JP6583854B2 - パンツタイプ使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、パンツタイプ使い捨ておむつに関するものである。
現在、パンツタイプ使い捨ておむつ(以下、単に「使い捨ておむつ」ともいう。)としては、例えば、装着者の腹側から股間を通り背側まで延在する外装体と、この外装体の内面に固定された、吸収体を含む内装体とを備えたものが存在する。この使い捨ておむつにおいては、外装体の腹側の両側縁部と背側の両側縁部とが接合されて、ウエスト開口部や、左右一対の脚開口部、ウエスト開口部及び左右一対の脚開口部間において縦方向に延在するサイドシール部などが形成されている。
また、この使い捨ておむつのなかには、容易に脱がせることができるように、サイドシール部をウエスト開口部側から脚開口部側へ向かって引き裂くことができるものが存在する(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3等参照。)。この使い捨ておむつにおいては、サイドシール部をウエスト開口部側から脚開口部側へ、つまり縦方向に引き裂くことで、外装体の腹側と背側とを分離することができ、装着状態にある使い捨ておむつを容易に脱がせることができる。
しかしながら、この使い捨ておむつには、サイドシール部を縦方向へ引き裂くときに、引裂き方向が途中から幅方向に変わってしまうとの問題がある。引裂き方向が幅方向に変わると、外装体の腹側と背側とを分離することができなくなり、装着状態にある使い捨ておむつを容易に脱がせることができない。
そこで、この問題を解決するために、特許文献4は、サイドシール部に複数条の第1熱融着線及び第2熱融着線を設けた使い捨ておむつを提案している。この文献の熱融着線は外装体の腹側及び背側を熱融着することで形成した線状の部位を意味しており、第1熱融着線は幅方向に延在し、かつ縦方向へ密集して並ぶとしている。また、第2熱融着線は、サイドシール部の上部(ウエスト開口部側)と中央部とに位置し、第1熱融着線の内側近傍を縦方向へ間欠的に並ぶとしている。
この使い捨ておむつにおいては、サイドシール部の上部及び中央部が第2熱融着線に沿って縦方向に引き裂かれ、サイドシール部の下部が第1熱融着線に沿って縦方向に引き裂かれることを予定している。つまり、引裂き方向が途中から幅方向に変わることはないとするものである。
しかしながら、この使い捨ておむつにおいても、実際には、引裂き方向が途中から幅方向に変わってしまうことがあり、上記問題の確実な解決が望まれている。
実開平7−34814号公報 実開平10−80号公報 実開平10−81号公報 特開2002−272785号公報
本発明が解決しようとする主たる課題は、外装体の腹側の両側縁部と背側の両側縁部とが接合されて形成されたサイドシール部を、縦方向に確実に引き裂くことができるパンツタイプ使い捨ておむつを提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するにあたって、数々のサンプルテストを行った。結果、引裂き方向が幅方向に変わるのは、引裂きがある程度進んだ段階であることを知見した。例えば、サイドシール部をウエスト開口部側から引き裂いた場合は、脚開口部側において引裂き方向が幅方向に変わり、サイドシール部を脚開口部側から引き裂いた場合は、ウエスト開口部側において引裂き方向が幅方向に変わる確率が高い。
この知見からその原理をつめたところ、まず、引裂きは引裂き強さが変化するライン(以下、単に「変化ライン」ともいう。)に沿って生じ易いことを知見した。また、特許文献4のように熱融着した部位を熱融着「線」と表現するとしても、実際には、当該部位は線ではなく面であり、幅方向及び縦方向の両方向に引裂き強さが変化するラインが形成されることを確認した。
例えば、図17の(1)に示すように、幅方向XDに延在する熱融着線201であっても、幅方向XDの変化ライン200wのほかに、縦方向YDの変化ライン200hが存在する。同様に、図17の(2)に示すように、縦方向YDに延在する熱融着線202であっても、縦方向YDの変化ライン200hのほかに、幅方向XDの変化ライン200wが存在する。
しかるに、引裂きがある程度進んだ段階、つまり引裂きを開始した位置からある程度距離が離れた段階においては、サイドシール部に加わる力の方向が、縦方向YDになったり、幅方向XDになったりと安定しなくなる。したがって、図17の(2)に示すように、熱融着線202を単に縦方向YDに延在させたとしても、この縦方向YDに延在する熱融着線202によって形成されたごく短い幅方向XDの変化ライン200wが契機となって引裂き方向が幅方向に変わってしまうものと推定することができる。
このような知見、推定、検討等に基づいて、上記課題を解決するに至ったのが、次に示す手段である。
(手段1)
装着者の腹側から股間を通り背側まで延在する外装体と、この外装体の内面に固定された、吸収体を含む内装体とを備え、
前記外装体の腹側の両側縁部と背側の両側縁部とが重ねられて、ウエスト開口部及び左右一対の脚開口部、並びに前記ウエスト開口部及び前記左右一対の脚開口部間において縦方向に延在する引裂き分離可能なサイドシール部が形成された、
パンツタイプ使い捨ておむつであって、
前記縦方向に延在するサイドシール部に引裂き開始部が設けられ、
この引裂き開始部と前記ウエスト開口部及び前記脚開口部との間にそれぞれ、主として幅方向に延在する第一接合帯が縦方向に間欠的に複数条設けられ、
前記引裂き開始部及び前記第一接合帯の内方に、主として縦方向に延在する第二接合帯が縦方向に間欠的に複数条設けられている、
ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。
(手段2)
前記引裂き開始部が、前記サイドシール部の外側縁から内方に切り欠かれた切欠き部で構成されている、
前記手段1のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(手段3)
前記引裂き開始部が、前記外装体の腹側の両側縁部と背側の両側縁部とが接合されていない非接合部で構成されている、
前記手段1のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(手段4)
前記非接合部の内方に、前記外装体の腹側の両側縁部と背側の両側縁部とが接合された補助接合部が設けられている、
前記手段3のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(手段5)
前記引裂き開始部にも前記第一接合帯が1条又は縦方向に間欠的に複数条設けられ、
前記引裂き開始部以外の第一接合帯は、外側端点が前記サイドシール部の外側縁から所定長内方に位置するが、
前記引裂き開始部の第一接合帯は、外側端点が前記サイドシール部の外側縁に達している、
