JP5768753B2 - 画像読取装置および原稿サイズ特定プログラム - Google Patents

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Description

画像読取装置において、原稿台に配置された原稿のサイズを特定するための技術に関する。
画像読取装置には、原稿が配置される原稿台に対して画像読取部を移動させつつ、当該画像読取部により上記原稿の画像を読み取らせるタイプがある。この原稿台には、全体のサイズが互いに異なる様々な原稿が配置されることがあり、従来から、原稿台に配置された原稿のサイズを特定する画像読取装置がある(特許文献1)。
具体的には、この従来の画像読取装置では、画像読取部の移動方向、換言すれば副走査方向における原稿の一端部周辺がプレスキャンされ、そのプレスキャン画像に基づき、上記一端部について上記移動方向に直交する方向、換言すれば主走査方向の幅が検出される。次いで、原稿台に配置された原稿が、例えばA4サイズ、A3サイズ、レターサイズ、リーガルサイズ等の定型サイズであると仮定され、検出された主走査方向の幅を有する定型サイズの候補が抽出される。例えば主走査方向の幅が211mmであった場合、レターサイズ、A4サイズ、リーガルサイズが候補として抽出される。
候補が抽出されると、画像読取部が、定型サイズの各候補に対応した位置周辺に移動されてプレスキャンが実行される。そして、例えばA4サイズに対応する位置周辺のプレススキャン画像に基づき原稿の端部が検出された場合、原稿のサイズがA4サイズであると特定される。なお、この原稿のサイズの検出結果は、例えば原稿の画像読取動作時における読取デバイスの移動範囲や読取範囲を決定したりすることに利用される。
特開2010−74753号公報
ところが、上記従来の画像読取装置では、原稿台に配置された原稿が、定型サイズ等、予め定められたサイズでなければ、プレスキャンによって原稿の端部を検出することはできず、原稿のサイズを特定することができない、という問題がある。
本明細書では、予め定められていない原稿のサイズを特定することが可能な技術を開示する。
本明細書によって開示される画像読取装置は、原稿が配置される原稿台と、前記原稿台側に向けて光を出射し、当該原稿台側からの光を受光する読取動作を実行する画像読取部と、前記画像読取部を、副走査方向に移動させる移動部と、前記画像読取部および前記移動部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記画像読取部に、前記副走査方向における前記原稿の一端側の読取位置で前記読取動作を実行して得られた読取画像に基づき、前記原稿の一端側について、前記副走査方向に直交する主走査方向の幅を検出する主走査幅検出処理と、前記画像読取部を、前記主走査方向の幅に予め対応付けられた前記原稿の他端候補の読取位置まで、前記読取動作を実行させずに移動させ、前記他端候補の読取位置で前記読取動作を実行して得られた読取画像に、前記原稿の画像が無いか否かを判断する原稿判断処理と、前記原稿判断処理で前記原稿の画像が無いと判断した場合、前記画像読取部を、前記原稿の一端側の読取位置に向けて移動させつつ前記読取動作を実行して得られた読取画像から前記原稿の他端画像を検出する他端検出処理と、前記主走査方向の幅および前記他端画像の検出位置に基づき前記原稿のサイズを特定する特定処理と、を実行する構成を有する。
この画像読取装置によれば、画像読取部により、原稿の一端側の読取位置で読取動作が実行されて原稿の主走査方向の幅が検出され、その後、画像読取部は、予め定められた原稿の他端候補の読取位置まで、読取動作をさせずに移動され、その他端候補の読取位置で読取動作を実行して得られた読取画像に原稿の画像が無いかどうかが判断される。ここで原稿の画像が無いことは、原稿台に配置されている原稿は、予め定められたサイズよりも短いことを意味する。そこで、画像読取部を、原稿の一端側の読取位置に向けて移動させつつ読取動作を実行して得られた読取画像から原稿の他端画像が検出される。そして、主走査方向の幅および他端画像の検出位置に基づき原稿のサイズが特定される。これにより、予め定められたサイズよりも短い原稿のサイズを特定することが可能である。
また、画像読取装置は、原稿が配置される原稿台と、原稿台側に向けて光を出射し、当該原稿台側からの光を受光する読取動作を実行する画像読取部と、前記画像読取部を、副走査方向に移動させる移動部と、前記画像読取部および前記移動部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記画像読取部に、前記副走査方向における前記原稿の一端側の読取位置で前記読取動作を実行して得られた読取画像に基づき、前記原稿の一端側について、前記副走査方向に直交する主走査方向の幅を検出する主走査幅検出処理と、前記画像読取部を、前記主走査方向の幅に予め対応付けられた前記原稿の他端候補の読取位置まで、前記読取動作を実行させずに移動させ、前記他端候補の読取位置で前記読取動作を実行して得られた読取画像に、前記原稿の画像が無いか否かを判断する原稿判断処理と、前記原稿判断処理で前記原稿の画像が無いと判断した場合、前記画像読取部を、前記他端候補の読取位置と前記原稿の一端側の読取位置との間の戻し位置まで前記読取動作を実行させずに戻し、前記戻し位置から前記他端候補の読取位置に向けて移動させつつ前記読取動作を実行して得られた読取画像から前記原稿の他端画像を検出する他端検出処理と、前記主走査方向の幅および前記他端画像の検出位置に基づき前記原稿のサイズを特定する特定処理と、を実行する構成を有する。
