JP6125026B2 - スライドファスナーチェーン及びスライドファスナー - Google Patents
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Description
本発明は、樹脂製のエレメントがテープに射出成形されたスライドファスナーチェーン及びスライドファスナーに関するものである。
従来、柔軟性を求める製品には、エレメントがコイル状の樹脂でできているスライドファスナーチェーンを用いることが多かった。しかしながら、製品が多様化するにつれて、柔軟性を求める製品に対してデザインの異なる様々なスライドファスナーチェーンを用いたいという要望が多くなっている。
従来、射出成形によってテープにエレメントを取り付けたスライドファスナーチェーンにおいて、小さな半径に屈曲させることが可能なものが開示されている。(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載されたスライドファスナーチェーンは、具体的な寸法が記載されておらずエレメント自体の大きさが不明なため、実際に小さな半径とはどの程度のものか不明であった。また、小さな半径に屈曲できるとしても、円滑に屈曲できる柔軟性を有するか否かも不明であった。
また、特許文献2には、エレメントの寸法について一応の範囲の記載はあるものの、柔軟性があり、必要十分な強度を有し、かつ、薄型でデザイン性に優れたファスナーに適切なエレメントの全長、幅、厚みの組み合わせは開示も示唆もない。
本発明は、曲率半径が小さく、円滑に折り曲げられる柔軟性を有すると共に、必要十分な強度を有するスライドファスナーチェーン及びスライドファスナーを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態にかかるスライドファスナーチェーンは、
一対のファスナーテープと、
前記各ファスナーテープの対向する縁部に所定のピッチ毎にそれぞれ固定された複数のエレメントと、
からなるスライドファスナーチェーンであって、
前記エレメントは、
前記ファスナーテープに固定される基部及び前記基部から突出し、対向する前記エレメントと噛み合う頭部と、
前記ファスナーテープ(2)の上面(2a)側に配置された上側半部(31)と、
前記ファスナーテープ(2)の下面(2b)側に配置された下側半部(32)と、
を有し、
前記上側半部(31)は、
前記ファスナーテープ(2)の上面(2a)に接する上側基部(31a)と、
前記上側基部(31a)から突出し、前記ファスナーテープ(2)の外側へ向けて延びる上側首部(31b)と、
前記上側首部(31b)の先端に形成された上側頭部(31c)と、
を有し、
前記下側半部(32)は、
前記ファスナーテープ(2)の下面(2b)に接する下側基部(32a)と、
前記下側基部(32a)から突出し、前記ファスナーテープ(2)の外側へ向けて延びる下側首部(32b)と、
前記下側首部(32b)の先端に形成された下側頭部(32c)と、
を有し、
前記エレメントの厚みに対する前記エレメントの上面から縁部の上面側頂部までの第1部分厚みと前記エレメントの下面から縁部の下面側頂部までの第2部分厚みの合算寸法の比率は、以下の式(6)を満足し、前記エレメントの全長に対する前記エレメントの厚みの比率は、以下の式(7)を満足することを特徴とする。
40%≦Rt (6)
0<Rtl<60% (7)
一対のファスナーテープと、
前記各ファスナーテープの対向する縁部に所定のピッチ毎にそれぞれ固定された複数のエレメントと、
からなるスライドファスナーチェーンであって、
前記エレメントは、
前記ファスナーテープに固定される基部及び前記基部から突出し、対向する前記エレメントと噛み合う頭部と、
前記ファスナーテープ(2)の上面(2a)側に配置された上側半部(31)と、
前記ファスナーテープ(2)の下面(2b)側に配置された下側半部(32)と、
を有し、
前記上側半部(31)は、
前記ファスナーテープ(2)の上面(2a)に接する上側基部(31a)と、
前記上側基部(31a)から突出し、前記ファスナーテープ(2)の外側へ向けて延びる上側首部(31b)と、
前記上側首部(31b)の先端に形成された上側頭部(31c)と、
を有し、
前記下側半部(32)は、
前記ファスナーテープ(2)の下面(2b)に接する下側基部(32a)と、
前記下側基部(32a)から突出し、前記ファスナーテープ(2)の外側へ向けて延びる下側首部(32b)と、
前記下側首部(32b)の先端に形成された下側頭部(32c)と、
を有し、
前記エレメントの厚みに対する前記エレメントの上面から縁部の上面側頂部までの第1部分厚みと前記エレメントの下面から縁部の下面側頂部までの第2部分厚みの合算寸法の比率は、以下の式(6)を満足し、前記エレメントの全長に対する前記エレメントの厚みの比率は、以下の式(7)を満足することを特徴とする。
40%≦Rt (6)
0<Rtl<60% (7)
前記エレメントの全長に対する前記エレメントの厚みの比率は、以下の式(7’)を満足することを特徴とする。
0<Rtl≦55% (7’)
0<Rtl≦55% (7’)
前記エレメントの厚みに対する前記エレメントの上面から縁部の上面側頂部までの第1部分厚みと前記エレメントの下面から縁部の下面側頂部までの第2部分厚みの合算寸法の比率は、以下の式(6’)を満足することを特徴とする。
45%≦Rt (6’)
45%≦Rt (6’)
前記エレメントの厚み及びピッチが以下の式(1)及び(2)を満足することを特徴とする。
0<t≦2.2mm (1)
0<p≦3.5mm (2)
0<t≦2.2mm (1)
0<p≦3.5mm (2)
本発明の一実施形態にかかるスライドファスナーチェーンは、
