JP6361238B2 - インプリント用モールドおよびインプリント方法 - Google Patents

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本発明は、凹凸構造を有するインプリント用のモールドと、このモールドを使用したインプリント方法に関する。
近年、フォトリソグラフィ技術に代わる微細なパターン形成技術として、インプリント方法を用いたパターン形成技術が注目されている。インプリント方法は、微細な凹凸構造を備えた型部材(モールド)を用い、凹凸構造を被成形樹脂に転写することで微細構造を等倍転写するパターン形成技術である。例えば、被成形樹脂として光硬化性樹脂を用いたインプリント方法では、転写基板の表面に光硬化性樹脂の液滴を供給し、所望の凹凸構造を有するモールドと転写基板とを所定の距離まで近接させて凹凸構造内に光硬化性樹脂を充填し、この状態でモールド側から光を照射して光硬化性樹脂を硬化させ、その後、モールドを樹脂層から引き離すことにより、モールドが備える凹凸が反転した凹凸構造(凹凸パターン)を有するパターン構造体を形成する。また、このパターン構造体をエッチングレジストとして転写基板をエッチング加工することが行われる。
インプリント方法に使用するモールドは、通常、モールド用の基材に電子線感応型のレジストを塗布し、このレジストに電子線描画を行ってレジストパターンを形成し、当該レジストパターンをエッチングマスクとして基材をエッチングして凹凸パターンを形成することにより製造される。しかし、電子線描画を用いる電子線リソグラフィは、高価な描画装置を使用し、描画に長時間を要するため、モールドの製造コストが上昇するという問題があった。また、インプリントにおいて、モールドと転写基板との間に異物が混入すると、両者が大きな損傷を受け、損傷を受けたモールドは再使用が困難となるので、電子線リソグラフィで製造した高価なモールドを損失してしまうという問題があった。
そこで、電子線リソグラフィで製造したモールドをマスターモールドとし、このマスターモールドからインプリント法により複製モールド(以下、レプリカモールドと記す)を製造し、このレプリカモールドを用いてウエハ基板等の転写基板にインプリント法によりパターン構造体を作製することが行われている。
上記のような電子線リソグラフィによるマスターモールドの製造では、予め設計された設計座標に基づいて電子線描画が行われるが、マスターモールドを用いて製造されるレプリカモールドにおけるパターン座標は、インプリント時に発生する誤差要因により、当初の設計座標との間にズレを生じている。また、レプリカモールドを用いてウエハ基板等の転写基板に形成されるパターン構造体におけるパターン座標も、インプリント時に発生する誤差要因により、当初の設計座標との間にズレを生じている。
マスターモールドを用いた高精度のレプリカモールドの作製、および、レプリカモールドを用いた高精度のパターン構造体の製造においては、このようなズレの状況を把握して、当初の設計座標に反映させたり、インプリント時にモールドに所望の変形を生じさせて補正することが行われている。そして、上記のようなズレの状況を把握する手段として、マスターモールドに予め複数の計測マークを設けておき、マスターモールドを用いて作製したレプリカモールドに形成された計測マーク(マスターモールドが備える計測マークの凹凸が反転した凹凸構造)や、レプリカモールドを用いて作製したパターン構造体に形成された計測マーク(レプリカモールドが備える計測マークの凹凸が反転した凹凸構造)を測定することにより、ズレの大きさ、方向を検出することが行われている(特許文献1,2)。
特開2010−278041号公報 特開2011−61025号公報
しかし、マスターモールドを用いたレプリカモールド作製のインプリント時に発生する誤差要因により、レプリカモールドに形成された計測マーク自体に太り、細り、曲がり等の変形が生じ、同様に、レプリカモールドを用いたパターン構造体作製のインプリント時に発生する誤差要因により、パターン構造体に形成された計測マーク自体に変形が生じ、ズレの大きさ、方向を正確に検出すること困難であるという問題があった。上記の誤差要因として、例えば、インプリントのモールドと樹脂層との離型時に樹脂層に生じる変形が挙げられ、特に、離型が開始される樹脂層の部位と、最後に離型される樹脂層の部位において変形が顕著になる傾向がある。また、離型性を向上させる目的で、モールドおよび/または転写基板を変形させた状態で離型した場合、例えば、転写基板をモールド側に若干凸状態に変形させた状態で離型した場合、離型後に転写基板が正常な状態となったときに、樹脂層に変形や変位が生じ、これも誤差要因として挙げられる。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたものであり、モールドと樹脂層との離型時に樹脂層に生じる変形を抑制し、計測マークを高い精度で形成することができるインプリント用のモールドと、このようなモールドを用いたインプリント方法を提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明のインプリント用モールドは、基材と、前記基材の一の面に設定された凹凸構造領域と、前記凹凸構造領域に設定された計測領域とを有し、前記計測領域には、計測マーク用構造体と、前記計測マーク用構造体を所望の距離を隔てて囲むように設定されたダミーパターン領域と、前記ダミーパターン領域に位置するダミー凹凸構造とが含まれ、前記ダミー凹凸構造は、複数のドット形状の凹部あるいは凸部、またはライン/スペース形状の凹部あるいは凸部を有し、ドット形状の前記凹部あるいは前記凸部、またはライン/スペース形状の前記凹部あるいは前記凸部は、疎密階調をなすように配列されているような構成とした。
本発明の他の態様として、前記計測マーク用構造体の平面視形状は、4回対称形状であるような構成とし、前記ダミーパターン領域の平面視形状は、4回対称形状であるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記ダミー凹凸構造の平面視形状は、2回対称形状であるような構成とし、前記計測マーク用構造体の平面視形状は、4回対称形状であり、前記計測マーク用構造体の4回軸と前記ダミー凹凸構造の4回軸とが一致するような構成とした。
本発明の他の態様として、前記ダミー凹凸構造の平面視形状は、4回対称形状であるような構成とし、前記計測マーク用構造体の平面視形状は、4回対称形状であり、前記計測マーク用構造体の4回軸と前記ダミー凹凸構造の4回軸とが一致するような構成とした。
