JP2017143850A - ファスナー - Google Patents
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Abstract
【課題】柔軟性を有さず変形しにくい基部に一方のエレメントが基部に固定されているような場合であっても、嵌合したり解放したりすることが可能な構造を有するファスナーを提供する。【解決手段】第1の保持部112の上に複数の第1のファスナーエレメント111を形成した第1のファスナーユニット110と、第2の保持部122の上に複数の第2のファスナーエレメント121を形成した第2のファスナーユニット120と、第1のファスナーエレメントと第2のファスナーエレメントとを挟んで第1のファスナーエレメントと第2のファスナーエレメントとに沿って移動するスライダー130とを備えたファスナー100において、第1のファスナーユニットの第1の保持部と複数の第1のファスナーエレメントとを一体に成形した。【選択図】図1
Description
本発明は、スライダーを移動させて両側の1対のエレメントを嵌合させ又は嵌合を解除するファスナーに関するものである。
従来のファスナーは、ファスナーの左右のエレメントをそれぞれ保持するファスナーテープが柔軟な材料(例えば、布地)で構成されている。このような構成で、スライダーを移動させると、左右の柔軟なファスナーテープがそれぞれ変形して、右側及び左側に並ぶエレメント間の溝を開いたり閉じたりしてファスナーを嵌合させたり取り外したりしている。
このような構成のファスナー例として、特開2015−123111号公報(特許文献1)には、ファスナーテープの側縁にファスナーエレメントが一定間隔で設けられたファスナーエレメント列が一体的に設けられた構成が記載されている。
また、特開2015−116355号公報(特許文献2)には、連続エレメント列を上下噛み合わせ式スライダーで容易に噛合及び分離させるスライドファスナーについて記載されている。
特許文献1及び特許文献2に記載されているファスナーは、ファスナーを構成するエレメントを、柔軟性を有するファスナーテープに固定した構成を有しており、スライダーを移動させたることにより、ファスナーテープを変形させて隣接するエレメントの間隔を変化させることにより左右のエレメント同士が嵌合したり解放されたりする。
しかし、柔軟性を有さず変形しにくい基部に一方のエレメントが固定されていて、この基部に固定されたエレメントの間隔を変化させることができないような構成の場合、特許文献1及び特許文献2に記載されているファスナー構造を適用することができない。
本発明は、従来技術の課題を解決して、柔軟性を有さず変形しにくい基部に一方のエレメントが基部に固定されているような場合であっても、嵌合したり解放したりすることが可能な構造を有するファスナーを提供するものである。
上記した課題を解決するために、本発明では、第1の保持部の上に複数の第1のファスナーエレメントを形成した第1のファスナーユニットと、第2の保持部の上に複数の第2のファスナーエレメントを形成した第2のファスナーユニットと、第1のファスナーエレメントと第2のファスナーエレメントとを挟んで第1のファスナーエレメントと第2のファスナーエレメントとに沿って移動するスライダーとを備えたファスナーにおいて、第1のファスナーユニットの第1の保持部と複数の第1のファスナーエレメントとを一体に成形した。
また、上記した課題を解決するために、本発明では、第1の保持部の上に複数の第1のファスナーエレメントを形成した第1のファスナーユニットと、第2の保持部の上に複数の第2のファスナーエレメントを形成した第2のファスナーユニットと、第1のファスナーエレメントと第2のファスナーエレメントとを挟んで第1のファスナーエレメントと第2のファスナーエレメントとに沿って移動するスライダーとを備えたファスナーにおいて、スライダーの第1のファスナーエレメントに沿って移動する側は、第1のファスナーエレメントを直線状にガイドできる形状に形成し、スライダーの第2のファスナーエレメントに沿って移動する側は、第2のファスナーエレメントを曲線状にガイドできる形状に形成した。
本発明によれば、一方のファスナーユニットが構造物に固定されているような場合であっても、スライドファスナーを形成することができる。
