JP6122324B2 - ワーク搬送方法及び装置 - Google Patents

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本発明は、例えばパンチプレスやレーザ加工機などのごとき板材加工機に対して板状のワークや製品の搬入、搬出を行うワーク搬送方法及び装置に関する。さらに詳細には、バキュームパッドなどの複数の吸着具によってワークを吸着しての搬送時に、一部の吸着具からワークが離れたことを検出したときに、ワークの搬送速度を低速に制御する、又は停止するワーク搬送方法及び装置に関する。
例えば、パンチプレスやレーザ加工機などのごとき板材加工機に対して板状のワークを搬出入するとき、例えばバキュームパッドなどのごとき複数の吸着具によってワークを吸着することが行われている。複数のバキュームパッドによってワークを吸着して搬送するとき、バキュームパッドによってワークが確実に吸着された後にワークを持上げて搬送を行っている(例えば特許文献1参照)。また、ワークの搬送時に、ワークが落下したことを検出することも行われている(例えば特許文献2参照)。
特開2012−130974号公報 特開2004−351527号公報
前記特許文献1に記載の構成においては、ワーク搬送装置における吸着パッドにワークが吸着されていることを検出する近接センサを備えた構成である。したがって、前記近接センサによってワークが落下したことを検出することは可能である。
前記特許文献2には、吸着具によってワークを吸着しての搬送中に吸着力の低下を検出して、ワークの落下を検出することが行われている。そして、ワークの落下を検出したときに、吸着力を変更して再度ワークを吸着することが行われている。
すなわち、従来は、ワークが落下したか否かの検出が行われるにすぎないものであって、搬送可能か否かの判別は行われていない。したがって、ワークの搬送を能率よく行う上において問題がある。
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、搬送フレームの下側に備えた複数の吸着具によって板状のワークを吸着して搬送するワーク搬送方法であって、前記ワークの搬送時に、ワークの搬送方向の前側又は後側の吸着具からワークが離れたことを検出したときに、ワークの搬送速度を低速にしてワークの搬送を継続することを特徴とするものである。
また、前記ワーク搬送方法において、ワーク搬送方向の前側の吸着具からワークが離れたことを検出したときには、ワーク搬送方向の後側の吸着具からワークが離れたことを検出したときの搬送速度よりも低速にすることを特徴とするものである。
また、搬送フレームの下側に備えた複数の吸着具によって板状のワークを吸着して搬送するワーク搬送方法であって、前記ワークの搬送時に、後側の吸着具による吸着解除が検出されたときには低速に制御し、搬送方向の前側の吸着具による吸着解除が検出されたときには搬送を停止又は後側の吸着具による吸着解除の場合の搬送よりもより低速に制御することを特徴とするものである。
また、板状のワークを吸着自在な複数の吸着具を下側に備えた搬送フレームを移動自在に備えたワーク搬送装置であって、前記搬送フレームの移動動作を制御するための制御装置は、
前記搬送フレームの基準位置に対する複数の吸着具の配置位置情報を格納した吸着具位置データメモリと、
ワークの搬送時にワークの離れを検出したときに、前記搬送フレームの搬送速度を制御するために供される複数の速度制御用の吸着具の配置位置データを格納した速度制御用吸着具位置データメモリと、
前記速度制御用の吸着具からのワークの離れを検出したときに、前記搬送フレームの搬送速度を低速に制御するための速度パラメータを格納したパラメータメモリと、
搬送するワークの形状、寸法及び搬送方向のワーク情報を入力するための入力手段と、
上記入力手段から入力されたワーク情報と前記吸着具位置データメモリに格納されている各吸着具の位置情報を参照して、前記ワークに対する前記搬送フレームの位置決め位置を演算する演算手段と、
前記ワークの位置へ前記搬送フレームを移動位置決めするためのフレーム移動位置決め手段と、
前記搬送フレームをワーク位置へ移動する際の移動速度を演算する前記演算手段と、