前記エレメントが噛み合わされ、折り曲げて形成したループ部を上方から押圧した場合に発生する最大荷重は、以下の式(3)を満足することを特徴とする。
0<F≦6.5N (3)
前記エレメントが噛み合わされ、折り曲げて形成したループ部を上方から押圧した場合に発生する最大荷重は、以下の式(3)を満足することを特徴とする。
0<F≦6.5N (3)
本発明の一実施形態にかかるスライドファスナーチェーンは、
前記エレメントが噛み合わされ、固定された一方を中心に他方が回転された場合に、曲率に対する荷重の曲率0.5〜1.5間の傾斜と曲率−0.5〜−1.5間の傾斜との平均値は、以下の式(4)を満足することを特徴とする。
0<α≦60×10-4Nm/m (4)
前記エレメントが噛み合わされ、固定された一方を中心に他方が回転された場合に、曲率に対する荷重の曲率0.5〜1.5間の傾斜と曲率−0.5〜−1.5間の傾斜との平均値は、以下の式(4)を満足することを特徴とする。
0<α≦60×10-4Nm/m (4)
本発明の一実施形態にかかるスライドファスナーチェーンは、
隣り合う前記エレメント間の最小間隙の寸法は、0.4mm以上である
ことを特徴とする。
隣り合う前記エレメント間の最小間隙の寸法は、0.4mm以上である
ことを特徴とする。
本発明の一実施形態にかかるスライドファスナーは、
前記スライドファスナーチェーンと、
前記複数のエレメントで形成されるエレメント列の終端で前記ファスナーテープの前記縁部に固定された止具と、
前記エレメント列を噛合又は分離させるために移動自在なスライダーと、
を備えることを特徴とする。
前記スライドファスナーチェーンと、
前記複数のエレメントで形成されるエレメント列の終端で前記ファスナーテープの前記縁部に固定された止具と、
前記エレメント列を噛合又は分離させるために移動自在なスライダーと、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、曲率半径が小さく、円滑に折り曲げられる柔軟性を有するスライドファスナーチェーン及びスライドファスナーを提供することが可能となる。
以下、スライドファスナーチェーン1を例に、図面に基づき具体的に説明する。
図1は、本実施形態にかかるスライドファスナー10の正面図である。図2は、本実施形態にかかるスライドファスナーチェーン1の斜視図である。図3は、本実施形態にかかるスライドファスナーチェーンのエレメント列を分離した状態の正面図である。図4は、本実施形態にかかるスライドファスナーチェーンのエレメント列を分離した状態の側面図である。図5は、本実施形態にかかるスライドファスナーチェーンのエレメントを頭部側の先端から見た拡大図である。図6は、本実施形態にかかるスライドファスナーチェーンの対向するエレメント列を噛み合わせた状態の正面図である。
本実施形態にかかるスライドファスナー10は、一対のファスナーテープ2,2と、各ファスナーテープ2の対向する縁部21に沿って、所定の間隔を空けて形成された複数のエレメント3と、複数のエレメント3で形成されるエレメント列3’の終端で、ファスナーテープ2の縁部21に固定された止具4,5と、エレメント3に沿って移動することにより、エレメント3を噛合又は分離させるスライダー6とからなる。エレメント列3’は、スライドファスナーチェーン1の前後方向に終端を有する。止具は、エレメント列3’の前端に配置された前止具4と、エレメント列3’の後端に配置された後止具5を有する。
本発明にかかる実施形態のスライドファスナーチェーン1において、ファスナーテープ2の長さ方向を前後方向(F−B方向)とし、矢印F,Bで示す。また、ファスナーテープ2の幅方向を左右方向(L−R方向)とし、矢印L,Rで示す。さらに、ファスナーテープ2の表裏方向を上下方向(U−D方向)とし、矢印U,Dで示す。
スライドファスナーチェーン1は、左右一対のファスナーテープ2と、ファスナーテープ2の長さ方向に所定の間隔をおいて、各ファスナーテープ2の対向する縁部21に固定された合成樹脂製の複数のエレメント3と、を有する。なお、スライダー6は、エレメント3に沿って、スライドファスナーチェーン1の前後方向に移動することにより、エレメント3を噛合又は分離させることができる。
ファスナーテープ2は、ファスナーテープ2の上下面から隆起するとともに、ファスナーテープ2の前後方向に延びた縁部21を有する。エレメント3は、熱可塑性合成樹脂を射出成形することにより、ファスナーテープ2の縁部21に一体に形成される。ファスナーテープ2は、衣服又はバッグ等にスライドファスナーとして取り付けられた際に人目に付く側を、上面2a側とし、その反対側を下面2b側とする。
エレメント3は、スライドファスナーチェーンの左右方向において、ファスナーテープ2の縁部21よりも外側に位置する第1端と、ファスナーテープ2の縁部21よりも内側に位置する第2端とを有する。また、エレメント3は、ファスナーテープ2の上面2a側に配置された上側半部31と、ファスナーテープ2の下面2b側に配置された下側半部32と、を有する。上側半部31と下側半部32とは、ファスナーテープ2を上下から挟んで、一体に形成されている。
上側半部31は、ファスナーテープ2の上面2aに接する上側基部31aと、上側基部31aから突出し、ファスナーテープ2の外側へ向けて延びる上側首部31bと、上側首部31bの先端に形成された上側頭部31cと、を有する。下側半部32は、ファスナーテープ2の下面2bに接する下側基部32aと、下側基部32aから突出し、ファスナーテープ2の外側へ向けて延びる下側首部32bと、下側首部32bの先端に形成された下側頭部32cと、を有する。上側基部31aと下側基部32aは、縁部21を上下方向から挟持している。エレメント3の第1端3aは、上側頭部31cの先端及び下側頭部32cの先端である。エレメント3の第2端3bは、上側基部31aの先端及び下側基部32aの先端である。