この画像読取装置によれば、画像読取部により、原稿の一端側の読取位置で読取動作が実行されて原稿の主走査方向の幅が検出され、その後、画像読取部は、予め定められた原稿の他端候補の読取位置まで、読取動作をさせずに移動され、その他端候補の読取位置で読取動作を実行して得られた読取画像に原稿の画像が無いかどうかが判断される。ここで原稿の画像が無いことは、原稿台に配置されている原稿は、予め定められたサイズよりも短いことを意味する。そこで、画像読取部を、前記他端候補の読取位置と前記原稿の一端側の読取位置との間の戻し位置まで前記読取動作を実行させずに戻して当該戻し位置から上記他端候補の読取位置に向けて移動されつつ読取動作を実行して得られた読取画像から原稿の他端画像が検出される。そして、主走査方向の幅および他端画像の検出位置に基づき原稿のサイズが特定される。これにより、予め定められたサイズよりも短い原稿のサイズを特定することが可能である。
上記画像読取装置では、前記制御部は、前記原稿判断処理では、さらに、前記読取画像に、前記原稿の他端画像が有るか否かを判断し、前記原稿判断処理で前記原稿の画像は有り、且つ、前記他端画像が無いと判断した場合、前記他端検出処理では、前記画像読取部を、前記原稿の一端側の読取位置とは反対方向に向けて移動させつつ、前記読取動作を実行して得られた読取画像から前記原稿の他端画像を検出してもよい。
この画像読取装置によれば、原稿判断処理において、読取画像に、原稿の画像が無いか否かに加えて、原稿の他端画像が有るか否かが判断される。ここで、原稿の画像は有るが、且つ、他端画像が無いことは、原稿台に配置されている原稿は、予め定められたサイズよりも長いことを意味する。そこで、画像読取部を、原稿の一端側の読取位置とは反対方向に向けて移動させつつ、読取動作を実行して得られた読取画像から原稿の他端画像が検出される。そして、主走査方向の幅および他端画像の検出位置に基づき原稿のサイズが特定される。これにより、予め定められたサイズよりも長い原稿のサイズを特定することが可能である。
上記画像読取装置では、前記制御部は、前記原稿判断処理で前記原稿の画像は有り、且つ、前記他端画像が無いと判断した場合でも、前記主走査幅検出処理で検出された主走査方向の幅に、互いに異なる複数の前記他端候補の読取位置が対応つけられており、前記原稿判断処理が未実行である他端候補の読取位置が有る場合には、前記他端検出処理を実行せずに、当該未実行の他端候補の読取位置について前記原稿判断処理を実行してもよい。
この画像読取装置によれば、主走査幅検出処理で検出された主走査方向の幅に、互いに異なる複数の他端候補の読取位置が対応つけられている場合でも、予め定められたサイズよりも長い原稿のサイズを正確に特定することが可能である。
上記画像読取装置では、前記制御部は、前記主走査幅検出処理で検出された主走査方向の幅に、互いに異なる複数の前記他端候補の読取位置が対応つけられている場合、前記原稿の一端側の読取位置から近い順に、前記原稿判断処理を実行してもよい。
この画像読取装置によれば、主走査幅検出処理で検出された主走査方向の幅に、互いに異なる複数の他端候補の読取位置が対応つけられている場合、原稿の一端側の読取位置から遠い順に、原稿判断処理を実行する構成に比べて、画像読取部の移動距離を短くすることができ、また、予め定められたサイズよりも短い原稿のサイズを、より精度よく特定することが可能である。
上記画像読取装置では、前記制御部は、前記主走査方向の幅に予め対応付けられた定型サイズの前記副走査方向の幅に基づき、前記原稿の他端候補の読取位置を抽出する候補抽出処理を実行する構成を有し、前記原稿判断処理では、前記画像読取部を、前記候補抽出処理で抽出された前記他端候補の読取位置まで移動させてもよい。
予め定められていない原稿のサイズでも、定型サイズに近いものが有る。このような場合、この画像読取装置によれば、原稿の他端候補の読取位置が、定型サイズの副走査方向の幅に基づき抽出されるので、定型サイズと無関係に他端候補の読取位置が定められる構成に比べて、原稿の他端画像を効率よく検出することができる。
なお、この発明は、画像読取装置、原稿サイズ特定方法、これらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の種々の態様で実現することができる。
本明細書によって開示される発明によれば、予め定められていない原稿のサイズを特定することが可能である。
