JP7042231B2 - カード取扱装置 - Google Patents

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本発明は、カード取扱装置に関する。
例えば、宿泊施設で利用されるカードキー等のように、利用者が一時的に使用したカードを回収するために用いられるカード取扱装置が知られている。この種のカード取扱装置には、カードを搬送する搬送部と、搬送部によって搬送されたカードが落下して収容されるカード収容部と、を有するものがある。
特開平9-212595号公報
図16は、関連技術のカード取扱装置を示す断面図である。図17は、他の関連技術のカード取扱装置を示す断面図である。図16に示すように、カード取扱装置101では、搬送部115によって搬送されたカード103が落下して積み重なるカード収容部116内において、カード103が落下する位置Pの下方にカード103が片寄って積み重なり易く、位置Pから離れた位置にカード103が到達し難いので、カード収容部116内に空きスペースが生じ易い傾向にある。このため、図17に示すカード取扱装置102では、カード収容部116内に、カード収容部116内の空きスペースにカード103を案内するためのガイド板117を、上端から下端に沿って鉛直方向に対して傾斜させて設ける構造が考えられる。しかし、この場合であっても、カード収容部116内におけるガイド板117の下方に空きスペースになるので、カード収容部116内にカード103を効率的に収容することができない。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、簡素な構造でカード収容部内におけるカードの収容量を増やすことができるカード取扱装置を提供することを目的とする。
本願の開示するカード取扱装置の一態様は、情報を記憶するカードを搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送されたカードが収容されるカード収容部と、前記カード収容部内の第1の方向から第2の方向に延びて設けられ、前記搬送部から落下したカードを前記第2の方向へ案内する板状の弾性変形部材と、を備える。前記カード収容部は、前記弾性変形部材が配置されて前記弾性変形部材が弾性変形することによってカードが収容される第1収容空間と、前記弾性変形部材上に沿って前記第2の方向へ案内されたカードが収容される第2収容空間と、を有する。
本願の開示するカード取扱装置の一態様によれば、簡素な構造でカード収容部内におけるカードの収容量を増やすことができる。
図1は、実施例1のカード取扱装置を備える精算機を示す斜視図である。 図2は、実施例1のカード取扱装置を示す斜視図である。 図3は、実施例1のカード取扱装置を前方から示す断面斜視図である。 図4は、実施例1のカード取扱装置を後方から示す断面斜視図である。 図5は、実施例1のカード取扱装置を示す断面図である。 図6は、実施例1のカード取扱装置を示す分解斜視図である。 図7は、実施例1のカード取扱装置が備える弾性変形部材を示す斜視図である。 図8は、実施例1のカード取扱装置のカード収容部を上方から示す斜視図である。 図9は、実施例1のカード取扱装置において弾性変形部材が変形した状態を示す断面斜視図である。 図10Aは、実施例1のカード取扱装置においてカード収容部にカードが収容される状態を説明するための断面図である。 図10Bは、実施例1のカード取扱装置においてカード収容部にカードが収容される状態を説明するための断面図である。 図10Cは、実施例1のカード取扱装置においてカード収容部にカードが収容される状態を説明するための断面図である。 図10Dは、実施例1のカード取扱装置においてカード収容部にカードが収容される状態を説明するための断面図である。 図10Eは、実施例1のカード取扱装置においてカード収容部にカードが収容される状態を説明するための断面図である。 図10Fは、実施例1のカード取扱装置においてカード収容部にカードが収容される状態を説明するための断面図である。 図10Gは、実施例1のカード取扱装置においてカード収容部にカードが収容される状態を説明するための断面図である。 