JP6118064B2 - 商用ハイブリッド電動操舵装置とその制御による性能および燃費改善方法 - Google Patents

商用ハイブリッド電動操舵装置とその制御による性能および燃費改善方法 Download PDF

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Description

本発明は、商用ハイブリッド電動操舵装置と、その制御による性能および燃費改善方法に関し、より詳細には、所定のステアリング容量を満たしながら、燃費改善性能も大きく向上させ、運転者の操舵制御性能も大きく向上させた商用ハイブリッド電動操舵装置と、その制御による性能および燃費改善方法に関する。
一般に、操舵装置は、操舵補助力として油圧を用いることにより、油圧ポンプが必要であり、油圧ポンプは、エンジンで駆動され、エンジン駆動力が損失してしまう。このようなエンジン駆動力の損失は、結局、燃費の低下につながることになる。そのため、操舵装置を介したエンジン駆動力の損失程度が低減される場合、その分燃費が改善できる。
燃費改善の例として、エンジンで駆動される油圧ポンプが備えられるが、ホースの管路抵抗を低減させたり、アイドル(IDLE)時、ポンプの流量を減少させ、エンジン駆動力の損失が低減できる油圧式操舵装置がある。
しかし、油圧式操舵装置を介した燃費改善は、エンジンで駆動される油圧ポンプによってその効果が小さいという根本的な限界があり、このような根本的な限界を克服するには、エンジンで駆動される油圧ポンプが省略されなければならない。
上記のような要求に合わせてエンジンで駆動される油圧ポンプを省略した操舵装置として、電動モータが用いられる電動パワーステアリング(MDPS;Motor Driven Power Steering)〔例えば、特許文献1参照〕、またはエンジンの駆動力ではなく、モータで駆動される電動ポンプが用いられる電動油圧パワーステアリング(EHPS;Electro−hydraulic Power Steering)〔例えば、特許文献2参照〕を挙げることができ、燃費改善が必要なハイブリッド乗用車の操舵装置として用いられる。
燃費改善は、乗用車だけでなく、商用車においても追求しなければならない項目であり、このために、商用車においても、エンジンの駆動力を用いる油圧ポンプを省略し、MDPSまたはEHPSが操舵装置として使用できれば、商用車の燃費改善性能が大きく向上することができる。
MDPSまたはEHPSを用いた操舵装置は、ステアリング容量に限界があり、ステアリング容量が約13KNを要求する乗用車には適し得るが、約50KN〜190KN程度に達するステアリング容量を必要とする中大型商用車には適していないという根本的な限界があった。これにより、燃費改善効果を高めるために、MDPS操舵装置またはEHPS操舵装置を単独で商用車に適用する場合、ステアリング容量の不足が先に解消されなければならない。
仮に、商用車のステアリング容量に合わせるように、MDPSとEHPSおよびラック−ピニオンギヤボックスを一括して操舵装置として使用されることもあるが、この場合にも、商用車は、約50KN〜190KN程度のステアリング容量を必要とすることにより、容量問題による使用の難しさが依然としてあった。
一方、MDPSとEHPSが操舵装置として用いられる場合、運転者が感じるねじれと操舵カラムの実際的なねじれとに差が生じるので解消されなければならない。しかし、操舵装置は、1つのトーションバーが適用され、トーションバーは、ギヤボックスに伝達される路面反力を反映するようにギヤボックス部位に設けるが、その反映効果はわずかであった。その根本的な理由は、MDPSとEHPS操舵装置のレイアウトに起因する。
一例として、操舵装置のレイアウトにおいて、MDPSを装着した操舵カラム部位とEHPSを装着した操舵カラム部位および操舵カラムをつなげるジョイント(ユニバーサルジョイント)部位は、その剛性がそれぞれ異なり、これら各部分の有する剛性差は、ジョイント(ユニバーサルジョイント)部位にトルク変動率を発生させることにより、運転者が感じるねじれと操舵カラムの実際的なねじれとで差が生じるしかない。
上記したようなねじれ差により、MDPSやEHPSは、路面反力を正確に反映した状態で操舵装置を制御することができず、これにより、操舵装置は、性能の低下をもたらしてしまう。そのため、燃費改善効果が高いMDPSとEHPS操舵装置が商用車に適用されるには、商用車で要求する約50KN〜190KNに達する高いステアリング容量を満たさなければならず、また、運転者が感じるねじれと操舵カラムの実際的なねじれとに差が生じる現象も解消する必要がある。
特開2004−040883号公報 特開2006−007916号公報
上記の点に鑑みてなされた本発明は、小型商用車から中型と大型商用車で必要とする約50KN〜190KNに達する高いステアリング容量を提供することができ、これにより、性能および燃費改善が大きく向上可能な商用ハイブリッド電動操舵装置およびその制御による性能改善方法を提供することを目的とする。
また、上記の点に鑑みてなされた本発明は、路面反力を正確に反映した操舵制御で操舵装置の性能も大きく向上させることができる商用ハイブリッド電動操舵装置およびその制御による燃費改善方法を提供することを目的とする。
さらに、上記の点に鑑みてなされた本発明は、特に、大型商用車の要求にも符合できる商用ハイブリッド電動操舵装置の制御による燃費および性能改善方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための商用ハイブリッド電動操舵装置は、
操舵ホイールを連結した操舵カラムに装着され、検出された運転者トルク値の一部に該当するモータ出力トルクを発生させるMDPSユニット(Motor Driven Power Steering Unit)と、
前記MDPSユニットのモータ出力トルクと合わされ、操舵に必要な出力のために油圧出力を発生させるEHPSユニット(Electro−hydraulic Power Steering Unit)と、
前記EHPSユニットから供給される油圧で実際のピストン出力を発生させる、油圧シリンダ、およびボールナットを備えたボールナット
ギヤボックスと、
左右ホイールにつながったタイロッドを操作するように、前記ボールナットギヤボックスで発生した出力トルクで作動するリンクと、
前記ボールナットギヤボックスに流入して前記操舵ホイールに伝達される路面反力を検出するように、少なくとも前記操舵カラムの2箇所の異なる位置にそれぞれ設けられた2つのトーションバーと、
が含まれて構成され、
車両の走行による情報と共に、商用ハイブリッド電動操舵装置の操作による情報が検出される情報提供ブロックと、
情報提供ブロックから入力された各種情報で必要操舵力を計算した後、前記必要操舵力に合わせてMDPSユニットのモータ出力トルクのための要求制御値と、EHPSユニットの油圧出力トルクのための要求制御値としてそれぞれ算出されるハイブリッド判断ブロックと、
ハイブリッド判断ブロックから入力された前記モーター出力トルクのための要求制御値を用いてMDPSユニットのモータ要求トルクが算出されるMDPS制御ブロックと、
ハイブリッド判断ブロックから入力された前記油圧出力のための要求制御値を用いてEHPSユニットのモーター要求回転数を算出するEHPS制御ブロックと、
から構成されることを特徴とする。