実施形態1に係るスキャナ装置の側面概略図 原稿台の上面図 スキャナ装置の電気的構成を概略的に示すブロック図 原稿サイズ特定処理を示すフローチャート 読取デバイスと各読取位置との関係を示す模式図(定型サイズの原稿 その1) 読取デバイスと各読取位置との関係を示す模式図(定型サイズの原稿 その2) 読取デバイスと各読取位置との関係を示す模式図(定型サイズよりも短い原稿) 読取デバイスと各読取位置との関係を示す模式図(定型サイズよりも長い原稿) 実施形態2の原稿サイズ特定処理を示すフローチャート 読取デバイスと各読取位置との関係を示す模式図(定型サイズよりも短い原稿)
<実施形態1>
実施形態1のスキャナ装置1について図1〜図8を参照しつつ説明する。以下の説明では、図1の紙面左側を、スキャナ装置1の前側(F)とし、紙面手前側を、スキャナ装置1の右側(R)とし、紙面上側を、スキャナ装置1の上側(U)とする。スキャナ装置1は、画像読取装置の一例である。
(スキャナ装置の機械的構成)
図1に示すように、スキャナ装置1は、装置本体2、および、その装置本体2に開閉可能に設けられているカバー3を備える。装置本体2の上部には、原稿4が配置される原稿配置部5と、その原稿配置部5に載せられた原稿4を読み取る読取デバイス6と、移動機構7とが設けられている。
原稿配置部5は、台枠11、例えば透明なガラス板など、光透過部材としてのプラテンガラス12を有し、このプラテンガラス12に原稿4が配置される。プラテンガラス12は、原稿台の一例であり、図2に示すように、上側から見て長方形状をしており、そのうち長辺が左右方向に平行であり、短辺が前後方向に平行である。台枠11は、枠状をしており、プラテンガラス12の4辺に隣接して設けられている。カバー3は、その一端が、台枠11の後端部に開閉可能に支持されている。また、カバー3は、長辺が左右方向に平行な長方形状をしており、閉じた状態で、原稿配置部5全体を覆うサイズである。
読取デバイス6は、画像読取部の一例であり、例えばCIS(Contact Image Sensor)を備え、具体的には、複数の発光素子(例えばLED)が前後方向に並んで配置された光源6A(図3参照)と、その近傍に複数の受光素子が前後方向に1列状に並んで配置された受光部6B(図3参照)とを有する構成である。読取デバイス6は、光源6Aによりプラテンガラス12側に向けて光を出射し、受光部6Bによりプラテンガラス12側からの光を受光し、複数の受光素子それぞれの受光量に応じた画素値を含む階調データを出力する読取動作を実行する。以下、ユーザが設定した解像度で実行する読取動作を、本スキャンといい、当該本スキャンよりも低い解像度で実行する読取動作を、プレスキャンという。また、本スキャンでは、読取デバイス6が、プラテンガラス12の左端から右端に向けて移動しつつ読取動作を実行する。以下、この移動方向を読取方向ということがある。以下、読取デバイス6の移動や原稿4の配置領域に関して、上記読取方向を基準に説明することがある。
以下、図1,2に示すように、前後方向を読取の主走査方向といい、左右方向を読取の副走査方向ということがある。移動機構7は、移動部の一例であり、左右方向に延びるガイド軸7Aを有し、図示しないモータから伝達される動力により、読取デバイス6を、副走査方向に沿って移動させる。
また、図1に示すように、原稿配置部5の前方には、操作部8及び表示部9が設けられている。操作部8は、複数のボタンを備え、読取指令など、ユーザにより各種の指示の入力操作が可能である。表示部9は、ディスプレイやランプ等を備え、各種の設定画面や装置の動作状態等を表示することが可能である。
(スキャナ装置の電気的構成)
図3に示すように、スキャナ装置1は、制御部31を備え、この制御部31に、バス32を介して、読取デバイス6、移動機構7、操作部8、表示部9などが通信可能に接続されている。制御部31は、CPU(中央処理装置)33、ROM34、RAM35、画像処理部36を有し、スキャナ装置1の各部を制御する。
ROM34には、後述する原稿サイズ特定処理など、スキャナ装置1の各種動作を実行するためのプログラムが記憶されており、CPU33は、ROM34から読み出したプログラムに従って各部の制御を行う。このプログラムには、原稿サイズ特定プログラムが含まれる。RAM35は、メモリの一例であり、読取デバイス6から出力された階調データを記憶するバッファや、後述するプレスキャン処理や本スキャン処理等を行う際の作業領域などとして使用される。画像処理部36は、画像処理専用のハード回路であり、CPU33と協働してプレスキャン処理等を行う。
(主走査方向の幅と後端候補の読取位置との関係について)
本実施形態では、プラテンガラス12の1つの角である合わせ位置Zを基準として、様々なサイズの原稿4がプラテンガラス12上に配置可能とされている。なお、この合わせ位置Zの近傍にマークMが示されている。図2に示すように、プラテンガラス12上には、B6,A5,B5,A4の定型サイズの原稿4を、横向きに配置することができる。横向き配置とは、原稿4の1つの角を上記合わせ位置Zに合わせつつ、当該原稿4の短辺を副走査方向と平行にした配置方法である。図2において、B6,A5,B5,A4の符号がそれぞれ付された太線の矩形領域が、B6サイズ,A5サイズ,B5サイズ,A4サイズの原稿4の横向き配置領域である。
