JP6875870B2 - 搬送システム及びその運転方法 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送システム及びその運転方法に関する。
ワークを所定位置に搬送する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されている搬送方法では、ロボットにバランサを併設し、バランサがワークを把持し、ロボットがバランサの座(被把持部)を把持して、バランサを移動させることで、ワークを搬送させている。
特開平9−1492号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている搬送方法では、バランサが自力で動作(伊移動)することができないため、ワークを搬送する前後に、例えば、ロボットがワークに作業をする場合に、当該作業を妨害しないように、バランサをロボットが移動させて、バランサを退避させる必要がある。このため、ワークを搬送させる前後に、当該ワークに対して、ロボットが作業する場合には、ロボットが作業を開始するまでに時間がかかるという課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、ロボットとワークを搬送する搬送装置とが協働してワークを搬送する搬送システムにおいて、簡易な構成で、ロボットがワークに対して作業を開始するまでの時間を短縮することができる、搬送システム及びその運転方法を提供することを目的としている。
上記従来の課題を解決するために、本発明に係る搬送システムは、第1把持部を有する第1アームと、第2把持部を有する第2アームと、を有するロボットと、一対の被把持部と、ワークを保持するための一対の保持部と、前記保持部を昇降させる昇降器と、を有する搬送装置と、前記ロボットと前記搬送装置を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、一対の保持部により前記ワークを保持させるときに、前記第1把持部又は前記第2把持部が前記被把持部を把持できる位置である第1位置まで、当該被把持部が移動するように、前記昇降器を動作させる。
これにより、一対の保持部によりワークを保持させるときに、昇降器が、被把持部を第1位置まで自動で移動(下降)させるので、ロボットがワークに対して作業を開始するまでの時間を短縮することができる。
また、本発明に係る搬送システムの運転方法は、第1把持部を有する第1アームと、第2把持部を有する第2アームと、を有するロボットを備える搬送システムの運転方法であって、前記搬送システムは、一対の被把持部と、ワークを保持するための一対の保持部と、前記保持部を昇降させる昇降器と、を有する搬送装置をさらに備え、前記被把持部の退避位置である第1位置から前記第1把持部又は前記第2把持部が前記被把持部を把持できる位置である第2位置まで、当該被把持部を移動させるように、前記昇降器が動作する(A)を備える。
これにより、一対の保持部によりワークを保持させるときに、昇降器が、被把持部を第1位置まで自動で移動(下降)させるので、ロボットがワークに対して作業を開始するまでの時間を短縮することができる。
本発明の上記目的、他の目的、特徴、及び利点は、添付図面参照の下、以下の好適な実施形態の詳細な説明から明らかにされる。
本発明の搬送システム及びその運転方法によれば、一対の保持部によりワークを保持させるときに、昇降器が、被把持部を第1位置まで自動で移動(下降)させるので、ロボットがワークに対して作業を開始するまでの時間を短縮することができる。
図1は、本実施の形態1に係る搬送システムの概略構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示す搬送システムにおけるロボットの概略構成を示す模式図である。 図3は、図2に示すロボットの制御装置の構成を概略的に示す機能ブロック図である。 図4は、図2に示すロボットにおける第1ハンド部の上面の概略構成を示す模式図である。 図5は、図1に示す搬送システムにおける搬送装置(第1ユニット)の概略構成を示す模式図である。 図6は、本実施の形態1に係る搬送システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、図6に示すフローチャートに沿って、搬送システムが動作しているときのロボットと搬送装置の状態を示す模式図である。 図8は、図6に示すフローチャートに沿って、搬送システムが動作しているときのロボットと搬送装置の状態を示す模式図である。 図9は、図6に示すフローチャートに沿って、搬送システムが動作しているときのロボットと搬送装置の状態を示す模式図である。 図10は、図6に示すフローチャートに沿って、搬送システムが動作しているときのロボットと搬送装置の状態を示す模式図である。 図11Aは、本実施の形態1に係る搬送システムの動作の他の例を示すフローチャートである。 図11Bは、本実施の形態1に係る搬送システムの動作の他の例を示すフローチャートである。 図12は、図11A及び図11Bに示すフローチャートに沿って、搬送システムが動作しているときのロボットと搬送装置の状態を示す模式図である。 図13は、図11A及び図11Bに示すフローチャートに沿って、搬送システムが動作しているときのロボットと搬送装置の状態を示す模式図である。 図14は、図11A及び図11Bに示すフローチャートに沿って、搬送システムが動作しているときのロボットと搬送装置の状態を示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、全ての図面において、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。また、全ての図面において、本発明を説明するための構成要素を抜粋して図示しており、その他の構成要素については図示を省略している場合がある。さらに、本発明は以下の実施の形態に限定されない。
