JP5915256B2 - 画像読取装置および原稿領域決定プログラム - Google Patents

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Description

本明細書によって開示される発明は、光透過部材上に配置された原稿を読み取って得られた読取画像から原稿画像自体の領域である原稿領域を決定する技術に関する。
従来から、光透過部材である原稿台上に配置された原稿を読み取って得られた読取画像から原稿画像自体の領域である原稿領域を決定する画像読取装置がある。ここで、原稿台の端辺まで読取範囲に含めると、例えば画像読取装置が有する読取デバイスの組み立て誤差等により、原稿台に隣接する隣接部材の一部まで原稿範囲に含まれることがある。そうすると、読取画像に、原稿の端辺画像だけでなく、原稿台の端辺画像まで含まれてしまい、その結果、原稿の端辺画像ではなく、誤って、原稿台の端辺画像を基準に原稿領域が決定されてしまうことがある。
そこで、従来の画像読取装置では、原稿台の端辺から少し内側の範囲が読取範囲とされることにより、読取画像に、原稿台の端辺画像が含まれないようにしている。しかし、このような構成では、原稿台の端辺の近くに原稿が配置されると、読取画像内に、原稿の端辺画像まで含まれない場合があり、この場合には、読取画像全体が、原稿領域として決定される(特許文献1参照)。
特開2008−35173号公報
上述したように、上記従来の画像読取装置では、原稿台の端辺から少し内側の範囲が読取範囲とされているため、読取画像内に原稿の端辺画像が含まれないことがあり、結局、原稿の端辺画像を基準に原稿領域を決定することができない。また、例えば原稿の端辺付近の画像が読み取られないことがある。
本明細書では、光透過部材の端辺を読取範囲に含めつつ、原稿の端辺画像ではなく、誤って、光透過部材の端辺画像を基準に原稿領域が決定されてしまうことを抑制することが可能な技術を開示する。
本明細書によって開示される画像読取装置は、表面に原稿が配置される光透過部材と、前記光透過部材に隣接して設けられた隣接部材と、前記光透過部材の裏面側に設けられ、前記光透過部材と前記隣接部材との境界線を含む読取範囲で、前記光透過部材に配置された原稿を読み取る画像読取部と、前記読取範囲における前記境界線の位置を特定する特定情報が記憶されるメモリと、制御部と、を備え、前記制御部は、前記画像読取部が読み取った前記読取範囲の読取画像からエッジ画素を抽出する抽出処理と、前記読取画像において、前記抽出処理で抽出された複数のエッジ画素が、前記特定情報により特定される前記境界線との角度差が所定値以上の方向に並ぶエッジ線を検出する検出処理と、前記読取画像において、前記境界線上に、前記検出処理で検出されたエッジ線の端点が有るかどうかを判断する判断処理と、前記判断処理で前記境界線上に前記エッジ線の端点が有ると判断された場合、前記読取画像から、当該エッジ線の端点を原稿画像自体の領域である原稿領域の一辺上の点として決定し、前記境界線上に前記エッジ線の端点が無いと判断された場合、前記境界線に最も近いエッジ線の端点を前記原稿領域の一辺上の点として決定する決定処理と、を実行する構成を有する。
この構成によれば、メモリに記憶される特定情報により、読取画像上における、光透過部材と隣接部材との境界線の位置を特定することができる。そして、複数のエッジ画素が、境界線との角度差が所定値以上の方向に並ぶエッジ線が検出され、その境界線上に、エッジ線の端点が有れば、読取画像から、当該エッジ線の端点が原稿画像自体の領域である原稿領域の一辺上の点として決定される。一方、境界線上に端点が無いと判断された場合、境界線に最も近いエッジ線の端点が原稿領域の一辺上の点として決定される。これにより、光透過部材の端辺を読取範囲に含めつつ、原稿の端辺画像ではなく、誤って、光透過部材の端辺画像を基準に原稿領域が決定されてしまうことを抑制することが可能である。
