JP6106949B2 - パターン形成方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施形態に係るパターン形成方法を示す断面図であり、図2は、同実施形態におけるモールドの概略構成を示す斜視図であり、図3は、同実施形態における基板及びモールドの位置関係を示す斜視図であり、図4、図6及び図9は、同実施形態における樹脂非接触領域形成用部材の配置例を示す平面図であり、図5、図7及び図10は、同実施形態において形成される樹脂層の形態例を示す平面図であり、図8は、同実施形態におけるモールド剥離時の剥離境界線の進行状態を示す平面図である。
本実施形態に係るパターン形成方法においては、まず、凹凸パターン11が形成されているパターン領域12及び当該パターン領域12の周囲を囲む非パターン領域13を含むパターン形成面10を有するモールド1(図2(A))参照)と、当該モールド1の凹凸パターン11と略同一の凹凸パターンを形成する対象である基板2とを用意する。
次に、図1(B)に示すように、基板2上の所定の領域TA内の少なくとも1箇所に、後述する転写工程(図1(C)参照)においてモールド1を基板2側に押圧することにより押し広げられた光硬化性樹脂3と、モールド1のパターン形成面10における非パターン領域13の少なくとも一部の領域であって、パターン形成面10の周縁の少なくとも一部の領域(樹脂非接触領域)とを接触させないようにするための樹脂非接触領域形成用部材4を配置する。このように、基板2上に樹脂非接触領域形成用部材4が配置されていることで、樹脂非接触領域形成用部材4が配置されない場合に比べて、モールド1のパターン形成面10と樹脂層5との接触面積を減少させることができる。一般に、モールド1のパターン形成面10と樹脂層5との接触面積が小さくなるほどモールド1を樹脂層5から剥離するために必要な力は小さくなるため、本実施形態によれば、上記のようにモールド1におけるパターン形成面10と樹脂層5との接触面積を減少させることができ、その結果、樹脂層5からのモールド1の引き離しを容易に行うことができる。また、パターン形成面10の周縁の少なくとも一部と光硬化性樹脂3(すなわち樹脂層5)とを接触させないようにすることで、モールド1を樹脂層5から引き上げてモールド1を剥離する際に、当該周縁における樹脂層5との接触部分と非接触部分との境界に位置する樹脂層5に剥離応力が集中することになる。したがって、樹脂層5からのモールド1の引き離しをより容易に行うことができる。
続いて、インプリント装置のモールド保持部に保持されたモールド1を、基板2上の光硬化性樹脂3を押し広げるようにして基板2側に押圧し(図1(C)参照)、押し広げられた光硬化性樹脂3に光(紫外線)を照射して当該光硬化性樹脂3を硬化させて樹脂層5を形成する(図1(D)参照)。
上述の転写工程において形成された樹脂層5から、モールド1を引き離す(図1(E)及び(F)参照)。これにより、モールド1のパターン形成面10に形成された凹凸パターン11を反転してなる凹凸パターンが基板2上の樹脂層5に形成される。このとき、モールド1における樹脂非接触領域と樹脂層5とが接触していないため、当該樹脂非接触領域形成用部材4が配置されない場合に比べて、モールド1を樹脂層5から剥離するために必要な力は小さくなる。したがって、本実施形態によれば、樹脂層5からのモールド1の引き離しを容易に行うことができる。
基板2としてのシリコンウェハ上に、樹脂非接触領域形成用部材4を形成するために十分な量の光硬化性樹脂3をインクジェット法により塗布し、樹脂との接触面に離型剤(オプツールDSX,ダイキン工業社製)が塗布されてなる遮光膜付モールドを光硬化性樹脂3に押圧して、紫外線照射により硬化させた。その後、当該遮光膜付モールドを剥離し、未硬化の光硬化性樹脂3を除去して、基板2上の所定の領域TAの一の角部に重なる、図4(A)に示す構成を有する平面視正方形(3mm×3mm×50nm)の樹脂非接触領域形成用部材4を形成した。なお、遮光膜付モールドを光硬化性樹脂3に押圧する際に、遮光膜付モールドにおける透光部(遮光膜の設けられていない部分)を、樹脂非接触領域形成用部材4を形成すべき箇所に位置させるようにした。
