JP5407531B2 - 板材搬送システム - Google Patents
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Description
上記構成であると、各ローダ13,14の板材保持具23の配列体を小型化できるため、ローダ13,14の速度アップおよび加減速時間の短縮を図ることができる。また、2台のローダ13,14を交互に用いることで、搬送効率を格段に向上させることができる。
このような干渉を避けるには、ワークホルダ57のグリップ代Bとなるネスティング不可領域として、すなわち、素材板材W0に対して製品板材Wをネスティングで配置できない領域として、例えば板材Wの前縁から80〜100mmの範囲などと、大きな範囲を取る必要がある。
この発明の他の目的は、搬送効率の低下をできるだけ防止しながら、作業具とワークホルダとの干渉を回避することである。
この発明のさらに他の目的は、板材がワークホルダの近傍でかつ設定寸法以下という条件を充足するか否かを、搬送制御装置において容易に判断可能とすることである。
上記板材加工機(1)は、板材(W0)に加工を施す加工ヘッド(7)と、この加工ヘッド(7)の前方にあって板材(W0)の前縁を把持するワークホルダ(57)を有しこのワークホルダ(57)の移動により板材(W)を前後左右に移動させる板材送り機構(8)とを有する。
上記板材搬送装置(2)は、上記板材加工機(1)とこの板材加工機(1)の側方に設けられた板材載置部との間で前後方向に離間して平行に設置された2つの軌道(11,12)と、これら各軌道(11,12)に沿ってそれぞれ独立して走行可能であって板材(W)を保持する板材保持具(23)を有する前側および後ろ側のローダ(13,14)とを備える。前側のローダ(13)は、上記板材保持具(23)の配置範囲よりも前方に位置して、板材(W)に対して作業を行う作業具(58,59)を有し、この作業具(58,59)は、上記板材保持具(23)が板材加工機(1)上の板材(W)を把持するときに上記ワークホルダ(57)と干渉する恐れのある高さにある。後ろ側のローダ(14)は上記作業具(58,59)を有しない。
この発明は、上記前提構成の板材搬送システムにおいて、上記搬送制御装置(70)を、板材加工機(1)により切り取られた板材(W)のうち、上記ワークホルダ(57)の近傍でかつ設定寸法以下の板材(W5 )を、上記後ろ側のローダ(14)により搬送し、他の板材(W)は前側および後ろ側のいずれかのローダ(13,14)で搬送するように制御するものとしたことを特徴とする。
設定寸法よりも大きな板材(W)や、ワークホルダ(57)の近傍に位置しない板材(W)は、作業具(58,59)とワークホルダ(57)との干渉の問題がないため、いずれのローダ(13,14)で搬送しても良い。このような板材(W)は、両ローダ(13,14)を交互に運転して搬出することなどで、効率的な搬出が可能である。
通常は、基本搬送パターンとして2台のローダ(13,14)に交互に搬送させることにより、板材(W)の効率的な搬出が可能になる。ワークホルダ(57)の近傍でかつ設定寸法以下の板材(W)を搬出するときは、交互運転では作業具(58,59)とワークホルダ(57)との干渉の問題があるが、基本搬送パターンの制御を解除し、前側に突出した作業具(57)を有しないローダ(14)に搬送させることで、作業具(58,59)とワークホルダ(57)との干渉が回避できる。このようなワークホルダ近傍の板材(57)は数は少ないため、常時は交互運転の基本搬送パターンを用い、ワークホルダ近傍の小さな板材(W)のときのみローダ特定搬送パターンを用いることで、搬送効率の低下をできるだけ防止しながら、作業具(58,59)とワークホルダ(57)との干渉を回避することができる。
上記のように加工プログラム(62)中にワークホルダ近傍情報(b)を記述しておくことで、板材(W)がワークホルダ(57)の近傍でかつ設定寸法以下という条件を充足するか否かを、搬送制御装置(70)において容易に判断できる。加工機制御装置(60)と搬送制御装置(70)とは、板材加工と搬出とのタイミングを取るために、一般的に各種信号の送受が行われるため、その信号の一つとしてワークホルダ近傍情報(b)を含ませることにより、簡易な構成でワークホルダ近傍情報の送受が行える。
この加工プログラム62に、加工する個々の製品板材Wが、2台のローダ13,14のすれ違い動作で搬送可能なサイズであるか否かを示す情報である、「すれ違い可サイズ情報a」と、製品板材Wがワークホルダ57の近傍でかつ設定寸法以下あることを示す「ワークホルダ近傍情報b」が記述されている。これら「すれ違い可サイズ情報a」および「ワークホルダ近傍情報b」は、命令種類を示すG○○等のコードの種類と、そのコードの内容となるフラグ等により構成される。具体的には、加工プログラム62は、各軸の板材送り命令や加工ヘッド7のパンチ動作等の加工命令の各命令行を実行順に並べたものであり、製品板材Wを1枚分加工する命令行の並びである命令群Cが複数設けられている。これら各命令群Cに、「すれ違い可サイズ情報a」および「ワークホルダ近傍情報b」が記述される。ワークホルダ近傍情報bは、例えば、ワークホルダ57の近傍でかつ設定寸法以下という条件に合致する命令群Cにのみ設けても良く、また全ての命令群Cに合致するか否かの区別内容を含む情報として設けても良い。演算制御部61は、これらすれ違い可サイズ情報a、ワークホルダ近傍情報bを読み出すと、搬送制御装置70に転送する。
