JP6130290B2 - モード結合器 - Google Patents

モード結合器 Download PDF

Info

Publication number
JP6130290B2
JP6130290B2 JP2013250853A JP2013250853A JP6130290B2 JP 6130290 B2 JP6130290 B2 JP 6130290B2 JP 2013250853 A JP2013250853 A JP 2013250853A JP 2013250853 A JP2013250853 A JP 2013250853A JP 6130290 B2 JP6130290 B2 JP 6130290B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mode
waveguide
optical
waveguides
fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013250853A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015108698A (ja
Inventor
達郎 開
達郎 開
英隆 西
英隆 西
久保田 寛和
寛和 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2013250853A priority Critical patent/JP6130290B2/ja
Publication of JP2015108698A publication Critical patent/JP2015108698A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6130290B2 publication Critical patent/JP6130290B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)

Description

本発明は、複数の伝搬モードの光信号を1つのマルチモード光ファイバにモード多重するためのモード結合器に関するものである。
1本の光ファイバにおける伝送容量を拡大可能な伝送技術として、モード多重伝送が検討されている。モード多重伝送とは、その名のとおり、複数の伝搬モード(以下、単にモードとも言う)の光信号を1本の光ファイバに多重し、伝送させる技術である。多重化される各モードの光信号には、互いに異なる情報が重畳されることから、多重化するモードの数に応じて伝送可能な容量を増加させることができる。
モード多重伝送に用いられる光ファイバは、マルチモード光ファイバの一種であり、伝搬可能なモードが10程度以下に制限された数モード光ファイバ(Few-mode fiber、略してFMFとも言う)が用いられている。受信側では、多重化された複数のモードからなる光信号を、個々のモードの光信号に分離して、個々のモードの光信号に重畳された情報を復号する。ここで、モード多重された光信号を分離する技術として、FMF中を伝搬する各モードを空間中の異なる伝送路と見立て、FMF中で空間多重された光信号をデジタル信号処理により元の光信号に分離された状態として受信するMIMO(Multiple-Input and Multiple-Output)技術を用いることも提案されている。
モード多重伝送に用いられる、FMFへ複数の伝搬モードを光学的に多重/分離するモード多重技術として、FMFの断面を複数の空間に等分割し、各分割箇所それぞれに所定のモードの光信号を入射することで、FMF内で複数の伝搬モードが多重化された状態として伝搬させるスポット型モード多重(Spot-based mode multiplexing、略してSMUXとも言う)という手法が知られている(非特許文献1)。
図14(A)〜図14(F)は、従来のスポット型モード多重技術の原理を説明する図である。図14(A)〜図14(C)は、FMF中を伝搬する各モードの電界分布を示しており、図中の白い部分は電界の符号が正、黒い部分は電界の符号が負、灰色の部分は電界の符号がゼロであることを示している。また、図14(A)〜図14(C)中の円100はFMFのコア断面を示している。なお、説明の簡略化のため、FMFには図14(A)〜図14(C)に記載した3つのモードの光信号のみを多重して伝搬させるものとする。すなわち、基底モードであるLP01(図14(A))、縮退した2つのモードLP11-a(図14(B))、LP11-b(図14(C))の3モードである。
例えば、FMF中を図14(A)のLP01モードの光信号のみ伝搬させたい場合は、図14(D)に示すように、FMFの入射端を面積が等しくなるよう3分割し、分割したそれぞれの領域に、等位相のLP01モードの光信号を、各光信号の中心位置が等間隔に離間して配置されるようにして入射する。これら3つの光信号が同時にFMFに入射されることで、FMF中にはLP01モードが励起される。
図14(B)のLP11-aモードの光信号のみ伝搬させたい場合、または図14(C)のLP11-bモードの光信号のみ伝搬させたい場合は、上記と同様に、LP01モードの光信号を、3分割したFMFの入射端の各領域に対して入射する(図14(E)、図14(F))。ここで、図14(D)〜図14(F)に記載の「0、−π/2、π/2、π」は、それぞれの電界の基準位相に対する位相差を表しており、「0」が基準位相と同位相であることを表している。
