JP6115804B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本明細書に開示される発明は、ブック原稿を読み取る画像読取装置に関する。
従来、書籍原稿などのブック原稿を読み取る画像読取装置が知られている(例えば、特許文献1)。この画像読取装置では、ブック原稿をスキャン方向に読み取り、スキャン方向に読み取った1ライン分の画像データの輝度ヒストグラムから、ブック原稿内の文字列が並んでいる方向を検出する。そして、ブック原稿内の文字列が、スキャン方向と平行な方向に並んでいる場合に、ブック原稿が縦書きであると判別し、スキャン方向と直交する方向に並んでいる場合に、ブック原稿が横書きであると判別する技術が開示されている。
特開平9−200501号公報
画像読取装置においてブック原稿を読み取る際、画像読取装置に対してブック原稿がどのような向きで載置されるかが不明な場合も多い。以下、ブック原稿中心の綴じ部がスキャン方向である主走査方向と平行となるような載置向きを縦置きと呼び、綴じ部が主走査方向と直交するような載置向きを横置きと呼ぶ。この場合、従来技術を用いて、ブック原稿内の文字列が主走査方向と平行方向に文字列が並んでいることを検出したとしても、ブック原稿が縦置きされている場合には、ブック原稿が縦書きとなり、ブック原稿が横置きされている場合には、ブック原稿が横書きとなる。つまり、ブック原稿が縦書きか横書きかを検出するためには、まず、ブック原稿の載置向きを検出する必要がある。
また、ブック原稿の載置向きは、ブック原稿を読み取った読取画像を回転処理等する際や、読取画像を印字等する際にも必要とされる。このように、ブック原稿の載置向きを検出する技術が所望されている。しかし、従来技術には、ブック原稿の載置向きを検出する有効な技術が開示されていない。
本明細書では、ブック原稿を読み取る画像読取装置において、ブック原稿の載置向きを検出する技術を開示する。
本明細書によって開示される画像読取装置は、原稿載置台と、主走査方向に複数の読取素子が並んで配置され、前記原稿載置台に置かれた原稿を前記主走査方向に直交する副走査方向に移動しながら読み取る読取部と、前記読取部を前記原稿載置台の前記副走査方向に移動させる駆動部と、前記読取部によって読み取られた読取画像を記憶する記憶部と、制御部と、を備え、前記読取画像は、前記読取部が前記主走査方向に前記原稿を読み取ることと、前記副走査方向に移動することとを繰り返すことによって生成され、前記主走査方向に対応する第一方向及び前記副走査方向に対応する第二方向に沿って複数の諧調データが並んで構成されるものであり、前記制御部は、前記読取部及び前記駆動部を制御し、前記原稿載置台に載置されたブック原稿を読み取らせる読取処理と、前記記憶部に記憶された読取画像について、前記第一方向に長辺が沿うとともに前記第二方向に短辺が沿う短冊状の領域であって、前記第一方向の全域に亘って広がる第一短冊領域、若しくは、前記第二方向に長辺が沿うとともに前記第一方向に短辺が沿う短冊状の領域であって、前記第二方向の全域に亘って広がる第二短冊領域を取得する取得処理と、前記取得処理によって取得された前記第一短冊領域の前記第一方向の濃度分布、若しくは、前記第二短冊領域の前記第二方向の濃度分布を解析する解析処理と、前記解析処理によって、前記第一短冊領域の前記第一方向の濃度分布に、基準距離以上に亘って濃度減少が継続する減少分布と前記基準距離以上に亘って濃度上昇が継続する上昇分布が連続して発生する谷が存在すると解析された場合に、前記副走査方向に沿って前記ブック原稿の綴じ部が載置されるように前記原稿載置台に前記ブック原稿が載置されていると判断し、前記解析処理によって取得された前記第二短冊領域の前記第二方向の濃度分布に、前記谷が存在すると解析された場合に、前記主走査方向に沿って前記ブック原稿の綴じ部が載置されるように前記原稿載置台に前記ブック原稿が載置されていると判断する判断処理と、前記判断処理によって、前記ブック原稿の綴じ部が前記主走査方向に沿って載置されていると判断された読取画像を90度回転させ、前記ブック原稿の綴じ部が前記副走査方向に沿って載置されていると判断された読取画像を回転させずに前記記憶部において維持する、回転処理と、を実行する。
