JP6098582B2 - 連携システム、連携方法 - Google Patents

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Description

この発明は、連携システムおよび連携方法に関し、特に、携帯情報装置と、その携帯情報装置と通信可能な画像処理装置とを含む連携システム、その連携システムで実行される連携方法に関する。
携帯情報装置から複合機(MFP)にデータを送信する技術がる。例えば、特開2014−013618号公報(特許文献1)には、複合機との通信を行う通信部、および、複合機に送受信するためのデータを記憶するデータ記憶部を有する携帯端末と、携帯端末との通信を行うLAN通信部およびブルートゥース通信部、携帯端末との接続形態を判別する接続形態判別部、および、判別した接続形態に基づいて携帯端末との間で送受信するデータを処理するデータ処理部を有する複合機が記載されている。
しかしながら、特開2014−013618号公報に記載の技術では、携帯端末と複合機とを接続する場合に、LAN通信部による通信と、ブルートゥース通信部による通信とのいずれを用いるかを、ユーザーが決定して指示しなければならない。このため、携帯端末を、MFPと通信させるための操作が煩雑であるといった問題があった。
一方、スマートフォンで代表される携帯情報装置は、NFC(Near Field Communication)と呼ばれる近距離無線通信方式で通信する機能を備えており、NFC対応のMFPにスマートフォンを近づけることによって、携帯情報装置とMFPとがNFC方式で通信し、無線LAN等の別の通信方式により携帯情報装置とMFPとの間の通信経路を確立する、いわゆるハンドオーバー技術が知られている。携帯情報装置をMFPとの間で通信経路を確立すればMFPを携帯情報装置で遠隔操作することができる。
しかしながら、携帯情報装置に入力した指示が、MFPに送信されて実行されているかは、MFPからの返信を携帯情報装置で表示するか、MFPの動作を確認しなければならない。このため、操作が煩雑になるといった問題がある。
特開2014−013618号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の一つは、複数の携帯情報装置間で画像処理装置を介してデータを送受信する操作を容易にした連携システムを提供することである。
この発明の他の目的は、携帯情報装置を用いて画像処理装置に所定の処理を実行させる操作を容易にした連携システムを提供することである。
この発明の他の目的は、携帯情報装置を用いて画像処理装置に所定の処理を実行させる操作を容易にした連携方法を提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、連携システムは、複数の携帯情報装置間で画像処理装置を介してデータを送受信する連携システムであって、複数の携帯情報装置それぞれは、画像処理装置と予め定められた距離の範囲内で通信する携帯側通信手段と、画像処理装置に実行させる連動処理を特定する連携処理特定手段と、携帯側通信手段が画像処理装置と通信できない状態で、特定された連動処理に対応する設定値を受け付けるための操作画面を表示する操作画面表示手段と、操作画面が表示された状態で、ユーザーにより入力される設定値を受け付ける操作受付手段と、操作受付手段により操作が受け付けられた後に、携帯側通信手段が画像処理装置と通信可能な状態になることに応じて、携帯側通信手段が画像処理装置と通信可能な通信期間の間に、当該携帯情報装置を識別するための装置識別情報と画像形成装置に実行させる連動処理を識別するため処理識別情報と、受け付けられた設定値とを含む設定リクエストを送信し、画像処理装置から設定リクエストに対するレスポンスを受信する携帯側通信制御手段と、携帯側通信制御手段により受信されるレスポンスが連動処理の開始を示す場合に、画像処理装置と連携してデータを送受信する携帯側連携手段と、を含み、操作画面表示手段は、携帯側通信制御手段により受信されるレスポンスが設定値を要求する場合、携帯側通信手段が画像処理装置からレスポンスを受信した通信期間が終了することに応じて、当該要求された設定値を設定するための操作画面を表示し、画像処理装置は、複数の携帯情報装置それぞれが備える携帯側通信手段と通信する装置側通信手段と、装置側通信手段が複数の携帯情報装置のいずれかと通信可能になることに応じて、装置側通信手段が複数の携帯情報装置のうち装置側通信手段が通信可能となったアクセス装置と通信可能な通信期間の間に、アクセス装置から設定リクエストを受信し、アクセス装置に設定リクエストに対応するレスポンスを返信する装置側通信制御手段と、装置側通信制御手段によって受信される設定リクエストに含まれる処理識別情報で特定される連動処理に用いられる1以上の設定値の全てが受信されたか否かを判断する設定値判断手段と、設定リクエストが受信されることに応じて、設定値判断手段により1以上の設定値の全てが受信されていると判断される場合、装置側通信制御手段によって受信される設定リクエストに含まれる処理識別情報で特定される連動処理を実行する装置側連携手段と、を備え、装置側通信制御手段は、設定リクエストが受信されることに応じて、設定値判断手段により1以上の設定値の全てが受信されていないと判断される場合、連動処理に用いられる1以上の設定値のうち受信されていない設定値を要求するレスポンスを、アクセス装置に返信し、設定値判断手段により1以上の設定値の全てが受信されていると判断される場合、連動処理の開始を示すレスポンスを、アクセス装置に返信するレスポンス送信手段を、含み、装置側連携手段は、アクセス装置と連携してデータを送受信する装置側送受信手段を含む。
この局面に従えば、複数の携帯情報装置各々は、画像処理装置と予め定められた距離の範囲内で通信可能となり、画像処理装置と通信できない状態で、操作画面を表示し、ユーザーにより入力される設定値が受け付けられた後に、画像処理装置と通信可能な状態になることに応じて、設定リクエストを送信し、受信されるレスポンスが設定値を要求する場合、レスポンスを受信した通信期間が終了することに応じて、設定値を設定するための操作画面を表示し、受信されるレスポンスが連動処理の開始を示す場合に、画像処理装置と連携してデータを送受信する。画像処理装置は、複数の携帯情報装置のいずれかと通信可能になることに応じて、通信可能となったアクセス装置と通信可能な通信期間の間に、アクセス装置から設定リクエストを受信し、設定リクエストに含まれる処理識別情報で特定される連動処理に用いられる1以上の設定値の全てが受信されたか否かを判断し、1以上の設定値の全てが受信されていないと判断される場合、設定値を要求するレスポンスをアクセス装置に返信し、1以上の設定値の全てが受信されていると判断される場合、連動処理の開始を示すレスポンスをアクセス装置に返信し、連動処理を実行する。このため、ユーザーは、携帯情報装置に設定値を入力し、携帯情報装置を画像処理装置に所定の距離まで近づける操作によって、画像処理装置に設定値を設定することができ、連動処理を実行させることができる。このため、携帯情報装置を操作して画像処理装置との間でデータを送受信する処理を実行させる操作を容易にすることができる。その結果、複数の携帯情報装置間で画像処理装置を介してデータを送受信する操作を容易にした連携システムを提供することができる。
好ましくは、携帯側通信制御手段は、連動処理がデータを記憶する転送データ記憶処理の場合、データを画像処理装置に送信する携帯側送信手段と、連動処理が記憶されたデータを送信する転送データ送信処理の場合、画像処理装置からデータを受信する携帯側受信手段と、を含み、装置側処理実行手段は、複数の携帯情報装置のうち第1の携帯情報装置からデータを受信し、受信されたデータを記憶する転送データ記憶手段と、複数の携帯情報装置のうち第2の携帯情報装置に第1の携帯情報装置から受信されたデータを送信する転送データ送信手段と、を含む。
この局面に従えば、携帯情報装置は、連動処理がデータを記憶する転送データ記憶処理の場合、データを画像処理装置に送信し、連動処理が記憶されたデータを送信する転送データ送信処理の場合、画像処理装置からデータを受信し、画像処理装置は、第1の携帯情報装置からデータを受信し、第2の携帯情報装置に第1の携帯情報装置から受信されたデータを送信する。このため、第1の携帯情報装置から第2の携帯情報装置に、画像処理装置を介してデータを転送することができる。
好ましくは、転送データ記憶処理に用いられる設定値は、データを識別するためのデータ識別情報、複数の携帯情報装置のうちデータの送信先の装置を識別するための装置識別情報、データを送信するための条件を示すパスワードを含み、転送データ送信処理に用いられる設定値は、パスワードを含み、転送データ記憶手段は、第1の携帯情報装置から受信されたデータを、第1の携帯情報装置から受信されたパスワードと関連付けて記憶し、転送データ送信手段は、第1の携帯情報装置から受信されたデータと関連付けられたパスワードと同じパスワードが第2の携帯情報装置から受信されることを条件に、第1の携帯情報装置から受信されたデータを第2の携帯情報装置に送信する。
この局面に従えば、画像処理装置は、第1の携帯情報装置から受信されたデータと関連付けられたパスワードと同じパスワードが第2の携帯情報装置から受信されることを条件に、第1の携帯情報装置から受信されたデータを第2の携帯情報装置に送信する。このため、第1の携帯情報装置に入力されたパスワードを知るユーザーが第2の携帯情報装置を操作する場合に、第1の携帯情報装置に記憶されたデータが第2の携帯情報装置に送信される。その結果、データのセキュリティを確保することができる。
好ましくは、携帯側通信制御手段は、設定値としてデータ識別情報を送信する場合、処理対象となるデータに付加される付加情報を送信する付加情報送信手段と、付加情報の送信に応じて受信されるレスポンスが、設定値が誤っていることを示す場合、設定値が誤っていることをユーザーに通知する通知手段と、を含み、装置側通信制御手段は、設定値としてデータ識別情報を含む設定リクエストを受信する場合に、付加情報を受信する付加情報受信手段を、さらに含み、受信された付加情報および設定値として受信された装置識別情報に基づいて、複数の携帯情報装置のうち装置識別情報で特定される携帯情報装置にデータの送信が可能か否かを判断する実行可否判断手段と、レスポンス送信手段は、送信可否判断手段により送信不可能と判断される場合、設定値が誤っていることを示すレスポンスを、アクセス装置に返信するエラー情報送信手段を含む。
この局面に従えば、画像処理装置において、付加情報および設定値として受信された装置識別情報に基づいて、複数の携帯情報装置のうち装置識別情報で特定される携帯情報装置にデータの送信が可能か否かが判断され、送信不可能と判断される場合、設定値が誤っていることを示すレスポンスが携帯情報装置に返信され、設定値が誤っていることを示すレスポンスを受信する携帯情報装置では、設定値が誤っていることがユーザーに通知される。このため、データの送信先の設定ミスを低減することができる。
