JP6131167B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、洗濯水を循環させる循環ポンプを備えたドラム式洗濯機に関する。
ドラム式洗濯機においては、洗い工程時に、循環ポンプで外槽内の洗濯水を底部から汲み上げて衣類にかけ、洗濯水を衣類に満遍なく浸透させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このようなドラム式洗濯機は、縦型洗濯機と比較して少ない水でも洗浄性能を確保して、節水することができるようになっている。
特開2012−170697号公報
ところで、洗濯水の循環流量を増加させることで洗濯物に洗濯水をより効率的に浸透させることができるため、洗浄性能の向上や洗濯時間の短縮が可能であることが知られている。また、ドラム式洗濯機では、外槽の底部と繋がるエアトラップ(空気溜り部)が設けられ、このエアトラップの圧力を検知することで外槽内の水位を検知することが一般に行われている。しかしながら、特許文献1に記載のドラム式洗濯機において、エアトラップの真下に排水口を配置すると、洗濯水の循環流量を増加させたときに、エアトラップ内の空気を巻き込んでエアトラップ内に洗濯水が浸入し、水位の誤検知や水位が検知不能になるという不具合が生じる問題があった。
本発明は、洗濯水の循環流量を増加させることができ、しかも水位検知に不具合を生じることのないドラム式洗濯機を提供することを目的とする。
本発明は、内部に洗濯水を溜める外槽と、前記外槽内に回転自在に支持されるドラムと、前記外槽内の洗濯水を汲み上げて前記ドラム内に散水する循環ポンプと、前記外槽の最下部に設けられる水位検知用の空気溜り部と、前記外槽の底部に設けられ、当該外槽の軸方向に延在する窪み部と、前記循環ポンプから前記窪み部の底部に向けて延びるホースと、前記窪み部の底部と前記ホースとを接続する継手と、前記窪み部に固定され、輸送時の前記外槽の振動を防止する輸送金具と、を備え、前記継手の全体が、前記ドラムの底面より前側且つ前記輸送金具より前側に配置され、前記継手は、前記循環ポンプの位置する側の側面に前記ホース接続される管部を有することを特徴とする。
本発明によれば、洗濯水の循環流量を増加させることができ、しかも水位検知に不具合を生じることのないドラム式洗濯機を提供できる。
本発明の実施形態に係るドラム式洗濯機を示す外観斜視図である。 ドラム式洗濯機の内部構造を概略的に示す側面図である。 図2のA−A線矢視断面図である。 循環ポンプおよび循環流路を前方から見たときの斜視図である。 外槽カバー内側の循環流路を示す斜視図である。 循環ポンプを上方から見たときの平面図である。 外槽の底部を後方から見たときの斜視図である。 (a)は図7のB−B線矢視断面図、(b)は比較例として示す(a)に対応する断面図である。 (a)は外槽の底部から循環ポンプに向かう流路を示す平面図、(b)は、比較例としての外槽の底部から循環ポンプに向かう流路を示す平面図である。
次に、本発明の実施形態のドラム式洗濯機について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1および図2を参照しながらドラム式洗濯機の全体構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るドラム式洗濯機を示す外観斜視図、図2は、ドラム式洗濯機の内部構造を概略的に示す側面図である。以下の説明における前後上下左右は、図1に示すドラム式洗濯機を正面から見たときの前後上下左右の方向を基準とする。
図1に示すように、ドラム式洗濯機(以下、洗濯機と略記する)Sは、外郭を構成する筐体1、操作パネル6、洗剤トレイ7、ドア9を備えている。
筐体1は、ベース1hの上に取り付けられており、左右の側面カバー1a,1b、前面カバー1c、背面カバー1d(図2参照)、上面カバー1e、下部前面カバー1fで構成されている。また、筐体1は、左右の側面カバー1a,1bが、コの字型の上補強材36(図2参照)、前補強材37(図2参照)、後補強材(図示せず)と結合され、ベース1hを含めて箱状に構成されている。
