JP6101608B2 - 誘導加熱コイル及び誘導加熱装置並びに加熱方法 - Google Patents

誘導加熱コイル及び誘導加熱装置並びに加熱方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6101608B2
JP6101608B2 JP2013191778A JP2013191778A JP6101608B2 JP 6101608 B2 JP6101608 B2 JP 6101608B2 JP 2013191778 A JP2013191778 A JP 2013191778A JP 2013191778 A JP2013191778 A JP 2013191778A JP 6101608 B2 JP6101608 B2 JP 6101608B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
primary coil
conductor portion
induction heating
secondary coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013191778A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015060634A (ja
Inventor
英宏 安武
英宏 安武
文昭 生田
文昭 生田
剣吾 深沢
剣吾 深沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Neturen Co Ltd
Original Assignee
Neturen Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Neturen Co Ltd filed Critical Neturen Co Ltd
Priority to JP2013191778A priority Critical patent/JP6101608B2/ja
Priority to PCT/JP2014/074536 priority patent/WO2015041240A1/ja
Priority to US15/022,721 priority patent/US10285221B2/en
Priority to MX2016003436A priority patent/MX362335B/es
Priority to CN201480051356.6A priority patent/CN105557066B/zh
Priority to EP14846633.7A priority patent/EP3048859B1/en
Publication of JP2015060634A publication Critical patent/JP2015060634A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6101608B2 publication Critical patent/JP6101608B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/02Induction heating
    • H05B6/04Sources of current
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/02Induction heating
    • H05B6/10Induction heating apparatus, other than furnaces, for specific applications
    • H05B6/101Induction heating apparatus, other than furnaces, for specific applications for local heating of metal pieces
    • H05B6/102Induction heating apparatus, other than furnaces, for specific applications for local heating of metal pieces the metal pieces being rotated while induction heated
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/02Induction heating
    • H05B6/36Coil arrangements
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/02Induction heating
    • H05B6/36Coil arrangements
    • H05B6/40Establishing desired heat distribution, e.g. to heat particular parts of workpieces
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/02Induction heating
    • H05B6/36Coil arrangements
    • H05B6/44Coil arrangements having more than one coil or coil segment

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Induction Heating (AREA)
  • Heat Treatment Of Articles (AREA)