本発明のインプリント方法は、上述のインプリント用モールドおよび転写基板の少なくとも一方に被成形樹脂を供給する樹脂供給工程と、前記インプリント用モールドおよび前記転写基板を近接させて、前記インプリント用モールドおよび前記転写基板の間に前記被成形樹脂を展開させて被成形樹脂層を形成する接触工程と、前記被成形樹脂層を硬化させて前記凹凸構造が転写された転写樹脂層とする硬化工程と、前記転写樹脂層および前記インプリント用モールドを引き離して、前記転写樹脂層であるパターン構造体を前記転写基板上に位置させた状態とする離型工程と前記離型工程後に、前記パターン構造体と共に形成されている計測マークの位置を必要に応じて検出する検出工程を有するような構成とした。
本発明のインプリント用モールドは、モールドと樹脂層との離型時に樹脂層に生じる変形を抑制し、計測マークを高い精度で形成することができ、これにより、モールドを用いたパターン構造体の形成におけるパターンのズレの大きさ、方向を正確に検出することが可能となり、モールド設計における設計座標等の修正が容易となり、また、インプリント時にモールドに所望の変形を付与して行うパターン精度の補正の制御が容易となる。
本発明のインプリント方法は、高精度のパターン構造体を安定して作製することができる。
図1は、本発明のインプリント用のモールドの一実施形態を説明するための側面図である。 図2は、図1に示されるインプリント用のモールドの部分拡大平面図である。 図3は、図2における非主パターン領域の交差部位の拡大平面図である。 図4は、図3に示される計測領域の拡大図である。 図5は、計測マーク用構造体の他の例を示す平面図である。 図6は、計測マーク用構造体の他の例を示す平面図である。 図7は、計測マーク用構造体の他の例を示す平面図である。 図8は、ダミー凹凸構造の他の例を示す平面図である。 図9は、ダミー凹凸構造の他の例を示す平面図である。 図10は、ダミー凹凸構造の他の例を示す平面図である。 図11は、ダミー凹凸構造の他の例を示す平面図である。 図12は、ダミー凹凸構造の他の例を示す平面図である。 図13A〜図13Dは、本発明のインプリント方法の一実施形態を説明するための工程図である。 図14は、本発明のモールドを用いてインプリントによりパターン構造体と共に形成された計測マークの検出を説明する図である。 図15は、比較例におけるダミーパターン領域と計測マーク用構造体との位置関係を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
尚、図面は模式的または概念的なものであり、各部材の寸法、部材間の大きさの比等は、必ずしも現実のものと同一とは限らず、また、同じ部材等を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比が異なって表される場合もある。
[インプリント用モールド]
図1は、本発明のインプリント用のモールドの一実施形態を説明するための側面図であり、図2は、図1に示されるインプリント用のモールドの部分拡大平面図である。図1および図2において、インプリント用モールド1は基材2と、この基材2の一の面2aに設定された凹凸構造領域Aと非凹凸構造領域Bを備えている。凹凸構造領域Aは、インプリントにより所望のパターン構造体を形成するための凹凸構造(図示せず)を有している。この凹凸構造領域Aには、主パターン領域4と非主パターン領域5が設定されている。主パターン領域4は、形成目標とするパターン構造体を形成するための凹凸構造を備える領域である。図示例では、主パターン領域4は碁盤目形状に設定され、各主パターン領域4の間隙部位に非主パターン領域5が縦横に格子形状に設定されている。尚、図2では、主パターン領域4と非主パターン領域5との境界を鎖線で示している。そして、本実施形態では、凹凸構造領域Aの中で非主パターン領域5に計測領域が設定されている。
図3は、図2における非主パターン領域5の交差部位の拡大平面図である。図3に示されるように、計測領域6は、格子形状に設定されている非主パターン領域5の交差部位に位置している。尚、計測領域6の位置は、非主パターン領域5の交差部位に限定されるものではない。
図3では、計測領域6の外周を二点鎖線で示している。この計測領域6は、計測マーク用構造体7を有しており、また、所望の距離を隔てて計測マーク用構造体7を囲むようにダミーパターン領域8(図3では斜線を付して示し、ダミーパターン領域8の内周を一点鎖線で示している)が設定されている。そして、計測領域6は、このダミーパターン領域8に、計測マーク用構造体ではないダミー凹凸構造9を有している。尚、モールド1の凹凸構造領域Aに設定する計測領域6の位置は、上記の位置に限定されるものではなく、凹凸構造領域Aに設定されている主パターン領域4と非主パターン領域5の数、大きさや、主パターン領域4に設けられている凹凸構造等を考慮して適宜設定することができる。また、設定する計測領域6の数も、上記と同様に、凹凸構造領域Aに設定されている主パターン領域4と非主パターン領域5の数、大きさや、主パターン領域4に設けられている凹凸構造等を考慮して適宜設定することができる。
図4は、図3に示される計測領域6の拡大図である。図4に示されるように、計測マーク用構造体7は、平面視形状が長方形状の4個の凹部7a、あるいは、平面視形状が長方形状の4個の凸部7aからなり、この計測マーク用構造体7の平面視形状は、一定角度90°の4回軸aを有する回転対称となっている。この長方形状の凹部7a、長方形状の凸部7aの寸法は、計測マーク用構造体7により形成された計測マークを検出する際に使用する位置検出装置の解像度以上であって、視野に収まる範囲で適宜設定することができ、例えば、一般的な視野として30μmを設定した場合、長手方向を1〜20μm、好ましくは5〜15μm程度、幅方向を0.1〜3μm、好ましくは0.3〜1μm程度とすることができる。特に、長方形状の凹部7a、長方形状の凸部7aの幅方向の寸法が小さい方が、離型時の変形の影響を受け難くなり好ましいが、小さすぎると、位置検出の際に参照できる領域が小さくなり、誤差が大きくなるので、この点を考慮して幅方向の寸法を設定することが好ましい。また、長方形状の凹部7aの深さ、長方形状の凸部7aの高さは、主パターン領域4が備える凹凸構造の凹部の深さ、あるいは、凸部の高さを考慮して適宜設定することができる。
所望の距離を隔てて計測マーク用構造体7を囲むように設定されているダミーパターン領域8は、外周形状(二点鎖線で示す)および内周形状(一点鎖線で示す)が正方形状であり、このダミーパターン領域8の平面視形状も、一定角度90°の4回軸aを有する回転対称である。このようなダミーパターン領域8に位置するダミー凹凸構造9は、図示例では、複数のドット形状の凹部あるいは凸部が所定のピッチで配列されたものである。計測マーク用構造体7が4個の長方形状の凹部7aからなる場合、ダミー凹凸構造9は複数のドット形状の凹部からなり、計測マーク用構造体7が4個の長方形状の凸部7aからなる場合、ダミー凹凸構造9は複数のドット形状の凸部からなる。尚、図4では、ダミーパターン領域8に位置するダミー凹凸構造9の一部を抜き出し拡大して示している。
