JP6122710B2 - 食器洗い洗浄剤 - Google Patents

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Description

本発明は、食器洗い洗浄剤に関する。
近年、二酸化炭素排出削減の数値目標が掲げられる等、CO排出削減の要望は高まってきている。その中でカーボンニュートラルの考え方から、食器洗い洗浄剤においても、天然原料(直鎖の高級アルコール等。)を使用することが強く望まれている。さらに最近では、エコ意識の一層の向上により、天然原料を用いた洗剤を使用するだけでなく、お湯を使わずに食器洗いをするなど、食器洗い行動そのものに対しても、省エネを意識する消費者が増加している。
例えば特許文献1には、常温(25℃)でも泡立ちや油汚れの洗浄力に優れる洗剤として、天然原料を使用したα−スルホ脂肪酸メチルエステル塩、α−スルホ脂肪酸ジ塩、アルキルアミンオキシド等を組み合わせたものが開示されている。
特開2012−172051号公報
しかしながら、特許文献1に記載の洗剤は、常温においては、泡立ちや油汚れの洗浄力に優れるが、低温時(10℃)においては、洗浄力、泡立ちが低下するばかりか、すすぎ時に食器がヌルつくというすすぎ性の低下や、香り立ちの低下が顕著になるという課題があった。低温時の香り立ちを向上させるためには、洗剤への香料の配合量を増加することも考えられるが、その場合、該洗剤を常温で使用した場合に、香り立ちが強すぎてしまうという問題が生じる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、低温時の洗浄力、泡立ち、すすぎ性に優れるだけでなく、低温時と常温時の香り立ちが共に良好で、香り立ちの温度による差が少ない食器洗い洗浄剤の提供を課題とする。
本発明は以下の構成を有する。
[1](A)下記一般式(1)で表されるα−スルホ脂肪酸エステル塩と、
(B)下記一般式(2)で表されるα−スルホ脂肪酸ジ塩と、
(C)下記一般式(3)で表される半極性界面活性剤と、
(D)下記一般式(4)で表される化合物および下記一般式(5)で表される化合物のうちの少なくとも1種と、
(E)香料とを含有し、
(A)/(B)で表される質量比が0.5〜8、
(B)/(D)で表される質量比が0.6〜30、
((A)+(B))/(C)で表される質量比が1〜10、
(D)/(E)で表される質量比が0.5〜50であることを特徴とする食器洗い洗浄剤。
Figure 0006122710
(式(1)中、Rは炭素数10〜12のアルキル基、Rは炭素数1〜2のアルキル基、Mは水溶性塩を形成しうる陽イオンである。)
Figure 0006122710
(式(2)中、Rは炭素数10〜12のアルキル基、MおよびMはそれぞれ独立に水溶性塩を形成しうる陽イオンである。)
Figure 0006122710
(式(3)中、Rは炭素数12〜14のアルキル基、RおよびRはそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基である。)
Figure 0006122710
(式(4)中、Zはフェニル基、ベンジル基または炭素数4〜6のアルキル基である。AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基であり、mは1〜5の整数である。)
Figure 0006122710
(式(5)中、Rは水素原子または炭素数1〜4の炭化水素基、Rは水素原子またはメチル基である。Xは、−COOまたは−SO 、MはH、アルカリ金属イオンまたはアルカリ土類金属イオンである。
[2]前記(D)成分がジエチレングリコールモノブチルエーテルであることを特徴とする[1]に記載の食器洗い洗浄剤。
本発明によれば、低温時の洗浄力、泡立ち、すすぎ性に優れるだけでなく、低温時と常温時の香り立ちが共に良好で、香り立ちの温度による差が少ない食器洗い洗浄剤を提供できる。
以下、本発明を詳細に説明する。
[(A)α−スルホ脂肪酸エステル塩]
本発明の食器洗い洗浄剤(以下、単に「洗浄剤」ともいう)は、液体洗浄剤であり、(A)α−スルホ脂肪酸エステル塩を主活性剤として含有する。
(A)α−スルホ脂肪酸エステル塩(以下、「(A)成分」ともいう。)は、下記一般式(1)で表される。
Figure 0006122710
