JP6113038B2 - スイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、可動接片の揺動により、可動接片と固定端子との接離状態が切り替わるスイッチに関するものである。
操作部材などを操作することにより、ケース内にある可動接片と固定端子との接離状態が切り替わるスイッチが、たとえば特許文献1および2に開示されている。
特許文献1のスイッチでは、箱状に形成されたスイッチケース内に、複数の固定コンタクトが左右一列に固定され、複数の可動コンタクトを左右一列に装着したコンタクトホルダがスライド可能に収納されている。コンタクトホルダに形成された操作部は、スイッチケースに形成された長孔から突出している。スイッチボディに揺動可能に軸支されたノブには、アームが形成されていて、該アームの下端に形成された凹部には、コンタクトホルダの操作部が係合されている。ノブを揺動操作することにより、アームが回動して、コンタクトホルダおよび可動コンタクトが左右にスライドし、可動コンタクトと固定コンタクトの接離状態が切り替わる。
特許文献2のスイッチでは、箱状に形成された基台の底部に、2つの端子が固定され、基台内に、可動接点板が設けられている。一方の端子には、固定接点が形成され、他方の端子と可動接点板とは接続されている。基台の上方の開口部は、操作ハンドルにより塞がれている。操作ハンドルの裏側には、基台内に突出するようにリブが形成され、該リブには、孔が形成されている。可動接点板には、コ字状片と延設片が形成されていて、延設片には、可動接点が形成されている。リブの孔には、コイルばねの一端部が挿入され、コ字状片には、コイルばねの他端部が挿入されている。操作ハンドルをシーソー操作することにより、コイルばねが‘<’状または‘>’状に変位して、可動接点板が揺動し、可動接点と固定接点との接離状態が切り替わる。
特開2006−66125号公報 特開平11−185570号公報
特許文献1のようなスイッチでは、コンタクトホルダに伴って可動コンタクトが左右にスライドして、固定コンタクトに対して摺動するので、両コンタクトの接離速度、すなわち接点の開閉の切り替え速度が、ノブおよびコンタクトホルダの操作速度に大きく依存してしまう。このため、これら操作部材の操作速度に依らず、接点を素早く切り替えることができない。
また、特許文献2のようなスイッチでは、基台に操作ハンドルを取り付ける際に、操作ハンドルにより見えなくなる基台内の、可動接点板のコ字状片と操作ハンドルの裏側のリブの孔とに、コイルばねの両端部をそれぞれ挿入しなければならないので、組み立てるのが難しい。
本発明の課題は、操作速度に依存せずに接点を素早く切り替えることができ、かつ容易に組み立てることができるスイッチを提供することである。
本発明によるスイッチは、底部と側壁とを有するケースと、ケースの底部に設けられた固定端子と、ケース内に設けられた支持部材と、固定端子の上方で上下に揺動可能に支持部材により支持された可動接片と、ケースの側壁と可動接片との間に架けられ、該可動接片の一端部を斜め上方へ付勢する弾性部材と、弾性部材の上方に設けられた押圧部材とを備え、押圧部材が弾性部材の中央部を押下することにより、可動接片が揺動して、可動接片と固定端子の接離状態が切り替わる。
固定端子は、常開固定接点が設けられた第1固定端子と、常閉固定接点が設けられた第2固定端子と、該両端子間に配置された第3固定端子とから成る。支持部材は、導電体から成り、第3固定端子上に取り付けられて、該第3固定端子と可動接片とを導通させる。可動接片は、一端部を常開固定接点上に位置させ、他端部を常閉固定接点上に位置させ、弾性部材は、可動接片の一端部を常開固定接点から離間させつつ可動接片の他端部を常閉固定接点に接触させるように、可動接片の一端部を斜め上方へ付勢する。
上記によると、押圧部材が弾性部材の中央部を押下して、可動接片を揺動させて、可動接片と固定端子の接離状態が切り替わる。つまり、可動接片が固定端子に対して摺動するのではなく、可動接片が揺動して、固定端子に対して接離する。このため、押圧部材を作動させるための操作速度に依存せずに、可動接片と固定端子の接点の開閉状態を素早く切り替えることができる。また、箱状のケースに対して、固定端子、支持部材、可動接片、弾性部材、および押圧部材を順に上方へ向かって組み付けて行くことにより、各部材を目視しながら、スイッチを容易に組み立てることができる。
また、本発明では、上記スイッチにおいて、ケースおよび押圧部材の上方に操作可能に設けられた操作部材をさらに備え、操作部材の操作に連動して、押圧部材が弾性部材の中央部を押下してもよい。
また、本発明では、上記スイッチにおいて、ケースの上方に開口した開口部を塞ぐカバーをさらに備え、押圧部材は、カバーを貫通して、上下動可能にカバーにより保持され、弾性部材の中央部により下方から支持され、操作部材は、可動接片の両端部が配列された左右方向へスライド操作可能にカバーの上部に保持され、カバーとの対向面にスライド操作時に押圧部材を押下させる傾斜面を有していてもよい。
また、本発明では、上記スイッチにおいて、ケースの上方に開口した開口部を塞ぐカバーをさらに備え、押圧部材は、回転軸を有し、カバーを貫通して、ケースの底部へ向かう奥行方向へ回動可能にカバーにより保持され、弾性部材により下方から支持され、操作部材は、可動接片の両端部が配列された左右方向へスライド操作可能にカバーの上部に保持され、カバーとの対向面にスライド操作時に押圧部材を押圧して弾性部材側へ回動させる傾斜面を有していてもよい。
