JP6344233B2 - 画像形成システム、画像形成装置、遠隔制御方法および遠隔制御プログラム - Google Patents

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この発明は、画像形成システム、画像形成装置、遠隔制御方法および遠隔制御プログラムに関し、特に、複数の画像形成装置と、複数の画像形成装置のいずれか1つを遠隔操作可能な遠隔操作装置とを含む画像形成システム、画像形成装置、その画像形成装置により実行される遠隔制御方法および遠隔制御プログラムに関する。
近年、スマートフォン、タブレット端末等の携帯情報装置で複合機(以下「MFP」という)を遠隔操作する技術が知られている。携帯情報装置からMFPに接続し、携帯情報装置でMFPを遠隔操作することが可能である。一方、携帯情報装置から接続したMFPが、携帯情報装置のユーザーが望む機能を有していない場合があり、この場合には、ユーザーは、ユーザーが望む機能を有する別のMFPを決定して、携帯情報装置を接続する装置を別のMFPに接続しなおさなければならない。
特開2013−168077号公報には、携帯端末からの要求に基づきサーバーによってネットワーク上で検索された画像形成装置により画像形成を行わせる画像形成システムであって、携帯端末は、画像形成装置に対する要求条件をその優先条件と共に複数指定させ、指定された要求条件及び優先条件をサーバー側に送信する検索要求部を備え、サーバーは、受信した要求条件の全てに合致する画像形成装置を検索する第1の検索部と、全ての要求条件に合致する画像形成装置が存在しない場合に優先条件に応じた一部の要求条件に合致する画像形成装置を検索する第2の検索部と、第1又は第2の検索部で検索された画像形成装置の位置情報を携帯端末に通知する通知部とを備えた、ことを特徴とする画像形成システムが記載されている。
しかしながら、特開2013−168077号公報に記載の画像形成システムは、画像形成装置を検索するサーバーが必要となる。また、携帯情報装置は、画像形成装置を制御するために、サーバーに接続しなければならないとい。このため、サーバーにおいて画像形成装置を管理する処理が必要になるとともに、携帯情報装置のユーザーは、画像形成装置に接続する前に、サーバーに接続しなければならず、操作が煩雑になるといった問題がある。
特開2013−168077号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の一つは、遠隔操作を容易にした画像形成システムを提供することである。
この発明の他の目的は、遠隔操作を容易にした画像形成装置を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、遠隔操作を容易にした遠隔制御方法を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、遠隔操作を容易にした遠隔制御プログラムを提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、画像形成システムは、複数の画像形成装置と、複数の画像形成装置のいずれか1つを遠隔操作可能な遠隔操作装置と、を含む画像形成システムであって、複数の画像形成装置それぞれは、複数の機能のうちで予め定められた1以上の実装機能を実行可能する機能実行手段と、複数の機能の全てに対応した遠隔操作画面を生成する遠隔操作画面生成手段と、遠隔操作装置に遠隔操作画面を送信する操作画面送信手段と、遠隔操作装置から受信される操作に対応する機能が1以上の実装機能のいずれでもない場合、複数の画像形成装置のうち自装置以外の1以上の他の画像形成装置のうちから遠隔操作装置から受信される操作に対応する機能を実行可能な画像形成装置を実行装置として決定する実行装置決定手段と、決定された実行装置との接続を遠隔操作装置に指示するとともに、実行装置に遠隔操作装置による遠隔操作の継続を指示する引継手段と、を備える。
この局面に従えば、複数の画像形成装置それぞれは、複数の機能の全てに対応した遠隔操作画面を遠隔操作装置に送信し、遠隔操作装置から受信される操作に対応する機能が自装置が実行可能な1以上の実装機能のいずれでもない場合、1以上の他の画像形成装置のうちから実行装置を決定し、実行装置との接続を遠隔操作装置に指示するとともに、実行装置に遠隔操作装置による遠隔操作の継続を指示する。このため、ユーザーは、遠隔操作装置から複数の画像形成装置のいずれかを遠隔操作すれば、遠隔操作の対象となる装置が遠隔操作に対応する機能を実行可能な装置に切り換わる。複数の画像形成装置いずれかを遠隔操作すればよいので、複数の画像形成装置の遠隔操作を容易にした画像形成システムを提供することができる。
この発明の他の局面によれば、画像形成装置は、遠隔操作装置により遠隔操作される画像形成装置であって、1以上の実装機能を実行可能な機能実行手段と、1以上の他の画像形成装置それぞれが実行可能な実装機能を検出する実装機能検出手段と、自装置および他の1以上の画像形成装置それぞれの実装機能に基づいて、自装置および1以上の他の画像形成装置の少なくとも1つで実行可能な複数の機能を決定する全体機能決定手段と、複数の機能の全てに対応した遠隔操作画面を生成する遠隔操作画面生成手段と、遠隔操作装置に遠隔操作画面を送信する操作画面送信手段と、遠隔操作装置から受信される操作に対応する機能が1以上の実装機能のいずれでもない場合、1以上の他の画像形成装置のうちから遠隔操作装置から受信される操作に対応する機能を実行可能な画像形成装置を実行装置として決定する実行装置決定手段と、決定された実行装置との接続を遠隔操作装置に指示するとともに、実行装置に遠隔操作装置による遠隔操作の継続を指示する引継手段と、を備える。
この局面に従えば、自装置および他の1以上の画像形成装置の少なくとも1つで実行可能な複数の機能の全てに対応した遠隔操作画面を遠隔操作装置に送信し、遠隔操作装置から受信される操作に対応する機能が自装置が実行可能な1以上の実装機能のいずれでもない場合、1以上の他の画像形成装置のうちから実行装置を決定し、実行装置との接続を遠隔操作装置に指示するとともに、実行装置に遠隔操作装置による遠隔操作の継続を指示する。このため、遠隔操作装置から操作が受信されると、自装置または1以上の他の画像形成装置のいずれかに遠隔操作の対象となる装置が切り換わる。その結果、ユーザーは、自装置が有する実装機能を知ることなく遠隔操作できるので、遠隔操作を容易にした画像形成装置を提供することができる。
好ましくは、遠隔操作装置から受信される操作が、複数の機能のいずれかを実行するために用いられる設定値を設定する設定操作の場合、設定操作に従って設定値を設定する設定手段をさらに備え、引継手段は、遠隔操作装置に決定された実行装置を識別するための装置識別情報を送信するとともに、遠隔操作装置を識別するための装置識別情報と、設定手段により設定された設定値と、を実行装置に送信する。
この局面に従えば、遠隔操作装置から受信される設定操作に従って設定値を設定し、実行装置に、設定された設定値を送信するので、実行装置に、設定された設定値と同じ設定値を設定させることができる。このため、遠隔操作装置のユーザーは、実行装置に重複した設定操作をする必要がない。
好ましくは、引継手段は、実行装置が決定されることに応じて、遠隔操作装置に決定された実行装置との接続を指示するとともに、実行装置に遠隔操作装置による遠隔操作の継続を指示する。
この局面に従えば、自装置で実行することのできない操作が遠隔操作装置から受信されることに応じて、遠隔操作装置が遠隔操作の対象とする装置が切り換わる。このため、遠隔操作の対象となる装置が切り換わることを早期に通知することができる。
好ましくは、引継手段は、遠隔操作装置から受信される操作が、複数の機能のいずれかの実行を指示する実行指示操作が受け付けられることに応じて、遠隔操作装置に決定された実行装置との接続を指示するとともに、実行装置に遠隔操作装置による遠隔操作の継続を指示する。
この局面に従えば、自装置で実行することのできない実行指示操作が遠隔操作装置から受信されることに応じて、遠隔操作装置が遠隔操作の対象とする装置が切り換わる。このため、遠隔操作の対象となる装置を切り換える回数を少なくすることができる。
好ましくは、実行装置決定手段は、決定された機能を実行可能な画像形成装置が複数の場合、決定された機能に対して設定可能な設定値の数が最大の画像形成装置を実行装置に決定する。
この局面に従えば、機能を実行可能な画像形成装置が複数の場合、機能に対して設定可能な設定値の数が最大の画像形成装置を実行装置に決定する。このため、切換後の実行装置で設定可能な設定値の数が多くなるので、再度切換えが発生する確立を少なくすることができる。
好ましくは、遠隔操作画面生成手段は、自装置を識別するための装置識別情報を含む遠隔操作画面を生成する。
この局面に従えば、遠隔操作装置を操作するユーザーに、遠隔操作の対象となる装置を通知することができる。
好ましくは、遠隔操作装置は、遠隔操作の対象となる装置を示す情報を表示する接続先表示手段を、備える。
この局面に従えば、遠隔操作装置を操作するユーザーに遠隔操作の対象となる装置を通知することができる。
この局面に従えば、1以上の他の画像形成装置のうちの接続装置から遠隔操作装置による遠隔操作の継続が指示されることに応じて、接続装置が遠隔操作装置によって遠隔操作されていた状態を再現する再現手段を、さらに備える。
この局面に従えば、遠隔操作装置によって遠隔操作される接続装置から機能の実行が指示されることに応じて、接続装置が遠隔操作装置によって遠隔操作されていた状態を再現するので、遠隔操作装置のユーザーは、設定値を重複して設定する必要はない。その結果、設定値を設定する操作を容易にすることができる。
好ましくは、再現手段は、遠隔操作装置を遠隔操作される装置に設定する接続再現手段と、1以上の他の画像形成装置のうち遠隔操作装置による遠隔操作の継続を指示してきた接続装置に設定されている設定値を設定する設定値再現手段と、を含む。
この局面に従えば、遠隔操作装置により遠隔操作される状態と、遠隔操作装置により遠隔操作されていた接続装置に設定されている設定値と同じ設定値を設定した状態とを再現するので、遠隔操作装置のユーザーは、遠隔操作の対象となる装置が切り換わる前後で同じ状態で遠隔操作することができる。
好ましくは、ユーザーによる操作を受け付ける操作パネルを、さらに備え、設定値再現手段は、設定値が画像を形成する機能に対する設定値を含む場合、遠隔操作装置を操作するユーザーによる許可が操作パネルによって受け付けられることを条件に、画像を形成する機能を実行する設定をする。
この局面に従えば、遠隔操作装置を操作するユーザーによる許可が操作パネルによって受け付けられることを条件に、画像を形成するので、形成された画像が他人に見られるのを防止することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、遠隔制御方法は、遠隔操作装置により遠隔操作される画像形成装置で実行される遠隔制御方法であって、画像形成装置は、1以上の実装機能を実行可能な機能実行手段を備え、1以上の他の画像形成装置それぞれが実行可能な実装機能を検出する実装機能検出ステプと、自装置および他の1以上の画像形成装置それぞれの実装機能に基づいて、自装置および1以上の他の画像形成装置の少なくとも1つで実行可能な複数の機能を決定する全体機能決定ステップと、複数の機能の全てに対応した遠隔操作画面を生成する遠隔操作画面生成ステップと、遠隔操作装置に遠隔操作画面を送信する操作画面送信ステップと、遠隔操作装置から受信される操作に対応する機能が1以上の実装機能のいずれでもない場合、1以上の他の画像形成装置のうちから遠隔操作装置から受信される操作に対応する機能を実行可能な画像形成装置を実行装置として決定する実行装置決定ステップと、決定された実行装置との接続を遠隔操作装置に指示するとともに、実行装置に遠隔操作装置による遠隔操作の継続を指示する引継ステップと、を含む。