MDPSユニットは、モータ出力トルクを発生させるようにコントローラで制御されるモータと、モータの回転力を減速しトルクを増大する減速器と、運転者トルクによる操舵ホイールの操舵角情報を検出してコントローラに伝送するトルクセンサとを含んでいる。
EHPSユニットは、油圧出力トルクを発生させるようにコントローラで制御されるポンプと、ポンプから油圧シリンダに送られる油圧を提供するようにオイルが貯蔵されたオイルリザーバとから構成される。
リンクは、ボールナットギヤボックスのボールナットに連結されて角運動するピットマンアームと、ピットマンアームに連結されて引かれるあるいは押されるドラッグリンクと、左右ホイールのうちの一方のホイールにドラッグリンクの動きを伝達するスピンドルアームとから構成される。
2つのトーションバーのうち、1つのトーションバーは、EHPSユニットが装着された他の操舵カラムに設けられたEHPS−トーションバーであり、残りの1つのトーションバーは、MDPSユニットが装着された操舵カラムに設けられたMDPS−トーションバーである。
EHPSユニットは、油圧シリンダに油圧を供給する油圧ラインで連結され、油圧ラインには、油圧シリンダの前方位置で分岐された別の油圧ラインが形成され、油圧ラインと分岐された油圧ラインとの間には、切替弁がさらに設けられ、分岐された油圧ラインには、補助EHPSユニットがさらに設けられる。
MDPSユニットとEHPSユニットで発生するステアリング容量は、50KN〜100KNの小型および中型車に合わされる。
また、上記の目的を達成するための商用ハイブリッド電動操舵装置は、
操舵ホイールを連結した操舵カラムに装着され、検出された運転者トルク値の一部に該当するモータ出力トルクを発生させるMDPSユニットと、
前記MDPSユニットのモータ出力トルクと並行し、操舵に必要な出力のために油圧出力を発生させるEHPSユニットと、
前記EHPSユニットの油圧シリンダにつながった油圧ラインから別の油圧ラインが分岐され、切替弁が設けられ、前記切替弁の開放時、前記分岐された油圧ラインを介して前記油圧シリンダに他の油圧を供給する補助EHPSユニットと、
前記EHPSユニットと前記補助EHPSユニットから供給される油圧で実際のピストン出力を発生させる、水圧面積の大きい油圧シリンダ、およびボールナットを備えたボールナットギヤボックスと、
左右ホイールにつながったタイロッドを操作するように、前記ギヤボックスで発生した出力トルクで作動するリンクと、
前記ボールナットギヤボックスに流入して前記操舵ホイールに伝達される路面反力を検出するように、少なくとも前記操舵カラムの2箇所の異なる位置にそれぞれ設けられた2つのトーションバーとが含まれて構成され、
車両の走行による情報と共に、商用ハイブリッド電動操舵装置の操作による情報が検出される情報提供ブロックと、
情報提供ブロックから入力された各種情報で必要操舵力を計算した後、前記必要操舵力に合わせて、MDPSユニットとモータ出力トルクのための要求制御値とEHPSユニットの油圧出力トルクのための要求制御値としてそれぞれ算出されるハイブリッド判断ブロックと、
ハイブリッド判断ブロックから入力されたモータ出力トルクのための要求制御値を用いてMDPSユニットのモータ要求トルクを算出するMDPS制御ブロックと、
ハイブリッド判断ブロックから入力された前記油圧出力のための要求制御値を用いてEHPSユニットのモーター要求回転数を算出するEHPS制御ブロックと、
から構成されることを特徴とする。
補助EHPSユニットは、EHPSユニットで提供する油圧出力トルクが不足する時に
のみ駆動される。補助EHPSユニットが駆動されるには、EHPSユニットのポンプの
最大流量×0.9<EHPSユニットのポンプの必要流量が満たされ、同時に操舵角速度目標値>操舵角速度絶対値(450deg/s)が共に満たされなければならない。
MDPSユニット、EHPSユニットおよび補助EHPSユニットで発生するステアリ
ング容量は、100KN〜190KNの大型車に合わされる。
さらに、上記の目的を達成するための商用ハイブリッド電動操舵装置の制御による性能および燃費改善方法は、車両の車速および車両のヨーレートと共に、操舵角信号および操舵トルク信号が含まれた情報が提供され、この情報から、運転者トルクの一部を、MDPSユニットが担当するモータ出力トルク値として算出し、運転者トルクの残りを、EHPSユニットが担当する油圧出力トルク値として算出した後、車両の走行速度を基準とする時、高速時、ホイールに近接したEHPSユニットの操舵力を重くすることで、逆入力ロバスト性が確保されるのに対し、運転者に近接したMDPSユニットの操舵力を軽くすることで、基本操舵力が確保される逆入力ロバスト制御方式が行われ、車両の走行速度を基準とする時、低速時、EHPSユニットの操舵力を軽くすることで、操舵に対する車両反応性を向上させる操舵性能向上制御方式が行われ、逆入力ロバスト制御方式と操舵性能向上制御方式が行われた後、MDPSユニットのモータ出力トルクとEHPSユニットの油圧出力トルクが発生し、モータ出力トルクと油圧出力トルクが、左右ホイールを操作するタイロッドに連結されたリンクの作動のためのボールナットギヤボックスの出力トルクとして提供される。
逆入力ロバスト制御方式が行われると、MDPSユニットは、[MDPSチューニングマップ× M(制御量)×([トルク変動×車速×ヨーレート変動]/(操舵角変動))]+K(制御比分配量)が適用され、EHPSは、[MDPSチューニングマップ×M(制御量)×((操舵角変動)/[トルク変動×車速×ヨーレート変動])]+L(制御比分配量)が適用され、K(制御比分配量)とL(制御比分配量)は、運転者トルクによるMDPSユニットのMDPSトーションバーの検出値と、運転者トルクによるEHPSユニットのEHPSトーションバーの検出値とに比例する。
操舵性能向上制御方式が行われると、MDPSユニットは、[MDPSチューニングマップ×N(制御量)×(車速/操舵角)]+K(制御比分配量)が適用され、低速時、操舵ホイールの操作を重くし、[MDPS性能向上マップ×O(制御量)×(車速/操舵角)]が適用され、低速時、性能向上のためのトルク制御量が増大し、これに対し、EHPSユニットは、[EHPSチューニングマップ×N(制御量)×(車速/操舵角)]+L(制御比分配量)が適用され、高速時、操舵ホイールの操作を軽くする。
燃費改善ロジッグが行われると、EHPSユニットで提供する油圧出力トルクが持続的にチェックされ、EHPSユニットで提供する油圧出力トルクが不足する時、別の補助EHPSが駆動されることにより、EHPSとは別途に、油圧出力トルクがさらに発生するキャッチアップ(Catch Up)性能向上ロジッグをさらに含んでいる。
キャッチアップ性能向上ロジッグは、始動キー(IGN)のオン(ON)時、警告灯の点灯を必要とするエラー(Error)や注意(Warning)項目が発生せず、エンジン回転数(RPM)でエンジンの始動がオン(On)状態であるかが判断され、燃費改善ロジッグが行われた後、EHPSユニットのポンプ容量が持続的にチェックされるキャッチアップ準備ステップと、EHPSユニットのポンプ容量が不足すると判断されると、次いで、運転者の操舵トルクによって検出された現在の操舵角速度値が設定された操舵角速度絶対値より大きい値であるかが判断され、大きい値と判断されると、補助EHPSユニットを駆動させるキャッチアップ実行ステップとによって実行される。
キャッチアップ実行ステップにおいて、EHPSユニットのポンプ容量の不足は、EHPSユニットのポンプの最大流量×0.9<EHPSユニットのポンプの必要流量で判断され、操舵角速度絶対値は、450deg/sである。
