JP6135190B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿に光を出射して原稿を読み取る画像読取装置に用いられる技術に関する。
従来から、光源から原稿に光を出射して原稿を読み取る装置が知られている(例えば、特許文献1)。このような装置では、読み取って取得した読取画像に原稿の影が含まれることがあり、エッジ処理等によって読取画像から原稿画像の領域を特定する際に、実際に原稿画像が含まれる領域に原稿の影が含まれる領域を加えた領域が原稿画像の領域として特定されてしまうことがあった。そのため、従来から、読取画像を構成する各画素の情報値に微分処理を行って原稿の影が含まれる領域を特定して削除する技術が用いられている。
特開2009−16904号公報
原稿の影が含まれる領域を特定するためには、実際に原稿画像が含まれる領域の全周に亘って微分処理を実行する必要がある。そのため、実際に原稿画像が含まれる領域を特定して出力領域を特定し、出力領域の出力画像を出力する際に、出力画像を出力するまでの時間が長期化する問題が生じる。その一方、原稿の影の幅を検出しないで原稿の影の幅を決定してしまうと、決定した原稿の影の幅が実際の原稿の影の幅よりも大きくなり、必要な原稿画像の一部が欠けてしまう問題が生じる。
本発明は、原稿に光を出射して原稿を読み取る画像読取装置において、出力画像を出力するまでの時間を短縮しつつ、出力画像から原稿画像が除かれるのを抑制する技術を開示する。
本明細書によって開示される画像読取装置は、副走査方向の一方の側から斜めに光を出射する光源を有し、前記副走査方向と直交する主走査方向に読み取る読取部と、制御部と、を備え、前記制御部は、原稿に対して前記読取部を相対移動させて、前記読取部を用いて前記原稿を含む所定領域を読み取らせて読取画像を取得する取得処理と、前記読取画像から前記原稿及び前記光源によって生じる前記原稿の影を読み取った原稿読取領域を特定し、前記原稿読取領域の前記主走査方向に対する傾きである原稿傾き、及び、前記原稿読取領域の頂点を求める検出処理と、前記原稿傾きが基準傾き以下の場合には、前記一方の側における前記原稿読取領域の2頂点のうち、前記副走査方向の他方の側の第1頂点を基準として、前記原稿読取領域から、前記一方の側の規定幅を用いて特定される領域を取り除き、残った領域の前記読取画像を用いて出力画像を出力し、前記原稿傾きが基準傾きよりも大きい場合には、前記2頂点のうち、前記一方の側の第2頂点を基準として、前記原稿読取領域から、前記一方の側の前記規定幅を用いて特定される領域を取り除き、残った領域の前記読取画像を用いて前記出力画像を出力する、トリミング処理と、を実行する。
この画像読取装置では、副走査方向の一方の側から光を照射するので、読取画像の原稿読取領域において、副走査方向の一方の側に原稿の影が現れる。この状況において、当該画像読取装置では、出力画像の領域を特定する際に、原稿読取領域から取り除く一方の側の領域の幅を予め定められた規定幅を用いて特定する。そのため、影が現れる領域を検出して特定する場合に比べて、出力画像を出力するまでの時間を短縮することができる。
その上で、この画像読取装置では、出力画像として出力する読取画像の領域を特定する際の基準となる頂点を、原稿傾き、つまり、読取部が原稿を読み取る際の原稿の主走査方向に対する傾きによって切り替える。原稿傾きが比較的小さい場合、原稿読取領域の一方の側の2頂点のうち、どちらを基準としても、出力画像から実際に原稿を読み取った原稿画像が除去される領域は小さい。そのため、上記2頂点のうち、他方の側の第1頂点を基準とすることで、出力画像から原稿画像が除かれるのを抑制したまま、出力画像に原稿の影が含まれるのを抑制することができる。また、原稿傾きが比較的大きい場合、第1頂点を基準とすると、出力画像から原稿画像が除去される領域が大きくなる。そのため、この場合には、上記2頂点のうち、一方の側の第2頂点を基準とすることで、出力画像から原稿画像が除かれるのを抑制することができる。従って、何れの場合であっても、出力画像から原稿画像が除かれるのを抑制することができる。
また、上記の画像読取装置では、前記制御部は、更に、前記原稿の原稿種を決定する決定処理と、決定した前記原稿の原稿種に応じて前記規定幅を切り替える切替処理と、を実行する構成としても良い。
一般に、原稿の種類が異なると原稿の厚みが異なり、影が現れる領域の幅が異なる。この画像読取装置によれば、原稿の種類によって原稿読取領域から影が現れる側、つまり、一方の側の領域を取り除く規定幅を切り替えるので、原稿の種類によらず規定幅を一定値とする場合に比べて、出力画像に原稿の影が含まれるのを抑制することができる。
また、上記の画像読取装置では、更に、第1原稿種の原稿を第1搬送経路に沿って前記主走査方向と直交する第1搬送方向に搬送し、第2原稿種の原稿を第2搬送経路に沿って前記副走査方向に平行である第2搬送方向に搬送する第1搬送部前記第1搬送方向の下流側における前記第1搬送経路の端部、及び、前記第2搬送方向の下流側における前記第2搬送経路の端部が、1つの搬送経路に共通化された共通搬送経路と、を備え、前記第1搬送部は、前記第1搬送経路に沿って搬送された第1原稿種の原稿、及び、第2搬送経路に沿って搬送された第2原稿種の原稿を前記共通搬送経路に沿って前記第2搬送方向に搬送し、前記読取部は、前記第1搬送部によって搬送される前記原稿を前記共通搬送経路上の読取位置で読み取る構成としても良い。この画像読取装置によれば、原稿を搬送して読み取る場合に、出力画像を出力するまでの時間を短縮することができる。
また、上記の画像読取装置では、前記光源は、前記共通搬送経路に対して前記第2搬送方向の斜め下流向きに光を出射し、前記一方の側は、前記共通搬送経路に沿って搬送される前記原稿の先端側である構成としても良い。この画像読取装置によれば、原稿の先端側に表れる影を取り除いた出力画像を出力するまでの時間を短縮することができる。
また、上記の画像読取装置では、更に、表面に前記原稿が載置される光透過部材と、前記読取部を前記副走査方向に移動させる第2搬送部と、を備え、前記読取部は、更に、前記光透過部材に載置された前記原稿を前記副走査方向に移動して読み取る構成としても良い。この画像読取装置によれば、原稿を搬送して読み取るだけでなく、原稿を光透過部材上に載置して読み取ることができる。そして、原稿を光透過部材上に載置して読み取る場合においても、出力画像を出力するまでの時間を短縮することができる。
また、上記の画像読取装置では、前記制御部は、前記決定処理において、前記共通搬送経路沿って搬送される前記原稿を読み取る第1読取設定と、前記光透過部材に載置された前記原稿を読み取る第2読取設定のいずれの読取設定で読み取るかを更に決定し、前記切替処理において、決定した前記読取設定に応じて前記規定幅を切り替える構成としても良い。
