JP6346406B2 - 油圧パワーステアリングシステム、それを搭載した車両、及び油圧パワーステアリングシステムの制御方法 - Google Patents

油圧パワーステアリングシステム、それを搭載した車両、及び油圧パワーステアリングシステムの制御方法 Download PDF

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本発明は、ステアリングの操舵力を作動油により補助する操舵力補助装置と、該操舵力補助装置に作動油を供給するポンプを備えて、そのポンプの吐出流量を制御する油圧パワーステアリングシステム、それを搭載した車両、及び油圧パワーステアリングシステムの制御方法に関する。
電動式の油圧パワーステアリングシステム(Electronic Hyrraulic Power Steering;以下、EHPSシステムという)は、エンジンの動力を利用してポンプを作動させることで、油圧を発生させ、その油圧の力でステアリングの操舵力を補助している。エンジンの動力を流用しているため、ドライバーが操舵力の補助を必要としない場面でも常にアシスト力が働いているので、その分、燃費が悪くなっている。
そのため、EHPSシステムを採用した車両においては、ソレノイドバルブ(電磁弁)によりポンプの吐出流量を制御して、自然な操舵フィーリングを実現することだけでなく、省燃費を図ることも重要な課題とされている。
この課題に対して、例えば、車両の状態によってアシスト力を可変とし、操舵角度、操舵角速度、及び車両速度に基づいて、設定した省エネ状態に該当すると判断したときに、ポンプの吐出流量を小さくし、エネルギー消費を低減する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、このEHPSシステム1Xについて、図7を参照しながら説明する。このEHPSシステム1Xは、ステアリング(ハンドル)2、ステアリングコラム3、ステアリングギアボックス4を備え、ステアリング(ハンドル)2の回転を、ステアリングコラム3を介してステアリングギアボックス4へ伝達し、回転するピニオン5に噛み合ったラック6を横方向に動かして、ラック6の末端に連結されたタイロッド7を介してタイヤ8を操舵する。
また、このEHPSシステム1Xは、ステアリング2の操舵力を作動油(以下、フルードという)により補助する操舵力補助装置9と、この操舵力補助装置9にフルードを供給するポンプ10と、そのポンプ10の吐出流量を制御する流量制御装置11Xとを備える。
操舵力補助装置9は、ステアリングギアボックス4に設けられたバルブボディ12とパワーシリンダ13とから構成される。ポンプ10は、リザーバタンク14に貯留されたフルードを操舵力補助装置9へ供給する可変容量型ベーンポンプであって、アダプタ15、カムリング16、ロータ17、ベーン18、及びピン19を備える。
加えて、このEHPSシステム1Xは、このポンプ10の供給流路に、リリーフバルブ20、差圧制御バルブ21、及びソレノイドバルブ(電磁弁)22を設け、流量制御装置11Xがソレノイドバルブ22を作動させることにより、ソレノイドバルブ22の上流側と下流側との差圧、つまりリリーフバルブ20と差圧制御バルブ21との両圧力の差圧を可変制御することによって弁体の軸方向の位置を制御し、これによってカムリング16の偏心量を制御することで吐出流量を制御している。
さらに、このEHPSシステム1Xは、前述した課題を解決するために、ステアリングコラム3に操舵角センサ23と車両の速度を検知する車速センサ24を備えている。
次に、このEHPSシステム1Xの吐出流量の制御について説明する。操舵角センサ23からの操舵角信号と車速センサ24からの車速信号が入力されると、操舵角度θと操舵角速度ωを算出する。次に、それら操舵角度θ、操舵角速度ω、及び車両速度Vの各々の独立したマップを用いて、各パラメータからの最適な電流指令値Iθ、Iω、及びIをそれぞれ求める。