このようなダミー凹凸構造9は、被成形樹脂とモールドとの離型において、計測マーク用構造体7により形成される計測マークの太り、細り、曲がり等の変形を抑制する効果を奏するものである。計測領域6の外形寸法L1(ダミーパターン領域8の外周辺の長さ)やダミーパターン領域8の内周辺の長さL2は、ダミー凹凸構造9がこのような効果を発現するように設定することができ、その効果を発現するダミー凹凸構造9の存在幅としては、10μm以上であることが好ましい。一方、上述の通り、計測マークの検出の観点からも、ダミー凹凸構造9が存在するダミーパターン領域8の外形寸法が制限される。このため、例えば、位置検出装置の視野として、一般的な30μmを設定した場合、外形寸法L1は27〜100μm程度の範囲で適宜設定することができる。外形寸法L1が27μm未満であると、位置検出の際に参照できる領域が小さくなり、誤差が大きくなるか、もしくは、ダミー凹凸構造9の効果が不十分なものとなる。また、外形寸法L1の上限は特に制限されるものではないが、計測領域6の拡大により主パターン領域の面積が減少するような影響を阻止するために、100μm以下が適正である。また、ダミーパターン領域8の内周辺の長さL2は、例えば、7〜80μm程度とすることができる。内周辺の長さL2が7μm未満であると、位置検出の際に参照できる領域が小さくなって誤差が大きくなり、80μmを超えると、ダミー凹凸構造9の効果が不十分なものとなる。また、ダミーパターン領域8の内周辺と計測マーク用構造体7との距離L3は2μm以上の範囲で適宜設定することができる。距離L3が2μm未満であると、位置検出装置が、参照する領域を正確に捉えられないおそれがある。距離L3の上限は、計測マーク用構造体7の寸法と内周辺の長さL2に応じて適宜設定することができる。尚、図4に示される例では、一定角度90°の回転対称であるダミーパターン領域8の平面視形状の4回軸aは、計測マーク用構造体7の一定角度90°の4回軸aと一致しているが、両者が一致しないものであってもよい。両者が一致しない場合、ダミーパターン領域8の内周辺と計測マーク用構造体7との距離L3は一定ではなく、最大値と最小値を有することになる。この距離L3の最小値は、参照する領域を位置検出装置が正確に捉えられる範囲、例えば、上記の2μm以上となるように設定することができる。
また、ダミー凹凸構造9を構成するドット形状の凹部の内径、あるいは、凸部の直径、および、ドット形状の配列ピッチは、計測マーク用構造体7により形成されるパターン構造体の変形を抑制できるように設定することができる。例えば、ドット形状の凹部の内径、あるいは、凸部の外径は0.05〜1μm程度、ドット形状の凹部や凸部の配列ピッチは0.1〜2μm程度の範囲で適宜設定することができ、これらの寸法は、計測マーク用構造体7により形成された計測マークを検出する位置検出装置の解像度未満であってもよい。ドット形状の凹部、凸部の平面視形状は特に制限はなく、正方形状、円形状、正方形の四隅が丸まった形状等、適宜設定することができる。
インプリント用モールド1の基材2の材質は、インプリントに使用する被成形樹脂が光硬化性である場合には、これらを硬化させるための照射光が透過可能な材料を用いることができ、例えば、石英ガラス、珪酸系ガラス、フッ化カルシウム、フッ化マグネシウム、アクリルガラス等のガラス類の他、サファイアや窒化ガリウム、更にはポリカーボネート、ポリスチレン、アクリル、ポリプロピレン等の樹脂、あるいは、これらの任意の積層材を用いることができる。また、使用する被成形樹脂が光硬化性ではない場合や、転写基板側から被成形樹脂を硬化させるための光を照射可能である場合には、モールド1は光透過性を具備しなくてもよく、上記の材料以外に、例えば、シリコンやニッケル、チタン、アルミニウム等の金属およびこれらの合金、酸化物、窒化物、あるいは、これらの任意の積層材を用いることができる。
また、被成形樹脂とモールドとの引き剥がしを容易とするために、モールド1の凹凸構造領域Aの表面に離型剤層を備えていてもよい。
モールド1の基材2の厚みは、一の面2aに備える凹凸構造の形状、材質の強度、取り扱い適性等を考慮して設定することができ、例えば、300μm〜10mm程度の範囲で適宜設定することができる。尚、基材2は、凹凸構造領域Aの表面が、その周囲の非凹凸構造領域Bに対して2段以上の凸構造となっていてもよい。
図5は、計測マーク用構造体7の他の例を示す平面図である。図5に示される計測マーク用構造体7は、平面視形状が十字形状の1個の凹部7b、あるいは、平面視形状が十字形状の1個の凸部7bからなる。このような計測マーク用構造体7の平面視形状は、一定角度90°の4回軸aを有する回転対称である。また、ダミーパターン領域8の内周辺と計測マーク用構造体7との距離L3は、図示のように、十字形状の各端辺から直近のダミーパターン領域8の内周辺までの距離とすることができる。このような十字形状の凹部7b、十字形状の凸部7bの寸法は、上記の図4に示す計測マーク構造体7の寸法に準じて、適宜設定することができる。すなわち、十字形状の凹部7b、十字形状の凸部7bの寸法は、計測マーク用構造体7により形成された計測マークを検出する際に使用する位置検出装置の解像度以上であり、視野に収まる範囲で適宜設定することができ、例えば、幅Wが0.1〜5μm程度であってよい。また、十字形状の凹部7bの深さ、十字形状の凸部7bの高さは、主パターン領域4が備える凹凸構造の凹部の深さ、あるいは、凸部の高さを考慮して適宜設定することができる。
また、図6は、計測マーク用構造体7の他の例を示す平面図である。図6に示される計測マーク用構造体7は、平面視形状が長方形状の4個の凹部7c、あるいは、平面視形状が長方形状の4個の凸部7cが正方形の4辺に位置するように配設された計測マーク用構造体7′が、より大きな正方形の四隅に位置するように4個配設されたものである。このような計測マーク用構造体7の平面視形状も、一定角度90°の4回軸aを有する回転対称である。また、ダミーパターン領域8の内周辺と計測マーク用構造体7との距離L3は、図示のように、4個の計測マーク用構造体7′が配設された正方形領域の外側端辺から直近のダミーパターン領域8の内周辺までの距離とすることができる。このような長方形状の凹部7c、長方形状の凸部7cの寸法は、計測マーク用構造体7により形成された計測マークを検出する際に使用する位置検出装置の解像度以上で適宜設定することができ、例えば、長手方向が2〜7μm、幅方向が0.1〜2μm程度であってよい。また、長方形状の凹部7cの深さ、長方形状の凸部7cの高さは、主パターン領域4が備える凹凸構造の凹部の深さ、あるいは、凸部の高さを考慮して適宜設定することができる。