前記手段1のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(手段6)
前記引裂き開始部の内方に少なくとも一部が位置する第二接合帯は、
前記引裂き開始部に相対的に近位し、かつ主として幅方向に延在する誘導開始部と、
前記引裂き開始部に相対的に遠位し、かつ主として縦方向に延在する誘導終了部と、が連続するものである、
前記手段1〜5のいずれかのパンツタイプ使い捨ておむつ。
(手段7)
前記第一接合帯の内方に位置する第二接合帯はそれぞれ、直線状、曲線状、又は折線状とされている、
前記手段1〜6のいずれかのパンツタイプ使い捨ておむつ。
(手段8)
前記切欠き部は、前記サイドシール部の外側縁から内方に向かって縦方向の寸法が同一の方形状、又は縦方向の寸法が狭まる三角形状とされている、
前記手段2のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(手段9)
前記切欠き部は、幅方向の寸法が5mm〜15mmとされている、
前記手段8のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(手段10)
前記切欠き部は、縦方向の最大寸法が1mm〜5mmとされている、
前記手段8又は前記手段9のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(手段11)
前記非接合部は、幅方向の寸法が10mm〜30mmとされている、
前記手段3又は前記手段4のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(手段12)
前記非接合部は、縦方向の寸法が15mm〜30mmとされている、
前記手段3、前記手段4又は前記手段11のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(手段13)
前記所定長が、1mm〜5mmとされている、
前記手段5のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(手段14)
前記引裂き開始部と前記誘導開始部との最短離間距離が、1mm〜10mmとされている、
前記手段6のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(手段15)
前記補助接合部の内方に少なくとも一部が位置する第二接合帯は、
前記補助接合部に近位し、かつ主として幅方向に延在する誘導開始部と、
前記補助接合部に遠位し、かつ主として縦方向に延在する誘導終了部と、が連続するものであり、
前記補助接合部と前記誘導開始部との最短離間距離が、0.5mm〜1.0mmとされている、
前記手段4のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(手段16)
前記第一接合帯の内方に位置する第二接合帯が直線状で、相互に隣接する第二接合帯間の距離が、0.5mm〜1.5mmとされている、
前記手段7のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(手段17)
前記第一接合帯の内方に位置する第二接合帯が曲線状又は折線状で、相互に隣接する第二接合帯が幅方向に関して逆方向を向いている、
前記手段7のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(手段18)
前記第一接合帯の内方に位置する第二接合帯が曲線状又は折線状で、相互に隣接する第二接合帯間の距離が、0.5mm〜4.5mmとされている、
前記手段7又は前記手段17のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(手段19)
前記第二接合帯は、前記ウエスト開口部側の端縁及び/又は前記脚開口部側の端縁から10mm〜40mmの範囲に設けられていない、
前記手段1〜18のいずれかのパンツタイプ使い捨ておむつ。
(手段20)
前記ウエスト開口部側の端縁から前記引裂き開始部までの距離が、前記サイドシール部の縦方向の寸法の10/100〜90/100とされ、
前記脚開口部側の端縁から前記引裂き開始部までの距離が、前記サイドシール部の縦方向の寸法の10/100〜90/100とされている、
前記手段1〜19のいずれかのパンツタイプ使い捨ておむつ。
(手段21)
前記第一接合帯及び前記第二接合帯は、重ねられた外装体の溶着及び/又は接着によって形成されている、
前記手段1〜20のいずれかのパンツタイプ使い捨ておむつ。
(手段22)
前記引裂き開始部は、縦方向に関して1つのみ設けられている、
前記手段1〜21のいずれかのパンツタイプ使い捨ておむつ。
本発明によると、外装体の腹側の両側縁部と背側の両側縁部とが接合されて形成されたサイドシール部を、縦方向に確実に引き裂くことができるパンツタイプ使い捨ておむつとなる。
展開状態のパンツタイプ使い捨ておむつの平面図(内面側)である。 展開状態のパンツタイプ使い捨ておむつの平面図(外面側)である。 図1のC−C断面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの装着状態の斜視図である。 弾性部材のカットパターンを示す平面図である。 図1のA−A断面図(収縮状態)である。 形態1に係る一方のサイドシール部の概要図である。 形態1に係る一方のサイドシール部の引裂き過程の説明図である。 形態2に係る一方のサイドシール部の概要図である。 形態3に係る一方のサイドシール部の概要図である。 形態4に係る一方のサイドシール部の概要図である。 形態5に係る一方のサイドシール部の概要図である。 形態6に係る一方のサイドシール部を形成する際に使用可能なシールロールパターンの概要図である。 引裂き開始部の縦方向に関する形成位置の形態例である。 接合線の説明図である。
次に、発明を実施するための形態について、まず、使い捨ておむつの全体構造、素材等を説明し、その後に、本発明の特徴部分であるサイドシール部の構造、形成方法等について説明する。なお、図中の点模様部分は、ホットメルト等の接着剤による接合箇所を示している。
(定義)
本明細書においては、以下のように定義する。
伸長率とは、自然長を100%としたときの値を意味する。例えば、自然長が10cmのもの(弾性部材等)を15cmに伸ばした場合の伸長率は150%である。
縦方向とは、腹側から股間を通り背側に向かう方向、あるいは背側から股間を通り腹側に向かう方向を意味する。必要により、前後方向、長手方向ともいう。
幅方向とは、縦方向に直交する方向を意味する。必要により、横方向ともいう。
内面とは、装着者の肌に当接する側の面を意味する。必要により、上面、表面、肌面ともいう。
裏面とは、内面とは反対側の面を意味する。必要により、外面ともいう。
幅方向内方とは、使い捨ておむつの幅方向に関する中心に近付く方向を意味する。必要により、幅方向内側、あるいは単に内方ともいう。
