JP6120205B2 - パンツタイプ使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、殿部に対するフィット性を改善したパンツタイプ使い捨ておむつに関する。
パンツタイプ使い捨ておむつは、前身頃及び後身頃を形成する外装体と、この外装体の内面に固定された、吸収体を含む内装体とを備え、外装体の前身頃と後身頃とが両側部において接合されてサイドシール部が形成されることにより、ウエスト開口部及び左右一対の脚開口部が形成されているものである。
パンツタイプ使い捨ておむつにおいては、身体へのフィット性を向上させるために、外装体に、種々の弾性部材を伸長状態で固定することが行われており、中でも、ウエスト部弾性部材、腰り弾性部材及び湾曲弾性部材を備えているもの(例えば特許文献1参照)は、比較的に身体に対するフィット性が高いものとなっている。ここに、ウエスト部弾性部材は、ウエスト開口部の縁部に、縦方向に間隔を空けて幅方向に沿って複数本平行に配置されているものである。また、腰り弾性部材は、ウエスト部弾性部材よりも前後方向中央部側の領域に、縦方向に間隔を空けて幅方向に沿って配置されているものである。さらに、湾曲弾性部材は、前身頃及び後身頃の少なくとも一方において、一方のサイドシール部から一方の脚開口部に沿って股間部に向かい、股間部を横断し、かつ他方の脚開口部に沿って他方のサイドシール部に至るパターンで、湾曲しつつ延在するものである。これら弾性部材は、幅方向中央部における内装体と重なる部分を細かく切断し、内装体の収縮を防止することが一般的である。
この湾曲弾性部材の外装体に対する固定は、一般に、外装体における湾曲弾性部材の固定部位に予めホットメルト接着剤を塗布し、この塗布部分に湾曲弾性部材を上記パターンで供給し、接着することにより行われている。また、ウエスト部弾性部材及び腰り弾性部材については、弾性部材の外周面にホットメルト接着剤を塗布した後に、外装体における固定部位に供給し、接着する手法が一般的となっている。
特開2006−043415号公報 特開2011−177285号公報 特開2008−173285号公報
しかしながら、従来のパンツタイプ使い捨ておむつは、個人差の大きい殿部の膨らみ、中でも殿溝から膨らみの頂部にかけての斜め下側の部分に対して、フィット性が不十分となることがあった。
そこで本発明の主たる課題は、殿部に対するフィット性を改善することにある。
上記課題を解決すべく研究した結果、次のような知見が得られた。すなわち、パンツタイプ使い捨ておむつでは、装着者の殿溝から膨らみの頂部にかけての部分と対向する領域は、主に、後身頃の外装体における脚開口部の縁と、内装体側縁と、内装体側縁の後側端部及び脚開口部の縁の後側端部を結ぶ仮想線とに囲まれた領域(以下、尻斜め下領域ともいう)である。従来、この尻斜め下領域には、腰り弾性部材又は湾曲弾性部材が配されることにより、フィット性が確保されていた。しかし、殿部の膨らみの形状・寸法・位置の個人差は大きく、腰り弾性部材でフィット性を確保しようとしても、幅方向に沿う配置では良好なフィット性を得ることはできない。これに対して、湾曲弾性部材は殿部の膨らみに沿う(少なくとも腰り弾性部材よりはそれに近い)配置であるため、腰り弾性部材よりは段差部に対するフィット性向上効果は望めるが、その位置が固定されているため、個人差に適応することはできず、フィット性が不十分となる場合がある。以下に述べる本発明は、このような知見に基づいてなされたものである。
<請求項1記載の発明>
前身頃及び後身頃を形成する外装体と、この外装体の内面に固定された、吸収体を含む内装体とを備え、前記前身頃における外装体の両側部と後身頃における外装体の両側部とがそれぞれ接合されてサイドシール部が形成されることにより、ウエスト開口部及び左右一対の脚開口部が形成され、
前記外装体における後身頃に、一方のサイドシール部から一方の脚開口部に沿って股間部に向かい、股間部を横断し、かつ他方の脚開口部に沿って他方のサイドシール部に至るパターンで、湾曲しつつ延在する細長状の背側湾曲弾性部材を備えた、
パンツタイプ使い捨ておむつにおいて、
前記背側湾曲弾性部材として、後身頃の外装体における脚開口部の縁と内装体側縁と内装体側縁の後側端部及び脚開口部の縁の後側端部を結ぶ仮想線とに囲まれた領域である尻斜め下領域を通るパターンで設けられ、かつおむつの幅方向各側に位置する部分の中間部が前記尻斜め下領域内に位置する部分を有するとともに前記外装体に固定されずに外装体に対して移動可能な自由部とされ、この自由部の一端側及び他端側が前記外装体に固定された背側湾曲弾性部材を有し、
