JPH11177774A - 原稿検出装置 - Google Patents

原稿検出装置

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JPH11177774A
JPH11177774A JP9345216A JP34521697A JPH11177774A JP H11177774 A JPH11177774 A JP H11177774A JP 9345216 A JP9345216 A JP 9345216A JP 34521697 A JP34521697 A JP 34521697A JP H11177774 A JPH11177774 A JP H11177774A
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JP9345216A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Ueda
和弘 上田
Nobuhiro Mishima
信広 三縞
So Hirota
創 廣田
Taisetsu Tooyama
大雪 遠山
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非矩形原稿について、より高精度で、誤検出
の少ない原稿検出及び傾き検出を行うことができる原稿
検出装置を提供する。 【解決手段】 原稿台に載置された原縞を読み取った画
像データから、原稿台上の原稿のエッジを検出する。検
出された原稿のエッジから、線分を抽出し、その線分の
傾きを原稿の傾きとする。傾きは線分のグループ分けを
用いても決定できる。さらに、得られた線分と原稿の傾
きに基づいて、適切な原稿領域が得られる。これによ
り、矩形以外の原稿が検出される場合においても、原稿
領域が適切に検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタル複写機
などのデジタル画像形成装置に関するものであり、特
に、画像データに基づいて原稿の載置位置や画像領域を
検出する画像検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機などのデジタル画像形成
装置は、デジタル画像データの画像処理の後に、用紙上
に画像を形成する。画素毎のデジタル画像データは、原
稿台に載置された原稿の画像をCCD等の読取手段によ
り読み取って生成される。原稿の載置位置や画像領域
は、デジタル画像データに基づいて検出することができ
る。例えば、特開昭62−166651号公報に記載さ
れた原稿読取装置は、原稿の各軸方向に最大最小をとる
4点の座標を検出し、その4点を結んだ辺の隣り合う辺
の基準に対する角度を検出することが開示されている。
また、特開平7−298031号公報に記載された画像
処理装置は、原稿の4つの頂点の座標を検出し、1番目
と2番目に検出した頂点の座標より傾きを算出し、1番
目に検出した頂点の座標より原稿の移動量を算出する点
について開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開昭62−1666
51号公報や特開平7−298031号公報に記載され
た装置によれば、矩形原稿の原稿領域や傾きを検出する
には問題はない。しかし、見出し等がついた原稿や矩形
以外の原稿の場合には、見出し等の部分を誤検出し、適
切な原稿領域や傾きを検出することができなかった。ま
た、特開昭62−166651号公報や特開平7−29
8031号公報に記載された方法では、原稿の各軸方向
に最大最小をとる4点の座標、または、矩形原稿の各頂
点の検出により、原稿の傾きを検出しており、この場
合、原稿が矩形以外の場合には原稿の各頂点の位置を誤
検出する可能性があり、正確な傾きを検出することがで
きなかった。
【0004】本発明の目的は、非矩形原稿についても、
原稿の位置や傾きを、より高精度で誤検出が少なく検出
できる原稿検出装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る原稿検出装
置は、原稿台に載置された原縞を読み取った画像データ
から、前記原稿台上の原稿のエッジを検出するエッジ検
出手段と、前記エッジ検出手段により検出された原稿の
エッジから、連続したエッジからなる線分を抽出する線
分抽出手段と、線分抽出手段により抽出された線分から
最も長い線分の傾きを原稿の傾きとする原稿傾き検出手
段と、前記線分抽出手段により検出された線分及び前記
原稿傾き検出手段により得られた原稿の傾きに基づい
て、原稿領域を決定する原稿領域決定手段とを備える。
最も長い線分を検出するので、見出しがついた原稿など
の矩形以外の非矩形原稿の最長辺が検出でき、これを基
に原稿が検出できる。これにより、非矩形原稿が検出さ
れる場合においても、画像が欠損することなく、得られ
た原稿領域と傾きを基に、原稿画像を正常位置に回転す
るなどの画像処理が行える。また、好ましくは、原稿傾
き検出手段は、線分抽出手段により抽出された線分を、
傾きによりグループ化する線分グループ化手段を備え、
線分グループ化手段により得られた各グループの線分の
長さの合計を算出し、合計の長さが最も長いグループの
傾きを原稿の傾きとする。これにより、抽出された線分
を傾きによりグループ化して、最も長さの合計の長いグ
ループについて、原稿の傾きを検出する。たとえば、線
分グループ化手段は、等しい傾きを有する線分とこれに
直交する傾きを有する線分とを1つのグループとする。
こうして、グループ化を用いて、原稿の傾きと原稿領域
をより精度よく検出できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面を参照して説明する。なお、これらの図におい
て、同じ参照番号は、同一または同様なものを表す。ま
ず、図1は、本発明の実施形態に係るデジタル複写機の
全体構成を示す。複写機本体は、原稿を読み取って画像
信号に変換する走査系10、走査系10から送られる画
像信号を処理する画像処理ユニット20、画像処理ユニ
ット20から入力される画像データをそのままプリンタ
装置に出力するか、または画像データを処理してからプ
リンタ装置に出力するか等の制御を行う回転メモリユニ
ット30、回転メモリユニット30から出力される画像
データに基づいて半導体レーザー61を駆動する印字処
理ユニット40、半導体レーザー61からのレーザー光
を感光体ドラム71上の露光位置に導くレーザー光学
系、露光による潜像を現像し、記録紙上に転写し、定着
して画像を形成する作像系、複写紙を供給し排出する用
紙搬送系、及び、複写機本体の上面に設けられた操作パ
ネル90(図示しない)を備える。画像読取部100
は、走査系10及び画像処理ユニット20などから構成
され、プリンタ部200は、印字処理部40、レーザー
光学系60及び作像系などから構成される。さらに、複
写機本体の上に、原稿を搬送する原稿搬送部500が取
り付けられる。
【0007】原稿搬送部500は、画像読取部100の
プラテンガラス(原稿台)19上に、開閉可能に取り付
けられる。原稿搬送部500は、給紙トレイ510上に
セットされた原稿を自動的にプラテンガラス19上に搬
送し、また、走査系10によって読取られた原稿を排紙
トレイ511に排出する。通常モードにおいては、1枚
または複数枚の原稿を、読み取るべき面を上に向けて給
紙トレイ510にセットし、サイド規制板513を原稿
の幅に合せる。そして、エンプティセンサ(図示しな
い)により原稿の有無が検知される。搬送動作が開始さ
れると、トレイ511上の最下部の原稿から順に給紙ロ
ーラ501によって用紙が搬送され、捌きローラ502
と捌きパッド503によって捌かれて、1枚づつ給紙さ
れる。搬送される原稿は中間ローラ504を通り、レジ