幅方向外方とは、使い捨ておむつの幅方向に関する中心から遠ざかる方向を意味する。必要により、幅方向外側、あるいは単に外方ともいう。
(全体構造)
図1〜図8はパンツタイプの使い捨ておむつを示している。この使い捨ておむつは、前身頃(腹側)F及び後身頃(背側)Bをなす外装体20と、この外装体20の内面に固定され一体化された内装体10とを有している。内装体10は、液透過性表面シート11と液不透過性裏面側シート12との間に吸収体13が介在されてなる。
製造に際しては、外装体20の内面に内装体10の裏面がホットメルト接着剤等の接合手段によって接合された後(図2の点模様部分が接合部を示す。)、内装体10及び外装体20が前身頃F及び後身頃Bの境界である縦方向中央で折り畳まれ、その両側縁部が相互に溶着や、ホットメルト等の接着剤などによって接合されてサイドシール部21が形成される。また、これと同時に、ウエスト開口部WO及び左右一対の脚開口部LOが形成される(図9参照)。
(内装体)
図3〜図5に示すように、内装体10は、不織布等からなる液透過性表面シート11と、ポリエチレン等からなる液不透過性裏面側シート12との間に、吸収体13が介在された構造を有している。内装体10は、表面シート11を透過した尿等の排泄液を吸収保持する機能を有する。内装体10の平面形状は、例えば、図示例のように長方形とすることができる。
(表面シート)
吸収体13の表面側を覆う液透過性表面シート11としては、有孔又は無孔の不織布や多孔性プラスチックシート等が好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維は、ポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維のほか、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができる。
また、不織布としては、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られたものを用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高でソフトである点で優れている。
液透過性表面シート11に多数の透孔を形成した場合には、尿等が速やかに吸収されるようになり、ドライタッチ性に優れたものとなる。液透過性表面シート11は、吸収体13の側縁部を巻き込んで吸収体13の裏面側まで延在している。
(裏面側シート)
吸収体13の裏面側を覆う液不透過性裏面側シート12は、ポリエチレン又はポリプロピレン等の液不透過性プラスチックシートが用いられるが、近年はムレ防止の点から透湿性を有するものが好適に用いられる。この遮水・透湿性シートは、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸又は二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートである。
液不透過性裏面側シート12は、液透過性表面シート11とともに吸収体13の幅方向両側で裏側に折り返されている。
この液不透過性裏面側シート12としては、排便や尿などの褐色が出ないように不透明のものを用いるのが望ましい。不透明化としては、プラスチック中に、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、ホワイトカーボン、クレイ、タルク、硫酸バリウム等の顔料や充填材を内添してフィルム化したものが好適に使用される。
(吸収体)
吸収体13としては、公知のもの、例えば、パルプ繊維の積繊体、セルロースアセテート等のフィラメントの集合体、あるいは不織布を基本とし、必要に応じて高吸収性ポリマーを混合、固着等してなるものを用いることができる。
吸収体13は、形状及びポリマー保持等のため、必要に応じてクレープ紙等の、液透過性及び液保持性を有する包装シート14によって包装することができる。
吸収体13は、股間部に前後両側よりも幅の狭い括れ部分13Nを有する砂時計状に形成されているが、長方形状等、適宜の形状とすることができる。
括れ部分13Nの寸法は適宜定めることができ、括れ部分13Nの前後方向長さはおむつ全長の20〜50%とすることができ、その最も狭い部分の幅は吸収体13の全幅の40〜60%とすることができる。
括れ部分13Nを有する場合において、内装体10の平面形状が長方形状とされていると、内装体10における吸収体13の括れ部分13Nと対応する部分に、吸収体13を有しない余り部分が形成される。
(立体ギャザー)
内装体10の両側部には脚周りにフィットする立体ギャザーBSが形成されている。この立体ギャザーBSは、図4及び図5に示されるように、内装体10の裏面の側部に固定された固定部と、この固定部から内装体10の側方を経て内装体10の表面の側部まで延在する本体部と、本体部の前後端部が倒伏状態で内装体10の表面の側部に固定されて形成された倒伏部分と、この倒伏部分間が非固定とされて形成された自由部分とが、折り返しによって二重シートとしたギャザー不織布15により形成されている。
二重シート間には、自由部分の先端部等に細長状ギャザー弾性部材16が配設されている。ギャザー弾性部材16は、製品状態において図4に二点鎖線で示すように、弾性伸縮力により吸収体側縁部より突出する不織布部分を起立させて立体ギャザーBSを形成するためのものである。
ギャザー弾性部材16としては、例えば、スチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等の素材を用いることができる。
ギャザー弾性部材16は、外側から見え難くするため、太さは925dtex以下、テンションは150〜350%、間隔は7.0mm以下として配設するのが好ましい。
なお、ギャザー弾性部材16としては、図示形態のような糸状のほか、ある程度の幅を有するテープ状(帯状)のものを用いることもできる。
ギャザー不織布15を構成する素材繊維も液透過性表面シート11と同様に、例えば、ポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維のほか、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工方法により得られた不織布を用いることができるが、ムレを防止するために坪量を抑えて通気性に優れた不織布を用いるのがよい。
ギャザー不織布15は、尿等の透過を防止するとともに、カブレを防止しかつ肌への感触性(ドライ感)を高めるために、シリコン系、パラフィン金属系、アルキルクロミッククロイド系撥水剤等をコーティングした撥水処理不織布を用いるのが好ましい。
(外装体)
