JP2015085481A - ロボット、ロボットシステム、ロボット制御部及び把持方法 - Google Patents

ロボット、ロボットシステム、ロボット制御部及び把持方法 Download PDF

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Abstract

【課題】様々な種類のネジ締め等の作業を、特別な道具を用いることなく、1種類のエンドエフェクターを用いて行うことができる。【解決手段】第1〜第4の指部を有するエンドエフェクターが棒状の把持対象物を把持したときの、把持対象物と第1〜第4の指部との接触位置を結んだ形状が矩形であり、当該矩形における把持対象物の長手方向に沿った辺の長さが、把持対象物の長手方向に直交する断面における把持対象物の最も長い線分よりも長い。【選択図】図11

Description

本発明は、ロボット、ロボットシステム、ロボット制御部、ロボットの把持方法及びプログラムに関する。
特許文献1には、各々識別標識を持つ複数のエンドエフェクターをエンドエフェクター置場に保持し、エンドエフェクター置場に保持されたエンドエフェクターの識別標識を撮像し、撮像手段が撮像したエンドエフェクターの識別標識の画像に基づきエンドエフェクターの3次元位置を算出し、算出したエンドエフェクターの3次元位置を作業ロボットの作動制御装置に教示する作業ロボット用エンドエフェクター交換装置が開示されている。
特開2012−35391号公報
特許文献1に記載の発明においては、電動ドライバーを固定する専用のアタッチメントをロボットアームに取り付けてネジ締め作業を行っている。しかしながら、特許文献1に記載の発明のように、専用のアタッチメントを取り付けたロボットアームでサイズ、形状等の異なるネジを扱う場合には、部品の種類毎にエンドエフェクターを用意しなければならないという問題がある。また、エンドエフェクターに設けるアタッチメントについても、部品の種類毎に用意しなければならないという問題もある。
そこで、本発明は、人が作業現場で扱う棒状の組立作業工具を、特別なアタッチメントを用意することなく、汎用のエンドエフェクターでしっかり把持することができるロボット、ロボットシステム、ロボット制御部及び把持方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための第一の態様は、ロボットであって、棒状の把持対象物を把持するエンドエフェクターを備えるアームを含み、前記エンドエフェクターは、第1、第2、第3及び第4の指部を含み、前記エンドエフェクターが前記把持対象物を把持した場合には、前記把持対象物と前記第1、第2、第3及び第4の指部との接触位置を結んだ形状が矩形となり、前記矩形における前記把持対象物の長手方向の辺の長さが、前記把持対象物の長手方向に直交する断面における前記把持対象物の最も長い線分よりも長くなる、ことを特徴とする。
第一の態様によれば、第1、第2、第3及び第4の指部を有するエンドエフェクターが棒状の把持対象物を把持したときの、把持対象物と第1、第2、第3及び第4の指部との接触位置を結んだ形状が矩形となり、当該矩形における把持対象物の長手方向に沿った辺の長さが、把持対象物の長手方向に直交する断面における把持対象物の最も長い線分よりも長となり。これにより、人が作業現場で扱う棒状の組立作業工具(把持対象物)を、特別なアタッチメントを用意することなく、汎用のエンドエフェクターでしっかり把持することができる。特に、把持対象物の長手方向の傾きを小さくすることができる。
ここで、前記エンドエフェクターは、板部を有し、前記把持対象物を把持したときに前記板部と前記把持対象物とが当接してもよい。これにより、把持対象物をしっかり把持することができる。
ここで、前記第1の指部と前記第2の指部は、把持方向に沿って設けられ、前記第1の指部と前記第2の指部は、前記第1の指部及び第2の指部と前記把持対象物との当接位置を含む断面において、前記把持対象物と前記第1の指部との当接位置と前記把持対象物と前記第2の指部との当接位置との間の前記把持方向に平行な距離が、当該断面における前記把持対象物の前記把持方向に平行な最も長い線分の長さ以下であり、かつ、前記板部から見て前記線分の位置又はそれより遠い位置で、前記把持対象物を把持してもよい。これにより、把持対象物をしっかり把持することができる。
ここで、前記第1の指部と前記第3の指部は、前記把持対象物の長手方向に沿って設けられ、前記板部と前記把持対象物とが当接する線分の中心を通り、前記把持方向に平行な面は、前記第1の指部と前記把持対象物との当接位置と、前記第3の指部と前記把持対象物との当接位置との中間を通ってもよい。これにより、指部と把持対象物との当接位置間の距離が均等になり、指部で把持したときの把持対象物の長手方向の傾きを小さくすることができる。
上記課題を解決するための第二の態様は、ロボットシステムであって、棒状の把持対象物を把持する第1、第2、第3及び第4の指部を含むエンドエフェクターを備えるアームを含むロボットと、前記エンドエフェクターを制御するエンドエフェクター制御部と、を備え、前記エンドエフェクター制御部は、棒状の把持対象物の長手方向に異なる2カ所において、前記第1、第2、第3及び第4の指部のうちの前記把持対象物の長手方向に直交する断面に沿って設けられた2本の指部で前記把持対象物を把持させ、その後、前記第1、第2、第3及び第4の指部のうちの前記把持対象物の長手方向に沿って設けられた2本の指部を、前記把持対象物の長手方向に沿って離間させる方向に移動させることで、前記エンドエフェクターが前記把持対象物を把持することを特徴とする。これにより、人が作業現場で扱う棒状の組立作業工具(把持対象物)を、特別なアタッチメントを用意することなく、汎用のエンドエフェクターでしっかり把持することができる。特に、把持対象物の長手方向の傾きを小さくすることができる。なお、当該第二の態様としては、ロボットシステムを構成するロボットでもよいし、ロボットシステムを構成するロボット制御部でもよい。
