JP3331868B2 - 車両のステアリング装置 - Google Patents
車両のステアリング装置Info
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Description
に応じて最適な舵角特性が得られ、しかも、車両の緊急
回避操舵に対する適用性にも優れた車両のステアリング
装置に関する。
ば特開平6-64553号公報又は特開平6-219314号公報に開
示されている。前者の可変舵角比操舵装置は、ステアリ
ングハンドルの操作により駆動される第1軸と、操舵車
輪を操舵するための第2軸とをレバーを介して相互に接
続し、このレバーの回動支点を移動させることで、その
ハンドル操作に対する操舵車輪の舵角比が可変可能とな
っている。
ックルアームとパワーシリンダとの間を接続するリンク
ロッド、つまり、タイロッドの途中に伸縮連結装置が介
挿されており、この伸縮連結装置によりハンドル角に対
する操舵車輪の舵角比が可変可能となっている。
装置は構造が簡単であるものの、装置自体が大形化し、
また、ステアリングハンドルの操作中にレバーの回動支
点が移動されると、レバーに対する第1及び第2軸の摺
動抵抗が大となって、操舵車輪の操舵を円滑に行えな
い。それ故、可変舵角比操舵装置は車両の走行状況に応
じた舵角比の可変制御に適したものではない。
結装置は操舵車輪の最大舵角を制限するために作動する
ものであり、また、伸縮連結装置の機能では舵角比の可
変域を大きく確保することはできない。よって、この操
舵装置もまた車両の走行状況に応じ、その舵角比を可変
制御するには適していない。この発明は上述した事情に
基づいてなされたもので、その目的とするところは、車
両の走行状況に応じて舵角特性を可変でき、しかも、車
両の危険回避操舵を自動的に行うのにも好適した車両の
ステアリング装置を提供することにある。
によって達成され、請求項1の車両のステアリング装置
は、操舵車輪を支持するナックルアームにその中央部が
回動自在に連結されたコントロールアームと、このコン
トロールアームの一端に連結され、ステアリングハンド
ルの回転に応じて作動するメインパワーステアリングユ
ニットと、コントロールアームの他端に連結され、車両
の走行状況に応じて作動するサブパワーステアリングユ
ニットとを有しており、ステアリングハンドルが回転さ
れると、メインパワーステアリングユニットがコントロ
ールアームをその他端を中心にして揺動させてナックル
アームを回動させ、サブパワーステアリングユニットが
作動するとコントロールアームをその一端を中心に揺動
させてナックルアームを回動させる。
インパワーステアリングユニットのみからコントロール
アームを介してナックルアームに操舵力が与えられる
と、操舵車輪は通常の場合と同様にステアリングハンド
ルの操作に従って操舵される。しかしながら、メイン及
びサブパワーステアリングユニットの双方からコントロ
ールアームを介してナックルアームに操舵力が与えられ
ると、操舵車輪の舵角特性が可変されることになる。こ
の際、操舵車輪の舵角特性は、サブパワーステアリング
ユニットから与えられる操舵力の方向に従い、ステアリ
ングハンドルの操作を補助する方向又は制限する方向に
変化する。
アームとコントロールアームとの間の連結点からコント
ロールアーム両端までの距離を調整する調整手段を更に
備えている。請求項2のステアリング装置によれば、コ
ントロールアームの連結点から一端までの長さと連結点
から他端までの長さとの間の比、つまり、コントロール
アームのレバー比が可変される。この場合、メイン及び
サブパワーステアリングユニットからコントロールアー
ムにそれぞれ入力される操舵力に関して、これら操舵力
が操舵車輪の操舵に影響する度合い、つまり、その操舵
に対する割合が調整される。
パワーステアリングユニットがコントロールアームの他
端に回動自在に連結されたサブタイロッドと、このサブ
タイロッドを駆動する駆動手段とから構成されている。
この場合、駆動手段はサブタイロッドを介してコントロ
ールアームの他端に操舵力を与えることができる。請求
項4,5のステアリング装置は、その駆動手段が電動型
のラック・ピニオン機構又は液圧シリンダを含む液圧回
路からそれぞれ構成されている。請求項4の場合、ラッ
ク・ピニオン機構は電動モータからの動力を受けて正逆
方向に作動され、請求項5の場合、その液圧回路は液圧
の供給を受けて、その液圧シリンダを伸縮させる。
回路の液圧シリンダに一対のセンタリングばねが内蔵さ
れており、これらセンタリングばねは、液圧シリンダの
ピストンを中立位置に向けて付勢している。この場合、
液圧シリンダに液圧が供給されない状況にあるとき、そ
のピストンは中立位置に保持されるので、路面からの外
力を操舵車輪が受けても、液圧シリンダが不所望に作動
することはない。
ワーステアリングユニットがパワーステアリングシリン