上記演算手段の演算結果を基にして前記搬送フレームの移動速度を制御する速度制御手段と、
前記速度制御用の吸着具からワークが離れたことを検出したときに、前記パラメータメモリの速度パラメータを参照して前記搬送フレームの移動速度を演算する前記演算手段と、
を備えていることを特徴とするものである。
また、前記ワーク搬送装置において、速度制御用の複数の前記吸着具は、ワークの搬送方向に適宜間隔に配置してあることを特徴とするものである。
本発明によれば、搬送フレームに備えた複数の吸着具によってワークを吸着しての搬送時に、ワーク搬送方向の前側又は後側の吸着具からワークが離れたことを検出したときには、低速にしてワークの搬送を継続するものである。したがって、振動を抑制してワークの搬送を行うこととなり、一部の吸着具からワークが離れた場合であっても、ワークを落下することなくワークの搬送を行うことができ、ワーク搬送の能率向上を図ることができるものである。
本発明の実施形態に係るワーク搬送装置における搬送フレームの底面説明図である。 搬送フレームによるワークの吸着状態の説明図である。 搬送フレームによるワークの吸着状態の説明図である。 機能ブロック図の説明図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態に係るワーク搬送装置について説明するに、本実施形態に係るワーク搬送装置1は、図1に示すように、X、Y、Z軸方向へ移動自在の搬送フレーム3を備えている。上記搬送フレーム3は、例えば産業用ロボット(図示省略)におけるロボットアームにおける先端部に備えられることによってX、Y、Z軸方向へ移動する構成とすることができる。また、X、Y軸方向へ水平に移動自在なスライダ(図示省略)に上下方向(Z軸方向)へ移動自在に備えた構成とすることができる。
なお、前記搬送フレーム3をX、Y、Z軸方向へ移動位置決めする構成は、既によく知られている種々の構成が採用可能である。したがって、前記搬送フレーム3をX、Y、Z軸方向へ移動位置決めする構成についての詳細な説明は省略する。
前記搬送フレーム3は、X軸方向、Y軸方向の中心位置を中心としてX軸、Y軸方向に対称な形状である。この搬送フレーム3のX軸方向の両側にはX軸方向に伸縮可能な伸縮杆5が備えられており、この伸縮杆5の先端部には、吸着具ホルダ7が備えられている。そして、上記吸着具ホルダ7の下面であって、Y軸方向の中央部及び両側には、例えば吸着パッドなどの吸着具9A,9B,9CがY軸方向に等間隔に備えられている。
前記搬送フレーム3の下面であってY軸方向の両側付近には、複数の吸着具11A〜11EがX軸方向に等間隔に備えられている。また、前記搬送フレーム3の下面であって、Y軸方向の中央部のX軸方向の列L1上には複数の吸着具13A〜13EがX軸方向に等間隔に備えられている。さらに、前記列L1のY軸方向に両側に位置する複数の列L2〜L5上には複数の吸着具15がそれぞれX軸方向に等間隔に備えられており、隣接した各列に対しては千鳥足状に配置してある。
複数の前記吸着具のうち、X、Y軸方向の最外側に位置する吸着具9A〜9C及び吸着具11A〜11Eは、内側に配置された複数の吸着具13A〜13E及び吸着具15よりも大きく構成してある。すなわち、最外側に配置した各吸着具9A〜9C:11A〜11Eは、内側に配置した各吸着具13A〜13E:15よりも大きな吸着力を発生する構成である。前記各吸着具9A〜9C:11A〜11E:13A〜13E:15は、例えばエジェクターなどのごとき負圧発生手段(図示省略)に個別に接続してあり、各吸着具は個別に吸着作用を行う構成である。
複数の吸着具の配置構成において、前記搬送フレーム3の基準位置としての中央部に前記吸着具13Cが配置してあり、この吸着具13Cを含むX軸方向の前記列L1上に、両側の前記吸着具9Bが配置してある。また、中央の前記吸着具13Cを含むY軸方向の列上に両側の前記吸着具11Cが配置してある。そして、上記各吸着具13A〜13E、9B、11Cには、吸着して搬送する板状のワークが離れたか否かを検出するワーク検出手段(図示省略)が備えられている。