図10Hは、実施例1のカード取扱装置においてカード収容部にカードが収容される状態を説明するための断面図である。 図10Iは、実施例1のカード取扱装置においてカード収容部にカードが収容される状態を説明するための断面図である。 図10Jは、実施例1のカード取扱装置においてカード収容部にカードが収容される状態を説明するための断面図である。 図10Kは、実施例1のカード取扱装置においてカード収容部にカードが収容される状態を説明するための断面図である。 図10Lは、実施例1のカード取扱装置においてカード収容部にカードが収容される状態を説明するための断面図である。 図10Mは、実施例1のカード取扱装置においてカード収容部にカードが収容される状態を説明するための断面図である。 図10Nは、実施例1のカード取扱装置においてカード収容部にカードが収容される状態を説明するための断面図である。 図11は、実施例2のカード取扱装置の要部を示す断面図である。 図12は、実施例2のカード取扱装置の要部を上方から示す断面図である。 図13は、実施例2のカード取扱装置の要部を前方から示す断面図である。 図14は、実施例2のカード取扱装置が備える弾性変形部材を示す斜視図である。 図15は、実施例2のカード取扱装置のカード収容部を上方から示す斜視図である。 図16は、関連技術のカード取扱装置を示す断面図である。 図17は、他の関連技術のカード取扱装置を示す断面図である。
以下に、本願の開示するカード取扱装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例によって、本願の開示するカード取扱装置が限定されるものではない。
(精算機の構成)
図1は、実施例1のカード取扱装置を備える精算機を示す斜視図である。図1に示すように、精算機1は、例えば、宿泊施設等の利用者が使用するものであり、情報を記憶するカードとしてのカードキー(ルームキー)3を取り扱うカード取扱部5と、紙幣入金口6a及び紙幣出金口6bを有する紙幣取扱部6と、硬貨入金口7a及び硬貨出金口7bを有する硬貨取扱部7と、各種情報を入力するための入力操作部8と、各種情報を表示すると共に各種操作を行うための表示操作部9と、を備える。
また、精算機1は、クレジットカードを取り扱うクレジット取扱部10と、ICカード、マネーカード等と通信する無線通信部11と、一次元コード(バーコード)、二次元コード等を読み取る情報読取部12と、を備える。クレジット取扱部10は、クレジットカードが挿脱されるカード挿脱口10aを有する。図1以降において、精算機1の奥行き方向をX方向とし、精算機1の幅方向をY方向とし、精算機1の高さ方向をZ方向として示す。
カード取扱部5は、電子鍵を解錠する情報を記録するカードキー3を取り扱い、例えば、宿泊施設のチェックイン時のカードキー3の発行、チェックアウト時のカードキー3の回収を行うために用いられる。なお、カード取扱部が取り扱うカードとしては、カードキー3に限定されず、例えば、情報を記憶するIC(Integrated Circuit)カード、磁気ストライプカード等のキャッシュカード、クレジットカード、マネーカード等が適用されてもよい。以下の実施例では、カードキー3をカード3と称する。
以下、精算機1が備えるカード取扱部5について、カード取扱装置5と称して説明する。本願が開示するカード取扱装置5は、精算機1に適用されるものに限定されず、例えば、各種の販売機や、専用のカード回収装置として用いられてもよい。
(カード取扱装置の構成)
図2は、実施例1のカード取扱装置5を示す斜視図である。図3は、実施例1のカード取扱装置5を前方から示す断面斜視図である。図4は、実施例1のカード取扱装置5を後方から示す断面斜視図である。図5は、実施例1のカード取扱装置5を示す断面図である。図6は、実施例1のカード取扱装置5を示す分解斜視図である。