外装体20は、図3〜図5に示されるように、それぞれ上層不織布20A及び下層不織布20B(この形態では下層不織布20Bが最外側不織布となる)からなる2層構造の不織布シートとされ、上層不織布20Aと下層不織布20Bとの間、及び下層不織布20Bをウエスト開口縁で内面側に折り返してなる折り返し部分20Cの不織布間に各種弾性部材が配設され、伸縮性が付与されている。
平面形状は、中間両側部にそれぞれ脚開口部を形成するために形成された凹状の脚周りライン29により、全体として砂時計形状をなしている。
外装体20においては、弾性部材として、図1及び図2に示される展開形状において、ウエスト開口部近傍23に配置されたウエスト部弾性部材24と、前身頃F及び後身頃Bに、縦方向に間隔をおいて幅方向に沿って配置された複数の腰周り弾性部材25とを有するとともに、前身頃F及び後身頃Bのそれぞれにおいて、腰周り弾性部材25とは別に、一方のサイドシール部21から一方の脚開口部に沿って股間部に向かい、股間部を横断し、かつ他方の脚開口部に沿って他方のサイドシール部21に至るパターンで湾曲しつつ延在する、互いに交差することなく間隔をおいて配置された複数本の湾曲弾性部材26,28を備えている。
弾性部材24〜28は、それぞれその延在方向に沿って所定の伸長率で伸長された状態で固定されている。なお、外装体20には、脚周りライン29に沿って前身頃Fのサイドシール部21から後身頃Bのサイドシール部21まで連続する、所謂脚周り弾性部材は設けられていない。
(ウエスト部弾性部材)
ウエスト部弾性部材24は、縦方向に関して前身頃Fと後身頃Bとが接合されたサイドシール部21の範囲の内、ウエスト開口縁近傍に縦方向に間隔をおいて配置された複数条の糸ゴム等の細長状弾性部材であり、身体のウエスト部周りを締め付けるように伸縮力を与えることにより使い捨ておむつを身体に装着するためのものである。
ウエスト部弾性部材24は、図示例では糸ゴムを用いたが、例えばテープ状の伸縮部材を用いてもよい。また、図示形態のウエスト部弾性部材24は、ウエスト部における下層不織布20Bの折り返し部分20Cの不織布間に挟持されているが、上層不織布20Aと下層不織布20Bとの間に挟持しても良い。
(腰周り弾性部材)
腰周り弾性部材25は、縦方向に関してサイドシール部21の内、概ね上部から下部までの範囲に亘り、縦方向に間隔をおいて配置された糸ゴム等の細長状弾性部材であり、前身頃F及び後身頃Bの腰周り部分に夫々幅方向の伸縮力を与え、使い捨ておむつを身体に密着させるためのものである。
なお、ウエスト部弾性部材24と腰周り弾性部材25との境界は必ずしも明確でなくてよい。例えば、前身頃F及び後身頃Bに縦方向に間隔をおいて幅方向に配置された弾性部材の内、数は特定できなくても、上部側の何本かがウエスト部弾性部材として機能し、残りの弾性部材が腰周り弾性部材として機能していればよい。
(湾曲弾性部材(背側))
後身頃Bにおいて、腰周り弾性部材25とは別に配設された背側湾曲弾性部材26は、糸ゴム等の細長状弾性部材であり、所定の曲線に沿って配置されている。背側湾曲弾性部材26は、1本であっても良いが複数本であるのが好ましく、図示例では5本の糸ゴム等の細長状弾性部材であり、これら背側湾曲弾性部材26は互いに交差することなく、間隔をおいて配置されている。
背側湾曲弾性部材群26は、2,3本程度の弾性部材を間隔を密にして実質的に一束として配置されるのではなく、所定の伸縮ゾーンを形成するように3mm〜20mm、好ましくは6mm〜16mmの間隔を空けて、3本以上、好ましくは5本以上配置される。
(湾曲弾性部材(腹側))
外装体20の前身頃Fにおいて、腰周り弾性部材25とは別に配設された腹側湾曲弾性部材28は糸ゴム等の細長状弾性部材であり、所定の曲線に沿って配置されている。
腹側湾曲弾性部材28は、1本であっても良いが複数本であるのが好ましく、図示例では5本の糸状弾性部材であり、これら腹側湾曲弾性部材28は、互いに交差することなく、間隔をおいて配置されている。
腹側湾曲弾性部材群28も、2,3本程度の弾性部材を間隔を密にして実質的に一束として配置されるのではなく、所定の伸縮ゾーンを形成するように3mm〜20mm、好ましくは6mm〜16mmの間隔を空けて、3本以上、好ましくは5本以上配置される。
(湾曲弾性部材(切断))
前身頃F及び後身頃Bに配置された腰周り弾性部材25及び湾曲弾性部材26,28は、図7に示すように、製造時に外装体20に対して連続的に固定した後に、内装体10と重なる部分の一部又は全部が、所定の切断パターンCPで細かく切断されて収縮力が作用しない非収縮部分(図7の切断パターンCPと重なる部分)とされ、この非収縮部分より側方に湾曲しつつ延在する部分が収縮力の作用する収縮部分(図7の切断パターンCPより側方の、腰周り弾性部材25及び湾曲弾性部材26,28が連続的に残された部分)とされている。このため、腰周り弾性部材25及び湾曲弾性部材26,28は、一方側のサイドシール部21から内装体10を横切って他方(反対)側のサイドシール部21まで連続的に設けた後に、内装体10と重なる部分の一部又は全部が、細かく切断される。これにより、内装体10(特に吸収体13)の幅方向の縮こまりをより防止することができる。もちろん、腰周り弾性部材25及び湾曲弾性部材26,28を、内装体10を横切って連続的に配置することもできる。
(湾曲弾性部材(変形例))
図示例とは異なり、湾曲弾性部材26,28を、前身頃F及び後身頃Bのいずれか一方にのみ設けるだけでも良い。
湾曲弾性部材26,28を、前身頃F及び後身頃Bの両方に設ける場合、前身頃F側に配置された湾曲弾性部材28の群の一部又は全部と、後身頃B側に配置された湾曲弾性部材26の群の一部又は全部とが交差する形態(図示せず)も採用できるが、図示例のように、前身頃F側に配置された湾曲弾性部材28の群と、後身頃B側に配置された湾曲弾性部材26の群とは互いに交差することなく前後方向中間部、特に前身頃Fに若干偏った位置で縦方向に離間している形態が好適であり、その最小縦方向離間距離は10mm〜15mmとするのが好ましい。
湾曲弾性部材26,28はその全体が湾曲していなくても良く、部分的に直線状の部分を有していても良い。
(弾性部材(伸長率))
弾性部材24〜28の固定時の伸長率は適宜定めることができるが、通常の成人用の場合、ウエスト部弾性部材24は230〜320%、腰周り弾性部材25は230〜320%、湾曲弾性部材26,28は230〜320%とすることができる。
(前後押えシート)
図1及び図3に示されるように、外装体20の内面上に取り付けられた内装体10の前後端部をカバーし、かつ内装体10の前後縁からの漏れを防ぐために、前後押えシート50,60が設けられている。
前押えシート50は、前身頃F内面のうちウエスト側端部の折り返し部分20Cの内面(上面)から内装体10の前端部と重なる位置まで幅方向全体にわたり延在しており、後押えシート60は、後身頃B内面のうちウエスト側端部の折り返し部分20Cの内面(上面)から内装体10の後端部と重なる位置まで幅方向全体にわたり延在している。