上記画像読取装置では、前記制御部は、前記判断処理では、前記境界線上に前記エッジ線の端点が複数有るかどうかを判断し、前記決定処理では、前記判断処理で前記端点が複数有ると判断された場合、前記境界線を原稿領域の一辺として決定してもよい。
境界線上に、抽出処理で抽出されたエッジ線の端点が複数有る場合、原稿の端辺が境界線上に重なっている可能性が高い。そこで、本構成によれば、上記端点が複数有ると判断した場合には、境界線を原稿領域の一辺として決定することにより、原稿の端辺が境界線上に重なっている場合でも原稿領域を決定することができる。
上記画像読取装置では、前記制御部は、前記判断処理では、前記境界線上に前記エッジ線の端点が1つだけ有るかどうかを判断し、前記決定処理では、前記判断処理で前記エッジ線の端点が1つだけ有ると判断された場合、当該エッジ線を原稿領域の一辺として決定してもよい。
境界線上に、抽出処理で抽出されたエッジ線の端点が1つだけ有る場合、原稿の端辺の端点が境界線上に重なっている可能性が高い。そこで、本構成によれば、上記エッジ線の端点が1つだけ有ると判断した場合には、当該エッジ線を原稿領域の一辺として決定することにより、原稿の端辺の端点が境界線上に重なっている場合でも原稿領域を決定することができる。
上記画像読取装置では、前記制御部は、前記判断処理では、前記境界線に沿った方向において端に位置するエッジ線を対象として前記端点が有るかどうかを判断してもよい。
この構成によれば、検出されたエッジ線のうち、境界線に沿った方向において端(右端および左端の少なくとも1つ)に位置するエッジ線だけを対象にして、境界線上に端点が有るかどうかが判断される。端のエッジ線は、原稿の端辺画像である可能性が高いので、端以外のエッジ線を対象とする構成に比べて、原稿領域を正確に決定することができる。
上記画像読取装置では、前記隣接部材には、原稿を配置する基準位置を示すマークが設けられ、前記特定情報は、少なくとも前記基準位置を含む境界線の位置を特定する情報でもよい。
隣接部材に、原稿を配置する基準位置を示すマークが設けられている場合、一般に、ユーザは、その基準位置に基づいて原稿を配置する。このため、特に、基準位置付近では、原稿の端辺が境界線近くに配置される可能性が高い。そこで、本構成では、基準位置を含む境界線の位置を特定情報として記憶しておき、少なくとも当該境界線について上記判断処理を実行する構成としている。
上記画像読取装置では、前記制御部は、前記光透過部材に原稿が配置されていない状態で前記画像読取部に読取動作を実行させて、原稿無し読取画像を取得する取得処理と、前記取得処理で取得された前記原稿無し読取画像から、前記境界線の位置を検出して前記特定情報として前記メモリに記憶する記憶処理と、を実行してもよい。
この構成によれば、例えば外部からの衝撃等によって画像読取部の読取範囲と境界線との位置関係が変動した場合でも、その変動による影響を抑制することができる。
なお、この発明は、画像読取装置、原稿領域決定方法、これらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の種々の態様で実現することができる。
本明細書によって開示される発明によれば、光透過部材の端辺を読取範囲に含めつつ、原稿の端辺画像ではなく、誤って、光透過部材の端辺画像を基準に原稿領域が決定されてしまうことを抑制することが可能である。
一実施形態に係るスキャナ装置の側面概略図 原稿台の上面図 スキャナ装置の電気的構成を概略的に示すブロック図 境界線確認処理を示すフローチャート 原稿無しで原稿カバー等を読取デバイスから見た図 読取処理を示すフローチャート 原稿等を読取デバイスから見た図(パターン1) 原稿等を読取デバイスから見た図(パターン2) 原稿等を読取デバイスから見た図(パターン3)
