JPH11331547A - 原稿検出装置 - Google Patents

原稿検出装置

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JPH11331547A
JPH11331547A JP10130182A JP13018298A JPH11331547A JP H11331547 A JPH11331547 A JP H11331547A JP 10130182 A JP10130182 A JP 10130182A JP 13018298 A JP13018298 A JP 13018298A JP H11331547 A JPH11331547 A JP H11331547A
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和弘 上田
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信広 三縞
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿検出を効率的におこなう原稿検出装置を
提供する。 【解決手段】 原稿の傾きと原稿領域を検出する第1の
原稿検出手段と、検出された原稿の傾きに基づいて原稿
の画像データを補正する傾き補正手段と、原稿領域のみ
を検出する第2の原稿検出手段とを備える。傾き補正モ
ードなどが設定されているときは、第1の原稿検出手段
を用いて、原稿の傾きを検出して画像データを補正す
る。その他の場合は、第2の原稿検出手段を用いて、原
稿の傾きを求めずに、原稿を検出する。また、原稿搬送
部を使用するときは、第2の原稿検出手段を選択し処理
時間を短縮する。好ましくは、第2の原稿検出手段は、
原稿台に載置された原稿のサイズを検出するセンサの出
力から原稿領域を検出する。原稿検出時間がさらに短縮
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、原稿検出装置に
関するものであり、特に、画像データに基づいて原稿の
載置位置や画像領域を検出する原稿検出装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機などのデジタル画像形成
装置は、デジタル画像データの画像処理の後に、用紙上
に画像を形成する。画素ごとのデジタル画像データは、
原稿台に載置された原稿の画像をCCD等の読取手段に
より読み取って生成される。原稿の載置位置や画像領域
は、デジタル画像データに基づいて検出できる。そこ
で、原稿が傾いて置かれた場合に、デジタル画像データ
から原稿の4頂点を検出し、これから傾きを求めて、原
稿が傾いて置かれた場合にも自動的に傾きを補正するこ
とが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】原稿の傾き補正におい
て、本発明者らは、原稿のエッジデータよりすべての頂
点(エッジ変化点)を求め、それらの各頂点を結ぶ線分
より原稿の傾き及び原稿領域を算出し、これに基づいて
原稿データの傾きを補正することを提案している。しか
し、原稿の傾きの補正をするか否かにかかわらず常に傾
き補正処理をすると、たとえばほとんど原稿が傾いてい
ない場合のように傾き補正をする必要がなくても処理時
間が不必要に長くなってしまうという問題があった。ま
た、オペレータが故意に原稿を斜めにおいた場合などの
ように、原稿を置いたとおりに複写した場合も、傾き補
正をしてしまうという問題があった。
【0004】本発明の目的は、必要な場合にのみ原稿の
傾きの補正をする原稿検出装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の原稿
検出装置は、原稿台に載置された原稿を読み取り、原稿
の画像データを出力する原稿読取手段と、傾き補正モー
ドを手動で設定するモード設定手段と、原稿の傾きと原
稿領域を検出する第1の原稿検出手段と、第1の原稿検
出手段により検出された原稿の傾きに基づいて原稿読み
取り手段により読み取られた画像データを補正する傾き
補正手段と、原稿領域のみを検出する第2の原稿検出手
段と、前記モード設定手段の設定に基づいて、第1の原
稿検出手段と第2の原稿検出手段を切り替える切り替え
手段とを備える。傾き補正モードが設定されているとき
は、第1の原稿検出手段を用いて、原稿の傾きを検出し
て画像データを補正する。傾き補正モードが設定されて
いないときは、第2の原稿検出手段を用いて、原稿の傾
きを求めずに、原稿を検出し、高速に処理する。本発明
に係る第2の原稿検出装置は、原稿台に載置された原稿
を読み取り、原稿の画像データを出力する原稿読取手段
と、高速モードを手動で設定するモード設定手段と、原
稿の傾きと原稿領域を検出する第1の原稿検出手段と、
第1の原稿検出手段により検出された原稿の傾きに基づ
いて原稿読み取り手段により読み取られた画像データを
補正する傾き補正手段と、原稿領域のみを検出する第2
の原稿検出手段と、前記モード設定手段により高速モー
ドが設定されたか否かに基づいて、第1の原稿検出手段
と第2の原稿検出手段を切り替える原稿検出手段切り替
え手段とを備える。高速モードが設定されているとき
は、第2の原稿検出手段を用いて、原稿の傾きを求めず
に、原稿領域を検出するので、検出が高速におこなえ
る。高速モードが設定されていないときは、第1の原稿
検出手段を用いて、原稿の傾きを検出して原稿データを
補正する。本発明に係る第3の原稿検出装置は、原稿台
に載置された原稿を読み取り、原稿の画像データを出力
する原稿読取手段と、原稿を原稿台に自動的に載置する
原稿搬送部と、原稿の傾きと原稿領域を検出する第1の
原稿検出手段と、第1の原稿検出手段により検出された
原稿の傾きに基づいて原稿読み取り手段により読み取ら
れた画像データを補正する傾き補正手段と、原稿領域の
みを検出する第2の原稿検出手段と、原稿搬送部が使用
されたか否かに基づいて、第1の原稿検出手段と第2の
原稿検出手段を切り替える原稿検出手段切り替え手段と
を備える。原稿搬送部は、複数の原稿を扱うことが多い
ので、第2の原稿検出手段を用いることにより処理時間
を短縮する。好ましくは、上述の第1の原稿検出手段
は、画像データから得たエッジアドレスから各頂点を検
出し、次に、検出された各頂点に基づいて傾き角度を求
め、次に、求められた傾き角度に基づいて原稿領域を検
出し、第2の原稿検出手段は、エッジアドレスから原稿
領域を検出する。また、好ましくは、上述の第1の原稿
検出手段は、画像データから得たエッジアドレスから各
頂点を検出し、次に、検出された各頂点に基づいて傾き
角度を求め、次に、求められた傾き角度に基づいて原稿
領域を検出するが、上述の第2の原稿検出手段は、原稿
台に載置された原稿のサイズを検出するセンサを備え、
センサの出力から原稿領域を検出する。センサを用いた
原稿サイズ検出は、画像データからの原稿サイズ検出よ
り短時間におこなえるので、原稿検出時間がさらに効率
的におこなえる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面を参照して説明する。なお、これらの図面にお
いて、同じ参照番号は同一または同様なものを表す。ま
ず、図1は、本発明の実施形態に係るデジタル複写機の
全体構成を示す。複写機は、原稿を読み取って画像信号
に変換する走査系10、走査系10から送られる画像信
号を処理する画像処理ユニット20、画像処理ユニット
20から入力される画像データをそのままプリンタ装置
に出力するか、または画像データを処理してからプリン
タ装置に出力するか等の制御を行う回転メモリユニット
30、回転メモリユニット30から出力される画像デー
タに基づいて半導体レーザー61を駆動する印字処理ユ
ニット40、半導体レーザー61からのレーザー光を感
光体ドラム71上の露光位置に導くレーザー光学系、露
光による潜像を現像し、記録紙上に転写し、定着して画
像を形成する作像系、複写紙を供給し排出する用紙搬送
系、複写機本体の上面に設けられた操作パネル90(図
示しない)、原稿を搬送する原稿搬送部500から構成
されている。なお、画像読取部100は、走査系10及
び画像処理ユニット20などによって、また、プリンタ
部200は、印字処理部40、レーザー光学系60及び
作像系などによって、それぞれ構成される。
【0007】原稿搬送部500は、画像読取部100の
プラテンガラス19上に、開閉可能に取り付けられる。
原稿搬送部500は、給紙トレイ510上にセットされ
た原稿を自動的にプラテンガラス19上に搬送し、ま
た、走査系10によって読取られた原稿を排紙トレイ5
11に排出する。通常モードにおいては、1枚または複
数枚の原稿を、読み取るべき面を上に向けて給紙トレイ
510にセットし、サイド規制板513を原稿の幅に合
せる。そして、エンプティセンサ(図示しない)により