ここで、前記エンドエフェクターは、板部を有し、前記エンドエフェクター制御部は、前記第1、第2、第3及び第4の指部が前記把持対象物を把持するまえに、前記板部と前記把持対象物とを当接させてもよい。これにより、把持対象物をしっかり把持することができる。
ここで、前記第1の指部と前記第2の指部は、把持方向に沿って設けられ、前記第1の指部と前記第2の指部は、前記第1の指部及び第2の指部と前記把持対象物との当接位置を含む断面において、前記把持対象物と前記第1の指部との当接位置と前記把持対象物と前記第2の指部との当接位置との間の前記把持方向に平行な距離が、当該断面における前記把持対象物の前記把持方向に平行な最も長い線分の長さ以下であり、かつ、前記板部から見て前記線分の位置又はそれより遠い位置で、前記把持対象物を把持してもよい。これにより、把持対象物をしっかり把持することができる。
ここで、前記第1の指部と前記第3の指部は、前記把持対象物の長手方向に沿って設けられ、前記エンドエフェクター制御部は、前記第1の指部及び前記第3の指部を、前記板部に対して対称に、前記把持対象物の長手方向に沿って離間させる方向に移動させてもよい。これにより、指部と把持対象物との当接位置間の距離が均等になり、指部で把持したときの把持対象物の長手方向の傾きを小さくすることができる。
上記課題を解決するための第三の態様は、ロボットの把持方法であって、棒状の把持対象物の長手方向に異なる2カ所において、エンドエフェクターに設けられた前記把持対象物を把持する第1〜第4の指部のうちの前記把持対象物の長手方向に直交する断面に沿って設けられた2本の指部で前記把持対象物を把持させ、その後、前記第1〜第4の指部のうちの前記把持対象物の長手方向に沿って設けられた2本の指部を、前記把持対象物の長手方向に沿って離間させる方向に移動させることを特徴とする。これにより、人が作業現場で扱う棒状の組立作業工具(把持対象物)を、特別なアタッチメントを用意することなく、汎用のエンドエフェクターでしっかり把持することができる。特に、把持対象物の長手方向の傾きを小さくすることができる。
ここで、前記エンドエフェクターに設けられた板部と前記把持対象物とを当接させてから、前記第1〜第4の指部のうちの前記断面に沿って設けられた2本の指部で前記把持対象物を把持させてもよい。これにより、把持対象物をしっかり把持することができる。
本発明の一実施形態におけるロボット1の正面斜視図である。 ロボット1の背面斜視図である。 ロボット1を上から見た図である。 ハンドの詳細を示す図である。 ハンドの詳細を示す図である。 制御部の機能ブロック図である。 制御部の概略構成の一例を示すブロック図である。 ハンドで把持対象物を把持する処理の流れを示すフローチャートである。 ハンドで把持対象物を把持する処理の流れを説明する図であり、底板部をハンドドライバーの外周に当接させた状態を示す。 ハンドで把持対象物を把持する処理の流れを説明する図であり、2本のフィンガーでハンドドライバーを把持した状態を示す。 ハンドで把持対象物を把持する処理の流れを説明する図であり、図10に対してフィンガーを開き切った状態を示す。 図11(b)のA−A断面図である。 把持対象物の変形例を示す図である。 把持対象物の変形例を示す図である。 把持対象物の変形例を示す図である。 把持対象物の変形例を示す図である。
本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態におけるロボット1の正面斜視図である。図2は、ロボット1の背面斜視図である。本実施形態におけるロボット1は、主として、胴部10と、アーム11と、タッチパネルモニター12と、脚部13と、搬送用ハンドル14と、電子カメラ15と、信号灯16と、電源スイッチ17と、外部I/F部18と、昇降ハンドル19と、を備える。ロボット1は、人間型双腕ロボットであり、制御部20(図7参照)からの制御信号に従い処理を行う。このロボット1は、例えば腕時計のような精密機器等を製造する製造工程で用いることができるものである。なお、この製造作業は、通常、作業台(図示せず)上で行なわれる。
なお、以下では、説明の都合上、図1、図2中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。また、図1の手前側を「正面側」または「正面」といい、図2の手前側を「背面側」または「背面」という。
胴部10は、肩領域10Aと、胴部本体10Bとを有する。胴部10は、本発明のロボット本体に相当する。肩領域10Aは、胴部本体10Bの上に設けられる。肩領域10Aの両側面の上端近傍には、アーム11(いわゆるマニピュレーター)が設けられる。
アーム11は、複数のアーム部材11Aがジョイント(図示せず)により連結されて構成される。ジョイントには、それらを動作させるためのアクチュエーター(図示せず)が設けられる。アクチュエーターは、例えば、サーボモーターやエンコーダーなどを備える。エンコーダーが出力するエンコーダー値は、制御部20によるロボット1のフィードバック制御に使用される。また、アクチュエーターには、回動軸を固定する電磁ブレーキが設けられる。