さらに、図7は、計測マーク用構造体7の他の例を示す平面図である。図7に示される計測マーク用構造体7は、平面視形状が正方形状の5個の凹部7d、あるいは、平面視形状が正方形状の5個の凸部7dが十字形状に配置されたものである。このような計測マーク用構造体7の平面視形状も、一定角度90°の4回軸aを有する回転対称である。また、ダミーパターン領域8の内周辺と計測マーク用構造体7との距離L3は、図示のように、5個の正方形状の凹部7d、あるいは、凸部7dで構成される十字形状の各端辺から直近のダミーパターン領域8の内周辺までの距離とすることができる。このような正方形状の凹部7d、あるいは、正方形状の凸部7dの寸法は、計測マーク用構造体7により形成された計測マークを検出する際に使用する位置検出装置の解像度以上で適宜設定することができ、例えば、一辺の長さが1〜5μm程度であってよい。また、正方形状の凹部7dの深さ、あるいは、正方形状の凸部7dの高さは、主パターン領域4が備える凹凸構造の凹部の深さ、あるいは、凸部の高さを考慮して適宜設定することができる。
尚、計測マーク用構造体7を構成する凹部あるいは凸部の平面視形状は、長方形状、正方形状に限定されるものではない。
図8は、ダミー凹凸構造9の他の例を示す平面図である。図8に示されるダミー凹凸構造9は、複数のドット形状の凹部あるいは凸部がダミーパターン領域8の外周辺から内周辺に向けて密度が低下して疎密階調をなすように配列されたものである。この場合のドット形状の配列ピッチは、例えば、0.1〜2μm程度の範囲で疎密階調をなすように適宜設定することができる。疎密階調は連続的に変化するもの、段階的に変化するもの、いずれであってもよい。そして、疎密階調をなすようにドット形状が配列されたダミー凹凸構造9の平面視形状は、一定角度90°の4回軸aを有する回転対称である。尚、図8では、ダミーパターン領域8に位置するダミー凹凸構造9の一部を抜き出し拡大して示している。
この図8に示される例では、一定角度90°の回転対称であるダミーパターン領域8の平面視形状の4回軸aは、計測マーク用構造体7の一定角度90°の4回軸aと一致しているが、両者が一致しないものであってもよい。両者が一致しない場合、ダミーパターン領域8の内周辺と計測マーク用構造体7との距離L3(図4参照)は一定ではなく、最大値と最小値を有することになる。この距離L3の最小値は、参照する領域を位置検出装置が正確に捉えられる範囲、例えば、2μm以上となるように設定することができる。
また、図9は、ダミー凹凸構造9の他の例を示す平面図である。図9に示される例では、ダミーパターン領域8が、外形が正方形状である計測領域6の四隅に位置する領域8aと、他の領域8bの区画されている。尚、領域8aと領域8bとの境界は鎖線で示している。そして、ダミー凹凸構造9は、領域8aに位置し、複数のドット形状の凹部あるいは凸部が所定のピッチで配列されたダミー凹凸構造9aと、領域8bに位置し、ライン/スペース形状の凹部あるいは凸部を有するダミー凹凸構造9bからなる。ドット形状のダミー凹凸構造9aは、上述の図4に示されるダミー凹凸構造9と同様とすることができる。また、ライン/スペース形状のダミー凹凸構造9bは、例えば、0.05〜1μm程度の所定幅の線状の凹部あるいは凸部が、長手方向と直交する方向に一定のピッチPで周期性をもって配列した形状である。図示例では、各領域8bにおいて、ダミー凹凸構造9bの長手方向が計測マーク用構造体7の方向を向いている。したがって、計測マーク用構造体7を介して対向する領域8bに位置するダミー凹凸構造9bは、長手方向が一致するものとなっている。このようなダミー凹凸構造9aとダミー凹凸構造9bからなるダミー凹凸構造9の平面視形状は、一定角度90°の4回軸aを有する回転対称である。尚、図9では、領域8aに位置するダミー凹凸構造9aの一部を抜き出し拡大して示し、また、領域8bに位置するダミー凹凸構造9bの一部を抜き出し拡大して示している。
また、図9に示される例では、一定角度90°の回転対称であるダミーパターン領域8の平面視形状の4回軸aは、計測マーク用構造体7の一定角度90°の4回軸aと一致しているが、両者が一致しないものであってもよい。両者が一致しない場合、ダミーパターン領域8の内周辺と計測マーク用構造体7との距離L3(図4参照)は一定ではなく、最大値と最小値を有することになる。この距離L3の最小値は、参照する領域を位置検出装置が正確に捉えられる範囲、例えば、2μm以上となるように設定することができる。
尚、ダミー凹凸構造9bは、その長手方向が図9に示される例と直交する方向であってもよい。すなわち、各領域8bにおいて、ダミー凹凸構造9bの長手方向が計測領域6の外周辺(ダミーパターン領域8の外周辺)と平行となる方向を向くものであってもよい。この場合も、ダミー凹凸構造9の平面視形状は、一定角度90°の4回軸aを有する回転対称となる。
また、図10は、ダミー凹凸構造9の他の例を示す平面図である。図10に示されるダミー凹凸構造9は、ライン/スペース形状の凹部あるいは凸部を有するものであり、ダミー凹凸構造9の長手方向が一定の方向(図示例では図面の上下方向に沿った方向)を向いている。ライン/スペース形状のダミー凹凸構造9は、例えば、0.05〜1μm程度の所定幅の線状の凹部あるいは凸部が、長手方向と直交する方向に一定のピッチPで周期性をもって配列した形状である。このようなダミー凹凸構造9の平面視形状は、一定角度180°の2回軸aを有する回転対称である。また、ダミー凹凸構造9は、ライン/スペース形状の凹部あるいは凸部が疎密階調をなすように配列されものであってよく、また、一部領域に複数のドット形状の凹部あるいは凸部を有するものであってもよい。尚、図10では、ダミーパターン領域8に位置するダミー凹凸構造9の一部を抜き出し拡大して示している。
この図10に示される例では、一定角度90°の回転対称であるダミーパターン領域8の平面視形状の4回軸aは、計測マーク用構造体7の一定角度90°の4回軸aと一致しているが、両者が一致しないものであってもよい。両者が一致しない場合、ダミーパターン領域8の内周辺と計測マーク用構造体7との距離L3(図4参照)は一定ではなく、最大値と最小値を有することになる。この距離L3の最小値は、参照する領域を位置検出装置が正確に捉えられる範囲、例えば、2μm以上となるように設定することができる。