Description

本発明は、誘導加熱コイル及び誘導加熱装置並びに加熱方法に関する。
相対的に太い部位とその両側又は片側に設けられた相対的に細い部位とを有する段付きのワークに対して熱処理が施される場合に、均一加熱の観点からワークは典型的には炉加熱されるが、誘導加熱する方法も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された誘導加熱コイルは、大径軸部と大径軸部の軸方向両側に設けられた小径軸部とで構成された両端段付きのワークを誘導加熱するものである。この誘導加熱コイルは、ワークの中心軸を含む断面の外形線に沿って導体が延設されてなり、高周波の電力が供給されることによって磁束を発生させる。ワークは、その中心軸まわりに回転されながら、誘導加熱コイルが発生させる磁束を受けて誘導加熱される。
実開平5−33496号公報
誘導加熱では、誘導加熱コイルとワークとの間のギャップが大きくなる程に加熱効率が低下するところ、特許文献1に記載された誘導加熱コイルは、ワークの中心軸を含む断面の外形線に沿って延設された導体によって構成されており、誘導加熱コイルとワークとの間のギャップを小さくでき、ワークの着脱も容易である。
しかし、特許文献1に記載された誘導加熱コイルは、誘導加熱コイルの周囲に形成される磁場を局所的に調整することができず、ワークの各部の加熱温度を均一に、又は所望の加熱温度に調整することが難しい。
本発明は、上述した事情に鑑みなされたものであり、相対的に太い部位とその両側に設けられた相対的に細い部位とを有する両端段付きのワークの熱処理に好適に用いることができる誘導加熱コイル及び誘導加熱装置並びに加熱方法を提供することを目的とする。
(1) 電力が供給される1次コイルと、閉回路を形成している環状の2次コイルと、を備え、前記1次コイルは、前記2次コイルの外周に被さる基端側と、該基端側が前記2次コイルに被さった状態で前記2次コイルの中心軸方向に該基端側に連なる先端側とを有し、基端側の開口幅は先端側の開口幅よりも大きく、前記2次コイルは、前記1次コイルの前記基端側から前記1次コイルに挿抜自在に設けられており、前記2次コイルは、周方向の一箇所で分断された環状の外側導体部と、周方向の一箇所で分断された環状の内側導体部と、を含み、前記内側導体部は、前記外側導体部との間に空間をあけて前記外側導体部の内側に設けられており、前記外側導体部及び前記内側導体部の各々の分断箇所に形成される端部のみ互いに接続されて前記外側導体部と前記内側導体部とは直列に接続されている誘導加熱コイル。
(2) 上記(1)の誘導加熱コイルと、前記誘導加熱コイルの前記1次コイルに電力を供給する電源部と、ワークを支持し、該ワークを前記1次コイルに対して相対移動させて該1次コイルの前記基端側から該1次コイルに挿入するワーク支持部と、前記誘導加熱コイルの前記2次コイルを支持し、該2次コイルを前記1次コイルに対して相対移動させて該1次コイルの前記基端側から該1次コイルに挿入する2次コイル支持部と、を備える誘導加熱装置。
(3) 上記(1)の誘導加熱コイルを用い、相対的に太い部位と、その両側に設けられた相対的に細い部位とを有するワークを加熱する加熱方法であって、前記誘導加熱コイルの前記1次コイルの前記基端側から該1次コイルに前記ワークを挿入して、該1次コイルの前記先端側に該ワークの一方の前記細い部位を収容し、且つ該1次コイルの前記基端側に該ワークの前記太い部位及び他方の前記細い部位を収容し、前記1次コイルの前記基端側から該1次コイルに前記誘導加熱コイルの前記2次コイルを挿入して、該1次コイルの前記基端側と該基端側に収容された前記ワークの前記細い部位との間に該2次コイルを配置し、前記1次コイルに電力を供給して、前記ワークを誘導加熱する加熱方法。
本発明によれば、両端段付きのワークを誘導加熱するに際して、開口幅が相対的に小さい1次コイルの先端側にワークの一方の細い部位を収容し、開口幅が相対的に大きい1次コイルの基端側にワークの太い部位及び他方の細い部位を収容し、且つ1次コイルの基端側と、この基端側に収容されたワークの細い部位との間に2次コイルを配置することにより、誘導加熱コイルとワークとのギャップをワーク全体に亘って小さくできる。それにより、ワーク全体を均一に且つ効率よく加熱することができる。
また、本発明によれば、開口幅が相対的に大きい1次コイルの基端側からワーク及び2次コイルを挿抜することによって両端段付きのワークを誘導加熱コイルに着脱することができる。したがって、簡潔な構成でありながら、両端段付きのワークを誘導加熱コイルに対して容易に着脱することができる。
また、本発明によれば、閉回路を形成している2次コイルは比較的容易に交換できることから、この2次コイルを交換することにより、2次コイルの周囲に形成される磁場を局所的に調整することができる。それにより、2次コイルに収容されるワークの細い部位の加熱温度を比較的容易に調整することができる。
本発明の実施形態を説明するための、誘導加熱コイル及び誘導加熱装置の一例の構成を示す図である。 図1の誘導加熱装置の加熱動作時の状態を示す図である。 図1の誘導加熱コイルの2次コイルの一例の構成を示す図である。 図1の誘導加熱装置による誘導加熱の仕組みを模式的に示す図である。 図1の誘導加熱コイルの1次コイルの変形例の構成を示す図である。 図1の誘導加熱コイルの2次コイルの他の例の構成を示す図である。 図1の誘導加熱コイルの2次コイルの他の例の構成を示す図である。 図1の誘導加熱コイルの他の例の構成を示す図である。 本発明の実施形態を説明するための、コアを有する2次コイルの一例の構成を示す図である。 コアを有する2次コイルの他の例の構成を示す図である。 コアを有する2次コイルの他の例の構成を示す図である。 ワークの電流分布を示す図である。
図1は、本発明の実施形態を説明するための、誘導加熱コイル及び誘導加熱装置の一例の構成を示す。
加熱装置1は、ワーク2を誘導加熱するものであって、1次コイル4及び2次コイル5を有する誘導加熱コイル3と、1次コイル4に交流の電力を供給する電源部6と、ワーク支持部7と、2次コイル支持部9とを備えている。
ワーク2は、相対的に太い部位と、その両側に相対的に細い部位とが設けられた両端段付きのワークである。図示の例では、ワーク2は、全体として略円柱状を呈し、大径軸部20と、大径軸部20の軸方向両側に設けられた小径軸部21,22とを有している。一方の小径軸部21は、他方の小径軸部22よりも長尺に形成されている。なお、ワーク2は、図示のものに限られず、例えば略角柱状のものであってもよい。