エレメント3の上側半部31には、上側基部31a及び上側頭部31cにわたって連続して平坦又は略平坦な上面3cが形成されている。上面3cのうち、上側頭部31cの第1端3aに近い部分は、上側頭部31cの先端に向けて下り傾斜した傾斜面31c1である。一方、上面3cのうち、上側基部31aの第2端3bに近い部分は、上側基部31aの先端に向けて下り傾斜した傾斜面31a1である。なお、傾斜面31c1,31a1は、湾曲面であることが好ましい。
エレメント3の下側半部32には、下側基部32a及び下側頭部32cにわたって連続して平坦又は略平坦な下面3dが形成されている。下面3dのうち、下側頭部32cの第1端3aに近い部分は、下側頭部32cの先端に向けて上り傾斜した傾斜面32c1である。一方、下面3dのうち、下側基部32aの第2端3bに近い部分は、下側基部32aの先端に向けて上り傾斜した傾斜面32a1である。なお、傾斜面32c1,32a1は、湾曲面であることが好ましい。
エレメント3の上側半部31の上側頭部31cと下側半部32の下側頭部32cとの間には、第1端3a側へ開口する凹部33が形成されている。さらに、エレメント3の上側半部31の上側首部31bと下側半部32の下側首部32bとの間には、第1端3a側へ向けて突出する凸部34が形成されている。凹部33と凸部34は、スライドファスナー10のスライダー6が移動し、左右に対向して設置されたエレメント3の上側首部31bと上側頭部31c及び下側首部32bと下側頭部32cがそれぞれ当接すると、凹部33内に、対向する凸部34が挿入される。これにより、対向するエレメント3は的確に噛み合うことが可能となる。
エレメント3の上側半部31の上側基部31aは、スライドファスナーチェーン1の前後方向に離間して配置された一対の側面3eを有する。各側面3eは、エレメント3の上下方向の中央側から上面3c側に向けて徐々に接近するように傾斜している。また、エレメント3の下側半部32の下側基部32aは、スライドファスナーチェーン1の前後方向に離間して配置された一対の側面3fを有する。各側面3fは、エレメント3の上下方向の中央側から下面3d側に向けて徐々に接近するように傾斜している。さらに、側面3eと上面3cとの境、及び側面3fと下面3dとの境には面取り部3gが形成されている。各面取り部3gは、半径Rで湾曲する面を有する。
前止具4は、一対のファスナーテープ2の各エレメント列3’の前端にそれぞれ配置されている。後止具5は、一対のファスナーテープ2の各エレメント列3’の後端に一つだけ配置されている。後止具5は、エレメント3の分離とともに、各ファスナーテープ2が分離しないように、各ファスナーテープ2を連結している。なお、後止具5は、図示例に限定されない。例えば、後止具5は、一方のファスナーテープのエレメント列の後端に固定された差込棒と、他方のファスナーテープのエレメント列の後端に固定され、差込棒が差込可能な穴を備えた箱とを有していてもよい。この場合、各ファスナーテープは、エレメントの分離とともに分離することができる。スライダー6は、前止具4と後止具5の間において、スライドファスナーチェーン1の前後方向に移動することができる。
次に、エレメント3の寸法について説明する。
図3に示すように、スライドファスナーチェーン1のエレメント3の全長lは、エレメント3の第1端3aから第2端3bまでの長さである。エレメント3のピッチpは、スライドファスナーチェーン1の前後方向に隣り合うエレメント3の中心線の間の長さを表す。スライドファスナーチェーン1の前後方向に隣り合うエレメント3の間隙δは、隣り合うエレメント3の間隙のうち最小の長さ寸法を表す。エレメント3の厚みtは、図4に示すように、エレメント3の上面3cの平坦部から下面3dの平坦部までの長さを表す。図5に示すように、エレメント3の側面3e、3fの傾斜角度θは、上下方向に延びる直線を基準とした角度を表す。エレメント列の幅wは、図6に示すように、対向するエレメント列を噛み合わせた状態での一方の第2端3bから他方の第2端3bまでの長さを表す。
本実施形態のスライドファスナーチェーン1は、エレメント3の厚みt及びピッチpが以下の式(1)及び(2)を満足する。
0<t≦2.2mm (1)
0<p≦3.5mm (2)
0<t≦2.2mm (1)
0<p≦3.5mm (2)
また、エレメント3の厚みtは、以下の式(1’)を満足することが好ましい。
1.5mm≦t≦2.2mm (1’)
1.5mm≦t≦2.2mm (1’)
さらに、エレメント3の厚みtは、以下の式(1”)を満足することがより好ましい。
1.8mm≦t≦2.0mm (1”)
1.8mm≦t≦2.0mm (1”)
また、エレメント3のピッチpは、以下の式(2’)を満足することが好ましい。
2.2mm≦p≦3.0mm (2’)
2.2mm≦p≦3.0mm (2’)
さらに、エレメント3のピッチpは、以下の式(2”)を満足することがより好ましい。
2.4mm≦p≦2.8mm (2”)
2.4mm≦p≦2.8mm (2”)
また、隣り合うエレメント3の最小間隙δの寸法は、0.4mm以上とすることが好ましい。
本実施形態のエレメント3の厚みtは、従来のエレメントの厚みtと比較して薄い。エレメント3の厚みtが薄いので、スライドファスナーチェーン1を折り曲げた時に、隣り合うエレメント3同士が衝突し難い。これにより、スライドファスナーチェーン1が折り曲げ易くなる。ただし、エレメント3の厚みtが薄すぎると、ファスナーテープ2に対するエレメント3の固定強度が低下するので、最低限必要な固定強度を確保しながら、適切な厚みに設定する必要がある。