このような本発明は、MDPSユニットとEHPSユニットが主操舵装置で制御され、中大型商用車で必要なステアリング容量を提供することにより、小型商用車はもちろん、中大型商用車にも燃費改善性能の高い商用ハイブリッド電動操舵装置が使用できる。
また、本発明は、主操舵装置で制御されるMDPSユニットとEHPSユニットと共に、ボールナットギヤボックスも適用されることにより、小型商用車はもちろん、中大型商用車に適用された商用ハイブリッド電動操舵装置の燃費改善性能がより向上できる効果があり、特に、防弾車両のように、高いステアリング容量を必要とする高重量の乗用車にも容易に適用できる。
さらに、本発明は、MDPSユニットとEHPSユニットが主操舵装置で制御されることにより、燃費改善性能の高い商用ハイブリッド電動操舵装置に2つのトーションバーが設けられ、これにより、MDPS装着部とEHPS装着部とを互いにつなげる操舵カラムのジョイント(ユニバーサルジョイント)部位でトルク変動率の発生が防止されることにより、路面反力が正確に反映された操舵制御が実現できる。
また、本発明は、2つのトーションバーを用いて操舵カラムのジョイント(ユニバーサルジョイント)部位でトルク変動率の発生なしに路面反力を正確に反映した操舵制御が実現されることにより、燃費改善性能の高い商用ハイブリッド電動操舵装置の性能が大きく向上できる。
さらに、本発明は、燃費改善性能の高い商用ハイブリッド電動操舵装置の性能が大きく向上することにより、高速走行時、偏向とシミーおよびジャダーのような逆入力に対してロバスト制御が実現されると共に、低速走行時、オンセンターフィール(On Center Feel)と復元性能を高め、操舵制御性能がより向上する効果もある。
本発明は、MDPSユニットと共に、主操舵装置で制御されるEHPSユニットが二重に構成され、これに加え、補助EHPSユニットがさらに付加されることにより、これを活用したキャッチアップ性能も大きく向上し、特に、大型商用車の要求にも符合できる効果もある。
本発明に係る商用ハイブリッド電動操舵装置の構成である。 本発明に係る商用ハイブリッド電動操舵装置に適用された性能および燃費改善ロジッグのブロック線図である。 本発明に係る商用ハイブリッド電動操舵装置が性能および燃費改善ロジッグで制御される作動状態である。 本発明に係る商用ハイブリッド電動操舵装置のトーションバーの構成である。 本発明に係る商用ハイブリッド電動操舵装置のキャッチアップ性能強化のための変形例である。 本発明に係る商用ハイブリッド電動操舵装置のキャッチアップ性能改善ロジッグである。 本発明に係る商用ハイブリッド電動操舵装置のキャッチアップ性能実現図である。
図1は、本実施形態に係る商用ハイブリッド電動操舵装置の構成を示す。図示したように、商用ハイブリッド電動操舵装置は、操舵ホイール1が結合され、ジョイント3で連結された部位を有する操舵カラム2と、左右ホイール9a、9bにつながったタイロッド8を操作するリンク7に連結されたボールナットギヤボックス4と、電動モータで操舵力を発生させるMDPSユニット10(Motor Driven Power Steering Unit)と、電動ポンプで操舵力を発生させるEHPSユニット20(Electro−hydraulic Power Steering Unit)と、ジョイント3部位で発生するトルク変動率を相殺させるための情報が提供されるように、操舵カラム2の互いに異なる位置にそれぞれ設けられた一対のトーションバー31、32とから構成される。
ジョイント3は、通常、ユニバーサルジョイントからなる。ボールナットギヤボックス4は、EHPSユニット20による油圧出力トルクを発生させる、水圧面積の大きいピストンを備えた油圧シリンダ5と、油圧シリンダ5から入力される油圧出力トルクに加え、MDPSユニット10から伝達されるモータ出力トルクも共に入力されるボールナット6とから構成される。
通常、油圧出力トルクは、水圧面積の大きいピストンを備えた油圧シリンダ5のロッドを用いてボールナット6に入力され、モータ出力トルクは、操舵カラム2に備えられたピニオンを介してボールナット6に入力される。ボールナット6では、油圧シリンダ5のロッドを介した入力はロッドの直線運動が回転運動に転換されるが、ピニオンを介した入力は回転運動であるため、回転運動に維持される。そのため、ボールナットギヤボックス4から出る出力トルクは、ボールナット6の回転力である。
リンク7は、ボールナットギヤボックス4の出力トルクを角運動に転換するピットマンアーム7aと、ピットマンアーム7aに連結されて引かれたり押されるドラッグリンク7bと、左右ホイール9a、9bのうちの右ホイール9bにドラッグリンク7bの動きを伝達するスピンドルアーム7cとから構成される。
通常、ピットマンアーム7aは、ギヤボックス4のボールナット6の軸に連結されることにより、ボールナット6の回転を角運動に転換し、ピットマンアーム7aがボールナット6の軸回転方向に沿って時計方向または反時計方向に角運動されることにより、車両は左折または右折可能になる。右ホイール9bの操舵角は、タイロッド8を媒介として左ホイール9aで追従される。このようなリンク7の構成は、通常、商用車に適用される操舵装置の構成要素である。
MDPSユニット10は、運転者の操舵意志を認識したコントローラ11の制御で駆動されるモータ12と、モータ12の回転力を減速しトルクを増大して操舵カラム2に伝達する減速器13と、操舵ホイール1の操舵角の程度を検出してコントローラ11に伝送するトルクセンサ14とから構成される。
コントローラ11は、MDPSユニット10のみを制御する専用コントローラであるか、またはエンジンコントロールユニット(ECU;Engine Control Unit)が適用可能である。
モータ12は、電動モータタイプである。
減速器13には、モータ12側に連結されたウォーム軸と、操舵カラム2側に連結されたウォームホイールとがさらに含まれる。
MDPSユニット10を介して発生したモータ出力トルクは、操舵カラム2に備えられたピニオンの回転を通じてボールナット6に入力され、ボールナット6は、ピニオンの回転方向と同一に回転することにより、ボールナットギヤボックス4では出力トルクが発生する。
EHPSユニット20は、運転者の操舵意志を認識したコントローラの制御で駆動されるポンプ22と、ポンプ22がポンピング(Pumping)してギヤボックス4の油圧シリンダ5に供給するオイルを貯蔵したオイルリザーバ23とから構成される。コントローラは、EHPSユニット20のみを制御する専用コントローラであってもよいが、本実施形態では、MDPSユニット10のコントローラ11と同一である。ポンプ22は、モータポンプタイプである。
EHPSユニット20を介して発生した油圧出力トルクは、水圧面積の大きいピストンを備えた油圧シリンダ5のロッドを介して直線運動でボールナット6に入力され、ボールナット6は、ロッドの直線運動を回転運動に転換することにより、ボールナットギヤボックス4では出力トルクが発生する。
ボールナット6が受けるロッドの直線運動方向は、ピニオンの回転方向と互いに一致することにより、ボールナットギヤボックス4の出力トルクは、MDPSユニット10のモータ出力トルクとEHPSユニット20の油圧出力トルクが共に合わされる。
そのため、本実施形態に係る操舵装置が有するステアリング容量は、MDPSユニット10のモータ出力トルクによるステアリング容量と、EHPSユニット20の油圧出力トルクによるステアリング容量とが互いに合わされた大きさに大きくなることにより、約50KN〜190KN程度に達するステアリング容量を必要とする商用車の要求を容易に満たすことができる。
一方、一対をなすトーションバー31、32のうち、1つのトーションバーは、EHPS−トーションバー31であって、EHPSユニット20を装着した操舵カラム2に設けられ、これに対し、残りの1つのトーションバーは、MDPS−トーションバー32であって、MDPSユニット10を装着した操舵カラム2に設けられる。通常、MDPSユニット10を装着した操舵カラム2と、EHPSユニット20を装着した操舵カラム2とは、ジョイント3で互いに連結される。
上記したように、EHPS−トーションバー31とMDPS−トーションバー32が構成されることにより、MDPSユニット10を装着した操舵カラム2と、EHPSユニット20を装着した操舵カラム2との剛性差により、これらを連結したジョイント3で発生していたトルク変動率の発生が防止できる。
図2は、本実施形態に係る商用ハイブリッド電動操舵装置に適用された性能および燃費改善ロジッグのブロック線図を示す。図示したように、車両の走行による情報と共に、商用ハイブリッド電動操舵装置の操作による情報が検出される情報提供ブロック300と、情報提供ブロック300から入力された各種情報で必要操舵力を計算した後、MDPSユニット10のモータ出力トルクとEHPSユニット20の油圧出力トルクのための要求制御値としてそれぞれ算出されるハイブリッド判断ブロック301と、ハイブリッド判断ブロック301から入力された要求制御値のうちの1つの要求制御値を用いてMDPSユニット10の新たなモータ出力値が算出されるMDPS制御ブロック302と、ハイブリッド判断ブロック301から入力された要求制御値のうちの他の1つの要求制御値を用いてEHPSユニット20の新たなポンプ出力値が算出されるEHPS制御ブロック303とから構成される。
情報提供ブロック300は、車両の車速および車両のヨーレートと共に、操舵角信号および操舵トルク信号が含まれる。
ハイブリッド判断ブロック301の要求制御値は、MDPSユニット10に提供されるモータ要求トルク出力301aと、EHPSユニット20に提供されるモータ要求回転数出力301bとに区分される。
MDPS制御ブロック302は、MDPSユニット10の新たなモータ出力値を算出するためのロジッグが備えられたMDPS制御ロジッグ部302aと、新たなモータ出力値をMDPSユニット10のモータ12に出力してモータ12を制御するMDPS駆動部302bとから構成される。
EHPS制御ブロック303は、EHPSユニット20の新たなポンプ出力値を算出するためのロジッグが備えられたEHPS制御ロジッグ部303aと、新たなポンプ出力値をEHPSユニット20のポンプ22に出力してポンプ22を制御するEHPS駆動部303bとから構成される。
本実施形態において、ハイブリッド判断ブロック301とMDPS制御ブロック302が実現するロジッグは、情報提供ブロック300から提供された車両の車速と車両のヨーレート、操舵角信号およびトルク信号を処理し、その結果として、モータ12の出力トルクが変化するように制御するMDPSユニット10用制御ロジッグである。
また、ハイブリッド判断ブロック301とEHPS制御ブロック303が実現するロジッグは、情報提供ブロック300から提供された車両の車速と車両のヨーレート、操舵角信号および操舵トルク信号を処理し、その結果として、ポンプ22の出力トルクが変化するように制御するEHPSユニット20用制御ロジッグである。ただし、MDPSユニット10用制御ロジッグとEHPSユニット20用制御ロジッグに比べて、他のロジッグは、車両の車速と車両のヨーレート、操舵角信号および操舵トルク信号を処理し、算出された要求制御値がMDPSユニット10とEHPSユニット20とに区分されるロジッグがさらに含まれるという相違があり、これにより、要求制御値は、MDPSユニット10にはモータ要求トルクとして提供され、これに対し、EHPSユニット20にはモータ要求回転数として提供される。
上記したようなハイブリッド判断ブロック301とMDPS制御ブロック302、およびEHPS制御ブロック303が実現するロジッグは、性能および燃費改善ロジッグとして定義される。そのため、この性能および燃費改善ロジッグが行われると、車両の車速および車両のヨーレートと共に、操舵角信号および操舵トルク信号が含まれた情報から、MDPSユニット10が担当するモータ出力トルク値と、EHPSユニット20が担当する油圧出力トルク値とが先に算出される。この時、MDPSユニット10のモータ出力トルク値と、EHPSユニット20が担当する油圧出力トルク値との総和は、運転者が必要とする運転者トルクと等しい。
次いで、車両の走行速度を基準とし、高速走行による逆入力ロバスト制御方式が行われるか、または低速走行による操舵性能向上制御方式が行われる。
逆入力ロバスト制御方式は、ホイール9a、9bに近接したEHPSユニット20の操舵力を重くすることで、逆入力ロバスト性が確保されるのに対し、運転者に近接したMDPSユニット10の操舵力を軽くすることで、基本操舵力が確保される制御方式である。
通常、逆入力の判断に必要な信号は、車速と、操舵トルク、操舵角およびヨーレートであり、車速は、絶対値が大きければ大きいほど逆入力が大きく入ることが分かり、操舵トルクは、短期間周期的な変動値が大きいほど逆入力が大きく入ることが分かり、操舵角は、短期間値が大きく変化すると運転者の操舵状況で制御量縮小の必要性が分かり、ヨーレートは、短期間値が大きく変化すると逆入力が大きく入ることが分かる。
そのため、逆入力ロバスト制御方式が行われると、MDPSユニット10では、[MDPSチューニングマップ×M(制御量)×([トルク変動×車速×ヨーレート変動]/(操舵角変動))]+K(制御比分配量)でロジッグが実現されることにより、操舵トルク変動値と車速値およびヨーレート変動値に比例し、操舵角変動に反比例するようにゲイン(GAIN)が設定可能であり、これにより、高速時、操舵ホイール1の操作が軽くなるように制御される。
EHPSユニット20では、[MDPSチューニングマップ×M(制御量)×((操舵角変動)/[トルク変動×車速×ヨーレート変動])]+L(制御比分配量)でロジッグが実現されることにより、操舵トルク変動値と車速値およびヨーレート変動値に反比例し、操舵角変動に比例するようにゲイン(GAIN)が設定可能であり、これにより、高速時、操舵ホイール1の操作が重くなるように制御される。
この場合、K(制御比分配量)/L(制御比分配量)は、MDPSトーションバー32のねじれとEHPSトーションバー31のねじれとに応じた操舵力に比例するように構成され、このために、次のような関係式で定義される。
K(制御比分配量)またはL(制御比分配量)=(MDPS+EHPSチューニングマップ−(A+B))(MDPSチューニングマップまたはEHPSチューニングマップ/MDPSチューニングマップ+EHPSチューニングマップ)。
ここで、A=[MDPSチューニングマップ×M(制御量)×[トルク変動×車速×ヨーレート変動]/(操舵角変動)]であり、B=[MDPSチューニングマップ×M(制御量)×((操舵角変動)/[トルク変動×車速×ヨーレート変動])]であり、MDPSチューニングマップとEHPSチューニングマップは、それぞれMDPS制御ロジッグとEHPS制御ロジッグで通常適用されるマップを意味する。
