JP6133622B2 - 車両制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の動作を制御する装置に関する。
従来、車両の動作を制御する電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)は、車両負荷を駆動するドライバIC(Integrated Circuit)と、ドライバICを制御するマイコンとを備え、マイコンからドライバICに対してパラレル信号を送信することにより、車両負荷を駆動制御している。
一方、近年ではECUに求められる機能が高機能化するとともに、低コスト化に対する要求も増している。そこで、マイコンのport数を削減してコストを低減するため、マイコンとドライバICとの間で送受信するパラレル信号をシリアル信号に置き換える試みがなされている。例えばマイクロシリアルバス規格に準拠した通信が、これに該当する。
マイコンとドライバICがシリアル信号によって通信する場合、複数の制御命令が直列的に記述されたシリアルデータを送受信することになる。この場合、マイコンとドライバICとの間のシリアル通信において異常が発生すると、ドライバICが駆動する全ての車両負荷に対する制御命令が異常となる。したがって、マイコンとドライバICとの間のシリアル通信における異常が発生した場合はこれを即座に検出して車両をフェールセーフモードに移行させることが必要になると考えられる。
下記特許文献1には、電子制御装置の異常検出に関し、制御データをエコーバック(受信側が受信したデータと同じデータを送信側へ返信する)することによって異常を検出する技術が記載されている。
下記特許文献2には、電子制御装置の異常検出に関し、比較器23からトランシーバ12に対して検査信号を送信し、さらに比較器23はトランシーバ12から比較用信号を受信し、両者を比較した結果をCPU21へ報告する手法が記載されている。同文献においては、上記手法により、マイコン11とトランシーバ12の間の信号線に断線した箇所があるか否かなどを検査している。
下記特許文献3には、ECU1が備えるメインコンピュータ1aとサブコンピュータ1bの間の通信において、サブコンピュータ1bはリードモード実行時に読み出しデータとその全ビットを反転したデータをメインコンピュータ1aに対して送信し、メインコンピュータ1aはこれらデータを比較することが記載されている。メインコンピュータ1aは上記処理により、サブコンピュータ1bから受信した読み出しデータが正常であるか否かを確認している。
特開2000−312151号公報 特開2011−229079号公報 特開平4−170829号公報
特許文献1に記載されている技術においては、通信データそのものをエコーバックするため、通信データ自体が異常である場合にこれを検出できない可能性がある。例えばエコーバックするデータがビット値0またはビット値1いずれかに偏っていると、いずれかのビット位置において異常が発生していてもこれを正常なデータであると誤認識してしまう可能性がある。
特許文献2に記載されている技術においては、比較器23を設けるための追加コストが必要になる。また、マイコン11とトランシーバ12が通信していない間に検査信号を発信する必要があるため、検査を実施するタイミングが制約される。
特許文献3に記載されている技術においては、メインコンピュータ1aとサブコンピュータ1bともに演算機能を備えている必要があるため、コストが高くなる傾向がある。また、サブコンピュータ1bが読み出したデータとこれをビット反転したデータをともにメインコンピュータ1aに対して送信するので、診断実施のために通信するデータ量が大きくなる傾向があると考えられる。
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、演算機能を持たないドライバ回路と演算装置とが通信する車両制御装置において、両者が正常に通信できていることを簡易な手法によって効率的に診断することができる技術を提供することを目的とする。
本発明に係る車両制御装置は、演算部からドライバ回路に対する制御命令として診断データを送信し、ドライバ回路は診断データをビット反転した反転診断データを演算部に返信する。演算部は、診断データと反転診断データを用いて、演算部とドライバ回路との間の通信が正常に実施できているか否かを診断する。
本発明に係る車両制御装置によれば、送信側である演算部から送信した診断データを受信側であるドライバ回路が反転して返信するので、診断を確実に実施することができる。また、演算部からドライバ回路に対する制御命令として診断データを送信するので、演算部にとって任意のタイミングで診断を実施することができる。さらには、ドライバ回路が演算機能を持たない場合であっても診断を容易に実施できるので、診断機能を実装するコストを抑えることができる。