この画像読取装置では、原稿載置台に載置されたブック原稿を読み取った読取画像から主走査方向若しくは副走査方向の濃度分布を取得し、当該濃度分布に所定の谷が存在する場合に、ブック原稿の綴じ部が沿う方向が特定される。ブック原稿では、綴じ部が沿う方向が特定されることで、ブック原稿の載置向きが一義的に特定される。従って、読取画像からブック原稿の載置向きを検出することができる。
本明細書によれば、ブック原稿を読み取る画像読取装置において、ブック原稿の載置向きを検出することができる。
複合機の主走査方向における概略的な断面図 複合機の電気的構成を概略的に示すブロック図 画像読取処理を示すフローチャート ブック原稿が横置きされた場合のプラテンガラスの概略的な上面図 第1プレスキャン画像PG1の主走査方向における階調値分布 ブック原稿の綴じ部の向きと主走査方向における原稿幅 ブック原稿が縦置きされた場合のプラテンガラスの概略的な上面図 解析画像KGの副走査方向における階調値分布 ブック原稿の綴じ部の向きと副走査方向における原稿幅
<実施形態>
一実施形態を、図1ないし図9を用いて説明する。
1.複合機の機械的構成
図1は、本実施形態の複合機10の主走査方向における断面図である。この複合機10は、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能などを備えた多機能周辺装置であり、画像読取装置の一例である。
図1に示すように、複合機10は、本体部11の上面に原稿Gを載置するためのプラテンガラス12と、読取部30と、駆動軸42とを含み、本体部11の上方には、プラテンガラス12を覆う原稿カバー15が設けられている。プラテンガラス12は、原稿載置台の一例である。
プラテンガラス12は、本体部11の上面に水平に配置された透明な長方形のガラス板であり(図4、7参照)、外周に配置された枠体13により支えられている。図4、7に原稿Gが載置される載置面12Aからの上面図を示すように、プラテンガラス12は、その短辺が本体部11の前後方向に沿って配置され、その長辺が本体部11の左右方向に沿って配置されている。また、プラテンガラス12の載置面12Aにおける1つの頂点は、原点Pに設定されており、原稿Gは、プラテンガラス12の載置面12Aに載置される際に、原点Pを基準として載置される。
読取部30は、本体部11においてプラテンガラス12の下側に配置され、CIS(Contact Image Sensor)やCCD(Charge Coupled Device)などのイメージセンサを有する。読取部30は、プラテンガラス12の短辺方向に広がって形成されており、プラテンガラス12と対向する上面に複数の読取素子が当該方向に並んで配置されている。読取部30は、プラテンガラス12上に載置された原稿Gをプラテンガラス12の短辺方向に読み取る。具体的には、読取部30は、プラテンガラス12上に載置された原稿Gに光を照射してその反射光を各読取素子を用いて読み取り、原稿Gの読取データを生成する。プラテンガラス12の短辺方向は、主走査方向の一例であり、プラテンガラス12の長辺方向は、副走査方向の一例である。
駆動軸42は、読取部30をプラテンガラス12の長辺方向に移動させる軸であり、駆動部40(図2参照)は、読取部30を駆動軸42に沿って、つまり、副走査方向に移動させる。
原稿カバー15は、本体部11の上面後方に設けられた回転軸16を介して開閉可能に取り付けられている。原稿カバー15を開いた状態(図1実線参照)では、プラテンガラス12の載置面12Aが開放され、使用者は載置面12Aに原稿Gを載置することができる。また、原稿カバー15を閉じた状態(図1二点鎖線参照)では、原稿カバー15は載置面12A及び載置面12Aに載置された原稿Gを上方から覆い、原稿Gをプラテンガラス12に押しつける。
複合機10は、更に、各種のボタンやタッチパネル等を備え、ユーザからの操作入力を受け付ける操作部17や、ディスプレイやランプ等を備え、複合機10の状態を表示する表示部18が設けられている。