この局面に従えば、遠隔操作を容易にした遠隔制御方法を提供することができる。
この発明のさらに他の局面に従えば、遠隔制御プログラムは、遠隔操作装置により遠隔操作される画像形成装置を制御するコンピューターで実行される遠隔制御プログラムであって、画像形成装置は、1以上の実装機能を実行可能な機能実行手段を備え、1以上の他の画像形成装置それぞれが実行可能な実装機能を検出する実装機能検出ステプと、自装置および他の1以上の画像形成装置それぞれの実装機能に基づいて、自装置および1以上の他の画像形成装置の少なくとも1つで実行可能な複数の機能を決定する全体機能決定ステップと、複数の機能の全てに対応した遠隔操作画面を生成する遠隔操作画面生成ステップと、遠隔操作装置に遠隔操作画面を送信する操作画面送信ステップと、遠隔操作装置から受信される操作に対応する機能が1以上の実装機能のいずれでもない場合、1以上の他の画像形成装置のうちから遠隔操作装置から受信される操作に対応する機能を実行可能な画像形成装置を実行装置として決定する実行装置決定ステップと、決定された実行装置との接続を遠隔操作装置に指示するとともに、実行装置に遠隔操作装置による遠隔操作の継続を指示する引継ステップと、をコンピューターに実行させる。
この局面に従えば、遠隔操作を容易にした遠隔制御プログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態の1つにおける画像形成システムの全体概要を示す図である。 MFPの基本構成の概要を示すブロック図である。 携帯情報装置の構成の概要を示すブロック図である。 本実施の形態におけるMFPが備えるCPUの機能の一例を示すブロック図である。 携帯情報装置が備えるCPUの機能の概要の一例を示すブロック図である。 全体機能とMFP100,100A,100Bそれぞれの実装機能との関係の一例を示す図である。 OCR機能と設定値との関係の一例を示す図である。 ステープル機能と設定値との関係の一例を示す図である。 遠隔制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 遠隔操作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 変形例における遠隔制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける画像形成システムの全体概要を示す図である。図1を参照して、画像形成システム1は、遠隔制御装置として機能する複合機(以下、「MFP」という)100,100A,100Bと、パーソナルコンピューター(以下、「PC」という)300と、無線局5と、携帯情報装置200,200A,200Bと、を含む。MFP(Multi Function Peripheral)100,100A,100B、PC300および無線局5は、ネットワーク3に接続される。携帯情報装置200,200A,200Bは、無線局5を通して、ネットワーク3に接続される。
ネットワーク3は、ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、接続形態は有線または無線を問わない。また、ネットワーク3は、LANに限らず、ワイドエリアネットワーク(WAN)、公衆交換電話網(PSTN)、インターネット等であってもよい。
PC300は、一般的なコンピューターである。PC300は、MFP100,100A,100Bに対応するプリンタードライバープログラムがインストールされており、プリンタードライバープログラムを実行することにより、MFP100,100A,100Bを制御して、MFP100,100A,100Bに、画像形成処理、原稿読取処理等を実行させることが可能である。
携帯情報装置200,200A,200Bは、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistants)など、ユーザーが携帯して使用するしコンピューターである。携帯情報装置200,200A,200Bのハードウェア構成および機能は同じなので、ここでは特に言及しない限り携帯情報装置200を例に説明する。ここでは、携帯情報装置200を、スマートフォンとしており、無線LAN機能と、通話機能とを備えている。このため、携帯情報装置200は、携帯電話用基地局と無線で通信することにより携帯電話網に接続し、通話が可能である。
本実施の形態における画像形成システム1において、携帯情報装置200,200A,200Bそれぞれは、MFP100,100A,100Bを遠隔操作する。この場合、携帯情報装置200,200A,200Bそれぞれは、MFP100,100A,100Bを遠隔操作する遠隔操作装置として機能し、MFP100,100A,100Bそれぞれは、携帯情報装置200,200A,200Bいずれかによって遠隔操作される遠隔制御装置として機能する。携帯情報装置200,200A,200Bには、MFP100,100A,100Bを遠隔操作するための遠隔操作プログラムがインストールされる。遠隔操作プログラムは、MFP100,100A,100Bに共通し、MFP100,100A,100Bのいずれにも対応可能なアプリケーションプログラムである。一方、MFP100には、携帯情報装置200により遠隔操作され、処理を実行する遠隔制御プログラムがインストールされている。ここでは、携帯情報装置200がMFP100を遠隔操作する場合を例に説明する。
なお、本実施の形態においては、MFP100,100A,100Bを遠隔操作するための遠隔操作プログラムを携帯情報装置200にインストールする場合を例に説明するが、MFP100,100A,100Bを遠隔操作するための遠隔操作プログラムを、PC300にインストールしてもよい。この場合には、ユーザーは、携帯情報装置200を用いてMFP100,100A,100Bを遠隔操作する場合と同様に、PC300を用いてMFP100,100A,100Bを遠隔操作することが可能である。
本実施の形態における画像形成システム1において、MFP100,100A,100Bの構成および実行可能な機能がそれぞれ異なるが基本構成は同じである。ここでは、MFP100を例に、MFP100の基本構成を説明する。
図2は、MFPの基本構成の概要を示すブロック図である。図2を参照して、MFP100は、メイン回路110と、原稿を読み取るための原稿読取部130と、原稿を原稿読取部130に搬送するための自動原稿搬送装置120と、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する画像データに基づいて用紙等に画像を形成するための画像形成部140と、画像形成部140に用紙を供給するための給紙部150と、画像が形成された用紙を処理する後処理部155と、ユーザーインターフェースとしての操作パネル160とを含む。
後処理部155は、画像形成部140により画像が形成された1以上の用紙を並び替えて排紙するソート処理、パンチ穴加工するパンチ処理、ステープル針を打ち込むステープル処理を実行する。
メイン回路110は、CPU111と、通信インターフェース(I/F)部112と、ROM113と、RAM114と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)115と、ファクシミリ部116と、CD−ROM(Compact Disk ROM)118が装着される外部記憶装置117と、を含む。CPU111は、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150、後処理部155および操作パネル160と接続され、MFP100の全体を制御する。
ROM113は、CPU111が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM114は、CPU111がプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。さらに、RAM114は,設定値記憶領域を含む。設定値記憶領域は、機能を実行するための設定値を記憶する領域である。また、RAM114は、原稿読取部130から連続的に送られてくる読取データ(画像データ)を一時的に記憶する。
通信I/F部112は、MFP100をネットワーク3に接続するためのインターフェースである。CPU111は、通信I/F部112を介して、PC300または携帯情報装置200,200A,200Bとの間で通信し、データを送受信する。また、通信I/F部112は、ネットワーク3を介してインターネットに接続されたコンピューターと通信が可能である。
ファクシミリ部116は、公衆交換電話網(PSTN)に接続され、PSTNにファクシミリデータを送信する、またはPSTNからファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部116は、受信したファクシミリデータを、HDD115に記憶する、または画像形成部140に出力する。画像形成部140は、ファクシミリ部116により受信されたファクシミリデータを用紙にプリントする。また、ファクシミリ部116は、HDD115に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTNに接続されたファクシミリ装置に送信する。
外部記憶装置117は、CD−ROM118が装着される。CPU111は、外部記憶装置117を介してCD−ROM118にアクセス可能である。CPU111は、外部記憶装置117に装着されたCD−ROM118に記録されたプログラムをRAM114にロードして実行する。なお、CPU111が実行するプログラムを記憶する媒体としては、CD−ROM118に限られず、光ディスク(MO(Magnetic Optical disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)などの半導体メモリであってもよい。
また、CPU111が実行するプログラムは、CD−ROM118に記録されたプログラムに限られず、HDD115に記憶されたプログラムをRAM114にロードして実行するようにしてもよい。この場合、ネットワーク3に接続された他のコンピューターが、MFP100のHDD115に記憶されたプログラムを書換える、または、新たなプログラムを追加して書き込むようにしてもよい。さらに、MFP100が、ネットワーク3に接続された他のコンピューターからプログラムをダウンロードして、そのプログラムをHDD115に記憶するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
操作パネル160は、MFP100の上面に設けられる。操作パネル160は、表示部161と操作部163とを含む。表示部161は、例えば、液晶表示装置(LCD)であり、ユーザーに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。
操作部163は、タッチパネル165と、ハードキー部167とを含む。タッチパネル165は、表示部161の上面または下面に表示部161に重畳して設けられる。ハードキー部167は、複数のハードキーを含む。ハードキーは、例えば接点スイッチである。タッチパネル165は、表示部161の表示面中でユーザーにより指示された位置を検出する。ユーザーがMFP100を操作する場合は直立した姿勢となる場合が多いので、表示部161の表示面、タッチパネル165の操作面およびハードキー部167は、上方を向いて配置される。ユーザーが表示部161の表示面を容易に視認することができ、ユーザーが指で操作部163を容易に指示することができるようにするためである。