ダと、ステアリングハンドルの操作に伴い、パワーステ
アリングシリンダに供給されるべき液圧のレベル及びそ
の供給方向を制御するステアリングバルブを備えてお
り、そして、サブパワーステアリングユニットの液圧回
路は、パワーステアリングシリンダに供給される液圧を
受けて、その液圧シリンダを作動可能とするものとなっ
ている。
テアリングハンドルの操作に伴い、ステアリングバルブ
を介してパワーステアリングシリンダに液圧が供給され
ない限り、サブパワーステアリングユニットの液圧シリ
ンダに液圧が供給されることはない。つまり、サブパワ
ーステアリングユニットはパワーステアリングユニット
に必ず連動して作動し、サブパワーステアリングユニッ
トのみが単独で作動することはない。
ーステアリングユニットの液圧回路がパワーステアリン
グシリンダに供給される圧液の一部を蓄えるアキュムレ
ータと、このアキュムレータ内の液圧を液圧シリンダの
みに向けて供給可能とするバルブ手段とを備えている。
請求項8のステアリング装置によれば、パワーステアリ
ングシリンダに供給される液圧の立ち上げが間に合わな
い状況にあると、アキュムレータ内に蓄えた液圧が液圧
シリンダに供給され、この液圧シリンダ及びコントロー
ルアームを介して操舵車輪の操舵が実施される。
テアリングハンドルが把持されていないとき、メインパ
ワーステアリングユニットの作動を阻止する阻止手段を
更に備えている。請求項9のステアリング装置によれ
ば、ステアリングハンドルが把持されておらず、メイン
パワーステアリングユニット側からの反力がなくても、
サブパワーステアリングユニットを作動させることで、
操舵が可能となる。
リング装置は、メインパワーステアリングユニット10
を備えている。このメインパワーステアリングユニット
10はメインラックロッド12を有し、このメインラッ
クロッド12は車体の幅方向に延びている。メインラッ
クロッド12の一部にはステアリングラック14が一体
にして形成されている。なお、メインラックロッド12
は車体側の支持部材にその軸線方向に移動自在にして支
持されている。
が噛み合っており、このピニオン16はステアリングコ
ラムシャフト18を介してステアリングハンドル20に
接続されている。メインラックロッド12の両端はボー
ルジョイント22を介して左右のタイロッド24L、2
4Rにそれぞれ接続されている。これらタイロッド24
L、24Rはコントロールアーム26を介して左右の前輪
(操舵車輪)FWL,FWRのナックルアーム28にそれ
ぞれ接続されている。なお、図1には、左前輪FWL側
のナックルアーム28と左タイロッド24Lとの連結構
造のみが示されており、ナックルアーム28はアクスル
ハウジング29を介して前輪を回転自在に支持してい
る。この実施例の場合、ナックルアーム28は前輪の操
舵中心から車体の後方に向けて延びている。
方に向けて凸となる円弧状をなし、車体の前後方向に延
びている。そして、各コントロールアーム26はその中
央部にて、対応する側のナックルアーム28の先端が回
動自在に連結され、そして、車体の後方に位置したその
一端には左タイロッド24Lの先端が回動自在に連結さ
れている。
24L側に位置してパワーステアリングシリンダ30
(以下、パワステシリンダ30と称する。)が介挿され
ており、メインラックロッド12はパワステシリンダ3
0のピストンロッドを兼用している。パワステシリンダ
30はピストン32によって区画された左右の圧力室3
4L,34Rを有している。これら左右の圧力室34L,
34Rからは一対の液圧管路36がそれぞれ延びてお
り、これら液圧管路36はステアリングバルブ38に接
続されている。ステアリングバルブ38からは供給管路
35が延びており、この供給管路35は液圧ポンプ42
を介してリザーバタンク40に接続されている。また、
ステアリングバルブ38からは戻り管路37が延びてお
り、この戻り管路37はリザーバタンク40に接続され
ている。液圧ポンプ42は図示しないエンジンまたは電
動モータにより駆動可能となっている。なお、液圧ポン
プ42は車両のエンジン(図示しない)の駆動中には、
常時駆動されている。
ラムシャフト18に取り付けられ、そのシャフト18内
のトーションバーを利用した圧力制御弁、より具体的に
は4ポート3位置の絞り付方向制御弁から構成されてい
る。即ち、ステアリングハンドル20の操作方向及び操
作量に従い、ステアリングバルブ38は液圧ポンプ42
から吐出された圧液をパワステシリンダ30の一方の圧
力室に圧液を供給すると同時に、その圧液の供給量及び
圧力レベルを制御可能となっている。
ト10の近傍、より詳しくはそのメインラックロッド1
2よりも車体の前側に位置して、サブパワーステアリン
グユニット44が配置されている。このサブパワーステ
アリングユニット44は、メインラックロッド12、つ