ワーク支持部7は、ワーク2の両小径軸部21,22の端面を押圧してワーク2を軸方向に挟持する第1ロッド70及び第2ロッド71と、これら一対のロッド70,71をそれぞれ支持する第1ロッド支持部72及び第2ロッド支持部73と、これら一対のロッド支持部72,73を軸方向に進退移動させる駆動部74とを有している。駆動部74には、例えばボールネジやシリンダピストンなどを用いた適宜な直動機構が用いられる。なお一対のロッド70,71を軸まわりに回転させる回転機構をワーク支持部7に設け、ワーク2を誘導加熱する際に、必要に応じて一対のロッド70,71を回転させ、これら一対のロッド70,71に挟持されたワーク2を回転させるようにしてもよい。
1次コイル4は、全体として略筒状を呈し、ワーク2を収容可能に形成されている。そして、1次コイル4は、開口幅が先端側よりも基端側で大きくなるように形成されている。図示の例では、1次コイル4は、全体として略円筒状を呈し、ワーク2の長尺小径軸部21及び大径軸部20の外周に沿うように、先端側から順に第1加熱部40、第2加熱部41に区分され、この順にステップ的に内径(開口幅)が拡大され、第1加熱部40はワーク2の長尺小径軸部21を収容可能に形成され、第2加熱部41はワーク2の大径軸部20及び短尺小径軸部22を収容可能に形成されている。なお、1次コイル4は、略円筒状に限られるものではなく、例えばワーク2が角柱状である場合には、ワーク2の外形に対応して略角筒状とすればよい。
1次コイル4は、ソレノイドコイルとして構成されており、導電性の一本の筒材を、第1加熱部40、第2加熱部41の各部に応じた適宜な巻径及び巻線間隔で巻回して一体に形成されている。1次コイル4の両端部は、電源部6に接続されるターミナル44にそれぞれ固着されている。1次コイル4を構成する筒材の内部には水などの冷却液が流通され、ターミナル44に固着された1次コイル4の両端部には冷却液供給部(不図示)に接続されるコネクタ45が設けられている。
ターミナル44は、例えば装置基台(不図示)に固定されるなどして位置を固定され、1次コイル4は、ターミナル44に支持されて、ワーク支持部7の第1ロッド70及び第2ロッド71並びにこれら一対のロッド70,71に挟持されたワーク2と同軸に配置される。
2次コイル5は、詳細は後述するが、ワーク2の短尺小径軸部22を収容可能に、且つ1次コイル4の第2加熱部41に挿抜自在に形成されている。図示の例では、2次コイル5もまた、1次コイル4と同様に導電性の筒材で形成されており、2次コイル5を構成する筒材の内部には水などの冷却液が流通され、2次コイル5には冷却液供給部(不図示)に接続されるコネクタ55が設けられている。
2次コイル支持部9は、ワーク支持部7の第2ロッド71と略平行に第2ロッド支持部73に立設された複数のシャフト90を有している。
2次コイル5は、複数のシャフト90によって支持され、ワーク支持部7の第1ロッド70及び第2ロッド71並びにこれら一対のロッド70,71に挟持されたワーク2と同軸に配置される。そして、複数のシャフト90の長さが適宜調整されることにより、2次コイル5は、一対のロッド70,71に挟持されたワーク2の短尺小径軸部22を収容する位置に配置される。なお、一対のロッド70,71を軸まわりに回転させる回転機構がワーク支持部7に設けられ、一対のロッド70,71が回転される場合にも、2次コイル5は、回転することなく、複数のシャフト90を介して第2ロッド支持部73に固定される。
図2は、加熱装置1の加熱動作時の状態を示す。
駆動部74によってワーク支持部7の第1ロッド70及び第2ロッド71が移動されると、これら一対のロッド70,71に挟持されたワーク2は、長尺小径軸部21を進行方向の先側に向けて、1次コイル4の第2加熱部41側から1次コイル4に挿入される。そして、ワーク2の長尺小径軸部21は1次コイル4の第1加熱部40に、ワーク2の大径軸部20及び短尺小径軸部22は1次コイル4の第2加熱部41にそれぞれ収容される。
また、ワーク支持部7の第1ロッド70及び第2ロッド71の移動に伴い、2次コイル支持部9を介して第2ロッド支持部73に固定された2次コイル5もまた1次コイル4に挿入され、1次コイル4の第2加熱部41とワーク2の短尺小径軸部22との間に配置される。
図3は、2次コイル5の構成を示す。
2次コイル5は、周方向の一箇所で分断された環状に形成されており、外周側及び内周側を循環する閉回路を形成している。図示の例では、2次コイル5は、ワーク2の短尺小径軸部22の外周及び1次コイル4の第2加熱部41の内周に沿うように、略円環状に形成されている。なお、2次コイル5もまた、略円環状に限られるものではなく、例えばワーク2が角柱状である場合には、ワーク2の外形に対応して矩形環状とすればよい。
2次コイル5が1次コイル4の第2加熱部41に収容された状態で、電源部6から1次コイル4に交流の電力(電流I1)が供給されると、給電された1次コイル4の第2加熱部41が発生させる磁束を受けて2次コイル5に起電力が生じ、表皮効果により2次コイル5の外周側及び内周側を循環するようにして2次コイル5に誘導電流I2が流れる。誘導電流I2は、第2加熱部41に流れる電流I1の向きに対し、2次コイル5の内周側で周方向同じ向きとなるように流れる。したがって、2次コイル5の内側においては、2次コイル5が発生させる磁束に1次コイル4の第2加熱部41が発生させる磁束が相乗されることとなる。それにより、2次コイル5に収容されるワーク2の短尺小径軸部22の加熱効率が高まる。
図4は、加熱装置1によるワーク2の誘導加熱の仕組みを模式的に示す。
電源部6から1次コイル4に交流の電力が供給されると、給電された1次コイル4の第1加熱部40は磁束φ1を、第2加熱部41は磁束φ2をそれぞれ発生させる。
1次コイル4の第1加熱部40に収容されたワーク2の長尺小径軸部21は、第1加熱部40が発生させる磁束φ1を受けて誘導加熱される。
1次コイル4の第2加熱部41に収容されたワーク2の大径軸部20は、第2加熱部41が発生させる磁束φ2を受けて誘導加熱される。
また、1次コイル4の第2加熱部41に収容された2次コイル5は、第2加熱部41が発生させる磁束φ2を受けて起電力を生じ、それにより、2次コイル5に誘導電流が流れる。2次コイル5は、この誘導電流によって磁束φ3を発生させる。