また、本実施形態のエレメント3のピッチpは、従来のエレメントのピッチpと比較して小さい。エレメント3のピッチpが小さいので、スライドファスナーチェーンの単位長さあたりにおいて、隣り合うエレメント間に露出するテープ部分の面積と数が増加する。これにより、スライドファスナーチェーン1が折り曲げ易くなる。ただし、エレメント3のピッチpが小さすぎると、ファスナーテープ2に対するエレメント3の固定強度が低下するので、最低限必要な固定強度を確保しながら、適切なピッチに設定する必要がある。
また、本実施形態におけるエレメント3の最小間隙δの寸法は、従来のエレメントの最小間隙δの寸法と比較して小さい。最小間隙δの寸法を小さくすることは、エレメント3のピッチpを小さくするために有効である。ただし、エレメント3を成形する金型は、最小間隙δの寸法が小さすぎると、間隙を形成するための部分の肉厚が薄くなり、破損する恐れがある。よって、金型を破損させないために、適切な最小間隙δの寸法を設定する必要がある。
このような本実施形態のエレメント3を用いて、柔軟性試験と曲げ剛性試験を行った。
本実施形態の試験対象は、厚みtとピッチpの組み合わせが異なる4種類のエレメント3を使用する。この4種類のエレメント3をそれぞれ第1袋織組織と第2袋織組織のファスナーテープ2に固定した8種類のスライドファスナーチェーン1である。また、比較対象として、本実施形態のエレメント3に含まれないエレメントを第1袋織組織でファスナーテープ2に固定したスライドファスナーチェーン1を用いる。
ここで、本実施形態にかかるスライドファスナーチェーン1のファスナーテープ2の織組織について説明する。
図7は、本実施形態にかかるスライドファスナーチェーンのファスナーテープの第1織組織の図を示す。
本実施形態のファスナーテープ2の第1織組織は、縁部21を構成する芯紐21a、21bの外側に隣接して配される2本の第1経糸22a,22bがファスナーテープ2の表裏方向に並んで配される。芯紐21a,21bの内側には、1組につき2本の糸条を引き揃えた複数組の第2経糸23a〜23fが配される。
第1緯糸24aは、複数組の第2経糸23a〜23fに緯入れされ、表側の第1経糸22aでループ端を形成し、裏側の芯紐21bを経て、再び複数組の第2経糸23a〜23fに緯入れされる。第2緯糸24bは、複数組の第2経糸23a〜23fに緯入れされ、裏側端部の第1経糸22bでループ端を形成し、表側の芯紐21aを経て、再び複数組の第2経糸23a〜23fに緯入れされる。
図8は、本実施形態にかかるスライドファスナーチェーンのファスナーテープの第2織組織の図を示す。
本実施形態のファスナーテープ2の第2織組織は、縁部21を構成する芯紐21の外側に隣接して配される3本の第1経糸22a〜22cがファスナーテープ2の表裏方向に並んで配される。芯紐21の内側には、1組につき2本の糸条を引き揃えた複数組の第2経糸23a〜23fが配される。第1経糸22a〜22cと第2経糸23a〜23fの間の芯紐21の周囲には、第3経糸25a〜25hが配される。
第1緯糸24aは、複数組の第2経糸23a〜23fに緯入れされ、第3経糸25h,25f,25d,25bに緯入れされた後、第1経糸22c,22a,22bを経て、第3経糸25a,25c,25e,25gに緯入れされた後、再び複数組の第2経糸23a〜23fに緯入れされる。第2緯糸24bは、複数組の第2経糸23a〜23fに緯入れされ、第3経糸25g,25e,25c,25aに緯入れされた後、第1経糸22b,22a,22cを経て、第3経糸25b,25d,25f,25hに緯入れされた後、再び複数組の第2経糸23a〜23fに緯入れされる。
また、本実施形態の試験対象は、図5に示したエレメント3の側面3e,3fの傾斜角度θを5°とし、面取り部3gの半径Rを0.25mmとした。これに対して、比較対象は、エレメント3の傾斜部3e,3fの傾斜角度θを10°とし、面取り部3gの半径Rを0.3mmとした。
さらに、図6に示したエレメント列3’を噛み合わせた状態でのエレメント列3’の幅wは、本実施形態の試験対象及び比較対象のいずれも5.7mmとした。
次に、柔軟性試験について説明する。
図9は、本実施形態にかかるスライドファスナーチェーンをループ状に折り曲げた状態の図を示す。図10は、柔軟性試験装置の作動前の状態の図を示す。図11は、柔軟性試験装置を作動した状態の図を示す。
まず、表1に示した各サンプルのエレメント3を用いた120mm以上のスライドファスナーチェーン1を作成する。エレメント3は噛み合った状態である。スライドファスナーチェーン1は、図9に示すように、長さ方向の中央付近で折り曲げてループ部1aを形成し、両端で重なり部1bを形成する。ループ部1aの長さは80mm、重なり部1bの長さは20mm以上とする。重なり部1bは、テープ等で止めると好ましい。
図10に示すように、柔軟性試験に用いる柔軟性試験装置50は、上下に移動する移動部材51と、移動部材51に取り付けられ、荷重を電気信号に変換するロードセル52と、ロードセル52に取り付けられ、スライドファスナーチェーン1のループ部1aを加圧する加圧子53と、スライドファスナーチェーン1の重なり部1bを固定するクランプ54と、を有する。
クランプ54は、ループ部1aを上方に突出させ、重なり部1bを挟んだ状態で、スライドファスナーチェーン1を支持する。この状態で、移動部材51は、下方へ移動する。移動部材51が下方へ移動すると、ロードセル52及び加圧子53も下方へ移動する。そして、図11に示すように、加圧子53は、ループ部1aを押圧する。試験者は、移動部材51が所定の位置まで下方へ移動した後、ロードセル52によって移動範囲内での最大荷重を調べる。
表2は、各試験対象及び比較対象に行った試験結果を示す。表2に示したように、この柔軟性試験では、試験対象のサンプル1〜8に対して5回ずつ、比較対象のサンプル9に対して3回の試験を行い、それぞれの最大値max、最小値min、及び平均値Aveを求めた。
図12は、本実施形態のスライドファスナーチェーンのサンプル毎の最大値max、最小値min、及び平均値Aveを示すグラフである。
図12に示すように、本実施形態の寸法を満たしているエレメント3を有する試験対象のスライドファスナーチェーン1のサンプル1〜8は、本実施形態の寸法を満たしてないエレメント3を有する比較対象のスライドファスナーチェーン1のサンプル9よりも、移動範囲内での最大荷重が少ない。言い換えれば、本実施形態の寸法を満たしているエレメント3を有するスライドファスナーチェーン1は、優れた柔軟性を有している。
具体的には、本実施形態のスライドファスナーチェーン1は、柔軟性試験における移動範囲内での最大荷重Fが以下の式(3)を満足する。
0<F≦6.5N (3)
0<F≦6.5N (3)
また、移動範囲内での最大荷重Fは、以下の式(3’)を満足することが好ましい。
0.8N≦F≦4.0N (3’)
0.8N≦F≦4.0N (3’)
さらに、移動範囲内での最大荷重Fは、以下の式(3”)を満足することがより好ましい。
2.0N≦F≦2.5N (3”)
2.0N≦F≦2.5N (3”)
また、本実施形態の試験対象は、エレメント3の側面3e,3fの傾斜角度θと面取り部3gの半径Rが、比較対象よりも小さい。一般に、厚みtとピッチpが同じエレメント3の場合、傾斜部3e,3fの傾斜角度と面取り部3gの半径が大きい方が、スライドファスナーチェーン1は、隣り合うエレメント3が互いに接触するまでの移動距離が長くなるため、優れた柔軟性を有する。しかしながら、本実施形態のエレメント3は、厚みtとピッチpを小さくすることで、傾斜部3e,3fの傾斜角度と面取り部3gの半径を小さくすることが可能となる。
次に、曲げ剛性試験について説明する。
図13は、曲げ剛性試験装置の作動前の状態の図を示す。図14は、曲げ剛性試験装置を作動した状態の図を示す。図15は、本実施形態のスライドファスナーチェーンの曲率に対する曲げ荷重を示すグラフである。
図13に示すように、曲げ剛性試験に用いる曲げ剛性試験装置60は、スライドファスナーチェーン1の長さ方向の一端側を挟む固定部61と、スライドファスナーチェーン1の他端側を挟む可動部62と、を有する。このような曲げ剛性試験装置60として、カトーテック株式会社製の純曲げ試験機(KES-FB-2)を使用した。
まず、表1に示した各サンプルのエレメント3を用いた100mmのスライドファスナーチェーン1を作成する。そして、固定部61と可動部62の間の距離を40mmとして設置する。続いて、図14に示すように、固定部61を中心に、可動部62を等速度でステップ1〜ステップ4のように回転させる。すると、スライドファスナーチェーン1は、固定部61と可動部62の間で湾曲する。
曲げ剛性試験は、この時の曲率に対する曲げ荷重を測定する。図15に示すように、曲げ剛性の値は、曲率0.5〜1.5間の傾斜(α+)と曲率−0.5〜−1.5間の傾斜(α−)との平均値であるαとした。
表3は、各試験対象及び比較対象に行った試験結果を示す。表3に示したように、この曲げ剛性試験は、スライドファスナーチェーン1のエレメントを噛み合わせた状態、スライドファスナーチェーン1のエレメントを噛み合わせない状態、及びテープのみの状態の3通りの状態で実行した。それぞれの状態は、図16で「噛合チェーン」、「未噛合チェーン」、及び「テープ」で表す。そして、それぞれの状態で実行し、曲げ剛性αの平均値を求めた。
図16は、本実施形態のスライドファスナーチェーンのサンプル毎の曲げ剛性を示すグラフである。
図16に示すように、サンプル1〜8のスライドファスナーチェーン1の曲げ剛性は、サンプル9のスライドファスナーチェーン1の曲げ剛性よりも小さい。すなわち、サンプル1〜8のスライドファスナーチェーン1は、サンプル9のスライドファスナーチェーン1よりも曲げやすいということである。
具体的には、本実施形態のスライドファスナーチェーン1は、曲げ剛性試験における移動範囲内での曲げ剛性αが以下の式(4)を満足する。
0<α≦60×10-4Nm/m (4)
0<α≦60×10-4Nm/m (4)
また、曲げ剛性試験における移動範囲内での曲げ剛性αは、以下の式(4’)を満足することが好ましい。
0<α≦40×10-4Nm/m (4’)
0<α≦40×10-4Nm/m (4’)
さらに、曲げ剛性試験における移動範囲内での曲げ剛性αは、以下の式(4”)を満足することがより好ましい。
0<α≦20×10-4Nm/m (4”)
0<α≦20×10-4Nm/m (4”)
なお、噛み合った状態のスライドファスナーチェーン1において、1ピッチ(p)あたりのエレメント数は2個である。その詳細は、一方のファスナーテープ2に固定された隣り合うエレメント3について、スライドファスナーチェーン1の前側に配置されたエレメント3の中心線を境とした後側半部分と、スライドファスナーチェーン1の後側に配置されたエレメント3の中心線を境とした前側半部分を1個として数える。そして、他方のファスナーテープ2に固定され、各半部分と噛み合うエレメント3を1個として数える。スライドファスナーチェーン1の所定長さ(L)当たりのエレメント数は、2L/pで算出される。この式に基づき、長さ(L)を10mmとしたとき、本実施形態のスライドファスナーチェーン1のエレメント数は、以下の式(5)を満足することが好ましい。
5個<2L/p≦9個 (5)
5個<2L/p≦9個 (5)
次に、エレメント3の厚みの寸法比率について説明する。
図17は、本実施形態にかかるスライドファスナーチェーンのエレメント列を分離した状態の側面図である。