図15は、従来のモード多重伝送システムの構成を示すブロック図である。光源101−1〜101−3および変調器102−1〜102−3は、FMF104に入射させる3つの光信号を生成する。これら3つの光信号は、所望の位相差を与えられた後、スポット型モード多重器(SMUX)103に入射し、SMUX103によって、FMF104の入射端面を3分割した領域に、それぞれ照射される。FMF104に入射した光信号は、FMF104中を伝搬し、スポット型モード分波器(SDEMUX)105に入射する。
SDEMUX105は、FMF104の出射端面を3分割した領域から出射される光信号を空間的に分離し、分離した各光信号を受光器106−1〜106−3へ導く。受光器106−1〜106−3は、受光した光信号を電気信号に変換する。デジタル信号処理器(DSP)107は、受光器106−1〜106−3の出力信号に対してMIMO信号処理を行う。こうして、各モードの光信号を分離して受信することができる。
図16(A)は、従来のSMUX103およびSDEMUX105の構成を示す平面図である。SMUX103とSDEMUX105はいずれも同じ構成となるため、以下ではSMUX103として説明する。光源101−1,101−2からの光信号200−1,200−2は、それぞれシングルモード光ファイバ201−1,201−2を介して、略同一平面(図16(A)の紙面)上に配置されたミラー202−1,202−2に照射される。
ミラー202−1,202−2は、それぞれ断面が直角二等辺三角形の形状であり、その斜辺がミラー面となる。ミラー202−1,202−2は、それぞれ光信号200−1,200−2を略直角に偏向し、これら光信号200−1,200−2を平行かつ重複しない光線としてレンズ203に導く。なお、光信号200−1,200−2は、いずれも前記平面内を伝搬する。ここで、光信号200−2は所定のスポットサイズ(ビーム幅)を有しているが、光信号200−2に近い側のミラー202−1の角によって不要な部分のビームが削られる。これにより、光信号200−1と200−2は空間中で重なり合うことなく、レンズ203に導かれる。
一方、光源101−3からの光信号200−3は、シングルモード光ファイバ201−3を介して、ミラー202−4、ミラー202−3の順に入射し、それぞれのミラーで略直角に偏向され、レンズ203に導かれる。ミラー202−4は前記平面の上側に配置され、ミラー202−3は前記平面の下側に配置される。したがって、ミラー202−4とミラー202−3との間では、光信号200−3は、前記平面内を伝搬せず、当該平面に垂直な平面内を伝搬する。図16(B)に記載したミラー202−3,202−4の側面図からも分かるとおり、光信号200−1,200−2は、光信号200−1,200−2に近い側のミラー202−3の角によって不要な部分のビームが削られる。これにより、光信号200−1と200−2と200−3は空間中で重なり合うことなく、レンズ203に導かれる。
そして、光信号200−1〜200−3は、レンズ203によってFMF104の入射端面に集光され、FMF104に入射する。FMF入射端面での光信号200−1〜200−3のビームプロファイルは、図17のようになる。以上はSMUX103の動作であるが、SDEMUX105の場合は、FMF104中を伝搬した光信号がレンズ203に入射し、上記と逆の経路を辿ることにより、3つの光信号200−1〜200−3に分離される。
R.Ryf,et al.,"Low-Loss Mode Coupler for Mode-Multiplexed transmission in Few-Mode Fiber",OFC/NFOEC 2012,PDP5B.5,2012 開達郎,土澤泰,西英隆,福田浩,高磊,武田浩太郎,山田浩治,"Si/Ge/石英光集積プラットフォーム用石英系積層導波路",電子情報通信学会2013年総合大会,C−3−46,岐阜大学,2013/3/19−22
図16(A)、図16(B)に示したような、複数のモードの光信号を1本の光ファイバに多重化するためのスポット型モード多重器は、あるいはモード結合器とも呼ばれ、モード多重伝送技術において重要な役割を担うデバイスである。しかし、従来のモード結合器には、以下のような課題があった。
従来のモード結合器は、空間光学系で構成されており、多数の光学部品が正確な位置取りで配置されていなければならない。ゆえに、製造工程が複雑になり、結果として高コストになる、という課題があった。また、空間光学系での構成ゆえ、振動や温度変化などに対する信頼性が低い、という課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、低コストかつ信頼性が高いモード結合器を提供することを目的とする。
本発明のモード結合器は、数モード光ファイバと結合するファイバ・チップ結合部と、このファイバ・チップ結合部を伝搬した光を外部の光学部品と結合させるための導波路分離部とを備え、前記ファイバ・チップ結合部は、下部クラッドと、この下部クラッド上の互いに離間した少なくとも2層に分かれて配置された3つ以上の光導波路と、この光導波路を覆うように配置された上部クラッドとを備え、前記ファイバ・チップ結合部における各光導波路は、各光導波路のそれぞれを伝搬する固有モードが互いに光学的に結合しうる程度に離間され、かつ各光導波路から出射した前記固有モードのそれぞれが前記数モード光ファイバと光学的に結合しうる状態で配置され、これら3つ以上の光導波路のうち少なくとも1つの光導波路の断面形状が他の光導波路のうち少なくとも1つの断面形状と異なり、これら3つ以上の光導波路の全ての断面についての線対称軸が1つ以下であることを特徴とするものである。
また、本発明のモード結合器の1構成例において、前記導波路分離部は、前記下部クラッドと、前記3つ以上の光導波路と、前記上部クラッドとを備え、前記導波路分離部における各光導波路は、光導波路のそれぞれを伝搬する固有モードが互いに結合しない程度に離間された状態で配置されることを特徴とするものである。