2.複合機の電気的構成
次に、複合機10の電気的構造について説明する。図2に示すように、複合機10は、中央処理装置(以下、CPU)20、ROM26、RAM27、読取部30、アナログフロントエンド(以下、AFE)22、画像処理部24、駆動部40を備え、これらにバス29を介して、操作部17、表示部18、などが接続されている。図2に点線21で示すように、CPU20と、ROM26と、RAM27を含めたものが、制御部の一例である。
ROM26には、後述する画像読取処理など、複合機10の各種動作を実行するためのプログラムが記憶されており、CPU20は、ROM26から読み出したプログラムに従って、各部の制御を行う。
読取部30は、CPU20からの命令に基づいて、プラテンガラス12上に載置された原稿Gを主走査方向に読み取るとともに、駆動部40によって副走査方向に移動しながら、所定の読取範囲YH(図4、図7参照)に亘って読み取りを繰り返す。これにより、読取部30は、主走査方向及び副走査方向に複数の読取データが並んで構成される読取画像を取得すると、読取画像をAFE22に出力する。
AFE22は、読取部30に接続されており、CPU20からの命令に基づいて、読取部30から出力されるアナログ信号である読取データをデジタル信号である階調データに変換する。AFE22は、変換した階調データを、バス29を介してRAM27に記憶する。これによって、主走査方向及び副走査方向に複数の階調データが並んで構成される読取画像が、RAM27に記憶される。
画像処理部24は、CPU20からの命令に基づいて、RAM27に記憶された階調データに2値化処理等のエッジ抽出処理を行う。また、画像処理部24は、CPU20からの命令に基づいて、RAM27に記憶された階調データから主走査方向又は副走査方向における濃度分布を取得する処理、当該濃度分布に所定の減少分布や増加分布が存在するか否かを判断する処理、及びRAM27に記憶された読取画像を回転させる処理等を実行する。
駆動部40は、モータMに接続されており、CPU20からの命令に基づいてパルス信号をモータMに送信する。モータMは、パルス信号の1パルスで、1ステップの回転角度分、回転駆動する。モータMが1ステップ分駆動すると、駆動軸42に沿って読取部30が所定距離の分だけ移動する。CPU20は、原稿Gを読み取る際に、駆動部40を用いて毎秒規定数のパルス信号を送信し、当該規定数に応じた読取速度で読取部30に原稿Gを読み取らせることで、駆動部40を用いて読取部30を副走査方向に移動させながら、読取部30を用いて主走査方向に原稿Gを読み取る。
3.画像読取処理
次に、図3ないし図9を参照して、複合機10における原稿Gの画像読取処理について説明する。本実施形態では、本などのブック原稿Gが見開き状態でプラテンガラス12の載置面12Aに(以下、プラテンガラス12上に)載置され、ブック原稿Gの一対の見開き頁の画像を読み取る形態について説明する。
ブック原稿Gは、一般に、複数枚の用紙が綴じられて構成されていることから、図1に示すように、見開き状態でプラテンガラス12上にブック原稿Gが載置されると、一対の見開き頁の中央部Zがプラテンガラス12から浮く。以下、ブック原稿Gの中央部Zを綴じ部Zと称す。
そのため、ブック原稿Gをプラテンガラス12上に載置して読み取ると、プラテンガラス12から浮くブック原稿Gの綴じ部Zには、読取部30からの光が照射されにくく、綴じ部Zに対応する読取素子で読み取られる反射光の強度が弱まる(図5(A)、図8(A)参照)。以下、綴じ部Zに対応して読取画像に表れる低階調範囲を谷Tと称す。なお、谷Tの詳細な定義については、後述して具体的に説明する。
本実施形態の画像読取処理では、ブック原稿Gを読み取り、取得された読取画像から谷Tを検出することで、ブック原稿Gが、綴じ部Zが主走査方向に沿って配置された縦置き(図7参照)に載置されているか、綴じ部Zが副走査方向に沿って配置された横置き(図4参照)に載置されているか、を検出する。なお、本実施形態では、ブック原稿Gがプラテンガラス12上に載置される場合、ブック原稿Gの天がプラテンガラス12の原点P側となるように載置されるものとする。