実施形態1に係る車両制御装置1000の構成図である。 制御フレームのビット配列を示す図である。 データフレームのビット配列を示す図である。 コマンドマップ220の構成例を示す図である。 アップストリーム通信におけるデータフレームのビット配列を示す図である。 アップストリーム通信におけるデータフレームの構成例を示す図である。 マイコン100が診断データを送信するタイミングとドライバ回路200が反転診断データを返信するタイミングの例を示す図である。 ダウンストリーム通信とアップストリーム通信のタイムチャート例である。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施形態1に係る車両制御装置1000の構成図である。車両制御装置1000は、車両が備える機能部の動作を制御するECUであり、マイコン(演算部)100とドライバ回路200を備える。ドライバ回路200が駆動する車両負荷については記載を省略した。
マイコン100は、ソフトウェア110とMSBインターフェース(I/F)120を備える。ソフトウェア110は、車両動作を制御する処理を実装したアプリケーションやBIOSなどのソフトウェア群である。MSBインターフェース120は、ドライバ回路200との間でシリアル通信を実施する通信インターフェースである。本実施形態1においてはマイクロセカンドバス規格に準拠したシリアル通信を実施するものとするが、通信方式はこれに限られるものではない。
MSBインターフェース120は、タイマ121、クロック生成器122、送信レジスタ123、受信レジスタ124を備える。クロック生成器122は、マイコン100とドライバ回路200の間で動作を同期させるためのクロック信号を生成し、1対のクロック配線320を介してドライバ回路200へ出力する。送信レジスタ123は、MSBインターフェース120からドライバ回路200に対して送信するデータを一時的に格納するレジスタであり、1対の送信配線330を介してドライバ回路200に接続されている。受信レジスタ124は、MSBインターフェース120がドライバ回路200から受信したデータを一時的に格納するレジスタであり、1本の受信配線340を介してドライバ回路200に接続されている。
MSBインターフェース120とドライバ回路200の間はさらに、イネーブル信号配線310を介して接続されている。MSBインターフェース120は、ドライバ回路200に対して制御命令を発行するときは、送信配線330を介して制御命令を送信すると同時に、イネーブル信号配線310を介してイネーブル信号を送信する。
ドライバ回路200は、車両負荷を駆動するドライバICであり、あらかじめ回路上に静的に実装された機能を実行するように構成されている。したがってドライバ回路200は、例えばプログラムを実行することはできない。ドライバ回路200は、受信レジスタ210、コマンドマップ220、出力レジスタ230、ドライバ240、実行結果レジスタ250、送信レジスタ260を備える。
受信レジスタ210は、送信配線330を介してMSBインターフェース120から受信したデータを一時的に格納するレジスタである。コマンドマップ220は、シリアルデータとして受信した制御命令を各ドライバ240に対するパラレルな制御命令に変換するための変換テーブルであり、詳細は後述する。出力レジスタ230は、コマンドマップ220を用いて変換した各ドライバ240に対する制御命令を一時的に格納するレジスタである。ドライバ240は、各車両負荷を駆動する回路であり、ドライバ回路200が駆動する車両負荷の種類や個数に応じて必要な数だけ設けられている。実行結果レジスタ250は、各ドライバ240が車両負荷を駆動した結果として得られる実行結果を記述した動作データを各ドライバ240から受け取って一時的に格納するレジスタである。送信レジスタ260は、MSBインターフェース120に対して送信するデータを一時的に格納するレジスタである。
送信レジスタ123と受信レジスタ124は、互いにビット干渉を起こさないように、電気的または論理的に分離して構成することが望ましい。受信レジスタ210と送信レジスタ260についても同様である。
コマンドマップ220は、その機能を実現する回路デバイスを用いて構成することができる。同等の機能を実装したソフトウェアとこれを実行するプロセッサを用いてコマンドマップ220を構成することも技術的には可能であるが、ドライバ回路200の実装コストを抑制する観点からは、上述のようにドライバ回路は回路デバイスのみを用いて構成することが望ましい。
<実施の形態1:マイコン100からドライバ回路200に対する通信>
マイコン100は、送信配線330を介して、ドライバ回路200に対して制御命令を送信する。マイコン100からドライバ回路200に対する通信を、ダウンストリームと呼ぶ場合もある。制御命令を記述したフレームは、制御フレームとデータフレームの2種類がある。以下これらデータフレームの例について説明する。