また、本発明のモード結合器の1構成例において、前記導波路分離部における各光導波路のうち少なくとも1つの光導波路は、前記下部クラッドに接近するように曲がる屈曲部または前記下部クラッドから遠ざかるように曲がる屈曲部を備え、前記導波路分離部における各光導波路の出射端は、前記下部クラッド上の略同一層に配置されることを特徴とするものである。
また、本発明のモード結合器の1構成例において、前記3つ以上の光導波路は、それぞれシングルモード導波条件を満たす。
本発明によれば、ファイバ・チップ結合部を、下部クラッドと、下部クラッド上の少なくとも2層に積層された3つ以上の光導波路と、上部クラッドとから構成し、ファイバ・チップ結合部における各光導波路を、各光導波路のそれぞれを伝搬する固有モードが互いに光学的に結合しうる程度に離間され、かつ各光導波路から出射した前記固有モードのそれぞれが前記数モード光ファイバと光学的に結合しうる状態で配置することにより、空間光学系を用いる必要がなくなるので、振動や温度変化などに対する信頼性が高く、数モード光ファイバとの結合損失が低いモード結合器を実現することができる。さらに、本発明では、簡易な製造工程で製造できるため、低コストなモード結合器を提供することができる。
また、本発明では、3つ以上の光導波路のうち少なくとも1つの光導波路の断面形状を他の光導波路と変えることにより、LP21モードであっても安定して取り出すことができるようになる。
また、本発明では、導波路分離部における各光導波路の出射端を、下部クラッド上の略同一層に配置することにより、1次元的な配列の光学部品と容易に光学的な結合をさせることができ、低コストかつ信頼性が高いモード結合器を実現することができる。
本発明の第1の参考例に係るモード結合器の平面図および斜視図である。 本発明の第1の参考例に係るモード結合器のファイバ・チップ結合部の断面図である。 本発明の第1の参考例に係るモード結合器のファイバ・チップ結合部において各導波路に形成される固有モードのモードフィールドを示す図である。 本発明の第1の参考例に係るモード結合器の光学顕微鏡写真である。 数モード光ファイバと本発明の第1の参考例に係るモード結合器のファイバ・チップ結合部との結合効率の計算結果を示す図である。 図5の計算に用いた数モード光ファイバのパラメータを示す図である。 本発明の第2の参考例に係るモード結合器のファイバ・チップ結合部の断面図である。 本発明の第2の参考例において数モード光ファイバの各モードと結合した場合にファイバ・チップ結合部中を伝搬する各モードの電界分布を示す図である。 2層×2列の4コア構成のファイバ・チップ結合部中を伝搬するLP21-bモードの電界分布を示す図である。 本発明の実施の形態に係るモード結合器のファイバ・チップ結合部の断面図である。 本発明の実施の形態において数モード光ファイバの各モードと結合した場合に図10のファイバ・チップ結合部中を伝搬する各モードの電界分布を示す図である。 本発明の実施の形態に係るモード結合器のファイバ・チップ結合部の他の構成例を示す断面図である。 本発明の実施の形態において数モード光ファイバの各モードと結合した場合に図12のファイバ・チップ結合部中を伝搬する各モードの電界分布を示す図である。 従来のスポット型モード多重技術の原理を説明する図である。 従来のモード多重伝送システムの構成を示すブロック図である。 従来のスポット型モード多重器およびスポット型モード分波器の構成を示す平面図および側面図である。 数モード光ファイバ入射端面での光信号のビームプロファイルを示す図である。
第1の参考例
以下、本発明の参考例について図面を参照して説明する。図1(A)、図1(B)、図2は、本発明の第1の参考例に係るモード結合器の構造を説明する図であり、図1(A)はモード結合器を上から見た平面図、図1(B)はモード結合器の斜視図、図2はモード結合器のファイバ・チップ結合部の断面図である。なお、図1(A)、図1(B)では、モード結合器の内部構造を明確にするため、後述する上部クラッドの記載を省略している。
参考例のモード結合器1は、図1(A)に示したように、数モード光ファイバ(FMF)104と結合するファイバ・チップ結合部2と、導波路分離部3とから構成される。ファイバ・チップ結合部2は、図1(B)および図2に示すように、積層導波路構造となっている。具体的には、モード結合器は、下部クラッド10上に配置された1つないしは複数の1層目導波路11を備え、さらに、1層目導波路11とは離間して1層目導波路11よりも下部クラッド10から離れる方向に配置された1つないしは複数の2層目導波路12を備え、1層目導波路11および2層目導波路12を覆うように配置された上部クラッド13(図1(A)、図1(B)では不図示)を備えた構成となっている。
1層目導波路11および2層目導波路12ともに、シングルモード導波条件を満たすよう設計されることが望ましい。設計例については、後述する。ファイバ・チップ結合部2における1層目導波路11および2層目導波路12は、図2に示すように、各光導波路11,12の端面が、結合するFMF104のコア断面内に収まるように、かつ1層目導波路11と2層目導波路12のそれぞれを伝搬する固有モードが互いに光学的に結合しうる程度に離間された状態で配置される。なお、図2における円100は、ファイバ・チップ結合部2と結合するFMF104のコア断面を示している。1層目導波路11および2層目導波路12は、ファイバ・チップ結合部2内ではそれぞれが常に並行となるよう配置されている。すなわち、ファイバ・チップ結合部2内の断面は、常に図2と同じ構成になる。なお、ファイバ・チップ結合部2における1層目導波路11および2層目導波路12の端面は、必ずしも結合するFMF104のコア断面内に収まるように配置される必要はない。1層目導波路11および2層目導波路12は、それぞれを伝搬する固有モードが互いに光学的に結合しうる程度に離間され、かつ各光導波路から出射した固有モードのそれぞれが、FMF104と光学的に結合しうる状態として配置されていればよい。
