JP6120915B2 - 真空システム - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも一つの真空ポンプと少なくとも一つのレシーバーを有する真空システムに関する。その際、レシーバーのアウトレットは、真空ポンプのインレットと解除可能に接続されている、または接続可能である。接続は、アウトレット内に設けられたアウトレット開口部が、インレット内に設けられたインレット開口部と合わせられており、そしてアウトレット開口部の周りを周回するよう推移するアウトレットの部分が、インレット開口部の周りを周回するよう推移するインレットの部分と向かい合うように行われる。そして、インレット部分とアウトレット部分の間には、インレット部分の周りを周回するよう推移する第一のシールと、および第一のシールの半径方向外側で、インレット開口部の周りを周回するよう推移する第二のシールが配置されている。そしてその際、第一のシールと第二のシールの間に位置する少なくとも一つの容積を真空引きするための少なくとも一つの吸引部が設けられている。
冒頭に記載して形式の真空システムにおいて、第一のシールはインレット開口部とアウトレット開口部の間を推移する接続チャネルを、両方のシールの間に位置する容積に対してシールする。その上、半径方向外側に位置する、第二のシールは該容積を周囲に対してシールする。容積は吸引部を介して真空引きされることが可能であるので、第一のシールは、接続チャネルを環境圧に対してシールせず、容積内にある低圧に対してのみシールする。これによって接続チャネル又はレシーバー内では特に低い圧力が達成される。
ただし、そのような先行技術から公知の真空システムにおいては、レシーバー内に長期にわたって超高真空(UHV、独語:Ultrahochvakuum)、の領域の圧力を実現するのが困難であり、特に長期にわたって10−9hPaよりも低い圧力を実現するのが困難であるという問題が発生する。
独国特許出願公開第3830470C2号明細書 独国特許出願公開第102005063265A1号明細書 独国実用新案登録出願第9304435U1号明細書 独国実用新案登録出願第202008017530U1号明細書 仏国特許出願公開第2409406A1号明細書 欧州特許出願公開第1795757A2号明細書
よって本発明の課題は、レシーバー内に長期にわたって超高真空(UHV)の領域の圧力、特に10−9hPaよりも低い圧力を達成可能である改善された真空システムを提供することである。
この課題は、請求項1に記載の特徴を有する真空システムによって、特に、冒頭に記載した形式の真空システムが、第一のシールが軟性の金属材料から形成されているか、またはエラストマーから成るフラットシールとして形成されていることによって解決される。
発明に従い、第一のシールは軟性の金属材料から、またはエラストマーから成るフラットシールとして形成されているので、いずれにせよわずかなのみしかガス放出しないので、特に適当な真空ポンプの設計においては、レシーバー内に長期にわたってUHV領域の圧力、特に10−9hPaより低い圧力が達成されることが可能である。
好ましくは、真空ポンプのインレット部分は真空ポンプのハウジングの一部であり、そしてレシーバーのアウトレット部分は、好ましくはレシーバーのハウジングの一部である。
軟性の金属の材料を第一のシールに使用することによって、第一のシールは特に真空ポンプ又はレシーバーのハウジングよりも柔らかい。真腔ポンプのインレット部分とレシーバーのアウトレット部分の間にその様に配置された第一のシールは、よって変形されることが可能である。これは、例えば両方の部分をお互いに抑えることによって可能である。その際、インレット部分及びアウトレット部分における変形は基本的に引き起こされない。その様な損傷又は変形によって生じる真空(度合)の悪化はよって防止される。
特に、軟性の金属から形成される第一のシールが、アルミニウムハウジングを有するレシーバー、及び/又は真空ポンプとの組み合わせで使用されると有利である。これによって、第一のシールがインレット部分及び/又はアウトレット部分よりも明らかに低い高度を有するということが達成可能である。よって第一のシールは、インレット又はアウトレットにおける損傷又は変形が生じないか、僅かに生じるのみである。
好ましくは、金属材料は、HB35よりも低いブリネル硬さ(HB)を有する。これは、好ましくはHB30よりも低く、更に好ましくはHB25よりも低く、もっと更に好ましくは最高HB20の値をとる。これによって、金属材料から形成される第一のシールが、アルミニウム製のハウジングを有する真空ポンプ又はレシーバーよりも明らかに低い硬度を有するということが保証されることが可能である。
金属材料は、特にアルミニウム合金、特にEN AW 1050a H111である。これによって、低いガス放出(程度)を有する軟性でそして安価な第一のシールが実現されることが可能である。
金属材料から成る第一のシールは、好ましくはフラットシールとして形成されている。これによって良好なシール性のもと材料節約が達成されることができる。
