JP6520009B2 - クロック信号分配回路、クロック信号分配方法、及びクロック信号分配プログラム - Google Patents

クロック信号分配回路、クロック信号分配方法、及びクロック信号分配プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6520009B2
JP6520009B2 JP2014160019A JP2014160019A JP6520009B2 JP 6520009 B2 JP6520009 B2 JP 6520009B2 JP 2014160019 A JP2014160019 A JP 2014160019A JP 2014160019 A JP2014160019 A JP 2014160019A JP 6520009 B2 JP6520009 B2 JP 6520009B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock signal
delay time
signal
delay
path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014160019A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016039423A (ja
Inventor
高木 卓也
卓也 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2014160019A priority Critical patent/JP6520009B2/ja
Publication of JP2016039423A publication Critical patent/JP2016039423A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6520009B2 publication Critical patent/JP6520009B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

本発明は、外部クロック信号に同期されたクロック信号をIC(Integrated Circuit)に分配するクロック信号分配回路、クロック信号分配方法、及びクロック信号分配プログラムに関する。
デジタル回路間におけるデータ転送を高速に行うために、クロック信号を用いて各デジタル回路の入出力タイミングを合わせる(同期させる)ことがある。
クロック信号をデジタル回路に分配する際には、クロック信号の分配経路による遅延時間がクロック信号の周期に比べて無視できないほど大きいと、元のクロック信号と受信先におけるクロック信号とを精度よく同期させることが困難である。つまり、分配経路の回路長に起因して、受信先におけるクロック信号の遅延が発生することがある。
そこで、分配経路による遅延時間の影響を補正するために、分配経路と同等の遅延時間を有するフィードバック経路を経由してクロック信号をフィードバックさせることにより、元のクロック信号と受信先におけるクロック信号とを同期させることがある。
そのような技術の一例が、特許文献1に開示されている。
特許文献1の半導体集積回路装置は、PLL(Phase Locked Loop)回路と、位相比較回路と、1/2電圧変換器と、電圧制御遅延回路と、内部ブロック回路とを含む。
電圧制御遅延回路は、外部クロック信号CLK・EXTに、変換電圧信号S5(後述)が示す遅延時間T1が与えられた外部クロック遅延信号DCLK・EXTを出力する。
PLL回路は、外部クロック遅延信号DCLK・EXTに遅延時間T2が与えられた内部クロック信号PLLOを送信する。
内部クロック信号PLLOは、内部信号伝達信号線L1を経由して内部クロック信号CLKIとして内部ブロック回路NKnへ到達する。
内部クロック信号CLKIは、内部ブロック回路NKnにより受信されると同時に、内部信号伝達信号線L1と同一長のフィードバック線L2を経由して折り返され、フィードバック信号PLLBとしてPLL回路へ到達する。
PLL回路は、外部クロック遅延信号DCLK・EXTの位相と、フィードバック信号PLLBの位相とが一致するように、遅延時間T2を調節する。
位相比較回路は、内部クロック信号PLLOに対する、フィードバック信号PLLBの遅延時間T3を示す位相比較電圧信号S4を出力する。
1/2電圧変換器は、位相比較電圧信号S4が示す遅延時間T3の1/2を示す変換電圧信号S5を出力する。
内部信号伝達信号線L1による遅延時間をT0すると、フィードバック線L2による遅延時間もT0である。従って、位相比較電圧信号S4が示す遅延時間は2×T0であり、変換電圧信号S5が示す遅延時間はT0ある。つまり、遅延時間T1は、T0に等しい。
一方、外部クロック遅延信号DCLK・EXTの位相とフィードバック信号PLLBの位相とは一致するため、外部クロック遅延信号DCLK・EXTに対する内部クロック信号CLKIの遅延時間はT0に等しい。
従って、特許文献1の半導体集積回路装置では、内部クロック信号CLKIは外部クロック信号CLK・EXTに同期される。
特開平7−281783号公報
図7は、特許文献1の半導体集積回路装置の構成の一例を示すブロック図である。
クロック信号分配回路800は、PLL回路と、位相比較回路と、1/2電圧変換器と、電圧制御遅延回路とを含む回路に相当する。
外部クロック信号810は、外部クロック信号CLK・EXTに相当する。
分配経路820は、内部信号伝達信号線L1に相当し、フィードバック経路の往路(フィードバック往路)を兼ねる。
フィードバック帰路830は、フィードバック線L2に相当し、分配経路820と同じ遅延時間τ(T0に相当)を有する。即ち、フィードバック経路は、分配経路820及びフィードバック帰路830を含む。
クロック信号受信回路850は、内部ブロック回路NKnに相当する。
分配経路(フィードバック往路)820は、分岐点840において、フィードバック帰路830と、クロック信号受信回路850とに分岐する。
特許文献1の半導体集積回路装置では、クロック信号分配回路800とクロック信号受信回路850とは同一の半導体集積回路装置内に存在する。分配経路820及びフィードバック帰路830の回路長がクロック信号の波長に比べて無視できるほど小さい(クロック信号の分配経路820及びフィードバック帰路830による遅延時間がクロック信号の周期に比べて無視できるほど小さい)場合には、フィードバック経路を集中定数回路とみなすことが可能である。フィードバック経路が集中定数回路とみなされる場合には、分配経路820に起因する遅延時間は、分配経路820及びフィードバック帰路830に起因する遅延時間の半分として算出可能である。