(実施の形態1)
本実施の形態1に係る搬送システムは、第1把持部を有する第1アームと、第2把持部を有する第2アームと、を有するロボットと、一対の被把持部と、ワークを保持するための一対の保持部と、保持部を昇降させる昇降器と、を有する搬送装置と、ロボットと搬送装置を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、一対の保持部によりワークを保持させるときに、第1把持部又は第2把持部が被把持部を把持できる位置である第1位置まで、当該被把持部が移動するように、昇降器を動作させる。
また、本実施の形態1に係る搬送システムでは、制御装置は、第1把持部が一方の被把持部を把持し、第2把持部が他方の把持部を把持するように、ロボットを動作させ、その後、ワークを一対の保持部で保持して搬送するように、ロボットを動作させてもよい。
また、本実施の形態1に係る搬送システムでは、制御装置は、一対の保持部がワークを挟んで対向するように移動させ、その後、保持部がワークをすくうように、ロボットを動作させてもよい。
さらに、本実施の形態1に係る搬送システムでは、制御装置は、ワークを搬送させた後、被把持部の保持を解放させるように、ロボットを動作させ、その後、被把持部の退避位置である第2位置まで、当該被把持部が移動するように、昇降器を動作させてもよい。
以下、本実施の形態1に係る搬送システムの一例について、図1〜図14を参照しながら説明する。
[搬送システムの構成]
図1は、本実施の形態1に係る搬送システムの概略構成を示す斜視図である。
なお、図1においては、搬送システムにおけるロボットの前後方向、上下方向、及び左右方向を図における前後方向、上下方向、及び左右方向として表している。
図1に示すように、本実施の形態1に係る搬送システム100は、ロボット101及び搬送装置102を備えていて、ロボット101と搬送装置102が協働して、ワーク103を搬送するように構成されている。また、搬送装置102は、第1ユニット102Aと第2ユニット102Bを有していて、第1ユニット102Aの保持部41と第2ユニット102Bの保持部41により、ワーク103をすくい上げるようにして、当該ワーク103を保持する。なお、本実施の形態1においては、ワーク103として、例えば、重量の大きいワークを想定しており、スピーカーを例示している。
まず、図1を参照しながら、本実施の形態1に係る搬送システム100が作業する作業空間内に配置されている各機器等の構成について、説明する。
図1に示すように、本実施の形態1に係る搬送システム100が作業する作業空間内には、第1テーブル104、第2テーブル105、作業台106、第1ベルトコンベア107、及び第2ベルトコンベア108が配置されている。
第1テーブル104には、ネジ109Aを自動で供給するネジ供給器109とねじ回し110が載置されている。ネジ供給器109としては、公知のネジ供給器を用いることができる。ねじ回し110としては、例えば、電動ドライバー等を用いることができる。また、ねじ回し110には、被把持部110Aが設けられている。被把持部110Aは、略円柱状に形成されていて、その周面には、2つの凹部が設けられている。当該凹部には、後述するように、ロボット101の第1アーム13Aの爪部10Aの先端部が当接される。これにより、第1アーム13Aが、被把持部110Aを強固に把持することができる。
第2テーブル105には、トレー111内に収納されている蓋部材132と、当該蓋部材132を吸着保持するための吸着部材112と、が載置されている。
吸着部材112は、第1板部材112A、被把持部112B、及び吸着部112Cを有していて、後述するロボット101の第2アーム13Bが被把持部112Bを把持することにより、吸着部112Cが、配管26を介して、ロボット101の真空発生装置25と接続されるように構成されている(図2参照)。
第1板部材112Aは、その主面に開口が設けられていて、上面に被把持部112Bが設けられている。被把持部112Bは、略円柱状に形成されていて、その周面には、2つの凹部が設けられている。当該凹部には、後述するように、ロボット101の第2アーム13Bの爪部10Bの先端部が当接される。これにより、第2アーム13Bが、被把持部112Bを強固に把持することができる。
また、第1板部材112Aの下面には、吸着部112Cが設けられている。吸着部112Cは、真空発生装置25により、その内部が負圧にされ、蓋部材132を吸着保持することができる。
第1ベルトコンベア107は、ワーク103をロボット101の手前まで搬送(移送)するように構成されている。また、作業台106には、第1ベルトコンベア107により搬送されてきたワーク103が載置される。第2ベルトコンベア108は、所定の作業が実行されたワーク103が載置され、次の工程が実行される作業場にまで、ワーク103を搬送するように構成されている。