アクリロキシメチルペンタメチルジシロキサン 37質量部
イソボルニルアクリレート 42質量部
エチレングリコールジアクリレート 18質量部
2−ヒドロジ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン 3質量部
平面視正方形の樹脂非接触領域形成用部材4の一辺の長さを5mmとした以外は、実施例1と同様にしてモールド1の剥離処理(剥離方法A及び剥離方法B)を行い、モールド1の剥離力及び樹脂層5の欠損(樹脂層5の基板2からの剥がれ)の発生を評価した。結果を表1にあわせて示す。
図4(B)に示す平面視形状を有する樹脂非接触領域形成用部材4を基板2上に形成し、当該樹脂非接触領域形成用部材4により樹脂層5に形成される角部51の内角θIA(図5(B)参照)を90度とした以外は、実施例1と同様にしてモールド1の剥離処理(剥離方法A及び剥離方法B)を行い、モールド1の剥離力及び樹脂層5の欠損(樹脂層5の基板2からの剥がれ)の発生を評価した。結果を表1にあわせて示す。
樹脂非接触領域形成用部材4により樹脂層5に形成される角部51の内角θIAを130度とした以外は、実施例3と同様にしてモールド1の剥離処理(剥離方法A及び剥離方法B)を行い、モールド1の剥離力及び樹脂層5の欠損(樹脂層5の基板2からの剥がれ)の発生を評価した。結果を表1にあわせて示す。
樹脂非接触領域形成用部材4により樹脂層5に形成される角部51の内角θIAを140度とした以外は、実施例3と同様にしてモールド1の剥離処理(剥離方法A及び剥離方法B)を行い、モールド1の剥離力及び樹脂層5の欠損(樹脂層5の基板2からの剥がれ)の発生を評価した。結果を表1にあわせて示す。
樹脂非接触領域形成用部材4により樹脂層5に形成される角部51の内角θIAを150度とした以外は、実施例3と同様にしてモールド1の剥離処理(剥離方法A及び剥離方法B)を行い、モールド1の剥離力及び樹脂層5の欠損(樹脂層5の基板2からの剥がれ)の発生を評価した。結果を表1にあわせて示す。
図4(E)に示す平面視形状を有する樹脂非接触領域形成用部材4を基板2上に形成し、当該樹脂非接触領域形成用部材4により樹脂層5に形成される2つの角部51の内角θIA(図5(E)参照)をいずれも135度とした以外は、実施例1と同様にしてモールド1の剥離処理(剥離方法A及び剥離方法B)を行い、モールド1の剥離力及び樹脂層5の欠損(樹脂層5の基板2からの剥がれ)の発生を評価した。結果を表1にあわせて示す。
図4(C)に示す平面視形状を有する樹脂非接触領域形成用部材4を基板2上に形成し、当該樹脂非接触領域形成用部材4により樹脂層5に形成される2つの角部51の内角θIA(図5(C)参照)をいずれも80度とした以外は、実施例1と同様にしてモールド1の剥離処理(剥離方法A及び剥離方法B)を行い、モールド1の剥離力及び樹脂層5の欠損(樹脂層5の基板2からの剥がれ)の発生を評価した。結果を表1にあわせて示す。
樹脂非接触領域形成用部材4により樹脂層5に形成される2つの角部51の内角θIAをいずれも90度とした以外は、実施例8と同様にしてモールド1の剥離処理(剥離方法A及び剥離方法B)を行い、モールド1の剥離力及び樹脂層5の欠損(樹脂層5の基板2からの剥がれ)の発生を評価した。結果を表1にあわせて示す。
樹脂非接触領域形成用部材4により樹脂層5に形成される2つの角部51の内角θIAをいずれも130度とした以外は、実施例8と同様にしてモールド1の剥離処理(剥離方法A及び剥離方法B)を行い、モールド1の剥離力及び樹脂層5の欠損(樹脂層5の基板2からの剥がれ)の発生を評価した。結果を表1にあわせて示す。
樹脂非接触領域形成用部材4により樹脂層5に形成される2つの角部51の内角θIAをいずれも140度とした以外は、実施例8と同様にしてモールド1の剥離処理(剥離方法A及び剥離方法B)を行い、モールド1の剥離力及び樹脂層5の欠損(樹脂層5の基板2からの剥がれ)の発生を評価した。結果を表1にあわせて示す。
樹脂非接触領域形成用部材4により樹脂層5に形成される2つの角部51の内角θIAをいずれも150度とした以外は、実施例8と同様にしてモールド1の剥離処理(剥離方法A及び剥離方法B)を行い、モールド1の剥離力及び樹脂層5の欠損(樹脂層5の基板2からの剥がれ)の発生を評価した。結果を表1にあわせて示す。