図2は、制御フレームのビット配列を示す図である。制御フレームは、狭義の制御命令を記述したフレームである。制御フレームは、フレームの種類を示す1ビットの選択ビット、制御命令の種類を記述した5ビットの命令ビット(C0〜C4)、制御命令の内容を記述した11ビットのデータビット(D0〜D10)、2ビットの無効ビットを有する。MSBインターフェース120は、制御フレームをドライバ回路200に対して送信するとき、同時にイネーブル信号をアクティブにする。
図3は、データフレームのビット配列を示す図である。データフレームは、制御命令に含まれる数値データなどの実データを送信するためのフレームである。データフレームは、フレームの種類を示す1ビットの選択ビット、データの内容を記述した16ビットのデータビット(D0〜D15)、2ビットの無効ビットを有する。MSBインターフェース120は、データフレームをドライバ回路200に対して送信するとき、同時にイネーブル信号をアクティブにする。
図4は、コマンドマップ220の構成例を示す図である。MSBインターフェース120が送信する制御命令はシリアルデータであるため、複数のドライバ240に対する制御命令が直列的に記述されている。そこでドライバ回路200は、コマンドマップ220を用いてシリアルデータ内に記述されている各ドライバ240に対する制御命令を抽出し、それぞれ出力レジスタ230に格納する。出力レジスタ230は、各ドライバ240に対する制御命令を並列的に格納する。すなわちドライバ回路200は、コマンドマップ220を用いることにより、マイコン100が送信したシリアルデータ内に記述されている制御命令を、複数のドライバ240に対するパラレルな制御命令に変換する。
ドライバ回路200は、マイコン100から受信した制御フレーム内に記述されているデータが図4に示すいずれかのビットパターンと合致した場合、そのビット列は当該ビットパターンに対応する制御命令であると解釈する。
図4に示すデータ例においては、16種類の制御命令を例示したが、これに限られるものではない。なお、1番目の例として記述している制御命令は、後述する診断データである。すなわち後述する診断データは、形式的には制御命令の1種として定義されている。
<実施の形態1:ドライバ回路200からマイコン100に対する通信>
ドライバ回路200は、各ドライバ240における断線や短絡などの回路異常によって生じる異常電圧などの異常状態が発生したか否かを自己診断する機能を備えており、その診断結果を動作データとして実行結果レジスタ250に格納する。例えば1番目のドライバ240において異常電圧が発生した場合は、実行結果レジスタ250の1番目のビット値を1にする、などの機能を備える。
ただしドライバ回路200は演算機能を持たないため、実行結果レジスタ250に格納されている各ビット値の意味を解釈することはできない。そこでドライバ回路200は、実行結果レジスタ250に格納されている動作データをシリアルデータに変換し、送信レジスタ260および受信配線340を介してマイコン100へ送信する。マイコン100は、ソフトウェア110が実装している機能によってドライバ回路200から受信した動作データを診断する。
ドライバ回路200からマイコン100に対する通信を、アップストリームと呼ぶ場合もある。ドライバ回路200は、ダウンストリーム通信とアップストリーム通信を非同期で実施する。すなわちドライバ回路200は、マイコン100から制御命令を受信したか否かによらず、例えば一定の動作周期で実行結果レジスタ250内の動作データをマイコン100へ送信する。
図5は、アップストリーム通信におけるデータフレームのビット配列を示す図である。アップストリーム通信におけるデータフレームは、1ビットの開始ビット、4ビットのコマンドフィールド(C0〜C3)、2ビットのアドレスフィールド(A0〜A1)、6ビットのデータフィールド(D0〜D5)、1ビットのパリティビット、2ビットの停止ビットを有する。複数のデータフレームを連続して送信する場合は、データフレーム間に1ビットのフレーム間ビットを設ける。アップストリーム通信はダウンストリーム通信とは非同期に実施されるため、アップストリーム通信においてはイネーブル信号は必要ない。
図6は、アップストリーム通信におけるデータフレームの構成例を示す図である。ドライバ回路200は、各ドライバ240についての診断結果を、図6に示すような変換規則にしたがってシリアルデータに変換し、送信レジスタ260に格納する。送信レジスタ260に格納されたシリアルデータは、例えば一定の動作周期でマイコン100へ送信される。図6に示す変換規則は、ダウンストリーム通信においてシリアルデータをパラレルデータに変換する処理と逆向きの変換であるため、コマンドマップ220上に実装することができる。
<実施の形態1:診断データ>
ドライバ回路200は、各ドライバ240における異常発生の有無を示す動作データをマイコン100へ送信する。この動作データによる異常診断は、車両負荷の異常を診断するという側面が強く、ドライバ回路200自身に発生した異常については診断することが困難である。