本発明では、第1のファスナーユニットと第2のファスナーユニットとスライダーとを備えたファスナーにおいて、第1のファスナーユニットの第1の保持部と複数の第1のファスナーエレメントとを一体に成形したものである。また、スライダーの第1のファスナーエレメントに沿って移動する側を、第1のファスナーエレメントを直線状にガイドできる形状に形成し、スライダーの第2のファスナーエレメントに沿って移動する側を、第2のファスナーエレメントを曲線状にガイドできる形状に形成したものである。
以下に、本発明の実施例を、図を用いて説明する。
以下に、本発明の実施例を、図を用いて説明する。
図1に本実施例によるスライドファスナー100の構成を示す。
スライドファスナー100は、ファスナーユニットA:110とファスナーユニットB:120とスライダー130とを備えて構成されている。ファスナーユニットA:110は、ファスナーエレメントA:111と保持部112とが一体成形されている。ファスナーユニットB:120は、複数のファスナーエレメントB:121を柔軟なファスナーテープ122に装着して構成されている。スライダー130は、ファスナーユニットA:110とファスナーユニットB:120とを嵌合したり嵌合を開放して取り外したりする。
スライドファスナー100は、ファスナーユニットA:110とファスナーユニットB:120とスライダー130とを備えて構成されている。ファスナーユニットA:110は、ファスナーエレメントA:111と保持部112とが一体成形されている。ファスナーユニットB:120は、複数のファスナーエレメントB:121を柔軟なファスナーテープ122に装着して構成されている。スライダー130は、ファスナーユニットA:110とファスナーユニットB:120とを嵌合したり嵌合を開放して取り外したりする。
ファスナーユニットA:110のファスナーエレメントA:111(以下、単にエレメントA:111と記す)と保持部112とは、例えば射出成型により一体成形された比較的剛背の高い硬質な樹脂により作られており、剛体となっている。硬質な樹脂としては、弾性率が70MPaよりも大きい、エポキシ樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂の何れか、又はそれらの混合物を用いる。
図1に示した構成において、エレメントA:111と保持部112とが硬質な樹脂で一体成型により作成されたファスナーユニットA:110は、スライダー130の右側(ファスナーユニットA:110とファスナーユニットB:120とを嵌合を開放して取り外した状態)とスライダー130の左側(ファスナーユニットA:110とファスナーユニットB:120とを嵌合させた状態)とでエレメントA:111が一直線上に並んだ状態となっている。
これに対して、複数のファスナーエレメントB:121(以下、単にエレメントB:121と記す)を柔軟なファスナーテープ122にカシメ、接着又は溶着などにより一定の間隔で装着して構成したファスナーユニットB:120は、スライダー130の右側(ファスナーユニットA:110とファスナーユニットB:120とを嵌合を開放して取り外した状態)において大きくカーブしている。
図1に示した構成において、スライダー130を図の右側に移動させると、移動するスライダー130の後方(図1でスライダー130の左側)において、ファスナーユニットA:110のエレメントA:111とファスナーユニットB:120のエレメントB:121とが嵌合する。
一方、スライダー130を図の左側に移動させると、移動するスライダー130の後方(図1でスライダー130の右側)において、ファスナーユニットA:110のエレメントA:111とファスナーユニットB:120のエレメントB:121との嵌合状態が解除されて、エレメントA:111からエレメントB:121が開放されて取り外される。
図2に、ファスナーユニットA:110の斜視図を示す。ファスナーユニットA:110は、エレメントA:111と保持部112とで構成されており、保持部112の上にエレメントA:111が一定のピッチで多数形成されている。エレメントA:111と保持部112とは、硬質な樹脂を射出成型することにより一体成形される。エレメントA:111には、突起状の嵌合部113と、嵌合部113の根元部分に形成された溝部114が形成されている。溝部114の表面には、段差115が形成されている。
ファスナーユニットA:110のC−C断面を図3に示す。エレメントA:111の溝部114の上面には、段差部115が形成されている。また、保持部112に対してエレメントA:111は幅が広く(肉厚が厚く)、保持部112とエレメントA:111との境界部に段差状に形成されたガイド面116が形成されている。ガイド面116は、スライダー130がファスナーユニットA:110に沿ってスライドするときに、スライダー130をガイドする面となる。
