JP6121521B2 - 転動タイヤの定常状態シミュレーションのためのシステムおよび方法 - Google Patents

転動タイヤの定常状態シミュレーションのためのシステムおよび方法 Download PDF

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Description

本開示は、有限要素法解析を含め、転動タイヤのコンピュータモデリングに関する。
タイヤの有限要素法解析を行うために必要な計算資源は甚大である。そのようなシミュレーションを行うために必要とされる計算資源の面から、路面上での転動タイヤのシミュレーションは、特に費用がかさむ。
装置および方法は転動タイヤをモデリングするために開示される。路面に接して転動する、少なくとも一部のタイヤの有限要素法モデルは、有限要素法解析システムに入力される。そのシステムは、タイヤまたはその一部と路面の間に一定力を加えることになる命令を実行する。タイヤにかかる力を維持しつつ、路面に接するモデルの有限要素法解析シミュレーションが実施される。あるいは、キャンバーもまたタイヤにつけられ、シミュレーションを通して維持される。
添付の図面において、定常状態の転動タイヤをシミュレーションするためのシステムと方法の例示的な実施形態を説明する構造および方法が、下記に提供される詳細な説明とともに、図示される。単一の構成要素は複数の構成要素として設計されうる、または複数の構成要素は単一の構成要素として設計されうることを当業者は理解するであろう。
さらに、添付の図面およびその説明は、図と明細書全体を通して、同じ参照番号は、それぞれ同じ構成部品をさす。図面は縮尺通りには描かれておらず、ある構成部品の大きさは作図の便宜上、誇張されている。
例示的な有限要素法解析(FEA)処理システム100のブロック図を示す。 FEAシステム100によって生成される、接する転動タイヤ200と路面202のモデルを示す。 FEAシステム100によって生成される、路面202に接する部分的トレッドを有する転動タイヤ200のモデルを示す。 図2に示されるモデルタイヤ200の等角図を示す。 図2に示されるモデルタイヤ200の別の等角図を示す。 FEAシミュレーション中のタイヤモデル500の側面図を示す。 FEAシミュレーション中のタイヤモデル500の側面図を示す。 FEAシミュレーション中のタイヤモデル500の側面図を示す。 タイヤモデル200がドラム600上を転動するシミュレーションを示す。 平らな路面202上に配置されたタイヤ200上にかかる異なる制約条件を有するシミュレーションを識別する表を示す。 ドラム600上に配置されたタイヤ200上にかかる異なる制約条件を有するシミュレーションを識別する表を示す。 少なくとも一部にトレッドを有する転動タイヤ200をモデリングする方法を示す。 方法900を実行するFEAシステム100によって生成されるスピンドル転倒モーメントMの例示的な出力を示す。 方法900を実行するFEAシステム100によって生成されるスピンドルアライニングモーメント(spindle aligning moment)Mの例示的な出力を示す。 方法900を実行するFEAシステム100によって生成されるスリップ角αの例示的な出力を示す。
詳細な説明
図1は例示的な有限要素法解析(FEA)処理システム100のブロック図を示す。FEA処理システム100はプロセッサ102およびコンピュータ可読媒体104を収容するコンピューティングデバイス101を含み得る。キーボード、マウスまたは他のそのようなデバイスなどのユーザインターフェース106は、入力制御装置108に接続され、ユーザに、プロセッサ102およびコンピュータ可読媒体104とを含む、FEAシステム100との交信を可能にする。出力制御装置110は、ユーザに出力装置112を通して提示するために入力制御装置108、プロセッサ102および/またはコンピュータ可読媒体104からの情報を受け取り得、出力装置112は例えば、ビデオモニターまたはプリンタの形をとり得る。コンピュータ可読媒体104は、例えば、ハードディスクドライブ、ソリッドステートハードドライブまたは読み取り専用メモリ(「ROM」)の形をとり得、FEA処理システム100の任意の構成要素に情報を供給し得る。ネットワーク制御装置114はFEAシステム100にインターネットや企業イントラネットなどのネットワークと通信することを可能にする。1つまたは複数のユーザ入力制御装置108、出力制御装置110およびネットワーク制御装置はプロセッサ102内に統合され得る。プロセッサ102およびコンピュータ可読媒体104などのFEAシステム100の構成要素は、マザーボード116に固定され得、例えばバス118を通して、様々な構成要素間での接続を提供する。