そして、2次コイル5に収容されたワーク2の短尺小径軸部22は、主として2次コイル5が発生させる磁束φ3を受けて誘導加熱される。
ワーク2の加熱処理が済んだ後、駆動部74によってワーク支持部7の第1ロッド70及び第2ロッド71が移動され、これら一対のロッド70,71に挟持されたワーク2、及び2次コイル支持部9を介して第2ロッド支持部73に固定された2次コイル5は、1次コイル4の第2加熱部41側から抜去される。
このように、加熱装置1は誘導加熱によってワーク2を加熱するものであり、設置に要するスペースが一般的に加熱炉に比べて小さい。そこで、加熱装置1をワーク2の加工ラインに組み込んでワーク2の熱処理をインラインで行うことが可能となる。さらに、複数の加熱装置1をワーク2の加工ラインに設置することができ、また、加熱装置1の設置向きも、ワーク2の加工ラインに応じて、例えばワーク支持部7の一対のロッド70,71が鉛直となる縦置きや一対のロッド70,71が水平となる横置きなどから適宜選択することができる。それにより、加熱炉を用いたバッチ処理に比べてワーク2の熱処理効率を高めることができる。
そして、加熱装置1によれば、ワーク2の長尺小径軸部21を開口幅が相対的に小さい1次コイル4の第1加熱部40に収容し、ワーク2の大径軸部20及び短尺小径軸部22を開口幅が相対的に大きい1次コイル4の第2加熱部41に収容し、且つ短尺小径軸部22と1次コイル4の第2加熱部41との間に2次コイル5を配置することにより、ワーク2と誘導加熱コイル3とのギャップをワーク2の全体に亘って小さくできる。それにより、ワーク2全体を均一に且つ効率よく加熱することができる。
また、加熱装置1によれば、開口幅が相対的に大きい1次コイル4の第2加熱部41側からワーク2及び2次コイル5を挿抜することによってワーク2を誘導加熱コイル3に着脱することができる。したがって、簡潔な装置構成でありながら、ワーク2を誘導加熱コイル3に対して容易に着脱することができる。
さらに、加熱装置1によれば、ワーク2及び閉回路を形成している2次コイル5を移動させ、給電される1次コイル4の位置を固定することができるので、給電路の維持が容易となり、装置構成をさらに簡潔にすることができる。ワーク2の大径軸部20を境にワーク2を軸方向に挟み込む二つのコイルを設け、両コイルに独立に給電することによってもワーク2全体を均一に加熱することは可能であるが、この場合、二つの電源部が必要となり、また少なくとも一方のコイルを電源部と共に移動させる必要がある。これに対して、本加熱装置1によれば、電源部が一つで済み、且つ電源部及び1次コイル4の位置を固定することができるので、設備費用の点でも有利である。
また、加熱装置1によれば、閉回路を形成している2次コイル5は比較的容易に交換できることから、この2次コイル5を交換することにより、2次コイル5の周囲に形成される磁場を調整することができる。それにより、2次コイル5に収容されるワーク2の短尺小径軸部22の加熱温度を比較的容易に調整することができ、例えばワーク2全体の加熱温度をより均一化することができる。
さらに、加熱装置1によれば、1次コイル4がソレノイドコイルとして構成されており、1次コイル4の第1加熱部40の巻線間隔を調整することによって第1加熱部40の周囲に形成される磁場を調整することができる。それにより、第1加熱部40に収容されるワーク2の長尺小径軸部21の加熱温度を比較的容易に調整することができ、例えばワーク2全体の加熱温度をより均一化することができる。
なお、上述した加熱装置1において、1次コイル4は全体として略筒状を呈するものとして説明したが、1次コイルは、2次コイル5の外周に被さる基端側と、基端側が2次コイルに被さった状態で2次コイル5の中心軸方向に基端側に連なる先端側とを有し、2次コイル5が基端側から1次コイルに挿抜自在となるように、基端側の開口幅が先端側の開口幅よりも大きければよく、例えば図5に示すように、2次コイル5の外周に被さる基端側のみ略筒状とされ、先端側はワーク2の中心軸を含む断面の外形線に概ね沿って導体が延設されてなるヘアピンコイルとして1次コイル4を構成することもできる。
図6及び図7は、2次コイルの他の例の構成をそれぞれ示す。
図6に示す2次コイル205は、外側導体部250と、内側導体部251と、一対の接続導体部252とを有している。外側導体部250及び内側導体部251は、いずれも周方向の一箇所で分断された環状に形成されており、内側導体部251は、外側導体部250の内側に外側導体部250との間に空間をあけて配置されている。一対の接続導体部252は、互いに平行に延設され、外側導体部250及び内側導体部251の各々の分断箇所に関して同じ側に位置する端部同士(250aと251a、及び250bと251b)をそれぞれ接続している。それにより、外側導体部250と内側導体部251とは直列に接続され、外側導体部250及び内側導体部251を循環する閉回路が形成される。
1次コイル4への給電に伴って2次コイル205に起電力が生じ、2次コイル205の外側導体部250及び内側導体部251を循環するようにして2次コイル205に誘導電流I2が流れる。誘導電流I2は、第2加熱部41に流れる電流I1の向きに対し、内側導体部251で周方向同じ向きとなるように流れる。したがって、2次コイル205の内側においては、2次コイル205が発生させる磁束に1次コイル4の第2加熱部41が発生させる磁束が相乗されることとなる。それにより、2次コイル205においても、図3に示した2次コイル5と同様に、2次コイル205の内側に形成される磁場の強度を高めることができ、2次コイル205に収容されるワーク2の短尺小径軸部22の加熱効率を高めることができる。
図7に示す2次コイル305は、図6に示した2次コイル205と同様に、周方向の一箇所で分断された環状の外側導体部350及び内側導体部351と、外側導体部350と内側導体部351とを直列に接続する一対の接続導体部352とを有しており、外側導体部350及び内側導体部351を循環する閉回路を形成している。ただし、図6に示した2次コイル205では、外側導体部250及び内側導体部251の軸方向寸法が等しいのに対し、図7に示す2次コイル305では、外側導体部350の軸方向寸法が内側導体部351の軸方向寸法に比べて大きくされている。
