JP6123329B2 - 基板保持部材 - Google Patents
基板保持部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6123329B2 JP6123329B2 JP2013024698A JP2013024698A JP6123329B2 JP 6123329 B2 JP6123329 B2 JP 6123329B2 JP 2013024698 A JP2013024698 A JP 2013024698A JP 2013024698 A JP2013024698 A JP 2013024698A JP 6123329 B2 JP6123329 B2 JP 6123329B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- holding member
- substrate holding
- movement
- movement restricting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Buffer Packaging (AREA)
- Packaging Frangible Articles (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
Description
従来、こういった基板を搬送、保管する際は、基板を傷や破損から守るため、基板同士が接触しないように所定間隔で並列収納できる、箱形の収納容器を用いていた。
このような中、近年、特に、液晶表示用のフラットパネルにおいては、より大型のカラーフィルター形成基板の製造が要求されており、搬送、保管に対して、更に一層の、搬送効率向上による搬送コスト節減や保管場所の省スペース化が求められている。
しかしながら、上記のような収納容器による搬送では、搬送時の振動により基板が跳
ねやすく、割れや傷が発生しやすく、トレイの薄型化が非常に困難であった。
b<a-d、c<a、b+c>a、a−d>e
なる関係を全て満たすように、基板保持部、移動規制部A、基板規制部、振動制御部、移動規制部B、および移動規制部Cが形成されていることを特徴とする。
搬送または保管時の振動により、基板は鉛直方向の振動だけではなく、水平方向の移動も発生する。このような移動を防止するために、特開2006−168748号公報(特許文献1)、特開2010−120690号公報(特許文献2)、特開2008−155995号公報(特許文献3)では、基板への当接材を使用し固定している、またはテーパー状の基板保持部材の使用により移動を規制している。当接材の使用は、基板の汚れ、傷の原因となるとともに、基板が固定され、固定部に振動発生時の応力が発生することにより、基板の破損が発生する可能性がある。また、テーパー状の基板保持部材では、徐々に上下の間隙が狭くなっていくことにより水平方向の基板の移動が規制されるが、テーパー部により形成される間隙に、基板がくさび状に挟まれることにより基板保持部材が損傷し異物が発生する。さらに、基板が固定され、振動発生時の応力により、基板の破損が発生する等の可能性がある。
図1に、本発明の基板保持部材14を有する基板用トレイ11の実施の形態の1例の概略を示す。図1(a)は枠体12の4辺に支持された基板支持部13が、直線状に基板111の端部を支持する基板用トレイ11の実施の形態の1例の概略図である。図1(b)は枠体12の4辺のうち一方の対向する2辺に固定された基板支持部13が直線状に基板111の両端を支持し、枠体12の4辺のうち他方の対向する2辺に固定された基板支持部13を鉛直方向下側に撓ませて、基板111の両端を支持する基板用トレイ11の実施の形態の1例の概略図である。また、図示はしていないが、基板用トレイ11は、基板111を安定に保持する為に、4辺に固定された基板支持部13を鉛直方向下側に撓ませて、基板111の4辺を支持する基板用トレイ11であってもよい。また、基板支持部13を鉛直方向下側に撓ませる場合、撓んだ基板支持部13を支持する枠体12は、直線であって、前記基板支持部13が鉛直方向下側に撓んだ形状であってもよい。前記撓みの形状は、円弧状でも放物線上でもよく、撓ませた基板111の、端部中央部の高さの差は基板サイズによって適宜設計される。
