JP6099431B2 - 歩行型管理機 - Google Patents

歩行型管理機 Download PDF

Info

Publication number
JP6099431B2
JP6099431B2 JP2013037597A JP2013037597A JP6099431B2 JP 6099431 B2 JP6099431 B2 JP 6099431B2 JP 2013037597 A JP2013037597 A JP 2013037597A JP 2013037597 A JP2013037597 A JP 2013037597A JP 6099431 B2 JP6099431 B2 JP 6099431B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
saddle
posture
restricting
supported
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013037597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014161313A (ja
Inventor
広武 門脇
広武 門脇
昭夫 大島
昭夫 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Mahindra Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP2013037597A priority Critical patent/JP6099431B2/ja
Publication of JP2014161313A publication Critical patent/JP2014161313A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6099431B2 publication Critical patent/JP6099431B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Soil Working Implements (AREA)
  • Agricultural Machines (AREA)

Description

この発明は、機体の後端側に畝成形シートを備えた歩行型管理機に関する。
後方に延出された操向ハンドルを有する機体と、機体の下方側に回転駆動可能に支持された耕耘ロータリと、該耕耘ロータリの後方側に支持されてフレキシブルに変形する畝成形シートと、該畝成形シートの後方側に配置されて支持部材を介して機体の後端側に支持された車輪とを備えた特許文献1に記載の歩行型管理機が従来公知となっている。
特開2012−90536号公報
上記文献の歩行型管理機は、支持部材側に畝成形シートを支持するシート支持部材が、畝成形作業時における畝成形シートの後方側への変形を規制する役割も果たしている。この変形規制によって、安定した畝成形が可能になる反面、畝成形シートのシート支持部材への取付位置が限定され、設計の自由度が低い。
このため、畝成形シートの後方側への変形を規制する規制体を、畝成形シートの後方側に別途配設することが有効であるが、この場合には、畝成形シートの後方側への変形を規制する必要がない時に該規制体が邪魔になる虞があり、利便性が悪い。
本発明は、下方側に耕耘ロータリが支持された機体の後端側にフレキシブルに変形可能な畝成形シートを備え、畝成形シートの後方側への変形を適切に規制可能であって、利便性も高い歩行型管理機を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本発明は、第1に、後方に延出された操向ハンドル2を有する機体1と、機体1の下方側に回転駆動可能に支持された耕耘ロータリ3と、該耕耘ロータリ3の後方側に支持されてフレキシブルに変形する畝成形シート29と、該畝成形シート29の後方側に配置されて支持部材53を介して機体1の後端側に支持された車輪54とを備えた歩行型管理機において、畝成形シート29と背面側から対向して該畝成形シート29の後方側への変形を規制する規制体56を設け、該規制体56を前記支持部材53側に前後回動可能に支持することにより、該規制体56を、車輪54側に格納した格納姿勢と、畝成形シート29側に延出されて上記変形を規制する作用姿勢とに切換え可能に構成し、前記車輪54を左右一対設け、前記規制体56を、左右の車輪54の内側側面と対向する一対の側部を有するチャネル状に成形することにより、該左右の車輪54の間に配置し、前記畝成形シート29は、機体1側に支持された縦フレーム27と、該縦フレーム27の端部側に設けられて畝成形シート29が取付固定される左右方向に延設された横フレーム28とを介して、機体1側に支持され、該畝成形シート29は、前記横フレーム28と、作業姿勢に切換えられて畝成形シート29の背面下側と対向する規制体56の規制部56aとで畝成形シート29の後方への変形が規制されるように構成され、前記規制体56の作用姿勢では該規制体56と支持部材53とが車輪54の周面側方に配置されることにより、該規制体56を、車輪54に付着した付着物を除去する除去手段56bとしたことを特徴としている。
第2に、前記規制体56を、車輪54の回転軸方向へのスライドによって支持部材53から着脱自在な構造とし、格納姿勢又は作用姿勢時の前記規制体56は、支持部材53側への装着が保持された状態での上記回転軸方向へのスライドによって、回動が規制されて位置決めされる位置決め状態から回動が許容される位置決め解除状態への切換、或いは位置決め解除状態から位置決め状態への切換を行うように構成されたことを特徴としている。
前記畝成形シートの後方側への変形を規制する規制体を、車輪を支持する支持部材側に前後回動可能に支持することにより、該規制体を、畝成形シートの変形を規制する作用姿勢と、車輪側に収納される格納姿勢とに姿勢切換可能に構成されるため、規制体が使用されない場合に、該規制体は格納姿勢に切換えられて邪魔にならず、利便性が高い。
また、前記車輪を左右一対設け、前記規制体を、左右の車輪の内側側面と対向する一対の側部を有するチャネル状に成形することにより、該左右の車輪の間に配置したものによれば、車輪及び規制体がコンパクトに配置されるため、該車輪幅を畝成形シート下端側の幅よりも狭く構成し易くなり、車輪の回転もスムーズになる。
また、前記規制体の作用姿勢では該規制体と支持部材とが車輪の周面近傍に配置されることにより、該規制体を、車輪に付着した付着物を除去する除去手段としたものによれば、該除去手段を別途設けることなく規制体と兼用できるため、車輪の回転不良を効率的に防止できるとともに、部品点数も削減できる。