原稿の有無が検知される。搬送動作が開始されると、ト
レイ511上の最下部の原稿から順に給紙ローラ501
によって用紙が搬送され、捌きローラ502と捌きパッ
ド503によって捌かれて、1枚づつ給紙される。搬送
される原稿は中間ローラ504を通り、レジストセンサ
551及び幅サイズセンサ553により原稿が検出され
た後、レジストローラ505によって斜行を補正され
る。その後、原稿は、レジストローラ505と搬送ベル
ト506により、プラテンガラス19上を搬送され、原
稿の先端が原稿スケール512に突き当たった直後に、
搬送ベルト506及びレジストローラ505は停止す
る。これにより、原稿の左端は原稿スケール512の端
縁に当接し、原稿はプラテンガラス19上の正確な位置
に設定される。このとき、次の原稿の先端はレジストロ
ーラ505に達しており、次の原稿の搬送時間を短縮す
るようになっている。
【0008】原稿がプラテンガラス19上の正確な読み
取り位置に設定されると、走査系10による原稿の読み
取り走査が行われる。原稿の読み取りが終了すると、ま
ず、原稿スケール512が、図示しないソレノイドによ
ってプラテンガラス19の上面の高さよりも下方に押し
下げられる。その後、原稿は搬送ベルト506により左
方に搬送され、反転ローラ507で搬送方向が変更さ
れ、切換爪508の上方を通過して排紙トレイ511上
に排出される。
【0009】ここで、ステップ送りモードが選択されて
いる場合において、原稿サイズが露光基準位置からレジ
ストローラ505のニップ位置までの半分以下のサイズ
である時、先の原稿を露光基準位置で停止させると共
に、次の原稿を露光基準位置とレジストローラ505の
中間位置まで搬送しておき、更に次の原稿(3枚目)を
先端がレジストローラ505に当接するまで先出し給紙
が行なわれる。そうすることにより、原稿は露光基準位
置とレジストローラ間の距離の半分ずつステップ送りさ
れるために、原稿交換時間が短くて済み、露光終了後に
走査系10がホームポジションへリターンする時間内に
原稿を交換でき、コピー生産性が向上する。しかも、後
続の原稿(3枚目)はその先端がレジストローラ505
に当接するまで先出して給紙される。この先出し給紙は
先の原稿の露光中に行なわれ、コピー生産性の向上に寄
与する。
【0010】なお、両面原稿の場合は、第1面の読み取
りが終了すると搬送ベルト506により左方に搬送さ
れ、反転ローラ507で搬送方向が変更された後、切換
爪508により再びプラテンガラス19上に送り出さ
れ、原稿も第2面が読み取り位置に設定される。第2面
の読み取りが終了した原稿は、搬送ベルト506により
左方に搬送され、反転ローラ507、切換爪508、排
出ローラ509を経て排紙トレイ511上に排出され
る。更に、ステップ送りモード、両面モード等のモード
が選択された場合は、通常の場合と違い、原稿の先端が
原稿スケール512の右端に突き当たる直前で、搬送ベ
ルト506の搬送は停止し、原稿スケール512から少
し離れた位置に原稿が設定される。
【0011】また、搬送ベルト506のプラテンガラス
19側の面は、橙色に着色されている。これにより、露
光ランプ12の光の原稿搬送ベルト506による反射光
が、ラインセンサ17にとっては分光感度が小さい色に
なる。即ち、ラインセンサ17にとって、搬送ベルト5
06が黒色であるのと同じである。従って、原稿の地肌
は通常白色であるので、搬送ベルト506を閉じた状態
においても、ラインセンサ17は原稿と搬送ベルト50
6の下面とを識別することができる。また、原稿搬送部
500を閉じない状態であっても、露光ランプ12によ
る搬送ベルト506の反射光がラインセンサ17に届か
ないので、原稿領域が識別可能である。
【0012】画像読取部100は、プラテンガラス19
上に載置された原稿の画像を読み取り、その原稿の画像
の各画素に対応する画像データを生成する。原稿読み取
り部100において、露光ランプ12及び第1ミラー1
3aを有する第1スキャナ11と第2、第3ミラー13
b、13cを有する第2スキャナ14とは、スキャンモ
ータM2の駆動により矢印b、b'方向(副走査方向)
に移動される。露光ランプ12の光はプラテンガラス1
9上の原稿によって反射され、ミラー13a、13b、
13c、レンズ15を介してラインセンサ17に照射さ
れる。ラインセンサ17は図1の紙面に直交する方向
(主走査方向)に多数の光電変換素子(CCD)を配列
したものであり、400DPIで画像を読み取り、各画
素に対応する画像データを出力する。また、上述のよう
に第1スキャナ14が矢印b、b'方向に移動すること
により、ラインセンサ17は原稿画像を副走査方向に走
査することができる。スキャナ11、14が矢印b方向
に移動した時のラインセンサ17による画像の走査が予
備走査であり、この時ラインセンサ17から出力される
画像データに基づいて、原稿台上の原稿の位置が検出さ
れる。一方、スキャナ11、14が矢印b'方向に移動
した時のラインセンサ17による画像の走査が本走査で
あり、この時ラインセンサ17から出力される画像デー
タに基づいて、原稿画像の複写が行われる。ラインセン
サ17から出力された画像データは、画像処理ユニット
20にて処理された後、回転メモリユニット30へ送信
される。回転メモリユニット30は、画像処理ユニット
20から受信した画像データを一旦記憶し、回転編集処
理後に、または、直接に、プリント部200へ送信す
る。
【0013】次に、プリント部200を説明する。プリ
ント部200において、印字処理ユニット40は、回転
処理メモリ部30から受信した画像データに基づいてレ
ーザ光学系を制御する。レーザ光学系は、印字処理ユニ
ット40によって変調(オン、オフ)制御されるレーザ
ビームを放射する半導体レーザー61と、この半導体レ
ーザー61から放射されたレーザービームを感光体ドラ
ム71上で走査させるためのポリコンミラー62、fθ
レンズ63およびミラー64a、64bを備える。矢印
c方向に回転駆動される感光体ドラム71の周囲には、
その回転方向(矢印c方向)に沿って、帯電チャージャ
72、現像器73、転写チャージャ74、分離チャージ
ャ75、クリーナ76、イレーサランプ77が配置され
ており、周知の電子写真プロセスによってトナー画像を
形成し、用紙上に転写する。用紙は、給紙カセット81
a、81bから給紙ローラ82a,82bによって供給
され、用紙搬送通路83、タイミングローラ84によっ
て転写チャージャ74の方へ送り込まれる。転写チャー
ジャ74の位置でトナー像が転写された用紙は、搬送ベ
ルト85、定着器86、排出ローラ87を介して、排紙
トレイ88上へ排出される。
【0014】次に、図2は、デジタル複写機を制御する
制御系の全体ブロック図を示す。画像読取部100の制
御部102、回転メモリユニット30の制御部300、
プリンタ200の制御部202、原稿搬送部500の制
御部520から構成され、全体制御部400と通信ライ
ンで接続されている。全体制御部400は、各制御部1
02、300、202、520とのデータのやり取りを
行うと同時に、操作パネル90も制御する。図3は、操
作パネル90を示す。操作パネル90は、傾き補正モー
ドを設定する傾き補正モードキー99と、傾き補正モー
ドであることを表示する表示部99aが設けられる。さ
らに、操作パネル90は、通常の複写機におけるよう
に、液晶タッチパネル91、原稿のページ番号順や複写
枚数などの置数や複写倍率などを入力するテンキー9
2、置数等を標準値「1」に戻すクリアキー93、複写
機内部に設定された設定値を標準値に戻すパネルリセッ
トキー94、コピー動作を中止させるストップキー9
5、コピー動作を開始させるスタートキー96が設けら
れている。さらに、コピーモードとしてコピー片面モー
ド、片面2in1モード、片面4in1モードのいずれ
か1つを選択設定するコピーモード設定キー97、原稿
モードとして原稿片面モード、原稿両面モードのいずれ
か1つを選択設定する原稿モード設定キー98、選択設
定されたコピーモードがコピー片面モードであることを
表示する表示部97a、片面2in1モードであること
を表示する表示部97b、片面4in1モードであるこ
とを表示する表示部97c、選択設定された原稿モード
が原稿片面モードであることを表示する表示部98a、
原稿両面モードであることを表示する表示部98b等が
設けられる。また、 液晶タッチパネル91は、露光レ
ベル、複写倍率、記録紙サイズなどの複写機の動作状
態、ジャムの発生などの複写機の各種の異常状態、その
他の情報を表示すると共に、濃度、複写倍率、記録紙等
の自動選択モードを指定する入力ができる。
【0015】次に、回転メモリユニット30における画
像の回転を説明する。図4は、回転メモリユニット30
の制御部300の画像データ入出力インターフェースの
構成を示し、図5は、画像読取制御部102から回転メ
モリユニット制御部300へのタイミングシーケンスを
