JP6125646B2 - ハロゲン化シラヒドロカルビレンの調製方法 - Google Patents

ハロゲン化シラヒドロカルビレンの調製方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6125646B2
JP6125646B2 JP2015536764A JP2015536764A JP6125646B2 JP 6125646 B2 JP6125646 B2 JP 6125646B2 JP 2015536764 A JP2015536764 A JP 2015536764A JP 2015536764 A JP2015536764 A JP 2015536764A JP 6125646 B2 JP6125646 B2 JP 6125646B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copper catalyst
silicon
subscript
halogenated
catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015536764A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015536918A (ja
Inventor
ダッシュ アスウィニ
ダッシュ アスウィニ
カトスーリス ディミトリス
カトスーリス ディミトリス
マクラフリン マシュー
マクラフリン マシュー
シュパーシュー ウェンディ
シュパーシュー ウェンディ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dow Silicones Corp
Original Assignee
Dow Corning Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dow Corning Corp filed Critical Dow Corning Corp
Publication of JP2015536918A publication Critical patent/JP2015536918A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6125646B2 publication Critical patent/JP6125646B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/12Organo silicon halides
    • C07F7/121Preparation or treatment not provided for in C07F7/14, C07F7/16 or C07F7/20
    • C07F7/122Preparation or treatment not provided for in C07F7/14, C07F7/16 or C07F7/20 by reactions involving the formation of Si-C linkages
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/12Organo silicon halides
    • C07F7/16Preparation thereof from silicon and halogenated hydrocarbons direct synthesis
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/12Organo silicon halides
    • C07F7/121Preparation or treatment not provided for in C07F7/14, C07F7/16 or C07F7/20
    • C07F7/125Preparation or treatment not provided for in C07F7/14, C07F7/16 or C07F7/20 by reactions involving both Si-C and Si-halogen linkages, the Si-C and Si-halogen linkages can be to the same or to different Si atoms, e.g. redistribution reactions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/60Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule in which all the silicon atoms are connected by linkages other than oxygen atoms

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

ハロゲン化シラヒドロカルビレンは、シリコーン樹脂等の生成物の原材料としてシリコーン産業において有用である。この産業において、ハロゲン化シラヒドロカルビレンを調製するための方法を提供する必要がある。
ハロゲン化シラヒドロカルビレンを含む反応生成物を調製する方法は、2つの別個及び連続した工程を含む。第1の工程(i)は、銅触媒を水素(H)ガス及びハロゲン化シランモノマーと500℃〜1400℃の温度で接触させて、少なくとも0.1%(w/w)のケイ素を含むケイ素含有銅触媒を形成することを含む。第2の工程(ii)は、ケイ素含有銅触媒を有機ハロゲン化物と100℃〜600℃の温度で接触させて、ハロゲン化シラヒドロカルビレンを含む反応生成物を形成することを含む。
この方法の工程(i)で使用されるハロゲン化シランモノマーは、四ハロゲン化ケイ素、トリハロシラン、又はそれらの組み合わせを含む。この方法の工程(i)で使用される銅触媒は、銅を含む。この方法の工程(ii)で使用される有機ハロゲン化物は、式Hを有し、式中、Xがハロゲン原子であり、下付き文字aが0以上の整数であり、下付き文字bが1以上の整数であり、及び下付き文字cが2以上の整数である。
明細書の文脈に別途記載のない限り、全ての量、比率、及び百分率は重量であり、冠詞「a」、「an」及び「the」はそれぞれ1つ以上を意味する。本願では、「Me」はメチル基を示し、「Et」はエチル基を示し、「Pr」はプロピル基を示し、n−プロピル及びイソ−プロピルを含み、「Bu」はブチル基を示しn−ブチル、tert−ブチル、イソ−ブチル、及びsec−ブチルを含む。
方法は、別個及び連続した工程(i)及び(ii)を含む。工程(i)は、銅触媒を水素ガス及び四ハロゲン化ケイ素、トリハロシラン、又はそれらの組み合わせを含むハロゲン化シランモノマーと500℃〜1400℃の温度で接触させて、少なくとも0.1%(w/w)のケイ素を含むケイ素含有銅触媒を形成することを含む。工程(ii)は、ケイ素含有銅触媒を有機ハロゲン化物と100℃〜600℃の温度で接触させて、反応生成物を形成することを含み、有機ハロゲン化物が式Hを有し、式中、Xがハロゲン原子であり、下付き文字aが0以上の整数であり、下付き文字bが1以上の整数であり、及び下付き文字cが2以上の整数である。反応生成物は、ハロゲン化シラヒドロカルビレンを含む。反応生成物は、ハロヒドロカルビレン及び/又はハロシランを更に含み得る。