そして、その電流指令値Iθと電流指令値Iωとを加算したものに、電流指令値Iを乗算して、さらにソレノイドバルブ22のスタンバイ電流指令値Iを加算して、電流指令値Iを求める。この電流指令値Iによりソレノイドバルブ22を駆動して、ポンプ10の吐出流量を制御する。これにより、通常走行時は、操舵角度θ、操舵角速度ω、及び車両速度Vに基づいてポンプ10の吐出流量を制御することで、操舵性を悪化させずに、エネルギー消費を低減している。
しかし、ポンプ10の吐出流量を決定するソレノイドバルブ22の電流指令値Iが、I=f(θ)+f(ω)の様に、操舵角度θと操舵角速度ωの各々独立したマップから求められるため、急操舵などの素早い操舵操作への対応が考慮されていない。そのため、ステアリング2を急操舵するのに必要な補助力を得ることができる供給流量まで、ポンプ10の吐出流量を早急に上昇させることができない。その結果、急操舵時には、ポンプ10の吐出流量がスタンバイ流量のみとなり、操舵アシスト力が不足し、トルク反力の増加に起因するステアリング2の抵抗感やステアリング2の操作の重さが現れる。
一方、急操舵などの素早い操舵操作に対応させようとすると、スタンバイ流量を多くする必要があり、その場合には、燃費が増加する。このように、このEHPSシステム1Xでは、操舵時に早急にアシストを行う応答速度と、省燃費効果とはトレードオフの関係にあり、両方を満たす制御設計は困難である。
また、EHPSシステム1Xによる操舵アシスト力を発生するためのポンプ10の吐出流量が、操舵角度θ、操舵角速度ω、及び車両速度Vによって一意的に決定されるため、急操舵に対応できない場合もある。例えば、操舵角ゼロ度の状態からの急操舵では、操舵角度θに依存する電流指令値Iθが小さいため、その結果、ポンプ10の吐出流量が小さく、操舵アシスト力が最大出力とならずに、不足する。
特開2003−160056号公報
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、非急操舵時は省燃費なアシスト状態とすることができ、しかも、ステアリングの操舵操作が急操舵となった場合でもドライバーがステアリングの重さや抵抗を感じること無く、軽い操舵力で操作することができる油圧パワーステアリングシステム、それを搭載した車両、及び油圧パワーステアリングシステムの制御方法を提供することである。
上記の目的を解決するための本発明の油圧パワーステアリングシステムは、ステアリングの操舵力を作動油により補助する操舵力補助装置と、該操舵力補助装置に作動油を供給するポンプを備える油圧パワーステアリングシステムにおいて、前記ポンプの吐出流量を制御する流量制御装置により、前記ステアリングの操舵角速度と操舵角加速度とのそれぞれを変数とした二元関数に基づいて算出された絶対値が予め設定した関数判定値よりも大きく、且つ前記操舵角速度及び前記操舵角加速度の方向が一致した場合に急操舵と判断し、急操舵と判断すると、前記ポンプの作動油の吐出流量をその急操舵に応じた急操舵用吐出流量に調節する制御をする構成にしたことを特徴とする。
なお、ここでいう操舵角速度と操舵角加速度との組み合わせを一つの変数とした関数とは、例えば、ポンプの吐出流量を調節するソレノイドバルブに対する電流指令値をI、操舵角加速度をω、及び操舵角加速度をω’とすると、以下の数式(1)で表すことができる関数のことである。
Figure 0006346406
この構成によれば、操舵角速度と操舵角加速度との二つの状態量を検出し、二つの状態量の組み合わせに基づいてステアリングの急操舵を判定し、ポンプの吐出流量を急操舵に応じた流量に制御することで、ドライバーが操舵力の補助を必要としない非操舵時に、ポンプの吐出流量を小さくして、ポンプ駆動エネルギーを低減していても、ステアリングの急操舵時の操舵における補助力の応答性を向上することができる。
これにより、油圧パワーステアリングシステムの急操舵時の応答速度と、非操舵時の省燃費におけるトレードオフの調整を簡易化し、ポンプの吐出流量の制御を容易に実現することが可能となる。