一実施形態のスキャナ装置1について図1〜図9を参照しつつ説明する。以下の説明では、図1の紙面左側を、スキャナ装置1の前側(F)とし、紙面手前側を、スキャナ装置1の右側(R)とし、紙面上側を、スキャナ装置1の上側(U)とする。スキャナ装置1は、画像読取装置の一例である。
(スキャナ装置の機械的構成)
図1に示すように、スキャナ装置1は、装置本体2、および、その装置本体2に開閉可能に設けられている原稿カバー3を備える。装置本体2の上部には、原稿4が載置される原稿台5と、その原稿台5に載せられた原稿4を読み取る画像読取部6が設けられている。
原稿台5は、台枠11、透明なガラス板からなるプラテンガラス12を有し、このプラテンガラス12に原稿4が載置される。図2に示すように、プラテンガラス12は、上側から見て長方形状をしており、そのうち長辺が左右方向に平行であり、短辺が前後方向に平行である。プラテンガラス12は、光透過部材の一例である。台枠11は、枠状をしており、プラテンガラス12の4辺に隣接して設けられている。台枠11は、隣接部材の一例である。
原稿カバー3は、その一端が、台枠11の後端部に開閉可能に支持されている。また、原稿カバー3は、長方形状をしており、閉じた状態で、原稿台5全体を覆うサイズである。
画像読取部6は、読取デバイス21、および、移動機構を有する。読取デバイス21は、例えばCIS(Contact Image Sensor)であり、複数の読取素子が前後方向に1列状に並んで配置されているとともに、その近傍に複数の光源が複数列並んで配置されて構成されている。読取デバイス21は、光源を発光させつつ、複数の読取素子それぞれの受光量に応じた画素値を含む階調データを出力する読取動作を実行する。図1,2に示すように、前後方向が読取主走査方向であり、左右方向が読取副走査方向である。移動機構は、左右方向に延びるガイド軸22を有し、図示しないモータから伝達される動力により、読取デバイス21を、読取副走査方向に沿って移動させる。
読取指令を受ける前、読取デバイス21は、図2に示すように、プラテンガラス12よりも左側の待機位置X0にて待機している。読取指令を受けると、読取デバイス21は、移動機構により、待機位置X0から右方向、即ち読取方向に向けて移動し始めて、プラテンガラス12の左端の手前位置を読み取り可能な読取開始位置X1に移動したときに読取動作を開始する。これにより、原稿4がプラテンガラス12の端辺近くに載置された場合でも、原稿画像全体を欠けることなく読み取ることができる。
そして、読取デバイス21は、プラテンガラス12の右端を超えた位置を読み取り可能な読取終了位置X2に移動したときに読取動作を終了し、その後、待機位置X0に戻る。読取範囲は、台枠11とプラテンガラス12との4本の境界線B1〜B4の少なくとも1本を含む範囲であればよいが、以下の説明では、図2に示すように、4本の境界線B(B1〜B4)全てを含む読取範囲Hに設定されている場合を例に挙げて説明する。このために、読取範囲Hの読取画像に、原稿4の端辺画像だけでなく、境界線Bの画像が含まれることになる。
図1に示すように、原稿台5の前方には、操作部7及び表示部8が設けられている。操作部7は、複数のボタンを備え、読取指令など、ユーザにより各種の指示の入力操作が可能である。表示部8は、ディスプレイやランプ等を備え、各種の設定画面や装置の動作状態等を表示することが可能である。
(スキャナ装置の電気的構成)
図3に示すように、スキャナ装置1は、制御部31を備え、この制御部31に、バス32を介して、画像読取部6、操作部7、表示部8などが接続されている。制御部31は、CPU(中央処理装置)33、ROM34、RAM35、画像処理部36を有し、スキャナ装置1の各部を制御する。
ROM34には、後述する境界線確認処理や読取処理など、スキャナ装置1の各種動作を実行するためのプログラムが記憶されており、CPU33は、ROM34から読み出したプログラムに従って各部の制御を行う。このプログラムには、原稿領域決定プログラムが含まれる。RAM35は、メモリの一例であり、画像読取部6から出力された階調データを記憶するバッファや、後述するエッジ抽出処理等を行う際の作業領域などとして使用される。画像処理部36は、画像処理専用のハード回路であり、CPU33と協働してエッジ抽出処理等を行う。
