JP2003151403A - スイッチ - Google Patents

スイッチ

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JP2003151403A JP2002052877A JP2002052877A JP2003151403A JP 2003151403 A JP2003151403 A JP 2003151403A JP 2002052877 A JP2002052877 A JP 2002052877A JP 2002052877 A JP2002052877 A JP 2002052877A JP 2003151403 A JP2003151403 A JP 2003151403A
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    • H01H2300/00Orthogonal indexing scheme relating to electric switches, relays, selectors or emergency protective devices covered by H01H
    • H01H2300/01Application power window

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を少なくしながら、スイッチノブの
中立保持とガタツキ防止を可能とする。 【解決手段】 【請求項1】 スイッチケース3に設けられたノブ取付
部5の開口11からスイッチノブ7の操作レバー部を挿
入し、スイッチノブ7をノブ取付部5に揺動操作可能に
軸支するスイッチにおいて、スイッチノブ7に、弾性ピ
ン部9を一体的に設け、スイッチケース3側に、弾性ピ
ン部9を係合させる係合孔13を設け、スイッチノブ7
が揺動操作されたとき係合孔13に対する弾性ピン部9
の変形による弾性力によってスイッチノブ7をノブ取付
部5に対して中立位置に付勢することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワーウインドウ
スイッチ等に用いられるシーソー型スイッチやレバー型
スイッチ等のスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシーソー型スイッチとしては、例
えば図25に示すようなものがある。この図25はスイ
ッチノブの取付状態における断面図であり、スイッチノ
ブの中立保持構造を示している。
【0003】図25のように、従来のシーソー型スイッ
チ201において、スイッチノブ203は、例えば揺動
中心Cにおいてスイッチケース205のノブ取付部20
7に揺動自在に軸支され、揺動操作可能となっている。
従って、スイッチノブ203を押し込み操作して、揺動
中心Cの周りに反時計方向へ揺動させると、自動車のパ
ワーウインドウが下降動作を行う。また、スイッチノブ
203を引き上げて、揺動中心Cの周りに時計方向へ揺
動させると、パワーウインドウが上昇動作を行う。
【0004】このようなスイッチノブ203は、パワー
ウインドウの昇降操作を行わない中立位置において、中
立保持機構209により保持されるようになっている。
すなわち、スイッチケース205にスプリング収容部2
11が設けられている。このスプリング収容部211内
には、コイルスプリング213が収容されている。前記
スプリング収容部211の上端には、スチールボール2
15が配置されている。このスチールボール215は、
スイッチノブ203の凹部217に弾接している。
【0005】従って、前記コイルスプリング213の付
勢力によって前記スチールボール215が前記スイッチ
ノブ203の凹部217に弾接し、前記スイッチノブ2
03が中立位置に保持される。
【0006】前記スイッチノブ203の操作に際して
は、該スイッチノブ203の凹部217がスチールボー
ル215に対し相対移動することができ、スイッチノブ
203の揺動を可能にする。また、前記スイッチノブ2
03を押圧操作又は引き上げ操作した後、これを離す
と、前記スチールボール215の凹部217に対する弾
接によって、前記スイッチノブ203は図25の中立位
置に自動復帰することができる。
【0007】このように、前記中立保持機構209によ
って、前記スイッチノブ203の中立位置の保持を行う
ことができると共に、スイッチノブ203のガタツキを
防止することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構造では、組付時にスプリング収容部211にコ
イルスプリング213を収容させた後、スチールボール
215を挿入し、グリスを塗布してスイッチノブ203
を組み付けるという手順になるため、組付工数が多いと
いう問題があった。
【0009】また、図25のような構造では、コイルス
プリング213の挿入不良やスチールボール215の脱
落等の工程不良を招く恐れがあり、スイッチノブ203
の操作に支障を来す恐れがあった。
【0010】さらに、コイルスプリング213、スチー
ルボール215など部品点数が多く、組付け、部品管理
が煩雑で、コストアップの原因となっていた。
【0011】本発明は、部品点数を少なくして、組付工
数を少なくし、工程不良の発生を抑制し、組立、部品管
理を容易としてコストダウンを図ることのできるシーソ
ー型スイッチやレバー型スイッチ等のスイッチの提供を
課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、スイ
ッチケースに設けられたノブ取付部の開口からスイッチ
ノブの操作レバー部を挿入し、該スイッチノブを前記ノ
ブ取付部に揺動操作可能に軸支するスイッチにおいて、
前記スイッチノブ側と前記スイッチケース側との何れか
一方に、弾性部を一体的に設け、同他方に、前記弾性部
の反力を受ける受け部を設け、前記スイッチノブが揺動
操作されたとき前記受け部に対する前記弾性部の変形に
よる弾性力によって前記スイッチノブを前記ノブ取付部
に対して中立位置に付勢することを特徴とする。
【0013】請求項2の発明は、請求項1記載のスイッ
チであって、前記弾性部は、前記スイッチノブから前記
ノブ取付部の開口内へ突設された弾性突部であり、前記
受け部は、前記ノブ取付部に設けられ前記弾性突部の先
端を嵌合保持する係合孔であることを特徴とする。
【0014】請求項3の発明は、請求項2記載のスイッ
チであって、前記係合孔は、他の仕様のスイッチノブに
用いるコイルスプリングを収容可能なスプリング収容部
の底部に設けられ、該スプリング収容部の底部は、前記
係合孔に向かって細くなるテーパ穴状に形成されている
ことを特徴とする。
【0015】請求項4の発明は、請求項1記載のスイッ
チであって、前記弾性部は、前記スイッチノブから前記
スイッチケースの外面へ向けて突設された弾性脚部であ
り、前記受け部は、前記スイッチケースの外面であり、
前記弾性脚部を、前記スイッチケースの外面に弾接させ
ることを特徴とする。
【0016】請求項5の発明は、請求項4記載のスイッ
チであって、前記スイッチケースの外面に、前記弾性脚
部の先端を嵌合ガイドする溝を設けたことを特徴とす
る。
【0017】請求項6の発明は、請求項1記載のスイッ