好ましくは、エラストマーは、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)又はKFMまはたバイトン(独語:Viton)である。フラットシールとして上述の材料から形成される第一のシールは、低い透過性及びガス放出性を有するので、レシーバー内に長期にわたってUHV領域の圧力、特に10−9hPaより低い圧力が達成されることが可能である。
エラストマーからなるフラットシールは、型成形シールとして形成されていることが可能であるので、ここで使用される概念「フラットシール」は、型成形シールも含むべきである。
軟性の金属材料から又はフラットシールとしてエラストマーから形成される第一のシールは、好ましくは最大2mmの高さを有する。更に好ましくは0.03mmから1.5mmの間の高さを有し、もっと更に好ましくは0.05mmから1mmの間の高さを有し、そしてもっと更に好ましくは0.05mmから0.5mmの間の高さを有している。その様なシールによって、低いガス放出性のもと良好なシール作用が達成されることが可能である。
好ましくは軟性の金属材料から形成される第一のシールは、インレット部分とアウトレット部分の間で0.05mmから0.5mm、好ましくは0.05から0.1mmだけ、特に平らに、押しつぶされていることが可能である。第一のシールのその様なわずかな押しつぶしによって、特に、吸引部に基づいておよび第一のシールの半径方向外側に設けられる第二のシールに基づいて、レシーバー内に高真空領域の真空を長期にわたって生じさせるのに十分なシール性が既に達成される。第一のシールのわずかな押圧は、その際、インレット部分又はアウトレット部分における損傷が防止されることが可能であるという利点を有する。
本発明の発展形に従い、第二のシールは、エラストマーから形成され、特にKFMまたはバイトンから形成され、そして好ましくはOリングの形式で形成されている。よって第二のシールは安価に実現可能である。
本発明の一つの態様に従い、吸引部は少なくとも一つの吸引開口部を有する。これはインレット部分に設けられている。吸引開口部を介して、第一及び第二のシールの間の容積の真空引きが行われることが可能である。吸引開口部は、チャネルを介して真空ポンプのポンプ段と接続されていることが可能であるので、容積はポンプ段によってポンプアウトされることが可能である。ポンプ段は、特に、ポンプ段に対して後配置されて配置されている中間ポンプ段であることが可能である。これによってレシーバーがポンプアウトされる。その際、チャネルは特に中間ポンプ段内への中間インレットである。吸引開口部は、しかしまた独立した真空ポンプと接続されていることも可能である。
好ましくは、吸引部は少なくとも一つの吸引開口部を有する。これはアウトレット部分内に設けられている。アウトレット部分内の吸引開口部は、例えばチャネルを介して真空ポンプのポンプ段と接続されていることが可能であるので、第一及び第二のシールの間に位置する容積が当該ポンプ段を介してポンプアウト(独語:auspumpen)されることが可能である。その際、ポンプ段は、ポンプ段に後配置された中間ポンプ段であることが可能である。これを介してレシーバーがポンプアウトされる。アウトレット部分内の吸引開口部は、しかしまた独立した真空ポンプと接続されていることが可能である。
好ましくはインレット部分には、インレット部分の周りを周回する収容部が第一のシールの為に形成されている。第一のシールは、収容部内に挿入されることができる。収容部は、その際好ましくは、その中に収容されるシールがこれから突き出るような深さに形成されるので、シールは、向かい合ったアウトレット部分によって押しつぶされることが可能である。
収容部は、特に、インレット開口部の周りを周回する沈降部又は溝の形式で形成されていることが可能である。収容部は、よって特別簡単に製造されることが可能である。
好ましくは、収容部内には、好ましくはその中央には、インレット開口部の周りを周回する切断エッジが形成されている。
適当な方法で、アウトレット部分には、アウトレット開口部の周りを周回するよう推移する、好ましくは溝の形式に形成された収容部が、第一のシールの為に形成されていることが可能である。収容部内には、好ましくはその中央部に、アウトレット開口部の周りを周回する切断エッジが形成されていることが可能である。インレット部分内の収容部、及び/又は、アウトレット部分内の収容部は、しかしまた切断エッジ無で形成されていることも可能である。これによって第一のシールの平坦な押しつぶしが可能である。
アウトレット部分内、及び/又はインレット部分内に設けられた各収容部は、これらが深くなるほど先細であるように形成されていることが可能である。各収容部は、よって特に基本形状がひし形状に形成された型成形シールの収容の為に設けられていることが可能であり、その際、収容部の先細となった形状によって、余りにも大きな組立力が第一のシールに作用することが無いということが達成される。これによって特に、組立力によって引き起こされる場合によっては起こり得る、真空ポンプ又はレシーバーの損傷又は変形が防止されることが可能である。
インレット部分及び/又はアウトレット部分は、インレット部分及びアウトレット部分が集まった際に、これらの間に配置された第一のシールの少なくとも一つのエッジが押しつぶされるよう形成されていることが可能である。これによって、第一のシール少ない押しつぶしの際に、十分なシール作用が達成されることが可能である。第一のシールの押しつぶしは、特に、インレット部分及び/又はアウトレット部分に、各押しつぶしエッジ、または押しつぶしを行うアールが形成されていることにより達成されることが可能である。