(境界線確認処理)
図5の上段には、読取デバイス21からプラテンガラス12を介して見た原稿カバー3の下面および台枠11の一部が示されている。同図に示すようにプラテンガラス12上に原稿4が無い状態で、ユーザが、確認指令の入力操作を操作部7にて行うと、制御部31は、図4に示す境界線確認処理を実行する。境界線確認処理は、読取範囲H内における上記境界線B(B1〜B4)の現在の位置および方向を検出して、その情報を特定情報としてRAM35に記憶するための処理である。
具体的には、CPU33は、画像読取部6に読取動作を実行させて、読取範囲H全体の読取画像の階調データを取得してRAM35に記憶する取得処理を実行する(S1)。以下、このときの読取画像を、原稿無し読取画像という。そして、画像処理部36は、RAM35に記憶された階調データに基づき、2値化処理やエンハンス処理等、原稿無し読取画像からエッジ画素Dを抽出するエッジ抽出処理を実行し(S2)、原稿無し読取画像を、図5の下段に示すようにエッジ画素Dで構成されたエッジ画像G0に変換する。
例えば、画像処理部36は、2値化処理において、階調データに基づき、原稿無し読取画像中の各画素について、その画素値を、予め記憶された閾値と比較し、閾値よりも低い輝度を有する画素値を「1」に変換し、閾値よりも高い輝度を有する画素値を「0」に変換する。そのため、エッジ画像G0は、「0」と「1」で表される2値化データとしてRAM35に記憶される。画素値を「1」に変換した画素が、エッジ画素Dである。
CPU33は、その2値化データに基づき、エッジ画像G0から、複数のエッジ画素Dが直線状に連続して並ぶエッジ線Lを検出する検出処理を実行する(S3)。原稿無し読取画像のエッジ画像G0では、4本の境界線B1〜B4に対応する4本のエッジ線L0のみが検出される(図5には2本のみ図示)。CPU33は、それらの各エッジ線L0と、エッジ画像G0の各端辺GEとの距離T1、T2、方向等を算出してRAM35に記憶する記憶処理を実行し(S4)、本境界線確認処理を終了する。
距離T1、T2、方向等は、読取範囲H、読取画像内における各境界線Bを特定するための特定情報の一例である。このように境界線確認処理が実行されることにより、例えば外部からの衝撃等によって画像読取部6の読取範囲Hと各境界線Bとの位置関係が変動した場合でも、その変動による影響を抑制することができる。
(読取処理)
ユーザが、原稿4をプラテンガラス12上に載置して、読取指令の入力操作を操作部7にて行うと、制御部31は、図6に示す読取処理を実行する。具体的には、CPU33は、読取デバイス21に、読取開始位置X1から読取動作を開始させ(S11)、例えば読取動作の開始時点からの経過時間に基づき、基準範囲まで読取動作を行ったかどうかを判断する(S12)。基準範囲は、例えば読取開始位置X1から、当該読取開始位置X1よりも読取範囲Hの中央側の位置X3までの範囲であり、少なくとも、読取方向における原稿4の先端辺4Eを含むことが想定される、予め定められた範囲である(図7等参照)。
ここで、図7〜図9の上段には、原稿4および原稿カバー3等を読取デバイス21から見た図が示されており、各図ごとに、読取範囲H内における原稿4の位置等が異なる。図7のパターン1では、原稿4の先端辺4Eが、全長に亘って、境界線B1に接している。図8のパターン2では、原稿4の先端辺4Eの一方の端点のみが境界線B1に接している。図9のパターン3では、原稿4の先端辺4E全体が、境界線B1から離れている。これらのパターンにおいて、原稿4の先端辺4Eの位置を正確に検出しなければ、読取画像から、原稿画像自体の領域である原稿領域を決定することができない。