図2~図6に示すように、カード取扱装置5は、カード3が挿脱されるカード挿脱口14aを有するガイド部14と、カード3を搬送する搬送部15と、搬送部15によって搬送されたカード3が落下して収容されるカード収容部16と、カード収容部16内の第1の方向(ここでは上方)から第2の方向(ここでは下方)に、すなわちZ方向に延びて設けられて搬送部15から落下したカード3を下方へ案内する板状の弾性変形部材17と、を備える。また、カード取扱装置5は、カード3を発行するカード発行部18を備えており、使用済みのカード3を回収するカード回収装置と、カード3を発行するカード発行装置と、を兼ねている。
ガイド部14は、精算機1の前面に設けられており、カード挿脱口14aから挿入されたカード3を搬送部15に導く。
搬送部15は、カード3を搬送する搬送路15aを構成する搬送ローラ15b群と、カード3の回収時と発行時とで搬送路15aを切り換える切換機構15cと、有する。切換機構15cは、搬送路15aに対して回動する切換板15dを有しており、切換板15dが、カード収容部16にカード3を落下させる位置Pの近傍に配置されている。切換機構15cは、切換板15dを回動させて搬送路15aを遮断することで、カード挿脱口14aから搬送されたカード3の前端が、切換板15dに衝突して搬送路15aから落下する。このように切換板15dによって進行方向が変えられたカード3は、カード収容部16内に自由落下する。
図2~図5に示すように、カード収容部16は、弾性変形部材17が配置された第1収容空間16Aと、弾性変形部材17上に沿って下方へ案内されたカード3が収容される第2収容空間16Bと、を有する。第1収容空間16Aにおいて弾性変形部材17が下方へ弾性変形したときに、弾性変形に伴って弾性変形部材17の上方に生じたスペースに、カード3が収容される(図9参照)。
カード収容部16内には、弾性変形部材17がカード3を案内するX方向において、第1収容空間16Aと第2収容空間16Bとが連続して設けられている。図4及び図5に示すように、第1収容空間16Aと第2収容空間16Bは、カード収容部16におけるX方向において、後述する弾性変形部材17の下端17bを境目として区分される。第1収容空間16Aと第2収容空間16Bとが連続して並ぶ方向において、第1収容空間16Aと第2収容空間16Bの大きさが等しくされている。
(弾性変形部材の形状)
図7は、実施例1のカード取扱装置5が備える弾性変形部材17を示す斜視図である。図8は、実施例1のカード取扱装置5のカード収容部16を上方から示す斜視図である。図9は、実施例1のカード取扱装置5において弾性変形部材17が変形した状態を示す断面斜視図である。
図6及び図7に示すように、弾性変形部材17は、樹脂材料等によって矩形をなす平板状に形成されており、長辺における一方側の上端17aから、長辺における他方側の下端17bに向かって延びている。図5及び図7に示すように、カード収容部16内において、弾性変形部材17の下端17bは、上端17aと下端17bとを結ぶ方向(長辺方向17d)と直交する幅方向(短辺方向17eであるY方向)に沿って、カード収容部16の底面16aに接するように配置されている。また、カード収容部16内において、弾性変形部材17における上方側の一端部としての上端部は、搬送部15の搬送路15aからカード3が落下する位置Pに対向して配置されている。
そして、図5、図7及び図8に示すように、弾性変形部材17は、上端17aから下端17bに沿って第1の方向側(ここでは上側)に膨らむように湾曲されている(膨らみ17f)。これにより、弾性変形部材17は、図8に示すように、搬送部15から落下したカード3を上端17a側から下端17b側に向かって、弾性変形部材17の上に沿って滑らせることで、カード3を下端17b側へスムーズに案内する。
また、弾性変形部材17の上端17aには、幅方向17e(Y方向)の両側に、カード収容部16内に支持される一組の支持片17cが形成されている。カード収容部16の上方には、弾性変形部材17の各支持片17cを回転可能に支持する支軸19が設けられており、弾性変形部材17の長辺の一端としての上端17aが、支軸19を介して回転可能に支持されている。上端17aが支軸19に支持された弾性変形部材17は、弾性変形部材17の上端17aの幅方向17e(Y方向)が、カード収容部16の側面16bに沿うようにカード収容部16内に配置されている。