アーム11の先端には、図示しない力覚センサーが設けられている。力覚センサーは、ロボット1が出している力に対する反力として受けている力や、モーメントを検出するセンサーである。力覚センサーとしては、例えば、並進3軸方向の力成分と、回転3軸回りのモーメント成分の6成分を同時に検出することができる6軸力覚センサーを用いることができる。なお、力覚センサーは、6軸に限らず、例えば3軸でもよい。
アーム11には、作業台の上に載置されたワーク等を撮影するハンドアイカメラ11Bが設けられる。
なお、ロボット1に設けられるのはアーム11に限られない。例えば、複数のジョイントとリンクとにより構成され、ジョイントを動かすことで全体が動くマニピュレーターであれば、どのような形態でもよい。
アーム11の先端には、ワークWや道具を把持するハンド110(いわゆるエンドエフェクター)が設けられる。アーム11のエンドポイントの位置は、例えば、ハンド110の取付位置である。
図4、5は、ハンド110の詳細を示す図である。図4は、ハンド110を閉じた状態であり、図5は、ハンド110を開いた状態である。ハンド110は、いわゆる汎用の多指ハンドである。
ハンド110は、主として、本体部111と、本体部111の外側に設けられた4個の可動部112(112A、112B、112C、及び112D)と、可動部112A、112B、112C、112Dにそれぞれ設けられたフィンガー113(113A、113B、113C、及び113D)と、底板部114と、を有する。フィンガー113は、本発明の指部(第1〜第4の指部)に相当する。底板部114は、本発明の板部に相当する。
本体部111は、外形形状がほぼ直方体状をなし、その内部に可動部112A、112B、112C、112Dを駆動させる駆動機構(図示せず)が設けられる。
可動部112Aにはシャフト115Aが設けられ、可動部112Bにはシャフト115Bが設けられる。可動部112Cにはシャフト115Cが設けられ、可動部112Dにはシャフト115D(図4、5では図示せず)が設けられる。シャフト115A、115Bは、可動部112Eの内部に設けられた図示しない駆動部に連結され、シャフト115C、115Dは、可動部112Fの内部に設けられた図示しない駆動部に連結される。これらの駆動部は、本体部111内部の駆動機構に連結される。駆動部により2本のシャフト115A、115Bが異なる方向に移動され、かつ2本のシャフト115C、115Dが異なる方向に移動されることで、可動部112A及び可動部112Bと、可動部112C及び可動部112Dとが、すなわちフィンガー113A及びフィンガー113Bと、フィンガー113C及びフィンガー113Dとが、離れる方向又は近づく方向に同時に移動する。
また、可動部112Aにはシャフト115Eが設けられ、可動部112Cにはシャフト115Fが設けられる。可動部112Bにはシャフト115Gが設けられ、可動部112Dにはシャフト115H(図4、5では図示せず)が設けられる。シャフト115E、115Fは、可動部112Gの内部に設けられた図示しない駆動部に連結され、シャフト115G、115Hは、可動部112Hの内部に設けられた図示しない駆動部に連結される。これらの駆動部は、本体部111内部の駆動機構に連結される。駆動部により2本のシャフト115E、115Fが異なる方向に移動され、かつ2本のシャフト115G、115Hが異なる方向に移動されることで、可動部112A及び可動部112Cと、可動部112B及び可動部112Dとが、すなわちフィンガー113A及びフィンガー113Cと、フィンガー113B及びフィンガー113Dとが、離れる方向又は近づく方向に同時に移動する。
このように、フィンガー113A、113B、113C、113D同士を互いに接近させることにより、これらの間で部品等の把持対象物(ここでは、ハンドドライバーD、図3参照)を把持することができる。また、駆動機構によりこの把持状態からフィンガー113A、113B、113C、113D同士を互いに離間させることにより、把持対象物を解放することができる。
なお、フィンガー113は、本体部111の辺に対して45度(45度に限らず、例えば45度に対し数度程度の誤差を含む概念である)ずつ本体部111の内側に向けて傾いている。したがって、図4に示すように、ハンド110を閉じた状態では、フィンガー113A、113B、113C、113Dが先端近傍で接触する。
また、本体部111の下側(フィンガー113が設けられている側)には、板状の底板部114が設けられる。底板部114は、4本のフィンガー113の移動方向と水平な面を有する。底板部114には、シャフト116が設けられ、シャフト116は本体部111の内部に設けられた図示しない駆動機構に連結される。これにより、シャフト116、すなわち底板部114が上下(本体部111に対して遠ざかる又は近づく方向)に移動できる。
なお、本実施の形態では、エンドエフェクターとしてハンド110を用いたが、エンドエフェクターはハンド110に限られない。例えば、本実施の形態では、フィンガー113A、113B、113C、113Dが4本設けられるが、フィンガーは4本以上であればよく、4本に限られない。
次に、ロボット1の機能構成例について説明する。図6は、制御部20の機能ブロック図を示している。
制御部20は、主として、全体制御部200と、アーム制御部201と、ハンド制御部202と、を備える。
全体制御部200は、制御部20の全体を制御する処理を行う。
アーム制御部201は、アクチュエーターのエンコーダー値、力覚センサーのセンサー値等に基づいて、アーム11を駆動するための信号を出力する。この信号は、アーム駆動アンプ11bで増幅され、アーム駆動アクチュエーター11aに入力される。これにより、アーム11が制御される。