一般に、搬送経路沿って搬送される原稿を読み取る場合と、光透過部材に載置された原稿を読み取る場合では、原稿と読取部との相対速度が異なるため、例え原稿の厚さが等しい場合でも影が現れる領域の幅が異なる。この画像読取装置によれば、読取設定によって影が現れる領域の幅に対応する規定幅を切り替えるので、読取設定によらず規定幅を一定値とする場合に比べて、出力画像に原稿の影が含まれるのを抑制することができる。
また、上記の画像読取装置では、前記制御部は、前記トリミング処理において、前記原稿傾きが基準傾き以下の場合には、前記第1頂点から前記副走査方向に前記規定幅移動した第1基準点を通る第1直線を、前記出力画像として出力される領域の前記一方側の端辺として特定し、前記原稿傾きが前記基準傾きよりも大きい場合には、前記第2頂点から前記副走査方向に前記規定幅移動した第2基準点を通る第2直線を、前記出力画像として出力される領域の前記一方側の端辺として特定する構成としても良い。
この画像読取装置によれば、規定幅を用いて、出力画像として出力される領域の一方側の端辺を特定することができる。
また、上記の画像読取装置では、前記制御部は、更に、前記読取画像に傾き補正を行うか否かの設定を受け付ける受付処理、を実行し、前記トリミング処理において、前記原稿傾きが前記基準傾きよりも大きい場合であって、前記受付処理において前記傾き補正を行う設定を受け付けた場合、前記第2直線の傾きを前記第2頂点から前記第1頂点に向かう方向に設定し、前記原稿傾きが前記基準傾きよりも大きい場合であって、前記受付処理において前記傾き補正を行わない設定を受け付けた場合、前記第2直線を前記副走査方向と平行に設定し、前記原稿傾きが前記基準傾き以下の場合、前記受付処理の設定に関わらず、前記第1直線を前記副走査方向と平行に設定する構成としても良い。
出力画像として出力される領域の一方側の端辺が副走査方向と平行でない場合、当該一方側の端辺を副走査方向と平行にするために、傾き補正を行う必要がある。その一方、出力画像として出力される領域の一方側の端辺が副走査方向と平行である場合、傾き補正を行う必要がない。
この画像読取装置では、原稿傾きが比較的大きい場合、受付処理に従って当該一方側の端辺の傾きを設定し、受付処理に従って傾き補正が行われるようにする。その一方、原稿傾きが比較的小さい場合、受付処理の設定によらず、当該一方側の端辺を副走査方向と平行に設定し、傾き補正を行わないようにする。原稿傾きが比較的小さい場合、傾き補正を行わなかったとしても、出力画像から原稿画像が除去される領域は小さい。この画像読取装置では、原稿傾きが比較的小さい場合に、傾き補正を行わないようにすることで、出力画像から原稿画像が除かれるのを抑制したまま、出力画像を出力するまでの時間を短縮することができる。
本明細書によれば、原稿に光を出射して原稿を読み取る画像読取装置において、出力画像を出力するまでの時間を短縮しつつ、出力画像から原稿画像が除かれるのを抑制することができる。
実施形態1の画像読取装置の概略的な斜視図 上面カバーが閉位置にある状態の実施形態1の画像読取装置の概略的な断面図 上面カバーが開位置にある状態の実施形態1の画像読取装置の概略的な上面図 画像読取装置の電気的構成を概略的に示すブロック図 画像読取処理を示すフローチャート ADF読取処理を示すフローチャート 領域抽出処理を示すフローチャート 第1領域判定処理を示すフローチャート 第1領域判定処理により設定された出力領域の概略図 第2領域判定処理を示すフローチャート 第2領域判定処理により設定された出力領域の概略図 実施形態2の画像読取装置の概略的な断面図 FB読取処理を示すフローチャート
<実施形態1>
実施形態1を、図1から図11を用いて説明する。
1.画像読取装置の機械的構成
図1に示すように、画像読取装置1は、給紙トレイ2と、本体部3と、シート排出口4と、を含む。画像読取装置1は、使用者からの画像読取指示により給紙トレイ2に載置された普通紙などのシート原稿SHを矢印51に示すようにシート排出口4に搬送するとともに、搬送中のシート原稿SHを本体部3に含まれる読取部24、25(図2参照)を用いて読み取る。シート原稿SHは、第1原稿種の原稿の一例である。
また、本体部3は、後面に設けられたカード導入口5と、カード排出口6と、が設けられている。画像読取装置1は、また、使用者からの画像読取指示によりカード導入口5に挿入された名刺などのカード原稿Cをカード排出口6に搬送するとともに、搬送中のカード原稿Cを読取部24、25を用いて読み取る。カード原稿Cは、第2原稿種の原稿の一例である。
図2に示すように、本体部3は、その上面が上面カバー9により覆われている。また、本体部3には、給紙トレイ2とシート排出口4を接続する第1搬送経路22A及びカード導入口5とカード排出口6を接続する第2搬送経路22Bが設けられており、これらの搬送経路22A、22Bの周辺に、給紙ローラ20と、分離パッド21と、搬送ローラ23と、読取部24、25の他、開閉位置センサ60、シートフロントセンサ(図3参照、以下、シートFセンサ)61、カードフロントセンサ(以下、カードFセンサ)62、シートリアセンサ(図3参照、以下、シートRセンサ)63、カードリアセンサ(以下、カードRセンサ)64等の各種センサを含む。
上面カバー9は、軸9Aを中心として本体部3に対して開閉可能に構成されている。上面カバー9を開位置へ変位させると、本体部3の上部が開放される。そして、開位置に変位した上面カバー11によって、図1に示す給紙トレイ2の後端部が構成される。
給紙ローラ20は、モータM1(図4参照)により駆動され、給紙トレイ2に載置されたシート原稿SHに当接し、摩擦力により、給紙トレイ2に載置された複数枚のシート原稿SHを本体部3の内部へと引き込む。分離パッド21は、摩擦力により、複数枚のシート原稿SHを各シート原稿SHに分離する。給紙トレイ2に載置された複数枚のシート原稿SHは、これらによって、1枚の原稿SHに分離されて本体部3の内部へと引き込まれる。
搬送ローラ23は、モータM1により駆動され、本体部3の内部へと引き込まれたシート原稿SHを第1搬送経路22Aに沿って搬送する。また、搬送ローラ23は、矢印52に示すようにカード導入口5に挿入されたカード原稿Cに当接し、当該カード原稿Cを第2搬送経路22Bに沿って搬送する。搬送経路22A、22Bに沿って原稿SH、Cが搬送される方向を搬送方向D1と称す。搬送方向D1は、副走査方向の一例である。
図2に示すように、搬送経路22A、22Bは、その上流側において、上下方向に分離されている一方、その下流側において、第1搬送経路22Aの一部が第2搬送経路22Bの一部を兼ねるように、共通化されている。読取部24、25は、共通化された共通搬送経路22上に配置されており、搬送ローラ23によって共通搬送経路22内を搬送される原稿SH、Cを読み取る。