図4にファスナーユニットB:120のエレメントB:121の斜視図を示す。エレメントB:121は、基部1211に接続する部分に、エレメントA:111の嵌合部113と嵌合する溝部1212が形成され、溝部1212の先にエレメントA:111の溝部114と嵌合する突起状の嵌合部1213が形成されている。エレメントB:121の突起状の嵌合部1213には溝部1214が形成されており、この溝部1214は、エレメントA:111に形成された段差部115と嵌合する。
図4のエレメントB:121の面1215はガイド面であって、図1の構成においてスライダー130を図1の右側または左側に移動させてファスナーユニットA:110とファスナーユニットB:120とを嵌合又は取り外すときに、スライダー130の右側または左側の動きをガイドする。
図5に、エレメントB:121のD−D断面を示す。エレメントB:121のエレメントA:111と嵌合する部分1213には、エレメントA:111の段差部115に対向する位置に、矩形状の断面の溝部1214が形成されている。
次に、図6にスライダー130の平面図を、図7にスライダー130の側面図を、図8にスライダー130の正面図を示す。スライダー130は、上部片131、下部片132、上部片131と下部片132とを接続する接続部材133、スライダー130を前後に引っ張るときに把持するための把持部134、把持部134を上部片131に取り付けるフック部135で構成されている。
図7に示した上部片131の内側に折り曲げられた端部13111と下部片132の段差状に形成された端部13112とは、図6の平面図に示すように、スライダー130を構成する上部片131と下部片132の端面1311として直線状に成形されている。
即ち、スライダー130は、エレメントA:111に沿って移動する側は、エレメントA:111を直線状にガイドできる形状に形成されている。
一方、図7に示した上部片131の端部13111に対向する内側に折り曲げられた端部13121と下部片132の端部13112に対向する内側に折り曲げられた端部13122とは、図6の平面図に示すように、スライダー130を構成する上部片131と下部片132の端面1312として曲線状に成形されている。
すなわち、スライダー130は、エレメントB:121に沿って移動する側は、エレメントB:121を曲線状にガイドできる形状に形成されている。
図9に、図1のA−A断面におけるファスナーユニットA:110とファスナーユニットB:120とが嵌合した状態におけるエレメントA:111とエレメント121との関係を示す。ファスナーユニットA:110とファスナーユニットB:120とが嵌合した状態においては、エレメントA:111の嵌合部113がエレメントB:120の溝部1212の内部に挿入された状態で、エレメントA:111の段差部115がエレメントB:120に形成された溝部1214に嵌め込まれている。
この状態では、エレメントA:111とエレメントB:120とは、互いに前後左右及び上下方向の動きが拘束された状態になり、互いに外れることがない。
図10には、図1におけるB−B断面図を示す。スライダー130の上部片131の内側に折り曲げられた端部13111は、ファスナーユニットA:110の段差状に形成されたガイド面116に当接し、スライダー130の下部片132の段差状に形成された端部13112は、ファスナーユニットA:110のガイド面116が設けられた側と反対側の面に当接している。
一方、スライダー130の上部片131の内側に折り曲げられた端部13121と下部片132の内側に折り曲げられた端部13121と下部片132の端部13112に対向する内側に折り曲げられた端部13122とは、ファスナーユニットB:120のエレメントB:121に形成されたガイド面1215に当接している。
図1において、スライダー130を図の左側から右側に移動させてファスナーユニットA:110のエレメントA:111とファスナーユニットB:120のエレメントB:121とを嵌合させるときの、エレメントA:111とエレメントB:121との動きを、図11の(a)〜(e)に示す。