図17に示すように、エレメント3の上面3cから縁部21の上面側頂部211までの第1部分厚みをta、エレメント3の下面3dから縁部21の下面側頂部212までの第2部分厚みをtbとすると、本実施形態にかかるスライドファスナーチェーン1のエレメント3は、厚みtに対する第1部分厚みtaと第2部分厚みtbの合算寸法の比率Rtは、以下の式(6)を満足することが好ましい。
40%≦Rt (6)
ただし、Rt=(ta+tb)/t×100である。
40%≦Rt (6)
ただし、Rt=(ta+tb)/t×100である。
さらに好ましくは、比率Rtは、以下の式(6’)を満足することが好ましい。
45%≦Rt (6’)
45%≦Rt (6’)
例えば、厚みtを薄くするにあたり、第1部分厚みtaと第2部分厚みtbを薄くしすぎると、ファスナーが噛み合った状態で横引き力を加えた場合に、第1部分厚みtaと第2部分厚みtbの部分から破壊が始まり、ファスナーが壊れてしまうという不具合が生じる可能性がある。
そこで、厚みtに対する第1部分厚みtaと第2部分厚みtbの合算寸法の比率Rtが式(6)又は式(6’)を満足するように設定することによって、エレメント3に必要十分な強度を与えることが好ましい。
図18は、第1部分厚みと第2部分厚みの測定方法を示す。図19は、撮像データから得られたエレメントの全体像を示す。
本実施形態では、まず、マイクロフォーカスX線透視/CT装置100(株式会社島津製作所製「SMX225CT」)を用いて、スライドファスナーチェーン1のエレメント3の断面画像を撮像する。図18に示すように、マイクロフォーカスX線透視/CT装置100は、X線を放射するX線管球101と、X線を検出するX線検出器102と、測定対象物を載置して回転させる回転台103と、を有する。本実施形態では、図19に示すように、回転台103上にエレメント3を載置してエレメント3の中央線での断面における第1部分厚みtaと第2部分厚みtbを測定した。
以下にマイクロフォーカスX線透視/CT装置100の測定条件を示す。
SID:600mm(X線管101からX線検出器102までの距離)
SOD:22.8mm(X線管101から回転台103の中心までの距離)
VOXEL SIZE:0.012mm
X線管101の電圧:90kV
X線管101の電流:40μA
ビュー数:1200
アベレージ数:10
スライス厚:0.013mm
画像サイズ:512×512
SID:600mm(X線管101からX線検出器102までの距離)
SOD:22.8mm(X線管101から回転台103の中心までの距離)
VOXEL SIZE:0.012mm
X線管101の電圧:90kV
X線管101の電流:40μA
ビュー数:1200
アベレージ数:10
スライス厚:0.013mm
画像サイズ:512×512
図20は、エレメントの中心線での断面画像を示す。図21は、縁部21付近の拡大図を示す。
本実施形態では、図20及び図21に示すように、マイクロフォーカスX線透視/CT装置100は、縁部21とエレメント3の境界が明確になるようにコントラストが調整される。したがって、エレメント3の中央線での断面における第1部分厚みtaと第2部分厚みtbを的確に測定することが可能となる。
以下にエレメント3のサンプルを測定した結果と横引強度の関係を示す。
・サンプルA
厚みt=1.8mm、第1部分厚みta=0.43mm、第2部分厚みtb=0.43mm
厚みtに対する第1部分厚みtaと第2部分厚みtbの合算寸法の比率Rtは、
(ta+tb)/1.8×100=47.7%
・サンプルB
厚みt=1.8mm、第1部分厚みta=0.58mm、第2部分厚みtb=0.40mm
厚みtに対する第1部分厚みtaと第2部分厚みtbの合算寸法の比率Rtは、
(ta+tb)/1.8×100=54.4%
・サンプルC
厚みt=1.8mm、第1部分厚みta=0.42mm、第2部分厚みtb=0.47mm
厚みtに対する第1部分厚みtaと第2部分厚みtbの合算寸法の比率Rtは、
(ta+tb)/1.8×100=49.4%
・サンプルD
厚みt=1.8mm、第1部分厚みta=0.35、第2部分厚みtb=0.43、
厚みtに対する第1部分厚みtaと第2部分厚みtbの合算寸法の比率Rtは、
(ta+tb)/1.8×100=43.3%
・サンプルA
厚みt=1.8mm、第1部分厚みta=0.43mm、第2部分厚みtb=0.43mm
厚みtに対する第1部分厚みtaと第2部分厚みtbの合算寸法の比率Rtは、
(ta+tb)/1.8×100=47.7%
・サンプルB
厚みt=1.8mm、第1部分厚みta=0.58mm、第2部分厚みtb=0.40mm
厚みtに対する第1部分厚みtaと第2部分厚みtbの合算寸法の比率Rtは、
(ta+tb)/1.8×100=54.4%
・サンプルC
厚みt=1.8mm、第1部分厚みta=0.42mm、第2部分厚みtb=0.47mm
厚みtに対する第1部分厚みtaと第2部分厚みtbの合算寸法の比率Rtは、
(ta+tb)/1.8×100=49.4%
・サンプルD
厚みt=1.8mm、第1部分厚みta=0.35、第2部分厚みtb=0.43、
厚みtに対する第1部分厚みtaと第2部分厚みtbの合算寸法の比率Rtは、
(ta+tb)/1.8×100=43.3%
最もRtの大きいサンプルBは、ファスナーチェーン横引強度(JISS3015)の試験で平均強度が380Nを超える十分な強度であるが、Rtが小さくなるにつれ、平均強度も下がり、サンプルDがかろうじて実用可能な強度であり、Rtが40%を下回ると、好ましくないことがわかった。
以上のように、本実施形態にかかるスライドファスナーチェーン1のエレメント3は、厚みtに対する第1部分厚みtaと第2部分厚みtbの合算寸法の比率Rtを40%以上とすることによって、必要十分な強度を有するスライドファスナーチェーンを提供することが可能となる。