好ましくは、設定値判断手段は、設定リクエストに含まれる装置識別情報と処理識別情報と設定値とを記憶する設定値記憶手段と、設定値記憶手段により、設定リクエストに含まれる装置識別情報および処理識別情報とともに記憶される設定値に基づいて、連動処理に用いられる1以上の設定値の全てが存在するか否かを判断する。
この局面に従えば、画像処理装置において、設定リクエストに含まれる装置識別情報および処理識別情報とともに記憶される設定値に基づいて、連動処理に用いられる1以上の設定値の全てが存在するか否かが判断される。このため、連動処理を実行する画像処理装置で設定値が設定されたか否かを判断するので、連動処理を実行するために必要な設定値を携帯情報装置で設定することができる。
この発明の他の局面によれば、連携システムは、画像処理装置と、画像処理装置と通信可能な携帯情報装置とで実行される連携システムであって、携帯情報装置は、画像処理装置と予め定められた距離の範囲内で通信する携帯側通信手段と、画像処理装置に実行させる連動処理を特定する連携処理特定手段と、携帯側通信手段が画像処理装置と通信できない状態で、特定された連動処理に対応する設定値を受け付けるための操作画面を表示する操作画面表示手段と、操作画面が表示された状態で、ユーザーにより入力される設定値を受け付ける操作受付手段と、操作受付手段によって操作が受け付けられた後に、携帯側通信手段が画像処理装置と通信可能な状態になることに応じて、携帯側通信手段が画像処理装置と通信可能な通信期間の間に、当該携帯情報装置を識別するための装置識別情報と連動処理を識別するため処理識別情報と、受け付けられた設定値とを含む設定リクエストを送信し、画像処理装置から設定リクエストに対するレスポンスを受信する携帯側通信制御手段と、を備え、操作画面表示手段は、携帯側通信制御手段によって受信されたレスポンスが設定値を要求する場合、携帯側通信手段が画像処理装置からレスポンスを受信した通信期間が終了することに応じて、受信されたレスポンスによって要求された設定値を設定するための操作画面を表示し、画像処理装置は、携帯情報装置が備える携帯側通信手段と通信する装置側通信手段と、装置側通信手段が携帯情報装置と通信可能になることに応じて、装置側通信手段が携帯情報装置と通信可能な通信期間の間に、携帯情報装置から設定リクエストを受信し、携帯情報装置に設定リクエストに対応するレスポンスを返信する装置側通信制御手段と、装置側通信制御手段によって受信される設定リクエストに含まれる処理識別情報で特定される連動処理に用いられる1以上の設定値の全てが受信されたか否かを判断する設定値判断手段と、設定値判断手段により1以上の設定値の全てが受信されていると判断される場合、装置側通信制御手段によって受信される設定リクエストに含まれる処理識別情報で特定される連動処理を実行する装置側連携手段と、を備え、装置側通信制御手段は、設定リクエストが受信されることに応じて、設定値判断手段によって1以上の設定値の全てが受信されていないと判断される場合、連動処理に用いられる1以上の設定値のうち受信されていない設定値の送信を要求するレスポンスを、携帯情報装置に返信するレスポンス送信手段を含む。
この局面に従えば、携帯情報装置は、画像処理装置と予め定められた距離の範囲内で通信可能となり、画像処理装置と通信できない状態で、操作画面を表示し、ユーザーにより入力される設定値が受け付けられた後に、画像処理装置と通信可能な状態になることに応じて、設定リクエストを送信し、レスポンスを受信する。また、携帯情報装置は、受信されるレスポンスが設定値を要求する場合、レスポンスを受信した通信期間が終了することに応じて、設定値を設定するための操作画面を表示する。画像処理装置は、携帯情報装置と通信可能になることに応じて、携帯情報装置と通信可能な通信期間の間に、携帯情報装置から設定リクエストを受信し、設定リクエストに含まれる処理識別情報で特定される連動処理に用いられる1以上の設定値の全てが受信されたか否かを判断し、1以上の設定値の全てが受信されていないと判断される場合、設定値を要求するレスポンスを携帯情報装置に返信し、1以上の設定値の全てが受信されていると判断される場合、連動処理を実行する。このため、ユーザーは、携帯情報装置に設定値を入力し、携帯情報装置を画像処理装置に所定の距離まで近づける操作によって、画像処理装置に設定値を設定することができ、連動処理を実行させることができる。このため、携帯情報装置を用いて画像処理装置に所定の処理を実行させる操作を容易にした連携システムを提供することができる。
この発明の他の局面に従えば、連携方法は、画像処理装置と、画像処理装置と通信可能な携帯情報装置とで実行される連携方法であって、携帯情報装置は、画像処理装置と予め定められた距離の範囲内で通信する携帯側通信手段を備えており、携帯情報装置に、画像処理装置に実行させる連動処理を特定する連携処理ステップと、携帯側通信手段が画像処理装置と通信できない状態で、特定された連動処理に対応する設定値を受け付けるための操作画面を表示する操作画面表示ステップと、操作画面が表示された状態で、ユーザーにより入力される設定値を受け付ける操作受付ステップと、操作受付ステップにおいて操作が受け付けられた後に、携帯側通信手段が画像処理装置と通信可能な状態になることに応じて、携帯側通信手段が画像処理装置と通信可能な通信期間の間に、当該携帯情報装置を識別するための装置識別情報と連動処理を識別するため処理識別情報と、受け付けられた設定値とを含む設定リクエストを送信し、画像処理装置から設定リクエストに対するレスポンスを受信する携帯側通信制御ステップと、を実行させ、操作画面表示ステップは、携帯側通信制御ステップにおいて受信されたレスポンスが設定値を要求する場合、携帯側通信手段が画像処理装置からレスポンスを受信した通信期間が終了することに応じて、受信されたレスポンスによって要求された設定値を設定するための操作画面を表示するステップを含み、画像処理装置は、携帯情報装置が備える携帯側通信手段と通信する装置側通信手段を備え、画像処理装置に、装置側通信手段が携帯情報装置と通信可能になることに応じて、装置側通信手段が携帯情報装置と通信可能な通信期間の間に、携帯情報装置から設定リクエストを受信し、携帯情報装置に設定リクエストに対応するレスポンスを返信する装置側通信制御ステップと、装置側通信制御ステップにおいて受信される設定リクエストに含まれる処理識別情報で特定される連動処理に用いられる1以上の設定値の全てが受信されたか否かを判断する設定値判断ステップと、設定値判断ステップにおいて1以上の設定値の全てが受信されていると判断される場合、装置側通信制御ステップにおいて受信される設定リクエストに含まれる処理識別情報で特定される連動処理を実行する装置側連携ステップと、を実行させ、装置側通信制御ステップは、設定リクエストが受信されることに応じて、設定値判断ステップにおいて1以上の設定値の全てが受信されていないと判断される場合、連動処理に用いられる1以上の設定値のうち受信されていない設定値の送信を要求するレスポンスを、携帯情報装置に返信するレスポンス送信ステップを含む。
この局面に従えば、携帯情報装置を用いて画像処理装置に所定の処理を実行させる操作を容易にした連携方法を提供することができる。
本発明の実施の形態の1つにおける連携システムの全体概要を示す図である。 MFPの外観を示す斜視図である。 MFPのハードウェア構成の概要を示すブロック図である。 操作パネルの一例を示す平面図である。 携帯情報装置のハードウェア構成の概要を示すブロック図である。 携帯情報装置が備えるCPUの機能の一例を示す機能ブロック図である。 MFPが備えるCPUの機能の一例を示す機能ブロック図である。 携帯側連携処理の一例を示すフローチャートである。 装置側連携処理の流れの一例を示すフローチャートである。 連動処理の流れの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける連携システムの全体概要を示す図である。図1を参照して、連携システム1は、画像処理装置として機能する複合機(以下、「MFP」という)100と、携帯情報装置200,200Aと、を含む。MFP(Multi Function Peripheral)100は、ネットワーク3に接続される。
携帯情報装置200,200Aは、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistants)など、ユーザーに携帯して使用されるコンピューターである。ここでは、携帯情報装置200,200Aを、スマートフォンとしており、通話機能とを備えている。このため、携帯情報装置200,200Aは、携帯電話用基地局と無線で通信することにより携帯電話網に接続し、通話が可能である。また、携帯情報装置200,200A各々は、近距離無線方式による無線通信によって、MFP100と通信可能である。
ネットワーク3は、ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、接続形態は有線または無線を問わない。またネットワーク3は、LANに限らず、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Networks)を用いたネットワーク等であってもよい。
無線局5は、ネットワーク3の中継装置であり、無線LAN通信機能を備えた携帯情報装置200,200Aと通信して、携帯情報装置200,200Aをネットワーク3に接続する。このため、携帯情報装置200,200Aは、MFP100と、無線局5およびネットワーク3を介してデータの送受信が可能である。
なお、MFP100は、ネットワーク3に接続される場合を例に説明するが、インターネットに接続されてもよい。また、接続形態は有線または無線を問わない。また、図1では、連携システム1は、1台のMFP100を含む場合を示しているが、台数を限定するものではなく、1台以上あればよい。また、連携システム1は、2台の携帯情報装置200,200Aを含む場合を示しているが、台数を限定するものではなく、1台以上あればよい。携帯情報装置200,200Aは、それぞれが備える機能は同じである。ここでは、特に言及しない限り、携帯情報装置200を例に説明する。
図2は、MFPの外観を示す斜視図である。図3は、MFPのハードウェア構成の概要を示すブロック図である。図2および図3を参照して、MFP100は、メイン回路110と、原稿を読み取るための原稿読取部130と、原稿を原稿読取部130に搬送するための自動原稿搬送装置120と、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する画像データに基づいて用紙等に画像を形成するための画像形成部140と、画像形成部140に用紙を供給するための給紙部150と、画像が形成された用紙を処理する後処理部155と、ユーザーインターフェースとしての操作パネル160とを含む。
後処理部155は、画像形成部140により画像が形成された1以上の用紙を並び替えて排紙するソート処理、パンチ穴加工するパンチ処理、ステープル針を打ち込むステープル処理を実行する。