両方のシールが互いに一体に形成されていると特に有利である。一体に形成された両方のシールの使用によって、特に、真空ポンプのインレットをレシーバーのアウトレットと接続するための組立時間が節約されることが可能である。
特に、両方のシールは、金属のフラットシールの形式、またはエラストマーフラットシールの形式で形成されていることが可能である。これによって、少ないガス放出のもと良好なシール作用が達成されることが可能である。その上、平坦な形成によって、材料が節約されることが可能である。
本発明の好ましい発展形に従い、真空ポンプのハウジングが、特にインレット部分も含めてアルミニウムから形成されている。ステンレス(独語:Edelstahl)のハウジングの製造に比べてコストが節約されることが可能である。
好ましくは、レシーバーのハウジングは、特にアウトレット部分も含めて、アルミニウムから形成されている。ステンレスの使用に比べて、同様にコストが削減されることが可能である。
本発明の発展形に従い、インレットは少なくとも二つのインレット開口部を有する。その際インレット部分はインレット開口部を取り囲んでいる。相応して、レシーバーのアウトレットも同様に二つのアウトレット開口部を有することが可能である。これをアウトレット部分が取り囲んでいる。その際、真空ポンプと接続されるレシーバーのもとで、其々一つのアウトレット開口部が其々一つのインレット開口部と合わされていることが可能である。
特に好ましくは、少なくとも二つのインレット開口部の其々の周りに、其々、第一のシールが設けられている。これは、真空ポンプとレシーバーの間で、インレット開口部と、これに合わされたアウトレット開口部の間を推移する接続チャネルをシールしする。
好ましくは、少なくとも二つの第一のシールの半径方向外側に、少なくとも二つの第一のシールの周りを周回するよう推移する第二のシールが設けられている。その上、第二のシールは、好ましくは、第一のシールの半径方向外側に位置する吸引部を取り囲んでいる。少なくとも二つの第一のシールと第二のシールの間に取り囲まれている容積は、よって、吸引部によって真空引きされることが可能である。
本発明の一つの発展形に従い、少なくとも二つの第一のシールは互いに一体に形成されている。これによって真空システムの組立が簡易化されることが可能である。
更に本発明は、レシーバーのアウトレットと真空ポンプのインレットの間の接続のシールの為のダブルシールに関する。接続の際、アウトレット内に設けられるアウトレット開口部は、インレット内に設けられるインレット開口部に合わせられており、そしてアウトレット開口部の周りを周回するよう推移するアウトレットの部分は、インレット開口部の周りを周回するよう推移するインレットの部分と向かい合っている。ダブルシールは、第一のシールと第二のシールを有し、第二のシールが、第一のシールの半径方向外側でインレット開口部の周りを周回するよう推移し、そして両方のシールが少なくとも一つの容積を取り囲み、この容積が、少なくとも一つの吸引部を介して真空引きされることが可能であるよう、前記第一のシールと第二のシールは配置されている、または配置可能であり、そしてその際、両方のシールは互いに一体に形成されている。
特に、ダブルシール(と、互いに一体に形成された両方のシール)は、第一のシール及び/又は第二のシールと関連してここに開示されている特徴の少なくとも一つを有している。
好ましくは、ダブルシール(と互いに一体に形成された両方のシール)は、金属のフラットシールの形式、またはエラストマーフラットシールの形式で形成されていることが可能である。これによって、ダブルシールの少ないガス放出が達成されることが可能である。
金属のフラットシールは、好ましくは、アルミニウム合金、特にEN AW 1050a H111からなるシールである。
エラストマーフラットシールは、好ましくは、PTFE,FKMまたはバイトンから成る。
フラットシールは、好ましくは最大2mmの高さ、好ましくは0.03mmから1.5mmの間の高さ、更に好ましくは0.05mmから1mmの間の高さ、もっと好ましくは0.05mmから0.5mmの間の高さを有する。
更に本発明は、少なくとも二つのアウトレット開口部を有するレシーバーのアウトレットと、少なくとも二つのインレット開口部を有する真空ポンプのインレットの間の接続のシールの為のシール装置に関する。接続の際、其々アウトレット開口部は、其々インレット開口部に合わせられており、そしてアウトレット開口部の周りを周回するよう推移するアウトレットの部分は、インレット開口部の周りを周回するよう推移するインレットの部分に向かい合っている。シール装置は、少なくとも二つのシールを有しており、シールの其々一方が、インレット開口部の其々一方の周りを周回するよう推移するよう、前記二つのシールは、インレット部分とアウトレット部分の間に配置されている、または配置可能である。そしてその際、少なくとも二つのシールは互いに一体に形成されている。