一方、クロック信号分配回路800とクロック信号受信回路850とが異なる半導体集積回路装置内に存在する場合が存在する。分配経路820及びフィードバック帰路830の回路長がクロック信号の波長に比べて無視できないほど大きい(クロック信号の分配経路820及びフィードバック帰路830による遅延時間がクロック信号の周期に比べて無視できないほど大きい)場合には、フィードバック経路を分布定数回路とみなすことが必要である。
図8は、分岐を有する分布定数回路を伝播する信号の具体例を説明するための図である。
図8(a)は、図7におけるフィードバック経路の構成の一例を示すブロック図である。
入力信号910は、図7における外部クロック信号810に相当する。
ドライバ900は、図7における分配経路820への信号を送信するクロック信号分配回路800中の機能に相当し、特性インピーダンスZを有する。ドライバ900は、送信点970において信号を送信する。
レシーバ950は、図7におけるクロック信号受信回路850に相当する。レシーバ950は、分岐点940において信号を受信する。
レシーバ960は、図7におけるフィードバック帰路830からの信号を受信するクロック信号分配回路800中の機能に相当する。レシーバ960は、受信点980において信号を受信する。
経路920は、図7における分配経路820に相当し、特性インピーダンスZ、単位長あたりの遅延時間τ、及び回路長Lを有する。
経路930は、図7におけるフィードバック帰路830に相当し、特性インピーダンスZ、単位長あたりの遅延時間τ、及び回路長Lを有する。
図8(b)は、図8(a)の各点における信号の一例を示すグラフである。
ドライバ900は、時刻0より前では0ボルトで、時刻0以降ではVボルト(Vは実数)である信号を送信する。このときの送信点970における信号の電圧の時間変化は、図8(b)における実線のグラフで示される。
また、レシーバ960は、時刻2τLより前では0ボルトで、時刻2τL以降ではVボルトである信号を受信する。このときの受信点980における信号の電圧の時間変化は、図8(b)における点線のグラフで示される。
また、レシーバ950は、時刻τLより前では0ボルトで、時刻τL以降且つ時刻3τLより前ではV/2ボルトで、時刻3τL以降ではVボルトである信号を受信する。このときの分岐点940における信号の電圧の時間変化は、図8(b)における破線のグラフで示される。
従って、フィードバック経路が分岐を有する集中定数回路とみなされる場合には、分配経路820に起因する遅延時間は、分配経路820及びフィードバック帰路830に起因する遅延時間の半分として必ずしも算出可能ではない。
つまり、特許文献1の半導体集積回路装置には、クロック信号の分配経路の回路長がクロック信号の波長に比べて無視できないほど大きい場合に、元のクロック信号と受信先におけるクロック信号とを精度よく同期させることができないという問題がある。
(発明の目的)
本発明の主たる目的は、クロック信号の分配経路の回路長がクロック信号の波長に比べて無視できないほど大きい場合にも、元のクロック信号と受信先におけるクロック信号とを精度よく同期させることができるクロック信号分配回路、クロック信号分配方法、及びクロック信号分配プログラムを提供ことにある。
本発明のクロック信号分配回路は、外部から入力した第1のクロック信号を第1の遅延時間だけ遅延させた第2のクロック信号が伝播されてきた第3のクロック信号を受信する外部の受信回路に、第2の遅延時間を有する分岐を含まない第1の経路により接続され、第2の遅延時間の2倍の遅延時間を有する分岐を含まない第2の経路の始端及び終端に接続されたクロック信号分配回路であって、始端へ送信した第1の基準信号が伝播されてきた、終端から受信した第2の基準信号の、第1の基準信号に対する第3の遅延時間を検出する遅延測定手段と、第1のクロック信号の周期から第3の遅延時間の半分の時間を減算した第4の遅延時間を算出し、第1のクロック信号を第4の遅延時間だけ遅延させた第2のクロック信号を第1の経路へ送信する遅延調節手段とを備えることを特徴とする。
本発明のクロック信号分配方法は、外部から入力した第1のクロック信号を第1の遅延時間だけ遅延させた第2のクロック信号が伝播されてきた第3のクロック信号を受信する外部の受信回路に、第2の遅延時間を有する分岐を含まない第1の経路により接続され、第2の遅延時間の2倍の遅延時間を有する分岐を含まない第2の経路の始端及び終端に接続されたクロック信号分配回路において、始端へ送信した第1の基準信号が伝播されてきた、終端から受信した第2の基準信号の、第1の基準信号に対する第3の遅延時間を検出し、第1のクロック信号の周期から第3の遅延時間の半分の時間を減算した第4の遅延時間を算出し、第1のクロック信号を第4の遅延時間だけ遅延させた第2のクロック信号を第1の経路へ送信することを特徴とする。
本発明のクロック信号分配プログラムは、外部から入力した第1のクロック信号を第1の遅延時間だけ遅延させた第2のクロック信号が伝播されてきた第3のクロック信号を受信する外部の受信回路に、第2の遅延時間を有する分岐を含まない第1の経路により接続され、第2の遅延時間の2倍の遅延時間を有する分岐を含まない第2の経路の始端及び終端に接続されたクロック信号分配回路において、始端へ送信した第1の基準信号が伝播されてきた、終端から受信した第2の基準信号の、第1の基準信号に対する第3の遅延時間を検出する遅延測定処理と、第1のクロック信号の周期から第3の遅延時間の半分の時間を減算した第4の遅延時間を算出し、第1のクロック信号を第4の遅延時間だけ遅延させた第2のクロック信号を第1の経路へ送信する遅延調節処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、クロック信号の分配経路の回路長がクロック信号の波長に比べて無視できないほど大きい場合にも、元のクロック信号と受信先におけるクロック信号とを精度よく同期させることができるという効果がある。
本発明の第1の実施形態におけるクロック信号分配回路100の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態におけるクロック信号分配回路100の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態における信号の具体例を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態におけるクロック信号分配回路100の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態におけるクロック信号分配回路100の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態における信号の具体例を示すグラフである。 特許文献1の半導体集積回路装置の構成の一例を示すブロック図である。 分岐を有する分布定数回路を伝播する信号の具体例を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。尚、すべての図面において、同等の構成要素には同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