また、操舵角度に応じて急操舵の開始を判断する場合は、操舵開始時において、操舵角度がある程度大きくなるまで油圧による補助が無いため、操舵力を補助する力が不足するが、上記の構成によれば、操舵角度を急操舵の判断のパラメータとして用いないため、そのような不足がなく、ドライバーがステアリング操作で重さや抵抗感を感じることなく、軽い操舵力で操作可能になる。
また、上記の目的を解決するための本発明の油圧パワーステアリングシステムは、ステアリングの操舵力を作動油により補助する操舵力補助装置と、該操舵力補助装置に作動油を供給するポンプを備える油圧パワーステアリングシステムにおいて、前記ステアリングの操舵角速度と操舵角加速度の両方が、又はどちらか一方が予め定めたそれぞれの判定値よりも大きく、且つ、該操舵角速度と該操舵角加速度との方向が一致した場合に、急操舵であると判断する急操舵判断手段と、急操舵に応じた急操舵用吐出流量を算出する急操舵用吐出流量算出手段と、非急操舵に応じた非急操舵用吐出流量を算出する非急操舵用吐出流量算出手段と、を有し、前記急操舵判断手段で、急操舵であると判断されると、前記ポンプの吐出流量を前記急操舵用吐出流量算出手段で算出された急操舵用吐出流量にする制御をし、非急操舵であると判断されると、前記ポンプの吐出流量を前記非急操舵用吐出流量算出手段で算出された非急操舵用吐出流量にする制御をする流量制御装置を備えて構成される。
この構成によれば、ステアリングの急操舵が開始されたことを、操舵角速度と操舵角加速度との組み合わせを判断のパラメータすることで、操舵操作の開始を瞬時に捉えることができる。これにより、通常走行時である非急操舵時は、ポンプの作動油の吐出流量を小
さくして省エネルギーで動作させ、急操舵時は、その省エネルギーで動作させている状態から、ポンプの吐出流量を大きくして、急操舵に応じた吐出流量にすることで、急操舵などの素早い操舵操作へ迅速に対応することができる。
加えて、上記の目的を解決するための本発明の車両は、上記に記載の油圧パワーステアリングシステムを搭載して構成される。この構成によれば、非急操舵時の消費エネルギーを小さくし、燃費を向上させることができると共に、急操舵などの素早い操舵操作に迅速に対応することができる。
さらに、上記の目的を解決するための本発明の油圧パワーステアリングシステムの制御方法は、ステアリングの操舵力を作動油により補助する操舵力補助装置と、該操舵力補助装置に作動油を供給するポンプを備え、該ポンプの作動油の吐出流量を制御する油圧パワーステアリングシステムの制御方法において、センサにより前記ステアリングの操舵角速度と操舵角加速度とを検知し、検知した前記ステアリングの操舵角速度と操舵角加速度とのそれぞれを変数とした二元関数に基づいて算出した絶対値と予め設定した関数判定値とを比較し、算出したその絶対値が前記関数判定値よりも大きく、且つ前記操舵角速度と前記操舵角加速度との方向が一致した場合に、急操舵と判断し、急操舵であると判断すると、前記ポンプの作動油の吐出流量を急操舵に応じた急操舵用吐出流量に調節する制御をすることを特徴とする方法である。
一方、上記の目的を解決するための本発明の油圧パワーステアリングシステムの制御方法は、ステアリングの操舵力を作動油により補助する操舵力補助装置と、該操舵力補助装置に作動油を供給するポンプを備え、該ポンプの作動油の吐出流量を制御する油圧パワーステアリングシステムの制御方法において、前記ステアリングの操舵角速度と操舵角加速度の両方が、又はどちらか一方が予め定めたそれぞれの判定値よりも大きく、且つ、該操舵角速度と該操舵角加速度との方向が一致した場合に、急操舵であると判断し、急操舵であると判断すると、急操舵用吐出流量算出ロジックにより急操舵に応じた急操舵用吐出流量を算出し、前記ポンプの作動油の吐出流量を急操舵用吐出流量にする制御をし、非急操舵であると判断すると、非急操舵用吐出流量算出ロジックにより非急操舵に応じた非急操舵用吐出流量を算出し、前記ポンプの作動油の吐出流量を非急操舵用吐出流量にする制御をすることを特徴とする方法である。
本発明によれば、操舵角速度と操舵角加速度との二つの状態量を検出し、二つの状態量の組み合わせに基づいてステアリングの急操舵を判定し、ポンプの吐出流量を急操舵に応じた流量に制御することで、ドライバーが操舵力の補助を必要としない非操舵時に、ポンプの吐出流量を小さくして、ポンプ駆動エネルギーを低減することができると共に、ステアリングの急操舵時の操舵における補助力の応答性を向上することができる。