上記ワーク検出手段の構成としては、前記特許文献1に記載のごとく、ワークを検出する近接センサを前記各吸着具に隣接して備えた構成とすることができる。また、前記特許文献2に記載のごとく、前記各吸着具の圧力変化を圧力計によって検出する構成とすることができるものである。なお、ワーク検出手段は、全ての吸着具に備えることも可能である。
前記構成において、図2(A),(B),(C)に示すように、ワークWのX軸方向の長さ(大きさ)に対応して伸縮杆5を適宜に伸縮して使用するものである。また、図3(A)に示すように、ワークWが搬送フレーム3よりも小さい場合には、搬送フレーム3のほぼ中央にワークWを配置する。さらに、図3(B)に示すように、ワークWの形状がX、Y軸方向に非対称形状である場合には、ワークWの重心位置が搬送フレーム3のほぼ中央部に位置するようにワークWを配置し、複数の吸着具によって吸着するものである。
より詳細には、前記搬送フレーム3に備えた複数の吸着具によってワークWの吸着を行うとき、前記列L1がワークWのY軸方向のほぼ中央に位置し、かつ中央の前記吸着具13CがワークWのほぼ中央に位置するようにワークWを配置するものである。換言すれば、複数の吸着具によってワークWの吸着を行うときには、中央の前記吸着具13C及び当該吸着具13CのX軸方向に隣接した複数の吸着具13B、13DがワークWの吸着を行うように、搬送フレーム3に対してワークWを配置するものである。そして、前記搬送フレーム3によるワークWの主な搬送方向はX軸方向に行うものである。
前述のごとく、搬送フレーム3に備えた複数の吸着具によって板状のワークWを吸着して、主としてX軸方向に搬送するとき、ワークWに対応した全ての吸着具によってワークWを吸着することが望ましいものである。しかし、各吸着具の経年変化や搬送時の振動によって、ワークWの一部が吸着具から離れることがある。換言すれば、一部の吸着具によるワークWの吸着が解除されることがある。
上述のように、一部の吸着具によるワークWの吸着が解除された場合であっても、ワークWの搬送は継続可能である。この場合、ワークWの搬送中に、ワークWが落下することを防止するために、ワークWの搬送速度をより低速にして、ワーク搬送時の振動を抑制することが望ましいものである。そこで、本実施形態においては、複数の吸着具によってワークWを吸着しての搬送時に、一部の吸着具によるワークWの吸着が解除されたときには、ワークWの搬送速度をより低速に制御するように構成してある。
すなわち、前記搬送フレーム3の動作の制御は、例えばNC装置などのごとき制御装置17によって行われるもので、制御装置17は次のように構成してある。前記制御装置17は、例えばコンピュータから構成してあって、CPU19,RAM21,ROM23を備えると共に、前記ワークWの形状、寸法や搬送方向等のワーク情報を入力する入力手段25が備えられている。なお、前記ワーク情報としては、ワークWの切断加工を行うときのネスティング情報を利用することも可能である。
また、前記制御装置17には、前記搬送フレーム3における基準位置、例えば中央の前記吸着具13Cに対する前記各吸着具9A〜9C:11A〜11E:13A〜13E:15のX軸方向、Y軸方向の配置位置情報を格納した吸着具位置データメモリ27が備えられている。なお、両側の前記伸縮杆5を伸縮した場合には、上記伸縮杆5の伸縮に対応して、両側の吸着具ホルダ7に備えた各吸着具9A、9B、9CのX軸方向の座標位置データは更新されるものである。
さらに、前記制御装置17には、速度制御用の吸着具位置データメモリ29が備えられている。すなわち、上記吸着具位置データメモリ29には、ワークWのX軸方向への搬送時にワークWの離れ、すなわち吸着解除を検出したときに、前記搬送フレーム3の搬送速度を制御するために供される複数の速度制御用の吸着具の配置位置データ(配置位置情報)が格納されている。上記速度制御用の吸着具は、前記列L1上に位置する吸着具であって、吸着具13A〜13E及び両側の吸着具13Bが含まれるものである。また、Y軸方向の両側であってX軸方向の中央の吸着具11Cが含まれるものである。