具体的には、アーム制御部201は、電子カメラ15で撮像された画像に基づいて、ハンド110で所定の作業を行わせるように、エンドポイントの位置を移動させる。当該処理は一般的な方法を用いることができるため、説明を省略する。なお、アーム11の制御は、ビジュアルサーボに限らず、位置制御等を用いることもできる。
ハンド制御部202は、エンドポイントを目標位置に移動させると、ハンド110へ作業を行わせるための信号を出力する。この信号は、ハンド駆動アンプ110bで増幅され、ハンド駆動アクチュエーター110aに入力される。これにより、ハンド110により作業を行うことができる。ハンド制御部202が行う処理については、後に詳述する。
なお、本実施の形態では、制御部20を脚部13の内部に設けたが、制御部20は、ロボット1の外部に設けてもよい。制御部20をロボット1の外部に設ける場合には、制御部20は、有線又は無線でロボット1と接続される。
図7は、制御部20の概略構成の一例を示すブロック図である。図示するように、例えばコンピューターなどで構成される制御部20は、演算装置であるCPU(Central Processing Unit)21と、揮発性の記憶装置であるRAM(Random Access Memory)や不揮発性の記憶装置であるROM(Read only Memory)からなるメモリー22と、外部記憶装置23と、ロボット1等の外部の装置と通信を行う通信装置24と、タッチパネルモニター等の入力装置を接続する入力装置インターフェイス(I/F)25と、タッチパネルモニター等の出力装置を接続する出力装置I/F26と、制御部20と他のユニットを接続するI/F27と、を備える。
上記の各機能部は、例えば、CPU21がメモリー22に格納された所定のプログラムをメモリー22に読み出して実行することにより実現される。なお、所定のプログラムは、例えば、予めメモリー22にインストールされてもよいし、通信装置24を介してネットワークからダウンロードされてインストール又は更新されてもよい。
以上のロボット1の構成は、本実施形態の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上記の構成に限られない。また、一般的なロボットシステムが備える構成を排除するものではない。
次に、本実施形態における、上記構成からなるロボット1の特徴的な処理について説明する。図8は、ハンド110がハンドドライバーDを把持する処理の流れを示すフローチャートである。図8に示す処理は、タッチパネルモニター12を介して制御部20に何等かの入力が行われることにより、開始される。
全体制御部200は、ハンドドライバーDの把持指示が行われたか否かを判断する(ステップS100)。例えば、メモリー22に読み出された所定のプログラムに組み込まれた一連の作業の中にハンドドライバーDの把持指示が組み込まれており、CPU21が所定のプログラムを実行することで、ハンドドライバーDの把持指示が行われてもよい。また、タッチパネルモニター12を介してハンドドライバーDの把持指示が入力されることで、ハンドドライバーDの把持指示が行われてもよい。
ハンドドライバーDの把持指示が行われていない場合(ステップS100でNO)は、全体制御部200は、再度ステップ100の処理を行う。
ハンドドライバーDの把持指示が行われている場合(ステップS100でYES)は、全体制御部200は、アーム制御部201に指示を出力する。アーム制御部201は、底板部114がハンドドライバーDの外周面に当接する位置に、アーム11のエンドポイントを移動させる(ステップS102)。
図9は、底板部114がハンドドライバーDの外周面に当接する状態(ステップS102が終了した状態)を示す図であり、(a)は斜視図を示し、(b)は正面図(ハンドドライバーDを一部省略している)を示す。底板部114は板状であり、ハンドドライバーDは断面が円形であるため、底板部114とハンドドライバーDの外周面とは、ハンドドライバーDの長手方向に沿って線接触している。ここで、円形とは、円形に限らず、円形と認識できる形状等を含む概念である。なお、図9に示す状態では、ハンドドライバーDは把持されていない。
なお、ステップS102において、アーム制御部201は、アーム11のエンドポイントがハンドドライバーDの外周面から所定の距離だけ離れた位置にくるようにアーム11を制御し、ハンド制御部202が底板部114を本体部111に対して移動させることで、底板部114をハンドドライバーDの外周面に当接させてもよい。
次に、ハンド制御部202は、ハンドドライバーDの長手方向に異なる2カ所において、ハンドドライバーDの長手方向に直交する方向に設けられた2本のフィンガー113を用いてハンドドライバーDを把持する(ステップS104)。ここで、直交とは、直交のみでなく、直交に対し微小角度(例えば数度程度)だけずれた状態を含む概念である。
図10は、ハンドドライバーDを把持した状態(ステップS104が終了した状態)を示す図であり、(a)は斜視図を示し、(b)はフィンガー113A、112BとハンドドライバーDとの当接位置を含み、かつハンドドライバーDの長手方向に直交する(把持方向に沿った)面における断面図である。なお、図10(b)においては、断面を示すハッチングを省略している。
ステップS104では、ハンド制御部202は、ハンドドライバーDの長手方向に直交する方向に設けられた2本のフィンガー113であるフィンガー113Aと112BとでハンドドライバーDを把持し、ハンドドライバーDの長手方向に直交する方向に設けられた2本のフィンガー113であるフィンガー113Cとフィンガー113DとでハンドドライバーDを把持するように、ハンド110を制御する。フィンガー113Aと112BとでハンドドライバーDを把持する位置と、フィンガー113Cとフィンガー113DとでハンドドライバーDを把持する位置とは、ハンドドライバーDの長手方向に異なる位置である。