工程(i)の銅触媒は、銅を含む。銅触媒は、任意に、カルシウム、セシウム、金、マグネシウム、ニッケル、硫黄、スズ、及び亜鉛から選択される少なくとも1つの元素を更に含み得る。あるいは、銅に加えて、銅触媒は、カルシウム、セシウム、金、マグネシウム、硫黄、スズ、及び亜鉛から選択される少なくとも1つの元素を更に含み得る。あるいは、銅触媒は、銅、金、及びマグネシウムの混合物であり得る。当業者は、本開示の範囲を超えることなく、銅触媒が不純物又は様々な量の他の金属又は非金属元素、これに限定されないが、ケイ素を含む、を含み得ることを理解するであろう。例えば、銅触媒は、以下に記載の任意の第3の処理工程(iii)に従って再生されている、工程(ii)に既に曝露されたケイ素含有触媒であり得るか、又は触媒は、これに限定されないが、銅ケイ化物を含む金属ケイ化物に由来し得る。銅触媒は、任意に、金属酸化物又は炭素系担体、あるいは活性炭担体を含み得、すなわち、銅触媒は、担持触媒又は非担持触媒であり得る。担体の例としては、これらに限定されないが、アルミニウム、セリウム、チタニウム、ジルコニウム、及びケイ素の酸化物、及び活性炭、カーボンナノチューブ、フラーレン、及び炭素の他の同素形等の炭素担体が挙げられる。あるいは、担体は、活性炭であってもよい。
非担持銅触媒は、触媒の総重量に基づいて、0.1%〜100%(w/w)の銅を含み得る。あるいは、非担持銅触媒は、触媒の総重量に基づいて、0.1%〜80%(w/w)、あるいは1%〜80%(w/w)、あるいは10%〜80%(w/w)、あるいは40%〜80%(w/w)の銅を含み得る。
銅触媒が担体を含む時、触媒は、担体及び銅の総合重量(又は担体、銅及び少なくとも1つの元素の総合重量)に基づいて、0.1%〜100%(w/w)未満、あるいは0.1%〜約80%(w/w)、あるいは0.1%〜約50%(w/w)、あるいは0.1%〜約35%(w/w)の銅(又は銅、及びカルシウム、セシウム、金、マグネシウム、ニッケル、硫黄、スズ、及び亜鉛から選択される少なくとも1つの元素の組み合わせ、該少なくとも1つの元素が存在する時)を含み得る。
銅触媒は、これらに限定されないが、塊、顆粒、薄片、粉末、ナノ粒子、ナノワイヤ、及びメッシュを含む任意の物理的形態を採り得る。非坦持銅触媒のいくつかの具体的な例としては、これらに限定されないが、金属銅、塩化銅、酸化銅、金属銅及び金属ニッケルの混合物、金属銅及び金属金の混合物、金属銅、金属金及び塩化マグネシウムの混合物、金属銅、金属金及び硫黄の混合物、金属銅及びスズの混合物、金属銅及びセシウムの混合物、及び金属銅及び塩化カルシウムの混合物が挙げられる。本明細書で使用される場合、用語「金属」とは、その金属が酸化数0を有することを意味する。担持銅触媒のいくつかの具体的な例としては、これらに限定されないが、活性炭担体内に分散及び/又は上に還元した上述の非担持銅触媒が挙げられる。
本明細書で有用な非担持及び担持銅触媒は、任意の便利な処理により作製され得る。例えば、非担持触媒を作製する1つの処理は、銅、及びカルシウム、セシウム、金、マグネシウム、ニッケル、硫黄、スズ、及び亜鉛から選択される少なくとも1つの元素を共に混合して、銅触媒を形成することを含む。あるいは、これらに限定されないが、ハロゲン化物、酢酸塩、硝酸塩、及びカルボン酸塩を含む金属塩は、最初に、既定又は所望の割合で混合され得、次いでその後、既知の還元処理に供され得る。1つのかかる還元処理は、担持銅触媒の調製を実証するために、とりわけ、具体的な実施例として後述される。この処理では、塩化マグネシウムなどのいくらかの塩が、他は還元されるが、還元されずに残る。
担持銅触媒は、例えば、水又は酸等の溶媒中の塩化第二銅等の銅塩を組み合わせ、混合物を担体に適用し、担体の表面上の銅塩を還元することにより調製され得る。例えば、CuClを水又は塩酸に溶解し、活性炭と混合してもよい。次いで、過剰のCuCl溶液を除去し、活性炭−CuCl混合物を乾燥してもよい。次いで、CuClを、500℃で水素と共に活性炭担体上で還元して、担持銅触媒を得てもよい。金属塩を添加し、続いて還元する工程は、本開示の範囲を超えることなく、それぞれ単一の工程として実行され得、又は複数工程処理を伴う。非担持及び担持銅触媒を作製する追加の例は、本明細書、並びに、同時係属中の2011年3月31日に出願された国際特許公開第WO2011/149588号に記載の実施例で提供され、この全内容が参照により本明細書に組み込まれる。
ハロゲン化シランモノマーは、HSiX、又はSiX、又はそれらの組み合わせを含み、各Xが独立してBr、Cl、F、若しくはI;あるいはClである。あるいは、ハロゲン化シランモノマーは、SiX及びHSiXを含む組み合わせを含み得、Xが上述のとおりである。ハロゲン化シランモノマーのいくつかの例としては、これらに限定されないが、四塩化ケイ素、四臭化ケイ素、四沃化ケイ素、四フッ化ケイ素、トリクロロシラン、トリブロモシラン又はそれらの混合物が挙げられる。あるいは、四ハロゲン化ケイ素は、四塩化ケイ素である。銅触媒との接触に使用される水素対ハロゲン化シランモノマーのモル比は、10,000:1〜0.01:1、あるいは100:1〜0.1:1、あるいは20:1〜1:1、あるいは15:1〜1:1、及びあるいは10:1〜1:1の範囲である。
本方法の第1の工程(i)で使用される反応装置システムは、ガスと固形物を組み合わせ、反応させるのに好適である、任意の反応装置を含み得る。例えば、好適な反応装置構成は、これらに限定されないが、充填床、撹拌床、振動床、移動床、再循環床、又は流動床を含む。再循環床を使用する時、ケイ素含有銅触媒は、工程(i)を実施するのに使用される第1の床から工程(ii)を実施するのに使用される第2の床に循環し得る。
反応を促進又は制御することが望ましい時、反応装置システムは、反応の温度を制御する手段を含み得る。水素ガス及びハロゲン化シランモノマーが銅触媒と接触する温度は、500℃〜1400℃、あるいは500℃〜1200℃、あるいは500℃〜950℃の範囲であり得る。水素ガス及びハロゲン化シランモノマーが銅触媒と接触する圧力は、亜大気圧、大気圧、又は超大気圧であり得る。例えば、圧力は、500℃〜1400℃の温度で0〜2000キロパスカルゲージ(kPag)、あるいは0〜1000kPag、あるいは100〜800kPagの範囲であり得る。水素ガス及びハロゲン化シランモノマーは、同時に反応装置へ送給され得るが、例えば、別個のパルスにより組み合わせる他の方法はまた、本方法の範囲内である。水素ガス及びハロゲン化シランモノマーは、反応装置に送給される前に共に混合され得る(例えば、1つの供給口を通って、あるいは、混合物は、2つ以上の供給口を通って送給され得る)。あるいは、水素及びハロゲン化シランモノマーは、別々に反応装置へ送給され得る(例えば各ガスは、異なる供給口を通って送給され得る)。
銅触媒が水素及びハロゲン化シランモノマーと接触する滞留時間は、ケイ素含有銅触媒を形成するのに十分であるように既定される。例えば、銅触媒が水素及び四ハロゲン化ケイ素と接触するのに十分な滞留時間は、典型的には、少なくとも0.01秒、あるいは少なくとも0.1秒、あるいは0.1秒〜5時間、あるいは0.1秒〜45分、あるいは0.1秒〜5分である。あるいは、工程(i)を実施するための滞留時間の上限はない。本明細書で使用される場合、工程(i)の「滞留時間」とは、連続処理中に銅触媒が反応装置システムを通過する時に1反応装置容積の銅触媒が水素及びハロゲン化シランモノマーと接触する間又はバッチ処理中に銅触媒が反応装置内に配置される間の時間を意味する。所望の滞留時間は、連続処理中の銅触媒の流量又はバッチ処理の工程の持続時間を調節することにより達成され得る。