操舵性能向上制御方式は、EHPSユニット20の操舵力を軽くすることで、操舵に対する車両反応性を向上させる制御方式である。
通常、操舵性能の向上に必要な信号は、車速と操舵角であり、車速は、絶対値が小さければ性能向上制御量が増大し、絶対値が大きければ性能向上制御量が縮小することが分かり、操舵角は、絶対値が大きければ性能向上制御量が増大し、絶対値が小さければ性能向上制御量が縮小することが分かる。
そのため、操舵性能向上制御方式が行われると、MDPSユニット10では、[MDPSチューニングマップ×N(制御量)×(車速/操舵角)]+K(制御比分配量)でロジッグが実現されることにより、車速値に比例し、操舵角に反比例するようにゲイン(GAIN)が設定可能であり、これにより、低速時、操舵ホイール1の操作が重くなるように制御される。
MDPSユニット10では、[MDPS性能向上マップ×O(制御量)×(車速/操舵角)]でロジッグが実現されることにより、車速値に比例し、操舵角に反比例するようにゲイン(GAIN)が設定可能であり、これにより、低速時、性能向上のためのトルク制御量が増大するように制御される。ここで、MDPSチューニングマップとMDPS性能向上マップは、MDPS制御ロジッグで通常適用されるマップを意味する。
EHPSユニット20では、[EHPSチューニングマップ×N(制御量)×(車速/操舵角)]+L(制御比分配量)でロジッグが実現されることにより、車速値に比例し、操舵角に反比例するようにゲイン(GAIN)が設定可能であり、これにより、高速時、操舵ホイール1の操作が軽くなるように制御される。ここで、EHPSチューニングマップは、EHPS制御ロジッグで通常適用されるマップを意味する。
図3は、商用ハイブリッド電動操舵装置が性能および燃費改善ロジッグで制御される作動状態を示す。図示したように、操舵ホイール1を操舵する運転者トルクTdとして、MDPS−トーションバー32で発生したトーションバーねじれがトルクセンサ14で検出され、トルクセンサ14は、MDPS−トーションバー32の剛性Kmに応じたトーションバーねじれθmをコントローラ11に伝達し、コントローラ11は、トーションバーねじれ情報θm、Kmを用いて運転者トルクTdを演算する。
次いで、コントローラ11は、チューニングマップ(Tuning Map)を用いて演算された運転者トルクTdに合った適正電流を算定した後、算定された適正電流をモータ12に出力する。ここで、運転者トルクTdは、Td=θm×Kmで算出され、チューニングマップ(Tuning Map)は、操舵装置の制御のために行われる通常のロジッグの構成部分である。
この過程は、ハイブリッド判断ブロック301とMDPS制御ブロック302で行われ、モータ12に送られる出力値は、モータ要求トルク出力301aを意味する。
次いで、モータ12が駆動されると、モータ12の回転力は、減速器13を経てモータ出力トルクTmとして発生する。モータ出力トルクTmは、MDPSユニット10が装着された操舵カラム2に連結されたジョイント3に伝達されることにより、ジョイント3には、モータ出力トルクTmと運転者トルクTdが共に伝達され、モータ出力トルクTmと運転者トルクTdは、ジョイント3を介してEHPSユニット20が装着された操舵カラム2に伝達されることにより、EHPS−トーションバー31は、EHPS−トーションバー31の剛性Khに応じてねじれθhを発生し、同時にボールナットギヤボックス4にも油圧が供給される。
ボールナットギヤボックス4に供給される油圧は、EHPS−トーションバー31のトーションバーねじれ情報θh、Khを受けたコントローラ11で制御される。
つまり、コントローラ11は、チューニングマップ(Tuning Map)を用いてモータ出力トルクTmと運転者トルクTdに合ったポンプ22の適正回転数を算定した後、ポンプ22に出力信号を与え、これにより、ボールナットギヤボックス4には適正な油圧が供給される。
この過程は、ハイブリッド判断ブロック301とEHPS制御ブロック303で行われ、ポンプ22に送られる出力値は、モータ要求回転数出力301bを意味する。
次いで、ポンプ22の駆動による油圧が油圧シリンダ5に送られると、油圧シリンダ5は、ポンプ22から送られた油圧の作用で開閉されることにより、シリンダロッドは、移動力(圧力P×面積A)を受けて移動する。そのため、ボールナットギヤボックス4には、運転者トルクTdとMDPSユニット10で発生したモータ出力トルクTmおよびEHPSユニット20で発生したシリンダロッドの移動力(圧力P×面積A)が共に伝達され、これにより、ボールナットギヤボックス4では、MDPSユニット10のモータ出力トルクとEHPSユニット20の油圧出力トルクが共に合わされることにより、ボールナット6の出力トルクTpが発生する。
本実施形態において、出力トルクTpは、Tp=(P×A+((Td+Tm)/ボールスクリューリード)セクターシャフトPCD)の関係を有する。
次いで、ボールナット6に連結されたピットマンアーム7aは、出力トルクTpによって角運動されることにより、ピットマンアーム7aに連結されたドラッグリンク7bが移動し、ドラッグリンク7bの移動でリンク操舵力Fdが発生する。リンク操舵力Fdは、Fd=Tp/ピットマンアームの長さとして定義される。
次いで、スピンドルアーム7cは、リンク操舵力Fdで移動し、スピンドルアーム7cの移動は、左ホイール9aと右ホイール9bを作動させるタイロッド8に伝達されることにより、左ホイール9aと右ホイール9bが運転者トルクTdに応じて操舵される。
上記したような操舵制御時、本実施形態に係る商用車の操舵装置は、路面反力が正確に感知されることにより、操舵カラム2とEHPSユニット20を装着した操舵カラム2との剛性差により、これらを連結したジョイント3で発生していたトルク変動率の発生が防止できるが、これは、EHPS−トーションバー31とMDPS−トーションバー32が構成されることに起因する。
図4は、EHPS−トーションバー31とMDPS−トーションバー32を介してジョイント3のトルク変動率の発生が防止される作用を示している。図示したように、ボールナットギヤボックス4を介して路面反力Fが入ると、路面反力Fは、EHPSユニット20を装着した操舵カラム2に伝達され、操舵カラム2に伝達された路面反力Fは、EHPS−トーションバー31を介してEHPS−路面反力Faとして検出される。すると、EHPS−路面反力Faは、EHPSユニット20に伝達され、EHPSユニット20は、EHPS−路面反力Faに基づいて油圧シリンダ5へ行く油圧の大きさに変化を与えることにより、EHPSユニット20で発生する油圧出力トルクに変化を与える。
このような油圧シリンダ5へ行く油圧の大きさの変化は、油圧シリンダ5とポンプ22とを連結した作動流路に設けられた油圧弁の開閉角からなり、油圧弁の開閉角の制御は、EHPS−路面反力Faの情報を受けるコントローラ11で行われる。そのため、EHPSユニット20の油圧出力トルクは、路面反力Fが参照されて変化可能である。
MDPS−トーションバー32では、MDPSユニット10を装着した操舵カラム2に伝達された路面反力Fに対してMDPS−路面反力Fbが検出され、MDPS−路面反力Fbは、ボールナットギヤボックス4に入った路面反力Fを感知したEHPS−トーションバー31の不足する部分を満たすようになる。