図3は、携帯情報装置の構成の概要を示すブロック図である。図3を参照して、本実施の形態における携帯情報装置200は、携帯情報装置200の全体を制御するためのCPU201と、カメラ202と、データを不揮発的に記憶するフラッシュメモリ203と、通話部205と接続された無線通信部204と、情報を表示する表示部206と、ユーザーの操作を受け付ける操作部207と、無線LANI/F208と、加速度センサー210と、外部記憶装置211と、を含む。
表示部206は、液晶表示装置(LCD)、有機ELD等の表示装置であり、ユーザーに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部207は、メインキー207Aと、タッチパネル207Bとを備える。また、ユーザーが、表示部206の表示面を指示する場合、操作部207は、タッチパネル207Bにより検出される表示面の位置をCPU201に出力する。CPU201は、タッチパネル207Bによる検出された位置に基づいて、表示部206に表示されている画面中でユーザーにより指示された位置を検出する。CPU201は、表示部206に表示されている画面と、タッチパネル207Bによる検出された位置とに基づいて、ユーザーの操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受け付ける。例えば、表示部206にテンキーの画像を含む画面を表示する場合には、タッチパネル207Bによる検出された位置に表示されたキーに対応する数字を受け付ける。
カメラ202は、レンズおよび光電変換素子を備え、レンズで集光した光を光電変換素子に結像し、光電変換素子は受光した光を光電変換して画像データをCPU201に出力する。光電変換素子は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサー、CCD(Charge Coupled Device)センサー等である。
無線通信部204は、電話通信網に接続された携帯電話用基地局と無線通信する。無線通信部204は、携帯情報装置200を電話通信網に接続し、通話部205を用いた通話を可能とする。無線通信部204は、携帯電話用基地局から受信した無線信号を復調した音声信号を復号して通話部205に出力する。また、無線通信部204は、通話部205から入力される音声を符号化し、携帯電話用基地局に送信する。通話部205は、マイクおよびスピーカーを備え、無線通信部204から入力される音声をスピーカーから出力し、マイクから入力される音声を無線通信部204に出力する。さらに、無線通信部204は、CPU201により制御され、携帯情報装置200を電子メールサーバーに接続し、電子メールを送受信する。
無線LANI/F208は、無線局5と通信し、携帯情報装置200をネットワーク3に接続するためのインターフェースである。携帯情報装置200に、PC300、MFP100それぞれのIP(Internet Protocol)アドレスを登録しておくことにより、携帯情報装置200は、PC300、MFP100と通信することができ、データの送受信が可能となる。なお、本実施の形態においては、携帯情報装置200が無線LANI/F208を用いて、PC300、MFP100,100A,100Bと通信する場合を例に説明するが、他の通信方法を用いて通信するようにしてもよい。具体的には、携帯情報装置200、PC300、MFP100,100A,100Bが、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離無線装置を搭載する場合には、携帯情報装置200が、PC300、MFP100,100A,100Bのいずれかと、1対1で通信するようにしてもよい。
フラッシュメモリ203は、CPU201が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。CPU201は、フラッシュメモリ203に記録されたプログラムを、CPU201が備えるRAMにロードして実行する。
加速度センサー210は、X軸、Y軸およびZ軸の3方向の加速度を測定する3軸加速度センサーである。加速度センサー210は、検出した加速度をCPU201に出力する。
外部記憶装置211は、携帯情報装置200に着脱自在であり、遠隔操作プログラムを記憶したCD−ROM211Aが装着可能である。CPU201は、外部記憶装置211を介してCD−ROM211Aにアクセス可能である。CPU201は、外部記憶装置211に装着されたCD−ROM211Aに記録された遠隔操作プログラムを、CPU201が備えるRAMにロードして実行することが可能である。
なお、CPU201が実行するプログラムとして、フラッシュメモリ203またはCD−ROM211Aに記録されたプログラムについて説明したが、ネットワーク3に接続された他のコンピューターが、フラッシュメモリ203に記憶されたプログラムを書換えたプログラム、または、追加して書き込んだ新たなプログラムであってもよい。さらに、携帯情報装置200が、ネットワーク3に接続された他のコンピューターからダウンロードしたプログラムでもよい。ここでいうプログラムは、CPU201が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
なお、CPU201が実行するプログラムを記憶する媒体としては、CD−ROM211Aに限られず、光ディスク(MO/MD/DVD)、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROMなどの半導体メモリであってもよい。
図4は、本実施の形態におけるMFPが備えるCPUの機能の一例を示すブロック図である。図4に示す機能は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115、CD−ROM118に記憶された機能制御プログラムおよび遠隔制御プログラムを実行することにより、CPU111に形成される機能である。機能制御プログラムは、MFP100に固有のプログラムである。換言すれば、MFP100,100A,100BそれぞれのCPU111にインストールされる機能制御プログラムは、すべて異なる。MFP100,100A,100Bそれぞれが実行可能な機能が異なるからである。また、遠隔制御プログラムは、MFP100,100A,100BそれぞれのCPU111にインストールされる遠隔制御プログラムはすべて同じである。
図4を参照して、CPU111は、機能制御プログラムを実行することにより形成する機能として、パネル制御部51と、機能実行部53と、を含む。CPU111は、さらに、遠隔制御プログラムを実行することにより形成する機能として、接続制御部61と、遠隔操作画面送信部63と、遠隔操作受信部65と、全体機能決定部67と、実装機能検出部69と、遠隔操作画面生成部71と、設定部73と、判定部75と、実行装置決定部77と、引継部79と、再現部81と、を含む。
機能実行部53は、MFP100が有する1以上の実装機能を実行する。機能実行部53が実行可能な機能は、MFP100が有する1以上の実装機能であり、他のMFP100,100A,100Bがそれぞれ有する1以上の実装機能とは別の機能を含む場合がある。逆に、MFP100が有する1以上の実装機能、換言すれば、機能実行部53が実行可能な機能は、他のMFP100,100A,100Bがそれぞれ有する1以上の実装機能の一部の機能を含まない場合がある。
機能実行部53は、パネル制御部51から入力される操作に従って、1以上の実装機能のうち操作に対応する実装機能を実行する。機能実行部53は、パネル制御部51から入力される操作が、複数の実装機能に対応する場合、操作に対応する複数の実装機能を実行する。パネル制御部51から入力される操作は、機能実行部53が実装機能を実行するために用いる設定値を設定する設定操作と、操作画面を別の操作画面に切り換えを指示する画面遷移操作と、実装機能の実行を指示する実行指示操作とを含む。機能実行部53は、設定操作が入力される場合には、設定操作により定まる設定項目に設定操作により定まる設定値を設定する。例えば、5部のプリントを指示する設定操作は、プリント部数を示す設定項目「置数」と設定値「5」とを含む。機能実行部53は、画面遷移操作が入力される場合には画面遷移操作により定まる操作画面を決定し、決定した操作画面を表示する表示指示をパネル制御部51に出力する。機能実行部53は、実行指示操作が入力される場合には、その実行指示操作により特定される実装機能を、それまでに設定された設定値に従って実行する。例えばプリント機能の実行を指示する実行指示操作は、設定項目「置数」と設定値「5」が設定されていれば、データの画像を形成する機能を5回実行する。
パネル制御部51は、操作パネル160を制御し、表示部161に操作画面を表示するとともに、ユーザーが操作部163に入力する操作を受け付ける。パネル制御部51は、機能実行部53から表示指示が入力されることに応じて、表示指示に含まれる操作画面を表示部161に表示する。パネル制御部51は、ユーザーが表示部161に表示された操作画面に従って操作部163に入力する操作を受け付け、受け付けられた操作を機能実行部53に出力する。
実装機能検出部69は、他のMFP100A,100Bそれぞれの実装機能を検出する。具体的には、通信I/F部112を制御し、実装機能の送信要求をブロードキャストで送信し、MFP100A,100Bそれぞれからそれが実行可能な1以上の機能の機能識別情報を含む返信を受信することによって、MFP100A,100Bそれぞれの実装機能を検出する。また、HDD116に、MFP100A,100Bに対して、1以上の実装機能を定めた実装機能テーブルを記憶しておき、その実装機能テーブルを読み出すことにより、他のMFP100A、100Bそれぞれの実装機能を検出するようにしてもよい。実装機能検出部69は、MFP100A,100Bそれぞれの実装機能を、全体機能決定部67および実行装置決定部77に出力する。
全体機能決定部67は、MFP100自装置の実行機能と、MFP100A,100Bそれぞれの実装機能とに基づいて全体機能を決定する。全体機能は、MFP100,100A,100Bのいずれか1つで実行可能な機能の集合である。全体機能決定部67は、決定された全体機能を遠隔操作画面生成部71に出力する。
図5は、全体機能とMFP100,100A,100Bそれぞれの実装機能との関係の一例を示す図である。図5を参照して、MFP100,100A,100Bの装置識別情報をそれぞれ「MFP−A」、「MFP−B」、「MFP−C」として示している。
全体機能は、MFP100,100A,100Bのいずれか1つで実行可能な機能の集合である。具体的には、全体機能は、データを入力する入力機能に関する機能として、機能識別情報「カラー入力」のカラー入力機能と、機能識別情報「両面読取」の画面読取機能と、を含む。カラー入力機能は、原稿読取部130が原稿をカラーで読み取る機能である。両面読取機能は、原稿の両面を読み取る機能である。
また、全体機能は、画像を処理する画像処理機能に関する機能として、機能識別情報「OCR」のOCR機能、機能識別情報「集約」の集約機能を含む。OCR機能は、画像中の文字を認識する機能である。集約機能は、複数の画像をまとめた1つの画像に変換する機能である。
また、全体機能は、画像を形成する画像形成機能に関する機能として、機能識別情報「モノクロ印字」のモノクロ印字機能、機能識別情報「カラー印字」のカラー印字機能、機能識別情報「両面印字」の両面印字機能、を含む。モノクロ印字機能は、画像をモノクロで形成する機能である。カラー印字機能は、画像をカラーで形成する機能である。両面印字機能は、用紙の両面に画像を形成する機能である。
また、全体機能は、画像が形成された用紙を処理する後処理機能に関する機能として、機能識別情報「パンチ」のパンチ機能、機能識別情報「ステープル」のステープル機能、機能識別情報「折り曲げ」の折り曲げ機能、を含む。パンチ機能は、用紙にパンチ穴を開ける機能である。ステープル機能は、複数枚の用紙にステープル針を打ち込む機能である。折り曲げ機能は、用紙を折り曲げる機能である。