図11の(a)〜(e)において、硬質な樹脂で保持部112と一体成型されたエレメントA:111は位置や姿勢を変えることなく常に一定の状態を保っているが、柔軟なファスナーテープ122に装着されたファスナーユニットB:120のエレメントB:121は、スライダー130の移動に応じて姿勢を大きく変えている。
本実施例では、柔軟なファスナーテープ122に装着されたファスナーユニットB:120のエレメントB:121が、スライダー130の移動に応じて姿勢を大きく変えるという性質を利用して、硬質な樹脂で保持部112と一体成型されて位置や姿勢を変えることなく常に一定の状態を保っているエレメントA:111にエレメントB:121を嵌合させたり嵌合を開放させたりするようにしたものである。
図11の(a)は、スライダー130の端部13121と13122とでファスナーユニットB:120のエレメントB:121をファスナーユニットA:110のエレメントA:111の側に押し下げ始めた状態を示す。ここで、エレメントB:121をエレメントA:111の側に近付けることを、エレメントB:121を押し下げると表現する。
図11の(b)は、スライダー130を図1の左側から右側に移動させて、スライダー130の端部13121と13122とでファスナーユニットB:120のエレメントB:121をエレメントA:111の側に押し下げて、エレメントB:121の突起状の嵌合部1213の先端部分12134がエレメントA:111の溝部114の入り口部分に入った状態を示している。この時、エレメントB:121の側に形成された溝部1214はエレメントA:111の側に形成された段差部115に嵌合した状態となる。
スライダー130を図1の左側から右側に更に移動させると、図11の(C)に示すように、スライダー130の端部13121と13122とによりエレメントB:121がエレメントA:111の側に更に押し下げられる。このとき、エレメントB:121の突起状の嵌合部1213の先端部分12134と角面12131に形成された溝1214は、エレメントA:111の嵌合部113の突起部1131とこの突起部1131と対向する隣接するエレメントA:111の嵌合部113の面1132とに形成された段差部115と嵌合した状態にある。
この状態で、エレメントB:121を押し下げると、エレメントB:121は、段差部115に案内されてエレメントA:111の溝部114の内部に更に押し下げられると共に、エレメントA:111の溝部114の内部の傾斜した面1141に形成された段差部115と面1145に形成された段差部115とにガイドされて図11で時計回りに回転する。
スライダー130を図1の左側から右側に更に移動させると、図11の(d)に示すように、スライダー130の端部13121と13122とでエレメントB:121を更に押し下げる。この時同時に、エレメントB:121の角部12132は、エレメントA:111の傾斜した面1141に形成された段差部115にガイドされ、またエレメントB:121の先端部分12134は嵌合部113の傾斜した面1145に形成された段差部115にガイドされることにより、エレメントB:121は図11で時計回りに更に回転する。
その結果、エレメントB:121の突起状の嵌合部1213の先端部分12133はエレメントA:111の溝部114の奥1143まで達する。
スライダー130を図1の左側から右側に更に移動させると、図11の(e)に示すように、スライダー130の端部13121と13122とでエレメントB:121を更に押してエレメントB:121の突起状の嵌合部1213をエレメントA:111の溝部114の内部で更に回転して、エレメントB:121の嵌合部1213の面12132がエレメントA:111の溝部114の面1142とほぼ平行になった状態となる。
この状態でエレメントA:111とエレメントB:121の嵌合が終了し、ファスナーユニットA:110とファスナーユニットB:120とは嵌合された状態となる。
エレメントB:121が単独の場合、この単独のエレメントB:121を図11の(e)の状態のようにファスナーユニットA:110に嵌合させた状態から上記に説明したのと逆の工程をたどって(a)のようにエレメントB:121を回転させながら引き揚げることにより、エレメントB:121をファスナユニットA:110から簡単に取り外すことが可能である。
しかし、図1に示したように、複数のエレメントB:121をファスナーテープ122に固定した状態では、ファスナーテープ122により動きが記載されるので、個々のエレメントB:121はエレメントA:111に対して回転することができない。