好ましい実施形態において、FEAシステム100は、プロセッサ102によって実行されることができる命令を有するコンピュータ可読媒体104上にインストールされるFEAソフトウェアパッケージを使用することで本明細書に開示された方法を行う。プロセッサ102によって実行されるとき、そのFEAソフトウェアパッケージはタイヤのFEAモデルを受け取り、タイヤモデルのFEA分析を行うように構成される。FEAモデルは、トレッド設計、タイヤのサイズ、タイヤの形状、トレッドの材料特性およびベルトプライやインフレーションレベルなどの基礎となる構造など、タイヤの様々な態様を組み込み得る。本明細書で使用する時、用語「トレッド」は正常負荷下において道路と接触するタイヤの部分を意味する。FEAモデルは、ユーザインターフェース106を通して、またはコンピュータ可読媒体104またはネットワークを通してアクセス可能な記憶装置上に保存された以前に構成されたモデルの選択および検索をすることにより、ユーザによってFEAシステム100に導入され得る。プロセッサ102はコンピュータ可読媒体104に書き込まれ保存されたデータ形式でFEA分析の結果を生成する。FEA分析によって生成されたデータは、例えば出力装置112上に表示され得、またはさらに処理され得る。
図2はFEAシステム100によってシミュレーションされる、平面状の路面202に当接するモデルタイヤ200を示す。図2が完全なタイヤのモデルを示す一方で、一部のタイヤトレッドのみを伴うタイヤも使用され得ることに留意されたい。図2Aに示すように、タイヤモデル200Aは完全なカーカス203を有し、タイヤの周りに周方向に160度延びる一部のタイヤトレッド207から成り立つ。完全なタイヤとトレッドパターンを有するモデルの代わりに、一部のトレッドのみを有するモデルを使用することは、完全なトレッドを有するタイヤモデルに比べて、FEAシステム100の、解を得なければいけないトレッドに対応するノードの数が減るであろうため、シミュレーションを行うための計算要件を減少させる。本開示の他の態様において、周方向トレッドはタイヤカーカス203の周りに約160度未満または約160度以上延び得る。例えば、約90度から270度の周方向角測長さ(circumferential angular length)を有するトレッド部が使用されうる。タイヤモデル200が転動定常状態を達成するのに十分な周方向長さを有するように、そして定常状態が達成され得るかぎり60度未満であり得るように下限は選択され得る。加えて、完全なタイヤに至るまでで、180度より大きい周方向長さを伴うトレッドパターンモデルが使用されてもよく、しかしながらそのような長さは、モデル従属変数の精度において対応する利点を伴わないシミュレーションを行うのに必要とされる計算資源における減少を少なくし得る。
スピンドル204はまるでタイヤ200が装着されたホイールを通してタイヤ200に連結固定されているかのようにタイヤ200と回転する。スピンドル204はスピンドルキャリア206内に位置し、キャリア206内で回転する。本教示の一態様において、正のX軸は、タイヤの赤道面と揃えられ、路面に対して平行である(例えば、路面202上にタイヤの赤道面を投影することによって決定することができる)。本明細書で使用する時、用語「赤道面」はタイヤの回転軸に対して垂直で、省略されたホイールの中心を通過するように配置される面を意味する。正のZ軸は路面202の面に対して垂直で、路面202に向かって下向きである。正のY軸はXとZ軸に垂直で、およびX、YおよびZ軸によって定義されたデカルト座標系が右回りの慣例に準拠するような方向に向いている。好ましい実施形態において、路面202はXとY軸方向に沿って移動し得るが、X軸とY軸を中心に回転しない。上記のようなデカルト座標系は例示的であるが、円筒または球座標系などの他の三次元座標系が使用され得る。そのような系の座標は、例えば、XYZ座標系に座標を獲得するために選択された座標系において表される座標に線形変換を適用することによって上述のXYZ座標系において代わりに表され得る。本明細書の教示は便宜上、上述のXYZ座標軸に言及しているが、本明細書の教示は任意の好適な三次元座標軸にも無制限に適用可能である。
FEAシステム100によって行われるシミュレーションにおいて、力F、FおよびFはそれぞれX、Y、Z軸に沿って、路面202によってタイヤ200に加えられる力である。図2に示すように前後力Fは正のX方向に向いており、横力Fは正のY方向に向いている。負の方向の力は制限なく認められていることに留意されたい。Fは路面202によってタイヤ200に加えられる正常力を表し、負のZ方向で示される。モデルとなったタイヤ200は角速度ωで空転し、Z軸に関してγと表示されるキャンバー角を有する。αと表示される、スリップ角は、路面の進行方向とタイヤが向きをつけられた方向間でX−Y面において測定される角度に対応する。タイヤが向きをつけられた方向は、タイヤの赤道面Eと路面202との交差点に平行である。上述の力およびキャンバーはFEAシステム100のコンピュータ可読媒体104上にインストールされたFEAソフトウェアパッケージを通して設定されることができる。