好ましくは、少なくとも二つのシールの其々は、上述した第一のシールと同様の材料及び/又は形状で形成されている。
真空ポンプは、特にターボ分子ポンプであり、特に一つよりも多い真空ポートを有するターボ分子ポンプである。その様な真空ポンプは、スプリットフロー真空ポンプとも称される。
以下に本発明を添付の図面を参照しつつ例示的に説明する。図は以下の内容を簡略的に示している。
発明に係る真空システムの断面図 真空ポンプの側面図 図2の線A−Aに従う長手方向断面図 図2の真空ポンプのUHVポートの領域の長手方向断面図 図3および4の参照符号Bを付された領域の拡大側面図 図3および4の参照符号Bを付された領域の拡大断面図 図3および4の参照符号Bを付された領域の別の拡大断面図 図3および4の参照符号Bを付された領域の別の拡大断面図 発明に係る断面図の他のバリエーションの断面部分図 別の真空ポンプの側面図 更に別の真空ポンプの側面図
図1に示された真空システム21は、真空ポンプ23とレシーバー(又は真空チャンバー、独語:Rezipienten)25を有する。真空ポンプ23は、第一のポンプ段27、第二のポンプ段29、および第三のポンプ段31を有するターボ分子ポンプである。ポンプ段27,29および31は、直列に配置されており、そして例えば空気のような流体のレシーバー25から、そして真空ポンプ23のインレットから真空ポンプ23のアウトレット35へのポンピングの為に設けられている。これには(このアウトレットには)、別の一つの真空ポンプが接続されていることが可能である。
第一のポンプ段27は、ターボ分子的ポンプ段であることが可能である。これは、ローター軸に固定されたローターディスクと、軸方向においてローターディスクの間に配置されたステータディスクを有している。第二のポンプ段29と第三のポンプ段31は、入り込むよう接続されたホルベック段であることが可能である。ただし他の構成ももちろん可能である。例えば第二のポンプ段28は、別の一つのターボ分子的ポンプ段であることが可能である。他方で、第三のポンプ段31はホルベックポンプ段である。
図1が示すように、レシーバー25のアウトレット37は、真空ポンプ23のインレット33に接続されている。その際、公知の方法で、アウトレット37内に設けられたアウトレット開口部39は、インレット33に設けられたインレット開口部41を設けられている。その上、示された例においては、フランジとして形成されたアウトレット部分43が、アウトレット開口部39の周りを取り囲むように設けられている。このアウトレット部分は、インレット開口部41の周りを取り囲むように推移するインレット部分45に対向している。
インレット部分45とアウトレット部分43の間には、インレット開口部41を取り囲むように推移する第一の内側シール47が設けられている。第一のシール47の半径方向外側には、同様にインレット開口部41と取り囲むよう推移する第二の外側シール49が設けられいてる。両方のシール47,49によって、アウトレット開口部39とインレット開口部41の間に伸びる接続チャネルが、真空ポンプ23とレシーバー25の間でシールされる。
両方のシール47,49は、一つの容積51を取り囲む。これは、示された実施例では、インレット部分45とアウトレット部分43の外側壁部によって境界づけられる。容積51の真空引きの為に、吸引部53が設けられている。この吸引部は、少なくとも一つの吸引開口部55を有する。この吸引開口部を介して、容積51が第二のポンプ段29と接続している。容積51は、よって第二のポンプ段29および後配置された第三のポンプ段31によって真空引きされる。
容積51の真空引きの為に、他のバリエーションも可能である。例えば、容積51は第三のポンプ段51のみを介して、又は別個の真空ポンプによって真空引きされることが可能である。
外側の第二のシール49は、容積51を周囲に対してシールする。よって容積51内は負圧であるから、内側の第一のシール47は、開口部39,41の間の接続チャネルを周囲に対してシールせず、容積51内にある負圧に対してのみシールする。これによって、特に、中間吸引部55による両方のシール47,49に替えて、唯一のシールのみを使用することに比べて、レシーバー25内のより低い圧力が達成可能である。
更に、真空システム21においては、第一のシール47が軟性の金属材料から、またはエラストマーから成るフラットシールとして形成されている。これによって、第一のシール47が僅かのみガス抜けするので、レシーバー内にUHV領域の特に低い圧力、特に10−9mbarより低い圧力が達成され、そして長期にわたって保持されることが可能である。
軟性の金属材料からの、またはエラストマーから成るフラットシールとしての第一のシール47の形成において、アウトレット部分43とインレット部分45が、低い押圧力で互いに押さえ付け合わされるとき既に十分なシール作用が発生しているということは、特に有利である。というのは、シール材料が柔らかいことに基づいて、低い押圧力のもとで既に、シール材料の変形と、これに伴うシール作用が発生するからである。その上、アウトレット部分43またはインレット部分45の変形又は損傷は、シール材料が柔らかいことにもとづいて防止される。