更に、プラテンガラス12上には、B5,A4,B4,A3の定型サイズの原稿4を縦向きに配置することができる。縦向き配置とは、原稿4の1つの角を上記合わせ位置Zに合わせつつ、当該原稿4の長辺を副走査方向と平行にした配置方法である。図2において、B5_T,A4_T,B4_T,A3_Tの符号がそれぞれ付された細線の矩形領域が、B5サイズ,A4サイズ,B4サイズ,A3サイズの原稿4の縦向き配置領域である。
同図から明らかなように、主走査方向の幅(以下、単に主走査幅という)がDY1である領域は、B6の横向き配置領域とB5の縦向き配置領域であり、上記読取方向における各配置領域の後端の読取位置はX2,X6である。主走査幅がDY2である領域は、A5の横向き配置領域とA4の縦向き配置領域であり、各配置領域の後端の読取位置はX3,X7である。主走査幅がDY3である領域は、B5の横向き配置領域とB4の縦向き配置領域であり、各配置領域の後端の読取位置はX4,X8である。
主走査幅がDY4である領域は、A4の横向き配置領域とA3の縦向き配置領域であり、各配置領域の後端の読取位置はX5,X9である。RAM35には、上記各主走査幅DY1〜DY4と、当該主走査幅が一辺の幅である配置領域(定型サイズ)の後端の読取位置X2〜X9とが対応付けられた対応関係テーブルが記憶されている。なお、各配置領域の後端の読取位置X2〜X9は、原稿の他端候補の読取位置の一例である。また、対応関係テーブルは、上記各主走査幅DY1〜DY4と、当該主走査幅が一辺の幅である配置領域の副走査方向の幅(以下、単に副走査幅という)とが対応付けられたものでもよい。
(原稿サイズ特定処理)
例えばユーザにより操作部8で読取指令の入力操作がされると、制御部31は、本スキャンを実行する前に、図4に示す原稿サイズ特定処理を実行する。まず、CPU33は、プラテンガラス12上に配置された原稿4の主走査幅を検出する主走査幅検出処理を実行する。具体的には、CPU33は、読取デバイス6を、プラテンガラス12よりも左側の待機位置X0から、原稿4の先端側の読取位置X1に移動させて、当該読取位置X1でプレスキャンを実行させる(図2、図5の上段参照)。なお、原稿4の先端側の読取位置X1は、原稿の一端側の読取位置の一例である。
次に、例えば画像処理部36が、プレスキャンで得られた階調データに基づき、エッジ画素を抽出する、エッジ抽出処理を行う。そして複数のエッジ画素が、副走査方向に沿って直線状に並ぶエッジ線のうち、主走査方向において両端に位置する2本のエッジ線が抽出され、これら2本のエッジ線同士の距離が、原稿4の主走査幅として検出される。
CPU33は、原稿4の主走査幅を検出すると、上記対応関係テーブルを参照して、当該主走査幅に対応する後端候補の読取位置を抽出する(S2)。例えば図5の上段に示すように、検出された主走査幅がDY3であれば、B5の横向き配置領域の後端の読取位置X4と、B4の縦向き配置領域の後端の読取位置X8とが、後端候補の読取位置として抽出される。
CPU33は、複数の後端候補の読取位置を抽出した場合、これらのうち現在位置から最も近い後端候補の読取位置に読取デバイス6を移動させる(S3)。このとき、読取デバイス6は読取動作をせずに、本スキャンやプレスキャンの実行時よりも高速で移動する。そして、CPU33は、上記後端候補の読取位置でプレスキャンを実行する(S4)。図5の例では、読取デバイス6は、まずB5の横向き配置領域の後端の読取位置X4に移動してプレスキャンを実行する(同図の中段参照)。
次に、CPU33は、プレスキャンで得られた階調データに基づき、原稿判断処理(S5〜S7)を実行する。具体的には、CPU33は、読取画像中に原稿4の画像が無いかどうかを判断する(S5)。例えば画像処理部36が、上記読取画像に対して上記エッジ抽出処理を行う。次いで、CPU33は、そのエッジ画像から、後端の読取位置付近に、副走査方向に平行であって、且つ、主走査方向において両端に位置する2本のエッジ線のうち少なくとも一方が有るかどうかを判断し、当該エッジ線が無ければ原稿4の画像無しと判断し、エッジ線有れば、当該エッジ線が原稿4の側端画像に対応するとし、原稿4の画像有りと判断する。
また、CPU33は、読取画像中に原稿4の後端画像が有るかどうかを判断する(S6)。例えばCPU33は、上記エッジ画像から、後端の読取位置付近に、主走査方向に平行なエッジ線が有るかどうかを判断し、当該エッジ線が有れば原稿4の後端画像有りと判断し、無ければ原稿4の後端画像無しと判断する。さらに、CPU33は、上記プレスキャンを実行していない後端候補の読取位置が有るかどうかを判断する(S7)。
