JP5135807B2 - 流体の流れ計測装置 - Google Patents
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Description
t2=L/(C−vcosθ) (式2)
(式1)および(式2)を変形し、(式3)で流速vが求まる。
(式3)で求めた値に流体管路の断面積を掛ければ流体の流量を求めることができる。ところで、(式3)において、括弧内の項は(式4)のように変形できる。
ここで、(式4)の分母の項は流速の変化に関わらずほぼ一定の値となるが、分子の項は流速とほぼ比例した値となる。したがって、ふたつの伝搬時間の差を精度よく計測する必要がある。そのため、流速が遅くなるほど、微小な時間差を求める必要があり、単発現象として計測するには計測部34は例えば、nsオーダーの非常に小さな時間分解能を有する必要がある。これだけの時間分解能を実現するのは難しく、仮に実現できたとしても時間分解能を上げることによる消費電力の増大を招くこととなる。そのため、超音波の送信を何回も繰り返し計測してその平均値を求めることにより必要な時間分解能を実現している。すなわち、計測部34の時間分解能をTA、繰り返し回数をMとすれば、この繰り返し計測の間、計測部34を連続して動作させることにより、伝搬時間の計測分解能はTA/Mとすることができる。
置く必要があった。そのため、流体の局所的な情報しか得ることができないため、比較的短い周期で繰り返される変動性の流れに対しては、追従性が悪いという課題があった。
図1は、本発明の実施の形態1における流量計側装置のブロック図である。
する。
には、可変抵抗26と抵抗27の交点の電圧が入力されている。抵抗25、可変抵抗26、抵抗27は電源とGNDの間を直列に繋がれていて、各抵抗値の分圧比で定まる電圧がゼロ点検出の基準電圧Vref2として非反転入力端子24aに加えられることになる。可変抵抗26の抵抗値は、電圧設定手段10に指示により随時変更可能である。一方、コンパレータ24の反転入力端子24bには増幅回路7の出力信号が加えられている。コンパレータ24はふたつの入力端子に印加される電圧レベルを比較し、2値信号に変換して出力する。すなわち、基準電圧が大きければ“H”、増幅回路7の出力信号が大きければ“L”を出力する。すなわち、コンパレータ24の出力が反転した時が、超音波信号がゼロ点に到達した瞬間ということになる。コンパレータ21およびコンパレータ24から出力された2値信号は、受信判定手段11に入力され、受信点の検知に利用される。
ただし、Aは波形Aの振幅、τは周期とする。ゼロ点近傍、すなわちt≪τなる条件においては2πt/τ≒0が成り立つので、(式5)は更に(式6)のように近似できる。
したがって、ゼロ点近傍では電圧Vと時間tは一次式で関係づけることができる。
この関係を利用して、ΔV、すなわちΔtを適宜、調整し、計時手段12の時間分解能より小さな値に定めることで、この時間分解能より小さな時間差の検出を行なう。
Ty=(n+1)・T (式9)
したがって、波形A、BはT/4だけ伝搬時間の異なる波形であることが検出できる。
Tx=(n+1.125)・T (式10)
Ty=(n+1.375)・T (式11)
と求められる。
図5で示すように、Txおよび、Tyの真値は、それぞれ
Tx=(n+1.625)・T (式12)
Ty=(n+1.875)・T (式13)
であるので、(式8)、(式10)、(式12)の3者、(式9)、(式11)と(式13)の3者を比べれば明らかなように、補正を加えることにより、より真値に近い値を得ることが可能である。
図6は、本発明の実施の形態2における流体の流れ計側装置のブロック図である。図6が実施の形態1における図1と異なるのは、流量演算手段14で求めた流量が大きくなるにしたがって、電圧設定手段10の設定電圧1段階当たりの電圧変化を大きくなるように定めている点である。
図8は、本発明の実施の形態3における流体の流れ計測装置のブロック図である。図8が実施の形態1における図1と異なるのは、計測流量が大きくなるにしたがって、計時手段12の分解能を粗くしている点である。
2 第1振動子
3 第2振動子
4 切替手段
6 送信回路
7 増幅回路
8 波形比較手段
9 ゼロ点比較手段
10 電圧設定手段
11 受信判定手段
12 計時手段
13 時間演算手段
14 流量演算手段
Claims (6)
- 流体管路に設けられ超音波信号を送信する第1振動子と、
前記第1振動子から送信された超音波信号を受信する第2振動子と、
前記第2振動子で受信された超音波信号を基準電圧と比較する比較手段と、
前記比較手段の比較結果の反転を以って超音波信号の受信点を検知する受信判定手段と、前記第1振動子から送信される超音波信号の送信開始から、前記受信判定手段により前記受信点を検知するまでの時間を計時する計時手段と、
前記基準電圧を設定する電圧設定手段と、
前記電圧設定手段の設定電圧に応じて変化する前記計時手段の計時結果の平均値から伝播時間を求める時間演算手段と、
前記時間演算手段で求めた双方向の伝播時間を用いて流量を算出する流量演算手段とを備え、
前記受信判定手段で検知される受信点を変更することで計測周期を変更し、
前記基準電圧は段階的に変化させるとともに前記基準電圧を1段階変更したときに生じる超音波信号の受信点の時間変化が、前記計時手段の時間分解能より小さいことを特徴とする流体の流れ計測装置。 - 前記超音波信号の受信点の時間変化を、前記計時手段の時間分解能の1/M近傍に定め、前記時間演算手段は、前記基準電圧をM段階変化させたときに得られる計時手段の計測値の平均値を以って流体の伝搬時間を算出する請求項1記載の流体の流れ計測装置。
- 前記電圧設定手段で設定される基準電圧のいずれかを基準点として定め、前記基準点と他の基準電圧の差に相当する超音波信号の受信点の時間差を補正して伝搬時間を算出する請求項1記載の流体の流れ計測装置。
- 前記基準電圧の変更量は、前記算出した流量値が大きくなるにしたがって増加する請求項1乃至3のいずれか1項記載の流体の流れ計測装置。
- 前記基準電圧の変更量を一定とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の流体の流れ計測装置。
- 前記算出した流量値が所定値以上であれば、前記基準電圧を固定する請求項4または5記載の流体の流れ計測装置。
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