本方法の工程(i)で使用される銅触媒は、十分な量で存在する。本明細書で使用される場合、銅触媒の「十分な量」とは、水素及びハロゲン化シランモノマーが銅触媒と接触する時に、後述のようにケイ素含有銅触媒を形成するのに十分な触媒を意味する。例えば、触媒の十分な量は、反応装置システム中の容積1cmにつき少なくとも触媒0.01mg、あるいは反応装置容積1cmにつき少なくとも触媒0.5mg、あるいは反応装置容積1cmにつき触媒1〜10,000mgである。
いずれかの担体を含む(存在する場合)、ケイ素含有銅触媒の総重量に基づいて、ケイ素含有銅触媒が、少なくとも0.1%(w/w)、あるいは0.1%〜90%(w/w)、あるいは0.1%〜55%(w/w)、あるいは1%〜20%(w/w)、及びあるいは1%〜5%(w/w)のケイ素を含む。ケイ素含有銅触媒中のケイ素の百分率は、標準的な分析試験により測定することができる。例えば、ケイ素の百分率は、誘導結合プラズマ発光分光法(ICP−AES)及びICP質量分析(ICP−MS)を使用して、測定することができる。
本方法の第2の工程(ii)において、ケイ素含有銅触媒は、有機ハロゲン化物と100℃〜600℃の温度で接触して、ハロゲン化シラヒドロカルビレンを含む反応生成物を形成する。工程(ii)の有機ハロゲン化物は、式Hを有し、式中、下付き文字aが存在する水素原子の平均数を示し、下付き文字bが存在する炭素原子の平均数を示し、及び下付き文字cが存在するハロゲン原子の平均数を示す。下付き文字aが0以上の整数であり、下付き文字bが1以上の整数であり、及び下付き文字cが2以上の整数である。有機ハロゲン化物が非環式ハロゲン化アルキルである時、量(a+c)=a量(2b+2)である。有機ハロゲン化物が単環式ハロゲン化シクロアルキルである時、量(a+c)=2bである。各Xが独立して、Br、Cl、F、及びIから選択され、あるいは各XがClである。好適な有機ハロゲン化物の例としては、これらに限定されないが、塩化メチレン(HCCl)、HCCl、及びCClが挙げられる。
工程(ii)での使用に好適な反応装置システムは、工程(i)での使用のために上述した反応装置システムと類似又は同一である。同一の反応装置システムが、工程(ii)で使用されるように工程(i)で使用され得るが、別個又は異なる反応装置システムが本開示の範囲を超えることなく代替的に使用され得る。かかる反応装置システムにおいて、有機ハロゲン化物を、工程(i)で生成されるケイ素含有銅触媒を含有する反応装置に送給することにより、有機ハロゲン化物を、典型的に、ケイ素含有銅触媒と接触させる。有機ハロゲン化物をケイ素含有銅触媒と接触させる温度は、100℃〜600℃、あるいは200℃〜500℃、及びあるいは250℃〜375℃の範囲であり得る。
有機ハロゲン化物がケイ素含有銅触媒と接触している滞留時間は、ハロゲン化シラヒドロカルビレンを含む反応生成物を形成するために、有機ハロゲン化物がケイ素含有銅触媒と反応するのに十分である。ケイ素含有銅触媒が有機ハロゲン化物と接触する滞留時間は、少なくとも1分、あるいは少なくとも5分、あるいは1分〜120分、あるいは5分〜90分、及びあるいは5分〜60分であり得る。あるいは、工程(ii)を実施するための滞留時間の上限はない。本明細書で使用される場合、工程(ii)の「滞留時間」とは、連続処理中にこのガスが反応装置システムを通過する時に1反応装置容積のケイ素含有銅触媒が有機ハロゲン化物と接触する又はバッチ処理中に反応装置内に配置される時間を意味する。所望の滞留時間は、有機ハロゲン化物の流量又はバッチ処理における工程の持続時間を調節することにより達成され得る。
工程(ii)において有機ハロゲン化物がケイ素含有銅触媒と接触する圧力は、亜大気圧、大気圧、又は超大気圧であり得る。例えば、圧力は、0〜2000kPag、あるいは100〜2000kPag、あるいは100〜1000kPag、及びあるいは100〜800kPagの範囲であり得る。
本方法の工程(ii)で使用されるケイ素含有銅触媒は、「工程(ii)の十分な量」で存在する。本明細書で使用される場合、ケイ素含有銅触媒の「工程(ii)の十分な量」とは、有機ハロゲン化物と接触する時、後述のハロゲン化シラヒドロカルビレンを形成するのに十分な触媒である。例えば、ケイ素含有銅触媒の十分な量は、反応装置容積1cmにつき少なくとも触媒0.01mg、あるいは反応装置容積1cmにつき少なくとも触媒0.5mg、あるいは反応装置容積1cmにつき触媒1〜10000mgである。
工程(ii)は、典型的には、ケイ素含有銅触媒中のケイ素が消耗される例えば、既定の限界を下回るまで実施される。工程(ii)が停止又は中断されるケイ素含有銅触媒中のケイ素の量の既定の限界は、いずれかの担体を含む触媒の総重量に基づいて、典型的には、100%(w/w)未満、あるいは90%(w/w)以下、あるいは75%(w/w)未満、及びあるいは40%(w/w)未満のその初期重量百分率である。本明細書で使用される場合、「ケイ素含有銅触媒中のケイ素の初期重量百分率」とは、ケイ素含有銅触媒が工程(ii)で有機ハロゲン化物と接触される前のケイ素含有銅触媒中のケイ素の重量百分率を意味する。ケイ素含有銅触媒中のケイ素の量は、反応生成物生成、あるいはハロゲン化シラヒドロカルビレン生成をケイ素含有銅触媒中のケイ素の重量百分率と関連付けること、及び次に、ハロゲン化シラヒドロカルビレン生成を観察することにより観察され得るか、又はそれはケイ素含有銅触媒に関して上述のように決定され得る。
この方法の工程(i)及び工程(ii)は、別個に連続して行われる。本明細書において使用するとき、「別個に」は、工程(i)及び工程(ii)が重複又は同時ではないことを意味する。本明細書で使用される場合、「連続して」は、工程(ii)が、本方法の工程(i)の後に実施されることを意味するが、追加の工程が、後述するように工程(i)及び(ii)の間、及び/又は工程(ii)の後に実施され得る。
本方法は、任意に、工程(ii)が中断また停止した後に起こる第3の工程(iii)を更に含み得る。この第3の工程(iii)は、第1の工程(i)及び第2の工程(ii)を1回以上繰り返すことを伴う。第1の工程(i)を繰り返す際に、工程(ii)からの消耗されたケイ素含有銅触媒を、500℃〜1400℃の温度で水素ガス及びハロゲン化シランモノマーを含む混合物と接触させて、少なくとも0.1%(w/w)ケイ素を含むケイ素含有銅触媒を再形成する。次いで、この再形成されたケイ素含有銅触媒を、100℃〜600℃の温度で有機ハロゲン化物と接触させることにより第2の工程(ii)の繰り返しに供して、反応生成物、あるいはハロゲン化シラヒドロカルビレンを形成する。この第3の工程(iii)は、少なくとも1回、あるいは1〜10回、あるいは1〜1000回、あるいは1〜100回、あるいは1〜10回実施され得る。あるいは、この第3の工程(iii)は、2回以上、回数の上限なしで、実施され得、工程(iii)は、本開示の範囲を超えることなく実施され得、あるいは、上限は実用化に従って決定され得る。
本方法は、任意に、ケイ素含有銅触媒を第2の工程(ii)で有機ハロゲン化物と接触させる前に、反応装置システムをパージする中間工程を更に含み得る。この中間パージ工程は、第1の工程(i)及び第2の工程(ii)の初期実行と共に又は第3の工程(iii)の一部としてこれらの2つの工程(i)及び(ii)を繰り返す際のどちらかの工程(i)及び工程(ii)の間に起こり得る。本明細書において使用するとき、「パージ」はケイ素含有銅触媒を含有する反応装置にガス流を導入し、望ましくない材料を除去することを意味する。不必要な物質は、例えば、H、O、及びHO等を含み得る。パージは、アルゴン等の不活性ガス、又は水素等の反応ガス又は両方で達成され得る。あるいは、パージは、最初に反応ガスで、その後不活性ガスで行われ得る。あるいは、パージは、最初に不活性ガスで、その後反応ガスで行われ得る。