図5の例では、CPU33は、後端の読取位置X4での読取画像中に、副走査方向のエッジ線が有るため、当該エッジ線が原稿4の側端L1に対応するとして、原稿4の画像は有ると判断する(S5:NO)。次に、CPU33は、主走査方向のエッジ線が無いため原稿4の後端画像は無いと判断する(S6:NO)。そして、CPU33は、B4の縦向き配置領域の後端の読取位置X8についてプレスキャンを実行していないため(S7:YES)、現在位置から当該後端の読取位置X8に読取デバイス6を移動させ、当該後端候補の読取位置でプレスキャンを実行し(S4)、原稿判断処理(S5〜S7)を実行する。
(1)原稿が定型サイズである場合
図5,6に示すように、原稿4が縦向きB4である場合、CPU33は、後端の読取位置X8での読取画像中に、副走査方向のエッジ線が有るため、当該エッジ線が原稿4の側端L1に対応するとして、原稿4の画像は有ると判断する(S5:NO)。また、CPU33は、主走査方向のエッジ線が有るため、当該エッジ線が原稿4の後端L2に対応するとして、原稿4の後端画像が有ると判断する(S6:YES)。そして、CPU33は、上記B4の縦向き配置領域の副走査方向の長さDX8を、原稿4の副走査幅として決定し、原稿4のサイズを、縦向きB4であると特定し(S11)、本原稿サイズ特定処理を終了する。その後、CPU33は、B4の縦向き配置領域を読取範囲として、読取デバイス6を、待機位置X0から当該読取範囲に対応した距離だけ移動させつつ本スキャンを実行させる。
(2)原稿が定型サイズよりも短い場合
図7に示すように、原稿4が縦向きB4よりも副走査幅が短い不定型の原稿である場合、CPU33は、後端の読取位置X8での読取画像中に、副走査方向のエッジ線が無いため(同図の上段参照)、原稿4の画像は無いと判断する(S5:YES)。そして、CPU33は、原稿4の後端画像を検出する後端検出処理を実行する(S8、S9)。
具体的には、CPU33は、読取デバイス6を、後端の読取位置X8から戻り位置まで戻す(S8 同図の中段参照)。このとき、読取デバイス6は読取動作をせずに、本スキャンやプレスキャンの実行時よりも高速で移動する。ここで、戻り位置は、原稿4の画像が無いと判断された後端の読取位置X8と、原稿4の先端の読取位置X1との間の位置であり、図7の例では、前回のプレスキャンを実行した後端の読取位置X4である。
次に、CPU33は、読取デバイス6を、後端の読取位置X4から後端の読取位置X8に向けて移動させつつプレスキャンを連続して実行させる(S9)。CPU33は、連続して実行されるプレスキャンにより順次読み取られる読取画像について上記エッジ抽出処理をし、そのエッジ画像中に、主走査方向のエッジ線が有れば、当該エッジ線が原稿4の後端L2に対応するとして、原稿4の後端画像を検出する。CPU33は、原稿4の後端画像を検出した時点でプレスキャンを中止し、読取デバイス6を待機位置X0に戻す。
そして、CPU33は、原稿4の先端の読取位置X1から上記後端画像の検出位置X10までの距離DX10を、原稿4の副走査幅として決定し、原稿4のサイズを、主走査幅がDY3で副走査幅がDX10であると特定し(S10 同図下段参照)、本原稿サイズ特定処理を終了する。その後、CPU33は、主走査幅がDY3で副走査幅がDX10の矩形領域を読取範囲として、読取デバイス6を、待機位置X0から当該読取範囲に対応した距離だけ移動させつつ本スキャンを実行させる。
(3)原稿が定型サイズよりも長い場合
図8に示すように、原稿4が縦向きB4よりも副走査幅が長い不定型の原稿である場合、CPU33は、後端の読取位置X8での読取画像中に、副走査方向のエッジ線が有るため、当該エッジ線が原稿4の側端L1に対応するとして、原稿4の画像は有ると判断する(S5:NO)。また、CPU33は、主走査方向のエッジ線が無いため、原稿4の後端画像が無いと判断する(S6:NO)。そして、図8の例では、プレスキャンを実行していない後端候補の読取位置が無いと判断する(S8:NO)。そして、CPU33は、原稿4の後端画像を検出する後端検出処理を実行する(S12)。
具体的には、CPU33は、読取デバイス6を、後端の読取位置X8から上記読取方向に移動させつつプレスキャンを連続して実行させる。CPU33は、連続して実行されるプレスキャンにより順次読み取られる読取画像について上記エッジ抽出処理をし、そのエッジ画像中に、主走査方向のエッジ線が有れば、当該エッジ線が原稿4の後端L2に対応するとして、原稿4の後端画像を検出する。CPU33は、原稿4の後端画像を検出した時点でプレスキャンを中止し、読取デバイス6を待機位置X0に戻す。
そして、CPU33は、原稿4の先端の読取位置X1から上記後端画像の検出位置X11までの距離DX11を、原稿4の副走査幅として決定し、原稿4のサイズを、主走査幅がDY3で副走査幅がDX11であると特定し(S13 同図下段参照)、本原稿サイズ特定処理を終了する。その後、CPU33は、主走査幅がDY3で副走査幅がDX11の矩形領域を読取範囲として、読取デバイス6を、待機位置X0から当該読取範囲に対応した距離だけ移動させつつ本スキャンを実行させる。
(本実施形態の効果)