図10(b)に示すように、ハンド110は、底板部114と、フィンガー113A、113Bとの3点でハンドドライバーDを支持している。
また、図10(b)に示すようにハンドドライバーDとフィンガー113A、113Bとの当接位置間の把持方向に平行な距離aは、A−A断面におけるハンドドライバーDの把持方向に平行な最も長い線分(ここでは、ハンドドライバーDの直径d)より短い。
さらに、底板部114から見て、図10(b)に示す断面におけるハンドドライバーDの把持方向に平行な最も長い線分の位置(図10一点鎖線参照)より遠い位置で、フィンガー113A、113BがハンドドライバーDを把持している。
したがって、汎用のハンド110を用いてハンドドライバーDをしっかり把持することができる。なお、フィンガー113A、113BがハンドドライバーDを把持する位置は、図10に示す場合に限られない。図10(b)の斜線で示す位置、すなわちハンドドライバーDとフィンガー113A、113Bとの当接位置間の把持方向に平行な距離aが、A−A断面におけるハンドドライバーDの把持方向に平行な最も長い線分(ここでは直径d)以下であり、かつ底板部114から見て、A−A断面におけるハンドドライバーDの把持方向に平行な最も長い線分の位置又はそれより遠い位置で、フィンガー113A、113BがハンドドライバーDを把持すればよい。
その後、ハンド制御部202は、ハンドドライバーDを把持した状態のまま、ハンドドライバーDの長手方向に沿った方向に設けられた2本のフィンガー113をハンドドライバーDの長手方向に沿った方向に離間させる(ステップS106)。
図11は、ハンド制御部202は、ハンドドライバーDを把持した状態のまま、ハンドドライバーDの長手方向に沿った方向にある2本のフィンガー113同士の間隔を遠ざけた状態(ステップS106が終了した状態)を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は側面図である。ここでは、ハンド制御部202は、ハンドドライバーDの長手方向に沿った方向にある2本のフィンガー113として、フィンガー113A及び113Cと、フィンガー113B及びフィンガー113Dと、を離間させるように、可動部112を移動させる。
図11に示す場合には、ハンドドライバーDに凸部(図11網掛け部参照)があるため、ハンド制御部202は、フィンガー113が凸部等に当接するまで、フィンガー113A及び113Cと、フィンガー113B及びフィンガー113Dとを離間させる。
図11においては、図10に対して、フィンガー113Aとフィンガー113Cとの間隔及びフィンガー113Bとフィンガー113Dとの間隔が遠くなっている。図10に示す状態では、フィンガー113Aとフィンガー113Cとの間隔及びフィンガー113Bとフィンガー113Dとの間隔が近いため、ハンドドライバーDが長手方向(図10(a)の矢印参照)に回転しやすく、ドライバービット先端位置のバラツキが大きい状態である。それに対し、図11に示す状態では、フィンガー113Aとフィンガー113Cとの間隔及びフィンガー113Bとフィンガー113Dとの間隔が遠いため、ハンドドライバーDが長手方向に回転しにくく、ドライバービット先端位置のバラツキを小さくすることができる。
図12は、図11(b)のA―A断面図である。フィンガー113とハンドドライバーDとの当接位置を結んだ形状は、図10の二点鎖線で示すように、長方形となっている。長方形とは、長方形に限らず、長方形に対して辺の長さが微小(例えば数ミリ程度)に異なる形状や、一部に曲線を含む形状等を含む概念である。
フィンガー113とハンドドライバーDとの当接位置が構成する長方形の、ハンドドライバーDの長手方向に沿った辺の長さlは、ハンドドライバーDの直径d(把持対象物の長手方向に直交する断面(図8(b)のA−A断面)における最も長い線の長さ)より大きい。
このようにハンド110を用いてハンドドライバーDを把持することにより、安定してハンド110でハンドドライバーDを把持することができる。この把持方法を用いることにより、アーム11に専用アタッチメントを取り付け、専用アタッチメントにハンドドライバーDを固定したときと同等の位置決め精度(ドライバービット先の位置決め精度)を得ることが出来る。
図10(B)では、ハンドドライバーDに凸部(図11網掛け部参照)があるため、フィンガー113が凸部等に当接するまで、フィンガー113A及び113Cと、フィンガー113B及びフィンガー113Dとを離間させたが、ハンドドライバーDに凸部等がない場合には、フィンガー113Aとフィンガー113Cとの距離及びフィンガー113Bとフィンガー113Dとの距離(すなわち、フィンガー113とハンドドライバーDとの当接位置が構成する長方形の、ハンドドライバーDの長手方向に沿った辺の長さl)が、ハンドドライバーDの直径dより大きくなるまで、フィンガー113A及び113Cと、フィンガー113B及びフィンガー113Dとを離間させる。ただし、ハンドドライバーDの先端位置のばらつきを最も小さくするためには、フィンガー113A及び113Cとの距離、フィンガー113B及びフィンガー113Dとの距離が最も遠くなるように、フィンガー113A及び113Cと、フィンガー113B及びフィンガー113Dとを離間させることが望ましい。