前後押えシート50,60の股下側縁部に幅方向の全体にわたり(中央部のみでも良い)若干の非接着部分を設けると、接着剤が食み出ないだけでなく、この部分を表面シートから若干浮かせて防漏壁として機能させることができる。
図示形態のように、前後押えシート50,60を別体として取り付けると、素材選択の自由度が高くなる利点があるものの、資材や製造工程が増加する等のデメリットもある。そのため、外装体20を使い捨ておむつ内面に折り返してなる折り返し部分20Cを、内装体10と重なる部分まで延在させて、押えシート50,60と同等の部分を形成することもできる。
(その他)
外装体20は、例えば、特開平4−28363号公報や、特開平11−332913号公報等に記載の技術により製造することができ、これらの公報に記載の技術は、本発明の趣旨に反しない範囲で、本明細書に取り込まれる。また、湾曲弾性部材26,28を内装体10上で切断し不連続化するには、例えば、特開2002−35029号公報や、特開2002−178428号公報、特開2002-273808号公報等に記載される切断方法を採用することができ、これらの公報に記載の技術は、本発明の趣旨に反しない範囲で、本明細書に取り込まれる。
(サイドシール部の構造)
(形態1)
次に、本発明の特徴部分であるサイドシール部21の構造、形成方法等について説明する。なお、サイドシール部21は、使い捨ておむつの両側縁部に存在しており、左右で一対をなすが、以下では一方(紙面右側)のサイドシール部21を例に説明し、他方のサイドシール部21の説明、図示等は省略する。この点、他方のサイドシール部21は、通常、一方のサイドシール部21と同一構造を有しており、線対称となるように存在する。ただし、本発明は左右一対のサイドシール部21が同一構造である場合に限定されるものではない。
サイドシール部21は、外装体20の腹側Fの両側縁部と背側Bの両側縁部とが重ねられ、接合されることで形成されている。サイドシール部21は、図9に示すように、ウエスト開口部WO及び左右一対の脚開口部LO間において縦方向に延在し、図10に示すようにして引裂き分離可能とされている。なお、図10の(3)が、サイドシール部21を分離する直前の状態である。
(引裂き開始部)
図9に示すように、サイドシール部21には、引裂き開始部31が設けられている。この引裂き開始部31は、サイドシール部21の外側縁21xから内方に切り欠かれた切欠き部で構成されている。引裂き開始部31が切欠き部で構成されていると、後述する第二接合帯21Bを利用した引裂きに誘導し易くなる。
引裂き開始部31は、サイドシール部21の外側縁21xから内方(幅方向XDに関する中心側)に向かって縦方向の寸法31hが同一の方形状とされている。ただし、図9中に例示すように、内方に向かって縦方向の寸法31hが狭まる三角形状とすることもできる。引裂き開始部31を三角形状にすると、引裂き開始部31の内側端点31pが引裂き通過ポイントとなる確率が高まる。したがって、第二接合帯21Bを利用した引裂きに誘導し易くなる。
引裂き開始部31の幅方向の寸法31wは、例えば、後述する第一接合帯21Aの幅方向の寸法21w、第二接合帯の21Bの位置、外装体20の引裂き強さ、等によって決まる。ただし、幅方向の寸法31wは、好ましくは5mm〜15mm、より好ましくは7mm〜13mm、特に好ましくは9mm〜11mmである。幅方向の寸法31wが短過ぎると、引裂き開始部31として機能しないおそれがある。他方、幅方向の寸法31wが長過ぎると、意図しない引裂きのおそれや、引裂き開始部31近傍においてサイドシール部21がひらつくおそれがある。
引裂き開始部31の縦方向の寸法31hは、例えば、第一接合帯21Aの位置、外装体20の引裂き強さ、等によって決まる。ただし、縦方向の寸法31hは、好ましくは1mm〜5mm、より好ましくは1mm〜3.5mm、特に好ましくは1mm〜2mmである。縦方向の寸法31hが短過ぎると、引裂き開始部31として機能しないおそれがある。他方、縦方向の寸法31hが長過ぎると、意図しない引裂きのおそれや、引裂き開始部31近傍においてサイドシール部21がひらつくおそれがある。
引裂き開始部31は、縦方向YDに関して1つのみ設けられている。この点、引裂き開始部31は、縦方向YDに間隔をおいて複数設けることも技術的には可能である。しかるに、引裂き開始部31が複数設けられていると、一の引裂き開始部31から開始された引裂きが他の引裂き開始部31の近傍において当該他の引裂き開始部31に向かってしまい、当該他の引裂き開始部31において引裂きが中断(終了)してしまうおそれがある。したがって、引裂き開始部31は、本形態のように縦方向YDに関して1つのみ設けられているのが好ましい。
(第一接合帯)
引裂き開始部31とウエスト開口部WO及び脚開口部LOとの間には、それぞれ主として幅方向XDに延在する第一接合帯21Aが縦方向YDに間欠的に複数条設けられている。
本形態において、第一接合帯21Aは、横長長方形状(幅方向XDに長い長方形状)とされている。
第一接合帯21Aの幅方向の寸法21wは、例えば5mm〜15mm、好ましくは7mm〜13mm、より好ましくは9mm〜11mmである。また、第一接合帯21Aの縦方向の寸法21hは、例えば1mm〜5mm、好ましくは1mm〜3.5mm、より好ましくは1mm〜2mmである。さらに、相互に隣接する第一接合帯21Aの離間距離21dは、例えば0.5mm〜3mm、好ましくは0.5mm〜2mm、より好ましくは0.5mm〜1mmである。この点、第一接合帯21Aは、外装体20の腹側Fの両側縁部と背側Bの両側縁部とを接合する機能を主として有しており、サイドシール部21を引裂き容易化する機能は、次いで説明する第二接合部21Bが主として有している。したがって、以上の数値範囲は、引裂き容易性ではなく、外装体20の接合強度やサイドシール部21の柔らかさ、肌触り等の観点から設定するのが好ましい。
(第二接合帯)
引裂き開始部31及び第一接合帯21Aの内方には、主として縦方向YDに延在する第二接合帯21Bが縦方向YDに間欠的に複数条設けられている。
第二接合帯21Bの中で全範囲が第一接合帯21Aの内方に位置する第二接合帯21Bは、直線状とされている。この直線状の第二接合帯21Bの幅方向の寸法21wは、例えば0.5mm〜3mm、好ましくは0.5mm〜2mm、より好ましくは0.5mm〜1mmである。また、直線状の第二接合帯21Bの縦方向の寸法21hは、例えば5mm〜15mm、好ましくは5mm〜10mm、より好ましくは5mm〜8mmである。さらに、相互に隣接する第二接合帯21Bの離間距離21dは、例えば0.5mm〜2mm、好ましくは0.5mm〜1.5mm、より好ましくは0.5mm〜1mmである。この点、第二接合帯21Bは、外装体20の腹側Fの両側縁部と背側Bの両側縁部とを接合する機能が補助的なものであり、サイドシール部21を引裂き容易化する機能が主たる機能であって、引裂き誘導線としての役割を果たす。したがって、以上の数値範囲は、外装体20の接合強度等ではなく、引裂き容易性の観点から設定するのが好ましい。