また、本発明では、上記スイッチにおいて、押圧部材と操作部材は、一体化されて、ケースの底部へ向かう奥行方向へ回動操作可能にケース上に支持され、回動操作時に弾性部材の中央部を押下してもよい。
さらに、本発明では、上記スイッチにおいて、第1固定端子は、ケースに単一で設けられ、第2固定端子、第3固定端子、支持部材、可動接片、弾性部材、および押圧部材は、それぞれ第1固定端子の両側に左右一対で設けられ、操作部材を第1操作方向へ操作することにより、一方の押圧部材が一方の弾性部材の中央部を押下し、一方の可動接片が揺動して、一方の常閉固定接点および常開固定接点との接離状態が切り替わり、操作部材を第2操作方向へ操作することにより、他方の押圧部材が他方の弾性部材の中央部を押下し、他方の可動接片が揺動して、他方の常閉固定接点および常開固定接点との接離状態が切り替わってもよい。
本発明によれば、操作速度に依存せずに接点を素早く切り替えることができ、かつ容易に組み立てることができるスイッチを提供することが可能となる。
パワーウインドウスイッチモジュールの側面図である。 図1のパワーウインドウスイッチモジュールの平面図である。 図1のパワーウインドウスイッチモジュールの底面図である。 図2のA−A断面図である。 本発明の第1実施形態によるスイッチの分解斜視図である。 図5のスイッチの組立図である。 図5の固定端子と支持部材の斜視図である。 図5の可動接片の斜視図である。 図6のB−B断面図である。 図6のC−C断面図である。 図6のD−D断面図である。 本発明の第2実施形態によるスイッチの分解斜視図である。 図12のスイッチの組立図である。 図13のE−E断面図である。 図13のF−F面図である。 図13のG−G断面図である。 本発明の第3実施形態によるスイッチの断面図である。 本発明の第4実施形態によるスイッチの断面図である。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。各図において、同一の部分または対応する部分には、同一符号を付してある。
図1〜図4は、本実施形態によるパワーウインドウスイッチモジュール100を示した図である。
詳しくは、図1は、パワーウインドウスイッチモジュール100の側面図である。図2は、パワーウインドウスイッチモジュール100の平面図である。図3は、パワーウインドウスイッチモジュール100の底面図である。図4は、パワーウインドウスイッチモジュール100の動作を示した図2のA−A断面図である。
パワーウインドウスイッチモジュール100は、たとえば自動車の運転席以外の他席の窓をマニュアルで開閉するためのものであり、他席の近傍のアームレストに設置される。
モジュールケース1は、箱状に形成されていて、図3および図4に示すように、下方をモジュールカバー2により塞がれている。モジュールカバー2には、図1に示すように、下方へ突出するようにコネクタ部2aが形成されている。
モジュールケース1上には、筒部1aが形成されている。筒部1aの下方は、モジュールケース1内に連通している。筒部1aの上方を覆うように、ノブ3が筒部1aに軸支されている。ノブ3は、他席の窓を開閉させる際に、図4に示すように、軸1jを中心に揺動操作される。
ノブ3には、筒部1aを貫通して、モジュールケース1内に突出するように、レバー3aが設けられている。モジュールケース1内には、窓開閉用のモータに流れる大きな電流の経路を開閉する、いわゆる直切り型のスイッチ4が収納されている。
図5〜図11は、第1実施形態によるスイッチ4(1)を示した図である。
詳しくは、図5は、スイッチ4(1)の分解斜視図である。図6は、スイッチ4(1)の組立図である。図7は、スイッチ4(1)に備わる支持部材7L、7rと固定端子6a〜6eの斜視図である。図8は、スイッチ4(1)に備わる可動接片8L、8rの斜視図である。図9は、図6のB−B断面図である。図10は、スイッチ4(1)の動作を示した図7のC−C断面図である。図11は、スイッチ4(1)の動作を示した図7のD−D断面図である。
図5に示すように、スイッチ4(1)には、ケース5、固定端子6a、6b、6c、6d、6e、支持部材7L、7r、可動接片8L、8r、弾性部材9L、9r、カバー10、押圧部材11L、11r、および操作部材12が備わっている。
そのうち、ケース5、カバー10、押圧部材11L、11r、および操作部材12は、合成樹脂製である。固定端子6a、6b、6c、6d、6e、支持部材7L、7r、および可動接片8L、8rは、銅などの導電体から成る。弾性部材9L、9rは、金属製である。
ケース5は、箱状に形成されていて、上方に開口し、底部5tと側壁5cとを有している。ケース5の長手方向と平行な両側壁(符号省略)には、それぞれ5つの貫通孔5hが形成されている(図5では、一方の側壁の貫通孔5hのみ図示)。その各側壁において5つの貫通孔5hは、ケース5の長手方向に並べられている。
固定端子6a、6b、6c、6d、6eは、5つ設けられている。そのうち、単一の第1固定端子6aの中央には、2つの常開固定接点NOが設けられている。2本ある第2固定端子6d、6eの中央には、それぞれ2つの常閉固定接点NCが設けられている。2本ある第3固定端子6b、6cの中央には、2個一対の孔6hが2対形成されている。また、各固定端子6a〜6eの中央には、圧入部6tが形成されている。
図5の状態から、各固定端子6a〜6eをケース5の各貫通孔5hに通して、図6に示すように、各圧入部6tを各貫通孔5hの側壁に圧入する。これにより、ケース5に固定端子6a〜6eが固定されて、図9〜図11に示すように、ケース5の底部5tに固定端子6a〜6eが配置される。