図3は路面202に接するモデルタイヤ200の正のZ方向に沿った等角図を示す。参照の便宜上、図2におけるキャンバー角γはゼロである。道路の進行の方向はベクトルVに沿っている。スリップ角αは路面202を伴うホイールの赤道面Eと道路202の進行方向の交点間の角度として示される。図4はモデルタイヤ200の他の等角図を示し、今回は正のX方向に沿って見られるものとして示される。図4に示すように、キャンバー角γは、Z軸と赤道面E間のY−Z面において測定された角度に対応する。参照の便宜上、図3におけるスリップ角αはゼロである。
図5Aから5Cはシミュレーションの様々な段階のタイヤモデル500を示す。図5Aから5Cに描かれているタイヤモデル500はカーカス504に巻き付く部分的トレッド502を有する。タイヤは路面506に接して転がる。図5Aに示すようにトレッド502が路面506と接触する領域に最も近い部分的トレッドの一端501からシミュレーションが始まる。シミュレーションが進むにつれて、タイヤモデル500は角速度ωで回転し、部分的トレッド502はカーカス504と回転する。図5Cに示すように、モデル500は部分的トレッド502の第二端503が、トレッド502が路面506と接触する領域に達するまで回転する。
図6は本教示の他の態様を示す。図6に示されるモデルタイヤ200は、タイヤ200が接して転がる路面の役をする外周接触面602を有するドラム600に接して転がる。本教示の一態様に従って、FEAシミュレーション中、ドラム600によってタイヤモデル200に力が加えられる。例えば、X、YおよびZ方向における力、F、FおよびFは、ドラムを通してタイヤに加えられ得る。本教示の他の態様において、トルクがドラム600に加えられ得、それはドラム600の回転運動を引き起こし、それによって回転するドラム600上を回転するタイヤ200のシミュレーションが可能になる。そのような構成はタイヤモデル200が、定常位置にいながら、およびドラム600が軸Aを中心に回転しながら、回転することを可能にする。なおも他の本開示の態様に従って、タイヤモデル200は、内周接触面604上も回転しても良い。ドラム600は、図2Aに示すような、部分的トレッド207を有するタイヤモデル200Aを含んだシミュレーションにおいても実施され得る。
図7は、力、トルクまたは直線状の運動制約の異なる構成と、例えば図2および図2Aに示すように、平らな路面上に配置されたタイヤの回転運動パラメータを有するシミュレーションを一覧にした表を示す。本教示の一態様に従い、シミュレーションにおけるスピンドル204、タイヤ200の延長による、および路面202の運動を記述するパラメータが図7に示される。スピンドル204に関連する自由度は、それぞれX、YおよびZ方向におけるスピンドル204の並進運動であり、X、Zおよびω方向を向いたスピンドル204の回転運動は、R、RおよびRωと表示され、そこでωはモデルタイヤ200の回転軸に対して平行であり、それによってスピンドル204の前後軸に対して平行である。路面202の自由度は、それぞれX、YおよびZ方向における道路202の並進運動であり、X、YおよびZ方向を向いた道路の回転運動はR、RおよびRと表示される。
各列の表記「固定された(fixed)」は、対応するシミュレーションで、スピンドル204または道路202の並進または回転運動が、列に対応するパラメータに固定されたことを示唆する。例えば、シミュレーション1から4では、X方向におけるスピンドル204の並進移動は固定されている。従って、それらのシミュレーションでは、タイヤ200はX方向に定常である。加えて、スピンドル204のX方向およびZ方向を向いた回転運動は固定されたと示唆され、従って、これらのシミュレーションでは、タイヤスピンドル204はX方向またはZ方向に向かって回転しない。
図7の表記「力(force)」は固定された力が、指示された並進移動方向に加えられることを示唆する。例えば、シミュレーション2では、Y方向の一定力がスピンドル204を通して加えられ、タイヤ200が路面202にY方向で力を加えることになる。またシミュレーション2では、Z方向およびX方向における一定力が路面202によってタイヤ200に加えられる。