第二接合帯21Bの中で一部が引裂き開始部31の内方に位置する第二接合帯21Bは、図9中に拡大して示すように、引裂き開始部31に相対的に近位し、かつ主として幅方向XDに延在する誘導開始部21sと、引裂き開始部31に相対的に遠位し、かつ主として縦方向YDに延在する誘導終了部21eと、が連続するものである。この形態によると、引裂き開始部31からの引裂きを、直線状の第二接合帯21Bを利用した引裂きに誘導し易くなる。なお、ここで言う「相対的に近位」とは、誘導開始部21s及び誘導終了部21eを対比した場合において、引裂き開始部31に相対的に近い(近くに位置する)ことを意味する。同様に、「相対的に遠位」とは、誘導開始部21s及び誘導終了部21eを対比した場合において、引裂き開始部31から相対的に遠い(遠くに位置する)ことを意味する。
引裂き開始部31と誘導開始部21sとの最短離間距離21fは、例えば1mm〜10mm、好ましくは1mm〜5mm、より好ましくは1mm〜2mmである。最短離間距離21fが短過ぎると、意図しない引裂きのおそれがある。他方、最短離間距離21fが長過ぎると、直線状の第二接合帯21Bを利用した引裂きに誘導できないおそれがある。
(第一・第二接合帯)
ここで「主として幅方向XDに延在する」、あるいは「主として縦方向YDに延在する」とは、各接合帯21A,21Bについて幅方向の寸法21w及び縦方向の寸法21hを比較した場合に、幅方向の寸法21wの方が長い(21w>21h)ことを「主として幅方向XDに延在する」とし、縦方向の寸法21hの方が長いこと(21h>21w)を「主として縦方向YDに延在する」とするものである。
また、第一接合帯21A及び第二接合帯21Bは、重ねられた外装体20の熱や超音波等による溶着や、ホットメルト等の接着剤による接着によって形成することができる。このような溶着や接着等による接合によって、第一接合帯21A及び第二接合帯21Bは他の部位よりも引裂き強さが強くなっている。
(形態2)
形態1においては、全範囲(全長)が第一接合帯21Aの内方に位置する第二接合帯21Bが、直線状とされていた。これに対し、本形態の第二接合帯21Bは、図11に示すように、全てが円弧状等の曲線状とされている。この形態においては、第二接合帯21Bの配置を工夫することによって、全範囲が第一接合帯21Bの内方に位置する第二接合帯21Bと、一部が引裂き開始部31の内方に位置する第二接合帯21Bと、で形状を異なるものとする必要がなくなる。図示例では、一部が引裂き開始部31の内方に位置する第二接合帯21Bについて、開口する方向を引裂き開始部31側とし、かつ一端を引裂き開始部31の近傍とすることによって、前述した誘導開始部21s及び誘導終了部21eが連続する第二接合帯21Bと同様の機能を有するものとしている。
引裂き開始部31と第二接合帯21Bの一端(引裂き開始部31に近位する一端)との最短離間距離21fは、例えば1mm〜10mm、好ましくは1mm〜8mm、より好ましくは1mm〜5mmである。最短離間距離21fが短過ぎると、意図しない引裂きのおそれがある。他方、最短離間距離21fが長過ぎると、曲線状の他の第二接合帯21Bを利用した引裂きに誘導できないおそれがある。
第二接合帯21Bの幅方向の寸法21wは、例えば3mm〜10mm、好ましくは3mm〜8mm、より好ましくは3mm〜5mmである。また、第二接合帯21Bの縦方向の寸法21hは、例えば5mm〜15mm、好ましくは5mm〜10mm、より好ましくは5mm〜8mmである。さらに、第二接合帯21Bの幅21gは、例えば0.5mm〜3mm、好ましくは0.5mm〜2mm、より好ましくは0.5mm〜1mmである。そして、相互に隣接する第二接合帯21Bの離間距離21dは、例えば0.5mm〜2mm、好ましくは0.5mm〜1.5mm、より好ましくは0.5mm〜1mmである。この点、第1の形態と同様に、第二接合帯21Bの主たる機能は、サイドシール部21の引裂きを容易化する引裂き誘導線としての機能である。したがって、以上の数値範囲も、外装体20の接合強度等ではなく、引裂き容易性の観点から設定するのが好ましい。
第二接合帯21Bは、縦方向YDに関して相互に隣接するもの同士が、幅方向XDに関して同方向を向いていてもよいが、図示例のように逆方向を向いているのが好ましい。逆方向を向いていると、一の第二接合帯21Bを利用した(沿った)引裂きから当該一の第二接合帯21Bに隣接する第二接合帯(他の第二接合帯)21Bを利用した(沿った)引裂きに進み易くなる。
なお、以上で言及しなかった構造等については、本形態の趣旨に反しない限り、第1の形態と同様とされている。
(形態3)
本形態は、形態2の応用例である。図12に示すように、本形態の第二接合帯21Bは全てがコ字状等の折線状とされている。この形態においても、第二接合帯21Bを曲線状とした場合と同様に、第二接合帯21Bの配置を工夫することによって、全範囲が第一接合帯21Bの内方に位置する第二接合帯21Bと、一部が引裂き開始部31の内方に位置する第二接合帯21Bと、で形状を異なるものとする必要がなくなる。加えて、本形態においては、第二接合帯21Bの全ての部位が横方向XD又は縦方向YDに延在するように構成されているので、第一接合帯21Aとの相性が良くなり、サイドシール部21におけるヨレ等が形成されにくくなる。
引裂き開始部31と第二接合帯21Bの一端(引裂き開始部31に近位する一端)との最短離間距離21fは、例えば1mm〜10mm、好ましくは1mm〜8mm、より好ましくは1mm〜5mmである。最短離間距離21fが短過ぎると、意図しない引裂きのおそれがある。他方、最短離間距離21fが長過ぎると、折線状の他の第二接合帯21Bを利用した引裂きに誘導できないおそれがある。
第二接合帯21Bの幅方向の寸法21wは、例えば3mm〜10mm、好ましくは3mm〜8mm、より好ましくは3mm〜5mmである。また、第二接合帯21Bの縦方向の寸法21hは、例えば5mm〜15mm、好ましくは5mm〜10mm、より好ましくは5mm〜8mmである。さらに、第二接合帯21Bの幅21gは、例えば0.5mm〜3mm、好ましくは0.5mm〜2mm、より好ましくは0.5mm〜1mmである。そして、相互に隣接する第二接合帯21Bの離間距離21dは、例えば0.5mm〜2mm、好ましくは0.5mm〜1.5mm、より好ましくは0.5mm〜1mmである。なお、前述したように、第二接合帯21Bの主たる機能は、引裂き誘導線としての機能である。したがって、以上の数値範囲は、外装体20の接合強度等ではなく、引裂き容易性の観点から設定するのが好ましい。
第二接合帯21Bは、縦方向YDに関して相互に隣接するもの同士が、幅方向XDに関して同方向を向いていてもよいが、第2の形態と同様である図示例のように逆方向を向いているのが好ましい。