前記背側湾曲弾性部材の自由部の幅方向移動領域が、少なくとも、前記尻斜め下領域における脚開口部の縁部から前記内装体側縁側の端部まで延在されている、
ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
本発明では、敢えて背側湾曲弾性部材を尻斜め下領域を通るパターンで設けるとともに、その尻斜め下領域内に位置する中間部を外装体に固定せずに移動可能な自由部とし、この自由部の幅方向移動領域を少なくとも尻斜め下領域の大部分としたことによって、背側湾曲弾性部材の自由部が、装着者によって異なる殿部の膨らみの形状・寸法・位置に応じて移動する。例えば、殿部の膨らみが大きい場合、その周りを包むように自由部が移動し、また、殿部の膨らみが小さい場合にはこれを直線的に横断するように自由部が位置することができる。その結果、個人差に関係なく殿部に対して良好にフィットする。
なお、背側湾曲弾性部材を部分的に外装体に固定しないものとして特許文献2記載のものが提案されているが、これは目的も非固定部位も異なるものである。また、特許文献3記載のものは殿部の膨らみに応じて僅かに移動するかもしれないが、その移動領域は実質的に無いものである。
<請求項2記載の発明>
前記背側湾曲弾性部材は、間隔を空けて複数本並設されており、かつそのうちの脚開口部の縁側に位置する一本又は複数本はその全体が外装体に固定されるとともに、残りは前記自由部及び固定部を有するものとされている、請求項1記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
このように背側湾曲弾性部材を複数設けるとともに、その脚開口部の縁側の背側湾曲弾性部材は全固定として脚開口部の縁部をしっかりとフィットさせ、ひらひらとしないようにしつつ、残りの内装体側の背側湾曲弾性部材に自由部を設けて、殿部に対するフィット性を向上させると、全体としてのフィット性がより好ましいものとなる。
<請求項3記載の発明>
前記背側湾曲弾性部材の自由部が、サイドシール部又はその近傍から前記内装体の側部まで延在されている、請求項1又は2記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
自由部の長さは適宜定めればよいが、このような範囲とすることにより、殿部に対するフィット性が好ましいものとなる。
<請求項4記載の発明>
前記尻斜め下領域に、前記背側湾曲弾性部材以外の弾性部材が設けられていない、請求項1〜3のいずれか1項に記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
前述のように、従来、尻斜め下領域には腰り弾性部材を設けることも行われていたが、背側湾曲弾性部材の自由部の移動が阻害されるため、おそれもあるため、本発明では設けないことが望ましい。
<請求項5記載の発明>
前記外装体における前身頃に、一方のサイドシール部から一方の脚開口部に沿って股間部に向かい、股間部を横断し、かつ他方の脚開口部に沿って他方のサイドシール部に至るパターンで、湾曲しつつ延在する細長状の腹側湾曲弾性部材を備えるとともに、
前記腹側湾曲弾性部材として、前身頃の外装体における脚開口部の縁と内装体側縁と内装体側縁の前側端部及び脚開口部の縁の前側端部を結ぶ仮想線とに囲まれた領域である鼠径領域を通るパターンで設けられ、かつおむつの幅方向各側に位置する部分の中間部が前記鼠径領域内に位置する部分を有するとともに前記外装体に固定されずに下腹部の膨らみに応じて外装体に対して移動可能な自由部とされ、この自由部の一端側及び他端側が前記外装体に固定された腹側湾曲弾性部材を有し、
前記腹側湾曲弾性部材の自由部の幅方向移動領域が、少なくとも、前記鼠径領域における脚開口部の縁部から前記内装体側縁側の端部まで延在されている、
請求項1〜4のいずれか1項に記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
下腹部の膨らみの形状・寸法・位置も個人差が大きいが、上述のように腹側湾曲弾性部材に自由部を設けることにより、腹側湾曲弾性部材の自由部が、装着者によって異なる下腹部の膨らみの形状・寸法・位置に応じて移動する。例えば、下腹部の膨らみが大きい場合、その周りを包むように自由部が移動し、また、下腹部の膨らみが小さい場合にはこれを直線的に横断するように自由部が位置することができる。その結果、個人差に関係なく下腹部、特に鼠径部に対して良好にフィットする。