また、図11は、ダミー凹凸構造9の他の例を示す平面図である。図11に示される例では、ダミーパターン領域8が、外形が正方形状である計測領域6の四隅からの対角線を境界とし、計測マーク用構造体7を介して対向する1組の領域8aと、同じく計測マーク用構造体7を介して対向する1組の領域8bとに区画されている。尚、領域8aと領域8bとの境界は鎖線で示している。そして、ダミー凹凸構造9は、領域8aに位置し、ライン/スペース形状の凹部あるいは凸部を有するダミー凹凸構造9aと、領域8bに位置し、ライン/スペース形状の凹部あるいは凸部を有するダミー凹凸構造9bからなる。1組の領域8aに位置するライン/スペース形状のダミー凹凸構造9aの長手方向は同一であり、計測マーク用構造体7の方向を向いている。また、1組の領域8bに位置するライン/スペース形状のダミー凹凸構造9bの長手方向も同一であり、計測マーク用構造体7の方向を向いている。そして、ダミー凹凸構造9aの長手方向とダミー凹凸構造9bの長手方向は直交する状態となっている。
ライン/スペース形状のダミー凹凸構造9a,9bは、例えば、0.05〜1μm程度の所定幅の線状の凹部あるいは凸部が、長手方向と直交する方向に一定のピッチPで周期性をもって配列した形状である。このようなダミー凹凸構造9aとダミー凹凸構造9bからなるダミー凹凸構造9の平面視形状は、一定角度90°の4回軸aを有する回転対称である。尚、図11では、領域8aに位置するダミー凹凸構造9aの一部を抜き出し拡大して示し、また、領域8bに位置するダミー凹凸構造9bの一部を抜き出し拡大して示している。
また、図11に示される例では、一定角度90°の回転対称であるダミーパターン領域8の平面視形状の4回軸aは、計測マーク用構造体7の一定角度90°の4回軸aと一致しているが、両者が一致しないものであってもよい。両者が一致しない場合、ダミーパターン領域8の内周辺と計測マーク用構造体7との距離L3(図4参照)は一定ではなく、最大値と最小値を有することになる。この距離L3の最小値は、参照する領域を位置検出装置が正確に捉えられる範囲、例えば、2μm以上となるように設定することができる。
また、図12は、ダミー凹凸構造9の他の例を示す平面図である。図12に示される例では、ダミーパターン領域8が、外形が正方形状である計測領域6の四隅からの対角線を境界とし、計測マーク用構造体7を介して対向する1組の領域8aと、同じく計測マーク用構造体7を介して対向する1組の領域8bとに区画されている。さらに、各領域8a,8bは、計測領域6の正方形状の外形と平行である境界によって、外側の領域8a1,8
1と、内側の領域8a2,8b2に区画されている。尚、領域8aと領域8bとの境界、外側の領域8a1と内側の領域8a2との境界、および、外側の領域8b1と内側の領域8b2との境界は鎖線で示している。そして、ダミー凹凸構造9は、外側の領域8a1に位置し、ライン/スペース形状の凹部あるいは凸部を有するダミー凹凸構造9a1と、内側の領域8a2に位置し、ライン/スペース形状の凹部あるいは凸部を有するダミー凹凸構造9a2と、外側の領域8b1に位置し、ライン/スペース形状の凹部あるいは凸部を有するダミー凹凸構造9b1と、内側の領域8b2に位置し、ライン/スペース形状の凹部あるいは凸部を有するダミー凹凸構造9b2からなる。1組の領域8a(領域8a1と領域8a2)に位置するライン/スペース形状のダミー凹凸構造9a1と9a2の長手方向は同一であり、計測マーク用構造体7の方向を向いている。また、1組の領域8b(領域8b1と領域8b2)に位置するライン/スペース形状のダミー凹凸構造9b1と9b2の長手方向も同一であり、計測マーク用構造体7の方向を向いている。したがって、ダミー凹凸構造9a1,9a2の長手方向とダミー凹凸構造9b1,9b2の長手方向は直交する状態となっている。
ライン/スペース形状のダミー凹凸構造9a1,9a2,9b1,9b2は、例えば、0.05〜1μm程度の所定幅の線状の凹部あるいは凸部が、長手方向と直交する方向に一定のピッチで周期性をもって配列した形状である。さらに、この例のダミー凹凸構造9は、外側の領域8a1と領域8b1に位置するダミー凹凸構造が密であり、内側の領域8a2と領域8b2に位置するダミー凹凸構造が疎となっている。すなわち、外側の領域8a1と領域8b1に位置するダミー凹凸構造9a1,9b1のピッチがP1であり、内側の領域8a2と領域8b2に位置するダミー凹凸構造9a2,9b2のピッチがP2(P1<P2)となっている。
このようなダミー凹凸構造9a1,9a2,9b1,9b2からなるダミー凹凸構造9の平面視形状は、一定角度90°の4回軸aを有する回転対称である。尚、図12では、領域8a1と領域8a2に位置するダミー凹凸構造9a1,9a2の一部を抜き出し拡大して示し、また、領域8b1と領域8b2に位置するダミー凹凸構造9b1,9b2の一部を抜き出し拡大して示している。
また、図12に示される例では、一定角度90°の回転対称であるダミーパターン領域8の平面視形状の4回軸aは、計測マーク用構造体7の一定角度90°の4回軸aと一致しているが、両者が一致しないものであってもよい。両者が一致しない場合、ダミーパターン領域8の内周辺と計測マーク用構造体7との距離L3(図4参照)は一定ではなく、最大値と最小値を有することになる。この距離L3の最小値は、参照する領域を位置検出装置が正確に捉えられる範囲、例えば、2μm以上となるように設定することができる。
図12に示される例では、ダミー凹凸構造9の疎密は内側と外側のみであるが、疎密の変化をさらに細かく設定してもよい。
このような本発明のインプリント用のモールドは、硬化後の被成形樹脂とモールドとの離型時に生じる変形を抑制し、計測マークを高い精度で形成することができ、これにより、モールドを用いたパターン構造体の形成におけるパターンのズレの大きさ、方向を正確に検出することが可能となり、モールド設計における設計座標等の修正が容易となり、また、インプリント時にモールドに所望の変形を付与して行うパターン精度の補正の制御が容易となる。
上述のインプリント用のモールドの実施形態は例示であり、本発明は当該実施形態に限定されるものではない。例えば、非主パターン領域5には、上記の計測領域6の他に、例えば、被成形樹脂とモールドとの引き剥がしを容易なものとし、主パターン領域4に形成されるパターン構造体の変形を抑制するための凹凸構造等が配設される領域が設定されていてもよい。
本発明のインプリント用のモールドにおいて、硬化後の被成形樹脂とモールドとの離型時に計測マークに生じる変形の程度は、ダミーパターン領域に位置するダミー凹凸構造のみならず、広い面積を有する主パターン領域のライン/スペース形状のパターンの向きにも影響を受けるものと考えられる。したがって、モールドの全体的なパターンの向きも考慮して、ダミーパターン領域、および、ダミー凹凸構造の構成を設定することが好ましい。