すなわち、図11の(e)に示すような状態では、エレメントA:111に対してファスナーテープ122に固定された状態のエレメントB:121を上下方向、左右方向、前後方向に引っ張ったり押したりしても、エレメントB:121がエレメントA:111から外れることはない。
すなわち、図11の(e)に示すような状態では、エレメントA:111の溝部114に形成した面1144でエレメントB:121の面12135を抑えることによりエレメントA:111に対するエレメントB:121の上下方向の動きを規制することができる。
また、エレメントA:111の嵌合部113の突起部1131とこの突起部1131に対向する隣接するエレメントA:111の嵌合部113の面1132とでエレメントB:121の溝部1212の前後方向の動きを拘束することにエレメントA:111に対するエレメントB:121の前後方向の動きを規制することができる。
さらに、エレメントA:111の側の段差部115にエレメントB:121の側の溝1214を嵌合させた状態で図11の(e)に示すような状態とすることにより、エレメントA:111に対するエレメントB:121の左右方向(図11(e)で紙面に垂直な方向)の動きを規制することができる。
このように、図2に示したような剛体状のファスナーユニットA:110のエレメントA:111と,図4に示したようなファスナーユニットB:120のエレメントB:121、及び図6に示したようなスライダー130を用いることで、エレメントA:111とエレメントB:121とを確実に嵌合させることができる。
すなわち、エレメントB:121の形状を先端部の一方の側に突起部を設け、他方の端部を面取り形状とし、エレメントA:111の嵌合部113と溝部114の形状をエレメントB:121の形状に合わせて形成して、エレメントA:111に対してエレメントB:121を押し下げる方向への移動とエレメントA:111の内部で時計回りに回転させる運動とを同時に行わせることができる構成としたことにより、エレメントA:111が剛体状のファスナーユニットA:110に固定された状態であっても、エレメントA:111とエレメントB:121とを確実に嵌合させることができる。
嵌合された状態のエレメントA:111とエレメントB:121とを開放してエレメントA:111からエレメントB:121を取り外す場合は、図11の(a)から(e)で説明した順序と逆の工程により実行される。
なお、段差部115は、必ずしも溝部114の前面に形成する必要はなく、溝114の内部に部分的に形成するようにしてもよい。
更に、上記に説明した実施例では、ファスナーユニットA:110の断面形状を図3に示したような形状として説明したが、図12に示すように、エレメント111の肉厚を増やして、保持部112に対して両側にガイド面116と117とを設けるようにしてもよい。
本実施例によれば、ファスナーの一方の側のエレメントと保持部とを、硬質な樹脂を射出成型することにより一体で成形することができるので、エレメントと保持部とを別々に製造して場合におけるエレメントと保持部との接続工程が不要になり、ファスナー作成の工程を減らすことができる。
なお、上記した実施例では、ファスナーの一方の側のエレメントと保持部とを、硬質な樹脂を射出成型することにより一体で成形する構成について説明したが、本実施例はこれに限られるものではなく、ファスナーの一方の側のエレメントと保持部とを、例えばエラストマ―などの柔軟な材料で成型することにより一体で成形する構成にしてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。すなわち、上記実施例で説明した構成の一部をそれと等価な機能を有する手段で置き換えたものも、または、実質的でない機能の一部を省略したものも本発明に含まれる。
100・・・スライドファスナー 110・・・ファスナーユニットA 111・・・エレメントA 112・・・保持部 113・・・嵌合部 114・・・溝部 115・・・段差部 120・・・ファスナーユニットB 121・・・エレメントB 122・・・ファスナーテープ 1214・・・溝 130・・・スライダー 131・・・上部片 132・・・下部片。
Claims (10)
- 第1の保持部の上に複数の第1のファスナーエレメントを形成した第1のファスナーユニットと、
第2の保持部の上に複数の第2のファスナーエレメントを形成した第2のファスナーユニットと、