メイン回路110は、CPU111と、通信インターフェース(I/F)部112と、ROM113と、RAM114と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)115と、ファクシミリ部116と、第1装置側通信部117と、第2装置側通信部118と、CD−ROM(Compact Disc ROM)119Aが装着される外部記憶装置119と、を含む。CPU111は、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150、後処理部155および操作パネル160と接続され、MFP100の全体を制御する。
ROM113は、CPU111が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM114は、CPU111がプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。
通信I/F部112は、MFP100をネットワーク3に接続するためのインターフェースである。CPU111は、通信I/F部112を介して、携帯情報装置200,200Aとの間で通信し、データを送受信する。
ファクシミリ部116は、公衆交換電話網(PSTN)に接続され、PSTNにファクシミリデータを送信する、またはPSTNからファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部116は、受信したファクシミリデータを、HDD115に記憶する、または画像形成部140に出力する。画像形成部140は、ファクシミリ部116により受信されたファクシミリデータを用紙にプリントする。また、ファクシミリ部116は、HDD115に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTNに接続されたファクシミリ装置に送信する。
第1装置側通信部117は、NFC規格に基づき、携帯情報装置200と無線により通信する。第1装置側通信部117は、携帯情報装置200との間の距離が、第1の距離以下となると携帯情報装置200と通信する。第1の距離は、例えば、10数cmである。
第2装置側通信部118は、Bluetooth(登録商標)規格に基づき、携帯情報装置200とペアリングすることによってPtoP(peer to peer)で無線により通信する。第1装置側通信部117は、携帯情報装置200との間の距離が、第1の距離より長い第2の距離以下で携帯情報装置200と通信が可能である。第2の距離は、例えば、10m以上である。なお、第2装置側通信部118は、Wi−Fi(Wireless Fidelity)規格、または、IrDA(Infrared Data Association)規格等に基づき無線通信するインターフェースであってもよい。
第1装置側通信部117は、第2装置側通信部118が携帯情報装置200,200のいずれかと通信可能となるように、第2装置側通信部118が携帯情報装置200とペアリングするようにしてもよい。これにより、ユーザーは、例えば、携帯情報装置200を、第1装置側通信部117から第1の距離の範囲内に近づければ、第2装置側通信部118が携帯情報装置200と通信可能となる。ユーザーが、携帯情報装置200をMFP100に近づける操作が、ペアリングを指示する操作と判断するので、ユーザーは、携帯情報装置200に送信先のMFP100を指定する等の操作が不要となる。
外部記憶装置119は、CD−ROM119Aが装着される。CPU111は、外部記憶装置119を介してCD−ROM119Aにアクセス可能である。CPU111は、外部記憶装置119に装着されたCD−ROM119Aに記録されたプログラムをRAM114にロードして実行する。なお、CPU111が実行するプログラムを記憶する媒体としては、CD−ROM119Aに限られず、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)などの半導体メモリであってもよい。
また、CPU111が実行するプログラムは、CD−ROM119Aに記録されたプログラムに限られず、HDD115に記憶されたプログラムをRAM114にロードして実行するようにしてもよい。この場合、ネットワーク3に接続された他のコンピューターが、MFP100のHDD115に記憶されたプログラムを書換える、または、新たなプログラムを追加して書き込むようにしてもよい。さらに、MFP100が、ネットワーク3に接続された他のコンピューターからプログラムをダウンロードして、そのプログラムをHDD115に記憶するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
図4は、操作パネルの一例を示す平面図である。図4を参照して、操作パネル160は、表示部161と操作部163とを含む。なお、図中の点線は、後述するハードキー部167を示すために付したもので、実際には存在しない。表示部161は、液晶表示装置(LCD)、有機ELD(Electro−Luminescence Display)等の表示装置であり、ユーザーに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。
操作部163は、タッチパネル165と、ハードキー部167と、接触位置通知領域117Aと、を含む。タッチパネル165は、表示部161の上面または下面に表示部161に重畳して設けられる。ハードキー部167は、複数のハードキーを含む。ハードキーは、例えば接点スイッチである。タッチパネル165は、表示部161の表示面中でユーザーにより指示された位置を検出する。接触位置通知領域117Aは、第1装置側通信部117が配置されている位置を示す領域である。接触位置通知領域117Aは、例えば、第1装置側通信部117のアンテナが配置される。接触位置通知領域117Aは、ユーザーに、携帯情報装置200を近づける位置を通知するための表示である。
ユーザーがMFP100を操作する場合は直立した姿勢となる場合が多いので、表示部161の表示面、タッチパネル165の操作面、接触位置通知領域117Aおよびハードキー部167は、上方を向いて配置される。ユーザーが表示部161の表示面を容易に視認することができ、ユーザーが指で操作部163を容易に指示することができるようにするためである。
図5は、携帯情報装置のハードウェア構成の概要を示すブロック図である。図5を参照して、本実施の形態における携帯情報装置200は、携帯情報装置200の全体を制御するためのCPU201と、カメラ202と、データを不揮発的に記憶するフラッシュメモリ203と、通話部205と接続された無線通信部204と、画像を表示する表示部206と、ユーザーの操作を受け付ける操作部207と、無線LANI/F208と、第1携帯側通信部209と、第2携帯側通信部210と、外部記憶装置211と、を含む。
表示部206は、液晶表示装置(LCD)、有機ELD等の表示装置であり、ユーザーに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部207は、メインキー207Aと、タッチパネル207Bとを備える。また、ユーザーが、表示部206の表示面を指示する場合、操作部207は、タッチパネル207Bにより検出される表示面の位置をCPU201に出力する。CPU201は、タッチパネル207Bによる検出された位置に基づいて、表示部206に表示されている画面中でユーザーにより指示された位置を検出する。CPU201は、表示部206に表示されている画面と、タッチパネル207Bによる検出された位置とに基づいて、ユーザーの操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受け付ける。例えば、表示部206にテンキーの画像を含む画面を表示する場合には、タッチパネル207Bによる検出された位置に表示されたキーに対応する数字を受け付ける。
カメラ202は、レンズおよび光電変換素子を備え、レンズで集光した光を光電変換素子に結像し、光電変換素子は受光した光を光電変換して画像データをCPU201に出力する。光電変換素子は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサー、CCD(Charge Coupled Device)センサー等である。
無線通信部204は、電話通信網に接続された携帯電話用基地局と無線通信する。無線通信部204は、携帯情報装置200を電話通信網に接続し、通話部205を用いた通話を可能とする。無線通信部204は、携帯電話用基地局から受信した無線信号を復調した音声信号を復号して通話部205に出力する。また、無線通信部204は、通話部205から入力される音声を符号化し、携帯電話用基地局に送信する。通話部205は、マイクおよびスピーカーを備え、無線通信部204から入力される音声をスピーカーから出力し、マイクから入力される音声を無線通信部204に出力する。さらに、無線通信部204は、CPU201により制御され、携帯情報装置200を電子メールサーバーに接続し、電子メールを送受信する。
無線LANI/F208は、携帯情報装置200をWi−Fi規格に基づき無線通信するインターフェースである。携帯情報装置200に、MFP100それぞれのIP(Internet Protocol)アドレスを登録しておくことにより、携帯情報装置200は、MFP100と通信することができ、データの送受信が可能となる。
フラッシュメモリ203は、CPU201が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。CPU201は、フラッシュメモリ203に記録されたプログラムを、CPU201が備えるRAMにロードして実行する。また、フラッシュメモリ203は、携帯情報装置200を識別するための装置識別情報、および携帯情報装置200を使用するユーザーとして割り当てられたユーザーを識別するためのユーザー識別情報を記憶する。
第1携帯側通信部209は、NFC規格に基づき、MFP100との間の距離が第1の距離以下となる装置と通信する。
第2携帯側通信部210は、Bluetooth(登録商標)規格に基づき、MFP100とペアリングすることによってPtoPで無線により通信する。第2携帯側通信部210は、MFP100との間の距離が、第2の距離以下でMFP100と通信が可能である。
第1携帯側通信部209は、第2携帯側通信部210がMFP100と通信可能となるように、MFP100とペアリングするようにしてもよい。これにより、ユーザーは、携帯情報装置200を、MFP100から第1の距離の範囲内に近づければ、第2携帯側通信部210が、MFP100と通信可能となる。なお、第2携帯側通信部210は、Wi−Fi規格、または、IrDA格等に基づき無線通信するインターフェースであってもよい。