[インプリント方法]
本発明のインプリント方法は、樹脂供給工程、接触工程、硬化工程、離型工程を有している。そして、離型工程の後に、パターン構造体と共に形成されている計測マークの位置を必要に応じて検出する検出工程を有している。
このような本発明のインプリント方法を、上述の本発明のインプリント用のモールド1を使用した場合を例として、図13A〜図13Dを参照しながら説明する。尚、図13A〜図13Dでは、モールド1が凹凸構造領域Aに具備している凹凸構造(図示では凹部)を便宜的に鎖線で示し、この凹凸構造において、主パターン領域4に位置する凹凸構造と、計測領域6に位置する計測マーク用構造体7の区別はなされていない。
<樹脂供給工程>
樹脂供給工程では、インプリント用の転写基板21上の所望の領域に、インクジェットヘッド(図示せず)から被成形樹脂の液滴31を吐出して供給する(図13A)。
本発明のインプリント方法に使用する転写基板21は適宜選択することができ、例えば、石英やソーダライムガラス、ホウ珪酸ガラス等のガラス、シリコンやガリウム砒素、窒化ガリウム等の半導体、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン等の樹脂基板、金属基板、あるいは、これらの材料の任意の組み合わせからなる複合材料基板であってよい。また、例えば、半導体やディスプレイ等に用いられる微細配線や、フォトニック結晶構造、光導波路、ホログラフィのような光学的構造等の所望のパターン構造物が形成されたものであってもよい。
図示例では、転写基板21は凸構造部位22を有するメサ構造であり、このメサ構造の反対側の面には、凹部23を有している。このように凹部23を有することにより、転写基板21は湾曲し易くなり、後述の離型工程でのモールドとの離型がより容易となる。この凹部23の平面視形状は、上記の凸構造部位22の平面視形状と重なり、かつ、凸構造部位22の平面視形状を包含するような大きさであり、凹部23の平面視形状の中心と凸構造部位22の平面視形状の中心とが一致するものが好ましい。また、凹部23の平面視形状の外形は円形、多角形等であってよく、特に制限はない。さらに、凹部23が位置し、かつ、凸構造部位22が存在しない部位の転写基板21の厚みdは、凹部23の平面視形状の面積にもよるが、例えば、転写基板21の端部における厚みtの半分以下であることが好ましい。尚、転写基板21の形状は、メサ構造に限定されるものではなく、また、凹部23を有していない形状であってもよい。
被成形樹脂は、インクジェットヘッドからの吐出が可能な流動性を有するものであればよく、光硬化性樹脂、熱硬化性樹脂等を挙げることができる。例えば、光硬化性樹脂としては、主剤、開始剤、架橋剤により構成され、また、必要に応じて、モールドとの付着を抑制するための離型剤や、転写基板21との密着性を向上させるための密着剤を含有しているものであってよい。そして、インプリント方法により製造するパターン構造体の用途、要求される特性、物性等に応じて、使用する被成形樹脂を適宜選択することができる。例えば、パターン構造体の用途がリソグラフィ用途であれば、エッチング耐性を有し、粘度が低く残膜厚みが少ないことが要求され、パターン構造体の用途が光学部材であれば、特定の屈折率、光透過性が要求され、これらの要求に応じて光硬化性樹脂を適宜選択することができる。但し、いずれの用途であっても、使用するインクジェットヘッドへの適合性を満たす特性(粘度、表面張力等)を具備していることが要求される。尚、インクジェットヘッドは、その構造および材質等に応じて、適合する液体の粘度、表面張力等が異なる。このため、使用する被成形樹脂の粘度や表面張力等を適宜に調整すること、あるいは、使用する被成形樹脂に適合するインクジェットヘッドを適宜に選択することが好ましい。
また、転写基板21上に供給する被成形樹脂の液滴31の個数、隣接する液滴の距離は、個々の液滴の滴下量、必要とされる光硬化性樹脂の総量、基板に対する光硬化性樹脂の濡れ性、後工程である接触工程におけるモールド1と転写基板21との間隙等から適宜設定することができる。
<接触工程>
次に、モールド1と転写基板21を近接させて、このモールド1と転写基板21との間に樹脂の液滴31を展開して光硬化性樹脂層32を形成する(図13B)。
図示例では、モールド1の凹凸構造領域Aは、メサ構造である転写基板21の凸構造部位22と対向するように位置している。
<硬化工程>
次いで、モールド1側から光照射を行い、光硬化性樹脂層32を硬化させて、モールド1の凹凸構造が転写された転写樹脂層35とする(図13C)。この硬化工程では、転写基板21が光透過性の材料からなる場合、転写基板21側から光照射を行ってもよく、また、転写基板21とモールド1の両側から光照射を行ってもよい。
また、被成形樹脂が熱硬化性樹脂である場合には、被成形樹脂層32に対して加熱処理を施すことにより硬化させることができる。
<離型工程>
次に、離型工程にて、転写樹脂層35とモールド1を引き離して、転写樹脂層35であるパターン構造体41を転写基板21上に位置させた状態とする(図13D)。
<検出工程>
検出工程では、パターン構造体と共に形成されている計測マークの位置を必要に応じて検出する。
図14は、図4に示される本発明のモールド1を用いて上述のようにインプリントにより、パターン構造体と共に形成された計測マーク47の位置検出を説明する図である。図14は、図4の計測マーク用構造体7の凹部7aあるいは凸部7aにより形成された計測マーク47の凸部47a、あるいは、凹部47aを計測する例を説明するものである。この例では、位置検出装置が矢印Xで示される方向(X方向)から計測マーク47を走査することにより、計測マーク47を構成する平面視形状が長方形状の凸部47a、あるいは、凹部47aにおける端部x1、端部x2、端部x3、端部x4の位置が検出される。また、位置検出装置が矢印Yで示される方向(Y方向)から計測マーク47を走査することにより、計測マーク47を構成する平面視形状が長方形状の凸部47a、あるいは、凹部47aにおける端部y1、端部y2、端部y3、端部y4の位置が検出される。このように検出した、計測マーク47の端部位置から、当該計測マーク47が位置する部位におけるX方向、および、Y方向のパターンの設計座標に対するズレの有無、ズレの大きさを検出することができる。そして、パターンにズレが存在する場合、X方向のズレの大きさ、Y方向のズレの大きさから、当該計測マーク47が位置する部位におけるパターンのズレの大きさ、方向を正確に検出することができ、複数の計測マーク47を測定することにより、モールドを用いて形成したパターン構造体におけるパターンの設計座標に対するズレの大きさ、方向、および、設計座標に対する全体の標準偏差、拡大縮小の程度を正確に検出することができる。