次に、図2及び図3を参照しながら、ロボット101の具体的構成について、説明する。なお、以下においては、ロボット101として、水平多関節型の双腕ロボットを説明するが、ロボット101としては、水平多関節型・垂直多関節型等の他のロボットを採用してもよい。
図2は、図1に示す搬送システムにおけるロボットの概略構成を示す模式図である。図3は、図2に示すロボットの制御装置の構成を概略的に示す機能ブロック図である。なお、図2においては、ロボットにおける上下方向及び左右方向を図における上下方向及び左右方向として表している。
図2に示すように、ロボット101は、台車12と、第1アーム13Aと、第2アーム13Bと、台車12内に配置されている制御装置14及び真空発生装置25と、を備えていて、制御装置14が、第1アーム13A、第2アーム13B、真空発生装置25、及び搬送装置102を制御するように構成されている。なお、本実施の形態1においては、台車12の内部に制御装置14及び真空発生装置25が配置されている形態を採用したが、これに限定されず、これらの機器は、台車12外部に配置されていてもよい。
台車12の上面には、基軸16が固定されている。基軸16には、当該基軸16の軸心を通る回転軸線L1周りに回動可能に第1アーム13A及び第2アーム13Bが設けられている。具体的には、第1アーム13Aと第2アーム13Bとが上下に高低差を有するように設けられている。なお、第1アーム13A及び第2アーム13Bは、独立して動作したり、互いに関連して動作したりすることができるように構成されている。
第1アーム13Aは、第1アーム部15A、第1リスト部17A、第1ハンド部18A、及び第1装着部20Aを有している。同様に、第2アーム13Bは、第2アーム部15B、第2リスト部17B、第2ハンド部18B、及び第2装着部20Bを有している。なお、第2アーム13Bは、基本的な構成は、第1アーム13Aと同様に構成されているため、その詳細な説明は省略する。
第1アーム部15Aは、本実施の形態1においては、略直方体状の第1リンク5a及び第2リンク5bで構成されている。第1リンク5aは、基端部に回転関節J1が設けられていて、先端部に回転関節J2が設けられている。また、第2リンク5bは、先端部に直動関節J3が設けられている。
そして、第1リンク5aは、回転関節J1を介して、その基端部が基軸16と連結されていて、回転関節J1により、回転軸線L1周りに回動することができる。また、第2リンク5bは、回転関節J2を介して、その基端部が第1リンク5aの先端部と連結されていて、回転関節J2により、回転軸線L2周りに回動することができる。
第2リンク5bの先端部には、直動関節J3を介して、第1リスト部17Aが第2リンク5bに対し昇降移動可能に連結されている。第1リスト部17Aの下端部には、回転関節J4が設けられていて、回転関節J4の下端部には、第1装着部20Aが設けられている。
第1装着部20Aは、第1ハンド部18Aを着脱可能に構成されている。具体的には、例えば、第1装着部20Aは、その間隔が調整可能に構成されている、一対の棒部材を有していて、当該一対の棒部材により、第1ハンド部18Aを挟み込むことにより、第1ハンド部18Aを第1リスト部17Aに装着することができる。これにより、第1ハンド部18Aは、回転関節J4により、回転軸線L3周りに回動することができる。なお、棒部材は先端部分が折れ曲がっていてもよい。
ここで、図4を参照しながら、第1アーム13Aの第1ハンド部18Aについて、詳細に説明する。
図4は、図2に示すロボットにおける第1ハンド部の上面の概略構成を示す模式図である。なお、図4においては、ロボット(第1ハンド部)における前後方向及び左右方向を図における前後方向及び左右方向として表している。
図4に示すように、第1アーム13Aの第1ハンド部18Aは、固定部8Aと、本体部9Aと、一対の爪部10A、10Aと、を有している。第1ハンド部18Aは、一対の爪部10A、10Aが、後述する搬送装置102の被把持部40(図1参照)の外周面と当接して、当該被把持部40を把持するように構成されている。なお、本実施の形態1においては、爪部10A、10Aが第1把持部を構成する。また、第2アーム13Bにおける第2ハンド部18Bの爪部10B、10Bが第2把持部を構成する。
固定部8Aは、第1装着部20Aが当接する部位であり、ここでは、板状に形成されている。また、本体部9Aの先端部には、一対の爪部10A、10Aが設けられている。爪部10Aの内周面には、被把持部40の外周面と当接する第1当接面51Aが形成されている。なお、爪部10Aにおける先端部側の第1当接面51Aは、被把持部40の凹部40A(図1参照)と当接することにより、被把持部40を強固に把持することができる。
第1当接面51Aは、上下方向から見て、ここでは、略台形状に形成されていて、一対の爪部10A、10A全体として、略六角形状に形成されている。また、少なくとも一方の爪部10Aは、図示されない駆動器により、左右方向に移動可能に構成されている。
なお、第1当接面51Aは、四角形等の多角形状に形成されていてもよく、円弧状に形成されていてもよく、平板状に形成されていてもよい。また、第1当接面51Aには、ゴム等の弾性部材が配置されていてもよい。