なお、腹側湾曲弾性部材を部分的に外装体に固定しないものとして特許文献2記載のものが提案されているが、これは目的も非固定部位も異なるものである。また、特許文献3記載のものは下腹部の膨らみに応じて移動可能なものではない。
以上のとおり、本発明によれば、殿部に対するフィット性が改善される、等の利点がもたらされる。
展開状態のパンツタイプ使い捨ておむつの平面図(内面側)である。 展開状態のパンツタイプ使い捨ておむつの平面図(外面側)である。 展開状態のパンツタイプ使い捨ておむつの要部平面図である。 図1のC−C断面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの装着状態の斜視図である。 臀部の膨らみが大きい場合における、着用時の背側湾曲弾性部材の位置を示す概略図である。 臀部の膨らみが小さい場合における、着用時の背側湾曲弾性部材の位置を示す概略図である。 接着剤塗布パターンを示す平面図である。 接着剤塗布パターンを示す平面図である。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照しつつ詳説する。なお、用語「伸長率」は自然長を100%としたときの値を意味する。
図1〜図7は実施形態のパンツタイプ使い捨ておむつ1を示している。このパンツタイプ使い捨ておむつ1(以下、単におむつともいう。)は、前身頃F及び後身頃Bをなす外装体20と、この外装体20の内面に固定され一体化された内装体10とを有しており、内装体10は液透過性表面シート11と液不透過性裏面側シート12との間に吸収体13が介在されてなるものである。製造に際しては、外装体20の内面(上面)に対して内装体10の裏面がホットメルト接着剤Gなどの接合手段によって固定された後に、内装体10および外装体20が前身頃F及び後身頃Bの境界である縦方向(前後方向)中央で折り畳まれ、その両側部が相互に熱溶着またはホットメルト接着剤などによって接合されてサイドシール部21が形成されることによって、図7に示すように、ウエスト開口部及び左右一対の脚開口部が形成されたパンツタイプ使い捨ておむつ1となる。
(内装体の構造例)
内装体10は、図4〜図6に示すように、不織布などからなる液透過性表面シート11と、ポリエチレン等からなる液不透過性裏面側シート12との間に、吸収体13を介在させた構造を有しており、表面シート11を透過した排泄液を吸収保持するものである。
吸収体13の表面側(肌当接面側)を覆う液透過性表面シート11としては、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維は、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高でソフトである点で優れている。液透過性表面シート11に多数の透孔を形成した場合には、尿などが速やかに吸収されるようになり、ドライタッチ性に優れたものとなる。液透過性表面シート11は、吸収体13の側縁部を巻き込んで吸収体13の裏面側まで延在している。
吸収体13の裏面側(非肌当接面側)を覆う液不透過性裏面側シート12は、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどの液不透過性プラスチックシートが用いられるが、近年はムレ防止の点から透湿性を有するものが好適に用いられる。この遮水・透湿性シートは、たとえばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートである。
吸収体13としては、公知のもの、例えばパルプ繊維の積繊体、セルロースアセテート等のフィラメントの集合体、あるいは不織布を基本とし、必要に応じて高吸収性ポリマーを混合、固着等してなるものを用いることができ、図示例では平面形状を略方形状として成形されたものが使用され、その幅寸法は股間部への当たりによって着用者にゴワ付き感を与えない寸法幅となっている。この吸収体13は、形状及びポリマー保持等のため、必要に応じてクレープ紙等の、液透過性及び液保持性を有する包装シート14によって包装することができる。吸収体13の形状は、図示形態のように長方形状とする他、背側及び腹側に対して股間部の幅が狭い砂時計形状(括れ形状)とすることもできる。