これにより、本実施形態に係る操舵装置は、ボールナットギヤボックス4に入った路面反力Fを正確に感知することができる。すると、MDPS−路面反力Fbは、MDPSユニット10に伝達され、コントローラ11は、MDPS−路面反力Fbに基づいてモータ12の制御を異にすることにより、MDPSユニット10で発生するモータ出力トルクに変化を与える。そのため、MDPSユニット10のモータ出力トルクは、路面反力Fが参照されて変化可能である。
この結果として、MDPSユニット10を装着した操舵カラム2と、EHPSユニット20を装着した操舵カラム2とを互いに連結するジョイント3では、路面反力Fによるトルク差Tu/jがなくなる。これにより、MDPSユニット10を装着した操舵カラム2と、EHPSユニット20を装着した操舵カラム2との剛性差により、これらを連結したジョイント3で発生していたトルク変動率の発生が防止される。
そのため、本実施形態に係る操舵装置は、運転者が操舵ホイール1を介して感じるねじれと操舵カラム2の実際的なねじれとで差がなくなることにより、操舵制御性能を大きく向上させることができる。
図5は、キャッチアップ(Catch Up)性能強化のための商用ハイブリッド電動操舵装置の変形を示す。図示したように、キャッチアップタイプの操舵装置は、操舵ホイール1が結合され、ジョイント3で連結された部位を有する操舵カラム2と、左右ホイール9a、9bにつながったタイロッド8を操作するリンク7に連結されたボールナットギヤボックス4と、電動モータで操舵力を発生させるMDPSユニット10と、電動ポンプで操舵力を発生させるEHPSユニット20と、ジョイント3部位で発生するトルク変動率を相殺させるための情報が提供されるように、互いに異なる位置に設けられた一対のトーションバーとから構成されることにより、上述した図1の操舵装置と同一の主要構成要素からなる。
この場合、キャッチアップタイプの操舵装置は、補助EHPSユニット100がさらに備えられ、EHPSユニット20の容量不足が発生する時に共に駆動されることにより、キャッチアップ性能を大きく強化する。このために、キャッチアップタイプの操舵装置は、EHPSユニット20と補助EHPSユニット100のそれぞれを、油圧シリンダ5に連結する油圧回路に切替弁200をさらに備え、切替弁200は、コントローラの制御で位置を転換することで、EHPSユニット20の油圧ラインと補助EHPSユニット100の油圧ラインを連通する。
EHPSユニット20のみが作動する場合には、切替弁200は、補助EHPSユニット100の油圧ラインを遮断し、EHPSユニット20の油圧ラインのみを開放し、これにより、油圧シリンダ5には、EHPSユニット20による油圧のみが供給できる。
コントローラは、ECUであってもよいが、本実施形態では、MDPSユニット10のコントローラ11と同じである。そのため、本実施形態に係る商用ハイブリッド電動操舵装置は、EHPSユニット20と同じ補助EHPSユニット100をさらに設ける単なる設計変更だけでキャッチアップタイプの操舵装置が開発可能である。このようなキャッチアップタイプの操舵装置を用いてステアリング容量をより増加させることにより、特に、190KN程度に達するステアリング容量を必要とする大型商用車においても容易に使用可能になる。
図6は、本実施形態に係る商用ハイブリッド電動操舵装置のキャッチアップ性能改善ロジッグを示している。
S10で始動キーがオン(IGN=ON)になると、チェック項目に対する基本的なチェックが行われる。
S20では、チェック項目の1つでもエラー(Error)や注意(Warning)があるとS30に移り、警告灯を点灯し、チェック項目が全て正常(Normal)であるとS40に移り、エンジンの始動がオン(On)状態であるかをチェックする。
S40におけるエンジンの始動がオン(On)状態であるかの判断は繰り返しチェックされるが、これはエンジン回転数(RPM)で判断される。
S40のチェック結果、エンジンの始動がオン(On)状態と判断されると、S50でのMDPSユニット10とEHPSユニット20を共に主操舵装置で制御するためのロジッグが実行される。S50の実行ロジッグは、図3と図4を用いて既に説明したハイブリッドMDPS制御ロジッグとハイブリッドEHPS制御ロジッグであって、燃費改善ロジッグを意味する。
S60は、S50による燃費改善ロジッグが実行される過程で、運転者の操舵に対応するステアリング容量が不足するか否かがチェックされる過程であって、これは持続的に行われる。この場合、ステアリング容量が不足するか否かは、EHPSユニット20のステアリング容量で判断され、具体的には、EHPSユニット20のポンプ22の回転数(RPM)でチェックされる。
このためのポンプ22の容量判断式は、ポンプ22の最大流量×0.9<EHPSユニットのポンプの必要流量が適用される。
S60のチェック結果として、EHPSユニット20のステアリング容量が不足すると判断されると、次いで、S70で、運転者が所望する目標操舵の程度を再チェックする。ここで、運転者の所望する目標操舵は、操舵角速度目標値であり、操舵角速度目標値は、トルクセンサ14から提供された検出値から算出された操舵角速度絶対値で判断される。
一例として、EHPSユニット20のステアリング容量不足=操舵角速度目標値>操舵角速度絶対値(450deg/s)の関係であり、これに対し、EHPSユニット20のステアリング容量十分=操舵角速度目標値<操舵角速度絶対値(450deg/s)の関係である。
EHPSユニット20のステアリング容量不足の判断は、キャッチアップロジッグの実行を意味し、EHPSユニット20のステアリング容量十分の判断は、キャッチアップロジッグの未実行を意味する。
S70のチェック結果、操舵角速度の大きさが大きくなく、EHPSユニット20のステアリング容量で十分であると判断されると、S50にフィードバックされることにより、MDPSユニット10とEHPSユニット20を共に主操舵装置で制御する燃費改善ロジッグが持続される。
このような制御状態による操舵装置は、図7において、平常時の作動(a)として表現され、図示したように、EHPSユニット20の流路と補助EHPSユニット100の流路とが連結され、油圧シリンダ5につながった連結流路に設けられた切替弁200が作動しないことが分かる。そのため、ギヤボックス4で発生する出力トルクTpは、MDPSユニット10のモータ操舵トルクTm+EHPSユニット20の油圧操舵力によってのみ形成される。
S70のチェック結果、操舵角速度の大きさが大きく、EHPSユニット20のステアリング容量で十分でないと判断されると、S80に移り、キャッチアップロジッグが行われる。
このような制御状態による操舵装置は、図7において、キャッチアップ時の作動(b)として表現され、図示したように、EHPSユニット20の流路と補助EHPSユニット100の流路とが連結され、油圧シリンダ5につながった連結流路に設けられた切替弁200が作動することが分かる。
切替弁200が作動することにより、EHPSユニット20の流路と補助EHPSユニット100の流路が、油圧シリンダ5につながった連結流路に連通し、これにより、油圧シリンダ5には、EHPSユニット20から提供される油圧と補助EHPSユニット100から提供される油圧が共に供給される。これにより、油圧シリンダ5に作用する圧力Pは、EHPSユニット20から供給された油圧Paと、補助EHPSユニット100から供給された油圧Pbとになり、シリンダロッドに加えられる移動力は、圧力(Pa+Pb)×面積Aによって増加し、ボールナットギヤボックス4で発生する出力トルクTpaは、MDPSユニット10のモータ操舵トルクTm+EHPSユニット20の油圧操舵力+補助EHPSユニット100の油圧操舵力として形成される。このように、ステアリング容量がさらに必要な場合、補助EHPSユニット100の油圧を用いることにより、キャッチアップ性能が直ちに実現できる。
