JP6111423B2 - 流量計測装置 - Google Patents
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Description
の方向を切換えて先と同様の方法で定められたN回の繰り返し計測を行い、その所要時間を計時手段52が計時する。以降、これを流れの逆方向の伝搬時間計測と呼ぶ。
なお、(式1)においてLは第1振動子42と第2振動子43の中心部を結ぶ直線距離、θは両振動子を結ぶ直線と流れの方向とがなす角度、Sは流路断面積である。
図1は、本発明の第1の実施の形態における流量計測装置のブロック図である。図1において、流路1の途中に、超音波信号を発信する第1振動子2と超音波信号を受信する第2振動子3が流れ方向に対向して配置されている。第1振動子2と第2振動子3の送受信の役割を切換える切換手段4を介して、第1振動子2と駆動信号を出力する送信手段5とが接続され、第2振動子3は受信信号を増幅する増幅手段6と接続されている。
ング毎にゼロクロス検知信号を予め決められた回数だけ出力する。本実施の形態ではこの回数を4回として説明する。
本実施の形態において出力信号21は周波数500kHzの3周期分の波形とする。
0で計時された順方向の計測における計時値4点と逆方向の計測における計時値4点が記憶されている。
イミングも、図2の出力信号24、イネーブル信号25、出力信号26に比べて早くなっている。そのため、第1ゼロクロス点aも図3の方が、図2に比べて受信信号の1周期分早くなっており、以後の第2、第3、第4ゼロクロスであるゼロクロス点b〜dも同様である。
なお、ここで、Tは受信波形の周期を表している。
この数式の前半の項の物理的な意味は2つのゼロクロス点うち有効な計時値の平均値すなわち、第3ゼロクロス点cと第4ゼロクロス点dの中点、すなわち4波目の負のピークの時間を求めていることに等しい。4波目の負のピークは、波形の立ち上がり点wから3.75周期分遅れた位置にあるので、式後半では受信波形の3.75周期分の値を引いている。
この数式の、前半の項の物理的な意味は2つのゼロクロス点うち有効な計時値の平均値すなわち、第1ゼロクロス点aと第2ゼロクロス点bの中点、すなわち5波目の負のピークの時間を求めていることに等しい。5波目の負のピークは、波形の立ち上がり点wから4.75周期分遅れた位置にあるので、式後半では受信波形の4.75周期分の値を引いている。
これは、同一環境下において流量の値にかかわらず、順逆両方の伝搬時間の合計値が一定になる性質を利用して誤判定を行うことを意図したものであり、ΔTが0であれば誤計測ではないと判断できるもので、以下その原理を説明する。
Td=L/(C−Vcosθ)・・・・(式7)
ここで、C>>V、即ち、流速Vに対して音速Cが十分に大きい場合、(式6)は(式8)の如く近似できる。
≒L/C・(1−V/Ccosθ)・・・(式8)
同様に(式7)は(式9)の如く近似できる。
よって、TuとTdの合計値は(式10)で表せる。
この(式10)は流速Vすなわち流量に依存しない値となるのが分かる。そして、この性質を用いれば、流量変化による伝搬時間の変動に影響を受けずに誤計測の判断ができる。
1.9μsであったと仮定する。この場合、順方向の伝搬時間変化が−1.9μsとすれば、逆方向の伝搬時間変化は+1.9μsとなる。従って、順方向、逆方向で個別に誤計測かどうかを判断すれば、いずれの方向でも誤計測と判断されることになるが、この方法によると、(式5)で求められるΔTの値は0となるので、誤計測ではないと判断できるのである。
2 第1振動子
3 第2振動子
4 切換手段
5 送信手段
6 増幅手段
7 受信検知手段
8 電圧設定手段
9 ゼロクロス検知手段
10 計時手段
11 記憶手段
12 選択手段
13 伝搬時間演算手段
15 流量演算手段
16 変化量演算手段
17 誤計測判定手段
Claims (2)
- 流路に設けられ超音波信号を送受信する第1振動子及び第2振動子と、
前記第1、第2振動子の送受信を切り替える切換手段と、
前記第1、第2振動子に駆動信号を出力する送信手段と、
前記第1、第2振動子の受信信号を増幅する増幅手段と、
前記増幅手段から出力される受信信号が予め定められた基準電圧を超えた時点で受信検知信号を出力する受信検知手段と、
前記受信検知手段の信号出力後、受信信号のゼロクロスタイミング毎にゼロクロス検知信号を出力するゼロクロス検知手段と、
前記送信手段の送信開始から計時を開始し、前記ゼロクロス検知手段から出力される複数のゼロクロス検知信号までの経過時間をそれぞれ計時する計時手段と、
前記計時手段の計時結果を基に超音波信号の伝搬時間を算出する伝搬時間演算手段と、
前記伝搬時間演算手段の算出結果を基に流量を算出する流量演算手段と、
前記第1、第2振動子の送受信方向を切り換えて前記計時手段による順方向と逆方向の計時を実行し、その順・逆方向の一対の計時を単位計測工程とし、前記単位計測工程の実行毎に前記計時手段の出力を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前回の単位計測工程の計時値と今回の前記計時手段の計時値との差分を算出する変化量演算手段と、
前記変化量演算手段で算出された差分が前記受信信号の周期と等しければ誤計測と判定する誤計測判定手段と、
前記誤計測判定手段が誤計測と判定した計時値を除き有効な計時値を選択する選択手段と、を備え、
前記伝搬時間演算手段は、前記選択手段で選択された計時値を用いて伝搬時間を求める流量計測装置。 - 前記誤計測判定手段は、単位計測工程で計時された順逆双方向の計時値の合計値同士を比較して誤計測判定を行う請求項1に記載の流量計測装置。
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