また、搬送ローラ23は、共通搬送経路22上に搬送された原稿SH、Cを排出口4、6に送り出す。つまり、給紙ローラ20や搬送ローラ23によって、カード原稿Cを第2搬送経路22Bに沿って搬送する第1搬送部26(図4参照)が形成されている。
第1読取部24は、共通搬送経路22に沿って下側に配置され、共通搬送経路22に沿って搬送される原稿SH、Cの下面を、読取位置Lで読み取る。第1読取部24は、発光ダイオードなどで構成される第1光源31、読取位置Lに配置されるとともに複数の受光素子が、搬送方向D1に直交する主走査方向D2に直線状に配列される第1受光部32等を含む。
第1読取部24では、第1光源31が第1受光部32よりも上流側に配置されており、第1光源31は、搬送方向D1の下流向きであって共通搬送経路22向き(上向き)、つまり、搬送方向D1の上流側から斜め下流向きに光を出射する。第1受光部32は、搬送方向D1に搬送される原稿SHが読取位置Lを通過する際に、原稿SH、Cの下面で反射された光を受光する。
また、第2読取部25は、共通搬送経路22に沿って上側に配置され、共通搬送経路22に沿って搬送される原稿SH、Cの上面を、第1読取部24と同じ読取位置Lで読み取る。第2読取部25は、発光ダイオードなどで構成される第2光源41、読取位置Lに配置されるとともに複数の受光素子が主走査方向D2に直線状に配列される第2受光部42等を含む。
第2読取部25では、第2光源41が第2受光部42よりも上流側に配置されており、第2光源41は、搬送方向D1の下流向きであって共通搬送経路22向き(下向き)、つまり、搬送方向D1の上流側から斜め下流向きに光を出射する。第2受光部42は、搬送方向D1に搬送される原稿SHが読取位置Lを通過する際に、原稿SHの上面で反射された光を受光する。
開閉位置センサ60は、本体部3の後側上端部に設けられ、上面カバー9の軸9A近傍に設けられている。開閉位置センサ60は、マイクロスイッチやロータリースイッチ等からなり、上面カバー9が図2に示す閉位置に位置する場合にオン状態となり、図1に示す開位置に変位すると、オフ状態に切り換わる。
シートFセンサ61は、図3に示すように、給紙トレイ2に対向して配置されるとともに主走査方向D2において中心線50近傍に配置されており、給紙トレイ2にシート原稿SHが載置されたか否かを検出する。カードFセンサ62は、第2搬送経路22B上のカード導入口5近傍に配置されており、カード導入口5にカード原稿Cが挿入されたか否かを検出する。
シートRセンサ63は、図3に示すように、共通搬送経路22において読取位置Lよりも上流側の検出位置Yに配置されるとともに主走査方向D2において中心線50近傍に配置される。シートRセンサ63は、シート原稿SHが共通搬送経路22上の検出位置Yを通過する場合にオンし、検出位置Yを通過していない場合にオフする。つまり、シートRセンサ63は、第1搬送経路22A上のシート原稿SHの位置を検出する。
また、カードRセンサ64は、図3に示すように、共通搬送経路22においてシートRセンサ63と同じ検出位置Yに配置されるとともに主走査方向D2において右端部に配置される。カードRセンサ64は、カード原稿Cが共通搬送経路22上の検出位置Yを通過する場合にオンし、検出位置Yを通過していない場合にオフする。つまり、カードRセンサ64は、第2搬送経路22B上のカード原稿Cの位置を検出する。
また、本体部3には、この他に、タッチパネル65が設けられている。タッチパネル65は、例えば、液晶表示部(LCD)を含み、画像読取装置1の状況を表示する。この場合、タッチパネル65は表示部8(図4参照)として機能する。上面カバー9には、タッチパネル70に対応する位置に開口66が設けられており、上面カバー9が閉状態であってもタッチパネル70を外部に露出させている。また、タッチパネル65には、各種ボタンが表示されており、使用者からの指令を受け付ける。この場合、タッチパネル65は操作部7(図4参照)として機能する。
2.画像読取装置の電気的構成
次に、図4を参照して、画像読取装置1の電気的構成を説明する。図4に示すように、画像読取装置1は、中央処理装置(以下、CPU)11、ROM12、RAM13、画像処理部14、デバイス制御部15、第1アナログフロントエンド(以下、第1AFE)16、第2AFE17、駆動回路18を備え、これらにバス19を介して読取部24、25、操作部7、表示部8、各種センサ60〜64等が接続されている。図4に一点鎖線10で示すように、CPU11と、ROM12と、RAM13と、画像処理部14とを含めたものが、制御部の一例である。
ROM12には、後述する画像読取処理など、画像読取装置1の各種動作を実行するためのプログラムが記憶されており、CPU11は、ROM12から読み出したプログラムに従って、各部の制御を行う。ROM12には、また、後述する基準傾きθ1、θ2、及び、基準幅EW1、EW2、EW3等が記憶されている。
デバイス制御部15は、読取部24、25に各々接続されており、CPU11からの命令に基づいて、読取制御信号を読取部24、25に送信する。読取部24、25は、デバイス制御部15からの読取制御信号に基づいて原稿SH、Cを読み取る。
読取部24、25は、共通搬送経路22を搬送される原稿SH、Cを読み取る際に、読取位置Lにおいて、主走査方向D2に複数回読み取りを繰り返し、各読取部24、25は読取画像G(図9、11参照)を生成する。第1読取部24は、生成した読取画像Gを第1AFE16に出力し、第2読取部25は、生成した読取画像Gを第2AFE17に出力する。
第1AFE16は、第1読取部24に接続されており、第1読取部24から出力される読取データをデジタル信号である階調データの読取データに変換する。第1AFE16は、変換された読取データを、バス19を介してRAM13に記憶する。
第2AFE17は、第2読取部25に接続されており、第2読取部25から出力される読取データをデジタル信号である階調データの読取データに変換する。第2AFE17は、変換された読取データを、バス19を介してRAM13に記憶する。
画像処理部14は、CPU11からの命令に基づいて、RAM13に記憶された読取画像Gに対して、2値化処理やエンハンス処理等のエッジ抽出処理を実行する。また、画像処理部14は、エッジ抽出処理の結果に基づいて、読取画像Gから出力画像として出力する出力領域EH(図9、11参照)を特定して出力画像を出力するトリミング処理や、出力領域EHが主走査方向D2に対して傾いている場合に、その傾きを補正する傾き補正処理等を実行する。
駆動回路18は、モータM1、M2(以下、総称M)に接続され、CPU11から入力されるパルス信号に基づいてモータMを回転駆動する。モータMは、パルス信号の1パルスで、1ステップの回転角度分、回転駆動する。これにより、第1搬送部26は、そのパルス信号のパルスの数に所定距離を掛けた距離だけ原稿SH、Cを搬送する。
3.画像読取処理