FMF104とモード結合器1のファイバ・チップ結合部2とは、図1(A)および図2に示したように、FMF104のコア断面内にファイバ・チップ結合部2の1層目導波路11および2層目導波路12の断面が内包されるような位置関係とした上で、FMF104の端面とファイバ・チップ結合部2の端面とが並行になるようにして突き合わされる。このような構成により、FMF104を伝搬してきた種々のモードの光を、ファイバ・チップ結合部2へ光学的に結合をさせることができる。なお、図1(A)では、FMF104とモード結合器1とが物理的に接触している構成を示したが、FMF104とモード結合器1との間にレンズなどの光学系を挿入することで光学的な結合をさせるようにしてもよい。
上記のとおり、FMF104を伝搬してきた種々のモードの光は、FMF104と光学的に結合されたファイバ・チップ結合部2に入射する。入射した種々のモードの光(以降、入射光と言う)は、ファイバ・チップ結合部2内の1層目導波路11および2層目導波路12に沿って伝搬する。ここで、ファイバ・チップ結合部2を形成する各導波路11,12は近接して配置されており、互いに光結合した固有モード(これを、複数の導波路コアによるスーパーモードと言う。)を形成する。すなわち、複数の導波路11,12が光学的に結合して固有伝搬モードを形成し、1つのスーパーモード導波路となる。
図3(A)〜図3(C)に、本参考例に係るモード結合器1のファイバ・チップ結合部2に形成される固有モードのモードフィールドを示す。図3(A)〜図3(C)は光の強度と位相を示し、図3(A)はスーパーモードがLP01の場合、図3(B)はスーパーモードがLP11-aの場合、図3(C)はスーパーモードがLP11-bの場合を示している。いずれのスーパーモードにおいても、ファイバ・チップ結合部2の各導波路11,12では3つの固有モードが形成される。これら固有モードのモードフィールドは、図14(D)〜図14(F)に示した従来技術による3スポットのモード結合器と同様のモードフィールドとなることが分かる。
すなわち、本参考例に係るモード結合器1は、図16に示した従来のスポット型モード多重器/スポット型モード分波器と同じ機能ないし動作を提供することができる。3つの導波路11,12を備えるファイバ・チップ結合器2の場合、図14(D)〜図14(F)の説明で示した原理と同様に、FMF104の入射光のモードであるLP01,LP11-a,LP11-bのそれぞれが、3つの導波路11,12の各固有モードに結合する。
図1(A)、図1(B)、図2では、ファイバ・チップ結合部2を、下部クラッド10に接した2つの1層目導波路11、および下部クラッド10と離間した1つの2層目導波路12を有する2層3コア構成とし、図2に示すようにファイバ・チップ結合部2における各導波路11,12の中心が二等辺三角形の頂点に位置するように配置する場合を説明してきたが、導波路の数は3に限定されるものではない。詳しくは第2の参考例で説明するが、モード結合器を利用する伝送システムの要請に基づく所望の導波路数であってもよい。発明の趣旨からすると、導波路数は3以上であり、ファイバ・チップ結合部2の断面における少なくとも1つの導波路の中心が他の導波路の中心と異なる層にあるようにすればよい。
次に、モード結合器1の導波路分離部3について説明する。ファイバ・チップ結合部2を構成する各導波路11,12は、途中で物理的に遮断されることなく、連続した導波路として導波路分離部3に導かれる。導波路分離部3における1層目導波路11および2層目導波路12のそれぞれは、導波路11,12のそれぞれを伝搬する固有モードが互いに結合しない程度に離間して配置される。
最終的に、導波路分離部3のファイバ・チップ結合部側と反対の端面では、各導波路11,12は独立した1つのシングルモード導波路として分離される。各導波路11,12からの出力は、例えば他の導波路素子や光ファイバ、レーザ(モード結合器1を送信器で用いる場合)、変調器アレイ(モード結合器1を送信器で用いる場合)、フォトダイオード(モード結合器1を受信器で用いる場合)などの光学部品に結合される。
なお、導波路分離部3は、ファイバ・チップ結合部2を伝搬した光(スーパーモードの光)を個々の導波路11,12に取り出して、光学部品などに結合させることを目的とするものである。したがって、導波路分離部3においては、導波路が積層構造である必要はない。すなわち、ファイバ・チップ結合部2では、1層目導波路11と2層目導波路12とが離間して積層された状態で配置されているが、導波路分離部3では、これらすべての導波路11,12が、下部クラッド10上の同一層に配置されるようにしてもよい。
1層目導波路11と2層目導波路12を同一層に配置する場合、2層目導波路12は、導波路分離部3の途中において下部クラッド10の方に漸近するように屈曲して、1層目導波路11と同一層になるような構造であってもよい。逆に、1層目導波路11が、導波路分離部3の途中において下部クラッド10から離れるように屈曲して、2層目導波路12と同一層になるような構造であってもよい。もちろん、1層目導波路11と2層目導波路12が異なる層に配置されたままでもよく、その場合は、非特許文献2に開示されているように、2層目導波路12を伝搬する光を、方向性結合器により1層目導波路11と同じ層の他の導波路に結合させるようにしてもよい。