外部記憶装置211は、携帯情報装置200に着脱自在であり、携帯側連携プログラムを記憶したCD−ROM210Aが装着可能である。CPU201は、外部記憶装置211を介してCD−ROM210Aにアクセス可能である。CPU201は、外部記憶装置211に装着されたCD−ROM210Aに記録された携帯側連携プログラムを、CPU201が備えるRAMにロードして実行することが可能である。
なお、CPU201が実行するプログラムを記憶する媒体としては、CD−ROM211Aに限られず、光ディスク(MO/MD/DVD)、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROMなどの半導体メモリであってもよい。
なお、CPU201が実行するプログラムとして、フラッシュメモリ203またはCD−ROM210Aに記録されたプログラムについて説明したが、インターネット5に接続された他のコンピューターが、フラッシュメモリ203に記憶されたプログラムを書換えたプログラム、または、追加して書き込んだ新たなプログラムであってもよい。さらに、携帯情報装置200が、インターネット5に接続された他のコンピューターからダウンロードしたプログラムでもよい。ここでいうプログラムは、CPU201が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
本実施の形態における連携システム1においては、携帯情報装置200,200A各々が、MFP100と通信することによって、MFP100と連携して処理を実行する。この場合、携帯情報装置200,200A各々は、MFP100で実行させる連動処理を特定し、携帯情報装置200,200A各々に入力された設定値に従って、MFP100に連動処理を実行させる。ここでは、携帯情報装置200がMFP100を経由して携帯情報装置200Aにデータを転送するデータ転送処理を実行する場合について説明する。この場合、携帯情報装置200はMFP100に第1の連動処理を実行させ、携帯情報装置200AはMFP100に第2の連動処理を実行させる。
具体的には、携帯情報装置200がMFP100に実行させる第1の連動処理は、データ転送処理のうち携帯情報装置200に記憶されたデータを記憶する転送データ記憶処理であり、携帯情報装置200AがMFP100に実行させる第2の連動処理は、データ転送処理のうち携帯情報装置200から受信されたデータを携帯情報装置200Aに送信する転送データ送信処理である。MFP100に、第1の連動処理である転送データ記憶処理を実行させる場合に用いられる設定値は、転送の対象となるデータを識別するためのデータ識別情報と、データの送信先の装置識別情報と、パスワードである。また、MFP100に、第2の連動処理である転送データ送信処理を実行させる場合に用いられる設定値は、パスワードである。
図6は、携帯情報装置が備えるCPUの機能の一例を示す機能ブロック図である。図6に示す機能は、携帯情報装置200が備えるCPU201が携帯側連携プログラムを実行することにより、CPU201に形成される。図6を参照して、携帯情報装置200が備えるCPU201は、連動処理特定部251と、操作画面表示部253と、操作受付部255と、携帯側通信制御部257と、判定部259と、携帯側連携部261と、エラー画面表示部263と、を含む。
携帯側通信制御部257は、無線LANI/F206、第1携帯側通信部209および第2携帯側通信部210を制御する。携帯側通信制御部257は、第1携帯側通信部209とMFP100との間の通信状態を操作画面表示部253に出力する。第1携帯側通信部209は、携帯情報装置200がMFP100から第1の距離の範囲内に近づいた場合にMFP100と通信可能になる。通信状態は、第1携帯側通信部209がMFP100と通信可能な通信中状態と、通信不可能な非通信状態とを含む。以下、第1携帯側通信部209がMFP100と通信可能となってから通信不可能となるまでの期間を単位期間という。
連動処理特定部251は、MFP100に実行させる連動処理を特定する。連動処理は、MFP100が携帯情報装置200と連携して実行する処理である。連動処理特定部251は、連動処理選択画面を表示部206に表示する。連動処理選択画面は、MFP100が実行可能な連動処理を識別するための処理識別情報のリストを含む。MFP100に実行させる連動処理は、MFP100との間で、予め定めておくようにすればよい。連動処理特定部251は、ユーザーが操作部207に入力する操作に基づいて、連動処理選択画面に含まれる1以上の処理識別情報のうちから1つを連動処理の処理識別情報として特定する。連動処理特定部251は、特定された連動処理の処理識別情報を、操作画面表示部253および携帯側連携部261に出力する。
操作画面表示部253は、携帯側通信制御部257から非通信状態が入力されている状態で、操作画面を表示部206に表示する。操作画面は、連動処理特定部251から入力される処理識別情報で特定される連動処理をMFP100が実行するために用いる設定値を受け付けるための画面であり、設定値を受け付ける領域を含む。操作画面表示部253は、携帯側通信制御部257から通信中状態が入力されている状態から、非通信状態が入力されると、操作画面を表示部206に表示する。
操作受付部255は、表示部206に操作画面が表示された状態で、ユーザーが操作部207に入力する操作に基づいて、操作画面に含まれる領域に入力される設定値を受け付ける。操作受付部255は、連動処理の処理識別情報と、受け付けられた設定値との組を携帯側通信制御部257および携帯側連携部261に出力する。
携帯側通信制御部257は、操作受付部255から連動処理の処理識別情報と設定値との組が入力される。携帯側通信制御部257は、設定リクエスト送信部271と、付加情報送信部273と、レスポンス受信部275と、を含む。
設定リクエスト送信部271は、第1携帯側通信部209を制御する。設定リクエスト送信部271は、操作受付部255から連動処理の処理識別情報と設定値との組が入力された後、第1携帯側通信部209がMFP100と通信可能になると、MFP100に設定リクエストをする。設定リクエストは、携帯情報装置200の装置識別情報と、連動処理の処理識別情報と、設定値と、を含む。装置識別情報は、携帯情報装置200を識別可能な装置であればよく、限定するものではないが、例えば、IPアドレス、MACアドレス、ドメイン名等を用いることができる。
設定リクエスト送信部271は、携帯情報装置200がMFP100との距離が第1の距離の範囲内になると、第1携帯側通信部209を制御して、設定リクエストをMFP100に送信する。設定リクエスト送信部271は、設定リクエストを送信すると、設定値を付加情報送信部273に出力するとともに、受信指示をレスポンス受信部275に出力する。
携帯側通信制御部257は、設定リクエスト送信部271が携帯情報装置200の装置識別情報をMFP100に送信する場合、無線LANI/F206または第2携帯側通信部210を制御して、MFP100との間の通信を確立する。この場合、携帯側通信制御部257は、第1携帯側通信部209を制御して、無線LANI/F206または第2携帯側通信部210のいずれかにおいてMFP100との間で通信を確立するための手順を実行する。これにより、携帯情報装置200はMFP100との間で、無線LANI/F206または第2携帯側通信部210のいずれかを介して通信可能となる。ここでは、第2携帯側通信部210がMFP100との間で通信可能となった場合を例に説明する。
付加情報送信部273は、設定リクエスト送信部271から設定値が入力されることに応じて、その設定値に関連する付加情報が存在する場合に、その付加情報を第1携帯側通信部209を介してMFP100に送信する。付加情報送信部273は、設定リクエスト送信部271が設定リクエストを送信した期間を含む単位期間内に付加情報を送信する。例えば、連動処理特定部251によって特定される連動処理が転送データ記憶処理の場合における付加情報は、転送の対象となるデータのヘッダー部分である。付加情報送信部273は、設定リクエスト送信部271から入力される設定値が、転送の対象となるデータのデータ識別情報の場合、フラッシュメモリ203に記憶されたデータのうち設定値であるデータ識別情報で特定されるデータのヘッダー部分を、MFP100に送信する。
レスポンス受信部275は、設定リクエスト送信部271から受信指示が入力された後、第1携帯側通信部209を制御して、設定リクエスト送信部271が設定リクエストを送信した期間を含む単位期間内に、MFP100から送信されるレスポンスを受信する。レスポンスは、設定値を要求するレスポンスと、連動処理の開始を示すレスポンスと、設定値が誤っていることを示すレスポンスと、を含む。設定値が誤っていることを示すレスポンスは、エラー情報を含む。レスポンス受信部275は、受信されたレスポンスを判定部259に出力する。レスポンス受信部275は、エラー情報受信部277を含む。エラー情報受信部277は、設定値が誤っていることを示すレスポンスを受信する場合、そのレスポンスに含まれるエラー情報を、エラー画面表示部263に出力する。エラー情報は、例えば、誤っている設定値の種類を示す設定値種類識別情報を含む。
エラー画面表示部263は、エラー情報が入力されることに応じて、設定値に誤りがあることを示すメッセージを含むエラー画面を、表示部206に表示する。
判定部259は、レスポンス受信部275からレスポンスが入力される。判定部259は、レスポンスを判定する。判定部259は、レスポンスが設定値を要求するレスポンスの場合、その設定値の種類を識別するための設定値種類識別情報を操作画面表示部253に出力し、レスポンスが連動処理の開始を示すレスポンスの場合、携帯側連携部261に開始指示を出力する。
操作画面表示部253は、判定部259から設定値種類識別情報が入力されることに応じて、その設定値種類識別情報で特定される種類の設定値を受け付けるための操作画面を、表示部206に表示する。操作画面表示部253は、判定部259から設定値種類識別情報が入力された後、携帯側通信制御部257から入力される通信状態が通信中状態から非通信状態に切り換わることに応じて、操作画面を表示部206に表示する。
携帯側連携部261は、連動処理特定部251から連動処理の処理識別情報が入力され、操作受付部255から設定値が入力される。携帯側連携部261は、携帯側送信部281と、携帯側受信部283と、を含む。携帯側送信部281は、連動処理識別情報で特定される連動処理が転送用データ記憶処理を示す場合、判定部259から開始指示が入力されることに応じて、操作受付部255から入力される設定値のうち送信の対象となるデータのデータ識別情報を特定し、特定されたデータ識別情報で特定されるデータを、第2携帯側通信部210を介してMFP100に送信する。
携帯側受信部283は、連動処理識別情報で特定される連動処理が転送用データ送信処理を示す場合、判定部259から開始指示が入力されることに応じて、第2携帯側通信部210を介してMFP100からデータを受信する。