弾性変形部材17は、弾性変形部材17上に積み重なったカード3の重量によって、第1収容空間16Aを構成するカード収容部16の内面である底面16a及び側面16bに沿って弾性変形可能に形成されている。このため、弾性変形部材17は、例えば、カード収容部16の大きさや、弾性変形部材17上に積み重なったカード3群の総重量、すなわち、カード収容部16内における弾性変形部材17の上方の空間に収容されて弾性変形部材17上に積み重なったカード3群の総重量に応じて、弾性変形を開始する弾性力が設定されている。また、弾性変形部材17の弾性力は、カード収容部16の底面16aと側面16bとに跨ってL字状に弾性変形可能に形成されていると共に、上端17aから下端17bに沿って上側に膨らむように湾曲する初期状態に復帰するように設定されている。
上述のように弾性変形部材17は、カード収容部16の底面16a及び側面16bに沿って弾性変形することで、第1収容空間16Aを有効利用してカード3を効率よく収容することが可能になる。なお、弾性変形部材17は、カード収容部16の内面に沿って弾性変形することが望ましいが、これに限定されるものではない。弾性変形部材17は、カード収容部16の下方へ弾性変形することにより、第1収容空間16Aにおけるカード3を収容可能な空間を広げるものであればよい。
また、カード取扱装置5のカード発行部18は、発行する複数枚のカード3が集積されたカード保持部18aを有しており、カード保持部18aの下端が、搬送路15aの一端の近傍に配置されている。カード発行部18は、カード保持部18aの下端からカード3を1枚ずつ搬送路15aに繰り出し、カード3が搬送路15aに沿ってカード挿脱口14aに搬送される。このとき、切換板15dは、搬送路15aに沿う姿勢に回動されており、カード保持部18aから搬送路15aを通ってカード挿脱口14aへ向かうカード3の搬送が妨げられない。
(カードの収容動作)
カード収容部16に落下したカード3を、第1収容空間16Aと第2収容空間16Bとにそれぞれ収容する動作について図面を参照して説明する。図10A~図10Nは、実施例1のカード取扱装置5においてカード収容部16にカード3が収容される状態を説明するための断面図である。
図10Aに示すように、カード取扱装置5は、カード挿脱口14aからカード取扱装置5内に取り込まれたカードを、搬送路15aに沿って送り、切換板15dに衝突させて、搬送路15aから落下させる。図10Bに示すように、カード取扱装置5は、搬送路15aから落下したカード3を、弾性変形部材17上における上端17a側で受け止め、図10Cに示すように、上端17a側から下端17b側に向かって弾性変形部材17の上に沿って移動させる。
図10D及び図10Eに示すように、カード取扱装置5は、弾性変形部材17上に沿って移動させたカード3を、第2収容空間16B内に収容する。このように、先ずカード取扱装置5は、カード収容部16内に落下したカード3を、弾性変形部材17によって第1収容空間16A側から第2収容空間16B側へ送り、第2収容空間16Bに収容する。また、弾性変形部材17が上端17aと下端17bとの間で湾曲していることで、湾曲された弾性変形部材17上を滑るカード3を、弾性変形部材17の下端17bから、第2収容空間16B内における奥側(X方向)に離れた位置まで飛ばすことが可能になり、弾性変形部材17の下端17b近傍にカード3が集まって積み重なることが抑えられる。これにより、第2収容空間16Bに空きスペースが生じることが抑えられ、第2収容空間16B内にカード3が効率的に収容される。
続いて、カード取扱装置5は、搬送部の搬送路からカード収容部にカードを落下させることで、図10F及び図10Gに示すように、第2収容空間内にカードを徐々に積み重ねて収容する。カード3がカード収容部16に更に収容されることで、図10Hに示すように、第2収容空間16B内に収容されたカード3群の増加に伴って、第2収容空間16Bから溢れたカード3が、弾性変形部材17の下端17b側に積み重なって、第1収容空間16Aにカード3が収容され始める。