また、第1アーム13A及び第2アーム13Bの各関節J1〜J4には、それぞれ、各関節が連結する2つの部材を相対的に回転又は昇降させるアクチュエータの一例としての駆動モータが設けられている(図示せず)。駆動モータは、例えば、制御装置14によってサーボ制御されるサーボモータであってもよい。また、各関節J1〜関節J4には、それぞれ、駆動モータの回転位置を検出する回転センサ(図示せず)と、駆動モータの回転を制御する電流を検出する電流センサ(図示せず)と、が設けられている。回転センサは、例えば、エンコーダであってもよい。
図3に示すように、制御装置14は、CPU等の演算部14aと、ROM、RAM等の記憶部14bと、サーボ制御部14cと、を備える。制御装置14は、例えばマイクロコントローラ等のコンピュータを備えたロボットコントローラである。
なお、制御装置14は、ロボット101と搬送装置102を集中制御する単独の制御装置14によって構成されていてもよく、互いに協働して、ロボット101と搬送装置102を分散制御する複数の制御装置14によって構成されていてもよい。複数の制御装置14により、ロボット101と搬送装置102を分散制御する場合には、当該複数の制御装置14のそれぞれが、ロボット101と搬送装置102の両方を制御するように構成されていてもよい。
また、本実施の形態1においては、記憶部14bが、制御装置14内に配置されている形態を採用したが、これに限定されず、記憶部14bが、制御装置14と別体に設けられている形態を採用してもよい。
記憶部14bには、ロボットコントローラとしての基本プログラム、各種固定データ等の情報が記憶されている。演算部14aは、記憶部14bに記憶された基本プログラム等のソフトウェアを読み出して実行することにより、ロボット101及び搬送装置102の各種動作を制御する。
真空発生装置25は、吸着部材112の吸着部112C内を負圧にする装置であり、例えば、真空ポンプ又はCONVUM(登録商標)等を用いてもよい。配管26には、開閉弁(図示せず)が設けられている。開閉弁が、配管26を開放又は閉鎖することによって、吸着部112Cによる蓋部材132の吸着及びその解除が行われる。なお、真空発生装置25の動作及び開閉弁の開閉は、制御装置14により制御される。
次に、図5を参照しながら、本実施の形態1に係る搬送システム100における搬送装置102の構成について説明する。
図5は、図1に示す搬送システムにおける搬送装置(第1ユニット)の概略構成を示す模式図である。なお、図5においては、搬送装置(第1ユニット)における上下方向を図における上下方向として表している。また、第2ユニット102Bは、第1ユニット102Aと同様に構成されているため、その詳細な説明は省略する。
図5に示すように、第1ユニット102Aは、基台31、支柱部材32、第1アーム33、第2アーム34、昇降器35、被把持部40、及び保持部41を備えている。基台31は、床又は台枠等に固定されていて、基台31には、支柱部材32が立設されている。なお、本実施の形態1においては、基台31が床等に固定されている形態を採用したが、これに限定されず、車輪等により、移動可能に構成されている形態を採用してもよい。
支柱部材32の上端部には、第1アーム33の基端部が回転軸線L11回りに回動自在に設けられている。また、第1アーム33の先端部には、第2アーム34の基端部が回転軸線L12回りに回動自在に設けられている。第2アーム34の先端部には、昇降器35が設けられている。
昇降器35は、被把持部40及び保持部41を昇降可能に構成されている。昇降器35としては、例えば、直動アクチュエータ又はエアシリンダー等で構成されていてもよい。本実施の形態1においては、昇降器35は、直動アクチュエータで構成されていて、駆動モータ(サーボモータ;図示せず)を収納している第1筐体36と、ボールネジ機構のネジ部材(図示せず)を収納している第2筐体37と、ナット部材を収納している第3筐体38と、を有している。
なお、第1筐体36には、駆動モータの回転位置を検出する回転センサ(図示せず)と、駆動モータの回転を制御する電流を検出する電流センサ(図示せず)と、が設けられている。回転センサは、例えば、エンコーダであってもよい。
そして、昇降器35は、制御装置14の演算部14aが、記憶部14bに記憶された基本プログラム等のソフトウェアを読み出して実行することにより、その駆動が制御される。
第3筐体38の先端部(下端部)には、板部材39が固設されている。板部材39の上面には、円柱状の被把持部40が設けられている。被把持部40の周面には、2つの凹部40Aが設けられている。凹部40Aには、上述したように、ロボット101の第1アーム13Aの爪部10Aの先端部が当接される。これにより、第1アーム13Aが、被把持部40を強固に把持することができる。
板部材39の下面には、保持部41が固設されている。保持部41は、略S字状に形成されていて、上方に配置されていて、水平方向に延びる板状の第1部分41Aと、下方に配置されていて、水平方向に延びる板状の第3部分41Cと、これらの板状部分を接続し、上下方向に延びる板状の第2部分41Bと、を有している。第3部分41Cの上面が、ワーク103を載置する載置面を形成する。また、第3部分41Cの先端部は、先端に向かうにつれて、その厚みが小さくなるように形成されていてもよい。
[搬送システムの動作及び作用効果]
次に、本実施の形態1に係る搬送システム100の動作及び作用効果について、図1〜図14を参照しながら説明する。なお、以下の動作は、制御装置14の演算部14aが、記憶部14bに格納されているプログラムを読み出すことにより実行される。