本実施形態によれば、原稿4の主走査幅が検出され、その後、読取デバイス6は、当該主走査幅に対応付けられた原稿の後端候補の読取位置まで、読取動作をさせずに移動され、その他端候補の読取位置で読取動作を実行して得られた読取画像に原稿の画像が無いかどうかが判断される(図4のS5)。ここで原稿4の画像が無いことは、プラテンガラス12に配置されている原稿4は、定型サイズよりも短いことを意味する。
そこで、読取デバイス6を、上記戻し位置まで読取動作を実行させずに戻して当該戻し位置から後端候補の読取位置に向けて移動させつつ読取動作を実行して得られた読取画像から原稿の後端画像が検出される(S8、S9)。そして、主走査方向の幅および他端画像の検出位置に基づき原稿のサイズが特定される(S10)。これにより、定型よりも短い原稿のサイズを特定することが可能である。
なお、プラテンガラス12全体をプレスキャンすれば、非定形サイズの原稿のサイズを特定することが可能である。しかし、これでは、原稿のサイズを特定するための読取動作の実行範囲が不必要に広くなってしまい、例えば、原稿のサイズを特定するための所要時間の長期化、処理負担の増大などの問題が生じる。これに対し、本実施形態であれば、原稿のサイズを特定するための所要時間の長期化、処理負担の増大を抑制することができる。
また、原稿判断処理において、読取画像に、原稿4の画像が無いか否か(S5)に加えて、原稿の後端画像が有るか否かが判断される(S6)。ここで、原稿の画像は有るが、且つ、後端画像が無いことは、プラテンガラス12に配置されている原稿4は、定型サイズよりも長いことを意味する。そこで、読取デバイス6を、原稿4の先端側の読取位置X1とは反対方向に向けて移動させつつ、読取動作を実行して得られた読取画像から原稿の後端画像が検出される(S12)。そして、主走査幅および後端画像の検出位置に基づき原稿のサイズが特定される(S13)。これにより、定型サイズよりも長い原稿のサイズを特定することが可能である。
更に、検出された主走査幅に、互いに異なる複数の後端候補の読取位置が対応つけられている場合がある。この場合、プレススキャンを未実行の後端候補の読取位置が残っている場合(S7:YES)、後端画像の検出のためのプレスキャンを実行せずに、当該未実行の後端候補の読取位置についてプレスキャンおよび原稿判断処理を実行する。従って、後端候補の読取位置が複数ある場合でも、定型サイズよりも長い原稿のサイズを正確に特定することが可能である。
また、複数の後端候補の読取位置について、原稿4の先端側の読取位置X1に近い順に、原稿判断処理を実行していく。これにより、原稿4の先端側の読取位置X1に遠い順に、原稿判断処理を実行する構成に比べて、読取デバイス6の移動距離を短くすることができ、また、定型サイズよりも短い原稿のサイズを、より精度よく特定することが可能である。
予め定められていない原稿のサイズでも、定型サイズに近いものが有る。このような場合、本実施形態によれば、原稿の後端候補の読取位置が、定型サイズの副走査幅に基づき抽出されるので、定型サイズと無関係に後端候補の読取位置が定められる構成に比べて、原稿の後端画像を効率よく検出することができる。
<実施形態2>
図9,10は実施形態2を示す。前記1実施形態との相違は、原稿4が定型サイズよりも短い場合の処理にあり、その他の点は前記実施形態1と同様である。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
図10に示すように、原稿4が縦向きB4よりも副走査幅が短い不定型の原稿である場合、CPU33は、後端の読取位置X8での読取画像中に、副走査方向のエッジ線が無いため(同図の上段参照)、原稿4の画像は無いと判断する(S5:YES)。そして、CPU33は、原稿4の後端画像を検出する後端検出処理を実行する(S21)。
具体的には、CPU33は、読取デバイス6を、後端の読取位置X8から後端の読取位置X4に向けて移動させつつプレスキャンを連続して実行させる。CPU33は、連続して実行されるプレスキャンにより順次読み取られる読取画像について上記エッジ抽出処理をし、そのエッジ画像中に、主走査方向のエッジ線が有れば、当該エッジ線が原稿4の後端L2に対応するとして、原稿4の後端画像を検出する。CPU33は、原稿4の後端画像を検出した時点でプレスキャンを中止し、読取デバイス6を待機位置X0に戻す。
そして、CPU33は、原稿4の先端の読取位置X1から上記後端画像の検出位置X12までの距離DX12を、原稿4の副走査幅として決定し、原稿4のサイズを、主走査幅がDY3で副走査幅がDX12であると特定し(S10 同図下段参照)、本原稿サイズ特定処理を終了する。その後、CPU33は、主走査幅がDY3で副走査幅がDX12の矩形領域を読取範囲として、読取デバイス6を、待機位置X0から当該読取範囲に対応した距離だけ移動させつつ本スキャンを実行させる。
本実施形態によれば、読取デバイス6を、原稿4の先端側の読取位置に向けて移動させつつ読取動作を実行して得られた読取画像から原稿の後端画像が検出される。そして、主走査幅および後端画像の検出位置に基づき原稿のサイズが特定される。これにより、予め定められたサイズよりも短い原稿のサイズを特定することが可能である。また、上記実施形態1のように読取デバイス6を戻り位置に戻す処理が不要になる。