本実施形態における構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態におけるクロック信号分配回路100の構成の一例を示すブロック図である。本実施形態のクロック信号分配回路100は、遅延測定手段110と、遅延調節手段120とを含む。
クロック信号分配回路100は、分配経路210を経由してクロック信号受信回路300に接続される。なお、分配経路210は、所定の周期の信号について、所定の遅延時間(T1)を有する。一方、クロック信号分配回路100内の遅延時間は、遅延時間T1に比べて無視できるほど小さい。
クロック信号分配回路100は、フィードバック経路によりクロック信号分配回路100自身にループ接続される。なお、フィードバック経路は、分配経路210から独立した経路であり、経路の途中に分岐を含まない。また、フィードバック経路は、所定の周期の信号について分配経路210の2倍の遅延時間(2×T1)を有する。
このようなフィードバック経路は、分配経路210と同じ特性を有する2つの経路を直列に接続することにより、比較的容易に実現可能である。例えば、フィードバック経路は、クロック信号分配回路100から分配経路210に沿ってクロック信号受信回路300の付近に到達し、直ちに折り返して分配経路210に沿ってクロック信号分配回路100に到達する経路である。そこで、以下では、フィードバック経路は、仮想的に、フィードバック経路の往路(以下、「フィードバック往路」という。)220とフィードバック経路の復路(以下、「フィードバック復路」という。)230とが接続点240において接続された経路であるものとみなす。
フィードバック経路には分岐がないので、フィードバック経路の全体の遅延時間は、フィードバック経路の各部分の遅延時間の和である。従って、フィードバック往路220、フィードバック復路230のそれぞれは、所定の周期の信号について分配経路210と同じ遅延時間(T1)を有する。なお、図1では、実際には、クロック信号分配回路100の回路規模に比べて極めて長い、分配経路210、フィードバック往路220、及びフィードバック復路230を短縮して図示している。
遅延測定手段110は、フィードバック往路220へ送信基準信号112を送信し、フィードバック復路230から、送信基準信号112が伝播されてきた受信基準信号113を受信する。なお、遅延測定手段110は、所定の基準信号を利用して送信基準信号112を生成してもよい。所定の基準信号は、分配すべきクロック信号と同じ周波数を有する任意の信号である。基準信号は、例えば、分配すべきクロック信号である。遅延測定手段110は、基準信号をそのまま送信基準信号112として利用してもよいし、基準信号を遅延させることにより送信基準信号112を生成してもよい。
また、遅延測定手段110は、送信基準信号112に対する受信基準信号113の遅延時間(2×T1)を検出し、遅延時間情報117を生成する。なお、遅延測定手段110は、デジタル信号処理又はアナログ信号処理により前記遅延時間を検出する。また、遅延時間情報117は、フィードバック経路に起因する遅延時間(2×T1)を特定可能な、任意の情報である。遅延時間情報117は、例えば、検出した遅延時間(2×T1)を示す信号、又は送信基準信号112と受信基準信号113との組である。
遅延調節手段120は、外部クロック信号121の周期(T0)から、遅延時間情報117が示す遅延時間(2×T1)の、半分の時間(T1)を減算した時間(T0−T1)を算出する。なお、遅延調節手段120は、デジタル信号処理又はアナログ信号処理により時間(T0−T1)を算出する。
また、遅延調節手段120は、外部クロック信号121を、算出した時間(T0−T1)だけ遅延させた送信クロック信号122を分配経路210へ送信する。なお、遅延調節手段120は、デジタル信号処理又はアナログ信号処理により、送信クロック信号122を生成する。
次に、本実施形態における動作について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態におけるクロック信号分配回路100の動作を示すフローチャートである。
遅延測定手段110は、フィードバック往路220へ送信基準信号112を送信し、フィードバック復路230から、送信基準信号112が伝播されてきた受信基準信号113を受信する(ステップS101)。
遅延測定手段110は、送信基準信号112に対する受信基準信号113の遅延時間(2×T1)を検出し、遅延時間情報117を生成する(ステップS102)。
遅延調節手段120は、外部クロック信号121の周期(T0)から、遅延時間情報117が示す遅延時間(2×T1)の、半分の時間(T1)を減算した時間(T0−T1)を算出する(ステップS103)。
遅延調節手段120は、外部クロック信号121を、算出した時間(T0−T1)だけ遅延させた送信クロック信号122を分配経路210へ送信する(ステップS104)。
なお、上述の遅延測定手段110と遅延調節手段120との間の機能分担は一例である。ステップS102、S103に対応する機能に含まれる各機能は、遅延測定手段110又は遅延調節手段120のいずれか一方に含まれればよい。
次に、本発明の第1の実施形態の処理の具体例について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態における信号の具体例を示すグラフである。なお、グラフの横軸方向は時間を、グラフの縦軸方向は信号の電圧を示す。また、信号の最小単位時間を縦軸方向の破線で示す。
本具体例では、外部クロック信号121及び送信基準信号112の周期(T0)は、8単位時間であるものとする。また、分配経路210、フィードバック往路220、フィードバック復路230のそれぞれが有する遅延時間(T1)は3単位時間であるものとする。
遅延測定手段110は、フィードバック往路220へ送信基準信号112を送信する(図3(a))。送信基準信号112は、最初の1単位時間において高い電圧値を有し、1周期時間内の残りの単位時間において低い電圧値を有する。
送信基準信号112がフィードバック往路220及びフィードバック復路230を伝播する間に、合計6単位時間(2×T1)の遅延が発生する。
遅延測定手段110は、フィードバック復路230から、信基準信号112が伝播されてきた受信基準信号113を受信する(図3(b))。