内装体10の両側部には脚周りにフィットする立体ギャザーBSが形成されているのが好ましい。この立体ギャザーBSはギャザー不織布15により形成される、ギャザー不織布としては、図5及び図6に示されるように、折返しによって二重シートとした不織布が好適に用いられ、液透過性表面シート11によって巻き込まれた吸収体13の側縁部をさらにその上側から巻き込んで吸収体13の裏面側まで延在して接着されている。より具体的には、ギャザー不織布15は、おむつ1の長手方向中間部では、立体ギャザーBS形成部分を残し、幅方向中間部から吸収体13の裏面側に亘る範囲がホットメルト接着剤等によって接着され、また長手方向前後端部では、幅方向中間部から一方側端縁までの区間が吸収体13の裏面側に亘る範囲で接着されるとともに、立体ギャザーBSを形成する部分を吸収体13の上面部にて折り畳むようにしながらホットメルト接着剤等により接着している。
二重シート不織布によって形成されたギャザー不織布15の内部には、起立先端側部分に複数本の糸状弾性伸縮部材16が配設されている。糸状弾性伸縮部材16は、製品状態において図5に二点鎖線で示すように、弾性伸縮力により吸収体側縁部より突出する不織布部分を起立させて立体ギャザーBSを形成するためのものである。
液不透過性裏面側シート12は、二重シート状のギャザー不織布15の内部まで進入し、図5に示されるように、立体ギャザーBSの下端側において防漏壁を構成するようになっていることが好ましい。この液不透過性裏面側シート12としては、排便や尿などの褐色が出ないように不透明のものを用いるのが望ましい。不透明化としては、プラスチック中に、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、ホワイトカーボン、クレイ、タルク、硫酸バリウムなどの顔料や充填材を内添してフィルム化したものが好適に使用される。
糸状弾性伸縮部材16としては、通常使用されるスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等の素材を用いることができる。また、外側から見え難くするため、太さは925dtex以下、テンションは150〜350%、間隔は7.0mm以下として配設するのがよい。なお、糸状弾性伸縮部材に代えて、ある程度の幅を有するテープ状弾性伸縮部材を用いるようにしてもよい。
前述のギャザー不織布15を構成する素材繊維も液透過性表面シート11と同様に、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工方法に得られた不織布を用いることができるが、特にはムレを防止するために坪量を抑えて通気性に優れた不織布を用いるのがよい。さらにギャザー不織布15については、尿などの透過を防止するとともに、カブレを防止しかつ肌への感触性(ドライ感)を高めるために、シリコン系、パラフィン金属系、アルキルクロミッククロイド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用いるのが望ましい。
(内装体と外装体との固定)
内装体10は、図2に示すように、その裏面の適宜の領域80にホットメルト接着剤Gを塗布し、外装シート20の内面に固定することができるが、図示例のように、脚の動きに対する内装体10の追従性を向上させる観点から、股間部における固定領域83の幅を狭くする、例えば内装体10の幅の30〜45%程度とするのが好ましく、股間部の前後両側の固定領域81,82は内装体10をしっかりと固定するために幅を広くし、特に両側縁近傍まで延在させるのが好ましい。
このような形状の固定領域80は、ホットメルト接着剤Gを幅方向に複数列並べて塗布するとともに、中間部については前後方向に連続的に、両側部については間欠的(股間部では塗布せず)に、それぞれ塗布することにより形成することができる。
(前後押えシート)
図1及び図4にも示されるように、外装体20の内面上に取り付けられた内装体10の前後端部をカバーし、且つ内装体10の前後縁からの漏れを防ぐために、前後押えシート50,60が設けられている。図示形態について更に詳細に説明すると、前押えシート50は、前身頃F内面のうちウエスト側端部の折り返し部分20Cの内面から内装体10の前端部と重なる位置まで幅方向全体にわたり延在しており、後押えシート60は、後身頃B内面のうちウエスト側端部の折り返し部分20Cの内面から内装体10の後端部と重なる位置まで幅方向全体にわたり延在している。前後押えシート50,60の股下側縁部に幅方向の全体にわたり(中央部のみでも良い)若干の非接着部分を設けると、接着剤が食み出ないだけでなく、この部分を表面シートから若干浮かせて防漏壁として機能させることができる。
図示形態のように、前後押えシート50,60を別体として取り付けると、素材選択の自由度が高くなる利点があるものの、資材や製造工程が増加する等のデメリットもある。そのため、外装体20をおむつ1内面に折り返してなる折り返し部分20Cを、内装体10と重なる部分まで延在させて、前述の押えシート50,60と同等の部分を形成することもできる。