次に、図5から図11を参照して、原稿SH、Cの画像を読み取る画像読取処理について説明する。本実施形態では、シート原稿SHとして、A4サイズの普通紙を用いて説明を行い、カード原稿Cとして、名刺を用いて説明を行う。CPU11は、画像読取装置1に普通紙が載置され、又は名刺が挿入され、操作部7を介して読取指示が入力されると、処理を開始する。
図5に示すように、CPU11は、処理を開始すると、読取指示に併せて入力された傾き補正処理を実行するか否か等の読取設定を受け付ける(S2)。次に、CPU11は、Fセンサ61、62の状態を確認し(S4、S6)、普通紙と名刺のいずれが給紙トレイ2に対して載置、又は、カード導入口5に対して挿入されたかを検出する。
本実施形態では、給紙トレイ2に対して普通紙が載置され、又はカード導入口5に対して名刺が挿入された場合に、第1搬送部26を用いて搬送経路22A、22Bに沿って自動搬送させながら普通紙又は名刺を読み取る、いわゆるADF読取が実行される場合の画像読取処理について説明する。そのため、本実施形態では、画像読取処理の開始時において、いずれのFセンサ61、62もオフする(S4:NO、S6:NO)場合はない。なお、FB読取設定(S12)及びFB読取処理(S16)については、別の実施形態において説明する。
CPU11は、カードFセンサ62がオンしている場合(S4:YES)、カード導入口5に名刺が挿入されたことを検出する。この場合、CPU11は、名刺を読み取る名刺読取設定を示すフラグをオンし(S8)、ADF読取処理を実行する(S14)。一方、CPU11は、カードFセンサ62がオフしており(S4:NO)、シートFセンサ61がオンしている場合(S6:YES)、給紙トレイ2に普通紙が載置されたことを検出する。この場合、CPU11は、普通紙を読み取る普通紙読取設定を示すフラグをオンし(S10)、ADF読取処理を実行する(S14)。
(ADF読取処理)
図6に示すように、ADF読取処理において、CPU11は、まず、第1搬送部26に対して原稿SH、Cの搬送を指示し、原稿SH、Cの搬送を開始させる(S22)。原稿SH、Cの搬送開始後、CPU11は、Rセンサ63、64の状態を確認する(S24)。CPU11は、名刺読取設定がされている場合、カードRセンサ64の状態を確認する。また、普通紙読取設定がされている場合、シートRセンサ63の状態を確認する。
具体的には、CPU11は、読取設定に対応するRセンサ63、64がオンするのを待機し(S24:NO)、対応するRセンサ63、64がオンしたのを検出すると(S24:YES)、読取部24、25に対して原稿SH、Cの読み取りを指示する(S26)。これにより、読取部24、25は、原稿SH、Cの搬送方向D1先端部が読取位置Lに到達する前から読み取りを開始し、原稿SH、Cを含む読取領域YH(図9、11参照)を読み取る。そして、読取領域YHを読み取った読取画像GがRAM13に記憶される。読取領域YHは、所定領域の一例である。
CPU11は、RAM13に読取画像Gの先端側の所定領域が記憶されると、読取画像Gにエッジ抽出処理を実行し、読取画像Gの原稿読取領域GH(図9、11参照)を特定する。図9、11に示すように、原稿読取領域GHには、原稿SH、Cを読み取った画像と共に、原稿SH、Cの影を読み取った画像が含まれる。
原稿SH、Cの影は、上流側から出射される光源31、41からの光に応じて、原稿SH、Cの搬送方向D1先端側に生じる。搬送方向D1における影の幅(以下、エッジ幅)EWは、原稿SH、Cに対する光源31、41の出射角の他、原稿SH、Cの厚みに依存する。また、原稿SH、Cが主走査方向D2に対して傾いている場合には、主走査方向D2にも影が生じる。具体的には、図9、11に示すように、原稿SH、Cが右回りに回転している場合には、原稿SH、Cの主走査方向D2左端側に影が生じ、図9、11に示すように、原稿SH、Cが左回りに回転している場合には、原稿SH、Cの主走査方向D2右端側にも影が生じる。エッジ幅EWは、規定幅の一例である。
CPU11は、特定された原稿読取領域GHから、原稿SH、Cの原稿サイズと、原稿読取領域GHの主走査方向D2に対する傾きθとを検出する。傾きθは、主走査方向D2に対して左回りの角度を正とする。更に、検出された原稿サイズ及び傾きθを用いて、原稿読取領域GHの4つの頂点Pの座標を検出する(S28)。
原稿読取領域GHの4つの頂点Pのうち、搬送方向D1の先端左端側の頂点をPULと称し、先端右端側の頂点をPURと称す。また、搬送方向D1の後端左端側の頂点をPLLと称し、後端右端側の頂点をPLRと称す。各頂点Pの座標は、図9、11に示す読取画像Gの先端左端部を原点として、主走査方向D2のX軸座標、搬送方向D1のY座標を用いて表される。
PUL(XUL、YUL)、PUR(XUR、YUR)
PLL(XLL、YLL)、PLR(XLR、YLR)
CPU11は、原稿SH、Cの読取開始後も、読取設定に対応するRセンサ63、64の状態を確認し続け、読取設定に対応するRセンサ63、64がオフするのを待機する(S30:NO)。そして、CPU11は、対応するRセンサ63、64がオフしたのを検出すると(S24:YES)、共通搬送経路22に沿った検出位置Yと読取位置Lの間の距離よりも長い距離に相当するパルス数、原稿SH、Cを更に搬送させ、読取部24、25に対して原稿SH、Cの読取終了を指示する(S32)。これにより、読取部24、25は、原稿SH、Cの搬送方向D1後端部が読取位置Lを通過した後に読み取りを終了し、読取領域YHの読み取りを終了する。CPU11は、RAM13に読取画像Gが記憶されると、領域抽出処理を実行する(S34)。
(領域抽出処理)
領域抽出処理では、読取画像Gから出力領域EHを特定し、特定された出力領域EHの読取画像Gを出力画像として抽出してRAM13に出力するトリミング処理を実行する。
図7に示すように、領域抽出処理において、CPU11は、まず、傾きθを第2基準傾きθ2と比較する(S52)。CPU11は、傾きθの絶対値が第2基準傾きθ2以上である場合(S52:NO)、読取画像Gの全域を出力領域EHとして特定し、読取画像Gの全域を出力画像としてRAM13に出力して(S54)、領域抽出処理を終了する。
一方、CPU11は、傾きθの絶対値が第2基準傾きθ2よりも小さい場合(S52:YES)、いずれの種類の原稿SH、Cを読み取る設定であるかを確認する(S56、S58)。CPU11は、名刺を読み取る名刺読取設定がされている場合(S56:YES、S58:YES)、ROM12に記憶された基準幅EW1、EW2のうち、第2基準幅EW2をエッジ幅EWとして推定する(S60)。第2基準幅EW2は、例えば0.6mmである。また、普通紙を読み取る普通紙読取設定がされている場合(S56:YES、S58:NO)、第1基準幅EW1をエッジ幅EWとして推定する(S62)。第1基準幅EW2は、例えば0.3mmである。つまり、CPU11は、読み取る原稿SH、Cの種類によって、エッジ幅EWを異なる値に推定する。なお、FB読取の場合の推定(S64)については、別の実施形態において説明する。