特に好ましくは、第一のシール47の為の軟性の帰属材料は、例えばEN AW 1050a H111のようなアルミニウム合金である。これは、特に、真空ポンプ23及び/又はレシーバー25のハウジングが、アルミニウムから形成されているとき有利である。というのは、第一のシール47がアウトレット部分43及び/又はインレット部分45よりも明らかに柔らかいということが保証されるからである。
その上、軟性の金属から形成される第一のシール47がフラットシールとして形成されていることも可能である。第一のシール47は、周囲に対してシールされている必要が無いので、十分なシール作用を達成するために、シールの極めて低い変形度合がのみ必要である。第一のシール47は、例えばインレット部分45とアウトレット部分43の間で平坦に押しつぶされていることが可能であり、その際、既に0.1mmから0.5mmまたは0.05mmから0.1mmまでもの変形が既に十分なシール作用に通じることが可能である。特に、極めて狭く形成されたシール箇所において、変形程度は例えば0.5mmまでというように、より大きいことも可能である。というのは、ここで押圧力が同様に小さく保たれることが可能だからである。
第一のシール47がフラットシールとしてエラストマーから形成されるとき、特にこれらはPTFE,KFMまたはバイトンシールから成ることが可能である。
軟性の金属材料またはエラストマーから成る第一のシール47は、好ましくは最大2mmの高さを有する。好ましくは、高さは0.03mmから1.5mmの間であり、更に好ましくは0.05mmから1mmの間、そして更にもっと好ましくは0.05mmから0.5mmの間である。そのように平坦に形成された第一のシール47においては、出口は小さい。これによって、レシーバー25内にUHV領域のより低い最終圧力が達成され、そして保持されることが可能である。
第二のシール49は、例えばPTFE、KFMまたはバイトンのようなエラストマーから成るOリングとして形成されていることが可能である。
図2および3の真空ポンプ23aは、スプリットフローポンプとして形成されたターボ分子ポンプである。スプリットフローポンプは、それ自体公知である。
真空ポンプ23aは、特に図1の真空ポンプと同様に形成されていることが可能である。ただし真空ポンプ23aは、インレット33に対して追加的に、タップ(独語:Anzapfung)と称される中間インレット57を有していることも可能である。これに、他のレシーバーまたは、インレット33に接続されたレシーバー(図示せず)のチャンバーが接続されることが可能である。
真空ポンプ23aにおいては、インレット33はいわゆるUHVポートを形成する。というのは、このインレット33に接続されるレシーバーはUHV領域の真空へと真空引きされることが可能だからである。
真空ポンプ23aによって、図1に関して上述したように、インレット33と接続されるレシーバー25とのコンビネーションにおいて一つの真空システムが形成されることが可能である。その際、図4のインレット33により形成されたUHVポートの拡大図にも見て取れるように、レシーバー25のアウトレット37のアウトレット開口部39(図1参照)と、真空ポンプ23aのインレット33のインレット開口部41の間の接続チャネルのシールの為に、ここでもまた、第一の内側シール47と第二の外側シール49が、その間に位置する吸引部53(吸引開口部55を有する)と共に使用される。
第一のシール47と第二のシール49の為の上記形成は、真空ポンプ23aにも有効である。特に、図1の真空ポンプにおいてのように、第一のシール47は、軟性の金属材料から、またはエラストマー性のフラットシールとして形成される。
シール47,49の収容の為に、インレット開口部41の周りを周回する各一つの収容部58,59がインレット部分45内に設けられることが可能である。その上、インレット部分45内、シール47,49の間には、吸引開口部55と接続される集約チャネル61が形成されており、これは特にフライス加工(独語:einfraesen)されている。集約チャネル61を介して、接続されたレシーバー25におけるシール47と49の間に取り囲まれる容積51(図1参照)は、改善された方式で吸引部53を介して真空引きされることが可能である。
図5から8は、インレット33の図3および4中で符号Bを付された領域と、UHVポートの各拡大部分図を示す。
図5に示されているように、インレット部分45に、および特に収容部57の略中央部には、切断エッジ63が形成されていることが可能である。第一のシール47の弱い押圧の際にも、十分なシール作用が図られるよう、切断エッジ63が、第一のシール47と相互作用する。
そのように第一のシール47と相互作用する切断エッジ63は、レシーバー25のアウトレット37のアウトレット部分43にも設けられていることが可能である。その際、切断エッジ63は、アウトレット部分43に設けられる、第一のシール47の為の収容部の略中央にも形成されていることが可能である(図示せず)。
図6に表されたバリエーションにおいては、収容部57内には、切断エッジが形成されていない。よって、第一のシール47は、収容部57の全幅にわたって見て平坦に押しつぶされることが可能であり、これによって同様に十分なシール作用が図られる。図6に示されたバリエーションは、好ましくは、フラットシールとしてエラストマーから形成される第一のシール47と関連して使用される一方で、図5の態様は、好ましくは軟性の金属材料からなる第一のシール47のもと使用される。