図3は、CPU20が所定のプログラムに従って実行する画像読取処理のフローチャートを示す。CPU20は、使用者によりプラテンガラス12上にブック原稿Gが載置され、操作部17を介して使用者からブック原稿Gの読取指示が入力されると、処理を開始する。
CPU20は、画像読取処理を開始すると、入力された読取指示でブックスキャンが選択されているかを確認する(S2)。CPU20は、読取指示でブックスキャンが選択されていない場合(S2:NO)、ブック原稿Gにシートスキャン処理(S4)を実行する。
シートスキャン処理において、CPU20は、プラテンガラス12上にシート原稿Gが載置された場合と同様にブック原稿Gをプレスキャンする。つまり、CPU20は、プラテンガラス12に対応する範囲の全域をプレスキャン範囲に設定し、当該プレスキャン範囲に亘って読み取りを行う。CPU20は、プレスキャン範囲を読み取った結果から、公知のエッジ抽出処理を用いてプラテンガラス12上にブック原稿Gが載置された領域を特定する。
また、CPU20は、読取指示においてブックスキャンが選択されている場合(S2:YES)、ブック原稿Gにブックスキャン処理を実行する(S6〜S30)。ブックスキャン処理において、CPU20は、まず、原稿先端をプレスキャンする(S6)。CPU20は、プラテンガラス12に対応する範囲のうち、副走査方向において原点Pが存在する先端の端辺から基準幅KWの範囲を第1プレスキャン範囲PH1(図4点線参照)に設定し、第1プレスキャン範囲PH1に亘って読み取りを行う。
CPU20は、第1プレスキャン範囲PH1を読み取った結果から、公知のエッジ抽出処理を用いてブック原稿Gが載置された領域(図4一点鎖線に相当)を特定し、当該特定された領域の読取画像である第1プレスキャン画像PG1を取得する。第1プレスキャン画像PG1は、読取画像の一例であり、主走査短冊領域の読取画像の一例である。
図5(A)、(C)に示すように、第1プレスキャン画像PG1は、短冊状をしており、その長辺が主走査方向に沿って伸びている。また、第1プレスキャン画像PG1は、その長辺がプラテンガラス12上にブック原稿Gが載置された領域の主走査方向の全域に亘って広がっている(図4参照)。CPU20は、取得された第1プレスキャン画像PG1を解析し、主走査方向の階調値分布を取得する(S8)。階調値分布は、濃度分布の一例である。
具体的には、CPU20は、第1プレスキャン画像PG1を主走査方向において複数のブロックに分割し、各ブロックに含まれる読取データの階調値を合計する。これにより、CPU20は、各ブロックに対応させて各ブロック毎の合計階調値が並んで配された主走査方向の階調値分布を取得する(図5(B)、(D)参照)。
次に、CPU20は、主走査方向の階調値分布に谷Tが存在するかを検出する(S10)。CPU20は、階調値分布において、隣接する規定個数のブロックに亘って合計階調値が減少する減少分布GBと、隣接する規定個数のブロックに亘って合計階調値が増加する上昇分布ZBが連続して発生している場合に、当該階調値分布に谷Tが存在すると検出する。基準個数は、基準距離の一例である。
CPU20は、図5(B)に示すように、主走査方向の階調値分布に谷Tが存在する場合(S10:YES)、ブック原稿Gの綴じ部Zが主走査方向と直交する副走査方向に沿って配置されていること(図6参照)、すなわち、ブック原稿Gが横置きされていると判断する(S12)。この場合、CPU20は、谷Tの中心位置、すなわち、減少分布GBと上昇分布ZBとの境界点V1を検出し、主走査方向における一方の端点からの距離W1を算出する。具体的には、第1プレスキャン画像PG1において、プラテンガラス12の原点Pを読み取った基準点Qと境界点V1の主走査方向における距離W1を算出する。
そして、CPU20は、図6に示すように、算出した距離W1を2倍した距離を求め、当該距離を横置きされたブック原稿Gの主走査方向の原稿幅GWとして推定する(S14)。また、CPU20は、ブック原稿GがA6判やB5判などの定型サイズの原稿であると仮定し、推定した原稿幅GWに対応する副走査方向の原稿長GLを推定する(S16)。