上記したように、本実施形態に係る商用ハイブリッド電動操舵装置は、(a)運転者操舵トルクに応じてモータ出力トルクを発生させるMDPSユニット10と、(b)MDPSユニット10のモータ出力トルクが考慮された油圧出力トルクを発生させるEHPSユニット20と、(c)運転者操舵トルクとモータ出力トルクおよび油圧出力トルクが入力された後、左右ホイール9a、9bにつながったタイロッド8を操作する出力トルクTpとして発生するボールナットギヤボックス4と、(d)ボールナットギヤボックス4で発生した出力トルクで差動するリンク7と、(e)ボールナットギヤボックス4を介して操舵カラム2に伝達される路面反力を少なくとも2箇所の異なる位置で検出し、ジョイント3のトルク変動率を遮断する2つのトーションバー31、32と、さらに必要により、(f)切替弁の操作で分岐された油圧ラインを介して油圧シリンダ5に油圧を供給する補助EHPSユニット100と、を有することにより、小型商用車はもちろん、中大型商用車で必要なステアリング容量を実現し、2つのトーションバー31、32でMDPS装着部とEHPS装着部とを互いにつなげるジョイント3(ユニバーサルジョイント)部位のトルク変動率の発生も防止され、特に、補助EHPSユニット100によってキャッチアップ性能が大きく向上することができる。
1:操舵ホイール
2:操舵カラム
3:ジョイント
4:ボールナットギヤボックス
5:油圧シリンダ
6:ボールナット
7:リンク
7a:ピットマンアーム
7b:ドラッグリンク
7c:スピンドルアーム
8:タイロッド
9a、9b:左右ホイール
10:MDPSユニット
11:コントローラ
12:モータ
13:減速器
14:トルクセンサ
20:EHPSユニット
22:ポンプ
23:オイルリザーバ
31:EHPS−トーションバー
32:MDPS−トーションバー
100:補助EHPSユニット
200:切替弁

Claims (17)

  1. 操舵ホイールを連結した操舵カラムに装着され、検出された運転者トルク値の一部に該当するモータ出力トルクを発生させる電動パワーステアリングユニット(Motor Driven Power Steering Unit、以下MDPS)と、
    前記MDPSユニットのモータ出力トルクと合わされ、操舵に必要な出力のために油圧出力を発生させる電動油圧パワーステアリングユニット(Electro−hydraulic Power Steering Unit、以下EHPS)と、
    前記EHPSユニットから供給される油圧で実際のピストン出力を発生させる、油圧シリンダ、およびボールナットを備えたボールナットギヤボックスと、
    左右ホイールにつながったタイロッドを操作するように、前記ボールナットギヤボックスで発生した出力トルクで作動するリンクと、
    前記ボールナットギヤボックスに流入して前記操舵ホイールに伝達される路面反力を検出するように、少なくとも前記操舵カラムの2箇所の異なる位置にそれぞれ設けられた2つのトーションバーと、
    が含まれて構成され、
    車両の走行による情報と共に、商用ハイブリッド電動操舵装置の操作による情報が検出される情報提供ブロックと、
    情報提供ブロックから入力された各種情報で必要操舵力を計算した後、前記必要操舵力に合わせてMDPSユニットのモータ出力トルクのための要求制御値と、EHPSユニットの油圧出力トルクのための要求制御値としてそれぞれ算出されるハイブリッド判断ブロックと、
    ハイブリッド判断ブロックから入力された前記モーター出力トルクのための要求制御値を用いてMDPSユニットのモータ要求トルクが算出されるMDPS制御ブロックと、
    ハイブリッド判断ブロックから入力された前記油圧出力のための要求制御値を用いてEHPSユニットのモーター要求回転数を算出するEHPS制御ブロックと、
    から構成されることを特徴とする商用ハイブリッド電動操舵装置。
  2. 前記電動パワーステアリングユニットは、前記モータ出力トルクを発生させるようにコントローラで制御されるモータと、前記モータの回転力を減速しトルクを増大する減速器と、前記運転者トルクによる前記操舵ホイールの操舵角情報を検出して前記コントローラに伝送するトルクセンサと、が含まれていることを特徴とする請求項1に記載の商用ハイブリッド電動操舵装置。
  3. 前記電動油圧パワーステアリングユニットは、前記油圧出力トルクを発生させるようにコントローラで制御されるポンプと、前記ポンプから前記油圧シリンダに送られる油圧を提供するようにオイルが貯蔵されたオイルリザーバと、から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の商用ハイブリッド電動操舵装置。
  4. 前記リンクは、前記ボールナットギヤボックスのボールナットに連結されて角運動するピットマンアームと、前記ピットマンアームに連結されて引かれるあるいは押されるドラッグリンクと、前記左右ホイールのうちの一方のホイールに前記ドラッグリンクの動きを伝達するスピンドルアームと、から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の商用ハイブリッド電動操舵装置。
  5. 前記2つのトーションバーのうち、1つのトーションバーは、前記電動油圧パワーステアリングユニットが装着された他の操舵カラムに設けられた電動油圧パワーステアリング−トーションバーであり、残りの1つのトーションバーは、前記電動パワーステアリングユニットが装着された操舵カラムに設けられた電動パワーステアリング−トーションバーであることを特徴とする請求項1に記載の商用ハイブリッド電動操舵装置。
  6. 前記電動油圧パワーステアリングユニットは、前記油圧シリンダに油圧を供給する油圧ラインで連結され、前記油圧ラインには、前記油圧シリンダの前方位置で分岐された別の油圧ラインが形成され、前記油圧ラインと前記分岐された油圧ラインとの間には、切替弁がさらに設けられ、前記分岐された油圧ラインには、補助電動油圧パワーステアリングユニットがさらに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の商用ハイブリッド電動操舵装置。
  7. 前記電動パワーステアリングユニットと前記電動油圧パワーステアリングユニットで発生するステアリング容量は、50KN〜100KNの小型および中型車に合わされていることを特徴とする請求項1に記載の商用ハイブリッド電動操舵装置。
  8. 操舵ホイールを連結した操舵カラムに装着され、検出された運転者トルク値の一部に該当するモータ出力トルクを発生させるMDPSユニットと、
    前記MDPSユニットのモータ出力トルクと並行し、操舵に必要な出力のために油圧出力を発生させるEHPSユニットと、
    前記EHPSユニットの油圧シリンダにつながった油圧ラインから別の油圧ラインが分岐され、切替弁が設けられ、前記切替弁の開放時、前記分岐された油圧ラインを介して前記油圧シリンダに他の油圧を供給する補助EHPSユニットと、
    前記EHPSユニットと前記補助EHPSユニットから供給される油圧で実際のピストン出力を発生させる、水圧面積の大きい油圧シリンダ、およびボールナットを備えたボールナットギヤボックスと、