X、YおよびZ方向における力に加えて、スピンドル204にトルクが加えられてもよい。図7の表記「トルク」は、トルクが指示された回転方向に加えられることを表示する。本教示の一態様において、R列の表記「トルク」はトルクがX軸を中心に加えられることを表示し、R列における表記は、トルクがZ軸を中心に加えられることを表示し、そしてRω列における表記はトルクがスピンドルに回転ωの軸を中心に加えられることを表示する。本教示の他の態様において、それぞれシミュレーション9から16においては、トルクはスピンドル204に回転ωの軸を中心に加えられる。
図7の各列における表記「運動(motion)」は、特定のシミュレーションにおいて加えられる運動、力および/またはトルク制約によって、スピンドル204または道路202のある特定の自由度に運動が課されることを表示する。本教示の一態様では、スピンドル204の回転Rωに対応する列でシミュレーション1に対応する行に記載されたモーションという表記は、運動、力、およびトルク制約がシミュレーション1の残った自由度に加えられている一方で、スピンドル204が強制運動下で回転ωの軸を中心に回転することを示唆する。
引き続き図7を参照すると、タイヤモデル200はシミュレーション1から4でX方向において定常である。スピンドル204のX方向における併進移動は、各シミュレーション1から4で固定され、道路202によってタイヤ200にX方向で力が加えられる。本教示の一態様では、シミュレーション1と同様に、シミュレーションにおける全ての力は路面202を通してタイヤモデル200に加えられる。他の態様において、例えばシミュレーション2から4に示すように、Y方向およびZ方向の一方または両方の力が、路面202の代わりにスピンドル204を通して加えられ得る。各シミュレーション1から4では、スピンドル204の回転は、回転ωの軸を中心とする回転に制限され、XまたはZ方向を向いた回転はない。本教示の他の態様において、路面202は並進運動に制限され、シミュレーション1から16のいずれにおいても回転しない。これはR、RおよびR列における「固定」回転制約の表記のよって示唆されており、各シミュレーション1から16で、R、RおよびR列は道路202の回転運動に対応する。
シミュレーション5から8において、タイヤ200はX方向に前転する。各シミュレーション5から8において、スピンドル204にX方向で力が加えられ、路面202はX方向への固定を保持される。本教示の一態様では、シミュレーション1と同様に、シミュレーションにおける全ての力は路面202を通してタイヤモデル200に加えられる。本教示の他の態様では、シミュレーション4と同様に、シミュレーションにおける全ての力はスピンドル204を通してタイヤモデル200に加えられる。なおも他の態様では、例えばシミュレーション6から8で加えられるように、Y方向およびZ方向の一方または両方の力は、スピンドル204の代わりに路面202を通して加えられ得る。
スピンドル204のX方向における並進移動に対応する表記「固定」によって示唆されるように、シミュレーション9から12において、タイヤモデル200はX方向に定常である。トルクは、スピンドル204を通して回転ωの軸を中心に加えられ、一方でX及びZ軸を中心とするスピンドル204の回転は固定される。YおよびZ方向の力は、シミュレーション9のように、完全に路面202を通して、シミュレーション12のように完全にスピンドル204を通して、またはシミュレーション10と11で示唆されるように道路202およびスピンドル204の組み合わせを通して加えられ得る。シミュレーション13から16において、タイヤモデル200はX方向に前転する。各シミュレーション13から16において、トルクは回転ωの軸を中心にスピンドル204に加えられ、路面202はX方向への固定を保持され、スピンドル204とタイヤモデル200上に転動運動を伝え、それによってタイヤモデル200をX方向前方に動かす。本教示の一態様では、例えば、シミュレーション13から16の事例に示すように、一方または両方のYおよびZ方向の力は路面202またはスピンドル204のどちらかを通して加えられる。
図8は、図6に示すようにドラム600上に配置されたタイヤ200に行われる本教示に係るシミュレーションの実施例を示す。図8に一覧表示されたシミュレーションはスピンドル204およびドラム600上にかけられた制約によって記載され、外接触面602または内接触面604の一方を通してタイヤモデル200に力を加える。スピンドル204の自由度は図7を参照して上述され、とりわけ、シミュレーション17から32におけるスピンドル204の並進および回転運動に関する図8に示される表内の表記は図7におけるシミュレーション1から16のそれをたどる。
シミュレーション17から20に関して、トルクはドラム600にR方向を向いて加えられ、一方で、残りのシミュレーション21から32と同様に、ドラムはRおよびR方向を向いた回転について固定される。加えて、各シミュレーション17から32と同様に、ドラム600はX軸方向における並進移動について固定される。これらの制約の結果として、タイヤモデル200はシミュレーション17から20において、ドラム600上を転動するとき、定常を保持する。
シミュレーション21から24では、タイヤ200はX方向への転動をシミュレーションされ、それはドラム600の周りを転動するタイヤ200に対応する。これらのシミュレーションにおいて、ドラム600にはX、YまたはZ軸のいずれについてもトルクは加えられず、X方向に沿った力が、スピンドル204に加えられる。シミュレーション25から28では、タイヤモデル200は定常で転動する。これらのシミュレーションでは、ドラム600はY軸を中心とした回転運動をすることが許され、トルクが回転ωの軸を中心としてスピンドル204に加えられる。シミュレーション29から32では、トルクが回転ωの軸を中心としてスピンドル204に加えられ、ドラム600にはトルクが加えられないとき、タイヤ200はX方向への転動を模擬実験される。図8に示される各シミュレーションでは、YまたはZ方向における力はスピンドル204およびドラム600のうちの一方を通してタイヤ200にかけられることができる。例えば、シミュレーション17では、YおよびZ方向における力は、ドラム600を通してのみタイヤ200にかけられるが、一方シミュレーション20では、YおよびZ方向における力はスピンドル204を通してのみタイヤモデル200にかけられる。シミュレーション18および19では、YおよびZ方向における力は、スピンドルまたはドラムの一方または他方により別々に加えられる。
図7および図8に示される各シミュレーションでは、タイヤと接触面間の境界面力(F、F、およびF)が一定となるように制約がモデルにかけられる。本教示の一態様では、その境界面力はシミュレーションの間中、一定に保たれる。
図9はタイヤ200にシミュレーションを行うためにFEAシステムにより行われ得る例示的な方法900を示す。本開示に従い、ステップ910で、タイヤ200の有限要素法モデルはリムに取り付けられ、膨らまされ、図2および図2Aに示される路面202のような接触面または図6に示すようなドラム600を通して負荷がタイヤに加えられる。ステップ910において行われる負荷の印加は接触面に対して垂直な方向の力を加えることを含む。モデル200は、トレッド設計、タイヤのサイズおよび形状などの、タイヤの様々な態様を組み込んでもよい。FEAモデルは、ユーザインターフェース106を通したFEAソフトウェアパッケージとのユーザの交信により、またはコンピュータ可読媒体104上に記憶された前もって作成されたモデルの選択および回復により、FEAシステム100に導入され得る。ステップ920では、必要に応じてキャンバー角γがタイヤ200に加えられ得る。ステップ920において参照されるキャンバーは、代替的に、ステップ910の前、後、最中に導入され得ることに注意されたい。
ステップ930において、追加の力またはトルクがタイヤモデル200に加えられる。そのような力またはトルクは、スピンドル204を通して、または路面202を通してまたはドラム600を通して加えられ得る。本教示の一態様では、ステップ930で加えられる力はX−Y面におけるものでXまたはY軸の一方のみと揃えられるよう制限されてよい。あるいは、加えられる力は、XおよびY軸両方に沿った成分を伴う一般力であり得る。本教示の一態様では、ステップ910よび930で加えられる荷重力および接触力はFEAシステム100によるシミュレーションの間中、一定に保たれる。モデルされたタイヤ200はステップ930で加えられる様々な力、F、FおよびFの結果としての変形を経験するだろう。
ステップ940では、例えば、プロセッサ102がコンピュータ可読媒体104上に記憶されたFEAソフトウェアパッケージ内に含有された命令を実行することを通して、FEAシステム100がモデル上の転動タイヤFEAシミュレーションの実施を開始する。本教示の一態様では、ステップ920で参照されるキャンバーとステップ910およびステップ930で参照される力は、タイヤ200の転動シミュレーションを開始するより前に導入される。本開示の一態様では、回転速度ωの固定された値はスピンドル204で測定された独立変数としてモデル200に加えられ、道路202の速度は転動工程によって決められる。代替の実施形態では、回転速度定数を与える制約を加えるかわりに、一定の順方向速度が路面202またはドラム600に加えられ、その回転速度はスピンドル204で決定される。
ステップ950では、FEAシステム100はタイヤ、およびスリップ角のモーメントなどの従属パラメータの収束性を監視する。FEAシステム100は、ステップ910と930で導入された力パラメータを加え続けつつ、シミュレーションの各増加していく時間間隔で、タイヤ条件を反復して解決する、そして適応可能な場合、キャンバー角γパラメータが、シミュレーションを通して、ステップ920に導入される。好適な実施形態では、路面によってタイヤに加えられる力の値、およびいずれのキャンバーもシミュレーションの間中一定の値で維持される。
ステップ960では、FEAシステムは選択された従属変数が定常値に収束するかどうか決定する。さらに本明細書で記述されるように、シミュレーションが収束したとみられる条件は様々であることができ、FEAシステム100のユーザによって選択され得る。FEAシステムが、収束のための条件が満たされたと決定する場合、シミュレーションは終わり、反して条件がまだ達されてない場合は、シミュレーションはステップ940を続ける。
図10に示すように、X方向を向いたタイヤのトルクに対応するスピンドル転倒モーメントの値(Mと表示される)は、モデルとなったタイヤがおおよそ75度に転動したあと、この実施例において約−4332インチポンドの定常値に収束させる。そのシミュレーションをタイヤが約90度転動するまで続ける。タイヤシミュレーションによって達される定常状態条件の一つの代表値を決定するために、転倒モーメントの値は注目画像領域1010で平均化されてもよく、その領域は約75〜90度間のタイヤ旋回に対応する。
判断基準は従属パラメータの値が定常に達したとみなすのに十分に収束したかどうかを決定するように設定されてよい。判断基準を満たすことは、それを超えて注目画像領域が選択され得る許容範囲を示唆し得る。シミュレーションは、上述のように転倒モーメントMを含む判断基準に従属し得る従属パラメータを生成してもよく、またはスリップ角αまたはスピンドルアライニングモーメントM(Z方向を向いたタイヤのモーメントに対応する)などの他のパラメータを含み得る。図11は約0から90度間での横揺れ角のスピンドルアライニングモーメントMのグラフを示す。注目画像領域1110にて取得されるMの平均値(横揺れ角の約80から90度間にまたがるように選択される)では、−47インチポンドのMの平均値が得られる。図12は、約0から90度間での横揺れ角のスリップ角αのグラフを示す。スリップ角の平均値は注目画像領域1210(横揺れ角の約75度から90度間にまたがるように選択される)で取得され、−0.5度のスリップ角の平均値が得られる。そのようなグラフは方法900の実行後にFEAシステム100によって作成され得る。あるいは、従属変数の値はコンピュータ可読媒体104に保存されてもよく、またはネットワーク制御装置114を通して遠隔のネットワーク上の記憶位置に保存され得る。
1つ以上の従属変数の定常値を達成するための判断基準は前もって選択され得る。そのような判断基準は、転動の程度ごとの1つ以上の従属変数の移動平均における最大変化のための要件を含むように設定され得る。そのような平均は、例えば、転動の最後の10または15度のウィンドウを超えてとられ得る。より高いまたはより低い値のウィンドウの幅は選択されてよい。本開示の一態様において、選択された値はトレッドピッチまたは反復トレッドブロック単位の倍数である。他の実施例において、収束の判断基準は、スピンドルアライニングモーメントなどの従属変数の移動平均値であってもよく、横揺れ角の最後10度超は、先の10度の転動の従属変数の平均値の5%内である、または観測変数の標準偏差は許容範囲内であり得る。本教示に係る他の実施例では、横揺れ角の最後10度を超える従属変数の移動平均値は、先の10度の転動の従属変数の平均値の1%内であり、または、ある前もって選択された範囲の値内である。FEAシステム100は定常状態を達成するために選択された判断基準が解を達成するまでシミュレーションを行うよう命令され得る。
方法900に加えて、一度シミュレーションが行われると、ユーザはタイヤモデル200、またはシミュレーションのパラメータ、またはその両方を調整するかどうか決定してもよく、FEAシステム100を用いて追加のシミュレーションを行い得る。タイヤモデルはFEAシステム100の計算資源にかかる負担を減らすためトレッドの部分を足すまたは引くことによって調整されてよい。例えば、タイヤトレッドの部分は60度から、角周方向長さの約60度から360度間の任意の値まで増やされ得る。加えて、タイヤトレッドの形は、もしあれば、調整され得る。多くの他のパラメータもまた調整されてよく、典型的にはFEAシステム100のコンピュータ可読媒体104上にインストールされたFEAソフトウェアパッケージを通して調整可能であるだろう。そのような変更はユーザインターフェース106を通してユーザによって入力され得る。シミュレーションが従属変数の定常状態条件を達成しない場合には、処理900がより長い総転動距離を用いて再度行われて得る。シミュレーションのために総角転動距離を変更することは、より長い期間シミュレーションを続けることに加えて、モデルにおけるタイヤ200の周方向長さを増やすことを必要とし得る。模擬実験されるタイヤが転動する距離の増加は、注目画像領域1010が模擬実験されるタイヤ200の横揺れ角をより大きく拡大することを可能にする。
FEAシステム100により提供される情報および本明細書に記載の例示的な方法900はユーザが効率的に、シミュレーションされたFEAシミュレーションのタイヤ200に適用された状況下で生成された従属変数の定常挙動を決定することを可能にする。ユーザは結果生じた従属変数の値が望ましくないと決定し得る。結果として、ユーザはタイヤモデルを変更することができ、モデルとなったタイヤの特徴が改善されたかどうか決定するために代替モデルにて方法900を行うことができる。そのようなタイヤモデルに対するシミュレーションおよび変更は、最適なタイヤ設計を決定するために繰り返し行われ得る。
本明細書に記載および図に示された教示が、道路202またはドラム600によって本教示に係るタイヤ200に加えられる力を維持しつつ、有限要素法解析を実装および適用して従属変数を算出する様々な方法のうちのほんの少しの方法を代表していると理解されるだろう。本開示に記載され示された方法は、本明細書に記載の機能を果たす任意の手法で修正されてよい。本明細書に記載の方法および装置は任意の数量(例えば、1つ以上の)ハードウェアおよび/またはソフトウェアモジュールまたはユニット、コンピュータまたは処理システムまたは回路間で任意の手法で配布され得ることが理解されるべきである。
本明細書に記載の方法を実装するためのソフトウェアはスタンドアローンのコンピュータシステム内に統合されてもよく、または別々に実行し、任意の通信媒体(例えば、ネットワーク、モデム、直接接続など)を介して、任意の数のデバイス、ワークステーション?コンピュータ、サーバコンピュータ、またはデータ記憶装置に接続され得る。本明細書に記載の処理は、任意の数量のデバイスおよび/または任意の数量のパーソナルまたは他のタイプのデバイス、コンピュータまたは処理システム(例えば、デスクトップ、ノートパソコン、またはサーバコンピュータ)によって実装され得る。
FEAシステム100は、任意の市販のオペレーティング・システム(例えば、Windows、MacのLion、Unix、Linuxなど)、任意の市販および/またはカスタムFEAソフトウェア(例えば、Abaqus、NASTRAN、LS−DYNAや顧客が書いたソフトウェア)および、任意の種類の入力および/または出力デバイス(例えば、キーボード、マウス、ディスプレイ、プリンタなど)を含み得る。
本明細書に処理を実装するための命令を有するソフトウェアは任意の望ましいコンピュータ言語で実装されてよいと、理解されるべきである。例えば、一例示的な実施形態において、本明細書に記載の処理は、Pythonプログラミング言語を使用して記載されることができる。しかしながら、本開示は、いずれの特定のプログラミング言語において実装されるように限定されない。様々な命令およびデータセットは任意の数量または種類のファイル、データまたはデータベース構造に保存され得る。さらに、本明細書に記載のステップを行うためのソフトウェアは任意の好適な媒体(例えば、CD−ROMやフロッピーディスクなどのデバイス、インターネットまたは他のネットワーク(例えば、パケットおよび/またはキャリア信号を介して)からのダウンロード、掲示板からのダウンロード(例えば、キャリア信号を介して)、または他の便利な配布機構)で配布されてよい。
本明細書に記載の方法を実装するためのソフトウェアは、任意の便利なまたは他の手法(例えば、インストールプログラム、ファイルのコピー、実行コマンドの入力など)でコンピュータシステム上にインストールおよび実行されてよい。本明細書に記載のステップを行うFEAシステム100に紐づけられた機能は、任意の数量のコンピュータまたは他の処理システム上で行われてよい。さらに、特定の機能を、1つまたは複数のコンピュータシステムに、任意の望ましい様式で割り当ててよい。
さらに、様々な機能を行うソフトウェアの本明細書のいずれの参照も、一般的には、ソフトウェアの制御下でそれらの機能を行うコンピュータシステムまたはプロセッサを意味する。コンピュータシステムは、ハードウェアまたは他の処理回路によって二者択一的に実装され得る。本明細書に記載の方法の様々な機能は、任意の数量(例えば、1つ以上の)のハードウェアおよび/またはソフトウェアモジュールまたはユニット、コンピュータまたは処理システムまたは回路の中の任意の手法で配布され得、そこでコンピュータまたは処理システムは互いにローカルにまたは遠隔に設置されてもよく、任意の好適な通信媒体(例えば、LAN、WAN、イントラネット、インターネット、ハードワイヤ、モデム接続、無線、など)を介して通信する。
上述され、フローチャートと図表に示されたソフトウェアおよび/または処理は、本明細書に記載の機能を果たす任意の手法において修正されてよい。
本開示の目的のために、別段の定めがない限り、「a」または「an」は「1つ以上」を意味する。用語「含む」または「含んで」は明細書または請求項で使用される限りでは、用語「備える」というその用語が請求項内で移行語として使用される際に解釈されるのと同様に包括的であると意図される。さらに、「または」が使用される(例えば、AまたはB)限りでは、それは「AまたはBまたは両方」を意味すると意図される。出願者が「AまたはBのみで、両方ではない」を示唆したいと意図するときは、用語「AまたはBのみで、両方ではない」が使用されるだろう。従って、本明細書において用語「または」の使用は包括的で、排他的な使用ではない。BryanA.GarnerのA Dictionary of Modern Legal Usage624(2d.Ed.1995)を参照されたい。また、用語「内(in)」または「内へ(into)」が明細書で使用される限りでは、それは「上(on」または「上へ(onto)」をさらに意味すると意図される。本明細書で使用するとき、「約」は当業者によって理解され、そしてそれが使用される文脈によってある程度変わるだろう。当業者にとって明確でない用語の使用がある場合、それが使用される文脈を考えて、「約」は特定の用語のプラスまたはマイナス10%までを意味するだろう。約AからBまでは、約Aから約Bまで(AおよびBは指定された値である)を意味すると意図される。
本開示が様々な実施形態を例示する一方で、そしてこれらの実施形態がいくらか詳細に記載されている一方で、特許請求された発明の範囲をそのように詳細に限定するまたは如何様にも制限することは出願者の意図するところではない。さらなる利点および変更は当業者にとって明らかであるだろう。それゆえ、発明は、そのより広い態様において、具体的詳細および示され説明された例示的実施例に制限されない。従って、出願者の請求する発明の精神および範囲から逸脱することなく、そのような詳細からは離れてよい。さらに、前述の実施形態は例証であり、単一の特徴や、要素は本出願またはのちの出願において請求され得るすべての起こり得る組み合わせに対して必須ではない。

Claims (4)

  1. 転動タイヤをモデリングする方法であって、
    タイヤ接触面上を転動するタイヤの有限要素法モデルを有限要素法解析システムに入力するステップであって、前記タイヤは、270度以下の角周方向長さにわたるトレッド部を含むことを特徴とするステップと、
    前記タイヤと前記タイヤ接触面との間に荷重力を加えるステップと、
    横力、前後力およびキャンバーの少なくとも1つを前記タイヤ接触面において前記タイヤに加えるステップと、
    前記タイヤにかかる荷重力と、横力、前後力およびキャンバーの少なくとも1つを維持しつつ、前記タイヤ接触面上を転動する前記タイヤのモデルの有限要素法解析シミュレーションを実施し、これによりタイヤのモーメントおよびスピンドルアライニングモーメントのうち少なくとも一つを生成するステップと、
    前記タイヤのモーメントおよびスピンドルアライニングモーメントのうち少なくとも一つの収束性を監視するステップと、
    前記タイヤのモーメントおよびスピンドルアライニングモーメントのうち少なくとも一つ定常値に収束したかどうか決定するステップと、
    前記タイヤのモーメントおよびスピンドルアライニングモーメントのうち少なくとも一つ前記定常値に収束したことを決定したときに前記有限要素モデル解析シミュレーションを終了するステップと、を含む方法。
  2. 前記荷重力が一定荷重力である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記有限要素法解析シミュレーションを実施するステップが、約60度と120度間の角距離を転動する前記タイヤのモデルをシミュレーションすることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記タイヤが約60度から180度の間の角周方向長さにわたるトレッドを含む、請求項1に記載の方法。
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