図12(A)に示す平面視形状を有する樹脂非接触領域形成用部材4を基板2上に形成し、当該樹脂非接触領域形成用部材4により樹脂層5に形成される2つの角部51の内角θIAをいずれも3度とした以外は、実施例1と同様にしてモールド1の剥離処理(剥離方法A及び剥離方法B)を行い、モールド1の剥離力及び樹脂層5の欠損(樹脂層5の基板2からの剥がれ)の発生を評価した。結果を表1にあわせて示す。
樹脂非接触領域形成用部材4により樹脂層5に形成される2つの角部51の内角θIAをいずれも90度とした以外は、実施例12と同様にしてモールド1の剥離処理(剥離方法A及び剥離方法B)を行い、モールド1の剥離力及び樹脂層5の欠損(樹脂層5の基板2からの剥がれ)の発生を評価した。結果を表1にあわせて示す。
樹脂非接触領域形成用部材4により樹脂層5に形成される2つの角部51の内角θIAをいずれも100度とした以外は、実施例12と同様にしてモールド1の剥離処理(剥離方法A及び剥離方法B)を行い、モールド1の剥離力及び樹脂層5の欠損(樹脂層5の基板2からの剥がれ)の発生を評価した。結果を表1にあわせて示す。
基板2上の所定の領域TAの一辺に重なるように、図6(A)に示す構成を有する平面視くの字状の樹脂非接触領域形成用部材4を形成し、当該樹脂非接触領域形成用部材4により樹脂層5に形成される角部51の内角θIA(図7(A)参照)を140度とした以外は、実施例1と同様にしてモールド1の剥離処理(剥離方法A及び剥離方法B)を行い、モールド1の剥離力及び樹脂層5の欠損(樹脂層5の基板2からの剥がれ)の発生を評価した。結果を表1にあわせて示す。
基板2上に樹脂非接触領域形成用部材4を形成せずに、モールド1のパターン形成面10全面と光硬化性樹脂3とを接触させた以外は、実施例1と同様にしてモールド1の剥離処理(剥離方法A)を行い、モールド1の剥離力及び樹脂層5の欠損(樹脂層5の基板2からの剥がれ)の発生を評価した。結果を表1にあわせて示す。
10…パターン形成面
11…凹凸パターン(凹凸構造)
12…パターン領域
13…非パターン領域
2…基板(基材)
3…光硬化性樹脂(被転写材料)
4,4A,4B…樹脂非接触領域形成用部材(部材)
5…樹脂層(被転写材料)
51,51A,51B,52…角部
Claims (12)
- 凹凸構造が形成されてなるパターン領域及び当該パターン領域の周囲を囲む非パターン領域を含むパターン形成面を有するモールドと基材との間に位置する被転写材料に、前記モールドと前記基材との間に所定の部材を介在させた状態で前記凹凸構造を転写する転写工程と、
前記凹凸構造が転写された被転写材料と前記モールドとを引き離す離型工程と
を含み、
前記転写工程において、前記非パターン領域のうちの少なくとも一部の領域であって、前記パターン形成面の周縁の少なくとも一部が含まれる領域に前記部材を当接させることで、前記パターン形成面における前記部材との当接面に前記被転写材料を接触させず、前記パターン形成面における前記部材との当接面以外の全面に前記被転写材料を接触させるとともに、前記被転写材料を前記部材の側面の一部に接触させるように、かつ前記部材が前記被転写材料により囲まれないようにして前記被転写材料に前記凹凸構造を転写することで、内角が90度以上140度以下である少なくとも1つの角部を前記被転写材料に形成し、
前記離型工程において、前記被転写材料に形成された前記内角が90度以上140度以下の角部を前記パターン形成面の剥離開始点とし、当該剥離開始点としての角部から前記パターン形成面と前記被転写材料とが離れ始めるように、前記被転写材料と前記モールドとを引き離すことを特徴とするインプリントによるパターン形成方法。 - 凹凸構造が形成されてなるパターン領域及び当該パターン領域の周囲を囲む非パターン領域を含む略方形状のパターン形成面を有するモールドと基材との間に位置する被転写材料に、前記モールドと前記基材との間に、前記モールドの平面視において前記パターン形成面の一の角部に重なるように所定の部材を介在させた状態で前記凹凸構造を転写する転写工程と、
前記凹凸構造が転写された被転写材料と前記モールドとを引き離す離型工程と