また、ケース5内の中心に第1固定端子6aが配置され、第1固定端子6aの両側に左右一対で第2固定端子6d、6eが配置され、第1固定端子6aと各第2固定端子6d、6eとの間に左右一対で第3固定端子6b、6cが配置される。第3固定端子6b、6cは、共通固定接点(COM)として機能する。
支持部材7L、7r、可動接片8L、8r、弾性部材9L、9r、および押圧部材11L、11rは、第1固定端子6aの両側に、左右一対となるように、2つずつ設けられている。
図7に示すように、支持部材7L、7rには、凹部7aが形成されていて、凹部7aの両側にある垂直部7bには、窪み部7cが形成されている。各窪み部7cは、第1固定端子6a側へ開口するように、窪んでいる。支持部材7L、7rの下方にある水平部7dには、2個1対の孔部7hが形成されている。
支持部材7L、7rは、図5に示すように、ケース5の上方の開口部5aから内部に挿入された後、図7に示すように、一対の孔部7hを第3固定端子6b、6cの一対の孔部7hに連通させて、第3固定端子6b、6c上に載置され、金属溶着や溶接などの固定手段により第3固定端子6b、6cに固定される。これにより、図9〜図11に示すように、ケース5内で支持部材7L、7rが、第3固定端子6b、6c上にそれぞれ導通可能に立設される。また、支持部材7L、7rは、ケース5に設けられた側方保持部5xにより垂直部7bを側方から保持される。
図8に示すように、可動接片8L、8rには、左右に延びる両端部8a、8bと、中央から上方へ延出する2つの第1垂直部8cと、一方の第1垂直部8cと連続する第2垂直部8dとが形成されている。両第1垂直部8cの一端側には、凸部8eがそれぞれ形成されている。第2垂直部8dは、一端部8b上に位置していて、切欠き8fが形成されている。
可動接片8L、8rを、図5に示すように上方からケース5内に挿入した後、支持部材7L、7rの凹部7a内に挿入して、各凸部8e(図8)を支持部材7L、7rの各窪み部7c(図7)に係合する(図9参照)。そして、引っ張りコイルばねから成る弾性部材9L、9rの一端を可動接片8L、8rの切欠き8fにそれぞれ引っ掛け、弾性部材9L、9rの他端をケース5の短手方向と平行な両側壁5c上に立設されたボス5b(図5)にそれぞれ引っ掛ける。
これにより、図9〜図11に示すように、可動接片8L、8rが、固定端子6a〜6eの上方で上下に揺動可能に支持部材7L、7rにより支持される。また、可動接片8L、8rの一端部8bが第1固定端子6aの常開固定接点NO上に位置し、他端部8aが第2固定端子6d、6eの常閉固定接点NC上に位置する。さらに、弾性部材9L、9rが、ケース5の側壁5cと可動接片8L、8rとの間にそれぞれ架けられ、可動接片8L、8rの一端部8bをそれぞれ斜め上方へ付勢する。このため、可動接片8L、8rの一端部8bが常開固定接点NOから離間し、他端部8aが常閉固定接点NCに接触する。
図5に示すように、カバー10の長手方向と平行な両側壁には、一対のロック孔10dが形成されている(図5では、一方の側壁のロック孔10dのみ図示)。カバー10には、押圧部材11L、11rをそれぞれ上下動可能に保持する一対の第1保持部10aが形成されている。第1保持部10aは、上下にカバー10を貫通する孔などから成る。
また、カバー10の上部には、操作部材12を左右方向(ケース5、カバー10、および操作部材12の長手方向、すなわち可動接片8L、8rの両端部8a、8bが配列された方向)へスライド操作可能に保持する第2保持部10bが複数形成されている。各第2保持部10bは、カバー10の長手方向に延びるように、溝状に形成されている。
図6に示すように、カバー10の各ロック孔10dと、ケース5の長手方向と平行な両側壁に形成された各突起5d(図5では一方の側壁の突起5dのみ図示)とを嵌合する。これにより、ケース5上にカバー10が取り付けられ、カバー10により開口部5aが塞がれる(図9〜図11も参照)。
押圧部材11L、11rは、カバー10の各第1保持部10aに上方から装着される。これにより、図10および図11に示すように、押圧部材11L、11rが、カバー10を貫通して、上下動可能にカバー10により保持される。また、押圧部材11L、11rが、弾性部材9L、9rの中央部9mにより下方から支持される。第1保持部10aの下端には、支持部材7L、7rの上端部を保持する上方保持部10xが形成されている。
図5に示すように、操作部材12の長手方向と平行な両側壁には、長手方向に延びるように突起12bが形成されている(図5では、一方の側壁の突起12bのみ図示)。操作部材12の上部の中心には、上方へ突出するように、操作部12aが形成されている。
カバー10と操作部材12の長手方向と平行に、操作部材12の突起12bをカバー10の第2保持部10b内に挿入する。これにより、図6および図9〜図11に示すように、操作部材12が、カバー10の上部に保持され、ケース5および押圧部材11L、11rの上方で左右へスライド操作可能になる。
カバー10と対向する操作部材12の下面には、図10および図11に示すように、押圧部材11L、11rの上端がそれぞれ係合する係合溝12c、12dが形成されている。各係合溝12c、12dには、操作部12a側へ行くに連れて下降するように、傾斜面12e、12fが形成されている。