    左右ホイールにつながったタイロッドを操作するように、前記ギヤボックスで発生した出力トルクで作動するリンクと、
    前記ボールナットギヤボックスに流入して前記操舵ホイールに伝達される路面反力を検出するように、少なくとも前記操舵カラムの2箇所の異なる位置にそれぞれ設けられた2つのトーションバーとが含まれて構成され、
    車両の走行による情報と共に、商用ハイブリッド電動操舵装置の操作による情報が検出される情報提供ブロックと、
    情報提供ブロックから入力された各種情報で必要操舵力を計算した後、前記必要操舵力に合わせて、MDPSユニットとモータ出力トルクのための要求制御値とEHPSユニットの油圧出力トルクのための要求制御値としてそれぞれ算出されるハイブリッド判断ブロックと、
    ハイブリッド判断ブロックから入力されたモータ出力トルクのための要求制御値を用いてMDPSユニットのモータ要求トルクを算出するMDPS制御ブロックと、
    ハイブリッド判断ブロックから入力された前記油圧出力のための要求制御値を用いてEHPSユニットのモーター要求回転数を算出するEHPS制御ブロックと、
    から構成されることを特徴とする商用ハイブリッド電動操舵装置。
  9. 前記補助電動油圧パワーステアリングユニットは、前記電動油圧パワーステアリングユニットで提供する油圧出力トルクが不足する時にのみ駆動されることを特徴とする請求項8に記載の商用ハイブリッド電動操舵装置。
  10. 前記補助電動油圧パワーステアリングユニットが駆動されるには、前記電動油圧パワー
    ステアリングユニットのポンプの最大流量×0.9<電動油圧パワーステアリングユニッ
    トのポンプの必要流量が満たされ、同時に前記操舵角速度目標値>操舵角速度絶対値(
    450deg/s)が共に満たされなければならないことを特徴とする請求項9に記載の
    商用ハイブリッド電動操舵装置。
  11. 前記電動パワーステアリングユニット、前記電動油圧パワーステアリングユニットおよび前記補助電動油圧パワーステアリングユニットで発生するステアリング容量は、100KN〜190KNの大型車に合わされていることを特徴とする請求項8に記載の商用ハイブリッド電動操舵装置。
  12. 車両の車速および車両のヨーレートと共に、操舵角信号および操舵トルク信号が含まれた情報が提供され、
    前記情報から、前記運転者トルクの一部を、電動パワーステアリングユニットが担当するモータ出力トルク値として算出し、
    前記運転者トルクの残りを、電動油圧パワーステアリングユニットが担当する油圧出力トルク値として算出した後、
    前記車両の走行速度を基準とする時、高速時に、ホイールに近接した前記電動油圧パワーステアリングユニットの操舵力を重くすることで逆入力ロバスト性が確保されるのに対し、運転者に近接した前記電動パワーステアリングユニットの操舵力を軽くすることで、基本操舵力が確保される逆入力ロバスト制御方式が行われ、
    前記車両の走行速度を基準とする時、低速時、前記電動油圧パワーステアリングユニットの操舵力を軽くすることで、操舵に対する車両反応性を向上させる操舵性能向上制御方式が行われ、
    前記逆入力ロバスト制御方式と前記操舵性能向上制御方式が行われた後、前記電動パワーステアリングユニットのモータ出力トルクと前記電動油圧パワーステアリングユニットの油圧出力トルクが発生し、前記モータ出力トルクと前記油圧出力トルクが、左右ホイールを操作するタイロッドに連結されたリンクの作動のためのボールナットギヤボックスの出力トルクとして提供されることを特徴とする商用ハイブリッド電動操舵装置の制御による性能および燃費改善方法。
  13. 前記逆入力ロバスト制御方式が行われると、前記電動パワーステアリングユニットは、[電動パワーステアリングチューニングマップ×M(制御量)×([トルク変動×車速×ヨーレート変動]/(操舵角変動))]+K(制御比分配量)が適用され、前記電動油圧パワーステアリングは、[電動パワーステアリングチューニングマップ×M(制御量)×((操舵角変動)/[トルク変動×車速×ヨーレート変動])]+L(制御比分配量)が適用され、前記K(制御比分配量)と前記L(制御比分配量)は、前記運転者トルクによる前記電動パワーステアリングユニットの電動パワーステアリングトーションバーの検出値と、前記運転者トルクによる前記電動油圧パワーステアリングユニットの電動油圧パワーステアリングトーションバーの検出値とに比例することを特徴とする請求項12に記載の商用ハイブリッド電動操舵装置の制御による性能および燃費改善方法。
  14. 前記操舵性能向上制御方式が行われると、前記電動パワーステアリングユニットは、[電動パワーステアリングチューニングマップ×N(制御量)×(車速/操舵角)]+K(制御比分配量)が適用され、低速時、前記操舵ホイールの操作を重くし、[電動パワーステアリング性能向上マップ×O(制御量)×(車速/操舵角)]が適用され、低速時、性能向上のためのトルク制御量が増大し、これに対し、前記電動油圧パワーステアリングユニットは、[電動油圧パワーステアリングチューニングマップ×N(制御量)×(車速/操舵角)]+L(制御比分配量)が適用され、高速時、操舵ホイールの操作を軽くすることを特徴とする請求項12に記載の商用ハイブリッド電動操舵装置の制御による性能および燃費改善方法。
  15. 前記燃費改善ロジッグが行われると、前記電動油圧パワーステアリングユニットで提供する前記油圧出力トルクが持続的にチェックされ、前記電動油圧パワーステアリングユニットで提供する前記油圧出力トルクが不足する時、別の補助電動油圧パワーステアリングが駆動されることにより、前記電動油圧パワーステアリングとは別途に、油圧出力トルクがさらに発生するキャッチアップ(Catch Up)性能向上ロジッグをさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の商用ハイブリッド電動操舵装置の制御による性能および燃費改善方法。
  16. 前記キャッチアップ(Catch Up)性能向上ロジッグは、始動キー(IGN)のオン(ON)時、警告灯の点灯を必要とするエラー(Error)や注意(Warning)項目が発生せず、エンジン回転数(RPM)でエンジンの始動がオン(On)状態であるかが判断され、前記燃費改善ロジッグが行われた後、前記電動油圧パワーステアリングユニットのポンプ容量が持続的にチェックされるキャッチアップ準備ステップと、
    前記電動油圧パワーステアリングユニットのポンプ容量が不足すると判断されると、次いで、運転者の操舵トルクによって検出された現在の操舵角速度値が設定された操舵角速度絶対値より大きい値であるかが判断され、大きい値と判断されると、前記補助電動油圧パワーステアリングユニットを駆動させるキャッチアップ実行ステップとによって実行されることを特徴とする請求項15に記載の商用ハイブリッド電動操舵装置の制御による性能および燃費改善方法。
  17. 前記キャッチアップ実行ステップにおいて、前記電動油圧パワーステアリングユニットのポンプ容量の不足は、電動油圧パワーステアリングユニットのポンプの最大流量×0.9<電動油圧パワーステアリングユニットのポンプの必要流量で判断され、前記操舵角速度絶対値は、450deg/sであることを特徴とする請求項16に記載の商用ハイブリッド電動操舵装置の制御による性能および燃費改善方法。
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