JP6101522B2 - カード収納箱およびカード収納構造 - Google Patents

カード収納箱およびカード収納構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6101522B2
JP6101522B2 JP2013052816A JP2013052816A JP6101522B2 JP 6101522 B2 JP6101522 B2 JP 6101522B2 JP 2013052816 A JP2013052816 A JP 2013052816A JP 2013052816 A JP2013052816 A JP 2013052816A JP 6101522 B2 JP6101522 B2 JP 6101522B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
card storage
storage
partition
cards
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013052816A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014178926A (ja
Inventor
徳彦 横山
徳彦 横山
Original Assignee
サクサ株式会社
日本ゲームカード株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サクサ株式会社, 日本ゲームカード株式会社 filed Critical サクサ株式会社
Priority to JP2013052816A priority Critical patent/JP6101522B2/ja
Publication of JP2014178926A publication Critical patent/JP2014178926A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6101522B2 publication Critical patent/JP6101522B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Conveying Record Carriers (AREA)

Description

本発明は、カードをカード挿入口兼返却口から挿入し、カード処理した後にカード挿入口兼返却口から返却または返却することなくカード収納箱に回収するカード収納箱およびカード収納構造に関するものである。
従来、上部に設けられた開口2aと、その内部に設けられた傾斜した底板25とを備え、カードを下方に収納するカード収納構造について開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−73131号公報
ところで上述した特許文献1のカード収納構造においては、カードの収納枚数が少ないという問題があった。
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、多数のカードを効率良くかつ多数収納し得るカード収納箱およびカード収納構造を提供することにある。
この目的を達成するために、請求項1に係る発明は、カードを下方に落下して収納するカード収納箱において、カードを収納する複数の収納部を備え、前記複数の収納部には、カードが積み重ねられる際の底面が傾斜された傾斜部がそれぞれ設けられ、前記複数の収納部は、カードの落下位置に近い方の収納部における前記傾斜部の傾斜角度が、カードの落下位置から遠い方の収納部における前記傾斜部よりも急峻であるようにする。
請求項に係る発明において、前記複数の収納部のうち少なくとも1つの収納部には、カードが複数列収納されるようにすることができる。
請求項に係る発明において、カードを下方に落下して収納するカード収納構造において、カードを収納する複数の収納部を備え、前記複数の収納部のうち少なくとも1つの収納部には、カードを積み重ねる際の底面が傾斜された傾斜部を有しているようにする。
請求項1の本発明によれば、複数の収納部のうち少なくとも1つの収納部には、カードを積み重ねる際の底面が傾斜された傾斜部を有しているので、傾斜部を介して複数の収納部にカードを振り分けながら効率良くかつ可能な限り多くの枚数のカードを収納することができる。
また、本発明によれば、複数の収納部には、カードが積み重ねられる際の底面が傾斜された傾斜部がそれぞれ設けられているので、傾斜部を介してカードの端部が揃えられた状態で効率よく収納することができる。
さらに、本発明によれば、カードの落下位置に近い方の収納部における前記傾斜部の傾斜角度が、カードの落下位置から遠い方の収納部における前記傾斜部よりも急峻であるため、カードの落下位置に近い方から遠い方へカードを移動させながら効率良くかつ可能な限り多くの枚数のカードを収納することができる。
請求項の本発明によれば、複数の収納部のうち少なくとも1つの収納部には、カードが複数列収納されるようにしたことにより、少ない傾斜部を用いて効率良くかつ可能な限り多くの枚数のカードを収納することができる。
請求項の本発明によれば、カードを下方に落下して収納するカード収納構造においても、複数の収納部のうち少なくとも1つの収納部には、カードを積み重ねる際の底面が傾斜された傾斜部を有しているので、傾斜部を介して複数の収納部にカードを振り分けながら効率良くかつ可能な限り多くの枚数のカードを収納することができる。
第1の参考例に係るカード処理装置の外観構成を示す正面図である。 第1の参考例に係るカード処理装置のカバーを外したときの正面構造を示す正面図である。 第1の参考例に係るカード処理装置のカード読取時の正面構造を示す正面図である。 第1の参考例に係るカード処理装置のカード読取時の断面状態を示す図3におけるI−I線断面図である。 第1の参考例に係るカード処理装置のカード返却時の断面状態を示す図3におけるI−I線断面図である。 第1の参考例に係るカード処理装置の裏面構造を示す正面図である。 第1の参考例に係るカード処理装置のカード回収時の断面状態(1)を示す図6におけるII−II線断面図である。 第1の参考例に係るカード処理装置のカード回収時の断面状態(2)を示す図6におけるII−II線断面図である。 第1の参考例に係るカード処理装置のカード回収時の断面状態(3)を示す図6におけるII−II線断面図である。 カード処理装置の下方にカード収納箱が設置された状態を示す側面図である。 カード収納箱の外観構成を示す斜視図である。 カード収納箱の構成を示す上面図である。 カード収納箱の断面構成を示す図12におけるIII−III断面図である。 カード収納箱によるカード収納動作の説明に供する断面図である。 第2の参考例におけるカード収納箱の構成を示す断面図である。 第1の実施の形態におけるカード収納箱の構成を示す断面図である。 第2の実施の形態におけるカード収納箱の構成を示す断面図である。