遅延測定手段110は、送信基準信号112に対する受信基準信号113の遅延時間(2×T1)として、6単位時間を検出し、遅延時間情報117を生成する。
遅延調節手段120は、外部クロック信号121を入力する(図3(c))。外部クロック信号121は、最初の4単位時間において高い電圧値を有し、1周期時間内の残りの単位時間において低い電圧値を有する。
遅延調節手段120は、外部クロック信号121の周期(T0)である8単位時間から、遅延時間情報117が示す遅延時間(2×T1)の、半分の時間(T1)である3単位時間を減算した時間(T0−T1)である5単位時間を算出する。
遅延調節手段120は、外部クロック信号121を、算出した時間(T0−T1)である5単位時間だけ遅延させた送信クロック信号122を分配経路210へ送信する(図3(d))。
送信クロック信号122が分配経路210を伝播する間に、3単位時間(T1)の遅延が発生する。
クロック信号受信回路300は、送信クロック信号122が3単位時間(T1)だけ遅延されてきた受信クロック信号を受信する(図3(e))。外部クロック信号121に対する受信クロック信号の遅延時間は、外部クロック信号121の周期(T0)に一致する。つまり、受信クロック信号は、外部クロック信号121に精度よく同期される。
以上説明したように、本実施形態のクロック信号分配回路100は、分配経路に起因する遅延時間の2倍の遅延時間を有する、分岐がないフィードバック経路において測定した遅延時間に基づいて、分配経路に起因する遅延時間を算出する。従って、本実施形態のクロック信号分配回路には、クロック信号の分配経路の回路長がクロック信号の波長に比べて無視できないほど大きい場合にも、元のクロック信号と受信先におけるクロック信号とを精度よく同期させることができるという効果がある。
(第2の実施形態)
次に、上述した第1の実施形態を基本とする第2の実施形態について説明する。本実施形態は、第1の実施形態の分配経路、フィードバック往路、及びフィードバック復路に入出力バッファを追加したものである。以下の説明において、第1の実施形態と同等の構成要素には同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施形態における構成について説明する。
図4は、本発明の第2の実施形態におけるクロック信号分配回路100の構成の一例を示すブロック図である。
本発明の第2の実施形態におけるクロック信号分配回路100の構成は、本発明の第1の実施形態におけるクロック信号分配回路100の構成と同じである。
クロック信号分配回路100は、分配経路215を経由してクロック信号受信回路300に接続される。なお、分配経路215は、入出力バッファ211又は入出力バッファ212を含む。入出力バッファは、入力信号の波形歪を除去した信号を出力する。また、入出力バッファは、入出力バッファに固有の遅延時間を有する。分配経路215は、所定の周期の信号について、入出力バッファの遅延時間を含んだ所定の遅延時間(T1)を有する。一方、クロック信号分配回路100内の遅延時間は、遅延時間T1に比べて無視できるほど小さい。
クロック信号分配回路100は、フィードバック経路によりクロック信号分配回路100自身にループ接続される。なお、フィードバック経路は、分配経路215から独立した経路であり、経路の途中に分岐を含まない。また、フィードバック経路は、入出力バッファ221,222,231,232を含む。また、フィードバック経路は、所定の周期の信号について、入出力バッファの遅延時間を含めて、分配経路215の2倍の遅延時間(2×T1)を有する。
このようなフィードバック経路は、分配経路215と同じ特性を有する2つの経路を直列に接続することにより、比較的容易に実現可能である。例えば、フィードバック経路は、クロック信号分配回路100から分配経路215に沿ってクロック信号受信回路300の付近に到達し、直ちに折り返して分配経路215に沿ってクロック信号分配回路100に到達する経路である。そこで、以下では、フィードバック経路は、仮想的に、フィードバック往路225とフィードバック復路235とが接続点240において接続された経路であるものとみなす。なお、図4では、実際には、クロック信号分配回路100の回路規模に比べて極めて長い、分配経路215、フィードバック往路225、及びフィードバック復路235を短縮して図示している。
クロック信号分配回路100とクロック信号受信回路300とが離れていても、入出力バッファ211、221、231はクロック信号分配回路100に近く、入出力バッファ212、222、232はクロック信号受信回路300に近いことが多い。更に、入出力バッファ211、221、231は1つの集積回路A中に存在し、入出力バッファ212、222、232は別の集積回路B中に存在することが多い。この場合、異なる集積回路中に存在する入出力バッファの遅延時間は必ずしも一致しないが、同一の集積回路中に存在する入出力バッファの遅延時間は一致することが多い。
例えば、入出力バッファ211、221、231のそれぞれの遅延時間をDa+α、入出力バッファ212、222、232のそれぞれの遅延時間をDb+βとする。ここで、Daは集積回路Aの入出力バッファの遅延時間の設計値、αは集積回路Aの特定個体に固有の遅延時間の設計値からの実装誤差とする。同様に、Dbは集積回路Bの入出力バッファの遅延時間の設計値、βは集積回路Bの特定個体に固有の遅延時間の設計値からの実装誤差である。分配経路215に含まれる入出力バッファ211、212に起因する遅延時間の合計は、Da+α+Db+βである。フィードバック往路225、フィードバック復路235のそれぞれに含まれる入出力バッファに起因する遅延時間の合計はDa+α+Db+βであり、分配経路215に含まれる入出力バッファに起因する遅延時間の合計に一致する。
従って、フィードバック往路225、フィードバック復路235のそれぞれに含まれる入出力バッファに起因する遅延時間を、分配経路215に含まれる入出力バッファに起因する遅延時間に合わせることも、比較的容易に実現可能である。
次に、本実施形態における動作について説明する。
本発明の第2の実施形態におけるクロック信号分配回路100の動作は、本発明の第1の実施形態におけるクロック信号分配回路100の動作と同じである。
以上説明したように、本実施形態のクロック信号分配回路100には、第1の実施形態における効果に加えて、クロック信号の分配経路が入出力バッファを含む場合にも、元のクロック信号と受信先におけるクロック信号とを精度よく同期させることができるという効果がある。