他方、ドライバ回路200が備える受信レジスタ210において、例えばビット固着(特定箇所のビットが固定される)などの異常が発生すると、ドライバ240に対する制御命令が正しく伝達されず、車両動作が危険な状態になる可能性がある。同様に送信レジスタ260において異常が発生すると、マイコン100はドライバ240の動作を正しく診断することができない。同様の不具合は、送信配線330や受信配線340において異常が発生している場合にも生じ得る。
上記のようなドライバ回路200の異常は、ドライバ回路200が演算機能を備え、各レジスタ上のデータや各配線上のデータを例えばパリティチェックなどによってチェックすることにより、ドライバ回路200自身が自己診断できる可能性がある。しかしドライバ回路200内に演算機能を設けると、ドライバ回路200の実装コストが増大する。またドライバ240をドライバ回路200内に実装する場合、ドライバ240は発熱し易い傾向があり、さらに演算機能を追加すると発熱原因を追加することになるので、熱対策の観点から好ましくない。
そこで本実施形態1において、マイコン100はドライバ回路200との間の通信が正常に実施できているか否かを診断するための診断データをドライバ回路200へ送信し、ドライバ回路200は診断データをビット反転した反転ビットデータをマイコン100へ返信することとした。マイコン100は、診断データと反転診断データの論理和を求め、その結果すべてのビットが1になれば、ドライバ回路200との間の通信が正常に実施できていることを確認できる。
診断データのビット配列は任意である。例えば診断データとして「1100」を送信した場合、ドライバ回路200はこれを反転した反転診断データ「0011」をマイコン100へ返信する。マイコン100は、「1100」と「0011」の論理和を求め、その結果すべてのビットが1であれば(1100+0011=1111)、ドライバ回路200との間の通信が正常に実施できていることが分かる。すなわち、受信レジスタ210、送信レジスタ260、送信配線330、受信配線340のいずれにおいても異常が発生していないことを確認することができる。
図7は、マイコン100が診断データを送信するタイミングとドライバ回路200が反転診断データを返信するタイミングの例を示す図である。マイコン100が診断データをドライバ回路200に対して送信するタイミングとしては様々なものが考えられる。本実施形態1においては、マイコン100からドライバ回路200に対する制御命令の1種として診断データを定義し、マイコン100は制御命令をドライバ回路200に対して送信するタイミングであればいつでも、診断データを送信することができるものとした。
図7に示す例において、マイコン100は任意の実行周期内でドライバ回路200に対して診断データを送信する。診断データは、図4の1番目に例示した制御命令「RD_DATA」として定義されている。ドライバ回路200は、コマンドマップ220を用いて診断データが到着したか否かを判定することができる。ドライバ回路200は、制御命令RD_DATAが到着した場合は、RD_DATAの全ビットをビット反転した反転診断データを、実行結果レジスタ250に格納する。
ドライバ回路200は、アップストリーム通信を実施する実行周期において、図6に例示した変換規則にしたがって動作データをシリアルデータに変換する。さらに、直前の実行周期において反転診断データが実行結果レジスタ250内に格納されている場合は、これをシリアルデータ内の適当な位置(例えば末尾)に追加する。
マイコン100は、診断データをドライバ回路200に対して送信した場合、次にアップストリーム通信を受信するとき、動作データと併せて反転診断データを受信することになる。マイコン100は、上述の診断規則にしたがって診断を実施する。
図8は、ダウンストリーム通信とアップストリーム通信のタイムチャート例である。以下、図8のタイムチャート例について説明する。
マイコン100とドライバ回路200はシリアル通信するため、要求される最も短い通信周期に合わせてダウンストリーム通信の制御周期を設定する必要がある。すなわち、各車両負荷が要求する制御周期のうち最短のものを満足する必要がある。さらには、制御命令の確からしさを確認するため2連照合(同じデータを2回連続して送信し、2回とも同じデータであれば正常データとみなす)を用いた場合、最短周期の1/2周期で制御命令を送信する必要がある。
図8に示す例においては、リレー負荷、インジェクタ負荷、イグニッション負荷の3種類が存在し、イグニッション負荷が要求する制御周期が最も短く3.2μsであるものと仮定した。そのためマイコン100は、1.6μs周期でドライバ回路200に対して制御命令を送信する必要がある。具体的な通信周期は負荷仕様や要求精度などに応じて適宜定めればよい。その他の負荷としては、例えばソレノイド回路、ヒータ回路などが考えられる。
またマイコン100は、任意の通信周期において、上述の診断データ(RD_DATA)をドライバ回路200に対して送信する。診断データは制御命令の1つとして定義されているため、制御命令の順番などの制約がない限り、任意のタイミングにおいて診断データを送信することができる。
ドライバ回路200は、ダウンストリーム通信とは非同期にアップストリーム通信を実施し、各ドライバ240の動作データをマイコン100へ送信する。直前のアップストリーム通信周期において診断データを受信した場合、ドライバ回路はこれをビット反転した反転診断データ(INV_RD_DATA)をアップストリーム通信内の適当な箇所(図8に示す例では末尾)に付加する。
マイコン100は、次回以降のダウンストリーム通信周期において診断データを送信する場合、前回の診断データをビット反転したデータ(INV_RD_DATAと等しくなる)を、新たな診断データとしてドライバ回路200に対して送信する。以後同様に、診断データを送信する毎にビットを反転する。これは全てのビット位置を均一に診断するためである。詳細は実施形態2において説明する。
アップストリーム通信の通信周期は任意でよい(例えば10ms周期)が、通信回数が増えると演算負荷が増加するため、必要最小限に抑えることが望ましい。例えばマイコン100側でOBD2(On Board Diagnosis 2)などの車両診断を実施する際に必要な通信速度とすればよい。
図8に例示するような診断処理を実施するタイミングとしては、車両が起動する前が望ましい。具体的には、車両制御装置1000のリセットが解除されてからエンジンが始動する前までに実施することが望ましい。
<実施の形態1:まとめ>
以上のように、本実施形態1に係る車両制御装置1000において、マイコン100は制御命令の1つとして診断データをドライバ回路200に対して送信し、ドライバ回路200は診断データをビット反転した反転診断データをマイコン100に返信する。これにより、マイコン100は制御命令を送信する任意のタイミングで、ドライバ回路200との間の通信が正常に実施できているか否かを診断することができる。
また、本実施形態1に係る車両制御装置1000において、マイコン100は診断データと反転診断データの論理和が全ビット1であるか否かにより、上記診断を実施する。この診断規則は診断データのビット配列によらず同一であるため、マイコン100側の診断処理を簡易化することができる(各ビットを逐一比較する必要がない)。またドライバ回路200はビットを反転するのみでよいので、例えばビット値を表す電圧値を増減する回路(NOT回路)などにより、演算機能を用いずに上記処理を実装することができる。
また、本実施形態1に係る車両制御装置1000において、ドライバ回路200は、ダウンストリーム通信とは非同期にアップストリーム通信を実施する。これにより、マイコン100は診断データを送信した結果を待機する必要がなくなるので、診断データを送信するタイミングをさらに自由に設定することができる。
また、本実施形態1に係る車両制御装置1000において、ドライバ回路200は、各ドライバ240の自己診断結果を記述した動作データと併せて、反転診断データをシリアル化してマイコン100に送信する。これにより、反転診断データを送信するための通信周期を別途設ける必要がなくなるので、通信負荷を軽減することができる。
また、本実施形態1に係る車両制御装置1000において、マイコン100とドライバ回路200は、1本のイネーブル配線310、1対のクロック配線320、1対の送信配線330、1本の受信配線340の、合計6配線によって接続され、互いにMSB規格に準拠したシリアル通信を実施する。これにより、マイコン100とドライバ回路200それぞれの端子数および配線数を少なく抑えることができる。
<実施の形態2>
実施形態1においては、マイコン100が送信する診断データは任意でよいことを説明した。ただし、より効率的に診断を実施するためには、診断データのビット配列について工夫する余地があると考えられる。そこで本発明の実施形態2においては、より効率的に診断を実施することができる診断データのビット配列について検討する。車両制御装置1000の構成は実施形態1と同様である。
各レジスタや配線に異常が発生すると、特定位置のビット値が同一の値に固定される(ビット固着)可能性がある。ビット固着をできる限り短い通信周期で検出するためには、マイコン100が診断データを送信する毎に全ビットを反転させ、2通信周期以内で全ビットがビット値0とビット値1の双方を持つようにすることが望ましい。これは送信レジスタ123と受信レジスタ124の双方について同様であり、またドライバ回路200内の受信レジスタ210と送信レジスタ260の双方について同様である。
また、各レジスタは隣接するビットが異物などの要因によって短絡し、必ず同じ値となる(ビット短絡)異常が発生する可能性がある。ビット短絡を回避するためには、診断データはビット値0とビット値1を交互に有することが望ましい。
以上に鑑みると、マイコン100が送信する診断データとしては、ビット値0とビット値1を交互に有し、かつ診断データを送信する毎にビット値を反転することが望ましいと考えられる。図4の1行目に示すRD_DATAの例においては、この検討を踏まえ、ビット値0から開始するビット配列とビット値1から開始するビット配列ともに、RD_DATAとして定義した。
<実施の形態2:まとめ>
以上のように、本実施形態2に係る車両制御装置1000は、ビット値0とビット値1を交互に有するビット配列を、診断データとして用いる。これにより、2通信周期以内でビット固着を検出し、かつビット短絡による誤診断を回避することができる。
<実施の形態3>
以上の実施形態1〜2において、マイコン100は、診断データのいずれかの位置において異常なビットを検出した場合、そのビット位置に対応するレジスタアドレスが異常であることを検出することができる。ただしこの異常は、診断データを発行することによって検出した異常であり、ドライバ240から取得する動作データには依拠していない。すなわちこの異常は、車両負荷やドライバ240の異常を表すものではない。このときマイコン100が実施する動作としては、例えば以下のようなものが考えられる。
(異常検出時の動作例1)
マイコン100は、異常を検出したビット位置に対応する車両負荷またはドライバ240を停止させる旨の制御命令を発行する。ただし、レジスタが故障していると制御命令がドライバ240に対して正常に伝達されない可能性があるため、例えば別の通信配線などを経由してドライバ240に対して制御命令を伝達する必要がある。
(異常検出時の動作例2)
マイコン100は、診断データのいずれかのビット位置において異常が検出された場合は、車両動作を安全側に倒し、ドライバ回路200の動作を停止する。具体的には、イネーブル信号を非アクティブにしてもよいし、制御命令として動作停止命令を発行してもよい。
(異常検出時の動作例3)
マイコン100は、異常を検出したビット位置またはこれと同等の内容を示す信号を、例えば上位の制御装置に対して出力する。
<実施の形態4>
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることもできる。また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることもできる。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成を追加・削除・置換することもできる。
実施形態1〜3において、ドライバ回路200は、装置コストなどの制約条件が許容する限りにおいては、回路構成を動的に変更することによりプログラム可能な回路デバイス(FPGAなど)を用いて構成することもできるし、実施形態1で説明したようにあらかじめ回路基板上に実装された機能のみを実施し、その回路構成を動的に変更することができない回路デバイスを用いて構成することもできる。あるいは、ドライバ回路200が担う機能を実現するには不十分な最小限度の演算機能をドライバ回路200に付与してもよい。
実施形態1〜3において、ドライバ回路200は診断データをビット反転して送信することを説明したが、必ずしも診断データの全ビットを反転して一括送信する必要はなく、一部のビットのみを反転して送信することを繰り返すようにしてもよい。マイコン100はドライバ回路200から受け取ったビット反転データを用いて逐次診断を実施することを繰り返すことにより、診断データ全体を診断する。
診断データの一部ビットを反転させる場合、例えばマイコン100からドライバ回路200に対してダウンストリーム通信によりコマンドマップ220の切り替えを指示し、順次診断を実施することにより、全ビットを診断するようにしてもよい。この場合、コマンドマップ220上において、ビットシフトなどの手法により診断データをビット反転させるコマンドを記述しておき、ドライバ回路200はこれを用いてビット反転を実施するようにしてもよい。ただし、ドライバ回路200の実装コストや診断処理負荷が増大するため、全ビットを一度に反転するのが望ましい。
100:マイコン、110:ソフトウェア、120:MSBインターフェース、121:タイマ、122:クロック生成器、123:送信レジスタ、124:受信レジスタ、200:ドライバ回路、210:受信レジスタ、220:コマンドマップ、230:出力レジスタ、240:ドライバ、250:実行結果レジスタ、260:送信レジスタ、310:イネーブル信号配線、320:クロック配線、330:送信配線、340:受信配線、1000:車両制御装置。

Claims (13)

  1. 車両が備える機能部を制御するための制御命令を出力する演算部と、
    前記制御命令にしたがって前記機能部を駆動するドライバ回路と、
    前記演算部から前記ドライバ回路に対して送信する信号を伝搬する送信配線と、
    前記ドライバ回路から前記演算部に対して送信する信号を伝搬する受信配線と、
    を備え、