一方、CPU20は、図5(D)に示すように、主走査方向の階調値分布に谷Tが存在しない場合(S10:NO)、原稿全体をプレスキャンする(S18)。CPU20は、プラテンガラス12に対応する範囲の全域を第2プレスキャン範囲PH2(図7点線参照)に設定し、第2プレスキャン範囲PH2に亘って読み取りを行う。
CPU20は、第2プレスキャン範囲PH2を読み取った結果から、公知のエッジ抽出処理を用いてブック原稿Gが載置された領域を特定し、当該特定された領域の読取画像である第2プレスキャン画像PG2を取得する。第2プレスキャン画像PG2は、読取画像の別例である。
次に、CPU20は、取得された第2プレスキャン画像PG2を解析する(S20)。CPU20は、第2プレスキャン画像PG2から、解析に用いる解析画像KGを設定する。CPU20は、第2プレスキャン画像PG2のうち、主走査方向において基準点Qが存在する基準端の端辺から基準幅KWの領域(図7一点鎖線に相当)の画像を解析画像KGと設定する。解析画像KGは、副走査短冊領域の読取画像の一例である。
図8(A)、(C)に示すように、解析画像KGは、短冊状をしており、その長辺が副走査方向に沿って伸びている。また、解析画像KGは、その長辺がプラテンガラス12上にブック原稿Gが載置された領域の副走査方向の全域に亘って広がっている(図7参照)。CPU20は、選出された解析画像KGを解析し、副走査方向の階調値分布を取得する。
具体的には、CPU20は、解析画像KGを副走査方向において複数のブロックに分割し、各ブロックに含まれる読取データの階調値を合計する。これにより、CPU20は、各ブロックに対応させて各ブロック毎の合計階調値が並んで配された副走査方向の階調値分布を取得する(図8(B)、(D)参照)。
次に、CPU20は、副走査方向の階調値分布に谷Tが存在するかを検出する(S22)。CPU20は、図8(B)に示すように、副走査方向の階調値分布に谷Tが存在する場合(S22:YES)、ブック原稿Gの綴じ部Zが副走査方向と直交する主走査方向に沿って配置されていること(図9参照)、すなわち、ブック原稿Gが縦置きされていると判断する(S24)。この場合、CPU20は、谷Tの境界点V2を検出し、解析画像KGにおいて、基準点Qと境界点V2の副走査方向における距離W2を算出する。
そして、CPU20は、図9に示すように、算出した距離W2を2倍した距離を求め、当該距離を縦置きされたブック原稿Gの副走査方向の原稿幅GWとして推定する(S26)。また、CPU20は、ブック原稿Gが定型サイズの原稿であると仮定し、推定した原稿幅GWに対応する主走査方向の原稿長GLを推定する(S28)。
一方、CPU20は、図8(D)に示すように、副走査方向の階調値分布に谷Tが存在しない場合(S22:NO)、プレスキャン画像PGにおいて谷Tが検出されず、ブック原稿Gの載置向きの検出に失敗したと判断する(S30)。
次に、CPU20は、原稿全体を本スキャンする(S32)。CPU20は、上記の処理においてブック原稿Gの原稿幅GW及び原稿長GLが推定されている場合には、プラテンガラス12の原点Pから原稿幅GW及び原稿長GLにより定まる範囲を読取範囲YHに設定し、ブック原稿Gを読み取る。また、CPU20は、上記の処理においてブック原稿Gの原稿幅GW及び原稿長GLが推定されていない場合には、プラテンガラス12に対応する範囲の全域を読み取り、当該読み取った結果から特定されるブック原稿Gが載置された領域を読取範囲YHに設定し、ブック原稿Gを読み取る。
CPU20は、原稿全体の本スキャンが終了すると、ブック原稿Gが縦置きされているかを確認する(S34)。CPU20は、上記の処理においてブック原稿Gが縦置きされていると判断した場合(S34:YES)、本スキャンにおいて取得された読取画像を左向きに90度回転させ(S36)、画像読取処理を終了する。一方、CPU20は、上記の処理においてブック原稿Gが縦置きされていると判断していない場合(S34:NO)、読取画像を回転させずに維持し(S38)、画像読取処理を終了する。なお、「ブック原稿Gが縦置きされていると判断されていない場合」には、ブック原稿Gが横置きされていると判断された場合とともに、ブック原稿Gの載置向きが検出されていない場合を含む。