上記構造のスイッチ4(1)を組み立てる場合は、まず、ケース5の各貫通孔5bに固定端子6a〜6eを圧入して、ケース5の底部5tに固定端子6a〜6eを設ける。次に、ケース5内の第3固定端子6b、6c上に支持部材7L、7rを立設する。次に、ケース5内の固定端子6a〜6eの上方に可動接片8L、8rを設けて、可動接片8L、8rを上下に揺動可能に支持部材7L、7rにより支持する。また、ケース5の各側壁5cと可動接片8L、8rとの間に弾性部材9L、9rを架けて、弾性部材9L、9rにより可動接片8L、8rの一端部8bを斜め上方へ付勢する。次に、ケース5上にカバー10を取り付けて、カバー10で開口部5aを塞ぐ。また、カバー10の各第1保持部10aに押圧部材11L、11rを装着して、押圧部材11L、11rを弾性部材9L、9rの上方に設ける。そして、カバー10の第2保持部10bに操作部材12を装着して、ケース5および押圧部材11L、11rの上方に操作部材12をスライド操作可能に設ける。これにより、図6および図9〜図11に示すように、スイッチ4(1)が組み立てられる。
上記のように組み立てられたスイッチ4(1)は、図4に示すように、ケース5の長手方向(図4で左右方向)と短手方向(図4で上下方向)がノブ3の揺動軸1jに対して垂直になるような、横向きの姿勢で、パワーウインドウスイッチモジュール100のモジュールケース1内に設置される。スイッチ4(1)は、モジュールケース1とモジュールカバー2に固定される。
また、操作部材12の操作部12aは、ノブ3のレバー3aの下端に設けられた凹部3bに係合される。このため、軸1jを中心にノブ3を揺動操作することに伴って、レバー3aが揺動して、操作部材12を左右へスライド操作させる。
また、ケース5から露出した固定端子6a〜6eの各リード部6g(図6)は、図3に示すように、コネクタ部2a内に突出する。このため、コネクタ部2aに図示しないハーネスを嵌合することにより、スイッチ4(1)と図示しない窓開閉用のモータが電気的に接続され、該モータへ大電流を流すための経路が形成される。
次に、スイッチ4(1)の動作を説明する。
図4(a)に示すように、ノブ3が中立(未操作)状態にあるときは、レバー3aが鉛直な姿勢にあり、操作部材12が中立位置にある。また、図11(a)および図10(a)に示すように、押圧部材11L、11rが、上端を操作部材12の傾斜部12e、12fにそれぞれ押圧されて、下端で弾性部材9L、9rの中央部9mをそれぞれ若干押下している。これにより、弾性部材9L、9rは撓んでいるが、可動接片8L、8rの一端部8bをケース5の両側壁5cのボス5bがある斜め上方へそれぞれ付勢している。このため、可動接片8L、8rの一端部8bが、第1固定端子6aの常開固定接点NOから離間しつつ、他端部8aが第2固定端子6d、6eの常閉固定接点NCにそれぞれ接触している。
そして、図10(a)に示すように、支持部材7rが第3固定端子6cと可動接片8rにそれぞれ常時接しているので、第3固定端子6cと第2固定端子6eとが支持部材7rと可動接片8rを介して導通状態になっている。また、図11(a)に示すように、支持部材7Lが第3固定端子6bと可動接片8Lにそれぞれ常時接しているので、第3固定端子6bと第2固定端子6dとが支持部材7Lと可動接片8Lを介して導通状態になっている。このため、窓開閉用のモータの正転用と逆転用の両電流経路が開路(遮断)状態にあって、モータに電流が流れず、モータおよび窓が静止している。
図4(b)に示すように、ノブ3の前端部3cを押し下げて、ノブ3を開方向(図4(b)で反時計回り)へ揺動操作すると、レバー3aが揺動して、操作部材12を第1操作方向(図4(b)で右方向)へスライドさせる。すると、図10(b)に示すように、一方(右)側にある押圧部材11rの上端と操作部材12の傾斜部12fとが摺動し、押圧部材11rが下降して、弾性部材9rの中央部9mをさらに下方へ撓ませて、屈曲させる。つまり、操作部材12の第1操作方向へのスライド操作に連動して、押圧部材11rが弾性部材9rの中央部9mを押下する。
そして、図10(c)に示すように、操作部材12が第1操作方向へ所定量スライドして、押圧部材11rが弾性部材9rの中央部9mを所定量押下すると、弾性部材9rが大きく屈曲して、可動接片8rの一端部8bを斜め上方へ付勢できなくなる。また、可動接片8rの垂直部8dが弾性部材9rにより引き下げられて、可動接片8rが支持部材7rの窪み部7c(図7)に係合した凸部8e(図8)を中心に、図10(c)で反時計回りにシーソー状に揺動する。すると、可動接片8rの他端部8aが第2固定端子6eの常閉固定接点NCから離間して、一端部8bが第1固定端子6aの常開固定接点NOに接触する。このため、第3固定端子6cと第1固定端子6aとが、支持部材7rと可動接片8rを介して導通状態になり、モータの正転用の電流経路が閉路(導通)状態になって、モータに電流が流れ、モータが正転して、窓が開いて行く。
また、図4(c)に示すように、ノブ3の前端部3cを引き上げて、ノブ3を閉方向(図4(c)で時計回り)へ揺動操作すると、レバー3aが揺動して、操作部材12を第2操作方向(図4(c)で左方向)へスライドさせる。すると、図11(b)に示すように、他方(左)側にある押圧部材11Lの上端と操作部材12の傾斜部12eとが摺動し、押圧部材11Lが下降して、弾性部材9Lの中央部9mをさらに下方へ撓ませて、屈曲させる。つまり、操作部材12の第2操作方向へのスライド操作に連動して、押圧部材11Lが弾性部材9Lの中央部9mを押下する。