まり、そのステアリングラック14と平行に配置された
サブラックロッド45を備えており、このサブラックロ
ッド45にはコントロールラック46が一体に形成され
ている。なお、サブラックロッド45もまた車体側の支
持部材にその軸線方向に移動自在にして支持されてい
る。サブラックロッド45の両端はボールジョイント4
8を介して左右のタイロッド50L,50Rにそれぞれ接
続されており、そして、これらタイロッド50L,50R
は対応する側のコントロールアーム26の他端にそれぞ
れ回動自在に接続されている。
ロールアーム26の長さをL0、また、コントロールア
ーム26とナックルアーム28との間の連結点からコン
トロールアーム26の他端までの長さをL1とすれば、
コントロールアーム26のレバー比LRはL1/L0で表
される。サブラックロッド45のコントロールラック4
6にはピニオン52が噛み合っており、このピニオン5
2は電動モータ54の出力軸に取り付けられている。電
動モータ54は正逆回転可能であり、電子制御ユニット
即ちコントローラ56に電気的に接続されている。
て電動モータ54の回転方向及び回転角を制御する。そ
れ故、コントローラ56には車両の走行状況を検出する
ため、種々のセンサからのセンサ信号が入力可能となっ
ており、これらにはステアリングハンドル20のハンド
ル角、そのハンドル角速度、車速及び車体のヨーレイト
などを示すセンサ信号がある。
テアリングラック14やコントロールラック46の移動
量をそれぞれ検出するストロークセンサ58,60から
のセンサ信号、つまり、それらのラックストロークもま
た入力されるようになっている。具体的には、ストロー
クセンサ58はピニオン16の近傍に固定して配置され
て、ステアリングラック14の移動に伴い、その通過し
たラック歯の歯数に対応した第1ラックストロークをコ
ントローラ56に出力する。また、ストロークセンサ6
0はピニオン52の近傍に固定して配置されて、コント
ロールラック46の移動に伴い、その通過したラック歯
の歯数に対応した第2ラックストロークをコントローラ
56に出力する。
6の中央部にはその長手方向に延びる長孔62が形成さ
れている一方、ナックルアーム28の基端はアクスルハ
ウジング29に対して車体の前後方向、即ち、図1中A
方向に変位可能にして取り付けられている。従って、ナ
ックルアーム28の先端はコントロールアーム26の長
孔62の範囲内で変位可能にして、コントロールアーム
26に回動自在に連結されている。この結果、前述した
コントロールアーム26のレバー比LRは調整可能とな
っている。
説明する。先ず、サブパワーステアリングユニット44
が非作動の状態にあるとき、ステアリングハンドル20
が操作されると、この操作に伴い、メインパワーステア
リングユニット10が作動される。つまり、メインパワ
ーステアリングユニット10においては、そのピニオン
16とステアリングラック14との噛み合いに加え、パ
ワステシリンダ30の働きにより、メインラックロッド
12がタイロッド24L,24Rを介して左右のコントロ
ールアーム26の一端に引っ張り力又は押し出し力を与
える。それ故、左右のコントロールアーム26はそれら
の他端を中心として一方向に回動され、ナックルアーム
28の先端に操舵力が与えられる結果、左右の前輪FW
が操舵されることになる。
に対するナックルアーム28の先端移動量はコントロー
ルアーム26のレバー比LRによって決定されるため、
メインパワーステアリングユニット10側のステアリン
グ比、つまり、ギヤ比は前記レバー比LRの分だけ小さ
く設定されている。従って、この場合、コントロールア
ーム26の介在に拘わらず、前輪FWには通常の舵角特
性が与えられるようになっており、その前輪FWの舵角
特性は図2中C1で示されている。
れたとき、コントローラ56が車両の走行状況に応じて
サブステアリングユニット44、つまり、電動モータ5
4を駆動すると、ピニオン52とコントロールラック4
6との噛み合いにより、サブラックロッド45が移動さ
れる。この結果、サブラック45の移動は左右のタイロ
ッド50L,50Rの他端に引っ張り力又は押し出し力を
与える。
ックロッド45とが同一方向に同期して移動されると、
左右のコントロールアーム26はその全体が車体の幅方
向に移動するので、ステアリングハンドル20の操作量
に対するナックルアーム28の先端移動量が前述の場合
に比べて大となり、前輪FWの操舵が促進される。従っ
て、サブパワーステアリングユニット44が非作動の状
態にある場合に比べ、ステアリングハンドル20の操作
に応じた前輪FWの実舵角は通常の舵角よりも更に増加
されることになり、その舵角特性は図2中C1からC2の
ように変化する。
メインラックロッド12の移動速度よりも速ければ、左
右のコントロールアーム26はその他端を中心とし回動
しながら、その全体が移動されるので、前輪FWの実舵