4.本実施形態の効果
(1)本実施形態の複合機10では、プラテンガラス12上に載置されたブック原稿Gをプレスキャンしたプレスキャン画像PGから主走査方向若しくは副走査方向の階調値分布を取得し、当該階調値分布に谷Tが存在する場合に、ブック原稿Gの綴じ部Zが沿う方向を特定し、ブック原稿Gの載置向きを特定する。
具体的には、主走査方向の階調値分布に谷Tが存在する場合、ブック原稿Gの綴じ部Zが副走査方向に沿って配置されていることを特定し、ブック原稿Gが横置きされていることを特定する。また、副走査方向の階調値分布に谷Tが存在する場合、ブック原稿Gの綴じ部Zが主走査方向に沿って配置されていることを特定し、ブック原稿Gが縦置きされていることを特定する。この複合機10によれば、プレスキャン画像PGなどの読取画像を用いて、ブック原稿Gの載置向きを特定することができる。
(2)本実施形態の複合機10では、読取画像を用いてブック原稿Gの載置向きを特定し、ブック原稿Gが縦置きされている場合に、プレスキャンと同一の載置向きで本スキャンされたブック原稿Gの読取画像を回転させる。
ブック原稿Gが縦置きされている場合、ブック原稿Gに記載された画像の向き、すなわちブック原稿Gの綴じ部Zが沿う方向と主走査方向が平行となる。一般に、読取画像は複合機10の表示部18や複合機10外のパーソナルコンピュータ(以下、PC)の表示部などに表示される場合、読取画像の主走査方向がこれら表示部の主走査方向(つまり、水平方向)となるように表示される。そのため、縦置きされたブック原稿Gの読取画像を回転させることなくこれら表示部に表示されると、使用者にとって見ずらい。この複合機10によれば、読取画像から特定された載置向きに基づいて、ブック原稿Gの読取画像を適切に回転させるので、使用者が読取画像を複合機10の表示部18やPCの表示部などで確認する際に、確認しやすい。
(3)本実施形態の複合機10では、プレスキャン画像PGから主走査方向若しくは副走査方向の階調値分布を取得する際に、短冊状の第1プレスキャン画像PG1をその長辺方向において複数のブロックに分割して主走査方向の階調値分布を取得する。また、第2プレスキャン範囲PH2から設定された短冊状の解析画像KGをその長辺方向において複数のブロックに分割して副走査方向の階調値分布を取得する。この複合機10によれば、短冊状の画像をその長辺方向において複数のブロックに分割することで、階調値分布に谷Tが存在するか否かを判断しやすく、ブック原稿Gの綴じ部Zが沿う方向を特定しやすい。
(4)本実施形態の複合機10では、主走査方向若しくは副走査方向の階調値分布に谷Tが存在する場合に、その階調値分布が取得された短冊状の画像の長辺方向における端点から当該谷Tの中心位置、つまり境界点Vまでの距離Wから原稿幅GWを推定するので、原稿幅GWを容易に推定することができる。
(5)本実施形態の複合機10では、主走査方向若しくは副走査方向の階調値分布を第1プレスキャン画像PG1及び解析画像KGから取得する。第1プレスキャン画像PG1及び解析画像KGは、ブック原稿Gが載置された領域のうち、プラテンガラス12の原点P側の端辺側、つまり副走査方向における先端の端辺側、及び主走査方向における基準端の端辺側の範囲を読み取った読取画像であるので、先端あるいは基準端を用いてこれらの読取画像を特定しやすく、階調値分布を取得しやすい。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、複合機10を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られず、少なくともスキャナ機能を備えていれば、プリンタ機能やコピー機能、ファクシミリ機能等の他の機能を備えていなくてもよい。