まず、第1ベルトコンベア107から移送されてきたワーク103をロボット101と搬送装置102が協働して、作業台106に搬送(載置)する動作について、図1〜図10を参照しながら説明する。
図6は、本実施の形態1に係る搬送システムの動作の一例を示すフローチャートである。図7〜図10は、図6に示すフローチャートに沿って、搬送システムが動作しているときのロボットと搬送装置の状態を示す模式図である。
具体的には、図7は、搬送装置の昇降器が、被把持部を下降させた状態を示す斜視図である。図8は、ロボットの第1アームと第2アームが、被把持部を把持した状態を示す斜視図である。図9は、ロボットと搬送装置が協働して、ワークを作業台に載置している状態を示す斜視図である。図10は、ロボット第1アームと第2アームが、被把持部を解放し、搬送装置の昇降器が、被把持部を上昇させた状態を示す斜視図である。
まず、制御装置14に、オペレータから、図示されない入力装置を介して、第1ベルトコンベア107から移送されてきたワーク103を作業台106に載置する動作を実行することを示す指示情報が入力されたとする。そして、図1に示すように、第1ベルトコンベア107からワーク103が所定の位置まで移送されてきたとする。
すると、制御装置14は、図6に示すように、第1ユニット102A及び第2ユニット102Bの少なくとも一方の被把持部40が、予め設定されている所定の第1位置に位置するように、昇降器35を動作させる(ステップS101;図7参照)。
ここで、所定の第1位置は、第1ユニット102Aにおいては、第1アーム13Aの爪部10A、10Aの第1当接面51A、51Aが、それぞれ、第1ユニット102Aの被把持部40の外周面と当接して、被把持部40を保持(把持)することができる位置をいう。また、第2ユニット102Bにおいては、第2アーム13Bの爪部10B、10Bの第1当接面が、それぞれ、第2ユニット102Bの被把持部40の外周面と当接して、被把持部40を保持(把持)することができる位置をいう。第1位置は、ロボット101及び搬送装置102の寸法及び移動可能範囲等により適宜設定することができる。
なお、制御装置14は、第1ユニット102Aの被把持部40と第2ユニット102Bの被把持部40を同時に、それぞれ、第1位置まで移動するように、第1ユニット102Aの昇降器35と第2ユニット102Bの昇降器35を動作させてもよい。また、制御装置14は、一方の被把持部40を第1位置まで移動させた後に、他方の被把持部40を第1位置まで移動するように、昇降器35、35を動作させてもよい。
次に、制御装置14は、一対の被把持部40、40をそれぞれ、第1把持部(爪部10A、10A)と第2把持部(爪部10B、10B)で把持するように、第1アーム13A及び第2アーム13Bを動作させる(ステップS102)。このとき、制御装置14は、爪部10Aの先端部の第1当接面51Aが、被把持部40の凹部40Aと当接するように、第1アーム13Aを動作させる。同様に、制御装置14は、爪部10Bの先端部の第1当接面が、被把持部40の凹部40Aと当接するように、第2アーム13Bを動作させる。
次に、制御装置14は、図示されない撮影装置が撮影した映像情報を取得し、取得した映像情報から、第1ベルトコンベア107に載置されているワーク103の位置情報を取得する(ステップS103)。
次に、制御装置14は、ステップS103で取得したワーク103の位置情報を基に、第1ユニット102Aの保持部41と第2ユニット102Bの保持部41が、ワーク103を挟んで対向するように、第1アーム13A及び第2アーム13Bを動作させる(ステップS104)。このとき、制御装置14は、第1ユニット102Aの第3部分41Cの先端部と、第2ユニット102Bの第3部分41Cの先端部と、が、ワーク103を挟んで対向するように、第1アーム13A及び第2アーム13Bを動作させてもよい。
次に、制御装置14は、第1ユニット102Aにおける保持部41の第3部分41Cの先端部が、ワーク103の下面と第1ベルトコンベア107の上面との間に挿入されるように、第1アーム13Aを動作させ、第2ユニット102Bにおける保持部41の第3部分41Cの先端部が、ワーク103の下面と第1ベルトコンベア107の上面との間に挿入されるように、第2アーム13Bを動作させる(ステップS105)。ついで、制御装置14は、第1ユニット102Aの保持部41と第2ユニット102Bの保持部41が近接するように、第1アーム13A又は第2アーム13Bを動作させる(ステップS106)。
これにより、第1ユニット102Aの第3部分41Cと第2ユニット102Bの第3部分41Cが、それぞれ、ワーク103と第1ベルトコンベア107の上面との間に挿入されて、保持部41の第3部分41Cにワーク103が載置される。
次に、制御装置14は、ワーク103が、作業台106の上方に位置するように、第1アーム13A及び第2アーム13Bを動作させる(ステップS107;図8参照)。このとき、制御装置14は、第1ユニット102Aの保持部41と第2ユニット102Bの保持部41で、ワーク103の下面を支持しながら、ワーク103を挟んだ状態で搬送するように、第1アーム13A及び第2アーム13Bを動作させる。