操作パネル6は、筐体1の上部中央に設けられ、電源スイッチ39と、操作ボタン12,13と、表示器14と、を備えている。また、操作パネル6は、筐体1の下部に設けた制御装置38(図2参照)と電気的に接続されている。
洗剤トレイ7は、筐体1内の上部左側に設けられ、筐体1に対して前方(手前側)に引き出し可能となっている。
図2に示すように、洗剤トレイ7は、筐体1内の上部左側に設けた洗剤容器19に装着可能となっている。洗剤類を入れる場合は、洗剤トレイ7を図1中の2点鎖線で示すように引き出す。洗剤容器19は、筐体1の上補強材36に固定されている。また、洗剤容器19の左側面のやや後方には、出水口19aが形成されている。また、洗剤容器19の底面は、出水口19aの位置が最も低くなるようなすり鉢状に形成されている。
ドア9は、前面カバー1cの略中央に設けた衣類を出し入れするための投入口を塞ぐものであり、前補強材37に設けたヒンジ9cに開閉可能に支持されている。ドア9の近傍に設けられたドア開放ボタン9d(図1参照)を押すことでロック機構(図示せず)が外れて開き、ドア9を前面カバー1cに押し付けることでロックされて閉じる。前補強材37は、後記する外槽2の開口部と同心に、衣類(洗濯物)を出し入れするための円形の開口部を有している。
洗剤容器19の後側には、給水電磁弁16(図1参照)、風呂水吸水ポンプ17、水位センサ34などの給水関連部品が設けられている。また、洗剤容器19の上部開口には、給水ユニット15が設けられている。上面カバー1eには、水道栓からの給水ホース接続口16a(図1参照)、風呂の残り湯の吸水ホース接続口17a(図1参照)が設けられている。
また、洗濯機Sは、有底円筒状の外槽2、有底円筒状のドラム3、排水継手21a(継手)、蛇腹ホース22(ホース)、循環ポンプ24、エアトラップ2e(空気溜り部)を含んで構成されている。
外槽2は、ドラム3を同軸上に内包し、前面が開口し、後部端面2uの外側中央にはモータ4が取り付けられている。モータ4の回転軸は、外槽2を貫通し、ドラム3と結合している。外槽2の前面の開口部には、外槽2内への貯水を可能にする外槽カバー2dが設けられている。
また、外槽2は、下側をベース1hに固定されたダンパ5と、上側に設けられた図示しないバネとによって筐体1内において防振支持されている。また、外槽2の前面の開口部にはゴム製のベローズ10が設けられ、ドア9を閉じることで外槽2を水封するようになっている。
また、外槽2の側面後部には、外槽2内へ水や洗剤類を供給する給水口2aが設けられている。給水口2aと洗剤容器19の出水口19aとは、ゴム製の蛇腹ホース20で接続されている。
また、外槽2の底部2sには、外槽2の底側内周面と連続する凹状の窪み部2fが外槽2の軸方向に延在するように設けられている。この窪み部2fの底面には、排水口21が設けられている。窪み部2fの前側には底部循環水の流入口18が設けられている。
ドラム3は、洗濯兼脱水槽として機能するものであり、その外周壁及び底壁に通水及び通風のための多数の貫通孔3s(図8(a)参照)を有している。また、ドラム3の前側端面には、衣類を出し入れするための開口部3aが設けられている。開口部3aの外周には、ドラム3と一体の流体バランサ3bが設けられている。また、ドラム3の回転中心軸は、水平又は開口部側が高くなるように傾斜している。
排水継手21aは、排水口21にオーリング(不図示)を介して取り付けられ、排水継手21aと排出口21との接続部分から洗濯水が漏れ出ないようになっている。
蛇腹ホース22は、外槽2に溜まった洗濯水を循環ポンプ24に導くものであり、蛇腹ホース22の一端(上流端)が排水継手21aに接続され、他端が循環ポンプ24と接続されている。
循環ポンプ24は、外槽2の底部の洗濯水を汲み上げてドラム3内に散水するものであり、外槽2の下方に設けられている。また、循環ポンプ24の出水ポート23b(図6参照)には、排水ホース26の一端側が接続されている。また、排水ホース26の機内での延在途中には、排水弁25が設けられている。
エアトラップ2eは、外槽2の後部端面2uの最下部に設けられている。また、エアトラップ2eの下部には外槽2と連通する孔2e1が設けられている。また、エアトラップ2eの上部は、水位センサ34とチューブ35で接続されている。水位センサ34は、エアトラップ2e内の空気圧を検出することにより、外槽2内の水位を検出する。