(2)上記実施形態では、複合機10が1つのCPU20を有し、読取部30や画像処理部24などの各部の制御を当該1つのCPU20によって実行する例を用いて示したが、本発明はこれに限られない。例えば、複数のCPUにより各部が構成されてもよければ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハード回路のみにより各部が構成されてもよい。さらには、単数又は複数のCPU及びASICによって、各部が構成されてもよい。
(3)また、CPU20が実行するプログラムは必ずしもROM26に記憶されている必要はなく、CPU20自身に記憶されていてもよければ、他の記憶装置に記憶されていてもよい。
(4)上記実施形態では、ブック原稿Gを本スキャンする前にブック原稿Gをプレスキャンし、当該プレスキャンにより取得されたプレスキャン画像PGを用いてブック原稿Gの載置向きを特定する例を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られない。例えば、本スキャンにより取得された読取画像を用いてブック原稿Gの載置向きを特定してもよい。
(5)上記実施形態では、主走査方向若しくは副走査方向の階調値分布が取得される第1プレスキャン画像PG1及び解析画像KGが、プラテンガラス12の原点P側の端辺側の領域を読み取った読取画像である例を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られない。主走査方向の階調値分布を取得するための読取画像であれば、短冊状をしており、その長辺が主走査方向に沿っているとともに、その長辺がプラテンガラス12上にブック原稿Gが載置された領域の主走査方向の全域に亘って広がっている領域であれば良い。同様に、副走査方向の階調値分布を取得するための読取画像であれば、短冊状をしており、その長辺が副走査方向に沿っているとともに、その長辺がプラテンガラス12上にブック原稿Gが載置された領域の副走査方向の全域に亘って広がっている領域であればよい。
(6)更には、短冊状をしている必要もない。但し、短冊状をしており、読取画像の階調値分布を取得しない方向における幅が狭いことで、階調値分布を取得するための処理負担が軽減される。
(7)上記実施形態では、第1プレスキャン画像PG1及び解析画像KGから取得された主走査方向若しくは副走査方向の階調値分布の双方に谷Tが存在しない場合に、ブック原稿Gの載置向きの検出に失敗したと判断する例を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られない。たとえば、第1プレスキャン画像PG1及び解析画像KGから取得された主走査方向若しくは副走査方向の階調値分布の双方に谷Tが存在しない場合に、他の画像を用いて主走査方向若しくは副走査方向の階調値分布を取得しても良い。ここでいう他の画像とは、同じ、又は異なる領域を用いて新たにプレスキャンされて取得された画像であってもよければ、既に取得されているプレスキャン画像から設定されてもよい。
10:複合機、12:プラテンガラス、30:読取部、40:駆動部、G:原稿(ブック原稿)、PG:プレスキャン画像、KG:解析画像、YG:読取画像、ZB:上昇分布、GB:減少分布、GL:原稿長、GW:原稿幅、T:谷、V:境界点、PH:プレスキャン範囲、YH:読取範囲、Z:綴じ部

Claims (4)

  1. 原稿載置台と
    走査方向に複数の読取素子が並んで配置され、前記原稿載置台に置かれた原稿を前記主走査方向に直交する副走査方向に移動しながら読み取る読取部と、
    前記読取部を前記原稿載置台の前記副走査方向に移動させる駆動部と、
    前記読取部によって読み取られた読取画像を記憶する記憶部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記読取画像は、前記読取部が前記主走査方向に前記原稿を読み取ることと、前記副走査方向に移動することとを繰り返すことによって生成され、前記主走査方向に対応する第一方向及び前記副走査方向に対応する第二方向に沿って複数の諧調データが並んで構成されるものであり、