ただし、導波路分離部3において全ての導波路11,12の端面が同一層に並ぶように配置されている場合、例えばテープ芯線ファイバや1次元PDアレイなどといった1次元的な配列の光学部品との光学的な結合を、バット・ジョイント(突合)などにより容易に行うことができるようになるため、低コストかつ高信頼なモード結合器を実現することができるようになる。さらには、導波路分離部3において全ての導波路11,12の端面が下部クラッド10上に並ぶように配置されている場合、例えばシリコン細線導波路などのシリコンフォトニクスデバイスと一体集積させることが可能になる。この場合、導波路11、12を導波する光は、スポットサイズ変換器を介してシリコン細線導波路と結合するようにしてもよい。
本発明は、1層目導波路11、2層目導波路12、下部クラッド10および上部クラッド13の各部材の材料によって限定されるものではないが、例示するならば、いずれの部材も石英系の材料を用いればよい。その場合、伝搬する光を導波路11,12に閉じ込め可能とするため、これら1層目導波路11および2層目導波路12の屈折率は、上部クラッド13および下部クラッド10の屈折率に比べて大きくなるようにすればよい。例えば、図2に示すように、上部クラッド13の屈折率を1.46、下部クラッド10の屈折率を1.44とし、1層目導波路11および2層目導波路12の屈折率を共に1.505にすればよい。なお、積層導波路は各層ごとに導波路形成プロセスを行うので、1層目導波路11と2層目導波路12の屈折率が異なる値となるようにしてもよい。
以上のような構造のモード結合器1は、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)などを用いた低温導波路作製技術などにより作製することができる(例えば、非特許文献2を参照)。ECR(Electron-cyclotron-resonance)CVDを用いたSiOx成膜技術により150℃以下のプロセス温度で石英系導波路の形成が可能となるため、下層の導波路に熱ダメージを与えることなく導波路の積層が可能となる。さらに、低温導波路作製技術を用いた場合、シリコンや化合物半導体を用いた半導体素子とモード結合器1とをモノリシック集積することが可能となる。
上記低温SiOx成膜技術により実際に作製したモード結合器1の光学顕微鏡写真を図4に示す。モード結合器1を構成する下部クラッド10、1層目導波路11、2層目導波路12および上部クラッド13の屈折率は上記のとおりであり、全ての導波路コアとクラッド間の屈折率差は2.9%である。また、全ての導波路11,12は、コア径が3μm角のシングルモードSiOx導波路である。
ファイバ・チップ結合部2は、図2に示したように、下部クラッド10に接した2つの1層目導波路11、および下部クラッド10と離間した1つの2層目導波路12の2層3コアの積層導波路により構成されている。2つの1層目導波路11の間隔は6μm、1層目導波路11と2層目導波路12の間隔は1μmである。導波路分離部3では、各導波路11,12が上面視50μm離間して配置されている。
参考例に係るモード結合器1とFMF104の結合効率を、モードソルバを用いた計算機シミュレーションにより導出した。この計算結果を図5(A)〜図5(C)に示す。図5(A)、図5(B)、図5(C)は、それぞれモードがLP01,LP11-a,LP11-bの場合のFMF104とファイバ・チップ結合部2のモードフィールド、およびFMF104とファイバ・チップ結合部2の結合損失とを示している。図5(A)、図5(B)、図5(C)に示したファイバ・チップ結合部2のモードフィールドは、図3(A)、図3(B)、図3(C)と同じである。
FMF104のパラメータは、図6に示したとおり、コア104aとクラッド104b間の屈折率差が0.45%、クラッド104bとトレンチ104c間の屈折率差が−0.5%、トレンチ104cの厚さが7.0μm、コア104aの直径が17μmである。
ファイバ・チップ結合部2の3つの導波路11,12が形成する各固有モード(図3(A)〜図3(C))がFMF104のLP01、LP11-a、LP11-bと結合可能である。FMF104のLP01モードとファイバ・チップ結合部2間の結合損失は4.0dB、FMF104のLP11-aモードとファイバ・チップ結合部2間の結合損失は4.3dB、FMF104のLP11-bモードとファイバ・チップ結合部2間の結合損失は8.0dBであった。なお、結合効率はこの値が最大値ではなく、ファイバ・チップ結合部2の構造の設計最適化を行うことでさらに低減可能である。
第2の参考例
次に、本発明の第2の参考例について説明する。本発明に係るモード結合器は、第1の参考例で開示されたような、下部クラッド10に接した2つの1層目導波路11および下部クラッド10と離間した1つの2層目導波路12を有する2層3コアの構造に限定されるものではない。本参考例では、本発明に係るモード結合器の他の構造例について説明する。
本発明に係るモード結合器をMIMO技術を用いたモード多重伝送に用いる場合、一般にMIMO信号処理では、入力数が出力数以上であることが必要となるため、モード結合器においては導波路コア数がFMFのモード多重数以上であることが必要条件となる。例えば、FMFで多重されるモードがLP01、LP11-a、LP11-bの3モードである場合、3つ以上の導波路を備えることがモード結合器に求められる。
そのため、例えばFMFで多重されるモードがLP01、LP11-a、LP11-bの3モードである場合には、図7の断面図で示すように、モード結合器のファイバ・チップ結合部2を2層4コア構成としてもよい。具体的には、本参考例のファイバ・チップ結合部2は、下部クラッド(不図示)上の同一層に互いに離間して配置された2つの1層目導波路14−3,14−4と、1層目と異なる層に互いに離間して配置された2つの2層目導波路14−1,14−2と、1層目導波路14−3,14−4および2層目導波路14−1,14−2を覆うように配置された上部クラッド13とを備えている。