角は更に増加され、この結果、前輪FWの舵角特性は図
2中C2からC3のように変化する。これに対し、メイン
ラックロッド12の移動方向とは逆向きにしてサブラッ
クロッド45が移動されると、左右のコントロールアー
ム26はナックルアーム28との連結点を中心として回
転しながら、その全体がメインラックロッド12の移動
方向に移動する。それ故、この場合には、サブパワース
テアリングユニット44が非作動の状態にある場合に比
べ、ステアリングハンドル20の操作に応じた前輪FW
の実舵角が通常の舵角よりも減少し、前輪FWの舵角特
性は図2中C1からC4のように変化する。
よりも速くサブラックロッド45が逆方向に移動される
と、ステアリングハンドル20の操作方向とは逆方向に
前輪FWが操舵されることになり、この場合、前輪FW
の舵角特性は図2中C4からC5のように変化する。従っ
て、この実施例のステアリング装置によれば、前輪FW
の舵角特性はメインラックロッド12及びサブラックロ
ッド45のそれぞれの移動量、つまり、ステアリングラ
ック14及びコントロールラック46の第1及び第2ラ
ックストロークによって決定され、コントロールラック
46のラックストロークを制御することにより、前輪F
Wの舵角特性を連続的に可変することができる。つま
り、前輪FWの舵角特性は図2中斜線を施した領域内で
任意の特性に制御することができる。
ックストロークは、車両の走行状況に応じてコントロー
ラ56により制御することができる。具体的には、コン
トローラ56は、車速、ハンドル角、ハンドル角速度、
ヨーレイト、また、ストロークセンサ58にて検出した
第1ラックストロークなどの入力情報に基づき、車両が
車庫入れ時などのような走行状態、つまり、車両が低速
大操舵時にあると判定すると、コントロールラック46
の第2ラックストロークをステアリングラック14の移
動方向と同一方向にて制御する。この場合、ドライバに
よるステアリングハンドル20の操作量が少なくても、
前輪FWには通常の場合によりも大きな実舵角が与えら
れ、車庫入れ時などの状況にあっては車両の取り回しが
容易になる。また、この場合、その最大実舵角まで前輪
FWを操舵するのに要する所要時間もまた大幅に短縮さ
れるので、車庫入れなどの低速旋回時には車両の動的旋
回半径を小さくでき、その小回り性が向上することにも
なる。
角速度、ヨーレイト及び第1ラックストロークなどの入
力情報に基づき、車両に急操舵が要求されていると判定
すると、コントロールラック46の第2ラックストロー
クをステアリングラック14の移動方向と同一の方向で
且つその移動速度をステアリングラック14よりも速く
移動制御する。この場合、車両のきびきびとした旋回走
行が可能となる。
度、ヨーレイト及び第1ラックストロークなどの入力情
報に基づき、コントローラ56が車両の高速直進走行状
態を検出しており、このような状況にてドライバにより
ステアリングハンドル20が操作されると、コントロー
ラ56はコントロールラック46の第2ラックストロー
クをステアリングラック14の移動方向とは逆方向に移
動制御する。この場合には、前述したようにステアリン
グハンドル20の操舵感度が低下する結果、高速直進走
行時の車両の安定性が確保されると同時にステアリング
ハンドル20の操作性を向上することができる。
ストロークを制御するにあたり、コントローラ56はス
トロークセンサ60からのセンサ信号に基づき検出した
実第2ラックストロークをその目標第2ラックストロー
クに一致させるべく電動モータ54の駆動を制御する。
なお、目標第2ラックストロークはコントローラ56内
において前述したように車両の走行状況に応じて設定さ
れる。
が発生した場合、その制御系電源が遮断されると、コン
トロールラック46は付加的な機構を必要とすることな
く、その中立位置に固定して保持される。この場合で
も、通常の場合と同様な前輪FWの舵角特性が確保され
ることは言うまでもない。前述したようにコントロール
アーム26のレバー比LRが調整可能であるから、前輪
FWの操舵に対するメイン及びサブパワーステアリング
ユニット10,44の寄与度を任意に可変して調整する
ことができる。
ーラ56に危険回避情報が供給されるようになっていれ
ば、コントローラ56は危険回避情報に基づき、ドライ
バによるステアリングハンドル20の操作とは独立して
コントロールラック46のストロークを制御、即ち、前
輪FWの操舵制御を行うこともできる。ここで、危険回
避情報とは、車両に緊急回避操舵が要求される状況や、
また、ドライバ自身のステアリングハンドル20の操作
に起因して車両の挙動が不安定な傾向に陥る状況での情
報を含んでいる。この結果、ドライバによるステアリン
グハンドル20の操作とは無関係にして、車両の緊急回
避動作を行え、また、車両が限界走行領域に入るのを適
切に防止することができる。