更にカードがカード収容部16内に収容されることにより、搬送路15aから落下したカード3が、弾性変形部材17の下端17b側から上端17a側に向かって徐々に積み重ねられて、図10Iに示すように、弾性変形部材17上に積み重なったカード3群の総重量の増加に伴い、弾性変形部材17が下方に向かって徐々に押し潰されて弾性変形を開始する。
その結果、弾性変形部材17上に積み重なったカード3群によって、弾性変形部材17は、第1収容空間16Aの下方に向かって移動し、図10Jに示すように、カード収容部16の底面16aと側面16bとに跨って接するように形状が変化して弾性変形を終了する。このため、カード取扱装置5は、弾性変形部材17をカード収容部16の底面16a及び側面16bに沿うように弾性変形させることにより、図10Kに示すように、弾性変形部材17の上方に、カード3を収容可能なスペースを生じさせ、カード3を更に収容可能となる。
また、弾性変形部材17は、積み重なったカード3群によって弾性変形する際に、上端17aが支軸19まわりに回動することで、弾性変形部材17が側面16bに沿ってスムーズに弾性変形する。加えて、弾性変形部材17は、上端17aが支軸19に支持されていることで、弾性変形後の弾性変形部材17の上端17aの位置が規制されているので、弾性変形後に所定の初期状態にスムーズに復帰する。
したがって、カード取扱装置5は、第1収容空間16A内で弾性変形部材17が下方に弾性変形することにより、図17に示す関連技術における収容可能なスペースと比べて、図10Lに示すように、第1収容空間16Aにおけるカード3を収容可能なスペースを増やすことができる。すなわち、弾性変形部材17は、カード3を第2収容空間16Bへ案内して送る働きと、カード3を第2収容空間16Bに収容した後に第1収容空間16Aにカード3を収容するためのスペースを増やす働きとを奏する。
また、上述のようにカード3が収容されるカード収容部16は、奥行き方向(X方向)に並ぶ第1収容空間16Aと第2収容空間16Bの各々の大きさが等しく形成されていることで、弾性変形部材17によって案内されたカード3が収容される第2収容空間16B内に空きスペースが生じるのを抑えてカード3が効率よく収容されると共に、弾性変形部材17が弾性変形した後に第1収容空間16A内に空きスペースが生じるのを抑えてカード3が効率よく収容される。
引き続き、カード取扱装置5は、弾性変形部材17が弾性変形して生じた第1収容空間16Aのスペースに、図10M及び図10Nに示すように、搬送部15から送られたカード3を積み重ねて収容する。このとき、弾性変形部材17の上端部は、搬送部15の搬送路15aからカード3が落下する位置Pに対向して配置されているので、弾性変形部材17が弾性変形して生じた第1収容空間16Aのスペースにカード3を効率よく収容することが可能となる。
上述のように弾性変形部材17を用いて第2収容空間16B、第1収容空間16Aの順にカード3を積み重ねて収容することにより、カード収容部16内に空きスペースが生じることを抑えて、カード収容部16内にカード3が効率的に収容される。また、カード収容部16内に収容されたカード3を取り出すことで、弾性変形部材17は、図10Aに示す初期状態に復帰する。
(実施例1の効果)
上述したように実施例1のカード取扱装置5は、カード収容部16内の上方から下方に延びて設けられて搬送部15から落下したカード3を下方へ案内する板状の弾性変形部材17を備える。カード収容部16は、弾性変形部材17が配置されて弾性変形部材17が弾性変形することによってカード3が収容される第1収容空間16Aと、弾性変形部材17上に沿って下方へ案内されたカード3が収容される第2収容空間16Bと、を有する。これにより、カード収容部16内にカード3を収容した際に、カード収容部16内に空きスペースが生じることが抑えられるので、カード収容部16全体にカード3を効率よく収容することができるので、簡素な構造で、カード収容部16内に収容されるカード3の収容量を増やすことができる。
また、実施例1のカード取扱装置5の弾性変形部材17は、上端17aから下端17bに沿って上側に膨らむように湾曲されている。これにより、湾曲された弾性変形部材17上を滑るカード3を、弾性変形部材17の下端17bから、第2収容空間16B内における奥側(X方向)に離れた位置まで飛ばすことが可能になり、弾性変形部材17の下端17b近傍にカード3が集まって積み重なることを抑えられる。このため、第2収容空間16Bに空きスペースが生じることを抑え、第2収容空間16B内にカード3を効率的に収容することができる。