第1の参考例で説明したとおり、ファイバ・チップ結合部2における各導波路14−1〜14−4は、各光導波路14−1〜14−4の端面が、導波路14−1〜14−4のそれぞれを伝搬する固有モードが互いに光学的に結合しうる程度に離間され、かつ各光導波路から出射した固有モードのそれぞれがFMFと光学的に結合しうる状態で、配置される。これらの導波路14−1〜14−4の断面寸法は同一である。第1の参考例で説明したとおり、各導波路14−1〜14−4の屈折率は、上部クラッド13および下部クラッド10の屈折率に比べて大きくなるようにすればよい。導波路14−1〜14−4、下部クラッド10および上部クラッド13の材料としては例えば石英系の材料がある。また、導波路14−1〜14−4は、シングルモード導波条件を満たすよう設計されることが望ましい。
FMFの各モードLP01,LP11-a,LP11-bと結合した場合に本参考例のファイバ・チップ結合部2中を伝搬する各モードの電界分布を図8(A)〜図8(C)に示す。図8(A)はLP01モードが結合した場合を示し、図8(B)はLP11-aモードが結合した場合を示し、図8(C)はLP11-bモードが結合した場合を示している。また、図8(A)〜図8(C)中の白い部分は電界の符号が正、黒い部分は電界の符号が負、灰色の部分は電界の符号がゼロであることを示している。
各導波路14−1,14−2,14−3,14−4の電界強度をそれぞれc1,c2,c3,c4と表すと、LP01モードのトータルの電界強度はc1+c2+c3+c4となることが分かる。同様に、LP11-aモードのトータルの電界強度はc1−c2−c3+c4、LP11-bモードのトータルの電界強度はc1+c2−c3−c4と表される。受信器側のSDEMUXにおいて考えると、4つの入力から3つの出力を得るようにすればよく、4入力3出力のMIMO信号処理により3つの出力を得ることが可能である。
導波路分離部3については、第1の参考例で説明したとおり、各導波路14−1〜14−4のそれぞれを、互いにモードが結合しない程度に離間して配置すればよい。第1の参考例で説明したとおり、導波路分離部3においては、全ての導波路14−1〜14−4の端面が同一層に並ぶように配置してもよい。
なお、LPモードとモード結合器のコアの配置に回転方向の角度のずれがある場合、モードの混合が起きるが、角度を回転させる行列を作用させることで整合をとることができる。この角度ずれの補正処理はMIMO信号処理の中で行われている。また、LPモードとモード結合器のコアの配置に中心位置のずれがある場合にもモードの混合が起きるが、行列の係数の重み付けを変えることでモードを分離することができる。この位置ずれの補正処理もMIMO信号処理の中で行われている。位置ずれ、角度ずれがないとしても、MIMO処理による信号分離に影響を与えることはない。
また、本参考例では、2層×2列の4コア構成について説明したが、これに限るものではなく、ファイバ・チップ結合部2における導波路を2層×3列の6コア構成とすることで、LP01,LP11-a,LP11-b,LP21-a,LP21-b,LP02の6モードを分離することができる。また、導波路を2層×4列の8コア構成とすることで、LP01,LP11-a,LP11-b,LP21-a,LP21-b,LP31-a,LP31-b,LP02の8モードを分離することができる。
より高次モードの分離を効率よく行うためには3層以上の積層構造を用いることが好適となる。なお、導波路数が多い構造で低次の3モード、4モードの分離に用いることもできるが、受信系、信号処理系の負荷を考えた場合にはモード数と導波路数を揃えることが好適である。また、円形コア以外のモードも同様にして分離できる。
実施の形態
次に、本発明の実施の形態について説明する。第2の参考例で述べた、2層×2列の4コア構成のファイバ・チップ結合部を有するモード結合器を用いて、LP11-a,LP11-b,LP21-a,LP21-bの4モードを分離する場合、図9に示すとおり、LP21-bの出力(電界強度)がすべてのコアでゼロとなり、LP21-bモードを取り出すことができない。
そこで、本実施の形態に係るモード結合器では、図10に示すように、ファイバ・チップ結合部2における導波路14−1〜14−4のうち、少なくとも1つの導波路の幅が他の導波路の幅と同一にならないような構造とする。具体的には、図10の例では、導波路14−1,14−4の幅が導波路14−2,14−3の幅と異なるようにしている。
FMFの各モードLP21-a,LP21-bと結合した場合に本実施の形態のファイバ・チップ結合部2中を伝搬する各モードの電界分布を図11(A)、図11(B)に示す。図11(A)はLP21-aが結合した場合を示し、図11(B)はLP21-bモードが結合した場合を示している。本実施の形態によれば、各導波路14−1〜14−4の出力(電界強度)はゼロにはならず、LP21モードであっても安定に各モードを分離することが可能となる。
このように各導波路14−1〜14−4の幅を不均等とすることで、特性改善が可能となる。なお、図10では、導波路14−1,14−4の幅が同じで、導波路14−2,14−3の幅が同じ構造としているが、全ての導波路で幅が異なるようにしてもよい。あるいは、1つの導波路だけ幅が異なるようにしてもよい。さらには、各導波路の高さを不均等としてもよい。各導波路の形状を不均等としてもよいことは、言うまでもない。
図12は、本実施の形態に係る他の構造を説明する図であり、モード結合器におけるファイバ・チップ結合部2の断面図である。本実施の形態に係るモード結合器では、図12に示すように、ファイバ・チップ結合部2における3つの導波路14−1〜14−3のうち、2層目の導波路14−1,14−2の幅が同じであり、1層目の導波路14−3のみ幅が異なる構造となっている。