そして、2次コイル305が挿入される1次コイル4の第2加熱部41は、軸方向に延長された2次コイル305の外側導体部350に対応し、巻数を多くされることによって軸方向に延長され、外側導体部350を収容可能に形成されている。
1次コイル4の第2加熱部41の巻数が多くなるのに伴って、第2加熱部41が発生させる磁束が増加し、これを2次コイル305の外側導体部350によって漏れなく受けることにより、2次コイル305の内側導体部351に流れる誘導電流の電流量を増加させることができる。それにより、2次コイル305に収容されるワーク2の短尺小径軸部22の加熱効率をさらに高めることができる。
このように、1次コイル4の第2加熱部41の巻数によって2次コイル305の内側導体部351に流れる誘導電流の電流量が調整可能であることから、図8に示すように、1次コイル4の第2加熱部41の一巻毎にタップ46を設け、任意の一つのタップ46が電源部6(ターミナル44)に接続されるように構成してもよい。かかる構成によれば、電源部6からみた第2加熱部41の巻数がタップ毎に異なる。そこで、電源部6に接続されるタップを適宜選択することにより、単一の1次コイル4及び2次コイル305を用いて、2次コイル305の内側導体部351に流れる誘導電流の電流量を調整することができる。
図9は、2次コイルの他の例の構成を示す。
図9に示す2次コイル405は、図6に示した2次コイル205と同様に、周方向の一箇所で分断された環状の外側導体部450及び内側導体部451と、外側導体部450と内側導体部451とを直列に接続する一対の接続導体部452とを有しており、外側導体部450及び内側導体部451を循環する閉回路を形成している。
そして、2次コイル405は、この2次コイル405が発生させる磁束の広がりを調整するためのコア部材453をさらに有している。コア部材453は、外側導体部450と内側導体部451との間に介在して設けられている。2次コイル405が発生させる磁束の広がりをコア部材453によって調整することにより、2次コイル405が発生させる磁束をワーク2の局部に集中的に鎖交させることができ、その部位の加熱効率を高めることができる。
コア部材453の形状は、ワーク2の形状や所望するワーク2の加熱温度分布に応じて種々に変更することができる。図9に示す例では、コア部材453は、内側導体部451の内周面を除く表面を略全周にわたって覆うように構成されているが、図10に示すように、内側導体部451の内周面及び軸方向の片側の端面を除く表面を略全周にわたって覆うように構成することもでき、また、図11に示すように、外側導体部450と内側導体部451との間の空間を埋めるように構成することもできる。
以下、実験例について説明する。
まず、実験例1として、1次コイル及び2次コイルを備える誘導加熱コイルを用いた両端段付きのワークの誘導加熱において、ワークに流れる電流の分布をシミュレーションにより解析した。ワークは図1に示したワーク2の構成を備えるものとし、2次コイルは、図10に示した2次コイル405と同様にコア部材を備えるものとした。解析結果を図12に示す。図12では、電流密度がグレースケールで表されており、電流密度が高い程に濃い階調で表されている。
図12に示すとおり、2次コイルに収容されるワークの短尺小径軸部(22)と1次コイルとのギャップは、ワークの大径軸部(20)及び長尺小径軸部(21)と1次コイルとのギャップに比べて大きいにもかかわらず、2次コイルに収容されるワークの短尺小径軸部(22)の電流密度を、ワークの大径軸部(20)及び長尺小径軸部(21)と略等しい電流密度まで高められることがわかる。
次に、実験例2〜4として、図1に示したワーク2の構成を備える共通のワークを用い、このワークに対して誘導加熱による熱処理を行った。ワークの表面を950℃に加熱するものとして、加熱条件を下記のとおりに設定した。
<加熱条件>
・供給電力:50kW
・周波数 :3kHz
・給電時間:40sec
実験例2では、ワークを誘導加熱する誘導加熱コイルの1次コイルとして、図1に示した1次コイル4の構成を備え、ワークの大径軸部(20)及び短尺小径軸部(22)並びに2次コイルを収容する加熱部の巻数を3ターンとしたものを用い、2次コイルとして、図10に示したコア部材453を有する2次コイル405の構成を備えるものを用いた。
実験例3では、1次コイルとして、図1に示した1次コイル4の構成を備え、ワークの大径軸部(20)及び短尺小径軸部(22)並びに2次コイルを収容する加熱部の巻数を5ターンとしたものを用いた。1次コイルの加熱部の巻数を除き、実験例3の1次コイル及び2次コイルの仕様は実験例2と同じとした。
実験例4では、1次コイルとして、図1に示した1次コイル4の構成を備え、ワークの大径軸部(20)及び短尺小径軸部(22)並びに2次コイルを収容する加熱部の巻数を5ターンとしたものを用い、2次コイルとして、図7に示した2次コイル305の構成を備えるものを用いた。実験例3の1次コイル及び2次コイルの仕様は、1次コイルの加熱部の巻数、及び2次コイルのコア部材を省き2次コイルの外側導体部の軸方向寸法を延長した点を除き、実験例2と同じとした。
実験例2〜4の各々において、ワークの大径軸部(20)、長尺小径軸部(21)、短尺小径軸部(22)の表面の加熱処理直後の温度を測定した。測定した結果を以下に示す。
大径軸部 長尺小径軸部 短尺小径軸部
・実験例2 : 920℃ 950℃ 900℃
・実験例3 : 940℃ 950℃ 940℃
・実験例4 : 930℃ 950℃ 930℃
以上の結果から、1次コイルとのギャップが相対的に大きいワークの短尺小径軸部(22)を2次コイルに収容し、2次コイルを介して誘導加熱することによって、短尺小径軸部の加熱効率を高められること、及び、2次コイルを収容する1次コイルの加熱部の巻数を多くすることによって、短尺小径軸部の加熱効率をさらに高められることが確認できた。そして、2次コイルを収容する1次コイルの加熱部の巻数の増加に対応して2次コイルの外側導体部を延長することによって、コア部材を用いずとも同等の加熱効率が得られることが確認できた。
1 加熱装置
2 ワーク
3 誘導加熱コイル
4 1次コイル
5 2次コイル
6 電源部
7 ワーク支持部
8 1次コイル支持部
9 2次コイル支持部
20 大径軸部
21 小径軸部
22 小径軸部