図7に示されたバリエーションにおいては、インレット部分45内の収容部57は、段の形式で形成されている。当該段は、インレット開口部41から半径方向外側に向かって離れるように延びている。レシーバー25のアウトレット部分43には、開口部39の横に隆起部65が形成されている。隆起部の半径方向外側には、第一のシール57の為の収容部59が引き続いており、これに、更に半径方向外側に、より深い位置に位置する領域67が続いている。隆起部65と収容部59の間の移行領域内には、アール69が形成されている。図7が示すように、第一のシール47は、インレット部分45の収容部57とアウトレット部分43の収容部59の間に位置している。第一のシール47のエッジ(アール69の側のエッジであって、インレット開口部41の周りを周回するエッジ)は、アール69によって押圧される、または押しつぶされる。これによって、簡単に十分なシール作用が低い押圧力においても達成されることが可能である。
図8のバリエーションにおいては、インレット部分45にも、アウトレット部分43にも、インレット開口部41またはアウトレット開口部39の周りを周回するよう推移する、溝の形式に形成された収容部57,59が、第一のシール47の為に形成されている。インレット部分45における収容部57もアウトレット部分43における収容部59も、深くなるほど細くなっている。その結果、両方の収容部57,59は、好ましくは、基本形状が、ひし形の断面である第一のシール46の収容の為に設けられている。
先細となっていることに基づき、第一のシール47の端部領域71(インレット部分45の側の端部領域)は、より小さな断面を有している。シール作用を達成するための第一のシール47の押圧の際には、特にこの端部領域が、可塑的、または弾性的に変形する。端部領域71の小さな断面に基づいて、小さな組立力においても既に十分なシール作用が図られることが可能である。同様のことは第一のシール47の端部領域73(アウトレット部分43の側の端部領域)に対しても有効である。
発明に係る真空システム21aの図9に表されたバリエーションにおいては、第一のシール47と第二のシール49は、互いに一体に形成されている。両方のシール47,49は、これによってひとまとまりのダブルシールを形成する。
図9が示すように、両方のシール47,49は、第一の容積51aを取り囲む。この容積は、その上、インレット部分45によって境界づけられる。両方のシール47,49は、更に、第二の容積51bを取り囲む。この容積は、更に、アウトレット部分43によって境界づけられる。インレット部分45内にも、アウトレット部分43内にも、其々吸引部53が設けられている。この吸引部は、上述した吸引部のように形成されていることが可能である。特に、レシーバー内の吸引部53は、その際、好ましくは、独立した真空ポンプと接続されており、容積51bを真空引きする。
両方のシール47,49によって形成されるダブルシールは、インレット部分45に設けられる収容部57内と、アウトレット部分43に設けられる収容部59内に収容されている。各主要部57,59内には、半径方向で見て吸引部53の内側に位置する切断エッジであって、かつ開口部39、41の周りを周回する切断エッジ63が設けられている。切断エッジ63は第一のシール47と協働して、開口部39,41の間に推移する接続チャネルを、容積51aおよび容積51bに対してシールする。
収容部57,59は、その上、半径方向で吸引部53の外側に位置する切断エッジであって、開口部39,41の周りを周回する切断エッジ63を有している。この切断エッジは、第二のシール49と協働して、容積51a又は容積51bを周囲に対してシールする。
両方のシール47及び49によって形成されるダブルシールは、金属製のフラットシールとして、またはエラストマーフラットシールとして形成されていることが可能である。
図10に示される真空ポンプ23bは、図2の真空ポンプのように構成されている。ただし、図10の真空ポンプ23bにおいては、インレット33は二つのインレット開口部41を有している。これらは、インレット部分45により取り囲まれている。図10が示すように、各インレット開口部41は、第一のシール47によって取り囲まれている。第一のシールは、各インレット開口部41の周りを周回するよう推移している。両方の第一のシール47と、吸引開口部55を有する吸引部53の半径方向外側には、第二のシール49が設けられている。よってこれは、両方の第一のシール47を取り囲んでいる。インレット部分45内には、シール47,49の間の領域内に、集約チャネル61が設けられている。
真空システムの形成の為に、インレット33には、アウトレットを有するレシーバーが接続されることが可能である。このレシーバーは、二つのアウトレット開口部を有する。これらアウトレット開口部は、真空ポンプ23bに接続されるレシーバーのもと、両方のインレット開口部41を設けられている(図示せず)。
第一および第二のシール47,49に対しても、上述した説明が有効である。その上、シール47,49の為の相応する収容部57,59が設けられていることが可能である。