これにより、ワーク103が複雑な形状を有する場合であっても、一対の保持部41で、ワーク103の下面を支持しながら、ワーク103を挟みこむことで搬送することができる。このため、複数の種類のワーク103を搬送するような場合に、搬送装置102の保持部41をワーク103の種類に応じた治具に変更することなく、ワーク103を搬送することができる。
次に、制御装置14は、ワーク103を作業台106に載置するように、第1アーム13A及び第2アーム13Bを動作させる(ステップS108;図9参照)。
具体的には、制御装置14は、第1ユニット102Aの第3部分41C及び/又は第2ユニット102Bの第3部分41Cの下面を作業台106の上面と当接するように、第1アーム13A及び第2アーム13Bを動作させる。
ついで、制御装置14は、第1ユニット102Aの保持部41及び第2ユニット102Bの保持部41のうち、一方の保持部41が、他方の保持部41に対して離間させて、ワーク103の保持を解放するように、第1アーム13A又は第2アーム13Bを動作させて、その後、他方の保持部41をワーク103の保持を解放するように、第1アーム13A又は第2アーム13Bを動作させてもよい。また、制御装置14は、第1ユニット102Aの保持部41及び第2ユニット102Bの保持部41によるワーク103の保持を同時に解放するように、第1アーム13A及び第2アーム13Bを動作させてもよい。
次に、制御装置14は、第1ユニット102A及び第2ユニット102Bの少なくとも一方の被把持部40が、予め設定されている所定の第2位置に位置するように、昇降器35を動作させ(ステップS109;図10参照)、本プログラムを終了する。
ここで、所定の第2位置は、上下方向における被把持部40が退避される位置をいい、ロボット101が、搬送装置102を構成する各部分を避けるように動作しなくてもよい位置をいう。第2位位置は、ロボット101の動作範囲外であって、搬送装置102の動作範囲内で適宜設定することができる。
第2位置としては、例えば、被把持部40が最も上方に移動したときの位置であってもよい。また、第2位置としては、例えば、後述するように、ロボット101の次の作業(スピーカーの蓋取付け作業)が予め決まっている場合には、当該作業を妨げることがない位置であってもよい。
なお、制御装置14は、第1ユニット102Aの被把持部40と第2ユニット102Bの被把持部40を同時に、それぞれ、第2位置まで移動するように、第1ユニット102Aの昇降器35と第2ユニット102Bの昇降器35を動作させてもよい。また、制御装置14は、一方の被把持部40を第2位置まで移動させた後に、他方の被把持部40を第2位置まで移動するように、昇降器35、35を動作させてもよい。
また、制御装置14は、第1アーム13A及び第2アーム13Bが予め設定されている所定の位置(初期位置)に位置するように動作させて、本プログラムを終了してもよい。さらに、制御装置14は、本プログラムが終了したことを示す情報(例えば、映像、音、光等)を出力装置(例えば、タブレット、スピーカー等)から出力してもよい。
次に、ロボット101と搬送装置102が協働して、ワーク103を作業台106に搬送(載置)した後の動作について、図1〜5、及び図10〜図14を参照しながら説明する。
図11A及び図11Bは、本実施の形態1に係る搬送システムの動作の他の例を示すフローチャートである。図12〜図14は、図11A及び図11Bに示すフローチャートに沿って、搬送システムが動作しているときのロボットと搬送装置の状態を示す模式図である。
具体的には、図12は、ロボットの第1アームがねじ回しを保持し、ロボットの第2アームが吸着部材を保持して、蓋部材をスピーカーにネジ止めしている状態を示す斜視図である。図13は、ロボットの第1アームがねじ回しを保持して、ネジ止めをし、ロボットの第2アームが、被把持部を把持した状態を示す斜視図である。図14は、搬送装置の昇降器が、被把持部を下降させた状態を示す斜視図である。
まず、図10に示すように、ロボット101が、搬送装置102と協働して、ワーク103を作業台106に載置させ、被把持部40を解放したとする。このとき、制御装置14に、オペレータから、図示されない入力装置を介して、蓋部材132をワーク103にネジ止めした後に、ワーク103を第2ベルトコンベア108に配置する動作を実行する指示情報が入力されたとする。
または、制御装置14に、オペレータから、予め図示されない入力装置を介して、第1ベルトコンベア107から移送されてきたワーク103を作業台106に載置した後に、蓋部材132をワーク103にネジ止めし、ワーク103を第2ベルトコンベア108に配置する動作を実行する指示情報が入力されていたとする。
すると、制御装置14は、図11Aに示すように、ねじ回し110と吸着部材112をそれぞれ、第1把持部(爪部10A、10A)と第2把持部(爪部10B、10B)で把持するように、第1アーム13A及び第2アーム13Bを動作させる(ステップS201)。
このとき、制御装置14は、爪部10Aの先端部の第1当接面51Aが、被把持部110Aの凹部と当接するように、第1アーム13Aを動作させる。また、制御装置14は、爪部10Bの先端部の第1当接面が、吸着部材112の被把持部112Bの凹部と当接するように、第2アーム13Bを動作させる。これにより、吸着部材112は、真空発生装置25と接続される。