ーラ56に自動運転情報が入力されるようになっていれ
ば、その自動操舵情報に基づき、コントローラ56がコ
ントロールラック46のストロークを制御することによ
り、車両の自動操舵をも可能となる。図3を参照する
と、サブステアリングユニット44はその電動型のラッ
ク・ピニオン機構の代わりに液圧回路64から構成され
ている。この液圧回路64は液圧シリンダ、つまり、両
ロッド複動型のパワーシリンダ66を備えており、この
パワーシリンダ66は各ピストンロッド68の両端がボ
ールジョイント48を介してタイロッド50L,50Rに
それぞれ接続されている。
シリンダ内を左右の圧力室72L,72Rに区画してお
り、これら圧力室72には圧縮コイルばねからなるセン
タリングばね74がそれぞれ収容されている。これらセ
ンタリングばね74はピストン70を常時、その中立位
置に向けて付勢している。左右の圧力室72L,72Rは
制御バルブ76に一対の液圧管路78を介して接続され
ており、この制御バルブ76からは分岐供給管路80及
び分岐戻り管路82が延びている。分岐供給管路80は
前述した液圧ポンプ42とステアリングバルブ38との
間を接続する供給管路35に逆止弁84を介して接続さ
れており、この逆止弁84は制御バルブ76に向けての
み開かれるようになっている。また、分岐戻り管路82
はリザーバタンク40とステアリングバルブ38との間
を接続する戻り管路37に直接接続されている。
4ポート3位置の方向切換弁からなり、その一対のソレ
ノイドは前述したコントローラ56に電気的に接続され
ている。制御バルブ76が図示の中立位置にあるとき、
パワーシリンダ66の左右の圧力室72L,72Rは制御
バルブ76を介して相互に連通した状態にある。更に、
分岐供給管路80からは逆止弁84と制御バルブ76と
の間から蓄圧管路86が延びており、この蓄圧管路86
は高圧アキュムレータ88に接続されている。蓄圧管路
86には逆止弁90が介挿されており、この逆止弁90
は高圧アキュムレータ88に向けてのみ開かれる。
タ88と逆止弁90との間からは急送管路92が延びて
おり、この急送管路92は分岐供給管路80の逆止弁8
4と制御バルブ76との間に接続されている。急送管路
92には常閉の電磁開閉バルブ94が介挿されており、
この電磁開閉バルブ94はそのソレノイドがコントロー
ラ56に電気的に接続されている。
室34L,34Rに接続されている液圧管路36には常開
の電磁開閉バルブ102がそれぞれ介挿されており、こ
れら電磁開閉バルブ102もまた、そのソレノイドがコ
ントローラ56にそれぞれ電気的に接続されている。な
お、これらの電磁開閉バルブ102は、液圧管路36の
全開又は全閉のみを行い、開位置では、圧液が液圧管路
36内を両方向に流れることができる。
を示しており、このハンドル角センサからのセンサ信号
はコントローラ56に直接また時間微分処理を受けた後
にコントローラ56に供給され、これにより、コントロ
ーラ56にハンドル角及びハンドル角速度を与えること
ができる。更に、ステアリングハンドル20のステアリ
ングコラム内には、ハンドルトルクセンサ108が設け
られており、運転者がステアリングハンドル20を操作
すると、ハンドルトルクセンサ108はその操作トルク
に対応したセンサ信号をコントローラ56に供給する。
また、ステアリングハンドル20にはハンドルタッチセ
ンサ104が設けられており、このハンドルタッチセン
サ104は、運転者がステアリングハンドル20を握っ
ているかどうかを検知し、そのセンサ信号をコントロー
ラ56に供給する。
ーラ56に入力する手段の例として障害物検知センサ及
び走行レーンキープ検知システム106が示されてい
る。ここで、走行レーンキープ検知システム106は、
例えば車体に設けたCCDカメラにて撮影した画像に基
づき、車両がその走行レーンから逸脱しているかあるい
は逸脱する傾向にあるかを検知し、その検知情報をコン
トローラ56に供給する。従って、走行レーンキープ検
知システム106からの検知情報に基づき、コントロー
ラ56は車両を走行レーンに自動的に復帰させるべく、
液圧回路64の作動制御を行うことも可能である。
76がその中立位置に保持されていると、パワーシリン
ダ66の作動は不能であるから、この場合、ステアリン
グハンドル20の操作に応じて、メインパワーステアリ
ングユニット10が作動し、前述したように前輪FWに
通常の舵角特性を与えることができる。車両の停止時な
どにおいて、ステアリングハンドル20が据え切り操作
されると、液圧ポンプ42からステアリングバルブ38
を介してパワステシリンダ30に供給される液圧、つま
り、供給管路35及び分岐供給管路80内の液圧は最大
まで立ち上げられる。このような状況に至ると、逆止弁
84,90が共に開かれ、分岐供給管路80を通じて高
圧アキュムレータ88に高圧の圧液が供給され、この高
圧アキュムレータ88に高圧の液圧が蓄えられる。な