なお、以上で言及しなかった構造等については、本形態の趣旨に反しない限り、第1の形態と同様とされている。
(形態4)
本形態は、形態1の応用例である。図13に示すように、本形態においては、好ましくは前身頃又は後身頃の一方のウエスト開口部WO側の端縁(ウエスト側端縁)Wx及び脚開口部LO側の端縁(脚側端縁)Lxから所定の範囲(縦方向YDの長さ)20eに第二接合帯21Bが設けられていない。所定の範囲20eは、前述したようにウエスト部弾性部材24や、湾曲弾性部材28が配置される位置でもある。したがって、所定の範囲20eに第二接合帯21Bを設けないことで、弾性部材24,28に対する影響をなくすことができる。この点、従来の使い捨ておむつにおけるのと異なり、本形態においては、所定の範囲20eが引裂き開始位置とならないため、所定の範囲20eに引裂き誘導線として機能する第二接合帯20Bを設けないとしてもサイドシール部21の引裂きが困難になるおそれがない。
所定の範囲(縦方向YDの長さ)20eは、弾性部材24,28の配置によって決まるが、例えば10mm〜40mm、好ましくは10mm〜35mm、より好ましくは10mm〜30mmである。
所定の範囲20eは、ウエスト開口部WO側及び脚開口部LO側の一方のみに設けることもできるが、図示例のように両方に設けるのが好ましい。また、ウエスト開口部WO側の所定の範囲20eと脚開口部LO側の所定の範囲20eとを同じとすることも、異なるものとすることもできる。
なお、以上で言及しなかった構造等については、本形態の趣旨に反しない限り、第1の形態と同様とされている。
(形態5)
図14に示すように、本形態の引裂き開始部32は、外装体20の腹側Fの両側縁部と背側Bの両側縁部とが接合されていない非接合部で構成されている。引裂き開始部32が非接合部で構成されていると、接合部で構成される場合と異なり、外装体20の引裂き強さが強くならない。したがって、引裂き開始部32における引裂きが容易となり、第二接合帯21Bを利用した引裂きに誘導し易くなる。この点、非接合部で構成された引裂き開始部32には引裂き強さが変化するラインが形成されないため、引裂き方向は幅方向XD及び縦方向YDのいずれにもなり得る。しかるに、引き裂き開始部32は引裂きを開始する部位であり、力を加える方向の制御が容易である。しかも、仮に縦方向YDに引裂きが進んだとしても、引裂き開始部32を縦方向YDに関して挟み込んだ状態にある第一接合帯21Aによって引裂き方向が幅方向XDに修正される。したがって、外装体20を容易に幅方向XDに引き裂くことができる。
引裂き開始部32は、サイドシール部21の外側縁21xから内方に向かって縦方向の寸法32hが同一の方形状とされている。この引裂き開始部32は、第一接合部21Aを設けないという消極的な作業で形成することができるので、製造容易である。
引裂き開始部32の幅方向の寸法32wは、例えば、第一接合帯21Aの幅方向の寸法21w(図9参照)、第二接合帯の21Bの位置、外装体20の引裂き強さ、等によって決まる。ただし、幅方向の寸法32wは、好ましくは10mm〜30mm、より好ましくは15mm〜30mm、特に好ましくは20mm〜30mmである。
引裂き開始部32の縦方向の寸法32hは、例えば、第一接合帯21Aの位置、外装体20の引裂き強さ、等によって決まる。ただし、縦方向の寸法32hは、好ましくは15mm〜30mm、より好ましくは20mm〜30mm、特に好ましくは25mm〜30mmである。縦方向の寸法32hが短過ぎると、引裂き開始部31として機能しないおそれがある。他方、縦方向の寸法32hが長過ぎると、意図しない引裂きのおそれや、引裂き開始部32近傍においてサイドシール部21がひらつくおそれがある。
なお、相互に隣接する第一接合帯21A間にも非接合部が存在し、技術的にはこの部分も非接合部である。しかるに、以上の非接合部は引裂き開始部として機能する非接合部を意味する。このように引裂き開始部として機能する非接合部は、縦方向の寸法32hが10mm以上であるもの(非接合部)のみを意味するものと定義する。
引裂き開始部32は、縦方向YDに関して1つのみ設けられている。この点、引裂き開始部32は、縦方向YDに間隔をおいて複数設けることも技術的には可能である。しかるに、引裂き開始部32が複数設けられていると、一の引裂き開始部32から開始された引裂きが他の引裂き開始部32において幅方向XD(特に外側縁21xに向かう方向)に進んでしまい、当該他の引裂き開始部32において引裂きが中断(終了)してしまうおそれがある。したがって、引裂き開始部32は、本形態のように縦方向YDに関して1つのみ設けられているのが好ましい。
引裂き開始部32の内方には、外装体2の腹側F及び背側Bが接合されてなる補助接合部33が設けられている。補助接合部33が設けられていると、引裂き開始部32を非接合部で構成する場合においても、サイドシール部21の接合強さが不十分になるおそれがない。また、引裂き開始部32において引裂きが開始し、その後に補助接合部33に沿った引裂きが進むことになるため、つまり補助接合部33が引裂き開始部にはなるわけではないため、引裂き開始部32に第一接合部21Aが設けられる場合と異なり、補助接合部33が引裂きの障害となるおそれがない。
補助接合部33の幅方向の寸法33wは、例えば5mm〜15mm、好ましくは5mm〜10mm、より好ましくは5mm〜8mmである。また、補助接合部33の縦方向の寸法33hは、例えば0.5mm〜3mm、好ましくは0.5mm〜2mm、より好ましくは0.5mm〜1mmである。補助接合部33の主たる機能は接合補助であるが、第二接合帯21Bへの引裂き誘導線としての機能も兼ね備えさせると好ましいものとなる。したがって、以上の数値範囲は、接合強さのほか、引裂き方向性の観点も考慮して設定するのが好ましく、主として幅方向XDに延在するように設けるのが好ましい。
なお、「主として」の意味は、第一接合帯21A及び第二接合帯21Bにおけるのと同様である。
補助接合部33は、縦方向YDに関して引裂き開始部32の内方に全長にわたって設けられていても、一部のみに設けられていてもよい。また、補助接合部33は、1条のみが設けられていても、縦方向YDに間欠的に複数条設けられていてもよい。図示例では、補助接合部33が縦方向YDに間欠的に2条設けられている。
(形態6)
本形態のサイドシール部21について、図15を参照しながら説明する。なお、本図は、サイドシール部21そのものを示す図ではなく、当該サイドシール部21を熱溶着する際に使用可能なシールロール等のパターン(凸部)を示す概念図である。ただし、以下では、説明の都合上、第一接合帯を形成するパターンを単に第一接合帯と、第二接合帯を形成するパターンを単に第二接合帯という。