なお、ステップS106では、ハンド制御部202は、ハンドドライバーDの長手方向に沿った方向にあるフィンガー113を、底板部114(すなわち本体部111)に対して対称に離間させる。これにより、図10に示すように、底板部114とハンドドライバーDとが当接する線分のうちの中心Mを通り、フィンガー113の把持方向と平行な面mが、フィンガー113A(113B)とハンドドライバーDとの当接位置と、フィンガー113C(113D)とハンドドライバーDとの当接位置との中間を通る。ここで、中間とは、中間点に限らず、中間点から微小距離(例えば数ミリ程度)だけ中心からずれた場合を含む概念である。これにより、ハンド110とハンドドライバーDとの当接位置間の距離が均等になり、ハンド110が把持したときのハンドドライバーDの傾きが最小となる。したがって、ドライバービット先の位置を安定させることができる。
本実施の形態によれば、人が作業現場で扱う棒状の組立作業工具を、特別なアタッチメントを用意することなく、そのまま汎用のハンドで把持することができる。これにより、装置コストを削減することができる。
また、本実施の形態によれば、フィンガー113とハンドドライバーDとの当接位置が矩形であり、かつ矩形のハンドドライバーDの長手方向に沿った辺の長さが、ハンドドライバーDの直径dより大きいため、ドライバービット先端位置のバラツキ小さくすることができる。矩形とは、矩形に限らず、矩形の一部に曲線部を含む形状等を含む概念である。
さらに、本実施の形態によれば、様々な大きさのハンドドライバーDを同様の把持方法で把持できるため、1種類のハンドで複数のハンドドライバーDを扱うことができる。したがって、様々なサイズの締結部品(多種類のネジ)を1又は少数のアームで扱うことができる。
なお、本実施の形態では、エンドエフェクターとしてハンド110を用いたが、エンドエフェクターはハンド110に限られない。例えば、2本セットのフィンガーが開閉可能に設けられたグリッパーを2個以上有し、これらのグリッパーが、グリッパーの開閉方向と直交する方向に移動できるように構成されたエンドエフェクターを使用してもよい。また、ハンド110は底板部114を有したが、底板部114は必須ではない。例えば、グリッパーを用いる場合には、グリッパーの根元部分が底板部114と同様の機能を果たすため、底板部114は不要である。さらに、ハンド110では対向する2本のフィンガー113が同時に移動したが、フィンガー113が1本ずつバラバラに移動可能なエンドエフェクターを使用してもよい。
また、本実施の形態では、ハンドドライバーDの径が一定であるため、フィンガー113とハンドドライバーDとの当接位置が長方形となっている(図12参照)が、ハンドドライバーDの径が一定でない場合には、フィンガー113とハンドドライバーDとの当接位置が台形となる。これは、2個のグリッパーが、グリッパーの開閉方向と直交する方向に移動できるように構成されたエンドエフェクターを持ちれば、このような場合に対応することができる。台形とは、台形に限らず、台形に対して辺の長さが微小に異なる形状や、一部に曲線を含む形状等を含む概念である。矩形とは、長方形、台形を含む概念である。
また、本実施の形態では、円筒形のハンドドライバーDを把持したが、把持対象物の形状はこれに限られない。把持対象物は、棒状であればよく、断面形状は円形に限られない。
図13〜16は、ハンドドライバーの断面が多角形の場合の、フィンガー113とハンドドライバーとの当接位置を含み、ハンドドライバーの長手方向に直交する(把持方向に沿った)断面における、フィンガー113がハンドドライバーを把持した状態の断面図である。多角形とは、多角形に限らず、多角形に対して辺の長さが微小(例えば数ミリ程度)に異なる形状や、一部に曲線を含む形状等を含む概念である。
図13は、断面が四角形のハンドドライバーD1を把持した状態である。図13(A)はハンドドライバーD1の頂点が底板部114に当接するように把持した場合であり、(B)は、ハンドドライバーD1の辺が底板部114に当接するように把持した場合である。
図13(A)に示す場合は、ハンドドライバーD1とフィンガー113A、113Bとの当接位置間の把持方向に平行な距離a1が、ハンドドライバーの長手方向に直交する断面におけるハンドドライバーD1の把持方向に平行な最も長い線分の長さw1以下であり、かつ底板部114から見て、断面におけるハンドドライバーD1の把持方向に平行な最も長い線分より遠い位置(図15一点鎖線参照)で、フィンガー113A、113BがハンドドライバーD1を把持している。
図13(B)に示す場合は、ハンドドライバーD1の底板部114に当接していない角でフィンガー113A、113BがハンドドライバーD1を把持している。すなわち、ハンドドライバーD1とフィンガー113A、113Bとの当接位置間の把持方向に平行な距離xが、ハンドドライバーの長手方向に直交する断面におけるハンドドライバーD1の把持方向に平行な最も長い線分の長さxと同じであり、かつ底板部114から見て、断面におけるハンドドライバーD1の把持方向に平行な最も長い線分の位置で、フィンガー113A、113BがハンドドライバーD1を把持している。
このように、断面が四角形のハンドドライバーD1を、ハンドドライバーD1の姿勢によらず、フィンガー113A、113Bを用いてしっかり把持することができる。
図14は、断面が台形のハンドドライバーD2を把持した状態である。図14(A)はハンドドライバーD2の上底(短い底)が底板部114に当接するように把持した場合であり、(B)は、ハンドドライバーD2の下底(長い底)が底板部114に当接するように把持した場合である。