    前記ドライバ回路は、回路上にあらかじめ実装されその回路構成変更することができないデバイスを用いて構成された機能を実行するように構成されており、
    前記演算部は、診断データを、前記制御命令として前記ドライバ回路に対して送信し、 前記ドライバ回路は、前記演算部から受信した前記診断データの少なくとも一部をビット反転した反転診断データを前記演算部に対して送信し、
    前記演算部は、前記ドライバ回路へ出力した前記診断データと前記ドライバ回路から受信した前記反転診断データを用いて、前記演算部と前記ドライバ回路が正常に通信できているか否かを診断し、
    前記演算部は、前記ドライバ回路に対して前記診断データを送信する毎に、前記診断データをビット反転させ、
    前記ドライバ回路は、
    前記送信配線を介して前記演算部と通信する動作と、前記受信配線を介して前記演算部と通信する動作とを非同期に実行し、
    前記機能部の動作結果を示す動作データおよび前記反転診断データを、前記演算部に対して前記受信配線を介して送信する
    ことを特徴とする車両制御装置。
  2. 車両が備える機能部を制御するための制御命令を出力する演算部と、
    前記制御命令にしたがって前記機能部を駆動するドライバ回路と、
    前記演算部から前記ドライバ回路に対して送信する信号を伝搬する送信配線と、
    前記ドライバ回路から前記演算部に対して送信する信号を伝搬する受信配線と、
    を備え、
    前記ドライバ回路は、回路上にあらかじめ実装されその回路構成変更することができないデバイスを用いて構成された機能を実行するように構成されており、
    前記演算部は、診断データを、前記制御命令として前記ドライバ回路に対して送信し、 前記ドライバ回路は、前記演算部から受信した前記診断データの少なくとも一部をビット反転した反転診断データを前記演算部に対して送信し、
    前記演算部は、前記ドライバ回路へ出力した前記診断データと前記ドライバ回路から受信した前記反転診断データを用いて、前記演算部と前記ドライバ回路が正常に通信できているか否かを診断し、
    前記演算部は、前記ドライバ回路に対して前記診断データを送信する毎に、前記診断データをビット反転させ、
    前記演算部は、ビット値0とビット値1を交互に配置したデータを前記診断データとして前記ドライバ回路へ送信する
    ことを特徴とする車両制御装置。
  3. 車両が備える機能部を制御するための制御命令を出力する演算部と、
    前記制御命令にしたがって前記機能部を駆動するドライバ回路と、
    を備え、
    前記ドライバ回路は、回路上にあらかじめ実装されその回路構成変更することができないデバイスを用いて構成された機能を実行するように構成されており、
    前記演算部は、診断データを、前記制御命令として前記ドライバ回路に対して送信し、 前記ドライバ回路は、前記演算部から受信した前記診断データの少なくとも一部をビット反転した反転診断データを前記演算部に対して送信し、
    前記演算部は、前記ドライバ回路へ出力した前記診断データと前記ドライバ回路から受信した前記反転診断データを用いて、前記演算部と前記ドライバ回路が正常に通信できているか否かを診断し、
    前記演算部は、複数の前記機能部に対して同時に発行する前記制御命令を1つのシリアルデータ内に記述して前記ドライバ回路に対して送信し、
    前記ドライバ回路は、
    前記演算部から受信した前記シリアルデータ内に記述されているビットデータと前記機能部に対する制御命令との間の対応関係を定義する受信コマンドマップを備え、
    前記受信コマンドマップを用いて、前記シリアルデータ内に記述されているビットデータを、複数の前記機能部に対する前記制御命令に変換することにより、前記シリアルデータを複数の前記機能部に対して同時に発行する前記制御命令に変換する
    ことを特徴とする車両制御装置。
  4. 前記演算部は、前記ドライバ回路に対して前記制御命令を出力するいずれかの実行周期において、前記診断データを前記ドライバ回路に対して送信し、
    前記ドライバ回路は、前記動作データを前記演算部に対して送信する前の実行周期において前記演算部から前記診断データを受信した場合は、その受信した診断データをビット反転することにより前記反転診断データを生成する
    ことを特徴とする請求項1記載の車両制御装置。
  5. 前記ドライバ回路は、
    前記送信配線を介して前記演算部から受信したデータを格納する受信レジスタと、
    前記受信配線を介して前記演算部に対して送信するデータを格納する送信レジスタと、 を備え、
    前記受信レジスタと前記送信レジスタは、互いにビット干渉を起こさないように分離して構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の車両制御装置。
  6. 前記ドライバ回路は、複数の前記機能部の動作結果を示す前記動作データを1つのシリアルデータ内に記述して前記演算部に対して送信する