    前記制御部は
    記読取部及び前記駆動部を制御し、前記原稿載置台に載置されたブック原稿を読み取らせる読取処理と、
    前記記憶部に記憶された読取画像について、前記第一方向に長辺が沿うとともに前記第二方向に短辺が沿う短冊状の領域であって、前記第一方向の全域に亘って広がる第一短冊領域、若しくは、前記第二方向に長辺が沿うとともに前記第一方向に短辺が沿う短冊状の領域であって、前記第二方向の全域に亘って広がる第二短冊領域を取得する取得処理と、
    前記取得処理によって取得された前記第一短冊領域の前記第一方向の濃度分布、若しくは、前記第二短冊領域の前記第二方向の濃度分布を解析する解析処理と、
    前記解析処理によって、前記第一短冊領域の前記第一方向の濃度分布に、基準距離以上に亘って濃度減少が継続する減少分布と前記基準距離以上に亘って濃度上昇が継続する上昇分布が連続して発生する谷が存在すると解析された場合に、前記副走査方向に沿って前記ブック原稿の綴じ部が載置されるように前記原稿載置台に前記ブック原稿が載置されていると判断し、前記解析処理によって取得された前記第二短冊領域の前記第二方向の濃度分布に、前記谷が存在すると解析された場合に、前記主走査方向に沿って前記ブック原稿の綴じ部が載置されるように前記原稿載置台に前記ブック原稿が載置されていると判断する判断処理と、
    前記判断処理によって、前記ブック原稿の綴じ部が前記主走査方向に沿って載置されていると判断された読取画像を90度回転させ、前記ブック原稿の綴じ部が前記副走査方向に沿って載置されていると判断された読取画像を回転させずに前記記憶部において維持する、回転処理と、を実行する、画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    前記取得処理において、前記第一短冊領域を少なくとも前記第一方向において複数のブロックに分割し、各ブロック毎の濃度値を算出した前記第一短冊領域の前記第一方向の濃度分布、若しくは、前記第二短冊領域を少なくとも前記第二方向において複数のブロックに分割し、各ブロック毎の濃度値を算出した前記第二短冊領域の前記第二方向の濃度分布を取得し、
    前記解析処理において、前記基準距離に対応する基準個数の隣接する前記ブロックに亘って濃度減少が継続する減少分布と、前記基準個数の隣接する前記ブロックに亘って濃度増加が継続する上昇分布が連続して発生する場合に、前記谷が存在すると解析する、画像読取装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    更に、
    前記判断処理によって、前記ブック原稿の綴じ部が前記副走査方向に沿って載置されていると判断された場合、前記第一短冊領域の前記第一方向における一方の端点から前記減少分布と前記上昇分布との境界点までの距離の2倍を、前記ブック原稿の原稿幅と推定し、前記ブック原稿の綴じ部が前記主走査方向に沿って載置されていると判断された場合、前記第二短冊領域の前記第二方向における一方の端点から前記減少分布と前記上昇分布との境界点までの距離の2倍を、前記ブック原稿の原稿幅と推定し、定型サイズに基づいて前記ブック原稿の原稿幅に対応する原稿長を推定する推定処理と、
    前記推定処理によって、推定された前記ブック原稿の原稿幅及び原稿長に基づいて、前記ブック原稿の原稿全体を読み取る際の読取範囲を設定する設定処理と、を実行する、画像読取処置。
  4. 請求項1ないし請求項3に記載の画像読取装置であって、
    前記原稿載置台は、前記ブック原稿が載置される載置面から見て長方形状をしているとともに、その1つの頂点が原点に設定され、
    前記ブック原稿は、前記原点を基準として載置され、
    前記第一短冊領域及び前記第二短冊領域は、前記読取画像のうち、前記原点に対応する基準点を含む前記読取画像の端辺側に設定される、画像読取装置。
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