図14(A)に示す場合は、ハンドドライバーD2の底板部114に当接していない下底の両端でフィンガー113A、113BがハンドドライバーD1を把持している。すなわち、ハンドドライバーD2とフィンガー113A、113Bとの当接位置間の把持方向に平行な距離cが、ハンドドライバーの長手方向に直交する断面におけるハンドドライバーD1の把持方向に平行な最も長い線分の長さcと同じであり、かつ底板部114から見て、断面におけるハンドドライバーD1の把持方向に平行な最も長い線分の位置で、フィンガー113A、113BがハンドドライバーD1を把持している。
図14(B)に示す場合は、ハンドドライバーD2の底板部114に当接していない上底の両端でフィンガー113A、113BがハンドドライバーD1を把持している。すなわち、ハンドドライバーD2とフィンガー113A、113Bとの当接位置間の把持方向に平行な距離bが、ハンドドライバーの長手方向に直交する断面におけるハンドドライバーD1の把持方向に平行な最も長い線分の長さcより短く、かつ底板部114から見て、断面におけるハンドドライバーD1の把持方向に平行な最も長い線分の位置(底板部114の位置)より遠い位置で、フィンガー113A、113BがハンドドライバーD1を把持している。
このように、断面が台形のハンドドライバーD2を、ハンドドライバーD2の姿勢によらず、フィンガー113A、113Bを用いてしっかり把持することができる。
図15は、断面が五角形のハンドドライバーD3を把持した状態である。図15(A)はハンドドライバーD3の辺が底板部114に当接するように把持した場合であり、(B)は、ハンドドライバーD3の頂点が底板部114に当接するように把持した場合である。
図15(A)に示す場合は、ハンドドライバーD3とフィンガー113A、113Bとの当接位置間の把持方向に平行な距離a2は、ハンドドライバーの長手方向に直交する断面におけるハンドドライバーD3の把持方向に平行な最も長い線分の長さw3と同じであり、かつ底板部114から見て、断面におけるハンドドライバーD3の把持方向に平行な最も長い線分の位置で、フィンガー113A、113BがハンドドライバーD3を把持している。
図15(B)に示す場合は、ハンドドライバーD3とフィンガー113A、113Bとの当接位置間の把持方向に平行な距離a3が、ハンドドライバーの長手方向に直交する断面におけるハンドドライバーD3の把持方向に平行な最も長い線分の長さw3以下であり、かつ底板部114から見て、断面におけるハンドドライバーD3の把持方向に平行な最も長い線分の位置より遠い位置(図15(B)一点鎖線参照)で、フィンガー113A、113BがハンドドライバーD3を把持している。
このように、断面が五角形のハンドドライバーD3を、ハンドドライバーD3の姿勢によらず、フィンガー113A、113Bを用いてしっかり把持することができる。
図16は、断面が六角形のハンドドライバーD4を把持した状態である。
図16に示すように、ハンドドライバーD4とフィンガー113A、113Bとの当接位置間の把持方向に平行な距離a4が、ハンドドライバーの長手方向に直交する断面におけるハンドドライバーD4の把持方向に平行な最も長い線分の長さw4以下であり、かつ底板部114から見て、断面におけるハンドドライバーD4の把持方向に平行な最も長い線分の位置より遠い位置で、フィンガー113A、113BがハンドドライバーD4を把持している。これにより、フィンガー113A、113Bを用いてハンドドライバーD4をしっかり把持することができる。
なお、図13(A)、図15(B)、図16に示す場合には、ハンドドライバーが把持される位置は、図中一点鎖線で示す位置に限られない。図中斜線で示す位置、すなわちハンドドライバーとフィンガー113A、113Bとの当接位置間の把持方向に平行な距離が、ハンドドライバーの長手方向に直交する断面におけるハンドドライバーD4の把持方向に平行な最も長い線分の長さ以下であり、かつ底板部114から見て、断面におけるハンドドライバーの把持方向に平行な最も長い線分の位置より遠い位置であれば、どの位置で把持されてもよい。
また、本実施の形態では、ハンド110を用いてハンドドライバーDを把持したが、把持する把持対象物はハンドドライバーDに限定されない。同様の把持方法により、様々な種類の作業工具を把持することができる。ここで、様々な種類の作業工具とは、掴む、包み込むといった把持要素を持つ工具ならどのような工具でもよい。例えば、フードプロセッサー、ノミ、スプーン、フォーク、ナイフ等も様々な種類の作業工具に含まれる。
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者には明らかである。また、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。特に、本発明は、ロボットと、制御部及び撮像部とが別に設けられたロボットシステムとして提供してもよいし、ロボットに制御部等が含まれたロボットとして提供してもよいし、制御部のみ、又は制御部及び撮像部からなるロボット制御装置として提供してもよい。また、本発明は、ロボット等を制御するプログラムやプログラムを記憶した記憶媒体として提供することもできる。
1:ロボット、10:胴部、10A:肩領域、10B:胴部本体、11:アーム、11A:アーム部材、11B:ハンドアイカメラ、11a:アーム駆動アクチュエーター、11b:アーム駆動アンプ、12:タッチパネルモニター、13:脚部、14:搬送用ハンドル、15:電子カメラ、16:信号灯、17:電源スイッチ、17a:電源ONスイッチ、17b:電源OFFスイッチ、18:外部I/F部、19:昇降ハンドル、20:制御部、21:CPU、22:メモリー、23:外部記憶装置、24:通信装置、25:入力装置、26:出力装置、27:インターフェイス、110:ハンド、110a:ハンド駆動アクチュエーター、110b:ハンド駆動アンプ、111:本体部、112、112A、112B、112C、112D、112E、112F、112G、112H:可動部、113、113A、113B、113C、113D:フィンガー、114:底板部、115A、115B、115C、115D、115E、115F、115G、115H、116:シャフト、200:全体制御部、201:アーム制御部、202:ハンド制御部