図7は、MFPが備えるCPUの機能の一例を示す機能ブロック図である。図7に示す機能は、MFP100各々が備えるCPU111が装置側連携プログラムを実行することにより、CPU111に形成される。図7を参照して、MFP100が備えるCPU111は、装置側通信制御部51と、設定値判断部53と、設定値記憶部55と、装置側連携部57と、実行可否判断部59と、を含む。
装置側通信制御部51は、通信I/F部112、第1装置側通信部117および第2装置側通信部118を制御する。装置側通信制御部51は、設定リクエスト受信部61と、付加情報受信部67と、レスポンス送信部63と、を含む。設定リクエスト受信部61は、第1装置側通信部117を制御し、第1装置側通信部117が携帯情報装置200,200Aのいずれかと通信可能になると、携帯情報装置200,200Aのうち通信可能となった装置から設定リクエストを受信する。携帯情報装置200から設定リクエストを受信する場合、その設定リクエストは、携帯情報装置200を識別するための装置識別情報と、連動処理である転送データ記憶処理の処理識別情報と、設定値と、を含む。携帯情報装置200Aから設定リクエストを受信する場合、その設定リクエストは、携帯情報装置200Aを識別するための装置識別情報と、連動処理である転送データ送信処理の処理識別情報と、設定値と、を含む。設定リクエスト受信部61は、携帯情報装置200または携帯情報装置200Aから取得された設定リクエストを、設定値判断部53に出力する。
装置側通信制御部51は、設定リクエスト受信部61が携帯情報装置200,200Aいずれかから設定リクエストを受信する場合、通信I/F部112または第2装置側通信部118を制御して、携帯情報装置200,200Aのうち設定リクエストを送信してきた装置との間の通信を確立する。例えば、携帯情報装置200から設定リクエストを受信する場合、装置側通信制御部51は、第1装置側通信部117を制御して、携帯情報装置200との間で、通信I/F部112または第2装置側通信部118のいずれかと通信を確立するための手順を実行する。これにより、MFP100は、携帯情報装置200との間で、通信I/F部112または第2装置側通信部118のいずれかを介して通信可能となる。ここでは、第2装置側通信部118を介して携帯情報装置200と通信可能になる場合を例に説明する。第2装置側通信部118が携帯情報装置200との間で通信可能な距離は、第1装置側通信部117が携帯情報装置200との間で通信可能な距離より内外ので、第1装置側通信部117が携帯情報装置200との間で通信可能な状態から通信不可能な状態に変化した後でも、第2装置側通信部118は携帯情報装置200との間で通信可能な状態を維持することができる。
付加情報受信部67は、第1装置側通信部117を制御して、設定リクエスト受信部61が設定リクエストを送信した期間を含む単位期間内に、携帯情報装置200から付加情報を受信する場合、その付加情報を取得する。付加情報受信部67は、第1装置側通信部117によって受信された付加情報を実行可否判断部59に出力する。
設定値判断部53は、設定リクエスト受信部61から設定リクエストが入力されることに応じて、設定リクエストを設定値記憶部55に出力する。設定値記憶部55は、設定値判断部53から設定リクエストが入力されることに応じて、その設定リクエストを、HDD115に記憶する。設定値判断部53は、設定リクエストに含まれる処理識別情報で特定される連動処理を実行するために用いられる設定値の全てが、設定リクエストに含まれる装置識別情報で特定される装置から受信されているか否かを、設定値記憶部55によって記憶された設定リクエストを参照して、判断する。設定値判断部53は、連動処理を実行するために用いられる設定値の全てが受信されていると判断する場合、受信完了信号をレスポンス送信部63および装置側連携部57に出力する。設定値判断部53は、連動処理を実行するために用いられる設定値の全てが受信されていない判断する場合、受信されていない設定値の種類を識別するための設定値種類識別情報をレスポンス送信部63に出力する。
実行可否判断部59は、付加情報受信部67から付加情報が入力され、付加情報および設定値記憶部55によって記憶された1以上の設定リクエストを参照して、連動処理を実行可能か否かを判断する。具体的には、携帯情報装置200から受信される設定リクエストに含まれる処理識別情報で特定される連動処理が転送データ記憶処理の場合について説明する。転送データ記憶処理を実行させる場合に用いられる設定値は、転送の対象となるデータを識別するためのデータ識別情報と、データの送信先の装置識別情報と、パスワードである。ここでは、データの送信先の装置識別情報が携帯情報装置200Aを特定する場合を例に説明する。MFP100は、HDD115に、ユーザーデータを記憶している。ユーザーデータは、ユーザーごとのユーザーレコードを含む。ユーザーレコードは、ユーザーを識別するためのユーザー識別情報と、そのユーザーが使用する携帯情報装置の装置識別情報と、そのユーザーが所属するグループを識別するためのグループ識別情報と、を含む。実行可否判断部59は、付加情報を解析して、付加情報に対応するデータが、グループ内でのみ公開可能で、グループ外で非公開のデータであることを示す秘密の状態のデータであるか否かを判断する。例えば、付加情報であるデータのヘッダー部分に、秘密の状態のデータであることを示す印が含まれていれば、その印を検出する。秘密の状態のデータであることを示す印は、例えば、「部外秘」の文字列である。
また、実行可否判断部59は、携帯情報装置200の装置識別情報と、設定リクエストに含まれる送信先の装置識別情報とに基づいて、ユーザーデータを参照して、携帯情報装置200のユーザーと携帯情報装置200Aのユーザーとが、同一のグループに属するか否かを判断する。実行可否判断部59は、送信の対象となるデータが秘密の状態のデータである場合で、かつ、携帯情報装置200のユーザーと携帯情報装置200Aのユーザーとが同一のグループに属しないと判断する場合、連動処理を実行不可と判断する。実行可否判断部59は、送信の対象となるデータが秘密の状態のデータでない場合、また、実行可否判断部59は、送信の対象となるデータが秘密の状態のデータで、かつ、携帯情報装置200のユーザーと携帯情報装置200Aのユーザーとが同一のグループに属する場合、連動処理を実行可と判断する。実行可否判断部59は、連動処理を実行不可と判断する場合、レスポンス送信部63および装置側連携部57に、実行不可信号を出力する。
レスポンス送信部63は、設定値判断部53から設定値種類識別情報が入力されることに応じて、第1装置側通信部117を制御して、設定リクエスト受信部61が設定リクエストを受信した期間を含む単位期間内に、その設定値種類識別情報で特定される種類の設定値を要求するレスポンスを送信する。レスポンス送信部63は、設定値判断部53から受信完了信号が入力されることに応じて、実行可否判断部59から実行不可信号が入力されないことを条件に、第1装置側通信部117を制御して、設定リクエスト受信部61が設定リクエストを受信した期間を含む単位期間内に、連動処理の開始を示すレスポンスを送信する。レスポンス送信部63は、エラー情報送信部65を含む。エラー情報送信部65は、実行可否判断部59から実行不可信号が入力される場合、第1装置側通信部117を制御して、設定リクエスト受信部61が設定リクエストを受信した期間を含む単位期間内に、設定値が誤っていることを示すレスポンスを送信する。設定値が誤っていることを示すレスポンスは、エラー情報を含む。エラー情報は、ここでは、送信先を示す設定値である装置識別情報が誤っていることを示す情報である。
装置側連携部57は、設定値判断部53から受信完了信号が入力されることに応じて、実行可否判断部59から実行不可信号が入力されないことを条件に、連動処理を実行する。装置側連携部57は、転送データ記憶部71と、転送データ送信部73と、を含む。転送データ記憶部71は、携帯情報装置200から受信された設定リクエストに含まれる処理識別情報で特定される連動処理が転送データ記憶処理を示す場合、設定値判断部53から受信完了信号が入力されることに応じて、第2装置側通信部118を介して携帯情報装置200からデータを受信する。転送データ記憶部71は、携帯情報装置200から受信されたデータに設定リクエストに含まれるデータ識別情報を付し、設定リクエストに含まれる送信先の装置識別情報およびパスワードと関連付けてHDD115に記憶する。
転送データ送信部73は、携帯情報装置200Aから受信された設定リクエストに含まれる処理識別情報で特定される連動処理が転送データ記憶処理を示す場合、設定値判断部53から受信完了信号が入力されることに応じて、HDD115に記憶されたデータのうちから、携帯情報装置200Aの装置識別情報と関連付けられたデータを、そのデータに関連付けられたパスワードが携帯情報装置200Aから受信される設定リクエストに含まれるパスワードと一致することを条件に、第2装置側通信部118を介して携帯情報装置200Aに送信する。
図8は、携帯側連携処理の一例を示すフローチャートである。携帯側連携処理は、携帯情報装置200,200A各々が備えるCPU201が携帯側連携プログラムを実行することにより、CPU201により実行される処理である。ここでは、携帯情報装置200が備えるCPU201が携帯側連携プログラムを実行する場合の携帯側連携処理を例に説明する。図8を参照して、CPU201は、連動処理選択画面を表示部206に表示する(ステップS01)。連動処理選択画面は、MFP100が実行可能な連動処理を識別するための処理識別情報のリストを含む。
次のステップS02においては、連動処理の選択を受け付けたか否かを判断する。連動処理の選択を受け付けるまで待機状態となり(ステップS02でNO)、連動処理の選択を受け付けたならば(ステップS02でYES)、処理をステップS03に進める。ユーザーが操作部207に、リストに含まれる1以上の処理識別情報のうちから1つを選択する操作を入力する場合、連動処理の選択を受け付ける。そして、ユーザーにより選択された処理識別情報で特定される連動処理を、MFP100に実行させる連動処理に特定する(ステップS03)。
次のステップS04においては、操作画面を表示部206に表示する。操作画面は、MFP100が、ステップS03において特定された連動処理を実行するために用いる設定値を受け付けるための画面であり、設定値を受け付ける領域を含む。MFP100が、ステップS03において特定された連動処理を実行するために用いる設定値が複数存在する場合、任意の1つの設定値を受け付けるための設定画面を表示するようにすればよい。
次のステップS05においては、設定値を受け付けるまで待機状態となり(ステップS05でNO)、設定値を受け付けたならば処理をステップS06に進める。
次のステップS06においては、設定リクエストを生成する。設定リクエストは、携帯情報装置200の装置識別情報と、ステップS03において特定された連動処理の処理識別情報と、ステップS05において受け付けられた設定値と、を含む。そして、第1携帯側通信部209がMFP100と通信可能になったか否かを判断する(ステップS07)。第1携帯側通信部209がMFP100と通信可能になるまで待機状態となり(ステップS07でNO)、第1携帯側通信部209がMFP100と通信可能になると(ステップS07でYES)、処理をステップS08に進める。