このような本発明のインプリント方法は、半導体デバイスの製造や、マスターモールドを用いたレプリカモールドの製造等に使用することができる。そして、マスターモールドに予め複数の計測マーク用構造体を設けておき、マスターモールドを用いて作製したレプリカモールドに形成された計測マークや、レプリカモールドを用いて作製したパターン構造体に形成された計測マークを測定することにより、設計座標に対するズレの大きさ、方向を検出することができる。これにより、モールド設計における設計座標等の修正が容易となる。また、インプリント時にモールドに所望の変形を付与して行うパターン精度の補正の制御が容易となる。したがって、本発明のインプリント方法は、高精度のパターン構造体を安定して作製することができる。
上述のインプリント方法の実施形態は例示であり、本発明はこれに限定されるものではない。
次に、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
[実施例1]
<モールドの作製>
平板形状の基材として、石英ガラス基板(152mm×152mm、厚み6.35mm)を準備し、この基材の一の面の中央に、25mm×30mmの凹凸構造領域を設定した。
次に、この基材の上記の一の面上にスパッタリング法によりクロム薄膜を成膜した。次いで、このクロム薄膜上に、スピンコート法により、電子線感応ポジ型レジストを塗布した。この塗膜に対して設計座標に基づいて電子線描画を行い、現像して、凹凸構造領域内のハードマスク材料層上に、所望のレジストパターンを形成した。この設計座標では、長方形状の主パターン領域(1530μm×1320μm)が碁盤目形状に設定され、各主パターン領域の間隙部位に非主パターン領域を格子形状に設定した。また、この非主パターン領域の各交差部位に正方形状の計測領域(100μm×100μm)を352箇所設定した(図2参照)。さらに、各計測領域では、中央の正方形状(60μm×60μm)の領域に、平面視形状が長方形状(1μm×8μm)の4個の描画領域が、一辺12μmの正方形の各辺に位置するように設定され、また、この中央の正方形状の領域を除く領域をダミーパターン領域とし、ドット形状(1μm×1μm)の描画領域が1.5μmピッチで設定されたものであった。
次いで、レジストパターンを介してクロム薄膜をエッチングしてハードマスクを形成した。
次に、上記のように形成したハードマスクを介して基材(石英ガラス)に対しエッチングを実施して、インプリント用のマスターモールドを作製した。
このように作製したマスターモールドの凹凸構造領域では、各計測領域の中央の正方形状(60μm×60μm)の領域に、平面視形状が長方形状(1μm×8μm)の4個の凸部が、一辺12μmの正方形の各辺に位置するように形成されて計測マーク用構造体をなしており、その周囲のダミーパターン領域に、外径が1μmの凸部が1.5μmピッチで形成されたダミー凹凸構造が位置したものであった。そして、計測マーク用構造体およびダミー凹凸構造は、計測領域の中心を一定角度90°の4回軸とする回転対称であった(図4参照)。また、図4に示されている計測領域の外形寸法L1(ダミーパターン領域の外周辺の長さ)は100μm、内周辺の長さL2は60μm、ダミーパターン領域の内周辺と計測マーク用構造体との距離L3は24μmであった。尚、マスターモールドの凹凸構造は、走査型電子顕微鏡で観察し、寸法を計測した。
<パターン形成>
レプリカモールド用の転写基板として、中央に25mm×30mm、高さ30μmの凸構造部位を有するメサ構造の石英ガラス基板(152mm×152mm、厚み6.35mm)を準備した。この転写基板の凸構造部位に、光硬化性の被成形樹脂の液滴を、インクジェット装置を用いて供給した。
上記のように被成形樹脂を供給した転写基板とマスターモールドを近接させ、マスターモールドと転写基板との間に液滴を展開して、光硬化性樹脂層を形成した。
次いで、インプリント装置の照明光学系から平行光(ピーク波長が365nmの紫外線)をマスターモールド側に1000mJ/cm2の条件で照射した。これにより、マスターモールド側から光照射を行い、光硬化性樹脂層を硬化させて、マスターモールドの凹凸構造が転写された転写樹脂層とした。
次に、転写樹脂層とマスターモールドを引き離して、転写樹脂層であるパターン構造体をレプリカモールド用の転写基板上に位置させた状態とした。
<パターン構造体の評価>
マスターモールドの計測マーク用構造体と、レプリカモールド用の転写基板上に位置するパターン構造体と共に形成されている計測マークについて、各計測領域にて、図14に示すようなX方向、Y方向における端部の位置を検出した。さらに、レプリカモールド用の転写基板上に位置する計測マークについては、各計測領域における計測マークの幅を測定した。そして、レプリカモールド用の転写基板上の計測マークの位置と、マスターモールドの計測マーク用構造体の位置との変位量の差分を、X方向、Y方向についてそれぞれ求め、その標準偏差σを算出した。また、X方向、Y方向における計測マークの幅の標準偏差σを算出した。その結果、下記の表1にも示すように、X方向における計測マーク位置の変位量の3σは3.06nmであり、Y方向における計測マーク位置の変位量の3σは4.17nmであった。また、X方向における計測マークの幅の3σは8.7nmであり、Y方向における計測マークの幅の3σは8.7nmであった。この結果から、計測マークの変形が十分に抑制されていることが確認された。尚、計測マークの端部位置の検出は、ケーエルエー・テンコール社製 IPRO Seriesを用いて行った。
[実施例2]
マスターモールドの作製において、各計測領域では、中央の正方形状(40μm×40μm)の領域に、平面視形状が長方形状(1μm×8μm)の4個の描画領域が、一辺12μmの正方形の各辺に位置するように設定し、パターンの存在しない平坦面の面積を実施例と比べて小さくなるようにした。また、この中央の正方形状の領域を除く領域をダミーパターン領域とし、パターン長手方向がY方向(図14参照)となるように配置されるライン/スペース形状(ライン:0.2μm、スペース:0.2μm)の描画領域を設定した。すなわち、ダミーパターン領域は平面視形状が一定角度90°の4回軸とする回転対称であり、ダミー凹凸構造は平面視形状が一定角度180°の2回軸とする回転対称とし、4回軸と2回軸が一致するものとした。このように変更した他は、実施例1と同様に、マスターモールドを作製した。
また、このマスターモールドを使用して、実施例1と同様にして、パターン構造体をレプリカモールド用の転写基板上に形成した。