次に、エレメント3の長さと厚みの寸法比率について説明する。
本実施形態にかかるスライドファスナーチェーン1のエレメント3の全長lは、3.7mm〜4.0mmであることが好ましい。すなわち、エレメント3の全長lに対するエレメント3の厚みtの比率Rtlは、以下の式(7)を満足することが好ましい。
0<Rtl<60% (7)
また、以下の式(7’)を満足するとさらに好ましい。
0<Rtl≦55% (7’)
0<Rtl<60% (7)
また、以下の式(7’)を満足するとさらに好ましい。
0<Rtl≦55% (7’)
例えば、表1に示した各サンプル1〜8において、エレメント3の全長lに対するエレメント3の厚みtの比率を計算すると、以下のような値となる。
1.8/3.7×100=48.6%
1.8/4.0×100=45.0%
2.0/3.7×100=54.0%
2.0/4.0×100=50.0%
1.8/3.7×100=48.6%
1.8/4.0×100=45.0%
2.0/3.7×100=54.0%
2.0/4.0×100=50.0%
また、各サンプルよりもエレメント3の厚みtを多少厚くした場合であっても、以下のようにエレメント3の全長lに対するエレメント3の厚みtの比率が60%未満とすることで、柔軟性があり、且つ、従来には存在しない薄型でデザイン性に優れたファスナーとすることが可能となる。
2.2/3.7×100=59.4%
2.2/4.0×100=55.0%
2.2/3.7×100=59.4%
2.2/4.0×100=55.0%
なお、表1に示した比較対象において、エレメント3の全長lに対するエレメント3の厚みtの比率を計算すると、以下のような値となる。
2.6/3.7×100=70.2%
2.6/4.0×100=65.0%
2.6/3.7×100=70.2%
2.6/4.0×100=65.0%
以上のように、本実施形態にかかるスライドファスナーチェーン1のエレメント3は、エレメント3の全長lに対するエレメント3の厚みtの比率を60%未満とすることで、さらに薄型のエレメント3で、曲率半径が小さく、円滑に折り曲げられるより柔軟性を有するスライドファスナーチェーンを提供することが可能となる。
このように、本実施形態のスライドファスナーチェーン1は、一対のファスナーテープ2と、各ファスナーテープ2の対向する縁部21に所定のピッチ毎にそれぞれ固定された複数のエレメント3と、からなるスライドファスナーチェーン1であって、エレメント3は、ファスナーテープ2に固定される基部31a,32a及び基部31a,32aから突出し、対向するエレメント3と噛み合う頭部31c,32cを有し、エレメント3の厚みtに対するエレメント3の上面3cから縁部21の上面側頂部211までの第1部分厚みtaとエレメント3の下面3dから縁部21の下面側頂部212までの第2部分厚みtbの合算寸法の比率Rtは、以下の式(6)を満足し、エレメント3の全長lに対するエレメント3の厚みtの比率Rtlは、以下の式(7)を満足するので、薄型のエレメントで、曲率半径が小さく、円滑に折り曲げられる柔軟性を有すると共に、必要十分な強度を有するスライドファスナーチェーン1を提供することが可能となる。
40%≦Rt (6)
0<Rtl<60% (7)
40%≦Rt (6)
0<Rtl<60% (7)
また、本実施形態のスライドファスナーチェーン1は、エレメント3の全長lに対するエレメント3の厚みtの比率Rtlは、以下の式(7’)を満足するので、さらに薄型のエレメント3で、曲率半径が小さく、円滑に折り曲げられる柔軟性を有するスライドファスナーチェーン1を提供することが可能となる。
0<Rtl≦55% (7’)
0<Rtl≦55% (7’)
また、本実施形態のスライドファスナーチェーン1は、エレメント3の厚みtに対するエレメント3の上面3cから縁部21の上面側頂部211までの第1部分厚みtaとエレメント3の下面3dから縁部21の下面側頂部212までの第2部分厚みtbの合算寸法の比率Rtは、以下の式(6’)を満足するので、より必要十分な強度を有するスライドファスナーチェーン1を提供することが可能となる。
45%≦Rt (6’)
45%≦Rt (6’)
また、本実施形態のスライドファスナーチェーン1は、エレメント3の厚みt及びピッチpが以下の式(1)及び(2)を満足するので、薄型のエレメントで、曲率半径が小さく、円滑に折り曲げられる柔軟性を有するスライドファスナーチェーンを提供することが可能となる。
0<t≦2.2mm (1)
0<p≦3.5mm (2)
0<t≦2.2mm (1)
0<p≦3.5mm (2)
また、本実施形態のスライドファスナーチェーン1は、エレメント3の厚みtが以下の式(1’)を満足するので、より薄型のエレメントで、曲率半径が小さく、円滑に折り曲げられる柔軟性を有するスライドファスナーチェーンを提供することが可能となる。
0<t≦2.0mm (1’)
0<t≦2.0mm (1’)
また、本実施形態のスライドファスナーチェーン1は、エレメント3が噛み合わされ、折り曲げて形成したループ部1aを上方から押圧した場合に発生する最大荷重Fは、以下の式(3)を満足するので、より薄型で柔軟なスライドファスナーチェーンを提供することが可能となる。
0<F≦6.5N (3)
0<F≦6.5N (3)
また、本実施形態のスライドファスナーチェーン1は、エレメント3が噛み合わされ、固定された一方を中心に他方が回転された場合に、曲率に対する荷重の曲率0.5〜1.5間の傾斜α+と曲率−0.5〜−1.5間の傾斜α−との平均値αは、以下の式(4)を満足するので、より薄型で柔軟なスライドファスナーチェーンを提供することが可能となる。
0<α≦60×10-4Nm/m (4)