    ことを特徴とする請求項1記載の車両制御装置。
  7. 前記演算部と前記ドライバ回路は、マイクロセカンドバス規格に準拠して互いに通信する
    ことを特徴とする請求項3記載の車両制御装置。
  8. 前記車両制御装置は、
    前記演算部から前記ドライバ回路に対してクロック信号を送信する1対のクロック配線と、
    1対の前記送信配線と、
    1本の前記受信配線と、
    前記送信配線および前記受信配線を介した通信を有効化する旨を指示する有効化信号を前記演算部から前記ドライバ回路に対して送信する1本の有効化信号配線と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の車両制御装置。
  9. 前記演算部は、
    前記診断データと前記反転診断データを用いて、前記診断データまたは前記反転診断データのうちビット異常が生じている箇所を特定することにより、前記受信レジスタまたは前記送信レジスタにおいて異常が生じている箇所を診断し、その結果を示す信号を出力する
    ことを特徴とする請求項5記載の車両制御装置。
  10. 前記演算部は、前記診断データまたは前記反転診断データのうちビット異常が生じている箇所が存在する場合は、前記ドライバ回路を停止させるよう指示する前記制御命令を前記ドライバ回路に対して出力し、
    前記ドライバ回路は、前記演算部から受信した前記制御命令にしたがって、前記機能部を駆動する動作を停止する
    ことを特徴とする請求項9記載の車両制御装置。
  11. 前記ドライバ回路は、前記機能部として、前記車両が備えるソレノイド回路、前記車両が備えるリレー回路、前記車両が備えるインジェクタ回路、前記車両が備えるイグニッション回路、前記車両が備えるヒータ回路のうち少なくともいずれかを駆動する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の車両制御装置。
  12. 車両が備える機能部を制御するための制御命令を出力する演算部を備える車両制御装置であって、
    前記制御命令にしたがって前記機能部を駆動するドライバ回路と通信し、
    前記車両制御装置はさらに、
    前記演算部から前記ドライバ回路に対して送信する信号を伝搬する送信配線と、
    前記ドライバ回路から前記演算部に対して送信する信号を伝搬する受信配線と、
    を備え、
    前記ドライバ回路は、回路上にあらかじめ実装されその回路構成変更することができないデバイスを用いて構成された機能を実行するように構成されており、
    前記演算部は、診断データを、前記制御命令として前記ドライバ回路に対して送信し、 前記ドライバ回路は、前記演算部から受信した前記診断データの少なくとも一部をビット反転した反転診断データを前記演算部に対して送信し、
    前記演算部は、前記ドライバ回路へ出力した前記診断データと前記ドライバ回路から受信した前記反転診断データを用いて、前記演算部と前記ドライバ回路が正常に通信できているか否かを診断し、
    前記演算部は、前記ドライバ回路に対して前記診断データを送信する毎に、前記診断データをビット反転させ、
    前記演算部は、ビット値0とビット値1を交互に配置したデータを前記診断データとして前記ドライバ回路へ送信する
    ことを特徴とする車両制御装置。
  13. 演算部から送信される、車両が備える機能部を制御するための制御命令にしたがって前記機能部を駆動するドライバ回路と、
    前記演算部から前記ドライバ回路に対して送信する信号を伝搬する送信配線と、
    前記ドライバ回路から前記演算部に対して送信する信号を伝搬する受信配線と、
    を備え、
    前記ドライバ回路は、回路上にあらかじめ実装されその回路構成変更することができないデバイスを用いて構成された機能を実行するように構成されており、
    前記演算部は、診断データを、前記制御命令として前記ドライバ回路に対して送信し、 前記ドライバ回路は、前記演算部から受信した前記診断データの少なくとも一部をビット反転した反転診断データを前記演算部に対して送信し、
    前記演算部は、前記ドライバ回路へ出力した前記診断データと前記ドライバ回路から受信した前記反転診断データを用いて、前記演算部と前記ドライバ回路が正常に通信できているか否かを診断し、
    前記演算部は、前記ドライバ回路に対して前記診断データを送信する毎に、前記診断データをビット反転させ、
    前記ドライバ回路は、
    前記送信配線を介して前記演算部と通信する動作と、前記受信配線を介して前記演算部と通信する動作とを非同期に実行し、
    前記機能部の動作結果を示す動作データおよび前記反転診断データを、前記演算部に対して前記受信配線を介して送信する
    ことを特徴とする車両制御装置。
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