を含み、
前記転写工程において、前記非パターン領域のうちの少なくとも一部の領域であって、前記パターン形成面の周縁の少なくとも一部が含まれる領域に前記部材を当接させることで、前記パターン形成面における前記部材との当接面に前記被転写材料を接触させず、前記パターン形成面における前記部材との当接面以外の全面に前記被転写材料を接触させるとともに、前記被転写材料を前記部材の側面の一部に接触させるように、かつ前記部材が前記被転写材料により囲まれないようにして前記被転写材料に前記凹凸構造を転写することで、2つの角部であって、一方又は両方の角部の内角が60度以上90度未満であり、内角の合計が150度以上である2つの角部を前記被転写材料に形成し、
前記離型工程において、前記被転写材料に形成された前記2つの角部のうちの少なくとも一方を前記パターン形成面の剥離開始点とし、当該剥離開始点としての角部から前記パターン形成面と前記被転写材料とが離れ始めるように、前記被転写材料と前記モールドとを引き離すことを特徴とするインプリントによるパターン形成方法。 - 凹凸構造が形成されてなるパターン領域及び当該パターン領域の周囲を囲む非パターン領域を含むパターン形成面を有するモールドと基材との間に位置する被転写材料に、前記モールドと前記基材との間に所定の部材を介在させた状態で前記凹凸構造を転写する転写工程と、
前記凹凸構造が転写された被転写材料と前記モールドとを引き離す離型工程と
を含み、
前記部材は、前記基材上に固着されており、
前記転写工程において、前記非パターン領域のうちの少なくとも一部の領域であって、前記パターン形成面の周縁の少なくとも一部が含まれる領域に前記部材を当接させることで、前記パターン形成面における前記部材との当接面に前記被転写材料を接触させず、前記パターン形成面における前記部材との当接面以外の全面に前記被転写材料を接触させることを特徴とするインプリントによるパターン形成方法。 - 凹凸構造が形成されてなるパターン領域及び当該パターン領域の周囲を囲む非パターン領域を含むパターン形成面を有するモールドと基材との間に位置する被転写材料に、前記モールドと前記基材との間に所定の部材を介在させた状態で前記凹凸構造を転写する転写工程と、
前記凹凸構造が転写された被転写材料と前記モールドとを引き離す離型工程と
を含み、
前記パターン領域は、一のパターン領域と、当該一のパターン領域に隣接する他のパターン領域との少なくとも2つを含み、
前記転写工程において、前記一のパターン領域の周囲を囲む前記非パターン領域のうちの少なくとも一部の領域であって、前記他のパターン領域よりも前記一のパターン領域に近く、かつ前記パターン形成面の周縁の少なくとも一部が含まれる領域に前記部材を当接させるとともに、前記一のパターン領域と前記他のパターン領域との間に位置する前記非パターン領域のうちの少なくとも一部の領域であって、前記パターン形成面の周縁の少なくとも一部が含まれる領域に前記部材を当接させることで、前記パターン形成面における前記部材との当接面に前記被転写材料を接触させず、前記パターン形成面における前記部材との当接面以外の全面に前記被転写材料を接触させることを特徴とするインプリントによるパターン形成方法。 - 凹凸構造が形成されてなるパターン領域及び当該パターン領域の周囲を囲む非パターン領域を含む平面視略方形状のパターン形成面を有するモールドと基材との間に位置する被転写材料に、前記モールドと前記基材との間に所定の部材を介在させた状態で前記凹凸構造を転写する転写工程と、
前記凹凸構造が転写された被転写材料と前記モールドとを引き離す離型工程と
を含み、
前記部材は、平面視において、90度以上180度未満の内角を有する角を少なくとも1つ含み、
前記転写工程において、
前記モールドの平面視において前記パターン形成面の一の角部が前記部材に重なるように、かつ前記部材の内角90度以上180度未満の角が前記パターン形成面内に位置し、前記部材の一部が前記パターン形成面の外縁の一部からはみ出すようにして、前記モールドと前記基材との間に前記部材を介在させ、