ストセンサ551及び幅サイズセンサ553により原稿
が検出された後、レジストローラ505によって斜行を
補正される。その後、原稿は、レジストローラ505と
搬送ベルト506により、プラテンガラス19上を搬送
され、原稿の先端が原稿スケール512に突き当たった
直後に、搬送ベルト506及びレジストローラ505は
停止する。これにより、原稿の左端は原稿スケール51
2の端縁に当接し、原稿はプラテンガラス19上の正確
な位置に設定される。このとき、次の原稿の先端はレジ
ストローラ505に達しており、次の原稿の搬送時間を
短縮するようになっている。
【0008】原稿がプラテンガラス19上の正確な読み
取り位置に設定されると、走査系10による原稿の読み
取り走査が行われる。原稿の読み取りが終了すると、ま
ず、原稿スケール512が、図示しないソレノイドによ
ってプラテンガラス19の上面の高さよりも下方に押し
下げられる。その後、原稿は搬送ベルト506により左
方に搬送され、反転ローラ507で搬送方向が変更さ
れ、切換爪508の上方を通過して排紙トレイ511上
に排出される。
【0009】ここで、ステップ送りモードが選択されて
いる場合において、原稿サイズが露光基準位置からレジ
ストローラ505のニップ位置までの半分以下のサイズ
である時、先の原稿を露光基準位置で停止させると共
に、次の原稿を露光基準位置とレジストローラ505の
中間位置まで搬送しておき、更に次の原稿(3枚目)を
先端がレジストローラ505に当接するまで先出し給紙
が行なわれる。そうすることにより、原稿は露光基準位
置とレジストローラ間の距離の半分ずつステップ送りさ
れるために、原稿交換時間が短くて済み、露光終了後走
査系10がホームポジションへリターンする時間内に原
稿を交換でき、コピー生産性が向上する。しかも、後続
の原稿(3枚目)はその先端がレジストローラ505に
当接するまで先出して給紙される。この先出し給紙は先
の原稿の露光中に行なわれ、コピー生産性の向上に寄与
する。
【0010】なお、両面原稿の場合は、第1面の読み取
りが終了すると搬送ベルト506により左方に搬送さ
れ、反転ローラ507で搬送方向が変更された後、切換
爪508により再びプラテンガラス19上に送り出さ
れ、原稿も第2面が読み取り位置に設定される。第2面
の読み取りが終了した原稿は、搬送ベルト506により
左方に搬送され、反転ローラ507、切換爪508、排
出ローラ509を経て排紙トレイ511上に排出され
る。更に、ステップ送りモード、両面モード等のモード
が選択された場合は、通常の場合と違い、原稿の先端が
原稿スケール512の右端に突き当たる直前で、搬送ベ
ルト506の搬送は停止し、原稿スケール512から少
し離れた位置に原稿が設定される。
【0011】また、搬送ベルト506のプラテンガラス
19側の面は、橙色に着色されている。これにより、露
光ランプ12の光の原稿搬送ベルト506による反射光
が、ラインセンサ17にとっては分光感度が小さい色に
なる。即ち、ラインセンサ17にとって、搬送ベルト5
06が黒色であるのと同じである。従って、原稿の地肌
は通常白色であるので、搬送ベルト506を閉じた状態
においても、ラインセンサ17は原稿と搬送ベルト50
6の下面とを識別することができる。また、原稿搬送部
500を閉じない状態であっても、露光ランプ12によ
る搬送ベルト506の反射光がラインセンサ17に届か
ないので、原稿領域が識別可能である。
【0012】画像読取部100は、プラテンガラス19
上に載置された原稿の画像を読み取り、その原稿の画像
の各画素に対応する画像データを生成する。原稿読み取
り部100において、露光ランプ12及び第1ミラー1
3aを有する第1スキャナ11と第2、第3ミラー13
b,13cを有する第2スキャナ14とは、スキャンモ
ータM2の駆動により矢印b,b’方向(副走査方向)
に移動される。露光ランプ12の光はプラテンガラス1
9上の原稿によって反射され、ミラー13a,13b,
13c、レンズ15を介してラインセンサ17に照射さ
れる。ラインセンサ17は図1の紙面に直交する方向
(主走査方向)に多数の光電変換素子(CCD)を配列
したものであり、400DPIで画像を読み取り、各画
素に対応する画像データを出力する。また、上述のよう
に第1スキャナ14が矢印b,b'方向に移動すること
により、ラインセンサ17は原稿画像を副走査方向に走
査することができる。スキャナ11,14が矢印b方向
に移動した時のラインセンサ17による画像の走査が予
備走査であり、この時ラインセンサ17から出力される
画像データに基づいて、原稿台上の原稿の位置が検出さ
れる。一方、スキャナ11,14が矢印b'方向に移動
した時のラインセンサ17による画像の走査が本走査で
あり、この時ラインセンサ17から出力される画像デー
タに基づいて、原稿画像の複写が行われる。ラインセン
サ17から出力された画像データは、画像処理ユニット
20にて処理された後、回転メモリユニット30へ送信
される。回転メモリユニット30は、画像処理ユニット
20から受信した画像データをー旦記憶し、回転編集処
理後に、または、直接に、プリント部200へ送信す
る。
【0013】次に、プリント部200を説明する。プリ
ント部200において、印字処理ユニット40は、回転
処理メモリ部30から受信した画像データに基づいてレ
ーザ光学系を制御する。レーザ光学系は、印字処理ユニ
ット40によって変調(オン、オフ)制御されるレーザ
ビームを放射する半導体レーザー61と、この半導体レ
ーザー61から放射されたレーザービームを感光体ドラ
ム71上で走査させるためのポリコンミラー62、fθ
レンズ63、ミラー64a、64b、64cとを備え
る。矢印c方向に回転駆動される感光体ドラム71の周
囲には、その回転方向(矢印c方向)に沿って、帯電チ
ャージャ72、現像器73、転写チャージャ74、分離
チャージャ75、クリーナ76、イレーサランプ77が
配置されており、周知の電子写真プロセスによってトナ
ー画像を形成し、用紙上に転写する。用紙は、給紙カセ
ット81a、81bから給紙ローラ82a,82bによ
って供給され、用紙搬送通路83、タイミングローラ8
4によって転写チャージャ74の方へ送り込まれる。転
写チャージャ74の位置でトナー像が転写された用紙
は、搬送ベルト85、定着器86、排出ローラ87を介
して、排紙トレイ88上へ排出される。
【0014】次に、図2は、デジタル複写機を制御する
制御系の全体ブロック図を示す。画像読取部100の制
御部102、回転メモリユニット30の制御部300、
プリンタ200の制御部202、原稿搬送部500の制
御部520から構成され、全体制御部400と通信ライ
ンで接続されている。全体制御部400は、各制御部1
02、300、202、520とのデータのやり取りを
行うと同時に、操作パネル90も制御する。図3は、操
作パネル90を示す。操作パネル90は、傾き補正モー
ドを設定する傾き補正モードキー99と、傾き補正モー
ドであることを表示する表示部99aが設けられる。さ
らに、操作パネル90は、通常の複写機におけるよう
に、液晶タッチパネル91、原稿のページ番号順や複写
枚数などの置数や複写倍率などを入力するテンキー9
2、置数等を標準値「1」に戻すクリアキー93、複写
機内部に設定された設定値を標準値に戻すパネルリセッ
トキー94、コピー動作を中止させるストップキー9
5、コピー動作を開始させるスタートキー96が設けら
れている。さらに、コピーモードとしてコピー片面モー
ド、片面2in1モード、片面4in1モードのいずれ
か1つを選択設定するコピーモード設定キー97、原稿
モードとして原稿片面モード、原稿両面モードのいずれ
か1つを選択設定する原稿モード設定キー98、選択設
定されたコピーモードがコピー片面モードであることを