示し、図6は、回転メモリユニット制御部300からプ
リンタ制御部202へのタイミングシーケンスを示す。
図4に示すように、画像データ入出力インターフェース
は、画像読取制御部102から、信号VD_IR、HD_
IR、SYNCK_IR、VIDEO0-7_IRを受信す
る。図5は、画像読取制御部102より転送される画像
データのシーケンスである。ここで、VD_IR信号
は、ページデータ出力を示し、低レベルの間にアクティ
ブとなる。HD_IR信号は、ラインデータ出力を示
し、低レベルの間にアクティブとなる。VD_IR、H
D_IRともにアクティブであるとき、SYNCK_IR
信号に同期して有効画像データVIDEO0-7_IRが転
送される。ここでは、1画素8ビットの多値データとす
る。
【0016】図4に示すように、画像データ入出力イン
ターフェースは、プリンタ制御部202へ、信号IDR
EQ、VD_PR、LSYNC、HD_PR、SYNCK
_PR、VIDEO0-7_PRを受信する。図6は、プリ
ンタ制御部202へ転送される画像データのシーケンス
である。ここに、IDREQ信号は、プリンタからのペ
ージデータ転送スタート信号を示し、LSYNCは、プ
リンタからの1ライン開始基準信号であり、これらに同
期して回転メモリユニット30から画像信号を転送す
る。VD_PRは、低レベルでページデータ出力アクテ
ィブを示し、HD_PR信号は、低レベルでラインデー
タ出力アクティブとなる。VD_PR、HD_PRともに
アクティブであるとき、SYNCK_PR信号に同期し
て有効画像データVIDEO0-7_PRが転送される。
【0017】図7は、回転メモリユニット制御部300
のブロック図を示す。画像読取部100より転送された
画像データは、バッファである入力ページメモリ302
へ格納されるとともに、原稿エッジ検出部304へ入力
される。これより原稿エッジの座標データが座標データ
発生部306にて発生され、得られた座標データが順に
スタックメモリ308に書き込まれる。入力ページメモ
リ302は、2次元座標で管理され、格納された画像デ
ータは、スタックメモリ308内の原稿エッジデータを
元に回転処理部310にて編集され、出力ページメモリ
312へ転送される。なお、編集処理のためのデータの
入出力、コマンド設定などは、全体制御部400からの
信号に基づいてCPU314により行われる。また、出
力ページメモリ312も2次元座標にて管理されてお
り、プリントアウト時に内部画像データが順次出力され
る。
【0018】図8は、原稿エッジ検出回路304を示
す。画像読取部100より送られる画像データVIDE
0-7_IRを、原稿の地肌の濃度と原稿搬送ベルト50
6、またはプラテンガラス19上に何もない状態の濃度
とを比較する比較器320に入力する。画像データVI
DEO0-7_IR(1画素8ビットの多値データ)は、ラ
インデータが出力されているとき(HD_IRがアクテ
ィブ)、SYNCK_IR信号に同期して転送される。
それぞれの画像データに対し、マージンを考慮したリフ
ァレンスデータrefと比較することにより、確実に原
稿の有無を判定し、2値のデータに変換する。次段のシ
フトレジスタ322では、8画素単位での処理をしてノ
イズを除去する。シフトレジスタ322の出力信号は、
ANDゲート324及びNANDゲート326に入力さ
れ、両ゲート324、326の出力は、次にJ−Kフリ
ップフロップ328のJ入力とK入力に入力される。J
−Kフリップフロップ328の出力信号は、ANDゲー
ト320の負論理入力と、もう1つのANDゲート32
2に入力される。このJ−Kフリップフロップ328の
出力信号は、Dフリップフロップ334にも入力され
る。Dフリップフロップ334の出力信号は、ANDゲ
ート320と、もう1つのANDゲート322の負論理
入力に入力される。負論理ANDゲート336には、H
D_IR信号とSYNCK_IR信号が入力され、その出
力信号は、シフトレジスタ320、J−Kフリップフロ
ップ328及びDフリップフロップ334のT端子に供
給される。この終段の構成より、ANDゲート330、
332は、それぞれ、原稿の無→有のエッジ(+EDG
E)、原稿の有→無のエッジ(−EDGE)を検出し、
1ショットパルスを出力する。
【0019】図9は、座標データ発生回路306を示
す。カウンタ340に、HD_IR(CLK端子)とV
D_IR(CLEAR端子)を入力することにより、副
走査側のX座標を発生する。同様に、SYNCK_IR
(CLK端子)とHD_IR(CLEAR端子)を入力
したカウンタ342より、主走査側のY座標を発生す
る。ラッチ344において、+EDGEでのY座標を一
旦ラッチし、加算器346で16減算し、−EDGEで
のX及びY座標データと共にスタックメモリ308に格
納する。書き込みアドレスは、CLKカウンタ348に
おいて−EDGEにより順次更新され、VD_IRによ
り初期化される。
【0020】図10は、回転処理部310のブロック図
を示し、図11は、その動作を説明するための図であ
る。画像の回転処理には、アフィン変換処理を用いてい
る。これは、座標間の幾何学的変換手法で次式で表され
る。
【数1】 アフィン変換部350は、式(1)によりx−y座標系
のデータ(画像)をu−v座標系に変換するものであ
り、画像の平行移動、拡大、縮小、回転などを行うもの
である。本実施形態では、平行移動及び回転のみの処理
を行う。図10に示すアフィン変換部350では、4点
座標による矩形領域を設定することにより、入力ページ
メモリ302内の回転処理対象領域を指定し(図11の
左側参照)、さらに、編集原点座標(Uo,Vo)、回転
処理するための座標の原点(x,y)及び回転角度θを
指定して、回転処理を行う(図11の中央参照)。次
に、編集処理としてはu−v座標に対して回転ずみの画
像領域の原点(回転座標)を割り付ける(Uo,Vo
(図11の右側参照)。式で表すと次のようになる。
【0021】
【数2】 また、回転及び編集の後の領域のmax座標(Umax
max)が出力される。アフィン変換で得られた座標
(u,v)は、整数とはならないのが普通であるため、
出力濃度値f(u,v)を原画像の濃度データf(Xn,Y
n)を用いて補間する必要がある。濃度補間処理部351
は、この補間を行なう。補間の手法としては、最近傍
法、線形補間法、3次元スプライン補間法などが提案さ
れているが、ここでは詳細な説明を省略する。濃度補間
処理部351で補完されたデータは、出力ページメモリ
312へ送られ2次元の座標軸(u−v座標)に従って
格納される。データは、プリントタイミングに従い、ラ
イン単位で出力される。
【0022】図12に、出力ページメモリ312を示
し、図13に、その動作説明のための図を示す。出力ペ
ージメモリ312ヘデータが格納された後、画像の不要
な部分のイレース処理をすることができる。方法として
は、2点のイレース領域座標(Uerase0,Verase0)、
(Uerase1,Verase1)を設定することにより、それを
対角線とする座標軸に平行な矩形領域が白データに変換
される(図13の左側参照)。また、ペーパーサイズ座
標(Upaper,Vpaper)を設定することにより、ペーパ
ーサイズが、原点座標とペーパーサイズ座標の2点を対
角線とする矩形領域がデータ出力領域となる(図13の
右側参照)。ここで、V軸が主走査方向、U軸が副走査
方向となる。出力ページメモリ312に出力イネーブル
信号を入力することにより、信号VIDEOが出力され
る。
【0023】次に、以上に述べたシステムを用いた原稿
検出について説明する。このシステムでは、見出し等が
ついた原稿や矩形以外の原稿でも、原稿の傾きや原稿領
域を精度よく誤検出を少なく決定できる。プラテンガラ
スに載置された原稿が読み取られるが、図14におい
て、斜線部で表す画像読取領域(プラテンガラス19)
以外の領域(白い部分)が原稿を表す。この例では、原
稿は傾いて置かれている。画像読取部100において、
スキャナ11が図15に示すX軸(副走査)方向へ移動
しながらCCDセンサ17により画像がライン単位で検
出される(図15の破線位置)。ただし、スキャナ11
による実際の読み取りにおいては、図15に示したよう
な、X方向のサンプリングピッチが均等である理想的状
態ではなく、図16に示すように、スキャナ11のピッ
チむらにより、副走査方向のサンプリングピッチがばら
つくのが通常である。これは、サンプリングが、図8、
図9に示すようにハードウエア回路のタイミング信号
(SYNCK_IR)により、すなわち、一定時間間隔
で処理されるためである。しかし、画像読取部100に
おけるスキャナ11の動作は、副走査方向への振動(ピ
ッチむら)を伴うため、理想的なサンプリングピッチ位
置ではサンプリングがされない。したがって、原稿(の
エッジ)は、このサンプリングピッチのばらつきの影響
がないように検出することが望ましい。