そこで、CPU33は、基準範囲まで読取動作を行ったと判断すると(S12:YES)、当該読取動作で得られた階調データに基づき、上記図4のS2と同様、読取画像からエッジ画素Dを抽出するエッジ抽出処理を実行する(S13)。図7〜図9に示すように、パターン1〜3では、各読取画像が、エッジ画素Dで構成されたエッジ画像G1〜G3にそれぞれ変換される。また、CPU33は、RAM35に記憶された上記特定情報に基づき、読取画像、エッジ画像G内における境界線Bの位置および方向を特定する(S14)。
次に、CPU33は、抽出処理の結果および特定情報に基づき、境界線B1〜B4に囲まれた領域内(境界線Bに対応するエッジ線Lは除く)において、境界線B1との角度差が所定値以上であるエッジ線Lを検出する検出処理を実行する(S15)。所定値は、例えば45度以上であることが好ましく、任意の値に設定可能である。特に、本実施形態では、境界線B1に沿った方向において端に位置するエッジ線Lだけが検出対象とされている。以下、図7〜図9において紙面左端に位置するエッジ線Lを、特に左端辺エッジ線LLといい、紙面右端に位置するエッジ線Lを、特に右端辺エッジ線LRという。
具体的には、CPU33は、エッジ画像Gにおいて、基準範囲内の複数本分のラインそれぞれについて、例えば左端の境界線B3の位置付近から、右端の境界線B2に向けてエッジ画素Dを探索し、最初に探索したエッジ画素Dの位置を特定する。そして、CPU33は、各ラインごとに特定された最初のエッジ画素Dを結んだ線を、左端辺エッジ線LLとして検出する。また、CPU33は、エッジ画像Gにおいて、基準範囲内の複数本分のラインそれぞれについて、例えば右端の境界線B2の位置付近から、左端の境界線B3に向けてエッジ画素Dを探索し、最初に探索したエッジ画素Dの位置を特定する。そして、CPU33は、各ラインごとに特定された最初のエッジ画素Dを結んだ線を、右端辺エッジ線LRとして検出する。
CPU33は、左端辺エッジ線LLおよび右端辺エッジ線LRを検出すると、左端辺エッジ線LLおよび右端辺エッジ線LRの両方の端点が、境界線B1上に有るかどうかを判断する判断処理を実行する(S16)。そして、CPU33は、両方の端点が境界線B1上に有ると判断すれば(S16:YES)、端点VL、VRを結んだ境界線B1を、原稿領域の一辺として決定し(S17)、S21に進む。
ここで、パターン1のエッジ画像G1では、基準範囲内に、境界線B1〜B4に対応するエッジ線L1A〜L1C、原稿4の各端辺に対応するエッジ線L2A〜L2Cが検出され、エッジ線L1Aとエッジ線L2Aとは境界線B1上で重なっている(図7の下段参照)。そして、これらのエッジ線Lのうち、エッジ線L2Cが左端辺エッジ線LLとして検出され、エッジ線L2Bが右端辺エッジ線LRとして検出される。そして、両エッジ線LL、LRの端点VL、VRはいずれも境界線B1上に有る。従って、端点VL、VRを結んだ境界線B1が、原稿領域の先端辺として決定される。これにより、原稿4の端辺4Eが境界線B上に重なっている場合でも原稿領域を決定することができる。
CPU33は、左端辺エッジ線LLおよび右端辺エッジ線LRのいずれか一方の端点のみが境界線B1上に有ると判断すれば(S16:NO、且つ、S18:YES)、当該一方の端点を含むエッジ線Lを原稿領域の一辺として決定し(S19)、S21に進む。ここで、パターン2のエッジ画像G2では、基準範囲内に、境界線B1〜B4に対応するエッジ線L1A〜L1D、原稿4の各端辺に対応するエッジ線L2A〜L2Dが検出され、エッジ線L1Aとエッジ線L2Aの端点とが境界線B1上で重なっている(図8の下段参照)。
そして、これらのエッジ線Lのうち、エッジ線L2Cが左端辺エッジ線LLとして検出され、エッジ線L2Bが右端辺エッジ線LRとして検出され、左端辺エッジ線LLの端点VLのみが境界線B1上に有る。従って、端点VL、VRを結んだエッジ線L2Aが、原稿領域の先端辺として決定される。これにより、原稿4の端辺4Eの端点Vが境界線B上に重なっている場合でも原稿領域を決定することができる。
CPU33は、左端辺エッジ線LLおよび右端辺エッジ線LRのいずれの端点も境界線B1上に無いと判断すれば(S16:NO、且つ、S18:NO)、境界線B1に最も近い端点を含むエッジ線Lを原稿領域の一辺として決定し(S20)、S21に進む。ここで、パターン3のエッジ画像G3では、基準範囲内に、境界線B1〜B4に対応するエッジ線L1A〜L1D、原稿4の各端辺に対応するエッジ線L2A〜L2Dが検出され、エッジ線L2Aは、エッジ線L1Aおよび境界線B1から離れている(図9の下段参照)。
そして、これらのエッジ線Lのうち、エッジ線L2Cが左端辺エッジ線LLとして検出され、エッジ線L2Bが右端辺エッジ線LRとして検出され、両端辺エッジ線LL、LRの端点VL、VRのいずれも境界線B1上に無い。従って、端点VL、VRを結んだエッジ線L2Aが、原稿領域の先端辺として決定される。これにより、原稿4の端辺4Eが境界線B上に無い場合でも原稿領域を決定することができる。
CPU33は、原稿領域の先端辺を決定すると、読取範囲H全体に対して読取動作を完了したかどうかを判断し(S21)、トリミング処理を実行し(S22)、本読取処理を終了する。トリミング処理では、読取画像から、原稿領域の画像だけを切り出す処理が実行される。なお、上記S17、S19、S20で決定された先端辺、および、予め設定された原稿領域の形状等から、原稿領域全体の位置を決定してもよい。または、読取動作の完了後、原稿領域の先端辺以外の辺、読取副走査方向の一辺についても、S13〜S20までの処理を実行して、それらの処理結果から、原稿領域全体の位置を決定してもよい。なお、S22で、トリミング処理に加えて、或いは、トリミング処理に代えて、原稿領域の傾き補正を実行する構成でもよい。
(本実施形態の効果)
本実施形態によれば、RAM35に記憶される特定情報により、読取画像上における、台枠11とプラテンガラス12と境界線Bの位置を特定することができる。そして、複数のエッジ画素が、境界線Bとの角度差が所定値以上の方向に並ぶエッジ線Lが検出され、その境界線B上に、エッジ線Lの端点が有れば、読取画像から、当該エッジ線Lの端点Vが原稿領域の一辺上の点として決定される。一方、境界線B上に端点Vが無いと判断された場合、境界線Bに最も近いエッジ線Lの端点Vが原稿領域の一辺上の点として決定される。これにより、プラテンガラス12の端辺を読取範囲Hに含めつつ、原稿の端辺画像ではなく、誤って、プラテンガラス12の端辺画像を基準に原稿領域が決定されてしまうことを抑制することが可能である。
しかも、エッジ線Lのうち、境界線Bに沿った方向において端(右端および左端の少なくとも1つ)に位置するエッジ線LL、LRだけを対象にして、境界線B上に端点Vが有るかどうかが判断される。端のエッジ線Lは、原稿4の端辺画像である可能性が高いので、端以外のエッジ線Lを対象とする構成に比べて、原稿領域を正確に決定することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
上記実施形態では、画像読取装置の一例として、スキャナ機能のみを有するスキャナ装置1を例に挙げた。しかし、これに限らず、画像読取装置は、コピー機や、複数の機能を有する複合機などでもよい。また、上記実施形態では、読取デバイスの一例として、CISを有する構成を例に挙げた。しかし、読取デバイスは、これに限らず、例えばCCD(Charge Coupled Drive Image Sensor)を有する構成でもよい。
上記実施形態では、制御部の一例として、CPU33と、ハード回路としての画像処理部36とによって各処理を実行する制御部31を例に挙げた。しかし、制御部は、これに限らず、1または複数のCPUのみで各処理を実行する構成や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハード回路のみで各処理を実行する構成や、ハード回路及びCPUの両方を備える構成でもよい。例えば上記境界線確認処理や読取処理内の処理の一部または全部を、別々のCPUやハード回路で実行する構成でもよい。