表示する表示部97a、片面2in1モードであること
を表示する表示部97b、片面4in1モードであるこ
とを表示する表示部97c、選択設定された原稿モード
が原稿片面モードであることを表示する表示部98a、
原稿両面モードであることを表示する表示部98b等が
設けられる。また、 液晶タッチパネル91は、露光レ
ベル、複写倍率、記録紙サイズなどの複写機の動作状
態、ジャムの発生などの複写機の各種の異常状態、その
他の情報を表示すると共に、濃度、複写倍率、記録紙等
の自動選択モードを指定する入力ができる。
【0015】次に、回転メモリユニット30における画
像の回転を説明する。図4は、回転メモリユニット30
の制御部300の画像データ入出力インターフェースの
構成を示し、図5は、画像読取制御部102から回転メ
モリユニット制御部300へのタイミングシーケンスを
示し、図6は、回転メモリユニット制御部300からプ
リンタ制御部202へのタイミングシーケンスを示す。
図4に示すように、画像データ入出力インターフェース
は、画像読取制御部102から、信号VD_IR、HD_
IR、SYNCK_IR、VIDEO0〜7_IRを受信す
る。図5は、画像読取制御部102より転送される画像
データのシーケンスである。ここで、VD_IR信号
は、ページデータ出力を示し、低レベルの間にアクティ
ブとなる。HD_IR信号は、ラインデータ出力を示
し、低レベルの間にアクティブとなる。VD_IR、H
D_IRともにアクティブであるとき、SYNCK_IR
信号に同期して有効画像データVIDEO0〜7_IRが
転送される。ここでは、1画素8ビットの多値データと
する。
【0016】図4に示すように、画像データ入出力イン
ターフェースは、プリンタ制御部202へ、信号IDR
EQ、VD_PR、LSYNC、HD_PR、SYNCK
_PR、VIDEO0〜7_PRを受信する。図6は、プリ
ンタ制御部202へ転送される画像データのシーケンス
である。ここに、IDREQ信号は、プリンタからのペ
ージデータ転送スタート信号を示し、LLSYNCは、
プリンタからの1ライン開始基準信号であり、これらに
同期して回転メモリユニット30から画像信号を転送す
る。VD_PRは、低レベルでページデータ出力アクテ
ィブを示し、HD_PR信号は、低レベルでラインデー
タ出力アクティブとなる。VD_PR、HD_PRともに
アクティブであるとき、SYNCK_PR信号に同期し
て有効画像データVIDEO0〜7_PRが転送される。
【0017】図7は、回転メモリユニット制御部300
のブロック図を示す。画像読取部100より転送された
画像データは、バッファである入力ページメモリ302
へ格納されるとともに、原稿エッジ検出部304へ入力
される。これより原稿エッジの座標データが座標データ
発生部306にて発生され、得られた座標データが順に
スタックメモリ308に書き込まれる。入力ページメモ
リ302は、2次元座標で管理され、格納された画像デ
ータは、スタックメモリ308内の原稿エッジデータを
元に回転処理部310にて編集され、出力ページメモリ
312へ転送される。なお、編集処理のためのデータの
入出力、コマンド設定などは、全体制御部400からの
信号に基づいてCPU314により行われる。また、出
力ページメモリ312も2次元座標にて管理されてお
り、プリントアウト時に内部画像データが順次出力され
る。
【0018】図8は、原稿エッジ検出回路304を示
す。画像読取部100より送られる画像データVIDE
0〜7_IRを、原稿の地肌の濃度と原稿搬送ベルト5
06、またはプラテンガラス19上に何もない状態の濃
度とを比較する比較器320に入力する。画像データV
IDEO0〜7_IR(1画素8ビットの多値データ)
は、ラインデータが出力されているとき(HD_IRが
アクティブ)、SYNCK_IR信号に同期して転送さ
れる。それぞれの画像データに対し、マージンを考慮し
たリファレンスデータrefと比較することにより、確
実に原稿の有無を判定し、2値のデータに変換する。次
段のシフトレジスタ322では、8画素単位での処理を
してノイズを除去する。シフトレジスタ322の出力信
号は、ANDゲート324及びNANDゲート326に
入力され、両ゲート324、326の出力は、次にJ−
Kフリップフロップ328のJ入力とK入力に入力され
る。J−Kフリップフロップ328の出力信号は、AN
Dゲート320の負論理入力と、もう1つのANDゲー
ト322に入力される。このJ−Kフリップフロップ3
28の出力信号は、Dフリップフロップ334にも入力
される。Dフリップフロップ334の出力信号は、AN
Dゲート320と、もう1つのANDゲート322の負
論理入力に入力される。負論理ANDゲート336に
は、HD_IR信号とSYNCK_IR信号が入力され、
その出力信号は、シフトレジスタ320、J−Kフリッ
プフロップ328及びDフリップフロップ334のT端
子に供給される。この終段の構成より、ANDゲート3
30、332は、それぞれ、原稿の無→有のエッジ(+
EDGE)、原稿の有→無のエッジ(−EDGE)を検
出し、1ショットパルスを出力する。
【0019】図9は、座標データ発生回路306を示
す。カウンタ340に、HD_IR(CLK端子)とV
D_IR(CLEAR端子)を入力することにより、副
走査側のX座標を発生する。同様に、SYNCK_IR
(CLK端子)とHD_IR(CLEAR端子)を入力
したカウンタ342より、主走査側のY座標を発生す
る。ラッチ344において、+EDGEでのY座標を一
旦ラッチし、加算器346で16減算し、−EDGEで
のX及びY座標データと共にスタックメモリ308に格
納する。書き込みアドレスは、CLKカウンタ348に
おいて−EDGEにより順次更新され、VD_IRによ
り初期化される。
【0020】図10は、回転処理部310のブロック図
を示し、図11は、その動作を説明するための図であ
る。画像の回転処理には、アフィン変換処理を用いてい
る。これは、座標間の幾何学的変換手法で次式で表され
る。
【数1】 アフィン変換部350は、式(1)によりx−y座標系
のデータ(画像)をu−v座標系に変換するものであ
り、画像の平行移動、拡大、縮小、回転などを行うもの
である。本実施形態では、平行移動及び回転のみの処理
を行う。図10に示すアフィン変換部350では、4点
座標による矩形領域を設定することにより、入力ページ
メモリ302内の回転処理対象領域を指定し(図11の
左側参照)、さらに、編集原点座標(U0,V0)、回転
処理するための座標の原点(x,y)及び回転角度θを
指定して、回転処理を行う(図11の中央参照)。次
に、編集処理としてはu−v座標に対して回転ずみの画
像領域の原点(回転座標)を割り付ける(Uo,Vo
(図11の右側参照)。式で表すと次のようになる。
【数2】 また、回転及び編集の後の領域のmax座標(Umax
max)が出力される。アフィン変換で得られた座標
(u,v)は、整数とはならないのが普通であるため、
出力濃度値f(u,v)を原画像の濃度データf(Xn,Y
n)を用いて補間する必要がある。濃度補間処理部352
は、この補間を行なう。補間の手法としては、最近傍
法、線形補間法、3次元スプライン補間法などが提案さ
れているが、ここでは詳細な説明を省略する。濃度補間
処理部352で補完されたデータは、出力ページメモリ
312へ送られ2次元の座標軸(u−v座標)に従って
格納される。データは、プリントタイミングに従い、ラ
イン単位で出力される。
【0021】図12に、出力ページメモリ312を示
し、図13に、その動作説明のための図を示す。出力ペ
ージメモリ312ヘデータが格納された後、画像の不要
な部分のイレース処理をすることができる。方法として
は、2点のイレース領域座標(Uerase0,Verase0)、