なお、車輪の回転軸方向へのスライドによって支持部材から着脱自在な構造とし、格納姿勢又は作用姿勢時の前記規制体は、支持部材側への装着が保持された状態での上記回転軸方向へのスライドによって、回動が規制されて位置決めされる位置決め状態から回動が許容される位置決め解除状態への切換、或いは位置決め解除状態から位置決め状態への切換を行うように構成されたものによれば、前記規制体を着脱させることなく、容易に姿勢切換えさせることができる。
成形器及び後部ユニットを省略した状態を示した歩行型管理機の側面図である。 作業姿勢時の成形器及び後部ユニットを示した側面図である。 作業姿勢時の成形器を示した要部背面図である。 作業姿勢時の後部ユニットを示した要部背面図である。 畝成形作業時の成形器及び後部ユニットを示した後方斜視図である。 畝成形作業時の成形器及び後部ユニットを示した後方斜視図である。 抵抗棒を用いた作業姿勢時の成形器及び後部ユニットを示した後方斜視図である。 抵抗棒を用いた作業姿勢時の成形器及び後部ユニットを示した後方斜視図である。 整地作業状態の成形器及び後部ユニットを示した後方斜視図である。 整地作業状態の成形器及び後部ユニットを示した後方斜視図である。
図1は、成形器及び後部ユニットを省略した状態を示した歩行型管理機の側面図であり、図2は、作業姿勢時の成形器及び後部ユニットを示した側面図であり、図3、作業姿勢時の成形器の示した要部背面図であり、図4は、作業姿勢時の後部ユニットを示した要部背面図である。本発明を適用した歩行型管理機は、後方斜め上方に延出されたハンドル(操向ハンドル)2を有する機体1と、機体1の下側に回動駆動可能に支持された左右方向の耕耘ロータリ3と、機体1の後端側に取付けられた支持フレーム6側に支持された成形器4と、該成形器の後方側に位置するように支持フレーム6側に支持された後部ユニット7とを備えている。
前記機体1は、フェンダカバーとしても機能する水平方向の水平フレーム8と、該水平フレーム8の上面側に固設されたエンジン9と、エンジン9の側方に配置された伝動ケース11と、機体1の左右幅中央部において前方に向かって下方に傾斜したミッションケース12と、水平フレーム8の後端部の下面側に固設され且つ互いに平行に対向した左右一対のサイドプレートからなるヒッチ13とを備えている。
伝動ケース11は、エンジン動力をミッションケース12内に伝動し、ミッションケース12は、水平フレーム8の上方側から下方側に至る範囲に形成され、その前部が側面視で水平フレーム8から下方斜め前方に突出している。ミッションケース12の下端部には、左右方向のロータリ軸5の中央部が回転可能に支持されており、ミッションケース12は、伝動ケース11からの動力を変速してロータリ軸3aに伝える。
該ロータリ軸5には、複数の耕耘爪10が軸装され、この複数の耕耘爪10及びロータリ軸5によって、上述した耕耘ロータリ3が構成される。ちなみに、機体1の後部に、ハンドル2の下方に位置する操作レバー16が後方斜め上方に突設されている。この操作レバー16の揺動操作によって、ミッションケース12からロータリ軸に伝動される動力が変速される。
ハンドル2は、機体1の後端部上面側に固設されたハンドルフレーム17と、ハンドルフレーム17に基端側が取付支持されて後方斜め上方に延出されたハンドル本体18と、を備えている。ハンドル本体18は、突出側(先端側)に向かって左右に二股状に分れ、このハンドル本体18の左右一対の先端部は、それぞれ下方に屈曲されたグリップ18a,18aになる。
この左右のグリップ18a,18aの一方側には、該グリップ18aに離間・近接するように揺動されるクラッチレバー19が設けられ、このクラッチレバー19をグリップ18aと共に把持すると、図示しないクラッチ機構が接続作動して耕耘ロータリ3が耕耘駆動(回転駆動)される一方で、クラッチレバー19から手を離すと、該クラッチレバー19がグリップから離間する方向に揺動作動し、上記クラッチ機構が切断され、耕耘ロータリ3が駆動停止される。