ステップS08においては、ステップS06において生成された設定リクエストをMFP100に第1携帯側通信部209を介して送信し、処理をステップS09に進める。ステップS09においては、第1携帯側通信部209を制御して、MFP100が返信するレスポンスを受信する。レスポンスは、設定値を要求するレスポンスと、連動処理の開始を示すレスポンスと、設定値が誤っていることを示すレスポンスと、を含む。
次のステップS10においては、MFP100との間の通信が切断したか否かを判断する。第1携帯側通信部209がMFP100と通信不可能になると、通信が切断したと判断する。MFP100との間の通信が切断するまで待機状態となり(ステップS10でNO)、MFP100との間の通信が切断したならば処理をステップS11に進める。
ステップS11においては、ステップS09において受信されたレスポンスに従って、処理を分岐させる。レスポンスが設定値を要求するレスポンスならば処理をステップS04に戻し、レスポンスが連動処理の開始を示すレスポンスならば処理をステップS12に進め、レスポンスがエラー情報を含む設定値が誤っていることを示すレスポンスならば処理をステップS13に進める。ステップS04においては、処理がステップS11から進む場合、レスポンスに含まれる設定値種類識別情報で特定される種類の設定値を受け付けるための操作画面を、表示部206に表示する。
ステップS12においては、ステップS03において特定された連動処理に対応して、携帯情報装置200で実行する処理として定められた処理を実行し、処理を終了する。例えば、連動処理が、転送データ記憶処理の場合、転送データ記憶処理に対応して、携帯情報装置200で実行する処理として定められた処理は、データをMFP100に送信する処理である。また、連動処理が、転送データ送信処理の場合、転送データ送信処理に対応して、携帯情報装置200で実行する処理として定められた処理は、MFP100から送信されるデータを受信し、記憶する処理である。
ステップS13においては、エラー画面を表示部206に表示し、処理をステップS04に戻す。ステップS04においては、処理がステップS13から進む場合、レスポンスに含まれる、誤っている設定値の種類を識別するための設定値種類識別情報で特定される種類の設定値を受け付けるための操作画面を、表示部206に表示する。
図9は、装置側連携処理の流れの一例を示すフローチャートである。装置側連携処理は、MFP100が備えるCPU111が装置側連携プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。図9を参照して、CPU111は、第1装置側通信部117が携帯情報装置200,200Aのいずれかと通信可能になったか否かを判断する(ステップS21)。第1装置側通信部117が携帯情報装置200,200Aのいずれかと通信可能になるまで待機状態となり(ステップS21でNO)、第1装置側通信部117が携帯情報装置200,200Aのいずれかと通信可能になると(ステップS21でYES)、処理をステップS22に進める。ここでは、第1装置側通信部117が携帯情報装置200と通信可能になった場合を例に説明する。
ステップS22においては、第1装置側通信部117を制御して、携帯情報装置200から設定リクエストを受信する。そして、受信された設定リクエストをHDD115に記憶する(ステップS23)。設定リクエストは、携帯情報装置200の装置識別情報と、連動処理の処理識別情報と、設定値と、を含む。
次のステップS24において、設定値を判断する。具体的には、ステップS22において受信された設定リクエストに含まれる処理識別情報で特定される連動処理で用いられる設定値を要求するか否かを判断する。HDD115に記憶されている設定リクエストのうちで、ステップS22において受信された設定リクエストに含まれる装置識別情報および処理識別情報が同じ設定リクエストを抽出し、抽出された1以上の設定リクエストに含まれる設定値を特定する。そして、特定された1以上の設定値が、ステップS22において受信された設定リクエストに含まれる処理識別情報で特定される連動処理に用いられる1以上の設定値の全てか否かを判断する。連動処理に用いられる1以上の設定値の全てが、特定されるならば、設定値を要求しないと判断し、連動処理に用いられる1以上の設定値の全てが特定されないならば、設定値を要求すると判断する。
そして、判断結果に基づいて処理を分岐させる(ステップS25)。判断結果が、設定値を要求することを示す判断結果ならば処理をステップS26に進めるが、そうでなければ処理をステップS28に進める。ステップS26においては、第1装置側通信部117を制御して、設定値を要求するレスポンスを携帯情報装置200に送信する。次のステップS27においては、第1装置側通信部117において携帯情報装置200との間の通信が切断されたか否かを判断する。第1装置側通信部117において携帯情報装置200との間の通信が切断されるまで待機状態となり(ステップS27でNO)、第1装置側通信部117において携帯情報装置200との間の通信が切断されたならば(ステップS27でYES)、処理をステップS21に戻す。
ステップS28においては、実行可否を判断する。処理がステップS28に進む場合、ステップS22において受信された設定リクエストに含まれる処理識別情報で特定される連動処理に用いられる1以上の設定値の全てを含む1以上の設定リクエストがHDD115に記憶されている。ステップS28においては、HDD115に記憶されている1以上の設定リクエストにそれぞれ含まれる1以上の設定値を用いて、設定リクエストに含まれる処理識別情報で特定される連動処理を実行可能か否かを判断する。
次のステップS29においては、実行可否の判断結果が実行可能ならば処理をステップS30に進めるが、そうでなければ処理をステップS32に進める。ステップS30においては、第1装置側通信部117を介して連動処理の開始を示すレスポンスを携帯情報装置200に送信し、処理をステップS31に進める。ステップS31においては、設定リクエストに含まれる処理識別情報で特定される連動処理を実行し、処理を終了する。例えば、連動処理が、転送データ記憶処理の場合、携帯情報装置200から送信されるデータを受信し、受信されたデータに設定値であるデータ識別情報を付したデータを、設定値である送信先の装置識別情報と関連付けてHDD115に記憶する。また、連動処理が、転送データ送信処理の場合、設定リクエストに含まれる装置識別情報と同じ装置識別情報と関連付けられたデータを、そのデータに関連付けられたパスワードが設定リクエストに含まれる設定値であるパスワードと同じであることを条件に、設定リクエストに含まれる装置識別情報で特定される装置に送信する。
ステップS32においては、エラー情報を含むレスポンスを携帯情報装置200に送信し、処理をステップS21に戻す。
図10は、連動処理の流れの一例を示す図である。図10を参照して、上から下に向かって時間の流れを示し、携帯情報装置200,200AおよびMFP100間で送受信される情報の流れを、時系列で示している。ここでは、携帯情報装置200を名称「携帯情報装置A」で示し、携帯情報装置200を名称「携帯情報装置B」で示し、MFP00を名称「MFP」で示している。また、携帯情報装置200において、MFP100に実行させる連動処理として転送データ記憶処理が指定され、携帯情報装置200Aにおいて、MFP100に実行させる連動処理として転送データ送信処理が指定される場合を例に示している。
まず、携帯情報装置200において、連動処理として転送データ記憶処理が受け付けられる。そして、送信の対象となるデータのデータ識別情報が設定値として受け付けられる。データ識別情報を受け付ける携帯情報装置200は、第1携帯側通信部117がMFP100と通信可能になると、換言すれば、ユーザーが携帯情報装置200を、MFP100の操作パネル160の接触位置通知領域117Aに10数センチまで近づければ、携帯情報装置200はMFP100に設定リクエストを送信する。この設定リクエストは、携帯情報装置200の装置識別情報と、転送データ記憶処理の処理識別情報と、送信の対象となるデータのデータ識別情報と、を含む。
設定リクエストを受信するMFP100は、設定リクエストを記憶するとともに、連動処理を実行するための設定値を要求するか否かを判断する。転送データ記憶処理を実行するための設定値は、送信の対象となるデータのデータ識別情報と、送信先の装置識別情報と、パスワードとを含む。この段階では、データ識別情報が受信されたのみで、装置識別情報と、パスワードとは未だ受信されていないので、設定値を要求するレスポンスを携帯情報装置200に返信する。この場合におけるレスポンスは、要求する設定値の種類を示す設定値種類識別情報を含む。
携帯情報装置200は、MFP100から設定値を要求するレスポンスを受信した後、第1携帯側通信部117がMFP100と通信不可能になると、換言すれば、ユーザーが携帯情報装置200を、MFP100の操作パネル160の接触位置通知領域117Aから10数センチ以上離すと、設定値種類識別情報で特定される種類の設定値として、送信先の装置の装置識別情報を受け付けるための操作画面を表示する。そして、ユーザーが操作部207に入力する送信先の装置識別情報を受け付ける。ここでは、送信先の装置識別情報として、携帯情報装置200Aの装置識別情報を受け付ける場合を例に示している。
装置識別情報を受け付ける携帯情報装置200は、第1携帯側通信部117がMFP100と通信可能になると、換言すれば、ユーザーが携帯情報装置200を、MFP100の操作パネル160の接触位置通知領域117Aに10数センチまで近づければ、携帯情報装置200はMFP100に設定リクエストを送信する。この設定リクエストは、携帯情報装置200の装置識別情報と、転送データ記憶処理の処理識別情報と、送信の携帯情報装置200Aの装置識別情報と、を含む。
設定リクエストを受信するMFP100は、設定リクエストを記憶するとともに、連動処理を実行するための設定値を要求するか否かを判断する。この段階では、データ識別情報と送信先の装置識別情報とが受信されたのみで、パスワードは未だ受信されていないので、設定値を要求するレスポンスを携帯情報装置200に返信する。この場合におけるレスポンスは、要求する設定値の種類を示す設定値種類識別情報を含む。
携帯情報装置200は、MFP100から設定値を要求するレスポンスを受信した後、第1携帯側通信部117がMFP100と通信不可能になると、換言すれば、ユーザーが携帯情報装置200を、MFP100の操作パネル160の接触位置通知領域117Aから10数センチ以上離すと、設定値種類識別情報で特定される種類の設定値として、パスワードを受け付けるための操作画面を表示する。そして、ユーザーが操作部207に入力するパスワードを受け付ける。
パスワードを受け付ける携帯情報装置200は、第1携帯側通信部117がMFP100と通信可能になると、換言すれば、ユーザーが携帯情報装置200を、MFP100の操作パネル160の接触位置通知領域117Aに10数センチまで近づければ、携帯情報装置200はMFP100に設定リクエストを送信する。この設定リクエストは、携帯情報装置200の装置識別情報と、転送データ記憶処理の処理識別情報と、パスワードと、を含む。
設定リクエストを受信するMFP100は、設定リクエストを記憶するとともに、連動処理を実行するための設定値を要求するか否かを判断する。この段階では、データ識別情報と送信先の装置識別情報とパスワードとが受信されており、転送データ記憶処理に用いる設定値の全てが受信されている。このため、連動処理開始を示すレスポンスを携帯情報装置200に返信し、連動処理を実行する。
携帯情報装置200は、MFP100から連動処理の開始を示すレスポンスを受信した後、連動処理である転送データ記憶処理に対応する処理を実行する。具体的には、連動処理の対象となるデータとして指定されたデータ識別情報で特定されるデータをフラッシュメモリ203から読出し、MFP100に送信する。MFP100においては、連動処理である転送データ記憶処理が実行されている。具体的には、MFP100は、転送データ記憶処理を実行することにより、携帯情報装置200が送信するデータを受信し、設定値である送信先の携帯情報装置200Aの装置識別情報およびパスワードと関連付けてHDD115に記憶する。
次に、携帯情報装置200Aにおいて、連動処理として転送データ送信処理が受け付けられる。そして、パスワードが設定値として受け付けられる。パスワードを受け付ける携帯情報装置200Aは、第1携帯側通信部117がMFP100と通信可能になると、換言すれば、ユーザーが携帯情報装置200Aを、MFP100の操作パネル160の接触位置通知領域117Aに10数センチまで近づければ、携帯情報装置200AはMFP100に設定リクエストを送信する。この設定リクエストは、携帯情報装置200Aの装置識別情報と、転送データ送信処理の処理識別情報と、設定値として受け付けられたパスワードと、を含む。
設定リクエストを受信するMFP100は、設定リクエストを記憶するとともに、連動処理を実行するための設定値を要求するか否かを判断する。転送データ送信処理を実行するための設定値は、パスワードを含む。この段階では、パスワードが受信されており、転送データ送信処理に用いる設定値の全てが受信されている。このため、連動処理開始を示すレスポンスを携帯情報装置200Aに返信し、連動処理を実行する。具体的には、MFP100は、転送データ送信処理を実行することにより、HDD115に記憶されているデータのうち、設定リクエストに含まれる装置識別情報と関連付けられたデータを抽出し、抽出されたデータに関連付けられたパスワードが、設定リクエストに含まれるパスワードと一致することを条件に、抽出されたデータを携帯情報装置200Aに送信する。
携帯情報装置200Aは、MFP100から連動処理の開始を示すレスポンスを受信した後、連動処理である転送データ送信処理に対応する処理を実行する。具体的には、MFP100から送信されるデータを受信し、フラッシュメモリ203に記憶する。
以上説明したように、本実施の形態における連携システム1は、携帯情報装置200,200A間でMFP100を介してデータを送受信する連携システムである。携帯情報装置200,200A各々は、MFP100と第1の距離の範囲内で通信可能となる第1携帯側通信117を備えており、第1携帯側通信117がMFP100と通信できない状態、換言すれば、携帯情報装置200,200AがMFP100から第1の距離以上離れている状態で、操作画面を表示し、ユーザーにより入力される設定値が受け付けられた後に、第1携帯側通信117がMFP100と通信可能な状態になると、換言すれば、携帯情報装置200,200AがMFP100から第1の距離以内の距離まで近づくことに応じて、設定リクエストを送信する。また、携帯情報装置200,200A各々は、MFP100に設定リクエストを送信した後にMFP100から受信されるレスポンスが設定値を要求する場合、レスポンスを受信した通信期間が終了することに応じて、換言すれば、携帯情報装置200,200AがMFP100から第1の距離以上離れることに応じて、設定値を設定するための操作画面を表示する。また、MFP100は、携帯情報装置200,200Aのいずれかと通信可能になることに応じて、通信可能となったアクセス装置と通信可能な通信期間の間に、アクセス装置から設定リクエストを受信し、設定リクエストに含まれる処理識別情報で特定される連動処理に用いられる1以上の設定値の全てが受信されたか否かを判断し、1以上の設定値の全てが受信されていないと判断される場合、設定値を要求するレスポンスをアクセス装置に返信し、1以上の設定値の全てが受信されていると判断される場合、連動処理の開始を示すレスポンスをアクセス装置に返信し、連動処理を実行する。このため、ユーザーは、例えば、携帯情報装置200に設定値を入力し、携帯情報装置200をMFP100に第1の距離以内に近づける操作によって、MFP100に設定値を設定することができ、連動処理を実行させることができる。
また、例えば、携帯情報装置200は、MFP100に、連動処理として転送データ記憶処理の処理識別情報を含む設定リクエストを送信した後にMFP100から受信されるレスポンスが連動処理の開始を示す場合に、MFP100にデータを送信し、MFP100は転送データ記憶処理を実行することにより携帯情報装置200から送信されるデータを受信し、携帯情報装置200Aの装置識別情報と関連付けて記憶する。さらに、携帯情報装置200Aは、MFP100に、連動処理として転送データ送信処理の処理識別情報を含む設定リクエストを送信した後にMFP100から受信されるレスポンスが連動処理の開始を示す場合に、MFP100は転送データ送信処理を実行することにより携帯情報装置200Aに携帯情報装置200から受信されたデータを送信し、携帯情報装置200Aは、MFP100から送信されるデータを受信する。このため、ユーザーは、携帯情報装置200を操作してMFP100にデータを受信して記憶させる処理、携帯情報装置200Aを操作してMFP100にデータを送信させる処理を実行させる操作を容易にすることができる。さらに、携帯情報装置200から携帯情報装置200Aに、MFP100を介してデータを転送することができる。
また、MFP100は、携帯情報装置200から受信されたデータと関連付けられたパスワードと同じパスワードが携帯情報装置200Aから受信されることを条件に、携帯情報装置200から受信されたデータを携帯情報装置200Aに送信する。このため、携帯情報装置200に入力されたパスワードを知るユーザーが携帯情報装置200Aを操作する場合に、携帯情報装置200に記憶されたデータが携帯情報装置200に送信されるので、データのセキュリティを確保することができる。
また、携帯情報装置200は、設定値としてデータ識別情報をMFP100に送信する場合、処理対象となるデータに付加される付加情報をMFP100に送信し、付加情報の送信に応じてMFP100から受信されるレスポンスが、設定値が誤っていることを示す場合、設定値が誤っていることをユーザーに通知する。MFP100では、付加情報および設定値として受信された装置識別情報に基づいて、送信先の携帯情報装置200にデータの送信が可能か否かを判断し、送信不可能と判断される場合、設定値が誤っていることを示すレスポンスを、携帯情報装置200に返信する。このため、携帯情報装置200で、データの送信先の設定ミスを低減することができる。
また、MFP100において、設定リクエストに含まれる装置識別情報および処理識別情報とともに記憶される設定値に基づいて、連動処理に用いられる1以上の設定値の全てが存在するか否かを判断する。このため、連動処理を実行するMFP100で設定値が設定されたか否かを判断するので、連動処理を実行するために必要な設定値を携帯情報装置200,200Aで設定することができる。
なお、上述した実施の形態においては、画像処理装置の一例としてMFP100を、携帯情報装置の一例として携帯情報装置200,200Aとを含む連携システム1について説明したが、図8に示した携帯側連携処理を携帯情報装置200各々に実行させ、図9に示した装置側連携処理をMFP100に実行させる連携方法として発明を捉えることができるのは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 連携システム、3 ネットワーク、100,100A MFP、110 メイン回路、111 CPU、112 通信I/F部、113 ROM、114 RAM、115 HDD、116 ファクシミリ部、117 第1装置側通信部、117A 接触位置通知領域、118 第2装置側通信部、119 外部記憶装置、119A CD−ROM、120 自動原稿搬送装置、130 原稿読取部、140 画像形成部、150 給紙部、155 後処理部、160 操作パネル、161 表示部、163 操作部、165 タッチパネル、167 ハードキー部、200,200A 携帯情報装置、201 CPU、202 カメラ、203 フラッシュメモリ、204 無線通信部、205 通話部、206 表示部、207 操作部、208 無線LANI/F、209 第1携帯側通信部、210 第2携帯側通信部、211 外部記憶装置、51 装置側通信制御部、53 設定値判断部、55 設定値記憶部、57 装置側連携部、59 実行可否判断部、61 設定リクエスト受信部、63 レスポンス送信部、65 エラー情報送信部、67 付加情報受信部、71 転送データ記憶部、73 転送データ送信部、251 連動処理特定部、253 操作画面表示部、255 操作受付部、257 携帯側通信制御部、259 判定部、261 携帯側連携部、263 エラー画面表示部、271 設定リクエスト送信部、273 付加情報送信部、275 レスポンス受信部、277 エラー情報受信部、281 携帯側送信部、283 携帯側受信部。

Claims (7)

  1. 複数の携帯情報装置間で画像処理装置を介してデータを送受信する連携システムであって、
    前記複数の携帯情報装置それぞれは、前記画像処理装置と予め定められた距離の範囲内で通信する携帯側通信手段と、
    前記画像処理装置に実行させる連動処理を特定する連携処理特定手段と、
    前記携帯側通信手段が前記画像処理装置と通信できない状態で、前記特定された連動処理に対応する設定値を受け付けるための操作画面を表示する操作画面表示手段と、
    前記操作画面が表示された状態で、ユーザーにより入力される設定値を受け付ける操作受付手段と、
    前記操作受付手段により操作が受け付けられた後に、前記携帯側通信手段が前記画像処理装置と通信可能な状態になることに応じて、前記携帯側通信手段が前記画像処理装置と通信可能な通信期間の間に、当該携帯情報装置を識別するための装置識別情報と前記画像形成装置に実行させる連動処理を識別するため処理識別情報と、前記受け付けられた設定値とを含む設定リクエストを送信し、前記画像処理装置から前記設定リクエストに対するレスポンスを受信する携帯側通信制御手段と、
    前記携帯側通信制御手段により受信されるレスポンスが前記連動処理の開始を示す場合に、前記画像処理装置と連携してデータを送受信する携帯側連携手段と、を含み、
    前記操作画面表示手段は、前記携帯側通信制御手段により受信されるレスポンスが設定値を要求する場合、前記携帯側通信手段が前記画像処理装置から前記レスポンスを受信した通信期間が終了することに応じて、当該要求された設定値を設定するための操作画面を表示し、
    前記画像処理装置は、前記複数の携帯情報装置それぞれが備える前記携帯側通信手段と通信する装置側通信手段と、
    前記装置側通信手段が前記複数の携帯情報装置のいずれかと通信可能になることに応じて、前記装置側通信手段が前記複数の携帯情報装置のうち前記装置側通信手段が通信可能となったアクセス装置と通信可能な通信期間の間に、前記アクセス装置から設定リクエストを受信し、前記アクセス装置に前記設定リクエストに対応するレスポンスを返信する装置側通信制御手段と、
    前記装置側通信制御手段によって受信される設定リクエストに含まれる処理識別情報で特定される連動処理に用いられる1以上の設定値の全てが受信されたか否かを判断する設定値判断手段と、
    前記設定リクエストが受信されることに応じて、前記設定値判断手段により前記1以上の設定値の全てが受信されていると判断される場合、前記装置側通信制御手段によって受信される設定リクエストに含まれる処理識別情報で特定される連動処理を実行する装置側連携手段と、を備え、
    前記装置側通信制御手段は、前記設定リクエストが受信されることに応じて、前記設定値判断手段により前記1以上の設定値の全てが受信されていないと判断される場合、前記連動処理に用いられる1以上の設定値のうち前記受信されていない設定値を要求するレスポンスを、前記アクセス装置に返信し、前記設定値判断手段により前記1以上の設定値の全てが受信されていると判断される場合、前記連動処理の開始を示すレスポンスを、前記アクセス装置に返信するレスポンス送信手段を、含み、
    前記装置側連携手段は、前記アクセス装置と連携してデータを送受信する装置側送受信手段を含む、連携システム。
  2. 前記携帯側通信制御手段は、前記連動処理がデータを記憶する転送データ記憶処理の場合、データを前記画像処理装置に送信する携帯側送信手段と、
    前記連動処理が記憶されたデータを送信する転送データ送信処理の場合、前記画像処理装置からデータを受信する携帯側受信手段と、を含み、
    前記装置側処理実行手段は、前記複数の携帯情報装置のうち第1の携帯情報装置からデータを受信し、受信されたデータを記憶する転送データ記憶手段と、
    前記複数の携帯情報装置のうち第2の携帯情報装置に前記第1の携帯情報装置から受信されたデータを送信する転送データ送信手段と、を含む、請求項1に記載の連携システム。
  3. 前記転送データ記憶処理に用いられる設定値は、データを識別するためのデータ識別情報、前記複数の携帯情報装置のうちデータの送信先の装置を識別するための装置識別情報、前記データを送信するための条件を示すパスワードを含み、
    前記転送データ送信処理に用いられる設定値は、パスワードを含み、
    前記転送データ記憶手段は、前記第1の携帯情報装置から受信されたデータを、前記第1の携帯情報装置から受信されたパスワードと関連付けて記憶し、
    前記転送データ送信手段は、前記第1の携帯情報装置から受信されたデータと関連付けられたパスワードと同じパスワードが前記第2の携帯情報装置から受信されることを条件に、前記第1の携帯情報装置から受信されたデータを前記第2の携帯情報装置に送信する、請求項2に記載の連携システム。
  4. 前記携帯側通信制御手段は、前記設定値として前記データ識別情報を送信する場合、処理対象となるデータに付加される付加情報を送信する付加情報送信手段と、
    前記付加情報の送信に応じて受信されるレスポンスが、設定値が誤っていることを示す場合、設定値が誤っていることをユーザーに通知する通知手段と、を含み、
    前記装置側通信制御手段は、前記設定値として前記データ識別情報を含む設定リクエストを受信する場合に、前記付加情報を受信する付加情報受信手段を、さらに含み、
    前記受信された付加情報および前記設定値として受信された装置識別情報に基づいて、前記複数の携帯情報装置のうち前記装置識別情報で特定される携帯情報装置にデータの送信が可能か否かを判断する実行可否判断手段と、
    前記レスポンス送信手段は、前記送信可否判断手段により送信不可能と判断される場合、設定値が誤っていることを示すレスポンスを、前記アクセス装置に返信するエラー情報送信手段を含む、請求項3に記載の連携システム。
  5. 前記設定値判断手段は、前記設定リクエストに含まれる装置識別情報と処理識別情報と設定値とを記憶する設定値記憶手段と、
    前記設定値記憶手段により、前記設定リクエストに含まれる装置識別情報および処理識別情報とともに記憶される設定値に基づいて、前記連動処理に用いられる1以上の設定値の全てが存在するか否かを判断する、請求項1〜4のいずれかに記載の連携システム。
  6. 画像処理装置と、前記画像処理装置と通信可能な携帯情報装置とで実行される連携システムであって、
    前記携帯情報装置は、前記画像処理装置と予め定められた距離の範囲内で通信する携帯側通信手段と、
    前記画像処理装置に実行させる連動処理を特定する連携処理特定手段と、
    前記携帯側通信手段が前記画像処理装置と通信できない状態で、前記特定された連動処理に対応する設定値を受け付けるための操作画面を表示する操作画面表示手段と、
    前記操作画面が表示された状態で、ユーザーにより入力される設定値を受け付ける操作受付手段と、
    前記操作受付手段によって操作が受け付けられた後に、前記携帯側通信手段が前記画像処理装置と通信可能な状態になることに応じて、前記携帯側通信手段が前記画像処理装置と通信可能な通信期間の間に、当該携帯情報装置を識別するための装置識別情報と前記連動処理を識別するため処理識別情報と、前記受け付けられた設定値とを含む設定リクエストを送信し、前記画像処理装置から前記設定リクエストに対するレスポンスを受信する携帯側通信制御手段と、を備え、
    前記操作画面表示手段は、前記携帯側通信制御手段によって受信されたレスポンスが設定値を要求する場合、前記携帯側通信手段が前記画像処理装置から前記レスポンスを受信した通信期間が終了することに応じて、前記受信されたレスポンスによって要求された設定値を設定するための操作画面を表示し、
    前記画像処理装置は、前記携帯情報装置が備える前記携帯側通信手段と通信する装置側通信手段と、
    前記装置側通信手段が前記携帯情報装置と通信可能になることに応じて、前記装置側通信手段が前記携帯情報装置と通信可能な通信期間の間に、前記携帯情報装置から設定リクエストを受信し、前記携帯情報装置に前記設定リクエストに対応するレスポンスを返信する装置側通信制御手段と、
    前記装置側通信制御手段によって受信される設定リクエストに含まれる処理識別情報で特定される連動処理に用いられる1以上の設定値の全てが受信されたか否かを判断する設定値判断手段と、
    前記設定値判断手段により前記1以上の設定値の全てが受信されていると判断される場合、前記装置側通信制御手段によって受信される設定リクエストに含まれる処理識別情報で特定される連動処理を実行する装置側連携手段と、を備え、
    前記装置側通信制御手段は、前記設定リクエストが受信されることに応じて、前記設定値判断手段によって前記1以上の設定値の全てが受信されていないと判断される場合、前記連動処理に用いられる1以上の設定値のうち前記受信されていない設定値の送信を要求するレスポンスを、前記携帯情報装置に返信するレスポンス送信手段を含む、連携システム。
  7. 画像処理装置と、前記画像処理装置と通信可能な携帯情報装置とで実行される連携方法であって、
    前記携帯情報装置は、前記画像処理装置と予め定められた距離の範囲内で通信する携帯側通信手段を備えており、
    前記携帯情報装置に、前記画像処理装置に実行させる連動処理を特定する連携処理ステップと、
    前記携帯側通信手段が前記画像処理装置と通信できない状態で、前記特定された連動処理に対応する設定値を受け付けるための操作画面を表示する操作画面表示ステップと、
    前記操作画面が表示された状態で、ユーザーにより入力される設定値を受け付ける操作受付ステップと、
    前記操作受付ステップにおいて操作が受け付けられた後に、前記携帯側通信手段が前記画像処理装置と通信可能な状態になることに応じて、前記携帯側通信手段が前記画像処理装置と通信可能な通信期間の間に、当該携帯情報装置を識別するための装置識別情報と前記連動処理を識別するため処理識別情報と、前記受け付けられた設定値とを含む設定リクエストを送信し、前記画像処理装置から前記設定リクエストに対するレスポンスを受信する携帯側通信制御ステップと、を実行させ、
    前記操作画面表示ステップは、前記携帯側通信制御ステップにおいて受信されたレスポンスが設定値を要求する場合、前記携帯側通信手段が前記画像処理装置から前記レスポンスを受信した通信期間が終了することに応じて、前記受信されたレスポンスによって要求された設定値を設定するための操作画面を表示するステップを含み、
    前記画像処理装置は、前記携帯情報装置が備える前記携帯側通信手段と通信する装置側通信手段を備え、
    前記画像処理装置に、
    前記装置側通信手段が前記携帯情報装置と通信可能になることに応じて、前記装置側通信手段が前記携帯情報装置と通信可能な通信期間の間に、前記携帯情報装置から設定リクエストを受信し、前記携帯情報装置に前記設定リクエストに対応するレスポンスを返信する装置側通信制御ステップと、
    前記装置側通信制御ステップにおいて受信される設定リクエストに含まれる処理識別情報で特定される連動処理に用いられる1以上の設定値の全てが受信されたか否かを判断する設定値判断ステップと、
    前記設定値判断ステップにおいて前記1以上の設定値の全てが受信されていると判断される場合、前記装置側通信制御ステップにおいて受信される設定リクエストに含まれる処理識別情報で特定される連動処理を実行する装置側連携ステップと、を実行させ、
    前記装置側通信制御ステップは、前記設定リクエストが受信されることに応じて、前記設定値判断ステップにおいて前記1以上の設定値の全てが受信されていないと判断される場合、前記連動処理に用いられる1以上の設定値のうち前記受信されていない設定値の送信を要求するレスポンスを、前記携帯情報装置に返信するレスポンス送信ステップを含む、連携方法。
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