JP6135124B2 - 歩行型耕耘機 - Google Patents
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Description
但し、特許文献1及び特許文献2に記載されている畝立器は機体外側に畝を形成するいわゆる外盛り用である。
外盛りはオペレータの運転操作によっては畝の幅が変化し、畝の幅が安定しないという欠点がある。というのも、1回目の直進で畝の一側面を形成して旋回し、2回目の直進で畝の他側面を形成することで畝が完成するので、旋回して2回目の耕耘作業をどの地点から行うかにより、畝の幅が変化するためである。
請求項1記載の発明は、
走行車輪より前方には、耕耘部を設け、
走行車輪より後方には、左右方向に延びる昇降軸と、後斜め上方に延びる操作ハンドルを設け、
昇降軸の左右両側には、それぞれ左右内側に成形面を形成する成形器を取り付け、
昇降軸の昇降動作により、成形器が畝立姿勢又は非畝立姿勢に切り換え可能に構成し、
成形器は走行車輪と背面視でラップする位置に設け、
成形器は前側に面する案内面を備える案内板と、前記成形面を備える成形板と、下側に平坦な溝均し面を形成する溝均し板から構成し、
溝均し体は案内板と略同じ幅に形成すると共に、
溝均し板は案内板の下端部と成形板の下端部とを連結することで、案内板と成形板と溝均し板を一体に形成し、
昇降軸には、成形器で成形する畝の上面に当接する畝上面均し板を設け、
畝上面均し体は上下方向に延びるプレート状に形成すると共に、昇降軸と並行して設け、上下調節部材により、成形器と別個に上下方向に位置調節可能とする歩行型耕耘機とする。
また、溝均し板(28)は案内板(26)の下端部と成形板(27)の下端部とを連結し、案内板(26)と成形板(27)と溝均し板(28)は一体に形成することで成形器(21)の構造を強固にすることができる。
また、案内板(26)と略同じ幅に形成する溝均し板(28)が案内板(26)により形成された溝を均し易くすることができ、走行車輪(1)の轍を消去しつつきれいな溝(M)を形成することができる。
また、畝上面の高さを任意に調節できる。
本実施の形態では、進行方向を前、進行方向と交差する方向を左右方向と呼ぶ。
車軸1aで支持される左右一対の走行車輪1より前側には、耕耘軸2に取り付ける多数の耕耘爪3と耕耘爪3を覆う耕耘カバー4を備える耕耘部Kを設ける。本実施の形態の耕耘部Kの幅は左右の走行車輪1間の幅と略同じ幅としている。
ミッションケース5の後部には、後方に向かって延びる畝立部支持板14を取り付ける。畝立部支持板14は回動軸15を支持する。回動軸15は畝立部支持板14を取り付ける中央部15aを固定とし、左右両側部15bを横軸芯に回動する構成である。回動軸15は中空形状に形成し、内部に回動軸15を支持する支点軸31を設けている。支点軸31は回動軸15の左右両側部15bと共に回動する構成としている。
昇降軸20の左右方向の幅を走行車輪1の幅と略同じに構成し、左右両側にはそれぞれ左右一対の成形器21を連結している。昇降軸20の途中部には昇降用レバー22を取り付けている。
成形器21は走行車輪1の後方に設け、背面視でラップする構成としている。成形器21は前側に平坦な案内面26aを形成する案内板26と、左右内側に平坦な成形面27aを形成する成形板27と、下側に平坦な溝均し面28aを形成する溝均し板28と、成形器21を昇降軸20に取り付ける成形器取り付け具29とから構成している。
オペレータは図1の畝立姿勢位置に成形器21をセットする。すなわち、畝立姿勢位置では案内面26aが走行車輪1に対向すると共に、溝均し面28aが地面と対向する。そして、エンジン7を始動して変速レバー30を耕耘位置(図示せず)に入れ、クラッチレバー13を把持すると、耕耘機は前進走行しながら耕耘爪3が回転し、耕耘作業及び畝立作業が開始される。
本実施の形態の成形器21は、昇降用レバー22の操作だけで畝立作業位置又は非畝立作業位置に切り換えることができる。また、スプリング19の作用により畝立姿勢位置と非畝立姿勢位置を固定し、いずれの位置でも成形器21が揺動し難く、円滑な畝立作業又は耕耘作業及び移動を行うことができる。
本実施の形態では、回動軸15にリンクプレート16を介して昇降軸20を連結し、昇降軸20に成形器21を取り付ける構成であるが、回動軸15を走行車輪1より後方に設け、回動軸15の左右両側部15bに成形器21を取り付ける構成でもよい。この場合には、昇降用レバー22を回動軸15に取り付け、畝立姿勢時と非畝立姿勢時それぞれで回動軸15の位置を固定する固定部材(図示せず)があれば構成できる。
また、本実施の形態の成形器21の位置は固定しているが、昇降軸20に沿ってスライド可能に構成することで、畝幅を調節することも可能である。
9 操作ハンドル
20 昇降軸
21 成形器
23 畝上面均し板
24 上下調節部材
26 案内板
26a 案内面
27 成形板
27a 成形面
28 溝均し板
28a 溝均し面
K 耕耘部
U 畝
Claims (1)
- 走行車輪より前方には、耕耘部を設け、
走行車輪より後方には、左右方向に延びる昇降軸と、後斜め上方に延びる操作ハンドルを設け、
昇降軸の左右両側には、それぞれ左右内側に成形面を形成する成形器を取り付け、
昇降軸の昇降動作により、成形器が畝立姿勢又は非畝立姿勢に切り換え可能に構成し、
成形器は走行車輪と背面視でラップする位置に設け、
成形器は前側に面する案内面を備える案内板と、前記成形面を備える成形板と、下側に平坦な溝均し面を形成する溝均し板から構成し、
溝均し体は案内板と略同じ幅に形成すると共に、
溝均し板は案内板の下端部と成形板の下端部とを連結することで、案内板と成形板と溝均し板を一体に形成し、
昇降軸には、成形器で成形する畝の上面に当接する畝上面均し板を設け、
畝上面均し体は上下方向に延びるプレート状に形成すると共に、昇降軸と並行して設け、上下調節部材により、成形器と別個に上下方向に位置調節可能とする歩行型耕耘機。
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JP2012282753A JP6135124B2 (ja) | 2012-12-26 | 2012-12-26 | 歩行型耕耘機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012282753A JP6135124B2 (ja) | 2012-12-26 | 2012-12-26 | 歩行型耕耘機 |
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Family
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