図11に示されたバリエーションの真空ポンプ23bにおいては、図10の真空ポンプに対して、インレット開口部41(同士)がより近くに集まって位置している。これによって、両方の第一のシール47は互いに一つにまとめられて形成されていることが可能である。両方の第一のシール47の一体の形成は、しかしまた、図10の態様においてもまた可能である。
上記に図9に対して説明したように、第一及び第二のシール47,49は、図10および11のバリエーションにおいても同様に互いに一体に形成されていることが可能である。
21,21a 真空システム
23,23a,23b 真空ポンプ
25 レシーバー
27 第一のポンプ段
29 第二のポンプ段
31 第三のポンプ段
33 インレット
35 アウトレット
37 アウトレット
39 アウトレット開口部
41 インレット開口部
43 アウトレット部分
45 インレット部分
47 第一のシール
49 第二のシール
51 容積
51a,52b 容積
53 吸引部
55 吸引開口部
57 収容部
59 収容部
61 集約チャネル
63 切断エッジ
65 隆起部
67 領域
69 アール
71 端部領域
73 端部領域

Claims (18)

  1. 少なくとも一つの真空ポンプ(23,23a,23b)と少なくとも一つのレシーバー(25)を有する真空システムであって、その際、アウトレット(37)内に設けられるアウトレット開口部(39)が、インレット(33)内に設けられるインレット開口部(41)と合わせられており、および、アウトレット開口部(39)の周りを周回して推移するアウトレット(34)の部分(43)が、インレット開口部(41)の周りを周回して推移するインレット(33)の部分(45)と向かい合っており、および、インレット部分(45)とアウトレット部分(43)の間に、インレット開口部(41)の周りを周回して推移する第一のシール(47)が、そして第一のシール(47)の半径方向外側に、インレット開口部(41)の周りを周回して推移する第二のシール(49)が設けられているよう、レシーバー(25)のアウトレット(37)が、真空ポンプ(23,23a,23b)のインレット(33)と、解除可能に接続されている、または接続可能であり、その際、両方のシール(47,49)の間に取り囲まれる少なくとも一つの容積(51,51a,51b)の真空引きの為に、少なくとも一つの吸引部(53)が設けられている真空システムにおいて、
    第一のシール(47)が、軟質金属材料から形成されている、またはエラストマーからなるフラットシールとして形成されており、
    インレット(33)が、インレット部分(45)が取り囲む少なくとも二つのインレット開口部(41)を有し、少なくとも二つのインレット開口部(41)の其々の周りに、各一つの第一のシール(47)を設けられており、および、
    第二のシール(49)が、少なくとも二つの第一のシール(47)の半径方向外側で、少なくとも二つの第一のシール(47)の周りを周回するよう推移することを特徴とする真空システム。
  2. 金属材料が、HB35よりも低いブリネル硬さを有し、HB30よりも低いブリネル硬さHB25よりも低いブリネル硬さ、又は最高HB20のブリネル硬さ有することを特徴とする請求項1に記載の真空システム。
  3. 金属材料が、アルミニウム合金であることを特徴とする請求項1または2に記載の真空システム。
  4. 第一のシール(47)が、金属材料から成り、フラットシールとして形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の真空システム。
  5. エラストマーが、PTFE,FKMまたはバイトンであることを特徴とする請求項1に記載の真空システム。
  6. 第一のシール(47)が、最高2mmの高さ0.03から1.5mmの間の高さ0.05から1mmの間の高さ、または0.05から0.5mmの間の高さを有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の真空システム。
  7. 第一のシール(47)が、インレット部分(45)とアウトレット部分(43)の間において0.05mmから0.5mm、又は0.05mmから0.1mmだけ、押しつぶされていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の真空システム。
  8. 第二のシール(49)がエラストマーから成り、そしてOリングの形式で形成されていることを特徴とする請求1から7のいずれか一項に記載の真空システム。
  9. 吸引部(53)が、インレット部分(45)内に設けられる少なくとも一つの吸引開口部(55)を有し、及び/又は吸引部(53)が、アウトレット開口部(43)内に設けられた少なくとも一つの吸引開口部(55)を有することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の真空システム。
  10. インレット部分(45)及び/又はアウトレット部分に、インレット開口部(41)又はアウトレット開口部(43)の周りを周回するよう推移する、第一のシール(47)の為の収容部(57)が設けられていることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の真空システム。