(Uerase1,Verase1)を設定することにより、それを
対角線とする座標軸に平行な矩形領域が白データに変換
される(図13の左側参照)。また、ペーパーサイズ座
標(Upaper,Vpaper)を設定することにより、ペーパ
ーサイズが、原点座標とペーパーサイズ座標の2点を対
角線とする矩形領域がデータ出力領域となる(図13の
右側参照)。ここで、V軸が主走査方向、U軸が副走査
方向となる。出力ページメモリ312に出力イネーブル
信号を入力することにより、信号VIDEOが出力され
る。
【0022】次に、以上に述べたシステムを用いた原稿
検出について説明する。見出し等がついた原稿や矩形以
外の原稿でも、原稿の傾きや原稿領域を精度よく誤検出
を少なく決定できる。プラテンガラスに載置された原稿
が読み取られるが、図14において、斜線部で表す画像
読取領域(プラテンガラス19)以外の領域(白い部
分)が原稿を表す。この例では、原稿は傾いて置かれて
いる。画像読取部100において、スキャナ11が図1
5に示すX軸(副走査)方向へ移動しながらCCDセン
サ17により画像がライン単位で検出される(図15の
破線位置)。編集処理は回転メモリユニット部30にお
いて行われる。CCDセンサ17からのデータは、図5
に示すシーケンスに従いライン単位で送信され、回転メ
モリユニット30内の入力ページメモリ302へ格納さ
れる。同時に原稿エッジ検出部304により原稿エッジ
を検出する。図15において、白点部が黒から白へ変化
するエッジ(+EDGE)、黒点部が白から黒へ変化す
るエッジ(−EDGE)を示す。これら2つの座標デー
タがペアでスタックメモリ308へ順番に書込まれるこ
とになる。スタックメモリ308内には、ライン番号X
n、+EDGEのカウント値YWm、−EDGEのカウン
ト値YBmがセットで格納されており、格納された順番
にピックアップされ処理される。
【0023】その後、CPU314は、図16に示すよ
うに、スタックメモリ308内に格納された座標データ
より、各原稿エッジの座標データ間の傾きの変化を検出
し、傾きの変化する点(エッジ変化点)を求め、それら
エッジ変化点を結ぶ線分を抽出する(図16では、線分
a、b、d、c)。図17において、小さな丸がエッジ
変化点を示し、太い線が検出された線分を示す。抽出さ
れた線分より、一番長い線分を決定する。図17の例で
は、8個の線分のうち右側の辺520aが一番長い線分
として決定される。さらに、検出された線分を囲むよう
に、一番長い線分に対向する平行な線分520eを含む
直線と、これに直交する線分520b、520hを含む
直線を求める。これにより、原稿領域を取り囲む4直線
が決定される。すなわち、すべての線分を含む矩形領域
が求められる。したがって、見出しなどがついた原稿や
矩形以外の原稿でも、最長線分を基に、原稿を取り囲む
最適な矩形領域が求められる。次に、これらの直線の交
点から、原稿の領域を定義するための4点の座標(図中
の大きな丸)を決定する。また、一番長い線分の傾きよ
り、原稿の傾き方向及び回転角度を決定する。図18
は、X1−Xmin<Y1−Yminの場合の原稿の位置を示
し、図19は、この原稿の回転角度の設定を示す。回転
は、(X1,Ymin)を原点とし、回転角度θは−tan
-1{(Y1−Ymin)/(Xmin−X1)}である。また、図2
0は、X1−Xmin>Y1−Yminの場合の原稿の位置を示
し、図21は、この原稿の回転角度の設定を示す。回転
は、(Xmin,Y1)を原点とし、回転角度θは−tan
-1{(Ymax−Y1)/(X2−Xmin)}である。以上の結果
により、回転処理と平行移動のための各設定が行われ、
その設定に基づいて、回転処理部310において回転処
理および平行移動処理が行われる。そして、得られた画
像データが出力ページメモリ312に記憶される。この
画像データに基づいて画像形成部200において画像形
成がおこわれる。
【0024】次に、画像形成の動作の詳細を、図22〜
図32のフローチャートに従って説明する。なお、エッ
ジ変化点の検出による各線分の抽出及び原稿領域の大き
さ、傾き角度、ずれ量の算出は、画像読取制御部102
の制御の下で、画像処理ユニット20により行われ、任
意角回転を含む編集処理は回転メモリユニット30にて
行われ、パラメータの設定などは、メモリユニット制御
部300によりなされる。ここでは、説明の簡単のた
め、1つの流れのフローで制御を説明している。図22
は、本システムの全体フローチャートを示す。まず、初
期化を行い(ステップS11)、操作パネル90からの
各種スイッチ類の入力信号の制御処理(ステップS1
2、図23、図24参照)、原稿搬送装置500による
原稿の搬送処理(ステップS13)、原稿読取部100
による画像入力処理(ステップS14)を行う。そし
て、画像データの入力が終了したか否かを判定し(ステ
ップS15)、終了した場合は、原稿の排紙処理を行う
(ステップ16)。次に、傾き補正モードか否かを判定
する(ステップS17)。傾き補正モードでない場合
は、スルー処理(ステップS18、図32参照)で回転
処理を実行し、画像データ出力処理を行い(ステップS
19)、ステップS12に戻る。ステップS17の判定
で、傾き補正モードである場台は、原稿頂点検出処理
(ステップS20、図25〜図27参照)、領域アドレ
ス設定処理(ステップS21、図28〜図29参照)お
よび編集処理(ステップS22、図30参照)を行い、
画像データ出力処理を行って(ステップS19、図31
参照)、ステップS12に戻る。
【0025】図23と図24は、入力信号処理(図2
2、ステップS12)の詳細を示すフローチャートであ
る。まず、原稿モードの選択設定状態を原稿モード設定
キー98のオンエッジ(オフレベルからオンレベルにな
ったこと)で判定し(ステップS101)、オンエッジ
の場合は原稿片面モードの選択を示す表示部98aの点
灯状態を判定する(ステップS102)。点灯の場合は
表示部98aを消灯し、原稿両面モードの選択を示す表
示部98bを点灯し、原稿両面モードを設定する(ステ
ップS103)。ステップS102の判定で表示部98
aが消灯の場合は、表示部98bは点灯状態であるの
で、表示部98bを消灯し、原稿片面モードの選択を示
す表示部98aを点灯し、原稿片面モードを設定する
(ステップS104)。次に、コピーモードの選択設定
状態をコピーモード設定キー97のオンエッジで判定し
(ステップS105)、オンエッジの場合はコピー片面
モードの選択を示す表示部98aの点灯状態を判定する
(ステップS106)。点灯の場合は表示部97aを消
灯し、片面2in1モードの選択を示す表示部97bを
点灯し、片面2in1モードを設定する(ステップS1
07)。ステップS108の判定で表示部97aが消灯
の場合は、表示部97bの点灯状態を判定する(ステッ
プS108)。点灯の場合は表示部97bを消灯し、片
面4in1モードの選択を示す表示部97cを点灯し、
片面4in1モードを設定する(ステップS109)。
ステップS108の判定で表示部97bが消灯の場合
は、表示部97cは点灯状態であるので、表示部97c
を消灯し、コピー片面モードの選択を示す表示部97a
を点灯し、コピー片面モードを設定する(ステップS1
10)。
【0026】次に、傾き補正モードの選択設定状態を傾
き補正モード設定キー99のオンエッジで判定し(ステ
ップS111)、オンエッジの場合は傾き補正モードの
選択を示す表示部99aの点灯状態を判定する(ステッ
プS112)。点灯の場合は表示部99aを消灯し、傾
き補正モードを解除する(ステップS113)。ステッ
プS112の判定で表示部99aが消灯の場合は、傾き
補正モードの選択を示す表示部99aを点灯し、傾き補
正モードを設定する(ステップS114)。次に、複写