(外装体の構造例)
外装体20は、図2〜図4にも示されるように、それぞれ上層不織布20A及び下層不織布20B(つまり、この形態では下層不織布が最外側不織布となる)からなる2層構造の不織布シートとされ、上層不織布20Aと下層不織布20Bとの間、及び下層不織布20Bをウエスト開口縁で内面側に折り返してなる折り返し部分20Cの不織布間に各種弾性部材が配設され、伸縮性が付与されている。平面形状は、中間両側部にそれぞれ脚開口部を形成するために形成された凹状の脚りライン(脚開口部の縁29)により、全体として砂時計に似た形状をなしている。
特に、図示形態の外装体20においては、弾性部材として、図1〜図3に示される展開形状において、ウエスト開口部近傍23に配置されたウエスト部弾性部材24と、前身頃F及び後身頃Bに、縦方向に間隔をおいて幅方向に沿って配置された複数の腰り弾性部材25とを有するとともに、前身頃F及び後身頃Bのそれぞれにおいて、腰り弾性部材群25とは別に、一方のサイドシール部21から一方の脚開口部に沿って股間部に向かい、股間部を横断し、かつ他方の脚開口部に沿って他方のサイドシール部21に至るパターンで湾曲しつつ延在する、互いに交差することなく間隔をおいて配置された複数本の湾曲弾性部材26,28を備えている。これら、弾性部材24〜28は、それぞれその延在方向に沿って所定の伸長率で伸長された状態で取り付けられている。なお、本外装体20では、脚開口部の縁29に沿って前身頃Fのサイドシール部から後身頃Bのサイドシール部21まで連続する弾性部材は設けられていない。
ウエスト部弾性部材24は、前身頃Fと後身頃Bとが接合されたサイドシール部21の範囲の内、ウエスト開口縁近傍に縦方向に間隔をおいて配置された複数条の糸ゴム等の細長状弾性部材であり、身体のウエスト部りを締め付けるように伸縮力を与えることによりおむつを身体に装着するためのものである。このウエスト部弾性部材24は、図示例では糸ゴムを用いたが、例えばテープ状の伸縮部材等、他の細長状弾性部材を用いてもよい。また、図示形態のウエスト部弾性部材24は、ウエスト部における下層不織布20Bの折り返し部分20Cの不織布間に挟持されているが、上層不織布20Aと下層不織布20Bとの間に挟持しても良い。
り弾性部材25は、サイドシール部21と対応する縦方向範囲の内、概ね上部から下部までの範囲に亘り、縦方向に間隔をおいて配置された糸ゴム等の細長状弾性部材であり、前身頃F及び後身頃Bの腰り部分に夫々幅方向の伸縮力を与え、おむつを身体に密着させるためのものである。なお、ウエスト部弾性部材24と腰り弾性部材25との境界は必ずしも明確でなくてよい。例えば、前身頃F及び後身頃Bに縦方向に間隔をおいて幅方向に配置された弾性部材の内、数は特定できなくても、ウエスト側の何本かがウエスト部弾性部材として機能し、残りの弾性部材が腰り弾性部材として機能していればよい。
後身頃Bにおいて、腰り弾性部材25とは別に配設された背側湾曲弾性部材26は、糸ゴム等の細長状弾性部材であり、後身頃Bの外装体20における脚開口部の縁29と内装体10側縁と内装体10側縁の後側端部及び脚開口部の縁29の後側端部を結ぶ仮想線とに囲まれた領域である尻斜め下領域(内装体10側方の略三角形状の領域)を通る所定の曲線に沿って配置されている。背側湾曲弾性部材26は、一本であっても良いが複数本であるのが好ましく、図示例では5本の糸ゴム等の細長状弾性部材であり、これら背側湾曲弾性部材26は互いに交差することなく、間隔をおいて配置されている。この背側湾曲弾性部材群26は、2,3本程度の弾性部材を間隔を密にして実質的に一束として配置されるのではなく、所定の伸縮ゾーンを形成するように3〜20mm、好ましくは6〜16mm程度の間隔を空けて、3本以上、好ましくは5本以上配置される。
一方、外装体20の前身頃Fにおいて、腰り弾性部材群25とは別に配設された腹側湾曲弾性部材28も糸ゴム等の細長状弾性部材であり、前身頃Fの外装体20における脚開口部の縁29と内装体10側縁との間の領域である鼠径領域(内装体10側方の略三角形状の領域)を通る所定の曲線に沿って配置されている。腹側湾曲弾性部材28は、一本であっても良いが複数本であるのが好ましく、図示例では5本の糸状弾性部材であり、これら腹側湾曲弾性部材28は、互いに交差することなく、間隔をおいて配置されている。この腹側湾曲弾性部材群28も、2,3本程度の弾性部材を間隔を密にして実質的に一束として配置されるのではなく、所定の伸縮ゾーンを形成するように3〜20mm、好ましくは6〜16mm程度の間隔を空けて、3本以上、好ましくは5本以上配置される。