  11. 収容部(57)内に、インレット開口部(41)またはアウトレット開口部(43)の周りを周回するよう推移する切断エッジ(63)が形成されていること、及び/又は収容部(57)が深さが増すとともに先細となっていることを特徴とする請求項10に記載の真空システム。
  12. インレット部分(45)とアウトレット部分(43)が集まった際に、これらの間に配置された第一のシール(47)のインレット開口部の周りを周回して推移する少なくとも一つのエッジが押しつぶされるよう、インレット部分(45)及び/又はアウトレット部分(43)が形成されていることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の真空システム。
  13. 両方のシール(47、49)が互いに一体に形成されており、金属製のフラットシールの形式で、又はエラストマーフラットシールの形式で形成されていることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の真空システム。
  14. 真空ポンプ(23,23a,23b)のハウジングがアルミニウムから形成されており、及び/又は、
    レシーバー(25)のハウジングがアルミニウムから形成されていることを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の真空システム。
  15. 少なくとも二つの第一のシール(47)が互いに一体に形成されていることを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載の真空システム。
  16. レシーバー(25)のアウトレット(37)と、真空ポンプ(23,23a,23b)のインレット(33)の間の接続のシールの為のダブルシールであって、その際、接続の際に、アウトレット(37)内に設けられたアウトレット開口部(39)が、インレット(33)内に設けられたインレット開口部(41)に合わせられており、そして、アウトレット開口部(39)の周りを周回するよう推移するアウトレット(37)の部分(43)が、インレット開口部(41)の周りを周回するよう推移するインレット(33)の部分(45)と向かい合っており、その際、ダブルシールが、第一のシール(47)および第二のシール(49)を有し、これらは、第二のシール(49)が、第一のシール(47)の半径方向外側でインレット開口部(41)の周りを周回するよう推移し、そして両方のシール(47,49)が、少なくとも一つの吸引部(53)を介して真空引き可能である少なくとも一つの容積(51a,51b)を取り囲むよう、インレット部分(45)とアウトレット部分(43)の間に配置されている、または配置可能であるダブルシールにおいて、
    両方のシール(47,49)が互いに一体に形成されており、
    インレット(33)が、インレット部分(45)が取り囲む少なくとも二つのインレット開口部(41)を有し、少なくとも二つのインレット開口部(41)の其々の周りに、各一つの第一のシール(47)を設けられており、および、
    第二のシール(49)が、少なくとも二つの第一のシール(47)の半径方向外側で、少なくとも二つの第一のシール(47)の周りを周回するよう推移することを特徴とするダブルシール。
  17. 一体に形成された両方のシール(47,49)が、金属製のフラットシールとして、またはエラストマーフラットシールとして形成されていることを特徴とする請求項16に記載のダブルシール。
  18. 少なくとも二つのアウトレット開口部(39)を有するレシーバー(25)のアウトレット(37)と、少なくとも二つのインレット開口部(41)を有する真空ポンプ(23b)のインレット(33)の間の接続のシールの為のシール装置であって、その際、接続の際に、各一つのアウトレット開口部(39)が、各一つのインレット開口部(41)に合わせられており、そしてアウトレット開口部(39)の周りを周回するよう推移するアウトレット(37)の部分(43)が、インレット開口部(41)の周りを周回するよう推移するインレット(33)の部分(45)と向かい合っており、その際、シール装置が、少なくとも二つのシール(47)を有し、これらがインレット部分(45)とアウトレット部分(43)の間に、各一つのシール(47)が各一つのインレット開口部(41)の周りを周回するよう推移するよう配置されている、または配置可能であるシール装置において、少なくとも二つのシール(47)が、互いに一体に形成されており、
    インレット(33)が、インレット部分(45)が取り囲む少なくとも二つのインレット開口部(41)を有し、少なくとも二つのインレット開口部(41)の其々の周りに、各一つの第一のシール(47)を設けられており、および、
    第二のシール(49)が、少なくとも二つの第一のシール(47)の半径方向外側で、少なくとも二つの第一のシール(47)の周りを周回するよう推移することを特徴とするシール装置。
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