【0024】読み取りデータに基づく編集処理は回転メ
モリユニット部30において行われる。CCDセンサ1
7からのデータは、図5に示すシーケンスに従いライン
単位で送信され、回転メモリユニット30内の入力ペー
ジメモリ302へ格納される。同時に原稿エッジ検出部
304により原稿エッジを検出する。図15、図16に
おいて、白点部が黒から白へ変化するエッジ(+EDG
E)、黒点部が白から黒へ変化するエッジ(−EDG
E)を示す。これら2つの座標データがペアでスタック
メモリ308へ順番に書込まれることになる。スタック
メモリ308内には、ライン番号Xn、+EDGEのカ
ウント値YWm、−EDGEのカウント値YBmがセット
で格納されており、格納された順番にピックアップされ
処理される。
【0025】その後、CPU314は、図17に示すよ
うに、スタックメモリ308内に格納された座標データ
より、各原稿エッジの座標データ間の傾きの変化を検出
し、傾きの変化する点(エッジ変化点)を求め、それら
エッジ変化点を結ぶ線分を抽出する(図16では、線分
a、b、d、c)。図18において、小さな丸がエッジ
変化点を示し、太い線が検出された線分を示す。スタッ
クメモリ内に格納された座標データより、各原稿エッジ
の座標データの間の傾きの変化を検出し、検出された変
化点を結ぶ線分が抽出される。そして、抽出された線分
の中で、X方向(副走査方向)に対して45゜以下の線
分(図18の例では線分520a、520c、520
e、520g)が選択される。X方向(副走査方向)に
対して45゜以下の線分を選択することにより、副走査
方向の読み取りピッチがばらついても、正確な傾きが検
出できる。好ましくは、抽出された線分の中で、X方向
(副走査方向)に対して45゜以下の線分で、かつ、一
番長い線分(図18の例では線分520a)が選択され
る。これにより、矩形でない原稿でも、原稿領域設定の
基となる最適の原稿辺が選択される。または、好ましく
は、抽出された線分の中で、X方向(副走査方向)に対
して45゜以下の線分で、かつ、直交する線分を有する
線分(図18の例では線分520a)が選択される。こ
れにより、原稿領域の誤検出が避けられる。
【0026】ここで、抽出された線分の中で副走査方向
に対して所定角度(ここでは45゜)以下の線分を選択
する理由は以下のとおりである。1ライン上の原稿のエ
ッジは2点で検出されるので、副走査方向に対して45
゜を越える(主走査方向に対して45°以下の)角度を
持つ辺におけるエッジの検出は、図15と図16に示さ
れるように、非常に粗くなる。したがって、上述のサン
プリングピッチのばらつきの影響が非常にでやすい状態
である。逆に、副走査方向にほぼ平行な辺のサンプリン
グにおいては、多少理想的な位置からずれても、検出さ
れるエッジのアドレスの変化量は非常に小さい。そこ
で、所定角度以下か否かにより異なった取り扱いをし、
副走査方向に対して所定角度以下の線分を選択する。
【0027】ここで、45゜は、主走査方向に平行か副
走査方向に平行かを切り分けるしきい値であり、これに
より、ある直線(辺)の角度(傾き)が直交する2直線
(主走査方向と副走査方向)に対してどちらに近いかを
切り分ける。通常の原稿は長方形であるので、各辺は互
いに直交している。原稿が副走査方向に対して45゜傾
くと、すべての辺が副走査方向に対して45゜の角度を
持つ。原稿の1辺が副走査方向に対して45゜の角度を
持つと、すべての辺が副走査方向に対して45゜の角度
を持つ。また、副走査方向に対して45゜を越える角度
を持つ辺は、主走査方向に対して45゜以下の角度を持
つ辺である。また、その辺に隣合う辺は、副走査方向に
対して45゜以下の角度を持つ辺であり、その辺に対向
する辺は、副走査方向に対して45゜を越える角度を持
つ辺である。したがって、副走査方向にほぼ平行な辺を
注目する場合は、副走査方向に対して45゜以下の角度
を持つ辺を探せばよい。
【0028】こうして選択された線分を基に、原稿の傾
きが決定される。また、検出された全頂点を含む原稿領
域を定義するための4点の座標(図中の大きな丸)を決
定する。また、一番長い線分の傾きより、原稿の傾き方
向及び回転角度を検出する。図19は、X1−Xmin<Y
1−Yminの場合の原稿の位置を示し、図20は、この原
稿の回転角度の設定を示す。回転は、(X1,Ymin)を
原点とし、回転角度θは−tan-1{(Y1−Ymin)/
(Xmin−X1)}である。また、図21は、X1−Xmin
1−Yminの場合の原稿の位置を示し、図22は、この
原稿の回転角度の設定を示す。回転は、(Xmin,Y1
を原点とし、回転角度θは−tan-1{(Ymax−Y1)/
(X2−Xmin)}である。以上の結果により、回転処理部
310において回転処理と平行移動のための各設定が行
われ、その設定に基づいて回転処理および平行移動処理
が行われる。そして、得られた画像データが出力ページ
メモリ312に記憶される。この画像データに基づいて
画像形成部200において画像形成がおこなわれる。
【0029】次に、画像形成の動作の詳細を、図23〜
図34のフローチャートに従って説明する。なお、エッ
ジ変化点の検出による各線分の抽出および原稿領域の大
きさ、傾き角度、ずれ量の算出は、画像読取制御部10
2の制御の下で、画像信号処理部20により行われ、任
意角回転を含む編集処理は、回転メモリユニット30に
て行われ、パラメータの設定などは、メモリユニット制
御部300によりなされる。ここでは説明の簡単のた
め、1つの流れの全体フローで制御を説明している。図
23は、本システムの全体フローチャートを示す。ま
ず、初期化を行い(ステップS11)、操作パネル90
からの各種スイッチ類の入力信号の制御処理(ステップ
S12、図24、図25参照)、原稿搬送装置500に
よる原稿の搬送処理(ステップS13)、原稿読取部1
00による画像入力処理(ステップS14)を行う。そ
して、画像データの入力が終了したか否かを判定し(ス
テップS15)、終了した場合は、原稿の排紙処理を行
う(ステップS16)。次に、傾き補正モードか否かを
判定する(ステップS17)。傾き補正モードでない場
合は、原稿領域検出処理(ステップS18,図33参
照)で原稿領域を検出し、スルーモード用の編集処理
(ステップS19、図34参照)で編集を実行し、次
に、画像データ出力処理を行い(ステップS23、図3
2参照)、ステップS12に戻る。ステップS17の判
定で、傾き補正モードである場台は、原稿頂点検出処理
(ステップS20、図26〜図28参照)、領域アドレ
ス設定処理(ステップS21、図29〜図30参照)お
よび編集処理を行い(ステップS22、図31参照)、
画像データ出力処理を行って(ステップS23、図32
参照)、ステップS12に戻る。
【0030】図24と図25は、入力信号処理(図2
3、ステップS12)の詳細を示すフローチャートであ
る。まず、原稿モードの選択設定状態を原稿モード設定
キー98のオンエッジ(オフレベルからオンレベルにな
ったこと)で判定し(ステップS101)、オンエッジ
の場合は原稿片面モードの選択を示す表示部98aの点
灯状態を判定する(ステップS102)。点灯の場合は
表示部98aを消灯し、原稿両面モードの選択を示す表
示部98bを点灯し、原稿両面モードを設定する(ステ
ップS103)。ステップS102の判定で表示部98
aが消灯の場合は、表示部98bは点灯状態であるの
で、表示部98bを消灯し、原稿片面モードの選択を示
す表示部98aを点灯し、原稿片面モードを設定する
(ステップS104)。次に、コピーモードの選択設定
状態をコピーモード設定キー97のオンエッジで判定し
(ステップS105)、オンエッジの場合はコピー片面
モードの選択を示す表示部97aの点灯状態を判定する
(ステップS106)。点灯の場合は表示部97aを消
灯し、片面2in1モードの選択を示す表示部97bを
点灯し、片面2in1モードを設定する(ステップS1
07)。ステップS108の判定で表示部97aが消灯
の場合は、表示部97bの点灯状態を判定する(ステッ
プS108)。点灯の場合は表示部97bを消灯し、片
面4in1モードの選択を示す表示部97cを点灯し、
片面4in1モードを設定する(ステップS109)。
ステップS110の判定で表示部97bが消灯の場合
は、表示部97cは点灯状態であるので、表示部97c
を消灯し、コピー片面モードの選択を示す表示部97a
を点灯し、コピー片面モードを設定する(ステップS1
10)。
【0031】次に、傾き補正モードの選択設定状態を傾
き補正モード設定キー99のオンエッジで判定し(ステ
ップS111)、オンエッジの場合は傾き補正モードの
選択を示す表示部99aの点灯状態を判定する(ステッ
プS112)。点灯の場合は表示部99aを消灯し、傾
き補正モードを解除する(ステップS113)。ステッ
プS112の判定で表示部99aが消灯の場合は、傾き
補正モードの選択を示す表示部99aを点灯し、傾き補
正モードを設定する(ステップS114)。次に、複写
開始を指示する操作パネル上のスタートキー96が押さ
れたか否かをスタートキー96のオンエッジで判定し
(ステップS119)、オンエッジの場合は、原稿搬送
部500のエンプティセンサ(図示しない)がオフか否
かを判定し(ステップS120)、オフの場合は、スキ
ャンスタート要求を出力する(ステップS121)。ス
テップS120の判定でエンプティセンサ554がオフ
でない場合は、原稿搬送装置(ADF)500の給紙ト
レイ510に原稿がセットされている状態であるので、
ADFスタート要求を出力する(ステップS122)。
【0032】図26〜図28は、原稿のエッジアドレス
の変化による頂点の検出処理を行う原稿頂点検出(図2
3、ステップS20)のフローチャートである。まず、
+EDGE座標と−EDGE座標でペアになっていた座
標データを分解する(ステップS301)。 (Xn,YWm,YBm)→ edge_first_adr(Xn)、edge_l
ast_adr(Xn) ここに、edge_first_adr(Xn)はXnラインの+EDGE
座標であり、edge_last_adr(Xn)はXnラインの−ED
GE座標である。
【0033】次に、エッジ未検出ラインを抽出する。ま
ず、変数及びフラグを初期化する(ステップS30
2)。そして、x=1のラインからチェックを開始す
る。注目する1ラインにおける先端エッジアドレスedge
_first_adr(x)及び後端エッジアドレスedge_last_adr
(x)が、共にε1以上かどうかを判定する(ステップS
303)。なお、ε1の値は、原稿スケールの位置のY
方向のアドレスが適当である。edge_first_adr(x)とed
ge_last_adr(x)の両方がε1よりも大きい場合は、原
稿のエッジを検出したと判断し、ステップS306へ進
む。各エッジアドレスのいずれかが、ε1よりも小さい
場合には、エッジ未検出のラインであると判断し、次
に、原稿の先端を検出しているかどうかのフラグである
flg_doc_topをチェックする(ステップS304)。原
稿の先端を検出していない場合(ステップS304でN
O)は、注目ラインの各エッジアドレスが両方ともε1
より大きくなるまで、xをインクリメントしつつ(ステ
ップS305)、ステップS303〜S304の処理を
繰り返す。原稿の先端を検出している場合には、原稿頂
点検出終了と判断し、処理を終了する。
【0034】次に、 原稿先端の処理を説明する。まず、
原稿の先端を検出しているかどうかのフラグであるflg_
doc_topをチェックする(ステップS306)。原稿の
先端を検出していない場合(ステップS306でNO)
は、上記エッジ未検出ラインの処理において、チェック
されていないx−1ラインの各エッジアドレスが、共に
ε1よりも大きいかどうか判定し(ステップS30
7)、共にε1よりも大きければx−1ラインの値を各
エッジアドレスの線分検出の始点として、以下の値を各
頂点用の配列point_f、point_lに格納する(ステップS
308)。
【数3】 point_f[0][0]=x−1 point_f[0][1]=edge_first_adr(x−1) (3) point_l[0][0]=x−1 point_l[0][1]=edge_last_adr(x−1) いずれかがεlよりも小さければ、xラインの値を各エ
ッジアドレスの線分検出の始点として、以下の値を各頂
点用の配列point_f、point_lに格納する(ステップS3
09)。
【数4】 point_f[0][1]=x point_f[0][1]=edge_first_adr(x) (4) point_l[0][0]=x point_l[0][1]=edge_last_adr(x) そして、原稿先端検出フラグflg_doc_topに1をセット
し(ステップS310)、ステップS311に進む。原
稿の先端を検出している場合(ステップS306でYE
S)は、ただちにステップS311に進む。
【0035】次に、傾きの変化の検出(線分(頂点)の
検出)を説明する。まず、以下の式(5)の通り、注目
ラインの前後の連続する3ラインの各ラインにおける先
端エッジアドレスedge_first_adr(x−1)〜edge_first
_adr(x+1)及び後端エッジアドレスedge_last_adr(x
−1)〜edge_last_adr(x+1)の注目ライン(x)との差
の絶対値を算出する(ステップS311)。
【数5】 cline_f(x−1)=|edge_first_adr(x−1)−edge_first_adr(x)| cline_f(x+1)=|edge_first_adr(x+1)−edge_first_adr(x)| cline_l(x−1)=|edge_last_adr(x−1)−edge_last_adr(x)| cline_l(x+1)=|edge_last_adr(x+1)−edge_last_adr(x)| (5)次に、以下の式(6)の通り、注目ラインの前後の
連続する3ラインの各ライン間の傾きの差の絶対値を算
出する(ステップS312)。
【数6】 sub_f=|cline_f(x−1)−cline_f(x+1)| sub_l=|cline_l(x−1)−cline_l(x+1)| (6)
【0036】次に、ステップS311で算出された先端
エッジアドレスの差の絶対値cline_f(x−1)、cline_f
(x+1)が、共にε2よりも小さいかどうかを判定する
(ステップS313)。なお、ε2の値は2mm程度が適
当である。cline_f(x−1)、cline_l(x+1)の内のい
ずれかがε2よりも大きい場合(ステップS313でN
O)は、主走査方向とほぼ平行な線分であると判断し、
ただちに後端エッジのためのステップS317に進む。
また、cline_f(x−1)、cline_f(x+1)の両方がε2
よりも小さい場合(ステップS313でYES)は、各
先端エッジアドレスは、急激なエッジアドレスの変化が
ないので、原稿の主走査方向とほぼ平行な辺ではないと
判断し、ステップS314へ進む。そして、同じ線分上
にあるかないかを判断するために、上記ステップS31
2で算出された先端エッジアドレスの傾きの差の絶対値
sub_fが、ε3よりも小さいかどうかを判定する(ステ
ップS314)。なお、ε3の値は8ドット程度が適当
である。sub_fがε3よりも大きい場合(ステップS3
14でNO)は、先端エッジアドレスの傾きの変化があ
ったと判断し、頂点の設定処理(ステップS315)へ
進み、注目ラインのライン数xと、注目ラインの先端エ
ッジアドレスedge_first_adr(x)を先端エッジ頂点用の
配列point_fに格納し、先端エッジの頂点のカウンタを
インクリメントする(ステップS316)。そして、ス
テップS317へ進む。また、sub_fがε3よりも小さ
い場合(ステップS314でYES)は、後端エッジア
ドレスの傾きは、急激な変化がないので、原稿の辺の頂
点ではないと判断し、ただちにステップS317へ進
む。
【0037】同様に、ステップS317では、ステップ
S311で算出された後端エッジアドレスの差cline_l
(x−1)、cline_l(x+1)が、共にε2よりも小さい
かどうかを判定する。cline_l(x−1)、cline_l(x+
1)の内のいずれかがε2よりも大きい場合(ステップ
S316でNO)は、主走査方向とほぼ平行な線分であ
ると判断し、ただちにステップS321へ進む。また、
cline_l(x−1)、cline_l(x+1)の両方がε2よりも
小さい場合(ステップS316でYES)は、各後端エ
ッジアドレスは、急激なエッジアドレスの変化がないの
で、原稿の主走査方向とほぼ平行な辺ではないと判断
し、ステップS318へ進み、同じ線分上にあるかない
かを判断するために、ステップS312で算出された後
端エッジアドレスの傾きの差の絶対値sub_lが、ε3よ
りも小さいかどうかを判定する。sub_lがε3よりも大
きい場合(ステップS318でNO)は、後端エッジア
ドレスの傾きの変化があったと判断し、頂点の設定処理
(ステップS319)へ進む。そして、注目ラインのラ
イン数xと、注目ラインの後端エッジアドレスedge_las
t_adr(x)を後端エッジ頂点用の配列point_lに格納し
(ステップS319)、後端エッジの頂点のカウンタを
インクリメントする(ステップS320)。また、sub_
lがε3よりも小さい場合(ステップS318でYE
S)は、後端エッジアドレスの傾きは、急激な変化がな
いので、原稿の辺の頂点ではないと判断し、ただちにス
テップS320へ進む。ステップS320では、注目ラ
インxをインクリメントし、ステップS303以降の処
理を繰り返す。
【0038】図29〜図30は、原稿頂点検出の処理
(図23、ステップS20)により検出された各頂点よ
り原稿の領域を定義付けするための4点座標の設定処理
を行う領域アドレス設定処理(図23、ステップS2
1)のフローチャートである。まず、各頂点間の距離の
算出(線分の長さの算出)をする。はじめに、隣り合う
各頂点間の距離を算出する(ステップS330)。ここ
では、各頂点間の距離を比較することを目的とするた
め、下記の通り、x,y方向のそれぞれの差の2乗の和
を算出する。また、隣り合う頂点とは、先端エッジの最
初の頂点(point_f[0][0],point_f[0][1])と、後
端エッジの最初の頂点(point_l[0][0],point_l[0]
[1])及び先端エッジの最後の頂点(point_f[0]
[0],point_f[0][1])と、後端エッジの最後の頂点
(point_l[0][0],point_l[0][1])とを含む各先端
エッジ及び後端エッジの隣り合う頂点とする。
【数7】 length_f[line_count_f]= (point_f[point_f_count][0] − point_f[point_f_count+1][0])2 +(point_f[point_f_count][1] − point_f[point_f_count+1][1])2 length_l[line_count_l]= (point_l[point_l_count][0] − point_l[point_l_count+1][0])2 +(point_l[point_l_count][1] − point_l[point_l_count+1][1])2 length_f[0]= (point_l[0][0]−point_f[0][0])2 +(point_l[0][1]−point_f[0][1])2 length_l[0]= (point_l[point_l_count][0]−point_f[point_f_count][0])2 +(point_l[point_l_count][1]−point_f[point_f_count][1])2 (7)
【0039】次に、各項点間の距離を比較し、一番長い
距離の2頂点(x1,y1)、(x2,y2)を選択する
(ステップS331)。さらに、選択された2頂点を通
る直線の方程式を下記の式に従って算出する(ステップ
S332)。
【数8】 Y=(y2−y1)/(x2−x1)*X−(x12−x21)/(x2−x1) (8) ここに、傾きは(y2−y1)/(x2−x1) であり、y切
片は−(x12−x21)/(x2−x1) である。求まっ
た傾きとy切片をline[point_count][0]とline[point_
count][1]に格納する。
【0040】次に、求められた各線分の直線の方程式
(傾きとy切片)より、副走査方向に対して45゜以下
の線分か否かによってグループ分けを行う(ステップS
332)。ここで、傾き(line[point_count][0])が
"1”の場合が45゜の線分であり、副走査方向がY方
向にあたるため、傾きが "1”以上の線分(line[point
_count][0]>1)を抽出することにより、副走査方向
に対して45゜以下の線分であると判定できる。次に、
グループ化された副走査方向に対して45゜以下の線分
のうち、最も長い線分を抽出する(ステップS33
3)。次に、その線分の有効性を高めるために、その線
分にほぼ直交する線分が存在するか否かをチェックし
(ステップS334)、存在しなければ、今回抽出した
線分を、副走査方向に対して45゜以下の線分のグルー
プから削除し(ステップS335)、ステップS333
に戻り、処理を繰り返す。その線分にほぼ直交する線分
が存在すれば(ステップS334でYES)、その線分
の傾きline[point_count][0]を原稿の傾きdoc_clineと
する(ステップS336)。
【0041】次に、原稿の領域を決定するために、ステ
ップS336で算出された直線に直交する直線で、且
つ、原稿頂点検出処理により検出された頂点を通る直線
をすべて算出する(ステップS337)。直交する直線
の方程式は、下記のようになり、この方程式のX及びY
に各項点の座標を代入し、y切片であるbを求めること
になる。
【数9】 Y=−1/doc_cline*X−b (9) そして、上述のように算出された各頂点を通る直線のy
切片であるbの内、最大値Vbmaxと最小値Vbminを算
出する(ステップS338)。また、ステップS336
で算出された直線に平行な直線で、且つ、原稿頂点検出
処理により検出された頂点を通る直線をすべて算出する
(ステップS339)。平行な直線の方程式は、下記の
ようになり、この方程式のX及びYに各頂点の座標を代
入し、y切片であるbを求めることになる。
【数10】 Y=doc_cline*X−b (10) そして、ステップS339により算出された各頂点を通
る平行な直線のy切片であるbの内、最大値Hbmax
最小値Hbminを算出する(ステップS340)。
【0042】以上の処理により、原稿領域を取り囲む以
下の4直線の方程式が算出されたことになる。直交する
直線は次のとおりである。
【数11】 Y=−1/doc_cline*X−Vbmax (11) Y=−1/doc_cline*X−Vbmin (12) また、 平行な直線は次のとおりである。
【数12】 Y=doc_cline*X−Hbmax (13) Y=doc_cline*X−Hbmin (14) そこで、y切片が最大値及び最小値である上記の平行な
直線及び直交する直線のそれぞれの交点を算出すること
により、原稿領域としての4点の座標を決定する(ステ
ップS341)。次に,決定された4点の座標から、X
座標の最小のものと最大のもの、Y座標の最小のものと
最大のものを抽出し、それぞれ(Xmin,Y1)、(X
max,Y2)、(X1,Ymin)、(X2,Ymax)と定義付
ける(ステップS341〜S345)。こうして、原稿
領域が検出される。
【0043】図31は、編集処理(図23、ステップS
22)のフローチャートである。ここでは、図10と図
11で説明した回転処理部310に対するCPUのデー
タ及びコマンド設定の実際の処理内容となる。まず、領
域アドレス設定処理(図23、ステップS21)で抽出
された4点の座標を、変換領域座標として設定する(ス
テップS401)。次に、特定の2つの座標間距離を比
較することにより、原稿の傾き方向を判断し、回転座標
変換及び回転角度の設定を行う。ここでは、図19〜図
22に示すルールに従って設定を行う。
【0044】X1−Xmin>Y1−Yminの場合(ステップ
S402でYES)、回転座標(x,y)の原点は、
(Xmin,Y1)、回転角度θは、tan-1((Ymax−Y
1)/(X2−Xmin))(回転方向は反時計回り方向)とす
る(ステップS403、S404)。また、X1−Xmin
≦Y1−Yminの場合(ステップS402でNO)、回転
座標(x,y)の原点は、(X1,Ymin)、回転角度θ
は、−tan-1((Y1−Ymin)/(Xmin−X1))(回転
方向は時計回り方向)とする(ステップS405、S4
06)。以上の条件に従うことにより、小さい補正角度
(45°以下)で補正の基準となる辺の位置と基準座標
の位置が統一される。その後、編集原点座標(u0
0)を設定し(ステップS407)、準備ができたら
(ステップS408)、上述の設定を基に回転処理を実
行する(ステップS409)。
【0045】図32は、画像データ出力(図23、ステ
ップS23)のフローチャートである。まず、ペーパー
サイズの座標(Upaper,Vpaper)を設定する(ステッ
プS501)。次に、イレースする必要のある領域があ
るか否かを判定し(ステップS502)、イレースする
必要のある領域がある場合は、イレース領域座標の2点
(Uerase0,Verase0),(Uerase1,Verase1)を設
定する(ステップS503)。その後、イレース設定が
終了したかを判定し(ステップS504)、終了してい
なければステップS503に戻る。イレース設定が終了
し、準備ができたら(ステップS505でYES)、出
力をイネーブルとし、プリンタへのデータ転送を許可す
る(ステップS506)。
【0046】図33は、傾き補正モードでない場合に実
行される、原稿のエッジアドレスによる原稿領域検出処
理(図23、ステップS18)のフローチャートであ
る。まず+エッジ座標と−エッジ座標で対となっていた
Xnラインのデータ(Xn,YWm,YBm)を、edge_fir
st_adr(Xn)とedge_last_adr(Xn)に分解する(ステップ
S601)。次に、エッジ未検出ラインを抽出する。ま
ず、変数X,Xmax,Ymaxとカウンタend_countを初期
化する(ステップS602)。次に、注目する1ライン
における先端エッジアドレス(edge_first_adr(X))及
び後端エッジアドレス(edge_last_adr(X))が共にε1
以上であるか否かを判定する(ステップS603)。な
お、ε1の値は原稿スケールの位置のY方向のアドレス
が適当である。先端エッジアドレスedge_first_adr(X)
及び後端エッジアドレスedge_last_adr(X)の両方がε1
よりも大きい場合は、原稿のエッジを検出したと判断
し、ステップS607に進む。先端エッジアドレスedge
_first_adr(X)及び後端エッジアドレスedge_last_adr
(X)の少なくとも1つがε1よりも小さい場合は、エッ
ジ未検出のラインであると判断し、次に、原稿検出終了
用のカウンタedge_countをインクリメントし(ステップ
S604)、そのインクリメントした値がε4よりも大
きいか否かであるを判定する(ステップS605)。も
し大きければ原稿検出を終了し、小さければ、Xの値を
インクリメントして(ステップS606)、ステップS
603に戻る。
【0047】原稿のエッジを検出したと判断した場合は
(ステップS603であるとYES)、次に、後端エッ
ジアドレスedge_last_adr(X)がYmaxより大きいか否か
を判断し(ステップS607)、大きい場合は、Y方向
の最大値Ymaxとして、Xラインの値edge_last_adr(X)
の値を格納し(ステップS608)、次に、X方向の最
大値としてXの値を格納する(ステップS609)。後
端エッジアドレスedge_last_adr(X)がYmax以下である
場合は、Y方向の最大値Ymaxを変えずに、X方向の最
大値としてXの値を格納する(ステップS609)。次
に、原稿検出用カウンタend_countをクリアし(ステッ
プS610)、Xの値をインクリメントして(ステップ
S606)、ステップS603に戻る。このように、ed
ge_countがε4以上になるまで処理を繰り返すことによ
り、原稿領域のX方向とY方向の最大値XmaxとYmax
求めることができる。ここで求められる原稿領域は、原
稿を含む原点からの最小矩形領域である。なお、ε4の
値が小さすぎると、基準位置より離して原稿を載せた場
合に検出ができなかったり、原稿に原稿搬送ベルトと同
じ色の帯パターンがある場合、誤検出して実際の原稿サ
イズより小さく判定してしまうことがある。また反対
に、ε4の値が大きすぎると、処理時間が長くなってし
まう。実際には20〜30mmが適当である。
【0048】図34は、傾き補正モードでない場合に実
行されるスルーモード用編集処理(図23、ステップS
19)のフローチャートである。まず、最大サイズの4
点の座標を、変換領域座標として設定する(ステップS
701)。そして、回転座標は、原画像原点とし(ステ
ップS702)、回転角度は0°(ステップS70
3)、編集原点座標(u0,v0)は、(α,β)(ステ
ップS704)として設定する。準備ができたら(ステ
ップS705)、上記の設定を基に回転処理を実行する
(ステップS706)。
【0049】なお、本実施形態では、傾きを採用する線
分の有効性を高める処理として、直交する線分が存在す
るか否かを調べているが、さらに、直交する線分の長さ
も調べ、直交する線分が存在する副走査方向に対して4
5度以下の線分のうち、直交する線分が一番長い線分の
傾きを採用するようにすれば、さらに有効性の高い傾き
を検出できる。
【0050】次に、本発明の第2の実施の形態の複写機
について説明する。以下では、第1の実施の形態の複写
機と異なる部分についてのみ説明する。この複写機で
は、原稿の種類などに応じて、上記の画像データから原
稿サイズを検出する方法と、固定センサにより原稿サイ
ズを検出する方法を使い分ける。固定センサを用いるこ
とにより原稿検出時間がさらに短縮できる。固定センサ
としては、発光素子と受光素子とからなる反射型フォト
センサや発光素子と位置検出素子からなる距離センサな
どがある。以下では、固定センサとして距離センサを用
いる例について説明する。
【0051】図35と図36は、距離センサユニット2
1を示す。各センサユニット21は、2個の発光素子
(LED)22、23と1個の位置検出素子(PSD)
24を内蔵する。LED22により照明される位置とL
ED23により照明される位置との2カ所を1つのセン
サユニットで検出できる。LED22、23は、LED
駆動回路(図示しない)に入力されるLED信号の状態
に応じていずれかの一方が発光する。被測定物までの距
離はPSD24上での検知位置により検出される。PS
D24のアナログ検出信号は、信号処理回路にてデジタ
ル信号に変換された後、クロック信号に同期して出力さ
れる。各センサユニット21では、LED22、23か
ら発せられた光が原稿に対して斜めに照射されるように
設置されており、PSD24は原稿から乱反射光を検出
する。
【0052】次に、複数のセンサユニット21の配置に
ついて説明する。図37は、原稿読み取り領域における
センサユニット21の配置を示す。5個のセンサユニッ
ト21(FD1,FD2,FD3,CD1,CD2)が
複数の定型原稿サイズを検出できるように配置される。
図38は、5個のセンサ21の8個の出力(1〜8)と
11種の定型サイズ(A3縦、B4縦、A4縦、B5
縦、A4横、B5横、A5縦、11*17、リーガル、
レター縦、レター横)との対応関係を示す。なお、セン
サユニット(FD3、CD2)はオプションである。図
38において、「〇」は原稿が検出されたことを示し、
「×」は、原稿が検出されなかったことを示す。図18
に示すように、センサ出力から原稿のサイズが決定でき
る。
【0053】図39は、この実施の形態の複写機の制御
回路のブロック図である。原稿サイズ検出部1410
は、第1CPU1412とEEPROM1414を有す
る。第1CPU1412は、複数のセンサユニット21
から入力される距離情報をEEPROM1414内に記
憶されたしきい値と比較し、原稿の有無を判断する。第
1CPU1412は、あらかじめ図38に示されるテー
ブルを格納しており、このテーブルと原稿有無情報とを
対照して、原稿サイズを判別する。さらに、第1CPU
1412は、判別した原稿サイズに応じて原稿サイズコ
ードを生成し、本体を制御する第2CPU1400に転
送する。上述の固定センサを用いた原稿検出は、検出ア
ルゴリズムが簡略であるため、画像データからの原稿サ
イズ検出より短時間でおこなえる。そのため、固定セン
サを併用することにより、複写機の操作性を向上させる
ことができる。
【0054】図40は、固定センサを併用する本実施形
態の第2CPUによる全体制御のフローチャートを示
す。まず、初期化を行い(ステップS1011)、操作
パネル90からの各種スイッチ類の入力信号の制御処理
(ステップS1012)、原稿搬送装置500による原
稿の搬送処理(ステップS1013)を行う。次に、傾
き補正モードか否かを判定する(ステップS101
4)。ユーザーが傾き補正モードを選択しない場合は、
原稿の頂点データは、必ずしも必要でないため、固定セ
ンサにより原稿サイズを検出する(S1051)。この
ようにすれば、傾き補正をしない場合に、自動的に複写
に要する時間が短縮される。次に、原稿読取部100に
より画像データを入力する(ステップS1052)。入
力が終了すると(ステップS1053でYES)、原稿
を排紙し(ステップS1054)、ステップS1021
に進み、画像データを出力し、プリント部200におい
て紙上に画像を形成する。
【0055】傾き補正モードである場合は、原稿読取部
100による画像入力処理(ステップS1015)を行
う。そして、画像データの入力が終了したか否かを判定
し(ステップS1016)、終了した場合は、原稿の排
紙処理を行う(ステップS1017)。次に、画像デー
タに基づいて、原稿頂点検出処理(ステップS101
8)、領域アドレス設定処理(ステップS1019)お
よび編集処理を行う(ステップS1020)。これによ
り、画像データより原稿の傾きを検出し、画像データを
補正する。原稿頂点検出処理、領域アドレス設定処理及
び編集処理が第1実施形態の場合と同じ処理であるの
で、説明を省略する。そして、ステップS1021に進
み、画像データ出力処理を行って、ステップS1012
に戻る。この傾き補正モードでの処理は、第1の実施の
形態の場合と同じである。
【0056】図41は、高速モードを設定できる固定セ
ンサを併用する第3の実施形態のフローチャートを示
す。本実施形態でも、原稿領域検出に固定センサを併用
する。操作パネル90'には、図42に示すように、高
速モードを設定するためのボタン99'を設ける。ユー
ザーは、高速モードを選択できる。初期設定では、高速
モードを設定しない。高速モードが選択されていない場
合は(ステップS1014'でNO)、原稿サイズ検出
及び傾き検出処理をおこなう(ステップS1018〜S
1020)。高速モードが選択された場合は(ステップ
S1014'でYES)、傾き補正処理を行わずに、固
定センサにより原稿サイズを検出し(ステップS105
1)、検出された原稿のサイズに対応した複写動作を行
う。傾き補正は行われないので、複写に要する処理時間
が短縮され、高速な複写動作が可能になる。
【0057】図43は、原稿搬送部500の使用により
原稿検出方法を切り換える固定センサを併用する第4の
変形実施形態のフローチャートを示す。本実施形態で
も、固定センサを併用する。ここで、原稿搬送部500
を使用する/しないによって固定センサを使用する/し
ないを切り換える(ステップS1014")。原稿搬送
部500を使う場合(ステップS1014"でYE
S)、定型(矩形)の原稿を扱うことが多いため、固定
センサによる原稿サイズ検出を行う(ステップS105
1)。その後、この原稿サイズに基づいて画像データを
入力する(ステップS1052〜S1053)。原稿搬
送部500を使う場合、複数枚の原稿を扱う場合が多い
ため、こうすることにより複写時間を大幅に短縮でき
る。原稿搬送部500を使わずに(ステップS101
4"でNO)原稿をプラテンガラス19上に手置きする
場合、非定型原稿を扱う場合もあるため、画像データを
入力し(ステップS1015〜S1016)、画像デー
タによる原稿サイズ検出および傾き検出をおこなう(ス
テップS1018〜S1020)。この場合、ユーザー
は、原稿を置く位置を必ずしも基準点やスケールに正確
に合わせて置く必要がないため、ユーザーの負担を軽減
できる。
【0058】また、図44は、その場合の入力処理(ス
テップS1012')のフローチャートである。この入
力処理は、第1の実施形態における入力処理(図24〜
図25)と同様であるが、ステップS111〜S114
の処理は不要なので省かれている。なお、固定センサを
併用する他の例として、原稿が定型が非定型であるかを
ユーザーが操作パネルで設定し、定型なら固定センサに
より原稿サイズを検出し、非定型なら画像データにより
原稿サイズを検出してもよい。
【0059】
【発明の効果】この発明によれば、読み取られた原稿の
傾きの補正をする必要がない場合には、原稿検出方法を
切り替えて傾きを検出することなく原稿を検出できるよ
うにしたので、むだな処理時間を短縮できる。また、傾
き補正モードの設定、高速モードの設定、原稿搬送部の
使用などにより、傾き補正処理を行うか行わないかを切
り替えることができ、原稿検出を高速で行える。また、
好ましくは固定センサを用いた原稿領域検出を併用する
ので、処理時間をさらに短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複写機の内部構成の概略を示す正面図。
【図2】制御系の全体ブロックを示すブロック図。
【図3】操作パネルの構成を示す平面図。
【図4】回転メモリユニット制御部の画像入出力インタ
ーフェースの構成を示すブロック図。
【図5】画像読取制御部より転送される画像データのシ
ーケンスを示す図。
【図6】画像形成制御部へ転送する画像データのシーケ
ンスを示す図。
【図7】回転メモリユニット制御部のブロック図。
【図8】原稿エッジ検出回路の回路図。
【図9】座標データ発生回路の回路図。
【図10】回転処理部のブロック図。
【図11】回転処理部の動作を説明する図。
【図12】出力ページメモリ部のブロック図。
【図13】出力ページメモリ部の動作を説明する図。
【図14】プラテンガラス上にセットされた原稿を示す
図。
【図15】原稿を読み取る様子を説明する図。
【図16】原稿読み取りのサンプリングピッチがばらつ
く場合において、原稿を読み取る様子を説明する図。
【図17】エッジの変化点及び線分を説明する図。
【図18】原稿領域設定を説明する図。
【図19】原稿の傾き方向を説明する図。
【図20】回転角度の設定を説明する図。
【図21】原稿の傾き方向を説明する図。
【図22】回転角度の設定を説明する図。
【図23】複写機制御のフローチャート。
【図24】入力処理の一部のフローチャート。
【図25】入力処理の一部のフローチャート。
【図26】原稿頂点検出の一部のフローチャート。
【図27】原稿頂点検出の一部のフローチャート。
【図28】原稿頂点検出の一部のフローチャート。
【図29】領域アドレス設定処理の一部のフローチャー
ト。
【図30】領域アドレス設定処理の一部のフローチャー
ト。
【図31】編集処理のフローチャート。
【図32】画像データ出力のフローチャート。
【図33】原稿領域検出のフローチャート。
【図34】スルーモードでの編集処理のフローチャー
ト。
【図35】距離センサの断面図。
【図36】距離センサの平面図。
【図37】距離センサによる定型原稿の検出を示す図。
【図38】原稿サイズ検出のテーブル。
【図39】第2の実施形態における複写機の制御系のブ
ロック図。
【図40】第2の実施形態における複写機制御のフロー
チャート。
【図41】第3の実施形態における複写機制御のフロー
チャート。
【図42】操作パネルの変形例の図。
【図43】第4の実施形態における複写機制御のフロー
チャート。
【図44】入力処理のフローチャート。
【符号の説明】
10 走査系、 20 画像信号処理部、 21 セン
サユニット、 30回転メモリユニット部、 40 印
字処理部、 60 レーザー光学系、 70作像系、
500 原稿搬送部、 302 入力ページメモリ、
304 原稿エッジ検出部、 308 スタックメモ
リ、 310 回転処理部、 312出力ページメモ
リ、 314 CPU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三縞 信広 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 遠山 大雪 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台に載置された原稿を読み取り、原
    稿の画像データを出力する原稿読取手段と、 傾き補正モードを手動で設定するモード設定手段と、 原稿の傾きと原稿領域を検出する第1の原稿検出手段
    と、 第1の原稿検出手段により検出された原稿の傾きに基づ
    いて原稿読み取り手段により読み取られた画像データを
    補正する傾き補正手段と、 原稿領域のみを検出する第2の原稿検出手段と、 前記モード設定手段の設定に基づいて、第1の原稿検出
    手段と第2の原稿検出手段を切り替える切り替え手段と
    を備える原稿検出装置。
  2. 【請求項2】 原稿台に載置された原稿を読み取り、原
    稿の画像データを出力する原稿読取手段と、 高速モードを手動で設定するモード設定手段と、 原稿の傾きと原稿領域を検出する第1の原稿検出手段
    と、 第1の原稿検出手段により検出された原稿の傾きに基づ
    いて原稿読み取り手段により読み取られた画像データを
    補正する傾き補正手段と、 原稿領域のみを検出する第2の原稿検出手段と、 前記モード設定手段により高速モードが設定されたか否
    かに基づいて、第1の原稿検出手段と第2の原稿検出手
    段を切り替える原稿検出手段切り替え手段とを備える原
    稿検出装置。
  3. 【請求項3】 原稿台に載置された原稿を読み取り、原
    稿の画像データを出力する原稿読取手段と、 原稿を原稿台に自動的に載置する原稿搬送部と、 原稿の傾きと原稿領域を検出する第1の原稿検出手段
    と、 第1の原稿検出手段により検出された原稿の傾きに基づ
    いて原稿読み取り手段により読み取られた画像データを
    補正する傾き補正手段と、 原稿領域のみを検出する第2の原稿検出手段と、 原稿搬送部が使用されたか否かに基づいて、第1の原稿
    検出手段と第2の原稿検出手段を切り替える原稿検出手
    段切り替え手段とを備える原稿検出装置。
  4. 【請求項4】 前記の第1の原稿検出手段は、画像デー
    タから得たエッジアドレスから各頂点を検出し、次に、
    検出された各頂点に基づいて傾き角度を求め、次に、求
    められた傾き角度に基づいて原稿領域を検出し、前記の
    第2の原稿検出手段は、エッジアドレスから原稿領域を
    検出することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載された原稿検出装置。
  5. 【請求項5】 前記の第1の原稿検出手段は、画像デー
    タから得たエッジアドレスから各頂点を検出し、次に、
    検出された各頂点に基づいて傾き角度を求め、次に、求
    められた傾き角度に基づいて原稿領域を検出し、前記の
    第2の原稿検出手段は、原稿台に載置された原稿のサイ
    ズを検出するセンサを備え、センサの出力から原稿領域
    を検出することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載された原稿検出装置。
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