次に、制御装置14は、吸着部材112により、蓋部材132を保持するように、第2アーム13Bを動作させる(ステップS202)。具体的には、制御装置14は、真空発生装置25を作動させて、吸着部材112の吸着部112Cを蓋部材132の上面に当接させて、蓋部材132を吸着部112Cにより吸着保持させる。
次に、制御装置14は、蓋部材132がワーク103に載置するように、第2アーム13Bを動作させる(ステップS203)。ついで、制御装置14は、蓋部材132のネジ止めを実行させる(ステップS204)。具体的には、制御装置14は、ネジ供給器109から供給されるネジ109Aを用いて、第1アーム13Aが把持しているねじ回し110により、蓋部材132をワーク103にネジ止めする。
次に、制御装置14は、所定の箇所のネジ止めが終了したか否かを判定する(ステップS205)。なお、所定の箇所は、ワーク103にネジ止めする場所とその数により、適宜設定することができる。所定の箇所としては、例えば、吸着部材112が蓋部材132の吸着保持を解放しても、蓋部材132がワーク103からズレなければ、1ヶ所であってもよく、2ヶ所であってもよく、3カ所であってもよい。
制御装置14は、所定の箇所のネジ止めが終了していないと判定した場合(ステップS205でNo)には、ステップS204に戻り、所定の箇所のネジ止めが終了するまで、ステップS204とステップS205に示す処理を繰り返す。一方、制御装置14は、所定の箇所のネジ止めが終了したと判定した場合(ステップS205でYes)には、ステップS206に示す処理を実行する。
ステップS206では、制御装置14は、吸着部材112を初期位置に戻すように、第2アーム13Bを動作させる。なお、吸着部材112の初期位置は、図1等に示すように、本実施の形態1においては、第2テーブル105におけるトレー111の前方である。
ついで、制御装置14は、第2ユニット102Bの被把持部40が、第1位置に位置するように、第2ユニット102Bの昇降器35を動作させ(ステップS207)、第2ユニット102Bの被把持部40を第2把持部で把持するように、第2アーム13Bを動作させる(ステップS208)。
次に、制御装置14は、蓋部材132のネジ止めが終了したか否かを判定する(ステップS209)。制御装置14は、蓋部材132のネジ止めが終了していないと判定した場合(ステップS209でNo)には、ステップS204に戻り、蓋部材132のネジ止めが終了するまで、ステップS204〜ステップS209の処理を繰り返す。一方、制御装置14は、蓋部材132のネジ止めが終了したと判定した場合(ステップS209でYes)には、ステップS210に示す処理を実行する。
ステップS210では、図11Bに示すように、制御装置14は、ねじ回し110を初期位置に戻すように、第1アーム13Aを動作させる。なお、ねじ回し110の初期位置は、図1等に示すように、第1テーブル104におけるネジ供給器109の後方である。
次に、制御装置14は、第1ユニット102Aの被把持部40が、第1位置に位置するように、第1ユニット102Aの昇降器35を動作させ(ステップS211)、第1ユニット102Aの被把持部40を第1把持部で把持するように、第1アーム13Aを動作させる(ステップS212)。
次に、制御装置14は、蓋部材132が取付けられたワーク103を第2ベルトコンベア108に載置させるように、第1アーム13A及び第2アーム13Bを動作させる(ステップS213)。具体的には、制御装置14は、上述したステップS103〜ステップS108と同様の処理を実行する。
次に、制御装置14は、第1ユニット102A及び第2ユニット102Bの少なくとも一方の被把持部40が、予め設定されている所定の第2位置に位置するように、昇降器35を動作させ(ステップS213)、本プログラムを終了する。
なお、制御装置14は、第1ユニット102Aの被把持部40と第2ユニット102Bの被把持部40を同時に、それぞれ、第2位置まで移動するように、第1ユニット102Aの昇降器35と第2ユニット102Bの昇降器35を動作させてもよい。また、制御装置14は、一方の被把持部40を第2位置まで移動させた後に、他方の被把持部40を第2位置まで移動するように、昇降器35、35を動作させてもよい。
また、制御装置14は、第1アーム13A及び第2アーム13Bが予め設定されている所定の位置(初期位置)に位置するように動作させて、本プログラムを終了してもよい。さらに、制御装置14は、本プログラムが終了したことを示す情報(例えば、映像、音、光等)を出力装置(例えば、タブレット、スピーカー等)から出力してもよい。
このように構成された、本実施の形態1に係る搬送システム100では、ロボット101と搬送装置102が協働して、ワーク103を搬送させるときに、制御装置14が、被把持部40を第1位置まで移動(下降)するように、昇降器35を動作させる。これにより、ロボット101が、被把持部40を把持するために、被把持部40の位置を検知して、第1アーム13A及び第2アーム13Bが動作しなくてもよい。このため、ロボット101がワーク103に対して作業を開始するまでの時間を短縮することができる。
また、本実施の形態1に係る搬送システム100では、ロボット101の動作を制御する制御装置14が、搬送装置102の制御を実行するため、ロボット101の動作と搬送装置102の動作を並行して実行することができる。