図1(a)に示すように、枠体12の4辺に支持された基板支持部13が、直線状に基板111の端部を支持する基板用トレイ11の辺部A−A’、B−B’、及び図1(b)に示す枠体12の4辺のうち一方の対向する2辺に固定された基板支持部13が直線状に基板111の両端を支持し、枠体12の4辺のうち他方の対向する2辺に固定された基板支持部13を鉛直方向下側に撓ませて、基板111の両端を支持する基板用トレイ11の鉛直方向下側に撓ませて基板111を支持する辺部C−C’においては、図3(d)に示すように前記基板支持部13は水平に形成され、前記移動規制部A31の移動規制面A、前記移動規制部Bの移動規制面B、および前記移動規制部Cの移動規制面Cは、図3(c)のG−G’、図3(d)のH−H’、図8(b)I−I’に示すように同一の平面状に位置するように形成し、前記移動規制面A41、前記移動規制面B42および移動規制面C43が、保持される基板111の端面と平行になるよう、基板保持部材14を前記基板用トレイ11へ固定する。
前記移動規制面A41、前記移動規制面B42および移動規制面C43は、前記基板保持部の平坦な上面と垂直な平面であって、前記移動規制面Bと前記移動規制面Cが同一平面になるように配置され、かつ前記基板用トレイを鉛直方向に複数重ねて使用する状態で、下側に位置する第1の基板保持部材の移動規制部Aの移動規制面Aと、その直上に位置する第2の基板保持部材の前記移動規制面Bおよび前記移動規制面Cが同一平面になるように形成されていることによって、該保持される基板111の端面と面接触が可能となり、保持される基板111との接触時の応力集中の低減が可能となり、基板111の破損等の防止に効果がある。
前記基板用トレイ11を鉛直方向に複数重ねて輸送及び保管する時の振動で、前記保持される基板111と接触した時、前記保持される基板111の接触が、点ではなく、線もしくは面で接触できるように前記振動制御部32は、平坦な下面を有している。点ではなく、線もしくは面で接触することにより、接触時に、前記保持される基板111への応力の分散が可能となり、前記保持される基板111の破損及び汚れを抑制することが可能となる。前記平坦な下面は、前記基板規制部の平坦な下面37と平行に形成されていても良く、前記振動制御部32の厚さが、前記基板規制部14bが固定された前記枠体13の内側へ向かって厚さが減少するように斜めに形成されていても良い。
図4(a)および図4(b)は、前記基板保持部材14を、位置決め機能兼ね備えた嵌合部123を形成した基板保持部14aと移動規制部A31を有した部分と、位置決め機能兼ね有した嵌合部123を形成した基板規制部14bと基板抑制部40を有した部分とを、別途成形し、前記基板支持部13に形成した開口部へ、上下より嵌合させて固定する方法の概略図である。位置決め機能兼ね有した嵌合部123は、図4(b)のように、位置決め部124、嵌合部123が分かれて形成されていても良い。前記嵌合部123および前記位置決め部124の形状は、前記基板支持部へ安定して固定できれば良く、適宜設計される。
図5は、前記嵌合部123を形成した基板保持部14aと移動規制部A31を有した部分と、前記嵌合部123を形成した基板規制部14bと基板抑制部40を有した部分とを、可撓性を持つヒンジ部を介して一体成形した前記基板保持部材14を、前記基板支持部13に形成した開口部へ、前記ヒンジ部を折り曲げて上下より嵌合させて固定する方法の概略図である。
図6は、基板保持部14aと、移動規制部A31と、基板規制部14bと、基板抑制部40とを有した基板保持部材14を一体成形し、前記基板支持部13の開口部へ嵌め込み、固定する方法の概略図である。図に示されるように、嵌め込みの為の溝が前記基板保持部材14の周囲に形成されている。
図7は、一体成形した前記基板保持部材14を、前記基板支持部13の切り欠き部へ挿入し、固定する方法の概略図である。図に示されるように、嵌め込みの為の溝が前記基板保持部材14の周囲に形成されている。
基板111の搬送、保管の振動、応力等による前記枠体12、前記基板支持部13に小さな変形が発生した場合も、b+c>aなる関係により、基板保持部材14が前述の構成からなることにより、前記基板111を安定して保持することが可能となる。
前記a、b、c、dの数値は、複数重ねた基板用トレイ11の間隔、基板支持部の厚さ等により適宜設計される。
液晶用G6サイズ基板(1850mm×1500mm×0.7mmt;機能層は基板中央に形成され、機能層の領域のサイズは1820mm×1470mm)用の基板用トレイ11を作製し、搬送・保管テストを行った。前記基板保持部材14は、長辺側は8個、短辺側は7個配置した。
図4(b)に示すように、嵌合部123および位置決め部124を形成し、基板用トレイ11に固定した。
12 枠体
13 基板支持部
14 基板保持部材
14a 基板保持部
14b 基板規制部
31 移動規制部A
32 振動制御部
33 移動規制部B
34 移動規制部C
36 基板保持部の平坦な上面
37 基板規制部の平坦な下面
38 移動規制部Bより枠内側方向の振動制御部の平坦な下面部分
39 振動制御部の厚さ変化部
40 振動制御部
41 移動規制面A
42 移動規制面B