先ず、本発明の参考となる技術について説明し、次に、本発明の実施の形態について説明する。
(1)第1の参考例
<カード処理装置の構成>
図1乃至図5を用いて本発明の参考となるカード処理装置100の構成を説明する。カード処理装置100は、ベース1の上端部に非接触型IC(Integrated Circuit)カードCA(以下、これを単にカードCAと呼ぶ)を挿入または返却するためのカード挿入口兼返却口1aが設けられるとともに、ベース1を構成している表面側ベース1fmに対してカバー2が装着可能な全体外観構成を有している。
表面側ベース1fmにおける左右両側上端部にはシャッタ3、3が設けられ、当該シャッタ3、3における下方端部のシャッタ軸3a、3aを介してリンク4、4と連結されているとともに、スライダ5の左右両側端部に形成された突起5d、5dと当該リンク4の下端部とが係合連結されている。
図2および図3に示されるように、ベース1を構成している表面側ベース1fmのほぼ中央に平行に設けられた縦長のベース溝1c、1cにはスライダ5が矢印A−B方向へスライド自在に係合されているとともに、スライダ5の中央に縦長に設けられたスライダ溝5eに対して表面側ベース1fm上に立設された突起部1eが係合されている。
スライダ5は、スライダ溝5eとは直交する矢印E方向へ向かって突出した突出部5b(図4、図5)を有し、当該突出部5bが表面側ベースfmから矢印E側へ向かって突出している。またスライダ5には、当該スライダ5の下方に設けられたストッパ10の爪10bと係合するための係合孔5aが当該ストッパ10の延長線上方の所定位置に形成されている。
スライダ5の左右両側にはバネ6、6が設けられ、当該スライダ5の左右両側下方端部とバネ6、6の下端部とが取り付けられるとともに、バネ6、6が矢印A−B方向へ向かって互いに平行となるように、当該バネ6、6の上端が表面側ベース1fm上の所定位置に取り付けられている。このバネ6、6は、図2に示されるように、カードCAが未だ挿入されていない未挿入時の位置にスライダ5を戻すように矢印A方向へ常時付勢している。
スライダ5の下方に設けられたストッパ10は、表面側ベース1fmから矢印F方向へ突設されたボス1gに対して軸10aを中心に回動自在に取り付けられている。ストッパ10の近傍には第1の電磁ソレノイド9が設けられ、そのプランジャ9aに固定されたピン11がストッパ10の係合部10cの長孔10hに摺動自在に係合されている。
第1の電磁ソレノイド9は、図2に示されるように、電流が印加されない状態ではプランジャ9aが上方に位置されているので、このとき図4に示されるように、ストッパ10が時計回り方向へ付勢され、当該ストッパ10の爪10bがスライダ5の係合孔5aに係合された状態が維持されるように構成されている。
一方、第1の電磁ソレノイド9は、図5に示されるように、電流が印加されるとプランジャ9aが吸引されるので、当該プランジャ9aとともにピン11が下方へ移動することになる。
このとき、ピン11がストッパ10の係合部10cの長孔10hの中で下方へ移動し、当該長孔10hの下端に当接された状態でプランジャ9aが更に吸引され続けることにより、軸10aを中心としてストッパ10が反時計回り方向へ回転されるように構成されている。なお、スライダ5、電磁ソレノイド9およびストッパ10によってカードCAをカード挿入口兼返却口1aから上方へ返却するカード返却部を構成する。
図6乃至図9に示すように、ベース1の裏面側ベース1bmには、第2の電磁ソレノイド13が設けられ、裏面側ベース1bmに設けられた囲い壁1hの中に取り付けられている。第2の電磁ソレノイド13の上方には、ロックレバー14が設けられ、当該ロックレバー14の上方には開放レバー18が設けられている。
ロックレバー14は、そのロックレバー軸15が裏面側ベース1bmの囲い壁1hを貫通した状態で当該囲い壁1hに取り付けられるともに、当該囲い壁1hに対しロックレバー軸15を中心として回動自在に支持されている。ロックレバー14には円弧状の長孔14aが形成されており、当該長孔14aの内部に当該長孔14aの形状に沿って移動するシャフト16が係入されている。
開放レバー18は、開放レバー軸18aを中心として裏面側ベース1bmに回動自在に支持されている。この開放レバー18の中央には、第2の電磁ソレノイド13のプランジャ13aの内部空間に嵌合されるべき嵌合部18bが矢印E方向に向かって突出しており、当該嵌合部18bが第2の電磁ソレノイド13のプランジャ13aに嵌合固定されることにより、開放レバー18と第2の電磁ソレノイド13のプランジャ13aとが互いに連結されている。
ロックレバー14のシャフト16は、開放レバー18の嵌合部18bが第2の電磁ソレノイド13のプランジャ13aに嵌合固定された状態の当該プランジャ13aの中心を貫通している。すなわちロックレバー14と第2の電磁ソレノイド13のプランジャ13aとがシャフト16を介して互いに連結されているとともに、当該プランジャ13aおよび開放レバー18が当該開放レバー18の嵌合部18bおよびシャフト16を介して互いに連結されているので、ロックレバー14のシャフト16を介して第2の電磁ソレノイド13、ロックレバー14および開放レバー18が相互に連結された状態にある。
開放レバー18の一端18c、18cは、当該開放レバー18の裏側に配置された断面略L字状でなるシュータ19から裏面側ベース1bmの貫通孔1g(図8、図9)を介して矢印E方向へ突び出した係合部19aの係合孔19bに係合されており、開放レバー18が開放レバー軸18aを中心として回転する前の段階で、その一端18c、18cが係合孔19bの遊びの中で移動可能に支持されている。すなわち開放レバー18とシュータ19とは係合部19aを介して連結されている。