次に、CPU11は、影除去処理を実行する(S66)。影除去処理では、原稿読取領域GHの4つの頂点Pのうち、搬送方向D1先端側の頂点PUL、PURを、
PUL(XUL、YUL)←(XUL、YUL+EW)
PUR(XUR、YUR)←(XUR、YUR+EW)
とすることによって、推定したエッジ幅EWだけ搬送方向D1に平行移動させる。図9、11に示すように、原稿SH、Cが右回りに回転している場合、平行移動した後の頂点PULは第2基準点の一例であり、平行移動した後の頂点PURは第1基準点の一例である。また、図9、11に示すように、原稿SH、Cが左回りに回転している場合、平行移動した後の頂点PULは第1基準点の一例であり、平行移動した後の頂点PURは第2基準点の一例である。
影除去処理終了後、CPU11は、使用者により入力された読取設定を確認し、傾き補正処理を実行する設定であるか否かを確かめる(S68)。CPU11は、読取設定において傾き補正処理を実行しない設定になっている場合には(S68:YES)、第1領域判定処理を実行する(S70)。一方、傾き補正処理を実行する設定になっている場合には(S68:NO)、第2領域判定処理を実行する(S72)。
(第1領域判定処理)
領域判定処理では、出力領域EHの4つの頂点Zの座標を決定し、出力領域EHを特定する。出力領域EHの4つの頂点Zのうち、搬送方向D1の先端左端側の頂点をZULと称し、先端右端側の頂点をZURと称す。また、搬送方向D1の後端左端側の頂点をZLLと称し、後端右端側の頂点をZLRと称す。
ZUL(XOUL、YOUL)、ZUR(XOUR、YOUR)
ZLL(XOLL、YOLL)、ZLR(XOLR、YOLR)
図8に示すように、第1領域判定処理において、CPU11は、まず、傾きθを基準傾きθ1、θ2と比較する(S82〜S86)。CPU11は、傾きθが(−θ1)以上であり0度よりも小さい場合(S82:YES)、原稿読取領域GHの先端側の2つの頂点PUL、PURのうち、搬送方向D1下流側の頂点PURを基準として、出力領域EHの4つの頂点Zの座標を決定し(S90)、第1領域判定処理を終了する。
具体的には、図9に示すように、頂点PURを頂点ZURとして決定し、頂点PURのXURを頂点ZLRのXOLRとして決定し、頂点PURのYURを頂点ZULのYOULとして決定する。また、頂点PULのXULを頂点ZUL、ZLLのXOUL、XOLLとして設定する。更に、頂点PLRのYLRを頂点ZLL、ZLRのYOLL、XOLRとして設定する。
ZUL(XOUL、YOUL)←(XUL、YUR)
ZUR(XOUR、YOUR)←(XUR、YUR)
ZLL(XOLL、YOLL)←(XUL、YLR)
ZLR(XOLR、YOLR)←(XUR、YLR)
また、CPU11は、傾きθが0度以上θ1以下である場合(S82:NO、S84:YES)、原稿読取領域GHの先端側の2つの頂点PUL、PURのうち、搬送方向D1下流側の頂点PULを基準として、出力領域EHの4つの頂点Zの座標を決定し(S92)、第1領域判定処理を終了する。なお、出力領域EHの頂点座標の決定方法は、傾きθが(−θ1)以上であり0度よりも小さい場合における決定方法に対して、左右を逆転させたものであり、重複した説明を省略する。
ZUL(XOUL、YOUL)←(XUL、YUL)
ZUR(XOUR、YOUR)←(XUR、YUL)
ZLL(XOLL、YOLL)←(XUL、YLL)
ZLR(XOLR、YOLR)←(XUR、YLL)
つまり、傾きθの絶対値が第1基準傾きθ1以下である場合、CPU11は、原稿読取領域GHのうち、基準とした頂点PUL(PUR)よりも搬送方向D1上流側の領域を取り除き、残った領域を用いて出力領域EHを特定している。そして、出力領域EHの搬送方向D1上流側の端辺は、基準とした頂点PUL(PUR)を通り、主走査方向D2に平行な直線に設定される。第1基準傾きθ1は、基準傾きの一例である。
また、CPU11は、傾きθが(−θ2)以上であり(−θ1)よりも小さい場合(S82:NO、S84:NO、S86:YES)、原稿読取領域GHの先端側の2つの頂点PUL、PURのうち、搬送方向D1上流側の頂点PULを基準として、出力領域EHの4つの頂点Zの座標を決定し(S94)、第1領域判定処理を終了する。
具体的には、図9に示すように、頂点PULのYULを頂点ZUL、ZURのYOUL、YOURとして決定する。また、頂点PURのXURを頂点ZUR、ZLRのXOUR、XOLRとして設定する。更に、頂点PLLのXLLを頂点ZUL、ZLLのXOUL、XOLLとして設定し、頂点PLRのYLRを頂点ZLL、ZLRのYOLL、XOLRとして設定する。
ZUL(XOUL、YOUL)←(XLL、YUL)
ZUR(XOUR、YOUR)←(XUR、YUL)
ZLL(XOLL、YOLL)←(XLL、YLR)
ZLR(XOLR、YOLR)←(XUR、YLR)
また、CPU11は、傾きθがθ1よりも大きくθ2以下である場合(S82:NO、S84:NO、S84:NO)、原稿読取領域GHの先端側の2つの頂点PUL、PURのうち、搬送方向D1上流側の頂点PURを基準として、出力領域EHの4つの頂点Zの座標を決定し(S96)、第1領域判定処理を終了する。なお、出力領域EHの頂点座標の決定方法は、傾きθが(−θ2)以上であり(−θ1)よりも小さい場合における決定方法に対して、左右を逆転させたものであり、重複した説明を省略する。
ZUL(XOUL、YOUL)←(XUL、YUR)
ZUR(XOUR、YOUR)←(XLR、YUR)
ZLL(XOLL、YOLL)←(XUL、YLL)
ZLR(XOLR、YOLR)←(XLR、YLL)
つまり、傾きθの絶対値が第1基準傾きθ1よりも大きい場合、CPU11は、原稿読取領域GHのうち、基準とした頂点PUL(PUR)よりも搬送方向D1上流側の領域を取り除き、残った領域を用いて出力領域EHを特定している。傾きθの絶対値が第1基準傾きθ1よりも大きい場合では、搬送方向D1上流側の頂点PUL(PUR)を基準として取り除かれる領域が決定されるので、傾きθの絶対値が第1基準傾きθ1以下であり、
搬送方向D1下流側の頂点PUL(PUR)を基準として取り除かれる領域が決定される場合に比べて、原稿読取領域GHから取り除かれる領域が狭く設定される。また、出力領域EHの搬送方向D1上流側の端辺は、基準とした頂点PUL(PUR)を通り、主走査方向D2に平行な直線に設定される。
(第2領域判定処理)
次に、第2領域判定処理について説明する。図10に示すように、第2領域判定処理において、CPU11は、まず、傾きθを第1基準傾きθ1と比較し(S102)、傾きθの絶対値が第1基準傾きθ1以下である場合(S102:YES)、第1領域判定処理を実行し(S104)、第2領域判定処理を終了する。
つまり、傾きθの絶対値が第1基準傾きθ1以下である場合、図11に示すように、傾き補正処理を実行する設定になっているにも関わらず、出力領域EHの搬送方向D1先端側における端辺は、主走査方向D2に平行な直線に設定される。
一方、傾きθの絶対値が第1基準傾きθ1よりも大きい場合(S102:NO)、原稿読取領域GHを出力領域EHとして設定し(S106)、第2領域判定処理を終了する。ZUL(XOUL、YOUL)←(XUL、YUL)
ZUR(XOUR、YOUR)←(XUR、YUR)
ZLL(XOLL、YOLL)←(XLL、YLL)
ZLR(XOLR、YOLR)←(XLR、YLR)
つまり、傾きθの絶対値が第1基準傾きθ1よりも大きい場合、図11に示すように、CPU11は、原稿読取領域GHのうち、頂点PUL、PURを通る直線、つまり、基準とした頂点PUL(PUR)を通り、傾きθを有する直線よりも搬送方向D1上流側の領域を取り除き、残った領域を用いて出力領域EHを特定している。そして、当該直線が、出力領域EHの搬送方向D1上流側の端辺として設定される。
CPU11は、第1領域判定処理又は第2領域判定処理を終了すると、図7に示す領域抽出処理に戻り、決定された4つの頂点Zで囲まれる出力領域EHを特定する。CPU11は、特定された出力領域EHの読取画像Gを出力画像として抽出してRAM13に出力し(S74)、領域抽出処理を終了する。
CPU11は、領域抽出処理を終了すると、図6に示すADF読取処理に戻り、傾きθを基準傾きθ1、θ2と比較する(S36)。CPU11は、傾きθの絶対値が第1基準傾きθ1よりも大きく、第2基準傾きθ2以下の場合(S36:YES)、更に読取設定を確認し、傾き補正処理を実行する設定であるか否かを確かめる(S38)。CPU11は、読取設定において傾き補正処理を実行する設定になっている場合には(S38:YES)、傾き補正処理を実行し(40)、出力画像を角度θだけ右回りに回転させる。
一方、CPU11は、傾きθの絶対値が第1基準傾きθ1以下、或は、第2基準傾きθ2よりも大きい場合(S36:NO)、又は、傾きθの絶対値が第1基準傾きθ1よりも大きく、第2基準傾きθ2以下であって、且つ、読取設定において傾き補正処理を実行しない設定になっている場合(S36:YES、S38:NO)、傾き補正処理を実行することなく、次の処理に進む。
次に、CPU11は、S4、S6においてオンしていることが確認されたFセンサ61、62の状態を確認する(S42)。CPU11は、当該Fセンサ61、62がオンしており、未読取の原稿SH、Cが画像読取装置1に対して載置、又は、挿入されている場合(S42:NO)、S24からの処理を繰り返す。
一方、当該Fセンサ61、62がオフしており、未読取の原稿SH、Cが画像読取装置1に対して載置、又は、挿入されていない場合、原稿SH、Cを排出口4、6にまで搬送した後に、第1搬送部26に対して原稿SH、Cの搬送の終了を指示する(S44)。CPU11は、ADF読取処理を終了し、画像読取処理を終了する。
4.本実施形態の効果
(1)本実施形態の画像読取装置1では、読取画像Gから出力領域EHを決定する際に、予め定められてROM12に記憶されている基準幅EW1、EW2からエッジ幅EWを推定する。そして、推定したエッジ幅EWを用いて、原稿読取領域GHの搬送方向D1先端側の頂点Pを搬送方向D1に平行移動させ、平行移動した後の頂点Pのいずれかを基準として出力領域EHを決定する。そのため、エッジ幅EWを推定する際に、画像処理等を用いてエッジ幅EWを測定するなどして特定する必要がなく、出力画像を出力するまでの時間を短縮することができる。
(2)本実施形態の画像読取装置1では、出力領域EHを決定する際に、平行移動した後の頂点Pのいずれを基準とするかを、傾きθによって切り換える。具体的には、傾きθの絶対値が第1基準傾きθ1以下であり、傾きθが比較的小さい場合、平行移動した後の頂点Pのうち、搬送方向D1下流側の頂点Pを基準とする。傾きθが比較的小さい場合、いずれの頂点Pを基準としても、出力領域EHから原稿SH、Cを読み取った画像が取り除かれる領域は小さく抑制される。その上で、搬送方向D1下流側の頂点Pを基準とすることで、搬送方向D1上流側の頂点Pを基準とする場合に比べて、出力領域EHに原稿SH、Cの影を読み取った画像が含まれるのを抑制することができる。
また、傾きθの絶対値が第1基準傾きθ1よりも大きく、傾きθが比較的大きい場合、平行移動した後の頂点Pのうち、搬送方向D1上流側の頂点Pを基準とする。傾きθが比較的大きい場合、搬送方向D1下流側の頂点Pを基準とすると、傾きθが比較的小さい場合に比べて、出力領域EHから原稿SH、Cを読み取った画像が取り除かれる領域が大きくなる。そのため、搬送方向D1上流側の頂点Pを基準とすることで、傾きθが比較的大きい場合でも、出力領域EHから原稿SH、Cを読み取った画像が取り除かれるのを抑制することができる。
つまり、本実施形態の画像読取装置1では、いずれの場合でも、出力領域EHから原稿SH、Cを読み取った画像が取り除かれるのが抑制することができる。つまり、この画像読取装置1では、出力画像を出力するまでの時間を短縮することと、出力領域EHから原稿SH、Cを読み取った画像が取り除かれるのが抑制することを両立させることができる。
(3)本実施形態の画像読取装置1では、原稿SH、Cの種類毎の基準幅EW1、EW2がROM12に記憶されており、CPU11は、読み取る原稿SH、Cの種類によって基準幅EW1、EW2を切り換える。一般に、名刺は普通紙よりも厚いなど、原稿SH、Cの種類が異なると原稿SH、Cの厚みが異なり、それにより、必要なエッジ幅EWも異なる。この画像読取装置1によれば、原稿SH、Cの種類によってエッジ幅EWとして推定される基準幅EW1、EW2を切り替えるので、原稿SH、Cの種類によらず一定の基準幅を用いる場合に比べて、出力画像に原稿SH、Cの影を読み取った画像が含まれるのを抑制することができる。
(4)本実施形態の画像読取装置1では、基準として選択した頂点Pから出力領域EHを決定する際に、当該頂点Pを通る直線を、出力領域EHの搬送方向D1上流側の端辺として設定する。具体的には、傾き補正処理を実行しない場合には、当該頂点Pを通り、主走査方向D2と平行な直線を出力領域EHの搬送方向D1上流側の端辺として設定する。また、傾き補正処理を実行する場合であって、傾きθの絶対値が第1基準傾きθ1よりも大きい場合、当該頂点Pを通り、傾きθを有する直線を出力領域EHの搬送方向D1上流側の端辺として設定する。
その一方、傾き補正処理を実行する場合であっても、傾きθの絶対値が第1基準傾きθ1以下であり、傾きθが比較的小さい場合、傾き補正処理を実行しない場合と同様に、当該頂点Pを通り、主走査方向D2と平行な直線を出力領域EHの搬送方向D1上流側の端辺として設定する。出力領域EHの搬送方向D1上流側の端辺が主走査方向D2と平行に設定されていると、出力領域EHの搬送方向D1上流側の端辺を主走査方向D2と平行になるように傾き補正処理を実行する必要がない。
傾きθが比較的小さい場合、傾き補正処理を実行しない場合でも、出力領域EHから原稿SH、Cを読み取った画像が取り除かれる領域は小さい。この画像読取装置1では、傾きθが比較的小さい場合には、あえて傾き補正処理が不要となるように出力領域EHを特定することで、傾き補正処理を実行する場合に比べて、出力画像を出力するまでの時間を短縮することができる。
<実施形態2>
実施形態2を、図12、13を用いて説明する。本実施形態は、画像読取装置1において、ADF読取とFB読取が実行される点で、ADF読取のみが実行される実施形態1と異なる。以下の説明では、実施形態1と同一の内容については重複した記載を省略する。
1.画像読取装置の機械的構成
図12に示すように、画像読取装置1は、本体ユニット70の上方に原稿搬送ユニット71が載置されて構成されている。本体ユニット70は、第1読取部24を備える他、その上面に透明なガラス板からなるプラテンガラス80、81等を備える。
原稿搬送ユニット71は、本体ユニット70の上面全面を覆っており、本体ユニット70の上面を開閉可能に構成されている。原稿搬送ユニット71は、矢印72に示すように、第1搬送経路22Aに沿ってシート原稿SHを自動で搬送する原稿自動送り機能(ADF)を有する第1搬送部26を備える他、第2読取部25、第3プラテンガラス82等を備える。
本実施形態では、第1搬送部26が有するADF機能を用いてADF読取を実行する際に、第1搬送部26によって搬送されるシート原稿SHが第3プラテンガラス82上を通過する際に、読取位置L2に配置された第2読取部25を用いてシート原稿SHの一方の面を読み取る。また、第1搬送部26によって搬送されるシート原稿SHが、第1搬送経路22Aに沿って第3プラテンガラス82よりも下流側に位置する第2プラテンガラス81上を通過する際に、読取位置L1に配置された第1読取部24を用いてシート原稿SHの他方の面を読み取る。
また、第1読取部24は、本体ユニット70内に配置された第2搬送部27によって、第1プラテンガラス80の下側を矢印73でしめす前後方向に移動可能に支持されている。第2搬送部27は、連結部材85を介して第1読取部24が固定される搬送ベルト84及びローラ83等を含む。ローラ83は、モータM2(図4参照)によって回転し、回転により搬送ベルト84を左右方向に移動させる。前後方向は、副走査方向の別例である。
本実施形態では、第2搬送部27を用いて前後方向に第1読取部24を移動させながら第1プラテンガラス80の上面に静止して載置された原稿SH、Cを読み取る、いわゆるFB読取が実行される。つまり、第1プラテンガラス80は、光透過部材の一例である。
2.画像読取処理
次に、図5、7、13を参照して、本実施形態の画像読取処理について説明する。本実施形態では、給紙トレイ2に載置された普通紙がADF読取される場合と、第1プラテンガラス80の上面に載置された原稿SH、CがFB読取される場合について説明を行う。CPU11は、画像読取装置1に普通紙又は原稿SH、Cが載置され、操作部7を介して読取指示が入力されると、処理を開始する。
図5に示すように、CPU11は、処理を開始すると、読取設定を受け付け(S2)、シートFセンサ61の状態を確認する(S6)。本実施形態では、カード原稿Cを搬送する第2搬送経路22Bが設けられておらず、カードFセンサ62及びカードRセンサ64が存在しない。そのため、本実施形態では、カードFセンサ62がオンする(S4:YES)場合はない。CPU11は、シートFセンサ61がオンしている場合(S6:YES)、普通紙読取設定を示すフラグをオンし(S10)、ADF読取処理を実行する(S14)。一方、シートFセンサ61がオフしている場合(S6:NO)、FB読取設定を示すフラグをオンし(S12)、FB読取処理を実行する(S16)。
(FB読取処理)
図13に示すように、FB読取処理において、CPU11は、まず、第2搬送部27に対して第1読取部24の移動を指示する。そして、第1読取部24が第1プラテンガラス80に対向する位置に到達すると、第1読取部24に対して原稿SH、Cの読み取りを指示する(S112)。これにより、第1読取部24は、前後方向に移動しながら原稿SH、Cを含む読取領域YHを読み取る。CPU11は、ADF読取処理におけるS28と等しいS114の処理を実行し、第1読取部24が読取領域YHの読み取りを終了するのを待機する(S116:NO)。そして、第1読取部24が読取領域YHの読み取りを終了すると(S116:YES)、第1読取部24に対して原稿SH、Cの読取終了を指示する(S118)。更に、CPU11は、第2搬送部27に対して第1読取部24の移動終了を指示し、領域抽出処理を実行する(S120)。
(領域抽出処理)
図7に示すように、領域抽出処理において、CPU11は、傾きθの絶対値が第2基準傾きθ2以下の場合(S52:YES)、ADF読取であるかFB読取であるかを確認する(S56)。CPU11は、FB読取である場合(S56:NO)、ROM12に記憶された基準幅EW1、EW3のうち、第3基準幅EW3をエッジ幅EWとして推定する(S64)。第3基準幅EW3は、例えば0.4mmである。つまり、CPU11は、ADF読取であるかFB読取であるかによって、エッジ幅EWを異なる値に推定する。CPU11は影除去処理において、搬送方向D1先端側の頂点PUL、PURを、推定した第3基準幅EW3だけ搬送方向D1に平行移動する(S66)。
CPU11は、領域抽出処理を終了すると、図13に示すFB読取処理に戻り、ADF読取処理におけるS36〜S40の処理と等しいS122〜S126の処理を実行した後に、FB読取処理を終了し、画像読取処理を終了する。
本実施形態の画像読取装置1では、ADF読取とFB読取に対応させて基準幅EW1、EW3がROM12に記憶されており、CPU11は、ADF読取かFB読取かによって基準幅EW1、EW3を切り換える。一般に、第1搬送経路22Aに沿って搬送される普通紙を読み取る場合と、第1プラテンガラス80の上面に載置された原稿SH、Cを読み取る場合では、原稿SH、C(普通紙)と第1読取部24との相対速度が異なるため、例え原稿SH、C(普通紙)の厚さが等しい場合でも必要なエッジ幅EWが異なる。この画像読取装置1によれば、ADF読取かFB読取かによってエッジ幅EWとして推定される基準幅EW1、EW3を切り替えるので、ADF読取かFB読取かによらず一定の基準幅を用いる場合に比べて、出力画像に原稿SH、Cの影を読み取った画像が含まれるのを抑制することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、画像読取装置1を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られず、少なくともスキャナ機能を備えていれば、プリンタ機能やコピー機能、ファクシミリ機能等の他の機能を備えた複合機に適用されても良い。
(2)上記実施形態では、画像読取装置1が1つのCPU11を有し、読取部24、25などの各部の制御を当該1つのCPU11によって実行する例を用いて示したが、本発明はこれに限られない。例えば、複数のCPUにより各部が構成されてもよければ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハード回路のみにより各部が構成されてもよい。さらには、単数又は複数のCPU及びASICによって、各部が構成されてもよい。
(3)また、CPU11が実行するプログラムは必ずしもROM12に記憶されている必要はなく、CPU11自身に記憶されていてもよければ、他の記憶装置に記憶されていても良い。
(4)上記実施形態では、光源31、41が搬送経路22、22Aに対して斜め下流向きに光を照射する例を用いて説明を行ったが、光源31、41が搬送経路22、22Aに対して斜め上流向きに光を照射してもよい。この場合、原稿SH、Cの影は、下流側から出射される光源31、41からの光に応じて、原稿SH、Cの搬送方向D1後端側に生じる。
1:画像読取装置、22:搬送経路、24、25:読取部、26:第1搬送部、27:第2搬送部、31、41:光源、C:カード原稿、D1:搬送方向(副走査方向)、D2:主走査方向、EH:出力領域、EW:エッジ幅、G:読取画像、GH:原稿読取領域、SH:シート原稿、YH:読取領域、θ:傾き

Claims (8)

  1. 副走査方向の一方の側から斜めに光を出射する光源を有し、前記副走査方向と直交する主走査方向に読み取る読取部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    原稿に対して前記読取部を相対移動させて、前記読取部を用いて前記原稿を含む所定領域を読み取らせて読取画像を取得する取得処理と、
    前記読取画像から前記原稿及び前記光源によって生じる前記原稿の影を読み取った原稿読取領域を特定し、前記原稿読取領域の前記主走査方向に対する傾きである原稿傾き、及び、前記原稿読取領域の頂点を求める検出処理と、
    前記原稿傾きが基準傾き以下の場合には、前記一方の側における前記原稿読取領域の2頂点のうち、前記副走査方向の他方の側の第1頂点を基準として、前記原稿読取領域から、前記一方の側の規定幅を用いて特定される領域を取り除き、残った領域の前記読取画像を用いて出力画像を出力し、
    前記原稿傾きが基準傾きよりも大きい場合には、前記2頂点のうち、前記一方の側の第2頂点を基準として、前記原稿読取領域から、前記一方の側の前記規定幅を用いて特定される領域を取り除き、残った領域の前記読取画像を用いて前記出力画像を出力する、トリミング処理と、
    を実行する、画像読取装置。
  2. 請求項1記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    更に、
    前記原稿の原稿種を決定する決定処理と、
    決定した前記原稿の原稿種に応じて前記規定幅を切り替える切替処理と、
    を実行する、画像読取装置。
  3. 請求項2記載の画像読取装置であって、
    更に、
    第1原稿種の原稿を第1搬送経路に沿って前記主走査方向と直交する第1搬送方向に搬送し、第2原稿種の原稿を第2搬送経路に沿って前記副走査方向に平行である第2搬送方向に搬送する第1搬送部
    前記第1搬送方向の下流側における前記第1搬送経路の端部、及び、前記第2搬送方向の下流側における前記第2搬送経路の端部が、1つの搬送経路に共通化された共通搬送経路と、
    を備え、
    前記第1搬送部は、前記第1搬送経路に沿って搬送された第1原稿種の原稿、及び、第2搬送経路に沿って搬送された第2原稿種の原稿を前記共通搬送経路に沿って前記第2搬送方向に搬送し、
    前記読取部は、前記第1搬送部によって搬送される前記原稿を前記共通搬送経路上の読取位置で読み取る、画像読取装置。
  4. 請求項3記載の画像読取装置であって、
    前記光源は、前記共通搬送経路に対して前記第2搬送方向の斜め下流向きに光を出射し、
    前記一方の側は、前記共通搬送経路に沿って搬送される前記原稿の先端側である、画像読取装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の画像読取装置であって、
    更に、
    表面に前記原稿が載置される光透過部材と、
    前記読取部を前記副走査方向に移動させる第2搬送部と、
    を備え、
    前記読取部は、更に、前記光透過部材に載置された前記原稿を前記副走査方向に移動して読み取る、画像読取装置。
  6. 請求項5記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    前記決定処理において、前記共通搬送経路沿って搬送される前記原稿を読み取る第1読取設定と、前記光透過部材に載置された前記原稿を読み取る第2読取設定のいずれの読取設定で読み取るかを更に決定し、
    前記切替処理において、決定した前記読取設定に応じて前記規定幅を切り替える、画像読取装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    前記トリミング処理において、
    前記原稿傾きが基準傾き以下の場合には、前記第1頂点から前記副走査方向に前記規定幅移動した第1基準点を通る第1直線を、前記出力画像として出力される領域の前記一方側の端辺として特定し、
    前記原稿傾きが前記基準傾きよりも大きい場合には、前記第2頂点から前記副走査方向に前記規定幅移動した第2基準点を通る第2直線を、前記出力画像として出力される領域の前記一方側の端辺として特定する、画像読取装置。
  8. 請求項7記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    更に、
    前記読取画像に傾き補正を行うか否かの設定を受け付ける受付処理、
    を実行し、
    前記トリミング処理において、
    前記原稿傾きが前記基準傾きよりも大きい場合であって、前記受付処理において前記傾き補正を行う設定を受け付けた場合、前記第2直線の傾きを前記第2頂点から前記第1頂点に向かう方向に設定し、
    前記原稿傾きが前記基準傾きよりも大きい場合であって、前記受付処理において前記傾き補正を行わない設定を受け付けた場合、前記第2直線を前記副走査方向と平行に設定し、
    前記原稿傾きが前記基準傾き以下の場合、前記受付処理の設定に関わらず、前記第1直線を前記副走査方向と平行に設定する、画像読取装置。
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