なお、図示例では、前身頃F及び後身頃Bに配置された腰り弾性部材25及び湾曲弾性部材26,28は、図3に示すように、製造時に外装体に対して連続的に固定した後に、内装体と重なる部分の一部または全部が、所定の切断パターンCPで細かく切断されて収縮力が作用しない非収縮部分(つまり、図3の切断パターンCPと重なる部分)とされ、この非収縮部分より側方に湾曲しつつ延在する部分が収縮力の作用する収縮部分(つまり、図3の切断パターンCPより側方の、腰り弾性部材25及び湾曲弾性部材26,28が連続的に残された部分)とされている。このため、腰り弾性部材25及び湾曲弾性部材26,28は、一方側のサイドシール部21から内装体10を横切って他方(反対)側のサイドシール部21まで連続的に設けた後に、内装体と重なる部分の一部または全部が、細かく切断される。これにより、内装体(特に吸収体13)の幅方向の縮こまりをより防止することができる。もちろん、腰り弾性部材25及び湾曲弾性部材26,28を、内装体10を横切って連続的に配置することもできる。
上述した外装体20は、例えば特開平4−28363号公報や、特開平11−332913号公報記載の技術により製造することができる。また、湾曲弾性部材26,28を内装体10上で切断し不連続化するには、特開2002−35029号公報、特開2002−178428号公報及び特開2002-273808号公報に記載される切断方法が好適に採用される。
図示例とは異なり、湾曲弾性部材を、前身頃F及び後身頃Bのいずれか一方にのみ設けるだけでも良い。また、湾曲弾性部材26,28を、前身頃F及び後身頃Bの両方に設ける場合、前身頃F側に配置された湾曲弾性部材の群の一部又は全部と、後身頃B側に配置された湾曲弾性部材Bの群の一部又は全部とが交差する形態(図示せず)も採用できるが、図示例のように、前身頃F側に配置された湾曲弾性部材28の群と、後身頃B側に配置された湾曲弾性部材Bの群とは互いに交差することなく前後方向中間部、特に前身頃Fに若干偏った位置で縦方向に離間している形態が好適であり、その最小縦方向離間距離は10〜15mm程度とするのが好ましい。
さらに、湾曲弾性部材26,28はその全体が湾曲していなくても良く、部分的に直線状の部分を有していても良い。
弾性部材24〜28の固定時の伸長率は適宜定めることができるが、通常の成人用の場合、ウエスト部弾性部材24は230〜320%程度、腰り弾性部材25は230〜320%程度、湾曲弾性部材26,28は230〜320%%程度とすることができる。
(弾性部材のホットメルト接着剤による固定)
ウエスト部弾性部材24、腰り弾性部材25及び湾曲弾性部材26,28は、外装体20を構成する一対のシート層20A,20Bの間に挟まれるとともに、それらシート層20A,20Bに対してホットメルト接着剤により接着固定されており、そのホットメルト接着剤の塗布量は外装体20の柔軟性を大きく左右する。よって、ウエスト部弾性部材24及び腰り弾性部材25の固定のための接着部分は、ウエスト部弾性部材24の配置部分及びその近傍、腰り弾性部材25の配置部分及びその近傍のみとするのが好ましい。このような接着剤の塗布は、外周面に接着剤を塗布した弾性部材24,25を両シート層20A,20Bで挟むことにより実現することができ、そのような弾性部材24,25の外周面への接着剤の塗布は例えば、ノードソン社のシュアラップノズルにより行うことができる。
一方、湾曲弾性部材26,28を両シート層20A,20Bに固定するための接着剤は、矩形の接着剤塗布部分B2が湾曲弾性部材26,28の湾曲方向に沿って階段状に並設されることにより、湾曲弾性部材26,28の固定部位及びその近傍にのみ接着剤が塗布されている。このような接着剤の塗布は、塗布工程においてシート層20A,20Bの横方向(おむつの幅方向)が製造ラインMD方向(流れ方向)に沿う通常の形態では、製造ラインCD方向(MD方向と交差する方向)に複数のスロット塗布ノズルを並設し、各ノズルから独立的かつ間欠的に接着剤を塗布することにより行うことができる。もちろん、公知の接触式又は非接触式の塗布装置を用いて塗布しても良い。なお、ホットメルト接着剤の接触式塗布装置は、ホットメルト接着剤を塗工する際、噴出機を塗布対象に接触させるものであり、スロットコーターやロールコーター等を例示することができる。一方、非接触式塗布装置は、ホットメルト接着剤を塗工する際、噴出機を塗布対象に接触させずに、エアーによりホットメルト接着剤を散布するものであり、螺旋状に塗工できるスパイラル塗布装置、波状に塗工できるオメガ塗布装置やコントロールシーム塗布装置、面状に塗工できるカーテン塗布装置、点状に塗工できるドット塗布装置等を例示することができる。