前記非パターン領域のうちの少なくとも一部の領域であって、前記パターン形成面の周縁の少なくとも一部が含まれる領域に前記部材を当接させることで、前記パターン形成面における前記部材との当接面に前記被転写材料を接触させず、前記パターン形成面における前記部材との当接面以外の全面に前記被転写材料を接触させることを特徴とするインプリントによるパターン形成方法。 - 凹凸構造が形成されてなるパターン領域及び当該パターン領域の周囲を囲む非パターン領域を含む平面視略方形状のパターン形成面を有するモールドと基材との間に位置する被転写材料に、前記モールドと前記基材との間に所定の部材を介在させた状態で前記凹凸構造を転写する転写工程と、
前記凹凸構造が転写された被転写材料と前記モールドとを引き離す離型工程と
を含み、
前記部材は、平面視において、直線状の辺を少なくとも1つ有し、
前記転写工程において、
前記モールドの平面視において前記パターン形成面の一の角部が前記部材に重なるように、かつ前記部材の直線状の辺の一部が前記パターン形成面内に位置し、前記部材の一部が前記パターン形成面の外縁の一部からはみ出すようにして、前記モールドと前記基材との間に前記部材を介在させ、
前記非パターン領域のうちの少なくとも一部の領域であって、前記パターン形成面の周縁の少なくとも一部が含まれる領域に前記部材を当接させることで、前記パターン形成面における前記部材との当接面に前記被転写材料を接触させず、前記パターン形成面における前記部材との当接面以外の全面に前記被転写材料を接触させることを特徴とするインプリントによるパターン形成方法。 - 凹凸構造が形成されてなるパターン領域及び当該パターン領域の周囲を囲む非パターン領域を含むパターン形成面を有するモールドと基材との間に位置する被転写材料に、前記モールドと前記基材との間に所定の部材を介在させた状態で前記凹凸構造を転写する転写工程と、
前記凹凸構造が転写された被転写材料と前記モールドとを引き離すことで、前記凹凸構造が転写された前記被転写材料の硬化物により構成されるパターンを前記基材上に形成する離型工程と
を含み、
前記部材は、前記被転写材料と同一の材料により構成され、
前記転写工程において、前記非パターン領域のうちの少なくとも一部の領域であって、前記パターン形成面の周縁の少なくとも一部が含まれる領域に前記部材を当接させることで、前記パターン形成面における前記部材との当接面に前記被転写材料を接触させず、前記パターン形成面における前記部材との当接面以外の全面に前記被転写材料を接触させることを特徴とするインプリントによるパターン形成方法。 - 前記基材の一面に、前記基材のエッチング時にハードマスクとして機能する金属膜、酸化膜又は窒化膜が形成されており、
前記転写工程において、前記モールドと前記基材の前記金属膜、前記酸化膜又は前記窒化膜との間に位置する前記被転写材料に、前記モールドと前記基材の前記金属膜、前記酸化膜又は前記窒化膜との間に前記部材を介在させた状態で前記凹凸構造を転写することを特徴とする請求項7に記載のパターン形成方法。 - 前記離型工程において、前記被転写材料と前記パターン形成面とが離れ始めるよりも前に前記部材の一部が前記パターン形成面から離れるように、前記被転写材料と前記モールドとを引き離すことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のパターン形成方法。
- 前記転写工程において、前記凹凸構造の形態に応じた位置に前記部材を介在させることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のパターン形成方法。
- 前記部材が、前記被転写材料と同一材料により形成されてなることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のパターン形成方法。
- 前記転写工程において、前記凹凸構造の転写位置を変えながら、各転写位置において前記モールドと前記基材との間に前記部材を介在させた状態で、前記凹凸構造を前記被転写材料に複数回転写することを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のパターン形成方法。
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