このパターン構造体と共に形成されている計測マークについて、実施例1と同様に、レプリカモールド用の転写基板上の計測マークの位置と、マスターモールドの計測マーク用構造体の位置との変位量の差分を、X方向、Y方向についてそれぞれ求め、その標準偏差σを算出した。また、X方向、Y方向における計測マークの幅の標準偏差σを算出した。その結果、下記の表1にも示すように、X方向における計測マーク位置の変位量の3σは2.07nmであり、Y方向における計測マーク位置の変位量の3σは3.49nmであった。また、X方向における計測マークの幅の3σは3.4nmであり、Y方向における計測マークの幅の3σは5.4nmであった。この結果から、この実施例2では、実施例1に比べて、各計測領域の中央の正方形状の領域を小さくしたことにより、ダミーパターン領域が大きくなり、計測マーク用構造体とダミー凹凸構造との距離が接近したため、計測マークの変形がより抑制されていることが確認された。一方、ダミー凹凸構造が、パターン長手方向がY方向であるライン/スペース形状であるため、変位や変形について、X方向とY方向で実施例1に比べて大きな異方性が存在することが確認され、この点で実施例1に比べてやや劣るものであった。
[比較例]
モールドの作製において、非主パターン領域の各交差部位に正方形状の計測領域(158μm×153μm)を設定し、各計測領域の中央に長方形状(100μm×115μm)の領域を設定し、この中央の長方形状の領域を除く領域をダミーパターン領域とした。また、この長方形状の領域の中心と、計測マーク用構造体の中心とが一致せず、図4に示されているダミーパターン領域の内周辺と計測マーク用構造体との距離L3の最大値が78μm、最小値が25μmとなるようにした。すなわち、図15に示されるように、ダミーパターン領域8は、平面視形状が一定角度90°の4回軸を有する回転対称とはならず、計測マーク用構造体7は、平面視形状が一定角度90°の4回軸aを有する回転対称であるが、その4回軸aは、計測領域の中心cと一致しないようにした。このように変更した他は、実施例1と同様に、モールドを作製した。
また、このモールドを使用して、実施例と同様にして、パターン構造体を転写基板上に形成した。
このパターン構造体と共に形成されている計測マークについて、実施例1と同様に、レプリカモールド用の転写基板上の計測マークの位置と、マスターモールドの計測マーク用構造体の位置との変位量の差分を、X方向、Y方向についてそれぞれ求め、その標準偏差σを算出した。また、X方向、Y方向における計測マークの幅の標準偏差σを算出した。その結果、下記の表1にも示すように、X方向における計測マーク位置の変位量の3σは6.49nmであり、Y方向における計測マーク位置の変位量の3σは6.64nmであった。また、X方向における計測マークの幅の3σは11.8nmであり、Y方向における計測マークの幅の3σは9.8nmであった。この結果から、実施例1、実施例2に比べて、計測マークの変形が大きく、それに起因して変位についても実施例1、実施例2に比べて大きいことが確認された。
Figure 0006361238
実施例1、実施例2、比較例の結果から、計測マーク位置の変位量の3σは、ダミーパターン領域の内周辺と計測マーク用構造体との距離(図4に示されるL3)が小さくなるにしたがって、小さくなることが確認された。
インプリント方法を用いた種々のパターン構造体の製造、基板等の被加工体へ微細加工等に適用可能である。
1…インプリント用モールド
2…基材
4…主パターン領域
5…非主パターン領域
6…計測領域
7…計測マーク用構造体
8,8a,8b,8a1,8a2,8b1,8b2…ダミーパターン領域
9,9a,9b,9a1,9a2,9b1,9b2…ダミー凹凸構造
A…凹凸構造領域
21…転写基板
31…液滴
32…被成形樹脂層
35…転写樹脂層
47…計測マーク

Claims (8)

  1. 基材と、
    前記基材の一の面に設定された凹凸構造領域と、
    前記凹凸構造領域に設定された計測領域と
    を有し、
    前記計測領域には、計測マーク用構造体と、前記計測マーク用構造体を所望の距離を隔てて囲むように設定されたダミーパターン領域と、前記ダミーパターン領域に位置するダミー凹凸構造とが含まれ、
    前記ダミー凹凸構造は、複数のドット形状の凹部あるいは凸部、またはライン/スペース形状の凹部あるいは凸部を有し、
    ドット形状の前記凹部あるいは前記凸部、またはライン/スペース形状の前記凹部あるいは前記凸部は、疎密階調をなすように配列されていることを特徴とするインプリント用モールド。
  2. 前記計測マーク用構造体の平面視形状は、4回対称形状であることを特徴とする請求項に記載のインプリント用モールド。
  3. 前記ダミーパターン領域の平面視形状は、4回対称形状であることを特徴とする請求項または請求項に記載のインプリント用モールド。
  4. 前記ダミー凹凸構造の平面視形状は、2回対称形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載のインプリント用モールド。
  5. 前記計測マーク用構造体の平面視形状は、4回対称形状であり、
    前記計測マーク用構造体の4回軸と前記ダミー凹凸構造の4回軸とが一致することを特徴とする請求項に記載のインプリント用モールド。
  6. 前記ダミー凹凸構造の平面視形状は、4回対称形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載のインプリント用モールド。
  7. 前記計測マーク用構造体の平面視形状は、4回対称形状であり、
    前記計測マーク用構造体の4回軸と前記ダミー凹凸構造の4回軸とが一致することを特徴とする請求項に記載のインプリント用モールド。
  8. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載のインプリント用モールドおよび転写基板の少なくとも一方に被成形樹脂を供給する樹脂供給工程と、
    前記インプリント用モールドおよび前記転写基板を近接させて、前記インプリント用モールドおよび前記転写基板の間に前記被成形樹脂を展開させて被成形樹脂層を形成する接触工程と、
    前記被成形樹脂層を硬化させて前記凹凸構造が転写された転写樹脂層とする硬化工程と、
    前記転写樹脂層および前記インプリント用モールドを引き離して、前記転写樹脂層であるパターン構造体を前記転写基板上に位置させた状態とする離型工程と、
    前記離型工程後に、前記パターン構造体と共に形成されている計測マークの位置を必要に応じて検出する検出工程と
    を有することを特徴とするインプリント方法。
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