Claims (8)

  1. 電力が供給される1次コイルと、
    閉回路を形成している環状の2次コイルと、
    を備え、
    前記1次コイルは、前記2次コイルの外周に被さる基端側と、該基端側が前記2次コイルに被さった状態で前記2次コイルの中心軸方向に該基端側に連なる先端側とを有し、基端側の開口幅は先端側の開口幅よりも大きく、
    前記2次コイルは、前記1次コイルの前記基端側から前記1次コイルに挿抜自在に設けられており、
    前記2次コイルは、周方向の一箇所で分断された環状の外側導体部と、周方向の一箇所で分断された環状の内側導体部と、を含み、
    前記内側導体部は、前記外側導体部との間に空間をあけて前記外側導体部の内側に設けられており、
    前記外側導体部及び前記内側導体部の各々の分断箇所に形成される端部のみ互いに接続されて前記外側導体部と前記内側導体部とは直列に接続されている誘導加熱コイル。
  2. 請求項1に記載の誘導加熱コイルであって、
    前記内側導体部は、前記外側導体部とは逆向きに電流を流すように前記外側導体部に接続されている誘導加熱コイル。
  3. 請求項1または2に記載の誘導加熱コイルであって、
    前記2次コイルは、前記外側導体部と前記内側導体部との間に介在して設けられた少なくとも一つのコア部材を有する誘導加熱コイル。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の誘導加熱コイルであって、
    前記1次コイルは筒状を呈する誘導加熱コイル。
  5. 請求項4に記載の誘導加熱コイルであって、
    前記1次コイルは、ソレノイドコイルである誘導加熱コイル。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の誘導加熱コイルと、
    前記誘導加熱コイルの前記1次コイルに電力を供給する電源部と、
    ワークを支持し、該ワークを前記1次コイルに対して相対移動させて該1次コイルの前記基端側から該1次コイルに挿入するワーク支持部と、
    前記誘導加熱コイルの前記2次コイルを支持し、該2次コイルを前記1次コイルに対して相対移動させて該1次コイルの前記基端側から該1次コイルに挿入する2次コイル支持部と、
    を備える誘導加熱装置。
  7. 請求項1から5のいずれか一項に記載の誘導加熱コイルを用い、相対的に太い部位と、その両側に設けられた相対的に細い部位とを有するワークを加熱する加熱方法であって、
    前記誘導加熱コイルの前記1次コイルの前記基端側から該1次コイルに前記ワークを挿入して、該1次コイルの前記先端側に該ワークの一方の前記細い部位を収容し、且つ該1次コイルの前記基端側に該ワークの前記太い部位及び他方の前記細い部位を収容し、
    前記1次コイルの前記基端側から該1次コイルに前記誘導加熱コイルの前記2次コイルを挿入して、該1次コイルの前記基端側と該基端側に収容された前記ワークの前記細い部位との間に該2次コイルを配置し、
    前記1次コイルに電力を供給して、前記ワークを誘導加熱する加熱方法。
  8. 電力を供給される1次コイルに収容される2次コイルであって、
    周方向の一箇所で分断された環状の外側導体部と、周方向の一箇所で分断された環状の内側導体部と、を含み、
    前記内側導体部は、前記外側導体部の内側に該外側導体部との間に空間をあけて設けられており、
    前記外側導体部及び前記内側導体部の各々の分断箇所に形成される端部のみ互いに接続されて前記外側導体部と前記内側導体部とが直列に接続されることにより閉回路を形成している2次コイル。
JP2013191778A 2013-09-17 2013-09-17 誘導加熱コイル及び誘導加熱装置並びに加熱方法 Active JP6101608B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013191778A JP6101608B2 (ja) 2013-09-17 2013-09-17 誘導加熱コイル及び誘導加熱装置並びに加熱方法
PCT/JP2014/074536 WO2015041240A1 (ja) 2013-09-17 2014-09-17 誘導加熱コイル及び誘導加熱装置並びに加熱方法
US15/022,721 US10285221B2 (en) 2013-09-17 2014-09-17 Induction heating coil, induction heating device, and heating method
MX2016003436A MX362335B (es) 2013-09-17 2014-09-17 Espiral de calentamiento por induccion, dispositivo de calentamiento por induccion y metodo de calentamiento.
CN201480051356.6A CN105557066B (zh) 2013-09-17 2014-09-17 感应加热线圈和感应加热装置以及加热方法
EP14846633.7A EP3048859B1 (en) 2013-09-17 2014-09-17 Induction heating coil, induction heating device, and heating method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013191778A JP6101608B2 (ja) 2013-09-17 2013-09-17 誘導加熱コイル及び誘導加熱装置並びに加熱方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015060634A JP2015060634A (ja) 2015-03-30
JP6101608B2 true JP6101608B2 (ja) 2017-03-22

Family

ID=52688888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013191778A Active JP6101608B2 (ja) 2013-09-17 2013-09-17 誘導加熱コイル及び誘導加熱装置並びに加熱方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10285221B2 (ja)
EP (1) EP3048859B1 (ja)
JP (1) JP6101608B2 (ja)
CN (1) CN105557066B (ja)
MX (1) MX362335B (ja)
WO (1) WO2015041240A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10285221B2 (en) 2013-09-17 2019-05-07 Neturen Co., Ltd. Induction heating coil, induction heating device, and heating method

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170164777A1 (en) * 2015-12-10 2017-06-15 Spectrum Brands, Inc. Induction cooktop
CN110050508B (zh) * 2016-12-08 2021-08-24 光洋热系统股份有限公司 感应加热线圈的支承结构和感应加热装置
JP2019100777A (ja) * 2017-11-29 2019-06-24 豊田合成株式会社 インフレーター用容器の耐圧試験装置
DE102018203273A1 (de) 2018-03-06 2019-09-12 MTU Aero Engines AG Induktionsheizvorrichtung, Vorrichtung zur additiven Herstellung zumindest eines Bauteilbereichs eines Bauteils mit einer solchen Induktionsheizvorrichtung, Verfahren zum induktiven Erwärmen eines Bauteilbereichs und Bauteil für eine Strömungsmaschine
EP3770284A4 (en) * 2018-03-22 2021-12-22 Nippon Steel Corporation CROSS-CURING DEVICE AND CROSS-CURING PROCESS
JP7086788B2 (ja) * 2018-08-23 2022-06-20 高周波熱錬株式会社 加熱コイル及び加熱方法
JP7226539B2 (ja) * 2019-05-23 2023-02-21 日本製鉄株式会社 2次コイルモジュール、移動焼入れ装置及び移動焼入れ方法
JP7151888B2 (ja) * 2019-05-23 2022-10-12 日本製鉄株式会社 移動焼入れ装置及び移動焼入れ方法
EP3998360A4 (en) * 2019-07-09 2022-06-15 Nippon Steel Corporation MOBILE HARDENING DEVICE AND MOBILE HARDENING METHOD
JP7407438B2 (ja) 2019-09-02 2024-01-04 トクデン株式会社 流体加熱装置
CN111575448B (zh) * 2020-06-16 2021-10-22 广西汇恒机械制造有限公司 一种轴的加工方法
CN112475683B (zh) * 2020-11-24 2023-02-21 中车大连机车车辆有限公司 一种用于对环向焊缝预热及加热缓冷的装置及方法