開始を指示する操作パネル上のスタートキー96が押さ
れたか否かをスタートキー96のオンエッジで判定し
(ステップS119)、オンエッジの場合は、原稿搬送
部500のエンプティセンサ(図示しない)がオフか否
かを判定し(ステップS120)、オフの場合は、スキ
ャンスタート要求を出力する(ステップS121)。ス
テップS120の判定でエンプティセンサがオフでない
場合は、原稿搬送装置(ADF)500の給紙トレイ5
10に原稿がセットされている状態であるので、ADF
スタート要求を出力する(ステップS122)。
【0027】図25〜図27は、原稿のエッジアドレス
の変化による頂点の検出処理を行う原稿頂点検出(図2
2、ステップS20)のフローチャートである。まず、
+EDGE座標と−EDGE座標でペアになっていた座
標データを分解する(ステップS301)。 (Xn,YWm,YBm)→edge_first_adr(Xn)、edge_l
ast_adr(Xn) ここに、edge_first_adr(Xn)はXnラインの+EDGE
座標であり、edge_last_adr(Xn)はXnラインの−ED
GE座標である。
【0028】次に、エッジ未検出ラインを抽出する。ま
ず、変数及びフラグを初期化する(ステップS30
2)。そして、x=1のラインからチェックを開始す
る。ステップS303では、注目する1ラインにおける
先端エッジアドレスedge_first_adr(x)及び後端エッジ
アドレスedge_last_adr(x)が、共にε1以上かどうか
を判定する。なお、ε1の値は、原稿スケールの位置の
Y方向のアドレスが適当である。edge_first_adr(x)と
edge_last_adr(x)の両方がε1よりも大きい場合は、
原稿のエッジを検出したと判断し、ステップS306へ
進む。各エッジアドレスのいずれかが、ε1よりも小さ
い場合には、エッジ未検出のラインであると判断し、次
に、原稿の先端を検出しているかどうかのフラグである
flag_doc_topをチェックする(ステップS304)。原
稿の先端を検出していない場合(ステップS304でN
O)は、注目ラインの各エッジアドレスが両方ともε1
より大きくなるまで、xをインクリメントしつつ(ステ
ップS305)、ステップS303〜S304の処理を
繰り返す。原稿の先端を検出している場合には、原稿頂
点検出終了と判断し、処理を終了する。
【0029】次に、 原稿先端の処理を説明する。まず、
原稿の先端を検出しているかどうかのフラグであるflg_
doc_topをチェックする(ステップS306)。原稿の
先端を検出していない場合(ステップS306でNO)
は、上記エッジ未検出ラインの処理において、チェック
されていないx−1ラインの各エッジアドレスが、共に
ε1よりも大きいかどうか判定し(ステップS30
7)、共にε1よりも大きければx−1ラインの値を各
エッジアドレスの線分検出の始点として、以下の値を各
頂点用の配列point_f、point_lに格納する(ステップS
308)。
【数3】 point_f[0][0]=x−1 point_f[0][1]=edge_first_adr(x−1) (3) point_l[0][0]=x−1 point_l[0][1]=edge_last_adr(x−1) いずれかがεlよりも小さければ、xラインの値を各エ
ッジアドレスの線分検出の始点として、以下の値を各頂
点用の配列point_f、point_lに格納する(ステップS3
09)。
【数4】 point_f[0][1]=x point_f[0][1]=edge_first_adr(x) (4) point_l[0][0]=x point_l[0][1]=edge_last_adr(x) そして、原稿先端検出フラグflg_doc_topに1をセット
し(ステップS310)、ステップS311に進む。原
稿の先端を検出している場合(ステップS306でYE
S)は、ただちにステップS311に進む。
【0030】次に、傾きの変化の検出(線分(頂点)の
検出)を説明する。まず、以下の式(5)の通り、注目ラ
インの前後の連続する3ラインの各ラインにおける先端
エッジアドレスedge_first_adr(x−1)〜edge_first_a
dr(x+1)及び後端エッジアドレスedge_last_adr(x−
1)〜edge_last_adr(x+1)の注目ラインxとの差の絶
対値を算出する(ステップS311)。
【数5】 cline_f(x−1)=|edge_first_adr(x−1)−edge_first_adr(x)| cline_f(x+1)=|edge_first_adr(x+1)−edge_first_adr(x)| cline_l(x−1)=|edge_last_adr(x−1)−edge_last_adr(x)| cline_l(x+1)=|edge_last_adr(x+1)−edge_last_adr(x)| (5) 次に、以下の式(6)の通り、注目ラインの前後の連続
する3ラインの各ライン間の傾きの差の絶対値を算出す
る(ステップS312)。
【数6】 sub_f=|cline_f(x−1)−cline_f(x+1)| sub_l=|cline_l(x−1)−cline_l(x+1)| (6)
【0031】次に、ステップS311で算出された先端
エッジアドレスの差の絶対値cline_f(x−1)、cline_f
(x+1)が、共にε2よりも小さいかどうかを判定する
(ステップS313)。なお、ε2の値は2mm程度が適
当である。cline_f(x−1)、cline_l(x+1)の内のい
ずれかがε2よりも大きい場合(ステップS313でN
O)は、主走査方向とほぼ平行な線分であると判断し、
ただちに後端エッジのためのステップS317に進む。
また、cline_f(x−1)、cline_f(x+1)の両方がε2
よりも小さい場合(ステップS313でYES)は、各
先端エッジアドレスは、急激なエッジアドレスの変化が
ないので、原稿の主走査方向とほぼ平行な辺ではないと
判断し、ステップS314へ進む。そして、同じ線分上
にあるかないかを判断するために、上記ステップS31
2で算出された先端エッジアドレスの傾きの差の絶対値
sub_fが、ε3よりも小さいかどうかを判定する(ステ
ップS314)。なお、ε3の値は8ドット程度が適当
である。sub_fがε3よりも大きい場合(ステップS3
14でNO)は、先端エッジアドレスの傾きの変化があ
ったと判断し、頂点の設定処理(ステップS315)へ
進み、注目ラインのライン数xと、注目ラインの先端エ
ッジアドレスedge_first_adr(x)を先端エッジ頂点用の
配列point_fに格納し、先端エッジの頂点のカウンタを
インクリメントする(ステップS316)。そして、ス
テップS316へ進む。また、sub_fがε3よりも小さ
い場合(ステップS314でYES)は、後端エッジア
ドレスの傾きは、急激な変化がないので、原稿の辺の頂
点ではないと判断し、ただちにステップS317へ進
む。
【0032】同様に、ステップS317では、ステップ
S311で算出された後端エッジアドレスの差cline_l
(x−1)、cline_l(x+1)が、共にε2よりも小さい
かどうかを判定する。cline_l(x−1)、cline_l(x+
1)の内のいずれかがε2よりも大きい場合(ステップ
S316でNO)は、主走査方向とほぼ平行な線分であ
ると判断し、ただちにステップS321へ進む。また、
cline_l(x−1)、cline_l(x+1)の両方がε2よりも
小さい場合(ステップS316でYES)は、各後端エ
ッジアドレスは、急激なエッジアドレスの変化がないの
で、原稿の主走査方向とほぼ平行な辺ではないと判断
し、ステップS318へ進み、同じ線分上にあるかない
かを判断するために、ステップS312で算出された後
端エッジアドレスの傾きの差の絶対値sub_lが、ε3よ
りも小さいかどうかを判定する。sub_lがε3よりも大
きい場合(ステップS318でNO)は、後端エッジア
ドレスの傾きの変化があったと判断し、頂点の設定処理
(ステップS319)へ進む。そして、注目ラインのラ
イン数xと、注目ラインの後端エッジアドレスedge_las
t_adr(x)を後端エッジ頂点用の配列point_lに格納し
(ステップS319)、後端エッジの頂点のカウンタを
インクリメントする(ステップS320)。また、sub_
lがε3よりも小さい場合(ステップS318でYE
S)は、後端エッジアドレスの傾きは、急激な変化がな
いので、原稿の辺の頂点ではないと判断し、ただちにス
テップS320へ進む。ステップS320では、注目ラ
インxをインクリメントし、ステップS303以降の処
理を繰り返す。
【0033】図28〜図29は、原稿頂点検出の処理
(図22、ステップS20)により検出された線分より
原稿の領域を定義づけるるための4点座標の設定処理を
行う領域アドレス設定処理(図22、ステップS21)
のフローチャートである。この領域アドレス設定におい
て、抽出された線分を含む矩形の原稿領域が設定され
る。まず、各頂点間の距離の算出(線分の長さの算出)
をする。はじめに、隣り合う各頂点間の距離を算出する
(ステップS330)。ここでは、各頂点間の距離を比
較することを目的とするため、下記の通り、x,y方向
のそれぞれの差の2乗の和を算出する。また、隣り合う
頂点とは、先端エッジの最初の頂点(point_f[0]
[0],point_f[0][1])と、後端エッジの最初の頂点
(point_l[0][0],point_l[0][1])及び先端エッジ
の最後の頂点(point_f[0][0],point_f[0][1])
と、後端エッジの最後の頂点(point_l[0][0],point
_l[0][1])とを含む各先端エッジ及び後端エッジの隣
り合う頂点とする。
【数7】 length_f[line_count_f]= (point_f[point_f_count][0] − point_f[point_f_count+1][0])2 +(point_f[point_f_count][1] − point_f[point_f_count+1][1])2 length_l[line_count_l]= (point_l[point_l_count][0] − point_l[point_l_count+1][0])2 +(point_l[point_l_count][1] − point_l[point_l_count+1][1])2 length_f[0]= (point_l[0][0]−point_f[0][0])2 +(point_l[0][1]−point_f[0][1])2 length_l[0]= (point_l[point_l_count][0]−point_f[point_f_count][0])2 +(point_l[point_l_count][1]−point_f[point_f_count][1])2 (7)
【0034】次に、各頂点を結ぶ線分の直線の方程式を
すべての線分について下記の式に従って算出し、求まっ
た傾き及び切片を格納する(ステップS331)。2頂
点を(x,ya)、(xb,yb)とすると、直線の方程
式は以下の通りである。
【数8】 Y=(yb−ya)/(xb−xa)*X−(xab−xba)/(xb−xa) (8) ここに、傾きは(yb−ya)/(xb−xa)であり、切片
は、−(xab−xba)/(xb−xa)である。 line[point_count][0]=(yb−ya)/(xb−xa) line[point_count][1]=−(xab−xba)/(xb
a) 次に、各項点間の距離を比較し、一番長い距離の2頂点
(x1,y1)、(x2,y2)を選択する(ステップS3
32)。そして、選択された2頂点を通る直線の方程式
を下記の式に従って算出する(ステップS333)。
【数9】 Y=(y2−y1)/(x2−x1)*X−(x12−x21)/(x2−x1) (9) ここに、傾きは(y2−y1)/(x2−x1)であり、切片
は、−(x12−x21)/(x2−x1)である。これによ
り、原稿の最も長い線分(辺)が決定される。四角形で
ない原稿でも、その最も長い辺が決定される。
【0035】次に、原稿の領域を決定するために、ステ
ップS333で算出された線分に直交する線分を、ステ
ップS331で格納した各線分の傾き及びy切片により
すべてを抽出する(ステップS334)。直交する線分
の方程式は、下記のようになる。
【数10】 Y=(x2−x1)/(y2−y1)*X−b (10) そして、ステップS334により抽出された線分のy切
片であるbの内、最大値Vbmaxと最小値Vbminを算出
する(ステップS335)。
【0036】また、ステップS333で算出された線分
に平行な線分を、ステップS331で格納した各線分の
傾き及びy切片によりすべてを抽出する(ステップS3
36)。平行な線分の方程式は、下記のようになる。
【数11】 Y=(y2−y1)/(x2−x1)*X−b (11) そして、ステップS336により抽出された線分のy切
片であるbの内、最大値Hbmaxと最小値Hbminを算出
する(ステップS337)。
【0037】以上の処理により、原稿領域を取り囲む以
下の4線分の方程式が算出されたことになる。ここで、
直交する線分は次のとおりである。
【数12】 Y=(x2−x1)/(y2−y1)*X−Vbmax (12) Y=(x2−x1)/(y2−y1)*X−Vbmin (13) また、平行な線分は次のとおりである。
【数13】 Y=(y2−y1)/(x2−x1)*X−Hbmax (14) Y=(y2−y1)/(x2−x1)*X−Hbmin (15) そして、上記のy切片が最大値及び最小値である平行な
線分及び直交する線分(12)〜(15)のそれぞれの
交点を算出することにより、原稿領域としての4点の座
標を決定する(ステップS338)。次に、算出された
4点の座標から、X座標の最小のものと最大のもの、Y
座標の最小のものと最大のものを抽出し、それぞれ(X
min,Y1)、(Xmax,Y2)、(X1,Ymin)、
(X2,Ymax)と定義付ける(ステップS339〜S3
42)。このようにして、原稿領域が検出される。
【0038】図30は、編集処理(図22、ステップS
22)のフローチャートである。ここでは、図10と図
11で説明した回転処理部310に対するCPUのデー
タ及びコマンド設定の実際の処理内容となる。まず、領
域アドレス設定処理(図22、ステップS21)で抽出
された4点の座標を、変換領域座標として設定する(ス
テップS401)。次に、特定の2つの座標間距離を比
較することにより、原稿の傾き方向を判断し、回転座標
変換及び回転角度の設定を行う。ここでは、図18〜図
21に示すルールに従って設定を行う。
【0039】X1−Xmin>Y1−Yminの場合(ステップ
S402でYES)、回転座標(x,y)の原点は、
(Xmin,Y1)、回転角度θは、tan-1((Ymax−Y
1)/(X2−Xmin))(回転方向は反時計回り方向)とす
る(ステップS403、S404)。また、X1−Xmin
<Y1−Yminの場合(ステップS402でNO)、回転
座標(x,y)の原点は、(X1,Ymin)、回転角度θ
は、−tan-1((Y1−Ymin)/(Xmin−X1))(回転
方向は時計回り方向)とする(ステップS405、S4
06)。以上の条件に従うことにより、小さい補正角度
(45°以下)で補正の基準となる辺の位置と基準座標
の位置が統ーされる。その後、編集原点座標(u0
0)を設定し(ステップS407)、準備ができたら
(ステップS408)、上述の設定を基に回転処理を実
行する(ステップS409)。
【0040】図31は、画像データ出力(図22、ステ
ップS19)のフローチャートである。まず、ペーパー
サイズの座標(Upaper,Vpaper)を設定する(ステッ
プS501)。次に、イレースする必要のある領域があ
るか否かを判定し(ステップS502)、イレースする
必要のある領域がある場合は、イレース領域座標の2点
(Uerase0,Verase0),(Uerase1,Verase1)を設
定する(ステップS503)。その後、イレース設定が
終了したかを判定し(ステップS504)、終了してい
なければステップS503に戻る。イレース設定が終了
し、準備ができたら(ステップS505でYES)、出
力イネーブルとし、プリンタへのデータ転送を許可する
(ステップS506)。
【0041】図32は、傾き補正モードでない場合に実
行されるスルー処理(図22、ステップS18)のフロ
ーチャートである。まず、最大サイズの4点の座標を、
変換領域座標として設定する(ステップS601)。そ
して、回転座標は、原画像原点とし(ステップS60
2)、回転角度は0°(ステップS603)、編集原点
座標(u0,v0)は、(α,β)として設定する(ステ
ップS604)。準備ができたら(ステップS60
5)、上記の設定を基に回転処理を実行する(ステップ
S606)。
【0042】次に、本発明の第2の実施形態のデジタル
複写機について説明する。本実施形態のデジタル複写機
は、第1の実施形態のデジタル複写機と、原稿位置の検
出についてのみ異なるので、以下に異なる部分について
説明する。本実施形態では、原稿の傾きを検出するた
め、抽出された線分をグループ分けする。すなわち、検
出された連続するエッジからなる複数の線分を抽出し、
その複数の線分を傾きにより分類する。たとえば、ほぼ
等しいか又は直交する傾きを持つ線分ごとにグループ分
けを行う。そして、各グループの線分の長さの合計が一
番長いグループを選択し、選択したグループの傾きを原
稿の傾きとする。さらに、すべてのエッジを含む領域に
より、原稿の領域の4つの頂点を決定する。
【0043】次に、以上に述べたシステムを用いた具体
例を説明する。図14の斜線部以外の領域(白い部分)
が原稿であり、スキャナ11は図15に示すX軸方向へ
移動しながら画像を入力し、データは図5に示すシーケ
ンスに従いライン単位で送信され、入力ベージメモリ3
02へ格納される。同時に原稿エッジを検出するが、図
15中の白点部が+EDGE、黒点部が−EDGEを示
す。これら2つの座標データがペアでスタックメモリ3
08へ順番に書込まれることになる。スタックメモリ3
08内には、ライン番号Xn、+EDGEのカウント値
YWm、−EDGEのカウント値YBmがセットで格納さ
れており、格納された順番にピックアップされ処理され
る。
【0044】その後、図16に示すように、スタックメ
モリ内に格納された座標データより、各原稿エッジの座
標データ間の傾きの変化を検出し、それら変化点を結ぶ
線分が抽出される。そして、図33に示すように、抽出
された線分が、等しい、または、直交する傾きを持つ線
分毎にグループ化され、各グループの中で線分の長さの
合計が一番長いグループが選択される。図33の例で
は、第1グループは、線分d'、e'、f'からなり、第
2グループは、線分a'、c'からなり、第3グループは
線分b'からなる。ここで、線分の長さの合計が一番長
いグループとして、第1グループが選択される。その選
択されたグループの傾き及び各線分の頂点より、原稿の
領域を定義づけるための4点の座標(図中の大きな丸)
と、原稿の傾き方向及び回転角度が検出され、その結果
により、各設定が行われる。そして、その設定により、
回転処理および平行移動処理が行われた後、画像形成が
おこなわれる。
【0045】次に、動作モードの詳細を説明するが、第
1実施形態におけるフローと異なるのは、図34〜図3
5に示す傾き補正モードでの領域アドレス設定処理(図
22、ステップS22)である。この領域アドレス設定
処理では、原稿頂点検出処理(ステップS20)におい
て原稿の頂点を検出した後に、検出された各頂点より原
稿の領域を定義づける4点の座標アドレスを設定する。
まず、隣り合う頂点間の距離(線分の長さ)を算出す
る。なお、ここでは、各頂点間の距離を比較することを
目的とするため、下記の通り、xy方向のそれぞれの差
の2乗の和を算出する(ステップS1330)。また、
隣り合う頂点とは、先端エッジの最初の頂点(point_f
[0][0],point_f[0][1])と、後端エッジの最初の
頂点(point_l[0][0],point_l[0][1])及び先端エ
ッジの最後の頂点(point_f[0][0],point_f[0]
[1])と、後端エッジの最後の頂点(point_l[0]
[0],point_l[0][1])とを含む各先端エッジ及び後
端エッジの隣り合う頂点とする。
【数14】 length_f[line_count_f]= (point_f[point_f_count][0]−point_f[point_f_count+1][0])2 +(point_f[point_f_count][1]−point_f[point_f_count+1][1])2 length_l[line_count_l]= (point_l[point_l_count][0]−point_l[point_l_count+1][0])2 +(point_l[point_l_count][1]−point_l[point_l_count+1][1])2 length_f[0]=(point_l[0][0]−point_f[0][0])2 +(point_l[0][1]−point_f[0][1])2 length_l[0]= (point_l[point_l_count][0]−point_f[point_f_count][0])2 +(point_l[point_l_count][1]−point_f[point_f_count][1])2 (16)
【0046】次に、等しい、または、直交する傾きを持
つ線分の長さの合計を算出する。まず、各項点を結ぶ線
分の直線の方程式をすべての線分について、下記の式に
従って算出し、求まった傾きとy切片をline[point_cou
nt][0]とline[point_count][1]に格納する(ステップ
S1331)。実際には、下記の式の(x1,y1),
(x2,y2)に各頂点の座標であるpoint_f及びpoint_l
の値を代入し、算出する。
【数15】 Y=(y2−y1)/(x2−x1)*X−(x12−x21)/(x2−x1) (17) ここに、傾きは(y2−y1)/(x2−x1)であり、y切片
は、−(x12−x21)/(x2−x1)である。
【数16】 line[point_count][0]= (y2−y1)/(x2−x1) line[point_count][1]=−(x12−x21)/(x2−x1) (18)
【0047】次に、ステップS1331で求まった各線
分の直線の方程式(傾き、y切片)より、等しい、また
は、直交する傾きを持つ線分を1つのグループとし、グ
ループ分けを行う(ステップS1332)。また、同時
に、各グループの代表の傾きを格納する。
【数17】 line[point_count][0]≒line[point_count+1][0] line[point_count][0]≒−1/line[point_count+1][0] (19)
【数18】 group[point_count][0]≒line[point_count][0] (20) そして、ステップS1332で、グループ化された線分
の長さの合計を各グループにおいて算出し、group[grou
p_count][1]に格納する(ステップS1333)。
【数19】 group[group_count][1]=各グループの線分の長さの合計 (21)
【0048】次に、ステップS1333で算出した各グ
ループの線分の長さの合計を比較し、線分の合計が一番
長いグループを抽出し、そのグループ名group_countをm
ax_groupに格納する(ステップS1334)。
【数20】 max_group=group_count (22) そして、ステップS1334で抽出されたグループのス
テップS1332で格納した代表の傾きgroup[max_grou
p][0]を原稿の傾きdoc_lineとし(ステップS133
5)、ステップS1337へ進む。
【数21】 doc_line=group[max_group][0] (23)
【0049】次に、原稿領域を決定する。原稿の領域を
決定する為に、ステップS1335で原稿の傾きとした
傾きdoc_clineに直交する直線で、且つ、原稿頂点検出
処理により検出された頂点を通る直線をすべて算出する
(ステップS1337)。直交する直線の方程式は下記
のようになり、この方程式のX及びYに各頂点の座標を
代入し、y切片であるbを求めることになる。
【数22】 Y=−(doc_cline)-1X−b (24) そして、ステップS1337により算出された各頂点を
通る直線のy切片であるbの内、最大値Vbと最小値V
minを算出する(ステッフS1338)。
【0050】また、ステップS1335で原稿の傾きと
した傾きdoc_clineに平行な直線で、且つ、原稿頂点検
出処理により検出された頂点を通る直線をすべて算出す
る(ステップS1339)。平行な直線の方程式は、下
記のようになり、この方程式のX及びYに各頂点の座標
を代入し、y切片であるbを求めることになる。
【数23】 Y=doc_cline・X−b (25) そして、ステップS1339により算出された各項点を
通る平行な直線のy切片であるbの内、最大値Hbmax
と最小値Hbminを算出する(ステップS1340)。
【0051】以上の処理により、原稿領域を取り囲む以
下の4直線の方程式が算出されたことになり、上記y切
片が最大値及び最小値である平行な直線及び直交する直
線のそれぞれの交点を算出することにより、原稿領域と
しての4点の座標を決定する(ステッフS1341)。
直交する直線は次のとおりである。
【数24】 Y=−(doc_cline)-1*X−Vbmax (26) Y=−(doc_cline)-1*X−Vbmin (27) また、平行な直線は次のとおりである。
【数25】 Y=doc_cline*X−Hbmax (28) Y=doc_cline*X−Hbmin (29) 次に,ステップS1341において、算出された4点の
座標から、X座標の最小のものと最大のもの、Y座標の
最小のものと最大のものを抽出し、それぞれ(Xmin,
1)(Xmax,Y2)(X1,Ymin)(X2,Ymax)と
定義づける(ステップS1342〜S1345)。これ
により、原稿領域を定義する座標が得られ、原稿領域が
検出された。
【0052】
【発明の効果】この発明によれば、矩形以外の原稿で
も、適切な原稿領域及び原稿の傾きが検出され、その結
果に応じて、原稿画像が傾いていても傾きを補正でき
る。これにより、原稿台上の位置、原稿の傾き、原稿の
形状を気にすることなく、原稿を原稿台に載置するだけ
で、所望の複写物を簡単に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複写機の内部構成の概略を示す正面図。
【図2】制御系の全体ブロックを示すブロック図。
【図3】操作パネルの構成を示す平面図。
【図4】回転メモリユニット制御部の画像入出力インタ
ーフェースの構成を示すブロック図。
【図5】画像読取制御部より転送される画像データのシ
ーケンスを示す図。
【図6】画像形成制御部へ転送する画像データのシーケ
ンスを示す図。
【図7】回転メモリユニット制御部のブロック図。
【図8】原稿エッジ検出回路の回路図。
【図9】座標データ発生回路の回路図。
【図10】回転処理部のブロック図。
【図11】回転処理部の動作を説明する図。
【図12】出力ページメモリ部のブロック図。
【図13】出力ページメモリ部の動作を説明する図。
【図14】プラテンガラス上にセットされた原稿を示す
図。
【図15】原稿を読み取る様子を説明する図。
【図16】エッジの変化点及び線分を説明する図。
【図17】原稿領域設定を説明する図。
【図18】原稿の傾き方向を説明する図。
【図19】回転角度の設定を説明する図。
【図20】原稿の傾き方向を説明する図。
【図21】回転角度の設定を説明する図。
【図22】全体の流れを示すフローチャート。
【図23】入力処理の一部のフローチャート。
【図24】入力処理の一部のフローチャート。
【図25】原稿頂点検出の一部のフローチャート。
【図26】原稿頂点検出の一部のフローチャート。
【図27】原稿頂点検出の一部のフローチャート。
【図28】領域アドレス設定処理の一部のフローチャー
ト。
【図29】領域アドレス設定処理の一部のフローチャー
ト。
【図30】編集処理のフローチャート。
【図31】画像データ出力のフローチャート。
【図32】スルー処理の詳細を示すフローチャート。
【図33】原稿領域設定を説明する図。
【図34】領域アドレス設定処理の一部のフローチャー
ト。
【図35】領域アドレス設定処理の一部のフローチャー
ト。
【符号の説明】
10 走査系、 20 画像信号処理部、 30 回転
メモリユニット部、40 印字処理部、 60 レーザ
ー光学系、 70 作像系、 500 原稿搬送部、
302 入力ページメモリ、 304 原稿エッジ検出
部、 308スタックメモリ、 310 回転処理部、
312 出力ページメモリ、 314 CPU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣田 創 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 遠山 大雪 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台に載置された原縞を読み取った画
    像データから、前記原稿台上の原稿のエッジを検出する
    エッジ検出手段と、 前記エッジ検出手段により検出された原稿のエッジか
    ら、連続したエッジからなる線分を抽出する線分抽出手
    段と、 線分抽出手段により抽出された線分から最も長い線分の
    傾きを原稿の傾きとする原稿傾き検出手段と、 前記線分抽出手段により検出された線分及び前記原稿傾
    き検出手段により得られた原稿の傾きに基づいて原稿領
    域を決定する原稿領域決定手段とを備える原稿検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記の原稿傾き検出手段は、前記線分抽
    出手段により抽出された線分を、傾きによりグループ化
    する線分グループ化手段を備え、前記線分グループ化手
    段により得られた各グループの線分の長さの合計を算出
    し、合計の長さが最も長いグループの傾きを原稿の傾き
    とすることを特徴とする請求項1に記載された原稿検出
    装置。
  3. 【請求項3】 線分グループ化手段は、等しい傾きを有
    する線分とこれに直交する傾きを有する線分とを1つの
    グループとすることを特徴とする請求項3に記載された
    原稿検出装置。
JP9345216A 1997-06-10 1997-12-15 原稿検出装置 Pending JPH11177774A (ja)

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