Claims (12)

  1. 棒状の把持対象物を把持するエンドエフェクターを備えるアームを含み、
    前記エンドエフェクターは、第1、第2、第3及び第4の指部を含み、
    前記エンドエフェクターが前記把持対象物を把持した場合には、
    前記把持対象物と前記第1、第2、第3及び第4の指部との接触位置を結んだ形状が矩形となり、
    前記矩形における前記把持対象物の長手方向の辺の長さが、前記把持対象物の長手方向に直交する断面における前記把持対象物の最も長い線分よりも長くなる、
    ことを特徴とするロボット。
  2. 請求項1に記載のロボットにおいて、
    前記エンドエフェクターは、板部を有し、前記把持対象物を把持したときに前記板部と前記把持対象物とが当接する
    ことを特徴とするロボット。
  3. 請求項2に記載のロボットにおいて、
    前記第1の指部と前記第2の指部は、把持方向に沿って設けられ、
    前記第1の指部と前記第2の指部は、前記第1の指部及び第2の指部と前記把持対象物との当接位置を含む断面において、前記把持対象物と前記第1の指部との当接位置と前記把持対象物と前記第2の指部との当接位置との間の前記把持方向に平行な距離が、当該断面における前記把持対象物の前記把持方向に平行な最も長い線分の長さ以下であり、かつ、前記板部から見て前記線分の位置又はそれより遠い位置で、前記把持対象物を把持する
    ことを特徴とするロボット。
  4. 請求項2に記載のロボットにおいて、
    前記第1の指部と前記第3の指部は、前記把持対象物の長手方向に沿って設けられ、
    前記板部と前記把持対象物とが当接する線分の中心を通り、前記把持方向に平行な面は、前記第1の指部と前記把持対象物との当接位置と、前記第3の指部と前記把持対象物との当接位置との中間を通る
    ことを特徴とするロボット。
  5. 棒状の把持対象物を把持する第1、第2、第3及び第4の指部を含むエンドエフェクターを備えるアームを含むロボットと、
    前記エンドエフェクターを制御するエンドエフェクター制御部と、
    を備え、
    前記エンドエフェクター制御部は、
    棒状の把持対象物の長手方向に異なる2カ所において、前記第1、第2、第3及び第4の指部のうちの前記把持対象物の長手方向に直交する断面に沿って設けられた2本の指部で前記把持対象物を把持させ、
    その後、前記第1、第2、第3及び第4の指部のうちの前記把持対象物の長手方向に沿って設けられた2本の指部を、前記把持対象物の長手方向に沿って離間させる方向に移動させる
    ことで、前記エンドエフェクターが前記把持対象物を把持することを特徴とするロボットシステム。
  6. 請求項5に記載のロボットシステムにおいて、
    前記エンドエフェクターは、板部を有し、
    前記エンドエフェクター制御部は、前記第1、第2、第3及び第4の指部が前記把持対象物を把持するまえに、前記板部と前記把持対象物とを当接させる
    ことを特徴とするロボットシステム。
  7. 請求項6に記載のロボットシステムにおいて、
    前記第1の指部と前記第2の指部は、把持方向に沿って設けられ、
    前記第1の指部と前記第2の指部は、前記第1の指部及び第2の指部と前記把持対象物との当接位置を含む断面において、前記把持対象物と前記第1の指部との当接位置と前記把持対象物と前記第2の指部との当接位置との間の前記把持方向に平行な距離が、当該断面における前記把持対象物の前記把持方向に平行な最も長い線分の長さ以下であり、かつ、前記板部から見て前記線分の位置又はそれより遠い位置で、前記把持対象物を把持する
    ことを特徴とするロボットシステム。
  8. 請求項6に記載のロボットにおいて、
    前記第1の指部と前記第3の指部は、前記把持対象物の長手方向に沿って設けられ、
    前記エンドエフェクター制御部は、前記第1の指部及び前記第3の指部を、前記板部に対して対称に、前記把持対象物の長手方向に沿って離間させる方向に移動させる
    ことを特徴とするロボット。
  9. 請求項5から8のいずれか一項に記載のロボットシステムを構成するロボット。
  10. 請求項5から8のいずれか一項に記載のロボットシステムを構成するロボット制御部。
  11. 棒状の把持対象物の長手方向に異なる2カ所において、エンドエフェクターに設けられた前記把持対象物を把持する第1〜第4の指部のうちの前記把持対象物の長手方向に直交する断面に沿って設けられた2本の指部で前記把持対象物を把持させ、
    その後、前記第1〜第4の指部のうちの前記把持対象物の長手方向に沿って設けられた2本の指部を、前記把持対象物の長手方向に沿って離間させる方向に移動させる
    ことを特徴とするロボットの把持方法。
  12. 請求項11に記載のロボットの把持方法において、
    前記エンドエフェクターに設けられた板部と前記把持対象物とを当接させてから、前記第1〜第4の指部のうちの前記断面に沿って設けられた2本の指部で前記把持対象物を把持させる
    ことを特徴とするロボットの把持方法。
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