<他の実施形態>
本明細書で開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
上記実施形態では、画像読取装置の一例として、スキャナ機能のみを有するスキャナ装置1を例に挙げた。しかし、これに限らず、画像読取装置は、コピー機、ファクシミリ装置や、複数の機能を有する複合機などでもよい。また、上記実施形態では、画像読取部の一例として、CISを有する読取デバイス6を例に挙げた。しかし、画像読取部は、これに限らず、例えばCCD(Charge Coupled Drive Image Sensor)を有する構成でもよい。
上記実施形態では、制御部の一例として、CPU33と、ハード回路としての画像処理部36とによって各処理を実行する制御部31を例に挙げた。しかし、制御部は、これに限らず、1または複数のCPUのみで各処理を実行する構成や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハード回路のみで各処理を実行する構成や、ハード回路及びCPUの両方を備える構成でもよい。例えば上記原稿サイズ特定処理の一部または全部を、別々のCPUやハード回路で実行する構成でもよい。
上記実施形態では、原稿サイズ特定プログラムの一例として、ROM34に記憶されたものを例に挙げた。しかし、原稿サイズ特定プログラムは、これに限らず、ハードディスク装置、フラッシュメモリ(登録商標)などの不揮発性メモリや、CD−Rなどの記憶媒体などに記憶されたものでもよい。
上記実施形態では、対応関係テーブルは、市販の定型サイズに基づき作成されたものであった。しかし、予め定めたサイズであれば、市販の定型サイズ以外のサイズに基づき作成したものでもよい。また、市販の定型サイズとしては、レターサイズやリーガルサイズでもよい。更に、対応関係テーブルは、1つの主走査幅に、後端候補の読取位置が1つあるいは3つ以上対応付けられた情報を含んでもよい。
上記実施形態では、各原稿4を配置する基準位置の一例として、プラテンガラス12の1つの角を例に挙げた。しかし、所定位置は、これに限らず、例えばプラテンガラス12の左辺の中心位置などでもよく、要するに、様々なサイズの原稿4を配置する際に基準となる位置であればよい。
上記実施形態では、原稿判断処理において読取画像中に原稿4の後端画像が有るかどうかの判断(S6)を実行した。しかし、これに限らず、原稿判断処理において読取画像中の原稿4が無いかどうかの判断(S5)だけを実行しても、定型サイズよりも短い原稿4のサイズだけを決定する構成でもよい。
1:スキャナ装置 4:原稿 6:読取デバイス 7:移動機構 12:プラテンガラス 31:制御部

Claims (8)

  1. 原稿が配置される原稿台と、
    前記原稿台側に向けて光を出射し、当該原稿台側からの光を受光する読取動作を実行する画像読取部と、
    前記画像読取部を、副走査方向に移動させる移動部と、
    前記画像読取部および前記移動部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記画像読取部に、前記副走査方向における前記原稿の一端側の読取位置で前記読取動作を実行して得られた読取画像に基づき、前記原稿の一端側について、前記副走査方向に直交する主走査方向の幅を検出する主走査幅検出処理と、
    前記画像読取部を、前記主走査方向の幅に予め対応付けられた前記原稿の他端候補の読取位置まで、前記読取動作を実行させずに移動させ、前記他端候補の読取位置で前記読取動作を実行して得られた読取画像に、前記原稿の画像が無いか否かを判断する原稿判断処理と、
    前記原稿判断処理で前記原稿の画像が無いと判断した場合、前記画像読取部を、前記原稿の一端側の読取位置に向けて移動させつつ前記読取動作を実行して得られた読取画像から前記原稿の他端画像を検出する他端検出処理と、
    前記主走査方向の幅および前記他端画像の検出位置に基づき前記原稿のサイズを特定する特定処理と、を実行する構成を有する画像読取装置。
  2. 原稿が配置される原稿台と、
    原稿台側に向けて光を出射し、当該原稿台側からの光を受光する読取動作を実行する画像読取部と、
    前記画像読取部を、副走査方向に移動させる移動部と、
    前記画像読取部および前記移動部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記画像読取部に、前記副走査方向における前記原稿の一端側の読取位置で前記読取動作を実行して得られた読取画像に基づき、前記原稿の一端側について、前記副走査方向に直交する主走査方向の幅を検出する主走査幅検出処理と、
    前記画像読取部を、前記主走査方向の幅に予め対応付けられた前記原稿の他端候補の読取位置まで、前記読取動作を実行させずに移動させ、前記他端候補の読取位置で前記読取動作を実行して得られた読取画像に、前記原稿の画像が無いか否かを判断する原稿判断処理と、