前記支持フレーム6は、機体1の上述したヒッチ13側に着脱自在に取付固定されている。具体的には、左右一対のサイドフレームの後端部間に上下方向の支持筒21が溶着され、この支持筒21にパイプ状の支持フレーム6の上部が挿入支持されている。支持フレーム6は、上下方向に延びる基端側半部に対して、その先端側半部が後方に屈曲形成されて後方斜め下方に延びる取付部6aとなり、該取付部6aに後述する成形器4及び後部ユニット7が設けられる。
支持フレーム6の基端側半部を支持筒21側に挿入した後、左右方向の支持ピン22を、支持筒21及び支持フレーム6に穿設された支持孔20に挿通させることにより、該支持フレーム6が支持筒21に固定される。支持フレーム6には、ピンを挿通させる支持孔20が上下方向に複数穿設されているため、この支持ピン22を挿通させる支持孔20を適宜変更することにより、支持フレーム6の取付位置の高さを変更できる。
以下、図2乃至図4に基づき、前記成形器及び後部ユニットについて説明する。
前記成形器4は、図3に示されるように、支持フレーム6の取付部6aに外装されることにより該取付部6aに装着される前後方向の成形側スリーブ26と、該成形側スリーブ26の前端側から径方向外側に延設される縦フレーム27と、縦フレーム27の端部側に設けられて左右方向に延びる板状の横フレーム28に支持されてフレキシブルに弾性変形可能な合成樹脂等からなる畝成形シート29とを有しており、該畝成形シート29は、縦フレーム27と横フレーム28との間に設けた角度調整機構31によって、前後方向の傾斜角度が調整可能に構成されている。詳しくは後述する。
該畝成形シート29は、背面視で基端部から先端部に向かって徐々に左右幅が減少する逆三角形状に成形されている。そして、横フレーム28の前面側に接触させた畝成形シート29の左右複数個所を、ピン等の取付具32により該横フレーム28に取付けることにより、該畝成形シート29を横フレーム28側に取付けている。
また、畝成形シート29は、前記成形側スリーブ26側に設けたシート姿勢切換機構33により、畝成形シート29を支持フレーム6の先端側回りに回動可能に構成されており、これにより、畝成形シート29を圃場側に向けた作業姿勢と、該状態から上下反転するように回動させて畝成形シート29を圃場側から退避させた格納姿勢とに姿勢切換え可能に構成されている。
該シート姿勢切換機構33は、前記成形側スリーブ26の前部側に設けられて該成形側スリーブ26と一体回転するとともに、左右方向の一方側に延設された方形状の板状部材34と、該板状部材34から後方に向けて突設された支持部36と、該支持部36と成形側スリーブ26との間に配置された弾性部材(圧縮スプリング)37と、支持部36と成形側スリーブ26と支持フレーム6とを貫通して弾性部材37によって挿入方向に付勢され、一端側がL字状に屈曲形成されたシート切換ピン38と、から構成されている。また、成形側スリーブ26及び支持フレーム6側には、畝成形シート29が作業姿勢時及び格納姿勢時にシート切換ピン38が挿通される挿通孔が穿設されている。
具体的には、シート切換ピン38は、圧縮スプリングである弾性部材37の内側に挿通するとともに、該弾性部材37と成形側スリーブ26との間に配置されたリング部材39が挿通されており、該リング部材39は、シート切換ピン38に設けたピン部材等によって所定位置より成形側スリーブ26側へ動かないように構成されている。すなわち、弾性部材37の弾性力が、リング部材39を介して、シート切換ピン38を成形側スリーブ26の挿通方向に押圧するように作用する。そのため、畝成形シート29が作業姿勢に切換えられた状態で、成形側スリーブ26及び支持フレーム6を貫通しているシート切換ピン38が抜落ちることを効率的に防止できる。
さらに、前記シート切換ピン38を弾性部材37の弾性力に抗して引張ることにより、支持フレーム6及び成形側スリーブ26から引抜かれ、これにより畝成形シート29の固定状態が解除される。該解除状態において、畝成形シート29を作業姿勢又は格納姿勢に回動操作し、所望の姿勢まで操作した後に、シート切換ピン38を成形側スリーブ26及び支持フレーム6側に挿通することによって、切換操作後の姿勢を固定することができる。
ちなみに、畝成形シート29は、図3に示されるように、使用状態時において、上端中央側が畝成形シート29の回動作動を許容するように凹設されて凹設部29aが形成されるとともに、背面視で支持フレーム6の取付部6aよりも上方側まで延設されて延設部29bが形成されている。該延設部29bは、使用状態時において、前記水平フレーム8側まで延設されており、畝成形時の土こぼれを効率的に防止することができる。
上述の角度調整機構31について説明する。角度調整機構31は、図3に示すように、前記縦フレーム27の先端側に固着された左右方向に延びる筒状の回動筒42と、該回動筒42内に挿通されて畝成形シート29が傾斜する際の回動軸となるシート回動軸43と、該シート回動軸43の一端側と前記横フレーム28側とを連結する板状の連結部材44と、シート回動軸43の他端側のフランジ部46と回動筒42との間に設けられた弾性部材47とを備え、回動筒42及び連結部材44に設けた規制機構により、畝成形シート29の所定位置からの回動を規制できるように構成されている。
具体的に、該規制機構は、前記連結部材44に穿設された畝成形シート29を下方に前方傾斜させる第1規制孔44aと、畝成形シート29を下方に後方傾斜させる第2規制孔44bと、前記回動筒42側に固着されて各規制孔44a,44bの何れかに挿通される規制ピン49とから構成されている。
すなわち、支持フレーム6側の縦フレーム27に取付けられた回動筒42内に、横フレーム28・連結部材44を介して畝成形シート29側に取付けられたシート回動軸43が回動自在に挿通支持されることにより、畝成形シート29がシート回動軸43回りに回動可能(傾斜角度が調整可能)に構成されており、所定の回動位置で規制ピン49が規制孔44a,44bに挿通されることのより、所定の傾斜状態が保持される。
このとき、シート回動軸43は、弾性部材47によって連結部材44が規制ピン49側に付勢されるため、規制孔44a,44bに挿通された規制ピン49が抜けることを効率的に防止できる。また、該構成によれば、連結部材44を弾性部材の弾性力に抗して左右方向に引張って規制ピン49を規制孔44a,44bから抜くことにより、畝成形シート29のシート回動軸43回りの回動が許容されるようになる。
さらに、シート回動軸43は、図2に示されるように、尾輪54の前方側に配置されるため、シート回動軸43回りに回動作動する畝成形シート29の傾斜範囲を大きくとることができる。
前記後部ユニット7は、図4に示されるように、成形側スリーブ26の真後ろに位置した状態で取付部6aに嵌合挿通される後部側スリーブ51と、該後部側スリーブ51から径方向に一体的に突出する抵抗棒52と、後部側スリーブ51を挟んで抵抗棒52の反対側に突出する一対の板状部材である支持プレート(支持部材)53,53と、各支持プレート53に遊転自在に取付けられた一対の尾輪(車輪)54と、支持プレート53側に取付けられた規制体56とを備えている。
支持プレート53の中途部には、一対の支持プレート53,53同士を連結する板状の補強部材57が設けられており、後述する後部切換ピン62が挿通されている。また、前記尾輪54は、支持プレート53の先端側で且つ左右外面側に支持軸59を介して遊転自在に取付けられている。
抵抗棒52は、基端部に対して中途部が後方に屈曲され、中途部に対して先端部が前方に屈曲形成され、全体としてS字状に曲げ形成されている。
後部側スリーブ51は、取付部6aの軸回りに回動可能となるように支持フレーム6側に外装されるとともに、該後部側スリーブ51に後部切換機構61を設けたことにより、前記尾輪54は、支持プレート53の先端が下側を向いて尾輪54が圃場に接地する走行姿勢と、該走行姿勢から半周分だけ回動されて支持プレート53の先端が上側を向いて尾輪54が機体1の背面側に格納される格納姿勢とに切換可能に構成される。
ちなみに、尾輪54の格納姿勢では、抵抗棒52が下方に向かって延びる作用姿勢に切換えられた状態になる一方で、尾輪54の走行姿勢時には、抵抗棒52が上方に向かって延びる非作用状態に切換えられる。すなわち、尾輪54と、抵抗棒52とは択一的に使用される。
後部切換機構61は、補強部材57と、後部側スリーブ51と、支持フレーム6の先端側半部とに下方側から上下方向に貫通して下端側がL字状に屈曲形成された後部切換ピン62と、補強部材57と後部側スリーブ51との間に配設されて後部切換ピン62に外装される弾性部材(コイルスプリング)63と、該弾性部材63によって後部側スリーブ51側に押圧されるとともに後部切換ピン62が挿通されたリング部材64とを備えている。また、該リング部材64はピン部材等によって所定位置よりも上方に移動しないように構成されている。
これにより、後部切換ピン62は、リング部材64を介して弾性部材63によって後部側スリーブ51側に付勢されているため、該後部切換ピン62が補強部材57・後部側スリーブ51・取付部6aを下方側から貫通した状態で保持されている。より具体的に、該後部切換ピン62は、尾輪54が格納姿勢且つ抵抗棒52が作用姿勢に切換えられる回動位置と、尾輪54が走行姿勢且つ抵抗棒52が非作用姿勢に切換えられる回動位置との場合でのみ、後部側スリーブ51及び支持フレーム6側を貫通可能に構成されている。
上述の規制体56について説明する。規制体56は、図4に示すように、前記支持プレート53の尾輪54設置側に取付けられてチャネル状(コ字状)に屈曲形成された部材であって、畝成形シート29の背面側に配置されて該畝成形シート29の後方側への変形を規制する規制部56aと、尾輪54に付着した泥等を落とす土落し部(除去手段)56bとが形成されている。
また、該規制体56は、規制体切換機構により、支持プレート53側に上下回動可能に取付けられるとともに、規制部56が車輪54前方側(畝成形シート29の後面側)に向けて配置される作用姿勢と、規制体56を尾輪54の上部側に退避させた格納姿勢とに姿勢切換え可能に構成されている。
該規制体切換機構は、各支持プレート53の尾輪54を支持する支持軸59よりも下方側に配置されて前記規制体56の基端側を各支持プレート53側に回動可能に支持する回動軸67が設けられ、規制体56の基端部の左右一方側(図2,4の左側,以下、規制孔側端部)に形成された一対の規制孔68と、規制体56の基端部の左右他方側(図4の右側,以下、付勢側端部)に配設された付勢部69とから構成されている。ちなみに、規制体56の規制孔側端部は、支持プレート53の左右内側に接するように取付けられており、規制体56の付勢側端部は、支持プレート53の左右外側に接するように取付けられている(図4参照)。
規制孔68は、図2に示されるように、支持プレート53の左右外側に配置された尾輪54の支持軸59から支持プレート53の内側に突設された規制ピン59aに挿通されることにより、規制体56の回動を規制して該規制体56を作用姿勢に位置決めできる作用側規制孔68aと、規制体56を格納姿勢で位置決めできる格納側規制孔68bとがあり、両規制孔68a,68bは、規制体56の規制孔側端部の回動軸67を挟んで反対側に穿設されている。
付勢部69は、規制体56の付勢側端部から支持プレート53内側へ突出された回動軸67に軸装されるコイルスプリング等の圧縮バネからなる弾性部材72と、該弾性部材72を介して回動軸67に挿通されるリング部材73と、該リング部材73を回動軸67から抜けることを防止するピン部材とを備えており、弾性部材72の付勢力により、規制体56全体を左右一方側(支持プレートとの接触面側)に押圧するように構成されている。
すなわち、弾性部材72の付勢力が、規制体56の規制孔68に規制ピン59aを挿通させるように作用するため、規制ピン59aが規制孔側端部の規制孔68から抜け落ちることを効率的に防止し、規制体56の位置決めがより安定する。
また、該構成の付勢部69によれば、作業者が弾性部材72の付勢力に抗して規制体56を回動軸67の軸方向であって且つ支持プレート53から離間する方向にスライド操作することによって、規制孔68から規制ピン59aが抜けて規制体56の位置決めが解除される。この位置決め解除状態によって、規制体56の回動作動が許容される状態となる。
さらに、回動が許容された規制体56は、再び規制ピン59aが作用側規制孔又は格納側規制孔に挿通される作用姿勢又は格納姿勢に回動操作されると、弾性部材72の付勢力により規制孔68に規制ピン59aが挿入されて自動的に位置決めされる。すなわち、前記規制体56は、支持プレート53側から取外すことなく、規制体56の回動軸方向のスライド操作と上下回動操作によってのみ、作用姿勢と格納姿勢との切換え操作を行うことができる。
上述のように構成された規制体56によれば、畝を成形する作業時には、規制体56を作用姿勢に切換えて、規制部56aを畝成形シート29の背面側に対向させた位置に配置し、畝成形シート29が後方側に変形することを規制することにより安定した畝を成形することができる一方で、畝成形作業を行わない非作業時には、規制体56を格納姿勢に切換えることにより、規制体56が尾輪53走行の邪魔にならない(図2参照)。
次に、図5乃至10に基づき、この歩行型管理機を用いた耕耘作業について説明する。
図5及び図6は、畝成形作業時の成形器及び後部ユニットを示した後方斜視図であり、及び図7及び図8は、抵抗棒を用いた作業姿勢時の成形器及び後部ユニットを示した後方斜視図であり、図9及び図10は、整地作業状態の成形器及び後部ユニットを示した後方斜視図である。
尾輪54走行しつつ畝成形作業をする場合には、図5及び図6に示すように、畝成形シート29を作業姿勢に切換えるとともに、後部ユニット7の尾輪54を走行姿勢(抵抗棒52を非作用姿勢)に切換え、該状態で規制体を作用姿勢に切換えることによって、畝成形シート29の背面側に規制体56の規制部56aを対向させた位置に配置する。
該状態において、作業者がハンドル2の左右のグリップ18a,18aを把持して、耕耘ロータリ3を耕耘駆動させ、機体1を前進走行させると、耕耘土等からの土圧によって、畝成形シート29における横フレーム28が当てられない部分(具体的には、左右両縁)が後方に捲れるように変形するとともに、上述した規制体56の規制部56aが畝成形シート29の背面に当接し、該後方側への変形が規制されて、圃場の畝の谷部が凹設される。これを隣接する条列で順次行うことにより、山部と谷部が相互に隣接する複数の畝が圃場に形成される。
このとき、規制体56の泥落し部56bと、支持フレーム53とが尾輪54の周面近傍に配置されることにより、該土落し部56bと支持フレーム53が、尾輪54に付着した圃場の泥等と効率的に落とすことができるため、泥の付着による尾輪54による走行性能の低下を防止できる。
なお、尾輪54で舗装路を移動する等によって規制部56を使用しない場合には、規制体56を上方回動させて格納姿勢に切換えることにより、規制体56を退避させることができるため、規制体56が地面に接触したりすることを防止できる。
また、図7及び図8に示すように、圃場の状態や成形する畝の形状に応じて、畝成形シート29を作業姿勢に切換えた状態であって、後部ユニット7の抵抗棒52を作用姿勢(尾輪54を格納姿勢)に切換えた状態で畝成形作業を行っても良い。
そして、畝を成形しないで耕耘作業を行う場合には、図9及び図10に示すように、畝成形シート29を格納姿勢に切換え、後部ユニット7の抵抗棒52を作用姿勢(尾輪54を格納姿勢)に切換え、規制体56を格納姿勢に切換える。該状態で作業者は、ハンドル2の左右グリップ18a,18aを両手で把持して、耕耘ロータリ3を耕耘駆動させ、機体1を前進走行させると、抵抗棒52が支持フレーム6から後方且つ下方に突出して土中に挿入された状態になり、適度な走行抵抗が発生して安定性が高まり、効率的に耕耘作業を行うことができる。
ちなみに、該状態によれば、フレキシブルな畝成形シート29の前記延設部29bが下端側に配置されるため、該延設部29bを用いて圃場に形成された畝の上面側の整地作業を行うことができる。該構成によれば、畝整地作業用のユニットに換装することなく、畝の整地作業を行うことができる。
1 機体
2 ハンドル(操向ハンドル)
3 耕耘ロータリ
29 畝成形シート
53 支持プレート(支持部材)
54 尾輪(車輪)
56 規制体
56b 泥落し部(除去手段)