式(1)中、Rは炭素数10〜12のアルキル基、Rは炭素数1〜2のアルキル基、Mは水溶性塩を形成しうる陽イオンである。
のアルキル基は直鎖状であっても分岐鎖状であってもよい。
(A)成分は、RやRが異なる複数種のα−スルホ脂肪酸エステル塩の混合物でもよい。(A)成分は、Rが炭素数10の直鎖状のアルキル基である化合物、または、Rが炭素数10の直鎖状のアルキル基である化合物と炭素数12の直鎖状のアルキル基である化合物との混合物が好ましい。(A)成分のRは、炭素数1のアルキル基であることが好ましい。
は、一般式(1)が水溶性の塩を形成するものであればよい。
は具体的には、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属陽イオン、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属陽イオン、アンモニウムイオン、エタノールアミン等が挙げられる。(A)成分は、Mが異なる複数種のα−スルホ脂肪酸エステル塩の混合物でもよい。Mは、ナトリウムイオンが好ましい。
(A)成分の好ましい具体例としては、α−スルホラウリン酸メチルエステル塩およびα−スルホミリスチン酸メチルエステル塩が挙げられ、1種以上を使用できる。また、混合物の例としては、α−スルホヤシ油脂肪酸メチルエステル塩が挙げられる。
洗浄剤100質量%中の(A)成分の含有量は、低温での洗浄剤の洗浄力と泡立ちの観点から、5〜35質量%が好ましく、10〜25質量%がより好ましい。上記範囲の下限値以上であると、充分な洗浄力、泡立ちが得られやすく、上限値以下であると、充分なすすぎ性が得られやすい。
[(B)α−スルホ脂肪酸ジ塩]
本発明の洗浄剤は、(B)α−スルホ脂肪酸ジ塩(以下、「(B)成分」ともいう。)を含有する。(B)成分は、低温時の泡立ちに寄与するとともに、特にすすぎ性の向上、後述の(E)成分の低温時の香り立ちの向上に寄与する。
(B)成分は、下記一般式(2)で表される。
Figure 0006122710
式(2)中、Rは炭素数10〜12のアルキル基、MおよびMはそれぞれ独立に水溶性塩を形成しうる陽イオンである。
のアルキル基は、直鎖状であっても分岐鎖状であってもよい。
およびMは、一般式(2)が水溶性の塩を形成するものであればよく、具体的には、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属陽イオン、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属陽イオン、アンモニウムイオン、エタノールアミン等が挙げられる。MとMは、同じでも異なっていてもよい。MおよびMはいずれも、ナトリウムイオンであることが好ましい。
洗浄剤100質量%中の(B)成分の含有量は、2〜20質量%が好ましく、5〜10質量%がより好ましい。上記範囲であると、より優れた低温時の泡立ち、すすぎ性、後述の(E)成分の低温時の香り立ちが得られやすい。
[(A)/(B)の質量比]
洗浄剤中の(A)成分と(B)成分との質量比((A)/(B))は、0.5〜8であり、2〜6が好ましい。該質量比が上記範囲外であると、低温時の泡立ちが不充分となる。
[(C)半極性界面活性剤]
本発明の洗浄剤は、(C)半極性界面活性剤(以下、「(C)成分」ともいう。)を含有する。(C)成分は、洗浄力と泡立ちを向上させる作用を有する。
半極性界面活性剤としては、下記一般式(3)で表される化合物が挙げられる。
Figure 0006122710
式(3)中、Rは炭素数12〜14のアルキル基、RおよびRはそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基である。R、R、Rは、いずれも、直鎖状でも分岐鎖状でもよい。
(C)成分は、R、R、Rが異なる複数種の半極性界面活性剤の混合物でもよい。RおよびRはメチル基が好ましい。(C)成分の好ましい具体例としては、ジメチルラウリルアミンオキシドが挙げられる。
洗浄剤100質量%中の(C)成分の含有量は、3〜10質量%が好ましく、4〜9質量%がより好ましい。上記範囲の下限値以上であると、低温での充分な洗浄力、泡立ちが得られやすく、上限値以下であると、低温での充分なすすぎ性が得られやすい。
[((A)+(B))/(C)の質量比]
洗浄剤中の(A)成分と(B)成分の合計と(C)成分との質量比((A)+(B))/(C)は、1〜10であり、1〜5が好ましい。該質量比が上記範囲の下限値未満であると低温での泡立ちが低下し、上限値を超えると低温での洗浄力が低下する。(A)〜(C)成分が該質量比を満たすと、これら各成分の相互作用により高い洗浄力が発現する。
[(D)化合物]
本発明の洗浄剤は、(D)化合物(以下、「(D)成分」ともいう。)として、下記一般式(4)で表される化合物および下記一般式(5)で表される化合物のうちの少なくとも1種を含む。(D)成分は、低温時の泡立ちの向上に加え、後述の(E)成分の低温時の香り立ちの向上剤としても作用する。
Figure 0006122710
式(4)中、Zはフェニル基、ベンジル基または炭素数4〜6のアルキル基である。AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、mは繰り返し数を示し、1〜5である。
式(4)で表される化合物の具体例としては、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、フェノキシエタノール、フェノキシ−2−プロパノール、ベンジルジグリコールなどが挙げられ、ジエチレングリコールモノブチルエーテルが好ましい。
Figure 0006122710
式(5)中、Rは水素原子または直鎖状でも分岐鎖状でもよい炭素数1〜4の炭化水素基、Rは水素原子またはメチル基である。Xは、−COOまたは−SO 、MはH、アルカリ金属イオンまたはアルカリ土類金属イオンである。
式(5)で表される化合物の具体例としては、メタキシレンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、クメンスルホン酸、安息香酸が挙げられ、パラトルエンスルホン酸、クメンスルホン酸が好ましい。
このような(D)成分のなかでは、式(4)で表される化合物が好ましく、特に、低温時の泡立ちとすすぎ性の向上に加え、後述の(E)成分の低温での香り立ちを向上させる効果が顕著となる点から、ジエチレングリコールモノブチルエーテルを使用することが好ましい。ジエチレングルコールモノブチルエーテルは、上記一般式(4)において、Z=−C、AO=CHCHO、m=2の化合物である。
洗浄剤100質量%中における(D)成分の含有量は、0.1〜7質量%が好ましく、0.5〜5質量%がさらに好ましい。該質量比が上記範囲の下限値未満であると低温での泡立ち、香り立ちが低下する傾向があり、上限値を超えると低温での洗浄力が低下する傾向がある。
[(B)/(D)の質量比]
洗浄剤中の(B)成分と(D)成分との質量比((B)/(D))は、洗浄剤の低温での泡立ちとすすぎ性に影響を与えるパラメータであって、0.6〜30であり、1〜15が好ましく、1〜4が更に好ましい。該質量比が上記範囲の下限値未満であると低温での泡立ちが低下し、上限値を超えると低温でのすすぎ性が低下する。該質量比の範囲であると、低温時の泡立ちとすすぎ性が両立する効果が充分に得られる。
[(E)香料]
本発明の洗浄剤は、(E)香料(以下、「(E)成分」ともいう。)を含有する。一般に香料は、低温(例えば10℃。)での使用時には、常温(例えば25℃。)での使用時に比べて、香り立ちが低下する傾向がある。そこで、低温での香り立ちを向上させようとして、洗浄剤への香料の配合量を多くすると、常温では香りが強くなり過ぎてしまう。本発明者は、(E)成分である香料とともに、上述の(A)〜(D)成分を配合し、かつ、後述のように特に(D)成分と(E)成分を特定比率とすることで、低温時の香り立ちを向上させ、常温時の香り立ちとの差を小さくできることを見出した。これにより、香料を多く配合しなくても低温での香り立ちを向上させることができる。そのため、常温で使用した場合でも、香りが強くなり過ぎることがない。
(E)成分の香料としては、合成香料、植物からの天然香料など公知の香料が使用でき、合成香料としては、例えば1996年化学工業日報社刊印藤元一著「合成香料 化学と商品知識」、1969年MONTCLAIR,N.J.刊ステファン・アークタンダー(STEFFEN ARCTANDER)著「パヒューム アンド フレーバー ケミカルズ(Perfume and Flavor Chemicals)」等に記載の香料が使用できる。天然香料としては、「香りの百科」日本香料協会編に記載の香料が使用できる。
合成香料としては、脂肪族炭化水素、テルペン炭化水素、芳香族炭化水素等の炭化水素類、脂肪族アルコール、テルペンアルコール、芳香族アルコール等のアルコール類、脂肪族エーテル、芳香族エーテル等のエーテル類、脂肪族オキサイド、テルペン類のオキサイド等のオキサイド類、脂肪族アルデヒド、テルペン系アルデヒド、水素化芳香族アルデヒド、チオアルデヒド、芳香族アルデヒド等のアルデヒド類、脂肪族ケトン、テルペンケトン、水素化芳香族ケトン、脂肪族環状ケトン、非ベンゼン系芳香族ケトン、芳香族ケトン等のケトン類、アセタール類、ケタール類、フェノール類、フェノールエーテル類、脂肪酸、テルペン系カルボン酸、水素化芳香族カルボン酸、芳香族カルボン酸等の酸類、酸アマイド類、脂肪族ラクトン、大環状ラクトン、テルペン系ラクトン、水素化芳香族ラクトン、芳香族ラクトン等のラクトン類、脂肪族エステル、フラン系カルボン酸エステル、脂肪族環状カルボン酸エステル、シクロヘキシルカルボン酸族エステル、テルペン系カルボン酸エステル、芳香族カルボン酸エステル等のエステル類、ニトロムスク類、ニトリル、アミン、ピリジン類、キノリン類、ピロール、インドール等の含窒素化合物等の合成香料が挙げられる。
(E)成分は、1種以上を使用でき、通常、2種以上が併用される。
洗浄剤100質量%中における(E)成分の含有量は、香りの強さの点から、0.1〜1質量%が好ましく、0.1〜0.5質量%がさらに好ましい。
なお、香料は、あらかじめ香料用溶媒に希釈されていてもよい。香料用溶媒としては、一般的に香料の希釈に用いられる溶媒が使用でき、例えばエタノール、アセチン(トリアセチン)、MMBアセテート(3−メトキシ−3−メチルブチルアセテート)、エチレングリコールジブチレート、ヘキシレングリコール、ジブチルセバケート、デルチールエキストラ(イソプロピルミリステート)、メチルカルビトール(ジエチレングリコールモノメチルエーテル)、カルビトール(ジエチレングリコールモノエチルエーテル)、TEG(トリエチレングリコール)、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、フタル酸ジエチル、トリプロピレングリコール、アボリン(ジメチルフタレート)、デルチルプライム(イソプロピルパルミテート)、ジプロピレングリコールDPG−FC(ジプロピレングリコール)、ファルネセン、ジオクチルアジペート、トリブチリン(グリセリルトリブタノエート)、ヒドロライト−5(1,2−ペンタンジオール)、プロピレングリコールジアセテート、セチルアセテート(ヘキサデシルアセテート)、エチルアビエテート、アバリン(メチルアビエテート)、シトロフレックスA−2(アセチルトリエチルシトレート)、シトロフレックスA−4(トリブチルアセチルシトレート)、シトロフレックスNo.2(トリエチルシトレート)、シトロフレックスNo.4(トリブチルシトレート)、ドゥラフィックス(メチルジヒドロアビエテート)、MITD(イソトリデシルミリステート)、ポリリモネン(リモネンポリマー)、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールなどを使用できる。また、香料用溶媒として、上述の(D)成分を用いることもできる。
[(D)/(E)の質量比]
本発明の洗浄剤における(D)成分と(E)成分との質量比((D)/(E))は、(E)成分の香り立ちに影響を与えるパラメータであり、洗浄剤中の(E)成分の濃度が同じであっても、質量比((D)/(E))により香り立ちが異なる。本発明の洗浄剤における質量比((D)/(E))は0.5〜50であり、1〜15が好ましく、1〜10がより好ましい。該質量比が上記範囲の下限値未満であると低温での香り立ちが低下し、上限値を超えると常温での香り立ちが強くなり過ぎる。その結果、香り立ちの温度による差が大きくなる。これに対して、該質量比の範囲であると、低温での香り立ちの強さが向上し、常温での香り立ちの強さに近づく。その結果、低温時と常温時の香り立ちが共に良好となり、香り立ちの温度による差が少なくなる。
[任意成分]
本発明の洗浄剤は、通常、上記各成分以外に、分散媒としての水を含有する。また、本発明の効果を損なわない範囲で、従来、液体洗浄剤に用いられる成分を任意成分として含有できる。任意成分としては、例えば、(A)〜(C)成分を除く各種界面活性剤、ハイドロトロープ剤、金属イオン捕捉剤、酸化防止剤、防腐剤、着色剤、乳濁化剤、天然物エキス、pH調整剤(水酸化ナトリウム、硫酸、塩酸、グリコール酸等。)等が挙げられる。
本発明の洗浄剤のpHは、特に限定されないが、4〜8が好ましい。該範囲であると、食器や調理器具および手肌に対して穏やかである。
[製造方法]
本発明の洗浄剤は、従来公知の液体洗浄剤の製造方法により製造できる。例えば、分散媒である水に、各成分を加え、攪拌する製造方法が挙げられる。
以上説明したように、本発明の洗浄剤は、(A)〜(E)成分を特定の比率で含有する。そのため、低温時の洗浄力、泡立ち、すすぎ性に優れるだけでなく、低温時と常温時の香り立ちが共に良好で、香り立ちの温度による差が少ない。
特に、質量比((B)/(D))は、洗浄剤の低温での泡立ちとすすぎ性との発現に重要であり、質量比((D)/(E))は、低温時と常温時の香り立ちを共に良好にする点で重要である。
以下、本発明について実施例を挙げて具体的に説明する。
実施例における各評価方法は以下の通りである。
[評価法]
(1)低温時洗浄力評価
スダンIV(関東化学(株)社製)1質量%で着色させた牛脂(和光純薬(株)社製)1gを、縦10cm×横15cm×高さ5cmのプラスチック容器(商品名:ネオキーパー、岩崎工業社製)内側の全面に均一になるように塗布し、激しく汚れた疎水表面汚垢モデルとした。
10℃の恒温室内で、縦11.5cm×横7.5cm×高さ3cmの食器洗い用スポンジ(商品名:スコッチブライト、住友3M社製)に、10℃の水道水38gと各例の洗浄剤2gをそれぞれとり、10回手で揉んだ後、上記プラスチック容器の内側における底面を10回、側面を10回、四隅を5回ずつこすってから、10℃の水道水ですすいだ。下記評価基準に従って、プラスチック容器の内面の油汚れ落ち具合を評価した(4段階評価)。
(評価基準)
◎:着色された牛脂の汚れ残りがなく、プラスチック容器がヌルついていない。
○:着色された牛脂の汚れ残りはないが、プラスチック容器がややヌルつく。
△:着色された牛脂の汚れ残りがあり、プラスチック容器がヌルつく。
×:着色された牛脂の汚れ残りがかなりある。
(2)低温時泡立ち評価
10℃の恒温室内で、縦11.5cm×横7.5cm×高さ3cmの食器洗い用スポンジ(商品名:スコッチブライト、住友3M社製)に、10℃の水道水38gと各例の2gの洗浄剤をとり、5回手で揉んだ後の泡の立ち方を下記の基準で評価した。
(評価基準)
◎:泡がスポンジの表面積の80%を超えた範囲を覆う。
○:泡がスポンジの表面積の50%を超えて80%以下の範囲を覆う。
△:泡がスポンジの表面積の30%を超えて50%以下の範囲を覆う。
×:泡がスポンジの表面積の30%以下の範囲を覆う。
××:全く泡立たない。
(3)低温時すすぎ性評価
10℃の恒温室内で、縦11.5cm×横7.5cm×高さ3cmの食器洗い用スポンジ(商品名:スコッチブライト、住友3M社製)に、10℃の水道水38gと各例の2gの洗浄剤をとり、5回手で揉んだ後、円形の陶器皿(φ=23cm)をスポンジでこすりながら洗浄する。10℃に調整した水を100ml/秒の水量で流し、5枚のお皿を1枚ずつすすぐ。5枚のお皿の全てのヌルツキが完全に消えるまでに要する時間を測定し、すすぎ性の評価とした。
(評価基準)
◎:60秒以内で完全にヌルツキがなくなる。
○:60秒超〜80秒以内で完全にヌルツキがなくなる。
△:80秒超〜100秒以内で完全にヌルツキがなくなる。
×:完全にヌルツキがなくなるのに100秒超かかる。
(4)香り立ち
(i)香り立ち強度
25℃および10℃の恒温室内で、縦11.5cm×横7.5cm×高さ3cmの食器洗い用スポンジ(商品名:スコッチブライト、住友3M社製)に、水道水38gと各例の2gの洗浄剤をとり、5回手で揉んだ後、その際の香りの強さについて、20才代〜40才代の女性の評価パネラー30名により、下記の基準で評価した。そして、25℃および10℃のそれぞれにおいて、評点の平均値を算出した。
なお、水道水、スポンジは恒温室に1時間以上保管し、各々恒温室の温度と同じであることを確認した。
30名の評価パネラーの年齢による内訳は、20才代:10名、30代:10名、40代:10名とした。
(評価基準)
評点
5点:香りが強すぎる。
4点:香りがやや強い。
3点:香りがちょうど良い。
2点:香りがやや弱い。
1点:香りが弱すぎる。
なお、各温度での香り立ち強度は、評点の平均値として、1.5点以上〜2.5点未満、または、3.5点以上〜4.5点未満が良好であり、2.5〜3.5点未満が特に良好である。一方、1.5点未満、または、4.5点以上は、良好ではない。
(ii)香立ち強度の温度による差(香り立ち評価)
上記(i)で算出された25℃における平均値と、10℃における平均値との差を求めた(=25℃における平均値−10℃における平均値)。各温度間の差が小さいほど良好である。
(評価基準)
◎:香り立ちの差が0.5点未満
○:香り立ちの差が0.5以上1点未満
△:香り立ちの差が1点以上1.5点未満
×:香り立ちの差が1.5点以上
[実施例1〜25、比較例1〜15]
表1〜4に示す配合組成に従って、以下に示す製造方法により、各例の洗浄剤(液体洗浄剤組成物)をそれぞれ調製した。
なお、表中の配合量の単位は質量%であり、いずれの成分も純分換算量を示す。また、各例の洗浄剤は、表1〜4に記載の各成分の合計が100質量%となるように、水の配合量を調整(バランス)した。各成分は50℃に保温したものを用いた。
(製造方法)
200mLビーカに(A)〜(E)成分を入れ、マグネチックスターラにより撹拌した。次いで、全体量(全体量を100質量部とする。)が93質量部になるように水を入れて撹拌した。その後、pHを調整し、全体量が100質量部になるように残りの水を加えてバランスし、各例の洗浄剤をそれぞれ製造した。pHの調整には、pH調整剤としてグリコール酸と0.1N水酸化ナトリウム水溶液とを用いてこれらを適量添加し、各例の洗浄剤の25℃でのpHが6.5となるように行った。具体的には、グリコール酸を所定量添加した後、上述のとおりpHが6.5となるように、水酸化ナトリウム水溶液を添加した。
pH測定は、洗浄剤を25℃に調整し、ガラス電極式pHメータ(製品名:ホリバF−22、(株)堀場製作所製)を用いて測定した。測定方法は、JIS K3362−1998に準拠して行った。
各例の洗浄剤の調製には、以下の各成分を用いた。
(A)成分:α−スルホラウリン酸メチルエステルナトリウム塩(合成品)
以下に合成方法を説明する。
ラウリン酸メチルエステル(ライオン(株)社製「パステル M−12」)1kg(4.7mol)を容量3Lの反応器に入れ、無水硫酸(日曹金属化学(株)社製「日曹サルファン」)449g(5.6mol)を加熱してガス化し、開放系で窒素フローにより流し込むことでスルホン化した。反応温度は80℃、無水硫酸の供給速度は10g/分とした。その後、80℃Cで30分間熟成反応を行うことでα−スルホ脂肪酸メチルエステル(スルホン酸)を得た。さらに得られたスルホン酸に対してメタノール(関東化学(株)社製)を20質量%(290g)、Hを純分として2質量%(35質量%H(関東化学(株)社製)を83g)添加した後に、80℃で60分間反応させることによりエステル化と漂白を行った。得られた漂白酸をNaOH水溶液でpH7.0に調整し、反応溶媒を減圧下で留去した。途中発泡するので、イソプロパノールを加え共沸しながら水を留去した。残渣をエタノール/水=9/1(v/v)で60℃に加温溶解し、不溶物を除去した。ろ液を5℃に冷却して再結晶した後、析出物を濾別、真空乾燥することでα−スルホラウリン酸メチルエステルナトリウム塩を得た。
(B)成分:α−スルホラウリン酸二ナトリウム塩(合成品)
以下に合成方法を説明する。
上記で得られたα−スルホラウリン酸メチルエステルナトリウム塩100g(0.32mol)を容量500mLの反応器に入れ、7質量%NaOH水溶液200mL(NaOH14g、0.35mol)を添加し、90℃で6時間反応させた。その後、室温にて2日間静置し、得られた結晶を濾別、MeOHで洗浄し、真空乾燥することでα−スルホラウリン酸二ナトリウム塩を得た。
(C)成分
(C−1) N,N−ジメチルラウリルアミンオキシド(ライオンアクゾ社製「アロモックスDM−12D−W」)
(D)成分
(D−1):p−トルエンスルホン酸(協和発酵ケミカル株式会社製の「pTSH」)
(D−2):クメンスルホン酸Na(テイカ株式会社製の「テイカトックスN5040」)
(D−3):m−キシレンスルホン酸(テイカ株式会社製の「テイカトックス110」)
(D−4):ジエチレングリコールモノブチルエーテル(協和発酵工業、ブチルカルビトール(90−5P))
(D−5):2−フェノキシエタノール(四日市合成株式会社製)
(D−6):ベンジルジグリコール(日本乳化剤製)
(D’)成分(比較物質)
(D’−1):1−ブタノール(東京化成工業株式会社製)
(D’−2):ジエチレングリコールモノエチルエーテル(東京化成工業株式会社製)
(D’−3):ジエチレングリコール2−エチルヘキシルエーテル(青木油脂株式会社製「BLUAUNON EH−2」)
(E)成分:香料
香料として、表5〜14に示す組成の香料Aおよび香料Bを用いた。表中、香料Aが(E−1)、香料Bが(E−2)である。香料Aおよび香料Bのいずれも、表5〜14に示す各成分の含有量を足し合わせると、100質量%となる。また、これらの表に記載された各成分はすべて香料であり、これらの中に香料用溶媒は含まれない。
(その他の成分)
グリコール酸:デュポン社製、商品名「グリピュア70」。
水酸化ナトリウム:水酸化ナトリウム、鶴見曹達(株)製。
水:水道水
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表1〜2に記載の各実施例の洗浄剤は、表3〜4に記載の各比較例の洗浄剤に比べて、低温時の洗浄力、泡立ち、すすぎ性に優れた。そして、低温時と常温時の香り立ちが共に良好で、香り立ちの程度の温度による差が少なかった。
また、例えば実施例5〜10の結果等から、
(i)質量比((D)/(E))は香り立ちに影響を与え、該質量比がより適切な範囲にあると、低温時と常温時の香り立ちがともに優れ、これらの差が非常に少なること。
(ii)質量比((B)/(D))は洗浄剤の低温での泡立ちとすすぎ性に影響を与え、該質量比がより適切な範囲にあると、低温時の泡立ちとすすぎ性が両立する効果が充分に得られること。
等が理解できた。
また、実施例20〜25の結果から、特に(D)成分として、ジエチレングリコールモノブチルエーテルを使用すると、低温時の洗浄力、泡立ち、すすぎ性、低温時と常温時の香り立ちのいずれもがバランス良く優れることが理解できた。

Claims (2)

  1. (A)下記一般式(1)で表されるα−スルホ脂肪酸エステル塩を5〜35質量%と、
    (B)下記一般式(2)で表されるα−スルホ脂肪酸ジ塩と、
    (C)下記一般式(3)で表される半極性界面活性剤と、
    (D)下記一般式(4)で表される化合物および下記一般式(5)で表される化合物のうちの少なくとも1種と、
    (E)香料とを含有し、
    (A)/(B)で表される質量比が0.5〜8、
    (B)/(D)で表される質量比が0.6〜30、
    ((A)+(B))/(C)で表される質量比が1〜10、
    (D)/(E)で表される質量比が0.5〜50であることを特徴とする食器洗い洗浄剤。
    Figure 0006122710
    (式(1)中、Rは炭素数10〜12のアルキル基、Rは炭素数1〜2のアルキル基、Mは水溶性塩を形成しうる陽イオンである。)
    Figure 0006122710
    (式(2)中、Rは炭素数10〜12のアルキル基、MおよびMはそれぞれ独立に水溶性塩を形成しうる陽イオンである。)
    Figure 0006122710
    (式(3)中、Rは炭素数12〜14のアルキル基、RおよびRはそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基である。)
    Figure 0006122710
    (式(4)中、Zはフェニル基、ベンジル基または炭素数4〜6のアルキル基である。AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基であり、mは1〜5である。)
    Figure 0006122710
    (式(5)中、Rは水素原子または炭素数1〜4の炭化水素基、Rは水素原子またはメチル基である。Xは、−COOまたは−SO 、MはH、アルカリ金属イオンまたはアルカリ土類金属イオンである。
  2. 前記(D)成分がジエチレングリコールモノブチルエーテルであることを特徴とする請求項1に記載の食器洗い洗浄剤。
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