本形態においては、引裂き開始部34にも第一接合帯21Aが設けられている。ただし、引裂き開始部34以外(引裂き開始部34とウエスト側端縁Wxとの間、及び引裂き開始部34と脚側端縁Lxとの間)の第一接合帯21Aは、外側端点(外側縁21xに近位する端点)がサイドシール部21の外側縁21xから所定長21t内方に位置するが、引裂き開始部34の第一接合帯21Aは、外側端点がサイドシール部21の外側縁21xに達している。第一接合帯21Aの外側端点が外側縁21xまで達していると、幅方向XDに延在する引裂き強さの変化ラインが外側縁21xまで達することになるため、引裂き開始が容易となる。
外側端点が外側縁21xまで達するように第一接合帯21Aを設ける場合は、使い捨ておむつの製造時において、相互に隣接する使い捨ておむつの第一接合帯21Aを形成するシールロールのパターン同士がつながっているものを使用すればよい。
外側縁21xから第一接合帯21Aの外側端点までの距離、つまり上記所定長21tは、例えば1mm〜10mm、好ましくは3mm〜7mm、より好ましくは4mm〜6mmである。所定長21tが短過ぎると、意図しない引裂きが生じるおそれがある。他方、所定長21tが長過ぎると、サイドシール部21の外側縁21xがひらつくおそれがある。
引裂き開始部34の第一接合帯21Aは、1条とすることも、縦方向YDに間欠的に複数条とすることもできる。図示例では、縦方向YDに間欠的に2条設けられている。
(形態7)
以上で説明した引裂き開始部31〜34は、縦方向YDに関してサイドシール部21のほぼ中央部に設けられている。これに対して、本形態の引裂き開始部31は、図16の(1)に示すように、ウエスト開口部WO側、あるいは図16の(2)に示すように、脚開口部LO側に設けられている。引裂き開始部31がウエスト開口部WO側、あるいは脚開口部LO側に片寄って設けられていても、従来のようにウエスト側端縁Wxから、あるいは脚側端縁Lxから引き裂く場合に比べれば、連続する引裂き長さが短くなる。したがって、引裂き方向が幅方向XDに変化してしまう確率が低くなる。
ただし、引裂き方向が幅方向XDに変化するのを防止するという観点からは、ウエスト側端縁Wxから引裂き開始部31までの距離Wdが、サイドシール部21の縦方向の寸法Dの10/100〜90/100であるのが好ましく、20/100〜80/100であるのがより好ましく、30/100〜70/100であるのが特に好ましい。また、脚側端縁Lxから引裂き開始部31までの距離Ldが、サイドシール部21の縦方向の寸法Dの10/100〜90/100であるのが好ましく、20/100〜80/100であるのがより好ましく、30/100〜70/100であるのが特に好ましい。なお、最も好ましいのは、引裂き開始部31が、縦方向YDに関する中央線Lcを跨ぐ位置に設けられている形態である。
本発明は、パンツタイプ使い捨ておむつとして適用可能である。
10…内装体、11…液透過性表面シート、12…液不透過性裏面側シート、13…吸収体、13N…括れ部分、14…包装シート、15…ギャザー不織布、16…ギャザー弾性部材、20…外装体、20C…折り返し部分、21…サイドシール部、21A…第一接合帯、21B…第二接合帯、24…ウエスト部弾性部材、25…腰周り弾性部材、26…背側湾曲弾性部材、28…腹側湾曲弾性部材、29…脚周りライン、31,32…引裂き開始部、33…補助接合部、B…後身頃、F…前身頃、XD…幅方向、YD…縦方向。

Claims (5)

  1. 装着者の腹側から股間を通り背側まで延在する外装体と、この外装体の内面に固定された、吸収体を含む内装体とを備え、
    前記外装体の腹側の両側縁部と背側の両側縁部とが重ねられて、ウエスト開口部及び左右一対の脚開口部、並びに前記ウエスト開口部及び前記左右一対の脚開口部間において縦方向に延在する引裂き分離可能なサイドシール部が形成された、
    パンツタイプ使い捨ておむつであって、
    前記縦方向に延在するサイドシールの引裂き開始部が設けられ、
    この引裂き開始部と前記ウエスト開口部及び前記脚開口部との間にそれぞれ、主として幅方向に延在する第一接合帯が縦方向に間欠的に複数条設けられ、
    前記引裂き開始部は、前記外装体の腹側の両側縁部と背側の両側縁部とが接合されていない非接合部であり、
    前記引裂き開始部及び前記第一接合帯の内方に、主として縦方向に延在する第二接合帯が縦方向に間欠的に複数条設けられており、
    前記非接合部の幅方向内方に、かつ、前記第二接合帯より幅方向外方に、前記外装体の腹側の両側縁部と背側の両側縁部とが接合された補助接合部が設けられている、
    ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。
  2. 装着者の腹側から股間を通り背側まで延在する外装体と、この外装体の内面に固定された、吸収体を含む内装体とを備え、
    前記外装体の腹側の両側縁部と背側の両側縁部とが重ねられて、ウエスト開口部及び左右一対の脚開口部、並びに前記ウエスト開口部及び前記左右一対の脚開口部間において縦方向に延在する引裂き分離可能なサイドシール部が形成された、
    パンツタイプ使い捨ておむつであって、
    前記縦方向に延在するサイドシールの引裂き開始部が設けられ、
    この引裂き開始部と前記ウエスト開口部及び前記脚開口部との間にそれぞれ、主として幅方向に延在する第一接合帯が縦方向に間欠的に複数条設けられ、
    前記引裂き開始部及び前記第一接合帯の内方に、主として縦方向に延在する第二接合帯が縦方向に間欠的に複数条設けられ、
    前記引裂き開始部にも前記第一接合帯が1条又は縦方向に間欠的に複数条形成され、
    前記引裂き開始部以外の第一接合帯は、外側端点が前記サイドシール部の外側縁から所定長内方に位置するが、
    前記引裂き開始部の第一接合帯は、外側端点が前記サイドシール部の外側縁に達する、
    パンツタイプ使い捨ておむつ。
  3. 前記引裂き開始部が、前記サイドシール部の外側縁から内方に切り欠かれた切欠き部で構成されている、
    請求項1又は2に記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
  4. 前記引裂き開始部の内方に少なくとも一部が位置する第二接合帯は、
    前記引裂き開始部に相対的に近位し、かつ主として幅方向に延在する誘導開始部と、
    前記引裂き開始部に相対的に遠位し、かつ主として縦方向に延在する誘導終了部と、が連続するものである、
    請求項1〜のいずれか1項に記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
  5. 前記第二接合帯の一部は、
    一端が前記補助接合部に相対的に近位し、
    他端が前記補助接合部から相対的に遠位し、かつ他の第二接合帯に近位している
    請求項1記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
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