そして、図11(c)に示すように、操作部材12が第2操作方向へ所定量スライドして、押圧部材11Lが弾性部材9Lの中央部9mを所定量押下すると、弾性部材9Lが大きく屈曲して、可動接片8Lの一端部8bを斜め上方へ付勢できなくなる。また、可動接片8Lの垂直部8dが弾性部材9Lにより引き下げられて、可動接片8Lが支持部材7Lの窪み部7c(図7)に係合した凸部8e(図8)を中心に、図11(c)で時計回りにシーソー状に揺動する。すると、可動接片8Lの他端部8aが第2固定端子6dの常閉固定接点NCから離間して、一端部8bが第1固定端子6aの常開固定接点NOに接触する。このため、第3固定端子6bと第1固定端子6aとが、支持部材7Lと可動接片8Lを介して導通状態になり、モータの逆転用の電流経路が閉路状態になって、モータに電流が流れ、モータが逆転して、窓が閉まって行く。
ノブ3に対する操作を解除すると、図示しない復帰機構により、ノブ3と操作部材12が、図4(a)、図10(a)、および図11(a)に示した中立状態に復帰する。このため、押圧部材11L、11rがそれぞれ操作部材12の傾斜面12e、12fから離脱して、弾性部材9L、9rの弾性復帰力により押し上げられて、押圧部材11L、11rの上端が係合溝12c、12dに係合する。また、弾性部材9L、9rが、可動接片8L、8rの一端部8bを斜め上方へそれぞれ付勢し、可動接片8L、8rの一端部8bが、第1固定端子6aの常開固定接点NOから離間しつつ、他端部8aが第2固定端子6d、6eの常閉固定接点NCにそれぞれ接触する。このため、第3固定端子6b、6cが第1固定端子6aと非導通状態となり、かつ第2固定端子6d、6eとそれぞれ支持部材7L、7rと可動接片8L、8rを介して導通状態となる。そして、モータの正転用と逆転用の両電流経路が開路状態になって、モータに電流が流れず、モータおよび窓が静止する。
他の例として、次のような構成としても良い。図示しない復帰機構の有無に関わらず、ノブ3に対する操作を解除すると、弾性部材9L(9r)の弾性復帰力により押し上げられる押圧部材11L(11r)が、操作部材12の傾斜面12e(12f)に沿って移動する。これにより、操作部材12が左(右)方向に移動し、ノブ3が中立状態に復帰する。
上記第1実施形態のスイッチ4(1)によると、ノブ3により操作部材12をスライド操作することに連動して、操作部材12の傾斜面12e、12fで押圧部材11L、11rを押下する。そして、押圧部材11L、11rで弾性部材9L、9rの中央部9mを押下して、可動接片8L、8rを揺動させ、可動接片8L、8rと固定端子6a〜6eの接離状態を切り替える。つまり、可動接片8L、8rが操作部材12に伴って左右にスライドして、固定端子6a〜6eに対して摺動するのではなく、弾性部材9L、9rの作用により可動接片8L、8rがシーソー動作して、固定端子6a〜6eに対して接離する。このため、ノブ3および操作部材12の操作速度に依存せずに、可動接片8L、8rと固定端子6a〜6eの接点の開閉状態を素早く切り替えることができる。
また、上記第1実施形態では、箱状のケース5内に、固定端子6a〜6e、支持部材7L、7r、可動接片8L、8r、および弾性部材9L、9rを上方に向かって順に組み付けて行く。それから、ケース5の開口部5aをカバー10により塞ぎ、カバー10の上方から押圧部材11L、11rと操作部材12を順に組み付けて行く。このため、これら各部材を目視しながら、容易に組み立てることができる。
また、上記第1実施形態では、ノブ3および操作部材12の中立時は、弾性部材9L、9rの弾性付勢力により、可動接片8L、8rの一端部8bを第1固定端子6aの常開固定接点NOから離間させつつ、他端部8aを第2固定端子6d、6eの常閉固定接点NCにそれぞれ接触させている。このため、第2固定端子6d、6eと第3固定端子6b、6cとを、それぞれ可動接片8L、8rと支持部材7L、7rを介して導通させることができる。
また、上記第1実施形態では、ノブ3を介して操作部材12を第1操作方向へスライド操作することにより、可動接片8rが揺動して、可動接片8rの一端部8bが第1固定端子6aの常開固定接点NOに接触しつつ、他端部8aが第2固定端子6eの常閉固定接点NCから離間する。このため、第1固定端子6aと第3固定端子6cとを、可動接片8rと支持部材7rを介して導通させることができる。
さらに、上記第1実施形態では、ノブ3を介して操作部材12を第2操作方向へスライド操作することにより、可動接片8Lが揺動して、可動接片8Lの一端部8bが第1固定端子6aの常開固定接点NOに接触しつつ、他端部8aを第2固定端子6dの常閉固定接点NCから離間する。このため、第1固定端子6aと第3固定端子6bとを、可動接片8Lと支持部材7Lを介して導通させることができる。
図12〜図16は、第2実施形態によるスイッチ4(2)を示した図である。
詳しくは、図12は、スイッチ4(2)の分解斜視図である。図13は、スイッチ4(2)の組立図である。図14は、図13のE−E断面図である。図15は、スイッチ4(2)の動作を示した図13のF−F断面図である。図16は、スイッチ4(2)の動作を示した図13のG−G断面図である。
図12に示すように、スイッチ4(2)に備わる一対の押圧部材14L、14rは、中央の上面に形成された凸部14bと、一端部に形成された回転軸14jと、回転軸14jから側方に伸びるアーム部14aとを有している。カバー13には、各押圧部材14L、14rをケース5の底部5tへ向かう奥行方向へ回動可能に保持する一対の第1保持部13aが形成されている。第1保持部13aは、図15および図16に示すように、上下にカバー13を貫通する孔13hと、回転軸14jを支持する軸受部13jなどから成る。
カバー13は、ケース5の開口部5aを塞ぐように、ケース5上に取り付けられる(図13〜図16参照)。押圧部材14L、14rは、カバー13の各第1保持部13aに上方から装着される。これにより、図15および図16に示すように、押圧部材14L、14rが、カバー13を貫通しつつ、回転軸14jを中心に回動可能にカバー13により保持される。また、押圧部材14L、14rのアーム部14aの下端が、弾性部材9L、9rの中央部9mにより下方から支持される。