また、全体機能は、データを出力する出力機能に関する機能として、機能識別情報「FAX送信」のFAX送信機能、機能識別情報「保存」の保存機能、機能識別情報「データ送信」のデータ送信機能、を含む。FAX機能は、データをファクシミリで送信する機能である。保存機能は、データをHDD115等の記録媒体に記憶する機能である。データ送信機能は、通信I/F部112を制御してデータを外部に送信する機能である。
装置識別情報「MFP−A」のMFP100が有する実装機能は、全体機能のうち、OCR機能、集約機能、モノクロ印字機能、パンチ機能、ステープル機能、折り曲げ機能、FAX送信機能、保存機能、データ送信機能である。
装置識別情報「MFP−B」のMFP100Aが有する実装機能は、全体機能のうち、カラー入力機能、両面読取機能、集約機能、モノクロ印字機能、カラー印字機能、両面印字機能、パンチ機能、ステープル機能、折り曲げ機能である。
装置識別情報「MFP−C」のMFP100Bが有する実装機能は、全体機能のうち、OCR機能、集約機能、モノクロ印字機能、FAX送信機能、保存機能、データ送信機能である。
図4に戻って、接続制御部61は、通信I/F部112を制御し、通信I/F部112が遠隔操作装置である携帯情報装置200,200A,200Bのいずれかから接続要求を受信すると、携帯情報装置200,200A,200Bのうち接続要求を送信してきた装置との間で通信経路を確立する。接続制御部61によって通信経路が確立された装置を、遠隔操作中装置という。接続制御部61は、遠隔操作中装置との間で確立された通信経路を識別するための経路識別情報と遠隔操作中装置を識別するための装置識別情報との組を遠隔操作受信部65、遠隔操作画面送信部63および引継部79に出力する。
遠隔操作受信部65は、接続制御部61から経路識別情報と装置識別情報との組が入力されると、遠隔操作画面生成部71に初期画面生成指示と装置識別情報との組を出力する。また、遠隔操作受信部65は、初期画面生成指示と装置識別情報との組を出力した後に、通信制御部112を制御し、経路識別情報で特定される通信経路を介して、装置識別情報で特定される遠隔操作中装置から送信される遠隔操作を受信する。遠隔操作受信部65は、遠隔操作中装置から遠隔操作を受信することに応じて、その遠隔操作を識別するための操作識別情報と装置識別情報との組を、遠隔操作画面生成部71、設定部73、および判定部75に出力する。
遠隔操作画面生成部71は、全体機能決定部67から全体機能が入力され、全体機能すべてに対応した遠隔操作画面を生成する。遠隔操作画面生成部71が生成する遠隔操作画面は、全体機能すべてに対応した遠隔操作画面であるのに対して、パネル制御部51が表示部161に表示する操作画面は、機能実行部53が実行可能な実行機能に対応した操作画面である点で異なる。遠隔操作画面生成部71は、遠隔操作受信部65から初期画面生成指示と装置識別情報との組が入力される場合、初期画面としてデフォルトで定められた遠隔操作画面をHDD116から読出し、読出した遠隔操作画面と装置識別情報との組を遠隔操作画面送信部63に出力する。また、遠隔操作画面生成部71は、遠隔操作受信部65から操作識別情報と装置識別情報との組が入力され場合、操作識別情報で特定される遠隔操作に対応する遠隔操作画面を生成し、生成した遠隔操作画面と装置識別情報との組を遠隔操作画面送信部63に出力する。
遠隔操作画面送信部63は、接続制御部61から経路識別情報と装置識別情報との組が入力される。遠隔操作画面送信部63は、遠隔操作画面生成部71から遠隔操作画面と装置識別情報が入力されることに応じて、装置識別情報で特定される遠隔操作中装置に遠隔操作画面を送信する。具体的には、接続制御部61から入力される経路識別情報と装置識別情報との組に基づいて、遠隔操作画面生成部71から入力される装置識別情報と組になる経路識別情報で識別される通信経路を特定する。そして、遠隔操作画面送信部63は、通信I/F部112を制御して、遠隔操作画面を、特定した通信経路を介して送信する。
遠隔操作装置が、MFP100に送信する遠隔操作は、設定値を設定する設定操作、遠隔操作画面を別の遠隔操作画面に切り換えを指示する画面遷移操作と、機能の実行を指示する実行指示操作と、を含む。遠隔操作受信部65は、遠隔操作画面が送信された後に受信する遠隔操作が位置情報を含む場合、その位置情報と、遠隔操作画面送信部63によって遠隔操作装置に送信された遠隔操作画面とに基づいて、遠隔操作を検出する。具体的には、位置情報によって、遠隔操作画面中で特定される位置が、遠隔操作画面に含まれる遷移ボタン内ならば画面遷移操作を特定する。位置情報によって遠隔操作画面中で特定される位置が、設定値を設定するコマンドが割り当てられた領域内ならば設定操作を特定する。位置情報によって遠隔操作画面中で特定される位置が、実行コマンドが割り当てられたボタンの領域内ならば実行指示操作を特定する。なお、ここでは、遠隔操作画面中の位置から遠隔操作を特定するが、遠隔操作中装置が画面遷移操作、設定操作、機能実行操作を区別可能な形態で遠隔操作を送信するようにしてもよい。例えば、遠隔操作中装置が、画面遷移操作、設定操作、機能実行操作それぞれに対応する遠隔操作コマンドを送信するようにしてもよい。
設定部73は、遠隔操作受信部65から設定操作の操作識別情報と、装置識別情報との組が入力される場合、設定操作に従って設定値を設定する。設定操作は、設定項目と設定値とを含む。設定部73は、設定操作に含まれる設定項目に設定操作に含まれる設定値を設定する。設定部73は、設定値を設定すると、遠隔操作画面生成部71に、装置識別情報を含む生成指示を出力する。
遠隔操作画面生成部71は、設定部73から生成指示が入力されることに応じて、先に生成した遠隔操作画面と同じ遠隔操作画面を生成し、生成した遠隔操作画面と、生成指示に含まれる装置識別情報との組を遠隔操作画面送信部63に出力する。遠隔操作画面生成部71によって生成指示が入力されることに応じて生成される遠隔操作画面は、設定値が更新された後の値を含む。このため、遠隔操作中装置に、設定値が更新された後の値を含む遠隔操作画面が送信され、遠隔操作中装置において表示される。
遠隔操作画面生成部71は、遠隔操作受信部65から画面遷移操作の操作識別情報と装置識別情報との組が入力されることに応じて、画面遷移操作により定まる遠隔操作画面を生成し、生成された遠隔操作画面と、遠隔操作受信部65から入力される装置識別情報との組を遠隔操作画面送信部63に出力する。このため、遠隔操作中装置に、画面遷移操作により定まる遠隔操作画面が送信され、その遠隔操作画面が遠隔操作中装置において表示される。
判定部75は、遠隔操作受信部65から遠隔操作の操作識別情報と装置識別情報との組が入力される場合、操作識別情報で識別される遠隔操作により特定される1以上の機能の全てを、機能実行部53が実行可能か否かを判断する。換言すれば、機能実行部53が実行可能な1以上の実装機能が、遠隔操作受信部65により受信された遠隔操作により特定される1以上の機能の全てを含むか否かを判断する。具体的には、判定部75は、実行指示操作の操作識別情報と、装置識別情報との組が入力される場合、実行指示操作により特定される1以上の機能の全てを、機能実行部53が実行可能か否かを判断する。また、判定部75は、設定操作の操作識別情報と、装置識別情報との組が入力される場合、設定操作により設定される設定値を用いる機能を、機能実行部53が実行可能か否かを判断する。さらに、判定部75は、画面遷移操作の操作識別情報と、装置識別情報との組が入力される場合、画面遷移操作により特定される遠隔操作画面に対応する機能を、機能実行部53が実行可能か否かを判断する。遠隔操作画面に対応する機能は、例えば、遠隔操作画面で設定される1以上の設定値をそれぞれ用いる1以上の機能とすればよい。
判定部75は、MFP100が実行可能な1以上の実装機能が、遠隔操作受信部65により受信された遠隔操作により特定される1以上の機能の全てを含むならば、機能実行部53に実行指示操作を出力するが、1以上の実装機能が遠隔操作受信部65により受信された遠隔操作により特定される1以上の機能の全てを含まないならば、機能実行部53に実行指示操作を出力することなく、実行装置決定部77に決定指示を出力する。決定指示は、実行指示操作により特定される1以上の機能をそれぞれ識別する機能識別情報を含む。
実行装置決定部77は、実装機能検出部69からMFP100A,100Bそれぞれの実装機能が入力され、判定部75から決定指示が入力されることに応じて、MFP100A,100Bのうちから実行指示操作により特定される1以上の機能の全てを実行可能な装置を、実行装置に決定する。実行装置決定部77は、MFP100A,100Bの双方が、実行指示操作により特定される1以上の機能の全てを実行可能な場合、MFP100A,100Bのうち、実行指示操作により特定される1以上の機能それぞれにおいて、設定値を設定可能な設定項目数が最大の装置を、実行装置に決定する。遠隔操作中装置により遠隔操作される装置を実行装置に切り換えた後に、再度遠隔操作装置が切り換えられる頻度を少なくするためである。実行装置決定部77は、実行装置の装置識別情報を引継部79に出力する。
ここで、図5を再度参照して、例えば、MFP100に接続された遠隔操作中装置である携帯情報装置200を操作するユーザーが、カラー印字機能を有効に設定する設定操作を入力する場合、実行装置決定部77は、MFP100がカラー印字機能を実装機能として有しないので、カラー印字機能を実装機能として有するMFP100Aを実行装置に決定する。
また、例えば、MFP100Aに接続された遠隔操作中装置である携帯情報装置200を操作するユーザーが、OCR機能を有効に設定する設定操作を入力する場合、MFP100Aが備えるCPU111の実行装置決定部77は、MFP100AがOCR機能を実装機能として有しないので、OCR機能を実装機能として有する装置として、MFP100およびMFP100Bを実行装置に決定する。
図6は、OCR機能と設定値との関係の一例を示す図である。図6を参照して、OCR機能で用いられる設定値は、設定項目「言語」に対して、設定値「英語」と、設定値「日本語」とを含む。装置識別情報「MFP−A」のMFP100は、設定項目「言語」に対して、設定値「英語」を設定可能であるが、設定値「日本語」は設定不可である。装置識別情報「MFP−B」のMFP100Aは、OCR機能を有していないので、設定値「英語」および設定値「日本語」のいずれも設定不可である。装置識別情報「MFP−C」のMFP100Bは、設定項目「言語」に対して、設定値「英語」および設定値「日本語」のいずれも設定可能である。MFP100Bは、OCR機能に対して設定することが可能な設定値の数が、MFP100よりも多い。
このため、MFP100Aに接続された遠隔操作中装置である携帯情報装置200を操作するユーザーが、OCR機能を有効に設定する設定操作を入力する場合、MFP100Aは、OCR機能を実装機能として有しないので、OCR機能を実装機能として有するMFP100およびMFP100Bのうち、OCR機能に対して設定することが可能な設定値の数が最大のMFP100Bを実行装置に決定する。
また、図5を再度参照して、例えば、MFP100Bに接続された遠隔操作中装置である携帯情報装置200を操作するユーザーが、ステープル機能を有効に設定する設定操作を入力する場合、MFP100Bが備えるCPU111の実行装置決定部77は、MFP100Bがステープル機能を実装機能として有しないので、ステープル機能を実装機能として有する装置として、MFP100およびMFP100Aを実行装置に決定する。
図7は、ステープル機能と設定値との関係の一例を示す図である。図7を参照して、ステープル機能で用いられる設定値は、設定項目「位置」に対して、設定値「コーナー」と、設定値「センター」と、設定値「センター(2か所)」と、を含む。装置識別情報「MFP−A」のMFP100は、設定項目「位置」に対して、設定値「コーナー」と、設定値「センター」とを設定可能であるが、設定値「センター(2か所)」は設定不可である。装置識別情報「MFP−B」のMFP100Aは、設定項目「位置」に対して、設定値「コーナー」と、設定値「センター」と、設定値「センター(2か所)」と、のいずれも設定可能である。装置識別情報「MFP−C」のMFP100Bは、ステープル機能を有していないので、設定値「コーナー」と、設定値「センター」と、設定値「センター(2か所)」と、のいずれも設定不可である。MFP100Aは、ステープル機能に対して設定することが可能な設定値の数が、MFP100よりも多い。
このため、MFP100Bに接続された遠隔操作中装置である携帯情報装置200を操作するユーザーが、ステープル機能を有効に設定する設定操作を入力する場合、MFP100Bは、ステープル機能を実装機能として有しないので、ステープル機能を実装機能として有するMFP100およびMFP100Aのうち、ステープル機能に対して設定することが可能な設定値の数が最大のMFP100Aを実行装置に決定する。
図4に戻って、実行装置決定部77は、遠隔操作により特定される1以上の機能の全てを実行可能な装置が複数の場合、複数の装置のうちからその機能を実行する速度が最速の装置を実行装置に決定してもよい。また、複数の装置のうちから、消費電力が最小の装置を実行装置に決定してもよい。また、複数の装置のうちから蓄積されているジョブの数が最小の装置を実行装置に決定してもよい。ユーザーの待ち時間を可能な限り短くすることができる。また、複数の装置のうちから使用頻度が最小の装置を実行装置に決定してもよい。例えば、その日に実行されたジョブの数が最小の装置を実行装置に決定する。使用頻度が最小であれば、ジョブが他のジョブと重なる確立が低いため、待ち時間を可能な限り少なくすることができる。
引継部79は、接続制御部61から遠隔操作装置の装置識別情報と経路識別情報との組が入力され、実行装置決定部77から実行装置の装置識別情報が入力される。引継部79は、実行装置決定部77から実行装置の装置識別情報が入力されることに応じて、遠隔操作装置に実行装置に接続を切り換える切換指示を送信するとともに、実行装置に遠隔操作装置による遠隔操作の継続を指示する。具体的には、引継部79は、通信I/F部112を制御して、接続制御部61から入力される経路識別情報で特定される通信経路を介して、遠隔操作中装置に切換指示を出力する。切換指示は、実行装置決定部77から入力される実行装置の装置識別情報を含む。また、引継部79は、通信I/F部112を制御して、実行装置決定部77から入力される装置識別情報で特定される実行装置と通信し、引継指示を送信する。引継指示は、実行装置決定部77から実行装置の装置識別情報が入力されるまでに設定部73によって設定された設定値の全てと、接続制御部61から入力される遠隔操作中装置の装置識別情報と、遠隔操作画面送信部63が遠隔操作中装置に最後に送信した遠隔操作画面を識別するための画面識別情報と、含む。
再現部81は、通信I/F部112を制御し、通信I/F部112が、他のMFP100A,100Bのうち遠隔操作中装置によって遠隔操作されている接続装置から引継指示を受信することに応じて、接続装置が遠隔操作中装置によって遠隔操作されていた状態を再現する。具体的には、再現部81は、接続再現部83と、設定値再現部85と、を含む。接続再現部83は、引継指示に含まれる遠隔操作中装置の装置識別情報および画面識別情報を含む再確立指示を接続制御部61および遠隔操作受信部65に出力する。
接続制御部61は、接続再現部83から再確立指示が入力されることに応じて、通信I/F部112を制御し、通信I/F部112が携帯情報装置200,200A,200Bのうち再確立指示に含まれる装置識別情報で特定される遠隔操作装置から接続要求を受信すると、接続要求を送信してきた遠隔操作装置との間で通信経路を確立する。接続制御部61は、遠隔操作装置との間で確立された通信経路を識別するための経路識別情報と遠隔操作装置を識別するための装置識別情報との組を遠隔操作受信部65、遠隔操作画面送信部63および引継部79に出力する。以降、遠隔操作受信部65、遠隔操作画面送信部63および引継部79それぞれは、装置識別情報で特定される遠隔操作装置を、遠隔操作中装置として取り扱う。
設定値再現部85は、引継指示に含まれる設定値を含む設定指示を設定部73に出力する。設定部73は、設定値再現部85から設定指示が入力されることに応じて、設定指示に含まれる設定値の全てを設定する。また、設定値再現部85は、引継指示に含まれる設定値が画像を形成する機能に対する設定値を含む場合、親展プリントの機能を有効に設定する指示を設定部73に出力する。親展プリントの機能は、遠隔操作中装置を操作するユーザーによる許可が操作部163によって受け付けられることを条件に、画像を形成する機能を実行する機能である。遠隔操作の対象となる装置が変更になった場合に、親展プリントの機能を有効に設定するので、ユーザーが遠隔操作の対象として指定したMFP100と異なる装置、例えば、MFP100Aで画像が形成される場合に、MFP100Aまでの距離が長く、移動に時間を要する場合であっても、MFP100Aは、MFP100を遠隔操作していたユーザーにより操作されなければ画像を形成しないので、他人に出力結果を見られるのを防止することができる。親展プリントの機能を実行するための設定値として、ユーザーを識別するためのユーザー識別情報が必要となるが、例えば、接続装置が遠隔操作中装置を操作するユーザーを認証しているので、接続装置から受信される引継指示に、認証したユーザーのユーザー識別情報を含めるようにしてもよい。また、接続制御部61が遠隔操作中装置との間で通信経路を確立した時点で、遠隔操作中装置を操作するユーザーを識別するためのユーザー識別情報を遠隔操作中装置から取得するようにしてもよい。
遠隔操作受信部65は、接続再現部83から再接続指示が入力された後に、接続制御部61から経路識別情報と装置識別情報との組が入力される場合、遠隔操作画面生成部71に、初期画面生成指示と装置識別情報との組を出力することなく、継続画面生成指示と装置識別情報との組を出力する。継続画面生成指示は、再接続指示に含まれる画面識別情報を含む。
遠隔操作画面生成部71は、遠隔操作受信部65から継続画面生成指示と装置識別情報との組が入力されることに応じて、継続画面生成指示に含まれる画面識別情報で特定される遠隔操作画面を生成し、生成した遠隔操作画面と、継続画面生成指示とともに遠隔操作受信部65から入力される装置識別情報との組を遠隔操作画面送信部63に出力する。この段階で、遠隔操作画面生成部71が生成する遠隔操作画面は、設定部73が設定値再現部85からの設定指示に従って設定値を設定した後の設定値に基づいて生成された遠隔操作画面であり、引継指示を送信してきた接続装置が遠隔操作中装置に最後に送信した遠隔操作画面と同じである。
図8は、携帯情報装置が備えるCPUの機能の概要の一例を示すブロック図である。図8に示す機能は、携帯情報装置200が備えるCPU201が、フラッシュメモリ203、またはCD−ROM211Aに記憶された遠隔操作プログラムを実行することにより、CPU201に形成される機能である。図8を参照して、CPU201は、通信制御部251と、遠隔操作画面受信部253と、画像表示制御部255と、操作受付部257と、遠隔操作送信部259と、切換制御部261と、接続先表示部263と、を含む。
通信制御部251は、遠隔操作の対象となる遠隔制御装置との間で通信経路を確立する。具体的には、通信制御部251は、ユーザーが操作部207を操作して、MFP100,100A,100Bのうち遠隔操作の対象となる遠隔制御装置を指示すれば、無線LANI/F208を制御して、遠隔制御装置に接続要求を送信し、遠隔制御装置との間の通信経路を確立する。ここで、通信制御部251が通信経路を確立し、遠隔操作の対象となる遠隔制御装置は、接続装置である。
本実施の形態においては、遠隔操作装置は、MFP100,100A,100Bのいずれかとしている。通信制御部251は、接続装置との間で通信経路を確立すると、その通信経路の経路識別情報を、遠隔操作画面受信部253、遠隔操作送信部259および切換制御部261に出力するとともに、接続装置の装置識別情報を接続先表示部263に出力する。
接続先表示部263は、接続装置の装置識別情報を表示部206に表示する。これにより、遠隔操作装置を操作するユーザーに、遠隔操作の対象となる遠隔制御装置である接続装置が、MFP100,100A,100Bのいずれであるかを通知することができる。
遠隔操作画面受信部253は、通信制御部251から経路識別情報が入力されると、無線LANI/F208を制御し、無線LANI/F208が経路識別情報で特定される通信経路で、接続装置から遠隔操作画面を受信する。遠隔操作画面受信部253は、受信された遠隔操作画面を、画像表示制御部255に出力する。
画像表示制御部255は、表示部206を制御し、遠隔操作画面が入力されることに応じて、遠隔操作画面の画像を表示部206に表示する。
操作受付部257は、操作部207を制御し、ユーザーが操作部207に入力する操作を遠隔操作として受け付け、遠隔操作を遠隔操作送信部259に出力する。ユーザーが操作部207の備えるタッチパネル207Bを指示する場合、操作受付部257は、表示部206に表示された遠隔操作画面中の位置を示す位置情報を含む遠隔操作を遠隔操作送信部259に出力する。
遠隔操作画面受信部253は、操作受付部257から遠隔操作が入力されると、無線LANI/F208を制御し、経路識別情報で特定される通信経路を介して、遠隔操作を接続装置に送信する。
切換制御部261は、通信制御部251から経路識別情報が入力されると、無線LANI/F208を制御し、無線LANI/F208が経路識別情報で特定される通信経路で、接続装置から切換指示を受信する。切換制御部261は切換指示を受信する場合、切換指示に含まれる装置識別情報で特定される遠隔制御装置との間の通信経路の確立要求を通信制御部251に依頼する。具体的には、切換制御部261は、切換指示を受信すると、切換指示に含まれる装置識別情報を含む確立依頼を通信制御部251に出力する。
通信制御部251は、切換制御部261から確立依頼が入力されることに応じて、確立依頼に含まれる装置識別情報で特定される遠隔制御装置との間で通信経路を確立する。具体的には、通信制御部251は、確立依頼が入力されることに応じて、無線LANI/F208を制御して、MFP100,100A,100Bのうち確立依頼に含まれる装置識別情報で特定される遠隔制御装置に接続要求を送信し、その遠隔制御装置との間の通信経路を確立する。通信制御部251は、通信経路を確立すると、その通信経路の経路識別情報を、遠隔操作画面受信部253、遠隔操作送信部259および切換制御部261に出力するとともに、遠隔制御装置の装置識別情報を接続先表示部263に出力する。以降、遠隔操作画面受信部253、遠隔操作送信部259および切換制御部261においては、通信制御部251が通信経路を確立した遠隔制御装置を、新たな接続装置として取り扱う。このため、接続先表示部263によって、切換指示に含まれる装置識別情報が表示部206に表示される。
ここで、再度図5を参照して、例えば、携帯情報装置200がMFP100を遠隔操作する場合に、携帯情報装置200を操作するユーザーがカラー印字機能を有効に設定する設定操作を入力する場合、MFP100は、カラー印字機能を実装機能として有しないので、MFP100は、カラー印字機能を実装機能として有するMFP100Aを実行装置に決定し、携帯情報装置200にMFP100Aを遠隔操作することを示す切換指示を送信するとともに、MFP100Aに携帯情報装置200によって遠隔操作される状態を引き継がせるために引継指示を出力する。これにより、携帯情報装置200は、MFP100Aを遠隔操作して、MFP100Aにカラー印字機能を実行させることができる。
また、携帯情報装置200がMFP100Aを遠隔操作する場合に、携帯情報装置200を操作するユーザーが、OCR機能を有効に設定する設定操作を入力する場合、MFP100Aは、OCR機能を実装機能として有しないので、OCR機能を実装機能として有するMFP100およびMFP100Bを実行装置に決定する。そして、MFP100Aは、図6に示したように、MFP100BがMFP100よりもOCR機能に対して設定することが可能な設定値の数が多いので、MFP100Bを実行装置に決定し、携帯情報装置200にMFP100Bを遠隔操作することを示す切換指示を送信するとともに、MFP100Bに携帯情報装置200によって遠隔操作される状態を引き継がせるために引継指示を出力する。これにより、携帯情報装置200は、MFP100Bを遠隔制御して、MFP100BにOCR機能を実行させることができる。
また、携帯情報装置200がMFP100Bを遠隔操作する場合に、携帯情報装置200を操作するユーザーが、ステープル機能を有効に設定する設定操作を入力する場合、MFP100Bは、ステープル機能を実装機能として有しないので、ステープル機能を実装機能として有するMFP100およびMFP100Aを実行装置に決定する。そして、MFP100Bは、MFP100AがMFP100よりもステープル機能に対して設定することが可能な設定値の数が多いので、MFP100Aを実行装置に決定し、携帯情報装置200にMFP100Aを遠隔操作することを示す切換指示を送信するとともに、MFP100Aに携帯情報装置200によって遠隔操作される状態を引き継がせるために引継指示を出力する。これにより、携帯情報装置200は、MFP100Aを遠隔制御して、MFP100Aにステープル機能を実行させることができる。
図9は、遠隔制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。遠隔制御処理は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115、CD−ROM118に記憶された遠隔制御プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。図9を参照して、CPU111は、他のMFP100A,100Bを検出する(ステップS01)。具体的には、通信I/F部112を制御し、実装機能の送信要求をブロードキャストで送信し、MFP100A,100Bそれぞれからそれが実行可能な1以上の機能の機能識別情報を含む返信を受信することによって、MFP100A,100Bそれぞれの実装機能を検出する。また、HDD116に、MFP100A,100Bに対して、1以上の実装機能を定めた実装機能テーブルを記憶しておき、その実装機能テーブルを読み出すことにより、他のMFP100A、100Bそれぞれの実装機能を検出するようにしてもよい。
次のステップS02においては、全体機能を決定する。自装置であるMFP100の実装機能と、MFP100Aの実装機能と、MFP100Bの実装機能とに基づいて全体機能を決定する。全体機能は、MFP100,100A,100Bのいずれか1つで実行可能な機能の集合である。
次のステップS03においては、接続要求を受信したか否かを判断する(ステップS01)。通信I/F部112が携帯情報装置200,200A,200Bのいずれかから接続要求を受信したか否かを判断する。接続要求を受信したならば処理をステップS04に進めるが、接続要求を受信しなければ処理をステップS21に進める。ここでは、携帯情報装置200から接続要求を受信した場合を例に説明する。
ステップS04においては、接続要求を送信してきた装置、ここでは携帯情報装置200との間で通信経路を確立する。そして、携帯情報装置200に表示させる遠隔操作画面を、予め定められた初期画面に決定し、処理をステップS06に進める。
ステップS06においては、処理がステップS05から進む場合、初期画面に予め定められた遠隔操作画面を遠隔操作中装置である携帯情報装置200に送信する。具体的には、通信I/F部112を制御して、ステップS04において確立された通信経路を介して遠隔操作画面を送信する。
次のステップS07においては、遠隔操作を受信したか否かを判断する。通信I/F部112が、ステップS04において確立された通信経路を介して遠隔操作を受信したか否かを判断する。遠隔操作を受信するまで待機状態となり(ステップS07でNO)、遠隔操作を受信したならば(ステップS07でYES)、処理をステップS08に進める。ステップS08においては、遠隔操作によって処理を分岐させる。遠隔操作が、画面遷移操作ならば処理をステップS09に進め、遠隔操作が設定操作ならば処理をステップS10に進め、遠隔操作が実行指示操作ならば処理をステップS11に進め、遠隔操作が終了操作ならば処理をステップS19に進める。
ステップS09においては、画面遷移操作により特定される遠隔操作画面を決定し、処理をステップS09Aに進める。ステップS09Aにおいては、機能を特定し、処理をステップS11に進める。具体的には、画面遷移操作により特定される遠隔操作画面に対応する機能を特定する。遠隔操作画面に対応する機能は、例えば、遠隔操作画面で設定される1以上の設定値をそれぞれ用いる1以上の機能とすればよい。
ステップS10においては、設定操作に従って設定値を設定し、処理をステップS10Aに進める。ステップS10Aにおいては、機能を特定し、処理をステップS11に進める。具体的には、設定操作により設定される設定値を用いる機能を特定する。
ステップS11においては、機能を実行可能か否かを判断する。処理がステップS08から進む場合には、実行指示操作により特定される1以上の機能を実行可能か否かを判断する。実行指示操作により特定される1以上の機能が自装置の実装機能に含まれていれば、実行可能と判断する。実行指示操作により特定される機能を実行可能と判断する場合は処理をステップS12に進めるが、そうでなければ処理をステップS14に進める。処理がステップS09AまたはステップS10Aから進む場合には、ステップS09AまたはステップS10Aにおいて特定された機能を、実行可能か否かを判断する。ステップS09AまたはステップS10Aにおいて特定された機能が、自装置の実装機能に含まれていれば、処理をステップS12に進めるが、そうでなければ処理をステップS14に進める。
ステップS12においては、ステップS07において受信された遠隔操作により特定される1以上の機能を実行し、処理をステップS13に進める。次のステップS13においては、機能を実行した後に遠隔操作装置に表示させる遠隔操作画面を決定し、処理をステップS06に戻す。例えば、機能を実行した結果を通知する遠隔操作画面に決定する。ステップS06においては、処理がステップS13から進む場合は、ステップS13において決定された遠隔操作画面を生成し、生成した遠隔操作画面を遠隔操作装置である携帯情報装置200に送信する。
ステップS14においては、実行装置を決定する。ステップS01において検出された他のMFP100A,100Bそれぞれの実装機能に基づいて、ステップS07において受信された遠隔操作により特定される1以上の機能を実行可能な装置を実行装置に決定する。次のステップS15においては、実行装置が複数か否かを判断する。実行装置が複数ならば処理をステップS16に進めるが、単数ならば処理をステップS17に進める。他のMFP100A,100Bの2つが実行装置に決定される場合がある。ステップS16においては、複数の実行装置のうち実行指示操作により特定される1以上の機能それぞれの設定項目が最大の装置を実行装置に決定し、処理をステップS17に進める。
ステップS17においては、実行装置に引継指示を送信し、処理をステップS18に進める。引継指示は、ステップS10において設定された設定値の全てと、ステップS03において受信された接続要求を送信してきた遠隔操作中装置である携帯情報装置200の装置識別情報と、ステップS06において遠隔操作中装置に最後に送信された遠隔操作画面を識別するための画面識別情報と、含む。
次のステップS18においては、遠隔操作中装置である携帯情報装置200に切換指示を送信し、処理をステップS19に進める。切換指示は、ステップS14において決定された実行装置の装置識別情報を含む。また、切換指示は、ステップS16が実行される場合にはステップS16において決定された実行装置の装置識別情報を含む。
ステップS19においては、ステップS04において確立された通信経路を切断し、処理をステップS03に戻す。
ステップS20においては、他のMFP100A,100Bのいずれかから引継指示を受信したか否かを判断する。引継指示を受信したならば処理をステップS21に進めるが、そうでなければ処理をステップS03に戻す。引継指示は、設定値と、遠隔操作中装置の装置識別情報と、遠隔操作画面を識別するための画面識別情報と、含む。例えば、携帯情報装置200によって遠隔操作されているMFP100Aから引継指示が受信される場合は、MFP100Aは、携帯情報装置200によって遠隔制御されて設定値を設定し、遠隔操作として実行指示操作が入力された段階で、MFP100を実行装置に決定する場合である。この場合における引継指示は、MFP100Aが携帯情報装置200によって遠隔操作されて設定した設定値と、MFP100Aが最後に携帯情報装置200に送信した遠隔操作画面の画面識別情報とを含む。
ステップS21においては、引継指示に含まれる設定値を設定することによって、設定値を再現する。これにより、MFP100Aが携帯情報装置200によって遠隔操作されて設定した設定値と同じ設定値がMFP100に設定される。次のステップS22においては、画像を形成する機能が設定されているか否かを判断する。画像を形成する機能に関する設定値が設定されたならば画像を形成する機能が設定されていると判断する。画像を形成する機能が設定されているならば処理をステップS23に進めるが、そうでなければ処理をステップS24に進める。ステップS23においては、親展プリントの機能を有効に設定し、処理をステップS24に進める。
次のステップS24においては、接続要求を受信したか否かを判断する。通信I/F部112が、引継指示に含まれる装置識別情報で特定される遠隔操作装置、ここでは、携帯情報装置200から接続要求を受信したか否かを判断する。接続要求を受信するまで待機状態となり(ステップS24でNO)、接続要求を受信したならば処理をステップS25に進める。
ステップS25においては、接続要求を送信してきた遠隔操作装置、ここでは携帯情報装置200との間で通信経路を確立する。そして、継続画面を決定し(ステップS26)、処理をステップS06に進める。具体的には、ステップS20において受信された引継指示に含まれる画面識別情報で特定される遠隔操作画面を継続画面に決定する。
ステップS06においては、処理がステップS26から進む場合、継続画面に決定された遠隔操作画面を生成し、生成した遠隔操作画面を、通信I/F部112を制御して、ステップS25において確立された通信経路を介して遠隔操作画面を送信する。ステップS21において設定値が再現された後の遠隔操作画面、または、ステップS23が実行される場合にはステップS23において親展プリントの機能が有効に設定された後の遠隔操作画面を生成するので、遠隔操作画面に設定値を含む場合には、再現された後の設定値を含む遠隔操作画面が生成される。このため、引継指示を送信してきたMFP100Aにより携帯情報装置200に送信された遠隔操作画面と同じ遠隔操作画面を携帯情報装置200に表示させることができる。したがって、携帯情報装置200を操作するユーザーに違和感を与えることがない。処理がステップS26からステップS06に進む場合は、ステップS06においては、その後に、処理がステップS09、ステップS10またはステップS13から進む場合、遠隔操作画面を、ステップS25において最後に確立された通信経路を介して、送信する。
なお、ステップS23において親展プリントの機能が有効に設定された後に、ステップS12が実行される場合、ステップS12においては、機能を実行することなく、その機能を実行するための親展プリントジョブを生成し、処理をステップS13に進める。ステップS13においては、親展プリントが有効に設定されたことを示す遠隔操作画面を生成し、処理ステップS06に戻す。CPU111は、ステップS12において生成される親展プリントジョブを、操作パネル160を操作するユーザーの認証に成功することを条件に、実行する。
図10は、遠隔操作処理の流れの一例を示すフローチャートである。遠隔操作処理は、携帯情報装置200,200A,200Bそれぞれが備えるCPU201が、フラッシュメモリ203、またはCD−ROM211Aに記憶された遠隔操作プログラムを実行することにより、CPU201により実行される処理である。ここでは、携帯情報装置200が遠隔操作処理を実行する場合を例に説明する。
図10を参照して、CPU201は、遠隔操作指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS51)。操作部207がユーザーにより入力される遠隔操作指示を受け付けたならば遠隔操作指示を受け付ける。遠隔操作指示を受け付けるまで待機状態となり(ステップS51でNO)、遠隔操作指示を受け付けたならば(ステップS51でYES)、処理をステップS52に進める。遠隔操作指示は、遠隔操作の対象となる遠隔制御装置を特定する指示を含む。ここでは、MFP100が遠隔操作の対象に特定される場合を例に説明する。
ステップS52においては、遠隔操作の対象であるMFP100に接続要求を送信する。無線LANI/F208を制御して、MFP100との間の通信経路を確立するために接続要求を送信する。そして、通信経路が確立したか否かを判断する(ステップS53)。MFP100とネゴシエーションすることによって、通信経路を確立する。通信経路が確立するまでステップS52を繰り返し(ステップS53でNO)、通信経路が確立したならば(ステップS53でYES)、処理をステップS54に進める。
ステップS54においては、接続先を表示部206に表示し、処理をステップS55に進める。ステップS52において接続要求を送信した装置、ここでは、MFP100の装置識別情報または名称を表示部206に表示する。これにより、ユーザーは、MFP100,100A,100Bのうち遠隔操作の対象としている装置を知ることができる。
ステップS55においては、遠隔操作画面を受信したか否かを判断する。無線LANI/F208が、ステップS53において確立した通信経路を介してMFP100から遠隔操作画面を受信したか否かを判断する。遠隔操作画面を受信したならば処理をステップS56に進めるが、そうでなければ処理をステップS59に進める。
ステップS56においては、受信された遠隔操作画面を表示部206に表示し、処理をステップS57に進める。ステップS57においては、ユーザーによる指示を受け付けたか否かを判断する。指示を受け付けるまで待機状態となり(ステップS57でNO)、指示を受け付けたならば(ステップS57でYES)、処理をステップS58に進める。タッチパネル207がユーザーにより指示された位置を検出すると、指示を受け付ける。
ステップS58においては、遠隔操作を遠隔制御装置であるMFP100に送信し、処理をステップS55に戻す。具体的には、ステップS57において検出されたユーザーにより指示された位置に基づいて、操作画面の画像中の位置を特定し、無線LANI/F208を制御し、特定された位置を示す位置情報を含む遠隔操作を、ステップS53において確立された通信経路を介してMFP100に送信する。
一方、ステップS59においては、切換指示を受信したか否かを判断する。無線LANI/F208が、ステップS53において確立した通信経路を介して遠隔操作の対象であるMFP100から切換指示を受信したか否かを判断する。切換指示を受信したならば処理をステップS60に進めるが、そうでなければ処理をステップS61に進める。
切換指示は、MFP100により決定された実行装置の装置識別情報を含む。例えば、MFP100から切換指示が受信される場合は、MFP100は、MFP100AまたはMFP100Bのいずれかを実行装置に決定する場合である。ここでは、MFP100がMFP100Aを実行装置に決定する場合を例に説明する。この場合における切換指示は、MFP100Aの装置識別情報を含む。ステップS60においては、遠隔操作の対象となる遠隔操作装置を、切換指示に含まれる装置識別情報で特定される装置、ここではMFP100Aに決定し、処理をステップS52に戻す。
ステップS52においては、処理がステップS60から進む場合、遠隔操作の対象であるMFP100Aに接続要求を送信し、処理をステップS53に進める。無線LANI/F208を制御して、MFP100Aとの間の通信経路を確立するために接続要求を送信する。その後ステップS53以降の処理が実行されるので、携帯情報装置200は、MFP100Aを遠隔操作することが可能となる。また、上述したように、MFP100Aは、MFP100が最後に携帯情報装置200に送信した遠隔操作画面と同じ遠隔操作画面を送信してくるので、表示部206に表示する遠隔操作画面を変更することなく、遠隔操作の対象となる遠隔操作装置を、MFP100からMFP100Aに切り換えることができる。また、ステップS52が実行された後に実行されるステップS54において、遠隔操作の対象となるMFP100Aの装置識別情報または名称が表示部206に表示されるので、携帯情報装置200のユーザーは、遠隔操作の対象となる遠隔操作装置が、MFP100からMFP100Aに切り換わったことを知ることができる。
ステップS61においては、ステップS53において確立した通信経路が切断されたか否かを判断する。通信経路が切断したならば処理を終了するが、そうでなければ処理をステップS55に戻す。
なお、本実施の形態においては、遠隔操作中装置である携帯情報装置200においては、接続装置であるMFP100の装置識別情報を表示するようにした。これに代えて、接続装置であるMFP100が、接続装置の装置識別情報を含む遠隔操作画面を生成し、その遠隔操作画面を遠隔操作中装置である携帯情報装置200に送信するようにしてもよい。この場合には、遠隔操作中装置である携帯情報装置200は、遠隔操作画像を表示するのとは別に、接続装置であるMFP100の装置識別情報を表示する必要はないので、実行する処理が軽減する。
<変形例>
変形例におけるMFP100は、図4に示した判定部75を変更したものである。図4を参照して、変形例における判定部75は、遠隔操作受信部65から実行指示操作の操作識別情報と、装置識別情報との組が入力される場合、実行指示操作により特定される1以上の機能の全てを、機能実行部53が実行可能か否かを判断する。換言すれば、機能実行部53が実行可能な1以上の実装機能が、実行指示操作により特定される1以上の機能の全てを含むか否かを判断する。なお、変形例における判定部75は、遠隔操作受信部65から設定操作の操作識別情報または画面遷移操作の操作識別情報と、装置識別情報との組が入力される場合は何も判断しない。
変形例における判定部75は、1以上の実装機能が実行指示操作により特定される1以上の機能の全てを含むならば、機能実行部53に実行指示操作を出力するが、1以上の実装機能が実行指示操作により特定される1以上の機能の全てを含まないならば、機能実行部53に実行指示操作を出力することなく、実行装置決定部77に決定指示を出力する。決定指示は、実行指示操作により特定される1以上の機能をそれぞれ識別する機能識別情報を含む。
図11は、変形例における遠隔制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。図11を参照して、図9に示した遠隔制御処理と異なる点は、ステップS09AおよびステップS10Aが削除された点である。その他の処理は、図9に示した処理と同じなので、ここでは説明を繰り返さない。
図11を参照して、CPU201は、ステップS09において、画面遷移操作により特定される遠隔操作画面を決定すると、処理をステップS06に戻す。ステップS06においては、処理がステップS09から進む場合は、ステップS09において決定された遠隔操作画面を生成し、生成した遠隔操作画面を遠隔操作中装置である携帯情報装置200に送信する。
ステップS10においては、設定操作に従って設定値を設定し、処理をステップS06に戻す。具体的には、設定操作に含まれる設定項目に設定操作に含まれる設定値を設定する。ステップS06においては、処理がステップS10から進む場合は、先に送信したのと同じ遠隔操作画面を生成し、生成した遠隔操作画面を遠隔操作装置である携帯情報装置200に送信する。設定値が設定された後の遠隔操作画面を生成するので、遠隔操作画面に設定値を含む場合には、変更後の設定値を含む遠隔操作画面が生成される。
変形例におけるMFP100においては、実行指示操作の遠隔操作が受信される場合に、その実行指示操作に対応する機能がMFP100が実行可能でなければ、実行装置を決定し、実行装置に引継指示を送信するとともに、遠隔操作装置である携帯情報装置200に切換指示を送信する。
以上説明したように本実施の形態における画像形成システム1は、画像形成装置として機能するMFP100,100A,100Bと、を含む。MFP100,100A,100Bを遠隔操作可能な遠隔操作装置として機能する携帯情報装置200,200A,200Bとを含む。MFP100,100A,100Bそれぞれは、1以上の実装機能を実行可能である。例えば、携帯情報装置200がMFP100を遠隔操作する場合、MFP100は、自装置およびMFP100A,100Bそれぞれの実装機能に基づいて、自装置およびMFP100A,100Bの少なくとも1つで実行可能な複数の機能を全体機能として決定し、複数の機能の全てに対応した遠隔操作画面を、携帯情報装置200に送信し、携帯情報装置200から受信される操作に対応する機能が1以上の実装機能のいずれでもない場合、複数の画像形成装置のうち自装置以外の1以上の他の画像形成装置のうちから操作に対応する機能を実行可能な実行装置として決定し、例えば、MFP100Aを実行装置に決定する場合、MFP100Aとの接続を携帯情報装置200に指示するとともに、MFP100Aに携帯情報装置200による遠隔操作の継続を指示する。このため、ユーザーは、携帯情報装置200から複数のMFP100,100A,100Bのいずれかを遠隔操作すれば、例えばMFP100を遠隔操作すれば、遠隔操作の対象となる装置が、MFP100から遠隔操作に対応する機能を実行可能なMFP100Bに切り換わる。ユーザーは、MFP100,100A,100Bそれぞれが実行可能な機能を知ることなく、MFP100,100A,100Bいずれかを遠隔操作すればよいので、遠隔操作を容易にすることができる。
また、MFP100が遠隔操作されている場合に、携帯情報装置200から受信される設定操作に従って設定値を設定し、MFP100Aに遠隔操作を引き継ぐ場合には、MFP100Aに、それまれに設定された設定値を送信するので、MFP100Aに、MFP100で設定された設定値と同じ設定値を設定させることができる。このため、携帯情報装置200のユーザーは、MFP100Bに重複した設定操作をする必要がない。
また、MFP100は、自装置で実行することのできない機能に対応する遠隔操作が携帯情報装置200から受信されることに応じて、その遠隔操作に対応する機能を実行可能な装置、例えば、MFP100Aに遠隔操作を引き継ぐ。このため、携帯情報装置200のユーザーに、遠隔操作の対象となる装置が切り換わることを早期に通知することができる。
また、MFP100は、自装置で実行することのできない機能を実行可能な装置が複数の場合、例えば、MFP100AおよびMFP100Bが実行可能な場合、MFP100AおよびMFP100Bのうちその機能に対して設定可能な設定値の数が最大の装置を実行装置に決定する。このため、切換後の実行装置で設定可能な設定値の数が多くなるので、再度切換えが発生する確立を少なくすることができる。
また、MFP100は、自装置を識別するための装置識別情報を含む遠隔操作画面を生成し、携帯情報装置200に送信するので、携帯情報装置200を操作するユーザーに、遠隔操作の対象となる装置を通知することができる。
また、携帯情報装置200が、遠隔操作の対象となる装置を示す情報を表示するようにしてもよい。
また、MFP100は、MFP100A、MFP100Bのうちの携帯情報装置200において遠隔操作される接続装置から携帯情報装置200による遠隔操作の継続が指示されることに応じて、接続装置が携帯情報装置200によって遠隔操作されていた状態を再現する。このため、携帯情報装置200のユーザーは、MFP100において、接続装置に設定した設定値と同じ設定値を設定する必要はない。
また、MFP100は、接続装置が携帯情報装置200により遠隔操作される状態と、接続装置に設定されている設定値と同じ設定値を設定した状態とを再現するので、携帯情報装置200のユーザーは、遠隔操作の対象となる装置が切り換わる前後で同じ状態で遠隔操作することができる。
また、MFP100は、接続装置と同じ設定値を設定した場合に、設定値が画像を形成する機能に対する設定値を含む場合は親展プリントの機能を有効に設定するので、携帯情報装置200を操作するユーザーとは別のユーザーによって用紙に形成された画像を見られるのを防止することができる。
また、変形例における画像形成システム1においては、MFP100は、自装置で実行することのできない機能の実行を指示する実行指示操作が携帯情報装置200から受信されることに応じて、その遠隔操作に対応する機能を実行可能な装置、例えば、MFP100Aに遠隔操作を引き継ぐ。このため、遠隔操作の対象となる装置を切り換える回数を少なくすることができる。
なお、上述した実施の形態においては、画面形成システム1について説明したが、図9または図11に示した遠隔制御処理をMFP100に実行させる遠隔制御方法、その画面生成方法をMFP100を制御するCPU111に実行させる遠隔制御プログラム、図10に示した遠隔制御処理を携帯情報装置200に実行させる遠隔操作方法、その遠隔操作方法を携帯情報装置200を制御するCPU201に実行させる遠隔操作プログラムとして発明を捉えることができるのは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成システム、3 ネットワーク、5 無線局、100,100A,100B MFP、110 メイン回路、111 CPU、112 通信I/F部、113 ROM、114 RAM、115 HDD、116 ファクシミリ部、117 外部記憶装置、118 CD−ROM、120 自動原稿搬送装置、130 原稿読取部、140 画像形成部、150 給紙部、155 後処理部、160 操作パネル、161 表示部、163 操作部、165 タッチパネル、165 ハードキー部、167 ハードキー部、200,200A,200B 携帯情報装置、201 CPU、202 カメラ、203 フラッシュメモリ、204 無線通信部、205 通話部、206 表示部、207 操作部、207A メインキー、207B タッチパネル、208 無線LANI/F、210 加速度センサー、211 外部記憶装置、51 パネル制御部、53 機能実行部、61 接続制御部、63 遠隔操作画面送信部、65 遠隔操作受信部、67 全体機能決定部、69 実装機能検出部、71 遠隔操作画面生成部、73 設定部、75 判定部、77 実行装置決定部、79 引継部、81 再現部、83 接続再現部、85 設定値再現部、251 通信制御部、253 遠隔操作画面受信部、255 画像表示制御部、257 操作受付部、259 遠隔操作送信部、261 切換制御部、263 接続先表示部。

Claims (13)

  1. 複数の画像形成装置と、前記複数の画像形成装置のいずれか1つを遠隔操作可能な遠隔操作装置と、を含む画像形成システムであって、
    前記複数の画像形成装置それぞれは、
    複数の機能のうちで予め定められた1以上の実装機能を実行可能する機能実行手段と、
    前記複数の機能の全てに対応した遠隔操作画面を生成する遠隔操作画面生成手段と、
    前記遠隔操作装置に前記遠隔操作画面を送信する操作画面送信手段と、
    前記遠隔操作装置から受信される操作に対応する機能が前記1以上の実装機能のいずれでもない場合、前記複数の画像形成装置のうち自装置以外の1以上の他の画像形成装置のうちから前記遠隔操作装置から受信される操作に対応する機能を実行可能な画像形成装置を実行装置として決定する実行装置決定手段と、
    前記決定された実行装置との接続を前記遠隔操作装置に指示するとともに、前記実行装置に前記遠隔操作装置による遠隔操作の継続を指示する引継手段と、を備えた画像形成システム。
  2. 遠隔操作装置により遠隔操作される画像形成装置であって、
    1以上の実装機能を実行可能な機能実行手段と、
    1以上の他の画像形成装置それぞれが実行可能な実装機能を検出する実装機能検出手段と、
    自装置および他の1以上の画像形成装置それぞれの実装機能に基づいて、自装置および前記1以上の他の画像形成装置の少なくとも1つで実行可能な複数の機能を決定する全体機能決定手段と、
    前記複数の機能の全てに対応した遠隔操作画面を生成する遠隔操作画面生成手段と、
    前記遠隔操作装置に前記遠隔操作画面を送信する操作画面送信手段と、
    前記遠隔操作装置から受信される操作に対応する機能が前記1以上の実装機能のいずれでもない場合、前記1以上の他の画像形成装置のうちから前記遠隔操作装置から受信される操作に対応する機能を実行可能な画像形成装置を実行装置として決定する実行装置決定手段と、
    前記決定された実行装置との接続を前記遠隔操作装置に指示するとともに、前記実行装置に前記遠隔操作装置による遠隔操作の継続を指示する引継手段と、を備えた画像形成装置。
  3. 前記遠隔操作装置から受信される操作が、前記複数の機能のいずれかを実行するために用いられる設定値を設定する設定操作の場合、前記設定操作に従って設定値を設定する設定手段をさらに備え、
    前記引継手段は、前記遠隔操作装置に前記決定された実行装置を識別するための装置識別情報を送信するとともに、前記遠隔操作装置を識別するための装置識別情報と、前記設定手段により設定された設定値と、を前記実行装置に送信する、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記引継手段は、前記実行装置が決定されることに応じて、前記遠隔操作装置に前記決定された実行装置との接続を指示するとともに、前記実行装置に前記遠隔操作装置による遠隔操作の継続を指示する、請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記引継手段は、前記遠隔操作装置から受信される操作が、前記複数の機能のいずれかの実行を指示する実行指示操作が受け付けられることに応じて、前記遠隔操作装置に前記決定された実行装置との接続を指示するとともに、前記実行装置に前記遠隔操作装置による遠隔操作の継続を指示する、請求項2または3に記載の画像形成装置。
  6. 前記実行装置決定手段は、前記決定された機能を実行可能な画像形成装置が複数の場合、前記決定された機能に対して設定可能な設定値の数が最大の画像形成装置を実行装置に決定する、請求項2〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記遠隔操作画面生成手段は、自装置を識別するための装置識別情報を含む遠隔操作画面を生成する、請求項2〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記遠隔操作装置は、遠隔操作の対象となる装置を示す情報を表示する接続先表示手段を、備える、請求項2〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記1以上の他の画像形成装置のうちの接続装置から前記遠隔操作装置による遠隔操作の継続が指示されることに応じて、前記接続装置が前記遠隔操作装置によって遠隔操作されていた状態を再現する再現手段を、さらに備える、請求項2〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記再現手段は、前記遠隔操作装置を遠隔操作される装置に設定する接続再現手段と、
    前記1以上の他の画像形成装置のうち前記遠隔操作装置による遠隔操作の継続を指示してきた接続装置に設定されている設定値を設定する設定値再現手段と、を含む、請求項9に記載の画像形成装置。
  11. ユーザーによる操作を受け付ける操作パネルを、さらに備え、
    前記設定値再現手段は、前記設定値が画像を形成する機能に対する設定値を含む場合、前記遠隔操作装置を操作するユーザーによる許可が前記操作パネルによって受け付けられることを条件に、画像を形成する機能を実行する設定をする、請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 遠隔操作装置により遠隔操作される画像形成装置で実行される遠隔制御方法であって、
    前記画像形成装置は、1以上の実装機能を実行可能な機能実行手段を備え、
    1以上の他の画像形成装置それぞれが実行可能な実装機能を検出する実装機能検出ステプと、
    自装置および他の1以上の画像形成装置それぞれの実装機能に基づいて、自装置および前記1以上の他の画像形成装置の少なくとも1つで実行可能な複数の機能を決定する全体機能決定ステップと、
    前記複数の機能の全てに対応した遠隔操作画面を生成する遠隔操作画面生成ステップと、
    前記遠隔操作装置に前記遠隔操作画面を送信する操作画面送信ステップと、
    前記遠隔操作装置から受信される操作に対応する機能が前記1以上の実装機能のいずれでもない場合、前記1以上の他の画像形成装置のうちから前記遠隔操作装置から受信される操作に対応する機能を実行可能な画像形成装置を実行装置として決定する実行装置決定ステップと、
    前記決定された実行装置との接続を前記遠隔操作装置に指示するとともに、前記実行装置に前記遠隔操作装置による遠隔操作の継続を指示する引継ステップと、を含む遠隔制御方法。
  13. 遠隔操作装置により遠隔操作される画像形成装置を制御するコンピューターで実行される遠隔制御プログラムであって、
    前記画像形成装置は、1以上の実装機能を実行可能な機能実行手段を備え、
    1以上の他の画像形成装置それぞれが実行可能な実装機能を検出する実装機能検出ステプと、
    自装置および他の1以上の画像形成装置それぞれの実装機能に基づいて、自装置および前記1以上の他の画像形成装置の少なくとも1つで実行可能な複数の機能を決定する全体機能決定ステップと、
    前記複数の機能の全てに対応した遠隔操作画面を生成する遠隔操作画面生成ステップと、
    前記遠隔操作装置に前記遠隔操作画面を送信する操作画面送信ステップと、
    前記遠隔操作装置から受信される操作に対応する機能が前記1以上の実装機能のいずれでもない場合、前記1以上の他の画像形成装置のうちから前記遠隔操作装置から受信される操作に対応する機能を実行可能な画像形成装置を実行装置として決定する実行装置決定ステップと、
    前記決定された実行装置との接続を前記遠隔操作装置に指示するとともに、前記実行装置に前記遠隔操作装置による遠隔操作の継続を指示する引継ステップと、を前記コンピューターに実行させる遠隔制御プログラム。
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