なお、接続点240は、クロック信号受信回路300内に存在してもよい。この場合には、フィードバック経路のうちのクロック信号受信回路300内の経路の遅延時間は、クロック信号受信回路300外の経路の遅延時間と比べて無視できる程度小さくすることが好ましい。あるいは、フィードバック経路のうちのクロック信号受信回路300内の経路の遅延時間をクロック信号受信回路300が補正してゼロ相当にすることが好ましい。上述したような対策により、本実施形態のクロック信号分配回路には、接続点240がクロック信号受信回路300内に存在する場合にも、上述の効果がある。
さらに、接続点240がクロック信号受信回路300内に存在する場合には、クロック信号分配回路100は、クロック信号受信回路300に対する通常のデータ信号を基準信号として使用してもよい。クロック信号受信回路300に対する通常のデータ信号を基準信号として使用する場合には、遅延測定専用の信号を用意することが不要であるという効果がある。
(第3の実施形態)
次に、上述した第1の実施形態を基本とする第3の実施形態について説明する。本実施形態では、遅延時間測定手段と遅延時間調節手段とをより具体的に説明する。以下の説明において、第1の実施形態と同等の構成要素には同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施形態における構成について説明する。
図5は、本発明の第3の実施形態におけるクロック信号分配回路400の構成の一例を示すブロック図である。本実施形態のクロック信号分配回路400は、遅延測定手段410と、遅延調節手段420とを含む。
クロック信号分配回路400の、分配経路210及びフィードバック経路に対する接続関係は、第1の実施形態のクロック信号分配回路100の、分配経路210及びフィードバック経路に対する接続関係と同じである。
遅延測定手段410が有する機能は、第1の実施形態の遅延測定手段110が有する機能と同じである。ただし、遅延測定手段410は、外部クロック信号121を所定の遅延時間(T2)だけ遅延させることにより送信基準信号412を生成する。また、遅延測定手段410は、遅延時間情報417として送信基準信号412を使用する。なお、送信基準信号412と外部クロック信号121との組により、フィードバック経路の遅延時間(2×T1)を特定可能である(後述)。
遅延測定手段410は、可変ディレイライン414と、位相比較器415と、遅延制御カウンター416とを含む。
可変ディレイライン414は、入力した外部クロック信号121を、入力した制御信号が指示する遅延時間(T2)だけ遅延させた送信基準信号412を生成する。
位相比較器415は、入力した受信基準信号413の、入力した外部クロック信号121に対する位相差を検出し、検出した位相差を示す信号を出力する。
遅延制御カウンター416は、入力した信号が示す位相差に応じて、可変ディレイライン414の遅延時間(T2)をネガティブフィードバックが掛かるように増減させる制御信号を出力する。
上述の遅延測定手段410の構成により、受信基準信号413の位相が外部クロック信号121の位相に一致するように、可変ディレイライン414の遅延時間(T2)が調節される。一方、受信基準信号413は、送信基準信号412に対して、フィードバック経路の遅延時間(2×T1)だけ遅延する。従って、フィードバック経路の遅延時間(2×T1)は、外部クロック信号121の周期(T0)から、可変ディレイライン414の遅延時間(T2)を減算した時間(T0−T2)に一致する。つまり、フィードバック経路の遅延時間(2×T1)は、外部クロック信号121と送信基準信号412との組により特定可能である。そこで、遅延測定手段410は、遅延時間情報417として送信基準信号412を出力する。
また、遅延調節手段420が有する機能は、第1の実施形態の遅延調節手段120が有する機能と同じである。ただし、遅延調節手段420は、遅延時間情報417として送信基準信号412を使用する。
遅延調節手段420は、半値出力付き可変ディレイライン424と、位相比較器425と、遅延制御カウンター426とを含む。
半値出力付き可変ディレイライン424は、入力した遅延時間情報417である送信基準信号412を、入力した制御信号が指示する遅延時間(2×T3)だけ遅延させたフィードバック信号423を出力する。同時に、半値出力付き可変ディレイライン424は、入力した信号412を、入力した制御信号が指示する遅延時間(2×T3)の半分の遅延時間(T3)だけ遅延させた信号も出力する。
位相比較器425は、入力したフィードバック信号423の、入力した外部クロック信号121に対する位相差を検出し、検出した位相差を示す信号を出力する。
遅延制御カウンター426は、入力した信号が示す位相差に応じて、半値出力付き可変ディレイライン424の遅延時間(2×T3)をネガティブフィードバックが掛かるように増減させる制御信号を出力する。
上述の遅延調節手段420の構成により、フィードバック信号423の位相が外部クロック信号121の位相に一致するように、半値出力付き可変ディレイライン424の遅延時間(2×T3)が調節される。従って、半値出力付き可変ディレイライン424の遅延時間(2×T3)は、フィードバック経路の遅延時間(2×T1)に一致する。つまり、半値出力付き可変ディレイライン424の遅延時間(2×T3)の半分の遅延時間(T3)は、フィードバック往路の遅延時間(T1)に一致する。そこで、遅延調節手段420は、送信クロック信号422として、半値出力付き可変ディレイライン424の遅延時間(2×T3)の半分の遅延時間(T3)だけ遅延させた送信クロック信号422を出力する。
次に、本実施形態における動作について説明する。
本発明の第3の実施形態におけるクロック信号分配回路400の動作は、本発明の第1の実施形態におけるクロック信号分配回路100の動作と同じである。
次に、本発明の第3の実施形態の処理の具体例について説明する。
図6は、本発明の第3の実施形態における信号の具体例を示すグラフである。なお、グラフの横軸方向は時間を、グラフの縦軸方向は信号の電圧を示す。また、信号の最小単位時間を縦軸方向の破線で示す。
本具体例では、外部クロック信号121の周期(T0)は、8単位時間であるものとする。また、分配経路210、フィードバック往路220、フィードバック復路230のそれぞれが有する遅延時間(T1)は3単位時間であるものとする。
遅延測定手段410は、外部クロック信号121を所定の遅延時間(T2)だけ遅延させることにより送信基準信号412を生成する。初期状態における遅延時間(T2)は0で、送信基準信号412は、外部クロック信号121に一致する。外部クロック信号121は、最初の4単位時間において高い電圧値を有し、1周期時間内の残りの単位時間において低い電圧値を有する(図6(a))。
遅延測定手段410は、フィードバック往路220へ送信基準信号412を送信する(図6(b))。
送信基準信号412がフィードバック往路220及びフィードバック復路230を伝播する間に、合計6単位時間(2×T1)の遅延が発生する。