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE758421C (de) * 1941-01-21 1953-02-02 Glyco Metall Werke Hochfrequenztransformator
US2620433A (en) * 1942-06-01 1952-12-02 Ohio Crankshaft Co Coil for differential heat-treatment
US2643325A (en) * 1950-10-06 1953-06-23 Ohio Crankshaft Co Progressive high-frequency heating of variable-dimension shafts
JPS5221215B2 (ja) * 1971-09-17 1977-06-09
JPS54131141A (en) * 1978-04-04 1979-10-12 Koshuha Netsuren Kk Induction heating coil and induction heating method
JPS5923813A (ja) * 1982-07-29 1984-02-07 High Frequency Heattreat Co Ltd テ−パ−部材の表面均一焼戻し方法および焼戻し用加熱コイル
JPS643924A (en) 1987-06-25 1989-01-09 Matsushita Electric Works Ltd Sealed contact device
JPH0533496A (ja) 1991-07-31 1993-02-09 Tokyu Constr Co Ltd コンクリート均し装置
JP2502127Y2 (ja) 1991-10-04 1996-06-19 富士電子工業株式会社 段付シャフト用半開放型高周波加熱コイル
JPH0734598A (ja) 1993-07-26 1995-02-03 Nkk Corp 鉄筋コンクリート用アレイ形鉄筋
JP2599853Y2 (ja) * 1993-12-09 1999-09-20 富士電子工業株式会社 高周波加熱コイル
JP2872943B2 (ja) * 1995-07-21 1999-03-24 富士電子工業株式会社 高周波加熱コイル
JP2000087135A (ja) * 1998-09-09 2000-03-28 High Frequency Heattreat Co Ltd 足付軸部材の誘導加熱焼入装置
CN2502386Y (zh) 2001-09-17 2002-07-24 大连金业电力设备有限公司 0.5kv户外型干式电流互感器
DE202005012523U1 (de) * 2005-08-05 2006-12-21 Rs Elektronik Gmbh Vorrichtung zum induktiven Erwärmen von Werkzeugaufnahmen
JP2007130033A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Sharp Corp リングセンサの給電システム
JP5231109B2 (ja) * 2008-07-10 2013-07-10 Ntn株式会社 高周波誘導加熱焼戻装置および高周波誘導加熱焼戻方法
JP5349941B2 (ja) * 2008-12-12 2013-11-20 富士電子工業株式会社 焼入方法及び焼入装置
JP5329215B2 (ja) * 2008-12-26 2013-10-30 富士電子工業株式会社 歯車と段付き軸の誘導加熱装置、並びに、誘導加熱方法
JP5847619B2 (ja) 2012-03-14 2016-01-27 シャープ株式会社 発光装置および照明装置
JP6101608B2 (ja) 2013-09-17 2017-03-22 高周波熱錬株式会社 誘導加熱コイル及び誘導加熱装置並びに加熱方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10285221B2 (en) 2013-09-17 2019-05-07 Neturen Co., Ltd. Induction heating coil, induction heating device, and heating method

Also Published As

Publication number Publication date
EP3048859B1 (en) 2021-11-10
US10285221B2 (en) 2019-05-07
EP3048859A1 (en) 2016-07-27
CN105557066A (zh) 2016-05-04
US20160234885A1 (en) 2016-08-11
CN105557066B (zh) 2019-11-15
MX2016003436A (es) 2016-06-28
WO2015041240A1 (ja) 2015-03-26
MX362335B (es) 2019-01-11
EP3048859A4 (en) 2017-05-31
JP2015060634A (ja) 2015-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6101608B2 (ja) 誘導加熱コイル及び誘導加熱装置並びに加熱方法
RU2605020C2 (ru) Нагревательное устройство и содержащий его аппарат для нагревания непрерывного металлического листа
EP3974548A1 (en) Traverse hardening apparatus and traverse hardening method
CN101919306A (zh) 导电工件在具有通量补偿器的螺线管线圈中的受控电感应加热
AU2006338053A1 (en) Method for inductive heating of a workpiece
US20110084063A1 (en) Arrangement and method for powering inductors for induction hardening
CN102254675B (zh) 软磁合金铁芯热处理工艺
EP3998360A1 (en) Mobile quenching device and mobile quenching method
US11425799B2 (en) Heating coil
CN105745993B (zh) 感应加热装置
JP2006302635A (ja) カムシャフト高周波誘導加熱コイル及びその加熱コイルを用いたカムシャフト高周波誘導加熱方法
JP6146139B2 (ja) 多段形状軸部材の加熱装置、加熱方法及び加熱コイル
TWI743799B (zh) 二次線圈模組、移動淬火裝置及移動淬火方法
WO2015012726A3 (ru) Способ сушки обмотки электрической машины
JP7183250B2 (ja) 移動焼入れ装置及び移動焼入れ方法
CN201418165Y (zh) 多功能柔性感应加热器
JP2017515288A (ja) フラット型両面インダクタアセンブリ
US20160353527A1 (en) Customized Retainer for Induction Heating Coil
JP2010129422A (ja) 電磁誘導加熱装置
RU140034U1 (ru) Устройство индукционного нагрева изделий нецилиндрической формы
JP2022044338A (ja) 熱処理装置および熱処理方法
JP2022191528A (ja) 高周波誘導加熱装置
JP2015011863A (ja) 加熱方法および誘導加熱装置
JP4219875B2 (ja) 誘導加熱方法
TW202009305A (zh) 熱處理裝置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150831

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161011

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161129

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6101608

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250