前記搬送フレーム3によるワークWのX軸方向への搬送時に、前記速度制御用の複数の吸着具のうちの一部の吸着具からワークWが離れたこと、すなわち一部の吸着具がワークWの吸着を解除したことが検出されると、前記搬送フレーム3の搬送速度は低速に制御されるものである。したがって、前記制御装置17には、速度制御用の各吸着具に対応して備えられた各ワーク検出手段31が接続してある。
さらに、前記制御装置17には、前記ワーク検出手段31によって一部の吸着具からワークが離れたことを検出したときに、前記搬送フレーム3の搬送速度を低速制御にするための速度パラメータを格納したパラメータメモリ33が備えられている。また、前記制御装置17には、各種の演算を行う演算手段35が備えられている。
前記演算手段35の演算例としては、前記入力手段25から入力されたワークWの形状、寸法に対応して、前記伸縮杆5の伸縮の要否が演算される。すなわち、次の演算が行われる。ワークWのX軸方向の長さLが搬送フレーム3のX軸方向の長さよりも短い場合、及び前記搬送フレーム3のX軸方向の長さよりも長い場合であっても所定寸法A,Bの間である場合、すなわちA≦L≦Bの場合には、伸縮杆5の伸長は不要と判別する。
前記長さLが、B<L≦Cの場合には一方の伸縮杆5の伸長が必要であると判断する。そして、C<L≦Dの場合には、両方の伸縮杆5の伸長が必要であると判別する。そして、前記演算手段35による判別結果は表示手段37に表示される。なお、前記伸縮杆5の伸縮動作は、手動的に行っても、又は流体圧シリンダなどの伸縮用アクチュエータを用いて行ってもよいものである。
また、前記演算手段35の各種の演算の一例として、前記搬送フレーム3に備えた複数の吸着具によってワークWを吸着する吸着位置、すなわち、搬送フレーム3によるワークWの吸着位置を演算するものである。この場合、ワークWの中心位置又は重心位置が前記搬送フレーム3の中心位置に位置する前記吸着具13Cと一致するように位置決めすることが望ましいものである。しかし、ワークWの形状寸法によっては、ワークの中心位置又は重心位置と前記吸着具13Cが一致するように吸着位置を合わせることは難しいものである。
そこで、前記入力手段25からワークWの形状寸法などのワーク情報が入力されると、演算手段35はワークWの重量を演算し、必要な吸着具の数を演算する。そして、前記入力手段25から入力されたワーク情報及び前記吸着具位置データメモリ27,29を参照して、ワークWを吸着する吸着具の数が前記必要な数以上になる配置位置を演算する。
なお、搬送フレーム3に対するワークWの配置位置を演算する場合、前記ラインL1上の速度制御用の吸着具9B,13A〜13E,19Bにおける吸着具が3個以上含まれる位置を演算するものである。そして、ワークWをX軸方向に搬送するとき、速度制御用の吸着具9B,13A〜13E,9Bのうち、どの吸着具がワーク搬送方向の前側、後側に位置するかを求めるものである。
また、前記演算手段35は、前記搬送フレーム3の搬送速度を演算するものである。すなわち、前記速度制御用の吸着具におけるどの吸着具からワークWが離れたかをワーク検出手段31によって検出されたときに、前記パラメータメモリ33に格納されているパラメータを参照して、前記搬送フレーム3の搬送速度を低速、より低速又は停止すべく、搬送フレーム3の搬送速度を演算するものである。
さらに、前記演算手段35は、前記搬送フレーム3をスタート位置からワーク吸着位置へ移動する際の搬送速度など各種の演算を行うものである。
さらに、前記制御装置17には、速度制御手段39が備えられている。この速度制御手段39は、前記搬送フレーム3のX,Y,Z軸方向への移動位置決めを行うフレーム移動位置決め手段41の速度制御を行うものであって、前記演算手段35の演算結果を基にして、前記搬送フレーム3におけるX,Y,Z軸方向への移動速度の制御を行うものである。すなわち、前記搬送フレーム3は、前記演算手段35によって演算された速度でもって搬送動作されるものである。
前記構成において、図2(A)〜(C)に示すような矩形状のワークWの形状寸法が入力手段25から入力されると、前記演算手段35によって伸縮杆5の伸長の要否が判断される。また、列L1上の複数の吸着具がワークWの吸着に共されるように、搬送フレーム3に対するワークWの配置位置が演算手段35によって演算される。そして、ワークWを長手方向であるX軸方向(図2において左方向)へ搬送するとき、搬送方向の前側及び後側に位置する吸着具を指定する。
すなわち、図2においては、左側の吸着具9Bが前側の吸着具として指定され、右側の吸着具9Bが後側の吸着として指定される。なお、図2においてワークWを右方向へ搬送する場合には、前後が逆になり、指定される吸着具9Bの前側、後側は逆になるものである。
図3に示す形状の場合にも、図2において説明した場合と同様に、ワークWの配置位置が演算され、かつ前側、後側の吸着具の指定が行われる。図3においてワークWを左方向へ搬送するものとすると、図3(A)においては、吸着具13Aが前側の吸着具に指定され、吸着具13Dが後側の吸着具として指定される。図3(B)においては、左側の吸着具9Bが前側として指定され、右側の吸着具9Bが後側として指定されるものである。
前述したように、搬送フレーム3に対してのワークWの配置位置が演算されて求められると、ワークWの配置位置情報と形状寸法及び吸着具位置データ27,29を参照して、ワークWの吸着動作に供される複数の吸着具が演算手段35によって求められる。そして、ワークWの吸着を行うときに、前記各吸着具はON動作される。なお、ワークWの吸着動作に供されない吸着具はOFF動作されるものである。
前記搬送フレーム3に備えた複数の吸着具によってワークWを吸着してX軸方向に搬送するときの搬送速度は、予め設定された搬送速度で行われるものである。上述のように、搬送フレーム3によってワークWの吸着搬送を行うとき、搬送時の振動等によって一部の吸着具からワークWが離れることがある。この場合、一部の吸着具によるワークWの吸着が解除されると、直ちにワークWの吸着搬送が不可能になるものではなく、搬送可能状態が継続されるものである。
そこで、本実施形態においては、速度制御用の複数の吸着具9B,11C,13A〜13EによるワークWの吸着を検出して、搬送フレーム3の搬送速度を制御する構成である。
ワークWがX軸,Y軸方向に大きく、速度制御用の全ての吸着具9B,11C,13A〜13EによってワークWを吸着して搬送する際、ワークWを吸着して上昇するとき、又はワークWのX軸方向への搬送開始時に、ワーク検出手段31によって各吸着具のワーク吸着状態が検出される。そして、上記ワーク検出手段31による検出は、ワークWの搬送時も継続して行われるものである。
前記搬送フレーム3によるワークWの吸着搬送時に、Y軸方向の両側に位置する吸着具11Cの一方又は両方からワークWが離れると、吸着具11CによるワークWの吸着が解除されたこととして、ワーク検出手段31によって検出される。この場合、Y軸方向の中央部に位置する列L1上の全ての吸着具によるワークWの吸着は行われている。したがって、ワークWのY軸方向の一側又は両側のワーク吸着が解除されたこととして検出される。
上述のように、吸着具11Cによる吸着解除が検出されると、吸着具11Cによる吸着解除に該当するパラメータがパラメータメモリ33から検索され、この検索されたパラメータに対応してワークWの搬送速度が演算手段35によって演算される。そして、この演算された低速でもってワークWの吸着搬送が継続されることになる。この際、ワークWの搬送速度が低速に制御されるので、ワーク搬送時の振動が抑制されることとなり、ワークWの搬送が継続可能なものである。
前記搬送フレーム3によるワークWの吸着搬送がX軸方向に行われているとき、後側に指定された吸着具によるワークWの吸着解除が検出されたときには、後側の吸着具に該当するパラメータが検索されて、ワークWの吸着速度が低速に制御されるものである。また、前側に指定された吸着具によるワークWの搬送解除が検出されたときには、ワークWの搬送方向の前側が下方向へ湾曲しているものとして、後側の吸着具による吸着解除の場合よりもより低速に制御される。なお、前側の吸着具による吸着解除が検出されたときには、搬送を停止することも可能である。
ところで、列L1上の吸着具において、前側に指定された吸着具又は後側に指定された吸着具を含めて、複数の吸着具によるワークWの吸着解除を検出した場合には、ワークWに対する吸着力が低下し、ワークWの落下の虞があるものとして、ワークWの吸着搬送を直ちに停止することが望ましいものである。
以上のごとき説明より理解されるように、本実施形態によれば、搬送フレーム3に備えた複数の吸着具のうち、Y軸方向の中央位置のX軸方向の列L1上の複数の吸着具を速度制御用の吸着具としている。そして、上記速度制御用の吸着具における少なくとも1個の吸着具による吸着解除をワーク検出手段31によって検出する。上述のように、ワーク検出手段31によってワークWの吸着解除を検出すると、前側の吸着具又は後側の吸着具などのように、検出条件によって、ワークWの吸着搬送を低速に制御して継続又は停止するものである。
したがって、ワークWの吸着搬送の能率向上を図ることができると共に、ワークWの搬送途中においてワークWを落下する危険を防止でき、安全性の向上を図ることができるものである。
1 ワーク搬送装置
3 搬送フレーム
5 伸縮杆
7 吸着具ホルダ
9A,9B,9C,11A〜11E,13A〜13E,15 吸着具
17 制御装置
25 入力手段
27 吸着具位置データメモリ
29 速度制御用の吸着具位置データメモリ
31 ワーク検出手段
33 パラメータメモリ
35 演算手段
39 速度制御手段

Claims (5)

  1. 搬送フレームの下側に備えた複数の吸着具によって板状のワークを吸着して搬送するワーク搬送方法であって、前記ワークの搬送時に、ワークの搬送方向の前側又は後側の吸着具からワークが離れたことを検出したときに、ワークの搬送速度を低速にしてワークの搬送を継続することを特徴とするワーク搬送方法。
  2. 請求項1に記載のワーク搬送方法において、ワーク搬送方向の前側の吸着具からワークが離れたことを検出したときには、ワーク搬送方向の後側の吸着具からワークが離れたことを検出したときの搬送速度よりも低速にすることを特徴とするワーク搬送方法。
  3. 搬送フレームの下側に備えた複数の吸着具によって板状のワークを吸着して搬送するワーク搬送方法であって、前記ワークの搬送時に、後側の吸着具による吸着解除が検出されたときには低速に制御し、搬送方向の前側の吸着具による吸着解除が検出されたときには搬送を停止又は後側の吸着具による吸着解除の場合の搬送よりもより低速に制御することを特徴とするワーク搬送方法。
  4. 板状のワークを吸着自在な複数の吸着具を下側に備えた搬送フレームを移動自在に備えたワーク搬送装置であって、前記搬送フレームの移動動作を制御するための制御装置は、
    前記搬送フレームの基準位置に対する複数の吸着具の配置位置情報を格納した吸着具位置データメモリと、
    ワークの搬送時にワークの離れを検出したときに、前記搬送フレームの搬送速度を制御するために供される複数の速度制御用の吸着具の配置位置データを格納した速度制御用吸着具位置データメモリと、
    前記速度制御用の吸着具からのワークの離れを検出したときに、前記搬送フレームの搬送速度を低速に制御するための速度パラメータを格納したパラメータメモリと、
    搬送するワークの形状、寸法及び搬送方向のワーク情報を入力するための入力手段と、
    上記入力手段から入力されたワーク情報と前記吸着具位置データメモリに格納されている各吸着具の位置情報を参照して、前記ワークに対する前記搬送フレームの位置決め位置を演算する演算手段と、
    前記ワークの位置へ前記搬送フレームを移動位置決めするためのフレーム移動位置決め手段と、
    前記搬送フレームをワーク位置へ移動する際の移動速度を演算する前記演算手段と、
    上記演算手段の演算結果を基にして前記搬送フレームの移動速度を制御する速度制御手段と、
    前記速度制御用の吸着具からワークが離れたことを検出したときに、前記パラメータメモリの速度パラメータを参照して前記搬送フレームの移動速度を演算する前記演算手段と、
    を備えていることを特徴とするワーク搬送装置。
  5. 請求項4に記載のワーク搬送装置において、速度制御用の複数の前記吸着具は、ワークの搬送方向に適宜間隔に配置してあることを特徴とするワーク搬送装置。
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