FMFの各モードLP01,LP11-a,LP11-bと結合した場合に、図12のファイバ・チップ結合部2中を伝搬する各モードの電界分布を図13(A)〜図13(C)に示す。図13(A)はLP01モードが結合した場合を示し、図13(B)はLP11-aモードが結合した場合を示し、図13(C)はLP11-bモードが結合した場合を示している。各導波路14−1,14−2,14−3の電界強度をそれぞれc1,c2,c3と表すと、LP01モードのトータルの電界強度はc1+c2+c3、LP11-aモードのトータルの電界強度はc1−c2+0×c3、LP11-bモードのトータルの電界強度はc1+c2−2×c3と表される。
なお、ファイバ・チップ結合部2において、同じ高さを持つ3つの導波路コアが下部クラッド10に接して並行に並んでいる場合には、すべてのコアで、LP11-b成分の電界の平均がゼロとなるため、いかなる演算を行ってもLP11-b成分を取り出すことはできない。そのため、第1の参考例でも述べたように、ファイバ・チップ結合部2の断面における少なくとも1つの導波路の中心が他の導波路の中心と異なる層にあるようにすればよい。
以上説明してきたとおり、第1〜第2の参考例および実施の形態に係るモード結合器は、ファイバ・チップ結合部を、下部クラッドと、下部クラッド上の少なくとも2層に積層された3つ以上の導波路と、上部クラッドとから構成し、ファイバ・チップ結合部における導波路を、各導波路のそれぞれを伝搬する固有モードが互いに光学的に結合しうる程度に離間され、かつ各光導波路から出射した固有モードのそれぞれがFMFと光学的に結合しうる状態で配置することにより、空間光学系を用いる必要がなくなるので、振動や温度変化などに対する信頼性が高く、FMFとの結合損失が低いモード結合器を実現することができる。さらに、第1〜第2の参考例および実施の形態では、簡易な製造工程で製造できるため、低コストなモード結合器を提供することができる。
本発明は、複数の伝搬モードの光信号を1つのマルチモード光ファイバにモード多重する技術に適用することができる。
1…モード結合器、2…ファイバ・チップ結合部、3…導波路分離部、10…下部クラッド、11,14−3,14−4…1層目導波路、12,14−1,14−2…2層目導波路、13…上部クラッド、100…数モード光ファイバのコア断面、104…数モード光ファイバ。

Claims (4)

  1. 数モード光ファイバと結合するファイバ・チップ結合部と、
    このファイバ・チップ結合部を伝搬した光を外部の光学部品と結合させるための導波路分離部とを備え、
    前記ファイバ・チップ結合部は、
    下部クラッドと、
    この下部クラッド上の互いに離間した少なくとも2層に分かれて配置された3つ以上の光導波路と、
    この光導波路を覆うように配置された上部クラッドとを備え、
    前記ファイバ・チップ結合部における各光導波路は、各光導波路のそれぞれを伝搬する固有モードが互いに光学的に結合しうる程度に離間され、かつ各光導波路から出射した前記固有モードのそれぞれが前記数モード光ファイバと光学的に結合しうる状態で配置され、これら3つ以上の光導波路のうち少なくとも1つの光導波路の断面形状が他の光導波路のうち少なくとも1つの断面形状と異なり、これら3つ以上の光導波路の全ての断面についての線対称軸が1つ以下であることを特徴とするモード結合器。
  2. 請求項記載のモード結合器において、
    前記導波路分離部は、前記下部クラッドと、前記3つ以上の光導波路と、前記上部クラッドとを備え、
    前記導波路分離部における各光導波路は、光導波路のそれぞれを伝搬する固有モードが互いに結合しない程度に離間された状態で配置されることを特徴とするモード結合器。
  3. 請求項1または2記載のモード結合器において、
    前記導波路分離部における各光導波路のうち少なくとも1つの光導波路は、前記下部クラッドに接近するように曲がる屈曲部または前記下部クラッドから遠ざかるように曲がる屈曲部を備え、
    前記導波路分離部における各光導波路の出射端は、前記下部クラッド上の略同一層に配置されることを特徴とするモード結合器。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のモード結合器において、
    前記3つ以上の光導波路は、それぞれシングルモード導波条件を満たすことを特徴とするモード結合器。
JP2013250853A 2013-12-04 2013-12-04 モード結合器 Active JP6130290B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013250853A JP6130290B2 (ja) 2013-12-04 2013-12-04 モード結合器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013250853A JP6130290B2 (ja) 2013-12-04 2013-12-04 モード結合器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015108698A JP2015108698A (ja) 2015-06-11
JP6130290B2 true JP6130290B2 (ja) 2017-05-17

Family

ID=53439100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013250853A Active JP6130290B2 (ja) 2013-12-04 2013-12-04 モード結合器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6130290B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6487805B2 (ja) * 2015-08-13 2019-03-20 日本電信電話株式会社 導波路型モード変換器
CN105306160A (zh) * 2015-09-18 2016-02-03 北京大学 模式复用/解复用器及其制备方法、一种pon系统
JP2017111163A (ja) * 2015-12-14 2017-06-22 日本電信電話株式会社 モード合分波器およびその製造方法
JP6554071B2 (ja) * 2016-06-27 2019-07-31 日本電信電話株式会社 マルチチップ接続用導波路チップ
JP2018067692A (ja) * 2016-10-21 2018-04-26 株式会社フジクラ 光送信装置および光通信システム
JP6889470B2 (ja) * 2017-03-17 2021-06-18 国立研究開発法人情報通信研究機構 空間整合受信
CN109946793A (zh) * 2019-05-09 2019-06-28 上海大学 一种波分复用器及一种受激发射损耗光束复用器
JPWO2023276053A1 (ja) * 2021-06-30 2023-01-05
CN115755273B (zh) * 2022-10-31 2024-05-03 北京自动化控制设备研究所 硅基光分路集成芯片、集成化光纤陀螺、制备及连接方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013057842A (ja) * 2011-09-09 2013-03-28 Konica Minolta Advanced Layers Inc 結合光学系
KR20140124394A (ko) * 2012-03-08 2014-10-24 알까뗄 루슨트 모드 혼합을 갖는 멀티 모드 광 통신
WO2013160902A1 (en) * 2012-04-25 2013-10-31 Yissum Research Development Company Of The Hebrew University Of Jerusalem Ltd. System and method for mode division multiplexing

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015108698A (ja) 2015-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6130290B2 (ja) モード結合器
US9306670B2 (en) Optical coupling/splitting device, two-way optical propagation device, and optical-transmit-receive system
JP6492437B2 (ja) 方向性結合器及びその設計方法、光導波路素子、並びに波長フィルタ
JP6000904B2 (ja) 偏波変換素子
US20160246009A1 (en) Photonic Chip Surface Grating Coupler (SGC)-Based Optical Splitter and Optical Combiner
JP5715072B2 (ja) 高次モード平面光波回路
JP2010524022A (ja) マルチプレクサ導波路結合方法およびシステム
JP6069439B1 (ja) 偏波識別素子
US10001601B2 (en) Device for coupling a plurality of different fibre modes
JP2020502585A (ja) 光チップ、および、光を結合させるための方法
JP2015114548A (ja) 光合分波器および光通信システム
JP6402519B2 (ja) 光導波路素子
JP4705067B2 (ja) 三次元交差導波路
JP2013205742A (ja) 光素子
JP6473739B2 (ja) モード合分波器
JP2008241937A (ja) マルチモード干渉光カプラ及びマッハツェンダ型光変調器
JP6233083B2 (ja) 光素子
JP2000162454A (ja) 光カプラ及びそれを用いたマッハツェンダ型光合分波器
JP5751008B2 (ja) 光合分波器および光合分波方法
JP6654553B2 (ja) 光ファイバ接続方法および接続構造
JP2023047302A (ja) 多重化および逆多重化するマルチモードデバイス
JP6487805B2 (ja) 導波路型モード変換器
US20220357516A1 (en) Multifiber connector for concentric mutli-core fiber
JP2000147275A (ja) 光ファイバ
JP6302375B2 (ja) 光受信器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160927

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170411

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6130290

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150