特徴的には、後身頃Bの外装体20における脚開口部の縁29と内装体10側縁と内装体10側縁の後側端部及び脚開口部の縁29の後側端部を結ぶ仮想線とに囲まれた領域である尻斜め下領域内に位置する中間部が外装体20に固定されずに殿部の膨らみに応じて外装体20に対して移動可能な自由部26fとされ、かつこの自由部26fの一端側及び他端側が外装体20に対する固定部26bとされた背側湾曲弾性部材26を備えている。
背側湾曲弾性部材26における自由部26f及び固定部26b、並びに自由部26fの移動領域は、背側湾曲弾性部材26をシート層間20A,20B間に固定するための接着剤B2の塗布パターンにより形成することができ、図3、図10、図11に示すように、接着剤B2の塗布部位が固定部26bとなり、非塗布部位が移動部26f及びその移動領域となる。図示例ではこの非塗布部位、つまり自由部26fの移動領域が、内装体10の幅方向一方側と重なる部位から脚開口部の縁29の近傍まで延在されている。自由部26fの移動領域の内方端は、内装体10の側縁の側方近傍までとしても良い。自由部26fは移動可能であり、伸長状態で取り付けられているため、展開状態では図3等に示すように直線状となる。
背側湾曲弾性部材26における自由部26fの内方端は、内装体10の側縁より側方に位置していても良いが、図示形態のように内装体10の側部に位置しているのが好ましく、また、自由部26fの外方端は、サイドシール部21より股間側に位置していても良いが、図示形態のようにサイドシール部21の近傍(又はサイドシール部21に外方端の固定部26bを設けても良い)に位置していることが望ましい。また、背側湾曲弾性部材26を複数並設する場合、各背側湾曲弾性部材26における自由部26fの外方端及び内方端の幅方向位置(自由部26f両側の固定部26bの始端位置)を、図10に示すように揃えるのではなく、図11に示すように、ウエスト側に向かうにつれて幅方向中央側に位置するようにずらすと、自由部26fにおける間隔をより広く確保することができる。なお、図3の形態における、各背側湾曲弾性部材26における自由部26fの内方端のように、縦方向位置を揃えることもできる。
図示形態の背側湾曲弾性部材26は、脚開口部の縁側に位置する1,2本はその全体が外装体20に固定されるとともに、内装体10側の残りが自由部26fを有するものとされているため、脚開口部の縁側の背側湾曲弾性部材26は全固定として脚開口部の縁部をしっかりとフィットさせ、ひらひらとしないようにしつつ、残りの内装体10側の背側湾曲弾性部材26に自由部26fを設けて、殿部に対するフィット性を向上させることができる。しかし、全ての背側湾曲弾性部材26が自由部26fを有する形態としても良い。
以上のように構成されたパンツタイプ使い捨ておむつでは、背側湾曲弾性部材26の自由部26fが、装着者によって異なる殿部の膨らみの形状・寸法・位置に応じて移動する。例えば、図8に示すように殿部100の膨らみが大きい場合、同図(a)に示す初期状態から同図(b)に示すように殿部100の周りを包むように自由部26fが移動する。また、図9に示すように殿部100の膨らみが小さい場合には、同図(a)に示す初期状態から同図(b)に示すように殿部100を直線的に横断するように自由部26fが位置することができる。つまり、個人差に関係なく殿部に対して良好にフィットする。
前述の尻斜め下領域には腰り弾性部材25を設けても良いが、背側湾曲弾性部材26の自由部26fの移動が阻害されるおそれがあるため、背側湾曲弾性部材26以外の弾性部材は設けないことが望ましい。
必要に応じて、図3に示すように腹側湾曲弾性部材28についても同様とする、すなわち、図示形態では、前身頃Fの外装体20における脚開口部の縁29と内装体10側縁と内装体10側縁の前側端部及び脚開口部の縁29の前側端部を結ぶ仮想線とに囲まれた領域である鼠径領域を通るパターンで設けられ、かつその鼠径領域内に位置する中間部が外装体20に固定されずに下腹部の膨らみに応じて移動可能な自由部28fとされ、この自由部28fの一端側及び他端側が外装体20に対する固定部28bとされた腹側湾曲弾性部材28を備えるとともに、腹側湾曲弾性部材28の自由部26fの幅方向移動領域が、少なくとも前身頃Fの外装体20における脚開口部の縁29近傍から内装体10側縁の側方近傍まで延在されている。この場合も、殿部のフィット性改善と同様に、下腹部の膨らみが大きい場合、その周りを包むように自由部28fが移動し、また、下腹部の膨らみが小さい場合にはこれを直線的に横断するように自由部28fが位置することができるため、個人差に関係なく下腹部(特に鼠径部)に対して良好にフィットするようになる。
本発明は、上記例のようなパンツタイプ使い捨ておむつにおいて利用できるものである。
B…後身頃、F…前身頃、1…パンツタイプ使い捨ておむつ、10…内装体、11…液透過性表面シート、12…液不透過性裏面側シート、13…吸収体、14…包装シート、15…ギャザー不織布、16…糸状弾性伸縮部材、20…外装体、20C…折り返し部分、21…サイドシール部、24…ウエスト部弾性部材、25…腰り弾性部材、26,28…湾曲弾性部材、26…背側湾曲弾性部材、26f…自由部、26b…固定部、28…腹側湾曲弾性部材、29…脚開口部の縁。

Claims (5)

  1. 前身頃及び後身頃を形成する外装体と、この外装体の内面に固定された、吸収体を含む内装体とを備え、前記前身頃における外装体の両側部と後身頃における外装体の両側部とがそれぞれ接合されてサイドシール部が形成されることにより、ウエスト開口部及び左右一対の脚開口部が形成され、
    前記外装体における後身頃に、一方のサイドシール部から一方の脚開口部に沿って股間部に向かい、股間部を横断し、かつ他方の脚開口部に沿って他方のサイドシール部に至るパターンで、湾曲しつつ延在する細長状の背側湾曲弾性部材を備えた、
    パンツタイプ使い捨ておむつにおいて、
    前記背側湾曲弾性部材として、後身頃の外装体における脚開口部の縁と内装体側縁と内装体側縁の後側端部及び脚開口部の縁の後側端部を結ぶ仮想線とに囲まれた領域である尻斜め下領域を通るパターンで設けられ、かつおむつの幅方向各側に位置する部分の中間部が前記尻斜め下領域内に位置する部分を有するとともに前記外装体に固定されずに外装体に対して移動可能な自由部とされ、この自由部の一端側及び他端側が前記外装体に固定された背側湾曲弾性部材を有し、
    前記背側湾曲弾性部材の自由部の幅方向移動領域が、少なくとも、前記尻斜め下領域における脚開口部の縁部から前記内装体側縁側の端部まで延在されている、
    ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。
  2. 前記背側湾曲弾性部材は、間隔を空けて複数本並設されており、かつそのうちの脚開口部の縁側に位置する一本又は複数本はその全体が外装体に固定されるとともに、残りは前記自由部及び固定部を有するものとされている、請求項1記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
  3. 前記背側湾曲弾性部材の自由部が、サイドシール部又はサイドシール部間の領域におけるサイドシール部側の端部から前記内装体の側部まで延在されている、請求項1又は2記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
  4. 前記尻斜め下領域に、前記背側湾曲弾性部材以外の弾性部材が設けられていない、請求項1〜3のいずれか1項に記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
  5. 前記外装体における前身頃に、一方のサイドシール部から一方の脚開口部に沿って股間部に向かい、股間部を横断し、かつ他方の脚開口部に沿って他方のサイドシール部に至るパターンで、湾曲しつつ延在する細長状の腹側湾曲弾性部材を備えるとともに、
    前記腹側湾曲弾性部材として、前身頃の外装体における脚開口部の縁と内装体側縁と内装体側縁の前側端部及び脚開口部の縁の前側端部を結ぶ仮想線とに囲まれた領域である鼠径領域を通るパターンで設けられ、かつおむつの幅方向各側に位置する部分の中間部が前記鼠径領域内に位置する部分を有するとともに前記外装体に固定されずに下腹部の膨らみに応じて外装体に対して移動可能な自由部とされ、この自由部の一端側及び他端側が前記外装体に固定された腹側湾曲弾性部材を有し、
    前記腹側湾曲弾性部材の自由部の幅方向移動領域が、少なくとも、前記鼠径領域における脚開口部の縁部から前記内装体側縁側の端部まで延在されている、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
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