0<α≦60×10-4Nm/m (4)
また、本実施形態のスライドファスナーチェーン1は、隣り合うエレメント3間の最小間隙δの寸法は、0.4mm以上であるので、より薄型で柔軟なスライドファスナーチェーンを提供することが可能となる。
さらに、本実施形態のスライドファスナー10は、スライドファスナーチェーン1と、複数のエレメント3で形成されるエレメント列3’の終端でファスナーテープ2の縁部21に固定された止具4,5と、エレメント列3’を噛合又は分離させるために移動自在なスライダー6と、を備えるので、薄型で柔軟なスライドファスナーを提供することが可能となる。
以上、本発明の種々の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態のみに限られるものではなく、それぞれの実施形態の構成を適宜組み合わせて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
Claims (9)
- 一対のファスナーテープ(2)と、
前記各ファスナーテープ(2)の対向する縁部(21)に所定のピッチ毎にそれぞれ固定された複数のエレメント(3)と、
からなるスライドファスナーチェーン(1)であって、
前記エレメント(3)は、
前記ファスナーテープ(2)に固定される基部(31a,32a)及び前記基部(31a,32a)から突出し、対向する前記エレメント(3)と噛み合う頭部(31c,32c)と、
前記ファスナーテープ(2)の上面(2a)側に配置された上側半部(31)と、
前記ファスナーテープ(2)の下面(2b)側に配置された下側半部(32)と、
を有し、
前記上側半部(31)は、
前記ファスナーテープ(2)の上面(2a)に接する上側基部(31a)と、
前記上側基部(31a)から突出し、前記ファスナーテープ(2)の外側へ向けて延びる上側首部(31b)と、
前記上側首部(31b)の先端に形成された上側頭部(31c)と、
を有し、
前記下側半部(32)は、
前記ファスナーテープ(2)の下面(2b)に接する下側基部(32a)と、
前記下側基部(32a)から突出し、前記ファスナーテープ(2)の外側へ向けて延びる下側首部(32b)と、
前記下側首部(32b)の先端に形成された下側頭部(32c)と、
を有し、
前記エレメント(3)の厚み(t)に対する前記エレメント(3)の上面(3c)から縁部(21)の上面側頂部(211)までの第1部分厚み(ta)と前記エレメント(3)の下面(3d)から縁部(21)の下面側頂部(212)までの第2部分厚み(tb)の合算寸法の比率(Rt)は、以下の式(6)を満足し、
前記エレメント(3)の全長(l)に対する前記エレメント(3)の厚み(t)の比率(Rtl)は、以下の式(7)を満足する
ことを特徴とするスライドファスナーチェーン。
40%≦Rt (6)
0<Rtl<60% (7) - 前記エレメント(3)の全長(l)に対する前記エレメント(3)の厚み(t)の比率(Rtl)は、以下の式(7’)を満足する
ことを特徴とする請求項1に記載のスライドファスナーチェーン。
0<Rtl≦55% (7’) - 前記エレメント(3)の厚み(t)に対する前記エレメント(3)の上面(3c)から縁部(21)の上面側頂部(211)までの第1部分厚み(ta)と前記エレメント(3)の下面(3d)から縁部(21)の下面側頂部(212)までの第2部分厚み(tb)の合算寸法の比率(Rt)は、以下の式(6’)を満足する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスライドファスナーチェーン。
45%≦Rt (6’) - 前記エレメント(3)の厚み(t)及びピッチ(p)が以下の式(1)及び(2)を満足する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のスライドファスナーチェーン。
0<t≦2.2mm (1)
0<p≦3.5mm (2) - 前記エレメント(3)の厚み(t)が以下の式(1’)を満足する
ことを特徴とする請求項4に記載のスライドファスナーチェーン。
0<t≦2.0mm (1’) - 前記エレメント(3)が噛み合わされ、折り曲げて形成したループ部(1a)を上方から押圧した場合に発生する最大荷重(F)は、以下の式(3)を満足する
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載のスライドファスナーチェーン。
0<F≦6.5N (3) - 前記エレメント(3)が噛み合わされ、固定された一方を中心に他方が回転された場合に、曲率に対する荷重の曲率0.5〜1.5間の傾斜(α+)と曲率−0.5〜−1.5間の傾斜(α−)との平均値αは、以下の式(4)を満足する
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載のスライドファスナーチェーン。
0<α≦60×10-4Nm/m (4) - 隣り合う前記エレメント(3)間の最小間隙(δ)の寸法は、0.4mm以上である
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載のスライドファスナーチェーン。 - 請求項1乃至請求項8のいずれか1つに記載のスライドファスナーチェーン(1)と、
前記複数のエレメント(3)で形成されるエレメント列(3’)の終端で前記ファスナーテープ(2)の前記縁部(21)に固定された止具(4,5)と、
前記エレメント列(3’)を噛合又は分離させるために移動自在なスライダー(6)と、
を備えることを特徴とするスライドファスナー。
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