有機ハロゲン化物又はハロゲン化シランモノマーが標準温度及び圧力又はそれを下回る液体である場合、本方法は、ハロゲン化シランモノマーを工程(i)で銅触媒と接触させる又は有機ハロゲン化物を工程(ii)でケイ素含有銅触媒と接触させる前の任意の既知の方法により、有機ハロゲン化物又はハロゲン化シランモノマーを予加熱及びガス化することを更に含み得る。あるいは、処理は、工程(i)で銅触媒に及び工程(ii)でケイ素含有銅触媒にそれぞれ接触させる前に、ハロゲン化シランモノマー又は有機ハロゲン化物を蒸発させるために、水素ガスを液体ハロゲン化シランモノマー又は有機ハロゲン化物を介して導入することを更に含み得る。
本方法は、任意に工程(ii)で生成される反応生成物を回収する第4の工程(iv)を更に含み得る。反応生成物は、例えば、ガス状ハロゲン化有機ケイ素化合物を反応装置システムから除去し、続いて蒸留を介して分離することにより回収され得る。本開示の一態様に従って、上で記載及び例示した本方法により生成される反応生成物は、ハロゲン化シラヒドロカルビレンを含む。ハロゲン化シラヒドロカルビレンは、式X Si−R−SiX を有し得、式中、各Xが独立して上述のハロゲン原子であり、各下付き文字dが独立して、0、1、2、又は3であり、各下付き文字eが独立して、0、1、又は2であり、各下付き文字fが独立して、0、1、又は2であり、ただし、量(d+e+f)=3を条件とし、かつ少なくとも1つの実例d>0を条件とし、各Rが独立して、1〜10個の炭素原子のアルキル基又は4〜10個の炭素原子のシクロアルキル基等の一価炭化水素基であり、及びRが、1〜10個の炭素原子のアルキレン基又は4〜10個の炭素原子のシクロアルキレン基等の二価炭化水素基である。あるいは、下付き文字dが、2又は3であり得る。あるいは、下付き文字eが、0であり得る。あるいは、下付き文字fが、0又は1であり得る。あるいは、各Xが、Clであり得る。あるいは、Rが、メチレン又はエチレン、あるいはメチレン等のアルキレン基であり得る。あるいは、Rが、Me、Et、Pr、及びBu、あるいはMe及びEtから選択されるアルキル基であり得る。
本方法はまた、ハロゲン化シラヒドロカルビレンに加えて、他の生成物を生成し得る。例えば、本方法により生成される第2の生成物は、ハロアルキレン等のハロヒドロカルビレンを含み得る。例示的なハロアルキレンとしては、クロロメチレン及びクロロエチレンが挙げられる。本方法は、あるいは、ハロアルキレンに加えて又はその代わりにクロロシラン等のハロシランを生成し得る。
本方法は、任意に、工程(iv)で回収されたハロゲン化シラヒドロカルビレンを反応させて、様々な産業及び用途におけるその後の使用のための樹脂を生成する、追加の工程(v)を更に含み得る。かかる反応は、所望の樹脂を生成することが可能である当該技術分野において既知の任意の方法又は処理を使用して達成され得る。
以下の実施例は、本発明の方法を説明するために提供されるものであり、請求項に記載の本発明を制限するものとして考慮されない。表1は、以下の実施例全体にわたって特定された用語を示すために使用されるいくつかの略称を列記する。実施例全体にわたって使用される反応システム、試薬、生成物分析、及び流量もまた、以下にまとめる。
反応装置は、流通式反応装置中に内径4.8mmの石英ガラス管を有していた。反応管をLindberg/Blue Minimiteの2.54cmの管状炉を使用して加熱した。Hを、ブルックスデルタマスフローコントローラを介して送達し、ArはオメガFMA 5500マスフローコントローラを介して送達した。ステンレス鋼製のSiClバブラーを使用して、SiClをHガス流に導入した。Hガス流中のSiClの量は、公知の熱力学の原理を使用する計算に従って、バブラー中のSiClの温度を変化させることにより調節した。反応装置流出物は、Vici製6方作動バルブを通した。
活性炭、AUCl、MgClは、St.Louis,Missouri,U.S.AのSigma Aldrich,Inc.から購入した。CUCl−2HOは、Ward Hill,Massachusetts,U.S.A.のAlfa Aesarから購入した。
生成物及び副生成物を含有する反応装置からの流出物は、廃棄前に、100μLの一定量の注入ループを有する6方作動バルブ(Vici)を通った。注入バルブを作動させてサンプルを反応流から採取し、注入口における分割比を100:1として、分析のために100μLのサンプルは7890A Agilent GC−MSの注入口を直接通った。GCは、微量の生成物の高感度な検出及び形成された任意の生成物の決定的な同定のための質量分析計(Agilent 7895G MSD)にのみ使用され連結された1つのRestek DCAカラムを含有した。カラムをGCオーブンで加熱した。
流量を用いた既知の熱力学の原理を使用して、標準温度及び圧力で、水素、アルゴン、SiCl、CHCl、CHCl、及びCClの流量比を決定した。
Figure 0006125646
実施例1−Cu、Au、及びMgを含む銅触媒の調製方法
以下の成分、CuCl−2HO(99+%、5.315g)、0.139g AuCl(99%)、及び0.163g MgCl−6HO(99.995%)を、脱イオンHOに溶解して、金属塩混合物を形成した。次いで、この金属塩混合物を4.330gの活性炭に添加した。活性炭により吸着されなかった過剰な液体を軽くふきとり、次いで、活性炭を90℃で15時間乾燥させた。乾燥活性炭の最終乾燥重量は、8.224gであった。活性炭及び金属溶液充填の開始重量に基づいて、活性炭の金属充填を、23.7%(w/w)Cu、1.1%(w/w)Au、及び0.5%(w/w)Mgになるように計算し、金属充填活性炭(0.75g)を、石英ガラス管に投入し、流通式反応装置に配置した。触媒の活性化及び還元は、100sccm(ブルックスデルタマスフローコントローラによる制御)でHを反応装置中の触媒を含有するガラス管に、600℃で2時間流して行った。加熱は、Lindberg/Blue Minimite 2.54cm管状炉を使用して達成した。
実施例2−(Arを伴うCHCl
実施例1で上述したように調製した銅、金及びマグネシウムの活性炭担持混合物を含む銅触媒(0.75g)を、H/SiClで30分間、750℃で、−4℃のステンレス鋼製のSiClバブラーを通してHを導入することにより処理した。H及びSiClの総流量は、109sccmであり、H対SiClのモル比は11.25:1であった。バブラーを去るガス及び蒸気を、銅触媒を含有する流通式反応装置のガラス管に送給して、ケイ素含有銅触媒を形成した。30分後、SiClの流れを停止し、100sccmの水素流れを、1時間にわたって300℃に冷却する間維持した。反応装置が300℃に達した時、全てのHを、50sccmのアルゴン流れで30分間、反応装置及び触媒からパージした。30分後、アルゴン流れを停止し、Arを、5sccmの流量でCHClを含有するバブラーを通して300℃及び大気圧の反応装置へ送給した。反応を、反応装置を去るSi含有種を決定するため上述のようにGC/GC−MSにより定期的にサンプリングし、分析した。次に、Ar/CHCl供給を停止し、ケイ素含有銅触媒を100sccmのHを伴い600℃で、活性化/再生した。次いで、それを、H/SiClと30分間750℃で再び接触させて、ケイ素含有銅触媒を再形成した。H及びSiClの総合流量は109sccmであり、H対SiClのモル比は11.25:1であった。ケイ素含有銅触媒を再形成した後、アルゴンで再びパージし、Ar/CHClを上述の再形成ケイ素含有銅触媒と接触させた。このサイクルを、1回繰り返した。結果を表2に示す。表2において、流出物中の%を計算するために、ピーク領域を合計し、次いで、各個体ピーク領域を、合計で除算し、100で乗算した。この実施例は、塩素系シラメチレンが本発明の方法により生成され得、塩素系シラメチレンの選択性及び生成が、触媒再生及び反応のその後のサイクルと共に改善することを示す。
Figure 0006125646
サイクル1の主生成物は、SiCl及びMeSiClであり、サイクル2の主生成物は、ClHSiCHSiCl及びClSiCHSiClである。
実施例3(Hを伴うCHCl
実施例1で上述したように調製した銅、金及びマグネシウムの活性炭担持混合物を含む銅触媒(0.75g)を、H/SiClで30分間、750℃で、Hを−4℃のステンレス鋼製のSiClバブラーを通して導入することにより処理した。H及びSiClの総流量は、109sccmであり、H対SiClのモル比は11.25:1であった。バブラーを去るガス及び蒸気を、銅触媒を含有する流通式反応装置のガラス管に送給して、ケイ素含有銅触媒を形成した。30分後、SiClの流れを停止し、100sccmの水素流れを、1時間にわたって300℃に冷却する間維持した。反応装置が300℃に達した時、Hを5sccmの流量まで減少させた。H/CHClを、次いで、5sccmの流量、300℃、及び大気圧で反応装置を通して送給した。反応を、反応装置を去るSi含有種を決定するため上述のようにGC/GC−MSにより定期的にサンプリングし、分析した。次に、H/CHCl供給を停止し、ケイ素含有銅触媒を、100sccmのHを伴い600℃で、活性化/再生した。次いで、それを、H/SiClと30分間750℃で再び接触させて、ケイ素含有銅触媒を再形成した。H及びSiClの総合流量は109sccmであり、H対SiClのモル比は、11.25:1であった。ケイ素含有銅触媒を再形成した後、アルゴンで再びパージし、H/CHClを上述の再形成ケイ素含有銅触媒と接触させた。このサイクルを、1回繰り返した。結果を表3に示す。表3において、流出物中の%は、実施例2のように計算した。この実施例は、シラメチレンが本発明の方法により生成され、塩素系シラメチレンの選択性及び生成が、触媒再生及び反応のその後のサイクルと共に改善することを示す。
Figure 0006125646
サイクル1の主生成物は、HCl、SiCl、及びClSiCHSiClであり、サイクル2の主生成物は、ClSiCHSiCl及びClHSiCHSiClである。
実施例4(Arを伴うCHCl
実施例1で上述したように調製した銅、金及びマグネシウムの活性炭担持混合物を含む銅触媒(0.75g)を、H/SiClで30分間、750℃で、Hを−4℃のステンレス鋼製のSiClバブラーを通して導入することにより処理した。H及びSiClの総流量は、109sccmであり、H対SiClのモル比は11.25:1であった。バブラーを去るガス及び蒸気を、銅触媒を含有する流通式反応装置のガラス管に送給して、ケイ素含有銅触媒を形成した。30分後、SiClの流れを停止し、100sccmの水素流れを、1時間にわたって300℃に冷却する間維持した。反応装置が300℃に達した時、全てのHを50sccmのアルゴン流れで30分間、反応装置及び触媒からパージした。30分後、アルゴン流れを停止し、Ar/CHClを5sccmの流量、300℃、及び大気圧で反応装置を通して送給した。反応を、反応装置を去るSi含有種を決定するため上述のようにGC/GC−MSにより定期的にサンプリングし、分析した。次に、Ar/CHCl供給を停止し、ケイ素含有銅触媒を、100sccmのHを伴い600℃で、活性化/再生した。次いで、それを、H/SiClと30分間750℃で再び接触させて、ケイ素含有銅触媒を再形成した。H及びSiClの総合流量は109sccmであり、H対SiClのモル比は、11.25:1であった。ケイ素含有銅触媒を再形成した後、アルゴンで再びパージし、Ar/CHClを上述の再形成ケイ素含有銅触媒と接触させた。このサイクルを、1回繰り返した。結果を表4に示す。表4において、流出物中の%は、実施例2のように計算した。この実施例は、塩化シルメチレンが本発明の方法により生成され得、塩素系シラメチレンの選択性及び生成が、触媒再生及び反応のその後のサイクルと共に改善することを示す。
Figure 0006125646
実施例5(Hを伴うCHCl
上述したように調製した銅、金及びマグネシウムの活性炭担持混合物を含む銅触媒(0.75g)を、H/SiClで30分間、750℃で、Hを−4℃のステンレス鋼製のSiClバブラーを通して導入することにより処理した。H及びSiClの総流量は、109sccmであり、H対SiClのモル比は11.25:1であった。バブラーを去るガス及び蒸気を、銅触媒を含有する流通式反応装置のガラス管に送給して、ケイ素含有銅触媒を形成した。30分後、SiClの流れを停止し、100sccmの水素流れを、1時間にわたって300℃に冷却する間維持した。反応装置が300℃に達した時、Hを5sccmの流量まで減少させた。H/CHClを、次いで、5sccmの流量、300℃、及び大気圧で反応装置を通して送給した。反応を、反応装置を去るSi含有種を決定するため上述のようにGC/GC−MSにより定期的にサンプリングし、分析した。次に、H/CHCl供給を停止し、ケイ素含有銅触媒を、100sccmのHを伴い600℃で、活性化/再生した。次いで、それを、H/SiClと30分間750℃で再び接触させて、ケイ素含有銅触媒を再形成した。H及びSiClの総合流量は109sccmであり、H対SiClのモル比は、11.25:1であった。ケイ素含有銅触媒を再形成した後、H/CHClを上述の再形成ケイ素含有銅触媒と接触させた。このサイクルを、1回繰り返した。結果を表5に示す。表5において、流出物中の%は、実施例2のように計算した。この実施例は、シルメチレンが本発明の方法により生成され、塩素系シラメチレンの選択性及び生成が、触媒再生及び反応のその後のサイクルと共に改善することを示す。
Figure 0006125646
実施例6(Arを伴うCCl
実施例1で上述したように調製した銅、金及びマグネシウムの活性炭担持混合物を含む銅触媒(0.75g)を、H/SiClで30分間、750℃で、Hを−4℃のステンレス鋼製のSiClバブラーを通して導入することにより処理した。H及びSiClの総流量は、109sccmであり、H対SiClのモル比は11.25:1であった。バブラーを去るガス及び蒸気を、銅触媒を含有する流通式反応装置のガラス管に送給して、ケイ素含有銅触媒を形成した。30分後、SiClの流れを停止し、100sccmの水素流れを、1時間にわたって300℃に冷却する間維持した。反応装置が300℃に達した時、全てのHを50sccmのアルゴン流れで30分間、反応装置及び触媒からパージした。30分後、アルゴン流れを停止した。Arを、次いで、5sccmで、CClを含有するバブラーを通して送給し、バブラー流出物を300℃及び大気圧で反応装置を通して送給した。反応を、反応装置を去るSi含有種を決定するため上述のようにGC/GC−MSにより定期的にサンプリングし、分析した。次に、Ar/CCl供給を停止し、ケイ素含有銅触媒を、100sccmのHを伴い600℃で、活性化/再生した。次いで、それを、H/SiClと30分間750℃で再び接触させて、ケイ素含有銅触媒を再形成した。H及びSiClの総合流量は109sccmであり、H対SiClのモル比は、11.25:1であった。ケイ素含有銅触媒を再形成した後、アルゴンで再びパージし、Ar/CClを上述の再形成ケイ素含有銅触媒と接触させた。このサイクルを、1回繰り返した。結果を表6に示す。表6において、流出物中の%は、実施例2のように計算した。この実施例は、塩素系シラメチレンが本発明の方法により生成され、塩素系シラメチレンの選択性及び生成が、触媒再生及び反応のその後のサイクルと共に改善することを示す。
Figure 0006125646
実施例7(Hを伴うCCl
上述したように調製した銅、金及びマグネシウムの活性炭担持混合物を含む銅触媒(0.75g)を、H/SiClで30分間、750℃で、Hを−4℃のステンレス鋼製のSiClバブラーを通して導入することにより処理した。H及びSiClの総流量は、109sccmであり、H対SiClのモル比は11.25:1であった。バブラーを去るガス及び蒸気を、銅触媒を含有する流通式反応装置のガラス管に送給して、ケイ素含有銅触媒を形成した。30分後、SiClの流れを停止し、100sccmの水素流れを、1時間にわたって300℃に冷却する間維持した反応装置が300℃に達した時、Hを5sccmの流量まで減少させた。H/CClを、次いで、5sccmの流量、300℃、及び大気圧で反応装置を通して送給した反応を、反応装置を去るSi含有種を決定するため上述のようにGC/GC−MSにより定期的にサンプリングし、分析した。次に、H/CCl供給を停止し、ケイ素含有銅触媒を、100sccmのHを伴い600℃で、活性化/再生した。次いで、それを、H/SiClと30分間750℃で再び接触させて、ケイ素含有銅触媒を再形成した。H及びSiClの総合流量は109sccmであり、H対SiClのモル比は、11.25:1であった。ケイ素含有銅触媒を再形成した後、H/CClを上述の再形成ケイ素含有銅触媒と接触させた。このサイクルを、1回繰り返した。結果を表7に示す。表7において、流出物中の%は、実施例2のように計算した。この実施例は、塩素系シラアルキレンが本発明の方法により生成され、塩素系シラアルキレンの選択性及び生成が、触媒再生及び反応のその後のサイクルと共に改善することを示す。
Figure 0006125646

Claims (15)

  1. 別個及び連続した工程(i)及び(ii)を含む方法であって、
    工程(i)が、銅触媒を水素ガス及びハロゲン化シランモノマーと500℃〜1400℃の温度で接触させて、少なくとも0.1%(w/w)のケイ素を含むケイ素含有銅触媒を形成することを含み、
    工程(ii)が、前記ケイ素含有銅触媒を有機ハロゲン化物と100℃〜600℃の温度で接触させて、ハロゲン化シラヒドロカルビレンを含む反応生成物を形成することを含み、前記有機ハロゲン化物が、式Hを有し、式中、Xがハロゲン原子であり、下付き文字aが0以上の整数であり、下付き文字bが1以上の整数であり、及び下付き文字cが2以上の整数である、方法。
  2. 前記銅触媒が、カルシウム、セシウム、金、マグネシウム、ニッケル、硫黄、スズ、及び亜鉛から選択される少なくとも1つの元素を更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ハロゲン化シランモノマーが、四ハロゲン化ケイ素、トリハロシラン、及びそれらの組み合わせから選択されるモノマーを含む、請求項1又は請求項2に記載の方法。
  4. 別個及び連続した第1の工程(i)及び第2の工程(ii)が1回以上繰り返される、第3の工程(iii)を更に含む、請求項1又は請求項2に記載の方法。
  5. 工程(ii)で前記ケイ素含有銅触媒を前記有機ハロゲン化物と接触させる前に、工程(i)で形成される前記ケイ素含有銅触媒を、水素ガス及び不活性ガスのうち少なくとも1つでパージすることを更に含む、請求項1又は請求項2に記載の方法。
  6. 前記ケイ素含有銅触媒が、最初に水素ガスでパージされ、次いでその後、不活性ガスでパージされる、請求項5に記載の方法。
  7. 前記銅触媒が、金属酸化物又は炭素系担体を更に含む、請求項1又は請求項2に記載の方法。
  8. 前記銅触媒が、銅、金、及びマグネシウムを含む、請求項2に記載の方法。
  9. 水素ガス対ハロゲン化シランモノマーのモル比が15:1〜1:1である、請求項1又は請求項2に記載の方法。
  10. 前記有機ハロゲン化物が、1)下付き文字bが1〜10であるハロゲン化アルキル、及び2)下付き文字bが4〜10であるハロゲン化シクロアルキルから選択される、請求項1に記載の方法。
  11. 前記有機ハロゲン化物が、ハロゲン化アルキルであり、下付き文字bが1であり、下付き文字cが2、3、又は4であり、各XがClである、請求項10に記載の方法。
  12. 前記ハロゲン化シラヒドロカルビレンが、式X Si−R−SiX を有し、式中、各Xが独立してハロゲン原子であり;各下付き文字dが独立して0、1、2、又は3であり、ただし、少なくとも1つのdがd>0であることを条件とし;各下付き文字eが独立して0、1、又は2であり;各下付き文字fが独立して0、1、又は2であり;ただし、量(d+e+f)=3を条件とし、各Rが独立して一価炭化水素基であり、及びRが二価炭化水素基である、請求項1に記載の方法。
  13. 前記ハロゲン化シラヒドロカルビレンを回収する工程を更に含む、請求項1又は請求項2に記載の方法。
  14. 工程(i)の前記反応物質が前記銅触媒に接触する温度が500℃〜950℃である、請求項1又は請求項2に記載の方法。
  15. 前記方法が、前記ハロゲン化シラヒドロカルビレンから樹脂を形成する工程を更に含む、請求項1又は請求項2に記載の方法。
JP2015536764A 2012-10-16 2013-07-02 ハロゲン化シラヒドロカルビレンの調製方法 Active JP6125646B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261714336P 2012-10-16 2012-10-16
US61/714,336 2012-10-16
PCT/US2013/049032 WO2014062255A1 (en) 2012-10-16 2013-07-02 Method of preparing halogenated silahydrocarbylenes

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015536918A JP2015536918A (ja) 2015-12-24
JP6125646B2 true JP6125646B2 (ja) 2017-05-10

Family

ID=48790667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015536764A Active JP6125646B2 (ja) 2012-10-16 2013-07-02 ハロゲン化シラヒドロカルビレンの調製方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9422316B2 (ja)
EP (1) EP2909217B1 (ja)
JP (1) JP6125646B2 (ja)
KR (1) KR102082629B1 (ja)
CN (1) CN104583221B (ja)
WO (1) WO2014062255A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103025746A (zh) 2010-01-26 2013-04-03 道康宁公司 制备有机卤代硅烷的方法
JP6040254B2 (ja) 2011-11-17 2016-12-07 ダウ コーニング コーポレーションDow Corning Corporation ジオルガノジハロシランの調製方法
US8865850B2 (en) 2012-06-14 2014-10-21 Dow Corning Corporation Method of selectively forming a reaction product in the presence of a metal silicide
CN104736547A (zh) 2012-08-13 2015-06-24 道康宁公司 通过使氢、卤硅烷和有机卤化物在铜催化剂上以两步法反应制备有机卤硅烷的方法
WO2014149224A1 (en) * 2013-03-15 2014-09-25 Dow Corning Corporation Method for preparing a halosilane using copper silicides as catalysts
CN105705507B (zh) 2013-11-12 2018-08-31 美国陶氏有机硅公司 制备卤代硅烷的方法
US10081643B2 (en) * 2014-12-18 2018-09-25 Dow Silicones Corporation Method for producing aryl-functional silanes

Family Cites Families (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2380996A (en) 1941-09-26 1945-08-07 Gen Electric Preparation of organosilicon halides
US2381002A (en) 1942-03-04 1945-08-07 Gen Electric Cyclic organosilicon compounds
US2381000A (en) 1942-03-04 1945-08-07 Gen Electric Halogenated organosilicon compounds
BE473151A (ja) 1945-03-15
US2888476A (en) 1956-08-01 1959-05-26 Du Pont Preparation of long-chain alkylhalosilanes
US3057686A (en) 1957-08-01 1962-10-09 Du Pont Process for preparing silanes
JPS5747917B2 (ja) 1974-08-20 1982-10-13
US4221691A (en) * 1979-02-16 1980-09-09 Dow Corning Corporation Method of hydrolyzing chlorosilanes
US4314908A (en) 1979-10-24 1982-02-09 Union Carbide Corporation Preparation of reaction mass for the production of methylchlorosilane
DE3024319C2 (de) 1980-06-27 1983-07-21 Wacker-Chemitronic Gesellschaft für Elektronik-Grundstoffe mbH, 8263 Burghausen Kontinuierliches Verfahren zur Herstellung von Trichlorsilan
GB2112407B (en) 1981-12-14 1985-06-19 Gen Electric Method of hydrolyzing chlorosilanes
FR2530638A1 (fr) 1982-07-26 1984-01-27 Rhone Poulenc Spec Chim Procede de preparation d'un melange a base de trichlorosilane utilisable pour la preparation de silicium de haute purete
US4526769A (en) 1983-07-18 1985-07-02 Motorola, Inc. Trichlorosilane production process
US4973725A (en) 1988-06-28 1990-11-27 Union Carbide Chemicals And Plastics Company Inc. Direct synthesis process for organohalohydrosilanes
US4946980A (en) 1988-10-17 1990-08-07 Dow Corning Corporation Preparation of organosilanes
US4888435A (en) 1989-06-22 1989-12-19 Dow Corning Corporation Integrated process for alkylation and redistribution of halosilanes
DE4041644A1 (de) 1990-12-22 1992-06-25 Nuenchritz Chemie Gmbh Verfahren zur reduktiven umwandlung von siliciumtetrachlorid in trichlorsilan
KR940010291B1 (ko) * 1992-01-23 1994-10-22 한국과학기술연구원 비스실릴알칸 및 그들의 제조방법
US5175329A (en) 1992-04-03 1992-12-29 Dow Corning Corporation Production of organosilanes from polysilanes
TW232751B (en) 1992-10-09 1994-10-21 Semiconductor Energy Res Co Ltd Semiconductor device and method for forming the same
US5473037A (en) 1993-08-18 1995-12-05 Shin-Etsu Chemical Co. Ltd. Method of producing dimethylpolysiloxanes
JP2511244B2 (ja) * 1993-12-22 1996-06-26 財団法人韓国科学技術研究院 トリス(シリル)アルカンとその製造方法
JPH09100352A (ja) * 1995-08-03 1997-04-15 Pola Chem Ind Inc ポリシロキサン及びその製造方法
DE19654154A1 (de) 1995-12-25 1997-06-26 Tokuyama Corp Verfahren zur Herstellung von Trichlorsilan
FR2743812B1 (fr) 1996-01-24 1998-02-20 Rhone Poulenc Chimie Procede de preparation de polyorganosiloxanes par hydrolyse d'organohalosilanes
US7223879B2 (en) 1998-07-10 2007-05-29 Massachusetts Institute Of Technology Ligands for metals and improved metal-catalyzed processes based thereon
US6156380A (en) 1998-10-05 2000-12-05 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Method for preparing contact mass for organohalosilane synthesis
DE10044796A1 (de) 2000-09-11 2002-04-04 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung von Chlorsilanen
DE10061682A1 (de) 2000-12-11 2002-07-04 Solarworld Ag Verfahren zur Herstellung von Reinstsilicium
US7716590B1 (en) 2002-10-28 2010-05-11 Oracle International Corporation Method and apparatus for dynamically updating a secondary form element based on a selection in a primary form element
WO2005035807A1 (en) 2003-09-19 2005-04-21 Sri International Methods and apparatuses for producing metallic compositions via reduction of metal halides
JP4343660B2 (ja) 2003-11-26 2009-10-14 セントラル硝子株式会社 オルガノシランの製造方法
EP1688424B1 (en) 2003-11-28 2016-01-13 Hokko Chemical Industry Co., Ltd. Phosphonium borate compound and method of using the same
JP2005292324A (ja) 2004-03-31 2005-10-20 Canon Inc 画像形成装置のクリーニング装置
WO2006081384A2 (en) 2005-01-26 2006-08-03 The Regents Of The University Of California Heterogeneous copper catalysts
DE102005046703A1 (de) 2005-09-29 2007-04-05 Wacker Chemie Ag Verfahren und Vorrichtung zur Hydrierung von Chlorsilanen
EP2039669A1 (en) 2007-09-19 2009-03-25 Max-Planck-Gesellschaft zur Förderung der Wissenschaften e.V. Use of a mixture of an ordered intermetallic compound and an inert material as a catalyst and corresponding hydrogenation processes
JP2009111202A (ja) 2007-10-31 2009-05-21 Panasonic Corp 半導体装置及びその製造方法
CN102844322B (zh) 2010-05-28 2015-09-23 道康宁公司 制备二有机二卤代硅烷的方法
BR112013014581A2 (pt) 2010-12-17 2019-09-24 Dow Corning método para a fabricação de um diorgano-di-halossilano
JP2014507416A (ja) 2011-01-25 2014-03-27 ダウ コーニング コーポレーション ジオルガノジハロシランの調製方法
DE102011005647A1 (de) 2011-03-16 2012-10-04 Evonik Degussa Gmbh Verbundverfahren zur Umstetzung von STC-haltigen und OCS-haltigen Nebenströmen zu wasserstoffhaltigen Chlorsilanen
CN104736547A (zh) 2012-08-13 2015-06-24 道康宁公司 通过使氢、卤硅烷和有机卤化物在铜催化剂上以两步法反应制备有机卤硅烷的方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR102082629B1 (ko) 2020-02-28
CN104583221B (zh) 2018-05-01
KR20150068955A (ko) 2015-06-22
US20150232488A1 (en) 2015-08-20
JP2015536918A (ja) 2015-12-24
WO2014062255A1 (en) 2014-04-24
EP2909217B1 (en) 2016-10-26
EP2909217A1 (en) 2015-08-26
US9422316B2 (en) 2016-08-23
CN104583221A (zh) 2015-04-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6125646B2 (ja) ハロゲン化シラヒドロカルビレンの調製方法
JP5726294B2 (ja) ジオルガノジハロシランの調製方法
US9296765B2 (en) Method of preparing an organohalosilane
JP2013537162A (ja) トリハロシランの調製方法
JP2014507416A (ja) ジオルガノジハロシランの調製方法
JP6040254B2 (ja) ジオルガノジハロシランの調製方法
JP2014501243A (ja) ジオルガノジハロシランの製造方法
KR101857480B1 (ko) 트라이할로실란의 제조 방법
JP2013527203A (ja) 有機ハロシランの調製
CN107207730B (zh) 用于制备芳基官能硅烷的方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160406

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160526

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170405

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6125646

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S802 Written request for registration of partial abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311802

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250