お、ステアリングハンドル20が操作されていない状況
にあっては、液圧ポンプ42から吐出された圧液は供給
管路35、ステアリングバルブ38及び戻り管路37を
通じてリザーバタンク40に戻され、供給管路35及び
分岐供給管路80内にて液圧が立ち上げあられるような
ことはない。
き、コントローラ56が車両の走行状況に応じて制御バ
ルブ76の切換えを制御すると、パワーシリンダ66が
一方向に作動される結果、前述の場合と同様にして前輪
FWの舵角特性を連続的に可変することができる。ここ
で、ステアリングハンドル20の操作に対する前輪FW
の舵角特性、つまり、ステアリングハンドル20から前
輪FWに至る経路全体のオーバオールギヤ比ρは図4に
示されているように車速に応じて可変されるのが好まし
い。ここでは、車速が車庫入れ時などの極低速時にある
と、オーバオールギヤ比ρは一定の最小値ρ5に設定さ
れている。そして、オーバオールギヤ比ρは車速が低速
から中高速に上昇するに伴い、その車速の上昇に比例し
て最小値ρ5から徐々に増加され、車速が所定以上の高
速に達すると、最大値ρ20に維持されるようになってい
る。
グハンドル20の操作よる操舵仕事量との間には図5に
示すような関係があることから、上述したようにしてオ
ーバオールギヤ比ρが可変されると、車両の車庫入れな
どの極低速時にあってはそのオーバオールギヤ比が最小
値ρ5に設定されるので、ステアリングハンドル20の
操作量やその操作に要する力を少なくして、前輪FWに
所望の操舵量を与えることができ、ドライバの操舵仕事
量を低減することができる。これに対し、車両が高速走
行時にあるときには、オーバオールギヤ比ρが最大値ρ
20に設定されるので、ステアリングハンドル20が操作
されても前輪FWの操舵感度は鈍くなり、その走行安定
性を確保することができる。
管路80つまりパワステシリンダ30側の供給管路35
内に立ち上げられた液圧が使用されることから、ステア
リングハンドル20が操作されなければ、パワーシリン
ダ66への液圧の供給、つまり、その作動が不能となっ
て、パワーシリンダ66が不用意に作動するようなこと
はなく、その作動上の安全性を十分に確保することがで
きる。
御バルブ76はその中立位置に自動的に復帰するから、
パワーシリンダ66のピストン70、つまり、そのピス
トンロッド68を一対のセンタリングばね74により自
動的に中立位置にて固定することができる。この場合、
前輪FWには通常の舵角特性が与えられる。更に、車両
に緊急回避操舵が要求されると、コントローラ56は電
磁開閉バルブ94を開くと同時に制御バルブ76を切換
え作動させる。この場合、ステアリングハンドル20の
操作が遅れ、供給管路35及び分岐供給管路80内での
液圧の立ち上げが不十分であっても、高圧アキュムレー
タ88に蓄えられていた高圧の液圧が電磁開閉バルブ9
4及び制御バルブ76を介してパワーシリンダ66に供
給されるので、このパワーシリンダ66を介して前輪F
Wの緊急操舵を迅速に行うことができる。
ステアリングハンドル20から手を離したとしても、こ
れをステアリングタッチセンサ104又はハンドルトル
クセンサ108が検知することで、これらステアリング
タッチセンサ104又はハンドルトルクセンサ108か
らのセンサ信号がコントローラ56に供給され、コント
ローラ56は直ちに電磁開閉バルブ102を閉じる。こ
れによってパワステシリンダ30はロックされ、メイン
ラックロッド12の左右方向への移動が阻止されること
になる。走行中の前輪FWの操舵抵抗力は、パワステシ
リンダ30の作動抵抗力より大であるので、運転者がス
テアリングハンドル20を把持しておらず、且つ、パワ
ステシリンダ30がロックされていないと、パワーシリ
ンダ66の操舵力を受けたコントロールアーム26は前
輪FWに操舵力を充分与えることなくナックルアーム2
8との連結点を中心に単に回動し、パワステシリンダ3
0をパワーシリンダ66の操舵方向とは逆向きに押し戻
してしまう。その結果、メインラックロッド12が移動
されるのに伴いステアリングハンドル20を逆回転させ
るので、パワーシリンダ66の操舵力が打ち消されるこ
とになる。しかし、パワステシリンダ30をロックする
ことによってコントロールアーム26は、タイロッド2
4が接続された一端を中心に回動するので、パワーシリ
ンダ66の操舵力を確実に前輪FWに与えることがで
き、パワーシリンダ66のみによる緊急操舵を確実に行
うことができる。
ーン復帰操舵時においても、走行レーンキープ検知シス
テム106からの制御信号によってコントローラ56は
電磁開閉バルブ102を閉じ、運転者のハンドル操作に
関係なくパワステシリンダ30をロックした状態で、パ
ワーシリンダ66を作動させることにより、車両をその
走行レーンに自動的に復帰させるための自動操舵を行わ
せることも可能である。
緊急回避操舵又は走行レーンへの復帰操舵の必要に気付
いて自らハンドル操作を行った場合には、これを検知し
たハンドルタッチセンサ104及びハンドルトルクセン
サ108からコントローラ56にセンサ信号が供給さ
れ、この場合、コントローラ56が電磁開閉バルブ10
2を開くことにより、パワステシリンダ30の作動を回
復する。これにより、緊急操舵時又は走行レーン復帰操
舵時に運転者のハンドル操作を優先して前輪FWの操舵
を行うこととすることも可能である。
Wを緊急操舵させるためだけに使用されるから、その容
量は少なくてもよいが、しかしながら、スペース的に余
裕があれば大容量の高圧アキュムレータ88を使用する
ことができる。この場合、電磁開閉バルブ94の1回当
たりの開時間を設定しておけば、高圧アキュムレータ8
8から1回当たりの圧液の吐出量、つまり、圧液の消費
量を制限することができる。
上述した液圧回路64を採用すれば、電動モータ54の
設置スペースが不要となり、この分だけ、そのレイアウ
ト上で有利となる。ただし、電動型のラック・ピニオン
機構においても、高圧アキュムレータ88に変えて高出
力の電動モータを使用することにより、上述の液圧回路
64と同様の緊急回避操舵や走行レーン復帰操舵が可能
となる。
関しては、車速に拘わらず、ステアリングハンドル20
の操作量、つまり、ハンドル角に応じて車両に一定のヨ
ーレイトを発生させるべく、そのオーバオールギヤ比ρ
を可変することも可能である。更に、図6を参照する
と、サブパワーステアリングユニット44は左右の前輪
毎にパワーシリンダ98,100を備えており、これら
パワーシリンダにおけるピストンロッドはその先端が対
応する側のコントロールアーム26の他端に回動自在に
連結されている。パワーシリンダ98,100の伸縮は
その制御バルブ(図示しない)を介してコントローラに
よって制御可能となっており、これにより、車両の走行
状況に応じて前輪FWの舵角特性を連続的に可変でき、
この場合には、左右の前輪の舵角特性を独立して制御す
ることも可能である。
テアリング装置によれば、通常のメインパワーステアリ
ングユニットに加えて、サブパワーステアリングユニッ
トを左右のコントロールアームを介して操舵車輪側のナ
ックルアームにそれぞれ接続してあるから、サブステア
リングユニットの作動を制御することで、車両の走行状
況に応じて操舵車輪の舵角特性を可変することができ
る。
ントロールアームのレバー比が調整可能であるから、メ
イン及びサブパワーステアリングユニットの各々が操舵
車輪の操舵に寄与する割合を簡単にして可変できる。請
求項3のステアリング装置によれば、サブパワーステア
リングユニットはサブタイロッド及び駆動手段により簡
単に実現されており、しかも、請求項4,5のように駆
動手段が電動型のラック・ピニオン機構又は液圧回路か
ら構成されていれば、その駆動手段の制御もまた容易に
行える。
の液圧回路の液圧シリンダが一対のセンタリングばねを
内蔵しているので、液圧回路中の弁に故障が、液圧シリ
ンダのピストンをその中立位置に自動的に復帰させると
同時に、その中立位置に保持することが可能となる。請
求項7のステアリング装置によれば、サブパワーステア
リングユニットの液圧シリンダはメインパワーステアリ
ングシリンダに供給される液圧が立ち上げられてから作
動するので、その作動上の安全性を高めることができ
る。
圧回路にアキュムレータが備えられているので、車両に
緊急回避操舵が要求されるような状況にあっては、その
アキュムレータ内の液圧を使用して液圧シリンダを作動
させることができ、車両の緊急回避動作を迅速に行うこ
とができる。請求項9のステアリング装置によれば、運
転者がステアリングハンドルから手を離したとしても、
メインパワーステアリングユニットの作動が阻止される
ので、サブパワーステアリングユニットの作動による操
舵が可能となり、車両の緊急回避操舵や補正操舵を確実
に行うことができる。
略図である。
した概略図である。
ラフである。
したグラフである。
を示した概略図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 操舵車輪を支持するナックルアームに回
動自在に連結されたコントロールアームと、 前記コントロールアームの一端に連結され、ステアリン
グハンドルの回転に応じて作動するメインパワーステア
リングユニットと、 前記コントロールアームの他端に連結され、車両の走行
状況に応じて作動するサブパワーステアリングユニット
とを有し、 前記ステアリングハンドルが回転されると、前記メイン
パワーステアリングユニットが前記コントロールアーム
を前記他端を中心にして揺動させて前記ナックルアーム
を回動させ、前記サブパワーステアリングユニットが作
動すると前記一端を中心に前記コントロールアームを揺
動させて前記ナックルアームを回動させることを特徴と
する車両のステアリング装置。 - 【請求項2】 前記ナックルアームと前記コントロール
アームとの連結点から前記コントロールアーム両端まで
のそれぞれの距離を調整する調整手段を更に備えている
ことを特徴とする請求項1に記載の車両のステアリング
装置。 - 【請求項3】 前記サブパワーステアリングユニット
は、前記コントロールアームの他端に回動自在に連結さ
れたサブタイロッドと、このサブタイロッドを駆動する
駆動手段とを備えていることを特徴とする請求項1又は
2に記載の車両のステアリング装置。 - 【請求項4】 前記駆動手段は電動型のラック・ピニオ
ン機構を含むことを特徴とする請求項3に記載の車両の
ステアリング装置。 - 【請求項5】 前記駆動手段は液圧シリンダを含む液圧
回路から構成されていることを特徴とする請求項3に記
載の車両のステアリング装置。 - 【請求項6】 前記液圧回路は、前記液圧シリンダ内に
そのピストンを中立位置に向けて付勢する一対のセンタ
リングばねを有することを特徴とする請求項5に記載の
車両のステアリング装置。 - 【請求項7】 前記メインパワーステアリングユニット
はパワーステアリングシリンダと、ステアリングハンド
ルの操作に伴い、前記パワーステアリングシリンダに供
給されるべき液圧のレベル及びその供給方向を制御する
ステアリングバルブを含み、 前記液圧回路は前記パワーステアリングシリンダに供給
される液圧を受けて、前記液圧シリンダを作動可能とす
ることを特徴とする請求項5又は6に記載の車両のステ
アリング装置。 - 【請求項8】 前記液圧回路は、前記パワーステアリン
グシリンダに供給される圧液の一部を蓄えるアキュムレ
ータと、このアキュムレータ内の液圧を前記液圧シリン
ダのみに向けて供給可能とするバルブ手段とを備えてい
ることを特徴とする請求項7に記載の車両のステアリン
グ装置。 - 【請求項9】 車両のステアリングハンドルが把持され
ていないとき、前記メインパワーステアリングユニット
の作動を阻止する阻止手段を更に具備したことを特徴と
する請求項1に記載の車両のステアリング装置。
Priority Applications (1)
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JP7-195124 | 1995-12-05 | ||
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JP31679995 | 1995-12-05 | ||
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Publications (2)
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JPH09216566A JPH09216566A (ja) | 1997-08-19 |
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ID=27325323
Family Applications (1)
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JP18373496A Expired - Fee Related JP3331868B2 (ja) | 1995-07-31 | 1996-07-12 | 車両のステアリング装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3331868B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101905908B1 (ko) * | 2012-05-29 | 2018-10-08 | 현대자동차주식회사 | 다중 리니어 모터를 이용한 전동식 조향장치 |
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KR101034034B1 (ko) * | 2009-03-25 | 2011-05-12 | 한양대학교 산학협력단 | 좌우 독립형 전륜 조향장치 |
KR101349464B1 (ko) | 2012-07-05 | 2014-01-09 | 현대자동차주식회사 | 상용 하이브리드 전동 조향장치 및 이의 제어를 통한 성능 및 연비 개선방법 |
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-
1996
- 1996-07-12 JP JP18373496A patent/JP3331868B2/ja not_active Expired - Fee Related
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