遅延測定手段410は、フィードバック復路230から、送信基準信号412が伝播されてきた受信基準信号413を受信する(図6(c))。
遅延測定手段410は、受信基準信号413の位相が外部クロック信号121の位相に一致するように、可変ディレイライン414の遅延時間(T2)が2単位時間になるように調節する(図6(d))。
送信基準信号412がフィードバック往路220及びフィードバック復路230を伝播する間に、合計6単位時間(2×T1)の遅延が発生する。
遅延測定手段410は、フィードバック復路230から、送信基準信号412が伝播されてきた受信基準信号413を受信する(図6(e))。受信基準信号413の位相が外部クロック信号121の位相に一致するので、受信基準信号413は、外部クロック信号121に同期される。
遅延測定手段410は、送信基準信号412に対する受信基準信号413の遅延時間(2×T1)として、6単位時間を検出し、遅延時間情報417として送信基準信号412を出力する。
半値出力付き可変ディレイライン424は、入力した遅延時間情報417である送信基準信号412を、入力した制御信号が指示する遅延時間(2×T3)だけ遅延させたフィードバック信号423を出力する。初期状態における遅延時間(T3)は0で、フィードバック信号423は、送信基準信号412に一致する(図6(f))。
遅延調節手段420は、フィードバック信号423の位相が外部クロック信号121の位相に一致するように、半値出力付き可変ディレイライン424の遅延時間(2×T3)が6単位時間になるように調節する。半値出力付き可変ディレイライン424の遅延時間(2×T3)は、フィードバック経路の遅延時間(2×T1)に一致する。
フィードバック信号423の位相が外部クロック信号121の位相に一致するので、フィードバック信号423は、外部クロック信号121に同期される(図6(g))。
同時に、半値出力付き可変ディレイライン424は、入力した信号412を、入力した制御信号が指示する遅延時間(2×T3)の半分の遅延時間(T3=T1)だけ遅延させた送信クロック信号422を出力する(図6(h))。
送信クロック信号422が分配経路210を伝播する間に、3単位時間(T1)の遅延が発生する。
クロック信号受信回路300は、送信クロック信号422が3単位時間(T1)だけ遅延されてきた受信クロック信号を受信する(図6(j))。外部クロック信号121に対する受信クロック信号の遅延時間は、外部クロック信号121の周期(T0)に一致する。つまり、受信クロック信号は、外部クロック信号121に精度よく同期される。
以上説明したように、本実施形態のクロック信号分配回路400は、第1の実施形態のクロック信号分配回路100と同様に動作する。従って、本実施形態のクロック信号分配回路400には、第1の実施形態における効果と同じ効果がある。
また、本実施形態のクロック信号分配回路400の遅延調節手段420は、フィードバックループを有する。そのため、本実施形態のクロック信号分配回路400には、元のクロック信号と受信先におけるクロック信号との同期精度が、第1の実施形態のクロック信号分配回路100の遅延調節手段120に比べてより高いという効果がある。
尚、上述した各実施形態におけるクロック信号分配回路は、専用の装置によって実現してもよいが、コンピュータ(情報処理装置)によっても実現可能である。この場合、係るコンピュータは、メモリ(不図示)に格納されたソフトウェア・プログラムをCPU(Central_Processing_Unit、不図示)に読み出し、読み出したソフトウェア・プログラムをCPUにおいて実行することにより、実行結果を、例えば、ユーザ・インタフェースに出力する。上述した各実施形態の場合、係るソフトウェア・プログラムには、上述したところの、図1若しくは図4に示したクロック信号分配回路100の各手段、又は図5に示したクロック信号分配回路400の各手段の機能を実現可能な記述がなされていればよい。但し、クロック信号分配回路400の場合、位相比較器415、425、遅延制御カウンター416、426、及び可変ディレイライン414、424には、適宜ハードウェアを含むことも想定される。そして、このような場合、係るソフトウェア・プログラム(コンピュータ・プログラム)は、本発明を構成すると捉えることができる。更に、係るソフトウェア・プログラムを格納した、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体も、本発明を構成すると捉えることができる。
以上、本発明を、上述した各実施形態およびその変形例によって例示的に説明した。しかしながら、本発明の技術的範囲は、上述した各実施形態およびその変形例に記載した範囲には限定されない。当業者には、係る実施形態に対して多様な変更又は改良を加えることが可能であることは明らかである。そのような場合、係る変更又は改良を加えた新たな実施形態も、本発明の技術的範囲に含まれ得る。そしてこのことは、特許請求の範囲に記載した事項から明らかである。
112 送信基準信号
113 受信基準信号
122 送信クロック信号
117 遅延時間情報
211、212 入出力バッファ
221、222 入出力バッファ
231、232 入出力バッファ
412 送信基準信号
413 受信基準信号
422 送信クロック信号
417 遅延時間情報
423 フィードバック信号

Claims (4)

  1. 外部から入力した第1のクロック信号を第1の遅延時間だけ遅延させた第2のクロック信号が伝播されてきた第3のクロック信号を受信する外部の受信回路に、第2の遅延時間を有する、分岐を含まない第1の経路により接続され、前記第2の遅延時間の2倍の遅延時間を有する、分岐を含まない第2の経路の始端及び終端に接続されたクロック信号分配回路であって、
    前記第1の経路は、入力信号の波形歪を除去して出力する所定の個数の入出力バッファを含み、
    前記第2の経路は、入力信号の波形歪を除去して出力する前記所定の個数の2倍の入出力バッファを含み、
    前記クロック信号分配回路は、
    前記始端へ送信した第1の基準信号が伝播されてきた、前記終端から受信した第2の基準信号の、前記第1の基準信号に対する第3の遅延時間を検出する遅延測定手段と、
    前記第1のクロック信号の周期から前記第3の遅延時間の半分の時間を減算することによって前記第1の遅延時間を算出し、前記第1のクロック信号を前記第1の遅延時間だけ遅延させた前記第2のクロック信号を前記第1の経路へ送信する遅延調節手段と
    を備え
    前記第1の基準信号は、前記第1のクロック信号を第5の遅延時間だけ遅延させた信号であり、