43 移動規制面C
81 非機能部の幅
103 搬送用架台
111 基板
112 機能部
123 嵌合部
124 位置決め部
Claims (6)
- 基板を水平方向に保持し、鉛直方向に複数重ねて、複数の前記基板を保管、搬送する基板用トレイにおいて、前記基板用トレイの枠体の内側に設けられた基板支持部に固定され、前記基板を保持する基板保持部材であって、
前記基板保持部材は、少なくとも基板保持部、移動規制部A、基板規制部、振動制御部、移動規制部B、および移動規制部Cを有し、
前記基板保持部は、前記基板支持部の上面より突出して前記基板支持部に固定され、前記基板規制部は、前記基板支持部の下面より突出して前記基板支持部に固定される基板保持部材であって、
前記基板保持部は、平坦な上面を有し、
前記移動規制部Aは、前記基板保持部の上面に形成され、さらに移動規制面Aを有し、
前記基板規制部は、平坦な下面を有し、
前記振動制御部は、前記基板規制部の下面に形成され、
さらに前記移動規制部Bおよび前記移動規制部Cは、前記振動制御部の下面に形成され、
前記移動規制部Bは移動規制面Bを有し、
前記移動規制部Cは移動規制面Cを有し、
前記移動規制面A、前記移動規制面B、および前記移動規制面Cは、前記基板保持部の平坦な上面と垂直な平面であって、
前記移動規制部Bと前記移動規制部Cは間隔をおいて配置されるとともに、前記移動規制面Bと前記移動規制面Cが同一平面になるように配置され、
さらに、前記基板用トレイを鉛直方向に複数重ねて使用する状態で、
下側に位置する第1の基板保持部材の移動規制部Aが、その直上に位置する第2の基板保持部材の移動規制部Bと前記移動規制部Cとの間隙部に位置し、
また、下側に位置する第1の基板保持部材の移動規制部Aの移動規制面Aと、その直上に位置する第2の基板保持部材の前記移動規制面Bおよび前記移動規制面Cが同一平面になるように形成されていることを特徴とする基板保持部材。 - 請求項1に記載の基板保持部材であって、
前記基板用トレイを鉛直方向に複数重ねて使用する状態で、
下側に位置する第1の基板保持部材の基板保持部の平坦な上面と、その直上に位置する第2の基板保持部材の基板規制部の平坦な下面と、の間隔をa、
前記移動規制部Aの上面と、該移動規制部を有する基板保持部の平坦な上面と、の間隔をb、
前記基板保持部材の基板規制部の平坦な下面と、該基板保持部材の移動規制部Bまたは移動規制部Cの下面と、の間隔のうち大きい方をc、
前記基板保持部材の振動制御部の下面と、該基板保持部材の基板規制部の平坦な下面と、の間隔をd、
保持される基板の厚さをe、
とした時に、
b<a-d、c<a、b+c>a、a−d>e
なる関係を全て満たすように、基板保持部、移動規制部A、基板規制部、振動制御部、移動規制部B、および移動規制部Cが形成されていることを特徴とする基板保持部材。 - 請求項1ないし請求項2のいずれか1項に記載の基板保持部材であって、
前記振動制御部の平坦な下面の、移動規制部Bより枠内側方向の幅が、保持される基板の外周に位置する非機能部の幅より小さいことを特徴とする基板保持部材。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の基板保持部材であって、
前記基板保持部材が、可撓性を有していることを特徴とする基板保持部材。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の基板保持部材であって、
前記基板保持部材が、熱可塑性樹脂で形成されていることを特徴とする基板保持部材。 - 前記基板用トレイであって、
請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の基板保持部材が、前記基板用トレイの前記枠体の少なくとも一対の対向する2辺に、間隔をおいて複数取り付けられていることを特徴とする基板用トレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013024698A JP6123329B2 (ja) | 2013-02-12 | 2013-02-12 | 基板保持部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013024698A JP6123329B2 (ja) | 2013-02-12 | 2013-02-12 | 基板保持部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014154767A JP2014154767A (ja) | 2014-08-25 |
JP6123329B2 true JP6123329B2 (ja) | 2017-05-10 |
Family