上記実施形態では、原稿領域決定プログラムの一例として、ROM34に記憶されたものを例に挙げた。しかし、原稿領域決定プログラムは、これに限らず、ハードディスク装置、フラッシュメモリ(登録商標)などの不揮発性メモリや、CD−Rなどの記憶媒体などに記憶されたものでもよい。
上記実施形態では、制御部31は、S15の検出処理において、境界線B1に沿った方向において端に位置するエッジ線Lだけが検出対象とした。しかし、これに限らず、制御部31は、エッジ画像G内において、境界線B1との角度差が所定値以上であるエッジ線L全てを検出対象としてもよい。この場合、S16等での判断処理において、境界線B1に沿った方向において端に位置するエッジ線Lだけを判断対象とするのが好ましい。
上記実施形態では、制御部31は、左端辺エッジ線LLおよび右端辺エッジ線LRのいずれの端点も境界線B1上に無いと判断した場合、境界線B1に最も近い端点を含むエッジ線Lを原稿領域の一辺として決定する構成であった。しかし、これに限らず、制御部31は、境界線B1を原稿領域の一辺として決定する構成でもよい。
上記実施形態では、制御部31は、判断処理において、左端辺エッジ線LLおよび右端辺エッジ線LRの両方の端点が、境界線B1上に有るかどうかを判断した。しかし、これに限らず、制御部31は、左端辺エッジ線LLおよび右端辺エッジ線LRのいずれか一方だけを判断対象とし、その判断対象とされたエッジ線Lの端点が、境界線B1上に有る場合には、その端点を、原稿領域の一辺上の点、例えば角として決定する構成でもよい。
この場合、制御部31は、検出処理において、左端辺エッジ線LLおよび右端辺エッジ線LRのいずれか一方だけを検出対象とし、当該一方だけを判断対象とする構成でもよい。また、制御部31は、左端辺エッジ線LLおよび右端辺エッジ線LRの両方を検出対象とするが、例えば一方が境界線Bに重なっているために検出されなかった場合に他方のみを判断対象とする構成でもよい。
例えば図2に二点鎖線で示すように、台枠11上に、原稿4を配置する基準位置を示すマークMが設けられている場合がある。一般に、ユーザは、その基準位置に基づいて原稿を配置する。このため、特に、基準位置付近では、原稿4の端辺4Eが境界線B近くに配置される可能性が高い。そこで、本構成では、基準位置を含む境界線B1およびB3のいずれか一方の位置を特定情報として記憶しておき、少なくとも当該境界線B1およびB3のいずれか一方について上記判断処理を実行する構成でもよい。
1:スキャナ装置 4:原稿 6:画像読取部 12:プラテンガラス 11:台枠 B:境界線 D:エッジ画素 H:読取範囲 L:エッジ線

Claims (7)

  1. 表面に原稿が配置される光透過部材と、
    前記光透過部材に隣接して設けられた隣接部材と、
    前記光透過部材の裏面側に設けられ、前記光透過部材と前記隣接部材との境界線を含む読取範囲で、前記光透過部材に配置された原稿を読み取る画像読取部と、
    前記読取範囲における前記境界線の位置を特定する特定情報が記憶されるメモリと、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記光透過部材に原稿が配置された状態で前記画像読取部が読み取った前記読取範囲の読取画像からエッジ画素を抽出する抽出処理と、
    前記読取画像における前記境界線に囲まれた領域内において、前記境界線に対応するエッジ線を除き、前記抽出処理で抽出された複数のエッジ画素が、前記特定情報により特定される前記境界線のうち1つの特定境界線との角度差が所定値以上の方向に並ぶエッジ線を検出する検出処理と、
    前記読取画像において、前記特定境界線上に、前記検出処理で検出されたエッジ線の端点が有るかどうかを判断する判断処理と、
    前記判断処理で前記特定境界線上に前記エッジ線の端点が有ると判断された場合、前記読取画像から、当該エッジ線の端点を原稿画像自体の領域である原稿領域の一辺上の点として決定し、前記特定境界線上に前記エッジ線の端点が無いと判断された場合、前記特定境界線に最も近いエッジ線の端点を前記原稿領域の一辺上の点として決定する決定処理と、を実行する構成を有する画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    前記判断処理では、前記特定境界線上に前記エッジ線の端点が複数有るかどうかを判断し、
    前記決定処理では、前記判断処理で前記端点が複数有ると判断された場合、前記特定境界線上に有る2つの前記エッジ線の端点を結んだ特定境界線を原稿領域の一辺として決定する、画像読取装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    前記判断処理では、前記特定境界線上に前記エッジ線の端点が1つだけ有るかどうかを判断し、
    前記決定処理では、前記判断処理で前記エッジ線の端点が1つだけ有ると判断された場合、当該エッジ線を原稿領域の一辺として決定する、画像読取装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、前記判断処理では、前記特定境界線に沿った方向において端に位置するエッジ線を対象として前記端点が有るかどうかを判断する、画像読取装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記隣接部材には、原稿を配置する基準位置を示すマークが設けられ、
    前記特定情報は、少なくとも前記基準位置を含む境界線の位置を特定する情報である、画像読取装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    前記光透過部材に原稿が配置されていない状態で前記画像読取部に読取動作を実行させて、原稿無し読取画像を取得する取得処理と、
    前記取得処理で取得された前記原稿無し読取画像から、前記境界線の位置を検出して前記特定情報として前記メモリに記憶する記憶処理と、を実行する、画像読取装置。
  7. 表面に原稿が配置される光透過部材と、
    前記光透過部材に隣接して設けられた隣接部材と、
    前記光透過部材の裏面側に設けられ、前記光透過部材と前記隣接部材との境界線を含む読取範囲で、前記光透過部材に配置された原稿を読み取る画像読取部と、
    前記読取範囲における前記境界線の位置を特定する特定情報が記憶されるメモリと、を備える画像読取装置が有するコンピュータに、
    前記光透過部材に原稿が配置された状態で前記画像読取部が読み取った前記読取範囲の読取画像からエッジ画素を抽出する抽出処理と、
    前記読取画像における前記境界線に囲まれた領域内において、前記境界線に対応するエッジ線を除き、前記抽出処理で抽出された複数のエッジ画素が、前記特定情報により特定される前記境界線のうち1つの特定境界線との角度差が所定値以上の方向に並ぶエッジ線を検出する検出処理と、
    前記読取画像において、前記特定境界線上に、前記検出処理で検出されたエッジ線の端点が有るかどうかを判断する判断処理と、
    前記判断処理で前記特定境界線上に前記エッジ線の端点が有ると判断された場合、前記読取画像から、当該エッジ線の端点を原稿画像自体の領域である原稿領域の一辺上の点として決定し、前記特定境界線上に前記エッジ線の端点が無いと判断された場合、前記特定境界線に最も近いエッジ画像の端点を前記原稿領域の一辺上の点として決定する決定処理と、を実行させる原稿領域決定プログラム。
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