    前記原稿判断処理で前記原稿の画像が無いと判断した場合、前記画像読取部を、前記他端候補の読取位置と前記原稿の一端側の読取位置との間の戻し位置まで前記読取動作を実行させずに戻し、前記戻し位置から前記他端候補の読取位置に向けて移動させつつ前記読取動作を実行して得られた読取画像から前記原稿の他端画像を検出する他端検出処理と、
    前記主走査方向の幅および前記他端画像の検出位置に基づき前記原稿のサイズを特定する特定処理と、を実行する構成を有する画像読取装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    前記原稿判断処理では、さらに、前記読取画像に、前記原稿の他端画像が有るか否かを判断し、
    前記原稿判断処理で前記原稿の画像は有り、且つ、前記他端画像が無いと判断した場合、前記他端検出処理では、前記画像読取部を、前記原稿の一端側の読取位置とは反対方向に向けて移動させつつ、前記読取動作を実行して得られた読取画像から前記原稿の他端画像を検出する、画像読取装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    前記原稿判断処理で前記原稿の画像は有り、且つ、前記他端画像が無いと判断した場合でも、前記主走査幅検出処理で検出された主走査方向の幅に、互いに異なる複数の前記他端候補の読取位置が対応つけられており、前記原稿判断処理が未実行である他端候補の読取位置が有る場合には、前記他端検出処理を実行せずに、当該未実行の他端候補の読取位置について前記原稿判断処理を実行する、画像読取装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    前記主走査幅検出処理で検出された主走査方向の幅に、互いに異なる複数の前記他端候補の読取位置が対応つけられている場合、前記原稿の一端側の読取位置から近い順に、前記原稿判断処理を実行する、画像読取装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    前記主走査方向の幅に予め対応付けられた定型サイズの前記副走査方向の幅に基づき、前記原稿の他端候補の読取位置を抽出する候補抽出処理を実行する構成を有し、
    前記原稿判断処理では、前記画像読取部を、前記候補抽出処理で抽出された前記他端候補の読取位置まで移動させる、画像読取装置。
  7. 原稿が配置される原稿台と、
    原稿台側に向けて光を出射し、当該原稿台側からの光を受光する読取動作を実行する画像読取部と、
    前記画像読取部を、副走査方向に移動させる移動部と、を備える画像読取装置が有するコンピュータに、
    前記画像読取部に、前記副走査方向における前記原稿の一端側の読取位置で前記読取動作を実行して得られた読取画像に基づき、前記原稿の一端側について、前記副走査方向に直交する主走査方向の幅を検出する主走査幅検出処理と、
    前記画像読取部を、前記主走査方向の幅に予め対応付けられた前記原稿の他端候補の読取位置まで、前記読取動作を実行させずに移動させ、前記他端候補の読取位置で前記読取動作を実行して得られた読取画像に、前記原稿の画像が無いか否かを判断する原稿判断処理と、
    前記原稿判断処理で前記原稿の画像が無いと判断した場合、前記画像読取部を、前記原稿の一端側の読取位置に向けて移動させつつ前記読取動作を実行して得られた読取画像から前記原稿の他端画像を検出する他端検出処理と、
    前記主走査方向の幅および前記他端画像の検出位置に基づき前記原稿のサイズを特定する特定処理と、を実行させるための原稿サイズ特定プログラム。
  8. 原稿が配置される原稿台と、
    原稿台側に向けて光を出射し、当該原稿台側からの光を受光する読取動作を実行する画像読取部と、
    前記画像読取部を、副走査方向に移動させる移動部と、を備える画像読取装置が有するコンピュータに、
    前記画像読取部に、前記副走査方向における前記原稿の一端側の読取位置で前記読取動作を実行して得られた読取画像に基づき、前記原稿の一端側について、前記副走査方向に直交する主走査方向の幅を検出する主走査幅検出処理と、
    前記画像読取部を、前記主走査方向の幅に予め対応付けられた前記原稿の他端候補の読取位置まで、前記読取動作を実行させずに移動させ、前記他端候補の読取位置で前記読取動作を実行して得られた読取画像に、前記原稿の画像が無いか否かを判断する原稿判断処理と、
    前記原稿判断処理で前記原稿の画像が無いと判断した場合、前記画像読取部を、前記他端候補の読取位置と前記原稿の一端側の読取位置との間の戻し位置まで前記読取動作を実行させずに戻し、前記戻し位置から前記他端候補の読取位置に向けて移動させつつ前記読取動作を実行して得られた読取画像から前記原稿の他端画像を検出する他端検出処理と、
    前記主走査方向の幅および前記他端画像の検出位置に基づき前記原稿のサイズを特定する特定処理と、を実行させるための原稿サイズ特定プログラム。
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