また、操舵角速度と操舵角加速度の二つの変数を一つの変数とした関数により急操舵を判断することで、急操舵時の応答速度と非操舵時の省燃費におけるトレードオフの調整を簡易化し、設計者の意図した制御を実現し易くすることができる。
本発明に係る実施の形態の油圧パワーステアリングシステムを示す概略図である。 図1の流量制御装置で用いられるマップであり、(a)は操舵角速度ωと操舵角加速度ω’との組み合わせを一つの変数とした関数f(ω,ω’)のマップの一例を示し、(b)は操舵角速度ωと操舵角加速度ω’との組み合わせを一つの変数とした関数f(ω,ω’)のマップの別の一例を示し、(c)は操舵角速度ωと操舵角加速度ω’との組み合わせを一つの変数とした関数f(ω,ω’)のマップのさらに別の一例を示す。 図1に示す油圧パワーステアリングシステムの制御方法の一例を示すフローチャートである。 図1に示す油圧パワーステアリングシステムの制御方法の別の一例を示すフローチャートである。 図1に示す油圧パワーステアリングシステムの制御方法のさらに別の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る実施の形態の油圧パワーステアリングシステムの非操舵時のポンプ吐出流量と従来技術の油圧パワーステアリングシステムの非操舵時のポンプ吐出流量を示したグラフである。 従来技術の油圧パワーステアリングシステムを示す概略図である。
以下、本発明に係る実施の形態の油圧パワーステアリングシステム(以下、EHPSシステムという)について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態では、電子可変容量ポンプ(EVDPともいう)10を備えたEHPSシステム1を例に説明するが、本発明はこれに限定されない。この電子可変容量ポンプ(以下、ポンプという)10は、図7に示す従来のEHPSシステム1Xと同様に、ソレノイドバルブ22を作動させることにより、ソレノイドバルブ22の上流側と下流側との差圧、つまりリリーフバルブ20と差圧制御バルブ21との両圧力の差圧を可変制御することによって弁体の軸方向の位置を制御し、これによってカムリング16の偏心量を制御することで吐出流量を制御する。
まず、本発明に係る実施の形態のEHPSシステム1について、図1を参照しながら説明する。図7に示す従来技術のEHPSシステム1Xの構成に加えて、本発明のEHPSシステム1は、流量制御装置11が、ステアリング2の操舵角速度ωと操舵角加速度ω’との組み合わせを一つの変数とした関数f(ω,ω’)により、急操舵を判断する急操舵判断手段M1を備えて構成される。
また、この急操舵判断手段M1は、ステアリング2の操舵角速度ωと操舵角加速度ω’の両方が、又はどちらか一方が予め定めたそれぞれの判定値よりも大きく、且つ、操舵角速度ωと操舵角加速度ω’との方向が一致した場合に、急操舵であると判断する手段でもある。
そして、このEHPSシステム1では、流量制御装置11は、急操舵に応じた急操舵用吐出流量QSUDを算出する急操舵用吐出流量算出ロジック(急操舵用吐出流量算出手段)L1、と、非急操舵に応じた非急操舵用吐出流量QNORを算出する非急操舵用吐出流量算出ロジック(非急操舵用吐出流量算出手段)L2と、を備えて構成される。急操舵判断手段M1で、急操舵であると判断されると、ポンプ10の吐出流量を急操舵用吐出流量算出ロジックL1で算出された急操舵用吐出流量QSUDにする制御をし、非急操舵であると判断されると、ポンプ10の吐出流量を非急操舵用吐出流量算出ロジックL2で算出された非急操舵用吐出流量QNORにする制御をするように構成される。
加えて、このEHPSシステム1は、ステアリングコラム3に、ステアリング2の操舵操作の操舵角速度ωを検知する操舵角速度センサ25と、操舵角加速度ω’を検知する操舵角加速度センサ26を備えて構成される。
なお、この実施の形態では、ステアリングコラム3に、操舵角速度ωを検知する操舵角速度センサ25と、操舵角加速度ω’を検知する操舵角加速度センサ26を設けたが、これらのセンサを設けずに、操舵角センサ23の検知した操舵角度θを微分して、操舵角速度ωを算出し、その算出された操舵角速度ωをさらに微分して操舵角加速度ω’を算出する方法を用いてもよい。しかし、そのような微分値は外乱により正確な値を示さない場合もあるため、この実施の形態のように、操舵角速度センサ25と操舵角加速度センサ26
をそれぞれステアリングコラム3に設けることが好ましい。
急操舵判断手段M1は、操舵角速度センサ25で検知された操舵角速度ωと、操舵角加速度センサ26で検知された操舵角加速度ω’との二つの状態量を検出し、その操舵角速度ωと操舵角加速度ω’との組み合わせを一つの変数とした関数f(ω,ω’)により、急操舵を判断する手段である。
詳しくは、操舵角速度ωと操舵角加速度ω’の両方が、又はどちらか一方が予め定めたそれぞれの判定値よりも大きく、且つ、操舵角速度ωと操舵角加速度ω’の両方の方向が一致した場合に、急操舵であると判断する手段である。
ここで、この急操舵判断手段M1について、図2を参照しながら説明する。なお、図2の(a)〜(c)のそれぞれは、操舵角速度ωと操舵角加速度ω’との組み合わせを一つの変数とした関数f(ω,ω’)を示している。また、この図2において、プラス(+)とマイナス(−)は方向を示し、例えば、プラス(+)はステアリング2を右回りに操舵した場合を示し、マイナス(−)はステアリング2を左回りに操舵した場合を示す。
図2の(a)に示す関数f(ω,ω’)の場合は、操舵角速度ωが予め定めた角速度判定値ωaよりも大きくなると共に、操舵角加速度ω’も予め定めた角加速度判定値ω’aよりも大きくなり、且つ操舵角速度ωと操舵角加速度ω’の両方の方向が一致した急操舵範囲(図中の斜線の範囲)Aの場合に、急操舵であると判断する。この角速度判定値ωaと角加速度判定値ω’aはそれぞれ、予め実験などによって定められた所定の数値である。
また、図2の(b)に示す関数f(ω,ω’)の場合は、操舵角速度ωが予め定めた角速度判定値ωaよりも大きくなり、又は操舵角加速度ω’が予め定めた角加速度判定値ω’aよりも大きくなり、且つ操舵角速度ωと操舵角加速度ω’の両方の方向が一致した急操舵範囲Aの場合に、急操舵であると判断する。
加えて、図2の(c)に示す関数f(ω,ω’)の場合は、関数f(ω,ω’)が予め定めた関数判定値aよりも大きくなり、且つ操舵角速度ωと操舵角加速度ω’の両方の方向が一致した急操舵範囲Aの場合に、急操舵であると判断する。この関数判定値aは、予め実験などによって定められた所定の数値である。
本発明は、図2の(a)〜(c)に限定されずに、操舵角速度ωと操舵角加速度ω’との組み合わせを一つの変数とした関数f(ω,ω’)により、急操舵を判断することができればよく、関数f(ω,ω’)については上記に限定されない。
このように、ステアリング2が急操舵されたことを、操舵角速度ωと操舵角加速度ω’との組み合わせを一つの変数とした関数f(ω,ω’)により判断することで、その急操舵を迅速に察知することができる。これにより、ステアリング2の急操舵時の操舵における補助力の応答性を向上することができる。
また、操舵角度θを急操舵の判断のパラメータとして用いないため、操舵角度θが小さい場合でも、操舵角速度ωと操舵角加速度ω’との組み合わせを判断のパラメータすることで、操舵操作の開始を瞬時に捉えることができる。
急操舵用吐出流量算出ロジックL1は、急操舵判断手段M1で急操舵であると判断された場合に実施される算出ロジックである。この急操舵用吐出流量算出ロジックL1で算出された急操舵用吐出流量QSUDは、急操舵に応じたポンプ10の吐出流量であり、急操
舵時にドライバーがステアリング2の操作で重さや抵抗感を感じることなく、軽い操舵力で操作可能になるような流量であることが好ましい。例えば、そのような急操舵用吐出流量QSUDは、ポンプ10の最大吐出流量、或いは操舵角速度ω及び操舵角加速度ω’に基づいた吐出流量である。
なお、この急操舵用吐出流量QSUDは、操舵角度θや車両速度Vなどのパラメータが同じの場合、急操舵時の応答性や操作性を向上するために、以下で説明する非急操舵用吐出流量QNORよりも大きい値に設定されることが好ましい。
急操舵判断手段M1で急操舵であると判断された場合に、この急操舵用吐出流量算出ロジックL1で算出された急操舵用吐出流量QSUDになるように、ポンプ10の吐出流量を制御することで、ステアリング2の急操舵時の操舵における補助力の応答性を向上することができると共に、ドライバーがステアリング2の操作で重さや抵抗感を感じることなく、軽い操舵力で操作可能にすることができる。
非急操舵用吐出流量算出ロジックL2は、急操舵判断手段M1で非急操舵であると判断された場合に実施される算出ロジックである。この非急操舵用吐出流量算出ロジックL2で算出された非急操舵用吐出流量QNORは、ドライバーが操舵力の補助を必要としない非操舵時にポンプ10の吐出流量を小さくして、ポンプ10の駆動エネルギーを低減可能になるような流量であることが好ましい。
そこで、非急操舵用吐出流量算出ロジックL2は、非操舵時にはポンプ10の吐出流量が最小となるように、操舵角度θ、操舵角速度ω、車両速度V、車型、及び前軸重などのパラメータを用いて、非急操舵に応じた非急操舵用吐出流量QNORを算出する。このような非急操舵用吐出流量QNORを算出する非急操舵用吐出流量算出ロジックL2については、周知の技術の算出ロジックを用いることができる。例えば、特許文献1(特開2003−160056号公報)に開示されている公知の算出ロジックなどである。
この実施の形態では、上記の非急操舵用吐出流量QNORと急操舵用吐出流量QSUDは、ソレノイドバルブ22へ供給される励磁電流の電流指令値IQNOR及びIQSUDとして算出されるものとし、それぞれの電流指令値IQNOR及びIQSUDによりソレノイドバルブ22の開度を調節することで、ポンプ10の吐出流量を制御する。
次に、本発明に係る実施の形態のEHPSシステム1の制御方法の一例について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。図3に示すように、車両の走行中に操舵角速度ωと操舵角加速度ω’が検出されると、まず、操舵角速度センサ25が検知した操舵角速度ωが予め定めた角速度判定値ωaよりも大きいか否かを判断するステップS10を行う。このステップS10で操舵角速度ωが角速度判定値ωa以下の場合は、非急操舵であると判断し、ステップS50に進む。
ステップS10で、操舵角速度ωが角速度判定値ωaよりも大きい場合は、次に、操舵角加速度ω’が予め定めた角加速度判定値ω’aよりも大きいか否かを判断するステップS20を行う。このステップS20で操舵角加速度ω’が角加速度判定値ω’a以下の場合は、非急操舵であると判断し、ステップS50に進む。
ステップS20で、操舵角加速度ω’が角加速度判定値ωaよりも大きい場合は、次に、操舵角速度ωと操舵角加速度ω’の方向が一致しているか否かを判断するステップS30を行う。なお、ここでいう方向が一致するとは、ステアリング2の右回りを正、左回りを負とした場合に、その正負が一致することである。
このステップS30で操舵角速度ωと操舵角加速度ω’の方向が一致した場合は、急操舵であると判断され、ステップS40へ進む。一方、操舵角速度ωと操舵角加速度ω’の方向が一致しない場合は、非急操舵であると判断され、ステップS50へ進む。
ステップS10〜S30で、急操舵であると判断されると、次に、ポンプ10の吐出流量を急操舵用吐出流量算出ロジックL1で算出することが決定されるステップS40を行う。一方、ステップS10〜S30で、非急操舵であると判断されると、ポンプ10の吐出流量を非急操舵用吐出流量算出ロジックL2で算出することが決定されるステップS50を行う。
ステップS40とステップS50でそれぞれ、急操舵用吐出流量算出ロジックL1と非急操舵用吐出流量算出ロジックL2が決定されると、次に、各算出ロジックで用いるパラメータを読み込むステップS60を行う。このステップS60では、各算出ロジックに応じたパラメータを読み込む。
例えば、急操舵用吐出流量算出ロジックL1において、急操舵用吐出流量QSUDをポンプ10の最大吐出流量にする場合は、ポンプ10の吐出流量を最大にするソレノイドバルブ22の電流指令値を読み込む。また、急操舵用吐出流量QSUDを操舵角速度ωと操舵角加速度ω’の大きさに基づいて算出する場合は、操舵角速度ωと操舵角加速度ω’に基づいた電流指令値If(ω,ω’)と、車両速度Vに基づいた電流指令値Iなどを読み込む。
次に、ステップS60で読み込んだ各パラメータを用いて各算出ロジックから吐出流量(急操舵用吐出流量QSUD、又は非急操舵用吐出流量QNOR)を決定するステップS70を行う。吐出流量が決定されると、流量制御装置11が、ソレノイドバルブ22に電流指令値Iを与えて、ポンプ10の吐出流量を制御する。
次に、上記の図3に示す制御方法のステップS10とステップS20の関係が異なる場合の制御方法について、図4を参照しながら説明する。この制御方法は、ステップS10で操舵角速度ωが角速度判定値ωa以下の場合に、ステップS20を行なう。そのステップS20で操舵角加速度ω’が角加速度判定値ω’aよりも大きい場合は、ステップS30に進み、操舵角加速度ω’が角加速度判定値ω’a以下の場合は、ステップS40に進む。
図5のフローチャートに示す制御方法は、上記の図3及び図4に示す制御方法のステップS10とステップS20の代わりに、図5に示すように、関数f(ω,ω’)の値が予め定めた関数判定値aよりも大きい場合に、ステップS30に進み、関数f(ω,ω’)の値が関数判定値a以下の場合に、ステップS50に進む制御方法である。
よって、図3に示す制御方法は、図2の(a)に示す関数f(ω,ω’)により急操舵を判断する場合を示し、図4に示す制御方法は、図2の(b)に示す関数f(ω,ω’)により急操舵を判断する場合を示し、図5に示す制御方法は、図2の(c)に示す関数f(ω,ω’)により急操舵を判断する場合を示す。
これらの制御方法によれば、操舵角速度ωと操舵角加速度ω’との二つの状態量を検出し、二つの状態量の組み合わせに基づいてステアリング2の急操舵を判定し、急操舵であると判断された場合には、ポンプ10の吐出流量を急操舵に応じた急操舵用吐出流量QSUDにする制御をすることで、ステアリング2の急操舵時の操舵における補助力の応答性を向上することができる。また、非急操舵であると判断された場合には、非急操舵用吐出流量QNORにする制御をすることで、非操舵時のポンプ10の吐出流量を小さくして、
ポンプ駆動エネルギーを低減することができる。
特に、上記の数式(1)のように、二つの変数を組み合わせて一つの変数とした関数f(ω,ω’)にて急操舵を判定することで、急操舵時の応答速度と非急操舵時の省燃費におけるトレードオフの調整を簡易化し、ポンプ10の吐出流量の制御を容易に実現することが可能となる。
また、ステアリング2の急操舵が開始されたことを、操舵角速度ωと操舵角加速度ω’との組み合わせを判断のパラメータすることで、操舵操作の開始を瞬時に捉えることができる。これにより、通常走行時であって、EHPSシステム1をポンプ10のフルードの吐出流量を小さくして省エネルギーで動作させている状態から、急操舵などの素早い操舵操作へ迅速に対応することができる。
また、操舵角度θに応じて急操舵の開始を判断する場合は、操舵開始時において、操舵角度θがある程度大きくなるまで補助が無いため、操舵力を補助する力が不足するが、上記の制御方法によれば、そのような不足がないため、ドライバーがステアリング2の操作で重さや抵抗感を感じることなく、軽い操舵力で操作可能になる。
前述したように、操舵角速度ωと操舵角加速度ω’の二つの変数を組み合わせて一つの変数とした関数f(ω,ω’)にて急操舵を判定することで、急操舵を迅速に判断し、急操舵であると判断された場合にポンプ10の吐出流量を増加することができるので、図6に示すように、本発明のEHPSシステム1の非急操舵用吐出流量算出ロジックL2が算出する非急操舵用吐出流量QNORは、従来の算出ロジックで算出された吐出流量よりも小さくすることができる。
これは、従来の算出ロジックでは、急操舵を瞬時に判断できなかったため、ポンプ10のスタンバイ流量をある程度大きくしておく必要があったからである。しかし、本発明のように急操舵を瞬時に判断可能な場合は、そのスタンバイ流量を小さくしても、急操舵時には、急操舵に応じた急操舵用吐出流量QSUDにする制御をすることで、急操舵時の補助力を補うことができる。
よって、本発明のEHPSシステム1では、ドライバーが操舵力の補助を必要としない非操舵時に、ポンプ10の吐出流量を小さくして、ポンプ10の駆動エネルギーを低減しても、ステアリング2の急操舵時の操舵における補助力の応答性を向上することができる。
上記に記載のEHPSシステム1を搭載した車両は、非急操舵時の消費エネルギーを小さくし、燃費を向上させることができると共に、急操舵などの素早い操舵操作に迅速に対応することができる。また、操舵角速度ωと操舵角加速度ω’の二つの変数を組み合わせて一つの変数とした関数f(ω,ω’)にて急操舵を判定することで、急操舵時の応答速度と、非急操舵時の省燃費におけるトレードオフの調整を簡易化し、設計者の意図した制御を実現し易くすることができる。
本発明の内燃機関は、操舵角速度と操舵角加速度との二つの状態量を検出し、二つの状態量の組み合わせに基づいてステアリングの急操舵を判定し、ポンプの吐出流量を急操舵に応じた流量に制御することで、ドライバーが操舵力の補助を必要としない非操舵時に、ポンプの吐出流量を小さくして、ポンプ駆動エネルギーを低減することができると共に、ステアリングの急操舵時の操舵における補助力の応答性を向上することができるので、油圧パワーステアリングシステムを搭載したトラックなどの車両に利用することができる。
1、1X EHPSシステム(油圧パワーステアリングシステム)
2 ステアリング
3 ステアリングコラム
4 操舵力補助装置
10 ポンプ
11 流量制御装置
22 ソレノイドバルブ(電磁弁)
M1 急操舵判断手段
L1 急操舵用吐出流量算出ロジック(急操舵用吐出流量算出手段)
L2 非急操舵用吐出流量算出ロジック(非急操舵用吐出流量算出手段)

Claims (4)

  1. ステアリングの操舵力を作動油により補助する操舵力補助装置と、該操舵力補助装置に作動油を供給するポンプを備える油圧パワーステアリングシステムにおいて、
    前記ポンプの吐出流量を制御する流量制御装置により、前記ステアリングの操舵角速度と操舵角加速度とのそれぞれを変数とした二元関数に基づいて算出された絶対値が予め設定した関数判定値よりも大きく、且つ前記操舵角速度及び前記操舵角加速度の方向が一致した場合に急操舵と判断し、急操舵と判断すると、前記ポンプの作動油の吐出流量をその急操舵に応じた急操舵用吐出流量に調節する制御をする構成にしたことを特徴とする油圧パワーステアリングシステム。
  2. 前記流量制御装置に接続されて、前記操舵角速度を検知する操舵角速度センサと、前記操舵角加速度を検知する操舵角加速度センサとを備えた請求項1に記載の油圧パワーステアリングシステム。
  3. 請求項1又は2に記載の油圧パワーステアリングシステムを搭載することを特徴とする車両。
  4. ステアリングの操舵力を作動油により補助する操舵力補助装置と、該操舵力補助装置に作動油を供給するポンプを備え、該ポンプの作動油の吐出流量を制御する油圧パワーステアリングシステムの制御方法において、
    センサにより前記ステアリングの操舵角速度と操舵角加速度とを検知し、
    検知した前記ステアリングの操舵角速度と操舵角加速度とのそれぞれを変数とした二元関数に基づいて算出した絶対値と予め設定した関数判定値とを比較し、
    算出したその絶対値が前記関数判定値よりも大きく、且つ前記操舵角速度と前記操舵角加速度との方向が一致した場合に、急操舵と判断し、
    急操舵であると判断すると、前記ポンプの作動油の吐出流量を急操舵に応じた急操舵用吐出流量に調節する制御をすることを特徴とする油圧パワーステアリングシステムの制御方法。
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