ID=51576317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013024698A Active JP6123329B2 (ja) | 2013-02-12 | 2013-02-12 | 基板保持部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6123329B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001261089A (ja) * | 2000-03-16 | 2001-09-26 | Toshiba Corp | 電子部品用トレイ |
JP4429823B2 (ja) * | 2004-06-28 | 2010-03-10 | 富士通株式会社 | 半導体装置用トレイ |
JP2009007055A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Panasonic Corp | 半導体集積回路装置用トレイおよび半導体装置の製造方法 |
JP5929006B2 (ja) * | 2011-04-21 | 2016-06-01 | 大日本印刷株式会社 | 基板保持部材 |
-
2013
- 2013-02-12 JP JP2013024698A patent/JP6123329B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014154767A (ja) | 2014-08-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4176138B2 (ja) | 大型ペリクル収納容器 | |
JP4893579B2 (ja) | 板状物用トレイと板状物の積層方法 | |
JP5929006B2 (ja) | 基板保持部材 | |
JP5978894B2 (ja) | 基板保持部材 | |
KR20130140118A (ko) | 곤포 용기 및 곤포체 | |
JP5186340B2 (ja) | 板材搬送用トレイの緩衝部材、およびその緩衝部材が取付けられた板材搬送用トレイ | |
JP6069871B2 (ja) | 基板保持部材 | |
JP6191672B2 (ja) | 基板用トレイ | |
JP4940814B2 (ja) | 板状物用トレイ | |
JP4941224B2 (ja) | 板状物用トレイと板状物の積層方法 | |
JP6123329B2 (ja) | 基板保持部材 | |
JP5849471B2 (ja) | 基板保持用枠体及びそれを用いた基板搬送方法 | |
JP2009184687A (ja) | ワーク搬送用トレイ | |
JP5145203B2 (ja) | 板状物品搬送用トレイ | |
JP5810811B2 (ja) | 基板保持部材 | |
JP5899983B2 (ja) | 基板保持部材 | |
JP6056210B2 (ja) | 基板保持部材 | |
JP6056203B2 (ja) | 基板保持部材 | |
JP2013184717A (ja) | 基板輸送トレイ及び基板の輸送方法及び基板の取り出し方法及び基板の収納方法 | |
JP5429257B2 (ja) | 板状物用トレイと板状物の積層方法 | |
JP4858045B2 (ja) | 板状物の受け取り方法および板状物の受け取り装置 | |
JP4973083B2 (ja) | 板状物用トレイ | |
JP2007200959A (ja) | 枚葉搬送用トレイ | |
JP2009188057A (ja) | ワーク搬送用トレイおよびトレイ群遮蔽用トレイ | |
JP2011246189A (ja) | 基板搬送用トレイ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161011 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161013 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161201 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170307 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170320 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6123329 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |