JP6099000B2 - ショット処理装置 - Google Patents

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    • B24C9/00Appurtenances of abrasive blasting machines or devices, e.g. working chambers, arrangements for handling used abrasive material

Description

本発明は、ショット処理装置に関し、詳細には、投射室内でワークに投射材が投射されるショット処理装置に関する。
ショット処理装置として、キャビネット内に設けられた投射室(研掃室)内で、複数のワークを攪拌しながら、ワークに投射材を投射して表面加工を施すショット処理装置が知られている。(特許文献1)
そして、投射室には、ワーク出し入れ用の開口が設けられ、この開口には、開口を閉鎖する扉が取付けられている。
特開2011−79120号公報
このような構成のショットブラスト装置では、投射室内でワークの表面加工が終了すると、投射室に設けられた扉を開けてワーク出し入れ用の開口から処理済みのワークを取り出しているが、扉を開けたとき、扉の内側に付着あるいは堆積していた投射材が、研掃室の外部こぼれ落ちてしまうという問題があった。
本発明は、上記問題を考慮し、投射材が投射室外にこぼれ落ちることを抑制できるショット処理装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、
投射室内でワークに投射材を投射して表面加工を施すショット処理装置であって、
内部に前記投射室が形成されているキャビネットと、
前記キャビネットに設けられたワーク出し入れ用の開口部と、
前記キャビネットに移動自在に取付けられ、前記開口部を開閉する扉と、を備え、
前記扉の内側に、前記投射材が付着することを防止する、投射材付着防止機構が設けられている、
ことを特徴とするショット処理装置が提供される。
このような構成によれば、キャビネットの内部に投射室が設けられ、投射室は開口部によって開放されている。また、キャビネットには、扉が取付けられ、扉は閉位置と開位置との間を移動可能にされている。これにより、扉が閉位置に配置されることで、開口部が扉によって閉塞され、扉が開位置に移動されることで、開口部が開放される。
ここで、扉の内側には、投射材付着防止機構が設けられ、投射室内におけるショット処理の際、扉方向に飛散した投射材が、扉の内側に付着することが防止される。
これにより、例えば、扉の内側(投射室側)面の突出部分に投射材付着防止機構を設けることで、この突出部分に投射材が溜まることが抑制される。
したがって、扉を開けたとき、投射材が投射室の外部にこぼれ落ちることが抑制される。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記扉の内側面には、内側ライナと、該内側ライナを前記扉に固定する固定部材とが設けられ、
前記投射材付着防止機構は、前記固定部材の上端面に形成された傾斜面によって構成されている。
このような構成によれば、扉の内側面に内側ライナが設けられ、この内側ライナは固定部材によって扉に固定されている。そして、固定部材の上端面には、投射材付着防止機構を構成する傾斜面が形成されているので、内側ライナを扉に固定するための固定部材の上端面に投射材が溜まることが抑制される。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記固定部材は、上下方向に延びるように前記扉の内側面に配置された長尺の板状部材であり、
前記傾斜面は、前記固定部材の幅方向一端側が、低くなるように配向されている。
このような構成によれば、固定部材が、長尺の板状部材であり、上下方向に延びるように配置されている。このような固定部材によって、内側ライナが扉に固定されるため、内側ライナの捲れが抑制される。したがって、内側ライナの捲れを抑制しつつ、固定部材の上端面に投射材が溜まることが抑制される。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記傾斜面は、前記扉の幅方向中央側が、低くなるように配向されている。
このような構成によれば、傾斜面は、扉の幅方向中央側が低くなるように配向されているので、扉の内側面に達した投射材を、傾斜面によって投射室の幅方向中央に集めることができる。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記投射室の底部に配置され、ショット処理中、前記投射室に収容されたワークを前後動する攪拌ベルト上に配置することによって攪拌する攪拌機構であって、前記攪拌ベルトがL字型の軌道に沿って移動するように配向され、該L字型の軌道は、水平部分の先端が前記扉の内面に隣接して配置されている攪拌機構をさらに備え、
前記扉の内側面に、前記攪拌ベルト上に配置された前記ワークが該攪拌ベルトの前後動によって前記扉側への衝突を抑制する返し部が設けられ、
該返し部と前記攪拌ベルトとの間に隙間が形成されている。
このような構成では、ワークが配置される攪拌ベルトを有する攪拌機構が、投射室内に設けられている。そして、この攪拌ベルトが正転方向へ回転されることで、ワークが攪拌され、この状態で投射材をワークに向けて投射することでワークに表面加工が施される。さらに、表面加工が終了した後に、攪拌ベルトが逆転方向へ回転されることで、ワークが開口部側へ移動され、開口部からワークが取り出される。
そして、このような構成によれば、扉の内側面に設けられた返し部によって、攪拌ベルトによって攪拌されているワークの扉側への衝突が規制される。
さらに、返し部と攪拌ベルトとの間には、隙間が形成されているので、返しライナと攪拌ベルトとの間に、投射材が溜まることが抑制されて、投射材が投射室からこぼれ落ちることが一層、抑制される。
すなわち、返し部が攪拌ベルトに当接されていると、この当接部分に投射材が溜まり易くなり、扉が閉位置から開位置へ移動される際に、この当接部分に溜まった投射材が返し部によって投射室外へ指向されこぼれ落ちることになる。しかしながら、上記構成のように、返し部と攪拌ベルトとの間に隙間が形成されていると、返し部と攪拌ベルトとの間に投射材が溜まることが抑制されて、投射材の投射室からのこぼれ落ちを一層抑制できる。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記攪拌ベルトが、無端ベルトであり、
前記軌道が無限軌道である。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記返し部は、前記扉との間に隙間が形成された状態で前記扉に取付けられている。
このような構成によれば、返し部と扉との間に隙間が形成されているため、返し部と扉との間に投射材が溜まることを抑制できる。これにより、投射室からの投射材のこぼれ落ちをより一層、抑制できる。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記キャビネットの開口部の外周に、前記扉が前記開口を閉鎖したとき、前記内側ライナと当接する第1シール部材が設けられ、
前記第1シート部材の外方に、前記扉が前記開口を閉鎖したとき、前記キャビネットと前記扉との間をシールする第2シール部材が設けられている。
このような構成によれば、扉が開口を閉鎖したとき、キャビネットと扉との間が第1シール部材によってシールされる。
ワークに投射材を投射する際には、投射室内に投射された投射材が第1シール部材及び内側ライナに当たるため、第1シール部材及び内側ライナを比較的硬度の高い材料で構成する必要がある。このため、キャビネットと扉との間のシール性が悪化する可能性がある。
しかしながら、上記構成によれば、第1シール部材の外側には、扉が開口を閉鎖したときキャビネットと扉との間をシールする第2シール部材が設けられている。これにより、第1シール部材と内側ライナとの間から投射材が飛び出した場合にも、第2シール部材によって投射材が外部への漏れ出すことが抑制される。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記扉の開閉を制御する制御部を備え、
前記扉が前記開口を閉鎖した閉位置から前記開口が開放された開位置へ移動される際には、前記制御部の制御によって、前記扉が閉位置から開位置へ向けて移動された後に一端停止され、その後、前記扉が開位置へ向けて移動される。
このような構成によれば、扉が一端停止したときに、扉の裏面に付着あるいは堆積した投射材が投射室内に落下することになる。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記制御部は前記攪拌ベルトの回転を制御し、
前記扉が閉位置から開位置へ移動される際には、前記制御部の制御によって、前記攪拌ベルトが正転方向へ回転された後に前記扉が閉位置から開位置へ向けて移動され、前記扉が一端停止された後に前記扉が再び閉位置へ移動され、その後、前記扉が開位置へ移動される。
このような構成によれば、ワークから投射材を十分に取除いた後、扉を開位置へ移動できる。
また、扉が、一旦、閉位置に戻されることで、扉に付着等している投射材を投射室へ落下させることができる。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記開口部の下部を構成すると共に、前記扉の下方の位置に前記キャビネットから突出された受板を備え、
前記扉が閉位置から移動されて一端停止された位置において、前記扉と前記受板とが上下方向にオーバーラップする。
このような構成によれば、扉が一端停止した位置において、扉の真下に受板が配置される。このため、扉が一端停止した位置において、受板を介して扉に付着等している投射材を投射室内へ落下させることができる。これにより、扉が開く際に、扉に付着等している投射材が投射室からこぼれ落ちることを効果的に抑制できる。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記扉と開口部との間に挟持され、前記扉の開放時に落下する投射材を、前記投射室の下方に案内する投射材案内機構を備えている。
このような構成によれば、
扉の開放時に落下する投射材が、投射室内のワークに付着して、ショット処理装置外の持ち出されることが抑制される。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記投射材案内機構が、前記返し部に設けられた整流板と、前記開口部の下端に設けられた受板とを備えている。
このような構成を有する本発明によれば、投射材が投射室外にこぼれ落ちることを抑制できるショット処理装置が提供される。
本発明の第1実施形態のショットブラスト装置に用いられる扉が開位置に配置された状態を示す斜視図である。 第1実施形態のショットブラスト装置を示す斜視図である。 図2のショットブラスト装置の正面図である。 図2のショットブラスト装置の右側面図である。 図2のショットブラスト装置の平面図である。 図2のショットブラスト装置に用いられるエプロンの斜視図である。 図2のショットブラスト装置に用いられる扉ユニットの正面図である。 図7の扉ユニットの左側面図である。 図7の扉ユニットの右側面図である。 図7の10−10線に沿った断面図である。 図7の矢印11方向から見た図面である。 (A)は、図2のショットブラスト装置において扉が閉位置に配置された状態を示す斜視図であり、(B)は、(A)に示される扉が半開位置に移動された状態を示す斜視図である。(C)は、扉が(B)の状態から開位置へ移動される途中を示す斜視図であり、(D)は、扉が(C)の状態から開位置へ移動される途中を示す斜視図である。(E)は、扉が開位置に配置された状態を示す斜視図である。 (A)は、本発明の第2実施形態のショットブラスト装置の扉が閉位置に配置された状態の側面図であり、(B)は、(A)の状態から扉が半開位置へ移動された状態の側面図である。(C)は、(B)の状態から扉が閉位置へ移動された状態の側面図であり、(D)は、(C)の状態から扉が開位置へ移動された状態の側面図である。 本発明の他の実施形態のショット処理装置の構成を示す概略的な断面図である。 図14の構成における投射材の流れを示す図面である。
次に、図面を参照して本発明の好ましい実施形態のショット処理装置を説明する。
まず、本発明のショット処理装置の第1実施形態であるショットブラスト装置10を説明する。
なお、図面に、適宜、示される矢印FRはショットブラスト装置10の前方を示し、矢印RHはショットブラスト装置10の右方を示し、矢印UPはショットブラスト装置10の上方を示す。
図2〜図5に示されるように、ショットブラスト装置10は、キャビネット12と、投射ユニット46と、制御部86とを備えている。
キャビネット12は、ショットブラスト装置10の前後方向の略中央部に配置されている。このキャビネット12は、略箱形状を有し、キャビネット12の前壁14の上部は、下方側が前方に位置するように傾斜して配置されている。
図12(C)〜(E)に示されるように、キャビネット12内には、投射室16が形成されている。投射室16は、キャビネット12の前壁14に形成された開口部18を通して外部に連通可能とされている。前壁14には扉ユニット52が設けられ、この扉ユニット52に移動自在に設けられた扉54が、開口部18を開閉可能に閉鎖している。
また、図7に示されているように、キャビネット12の前壁14には、扉54の開閉移動をガイドするための一対のガイドレール20が設けられている。ガイドレール20は、前壁14の幅方向両側部に、キャビネット12の前壁14に沿って上下方向に延びるように配置されている。また、各ガイドレール20は、断面U字形状を有し、U字形状の開口端が、前壁14の幅方向内方に向かうように配向されている。
さらに、図10に示されるように、キャビネット12の開口部18の内周には、鋼板で形成されたシールライナ22(第1シール部材)が設けられている。シールライナ22は、開口部18の下辺を除いた各辺の内側に、キャビネット12から前方へ突出するように配置されている。
シールライナ22の外方位置には、スポンジ等の弾性材料で形成されたパッキン24(第2シール部材)が設けられている。このパッキン24は、略Z字状の断面形状を有し、シールライナ22の外方位置で、キャビネット12の前壁14に貼り付けられている。
また、図8及び図9に示されるように、キャビネット12の前壁14には、受板26が設けられている。受板26は、略V字形状の断面形状を有し、開口部18の下端部を構成するように開口部18の幅方向に延びるように配置されている。受板26の基端側部分は、前壁14から前方に突出し、開口部18に設けられた扉54が、図8に実線で示す閉位置に配置されたとき、扉54の下端部分を受け入れ、これと当接する。
さらに、図6に示されるように、キャビネット12の投射室16内には、エプロン30(攪拌ユニット)が設けられている。このエプロン30は、駆動ローラ32と、従動ローラ36,38と、一対のヘッドライナ40と、エプロンベルト42(攪拌ベルト)とを備えている。
駆動ローラ32は、略円柱形状を有し、軸がキャビネット12の幅方向に沿って延びるようにキャビネット12の両側壁に回転可能に軸支されている。この駆動ローラ32の一端部は、キャビネット12に設けられたエプロン駆動モータ34(図2参照)に連結されており、エプロン駆動モータ34が駆動されることで、駆動ローラ32が回転する。
従動ローラ36は、駆動ローラ32の下方に配置され、従動ローラ38は、従動ローラ36の略同じ高さ位置で開口部18側(前側)に配置されている。また、これら従動ローラ36、38は、略円柱形状を有し、軸を駆動ローラ32の軸と平行に延びるようにキャビネット12の両側壁に回転可能に軸支されている。駆動ローラ32の軸と従動ロッド36の軸との間の距離と、従動ローラ36の軸と従動ロッド38の軸との間の距離とは略等しく設定されている。
ヘッドライナ40は、外径が駆動ローラ32と従動ローラ36の間の距離とほぼ等しい長さを有する略円板形状を有し、キャビネット12の側壁にそれぞれ回転可能に軸支されている。また、ヘッドライナ40は、駆動ローラ32と従動ローラ38との間に配置されている。
エプロンベルト42は、無端ベルトである。このエプロンベルト42は、駆動ローラ32、及び一対の従動ローラ36、38に巻回され、かつ両側縁にヘッドライナ40の外周部が当接されることによって、図6に示されているように略L字型の無限軌道上を移動するように構成されている。
このような構成によって、エプロンベルト42は、開口部18に向かって開いた略L字形状の無限軌道に沿って移動することになる。エプロンベルト42の両側縁部が、ヘッドライナ40の外周に沿って円弧状に下方に向かって凸状に湾曲されており、このエプロンベルト42における下方に向かって凸状に湾曲し水平部分が撹拌部(エプロン)44とされている。従動ロール38は、扉34の内面に隣接して配置されているので、攪拌部44の先端も扉34の内面に隣接して配置される。
ショット処理時には、撹拌部44上にワークが配置されて、エプロン駆動モータ34の駆動によってエプロンベルト42が正転方向(図6の矢印A方向)へ回転され、ワークが撹拌部44上で攪拌される。一方、エプロン駆動モータ34の駆動によってエプロンベルト42が逆転方向(図6の矢印B方向)へ回転されることで、ワークが開口部18へ向けて搬送される。
図2及び図4に示されるように、投射ユニット46は、キャビネット12の上部に設けられている。また、投射ユニット46は、遠心式の投射ユニットであり、図示しないインペラ(図示省略)が回転することによって、鋼球等の投射材(ショット)が、投射室内のワークに向けて投射され、ワークに表面加工が施される。
なお、投射ユニット46によって投射室16内に投射された投射材は、投射室16内で下方に落下する。この投射材は、バケットエレベータ48によって回収され、キャビネット12の上部に設けられたセパレータ50に供給されて、セパレータ50で不純物と分離される。分離された投射材は、投射ユニット46に再度、供給される。
次に、前述したキャビネット12の一部を構成する扉ユニット52及び制御部86について説明する。図7〜図9に示されるように、扉ユニット52は、扉54と、連結機構58と、を備えている。
扉54は、図8及び図9に実線で示されている位置(閉位置)で、キャビネット12の開口部18を閉鎖することができるように、キャビネット12の前壁14の前方位置に配置されている。この扉54は、略矩形形状の板体であり、下方部がキャビネット12の外方側に位置するように傾斜して配置されている。また、扉54の下端部は、下方側がキャビネット12の内方側に位置するように屈曲され、この下端部が、上述したように、閉位置で、キャビネット12の受板26の上側に収容される。
なお、屈曲した下端部は、扉54の閉鎖時には、下方側の従動ローラ38の下方に位置する。
また、扉54の両側端の下端には、カムフォロア56が設けられている。カムフォロア56は、扉54の幅方向に延びる軸によって扉54に回転可能に取付けられている。さらに、各カムフォロア56は、キャビネット12のガイドレール20内に配置されており、これにより、扉54の下端部は、ガイドレール20に沿って上下方向へ移動可能とされている。
ショットブラスト装置10は、扉54をキャビネット12に対して連結する連結機構58を備えている。連結機構58は、一対のアーム60を備え、アーム60は、側面視で略L字形状を有している。アーム60の基端は、扉54の幅方向に延びる第1軸62(図7参照)を中心に回転可能にキャビネット12に連結されている。一方、アーム60の先端部は、扉54の幅方向に延びる第2軸64(図7参照)を中心に回転可能に扉54に連結されている。
減速機付モータである扉駆動モータ66がアーム60の基端部に連結され、扉駆動モータ66(図7及び図9参照)の駆動により、アーム60が基端部を中心にして移動可能とされている。これにより、扉54が閉位置に配置された状態で、扉駆動モータ66の駆動によってアーム60が回転されることで、扉54は、第2軸64がアーム60の先端が描く円弧状の軌道に沿って、且つ下端のカムフォロア56がガイドレール20に沿って、図9に示される(2)及び(3)の位置を経て上方に移動し、開口部18が完全に開放される開位置(図8の(4)及び図9の(4))まで移動する。
さらに、図8に示されるように、キャビネット12には、開位置用センサ68及び閉位置用センサ70が設けられ、扉54が開位置又は閉位置に移動された際には、アーム60が開位置用センサ68又は閉位置用センサ70を押圧するようになっている。これにより、扉54が開位置又は閉位置に移動されたことが、開位置用センサ68及び閉位置用センサ70によって検出される。
一方、図1及び図10に示されるように、扉54の内側面(キャビネット12側の面)には、内側ライナ72が取付けられている。内側ライナ72は、比較的硬度の高いゴム製の略矩形シートによって構成されている。なお、図10では、説明の便宜上、後述する半開位置に扉54が配置された状態を示している。そして、扉54が閉位置に配置されると、シールライナ22の先端が内側ライナ72に当接され、パッキン24が内側ライナ72に当接されて、キャビネット12と扉54との間がシールされる。
また、図1に示されるように、扉54の内側には、4枚の第1固定板74(固定部材)が設けられている。第1固定板74は、略長尺の矩形板状を有し、板金により製作されている。第1固定板74は、内側ライナ72を介した状態でボルト等の締結部材によって扉54に取付けられている。
第1固定板74は、略長尺の矩形板状体であり、正面視で内側ライナ72の幅方向両端部と、その内方側位置とに上下方向に沿ってそれぞれ配置されると共に、内側ライナ72の幅方向に等間隔に並んでいる。
このような構成によって、第1固定板74によって内側ライナ72が扉54に固定され、第1固定板74は内側ライナ72から投射室16側へ突出している。
第1固定板74の上端部には、第1傾斜面78(投射材付着防止機構76)が形成されている。この第1傾斜面78は、図1に示されているように、右端が低くなるように傾斜している。なお、第1傾斜面78を、左端が低くなるように傾斜した構成としてもよい。
さらに、扉54の下端部54aの内側には、4枚の第2固定板80(固定部材)が取付けられている。第2固定板80は、板金により製作されて、内側ライナ72を介した状態でボルト等の締結部材によって扉54に締結されている。これにより、第2固定板80によっても内側ライナ72が扉54に固定されると共に、第2固定板80が内側ライナ72から投射室16側へ突出されている。また、第2固定板80は、略長尺矩形状に形成されて、上下方向に延びるように配置されると共に、各第1固定板74の下方に各々、配置されている。
第2固定板80の上端部には、第2傾斜面82(投射材付着防止機構76)が形成されている。この第2傾斜面82は、図1に示されているように、右端が低くなるように傾斜している。なお、第2傾斜面82を、左端が低くなるように傾斜した構成としてもよい。
また、扉54の内側には、返し部を構成する返しライナ84が取付けられている。返しライナ84は、略矩形の板体であり、図1に示されているように、下方側が扉54から離れる配向で、図示しないブラケット等を介して扉54に固定されている。また、図11に示されるように、返しライナ84は、下方へ向かうにつれて扉54から離れるように傾斜して配置され、下端部が、下方へ屈曲されて、エプロンベルト42の撹拌部44の上側に配置されている。これにより、撹拌部44上に配置されたワークがエプロン30によって撹拌される際には、ワークが扉54に衝突することが、返しライナ84によって規制されるようになっている。そして、返しライナ84の下端とエプロンベルト42との間には隙間G1が形成され、返しライナ84の上端と扉54(内側ライナ72)との間には隙間G2が形成されている。
図2に示されるように、制御部86は、キャビネット12の前方に配置されたフレームユニット88に取付けられている。制御部86には、エプロン駆動モータ34、扉駆動モータ66、開位置用センサ68、閉位置用センサ70等が電気的に接続されている。
制御部86は、マイコン等を備えた制御装置を備え、ショットブラスト処理装置10全体の作動を制御する。制御部86には、図示しない操作部が電気的に接続されており、操作部を操作することによって、エプロンベルト42の回転、扉54の開閉等のショットブラスト処理装置10の作動が制御される。
制御部86の制御によって、扉54は、以下に示すように動作する構成されている。すなわち、扉54が閉位置(図12(A))から開位置(図12(E))へ移動される際には、扉54が、図12(B)に示される位置(「半開位置」)で、一旦停止される。この半開位置では、扉54の下端部が受板26の上側に配置されており、上方から見て扉54の下端部と受板26とが上下方向に重なる。そして、半開位置で扉54が一旦停止された後に、半開位置から開位置へ扉54が移動されて(図12(C)及び(D))、扉54が開位置へ移動されるように構成されている。
次に、本実施形態のショットブラスト処理装置10の動作及び効果について説明する。
上記のように構成されたショットブラスト装置10では、扉54が開位置に配置された状態で、ワークが、キャビネット12の開口部18から投射室16内へ搬入され、エプロン30の撹拌部44上に配置される。そして、操作部が操作されることで、扉54が開位置から閉位置へ移動し、開口部18が閉鎖される。
この状態で、制御部86の制御によって、エプロン駆動モータ34が駆動されて、エプロンベルト42が正転方向へ回転される。これにより、エプロン30の撹拌部44上に配置されたワークが撹拌される。そして、投射ユニット46によって、投射材がワークへ向けて投射されることで、ワークに表面加工が施される。
投射材がワークへ向けて投射される際には、投射材が、投射室16内に飛散する。そして、扉54は、下端が前方側に位置するように傾斜して配置されているので、扉54の内側ライナ72等に当たった投射材は、投射室16の下方へ落下する。また、扉54の第1固定板74及び第2固定板80の上端に達した投射材は、第1固定板74及び第2固定板80の上端が第1傾斜面78及び第2傾斜面82とされているので、これら傾斜面によって案内されて落下する。
そして、ワークの表面加工が完了した後には、エプロン駆動モータ34が停止される。次いで、操作部が操作されることで、扉54が、閉位置から半開位置へ向けて移動し、半開位置(図12(B))で、一旦停止される。扉54が、半開位置で一旦停止されることで、扉54の内側に付着等した投射材が、受板26又は投射室16内で下方に落下する。次いで、扉54が、扉54が半開位置から開位置(図12(E))に移動する。
扉54が開位置へ配置された状態で、制御部86の制御によって、エプロン駆動モータ34が駆動されてエプロンベルト42が逆転方向へ回転され、ワークが開口部18側へ移動され、開口部18から搬出される。
ここで、扉54には内側ライナ72が取付けられ、内側ライナ72は、第1固定板74及び第2固定板80によって扉54に固定されている。また、第1固定板74の上端部には、第1傾斜面78が形成されており、第2固定板80の上端部には、第2傾斜面82が形成されている。そして、投射室16内で飛散された投射材が第1傾斜面78及び第2傾斜面82に到達された際には、投射材が、第1傾斜面78及び第2傾斜面82に沿って下方へ導かれて落下される。これにより、内側ライナ72から投射室16側へ突出し第1固定板74及び第2固定板80の上端に投射材が溜まることが抑制される。したがって、扉54が開いてキャビネット12の開口部18が開いたとき、第1固定板74及び第2固定板80の上端に付着あるいは堆積等した投射材が、投射室16の外部にこぼれ落ちることが抑制される。
さらに、第1固定板74及び第2固定板80が、少なくとも、内側ライナ72の幅方向両端部に上下方向に沿って配置されている。これにより、内側ライナ72の幅方向両端部が第1固定板74及び第2固定板80によって扉54に固定されるため、内側ライナ72の捲れを抑制しつつ、第1固定板74及び第2固定板80に投射材が溜まることを抑制できる。
また、返しライナ84とエプロンベルト42との間には、隙間G1が形成されている。これにより、返しライナ84とエプロンベルト42との間に、投射材が溜まることが抑制されて、投射材が投射室16からこぼれ落ちることを一層、抑制できる。
即ち、仮に、返しライナ84がエプロンベルト42に当接されていると、この当接部分に投射材が溜まり易くなる。そして、扉54が閉位置から開位置へ移動される際には、この当接部分に溜まった投射材が投射室16外にこぼれ落ちる可能性がある。これに対して、上述したように、返しライナ84とエプロンベルト42との間に隙間G1が形成されていることで、返しライナ84とエプロンベルト42との間に、投射材が溜まることが抑制されて、投射材の投射室16からのこぼれ落ちを一層抑制できる。
さらに、返しライナ84と扉54との間に隙間G2が形成されているため、返しライナ84と扉54との間に投射材が溜まることを抑制できる。これにより、扉54が開く際の投射材の投射室16からのこぼれ落ち持ちをより一層、抑制できる。
また、扉54が閉位置に配置された際には、シールライナ22が内側ライナ72に当接されて、キャビネット12と扉54との間がシールされている。
ショットブラスト装置10では、ワークに投射材が投射された際に、投射室16内に飛散した投射材が、シールライナ22及び内側ライナ72に当たるため、シールライナ22及び内側ライナ72を比較的硬度の高い材料で構成する必要がある。このため、例えば、シールライナ22を比較的硬度の低い材料で構成する場合に比して、キャビネット12と扉54との間のシール性が悪化する可能性がある。
ここで、シールライナ22の外側にはパッキン24が設けられており、パッキン24によっても、扉54とキャビネット12との間がシールされている。これにより、シールライナ22と内側ライナ72との間から投射材が仮に漏れても、パッキン24によって投射材の投射室16外への漏れを抑制できる。
さらに、制御部86によって、扉54が閉位置から開位置へ向けて移動した後に、扉54が、半開位置で一端停止され、その後、扉54が開位置へ向けて移動される。これにより、扉54が一端停止された状態で、扉54に残存された投射材を投射室16内へ落下させることができる。したがって、扉54の開閉動作を利用して投射材の投射室16からのこぼれ落ちを抑制できる。
また、半開位置では、扉54の下端部が受板26の上側に配置されており、上方から見て扉54の下端部と受板26とが上下方向に重なる。すなわち、半開位置において、扉54の真下に受板26が配置される。このため、半開位置において、受板26を介して扉54に到達された投射材を投射室16内へ落下させることができる。これにより、扉54が開く際に、扉54に到達された投射材の投射室16からの持ち出しを効果的に抑制できる。
(第2の実施の形態)
第2実施形態のショットブラスト装置100は、以下に示すように、扉54が閉位置から開位置へ移動される際の制御部86による制御の仕方を除いて、第1の実施の形態に係るショットブラスト装置10と同様に構成されている。
すなわち、第2実施形態のショットブラスト装置100では、扉54が閉位置から開位置に移動される前に、制御部86の制御によって、閉位置(図13(A))において、エプロンベルト42が正転方向へ回転される。エプロンベルト42が正転方向へ回転された後に、扉54が、閉位置から半開位置へ向けて移動され、半開位置(図13(B))で一端停止される。さらに、扉54は、半開位置で一端停止した後、再び閉位置(図13(C))に移動され、さらに、開位置(図13(D))に移動される。
したがって、第2実施形態のショットブラスト装置100も、第1実施形態のショットブラスト装置10と同様の作用及び効果を奏することができる。
しかも、第2実施形態のショットブラスト装置100では、上述したように、扉54が開位置から閉位置へ移動する前に、エプロンベルト42が正転方向へ回転されるため、投射材が投射室16に投射されない状態で、ワークがエプロン30によって攪拌される。これにより、ワークから投射材を十分、除去した後に、扉54を半開位置へ移動できる。
また、第2実施形態のショットブラスト装置100では、上述したように、扉54が半開位置から閉位置に再び戻されるため、閉位置において扉54に残存された投射材を投射室16へ落下させることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内で種々の変更、変形が可能である。
上記各実施形態のショットブラスト処理装置では、複数本の第1固定板74と第2固定板80とが、扉の上下方向に整列するように配置されている。
しかしながら、第1固定板と第2固定板を、正面視で上下方向に対して扉54の幅方向中央へ向けて傾斜するように配置してもよい。すなわち、例えば、複数の第1固定板及び第2固定板を扉の幅方向に対して左右対称に配置させると共に、正面視で略V字形に配置されるように傾斜させてもよい。そして、この場合には、第1固定板及び第2固定板の側面(上端面)が、本発明の「傾斜面」として機能し、第1固定板及び第2固定板の側面によって投射材を投射室側へ落下できる。
また、上記各実施形態では、第1傾斜面78及び第2傾斜面82が装置の左右(幅)方向に傾斜して配置されている。しかしながら、第1傾斜面及び第2傾斜面を、扉54側の端が装置の上方側に位置し、投射室16側の端が装置の下方側に位置するように、装置前後方向(すなわち、扉から装置の内方側に向かう方向)に傾斜して配置させてもよい。
さらに、上記各実施形態では、制御部86の制御によって、扉54が半開位置で一端停止されるように構成されているが、扉54を半開位置で停止させずに開位置へ移動させるように構成してもよい。
さらにまた、上記各実施形態では、ショット処理中にワークを投射室側に保持するため、下端側が扉から離れるように傾斜して配向された矩形の板体から構成された返しライナ84が設けられていた。
しかしながら、返しライナ84に代えて、図14に示されているように、下端側が扉54から離れるように傾斜して配向された矩形の返し板90と、返し板90の扉側に設けられ下端側が扉に近づくように傾斜して配向された整流板92とを備えた返し部94を設ける構成でもよい。返し板90と、整流板92とは、例えば、ブラケット96によって、扉54の裏側に取付けられる。詳細には、返し板90は、上端部90aが、扉54から所定距離だけ離れるように、ブラケット96によって扉54の裏側に取付けられている。
このような構成では、さらに、断面V字型の受板26に代えて、図14に示されているような板状受板98を設けることが好ましい。この板状受板98は、先端側部分が、断面V字型の受板26の先端側部分より外方に大きく突出しており、扉54との間に、隙間が無くなるように構成されている。
ショット処理装置においては、投射作業中に扉とキャビネットの前壁14との間に挟まった投射材が、扉を開けた際に落下する。
上記構成の返し部94では、返し板90の上端部90aが、扉54から所定距離だけ離れているので、投射作業中に扉54の上部とキャビネットの前壁14との間に挟まっていた投射材は、扉54が開けられて落下する際、図15に矢印で示されているように、返し板90の上端部90aと扉54の間から、返し板90と扉54の間の空間に入り、整流板92によって扉54の裏面側に偏向され、さらに、扉54のキャビネット側に屈曲した下端部の裏面、および板状受板98によって、撹拌部(エプロン)44の下方に案内される。
この結果、ショット処理中に、扉54とキャビネットの前壁14との間に挟まった投射材が、ワークが収容されている撹拌部(エプロン)44内に落下することがないので、扉54とキャビネットの前壁14との間に挟まった投射材が撹拌部(エプロン)44内に落下し、撹拌部(エプロン)44内のワークに付着して、ショット処理装置外に排出されるが防止される。
このような構成によれば、返し板90で、ショット処理中のワークの扉54への衝突を防止しつつ、扉開放時の投射材の排出を更に抑制できる。
10 ショットブラスト装置(ショット処理装置)
12 キャビネット
16 投射室
18 開口部
22 シールライナ(第1シール部材)
24 パッキン(第2シール部材)
30 エプロン(攪拌ユニット)
42 エプロンベルト(攪拌ベルト)
46 投射ユニット
54 扉
72 内側ライナ
74 第1固定板(固定部材)
76 ガイド機構
78 第1傾斜面(傾斜面)
80 第2固定板(固定部材)
82 第2傾斜面(傾斜面)
84 返しライナ
86 制御部
100 ショットブラスト装置
G1 隙間
G2 隙間

Claims (14)

  1. 投射室内でワークに投射材を投射して表面加工を施すショット処理装置であって、
    内部に前記投射室が形成されているキャビネットと、
    前記キャビネットに設けられたワーク出し入れ用の開口部と、
    前記キャビネットに移動自在に取付けられ、前記開口部を開閉する扉と、を備え、
    前記扉の内側に、前記投射材が付着することを防止する、投射材付着防止機構が設けられ、
    前記扉の内側面には、内側ライナと、該内側ライナを前記扉に固定する固定部材とが設けられ、
    前記投射材付着防止機構は、前記固定部材の上端面に形成された傾斜面によって構成されている、
    ことを特徴とするショット処理装置。
  2. 前記固定部材は、上下方向に延びるように前記扉の内側面に配置された長尺の板状部材であり、
    前記傾斜面は、前記固定部材の幅方向一端側が、低くなるように配向されている、
    請求項に記載のショット処理装置。
  3. 前記傾斜面は、前記扉の幅方向中央側が、低くなるように配向されている、
    請求項に記載のショット処理装置。
  4. 前記投射室の底部に配置され、ショット処理中、前記投射室に収容されたワークを前後動する攪拌ベルト上に配置することによって攪拌する攪拌機構であって、前記攪拌ベルトがL字型の軌道に沿って移動するように配向され、該L字型の軌道は、水平部分の先端が前記扉の内面に隣接して配置されている攪拌機構をさらに備え、
    前記扉の内側面に、前記攪拌ベルト上に配置された前記ワークが該攪拌ベルトの前後動によって前記扉側への衝突を抑制する返し部が設けられ、
    該返し部と前記攪拌ベルトとの間に隙間が形成されている、
    請求項1ないしのいずれか1項に記載のショット処理装置。
  5. 前記返し部は、前記扉との間に隙間が形成された状態で前記扉に取付けられている、
    請求項に記載のショット処理装置。
  6. 前記キャビネットの開口部の外周に、前記扉が前記開口を閉鎖したとき、前記内側ライナと当接する第1シール部材が設けられ、
    前記第1シート部材の外方に、前記扉が前記開口を閉鎖したとき、前記キャビネットと前記扉との間をシールする第2シール部材が設けられている、
    請求項ないしのいずれか1項に記載のショット処理装置。
  7. 前記扉の開閉を制御する制御部を備え、
    前記扉が前記開口を閉鎖した閉位置から前記開口が開放された開位置へ移動される際には、前記制御部の制御によって、前記扉が閉位置から開位置へ向けて移動された後に一停止され、その後、前記扉が開位置へ向けて移動される、
    請求項1ないしのいずれか1項に記載のショット処理装置。
  8. 前記制御部は前記攪拌ベルトの回転を制御し、
    前記扉が閉位置から開位置へ移動される際には、前記制御部の制御によって、前記攪拌ベルトが正転方向へ回転された後に前記扉が閉位置から開位置へ向けて移動され、前記扉が一停止された後に前記扉が再び閉位置へ移動され、その後、前記扉が開位置へ移動される、
    請求項に記載のショット処理装置。
  9. 前記開口部の下部を構成すると共に、前記扉の下方の位置に前記キャビネットから突出された受板を備え、
    前記扉が閉位置から移動されて一停止された位置において、前記扉と前記受板とが上下方向にオーバーラップする、
    請求項に記載のショット処理装置。
  10. 前記扉と開口部との間に挟持され前記扉の開放時に落下する投射材を、前記投射室の下方に案内する投射材案内機構を備えている、
    請求項1ないしのいずれか1項に記載のショット処理装置。
  11. 前記扉と開口部との間に挟持され前記扉の開放時に落下する投射材を、前記投射室の下方に案内する投射材案内機構を備えている、
    請求項に記載のショット処理装置。
  12. 前記攪拌ベルトが、無端ベルトであり、前記軌道が無限軌道である、
    請求項1に記載のショット処理装置。
  13. 前記返し部は、前記扉との間に隙間が形成された状態で前記扉に取付けられている、
    請求項1に記載のショット処理装置。
  14. 前記投射材案内機構が、前記返し部に設けられた整流板と、前記開口部の下端に設けられた受板とを備えている、
    請求項1に記載のショット処理装置。
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