    前記遅延測定手段は、前記第1のクロック信号を、第1の制御信号が指示する前記第5の遅延時間だけ遅延させた前記第1の基準信号を生成する第1の可変ディレイライン、前記第2の基準信号の前記第1のクロック信号に対する第1の位相差を検出する第1の位相比較器、及び前記第1の位相差に応じて、前記第1の可変ディレイラインの遅延時間をネガティブフィードバックが掛かるように増減させる前記第1の制御信号を出力する第1の遅延制御カウンターを含み、
    前記遅延調節手段は、前記第1の基準信号を、第2の制御信号が指示する第6の遅延時間だけ遅延させたフィードバック信号、及び前記第1の基準信号を前記第6の遅延時間の半分の時間だけ遅延させた前記第2のクロック信号を生成する第2の可変ディレイライン、前記フィードバック信号の前記第1のクロック信号に対する第2の位相差を検出する第2の位相比較器、及び前記第2の位相差に応じて、前記第2の可変ディレイラインの遅延時間をネガティブフィードバックが掛かるように増減させる前記第2の制御信号を出力する第2の遅延制御カウンターを含む
    ことを特徴とするクロック信号分配回路。
  2. 請求項1に記載のクロック信号分配回路、及び
    前記第2の経路の中間点を内蔵する前記外部の受信回路
    を備えたことを特徴とするクロック信号回路。
  3. 外部から入力した第1のクロック信号を第1の遅延時間だけ遅延させた第2のクロック信号が伝播されてきた第3のクロック信号を受信する外部の受信回路に、第2の遅延時間を有する、分岐を含まない第1の経路により接続され、前記第2の遅延時間の2倍の遅延時間を有する、分岐を含まない第2の経路の始端及び終端に接続されたクロック信号分配回路のクロック信号分配方法であって、
    前記第1の経路は、入力信号の波形歪を除去して出力する所定の個数の入出力バッファを含み、且つ
    前記第2の経路は、入力信号の波形歪を除去して出力する前記所定の個数の2倍の入出力バッファを含む場合に、
    前記始端へ送信した第1の基準信号が伝播されてきた、前記終端から受信した第2の基準信号の、前記第1の基準信号に対する第3の遅延時間を検出し、
    前記第1のクロック信号の周期から前記第3の遅延時間の半分の時間を減算することによって前記第1の遅延時間を算出し、
    前記第1のクロック信号を前記第1の遅延時間だけ遅延させた前記第2のクロック信号を前記第1の経路へ送信することと、
    更に、前記第1の基準信号は、前記第1のクロック信号を第5の遅延時間だけ遅延させた信号である場合に、
    前記クロック信号分配回路が、前記第1のクロック信号を、第1の制御信号が指示する前記第5の遅延時間だけ遅延させた前記第1の基準信号を生成する第1の可変ディレイライン、及び前記第2の基準信号の前記第1のクロック信号に対する第1の位相差を検出する第1の位相比較器を更に含む場合に、
    前記第1の位相差に応じて、前記第1の可変ディレイラインの遅延時間をネガティブフィードバックが掛かるように増減させる前記第1の制御信号を出力し、
    前記クロック信号分配回路が、前記第1の基準信号を、第2の制御信号が指示する第6の遅延時間だけ遅延させたフィードバック信号、及び前記第1の基準信号を前記第6の遅延時間の半分の時間だけ遅延させた前記第2のクロック信号を生成する第2の可変ディレイライン、及び前記フィードバック信号の前記第1のクロック信号に対する第2の位相差を検出する第2の位相比較器を更に含む場合に、
    前記第2の位相差に応じて、前記第2の可変ディレイラインの遅延時間をネガティブフィードバックが掛かるように増減させる前記第2の制御信号を出力する
    ことを特徴とするクロック信号分配方法。
  4. 外部から入力した第1のクロック信号を第1の遅延時間だけ遅延させた第2のクロック信号が伝播されてきた第3のクロック信号を受信する外部の受信回路に、第2の遅延時間を有する、分岐を含まない第1の経路により接続され、前記第2の遅延時間の2倍の遅延時間を有する、分岐を含まない第2の経路の始端及び終端に接続されたクロック信号分配回路が備えるコンピュータに、
    前記第1の経路は、入力信号の波形歪を除去して出力する所定の個数の入出力バッファを含み、且つ
    前記第2の経路は、入力信号の波形歪を除去して出力する前記所定の個数の2倍の入出力バッファを含む場合に、
    前記始端へ送信した第1の基準信号が伝播されてきた、前記終端から受信した第2の基準信号の、前記第1の基準信号に対する第3の遅延時間を検出する遅延測定処理と、
    前記第1のクロック信号の周期から前記第3の遅延時間の半分の時間を減算することによって前記第1の遅延時間を算出し、前記第1のクロック信号を前記第1の遅延時間だけ遅延させた前記第2のクロック信号を前記第1の経路へ送信する遅延調節処理と
    を実行させ、
    更に、前記第1の基準信号は、前記第1のクロック信号を第5の遅延時間だけ遅延させた信号である場合に、
    前記クロック信号分配回路が、前記第1のクロック信号を、第1の制御信号が指示する前記第5の遅延時間だけ遅延させた前記第1の基準信号を生成する第1の可変ディレイライン、及び前記第2の基準信号の前記第1のクロック信号に対する第1の位相差を検出する第1の位相比較器を更に含む場合に、
    前記第1の位相差に応じて、前記第1の可変ディレイラインの遅延時間をネガティブフィードバックが掛かるように増減させる前記第1の制御信号を出力する第1の遅延制御カウンター処理と、
    前記クロック信号分配回路が、前記第1の基準信号を、第2の制御信号が指示する第6の遅延時間だけ遅延させたフィードバック信号、及び前記第1の基準信号を前記第6の遅延時間の半分の時間だけ遅延させた前記第2のクロック信号を生成する第2の可変ディレイライン、及び前記フィードバック信号の前記第1のクロック信号に対する第2の位相差を検出する第2の位相比較器を更に含む場合に、
    前記第2の位相差に応じて、前記第2の可変ディレイラインの遅延時間をネガティブフィードバックが掛かるように増減させる前記第2の制御信号を出力する第2の遅延制御カウンター処理と
    を実行させることを特徴とするクロック信号分配プログラム。
JP2014160019A 2014-08-06 2014-08-06 クロック信号分配回路、クロック信号分配方法、及びクロック信号分配プログラム Active JP6520009B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014160019A JP6520009B2 (ja) 2014-08-06 2014-08-06 クロック信号分配回路、クロック信号分配方法、及びクロック信号分配プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014160019A JP6520009B2 (ja) 2014-08-06 2014-08-06 クロック信号分配回路、クロック信号分配方法、及びクロック信号分配プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016039423A JP2016039423A (ja) 2016-03-22
JP6520009B2 true JP6520009B2 (ja) 2019-05-29

Family

ID=55530201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014160019A Active JP6520009B2 (ja) 2014-08-06 2014-08-06 クロック信号分配回路、クロック信号分配方法、及びクロック信号分配プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6520009B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109683658A (zh) * 2018-12-30 2019-04-26 广东大普通信技术有限公司 一种时钟信号相位控制装置和方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5936769B2 (ja) * 1978-08-09 1984-09-05 三菱電機株式会社 クロック信号の分配方式
JPS63181515A (ja) * 1987-01-22 1988-07-26 Fujitsu Ltd 遅延時間自動調整方式
JP3401969B2 (ja) * 1995-01-09 2003-04-28 三菱電機株式会社 クロック信号生成装置
JPH11225173A (ja) * 1998-02-04 1999-08-17 Hitachi Ltd ディレイ調整回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016039423A (ja) 2016-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5369640A (en) Method and apparatus for clock skew reduction through remote delay regulation
US10969821B2 (en) Latency synchronization across clock domains
EP2657806B1 (en) Signal source synchronization circuit
US10038450B1 (en) Circuits for and methods of transmitting data in an integrated circuit
US11424902B2 (en) System and method for synchronizing nodes in a network device
US20110296073A1 (en) Time aligning circuit and time aligning method for aligning data transmission timing of a plurality of lanes
CN109032498B (zh) 一种多fpga的多通道采集系统的波形量化同步方法
US8788780B2 (en) Signal restoration circuit, latency adjustment circuit, memory controller, processor, computer, signal restoration method, and latency adjustment method
JP2009212992A (ja) 半導体集積回路装置及びアイ開口マージン評価方法
TW201635153A (zh) 使用經校準、單一時脈來源同步串列器-解串列器協定之高速資料傳輸
CN108233906B (zh) 一种基于adc的开机确定性延时系统及方法
JP2017517820A (ja) 分散クロック同期を介した出力データの独立した同期
CN107800529A (zh) 一种网络节点的时钟频率同步方法
JP6520009B2 (ja) クロック信号分配回路、クロック信号分配方法、及びクロック信号分配プログラム
US9654114B2 (en) Transmission circuit, integrated circuit, and parallel-to-serial conversion method
US9083379B2 (en) System and method for synchronization between digital-to-analog converters (DACs) for high speed signal processing
US7280628B1 (en) Data capture for a source synchronous interface
JP6221857B2 (ja) 位相調整回路、データ伝送装置、データ伝送システム及び位相調整方法
US8829957B1 (en) Method of distributing a clock signal, a clock distributing system and an electronic system comprising a clock distributing system
CN115826678A (zh) 校准多个fpga的时钟相位的方法、装置、系统及存储介质
US20210382520A1 (en) Asynchronous asic
JP2004287560A (ja) 信号供給回路および信号供給方法ならびに半導体装置
KR101987304B1 (ko) 반도체 메모리 장치
JPS63181515A (ja) 遅延時間自動調整方式
JP2012191361A (ja) 同期制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170718

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180619

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180718

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190220

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6520009

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150