シュータ19は、裏面側ベース1bmの上端部の回動軸20を介して取り付けられており、開放レバー18の回転とともに回動軸20を介して回動自在に支持されている。シュータ19の先端には、矢印E方向へ向かって突出した突出部19cが形成されており、突出部19cとロックレバー14の先端14bとが当接するとともに、シュータ19の先端側背面とスライダ5の突出部5bの先端とが当接するように構成されている(図7)。
かくして、表面側ベース1fmと、シュータ19の背面と、スライダ5の突出部5bとにより、カード挿入口兼返却口1aから挿入されたカードCAを一時的に保持し、当該保持されたカードCAの背面側に配置されたリーダライタ12(図4、図5)により当該カードCAに対して所定の処理(データの読み出しや、データの書き込み)を行うためのカード保持空間CHKが形成される。
シュータ19の背面側には、カード保持空間CHKに挿入されたカードCAを左右両側から係止するための爪19tが左右2カ所ずつ合計4個設けられており、カードCAがカード保持空間CHKに挿入されたとき、スライダ5の突出部5bにカードCAの一方の端部が当接されるとともに当該カードCAの左右両側端部が4カ所の爪19tに係止されるように構成されている。すなわちシュータ19はカードCAを保持するカード保持部を構成する。
ところで、電磁ソレノイド13に電流が印加されると、電磁ソレノイド13のプランジャ13aが下方へ吸引されるが、プランジャ13aにはシャフト16が一体化されているため、シャフト16についてもロックレバー14の長孔14aに沿って移動する。シャフト16の移動によりロックレバー14がロックレバー軸15を中心として図中時計回り方向へ回転され始めると同時に(図8)、ロックレバー14の先端14bとシュータ19の突出部19cとの当接状態が解消されるように構成されている。
このとき、プランジャ13aが下方に吸引されるとともに、シャフト16を介して開放レバー18の嵌合部18bが下方に引っ張られ、そのとき開放レバー18の一端18c、18cがシュータ19における係合部19aの係合孔19bの遊びの中で移動する(図8)。
更にプランジャ13aが下方に吸引されると、ロックレバー14の長孔14aに係入されているシャフト16が当該長孔14aに沿って更に移動することにより、当該ロックレバー14がロックレバー軸15を中心として図中時計回り方向へ更に回転され(図9)、その後、シャフト16の移動が長孔14aによって規制されると、その位置でロックレバー14の回転が停止されるように構成されている。
開放レバー18の一端18c、18cと係合孔19bとの間の遊びが無くなると、開放レバー軸18aを中心とした図中反時計回り方向へ開放レバー18が更に回転するとともに、シュータ19が回動軸20を介して図中時計回り方向へ回転(移動)し始め、ロックレバー14の回転停止とともにシュータ19の回転(移動)も停止されるように構成されている(図9)。すなわち、電磁ソレノイド13、シャフト16および開放レバー18は、シュータ19を回転(移動)させるための移動手段を構成するが、この移動手段はロックレバー14が回転し始めない限り、シュータ19を回転(移動)させることはなく、当該ロックレバー14がシュータ19の回転(移動)を規制している。
シュータ19の突出部19cの下方には、表面側ベース1fmと裏面側ベース1bmとの間に形成されたカード導出路1bが配置されている。ここで、表面側ベース1fmは途中に設けられた段差部1fdから矢印B方向に向かって延在するとともに矢印E方向へ傾斜され、裏面側ベース1bmについてもロックレバー14の下方から矢印B方向に向かって延在するとともに矢印E方向へ傾斜されているため、当該ロックレバー14の下方に形成されたカード導出路1bについては所定角度の傾斜が付けられている。
また、カード導出路1bはカード保持空間CHKの延長線上にはなく、シュータ19の突出部19cの下方に配置されており、すなわち、カード導出路1bは、カード保持空間CHKの延長線上からシフトされた位置に設けられている。
<カード収納箱の構成>
次に、カード処理装置100のカード導出路1bを介して回収されるカードCAを収納するカード収納箱について、図10乃至図14を用いて説明する。
カード処理装置100は、第1ブラケット32および第2ブラケット33に取り付けられることにより台31に設置されており、カード導出路1bの延長線上下方に配置された台31にカード収納箱30が固定されている。
図11および図12に示すように、カード収納箱30は、正面部30a、側面部30b、30c、背面部30d、底面部30eにより全体が有底蓋無の直方体形状に形成されている。
このカード収納箱30の内部空間には、図13に示すように、図中断面逆N字状でなるカード収納仕切部材32が設けられ、カード収納箱30の正面部30aの裏面に対してカード収納仕切部材32の接着部32cが接着固定されるとともに、接着部32cと平行でかつ垂直な仕切部32bの下端が底面部30eに接着固定されている。また、仕切部32bと平行でかつ垂直な別部品の仕切部32dが背面部30dに接着固定されている。
接着部32cと仕切部32bとの間にはカードCAが積み重ねられる際の底面を所定角度αに傾斜させた傾斜部32aが形成され、正面部30aの裏面と、傾斜部32aと、仕切部32bとによりカードCAを収納する収納部としての第1のカード収納部33が形成される。カード収納箱30における第1のカード収納部33を除く残りの領域(空間)すなわち仕切部32bから仕切部32dまでの領域(空間)は、第1のカード収納部33と隣接してカードCAが積み重ねられる収納部としての第2のカード収納部34となる。
かくしてカード収納箱30は、カード収納仕切部材32により仕切られた第1のカード収納部33と、第2のカード収納部34とを有している。
<カード処理装置によるカード挿入および返却動作>
カード処理装置100にカードCAが挿入されていない状態(図2)において、図5に示されるようにカードCAがカード挿入口兼返却口1aから挿入されると、バネ6、6により上方に付勢されたスライダ5の突出部5bにカードCAの一方の端部が当接された状態で、当該カードCAが下方へ押し続けられることにより、当該スライダ5がカードCAとともにバネ6、6の付勢力に抗して押し下げられる(図3)。
このとき、図4に示されるように、図中時計回り方向へ付勢されたストッパ10の爪10bと、カードCAの挿入とともに上方から下方へ押し下げられたスライダ5の係合孔5aとが係合され、当該スライダ5がその位置に留まることにより、当該カードCAがシュータ19の爪19tに係止された状態でカード保持空間CHKに保持される。
このときカードCAとリーダライタ12とは互いに対向された配置状態となるため、当該リーダライタ12によりカードCAに対するデータの読み出しや書き込みが行われる。
その後、カードCAに対する返却命令が与えられると、その返却命令に応じて第1の電磁ソレノイド9に電流が印加され、プランジャ9aが下方に吸引されるので、当該プランジャ9aとともにピン11が下方へ移動し、当該ピン11がストッパ10の係合部10cの長孔10hの中で下方へ移動し(図5)、当該長孔10hの下端に当接された状態でプランジャ9aが更に吸引され続けることにより、軸10aを中心としてストッパ10が反時計回り方向へ回転される。
この結果、ストッパ10の爪10bとスライダ5の係合孔5aとの係合状態が解除され、当該スライダ5はバネ6、6の付勢力により上方へ押し上げられ、スライダ5の突出部5bに一方の端部が当接されたカードCAもスライダ5とともに一緒に押し上げられ、当該カードCAの他方の端部がカード挿入口兼返却口1aから僅かに露出する。これによりユーザはカードCAの他方の端部を指で掴んで引き抜くことによりカードCAの返却を受けることができる。
<カード処理装置によるカード回収動作>
ところで、リーダライタ12によりカードCAに対するデータの読み出しや書き込みが行われた後、カードCAに対する回収命令が与えられると、その回収命令に応じて第2の電磁ソレノイド13に電流が印加され、プランジャ13aが下方に吸引される。
但し、カードCAに対するリーダライタ12によるデータの処理を施している際には、例えカードCAに対する返却命令が与えられたとしても、図示しない制御装置は電磁ソレノイド13に対して電流を印加することがない。この場合、ロックレバー14の先端14bとシュータ19の突出部19cとの当接状態が維持されるので(図7)、ロックレバー14によるシュータ19の移動が規制されたままの移動規制状態が継続される。
プランジャ13aが下方に移動されると、図7乃至図9に示されるように、プランジャ13aとともに、ロックレバー14の長孔14aに係入されているシャフト16が当該長孔14aに沿って移動することにより、当該ロックレバー14がロックレバー軸15を中心として図中時計回り方向へ回転され始めると同時に(図8)、ロックレバー14の先端14bとシュータ19の突出部19cとの当接状態が解消される。すなわち、ロックレバー14によるシュータ19の移動規制状態が最初に解除される。
但し、この段階では、ロックレバー14によるシュータ19の移動規制状態が解除されるものの、開放レバー18の一端18c、18cがシュータ19における係合部19aの係合孔19bの遊びの中で移動するだけであるため(図8)、シュータ19は回動軸20を介して回転(移動)されることなく、シュータ19の爪部19tによりカードCAが保持されたままの状態が維持される。
更にプランジャ13aが下方に移動されると、ロックレバー14の長孔14aに係入されているシャフト16が当該長孔14aに沿って更に移動し、当該ロックレバー14がロックレバー軸15を中心として図中時計回り方向へ更に回転された後(図9)、シャフト16の移動が長孔14aによって規制されると、その位置でロックレバー14の回転が停止される。
このとき開放レバー18の一端18c、18cと係合孔19bとの間の遊びが無くなると、開放レバー軸18aを中心とした図中反時計回り方向へ開放レバー18が回転し始めるとともに、シュータ19が回動軸20を介して図中時計回り方向へ回転(移動)し始めるが、ロックレバー14の回転停止とともにシュータ19の回転(移動)も停止される。
この場合、シュータ19の傾斜状態と、カード導出路1bの傾斜状態とが一致するとともに、カード収納空間CHKにおいてカードCAの一方の端部とスライダ5の突出部5bとの当接状態が解消されるので、シュータ19の爪19tに係止されていたカードCAが傾斜した状態で下方へ落下し始め、カード処理装置100の下方に設けられたカード収納箱30に回収される。
<カード収納箱によるカード収納動作>
カード処理装置100のカード導出路1bから排出された回収すべきカードCAをカード収納箱30における第1のカード収納部33および第2のカード収納部34に収納する際のカード収納動作について説明する。
図14に示すように、カード処理装置100におけるカード導出路1bの傾斜に沿って排出されるカードCAは、カード収納箱30に対して落下する際に、その一方の端部がカード収納仕切部材32の傾斜部32aに衝突した後、傾斜部32aの上を滑り、仕切部32bにカードCAの一方の端部が衝突され、その仕切部32bがカードCAに対するストッパとなって傾斜部32aの上にカードCAを順次積み重ねていく。
そして、傾斜部32aに積み重ねられた最上段のカードCAが仕切部32bの高さと同じになった後、次の新たなカードCAがカード処理装置100のカード導出路1bから排出されると、そのカードCAに対してはストッパとなり得る仕切部32bが露出されていないため、当該カードCAが第1のカード収納部33の最上段のカードCAの上を滑って第2のカード収納部34の底面部30eに落下する。
それ以降にカード処理装置100のカード導出路1bから排出されるカードCAは、同様に、第1のカード収納部33から第2のカード収納部34へ落下する。第2のカード収納部34では、第1のカード収納部33からのカードCAの一方の端部が仕切部32dに衝突し、当該仕切部32dをストッパとして当該カードCAの一方の端部が揃えられた状態で当該カードCAを順次積み重ねていく。
第2のカード収納部34に順次積み重ねられるカードCAが仕切部32bの高さを超えたとき、その次にカード処理装置100のカード導出路1bから排出された新たなカードCAの一方の端部が、仕切部32bの高さを1枚分だけ超えて第2のカード収納部34に積み重ねられた最上段のカードCAにおける他方の端部に衝突し、それがストッパの役割を担うことになるので、第1のカード収納部33の最上段のカードCAの上に新たなカードCAが積み重ねられる。
このとき第1のカード収納部33の最上段に位置するカードCAは仕切部32bの高さよりもカード1枚分の高さだけ突出するとともに、第2のカード収納部34の最上段に位置するカードCAも仕切部32bの高さよりもカード1枚分の高さだけ突出しているため、仕切部32bを挟んで両者の高さが揃うことになる。
従って、その次にカード処理装置100のカード導出路1bから排出されたカードCAは、第1のカード収納部33と第2のカード収納部34との間から仕切部32bが突出していないため、第1のカード収納部33に積み上げられた最上段のカードCAの上を滑って第2のカード収納部34へ移動する。
これ以降、カード処理装置100のカード導出路1bから排出されたカードCAは、第1のカード収納部33と第2のカード収納部34とに対して交互に積み重ねられていく。これによりカード収納箱30では、カード処理装置100のカード導出路1bの延長線上の下方に第1のカード収納部33が位置付けられたままの状態でありながら(図10)、当該第1のカード収納部33に収納されるカードCAおよび第2のカード収納部34に収納されるカードCAがカード収納仕切部材32の仕切部32bと同じ高さになった以降、第1のカード収納部33と第2のカード収納部34とに対して交互にカードCAが順次積み重ねられる。
かくしてカード収納箱30では、カード処理装置100のカード導出路1bから排出されるカードCAを効率良く第1のカード収納部33および第2のカード収納部34に振り分けながら可能な限り多くの枚数を収納することができる。
(2)第2の参考例
第2の参考例においては、第1の参考例におけるカード処理装置100と同じであるが、カード収納箱30とは異なる構造のカード収納箱が設けられているため、ここではカード処理装置100の説明は省略し、第2の参考例におけるカード収納箱の構成およびカード収納動作についてのみ説明する。
<カード収納箱の構成>
図13との対応部分に同一符号を付した図15に示すように、第2の参考例におけるカード収納箱40は、その内部空間に図中断面逆N字状でなるカード収納仕切部材42が設けられている。
カード収納仕切部材42は、カード収納箱40の背面部40dに対して当該カード収納仕切部材42の仕切部42dが接着固定されるとともに、仕切部42dと平行でかつ垂直な仕切部42bの下端がカード収納箱40の背面部40dおよび底面部40eに接着固定されている。
仕切部42dと仕切部42bとの間にはカードCAが積み重ねられる際の底面を所定角度αに傾斜させた傾斜部42aが形成され、仕切部42dと、傾斜部42aと、仕切部42bとにより収納部としての第2のカード収納部44が形成される。カード収納箱40における第2のカード収納部44を除く残りの領域(空間)すなわちカード収納箱40の正面部40aの裏面から仕切部42bまでの領域(空間)は、第2のカード収納部44と隣接してカードCAが積み重ねられる収納部としての第1のカード収納部43となる。
かくしてカード収納箱40は、カード収納仕切部材42により第1のカード収納部43と、第2のカード収納部44とを有している。
<カード収納動作>
このように構成されたカード収納箱40に対してカード処理装置100のカード導出路1bから排出された回収すべきカードCAを第1のカード収納部43および第2のカード収納部44に収納する際のカード収納動作について説明する。
カード処理装置100のカード導出路1bの傾斜に沿って排出されるカードCAは、当該カードCAの落下の際に、その一方の端部がカード収納箱40の底面部40eに衝突した後、カード収納仕切部材42の仕切部42bに衝突し、第1のカード収納部43の底面部40e上に順次積み重ねられていく。
そして、積み重ねられた最上段のカードCAがカード収納仕切部材42の仕切部42bの高さと同じになった後に、次の新たなカードCAがカード処理装置100のカード導出路1bから排出されたとき、そのカードCAに対してストッパとなり得る仕切部42bが露出されていないため、当該カードCAが第1のカード収納部43に積み上げられた最上段のカードCAの上を滑って第2のカード収納部44へ落下する。
第2のカード収納部44では、第1のカード収納部43からのカードCAが傾斜部42a上を移動し、仕切部42dをストッパとして当該カードCAの一方の端部が揃えられた状態で当該傾斜部42a上に順次積み重ねられていく。
第2のカード収納部44の傾斜部42a上に積み重ねられるカードCAが仕切部42bの高さを超えたとき、次にカード処理装置100のカード導出路1bから排出された新たなカードCAの一方の端部が、仕切部42bの高さを超えて第2のカード収納部44に積み上げられたカードCAの他方の端部に衝突し、それがストッパの役割を担って、第1のカード収納部43の最上段のカードCAの上に新たなカードCAが積み重ねられる。
このとき第1のカード収納部43の最上段に位置するカードCAは仕切部42bの高さよりもカード1枚分の高さだけ突出するとともに、第2のカード収納部44の最上段に位置するカードCAも仕切部42bの高さよりもカード1枚分の高さだけ突出することになる。すなわち、第の第1のカード収納部43の最上段に位置するカードCAと、第2のカード収納部44の最上段に位置するカードCAとは仕切部42bを挟んで高さが揃うことになる。
従って、その次にカード処理装置100のカード導出路1bから排出されたカードCAは、第1のカード収納部43と第2のカード収納部44との間から仕切部42bが突出していないため、第1のカード収納部43に積み重ねられた最上段のカードCAの上を滑って第2のカード収納部44へ落下する。
これ以降、カード処理装置100のカード導出路1bから排出されたカードCAは、第1のカード収納部43と第2のカード収納部44とに交互に積み重ねられていく。かくしてカード収納箱40では、カード処理装置100のカード導出路1bの延長線上の下方に第1のカード収納部43が位置付けられたままの状態でありながら(図10)、当該第1のカード収納部43に収納されるカードCAがカード収納仕切部材42の仕切部42bと同じ高さになった以降、第1のカード収納部43と第2のカード収納部44とに対して交互にカードCAが順次積み重ねられる。
かくしてカード収納箱40では、カード処理装置100のカード導出路1bから排出されるカードCAを効率良く第1のカード収納部43および第2のカード収納部44に振り分けながら可能な限り多くの枚数を収納することができる。なお、カード収納箱40では、カード導出路1bから排出されるカードCAに勢いを付けて第1のカード収納部43から第2のカード収納部44へ確実に収納するため、カードCAが落下する傾斜部42aの高さ位置や角度を変更するようにしても良い。
(3)第1の実施の形態
第1の実施の形態においては、第1の参考例におけるカード収納箱30とは異なる構造のカード収納箱が設けられている以外、カード処理装置100については同様であるため、その説明は省略し、第1の実施の形態におけるカード収納箱の構成およびカード収納動作についてのみ説明する。
<カード収納箱の構成>
図13との対応部分に同一符号を付した図16に示すように、第1の実施の形態におけるカード収納箱50は、その内部空間に図中断面略鋸歯形状でなるカード収納仕切部材52が設けられる。
カード収納仕切部材52は、カード収納箱50の正面部50aの裏面に対して接着部52cが接着固定されるとともに、接着部52cと平行でかつ垂直な仕切部52bの下端が底面部50eに接着固定され、仕切部52dが背面部50dおよび底面部50eに対して接着固定されている。
接着部52cと仕切部52bとの間にはカードCAが積み重ねられる際の底面を所定角度αに傾斜させた傾斜部52aが形成されているとともに、仕切部52bと仕切部52dとの間には所定角度β(β<α)に傾斜させた傾斜部52eが形成されている。
カード収納箱50の正面部50aの裏面と、傾斜部52aと、仕切部52bとにより第1のカード収納部53が形成され、仕切部52bと、傾斜部52eと、仕切部52dとにより第2のカード収納部56が形成されている。但し、第2のカード収納部56は、仕切部により区切られている訳ではないが、カードCAを2列収納可能な大きさを有し、カード収納空間54およびカード収納空間55を構成する。
ここで、カードCAの落下位置に近い方の第1のカード収納部53における傾斜部52bの傾斜角度αは、カードCAの落下位置から遠い方の第2の収納部54における傾斜部52eの傾斜角度βよりも急峻である。
かくしてカード収納箱50は、カード収納仕切部材52により第1のカード収納部53と、当該カード収納仕切部材52により形成された第2のカード収納部(カード収納空間54およびカード収納空間55)とを有することになる。
<カード収納動作>
このように構成されたカード収納箱50に対してカード処理装置100のカード導出路1bから排出された回収すべきカードCAを第1のカード収納部53および第2のカード収納部54に収納する際のカード収納動作について説明する。
カード処理装置100のカード導出路1bの傾斜に沿って排出されるカードCAは、当該カードCAの落下の際に、その一方の端部がカード収納仕切部材52の傾斜部52aに衝突した後、仕切部52bに衝突し、第1のカード収納部53の傾斜部52a上に順次積み重ねられていく。
そして、積み重ねられた最上段のカードCAが仕切部52bの高さと同じになった後に、次の新たなカードCAがカード処理装置100のカード導出路1bから排出されると、その新たなカードCAに対してストッパとなり得る仕切部52bが露出されていないため、当該カードCAが第1のカード収納部53に積み重ねられた最上段のカードCAの上を滑って第2のカード収納部56へ移動する。
第2のカード収納部56へ移動されたカードCAは、傾斜部52e上を滑りながら移動し、その一方の端部が仕切部52dに衝突され、当該カードCAの一方の端部が仕切部52dにより揃えられた状態でカード収納空間55に対応した傾斜部52e上に載置される。すなわち第2のカード収納部56のカード収納空間55にカードCAが収納されることになる。
それ以降にカード処理装置100のカード導出路1bから排出される新たなカードCAは、同様に、第1のカード収納部33に積み重ねられた最上段のカードCAの上を滑って第2のカード収納部56へ移動するが、カード収納空間55では既に1枚のカードCAが傾斜部52eの上に載置されているため、傾斜部52eの上に載置されたカードCAの他方の端部に対して、新たなカードCAの一方の端部が衝突し、カード収納空間54に対応した傾斜部52e上に当該新たなカードCAが載置される。
この状態では、第1のカード収納部53の最上段のカードCA、第2のカード収納部56のカード収納空間54、55に載置された最上段のカードCAの合計3枚の高さが全て揃うことになり、以降、新たにカード処理装置100のカード導出路1bから順次排出される新たなカードCAは、カード収納空間55、カード収納空間54、第1のカード収納部53の順番で繰り返し積み重ねられていく。
かくしてカード収納箱50では、カード処理装置100のカード導出路1bから排出されるカードCAを効率良く第1のカード収納部53および第2のカード収納部56(カード収納空間54およびカード収納空間55)に振り分けながら可能な限り多くの枚数を収納することができる。
(4)第2の実施の形態
第2の実施の形態においては、第1の実施の形態におけるカード収納箱50とは異なる構造のカード収納箱が設けられている以外、カード処理装置100については同様であるため、その説明は省略し、第2の実施の形態におけるカード収納箱の構成およびカード収納動作についてのみ説明する。
<カード収納箱の構成>
図16との対応部分に同一符号を付した図17に示すように、第2の実施の形態におけるカード収納箱60は、その内部空間に図中断面略鋸歯形状でなるカード収納仕切部材62が設けられる。
カード収納仕切部材62は、カード収納箱60の正面部60aの裏面に対して接着部62cが接着固定されるとともに、接着部62cと平行でかつ垂直な仕切部62bの下端が底面部60eに接着固定され、当該仕切部62bからカードCAの大きさだけ隔てた位置に接着部62cおよび仕切部62bと平行でかつ垂直な仕切部62fの下端が底面部60eに接着固定され、当該仕切部62fからカードCAの大きさだけ隔てた位置に接着部62c、仕切部62b、62fと平行でかつ垂直な仕切部62dが背面部60dおよび底面部60eに対して接着固定されている。
接着部62cと仕切部62bとの間には、カードCAが積み重ねられる際の底面を所定角度αに傾斜させた傾斜部62aが形成され、仕切部62bと仕切部62fとの間にはカードCAが積み重ねられる際の底面を所定角度β(β<α)に傾斜させた傾斜部62eが形成され、仕切部62fと仕切部62dとの間にはカードCAが積み重ねられる際の底面を所定角度γ(γ<β)に傾斜させた傾斜部62gが形成されている。なお、仕切部62bの高さは仕切部62fの高さよりも高く形成されている。
ここで、カードCAの落下位置に近い方の第1のカード収納部63における傾斜部62bの傾斜角度αは、カードCAの落下位置から2番目に近い第2の収納部64における傾斜部62eの傾斜角度βよりも急峻である。また、カードCAの落下位置から2番目に近い第2の収納部64における傾斜部62eの傾斜角度βは、カードCAの落下位置から最も遠い第3の収納部65における傾斜部62gの傾斜角度γよりも急峻である(γ<β<α)。
カード収納箱60の正面部60aの裏面と、傾斜部62aと、仕切部62bとにより第1のカード収納部63が形成され、仕切部62bと、傾斜部62eと、仕切部62fとにより第2のカード収納部64が形成され、仕切部62fと傾斜部62gと仕切部62dとにより第3のカード収納部65が形成されている。かくしてカード収納箱60には、カード収納仕切部材62により第1のカード収納部63と、第2のカード収納部64と、第3のカード収納部65とを有することとなる。
<カード収納動作>
このように構成されたカード収納箱60に対してカード処理装置100のカード導出路1bから排出された回収すべきカードCAを第1のカード収納部63乃至第3のカード収納部65に収納する際のカード収納動作について説明する。
カード処理装置100のカード導出路1bの傾斜に沿って排出されるカードCAは、当該カードCAの落下の際に、その一方の端部がカード収納仕切部材62の傾斜部62aに衝突した後、仕切部62bに衝突し、第1のカード収納部63の傾斜部62a上に順次積み重ねられていく。
そして、積み重ねられた最上段のカードCAが仕切部62bの高さと同じになった後に、次の新たなカードCAがカード処理装置100のカード導出路1bから排出されたとき、その新たなカードCAに対してストッパとなり得る仕切部62bが露出してないため、当該カードCAが第1のカード収納部63に積み上げられた最上段のカードCAの上を滑って第2のカード収納部64へ移動する。
第2のカード収納部64へ移動されたカードCAは、傾斜部52e上を滑りながら移動し、その一方の端部が仕切部62fに衝突され、当該カードCAの一方の端部が仕切部62fにより揃えられた状態で傾斜部62e上に載置される。
次にカード処理装置100のカード導出路1bから排出されるカードCAは、同様に、第1のカード収納部63に積み上げられた最上段のカードCAの上を滑って第2のカード収納部64へ移動するが、第2のカード収納部64の傾斜部62eには既にカードCAが載置されているため(図17(A))、そのカードCAの他方の端部に対して、新たなカードCAの一方の端部が衝突し、第1のカード収納部63の傾斜部62aの最上段のカードCAの上に積み重ねられる。
これ以降、新たにカード処理装置100のカード導出路1bから順次排出されるカードCAは、第2のカード収納部64、第1のカード収納部63の順番を繰り返しながら積み重ねられる。
その結果、図17(B)に示すように、第2の収納部64の傾斜部62eに積み重ねられた最上段のカードCAが仕切部62fの高さと同じになり、第1の収納部63の傾斜部62aに積み重ねられた最上段のカードCA、第2の収納部64の傾斜部62eに積み重ねられた最上段のカードCAの2枚の高さが揃う。
その後、次の新たなカードCAがカード処理装置100のカード導出路1bから排出されると、そのカードCAに対してストッパとなり得る仕切部62b、62fが露出されていないため、当該新たなカードCAが第1のカード収納部63および第2のカード収納部64に積み重ねられた最上段のカードCAの上を滑って第3のカード収納部65へ移動する。
第3のカード収納部65に移動されたカードCAは、傾斜部62g上を滑りながら移動し、その一方の端部が仕切部62dに衝突し、当該カードCAの一方の端部が仕切部62dにより揃えられた状態で当該傾斜部62g上に載置される。
それ以降にカード処理装置100のカード導出路1bから排出されるカードCAは、同様に、第1のカード収納部63および第2のカード収納部64に積み重ねられた最上段のカードCAの上を順次滑って第3のカード収納部65へ移動しようとするが、第3のカード収納部65の傾斜部62gには既にカードCAが載置されているため、そのカードCAの他方の端部に対して、新たに移動されてくるカードCAの一方の端部が衝突し、第2のカード収納部64の傾斜部62e上に載置される。
次に、カード処理装置100のカード導出路1bから排出されるカードCAは、第1のカード収納部63に積み重ねられた最上段のカードCAの上を滑って第2のカード収納部64へ移動しようとするが、第2のカード収納部64に積み重ねられた最上段のカードCAの他方の端部に対して、新たに移動されてくるカードCAの一方の端部が衝突し、第1のカード収納部63の最上段のカードCAの上に載置される。
この状態では、第1のカード収納部63の最上段のカードCA、第2のカード収納部64の最上段のカードCA、第3のカード収納部65の最上段のカードCAはその面が全て揃うことになり、以降、カード処理装置100のカード導出路1bから順次排出される新たなカードCAは、第3のカード収納部65、第2のカード収納部64、第1のカード収納部63の順番で繰り返し積み重ねられる。
かくしてカード収納箱60では、カード処理装置100のカード導出路1bから排出されるカードCAを効率良く第1のカード収納部63乃至第3のカード収納部65に振り分けながら可能な限り多くの枚数を収納することができる。
(5)他の実施の形態
なお、上述した第1の参考例においては、カード導出路1bを所定角度に傾斜させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、カード収納箱30のカード収納仕切部材32における傾斜部32aにカードCAを落下させる場合には必ずしもカード導出路1bを傾斜させる必要はない。
1…ベース、2…カバー、3…シャッタ、4…リンク、5…スライダ、6…バネ、9、13…電磁ソレノイド、10…ストッパ、11…ピン、12…リーダライタ、14…ロックレバー、16…シャフト、18…開放レバー、19…シュータ、20…回動軸、30、40、50、60…カード収納箱、32、42、52、62…カード収納仕切部材。

Claims (3)

  1. カードを下方に落下して収納するカード収納箱において、
    カードを収納する複数の収納部を備え、
    前記複数の収納部には、カードが積み重ねられる際の底面が傾斜された傾斜部がそれぞれ設けられ、
    前記複数の収納部は、カードの落下位置に近い方の収納部における前記傾斜部の傾斜角度が、カードの落下位置から遠い方の収納部における前記傾斜部よりも急峻である
    ことを特徴とするカード収納箱。
  2. 前記複数の収納部のうち少なくとも1つの収納部には、カードが複数列収納される
    ことを特徴とする請求項に記載のカード収納箱。
  3. カードを下方に落下して収納するカード収納構造において、
    カードを収納する複数の収納部を備え、
    前記複数の収納部には、カードが積み重ねられる際の底面が傾斜された傾斜部がそれぞれ設けられ、
    前記複数の収納部は、カードの落下位置に近い方の収納部における前記傾斜部の傾斜角度が、カードの落下位置から遠い方の収納部における前記傾斜部よりも急峻である
    ことを特徴とするカード収納構造。
JP2013052816A 2013-03-15 2013-03-15 カード収納箱およびカード収納構造 Active JP6101522B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013052816A JP6101522B2 (ja) 2013-03-15 2013-03-15 カード収納箱およびカード収納構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013052816A JP6101522B2 (ja) 2013-03-15 2013-03-15 カード収納箱およびカード収納構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014178926A JP2014178926A (ja) 2014-09-25
JP6101522B2 true JP6101522B2 (ja) 2017-03-22

Family

ID=51698795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013052816A Active JP6101522B2 (ja) 2013-03-15 2013-03-15 カード収納箱およびカード収納構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6101522B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104636767B (zh) * 2015-02-05 2017-11-14 广东安居宝智能控制系统有限公司 储卡箱及自动发卡机以及增大自动发卡机储卡容量的方法
JP6918677B2 (ja) * 2017-10-20 2021-08-11 日本電産サンキョー株式会社 カード回収庫およびカード処理装置
JP7042231B2 (ja) * 2019-03-13 2022-03-25 富士通フロンテック株式会社 カード取扱装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58101270U (ja) * 1981-12-26 1983-07-09 富士通株式会社 カ−ド収容器
JPH06271169A (ja) * 1993-03-24 1994-09-27 Fuji Electric Co Ltd カードシステムにおけるカード回収箱
JP2007241422A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Primotech:Kk カード処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014178926A (ja) 2014-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6101522B2 (ja) カード収納箱およびカード収納構造
JP7154038B2 (ja) カードリーダ
TW201803626A (zh) 在遊戲過程中提供牌的方法及將牌供應至遊戲裝置之玩牌表面的方法
JP2016501598A5 (ja)
NL1016893C1 (nl) Sorteerinrichting.
JP6030481B2 (ja) カード処理装置
US8681452B2 (en) Library device
CN206331455U (zh) 盒类物品发放机
JP7042231B2 (ja) カード取扱装置
JP6918677B2 (ja) カード回収庫およびカード処理装置
JP6143603B2 (ja) カード処理装置
US6457648B1 (en) Dual-interface card reading device
JP4165887B2 (ja) メダル払出ユニット
JP2006031168A5 (ja)
JP6873899B2 (ja) カードリーダ
JP2020197890A (ja) カードリーダ
US6223935B1 (en) Self-positioned device for holding products in dispensing machines
JPH0141040B2 (ja)
JP7430148B2 (ja) カード取扱装置
US1976585A (en) Money delivering device
CN210933727U (zh) 街机游戏机用分类器
JP3230520U (ja) カードケース
JP5880324B2 (ja) 後処理装置及び画像形成システム
KR102346878B1 (ko) 카드 배출 장치
JP5062428B2 (ja) プッシュ式メモリーカードコネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161011

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6101522

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250