前記第1のファスナーエレメントと前記第2のファスナーエレメントとを挟んで前記第1のファスナーエレメントと前記第2のファスナーエレメントとに沿って移動するスライダーと
を備えたファスナーであって、
前記第1のファスナーユニットは、前記第1の保持部と前記複数の第1のファスナーエレメントとが一体に成形されていることを特徴とするファスナー。 - 請求項1記載のファスナーであって、前記第1のファスナーユニットは、前記第1の保持部と前記複数の第1のファスナーエレメントとが射出成型により一体で成形されていることを特徴とするファスナー。
- 請求項1記載のファスナーであって、前記第1のファスナーユニットは、前記第1の保持部と前記複数の第1のファスナーエレメントとが樹脂で一体成形されていることを特徴とするファスナー。
- 請求項1記載のファスナーであって、前記第1のファスナーエレメントには、前記第2のファスナーエレメントと嵌合したときに前記第2のファスナーエレメントと対向する位置に段差が形成されており、前記第2のファスナーエレメントには、前記第1のファスナーエレメントの前記段差と対向する位置に溝部が形成されていることを特徴とするファスナー。
- 請求項1記載のファスナーであって、前記第2のファスナーエレメントには、前記第1のファスナーエレメントと嵌合したときに前記第1のファスナーエレメントの側に突き出る突起部が形成されており、前記第1のファスナーエレメントには、前記第2のファスナーエレメントの前記突起部と対向する位置に前記突起部を収納する溝部が形成されていることを特徴とするファスナー。
- 第1の保持部の上に複数の第1のファスナーエレメントを形成した第1のファスナーユニットと、
第2の保持部の上に複数の第2のファスナーエレメントを形成した第2のファスナーユニットと、
前記第1のファスナーエレメントと前記第2のファスナーエレメントとを挟んで前記第1のファスナーエレメントと前記第2のファスナーエレメントとに沿って移動するスライダーと
を備えたファスナーであって、
前記スライダーは、前記第1のファスナーエレメントに沿って移動する側は、前記第1のファスナーエレメントを直線状にガイドできる形状に形成されており、前記第2のファスナーエレメントに沿って移動する側は、記第2のファスナーエレメントを曲線状にガイドできる形状に形成されていることを特徴とするファスナー。 - 請求項6記載のファスナーであって、前記第1のファスナーユニットは、前記第1の保持部と前記複数の第1のファスナーエレメントとが射出成型により一体で成形されていることを特徴とするファスナー。
- 請求項6記載のファスナーであって、前記第1のファスナーユニットは、前記第1の保持部と前記複数の第1のファスナーエレメントとが樹脂で一体成形されていることを特徴とするファスナー。
- 請求項6記載のファスナーであって、前記第1のファスナーエレメントには、前記第2のファスナーエレメントと嵌合したときに前記第2のファスナーエレメントと対向する位置に段差が形成されており、前記第2のファスナーエレメントには、前記第1のファスナーエレメントの前記段差と対向する位置に溝部が形成されていることを特徴とするファスナー。
- 請求項6記載のファスナーであって、前記第2のファスナーエレメントには、前記第1のファスナーエレメントと嵌合したときに前記第1のファスナーエレメントの側に突き出る突起部が形成されており、前記第1のファスナーエレメントには、前記第2のファスナーエレメントの前記突起部と対向する位置に前記突起部を収納する溝部が形成されていることを特徴とするファスナー。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117087243B (zh) * | 2023-10-17 | 2023-12-19 | 烟台白马包装有限公司 | 一种自封袋滑块拉环自动安装设备 |
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2016
- 2016-02-15 JP JP2016025491A patent/JP2017143850A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117087243B (zh) * | 2023-10-17 | 2023-12-19 | 烟台白马包装有限公司 | 一种自封袋滑块拉环自动安装设备 |
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