図12に示すカバー13と操作部材12の長手方向と平行に、操作部材12の側面に形成された突起12bを、カバー13の上部に形成された第2保持部10b内に挿入する。これにより、図13〜図16に示すように、操作部材12が、カバー13の上部に保持され、ケース5および押圧部材14L、14rの上方で左右へスライド操作可能になる。
カバー13と対向する操作部材12の下面には、押圧部材14L、14rの凸部14bがそれぞれ係合する係合溝12c’、12d’が形成されている。各係合溝12c’、12d’には、操作部12a側へ行くに連れて下降するように、傾斜面12e’、12f’が形成されている。
上記構造のスイッチ4(2)を組み立てる場合は、前述したように、ケース5内に、固定端子6a〜6e、支持部材7L、7r、可動接片8L、8r、および弾性部材9L、9rを上方に向かって順に組み付けて行く。それから、ケース5上にカバー13を取り付けて、カバー13で開口部5aを塞ぎ、カバー13の各第1保持部13aに押圧部材14L、14rを装着して、押圧部材14L、14rを弾性部材9L、9rの上方に設ける。そして、カバー13の第2保持部10bに操作部材12を装着して、ケース5および押圧部材14L、14rの上方に操作部材12をスライド操作可能に設ける。これにより、図13〜図16に示すように、スイッチ4(2)が組み立てられる。
上記のように組み立てられたスイッチ4(2)は、図4に示すように横向きの姿勢で、モジュールケース1内に設置される。この設置状態で、操作部材12の操作部12aは、ノブ3のレバー3aの凹部3bに係合される。
次に、スイッチ4(2)の動作を説明する。
図4(a)に示すように、ノブ3が中立状態にあるときは、操作部材12が中立位置にある。また、図16(a)および図15(a)に示すように、押圧部材14L、14rが、凸部14bを操作部材15の傾斜部15e、15fにそれぞれ押圧されて、アーム部14aの先端で弾性部材9L、9rの中央部9mをそれぞれ若干押下している。これにより、弾性部材9L、9rは僅かに撓んでいるが、可動接片8L、8rの一端部8bをケース5の両側壁5cのボス5bがある斜め上方へそれぞれ付勢している。このため、可動接片8L、8rの一端部8bが、第1固定端子6aの常開固定接点NOから離間しつつ、可動接片8L、8rの他端部8aが第2固定端子6d、6eの常閉固定接点NCにそれぞれ接触している。
そして、支持部材7L、7rが、それぞれ下方にある第3固定端子6b、6cと可動接片8L、8rにそれぞれ常時接しているので、第3固定端子6b、6cと第2固定端子6d、6eとがそれぞれ、支持部材7L、7rと可動接片8L、8rを介して導通状態になっている。このため、窓開閉用のモータの正転用と逆転用の両電流経路が開路状態であり、モータに電流が流れず、モータおよび窓が静止している。
図4(b)に示すように、ノブ3を開方向へ揺動操作すると、レバー3aが揺動して、操作部材12を第1操作方向へスライドさせる。すると、図15(b)に示すように、押圧部材14rの凸部14bと操作部材12の傾斜部12f’とが摺動しながら、凸部14bが傾斜面12f’に押下されて、押圧部材14rが回転軸14jを中心に図15(b)で時計回りに回動する。これにより、押圧部材14rのアーム部14aが下方へ揺動して、弾性部材9rの中央部9mをさらに下方へ撓ませて、屈曲させる。つまり、操作部材12の第1操作方向へのスライド操作に連動して、押圧部材14rが弾性部材9rの中央部9mを押下する。
そして、図15(c)に示すように、操作部材12が第1操作方向へ所定量スライドし、押圧部材14rが所定角度回動して、アーム部14aで弾性部材9rの中央部9mを所定量押下すると、弾性部材9rが大きく屈曲して、可動接片8rの一端部8bを斜め上方へ付勢できなくなる。また、可動接片8rの垂直部8dが弾性部材9rにより引き下げられて、可動接片8rが凸部8e(図8)を中心に、図15(c)で反時計回りにシーソー状に揺動する。すると、可動接片8rの他端部8aが第2固定端子6eの常閉固定接点NCから離間して、一端部8bが第1固定端子6aの常開固定接点NOに接触する。このため、第3固定端子6cと第1固定端子6aとが、支持部材7rと可動接片8rを介して導通状態になり、モータの正転用の電流経路が閉路状態になって、モータに電流が流れ、モータが正転して、窓が開いて行く。
また、図4(c)に示すように、ノブ3の前端部3cを引き上げて、ノブ3を閉方向へ揺動操作すると、レバー3aが揺動して、操作部材12を第2操作方向へスライドさせる。すると、図16(b)に示すように、押圧部材14Lの凸部14bと操作部材12の傾斜部12e’とが摺動しながら、凸部14bが傾斜面12e’に押下されて、押圧部材14Lが回転軸14jを中心に図16(b)で反時計回りに回動する。これにより、押圧部材14Lのアーム部14aが下方へ揺動して、弾性部材9Lの中央部9mをさらに下方へ撓ませて、屈曲させる。つまり、操作部材12の第2操作方向へのスライド操作に連動して、押圧部材14Lが弾性部材9Lの中央部9mを押下する。
そして、図16(c)に示すように、操作部材12が第2操作方向へ所定量スライドし、押圧部材14Lが所定角度回動して、アーム部14aで弾性部材9Lの中央部9mを所定量押下すると、弾性部材9Lが大きく屈曲して、可動接片8Lの一端部8bを斜め上方へ付勢できなくなる。また、可動接片8Lの垂直部8dが弾性部材9Lにより引き下げられて、可動接片8Lが凸部8e(図8)を中心に、図16(c)で時計回りにシーソー状に揺動する。すると、可動接片8Lの他端部8aが第2固定端子6dの常閉固定接点NCから離間して、一端部8bが第1固定端子6aの常開固定接点NOに接触する。このため、第3固定端子6bと第1固定端子6aとが、支持部材7Lと可動接片8Lを介して導通状態になり、モータの逆転用の電流経路が閉路状態になって、モータに電流が流れ、モータが逆転して、窓が閉まって行く。
ノブ3に対する操作を解除すると、図示しない復帰機構により、ノブ3と操作部材12が、図4(a)、図15(a)、および図16(a)に示した中立状態に復帰する。このため、押圧部材14L、14rの凸部14bがそれぞれ操作部材12の傾斜面12e’、12f’から離脱して、アーム部14aが弾性部材9L、9rの弾性復帰力により押し上げられ、各凸部14bが係合溝12c’、12d’に係合する。また、弾性部材9L、9rが、可動接片8L、8rの一端部8bを斜め上方へそれぞれ付勢し、可動接片8L、8rの一端部8bが、第1固定端子6aの常開固定接点NOから離間しつつ、他端部8aが第2固定端子6d、6eの常閉固定接点NCにそれぞれ接触する。このため、第3固定端子6b、6cが、第1固定端子6aと非導通状態となり、かつ第2固定端子6d、6eとそれぞれ支持部材7L、7rと可動接片8L、8rを介して導通状態となる。そして、モータの正転用と逆転用の両電流経路が開路状態になって、モータに電流が流れず、モータおよび窓が静止する。
上記第2実施形態のスイッチ4(2)によると、ノブ3により操作部材12をスライド操作することに連動して、操作部材12の傾斜面12e’、12f’で押圧部材14L、14rの凸部14bを押下し、回転軸14jを中心に押圧部材14L、14rを回動させる。そして、押圧部材14L、14rのアーム部14aで弾性部材9L、9rの中央部9mを押下して、可動接片8L、8rをシーソー状に揺動させ、可動接片8L、8rと固定端子6a〜6eの接離状態を切り替える。このため、ノブ3および操作部材12の操作速度に依存せずに、可動接片8L、8rと固定端子6a〜6eの接点の開閉状態を素早く切り替えることができる。
また、上記第2実施形態では、ケース5内に、固定端子6a〜6e、支持部材7L、7r、可動接片8L、8r、および弾性部材9L、9rを上方に向かって順に組み付けて行く。それから、ケース5の開口部5aをカバー13により塞ぎ、カバー13の上方から押圧部材14L、14rと操作部材12を順に組み付けて行く。このため、これら各部材を目視しながら、容易に組み立てることができる。
さらに、上記第2実施形態では、押圧部材14L、14rの回転軸14jからアーム部14aの先端までの長さを調整することで、操作部材12のスライド量と押圧部材14L、14rのアーム部14aの先端側の下降量を変更することができる。このため、前述した第1実施形態の構造に比べて、操作部材12の傾斜面12e’、12f’
や係合溝12c’、12d’の大きさを小さくして、スライド量を小さくし、操作部材12と押圧部材14L、14rの摩擦力の低減と、操作部材12の操作方向に対するスイッチ4(2)の小型化を実現することが可能となる。
本発明は、上述した以外にも種々の実施形態を採用することができる。たとえば、以上の実施形態では、1対の弾性部材9L、9rの上方に、カバー10、13、1対の押圧部材11L、11r、14L、14r、および操作部材12を設けた例を示したが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、たとえば、図17に示す第3実施形態のスイッチ4(3)のように、押圧部材と操作部材とカバーを一体化した回動操作部材15を、弾性部材9L、9rの上方に設けてもよい。
回動操作部材15は、中央に設けられた回転軸15jと、回転軸15jの上方に設けられた操作部15aと、回転軸15jの両側に左右一対で設けられた押圧部15L、15rとを有している。ケース5の側壁に形成された軸受孔5zで回転軸15jを支持されることにより、回動操作部材15は、ケース5の奥行方向へ回動操作可能にケース5上に支持され、開口部5aを塞ぐ。一対の押圧部15L、15rは、弾性部材9L、9rの中央部9mにより下方から支持される。操作部15aは、図4に示したノブ3のレバー3aの凹部3bに係合される。
ノブ3を揺動操作することにより、レバー3aが操作部15aを介して回転軸15jを中心に回動操作部材15を、図17で時計回りまたは反時計回りに回動操作する。これにより、押圧部15L、15rが弾性部材9L、9rの中央部9mを押下して、可動接片8L、8rが揺動し、可動接片8L、8rと固定端子6a〜6eの接離状態が切り替わる。
上記第3実施形態のスイッチ4(3)によると、ノブ3および回動操作部材15の操作速度に依存せずに、可動接片8L、8rと固定端子6a〜6eの接点の開閉状態を素早く切り替えることが可能となる。また、ケース5内に固定端子6a〜6e、支持部材7L、7r、可動接片8L、8r、および弾性部材9L、9rを設置した後、ケース5上に回転操作部材15を取り付ければよいので、スイッチ4(3)の組み立てを容易にすることができる。さらに、押圧部材、操作部材、およびカバーを一体化したことで、部品点数が減るので、部品の管理も容易となる。
また、図18に示す第4実施形態のスイッチ4(4)のように、左右一対の押圧部16L、16rを有する単一の押圧部材16を、弾性部材9L、9rと操作部材12の間に設けてもよい。押圧部材16は、ケース5の開口部5aを塞ぐカバー17に形成された孔部17h内に嵌入されていている。ケース5上にカバー17と押圧部材16を設けた後、カバー17上に操作部材12を設ければよい。
そして、操作部材12が左右へスライド操作されることにより、傾斜面12e、12fと押圧部16L、16rの上端が摺動し、押圧部材16が傾動する。これにより、押圧部16L、16rの下端で弾性部材9L、9rの中央部9mが押下されて、可動接片8L、8rが揺動し、可動接片8L、8rと固定端子6a〜6eの接離状態が切り替わる。
また、以上の実施形態では、引っ張りコイルばねから成る弾性部材9L、9rを用いた例を示したが、本発明はこれのみに限定するものではなく、たとえば板ばねなどのような、他の弾性部材を用いてもよい。
さらに、以上の実施形態では、自動車の運転席以外の他席の窓をマニュアルで開閉するパワーウインドウスイッチモジュール100用のスイッチ4に本発明を適用した例を挙げたが、これ以外のスイッチに対しても、本発明を適用することは可能である。また、各構成部材の使用数は以上の実施形態に限定するものではなく、スイッチの機能に応じて適宜選択すればよい。
4、4(1)、4(2)、4(3)、4(4) スイッチ
5 ケース
5a 開口部
5c 側壁
5t 底部
6a 第1固定端子
6b、6c 第3固定端子
6d、6e 第2固定端子
7L、7r 支持部材
8L、8r 可動接片
8a 他端部
8b 一端部
9L、9r 弾性部材
9m 中央部
10、13、17 カバー
11L、11r、14L、14r、16 押圧部材
14j 回転軸
12 操作部材
12e、12f、12e’、12f’ 傾斜面
15 回動操作部材
NC 常閉固定接点
NO 常開固定接点

Claims (6)

  1. 底部と側壁とを有するケースと、
    前記ケースの底部に設けられた固定端子と、
    前記ケース内に設けられた支持部材と、
    前記固定端子の上方で上下に揺動可能に前記支持部材により支持された可動接片と、
    前記ケースの側壁と前記可動接片との間に架けられ、該可動接片の一端部を斜め上方へ付勢する弾性部材と、
    前記弾性部材の上方に設けられた押圧部材と、を備え、
    前記押圧部材が前記弾性部材の中央部を押下することにより、前記可動接片が揺動して、前記可動接片と前記固定端子の接離状態が切り替わるスイッチにおいて、
    前記固定端子は、常開固定接点が設けられた第1固定端子と、常閉固定接点が設けられた第2固定端子と、該両端子間に配置された第3固定端子と、から成り、
    前記支持部材は、導電体から成り、前記第3固定端子上に取り付けられて、該第3固定端子と前記可動接片とを導通させ、
    前記可動接片は、前記一端部を前記常開固定接点上に位置させ、他端部を前記常閉固定接点上に位置させ、
    前記弾性部材は、前記可動接片の前記一端部を前記常開固定接点から離間させつつ前記可動接片の前記他端部を前記常閉固定接点に接触させるように、前記可動接片の前記一端部を斜め上方へ付勢する、ことを特徴とするスイッチ。
  2. 請求項1に記載のスイッチにおいて、
    前記ケースおよび前記押圧部材の上方に操作可能に設けられた操作部材をさらに備え、
    前記操作部材の操作に連動して、前記押圧部材が前記弾性部材の中央部を押下する、ことを特徴とするスイッチ。
  3. 請求項2に記載のスイッチにおいて、
    前記ケースの上方に開口した開口部を塞ぐカバーをさらに備え、
    前記押圧部材は、前記カバーを貫通して、上下動可能に前記カバーにより保持され、前記弾性部材の中央部により下方から支持され、
    前記操作部材は、前記可動接片の両端部が配列された左右方向へスライド操作可能に前記カバーの上部に保持され、前記カバーとの対向面にスライド操作時に前記押圧部材を押下させる傾斜面を有している、ことを特徴とするスイッチ。
  4. 請求項2に記載のスイッチにおいて、
    前記ケースの上方に開口した開口部を塞ぐカバーをさらに備え、
    前記押圧部材は、回転軸を有し、前記カバーを貫通して、前記ケースの底部へ向かう奥行方向へ回動可能に前記カバーにより保持され、前記弾性部材により下方から支持され、
    前記操作部材は、前記可動接片の両端部が配列された左右方向へスライド操作可能に前記カバーの上部に保持され、前記カバーとの対向面にスライド操作時に前記押圧部材を押圧して前記弾性部材側へ回動させる傾斜面を有している、ことを特徴とするスイッチ。
  5. 請求項2に記載のスイッチにおいて、
    前記押圧部材と前記操作部材は、一体化されて、前記ケースの底部へ向かう奥行方向へ回動操作可能に前記ケース上に支持され、回動操作時に前記弾性部材の中央部を押下する、ことを特徴とするスイッチ。
  6. 請求項に記載のスイッチにおいて、
    前記第1固定端子は、前記ケースに単一で設けられ、
    前記第2固定端子、前記第3固定端子、前記支持部材、前記可動接片、前記弾性部材、および前記押圧部材は、それぞれ前記第1固定端子の両側に左右一対で設けられ、
    前記操作部材を第1操作方向へ操作することにより、一方の前記押圧部材が一方の前記弾性部材の中央部を押下し、一方の前記可動接片が揺動して、一方の前記常閉固定接点および前記常開固定接点との接離状態が切り替わり、
    前記操作部材を第2操作方向へ操作することにより、他方の前記押圧部材が他方の前記弾性部材の中央部を押下し、他方の前記可動接片が揺動して、他方の前記常閉固定接点および前記常開固定接点との接離状態が切り替わる、ことを特徴とするスイッチ。
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