また、洗濯機Sは、外槽2とベース1hとの間に循環ポンプ24とともにフィルタケース23、排水弁25を備え、筐体1の背面内側に乾燥ダクト29を備えている。
フィルタケース23は、前側に開口部を有する円筒状で、内部に着脱可能なフィルタ(不図示)が装着され、洗濯水中の異物や糸くずを捕集する。また、フィルタケース23は、下部前面カバー1fに設けた扉1gを開け、取手23dを回すことでフィルタ(不図示)を容易に着脱できるようになっている。このフィルタケース23は、前側が高くなるように傾斜している。なお、循環ポンプ24を中心とする洗濯水の循環系に関しては後に詳しく説明する。
乾燥ダクト29は、外槽2の後部に設けた吸気口(不図示)とゴム製の蛇腹ホース29aを介して接続されている。乾燥ダクト29内には、水冷除湿機構(図示せず)が内蔵されている。なお、乾燥運転時には、図示しないヒータ、送風ファン等によりドラム3内に温風が吹き込まれ、衣類から水分が蒸発する。高温多湿となった空気は、乾燥ダクト29に吸い込まれ、前記の水冷除湿機構で冷却除湿されて低温空気となり、図示しないヒータで加熱されてからドラム3内に吹き込まれる。なお、ヒータ、水冷除湿機構の代わりにヒートポンプを用いてもよい。
図3は、図2のA−A線矢視断面図である。
図3に示すように、窪み部2fの上部には、窪み部2fの幅の略半分を覆うように外槽2の内周面2tから連続する隔壁Wが形成されている。この隔壁Wは、ドラム3の脱水時の回転方向Rに対して対向する方向にドラム3の外周面3tに沿うように延出している。排水口21および流入口18は、窪み部2fの幅方向の中心からドラム3の回転方向Rにずれた位置に形成され、排水口21と流入口18の上部に隔壁Wが配置されるようになっている。
窪み部2fは、脱水時にドラム3の回転による遠心力でドラム3の貫通孔3s(図8(a)参照)から外槽2の内周面側に向かって水が出ていく際に、ドラム3の回転方向Rと同一方向に流れる水を受け止め、排水口21へ導くようになっている。隔壁Wは、窪み部2fへ入った水が再び外槽2内に戻らないように堰き止める作用効果を発揮する。
また、窪み部2fを外槽2の周方向に幅広に形成することで、従来のドラム式洗濯機よりも外槽2における貯水量を増大している。このように窪み部2fを拡大することにより、循環ポンプ24の循環ポンプモータ47(図4参照)の回転速度を高めて、大流量の洗濯水を循環ポンプモータ47に吸い込むことができる。その結果、洗濯水の循環流量を増大でき、衣類の洗浄効率が従来よりも一段と向上する。
図4は、循環ポンプおよび循環流路を前方から見たときの斜視図、図5は、循環流路を外槽カバーの内側から見たときの斜視図、図6は、循環ポンプを上方から見たときの平面図である。
図4に示すように、循環ポンプ24は、フィルタケース23と一体に形成されるケーシング42と、循環ポンプモータ47とを備えている。ケーシング42には、吸込みポート43(図6参照)、吐出ポート44,45、入水ポート23a、および出水ポート23b(図6参照)が形成されている。
吐出ポート44は、蛇腹ホース41を介して外槽カバー2dの内側周壁に設けられた循環流路27と連通している。
吐出ポート45は、蛇腹ホース40を介して継手18aに接続されている。この継手18aは、外槽2の窪み部2fに臨むように形成された流入口18に設けられている。
図5に示すように、循環流路27は、外槽カバー2dの前面の開口部に沿って下部から上部に向けて弓型に形成され、先端部(上端)にドラム3内に洗濯水を散水するためのノズル27aを有している。
なお、循環流路27の断面形状は、特に制限はなく、円形、楕円形、多角形等とすることができる。また、循環流路27の断面積は、円形のものに換算して直径25mm以上相当のものが望ましい。
図6に示すように、吸込みポート43は、フィルタケース23とケーシング42とを繋ぐ略円形の貫通穴で、循環ポンプ24の羽根車46と同軸に形成されている。
なお、蛇腹ホース41(図4参照)および循環流路27(図5参照)は、蛇腹ホース22(図4参照)とともに、外槽2の底部2s(図2参照)から外槽2の上部へ至る循環路を構成している。