チであって、前記弾性部は、前記スイッチノブの縁部に
貫通孔を設けることにより形成され、前記弾性部と受け
部との一方に、同他方側に当接する突部を設け、前記ス
イッチノブの揺動操作により前記突部に対する弾性部側
又は受け部側の当接状況が変わることで前記弾性部の変
形を行わせることを特徴とする。
【0018】請求項7の発明は、請求項1〜6の何れか
に記載のスイッチであって、前記スイッチスイッチケー
スに係脱自在に取り付けられるターミナルブロックに、
固定接点を固定支持すると共に、前記固定接点に対し接
離する可動接点を有した可動片を揺動自在に支持し、該
可動片に弾接する弾接部材及び前記操作レバー部を係合
させる連動係合部を有したスライダを移動自在に支持
し、前記スイッチノブの揺動操作により前記操作レバー
部に連動して前記スライダを移動させ、前記弾接部材が
前記可動片上を移動して該可動片を揺動させ前記可動接
点を前記固定接点に接離させることを特徴とする。
【0019】
【発明の効果】請求項1の発明では、スイッチケースに
設けられたノブ取付部の開口からスイッチノブの操作レ
バー部を挿入し、該スイッチノブを前記ノブ取付部に揺
動操作可能に軸支することができる。従って、ノブ取付
部に対しスイッチノブを揺動操作することにより、接点
の断続を行わせることができる。そして、前記スイッチ
ノブ側と前記スイッチケース側との何れか一方に、弾性
部を一体的に設け、同他方に、前記弾性部の反力を受け
る受け部を設け、前記スイッチノブが揺動操作されたと
き前記受け部に対する前記弾性部の変形による弾性力に
よって前記スイッチノブを前記ノブ取付部に対して中立
位置に付勢するため、前記スイッチノブの揺動操作後に
手を離すと、スイッチノブをノブ取付部に対して中立位
置に復帰させ、保持することができる。また、組付け
は、スイッチノブの一体的な弾性部をスイッチケース側
の受け部に係合させるだけであるため、組付工数が少な
く、工程不良の発生も大幅に抑制することができる。さ
らに、部品点数が少ないため、組立、部品管理が容易と
なり、大幅なコストダウンを図ることができる請求項2
の発明では、請求項1の発明の効果に加え、前記弾性部
は前記スイッチノブから前記ノブ取付部の開口内へ突設
された弾性突部であり、前記受け部は前記ノブ取付部に
設けられ、前記弾性突部の先端を嵌合保持する係合孔で
あるため、スイッチノブの操作レバー部をノブ取付部の
開口から挿入するに際して、弾性突部を係合孔に嵌合保
持させることができる。従って、組付けが容易であり、
工程不良の発生を確実に抑制することができる。また、
前記弾性突部の弾性でスイッチノブを元の中立位置に自
動復帰させることができる。
【0020】請求項3の発明では、請求項2の発明の効
果に加え、前記係合孔は他の仕様のスイッチノブに用い
るコイルスプリングを収容可能なスプリング収容部の底
部に設けられ、該スプリング収容部の底部は前記係合孔
に向かって細くなるテーパ穴状に形成されているため、
組付けに際して弾性突部をスプリング収容部に差し込
み、その先端を底部に突き当てると、該テーパ穴状の底
部に案内されて弾性突部の先端を係合孔に嵌合させるこ
とができる。また、弾性突部を係合孔よりも大きなスプ
リング収容部を目安に差し込むと、前記のように弾性突
部を係合孔に嵌合させることができる。従って、組付け
をより容易とし、工程不良の発生をより確実に抑制する
ことができる。また、スプリング収容部は他の仕様のス
イッチノブに用いるコイルスプリングを収容することが
でき、スイッチケースを共用して他の仕様のスイッチノ
ブ、例えばオートスイッチのスイッチノブを取り付ける
ことができる。
【0021】請求項4の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、前記弾性部は前記スイッチノブから前記ケー
スの外面へ向けて突設された弾性脚部であり、前記受け
部は前記ケースの外面であり、前記弾性脚部を前記ケー
スの外面に弾接させているため、スイッチノブをノブ取
付部に取り付ける操作を行うだけで、弾性脚部をスイッ
チケースの外面に弾接させることができる。従って、弾
性脚部をスイッチケースの外面に弾接させるための特別
な配慮は不要となり、組付けがより簡単となり、工程不
良の発生をより確実に抑制することができる。また、前
記スイッチノブの組み付け状態で前記弾性脚部がスイッ
チケースの外面に対し弾撥することによって、その弾撥
力をスイッチノブのスイッチケースに対する軸支部分に
作用させることができ、スイッチノブのノブ取付部に対
するガタツキをより確実に防止することができる。
【0022】請求項5の発明では、請求項4の発明の効
果に加え、前記スイッチケースの外面に前記弾性脚部の
先端を嵌合ガイドする溝を設けたため、弾性脚部の動き
を安定させることができ、スイッチノブの操作感を向上
させることができる。また、スイッチノブの組付時に作
業者の手が弾性脚部に触れないようにすることができ、
弾性脚部の破損を防止することができる。
【0023】請求項6の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、前記弾性部は、前記スイッチノブの縁部に貫
通孔を設けることにより形成され、前記弾性部と受け部
との一方に、同他方側に当接する突部を設け、前記スイ
ッチノブの揺動操作により前記突部に対する弾性部側又
は受け部側の当接状況が変わることで前記弾性部の変形
を行わせることができる。
【0024】従って、弾性部を両持ち状態にすることが
でき、弾性部自体の剛性を高めることができる。このた
め、弾性部の肉厚等を小さくすることが可能となり、よ
り軽量化、小型化を促進することができる。また、弾性
部の剛性が高くなるため弾性部における治具ピンに対す
る型抜きも容易となり、製造を容易にすることができ
る。
【0025】請求項7の発明では、請求項1〜6の何れ
かの発明の効果に加え、前記スイッチケースに係脱自在
に取り付けられるターミナルブロックに、固定接点を固
定支持すると共に、前記固定接点に対し接離する可動接
点を有した可動片を揺動自在に支持し、且つ該可動片に
弾接する弾接部材及び前記操作レバー部を係合させる連
動係合部を有したスライドを移動自在に支持し、前記ス
イッチノブの揺動操作により前記操作レバー部に連動し
て前記スライダを移動させ、前記弾接部材が前記可動片
上を移動して前記可動片を揺動させ、前記可動接点を前
記固定接点に接離させることができる。組付けに際して
は、ノブ取付部の開口から挿入したスイッチノブの操作
レバー部をターミナルブロックに支持されたスライダの
連動係合部に係合させることになるが、前記のようにス
イッチケースに対しスイッチノブを中立位置に確実に保
持することによって、前記操作レバー部の前記連動係合
部に対する係合を容易に行わせることができ、組付けを
簡単に行うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は本発明の
第1実施形態に係るスイッチとして、例えば自動車用の
パワーウインドウスイッチ1の斜視図を示している。こ
のパワーウインドウスイッチ1は、例えば自動車の運転
席、助手席、後席等の窓に備えられるものである。そし
て、パワーウインドウスイッチ1は、例えば自動車の運
転席、助手席、後席等のドアのアームレストやドアの車
室側に設置されている。尚、後述する各部位、部材の位
置、方向は添付した図面における方向を示すものであ
り、上下左右前後の向きは自動車用パワーウインドウス
イッチ1の自動車への取付状態で変わるものであり、図
示に限定されるものではない。以下、添付した図面の図
示した任意の状態を基準として、本実施形態を説明す
る。
【0027】図1のように、前記パワーウインドウスイ
ッチ1は、上ケースとしてのスイッチケース3のノブ取
付部5にスイッチノブ7が揺動操作可能に軸支されてい
る。
【0028】前記スイッチノブ7には、弾性部として弾
性突部である弾性ピン部9が設けられている。この弾性
ピン部9は、スイッチッケース3に対して前記スイッチ
ノブ7の中立位置を弾性力によって保持し、操作レバー
87をスイッチケース3に垂直に設けるためのものであ
る。本実施形態において、前記弾性ピン部9は、前記ス
イッチノブ7の内面上部から前記ノブ取付部5の開口1
1内へ向けて突設されている。該弾性ピン部9は、金型
で樹脂成形したとき金型を抜き易くするために全体がテ
ーパ状になっている丸棒である。尚、該弾性ピン部9
は、断面が多角形のものでも良い。
【0029】前記スイッチケース3側には、受け部とし
て係合孔13が設けられている。この係合孔13は、前
記弾性ピン部9を係合させるものである。弾性ピン部9
は、スイッチノブ7を操作したときにスムーズに湾曲し
て操作できるように係合孔13に上下動可能に嵌合し遊
びは少なくする。尚、弾性ピン部9は、上側のスイッチ
ケース3にスイッチノブ7を組み付けたときに、操作レ
バー87が垂直になる中立位置の状態にスイッチノブ7
をガタ付き無く支持できる弾力があればよい。弾性ピン
部9の弾力は、後述するコイルスプリング77と比較し
て約1/10程度と小さく設定して、湾曲変形し易く、
且つ耐久性を有するように形成している。本実施形態に
おいて、前記係合孔13は、前記弾性ピン部9の先端を
嵌合保持するものであり、前記ノブ取付部5のスプリン
グ収容部15の底部17に設けられている。
【0030】前記スプリング収容部15は、他の仕様の
スイッチノブに用いるコイルスプリングを収容可能な構
成となっている。他の仕様のスイッチノブとしては、例
えば前記パワーウインドウスイッチ1を運転席側のドア
に取り付ける場合に、運転席側のパワーウインドウを昇
降するための仕様を有するオートスイッチのスイッチノ
ブである。
【0031】前記パワーウインドウスイッチ1を、図
2、図3を用いて更に説明する。図2は前記図1のSA
−SA矢視における一部断面図であり、図3は前記図1
のSB−SB矢視における断面図である。
【0032】図2,図3のように、前記ノブ取付部5に
は、側壁19、中壁21にボス部23が突設されてい
る。前記スイッチノブ7には、側壁25と中壁27とに
嵌合孔29が設けられている。このスイッチノブ7の嵌
合孔29が前記ノブ取付部5のボス部23に嵌合して、
スイッチノブ7はノブ取付部5に揺動自在に軸支されて
いる。この軸支により前記スイッチノブ7は、前記ノブ
取付部5に対して揺動操作可能となっている。
【0033】前記スイッチケース3には、下ケースを構
成するターミナルブロック31が係脱自在に取り付けら
れている。この取付は、スイッチケース3に設けられた
係合窓33にターミナルブロック31の係合突起35が
係合することによって行われている。
【0034】前記ターミナルブロック31は、端子及び
固定接点に導通した導電板37を絶縁樹脂でインサート
成形したものである。このターミナルブロック31に
は、収容壁部39が設けられている。この収容壁部39
は、中壁41によって左右部に区画されている。
【0035】前記収容壁部39の中壁41の左側(図3
において前記収容壁部39の左側)には上昇用の接点が
収容され、同右側には下降用の接点が収容されている。
前記収容壁部39の底壁43には、固定接点45a,4
5b、固定当接部47a(上昇用は図示省略)、支点兼
用固定接点48a,48bが固定支持されている。
【0036】前記収容壁部39の前後両側(図2)に
は、ガイド壁49,51が上方へ突設されている。この
ガイド壁49,51には、ガイド面53が傾斜形成され
ている。前記ガイド壁49,51よりも内側において収
容壁部39の前後にはカバー支持面55が設けられてい
る。このカバー支持面55に対しスライダカバー57の
前後の壁部59が当接する構造となっている。
【0037】前記スライダカバー57は、樹脂で形成さ
れている。このスライダカバー57は、左右壁部60
(図3)に係合孔61がそれぞれ2個設けられている。
この係合孔61は、前記収容壁部39の係合爪63に係
合している。従って、スライダカバー57は、前記収容
壁部39に係脱自在に取り付けられている。これによっ
て収容壁部39とスライダカバー57との間に収容空間
65が形成されている。この収容空間65内に、前記ス
ライダ67及び可動片69a,69bが収容されてい
る。前記スライダカバー57には、窓71が設けられて
いる。
【0038】前記スライダ67は樹脂で形成され、この
スライダ67には、左右一対のボール支持部73が設け
られている。これらボール支持部73には、弾接部材と
してのスチールボール75が付勢部材としてのコイルス
プリング77を介して収容されている。このコイルスプ
リング77は、節度ばね、接点用ばね、及びスイッチノ
ブ7を中立位置に自動復帰させるためのばねとして機能
する。
【0039】前記スライダ67には、スライダカバー5
7の下面側において前後方向にスライダ板部79が突設
されている。前記スライダ67の左右側には、スライダ
突部81が突設されている。このスライダ突部81は、
前記収容壁部39とスライダカバー57の下面との間に
介在され、スライドガイドされるようになっている。
【0040】前記スライダ67には、頭部83が設けら
れている。この頭部83は、前記ボール支持部73の上
部側と共に前記スライダカバー57の窓71からスイッ
チノブ7側へ突出している。前記頭部83には、連動係
合部としての操作凹部85が設けられている。この操作
凹部85には、前記スイッチノブ7の操作レバー87が
嵌合している。この操作レバー87の下端は、操作凹部
85に挿入し易く、且つ操作レバー87が揺動できるよ
うにするために略円形に形成している。
【0041】前記可動片69aは、前記支点兼用固定接
点48aに揺動自在に支持され、可動片69bは、前記
支点兼用固定接点48bに揺動可能に支持されている。
これら可動片69a,69bは、導電性金属の板材をプ
レス成形して形成されている。前記可動片69aの前後
方向一方には可動接点89が設けられ、他方には可動当
接部91が設けられている。前記可動接点89は、可動
片69aの揺動により固定接点45aに対し接離する構
成となっている。このような構造は、可動片69aに併
設される可動片69b側においても同様である。但し、
昇降動作を行わせるために、可動片69b側では可動接
点89及び固定接点45bと可動当接部及び固定当接部
との配置関係が逆であり、図2の状態で見て可動片69
bでは可動接点及び固定接点が右側となり、可動当接部
及び固定当接部が左側となっている。
【0042】前記可動片69a,69bの端縁には、節
度溝92が設けられている。この節度溝92は、前記ス
チールボール75の弾接移動に際し節度を与え、スイッ
チノブ7の操作に節度感を付与すると共に、スチールボ
ール75が圧接することで、可動片69a,69b、ス
ライダ67,及びスイッチノブ7を中立位置へ自動復帰
させる節度面である。前記節度溝92は、中央にV字状
にカットされた斜面93と、その前後に若干傾斜が緩く
なった斜面95,97とによって形成されている。前記
スライダ67の各スチールボール75は、前記可動片6
9a,69bの節度溝92上を移動して該可動片69
a,69bを揺動させ、前記各可動接点89を前記固定
接点45a,45bに接離させる構成となっている。
【0043】ここで本発明の特徴である中立保持構造の
詳細を図4〜図12を加えて更に説明する。
【0044】図4は図1のSA−SA矢視におけるスイ
ッチノブ周辺をスイッチケースと共に示す断面図、図5
はスイッチノブの平面図、図6は図5のSC−SC矢視
断面図、図7は図5のSD−SD矢視断面図、図8は図
5のSE−SE矢視断面図、図9はスイッチケースの側
面図、図10はスイッチケースの平面図、図11は図1
0のSF−SF矢視における要部断面図、図12は図1
0のSG−SG矢視断面図である。
【0045】まず図4のように、前記スイッチノブ7は
前記のようにボス23によってノブ取付部5に対し揺動
可能に軸支され、このスイッチノブ7の揺動中心C1を
前記弾性ピン部9の軸線が通っている。従って、弾性ピ
ン部9の弾性復帰力を揺動中心C1の周りのモーメント
として発揮させることができ、且つ操作レバー87をス
イッチケース3に垂直になるように組み付けることがで
き、スイッチノブ7の中立位置への復帰を確実且つ円滑
に行わせることができる。また、揺動中心C1が弾性ピ
ン部9の長さ方向のほぼ中央で交差するため、弾性ピン
部9の弾性力をスイッチノブ7の中立位置保持に十分に
利用できるようになっている。
【0046】このようなスイッチノブ7を単体で見る
と、図5〜図8のようになっている。前記スイッチノブ
7は外層部98と、内層部99との2層構造となってい
る。前記外層部98は、例えばABS樹脂で形成され、
前記内層部99は、例えばポリカーボネート(PC)で
形成されている。前記外層部98は、左右側壁101,
103及び表示用の開口105を有している。前記内層
部99は、前記操作レバー部87、弾性ピン部9、中壁
27を一体に有している。また、前記内層部99には、
突部107が設けられ、前記外層部98の開口105内
に位置して投光表示部を構成している。すなわち、前記
内層部99は透光性であり、スイッチ内部に設けられた
発光ダイオードやランプの光を透過して所定の表示を行
うようになっている。
【0047】前記側壁101,103及び中壁27、操
作レバー部87、弾性ピン部9は、図8の断面で見てほ
ぼ等間隔で配置されている。また、前記弾性ピン部9の
軸心は、図6の状態で見て、前記ノブ取付部5の支持ピ
ン23に嵌合する支持孔29の中心を通っている。
【0048】次に、前記スイッチケース3側を単体で見
ると、図9〜図12のようになっている。前記スプリン
グ収容部15は、弾性ピン部9が湾曲変形し易くするた
めに弾性ピン部9の直径よりも内径が大きく、その弾性
ピン部9を遊嵌状態で支持するスプリング収容孔109
を有している。このスプリング収容部15の底部17
は、前記スプリング収容孔109から前記係合孔13に
向かって細くなるテーパ穴状のガイド部111として形
成されている。前記スプリング収容部15の上端には、
嵌合部113が設けられている。この嵌合部113に
は、スイッチノブ7の揺動方向前後方向に連通する嵌合
溝115が設けられている。この嵌合溝115は、他の
仕様のスイッチノブの後述する節度部を遊嵌させ、該節
度部との干渉を避けるためのものである。
【0049】組付けに際しては、スイッチケース3側
と、ターミナルブロック31側とが分離された状態にお
いて、スイッチケース3側ではスイッチノブ7が揺動自
在に支持され、ターミナルブロック31側では可動片6
9a、69bが支点兼用固定接点48a、48bに揺動
自在に支持されると共に、スライダ67等が組み付けら
れる。
【0050】前記スライダ67には、予めコイルスプリ
ング77を介してスチールボール75が収容され、頭部
83側がスライダカバー57の窓71から突出した状態
でスライダ67及びスライダカバー57を収容壁部39
上に配置する。スライダカバー57を、ガイド面53の
ガイドを介して収容壁部39上に押し込めると、スライ
ダカバー57の係合孔61がターミナルブロック31の
係合爪63に係合する。この状態で、前記可動片69
a、69bに対しスライダ67のスチールボール75が
弾接して斜面95,97により中立位置(OFF位置)
の状態に配置され、ターミナルブロック31側へのスラ
イダ67等の取付けが予め行われる。
【0051】前記スイッチノブ7の取付けは、まず弾性
ピン部9をスプリング収容部15上に対向するように配
置する。次いで、スイッチノブ7をノブ取付部5に対し
て押し込める。この押し込めによって、弾性ピン部9が
スプリング収容部15のスプリング収容孔109内に挿
入され、先端9aがスプリング収容部15の底部17の
係合孔13に嵌合する。この先端9aの係合孔13に対
する嵌合は、僅かな隙間をもった遊嵌となっているが、
係合ピン部9を揺動中心C1に設け、係合ピン部9を弾
性変形し易いもので形成することで、隙間を有さない嵌
合、あるいは圧入とすることも勿論可能である。
【0052】前記弾性ピン部9の差し込みに際して、弾
性ピン部9の先端9aと係合孔13との関係が若干ずれ
たものであっても、弾性ピン部9の先端9aがスプリン
グ収容孔109下端のガイド部111に当接することに
より、係合孔13側へ自動的に案内され、弾性ピン部9
の先端9aを係合孔13へ確実に嵌合させることができ
る。従って、弾性ピン部9を径の大きなスプリング収容
孔109を目安に差し込むことができ、スイッチノブ7
の組付けを極めて容易に行うことができる。
【0053】前記弾性ピン部9が係合孔13に嵌合支持
されたときは、支持ピン23と中間壁27及び側壁部1
03との間の斜面の乗り越えを完了し、スイッチノブ7
の支持孔29がノブ取付部5の支持ピン23に図3のよ
うに嵌合する。
【0054】このようなノブ取付部5に対するスイッチ
ノブ7の取付けによって、前記のように弾性ピン部9の
先端9aが係合孔13に嵌合保持され、スイッチノブ7
はノブ取付部5に対し中立位置に保持され、操作レバー
87が真下に垂下している。また、前記のようにして取
り付けられた可動片69a、スライダ67は、コイルス
プリング77の弾発力で中立位置(OFF位置)となっ
ている。従って、スイッチケース3とターミナルブロッ
ク31とを合わせ、係合窓33に係合突起35を係合さ
せると、スイッチノブ7の操作レバー部87がスライダ
67の操作凹部85内へ自動的に嵌入する。この嵌入
は、操作レバー部87先端の曲面や操作凹部85の入口
部に設けられたガイド斜面等によっても案内されるが、
主に前記のように中立位置に保持されたスイッチレバー
7が同じく中立位置に保持されたスライダ67に対して
自動的に行われ、組付時に操作レバー部87及び操作凹
部85の部分がスイッチケース3内で見えない状態とな
っても組付けを円滑に行うことができる。
【0055】次に、スイッチ操作を述べる。スイッチノ
ブ7によってパワーウインドウを上昇させるときには、
スイッチノブ7の操作部7aを引き上げ、スイッチノブ
7を図2において時計方向に回転させる。これによって
操作レバー部87が操作凹部85に操作力を伝え、スラ
イダ67を図2において左方向に移動させる。この操作
に際して、前記スイッチノブ7は支持ピン23の軸支に
より揺動中心C1を中心に揺動する。このとき弾性ピン
部9はスプリング収容孔109内において撓み、スイッ
チノブ7の支持ピン23を中心にした揺動を許容するこ
とができる。そして、弾性ピン部9はスイッチノブ7の
操作に際して、所定の弾性力を付与することができるた
め、支持ピン23を中心にしたスイッチノブ7の回転に
際して、スイッチノブ7のガタツキを防止することがで
きる。
【0056】前記スイッチノブ7の引き上げ操作によっ
て、スチールボール75は節度溝92において斜面93
から斜面95へ移行し、可動片69aを支点兼用固定接
点48aを中心に図2の反時計方向へ揺動させる。この
揺動によって、可動接点89が固定接点45aに接触
し、固定接点45a、可動接点89、可動片69a、支
点兼用固定接点48aの閉回路が構成され、パワーウイ
ンドウを上昇させることができる。
【0057】前記スイッチノブ7から手を離すと、スイ
ッチノブ7は弾性ピン部9の弾性復元力とコイルスプリ
ング77の弾発力とによって付勢され、支持ピン23を
中心に回転復帰し再び中立位置に保持される。この中立
位置において、弾性ピン部9はスイッチノブ7の動きに
対して弾性反力を発揮することができるので、スイッチ
ノブ7を中立位置に確実に保持させることができ、スイ
ッチノブ7のノブ取付部5及び操作凹部85との連結部
に対するガタツキを確実に防止することができる。
【0058】前記ターミナルブロック31側では、コイ
ルスプリング77の付勢力によって、スチールボール7
5が斜面95から斜面93へ自動的に復帰する。この復
帰により、上記とは逆の作用によって可動接点89が固
定接点45aから図2のように離間した状態となり、可
動当接部91が固定当接部47aに当接した状態とな
る。この状態は、スチールボール75が傾斜の大きな斜
面93に入り込むことによって確実に維持することがで
きる。
【0059】パワーウインドウを下降させるときには、
スイッチノブ7の操作部7aを押圧して、該スイッチノ
ブ7を図2の状態において反時計方向に回転させる。こ
のとき前記同様にして、弾性ピン部9が撓むことと、コ
イルスプリング77に抗して、スイッチノブ7でスライ
ダ67と可動片69aとを連動させることによって、ス
イッチノブ7の回転が許容される。
【0060】前記スライダ67は、図2において右方向
へ移動し、スチールボール75は可動当接部91側にお
いて斜面93から斜面97へ移動する。この移動により
可動当接部91が固定当接部47aに当接した状態、す
なわち可動片69aが図2の状態を維持する。この状態
において、可動片69b側では可動片69aとは逆の動
きを行い、可動片69bの可動接点89が固定接点45
bに接触して、上記同様閉回路が形成され、パワーウイ
ンドウを下降させることができる。
【0061】又、スイッチノブ7から手を離せば、上記
同様スイッチノブ7はコイルスプリング77及び弾性ピ
ン部9の弾性復元力によって自動的に中立位置に復帰
し、ガタツキが防止された状態で、該中立位置が保持さ
れる。前記可動片69a,69bも前記同様に中立位置
に戻ることになる。
【0062】そして、上記実施形態では、弾性部を弾性
ピン部9とし、受け部を係合孔13としたため、弾性ピ
ン部9の先端9aを係合孔13に嵌合させるだけで組み
付けを行うことができ、部品点数が少なく、組付工数を
著しく少なくすることができる。また、弾性ピン部9を
係合孔13に係合させるだけであるため、組付時の工程
不良を大幅に抑制することができる。さらに、部品点数
が少ないため、組付、部品管理を容易とし、大幅なコス
トダウンを図ることができる。
【0063】本発明の実施形態では、スプリング収容部
15が他の仕様のスイッチノブに用いるコイルスプリン
グを収容可能となっているため、前記スイッチノブ7に
代えて、図13のようにオートスイッチのスイッチノブ
7Aを装着することができる。図13(a)はスイッチ
ノブ周辺の要部断面図、図13(b)は節度部周辺の拡
大図である。このオートスイッチは、例えば運転席側の
パワーウインドウスイッチを昇降操作する場合に用いら
れるものである。スイッチノブ7A以外の構成は上記同
様である。
【0064】前記スイッチノブ7Aには、前記スプリン
グ収容部15の上方において、節度部117が設けられ
ている。この節度部117には、節度溝119が設けら
れている。この節度溝119は、前後対称に2段階に形
成され、手動操作用の前後の斜面121とオート操作用
の前後の斜面123と、該斜面121,123間の仕切
面125とからなっている。
【0065】前記節度部117は、前記スプリング収容
部15の上端において、前記切欠部115に嵌合してい
る。前記スプリング収容孔109内には、コイルスプリ
ング127が収容され、該コイルスプリング127で付
勢されたローラ129が前記節度溝119に当接する構
成となっている。
【0066】スイッチ操作に際し、スイッチノブ7Aの
操作部7aを引き上げ、あるいは押圧操作することによ
って、スイッチノブ7Aが回転すると、第1段目の手動
操作の範囲では節度部117の斜面121がローラ12
9に対して摺動する。この摺動により仕切面125がロ
ーラ129に当接するとスイッチノブ7Aの回転に所定
の反力を与え、手動操作領域の終了を運転者に知らせる
ことができる。従って、運転者は所定の操作力によって
スイッチノブ7Aを押圧又は引き上げ操作することによ
って、パワーウインドウを手動によって昇降操作するこ
とができる。
【0067】スイッチノブ7Aを所定の操作力以上の力
で第2段目まで引き上げ又は押圧すると、ローラ129
が仕切面125を乗り越え、斜面123がローラ129
に摺接することになる。従って、この第2段目の領域ま
でスイッチノブ7Aを一度引き上げ又は押圧操作するだ
けで、運転席側のパワーウインドウを自動で昇降させる
ことができる。
【0068】このようなスイッチノブ7Aの操作に際し
て、節度部117は切欠部115に嵌合しているため、
ローラ129は前後部を節度溝119で囲まれ、左右部
は嵌合部113で囲まれることになり、ローラ129の
脱落を確実に防止することができ、スイッチノブ7Aの
操作を円滑に行わせることができる。
【0069】そして、このように運転席側のパワーウイ
ンドウスイッチの場合には、図13のようなオートスイ
ッチを取付け、助手席側あるいは後席側のパワーウイン
ドウスイッチの場合には図1などの弾性ピン部9を設け
たスイッチノブ7を取り付けることができ、スイッチケ
ース3等の共用化を図ることができる。従って、全体と
して部品点数が大幅に減少し、部品管理を少なくし、大
幅なコストダウンを図ることができる。
【0070】尚、上記実施形態において、ガイド部11
1を省略して、スプリング収容孔109下端をフラット
にすることも可能である。また、スプリング収容部15
等を省略し、ノブ取付部5に係合孔13のみを設け、該
係合孔13に弾性ピン部9を嵌合させる構成にすること
もできる。弾性部は弾性ピン部9に拘わらず、板状に形
成することもできる。受け部は係合孔13に拘わらず、
弾性ピン部9の先端9aあるいは板状の弾性部の先端を
スイッチノブ7の揺動方向前後に係合させる溝などによ
って構成することも可能である。弾性ピン部9は、係合
孔13に上下動可能に配置することで揺動中心C1から
ずらして設けることも可能である。
【0071】尚、上記実施形態では、前記弾性部として
弾性突部である弾性ピン部9を前記スイッチノブ7に設
け、前記受け部としての係合孔13をスイッチケース3
側に設けたが、係合孔13をスイッチノブ7側に弾性ピ
ン部9をスイッチケース3側に設ける構成にすることも
できる。 (第2実施形態)図14〜図16は本発明の第2実施形
態を示している。図14は第2実施形態に係るスイッチ
ノブ7Bの斜視図、図15はスイッチノブ7Bをスイッ
チケース3に取り付けた状態の要部側面図、図16は要
部の分解斜視図である。尚、全体的な構成は第1実施形
態と同様な構造を有している。すなわち図示はしていな
いが、同様な構造のターミナルブロックを有している。
また、対応する構成部分には同符号を付して説明する。
【0072】本実施形態においては、弾性部として弾性
脚部131a,131bを設け、受け部としてスイッチ
ケース3の外面3aとし、弾性脚部131a,131b
をスイッチケース3の外面3aに弾接させる構成とした
ものである。
【0073】前記弾性脚部131a,131bは、スイ
ッチノブ7Bの外層部98と一体に設けられ、ABS樹
脂で形成されている。この弾性脚部131a,131b
は、スイッチノブ7Bの側壁部101,103にそれぞ
れ前後一対設けられている。前記各弾性脚部131a,
131bは、支持ピン23及び支持孔29の嵌合による
揺動中心C1の真下を境に揺動方向前後に対称に設けら
れている。この弾性脚部131a,131bは、スイッ
チノブ7Bの側壁部101,103の何れか一方にのみ
設ける構成にすることもできる。これら弾性脚部131
a,131bは、前記スイッチケース3の外面3aへ向
かって相互に開くように側方から見てハの字状に形成さ
れている。前記弾性脚部131a,131bの先端に
は、当接用の突部131aa,131baが設けられて
いる。
【0074】本実施形態においては、前記ケース3の外
面3aに溝133が設けられている。この溝133は、
前記スイッチノブ7Bの側壁部101,103の両側部
において、該スイッチノブ7Bの揺動方向に沿って設け
られている。前記溝133は、前記弾性脚部131a,
131bの突部131aa,131baを嵌合ガイドす
るものである。すなわち、前記溝133は、前記弾性脚
部131a,131bの厚みよりも若干幅広に形成さ
れ、前記弾性脚部131a,131bの突部131a
a,131baを遊嵌させ、摺動可能に保持する構成と
なっている。
【0075】そして、本実施形態において、スイッチノ
ブ7Bでは、該スイッチノブ7Bの支持孔29をノブ取
付部5の支持ピン23に嵌合させると、各弾性脚部13
1a,131bが溝133内に嵌合する。この状態で、
弾性脚部131a,131bは突部131aa,131
baが溝133の底部に弾接して若干撓んだ状態とな
る。
【0076】従って、上記同様スイッチノブ7Bを揺動
中心C1の周りで中立位置に保持させ、操作レバーを垂
直にした状態でスイッチケース3に組み付けることがで
きる。また、本実施形態では、各弾性脚部131a,1
31bがスイッチノブ7Bに対し上方向への弾性反力も
発揮するため、該弾性反力をボス23と支持孔29との
間に作用させることができ、スイッチノブ7Bのガタツ
キをより確実に防止することができる。
【0077】前記スイッチノブ7Bの操作に際しては、
スイッチノブ7Bを引き上げたときには、主に弾性脚部
131bが撓み、スイッチノブ7Bを押圧したときには
弾性脚部131aが主に撓んで、弾性反力を発揮する。
従って、スイッチノブ7Bから手を離したときには、コ
イルスプリングと弾性脚部131a或いは131bの弾
性反力の付勢によってスイッチノブ7Bを中立状態へ確
実に復帰させることができる。
【0078】前記スイッチノブ7Bの操作に際し、前記
弾性脚部131a,131bの突部131aa,131
baが溝133に嵌合ガイドされ、弾性脚部131a,
131bによる作用を確実に行わせることができる。
【0079】組付作業時には、弾性脚部131a,13
1bの突部131aa,131baが溝133に嵌合す
ることにより、作業者等が弾性脚部131a,131b
に指を引っ掛けるなどの不都合を回避することができ、
弾性脚部131a,131bの破損を防止し、その機能
を確実に発揮させることができる。
【0080】こうして本実施形態においても、第1実施
形態とほぼ同様な作用効果を奏することができる。又、
本実施形態では、弾性脚部131a,131bによって
スイッチノブ7Bに対し上方向への弾性反力も付与する
ことができ、スイッチノブ7Bの中立状態での保持及び
ガタツキ防止をより確実に行うことができる。
【0081】また、揺動中心C1前後の弾性脚部131
a,131bの弾性力の相殺によって、スイッチノブ7
Bの操作力の増加を抑制することができる。
【0082】尚、第2実施形態では、弾性部として弾性
脚部131a,131b、をスイッチノブ7B側に設
け、受け部として外面3aをスイッチケース3側に設け
たが、弾性脚部131a,131bをスイッチケース3
側に設け、外面3aをスイッチノブ7B側に設ける構成
にすることもできる。
【0083】また、上記第2実施形態において、溝13
3を省略し、弾性脚部131a,131bをスイッチケ
ース3の外面3aに直接弾接させる構成にすることもで
きる。
【0084】さらに、前記弾性脚部131a,131b
は、ハの字状に形成したが、図17,図18のように形
成することもできる。これら図17,図18は、第2実
施形態の変形例にかかる実施形態を示す。図17はスイ
ッチノブ7Cをスイッチケース3Cに取り付けた状態の
要部側面図、図18はスイッチノブ7Dをスイッチケー
ス3Dに取り付けた状態の要部側面図である。
【0085】図17では、弾性脚部131Ca、131
Cbが上記弾性脚部131a、131bとは逆に、側方
から見て前記スイッチケース3Cの受け部としての外面
3Caへ向かって相互に近接するように湾曲形成されて
いる。これら弾性脚部131Ca、131Cbの先端側
は、前記スイッチケース3Cの外面3Caに弾接した構
成となっている。前記各弾性脚部131Ca、131C
bには、先端側に当接用の突部は設けられておらず前記
弾性脚部131a、131bのようにはなっていない
が、同様に突部を設けることも可能である。
【0086】図18でも、弾性脚部131Da、131
Dbが上記弾性脚部131a、131bとは逆に、側方
から見て前記スイッチケース3Dの受け部としての外面
3Daへ向かって相互に近接するように屈曲形成されて
いる。これら弾性脚部131Da、131Dbの先端側
は、前記スイッチケース3Dの外面3Daに弾接した構
成となっている。前記各弾性脚部131Da、131D
bには、前記弾性脚部131a、131bと同様に先端
側に当接用の突部131Daa、131Dbaが設けら
れているが、図17と同様に突部131Daa、131
Dbaを省略することも可能である。
【0087】これら図17,図18の実施形態によって
も前記図14〜図16の実施形態とほぼ同様な効果を奏
することができる。
【0088】尚、第2実施形態では、弾性部として弾性
脚部131Ca,131Cb、131Da、131Db
をスイッチノブ7C、7D側に設け、受け部として外面
3Ca、3Daをスイッチケース3C、3D側に設けた
が、弾性脚部131Ca,131Cb、131Da、1
31Dbをスイッチケース3C、3D側に設け、外面3
Ca、3Daをスイッチノブ7C、7D側に設ける構成
にすることもできる。 (第3実施形態)図19〜図23は、本発明の第3実施
形態を示している。図19は本発明の第3実施形態に係
るスイッチであるパワーウインドウスイッチの側面図、
図20はスイッチノブ周辺の斜視図、図21はスイッチ
ノブ周辺の背面図、図22はスイッチノブをスイッチケ
ースに取り付けた状態の要部側面図、図23はスイッチ
ノブをスイッチケースに取り付けた状態での作用を説明
する要部側面図である。
【0089】なお、本実施形態においてスイッチノブ内
等の構成は第1実施形態と同様な構造を有し、図示はし
ていないが、同様な構造のターミナルブロックを有して
いる。従って、第1実施形態と対応する構成部分には同
符号を付して説明する。また、図19のパワーウインド
ウスイッチ1Eで示す複数のスイッチノブ7Eは、具体
的な機能は異なるが、発明の実施形態としての作用効果
は同一であるため同符号を付して説明する。
【0090】本実施形態では、図19〜図22のよう
に、スイッチノブ7Eの両側壁部101,103の各縁
部135に矩形長穴状の貫通孔137が設けられてい
る。この貫通孔137によりスイッチノブ7Eの縁部1
35に揺動中心C1の下方に位置して弾性部139が両
側壁部101,103の各縁部135夫々に両持ち状態
で設けられている。但し、弾性部139は、両側壁部1
01,103の一方にのみ設ける構成にすることもでき
る。前記弾性部139は、前記スイッチノブ7Eの縁部
135からスイッチケース3Eの外面3Eaへ向かって
若干突出している。但し、弾性部139を縁部135か
ら突出させずに、縁部135に沿って形成することもで
きる。また、弾性部139は、図22のように揺動中心
C1の真下、換言すれば揺動中心C1を通る直交線Sに
対し、揺動方向前後に長さLとなるように対称に形成さ
れている。
【0091】また、スイッチケース3Eの受け部として
の外面3Eaには、該外面3Ea及びノブ取付部5と一
体に矩形柱状の突部141が設けられている。この突部
141は、外面3Ea及びノブ取付部5とは別体に形成
し、接着などによって固着することもできる。また突部
141は、外面3Ea側ではなく、前記弾性部139側
に設けることもできる。前記突部141は、直交線S上
で揺動方向前後対称に形成されている。この突部141
の上端141aは、平坦に形成されている。この突部1
41の上端141aは、前記弾性部139に常時当接し
ている。この当接により、スイッチノブ7Eの中立状態
で弾性部139を上方へ若干撓めるようにすることもで
きる。これにより、弾性部139によってスイッチノブ
7Eに対し上方向への弾性反力を付与することができ、
スイッチノブ7Eの中立状態での保持及びガタツキ防止
をより確実に行うことができる。
【0092】かかる構成により、前記スイッチノブ7E
の揺動操作により前記突部141に対する弾性部139
側の当接状況が変わることで前記弾性部139の変形を
行わせることができる。具体的には、スイッチノブ7E
は、その引き上げ、押圧操作により直交線Sに対し同一
角度揺動させることができる。図23は、スイッチノブ
7Eを引き上げ操作したときの状態を示しており、この
状態で弾性部139は突部141の上端141aに対し
て角度を持って位置することとなり、突部141の上端
141aにおいて揺動方向後ろ側の角部に弾性部139
が突き当たり、該弾性部139が貫通孔137側へ撓ん
で変形し弾性反力を発揮する。スイッチノブ7Eが押圧
操作されて図23とは逆方向へ揺動したときも同様な作
用により弾性部139が変形して弾性反力を発揮する。
従って、スイッチノブ7Eから手を離したときには、弾
性部139の付勢によってスイッチノブ7Eを中立状態
へ確実に復帰させることができる。
【0093】こうして本実施形態においても、第1実施
形態とほぼ同様な作用効果を奏することができる。
【0094】前記弾性部139は両持ち状態であり、弾
性部139自体の剛性を高めることができる。このた
め、弾性部139の肉厚等を小さくすることが可能とな
り、より軽量化、小型化を促進することができる。ま
た、弾性部139の剛性が高くなるため、スイッチノブ
7Eの型成形時に貫通孔137を形成するために型に入
れ込まれた治具ピンを成形後に横方向へ引き抜くときで
も、剛性の高い弾性部139が引き抜かれる治具ピンに
連れて変形するのを防止することができる。このため、
治具ピンに対する型抜きも容易となり、製造を容易にす
ることができる。
【0095】尚、第3実施形態では、弾性部139をス
イッチノブ7E側に設け、受け部として外面3Eaをス
イッチケース3E側に設けたが、弾性部139をスイッ
チケース3E側に設け、外面3Eaをスイッチノブ7E
側に設ける構成にすることもできる。 (第4実施形態)図24は、本発明の第4実施形態を示
し、スイッチノブをスイッチケースに取り付けた状態の
要部側面図である。なお、全体的な構成は第3実施形態
と同様であり、対応する構成部分には同符号を付して説
明する。
【0096】図24のように、本実施形態では、パワー
ウインドウスイッチ1Eにおけるスイッチノブ7Fの弾
性脚部143は、スイッチノブ7Fの側壁部101の縁
部135において、揺動中心C1を通る直交線Sに対し
後部側に寄った位置で一体に結合され、前方側へ屈曲形
成されている。この弾性脚部143の先端側は、スイッ
チケース3Eの受け部としての外面3Eaに弾接した構
成となっている。前記各弾性脚部143には、先端側に
当接用の突部145が設けられているが、省略すること
も可能である。前記弾性脚部143の外面3Eaに対す
る当接は、揺動中心C1の真下、換言すれば揺動中心C
1を通る直交線S上で行われている。具体的には、前記
突部145の外面3Eaに対する当接が、直交線S上で
行われている。
【0097】前記スイッチノブ7Fの側壁部103側に
おいては揺動中心C1を通る直交線Sに対し前部側に寄
った位置で弾性脚部が一体に結合され、後方側へ屈曲形
成されて、前記弾性脚部143に対し対称に配置形成さ
れている。
【0098】但し、弾性脚部は、側壁部101(10
3)の一方側にのみ設ける構成にすることもできる。
【0099】こうして本実施形態においても、前記実施
形態とほぼ同様な作用効果を奏することができる。又、
本実施形態では、弾性脚部143によってスイッチノブ
7Fに対し上方向への弾性反力も付与することができ、
スイッチノブ7Fの中立状態での保持及びガタツキ防止
をより確実に行うことができる。
【0100】本発明の実施形態として、スイッチノブの
引き上げ、押し下げ操作を行う揺動式のパワーウインド
ウスイッチを説明したが、操作部7aを棒のように長く
形成することで、レバー型スイッチとしても使用するこ
とができる。すなわち、本発明は、操作ノブが揺動中心
C1を中心に回動するスイッチであればよく、操作ノブ
の操作部の形状及び操作方法は限定しない。
【0101】尚、第4実施形態では、弾性脚部143を
スイッチノブ7F側に設け、受け部として外面3Eaを
スイッチケース3E側に設けたが、弾性脚部143をス
イッチケース3E側に設け、外面3Eaをスイッチノブ
7F側に設ける構成にすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るパワーウインドウ
スイッチの斜視図である。
【図2】第1実施形態に係り、図1のSA−SA矢視に
おける要部断面図である。
【図3】第1実施形態に係り、図1のSB−SB矢視に
おける要部断面図である。
【図4】第1実施形態に係り、図1のSA−SA矢視に
おけるスイッチノブ周辺の要部断面図である。
【図5】第1実施形態に係り、スイッチノブの平面図で
ある。
【図6】第1実施形態に係り、図5のSC−SC矢視断
面図である。
【図7】第1実施形態に係り、図5のSD−SD矢視断
面図である。
【図8】第1実施形態に係り、図5のSE−SE矢視断
面図である。
【図9】第1実施形態に係り、スイッチケースの側面図
である。
【図10】第1実施形態に係り、スイッチケースの平面
図である。
【図11】第1実施形態に係り、図10のSF−SF矢
視における要部断面図である。
【図12】第1実施形態に係り、図10のSG−SG矢
視断面図である。
【図13】第1実施形態に係り、(a)はノブ取付部に
オートスイッチを取り付けた状態のスイッチノブ周辺の
要部断面図、(b)は節度部周辺の拡大図である。
【図14】本発明の第2実施形態に係るスイッチノブの
斜視図である。
【図15】第2実施形態に係り、スイッチノブをスイッ
チケースに取り付けた状態の要部側面図である。
【図16】第2実施形態に係り、要部の分解斜視図であ
る。
【図17】第2実施形態の変形例の実施形態に係り、ス
イッチノブをスイッチケースに取り付けた状態の要部側
面図である。
【図18】第2実施形態に他の変形例の実施形態に係
り、スイッチノブをスイッチケースに取り付けた状態の
要部側面図である。
【図19】本発明の第3実施形態に係るパワーウインド
ウスイッチの側面図である。
【図20】第3実施形態に係り、スイッチノブ周辺の斜
視図である。
【図21】第3実施形態に係り、スイッチノブ周辺の背
面図である。
【図22】第3実施形態に係り、スイッチノブをスイッ
チケースに取り付けた状態の要部側面図である。
【図23】第3実施形態に係り、スイッチノブをスイッ
チケースに取り付けた状態での作用を説明する要部側面
図である。
【図24】本発明の第4実施形態に係り、スイッチノブ
をスイッチケースに取り付けた状態の要部側面図であ
る。
【図25】従来例に係るスイッチノブ周辺の要部断面図
である。
【符号の説明】
1 パワーウインドウスイッチ(スイッチ) 3,3C,3D,3E, スイッチケース 3a,3Ca,3Da,3Ea スイッチケースの外面
(受け部) 5 ノブ取付部 7,7A,7B,7C,7D,7E,7F スイッチノ
ブ 9 弾性ピン部(弾性部、弾性突部) 11 ノブ取付部の開口 13 係合孔(受け部) 15 スプリング収容部 17 スプリング収容部の底部 31 ターミナルブロック 45a,45b 固定接点 47a 固定当接部 67 スライダ 69a,69b 可動片 75 スチールボール(弾接部材) 85 操作凹部(連動係合部) 87 操作レバー部 111 ガイド部 127 コイルスプリング 131a,131b,131Ca,131Cb,131
Da,131Db,143 弾性脚部(弾性部) 135 スイッチノブの縁部 137 貫通孔 139 弾性部 141 突部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチケースに設けられたノブ取付部
    の開口からスイッチノブの操作レバー部を挿入し、該ス
    イッチノブを前記ノブ取付部に揺動操作可能に軸支する
    スイッチにおいて、 前記スイッチノブ側と前記スイッチケース側との何れか
    一方に、弾性部を一体的に設け、同他方に、前記弾性部
    の反力を受ける受け部を設け、 前記スイッチノブが揺動操作されたとき前記受け部に対
    する前記弾性部の変形による弾性力によって前記スイッ
    チノブを前記ノブ取付部に対して中立位置に付勢するこ
    とを特徴とするスイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスイッチであって、 前記弾性部は、前記スイッチノブから前記ノブ取付部の
    開口内へ突設された弾性突部であり、 前記受け部は、前記ノブ取付部に設けられ前記弾性突部
    の先端を嵌合保持する係合孔であることを特徴とするス
    イッチ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のスイッチであって、 前記係合孔は、他の仕様のスイッチノブに用いるコイル
    スプリングを収容可能なスプリング収容部の底部に設け
    られ、 該スプリング収容部の底部は、前記係合孔に向かって細
    くなるテーパ穴状に形成されていることを特徴とするス
    イッチ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のスイッチであって、 前記弾性部は、前記スイッチノブから前記スイッチケー
    スの外面へ向けて突設された弾性脚部であり、 前記受け部は、前記スイッチケースの外面であり、 前記弾性脚部を、前記スイッチケースの外面に弾接させ
    ることを特徴とするスイッチ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のスイッチであって、 前記スイッチケースの外面に、前記弾性脚部の先端を嵌
    合ガイドする溝を設けたことを特徴とするスイッチ。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のスイッチであって、 前記弾性部は、前記スイッチノブの縁部に貫通孔を設け
    ることにより形成され、 前記弾性部と受け部との一方に、同他方側に当接する突
    部を設け、 前記スイッチノブの揺動操作により前記突部に対する弾
    性部側又は受け部側の当接状況が変わることで前記弾性
    部の変形を行わせることを特徴とするスイッチ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかに記載のスイッチ
    であって、 前記スイッチケースに係脱自在に取り付けられるターミ
    ナルブロックに、固定接点を固定支持すると共に、前記
    固定接点に対し接離する可動接点を有した可動片を揺動
    自在に支持し、該可動片に弾接する弾接部材及び前記操
    作レバー部を係合させる連動係合部を有したスライダを
    移動自在に支持し、 前記スイッチノブの揺動操作により前記操作レバー部に
    連動して前記スライダを移動させ、前記弾接部材が前記
    可動片上を移動して該可動片を揺動させ前記可動接点を
    前記固定接点に接離させることを特徴とするスイッチ。
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