また、実施例1のカード取扱装置5のカード収容部16には、弾性変形部材17の上端17aを回転可能に支持する支軸19が設けられている。これにより。弾性変形部材17は、積み重なったカード3群によって弾性変形する際に、上端17aが支軸19まわりに回動することで、側面16bに沿ってスムーズに弾性変形することができる。加えて、弾性変形部材17は、上端17aが支軸19に支持されていることで、弾性変形後の弾性変形部材17の上端17aの位置が規制されているので、弾性変形後に所定の初期状態にスムーズに復帰することができる。
また、実施例1のカード取扱装置5のカード収容部16は、第1収容空間16Aと第2収容空間16Bとが連続して並ぶ方向(X方向)において、第1収容空間16Aと第2収容空間16Bの大きさが等しい。これにより、弾性変形部材17によって案内されたカード3が収容される第2収容空間16B内に空きスペースが生じるのを抑えてカード3が効率よく収容されると共に、弾性変形部材17が弾性変形した後に第1収容空間16A内に空きスペースが生じるのを抑えてカード3が効率よく収容することができる。
また、実施例1のカード取扱装置5の弾性変形部材17の上端部は、搬送部15からカード3が落下する位置Pに対向して配置されている。これにより、弾性変形部材17が弾性変形して生じた第1収容空間16Aのスペースにカード3を効率よく収容することができる。
また、実施例1のカード取扱装置5の弾性変形部材17は、弾性変形部材17上に積み重なったカード3の重量によって、第1収容空間16Aを構成するカード収容部16の底面16a及び側面16bに沿って弾性変形可能に形成されている。これにより、弾性変形部材17が弾性変形することで、第1収容空間16Aを有効利用してカード3を効率よく収容することができる。
以下、他の実施例について図面を参照して説明する。実施例2において、実施例1と同一の構成部材には、実施例1と同一の符号を付して説明を省略する。実施例2は、弾性変形部材の湾曲形状が、実施例1における弾性変形部材17の湾曲形状と異なる。
図11は、実施例2のカード取扱装置の要部を示す断面図である。図12は、実施例2のカード取扱装置の要部を上方から示す断面図である。図13は、実施例2のカード取扱装置の要部を前方から示す断面図である。図11、図12及び図13に示すように、実施例2のカード取扱装置25においても、実施例1と同様に、カード収容部16の第1収容空間16Aに設けられた弾性変形部材27を備える。弾性変形部材27は、湾曲形状を除いて、実施例1における弾性変形部材17と同様に形成されており、同一の形状、構造について説明を省略する。
弾性変形部材27は、図11に示すように、長辺における一方側の上端17aから、長辺における他方側の下端17bに向かって延びており、カード収容部16内において、弾性変形部材27の下端17bが、上端17aと下端17bとを結ぶ方向(長辺方向17d)と直交する幅方向(短辺方向17e:Y方向)に沿って、カード収容部16の底面16aに接するように配置されている。
図14は、実施例2のカード取扱装置25が備える弾性変形部材27を示す斜視図である。図15は、実施例2のカード取扱装置25のカード収容部16を上方から示す斜視図である。図11及び図14に示すように、弾性変形部材27は、上端17aから下端17bに沿って上側に膨らむように湾曲されている(膨らみ17f)。これにより、弾性変形部材27は、搬送部15から落下したカード3を上端17a側から下端17b側に向かって、弾性変形部材27の上に沿って滑らせることで、カード3を下端17b側へスムーズに案内する。
加えて、図13及び図14に示すように、実施例2における弾性変形部材27は、幅方向(短辺方向17e:Y方向)における両側から中央に向かって、第1の方向側(上側)に膨らむように湾曲されている(膨らみ17g)。弾性変形部材27の下端17aは、弧状に湾曲された状態で底面16aに接している。これにより、搬送部15から落下したカード3を上端17a側から下端17b側に向かって滑らせたときに、図12及び図15に示すように、弾性変形部材27の幅方向(短辺方向17e:Y方向)の中央から両側に向かってカード3群を分けるように案内する。
このため、弾性変形部材27の下端17bにおける幅方向(短辺方向17e:Y方向)の中央にカード3が集まって積み重なることが抑えられ、下端17bにおける幅方向(短辺方向17eY方向)の両側にカード3を分散させて積み重ねることが可能になる。したがって、カード取扱装置25は、弾性変形部材27によって案内されたカード3を、第2収容空間16B内に効率よく収容することができる。
(実施例2の効果)
実施例2のカード取扱装置25は、上述した実施例1の効果に加えて、弾性変形部材27が、幅方向(短辺方向17e:Y方向)における両側から中央に向かって、第1の方向側(上側)に膨らむように湾曲されているので、弾性変形部材27の下端17b側における幅方向(短辺方向17e:Y方向)の両側にカード3を分けるように案内することができる。このため、第2収容空間内におけるY方向の両側に空きスペースが生じることを抑え、第2収容空間16Bにカード3を更に効率的に収容することができる。
なお、本実施例は、弾性変形部材17、27を備えるカード取扱装置5、25として構成されたが、図示しないが、例えば、カード3を手動で投入する投入口を有する回収ボックスに弾性変形部材17、27が適用されてもよく、本発明と同等の効果が得られる。
1 精算機
3 カード
5 カード取扱部、カード取扱装置
15 搬送部
16 カード収容部
16A 第1収容空間
16B 第2収容空間
16a 底面(内面)
16b 側面(内面)
17 弾性変形部材
17a 上端
17b 下端
17c 支持片
17d 長辺方向
17e 短辺方向
17f 膨らみ
17g 膨らみ
19 支軸
27 弾性変形部材
P 位置

Claims (7)

  1. 情報を記憶するカードを搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送されたカードが収容されるカード収容部と、
    前記カード収容部内の第1の方向から第2の方向に延びて設けられ、前記搬送部から落下したカードを前記第2の方向へ案内する板状の弾性変形部材と、を備え、
    前記カード収容部は、前記弾性変形部材が配置されて前記弾性変形部材が弾性変形することによってカードが収容される第1収容空間と、前記弾性変形部材上に沿って前記第2の方向へ案内されたカードが収容される第2収容空間と、を有する、カード取扱装置。
  2. 前記弾性変形部材は、長辺に沿って前記第1の方向側に膨らむように湾曲されている、
    請求項1に記載のカード取扱装置。
  3. 前記カード収容部には、前記弾性変形部材の前記長辺の一端を回転可能に支持する支軸が設けられている、
    請求項2に記載のカード取扱装置。
  4. 前記弾性変形部材は、長辺方向と交差する短辺方向における両側から中央に向かって、前記第1の方向側に膨らむように湾曲されている、
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載のカード取扱装置。
  5. 前記第1収容空間と前記第2収容空間とが連続して並ぶ方向において、前記第1収容空間と前記第2収容空間の大きさが等しい、
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載のカード取扱装置。
  6. 前記弾性変形部材における、前記第1の方向側の一端部は、前記搬送部からカードが落下する位置に対向して配置されている、
    請求項1ないし5のいずれか1項に記載のカード取扱装置。
  7. 前記弾性変形部材は、前記弾性変形部材上に積み重なったカードの重量によって、前記第1収容空間を構成する前記カード収容部の内面に沿って弾性変形可能に形成されている、
    請求項1ないし6のいずれか1項に記載のカード取扱装置。
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