排水弁25(図2参照)を閉じた状態で循環ポンプ24の循環ポンプモータ47が正回転すると、外槽2内の洗濯水は排水口21(図3参照)から排水継手21a(図3参照)、蛇腹ホース22(図3参照)を通り、フィルタケース23内のフィルタ(図示省略)で異物が除去される。その後、洗濯水は、吸込みポート43からケーシング42に入り(図6の矢印F参照)、吐出ポート44から吐出され、循環流路27(図5参照)に送り込まれ、ノズル27a(図5参照)からドラム3(図2参照)内に散水される。
また、排水弁25(図2参照)を閉じた状態で循環ポンプ24の循環ポンプモータ47が逆回転すると、外槽2内の洗濯水は排水口21(図3参照)から蛇腹ホース22(図3参照)を通り、フィルタケース23内のフィルタ(図示省略)で異物が除去される。その後、洗濯水は、吸込みポート43からケーシング42に入り、吐出ポート45から吐出され、蛇腹ホース40(図4参照)および継手18a(図4参照)を介して外槽2内に戻る。
また、排水弁25(図2参照)が開かれると、外槽2内の洗濯水は、フィルタケース23内のフィルタ(図示省略)を通り、排水ホース26(図2参照)から機外へ排水される。
なお、本実施形態では、循環流量を確保するために、循環ポンプモータ47の回転速度を、2600rpm以上3500rpm以下とすることが望ましい。この回転速度は、制御装置38(図2参照)によって制御される。換言すると、循環ポンプ24による洗濯水の循環流量を、36リットル/分以上53リットル/分以下とすることが望ましい。
循環ポンプ24の回転速度を2600rpm未満にすると、従来のドラム式洗濯機よりも洗浄比(洗浄性能)が低下して好ましくない。また、循環ポンプ24の回転速度を3500rpmよりも大きくしても、洗浄比の上昇はわずかであり、消費電力が増大するので好ましくない。なお、洗浄比とは、供試洗濯機の洗浄度と標準洗濯機の洗浄度の比であり、日本工業規格『家庭用電気洗濯機の性能測定方法(JISC9811)』に規定されている。つまり、洗浄比が高いほど、洗浄性能が高くなる。
また、本実施形態での蛇腹ホース22は、循環流路の一部を構成しており、35mm以上、望ましくは37〜50mm程度に設定される。ちなみに、この蛇腹ホース22の内径は、蛇腹の山径(蛇腹の狭小部の内径)で規定される。
また、蛇腹ホース22の長さは、400mm以下、望ましくは150〜300mm程度に設定される。ちなみに、蛇腹ホース22の長さは、排水継手21aの出口から循環ポンプ24の入水ポート23aの入口までの間で延びる蛇腹ホース22の長さで規定される。
このように、本実施形態では、蛇腹ホース22が排水継手21aの出口に対して、循環ポンプ24側において接続されているので、排水継手21aから循環ポンプ24の入水ポート23aの入口に至るまでの長さを短くでき、流路抵抗が小さくなる。また、循環ポンプ24の上流側にある蛇腹ホース22の内径を35mm以上と通常より太くしたので、この点においても流路抵抗の減少につながる。したがって、循環ポンプ24の回転速度を高くすることにより、大流量の洗濯水を吸い込んで、ドラム3内へ循環させることが可能となっている。
図7は、外槽の底部を後方から見たときの斜視図である。
図7に示すように、外槽2の後部端面2uには、エアトラップ2eが外槽2と一体に設けられている。すなわち、エアトラップ2eは、略半円筒状に形成され、外槽2の後部端面2u(背面)から突出している。また、エアトラップ2eの上端には、チューブ35(図2参照)が接続される接続口2e2が設けられている。
また、エアトラップ2eは、ドラム3(図2参照)の回転中心Oよりも、右側方(図7では左側)にオフセットして配置されている。これは、隔壁W(図3参照)に対応して排水口21(図3参照)が設けられていることによる。
外槽2の窪み部2fには、洗濯機Sを輸送する際に外槽2が振動するのを防止するための輸送金具50が設けられている。この輸送金具50は、金属製の板材を略U字状に折り曲げて形成したものであり、左右水平方向に延びる水平部51と、水平部51の左右両端から上方に延びる起立部52,52と、有している。各起立部52の上端部は、外側にL字状に折り曲げられて、外槽2の窪み部2fにボルト(不図示)を介して固定されている。
図8(a)は、図7のB−B線矢視断面図、図8(b)は比較例として示す(a)に対応する断面図である。
図8(a)に示すように、窪み部2fの底面は、ドラム3の回転中心と平行に延びる傾斜面2f1、水平方向(前後方向)に平行に延びる水平面2f2とを有している。傾斜面2f1は、窪み部2fの前端からドラム3の底面3cよりも前側のダンパ5の位置まで下降するように形成されている。水平面2f2は、傾斜面2f1の後端からエアトラップ2eの位置まで形成されている。
また、窪み部2fには傾斜面2f1の後端に排水口21が形成され、排水口21に排水継手21aが取り付けられている。よって、排水口21は、外槽2の最下部に位置している。
排水継手21aは、傾斜面2f1に対して直交する方向に突出する略円筒形状の凹み部21a1と、この凹み部21a1の側面(周面)から側方(左側方)に延出する管部21a2と、を有して構成されている。また、排水口21を含む排水継手21aは、その全体がドラム3の底面3cよりも前側に位置している。
また、排水継手21aは、輸送金具50よりも前側に位置している。なお、輸送金具50の前後方向の位置は、外槽2とドラム3とを含む組立体の重心Gと一致している。
エアトラップ2eは、ドラム3の最下面H1と、検知面H2との差Dが水位センサ34の検知誤差(例えば、20mm)以上となるように構成されている。また、水平面2f2は、エアトラップ2eの筒体の中まで、同一面となるように延びている。
ところで、比較例として図8(b)に示すように、エアトラップ122eの真下に排水口121が設けられている洗濯機では、洗濯水の循環流量を増大させると、以下に示す問題が生じる。すなわち、洗濯水の循環流量が増大すると、エアトラップ122eの孔122e1の下部を流れる洗濯水の流速が高くなり、エアトラップ122e内の空気を巻き込み、エアトラップ122e内に洗濯水が浸入することになる。これにより、水位検知面H11が変動し、水位を正確に検知できなくなる問題がある。
そこで、本実施形態では、図8(a)に示すように、排水継手21aを、ドラム3の底面3cよりも前方に配置したことで、洗濯水がエアトラップ2eの真下を通ることがなくなる。これにより、エアトラップ2e内の空気を巻き込んでエアトラップ2e内に洗濯水が浸入するのを防止できるので、外槽2内の水位を正確に検知できるようになる。
図9(a)は、外槽の底部から循環ポンプに向かう流路を示す平面図、(b)は、比較例としての外槽の底部から循環ポンプに向かう流路を示す平面図である。
ところで、図9(b)に示す比較例では、排水口121の排水継手121aが、輸送金具150(図8(b)参照)と上下方向に重なるように配置され、排水継手121aが、輸送金具150によって、下方および左右の側方が囲まれることになる。このため、循環ポンプ124側に向けて蛇腹ホース122を繋ぐことができず、蛇腹ホース122を一旦後方に引き出して、輸送金具150を回り込むようにして循環ポンプ124に接続する必要がある。その結果、蛇腹ホース22が長く(例えば、460mm)なり、洗濯水の流路抵抗が増加し、洗濯水の循環流量を増大させたときに洗濯水の流れが阻害されることで、循環ポンプ124が空気を巻き込むことによってエアロックする虞がある。
そこで、図9(a)に示すように、本実施形態では、排水口21に接続された排水継手21aを、輸送金具50(図8(a)参照)よりも前側に配置することで、循環ポンプ24が配置されている側に輸送金具50(起立部52)が位置しなくなる。これにより、循環ポンプ24側(図示左側)において蛇腹ホース22を繋ぐことが可能になり、蛇腹ホース22を短くすることが可能になる。このように、蛇腹ホース22を短くできることにより、洗濯水の流路抵抗が減少し、洗濯水の循環流量を増大させたとしても循環ポンプ24がエアロックするのを防止できる。
また、図9(b)の比較例では、フィルタケース123の入水ポート123aが、当該フィルタケース123の中心軸に対して外側(図示左側)にずれて配置されている。これに対して、図9(a)に示す本実施形態では、フィルタケース23の上方に入水ポート23aを配置することで、蛇腹ホース22の長さを短くしている。これにより、蛇腹ホース22を通る洗濯水の流路抵抗をさらに小さくできる。
次に、洗濯機Sでの運転工程について説明する。以下の説明において、標準コース(洗い〜すすぎ2回〜脱水)が選択されたものとして説明する。