搬送パターンには、図9と共に前述したように、2台のローダ13,14を同期移動させて両ローダ13,14により1枚の板材Wcを搬送する2台同期搬送パターンと、2台のローダ13,14を別々に走行させて搬送する非同期系搬送パターンとに大別される。非同期系搬送パターンには、2台のローダ13,14を交互に走行させる基本搬送パターンと、2台のうちの特定のローダ13,14のみを走行させるローダ特定搬送パターンとがある。
搬送制御装置70は、図11のステップS1で示すように、すれ違い可サイズであるか否かを判断する。この判断は、図1の加工機制御装置60から送信される「すれ違い可サイズ情報a」によって行う。すれ違い可サイズである場合は基本搬送パターンの指令を行う(S2)。すなわち、図1の基本搬送パターン制御部73aによって、2台のローダ13,14を交互に運転する制御が行われる。例えば、図12(A)に示すように、片方のローダ13で板材加工機1上の切り取り加工済みの製品板材Wを保持して搬出し、板材加工機1により次の製品板材Wの加工が完了すると、同図(B)のようにその製品板材Wをもう片方のロダ14で保持して搬出する。
ステップS1で、すれ違い可サイズでないと判断された場合は、2台同期搬送パターンの指令を行う(S3)。すなわち、図1の2台同期搬送パターン制御部74により、2台のローダ13,14で共同して1枚の板材Wを搬送する制御を行う。
ワークホルダ近傍でない場合は、基本搬送パターンを維持して2台のローダ13,14の交互運転が行われる(S5)。
まず、製品板材W1 を前側のローダ13で搬出したとすると、次の製品板材W2 は、図12(B)のように、後ろ側のローダ14で搬出することになる。交互運転のため、製品板材W3 は前側のローダ13で搬出し、製品板材W4 は後ろ側のローダ14で搬出する。次の製品板材W5 は、交互運転を続けるとすれば、後ろ側のローダ14で搬出することになる。しかし、後ろ側のローダ14で搬出するのでは、製品板材W5 がワークホルダ57の近傍であってかつ小サイズであるため、図15で示すように、板材保持具23で保持しようとしたときに、後ろ側のローダ14の持つ前方に突出した作業具58,59がワークホルダ57に干渉し、搬出が行えない。
設定寸法よりも大きな板材Wや、ワークホルダ57の近傍に位置しない板材Wは、作業具58,59とワークホルダ59との干渉の問題がないため、いずれのローダ13,14で搬送しても良い。このような板材13,14は、両ローダ13,14を交互に運転して搬出するため、効率的な搬出が可能である。
2…板材搬送装置
5…テーブル
7…加工ヘッド
8…板材送り機構
9…パレット(板材載置部)
11,12…軌道
13,14…ローダ
16…前後移動フレーム
19,20…保持具配列体
23,23A,23B,23C…板材保持具 24…走行体
25…昇降体
57…ワークホルダ
58,59…作業具
60…加工機制御装置
61…演算制御部
62…加工プログラム
70…搬送制御装置
71…搬送パターン判断手段
72…シーケンス制御手段
73…非同期系搬送パターン制御部
74…2台同期搬送パターン制御部
73a…基本搬送パターン制御部
7b…ローダ特定搬送パターン制御部
a…すれ違い可サイズ情報
b…ワークホルダ近傍情報
B…グリップ代
C…命令群
W…製品となる板材
W0…素材となる板材
Claims (3)
- 素材となる板材から製品となる板材を切り取り可能な板材加工機と、この板材加工機に対して板材の搬出を行う板材搬送装置と、この板材搬送装置を制御する搬送制御装置とを備え、
上記板材加工機は、板材に加工を施す加工ヘッドと、この加工ヘッドの前方にあって板材の前縁を把持するワークホルダを有しこのワークホルダの移動により板材を前後左右に移動させる板材送り機構とを有し、
上記板材搬送装置は、上記板材加工機とこの板材加工機の側方に設けられた板材載置部との間で前後方向に離間して平行に設置された2つの軌道と、これら各軌道に沿ってそれぞれ独立して走行可能であって板材を保持する板材保持具を有する前側および後ろ側のローダとを備え、前側のローダは、上記板材保持具の配置範囲よりも前方に位置して、板材に対して作業を行う作業具を有し、この作業具は、上記板材保持具が板材加工機上の板材を把持するときに上記ワークホルダと干渉する恐れのある高さにあり、後ろ側のローダは上記作業具を有せず、
上記搬送制御装置は、板材加工機により切り取られた板材のうち、上記ワークホルダの近傍でかつ設定寸法以下の板材を、上記後ろ側のローダにより搬送し、他の板材は前側および後ろ側のいずれかのローダで搬送するように制御するものとした、
板材搬送システム。 - 上記搬送制御装置は、板材加工機により切り取られた板材を板材載置部へローダで搬送させる搬送パターンとして、2台のローダに交互に搬送させる基本搬送パターンと、この基本搬送パターンの制御を解除して後ろ側のローダに上記ワークホルダの近傍の板材を搬送させるローダ特定搬送パターンとを有する請求項1記載の板材搬送システム。
- 上記板材加工機を加工プログラムの実行により制御する加工機制御装置を備え、上記搬送制御装置は、上記加工プログラム中に記述された情報である、切り取り済み板材がワークホルダの近傍でかつ設定寸法以下あることを示すワークホルダ近傍情報を上記加工機制御装置から受けることで、板材がワークホルダの近傍でかつ設定寸法以下であることを認識し、後ろ側のローダにより搬送させるものとした請求項1記載の板材搬送システム。
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2009
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