さらに、本実施の形態1に係る搬送システム100では、第1ユニット102Aの保持部41と第2ユニット102Bの保持部41で、ワーク103の下面を支持しながら、ワーク103を挟んだ状態で搬送するように、第1アーム13A及び第2アーム13Bが動作する。
これにより、ワーク103が複雑な形状を有する場合であっても、一対の保持部41で、ワーク103の下面を支持しながら、ワーク103を挟みこむことで搬送することができる。このため、複数の種類のワーク103を搬送するような場合であっても、搬送装置102の保持部41をワーク103の種類に応じた治具に変更することなく、ワーク103を搬送することができる。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良又は他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明に係る搬送システム及びその運転方法は、一対の保持部によりワークを保持させるときに、昇降器が、被把持部を第1位置まで自動で移動(下降)させるので、ロボットがワークに対して作業を開始するまでの時間を短縮することができるため、産業ロボットの分野において有用である。
5a 第1リンク
5b 第2リンク
8A 固定部
9A 本体部
10A 爪部
10B 爪部
12 台車
13A 第1アーム
13B 第2アーム
14 制御装置
14a 演算部
14b 記憶部
14c サーボ制御部
15A 第1アーム部
15B 第2アーム部
16 基軸
17A 第1リスト部
17B 第2リスト部
18A 第1ハンド部
18B 第2ハンド部
20A 第1装着部
20B 第2装着部
25 真空発生装置
26 配管
31 基台
32 支柱部材
33 第1アーム
34 第2アーム
35 昇降器
36 第1筐体
37 第2筐体
38 第3筐体
39 板部材
40 被把持部
40A 凹部
41 保持部
41A 第1部分
41B 第2部分
41C 第3部分
51A 第1当接面
100 搬送システム
101 ロボット
102 搬送装置
102A 第1ユニット
102B 第2ユニット
103 ワーク
104 第1テーブル
105 第2テーブル
106 作業台
107 第1ベルトコンベア
108 第2ベルトコンベア
109 ネジ供給器
109A ネジ
110 ねじ回し
110A 被把持部
111 トレー
112 吸着部材
112A 第1板部材
112B 被把持部
112C 吸着部
132 蓋部材

Claims (8)

  1. 第1把持部を有する第1アームと、第2把持部を有する第2アームと、を有するロボットと、
    一対の被把持部と、ワークを保持するための一対の保持部と、前記保持部を昇降させる昇降器と、を有する搬送装置と、
    前記ロボットと前記搬送装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、一対の保持部により前記ワークを保持させるときに、前記第1把持部又は前記第2把持部が前記被把持部を把持できる位置である第1位置まで、当該被把持部が移動するように、前記昇降器を動作させる、搬送システム。
  2. 前記制御装置は、前記第1把持部が一方の前記被把持部を把持し、前記第2把持部が他方の前記把持部を把持するように、前記ロボットを動作させ、その後、前記ワークを一対の保持部で保持して搬送するように、前記ロボットを動作させる、請求項1に記載の搬送システム。
  3. 前記制御装置は、一対の保持部が前記ワークを挟んで対向するように移動させ、その後、前記保持部が前記ワークをすくうように、前記ロボットを動作させる、請求項2に記載の搬送システム。
  4. 前記制御装置は、前記ワークを搬送させた後、前記被把持部の保持を解放させるように、前記ロボットを動作させ、その後、前記被把持部の退避位置である第2位置まで、当該被把持部が移動するように、前記昇降器を動作させる、請求項2又は3に記載の搬送システム。
  5. 第1把持部を有する第1アームと、第2把持部を有する第2アームと、を有するロボットを備える搬送システムの運転方法であって、
    前記搬送システムは、一対の被把持部と、ワークを保持するための一対の保持部と、前記保持部を昇降させる昇降器と、を有する搬送装置をさらに備え、
    前記被把持部の退避位置である第位置から前記第1把持部又は前記第2把持部が前記被把持部を把持できる位置である第位置まで、当該被把持部を移動させるように、前記昇降器が動作する(A)を備える、搬送システムの運転方法。
  6. 前記第1把持部が一方の前記被把持部を把持し、前記第2把持部が他方の前記把持部を把持し、その後、前記ワークを一対の保持部で保持して搬送するように、前記ロボットが動作する(B)をさらに備える、請求項5に記載の搬送システムの運転方法。
  7. 前記(B)において、前記ロボットは、一対の保持部が前記ワークを挟んで対向するように前記第1アームと前記第2アームを動作させ、その後、前記保持部が前記ワークをすくうように、前記第1アームと前記第2アームを動作させる、請求項6に記載の搬送システムの運転方法。
  8. 前記(B)の後、前記被把持部の保持を解放させるように、前記ロボットが動作し、その後、前記被把持部の退避位置である第2位置まで、当該被把持部が移動するように、前記昇降器が動作する(C)をさらに備える、請求項6又は7に記載の搬送システムの運転方法。


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