まず、電源投入後に運転コースが選択され、運転開始ボタンが選択されると、衣類の重量などに基づいて洗剤量および運転時間が表示器14に表示される。そして、利用者は、洗剤トレイ7に洗剤類を投入する。
そして、給水電磁弁16が制御されることで、蛇腹ホース20、外槽2の給水口2aを介して、外槽2の窪み部2fに洗濯水(水+洗剤)が供給される。そして、循環ポンプ24が制御されることで、排水口21から蛇腹ホース22を介して吸い込んだ洗濯水が、蛇腹ホース40を介して窪み部2fの流入口18から吐出される。流入口18から吐出された洗濯水は、窪み部2fを流れ、排水口21へと向かい、循環するようになっている。よって、洗濯水中の水と洗剤が攪拌され、洗剤が水に溶かされるようになっている。
そして、洗い工程に移行し、給水電磁弁16が制御されることで、外槽2内の洗い水の水位が上昇するとともに、モータ4が制御されることでドラム3が所定の回転速度(例えば、40rpm)で正逆両方向に回転され、衣類の入れ替えが行われる。また、循環ポンプ24が所定の回転速度(例えば2600rpm)となるように制御され、排水口21から吸い込んだ洗剤濃度の高い洗い水(洗濯水)が蛇腹ホース22,41、循環流路27を通れる。そして、外槽2の開口部に設けられたノズル27aからドラム3の内部に吐出されることにより、洗い水がドラム3の内部の衣類に染み込む(回転給水工程)。
そして、循環ポンプ24が所定の回転速度(例えば、3200rpm)となるように制御され、排水口21から吸い込んだ洗い水(洗濯水)が蛇腹ホース22,41、循環流路27を介して、外槽2の開口部に設けられたノズル27aからドラム3の内部に吐出される。また、モータ4が制御され、ドラム3が所定の回転速度(例えば、100rpm)で回転されることにより、ドラム3の内部の衣類が遠心力でドラム外周壁内面に張り付けられ、ドラム3の上方から落下したときに発生する機械的な力が加わることが防止される(予洗い攪拌工程)。
そして、循環ポンプ24が所定の流量(例えば、3200rpm)となるように制御され、排水口21から吸い込んだ洗い水(洗濯水)が蛇腹ホース22,41、循環流路27を介して、外槽2の開口部に設けられたノズル27aからドラム3の内部に吐出される。また、モータ4が制御され、ドラム3が所定の回転速度(例えば、40rpm)で回転されることにより、ドラム3の内部の衣類に対してたたき洗いが行われる。
そして、排水工程および脱水工程後のすすぎ工程に移行し、ドラム3が逆方向に中速で回転されるとともに(例えば、260rpm)、排水弁25が閉弁され、給水電磁弁16が制御されることで、衣類に水が散布される。また、循環ポンプ24が所定の流量(例えば、3200rpm)となるように制御され、排水口21から吸い込んだ洗い水(洗濯水)が蛇腹ホース22,41、循環流路27を介して、外槽2の開口部に設けられたノズル27aからドラム3の内部に吐出される。所定の時間が経過したときに循環ポンプ24が停止され、排水弁25が開弁されて外槽2内のすすぎ水が排水される。
そして、給水電磁弁16が制御され、外槽2内に柔軟仕上剤を含んだすすぎ水が供給されるとともに、ドラム3が正逆両方向に回転され、外槽2内に供給されたすすぎ水と柔軟仕上剤とが混合される。そして、給水電磁弁16が制御され、所定の水位まで外槽2に給水される。また、モータ4が制御され、ドラム3が回転され、循環ポンプ24が所定の流量(例えば、2600rpm)となるように制御され、排水口21から吸い込んだすすぎ水(洗濯水)が蛇腹ホース22,41、循環流路27を介して、外槽2の開口部に設けられたノズル27aからドラム3の内部に吐出され、衣類に柔軟仕上剤が染み込む。
そして、モータ4が制御されてドラム3が回転され、循環ポンプ24が所定の流量(例えば、3200rpm)となるように制御され、排水口21から吸い込んだすすぎ水(洗濯水)が蛇腹ホース22,41、循環流路27を介して、外槽2の開口部に設けられたノズル27aからドラム3の内部に吐出されて、衣類に対してすすぎが行われる。そして、所定の時間が経過すると、攪拌工程を終了し、最終脱水工程に移行する。
以上説明したように、本実施形態に係る洗濯機Sでは、排水継手21aの全体がドラム3の底面3cより前側に配置され、排水継手21aが循環ポンプ24の位置する側において蛇腹ホース22と接続されている。これによれば、排水継手21aの全体がドラム3の底面3cより前側に配置されることで(図8(a)参照)、洗濯水の循環流量を増大させたとしても、エアトラップ2e内への洗濯水の浸入を防止できるので、外槽2内の水位を正確に検知できるようになる。さらに、排水継手21aが循環ポンプ24の位置する側において蛇腹ホース22と接続されるので、排水継手21aと循環ポンプ24とを接続する蛇腹ホース22の長さを短くでき、流路抵抗を減らして、循環ポンプ24がエアロックすることなく大流量の洗濯水を循環させることが可能になる。
また、本実施形態では、エアトラップ2eが排水継手21aとは別に当該排水継手21aの後方に設けられている。これによれば、エアトラップ2e内への洗濯水の浸入を確実に防止できる。
また、本実施形態では、エアトラップ2eが外槽2と一体に形成されている。これによれば、エアトラップ2eの形状が、外槽2から大きく凸形状になることがないので(図7参照)、省スペース化を図ることができる。
また、本実施形態では、ホースの内径を35mm以上とすることが好ましい。これによれば、洗濯水の流路抵抗を減少させることができ、洗濯水の循環流量を増大させることができる。
また、本実施形態では、循環ポンプ24による循環流量を36リットル/分以上にすることが好ましい。これによれば、従来に比べて洗浄性能を十分に高めることができる。
なお、本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変更することができる。例えば、本実施形態では、乾燥機能を有しないドラム式洗濯機においても同様である。
また、本実施形態では、蛇腹ホース22が排水継手21aから循環ポンプ24(入水ポート23a)に向かう際に、蛇腹ホース22が途中で略直角に折れ曲がった状態となるようにして配置されているが、入水ポート23aの蛇腹ホース22が接続される接続口を排水継手21a側に向けるようにしてもよい。これにより、蛇腹ホース22が直角に折れ曲がる部分がなくなり、また蛇腹ホース22の長さをさらに短くできるので流路抵抗をさらに低減できる。
1 筐体
2 外槽
2e エアトラップ(空気溜り部)
2s 底部
2u 後部端面
3 ドラム
3c 底面
21a 排水継手(継手)
22 蛇腹ホース(ホース)
24 循環ポンプ
S ドラム式洗濯機

Claims (5)

  1. 内部に洗濯水を溜める外槽と、
    前記外槽内に回転自在に支持されるドラムと、
    前記外槽内の洗濯水を汲み上げて前記ドラム内に散水する循環ポンプと、
    前記外槽の最下部に設けられる水位検知用の空気溜り部と、
    前記外槽の底部に設けられ、当該外槽の軸方向に延在する窪み部と、
    前記循環ポンプから前記窪み部の底部に向けて延びるホースと、
    前記窪み部の底部と前記ホースとを接続する継手と、
    前記窪み部に固定され、輸送時の前記外槽の振動を防止する輸送金具と、を備え、
    前記継手の全体が、前記ドラムの底面より前側且つ前記輸送金具より前側に配置され、
    前記継手は、前記循環ポンプの位置する側の側面に前記ホース接続される管部を有することを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 前記空気溜り部は、前記継手とは別に、当該継手の後方に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のドラム式洗濯機。
  3. 前記空気溜り部は、前記外槽と一体に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のドラム式洗濯機。
  4. 前記ホースの内径は、35mm以上であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
  5. 前記循環ポンプによる循環流量は、36リットル/分以上であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
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