Claims (2)

  1. 後方に延出された操向ハンドル(2)を有する機体(1)と、機体(1)の下方側に回転駆動可能に支持された耕耘ロータリ(3)と、該耕耘ロータリ(3)の後方側に支持されてフレキシブルに変形する畝成形シート(29)と、該畝成形シート(29)の後方側に配置されて支持部材(53)を介して機体(1)の後端側に支持された車輪(54)とを備えた歩行型管理機において、畝成形シート(29)と背面側から対向して該畝成形シート(29)の後方側への変形を規制する規制体(56)を設け、該規制体(56)を前記支持部材(53)側に前後回動可能に支持することにより、該規制体(56)を、車輪(54)側に格納した格納姿勢と、畝成形シート(29)側に延出されて上記変形を規制する作用姿勢とに切換え可能に構成し、前記車輪(54)を左右一対設け、前記規制体(56)を、左右の車輪(54)の内側側面と対向する一対の側部を有するチャネル状に成形することにより、該左右の車輪(54)の間に配置し、前記畝成形シート(29)は、機体(1)側に支持された縦フレーム(27)と、該縦フレーム(27)の端部側に設けられて畝成形シート(29)が取付固定される左右方向に延設された横フレーム(28)とを介して、機体(1)側に支持され、該畝成形シート(29)は、前記横フレーム(28)と、作業姿勢に切換えられて畝成形シート(29)の背面下側と対向する規制体(56)の規制部(56a)とで畝成形シート(29)の後方への変形が規制されるように構成され、前記規制体(56)の作用姿勢では該規制体(56)と支持部材(53)とが前記車輪(54)の周面側方に配置されることにより、該規制体(56)を、前記車輪(54)に付着した付着物を除去する除去手段(56b)とした歩行型管理機。
  2. 前記規制体(56)を、前記車輪(54)の回転軸方向へのスライドによって前記支持部材(53)から着脱自在な構造とし、格納姿勢又は作用姿勢時の前記規制体(56)は、前記支持部材(53)側への装着が保持された状態での上記回転軸方向へのスライドによって、回動が規制されて位置決めされる位置決め状態から回動が許容される位置決め解除状態への切換、或いは位置決め解除状態から位置決め状態への切換を行うように構成された請求項1に記載の歩行型管理機。
JP2013037597A 2013-02-27 2013-02-27 歩行型管理機 Expired - Fee Related JP6099431B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013037597A JP6099431B2 (ja) 2013-02-27 2013-02-27 歩行型管理機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013037597A JP6099431B2 (ja) 2013-02-27 2013-02-27 歩行型管理機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014161313A JP2014161313A (ja) 2014-09-08
JP6099431B2 true JP6099431B2 (ja) 2017-03-22

Family

ID=51612564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013037597A Expired - Fee Related JP6099431B2 (ja) 2013-02-27 2013-02-27 歩行型管理機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6099431B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105453731B (zh) * 2015-12-25 2018-06-26 贵州云景无限票务服务有限公司 一种微型多功能微耕机
JP6910281B2 (ja) * 2017-12-14 2021-07-28 株式会社クボタ 歩行型作業機
JP6981439B2 (ja) * 2019-02-21 2021-12-15 井関農機株式会社 歩行型耕耘機

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4140845B2 (ja) * 2004-05-11 2008-08-27 みのる産業株式会社 播種機
JP4909292B2 (ja) * 2008-01-29 2012-04-04 株式会社クボタ 歩行型管理機
JP2011109962A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd 歩行型農作業機
JP5719533B2 (ja) * 2010-06-16 2015-05-20 ヤンマー株式会社 管理機
JP5680919B2 (ja) * 2010-09-22 2015-03-04 三菱農機株式会社 歩行型管理機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014161313A (ja) 2014-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5868280B2 (ja) 歩行型管理機
JP2012090536A (ja) 歩行型管理機
KR101329683B1 (ko) 보행형 관리기
JP6099431B2 (ja) 歩行型管理機
JP6002601B2 (ja) 歩行型管理機
JP2014097041A (ja) 歩行型管理機
JP6183005B2 (ja) 歩行型耕耘機
JP4128154B2 (ja) 管理機
JP2014018177A (ja) 歩行型の車軸管理機
JP2019004843A (ja) 歩行型作業機
JP4965476B2 (ja) 管理機
JP2012065585A (ja) 歩行型農作業機
JP6051076B2 (ja) 歩行型管理機
JP6181410B2 (ja) 歩行型管理機
JP2011067096A (ja) 歩行型管理機
JP6215148B2 (ja) ロータリ耕耘装置
JP7252176B2 (ja) 作業機
JP5281662B2 (ja) 歩行型管理機
JP2014068576A (ja) 歩行型管理機
JP4890381B2 (ja) 管理機
JP2017216908A (ja) 車軸型歩行管理機
JP2014117233A (ja) 歩行型管理機
JP4611188B2 (ja) 歩行型の管理機
JP5049936B2 (ja) 歩行型移動農機
JP5355212B2 (ja) 農作業機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150831

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160627

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161206

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20161213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170221

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6099431

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees