回路13−
1は、U/Dカウンタ13−2のアツプカウントを選択し、U
/Dカウンタ13−2をアツプカウントさせる。そして、次
にピーク出力5−aが入力されるまでアツプカウントを
続けその遅延量を計る。次に、ピーク出力5−aが入力
されるとU/Dカウンタ13−2をダウンカウントに切り換
え遅延の補正時間を計る。
このU/Dカウンタの出力は、次段のコンパレータ13−
3に入力されカウント時に出る遅延量が差し引かれた値
で一致すると同時タイミング発生回路13−4に対してタ
イミング出力信号をだす(コンパレータ13−3は、U/D
カウンタ13−2がアツプカウントのときはデイセーブル
されており、この比較は、ダウンカウント時にのみ行わ
れる)。この、タイミング出力信号を受けた同期タイミ
ング発生回路は、32.64MHzのクロツクに同期してタイミ
ングパルス13−aを拡散符号発生器7に出力すると共
に、同期検出回路4に同期検出信号13−bを出力し、タ
イミング抽出回路13自体をデイエセーブルする。タイミ
ングパルス13−aを受けた拡散符号発生器7は、逆拡散
符号7−bの初めから出力する。
また、同期検出回路4は同期検出信号13−bを受ける
事によりイネーブルとなり、受信信号10と逆拡散符号7
−bの同期の検出、監視を行う。同期検出回路4では、
まず受信信号10もしくは逆拡散符号7−bの何れかがF/
F4−1もしくは4−2に出力されると、F/Fの出力が変
化する。すると4−3のエクスクルーシブORの出力がLo
w(低)からHigh(高)へ変化し、ずれチエツク用F/F4
−4をイネーブルにする。この時にクロツク再生回路11
より供給される32.64MHzのクロツクの立ち上がりが入る
とチエツク回路4−5にHighが入力される。該信号を受
けたチエツク回路4−5は、各F−F4−1・4−2に対
してCLR信号を出力する。そして、前記同様に再び、ず
れチエツク用F/FからHighが入力されるまでまつ。
もしここで再びHighが入力されると、同期が外れたと
認知し、タイミング抽出回路13に対して同期外れ信号4
−aを出力、同期検出動作を終了する。また、タイミン
グ検出用F/F4−1もしくは4−2の何れかが入力され、
ずれチエツクF/F4−4がイネーブルになり、32.64MHzの
クロツクの立ち上がりエツジが入力する前に、もの片方
の信号が入力されると、チエツク用F/Fの出力は変化し
ない。このことは、ピーク出力5−aと符号スタート7
−aのタイミングのずれが32.64MHzのクロツクの1クロ
ツク以内に入っていることになる。
同期はずれ信号4−aを受けたタイミング抽出回路13
は、初めに一定時間おいた後に前述同様の動作をはじ
め、再度タイミングの抽出を行う。
このように本実施例では、クロツク11−bとして32.6
4MHzのクロツクを用いているので、更に正確に同期を合
わせることができる。
また、VCO11−1の自走周波数として拡散符号の周波
数である16.32MHzの整数倍の自走周波数を用いて、分周
器12によりVCOの発生するクロツクを16.32MHzに変換す
れば、更に正確に同期を正確に合わせることができる。
前記実施例のタイミング抽出回路にマイクロ・プロセ
ツサー(ワンチツプ・マイコン等)を用いることも可能
である。
このように、本実施例では、DLLを用いることはな
く、同期を検出し、また、維持することができる。した
がって、DLLを構成するためのバンドパスフイルターや
位相シフト回路などのアナログ回路を劣くことができ
る。よって、部品コストの消滅、小型化を可能にすると
ともに回路の調整を簡単にすることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、受信信号に含
まれる拡散符号の時間反転に対応する同期用符号を発生
する発生手段と、受信信号と前記同期用符号の相関を取
るコンボルバ手段と、前記コンボルバ手段の所定出力と
前記同期用符号の符号スタートの時間差に応じて、前記
コンボルバ手段の所定出力が前記同期用符号の符号スタ
ートと一致する様に前記同期用符号の発生を制御する制
御手段とを設けることにより、相関出力を確実に得て、
スペクトラム拡散信号を受信する時の同期を正確に合わ
せることができる。
また、前記コンボルバ手段の所定出力が前記同期用符
号の符号スタートと一致した後に前記コンボルバ手段の
所定出力と前記同期用符号の符号スタートがずれるか否
かを識別する識別手段を更に有し、前記制御手段は、前
記コンボルバ手段の所定出力と前記同期用符号の符号ス
タートがずれると両者が一致する様に前記同期用符号の
発生を再び制御することにより、同期追跡時に同期がず
れるまでは同期を維持して、誤動作を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の構成を表わすブロツク図、 第2図は実施例のタイミング抽出回路のブロツク図、 第3図は実施例の同期検出回路のブロツク図、 第4図は実施例のクロツク再生回路のブロツク図、 第5図は実施例のタイミング抽出回路のタイムチヤート
の図、 第6図は実施例の同期検出回路のタイムチヤートの図、 第7図は実施例の動作を表わすタイムチヤートの図、 第8図は実施例の参照用符号と受信信号の対応を表わす
タイムチヤートの図、 第9図は他の実施例の構成を表わすブロツク図、 第10図は他の実施例のタイミング抽出回路のブロツク
図、 第11図は他の実施例の同期検出回路のブロツク図、 第12図は他の実施例のブロツク再生回路のブロツク図で
ある。 1はタイミング抽出回路、2はクロツク再生回路、4は
同期検出回路、7は符号発生器、9はコンボルバであ
る。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信信号に含まれる拡散符号の時間反転に
    対応する同期用符号を発生する発生手段と、 受信信号と前記同期用符号の相関を取るコンボルバ手段
    と、 前記コンボルバ手段の所定出力と前記同期用符号の符号
    スタートの時間差に応じて、前記コンボルバ手段の所定
    出力が前記同期用符号の符号スタートと一致する様に前
    記同期用符号の発生を制御する制御手段とを有すること
    を特徴とするスペクトラム拡散通信用受信装置。
  2. 【請求項2】受信信号に含まれる拡散符号の時間反転に
    対応する同期用符号を発生する発生手段と、 受信信号と前記同期用符号の相関を取るコンボルバ手段
    と、 前記コンボルバ手段の所定出力と前記同期用符号の符号
    スタートの時間差に応じて、前記コンボルバ手段の所定
    出力が前記同期用符号の符号スタートと一致する様に前
    記同期用符号の発生を制御する制御手段と、 前記コンボルバ手段の所定出力が前記同期用符号の符号
    スタートと一致した後に前記コンボルバ手段の所定出力
    と前記同期用符号の符号スタートがずれるか否かを識別
    する識別手段を更に有し、 前記制御手段は、前記コンボルバ手段の所定出力と前記
    同期用符号の符号スタートがずれると両者が一致する様
    に前記同期用符号の発生を再び制御することを特徴とす
    るスペクトラム拡散通信用受信装置。
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